JP2506213B2 - カテ―テル - Google Patents
カテ―テルInfo
- Publication number
- JP2506213B2 JP2506213B2 JP2005778A JP577890A JP2506213B2 JP 2506213 B2 JP2506213 B2 JP 2506213B2 JP 2005778 A JP2005778 A JP 2005778A JP 577890 A JP577890 A JP 577890A JP 2506213 B2 JP2506213 B2 JP 2506213B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catheter
- luer hub
- rotating portion
- rotating
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、心臓等の内臓の機能を調べるために、血管
内に一時的に留置して臓器内に先端部を導入し臓器の機
能を調べるカテーテルに関し、特に心臓の機能を調べる
のに適したカテーテルに関する。
内に一時的に留置して臓器内に先端部を導入し臓器の機
能を調べるカテーテルに関し、特に心臓の機能を調べる
のに適したカテーテルに関する。
[従来の技術] 臓器の中でも殊に心臓の機能を調べるカテーテルは多
種類開発されている。
種類開発されている。
圧測定カテーテルでは、右心系の圧測定および心拍出
量が測定できる熱希釈カテーテル、造影用カテーテルが
あり、また、肺動脈楔入圧を測定するカテーテル、肺毛
細血管の血液を採取するカテーテル等がある。
量が測定できる熱希釈カテーテル、造影用カテーテルが
あり、また、肺動脈楔入圧を測定するカテーテル、肺毛
細血管の血液を採取するカテーテル等がある。
また、造影用カテーテルでは、右室、肺動脈、大動脈
や左室の造影に用いられるカテーテル、冠動脈造影用の
カテーテル等があり、それぞれ開発者や開発メーカーの
名前を付けてゾネスカテーテル、ジャドキンスカテーテ
ル、アンプラッツカテーテル等の名前が知られている。
また、左室造影用には、ピッグテイルカテーテル、シャ
ーリーカテーテル等がある。
や左室の造影に用いられるカテーテル、冠動脈造影用の
カテーテル等があり、それぞれ開発者や開発メーカーの
名前を付けてゾネスカテーテル、ジャドキンスカテーテ
ル、アンプラッツカテーテル等の名前が知られている。
また、左室造影用には、ピッグテイルカテーテル、シャ
ーリーカテーテル等がある。
これらのカテーテルは、臓器、例えば、心臓の検査を
要する部位にその先端部を導入する必要がある。
要する部位にその先端部を導入する必要がある。
心臓内へのカテーテルの導入には、右大伏在静脈を切
開する方法、上腕静脈を切開する方法と、経皮的に大腿
静脈より穿刺する方法、あるいは、内頚静脈より穿刺し
てカテーテルを先端より導入する方法等がある。左心カ
テーテル法も、同様に、大腿動脈切開法、大腿動脈穿刺
法、前腕動脈切開法、前腕動脈穿刺法等がある。
開する方法、上腕静脈を切開する方法と、経皮的に大腿
静脈より穿刺する方法、あるいは、内頚静脈より穿刺し
てカテーテルを先端より導入する方法等がある。左心カ
テーテル法も、同様に、大腿動脈切開法、大腿動脈穿刺
法、前腕動脈切開法、前腕動脈穿刺法等がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来のカテーテルでは、先端部を各種の形状
に形成させて、所定の位置に誘導することが容易にでき
るように工夫されている。
に形成させて、所定の位置に誘導することが容易にでき
るように工夫されている。
しかしながら、施術時、カテーテルの先端を血管内に
導入するためには、カテーテルの先端にあらかじめ所定
の形状を付けておき、X線でカテーテルの先端の位置を
確かめながら、カテーテルの体外にある部分を前後・左
右に動かして、カテーテルの先端を血管内に少しずつ押
し込んでゆき、複雑な血管路を巧みに選びながら所定の
位置に導入していくもので、この操作はかなりの熟練度
を要するものであり、特にカテーテルの先端を左・右に
微妙に回動させることは高度の熟練が必要である。
導入するためには、カテーテルの先端にあらかじめ所定
の形状を付けておき、X線でカテーテルの先端の位置を
確かめながら、カテーテルの体外にある部分を前後・左
右に動かして、カテーテルの先端を血管内に少しずつ押
し込んでゆき、複雑な血管路を巧みに選びながら所定の
位置に導入していくもので、この操作はかなりの熟練度
を要するものであり、特にカテーテルの先端を左・右に
微妙に回動させることは高度の熟練が必要である。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明者は上記従来の課題に鑑み、その先端
を左右に微妙に回動させることが可能なカテーテルを開
発すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達したもの
である。
を左右に微妙に回動させることが可能なカテーテルを開
発すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達したもの
である。
即ち、本発明によれば、一端に体内の被検査部に挿入
される挿入部を有するカテーテル管と、該カテーテル管
の他端に接続するルーアハブ部とから構成されるカテー
テルであって、該ルーアハブ部に隣接して該カテーテル
管の回動部を設け、該ルーアハブ部と該回動部との接続
部を液密及び気密とするとともに、該ルーアハブ部を固
定した状態で該回動部を回動可能に形成したことを特徴
とするカテーテル、が提供される。
される挿入部を有するカテーテル管と、該カテーテル管
の他端に接続するルーアハブ部とから構成されるカテー
テルであって、該ルーアハブ部に隣接して該カテーテル
管の回動部を設け、該ルーアハブ部と該回動部との接続
部を液密及び気密とするとともに、該ルーアハブ部を固
定した状態で該回動部を回動可能に形成したことを特徴
とするカテーテル、が提供される。
[作用] 本発明は、カテーテルに回動部を設けることによって
カテーテルの先端部の体内の被検査部に挿入される挿入
部を正逆両方向に回転、即ち回動できるようにしたこと
を特徴とするものである。
カテーテルの先端部の体内の被検査部に挿入される挿入
部を正逆両方向に回転、即ち回動できるようにしたこと
を特徴とするものである。
この回動部は、ルーアハブ部との間を高い液密性及び
気密性を持たせつつ互いに回動を自由にするように形成
している。
気密性を持たせつつ互いに回動を自由にするように形成
している。
これによって、施術者はルーアハブ部を固定したまま
の状態で、回動部を自由に回動させることによって先端
部を正逆両方向に微妙に回転させることができ、従って
極めて容易にカテーテルの先端部を所定の位置に導くこ
とができる。
の状態で、回動部を自由に回動させることによって先端
部を正逆両方向に微妙に回転させることができ、従って
極めて容易にカテーテルの先端部を所定の位置に導くこ
とができる。
[実施例] 以下、本発明を図示の実施例に基きさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限られるものではな
い。
するが、本発明はこれらの実施例に限られるものではな
い。
第1図は本発明の造影用カテーテルの一実施例を示す
全体概要図であり、第2図はルーアハブ部と回動部との
構成の関係を示す説明図である。
全体概要図であり、第2図はルーアハブ部と回動部との
構成の関係を示す説明図である。
カテーテルの先端部1は変曲点を有するように二方向
に曲げられており、最先端2はテーパー状に先端に向っ
て細く形成されている。この形状のものは一般にブラシ
アルと呼ばれている。
に曲げられており、最先端2はテーパー状に先端に向っ
て細く形成されている。この形状のものは一般にブラシ
アルと呼ばれている。
カテーテルの他の一端はルーアハブ3で、これは造影
剤の注射筒を挿入する部分である。ルーアハブ3には注
射筒を挿入したとき、回転によってロックされるような
突起機構のルーアロック6が設けられており、また、回
動部4はカテーテルの管部5と接触面8で接着されて一
体となっており、管部5と共に回転する。
剤の注射筒を挿入する部分である。ルーアハブ3には注
射筒を挿入したとき、回転によってロックされるような
突起機構のルーアロック6が設けられており、また、回
動部4はカテーテルの管部5と接触面8で接着されて一
体となっており、管部5と共に回転する。
第3図は、ルーアハブ3と回動部4との接触滑動部の
概要図である。ルーアハブ3の内部の一端9を回動部4
に挿入すると、ルーアハブ3の挿入端9′は回動部4の
受け口10と接触する。ここで、ルーアハブ3の挿入端
9′および回動部受け口10の接触面には若干の肉厚部を
設け、密着するような状態で液密性及び気密性を持たせ
ており、ルーアハブ3に挿入された注射筒から造影剤溶
液が導入される場合に溶液の漏洩が生じないようになっ
ている。
概要図である。ルーアハブ3の内部の一端9を回動部4
に挿入すると、ルーアハブ3の挿入端9′は回動部4の
受け口10と接触する。ここで、ルーアハブ3の挿入端
9′および回動部受け口10の接触面には若干の肉厚部を
設け、密着するような状態で液密性及び気密性を持たせ
ており、ルーアハブ3に挿入された注射筒から造影剤溶
液が導入される場合に溶液の漏洩が生じないようになっ
ている。
また、ルーアハブ3の外殻部には小突起7が設けられ
ており、ルーアハブ3を回動部4に挿入すると、小突起
7は回動部4の外殻内側に設けられた溝部11に嵌合する
ようになっている。この嵌合によってルーアハブ3と回
動部4とは固定され、ルーアハブ3に挿入された注射筒
から管部5に造影剤溶液を送出する際に、ルーアハブ3
と回動部4とが薬液の注入圧力によって分離することを
防止しており、この構成により通常約80気圧の高圧にも
耐えることができる。
ており、ルーアハブ3を回動部4に挿入すると、小突起
7は回動部4の外殻内側に設けられた溝部11に嵌合する
ようになっている。この嵌合によってルーアハブ3と回
動部4とは固定され、ルーアハブ3に挿入された注射筒
から管部5に造影剤溶液を送出する際に、ルーアハブ3
と回動部4とが薬液の注入圧力によって分離することを
防止しており、この構成により通常約80気圧の高圧にも
耐えることができる。
このような構造によって、回動部4の受け口10とルー
アハブ3の挿入端9′の接触部、および小突起7と溝部
11の嵌合部はそれぞれ相互に滑動可能となり、ルーアハ
ブ3は固定したまま回動部4を自在に正逆両方向に回転
することができる。
アハブ3の挿入端9′の接触部、および小突起7と溝部
11の嵌合部はそれぞれ相互に滑動可能となり、ルーアハ
ブ3は固定したまま回動部4を自在に正逆両方向に回転
することができる。
第4図は本発明の他の実施例の回動部構造を示す概要
図である。この回動部4は、ルーアハブ3の注射筒の挿
入口(図示していない)につながる注射筒挿入部13とパ
ッキン14、回転部15からなっている。
図である。この回動部4は、ルーアハブ3の注射筒の挿
入口(図示していない)につながる注射筒挿入部13とパ
ッキン14、回転部15からなっている。
注射筒挿入部13には突起12が設けられており、注射筒
挿入部13に注射筒が嵌め込まれ、カテーテルの管部5に
薬液を注入するとき、この注入圧によって注射筒挿入部
13が抜けることを防いでいる。また、パッキン14は薬液
の注入圧によって締め付けられるので、薬液の漏洩を防
止することができる。また、管部5は回動部4の回転部
15と連結しており、回動部4の回動と同様に正逆両方向
に回転する。
挿入部13に注射筒が嵌め込まれ、カテーテルの管部5に
薬液を注入するとき、この注入圧によって注射筒挿入部
13が抜けることを防いでいる。また、パッキン14は薬液
の注入圧によって締め付けられるので、薬液の漏洩を防
止することができる。また、管部5は回動部4の回転部
15と連結しており、回動部4の回動と同様に正逆両方向
に回転する。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のカテーテルによれば、
ルーアハブ部に隣接してカテーテル管を固定した回動部
を設け、ルーアハブ部と回動部との接続部を液密及び気
密とし、ルーアハブ部を固定した状態で回動部を回動可
能に形成したので、体内の被検査部にカテーテルの先端
部を導入し、そのカテーテルの先端部を正逆両方向に微
妙にかつ容易に回転させることができる。
ルーアハブ部に隣接してカテーテル管を固定した回動部
を設け、ルーアハブ部と回動部との接続部を液密及び気
密とし、ルーアハブ部を固定した状態で回動部を回動可
能に形成したので、体内の被検査部にカテーテルの先端
部を導入し、そのカテーテルの先端部を正逆両方向に微
妙にかつ容易に回転させることができる。
第1図は本発明のカテーテルを造影用に用いた場合の
一実施例を示す概要図、第2図は本発明のカテーテルの
ルーアハブ部と回動部との構成の関係を示す説明図、第
3図はルーアハブ部と回動部との接触滑動部の概要図、
第4図は本発明の他の実施例の回動部構造を示す概要図
である。 1……先端部、3……ルーアハブ、4……回動部、5…
…管部、6……ルーアロック、7……小突起、8……接
触面、9……ルーアハブ内部の一端、9′……ルーアハ
ブの挿入端、10……回動部受け口、11……溝部、12……
突起、13……注射筒挿入部、14……回転部。
一実施例を示す概要図、第2図は本発明のカテーテルの
ルーアハブ部と回動部との構成の関係を示す説明図、第
3図はルーアハブ部と回動部との接触滑動部の概要図、
第4図は本発明の他の実施例の回動部構造を示す概要図
である。 1……先端部、3……ルーアハブ、4……回動部、5…
…管部、6……ルーアロック、7……小突起、8……接
触面、9……ルーアハブ内部の一端、9′……ルーアハ
ブの挿入端、10……回動部受け口、11……溝部、12……
突起、13……注射筒挿入部、14……回転部。
Claims (1)
- 【請求項1】一端に体内の被検査部に挿入される挿入部
を有するカテーテル管と、該カテーテル管の他端に接続
するルーアハブ部とから構成されるカテーテルであっ
て、該ルーアハブ部に隣接して該カテーテル管の回動部
を設け、該ルーアハブ部と該回動部との接続部を液密及
び気密とするとともに、該ルーアハブ部を固定した状態
で該回動部を回動可能に形成したことを特徴とするカテ
ーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005778A JP2506213B2 (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | カテ―テル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005778A JP2506213B2 (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | カテ―テル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03210275A JPH03210275A (ja) | 1991-09-13 |
JP2506213B2 true JP2506213B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=11620568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005778A Expired - Lifetime JP2506213B2 (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | カテ―テル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506213B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100813147B1 (ko) * | 2006-11-13 | 2008-03-17 | 주식회사 엠아이텍 | 의료용 카테터 |
RU2503422C2 (ru) * | 2008-10-13 | 2014-01-10 | ТАЙКО ХЕЛСКЕА ГРУП эЛПи | Устройства и способы манипулирования стержнем катетера |
-
1990
- 1990-01-12 JP JP2005778A patent/JP2506213B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03210275A (ja) | 1991-09-13 |
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