JP2506105Y2 - 雷管感度評価試験装置 - Google Patents

雷管感度評価試験装置

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JP2506105Y2
JP2506105Y2 JP1083192U JP1083192U JP2506105Y2 JP 2506105 Y2 JP2506105 Y2 JP 2506105Y2 JP 1083192 U JP1083192 U JP 1083192U JP 1083192 U JP1083192 U JP 1083192U JP 2506105 Y2 JP2506105 Y2 JP 2506105Y2
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日本工機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、雷管の感度評価試験に
使用される雷管感度評価試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車用安全装置の発火装
置には、電流で作動する電気イグナイターとスプリング
による撃針の刺突エネルギーで作動する機械式イグナイ
ターがある。
【0003】そして、機械式イグナイターには雷管が使
用されるが、この雷管は作動する力が軍用のものと比べ
て小さいため、高い作動信頼性を確保するために雷管の
感度を高精度に評価できる試験方法が望まれている。
【0004】而して、雷管を発火させるためには発火エ
ネルギーが必要であるが、雷管の感度評価試験を行うに
当たり、雷管に伝達させるエネルギーにバラ付きが大き
いと雷管の感度を正確に評価できないこととなる。
【0005】従来、発火エネルギーを算出するために行
う試験方法としては、例えば図9に示すように、先端を
雷管1に当接させた撃針3に鋼球5を落下,衝突させ
て、雷管1の発火時に於ける鋼球5の位置エネルギーを
算出して雷管1が発火するために必要なエネルギーを算
出する落球方式や、図10に示すように、アクリルパイ
プからなる移動通路7内に撃針3を収容した後、当該撃
針3を移動通路7の端部に配置した雷管1に向けエアで
高速移動し、撃針3を雷管1に衝突,発火させて撃針3
の雷管1への衝突前に於ける移動量を測定し、この移動
速度と撃針3の質量により雷管1を発火させるために必
要なエネルギーを算出する撃針飛翔方式が知られてい
る。尚、図9中、9はスケール11に上下方向へ移動自
在に装着された電磁石、13は撃針3の保持部材で、電
磁石9によって鋼球5が保持されている。又、図10
中、15は移動通路7の端部に接続したエア通路であ
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、上記落球方
式では雷管1へのエネルギーの伝達が間接的であって、
鋼球5が撃針3に当たるときにエネルギーがロスしてし
まう欠点があるため、斯かる落球方式による雷管1の感
度評価試験は好ましいものとはいえなかった。
【0007】一方、図10に示す撃針飛翔方式では撃針
速度のバラ付きが大きく設定エネルギーを出すことが困
難であるため、同様にこの撃針飛翔方式による雷管1の
感度評価試験も必ずしも最適なものとはいえなかった。
【0008】そこで、本出願人は、図11に示すように
縦方向に立設した移動通路7内に撃針3を収容し、そし
て、移動通路7内で撃針3を自然落下させて雷管1に衝
突,発火させる撃針落下方式を検討し実験を重ねた。
【0009】その結果、この撃針落下方式は撃針3の落
下エネルギーが直接雷管1に伝達できる点で従来の落球
方式に優れ、又、撃針飛翔方式に比べ撃針速度のバラ付
きが少ないことが結果として明らかとなった。
【0010】而して、本考案は斯かる実情に鑑み案出さ
れたもので、上述した撃針落下方式によって雷管の感度
評価が正確に行える雷管感度評価試験装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本考案に係る雷管感度評価試験装置は、支持部材で
支持された架台上に取り付き、垂直方向に撃針ガイドパ
イプ挿通孔が形成された上部撃針ガイドパイプホルダー
と、上記撃針ガイドパイプ挿通孔に挿脱自在に挿着さ
れ、当該撃針ガイドパイプ挿通孔よりも長尺な撃針ガイ
ドパイプと、撃針ガイドパイプ挿着孔から上部撃針ガイ
ドパイプホルダーの上部に突出する撃針ガイドパイプの
端部に移動手段によって着脱自在に冠着し、冠着した撃
針ガイドパイプと同軸上に撃針を装填する撃針装填孔を
設けたシャッタケースと、シャッタケース内に装着さ
れ、シャッタケース内に装填された撃針を保持すると共
に、移動手段による移動で撃針を撃針ガイドパイプ内に
自然落下させる落下シャッタと、シャッタケース内に装
着され、上記撃針装填孔の入口側開口部を開閉する飛散
防止用シャッタと、上記架台の裏面に取り付き、当該架
台から突出する撃針ガイドパイプの挿入側端部が挿通す
る撃針ガイドパイプ挿通孔が形成された下部撃針ガイド
パイプホルダーと、下部撃針ガイドパイプホルダーに装
着され、移動手段による操作で上記撃針ガイドパイプ挿
通孔を開閉すると共に、撃針ガイドパイプ挿通孔の閉鎖
時に撃針ガイドパイプを支持する安全シャッタと、雷管
を上部に収容する雷管ホルダーと、当該雷管ホルダーを
上部に装着する雷管ホルダーケースと、雷管ホルダーケ
ースを移動し、下部撃針ガイドパイプホルダーの下面に
上記雷管ホルダーを当接させて当該雷管ホルダーに収容
された雷管を下部撃針ガイドパイプホルダーの撃針ガイ
ドパイプ挿通孔に一致させる移動手段と、からなるもの
である。
【0012】
【作用】本考案によれば、上部撃針ガイドパイプホルダ
ーに挿着した撃針ガイドパイプの端部に、撃針を装填し
たシャッタケースを冠着すると共に、雷管を収容した雷
管ホルダーを雷管ホルダーケースに装着し、そして、移
動手段で雷管ホルダーケースを移動して雷管ホルダーの
雷管を撃針ガイドパイプに一致させて下部撃針ガイドパ
イプホルダーの下部に配置した後、シャッタケース内の
落下シャッタを移動させれば、撃針が撃針ガイドパイプ
内に自然落下して雷管に衝突し、雷管が発火することと
なる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1は本実施例の一実施例に係る雷管感度
評価試験装置の全体図を示し、図に於て、17は支持脚
19によって支持された架台、21はフランジ部21a
を介して架台17上にボルト締めされた筒状の上部撃針
ガイドパイプホルダー(以下「上部ホルダー」という)
で、当該上部ホルダー21の中央には、撃針ガイドパイ
プ23を垂直に挿着する撃針ガイドパイプ挿通孔(以下
「ガイドパイプ挿通孔」という)25が形成されてい
る。
【0014】撃針ガイドパイプ23は上記ガイドパイプ
挿通孔25よりも長尺に成形された内径6mmのアクリル
パイプで、当該ガイドパイプ挿通孔25に挿脱自在に挿
着されている。そして、図1に示すようにその上端部2
3aはガイドパイプ挿着孔25から上部ホルダー21の
上方へ突出し、当該上端部23aに、モータ等の移動手
段(図示せず)によって上下方向へ移動可能なシャッタ
ケース27が着脱自在に冠着されている。
【0015】シャッタケース27は、図2に示すように
ブロック状の上部ケース29と下部ケース31が重合し
てなり、両ケース29,31には、上記撃針ガイドパイ
プ23と同軸上に撃針装填孔33が上下方向に設けられ
ている。そして、下部ケース31の上部には撃針装填孔
33と連通する凹部35が形成されており、当該凹部3
5内に、撃針装填孔33に装填された撃針37を保持す
る落下シャッタ39が装着されている。
【0016】落下シャッタ39は、下部ケース31の一
側部に取り付けた油圧シリンダ41のピストンロッド4
3の伸縮で凹部35内を矢印A,B方向へ移動するよう
になっている。そして、図3及び図4に示すように当該
落下シャッタ39には、撃針37の直径3.7mmの筒状
のホルダー部45よりも若干広い幅mを有するU字状の
切欠き47と、ホルダー部45よりも短径な撃針本体4
9が挿通可能な鍵孔形状の切欠き51が、夫々、中心線
Lを同じくして落下シャッタ39の移動方向に沿って設
けられており、切欠き51の奥部には、切欠き47の幅
mを直径とする円形状孔53が形成されている。
【0017】そして、図4に示すように、両切欠き4
7,51の間に設けられた段部55上にホルダー部45
が保持されており、又、この時、図2に示すようにホル
ダー部45の上端は上部ケース29の撃針装填孔33内
に保持されている。そして、図5に示すように、上記油
圧シリンダ41のピストンロッド43の伸長で落下シャ
ッタ39が矢印A方向へ移動して切欠き51の円形状孔
53が撃針装填孔33に一致すると、撃針37は当該円
形状孔53から撃針ガイドパイプ23内に落下するよう
になっている。尚、本実施例に於ける撃針37は、直径
3.7mm、長さ15mm、そして、0.9gの重量を有す
る。
【0018】又、図2及び図5に示すように上部ケース
29には、引張りばね57によって撃針装填孔33の入
口側開口部59を常時閉鎖する飛散防止用シャッタ61
が装着されている。
【0019】即ち、上部ケース29には、撃針装填孔3
3と直交してシャッタスライド溝63が形成されてお
り、当該シャッタスライド溝63内に飛散防止用シャッ
タ61がスライド可能に装着されている。そして、飛散
防止用シャッタ61の一端と上部ケース29との間には
ブラケット65,67を介して引張りばね57が架設さ
れており、飛散防止用シャッタ61は当該引張りばね5
7のばね力で常時矢印C方向へ付勢されて、撃針装填孔
33を閉鎖するようになっている。そして、飛散防止用
シャッタ61には、撃針装填孔33と同一径の撃針挿通
孔69が形成されており、図2に示すように引張りばね
57のばね力に抗して飛散防止用シャッタ61を矢印D
方向へ移動させ、その撃針挿通孔69を撃針装填孔33
に一致させることによって、撃針装填孔33内に撃針3
7が装填できるようになっている。
【0020】而して、上記機構からなるシャッタケース
27は、上述したようにモータ等の移動手段により案内
ガイドパイプ71に沿って上下方向へ昇降されるように
なっている。
【0021】一方、図1に示すように架台17の裏面に
は、上下方向にガイドパイプ挿通孔73が設けられた下
部撃針ガイドパイプホルダー(以下「下部ホルダー」と
いう)75が、取付部材77を介してボルト締めされて
おり、そのガイドパイプ挿通孔73に、架台17から突
出する撃針ガイドパイプ23の挿入側端部23bが挿通
されている。そして、下部ホルダー75の下面にはテー
パ状の凹部79が形成されており、その中央に上記ガイ
ドパイプ挿通孔73が開口した構造となっている。又、
下部ホルダー75には、雷管81の爆発によるガス圧を
逃がすガス抜孔83がガイドパイプ挿通孔73に連通し
て設けられ、更に又、当該下部ホルダー75には、上記
ガイドパイプ挿通孔73の凹部79側開口部を開閉する
安全シャッタ85が装着されている。
【0022】即ち、上記下部ホルダー75には、図6に
示すようにガイドパイプ挿通孔73と直交してシャッタ
スライド溝87が形成されており、当該シャッタスライ
ド溝87内に安全シャッタ85がスライド可能に装着さ
れている。そして、安全シャッタ85は、架台17の裏
面側に取り付けた油圧シリンダ89のピストンロッド9
1に連結され、当該ピストンロッド91の伸縮で上記ガ
イドパイプ挿通孔73の凹部79側開口部を開閉するよ
うになっている。そして、図1に示すように、当該安全
シャッタ85による撃針ガイドパイプ挿通孔73の閉鎖
時に、安全シャッタ85上に撃針ガイドパイプ23の挿
入側端部23bが支持されるようになっている。
【0023】又、図1中、93は雷管81を収容する雷
管ホルダー、95は当該雷管ホルダー93を装着する雷
管ホルダーケースで、図6に示すように雷管ホルダー9
3の上部は上記凹部79と同一のテーパ形状に形成さ
れ、その上部中央の凹部97に雷管81が収容されてい
る。そして、図1に示すように、当該雷管ホルダーケー
ス95は油圧シリンダ99によって上下方向へ移動可能
とされている。
【0024】油圧シリンダ99は、床に敷設したレール
上を図示しない移動手段によって矢印E,F方向へ移動
可能するケーシング101内に収納されており、上記雷
管ホルダーケース95は、当該ケーシング101の筒状
開口部103に案内されて上下方向へ移動可能とされて
いる。従って、ケーシング101の同方向への移動によ
って、雷管ホルダー93や雷管ホルダーケース95も同
方向へ移動することとなる。
【0025】そして、図6に示すように、上記安全シャ
ッタ85を矢印G方向へスライドさせてガイドパイプ挿
通孔73を開放すると、安全シャッタ85上に支持され
ていた撃針ガイドパイプ23が矢印方向へ落下して雷管
ホルダー93の上部に当接するので、図7の如く雷管ホ
ルダーケース95を油圧シリンダ99で上昇させると、
雷管ホルダー93のテーパ形状の上部が上記凹部79内
に当接し、そして、これに連動して撃針ガイドパイプ2
3がその移動分だけ上方へ移動するようになっている。
【0026】その他、図1中、105は支持柱で、当該
支持柱105上に取り付く天井部に上記案内ガイドパイ
プ71が取り付けられている。又、107は雷管ホルダ
ーケース95に設けたガス抜孔で、上記ガス抜孔83と
共に雷管81の爆発によるガス圧を逃がすようになって
いる。
【0027】本実施例に係る雷管感度評価試験装置はこ
のように構成されており、次に、当該装置による試験方
法を説明する。先ず、図1の二点鎖線で示すようにケー
シング101を矢印F方向へ移動させておき、雷管ホル
ダー93の凹部97内に雷管81をセットして当該雷管
ホルダー93を雷管ホルダーケース95上に装着する。
そして、ケーシング101を矢印E方向へ移動させて、
雷管ホルダーケース95を下部ホルダー75の下に設置
する。
【0028】一方、上部ホルダー21のガイドパイプ挿
通孔25内には撃針ガイドパイプ23を装着して、その
挿入側端部23bを下部ホルダー75の安全シャッタ8
5上に乗せておく。
【0029】そして、次に、図2に示すように引張りば
ね57のばね力に抗して飛散防止用シャッタ61を矢印
D方向へ移動させ、その撃針挿通孔69を撃針装填孔3
3に一致させて撃針装填孔33内に撃針37を装填し、
落下シャッタ39の段部55に撃針37のホルダー部4
5を保持させる。そして、図1の如くシャッタケース2
7を矢印H方向へ下降させて、当該シャッタケース27
を撃針ガイドパイプ23の上端部23aに冠着させる。
この時、誤って撃針37が撃針ガイドパイプ23内に落
下しても撃針37が雷管81に衝突しないように、上記
安全シャッタ85によって下部ホルダー75のガイドパ
イプ挿通孔73は閉鎖されている。
【0030】次に、図6に示すように、油圧シリンダ8
9により安全シャッタ85を矢印G方向へスライドさせ
てガイドパイプ挿通孔73を開放するが、安全シャッタ
85を開放すると、安全シャッタ85上に支持されてい
た撃針ガイドパイプ23が雷管ホルダー93の上部に落
下するので、図7の如く雷管ホルダーケース95を油圧
シリンダ99で上昇させて雷管ホルダー93のテーパ形
状の上部を凹部79内に当接させ、撃針ガイドパイプ2
3を上方へ移動させる。
【0031】そして、以上の工程が全て完了した後、図
5に示すように油圧シリンダ41で落下シャッタ39を
矢印A方向へ移動させると、切欠き51の円形状孔53
が撃針装填孔33に一致して撃針37が撃針ガイドパイ
プ23内に落下するので、撃針37が雷管81に衝突し
て雷管81が発火することとなる。そして、雷管81の
発火によるガス圧はガス抜孔83,107から逃がさ
れ、又、撃針装填孔33の入口側開口部59を閉鎖する
飛散防止用シャッタ61が、撃針37の飛散を防止する
こととなる。そして、次の雷管の感度評価試験を行うに
は、シャッタケース27を上昇させ、撃針ガイドパイプ
23を交換すると共に、雷管ホルダーケース95を下降
させた後、矢印F方向へ移動して、新たに上記工程を繰
り返せばよい。
【0032】尚、雷管81が発火しないときには、撃針
ガイドパイプ23の長さを代えて、同様な工程を繰り返
せばよい。図8は撃針37の落高(落下する高さ)とエ
ネルギー保存率の特性を示すグラフで、横軸と縦軸は、
夫々、撃針37の落高とエネルギー効率を表しており、
エネルギー効率は、 実測値 エネルギー効率(%)=─────×100 理論値 の式で算出した数値である。
【0033】而して、上記雷管感度評価試験装置を用い
て雷管81の感度評価試験を行うに当たり、直径3.7
mm、長さ15mm、そして、0.9gの重量を有する本実
施例の撃針37や、直径3.7mm、長さ21mm、そし
て、1.28gの重量を有する撃針では、図8に示すよ
うに、内径6mmの撃針ガイドパイプ23を使用した場合
に雷管81を発火させる発火エネルギーのエネルギー効
率が最も優れ、撃針ガイドパイプ23の内径を4mmにす
ると、落高が大きくなるに従い撃針ガイドパイプ23内
を落下する撃針37が撃針ガイドパイプ23の内壁と干
渉してエネルギー効率が低下することが判明した。
【0034】更に、撃針ガイドパイプ23の内径が6mm
を超えると、撃針ガイドパイプ23内を落下する撃針3
7が横になってしまうことがあるため、同様にエネルギ
ー効率が低下することが判明した。
【0035】このように、本実施例に係る撃針落下方式
を採用した雷管感度評価試験装置によれば、雷管の感度
評価試験を行うに当たり、図9及び図10に示す従来放
棄に比し雷管に伝達させるエネルギーのバラ付きが減少
し、雷管の感度を正確に評価できることとなった。
【0036】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、雷
管の感度評価試験を行うに当たり、雷管に伝達させるエ
ネルギーのバラ付きが従来よりも減少するため、雷管の
感度を正確に評価できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る雷管感度評価試験装置
の要部断面図である。
【図2】撃針を落下シャッタに保持した状態を示すシャ
ッタケースの断面図である。
【図3】落下シャッタの平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】撃針の落下時に於けるシャッタケースの断面図
である。
【図6】図1に示す雷管感度評価試験装置の下部ホルダ
ーと雷管ホルダーケース部分の拡大断面図である。
【図7】雷管ホルダーケースを上昇させた状態を示す下
部ホルダーと雷管ホルダーケース部分の拡大断面図であ
る。
【図8】撃針の落高とエネルギー保存率の特性を示すグ
ラフである。
【図9】雷管の発火エネルギーを算出する従来の試験装
置の概略図である。
【図10】雷管の発火エネルギーを算出する従来の試験
装置の概略図である。
【図11】雷管の発火エネルギーを算出する撃針落下方
式の説明図である。
【符号の説明】
17 架台 21 上部ホルダー 23 撃針ガイドパイプ 25,73 ガイドパイプ挿通孔 27 シャッタケース 29 上部ケース 31 下部ケース 33 撃針装填孔 37 撃針 39 落下シャッタ 45 ホルダー部 47,51 切欠き 49 撃針本体 53 円形状孔 55 段部 57 引張りばね 61 飛散防止用シャッタ 75 下部ホルダー 81 雷管 85 安全シャッタ 93 雷管ホルダー 95 雷管ホルダーケース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材で支持された架台上に取り付
    き、垂直方向に撃針ガイドパイプ挿通孔が形成された上
    部撃針ガイドパイプホルダーと、 上記撃針ガイドパイプ挿通孔に挿脱自在に挿着され、当
    該撃針ガイドパイプ挿通孔よりも長尺な撃針ガイドパイ
    プと、 撃針ガイドパイプ挿着孔から上部撃針ガイドパイプホル
    ダーの上部に突出する撃針ガイドパイプの端部に移動手
    段によって着脱自在に冠着し、冠着した撃針ガイドパイ
    プと同軸上に撃針を装填する撃針装填孔を設けたシャッ
    タケースと、 シャッタケース内に装着され、シャッタケース内に装填
    された撃針を保持すると共に、移動手段による移動で撃
    針を撃針ガイドパイプ内に自然落下させる落下シャッタ
    と、 シャッタケース内に装着され、上記撃針装填孔の入口側
    開口部を開閉する飛散防止用シャッタと、 上記架台の裏面に取り付き、当該架台から突出する撃針
    ガイドパイプの挿入側端部が挿通する撃針ガイドパイプ
    挿通孔が形成された下部撃針ガイドパイプホルダーと、 下部撃針ガイドパイプホルダーに装着され、移動手段に
    よる操作で上記撃針ガイドパイプ挿通孔を開閉すると共
    に、撃針ガイドパイプ挿通孔の閉鎖時に撃針ガイドパイ
    プを支持する安全シャッタと、 雷管を上部に収容する雷管ホルダーと、 当該雷管ホルダーを上部に装着する雷管ホルダーケース
    と、 雷管ホルダーケースを移動し、下部撃針ガイドパイプホ
    ルダーの下面に上記雷管ホルダーを当接させて当該雷管
    ホルダーに収容された雷管を下部撃針ガイドパイプホル
    ダーの撃針ガイドパイプ挿通孔に一致させる移動手段
    と、からなることを特徴とする雷管感度評価試験装置。
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