JP2506016B2 - スパイラルベンダ− - Google Patents
スパイラルベンダ−Info
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- JP2506016B2 JP2506016B2 JP3311329A JP31132991A JP2506016B2 JP 2506016 B2 JP2506016 B2 JP 2506016B2 JP 3311329 A JP3311329 A JP 3311329A JP 31132991 A JP31132991 A JP 31132991A JP 2506016 B2 JP2506016 B2 JP 2506016B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄筋、中空鋼管(パ
イプ)等の棒材にスパイラル曲げを施すスパイラルベン
ダ−、特に、棒材のねじれを防止するクランプ機構を持
つスパイラルベンダ−に関する。
イプ)等の棒材にスパイラル曲げを施すスパイラルベン
ダ−、特に、棒材のねじれを防止するクランプ機構を持
つスパイラルベンダ−に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、鉄筋のような棒材の曲げ加工は、
鉄筋を挟みながらセンタ−ロ−ラの回りでベンディング
ロ−ラを回動させて行われる。しかし、この方法では、
180 °以上の曲げは行えず、180 °以上の曲げや連続的
な曲げは、2つのロ−ラで挟持し、送り出し、曲げロ−
ラによって曲げを行っている。そして、鉄筋の先端を上
または下のいずれかにずらしながら曲げ加工を行うと鉄
筋がらせん(スパイラル)となり、この種の曲げ加工
(スパイラル加工)を連続して行うことによって、スパ
イラル筋が成形される。
鉄筋を挟みながらセンタ−ロ−ラの回りでベンディング
ロ−ラを回動させて行われる。しかし、この方法では、
180 °以上の曲げは行えず、180 °以上の曲げや連続的
な曲げは、2つのロ−ラで挟持し、送り出し、曲げロ−
ラによって曲げを行っている。そして、鉄筋の先端を上
または下のいずれかにずらしながら曲げ加工を行うと鉄
筋がらせん(スパイラル)となり、この種の曲げ加工
(スパイラル加工)を連続して行うことによって、スパ
イラル筋が成形される。
【0003】スパイラル加工のための曲げ加工装置(ベ
ンダ−)はスパイラルベンダ−と称され、この種のベン
ダ−では、通常、上面の傾斜したガイドをセンタ−ガイ
ドに隣接して設け、ガイド上面の斜面に棒材の先端を沿
わせながら棒材をテ−ブル面と直交する方向に曲げ加工
している。スパイラルベンダ−では、スパイラル径に応
じて、曲げロ−ラが前進、後退され、スパイラルピッチ
は、ガイドの傾斜角度によって決められる。
ンダ−)はスパイラルベンダ−と称され、この種のベン
ダ−では、通常、上面の傾斜したガイドをセンタ−ガイ
ドに隣接して設け、ガイド上面の斜面に棒材の先端を沿
わせながら棒材をテ−ブル面と直交する方向に曲げ加工
している。スパイラルベンダ−では、スパイラル径に応
じて、曲げロ−ラが前進、後退され、スパイラルピッチ
は、ガイドの傾斜角度によって決められる。
【0004】中空鋼管(パイプ)、丸棒ではさほど問題
とならないが、2本のリブの成形された異形鉄筋ではス
パイラル径、スパイラルピッチにバラツキが生じやす
く、均一なスパイラルを持つ製品(スパイラル筋)が得
難い。これは、曲げ加工中の曲げロ−ラの押力(水平方
向)とガイドの斜面の押力(垂直方向)とが合成され、
鉄筋が水平に一定して送られず、常にねじられて送られ
るため、曲げ条件(たとえば、断面係数)が変動するこ
とに起因するものと考えられる。
とならないが、2本のリブの成形された異形鉄筋ではス
パイラル径、スパイラルピッチにバラツキが生じやす
く、均一なスパイラルを持つ製品(スパイラル筋)が得
難い。これは、曲げ加工中の曲げロ−ラの押力(水平方
向)とガイドの斜面の押力(垂直方向)とが合成され、
鉄筋が水平に一定して送られず、常にねじられて送られ
るため、曲げ条件(たとえば、断面係数)が変動するこ
とに起因するものと考えられる。
【0005】クランプ機構で棒材を挟持すれば、ねじれ
を生じさせることなく棒材がスパイラル加工でき、スパ
イラル径、スパイラルピッチにバラツキのないスパイラ
ル製品が得られる。
を生じさせることなく棒材がスパイラル加工でき、スパ
イラル径、スパイラルピッチにバラツキのないスパイラ
ル製品が得られる。
【0006】クランプ機構の位置を固定せず、棒材を挟
持したままクランプ機構をスライドさせれば、棒材に送
りを加えるたびに、クランプ機構を操作して棒材の挟持
(クランプ)、解除(アンクランプ)を繰り返す煩雑な
動作が避けられる。たとえば、実公平03−041856号で
は、ピストン装置、チャックをスライダ上に設け、ピス
トン装置のピストンを前進させて、棒材(パイプ)をチ
ャックで挟持している。そして、別のシリンダ装置(送
り用シリンダ装置)によって、スライダに送りを加えて
いる。
持したままクランプ機構をスライドさせれば、棒材に送
りを加えるたびに、クランプ機構を操作して棒材の挟持
(クランプ)、解除(アンクランプ)を繰り返す煩雑な
動作が避けられる。たとえば、実公平03−041856号で
は、ピストン装置、チャックをスライダ上に設け、ピス
トン装置のピストンを前進させて、棒材(パイプ)をチ
ャックで挟持している。そして、別のシリンダ装置(送
り用シリンダ装置)によって、スライダに送りを加えて
いる。
【0007】この公知の構成では、送り用シリンダ装置
の動き(ピストンの伸び)をセンタ−ロ−ラの駆動に連
動させることによって、クランプ機構の煩雑な動作を伴
うことなく、曲げ加工が連続的に行え、棒材をクランプ
機構に一旦挟持させるだけで、スパイラル加工が行え
る。
の動き(ピストンの伸び)をセンタ−ロ−ラの駆動に連
動させることによって、クランプ機構の煩雑な動作を伴
うことなく、曲げ加工が連続的に行え、棒材をクランプ
機構に一旦挟持させるだけで、スパイラル加工が行え
る。
【0008】しかし、シリンダ装置によって送りを与え
る構成では、ピストンを十分にのばす必要があり、送り
用シリンダ装置が長いものとならざるを得ない。
る構成では、ピストンを十分にのばす必要があり、送り
用シリンダ装置が長いものとならざるを得ない。
【0009】このように、送り用シリンダ装置が長いも
のとなるため、クランプ機構付のスパイラルベンダ−が
構成的に複雑化、大型化する傾向にある。また、送り用
と挟持用の2つのシリンダ装置が必要となり、スパイラ
ルベンダ−が安価に得られない。
のとなるため、クランプ機構付のスパイラルベンダ−が
構成的に複雑化、大型化する傾向にある。また、送り用
と挟持用の2つのシリンダ装置が必要となり、スパイラ
ルベンダ−が安価に得られない。
【0010】この発明は、棒材のねじれを防止して均一
なスパイラル加工を連続的に行えるにも拘らず、簡単な
構成のスパイラルベンダ−の提供を目的としている。
なスパイラル加工を連続的に行えるにも拘らず、簡単な
構成のスパイラルベンダ−の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、クランプ機構を棒材の送り方向
に進退自在とし、センタ−ロ−ラに対向した補助ロ−ラ
を前進させてセンタ−ロ−ラ、補助ロ−ラ間に棒材を挟
持し、センタ−ロ−ラを駆動して棒材に送りを与えてい
る。この構成では、棒材の牽引力によって、クランプ機
構は棒材とともに前進される。
に、この発明によれば、クランプ機構を棒材の送り方向
に進退自在とし、センタ−ロ−ラに対向した補助ロ−ラ
を前進させてセンタ−ロ−ラ、補助ロ−ラ間に棒材を挟
持し、センタ−ロ−ラを駆動して棒材に送りを与えてい
る。この構成では、棒材の牽引力によって、クランプ機
構は棒材とともに前進される。
【0012】曲げロ−ラをセンタ−ロ−ラの回りで回動
させる代わりに、この発明では、曲げロ−ラを棒材の進
路上の障害物とし、この曲げロ−ラに棒材を押し当てて
棒材を押し曲げている。
させる代わりに、この発明では、曲げロ−ラを棒材の進
路上の障害物とし、この曲げロ−ラに棒材を押し当てて
棒材を押し曲げている。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0014】図1に示すように、この発明の一実施例に
かかるスパイラルベンダ−10は、センタ−ロ−ラ12と、
センタ−ロ−ラに対向して配設された一連のロ−ラ14、1
6,18と、センタ−ロ−ラに隣接して設けられたガイド20
とを具備して構成され、センタ−ロ−ラ、一連のロ−
ラ、ガイドは、テ−ブル22の上面に設けられている。
かかるスパイラルベンダ−10は、センタ−ロ−ラ12と、
センタ−ロ−ラに対向して配設された一連のロ−ラ14、1
6,18と、センタ−ロ−ラに隣接して設けられたガイド20
とを具備して構成され、センタ−ロ−ラ、一連のロ−
ラ、ガイドは、テ−ブル22の上面に設けられている。
【0015】実施例では、棒材、たとえば、異形鉄筋
(以下、単に鉄筋という)24は右から左に送られるよう
に構成され、鉄筋を挟持するクランプ機構26が、図2か
らわかるように、テ−ブル22の右サイドに配設されてい
る。また、積置された多数の鉄筋を所定本数、たとえ
ば、1本ずつクランプ機構26に供給するストッカ−(図
示しない)が、図2の上方でクランプ機構26と並置され
ている。
(以下、単に鉄筋という)24は右から左に送られるよう
に構成され、鉄筋を挟持するクランプ機構26が、図2か
らわかるように、テ−ブル22の右サイドに配設されてい
る。また、積置された多数の鉄筋を所定本数、たとえ
ば、1本ずつクランプ機構26に供給するストッカ−(図
示しない)が、図2の上方でクランプ機構26と並置され
ている。
【0016】図1に戻って説明すると、スパイラルベン
ダ−10のセンタ−ロ−ラ12に対向して一連のロ−ラ14、1
6、18は、矩形部13にスパナを係合させて回転すると歯車
列を介して前後方向に移動可能(進退可能)にいずれも
構成されている。歯車列の構成は公知のものであるため
説明しない。
ダ−10のセンタ−ロ−ラ12に対向して一連のロ−ラ14、1
6、18は、矩形部13にスパナを係合させて回転すると歯車
列を介して前後方向に移動可能(進退可能)にいずれも
構成されている。歯車列の構成は公知のものであるため
説明しない。
【0017】ロ−ラ14、16、18は、ホルダ−15に軸支され
て回転自在とされ、鉄筋24を挟みやすいように周面にV
溝を設けた形状となっている。曲げ加工のとき、中央の
ロ−ラ(補助ロ−ラ)14は、鉄筋24をセンタ−ロ−ラ12
との間で挟持する位置まで予め進められる。また、補助
ロ−ラ14の右のロ−ラ(ガイドロ−ラ)16は、スパイラ
ル径(曲げ直径)に合わせて位置決めされる。
て回転自在とされ、鉄筋24を挟みやすいように周面にV
溝を設けた形状となっている。曲げ加工のとき、中央の
ロ−ラ(補助ロ−ラ)14は、鉄筋24をセンタ−ロ−ラ12
との間で挟持する位置まで予め進められる。また、補助
ロ−ラ14の右のロ−ラ(ガイドロ−ラ)16は、スパイラ
ル径(曲げ直径)に合わせて位置決めされる。
【0018】実施例では、中央の補助ロ−ラ14の左のロ
−ラ(曲げロ−ラ)18は、他のロ−ラ14、16 より大径と
なっているが、必ずしも大きくする必要はない。曲げ加
工のとき、曲げロ−ラ18は、鉄筋24の進路まで予め進め
られ、鉄筋がこの曲げロ−ラに当接し、曲げロ−ラを回
転させながら後方(図1では上方)に曲げられる。つま
り、曲げロ−ラの中心18a が鉄筋24を越えていなけれ
ば、曲げロ−ラ18は鉄筋24の衝突によって図1で反時計
方向に回転し、この回転に伴って鉄筋は回転方向に曲げ
られる。
−ラ(曲げロ−ラ)18は、他のロ−ラ14、16 より大径と
なっているが、必ずしも大きくする必要はない。曲げ加
工のとき、曲げロ−ラ18は、鉄筋24の進路まで予め進め
られ、鉄筋がこの曲げロ−ラに当接し、曲げロ−ラを回
転させながら後方(図1では上方)に曲げられる。つま
り、曲げロ−ラの中心18a が鉄筋24を越えていなけれ
ば、曲げロ−ラ18は鉄筋24の衝突によって図1で反時計
方向に回転し、この回転に伴って鉄筋は回転方向に曲げ
られる。
【0019】スパイラル径が小さい場合には、鉄筋24が
曲げロ−ラ18の最上部を越えて予め進められた後、曲げ
ロ−ラ18を前進させ、鉄筋をこの曲げロ−ラで所定のス
パイラル径まで予め曲げ、以後の曲げは、鉄筋を曲げロ
−ラに押し当てて行われる。
曲げロ−ラ18の最上部を越えて予め進められた後、曲げ
ロ−ラ18を前進させ、鉄筋をこの曲げロ−ラで所定のス
パイラル径まで予め曲げ、以後の曲げは、鉄筋を曲げロ
−ラに押し当てて行われる。
【0020】センタ−ロ−ラ12は、公知の歯車列を介し
て、モ−タ等の駆動源に連結されている。そのため、補
助ロ−ラ14を進め、センタ−ロ−ラ12、補助ロ−ラ間に
鉄筋24を挟持して、センタ−ロ−ラを駆動させると、鉄
筋に送りが加えられて曲げロ−ラ18に当接して鉄筋が押
し曲げられる。ここで、鉄筋24のスパイラル径は、3つ
のロ−ラ14、16、18との接触位置によって決められる。
て、モ−タ等の駆動源に連結されている。そのため、補
助ロ−ラ14を進め、センタ−ロ−ラ12、補助ロ−ラ間に
鉄筋24を挟持して、センタ−ロ−ラを駆動させると、鉄
筋に送りが加えられて曲げロ−ラ18に当接して鉄筋が押
し曲げられる。ここで、鉄筋24のスパイラル径は、3つ
のロ−ラ14、16、18との接触位置によって決められる。
【0021】このように、センタ−ロ−ラ12を駆動させ
て鉄筋24に送りを加えている構成では、鉄筋24とセンタ
−ロ−ラ、補助ロ−ラとの間のスベリがあると、正確な
送りが加えられない。そのため、センタ−ロ−ラ12、補
助ロ−ラ14の双方の表面、少なくともセンタ−ロ−ラの
表面に、滑り止め加工を施してスベリを防止するとよ
い。
て鉄筋24に送りを加えている構成では、鉄筋24とセンタ
−ロ−ラ、補助ロ−ラとの間のスベリがあると、正確な
送りが加えられない。そのため、センタ−ロ−ラ12、補
助ロ−ラ14の双方の表面、少なくともセンタ−ロ−ラの
表面に、滑り止め加工を施してスベリを防止するとよ
い。
【0022】実施例では、センタ−ロ−ラ12の表面にV
形状の溝を設けるとともに、このV形溝に多数の環状溝
(切欠き)を設けている。このような不連続なV 形溝を
センタ−ロ−ラ12に設ければ、センタ−ロ−ラは、スベ
リは勿論ねじれも生じさせることなく、鉄筋24に正確な
送りを与えられる。
形状の溝を設けるとともに、このV形溝に多数の環状溝
(切欠き)を設けている。このような不連続なV 形溝を
センタ−ロ−ラ12に設ければ、センタ−ロ−ラは、スベ
リは勿論ねじれも生じさせることなく、鉄筋24に正確な
送りを与えられる。
【0023】図1に加えて図3を見るとよくわかるよう
に、ガイド20は、スパイラルベンダ−のテ−ブル22に設
けられた矩形孔23から突出した揺動板28と、揺動板の後
縁に連結されたリ−ドスクリュ−30と、リ−ドスクリュ
−を軸支するスリ−ブ32とを有して構成されている。
に、ガイド20は、スパイラルベンダ−のテ−ブル22に設
けられた矩形孔23から突出した揺動板28と、揺動板の後
縁に連結されたリ−ドスクリュ−30と、リ−ドスクリュ
−を軸支するスリ−ブ32とを有して構成されている。
【0024】図3に示すように、矩形孔23の脇でテ−ブ
ル22に一対のブラケット34が固定され、このブラケット
間に架設されたシャフト36に略L 形状の揺動板28が軸支
されて揺動可能となっている。揺動板28の折曲した後縁
28a をフォ−ク形状とされ、折曲後縁にリ−ドスクリュ
−30が遊通されるとともに、略H 形状のナット38が揺動
板28を挟んでリ−ドスクリュ−に螺着されている。
ル22に一対のブラケット34が固定され、このブラケット
間に架設されたシャフト36に略L 形状の揺動板28が軸支
されて揺動可能となっている。揺動板28の折曲した後縁
28a をフォ−ク形状とされ、折曲後縁にリ−ドスクリュ
−30が遊通されるとともに、略H 形状のナット38が揺動
板28を挟んでリ−ドスクリュ−に螺着されている。
【0025】スリ−ブ32はテ−ブル22に固着され、スリ
−ブを貫通したリ−ドスクリュ−の左端30a は矩形に成
形されている。ナット38が、揺動板28を挟んでリ−ドス
クリュ−に螺着されたまま、この矩形端30a にレンチを
嵌合して回動すれば、ナットが左右に移動して揺動板28
を押すため、揺動板は、一点鎖線で示すように、上下に
揺動して揺動板の傾斜が変動する。
−ブを貫通したリ−ドスクリュ−の左端30a は矩形に成
形されている。ナット38が、揺動板28を挟んでリ−ドス
クリュ−に螺着されたまま、この矩形端30a にレンチを
嵌合して回動すれば、ナットが左右に移動して揺動板28
を押すため、揺動板は、一点鎖線で示すように、上下に
揺動して揺動板の傾斜が変動する。
【0026】揺動板28の形状は実施例に限定されず、た
とえば、揺動板のフォ−ク状後縁28a を直角に折曲させ
れば、リ−ドスクリュ−30が短くできる。また、フォ−
ク状部分28a を揺動板28と別体に成形してもよい。さら
に、折曲させずに揺動板28を直線形状とし、リ−ドスク
リュ−30に直接螺着してもよい。
とえば、揺動板のフォ−ク状後縁28a を直角に折曲させ
れば、リ−ドスクリュ−30が短くできる。また、フォ−
ク状部分28a を揺動板28と別体に成形してもよい。さら
に、折曲させずに揺動板28を直線形状とし、リ−ドスク
リュ−30に直接螺着してもよい。
【0027】図1からわかるように、センタ−ロ−ラ12
の駆動によって送りの与えられた鉄筋24は、曲げロ−ラ
18に当接し曲げロ−ラを回転させながら曲げられて、鉄
筋の先端は揺動板28の上面に沿って送られる。つまり、
鉄筋24は、その先端を揺動板28の上面に沿わせながら押
し曲げられ、揺動板の傾斜に応じたスパイラルピッチの
スパイラル加工が行える。
の駆動によって送りの与えられた鉄筋24は、曲げロ−ラ
18に当接し曲げロ−ラを回転させながら曲げられて、鉄
筋の先端は揺動板28の上面に沿って送られる。つまり、
鉄筋24は、その先端を揺動板28の上面に沿わせながら押
し曲げられ、揺動板の傾斜に応じたスパイラルピッチの
スパイラル加工が行える。
【0028】図2、図4に示すように、クランプ機構26
は、ガイドレ−ル40に沿ってスライダ42をモノレ−ルカ
−のようにスライドさせるように構成されている。つま
り、ガイドレ−ル40となる一対の等辺山型鋼が、型鋼よ
りなる支持テ−ブル43の側面に熔着、架設されている。
そして、スライダ42の下面に軸支された4個のガイドロ
−ラ44がガイドレ−ル40に側方から転動自在に接触して
いる。
は、ガイドレ−ル40に沿ってスライダ42をモノレ−ルカ
−のようにスライドさせるように構成されている。つま
り、ガイドレ−ル40となる一対の等辺山型鋼が、型鋼よ
りなる支持テ−ブル43の側面に熔着、架設されている。
そして、スライダ42の下面に軸支された4個のガイドロ
−ラ44がガイドレ−ル40に側方から転動自在に接触して
いる。
【0029】一対のクランプブロック46、47 がスライダ
42上に対向して配設されている。一方のクランプブロッ
ク46は、スライダ42上のめねじ付ブロック50にヘッドを
手前にしてボルト52を螺着し、ナット54をボルトに螺着
して構成されているため、ボルトヘッドの位置が調整で
きる。他方のクランプブロック47は、操作レバ−56の一
端に設けたカム58をスライダ42に枢支し、操作レバ−の
操作によるカムの回動によってクランプ片60を押し出す
ように構成されている。
42上に対向して配設されている。一方のクランプブロッ
ク46は、スライダ42上のめねじ付ブロック50にヘッドを
手前にしてボルト52を螺着し、ナット54をボルトに螺着
して構成されているため、ボルトヘッドの位置が調整で
きる。他方のクランプブロック47は、操作レバ−56の一
端に設けたカム58をスライダ42に枢支し、操作レバ−の
操作によるカムの回動によってクランプ片60を押し出す
ように構成されている。
【0030】上記構成のクランプ機構26では、鉄筋24の
直径に合わせてボルト52のヘッドの位置を調整するとと
もに、操作レバ−56を操作してカム58の大径サイドをク
ランプ片60に押し付ければ、ボルト、クランプ片間で鉄
筋が挟持できる。
直径に合わせてボルト52のヘッドの位置を調整するとと
もに、操作レバ−56を操作してカム58の大径サイドをク
ランプ片60に押し付ければ、ボルト、クランプ片間で鉄
筋が挟持できる。
【0031】ここで、鉄筋24がセンタ−ロ−ラ12、補助
ロ−ラ14間で挟持され、センタ−ロ−ラを駆動して送り
が鉄筋に与えられている。そして、クランプ機構26がス
ライド自在となっているため、鉄筋24を介して伝えられ
る牽引力によって、クランプ機構は鉄筋を挟持したまま
図2の左方にスライドされる。
ロ−ラ14間で挟持され、センタ−ロ−ラを駆動して送り
が鉄筋に与えられている。そして、クランプ機構26がス
ライド自在となっているため、鉄筋24を介して伝えられ
る牽引力によって、クランプ機構は鉄筋を挟持したまま
図2の左方にスライドされる。
【0032】実施例では、図2に示すように、操作レバ
−56が鉄筋24と直交する位置にあるとき鉄筋を挟持し、
この位置から操作レバ−が反時計方向に回動すると鉄筋
の挟持を解除するように切欠き58a を円板に形成してカ
ム58が成形されている。
−56が鉄筋24と直交する位置にあるとき鉄筋を挟持し、
この位置から操作レバ−が反時計方向に回動すると鉄筋
の挟持を解除するように切欠き58a を円板に形成してカ
ム58が成形されている。
【0033】直線部を鉄筋24の末端に残すスパイラル加
工を除く通常のスパイラル加工では、スパイラル加工の
終了直前に、鉄筋24をクランプ機構26の挟持から解除す
る必要がある。そのため、実施例では、鉄筋24を解除す
べき位置(前限位置)までクランプ機構26が進んだと
き、クランプ機構の操作レバ−56をキックして反時計方
向に回動するキッカ−62が設けられている。支持テ−ブ
ル43の左端からのびたサポ−トバ−64に、キッカ−62は
取り付けられている。
工を除く通常のスパイラル加工では、スパイラル加工の
終了直前に、鉄筋24をクランプ機構26の挟持から解除す
る必要がある。そのため、実施例では、鉄筋24を解除す
べき位置(前限位置)までクランプ機構26が進んだと
き、クランプ機構の操作レバ−56をキックして反時計方
向に回動するキッカ−62が設けられている。支持テ−ブ
ル43の左端からのびたサポ−トバ−64に、キッカ−62は
取り付けられている。
【0034】上記のようにこの発明では、センタ−ロ−
ラ12、補助ロ−ラ14間に鉄筋24のような棒材を挟持して
センタ−ロ−ラの駆動によって棒材に送りを加え、棒材
をスライド自在なクランプ機構26で挟持してクランプ機
構を棒材とともに進めている。この構成では、クランプ
機構26で棒材24を挟持しているため、棒材にねじれを生
じることなくスパイラル加工でき、異形鉄筋のスパイラ
ル加工も正確に行える。
ラ12、補助ロ−ラ14間に鉄筋24のような棒材を挟持して
センタ−ロ−ラの駆動によって棒材に送りを加え、棒材
をスライド自在なクランプ機構26で挟持してクランプ機
構を棒材とともに進めている。この構成では、クランプ
機構26で棒材24を挟持しているため、棒材にねじれを生
じることなくスパイラル加工でき、異形鉄筋のスパイラ
ル加工も正確に行える。
【0035】公知の構成では、油圧式の長尺シリンダ装
置で棒材に送りを加えているため、スパイラルベンダ−
が構成的に複雑化、大型化する。または、クランプ機構
を持たない構成では、スパイラル径、ピッチのばらつき
を手で修正しなければならず、非常に手間がかかる。
置で棒材に送りを加えているため、スパイラルベンダ−
が構成的に複雑化、大型化する。または、クランプ機構
を持たない構成では、スパイラル径、ピッチのばらつき
を手で修正しなければならず、非常に手間がかかる。
【0036】これに対して、この発明では、シリンダ装
置を使用せず、センタ−ロ−ラ12を駆動させて棒材24に
送りを与えている。この構成では、油圧のための配管も
なく、モ−タのような駆動源から歯車列を介してセンタ
−ロ−ラ12に駆動力を伝達すれば足り、スパイラルベン
ダ−10が構成的に簡単化、小型化できる。
置を使用せず、センタ−ロ−ラ12を駆動させて棒材24に
送りを与えている。この構成では、油圧のための配管も
なく、モ−タのような駆動源から歯車列を介してセンタ
−ロ−ラ12に駆動力を伝達すれば足り、スパイラルベン
ダ−10が構成的に簡単化、小型化できる。
【0037】公知の構成ではシリンダ装置による棒材の
送りと、曲げロ−ラによる曲げ加工とを同時に行うこと
はできず、棒材を一旦止めてから曲げ加工を行うため、
スパイラル加工が迅速に行えない。これに対して、この
発明では、鉄筋24に曲げロ−ラ18を押し当てて、曲げ加
工が行われるため、棒材に送りを連続的に与えることに
より曲げ加工が途切れなく行える。そのため、スパイラ
ル加工の作業効率が飛躍的に向上される。
送りと、曲げロ−ラによる曲げ加工とを同時に行うこと
はできず、棒材を一旦止めてから曲げ加工を行うため、
スパイラル加工が迅速に行えない。これに対して、この
発明では、鉄筋24に曲げロ−ラ18を押し当てて、曲げ加
工が行われるため、棒材に送りを連続的に与えることに
より曲げ加工が途切れなく行える。そのため、スパイラ
ル加工の作業効率が飛躍的に向上される。
【0038】実施例では、クランプ機構の操作レバ−56
の操作によって棒材24を挟持可能とし、キッカ−62で操
作レバ−をキックして、スパイラル加工の終了直前に、
鉄筋24をクランプ機構26の挟持から自動的に開放してい
る。そのため、スパイラル加工の終了直前での棒材の挟
持が確実に解除でき、オペレ−タが煩雑な操作から開放
される。
の操作によって棒材24を挟持可能とし、キッカ−62で操
作レバ−をキックして、スパイラル加工の終了直前に、
鉄筋24をクランプ機構26の挟持から自動的に開放してい
る。そのため、スパイラル加工の終了直前での棒材の挟
持が確実に解除でき、オペレ−タが煩雑な操作から開放
される。
【0039】そして、棒材24をクランプ機構26で挟持し
センタ−ロ−ラ12を駆動させてスパイラル加工を一旦開
始すれば、ワンサイクルのスパイラル加工が連続的に行
え、スパイラル加工が自動化される。
センタ−ロ−ラ12を駆動させてスパイラル加工を一旦開
始すれば、ワンサイクルのスパイラル加工が連続的に行
え、スパイラル加工が自動化される。
【0040】また、操作レバ−56に連動したカム58を棒
材24に直接押し当てず、フリ−なクランプ片60を介在さ
せ、このクランプ片を押し出して棒材24に押し当ててい
る。そのため、棒材24の挟持のためにカム58を繰り返し
回動させてもカムの破損が避けられる。そして、クラン
プ片60が、摩耗、破損しても、クランプ片は容易に交換
でき、クランプ機構26のメンテナンスが複雑化しない。
材24に直接押し当てず、フリ−なクランプ片60を介在さ
せ、このクランプ片を押し出して棒材24に押し当ててい
る。そのため、棒材24の挟持のためにカム58を繰り返し
回動させてもカムの破損が避けられる。そして、クラン
プ片60が、摩耗、破損しても、クランプ片は容易に交換
でき、クランプ機構26のメンテナンスが複雑化しない。
【0041】スライダ42を初期位置に自動的に戻すよう
にスパイラルベンダ−10を構成してもよい。図5、図6
に示すスパイラルベンダ−10のクランプ機構では、スプ
ロケットギヤ66をガイドレ−ル40の左右の端にそれぞれ
設け、チェ−ンベルト68が一対のスプロケットギヤ間に
架設されている。
にスパイラルベンダ−10を構成してもよい。図5、図6
に示すスパイラルベンダ−10のクランプ機構では、スプ
ロケットギヤ66をガイドレ−ル40の左右の端にそれぞれ
設け、チェ−ンベルト68が一対のスプロケットギヤ間に
架設されている。
【0042】チェ−ンベルト68の左端はスライダ42の側
面に固定され、チェ−ンベルト68の右端にボルト70が固
着され、このボルトは、スライダ側面のフランジ71を介
してナット72に螺着されている。この構成では、ナット
72を回動させることによって、チェ−ンベルト68の長さ
が調整できる。
面に固定され、チェ−ンベルト68の右端にボルト70が固
着され、このボルトは、スライダ側面のフランジ71を介
してナット72に螺着されている。この構成では、ナット
72を回動させることによって、チェ−ンベルト68の長さ
が調整できる。
【0043】そして、支持テ−ブル43の右端にモ−タ74
を設けて右のスプロケットギヤ66を駆動可能としている
ため、モ−タ74を起動してスプロケットギヤを駆動させ
れば、スライダ42がレ−ル40上を動かされる。しかし、
スライダ42が後退するときのみモ−タ74に接続され、ス
ライダが前進するときモ−タとの接続を断つワンウェ−
クラッチ75が、モ−タ74、スプロケットギヤ66間に設け
られている。
を設けて右のスプロケットギヤ66を駆動可能としている
ため、モ−タ74を起動してスプロケットギヤを駆動させ
れば、スライダ42がレ−ル40上を動かされる。しかし、
スライダ42が後退するときのみモ−タ74に接続され、ス
ライダが前進するときモ−タとの接続を断つワンウェ−
クラッチ75が、モ−タ74、スプロケットギヤ66間に設け
られている。
【0044】また、この実施例では、クランプ機構のク
ランプブロック147は、モ−タのような駆動源76によっ
て駆動可能に構成されている。つまり、図7からよくわ
かるように、クランプ用のリ−ドスクリュ−78の先端が
クランプブロックのクランプ片160 に回転自在に固着さ
れ、クランプ用のこのリ−ドスクリュ−はモ−タ76の出
力軸に連結されている。
ランプブロック147は、モ−タのような駆動源76によっ
て駆動可能に構成されている。つまり、図7からよくわ
かるように、クランプ用のリ−ドスクリュ−78の先端が
クランプブロックのクランプ片160 に回転自在に固着さ
れ、クランプ用のこのリ−ドスクリュ−はモ−タ76の出
力軸に連結されている。
【0045】ここで、摩擦クラッチ80を、クランプ片16
0 、モ−タ76間に設けることによって、クランプブロッ
ク46、147間での鉄筋24の適切な挟持力を確保するととも
に、モ−タ76の過熱による損傷を防止している。
0 、モ−タ76間に設けることによって、クランプブロッ
ク46、147間での鉄筋24の適切な挟持力を確保するととも
に、モ−タ76の過熱による損傷を防止している。
【0046】図7に示すように、鉄筋24をクランプブロ
ック46、147間に落下させるためのガイドプレ−ト82、84
がスライダ42上に設けられている。ガイドプレ−ト82、8
4 は、直立部を隣接させた略ク字形状の折曲板から構成
され、一方のガイドプレ−ト82は、ボルト52の螺進、螺
退によるクランプブロック46の調整を可能とするように
左右に分割されている。また、他方のガイドプレ−ト84
は、クランプ片160 の位置を確認できるように、切欠き
84a が中央に形成されている(図5参照)。
ック46、147間に落下させるためのガイドプレ−ト82、84
がスライダ42上に設けられている。ガイドプレ−ト82、8
4 は、直立部を隣接させた略ク字形状の折曲板から構成
され、一方のガイドプレ−ト82は、ボルト52の螺進、螺
退によるクランプブロック46の調整を可能とするように
左右に分割されている。また、他方のガイドプレ−ト84
は、クランプ片160 の位置を確認できるように、切欠き
84a が中央に形成されている(図5参照)。
【0047】このようにガイドプレ−ト82、84 をスライ
ダ42に設けた構成では、ストッカ−から落下された鉄筋
24はガイドプレ−トにガイドされてクランプブロック4
6、147間に自動的に位置決めされ、鉄筋の挟持が迅速に
行える。ガイドプレ−ト82、84は、クランプブロック46、
147を覆うため、落下する鉄筋24からクランプブロック
の損傷を防ぐカバ−としても機能する。
ダ42に設けた構成では、ストッカ−から落下された鉄筋
24はガイドプレ−トにガイドされてクランプブロック4
6、147間に自動的に位置決めされ、鉄筋の挟持が迅速に
行える。ガイドプレ−ト82、84は、クランプブロック46、
147を覆うため、落下する鉄筋24からクランプブロック
の損傷を防ぐカバ−としても機能する。
【0048】なお、ガイドプレ−ト82、84 は、鉄筋24を
クランプブロック46、147間に落下すれば足り、その形状
が図示のものに限定されないことはいうまでもない。ま
た、図1、図2に示す実施例のスパイラルベンダ−10に
このガイドプレ−ト82、84 を装着してもよい。
クランプブロック46、147間に落下すれば足り、その形状
が図示のものに限定されないことはいうまでもない。ま
た、図1、図2に示す実施例のスパイラルベンダ−10に
このガイドプレ−ト82、84 を装着してもよい。
【0049】さらに、スライダ42が前限位置に達した
時、モ−タ74を起動しチェ−ンベルト68を駆動して初期
位置にスライダを戻すスイッチ88が支持テ−ブル43の左
端に配設されるとともに、このスイッチをキックするキ
ッカ−90がスライダに取り付けられている(図8参
照)。また、スライダ42を初期位置で停止させるよう
に、モ−タ74を止めるスイッチ(図示しない)が支持テ
−ブル43の右端に設けられるとともに、このスイッチを
キックするキッカ−92がスライダ42に配設されている。
時、モ−タ74を起動しチェ−ンベルト68を駆動して初期
位置にスライダを戻すスイッチ88が支持テ−ブル43の左
端に配設されるとともに、このスイッチをキックするキ
ッカ−90がスライダに取り付けられている(図8参
照)。また、スライダ42を初期位置で停止させるよう
に、モ−タ74を止めるスイッチ(図示しない)が支持テ
−ブル43の右端に設けられるとともに、このスイッチを
キックするキッカ−92がスライダ42に配設されている。
【0050】前限位置を規定するスイッチ88は、クラン
プブロック147 のモ−タ76のスイッチを兼ねている。そ
して、スイッチ88がキッカ−90にキックされてオンにな
ると、クランプ用モ−タ76がまず起動しクランプ片160
を後退させて鉄筋24の挟持を解除した後、駆動用モ−タ
74を起動してスライダ42を初期位置に戻すような電気回
路が組まれている。
プブロック147 のモ−タ76のスイッチを兼ねている。そ
して、スイッチ88がキッカ−90にキックされてオンにな
ると、クランプ用モ−タ76がまず起動しクランプ片160
を後退させて鉄筋24の挟持を解除した後、駆動用モ−タ
74を起動してスライダ42を初期位置に戻すような電気回
路が組まれている。
【0051】このようにこのスパイラルベンダ−10で
は、クランプブロック46、147で鉄筋24を一旦挟持すれ
ば、スライダ42は、鉄筋の送りに同期して前進し、スラ
イダが前限位置に達すれば、スライダは鉄筋を開放して
初期位置に自動的に戻って待機する。そのため、自動化
が促進され、スパイラル加工が一層効率的に行える。
は、クランプブロック46、147で鉄筋24を一旦挟持すれ
ば、スライダ42は、鉄筋の送りに同期して前進し、スラ
イダが前限位置に達すれば、スライダは鉄筋を開放して
初期位置に自動的に戻って待機する。そのため、自動化
が促進され、スパイラル加工が一層効率的に行える。
【0052】なお、実施例では、チェ−ンベルト68によ
ってスライダ42に駆動力を与えるように構成されている
が、チェ−ンベルトの代わりに溝付ベルト等の他の無端
部材を利用してもよい。また、無端部材の支持ロ−ラは
スプロケットギヤに限定されない。
ってスライダ42に駆動力を与えるように構成されている
が、チェ−ンベルトの代わりに溝付ベルト等の他の無端
部材を利用してもよい。また、無端部材の支持ロ−ラは
スプロケットギヤに限定されない。
【0053】スライダ42にタイヤ、ゴムロ−ラを付けて
自走させたり、ラック上を駆動させたり、ワイヤ−ウイ
ンチで巻き取って駆動させてもよい。
自走させたり、ラック上を駆動させたり、ワイヤ−ウイ
ンチで巻き取って駆動させてもよい。
【0054】上述した実施例は、この発明を説明するも
のであり、この発明を何ら限定するものでなく、この発
明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこ
の発明に含まれることはいうまでもない。
のであり、この発明を何ら限定するものでなく、この発
明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこ
の発明に含まれることはいうまでもない。
【0055】
【発明の効果】上記のように、この発明のスパイラルベ
ンダ−によれば、センタ−ロ−ラ、補助ロ−ラ間に棒材
を挟持してセンタ−ロ−ラの駆動によって棒材に送りを
加え、棒材をスライド自在なクランプ機構で挟持してク
ランプ機構を棒材とともに進めている。この構成では、
棒材の挟持、解除を繰り返すことなく、棒材のねじれを
防止してスパイラル加工でき、異形鉄筋のスパイラル加
工も正確に行える。
ンダ−によれば、センタ−ロ−ラ、補助ロ−ラ間に棒材
を挟持してセンタ−ロ−ラの駆動によって棒材に送りを
加え、棒材をスライド自在なクランプ機構で挟持してク
ランプ機構を棒材とともに進めている。この構成では、
棒材の挟持、解除を繰り返すことなく、棒材のねじれを
防止してスパイラル加工でき、異形鉄筋のスパイラル加
工も正確に行える。
【0056】センタ−ロ−ラを駆動させて棒材に送りを
与えているため、モ−タのような駆動源から歯車列を介
してセンタ−ロ−ラに駆動力を伝達すれば足り、スパイ
ラルベンダ−が構成的に簡単化、小型化できる。
与えているため、モ−タのような駆動源から歯車列を介
してセンタ−ロ−ラに駆動力を伝達すれば足り、スパイ
ラルベンダ−が構成的に簡単化、小型化できる。
【0057】棒材の進路上に位置して障害物化した曲げ
ロ−ラに棒材を押し当てれば曲げ加工が行われるため、
棒材に送りを連続的に与えることにより曲げ加工が途切
れなく行え、作業効率が飛躍的に向上される。
ロ−ラに棒材を押し当てれば曲げ加工が行われるため、
棒材に送りを連続的に与えることにより曲げ加工が途切
れなく行え、作業効率が飛躍的に向上される。
【0058】クランプ機構の操作レバ−やクランプ用モ
−タのスイッチをスライダ上のキッカ−でキックする構
成とすれば、スパイラル加工の終了直前で棒材の挟持を
確実に解除でき、オペレ−タが煩雑な操作から開放され
る。そして、棒材をクランプ機構で挟持しセンタ−ロ−
ラを駆動させてスパイラル加工を一旦開始すれば、ワン
サイクルのスパイラル加工が連続的に行え、スパイラル
加工が自動化される。
−タのスイッチをスライダ上のキッカ−でキックする構
成とすれば、スパイラル加工の終了直前で棒材の挟持を
確実に解除でき、オペレ−タが煩雑な操作から開放され
る。そして、棒材をクランプ機構で挟持しセンタ−ロ−
ラを駆動させてスパイラル加工を一旦開始すれば、ワン
サイクルのスパイラル加工が連続的に行え、スパイラル
加工が自動化される。
【図1】この発明の一実施例に係るスパイラルベンダ−
の左半部の平面図である。
の左半部の平面図である。
【図2】この発明の一実施例に係るスパイラルベンダ−
の右半部の平面図である。
の右半部の平面図である。
【図3】図1の線A-A に沿った断面図である。
【図4】図2の線B-B に沿ったクランプ機構の断面図で
ある。
ある。
【図5】別実施例に係るスパイラルベンダ−の右半部の
平面図である。
平面図である。
【図6】別実施例に係るスパイラルベンダ−の右半部右
端の平面図である。
端の平面図である。
【図7】図5の線C-C に沿ったクランプ機構の断面図で
ある。
ある。
【図8】図5に示すスパイラルベンダ−の正面図であ
る。
る。
10 スパイラルベンダ− 12 センタ−ロ−ラ 14 補助ロ−ラ 16 ガイドロ−ラ 18 曲げロ−ラ 20 ガイド 22 テ−ブル 24 鉄筋(棒材) 26 クランプ機構 28 揺動板 40 ガイドレ−ル 42 スライダ 43 支持テ−ブル 44 ガイドロ−ラ 46、47、147 クランプブロック 56 操作レバ− 60 クランプ片 62 キッカ− 66 スプロケットギヤ(支持ロ−ラ) 68 チェ−ンベルト(無端部材) 74 駆動用モ−タ 75 ワンウェ−クラッチ 76 クランプ用モ−タ 80 摩擦クラッチ 88 スイッチ 90、92 キッカ−
Claims (8)
- 【請求項1】 棒材をクランプするクランプ機構を棒材
の送り方向に進退自在なスライダに設け、 表面に滑り止め加工を施したセンターローラを駆動可能
に設け、 上面に斜面を持つガイドをセンターローラに隣接して配
置し、 センターローラに対向して回転自在な補助ローラを進退
可能に配設するとともに、いずれも回転自在な曲げロー
ラ、ガイドローラを補助ローラの左右に進退可能に配置
し、 補助ローラを前進させてセンターローラ、補助ローラ間
に棒材を挟持し、センターローラを駆動してセンターロ
ーラ、補助ローラ間の摩擦力を利用して棒材に送りを加
え、 棒材の進路に前進させた曲げローラに棒材を押し当て、
曲げローラの回転に伴って棒材を押し曲げするととも
に、ガイド上面の斜面に棒材の先端を沿わせて棒材をス
パイラルに成形するスパイラルベンダー。 - 【請求項2】 支持テーブルに架設されたガイドレール
と、ガイドレールに沿って進退自在なスライダと、互い
に対向してスライダ上に設けられて棒材を挟持する一対
のクランプブロックとを備えたクランプ機構と、 表面に滑り止め加工を施して駆動可能に設けられたセン
ターローラと、 上面に斜面を持ち、センターローラに隣接して配設され
たガイドと、 センターローラに対向して配設された回転自在な補助ロ
ーラと、 センターローラに対向して補助ローラの左右に進退自在
に配設された回転自在な曲げローラおよびガイドローラ
と、 を具備し、 補助ローラを前進させてセンターローラ、補助ローラ間
に棒材を挟持し、センターローラを駆動してセンターロ
ーラ、補助ローラ間の摩擦力を利用して棒材に送りを与
え、 棒材の進路に前進させた曲げローラに棒材を押し当て、
曲げローラの回転に伴って棒材を押し曲げするととも
に、ガイド上面の斜面に棒材の先端を沿わせて棒材をス
パイラルに成形するスパイラルベンダー。 - 【請求項3】 クランプ機構の一対のクランプブロック
の一方が、ボルトナットを組合せて構成され、他方が、
操作レバーに連動したカムによってクランプ片を棒材に
押し当てるように構成されている請求項2記載のスパイ
ラルベンダー。 - 【請求項4】 キッカーにキックされて棒材の挟持を開
放するレバーが、スライダに取り付けられている請求項
3記載のスパイラルベンダー。 - 【請求項5】 クランプ機構の一対のクランプブロック
の一方が、ボルトナットを組合せて構成され、クランプ
ブロックの他方が、めねじつきクランプ片を備え、 クランプ機構が、クランプ片のめねじに螺合してクラン
プ片を進退させるリードスクリュー付のクランプ用モー
タと、スライダに端をそれぞれ連結して一対の支持ロー
ラ間に架設された無端部材と、無端部材を駆動してスラ
イダをスライドさせる駆動用モータと、スライダが前限
位置に達するとスイッチレバーをキックし、クランプ片
の後退する方向にクランプ用モータを起動させて棒材の
挟持を解除した後、駆動用モータを起動してスライダを
後退させるスイッチ、キッカーの組合せとを備えて構成
されている請求項2記載のスパイラルベンダー。 - 【請求項6】 スライダが所定位置まで後退すると、ス
イッチレバーをキックして駆動用モータを停止させて初
期位置を規定する別のスイッチ、キッカーの組合せをク
ランプ機構がさらに備えて構成されている請求項5記載
のスパイラルベンダー。 - 【請求項7】 クランプ機構が、クランプ片、クランプ
用モータ間に設けられた摩擦クラッチと、無端部材、駆
動用モータ間に設けられてスライダの自由な前進を許容
するワンウェークラッチとをさらに備えて構成されてい
る請求項5または6記載のスパイラルベンダー。 - 【請求項8】 クランプ機構が、スライダ上に設けられ
て棒材を一対のクランプブロック間に落下させるガイド
プレートをさらに備えて構成されている請求項4ないし
7のいずれか記載のスパイラルベンダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311329A JP2506016B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | スパイラルベンダ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311329A JP2506016B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | スパイラルベンダ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05123769A JPH05123769A (ja) | 1993-05-21 |
JP2506016B2 true JP2506016B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=18015827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3311329A Expired - Fee Related JP2506016B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | スパイラルベンダ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506016B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11713492B2 (en) | 2019-06-25 | 2023-08-01 | iwis drive systems, LLC | Offset link for roller chain with enhanced strength |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113814279A (zh) * | 2020-06-21 | 2021-12-21 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种用于管棒材视觉检测过程中的稳定装置和方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS629669A (ja) * | 1985-07-08 | 1987-01-17 | Toshiba Corp | ゲ−トタ−ンオフサイリスタ |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP3311329A patent/JP2506016B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11713492B2 (en) | 2019-06-25 | 2023-08-01 | iwis drive systems, LLC | Offset link for roller chain with enhanced strength |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05123769A (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |