JP2505762Y2 - 容積流量計 - Google Patents
容積流量計Info
- Publication number
- JP2505762Y2 JP2505762Y2 JP1988128080U JP12808088U JP2505762Y2 JP 2505762 Y2 JP2505762 Y2 JP 2505762Y2 JP 1988128080 U JP1988128080 U JP 1988128080U JP 12808088 U JP12808088 U JP 12808088U JP 2505762 Y2 JP2505762 Y2 JP 2505762Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- rotor
- lubricating oil
- measured
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
本考案は容積流量計における回転子軸の軸受潤滑装置
に関する。
に関する。
容積流量計は周知の如く被測定流体により、流量に応
じて回転する回転子の回転から流量を計測するものであ
り、回転子の回転子軸の軸受部における摩擦要素は円滑
な回転子回転を妨げるものであり流量計測精度を低下さ
せる原因の一つである。第3図に容積流量計の一例とし
て非円形歯車式流量計をあげ、その概要側断面をしめし
た。 図において2はケーシングで、流入管3流出管4およ
び計量室5を配設しており、該計量室5内には、回転子
軸7のまわりに噛合回転する回転子(簡単のためピッチ
線のみしめした)6、6を有し流体の圧力差ΔPにより
各々の回転子6、6は回転子軸7、7のまわりに交互に
回転力を受け主動、従動を繰り返し乍ら流量に応じた回
転をする。この場合流入管3と回転子軸7との間には ΔP1≒1/2ΔP の差圧が発生する。本出願人は、このΔP1の差圧を利用
した回転子軸受部の強制潤滑の技術を実公昭54-5635に
おいて提案した。 第4図は該公報の原理をしめすものである。図におい
て第3図と等しい構成要素については同一の符号を付し
て説明を省く。8は軸受けボックスでケーシング2に装
着され回転子軸7を回転自在に軸承する軸受を収納して
いる。 軸受ボックス8内の潤滑油充填室9には後述する手段
により導入される潤滑油が充たされており、該潤滑油
は、回転子軸7を挿通するケーシング2に穿孔された貫
通孔11より被測定流体に混入しないようにシールリング
12により軸回転可能にシールされる。15は潤滑油タンク
で中腹に可撓性シール膜21がシール膜押え22により一部
固定され上下に移動可能に配設され該可撓性シール膜21
により、潤滑油室15aと被測液室15bとに2分し、各々の
油液が混合しないように隔離される。該可撓性シール膜
21には、流入管3部と、潤滑油充填室9との間に作用す
るΔP1の差圧が作用し、潤滑油室15aの潤滑油は弁14、
導管13を経て潤滑油充填室9に導入される。18は排気管
で弁19を開弁して被測液室15bの気体を排出する。20は
潤滑油供給管であり、図示しない潤滑油の供給源から潤
滑油室15aに潤滑油を供給する。ΔP1は流量が流れない
状態では、作用しないので不必要な潤滑油がシールリン
グ12によりシールされ、計量室5に流出することがな
く、また流量の増大とともに潤滑油圧力も増大するので
軸受部を効果的に潤滑する。
じて回転する回転子の回転から流量を計測するものであ
り、回転子の回転子軸の軸受部における摩擦要素は円滑
な回転子回転を妨げるものであり流量計測精度を低下さ
せる原因の一つである。第3図に容積流量計の一例とし
て非円形歯車式流量計をあげ、その概要側断面をしめし
た。 図において2はケーシングで、流入管3流出管4およ
び計量室5を配設しており、該計量室5内には、回転子
軸7のまわりに噛合回転する回転子(簡単のためピッチ
線のみしめした)6、6を有し流体の圧力差ΔPにより
各々の回転子6、6は回転子軸7、7のまわりに交互に
回転力を受け主動、従動を繰り返し乍ら流量に応じた回
転をする。この場合流入管3と回転子軸7との間には ΔP1≒1/2ΔP の差圧が発生する。本出願人は、このΔP1の差圧を利用
した回転子軸受部の強制潤滑の技術を実公昭54-5635に
おいて提案した。 第4図は該公報の原理をしめすものである。図におい
て第3図と等しい構成要素については同一の符号を付し
て説明を省く。8は軸受けボックスでケーシング2に装
着され回転子軸7を回転自在に軸承する軸受を収納して
いる。 軸受ボックス8内の潤滑油充填室9には後述する手段
により導入される潤滑油が充たされており、該潤滑油
は、回転子軸7を挿通するケーシング2に穿孔された貫
通孔11より被測定流体に混入しないようにシールリング
12により軸回転可能にシールされる。15は潤滑油タンク
で中腹に可撓性シール膜21がシール膜押え22により一部
固定され上下に移動可能に配設され該可撓性シール膜21
により、潤滑油室15aと被測液室15bとに2分し、各々の
油液が混合しないように隔離される。該可撓性シール膜
21には、流入管3部と、潤滑油充填室9との間に作用す
るΔP1の差圧が作用し、潤滑油室15aの潤滑油は弁14、
導管13を経て潤滑油充填室9に導入される。18は排気管
で弁19を開弁して被測液室15bの気体を排出する。20は
潤滑油供給管であり、図示しない潤滑油の供給源から潤
滑油室15aに潤滑油を供給する。ΔP1は流量が流れない
状態では、作用しないので不必要な潤滑油がシールリン
グ12によりシールされ、計量室5に流出することがな
く、また流量の増大とともに潤滑油圧力も増大するので
軸受部を効果的に潤滑する。
上述の軸受の強制潤滑方式は、潤滑油を必要に応じた
量だけ自動的に軸受ボックス内に供給するものである
が、潤滑油タンクを別置して配設しなければならず、ま
た該潤滑油タンクまでの潤滑油供給管、潤滑油からの軸
受ボックスまでの導管の配設等、設置面積を増し、且つ
資材費増受場を招く等経済的面で不利を生じた。
量だけ自動的に軸受ボックス内に供給するものである
が、潤滑油タンクを別置して配設しなければならず、ま
た該潤滑油タンクまでの潤滑油供給管、潤滑油からの軸
受ボックスまでの導管の配設等、設置面積を増し、且つ
資材費増受場を招く等経済的面で不利を生じた。
本考案は叙上問題点に鑑み、特別の潤滑油タンク等を
必要とせず直接計量液を軸受潤滑に使用することを目的
としてなされたもので、前述の容積流量計において一端
を前記流入管の上部内壁面近傍に開口し、他端を軸受ボ
ックス内に開口する導管と、該導管内で開口部間の差圧
に基づいて流通する被測定流体の流れを加減する弁手段
とを配設した軸受潤滑手段を提供するものである。
必要とせず直接計量液を軸受潤滑に使用することを目的
としてなされたもので、前述の容積流量計において一端
を前記流入管の上部内壁面近傍に開口し、他端を軸受ボ
ックス内に開口する導管と、該導管内で開口部間の差圧
に基づいて流通する被測定流体の流れを加減する弁手段
とを配設した軸受潤滑手段を提供するものである。
第1図は本考案の容積流量計の側部外観をしめすもの
で第2図はその要部説明図である。図にしめした容積流
量計内部の計量室、回転子等は共通する要部である同一
機能をもつ要素に対しては同符号を付し説明を省いた。 図において、流入管31、流出管41は第3図における流
入管3、流出管4と同一の機能をもっており、図示しな
い外部配管に挟持され、被測定流体を流通するものであ
るが、大形の容積流量計においては、個別に製作されケ
ーシング23にフランジ等で接続される。流入管31の上部
には、吸液筒25が溶着されており矢視X−X断面図
(b)にしめすごとく、流入管31内壁面近傍に開口し導
管26、27が連通する。 23はケーシングで計量室内で流量に応じて回転する第
2図に示した回転子6の回転子軸7の軸受ボックス8を
配設している。24は計数部で一方の軸受ボックス8に装
着されており回転子軸7に図示しない液密な連結手段に
より回動し流量を表示する。22は該容積流量計を設置す
る為の架台である。前記導管26、27は他端において各々
軸受ボックス8の計量液充填室91に連通しており、該計
量液充填室91は、またケーシング23または該ケーシング
23の位置に相当する計量室5の端面板(図示せず)に穿
孔した貫通孔11において計量室5に連通する。従って導
管26、27は一端が被測定流体の高圧側に他端はΔP1だけ
低圧側の計量室に連通しており流量計測時は該導管26、
27を通して被測液が軸受ボックス8内に流入し、該被測
液により軸受10が潤滑される。該被測液の流れは回転子
6と計量室5とにより計測されるべき流れとは異なるバ
イパス流となり計測誤差を生むものであるから導管26、
27の各々の中間部にニードル弁の絞り手段としての弁28
が配設されており、導管26、27を流れる被測定流体の流
量を加減し、許容計量誤差に対して充分小さい流体を流
している。尚吸液筒25は流入管31の上部壁面に開口して
おり、流体中に混入している粉体等のダストが導管26、
27内に流入しないようにし軸受10の摩耗が促進すること
を防いでいるが、ダストフィルタを導管に配設すること
により、より効果的にダストを取り除くことができる。
29は軸受ボックス内の空気を排出するための排出管で弁
30が配設している。
で第2図はその要部説明図である。図にしめした容積流
量計内部の計量室、回転子等は共通する要部である同一
機能をもつ要素に対しては同符号を付し説明を省いた。 図において、流入管31、流出管41は第3図における流
入管3、流出管4と同一の機能をもっており、図示しな
い外部配管に挟持され、被測定流体を流通するものであ
るが、大形の容積流量計においては、個別に製作されケ
ーシング23にフランジ等で接続される。流入管31の上部
には、吸液筒25が溶着されており矢視X−X断面図
(b)にしめすごとく、流入管31内壁面近傍に開口し導
管26、27が連通する。 23はケーシングで計量室内で流量に応じて回転する第
2図に示した回転子6の回転子軸7の軸受ボックス8を
配設している。24は計数部で一方の軸受ボックス8に装
着されており回転子軸7に図示しない液密な連結手段に
より回動し流量を表示する。22は該容積流量計を設置す
る為の架台である。前記導管26、27は他端において各々
軸受ボックス8の計量液充填室91に連通しており、該計
量液充填室91は、またケーシング23または該ケーシング
23の位置に相当する計量室5の端面板(図示せず)に穿
孔した貫通孔11において計量室5に連通する。従って導
管26、27は一端が被測定流体の高圧側に他端はΔP1だけ
低圧側の計量室に連通しており流量計測時は該導管26、
27を通して被測液が軸受ボックス8内に流入し、該被測
液により軸受10が潤滑される。該被測液の流れは回転子
6と計量室5とにより計測されるべき流れとは異なるバ
イパス流となり計測誤差を生むものであるから導管26、
27の各々の中間部にニードル弁の絞り手段としての弁28
が配設されており、導管26、27を流れる被測定流体の流
量を加減し、許容計量誤差に対して充分小さい流体を流
している。尚吸液筒25は流入管31の上部壁面に開口して
おり、流体中に混入している粉体等のダストが導管26、
27内に流入しないようにし軸受10の摩耗が促進すること
を防いでいるが、ダストフィルタを導管に配設すること
により、より効果的にダストを取り除くことができる。
29は軸受ボックス内の空気を排出するための排出管で弁
30が配設している。
以上に述べた本考案の容積流量計によれば、該容積流
量計の圧力損失を利用して被測定流体を潤滑油タンク等
外部に設置する構造物を必要とせず、導管で軸受部に強
制的に圧送することができるので、特別に腐食性の強い
流体でない限り軸受部に圧送被測定流体が流入し潤滑が
行われ、安価な手段で精度向上と耐久性の優れた容積流
量計を提供できる。
量計の圧力損失を利用して被測定流体を潤滑油タンク等
外部に設置する構造物を必要とせず、導管で軸受部に強
制的に圧送することができるので、特別に腐食性の強い
流体でない限り軸受部に圧送被測定流体が流入し潤滑が
行われ、安価な手段で精度向上と耐久性の優れた容積流
量計を提供できる。
第1図(a)は本考案の容積流量計の側面図をしめした
もので(b)は(a)図の矢視X−X断面図、第2図は
本考案を適用した軸受部の断面図、第3図は容積流量計
の説明図、第4図は従来例を示す。 1……容積流量計 2、23……ケーシング 3、31……流入管 4、41……流出管 5……計量室 6……回転子 7……回転子軸 8……軸受ボックス 25……吸液筒 26、27……導管
もので(b)は(a)図の矢視X−X断面図、第2図は
本考案を適用した軸受部の断面図、第3図は容積流量計
の説明図、第4図は従来例を示す。 1……容積流量計 2、23……ケーシング 3、31……流入管 4、41……流出管 5……計量室 6……回転子 7……回転子軸 8……軸受ボックス 25……吸液筒 26、27……導管
Claims (1)
- 【請求項1】被測定流体の流入管と流出管を有するケー
シングと、該ケーシング内の計量室で、流入する流体の
流量に応じて回転する回転子と、該回転子の回転子軸を
軸承する軸受を収納し、前記計量室外に配設した軸受ボ
ックスとからなる容積流量計において、一端が前記流入
管の上部壁面近傍に開口し、他端が前記軸受ボックス内
に開口する導管を設け、該導管に弁手段を設け、前記導
管の両端に発生する差圧により被測定流体を前記軸受ボ
ックス内に導入するようにしたことを特徴とする容積流
量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988128080U JP2505762Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 容積流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988128080U JP2505762Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 容積流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0248822U JPH0248822U (ja) | 1990-04-04 |
JP2505762Y2 true JP2505762Y2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=31381084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988128080U Expired - Lifetime JP2505762Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 容積流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505762Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025544Y2 (ja) * | 1979-01-22 | 1985-07-31 | オ−バル機器工業株式会社 | 流量計 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP1988128080U patent/JP2505762Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0248822U (ja) | 1990-04-04 |
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