JP2505685Y2 - 中空球体の接合具 - Google Patents

中空球体の接合具

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JP2505685Y2
JP2505685Y2 JP9004491U JP9004491U JP2505685Y2 JP 2505685 Y2 JP2505685 Y2 JP 2505685Y2 JP 9004491 U JP9004491 U JP 9004491U JP 9004491 U JP9004491 U JP 9004491U JP 2505685 Y2 JP2505685 Y2 JP 2505685Y2
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Inventor
喜一 近藤
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サンケイプラスチック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、地球儀、月球儀等の
中空球体を作成する際に使用する接合具に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の接合具は、地球儀、月球儀
等の球体が、プレス成形等により成形される一対の半円
球体を、その開口縁で接合させて形成されるものである
場合に、使用されるものであり、種々の接合具が考案さ
れていた。例えば、実開昭64-34671号に開示される地球
儀等の中空球体における接合部材、あるいは実開昭62-1
25263 号に開示される地球儀等のための中空球体の接合
構造等にその典型例を見ることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開昭64-34671号に開示される接合部材は、この接合部材
を用いて、半円球体の開口縁を接合して地球儀等の中空
球体を形成した場合に、前記接合部材の一部がかかる中
空球体の表面に露呈してしまうため、地球儀等の性質
状、あまり見栄えの良いものとはいえないという課題を
有していた。また、実開昭62-125263 号に開示された接
合構造は、中空球体の表面には接合部材の一部が露呈す
ることはないが、半円球体の開口縁を接合する際に接着
剤が開口縁から溢れ出すことがあり、かかる接着剤を取
除くための研磨加工を施こす必要があるという課題及び
接合部材を一体成形しているため、中空球体の大きさに
応じて金型を作成する必要があり、コスト高を誘起する
という課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、かかる従来
の技術が有する課題を解決するために案出されたもので
あって、断面略倒U字状のヒンジ部と、このヒンジ部の
両側端縁から起立して設けられ、且つ相対向する脚片間
の間隔が該脚片の長さ側の一方から他方に向けて漸次縮
幅とされていると共に該脚片間の間隔が該脚片の起立側
から起立上部側に向けて漸次窄まる形状の脚部と、この
相対向している脚部の脚片背面から前記ヒンジ部を囲撓
して突き出し状に設けられ該脚片背面間を連設する帯環
とよりなる接合具本体と、前記脚部の脚片間に密に挿入
されるクサビ片とからなる中空球体の接合具を提供する
ものである。
【0005】
【実施例】以下、この考案の典型的な一実施例を添付の
図面をもとに説明する。1は、この考案に係る接合具で
あり、接合具本体2とこの接合具本体2へ挿入されるク
サビ片3とからなるものである。
【0006】接合具本体2は、断面略倒U字状のヒンジ
部2aと該ヒンジ部2aの両側端縁に連設される相対向する
脚片2b'、2b' とからなる脚部2bと、更にこの脚片2b'、2
b' 間を連設する帯環2cとからなるものである。
【0007】前記ヒンジ部2a及び脚部2bは弾性力及び強
度を考慮して通例ABS樹脂等により一体成形される。
前記脚部2bは、前記ヒンジ部2aの両側端縁から起立して
設けられており、前記相対向する脚片2b'、2b' 間の間隔
が該脚片2b'、2b' の長さ側の一方から他方に向けて漸次
縮幅とされていると共に該脚片2b'、2b' のその起立側か
ら起立上部側に向けての間隔は、漸次窄まるものとされ
ている。
【0008】前記帯環2cは、前記ヒンジ部2a、脚部2bの
成形にもちいられるABS樹脂との相性を考慮して通例
半硬質の塩ビの押し出し成形により前記一体成形される
ヒンジ部2a及び脚部2bとは別途成形されるものであり、
前記脚部2bの脚片2b'、2b' の背面から前記ヒンジ部2aを
囲撓して脚片2b'、2b' 背面間に亘って、接着等の手法を
用いて連設され、接合を予定する半円球体の内周に応じ
た長さを有している。尚、該帯環2cの外側面には、その
長さ方向に溝2c' が条設されているものであり、この溝
2c' は、1又は複数本条設されることを予定している。
【0009】前記クサビ片3は、前記接合具本体2同様
にABS樹脂等の合成樹脂により成形されるものであ
り、一方から他方へ前記縮幅とされる略直方体形状をな
し、前記脚部2bの脚片2b'、2b' 間に密に挿入される形状
とされている。
【0010】かかる構成を有している接合具1を地球儀
等の中空球体に使用する場合には、先ず、前記地球儀等
の中空球体を構成する一対の半円球体4の一方の周側に
沿って、前記接合具本体2をその溝2c' の略中心線状に
周側縁が位置する様に嵌合する。次いで、前記相対向す
る脚片2b'、2b' 間にクサビ片3を挿入し、接合具本体2
を若干外方に押し拡げて、接合具1を半円球体4の一方
に仮止めする。更に前記溝2c' に接着剤を注入するもの
であるが、接合具1と半円球体4との間に略V字状の間
隙が生じるため、前記溝2c' からこの間隙へ接着剤が流
れ込み前記半円球体4と接合具1との接着が確実になさ
れる。そして、前記半円球体4から露呈している前記接
合具1の部分に他方の半円球体(図示せず)を被嵌す
る。その際には、前記溝2c' に予め接着剤を注入してお
くだけで、毛管現象により、半円球体と接合体1とが形
成する間隙に接着剤が進入し、接合具1と、半円球体の
夫々が確実に接合され、地球儀等に用いられる中空球体
が形成される。
【0011】
【考案の効果】この考案は、叙上の構成より、以下の効
果を奏しうる。即ち、中空球体を半円球体を嵌合して作
成する際に、接合部材が外方へ露出することがなく、た
いへんに見栄えの良い地球儀等の提供を可能にした。
【0012】又、この考案にあっては、帯環に溝を設
け、接着剤の注入部とすると共に溜り部としたため、接
着剤が、半円球体の接合部分からはみ出すことがなく、
研磨等の後処理を必要とせず、作成容易な地球儀等を提
供することが可能である。
【0013】更に、接合具本体における脚片間を一方か
ら他方へ漸次縮幅のものとしたことにより、又この漸次
縮幅とされた間隙に、クサビ片を密に挿入して、接合具
本体を外方へ拡げることとしたので、接合具本体が全体
的に安定して外方へ押し拡げられ、確実な中空球体の接
合を約束しうる。
【0014】更に又、帯環は、ヒンジ部及び脚部と別個
に成形すると共に押し出し成形にて容易に成形可能であ
り、又、金型は、前記ヒンジ部及び脚部の一体成形に1
個作成すれば良いので大きさの異なる中空球体に対応す
る接合具を帯環の長さを調整することのみによって容易
に提供でき、地球儀等の低コストにての提供を可能にし
うる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す要部斜視図である。
【図2】この考案の接合具本体を示す斜視図である。
【図3】この考案の要部底面図である。
【図4】この考案の使用例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 接合具 2 接合具本体 2a ヒンジ部 2b 脚部 2c 帯環 3 クサビ片 4 半円球体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略倒U字状のヒンジ部と、このヒン
    ジ部の両側端縁から起立して設けられ、且つ相対向する
    脚片間の間隔が該脚片の長さ側の一方から他方に向けて
    漸次縮幅とされていると共に該脚片間の間隔が該脚片の
    起立側から起立上部側に向けて漸次窄まる形状の脚部
    と、この相対向している脚部の脚片背面から前記ヒンジ
    部を囲撓して突き出し状に設けられ該脚片背面間を連設
    する帯環とよりなる接合具本体と、 前記脚部の脚片間に密に挿入されるクサビ片とからなる
    ことを特徴とする中空球体の接合具。
  2. 【請求項2】 前記帯環の外側面の長さ方向に溝が条設
    されていることを特徴とする請求項1記載の中空球体の
    接合具。
JP9004491U 1991-10-08 1991-10-08 中空球体の接合具 Expired - Lifetime JP2505685Y2 (ja)

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JPH0533174U JPH0533174U (ja) 1993-04-30
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