JP2505536Y2 - 簡易パレット - Google Patents

簡易パレット

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JP2505536Y2
JP2505536Y2 JP2989693U JP2989693U JP2505536Y2 JP 2505536 Y2 JP2505536 Y2 JP 2505536Y2 JP 2989693 U JP2989693 U JP 2989693U JP 2989693 U JP2989693 U JP 2989693U JP 2505536 Y2 JP2505536 Y2 JP 2505536Y2
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幸夫 木村
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キムラユニティー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、物品の輸送に使用さ
れるパレット、詳しくは底部にフォークの差し込み部が
形成された矩形の底枠に、下縁を支点にして内側に倒伏
可能に設けられた4つの側板を備えた簡易パレットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の簡易パレットにあっては実
開昭63−7634号公報に開示の如く、扉体左右の側
板の上縁内側にスライドレールを取り付け、扉体の両側
上縁に設けた逆U字状のフックを前記スライドレール前
端部の掛止部に引っ掛けて釣り下げ状態で支持すること
で、扉体の開放時にはその下端を跳ね上げて両側部をス
ライドレール上へ乗せ掛け、水平状態に棚上へ収容可能
とした扉付き簡易パレットの考案が知られている。又4
支柱間の4辺に設けた側板の1対を両側の支柱上部と共
に内側へ倒伏可能とし、他方の対の側板においては、上
端両側に隣接する支柱上部との係止手段を設け、係止解
除時には下端を支軸として内側へ倒伏可能とした折り畳
み式の簡易パレットも知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前者の扉付き簡易パレ
ットは複数積み重ね可能な構成で、積み重ね時でも扉体
を開けて物品の出し入れが可能となり便利であるが、例
えば空のパレットの返却時等パレットのみの運搬時でも
物品輸送時と同じだけスペースをとることとなり、パレ
ットのみの多数輸送には限度がある。そこで後者の折り
畳み可能な構成にしようとしても、折り畳み式は前記の
如く側板の下端を支軸として夫々内側に折り畳む構成と
なるから、前記公報の如く上端を支軸として下端を跳ね
上げる扉体収納構造との併用はできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、上記扉
体を開放できる簡易パレットであっても折り畳みを可能
とし、パレット自体の輸送効率や作業性を向上させよう
としたもので、その構成は、フォークの差し込み部を有
する矩形の底枠と、その底枠における一方の対向する二
辺に、基端部が隅角部に固着された支柱の上部と一体化
され、下縁を支点にして前記支柱の上部と共に内側へ倒
伏可能に設けられた第1及び第2の側板と、前記底枠に
おける他方の対向する二辺に、下部両側が支柱基端部に
枢着され、下縁を支点にして内側へ倒伏可能に設けられ
た第3及び第4の側板と、前記支柱の基端部上方を規律
状態に支持する支持機構と、第3及び第4の側板上部を
起立支持された支柱に係止する係止機構とを有する折り
畳み可能な簡易パレットにおいて、前記第3及び第4の
少なくとも何れか一方の側板を扉に設定し、その扉の下
縁両側に枢着軸を突設すると共に、枢着軸に対応する両
側の支柱の基端部に前記枢着軸を外方へ抜き外し可能な
枢着部を設け、更に第1及び第2の両側板上縁内側に
は、その上縁と平行に保持レールを設ける一方、扉の上
縁両側に前記保持レールに係止するフックを設け、枢着
部から枢着軸を外方へ抜き外した扉の両縁を保持レール
に保持させて保持レール上に収容可能としたものであ
る。
【0005】
【作用】組立て状態には扉の上部はフックが保持レール
に掛止し、下縁両側は枢着軸が両側の支柱基端部に枢着
されている。扉を開放する際には、扉下縁両側の枢着軸
を支柱の枢着部から外方へ抜き外すと扉の下端はフリー
となり、下端を跳ね上げてそのまま保持レール上へ収納
できる。又逆に折り畳む際には、扉上縁両側のフックの
係止を解除して上端をフリーにすれば、下縁枢着軸を支
点として扉を内側へ倒伏させることができる。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図1において1は下部にフォークの差込口2aを備
えた矩形の底枠2の4隅に支柱3〜6を立設し、各支柱
間に側板7〜10を設けて上面を開口した四角箱状の簡
易パレットで、後方の側板8は下端81を支点として内
側へ折り畳む構成であり、図7にその詳細を示す。但し
側板8の両側とも同じ構造のため、片側のみについて説
明する。同図において側板8両端に突設したピン82が
支柱4下部の枠体42内に設けた軸止め具46に挿入さ
れており、上端83がフリーの時側板8は該ピン82を
支軸として回動自在となる。又上端83は、固着された
掛止リング84を支柱4の起倒部41に設けた掛止金具
43の掛止孔44に挿入し、同二点鎖線の如く掛止金具
43へ上下に摺動可能に設けたフック45の端部45a
を前記掛止リング84に挿入することで、掛止金具43
に固定できる。上端83をフリーにするにはフック45
を上方へ持ち上げれば掛止リング84は掛止金具43か
ら離反する。又各支柱3〜6は夫々一方向に起伏可能な
構造となっているが、図2において支柱3について説明
すると、支柱3は四角柱の鋼管である起倒部31と断面
コ字状の枠体32との分割構造で、枠体32は底枠2と
一体に固着されており、起倒部31はその下端両側に設
けた長孔33、33を貫通するピン34によって枠体3
2に軸支されている。更に前記起倒部31における長孔
33、33の上方には、長円形状の突起35、35が夫
々突設され、該突起35、35は起倒部31が立設状態
では枠体32の上端に設けたU字状の切欠き36、36
に嵌り込むようになっている。よって支柱3を倒す場合
には起倒部31を若干持ち上げて突起35、35と枠体
32側の切欠き36、36とを離反させれば、ピン34
を支点として起倒部31は内側へ倒伏可能となり、倒伏
状態では枠体32内方に設けられたストッパ37によ
り、起倒部31が水平に支持されることとなる。更に各
支柱3〜6の起倒部31、41間及び51、61間には
側板10、9が夫々固着されているから、起倒部31、
41と側板10、及び起倒部51、61と側板9とは夫
々一体に倒伏可能となる。
【0007】次に簡易パレットの扉となる側板7の跳ね
上げ及び折り畳み構造について説明する。尚側板7の左
右とも同構造であるため右側のみについて説明する。図
2の如く上端71両側には逆L字状のフック72が内側
へ向けて設けられており、該フック72は、組立て状態
では側板7の隣り合う側板10の上端内側に設けられた
スライドレール11の前端部12に掛止される。又側板
7の略中間部においてその外側両端には把手形状のハン
ドルガイド73が設けられ、ハンドルガイド73には、
跳ね上げハンドル74の折曲端部74bが摺動可能に挿
入されており、跳ね上げハンドル74は組立て状態では
同図の如く折曲端部74bがハンドルガイド73の最下
位置にあって釣り下げ状態となるが、跳ね上げハンドル
74を手前から跳ね上げると側板7の上端71の上にハ
ンドル部74aを乗せ掛けることができる。更に跳ね上
げハンドル74両端部におけるハンドルガイド73との
挿入部位には抜け止め金具78が固着されると共に、抜
け止め金具78には、側板7両端のガイド筒75にガイ
ドされ、跳ね上げハンドル74の釣り下げ状態では側板
7の下端76から突出して底枠2に当接するストッパ棒
77が一体に取着されている。更に側板7の下端76両
側にはピン79が突設されており、ピン79は、枠体3
2下部の開口側を囲む様に設けられ、前記ストッパ37
を有した枢着板38に形成したL字溝38aの最下位置
に夫々挿入されている。尚39は、側板7の外側にあっ
て枠体32に一体に取着された止め板である。
【0008】以上の如く構成された簡易パレットは、先
ず側板7を跳ね上げ収納する際には、まず跳ね上げハン
ドル74を手前から上方へ持ち上げると、折曲端部74
bがハンドルガイド73内を摺動して上方へ移動し、抜
け止め金具78と共にストッパ棒77も上方へ移動す
る。次にスライドレール11に釣り下げ状態の側板7を
持ち上げてフック72を前端部12上へ載せるようにし
て下端76を手前に引き寄せると、図3の如く下端76
両側のピン79が枢着板38のL字溝38a内を通過し
て枢着板38から離反し、下端76は止め板39を乗り
越えることができる。そして改めてフック72を前端部
12に掛止させて跳ね上げハンドル74を上端71上へ
載せると、側板7は上端のフック72のみで釣り下げら
れ下端76はフリーとなる。後は図4の如く下端76を
そのまま手前から水平状態まで持ち上げ、側板7両端部
をスライドレール11上に載せ掛けて押し込むと、同図
の二点鎖線の如く側板7はスライドレール11間に水平
に支持され、簡易パレット前方は開放される。又図1の
組立て状態から折り畳むには、跳ね上げハンドル74を
下方へ釣り下げ状態として側板7を持ち上げてフック7
2とスライドレール前端部12との掛止を解き、そのま
ま上端71を手前に引けば、図5の如く側板7は枢着板
38で支持される両側のピン79を支点として逆に上端
71がフリーとなるから、図6の如くそのまま内側へ倒
伏させることができる。尚跳ね上げハンドル74が下方
位置にある場合にはストッパ棒77が下端76から下方
へ突出しているから、図5の如く側板7を持ち上げて上
端71をフリーにする際には、ストッパ棒77が止め板
39に当接してピン79がL字溝38aから離反するこ
とを防止し、下端76が手前に飛び出す虞れはない。更
にスライドレール11の上方には略フック72の垂直部
分の高さよりやや大きい間隔を置いてレールガイド13
が起倒部31、41間及び51、61間に水平に取着さ
れているから、図1や図4の如く側板7を掛止部12に
釣り下げた状態で跳ね上げハンドルのハンドル部74a
を上端71に載せると、レールガイド13との干渉でフ
ック72の抜け止めとなり、震動等によりフック72が
掛止部12から脱却するのを防ぐことになる。このよう
に本実施例の簡易パレットにおいては、側板7、8を内
側へ折り畳んでから各支柱3〜6の起倒部31、41と
側板10、及び起倒部51、61と側板9とを上記の様
に折り畳むと、図8の如く完全に折り畳むことが可能で
あるから、物品輸送時に積み重ねた状態でも扉となる側
板7を任意に開けることができると共に、パレットのみ
の輸送においてもかさばらない様に折り畳んで多数を一
度に運ぶことができる。又必要に応じて側板7の上端の
掛止と下端の枢着を解除して側板7を簡易パレット1か
ら取り外すこともできる。
【0009】尚上記実施例においては前方の側板7のみ
跳ね上げ収納と折り畳み可能な構成としたが、後方の側
板8も同様の構造として、前後1対の側板を上記の併用
構造としても良い。
【0010】
【考案の効果】以上本考案によれば、組立て状態で側板
を開放することができるのは勿論、完全に折り畳みも可
能であるから、パレット自体の輸送の際に多くの枚数を
積み重ねることができ、スペースをとらず輸送効率や作
業性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】簡易パレットの斜視図である。
【図2】前方の側板と支柱の構造を示す説明図である。
【図3】前方の側板を跳ね上げ収納する状態を示す説明
図である。
【図4】前方の側板を跳ね上げ収納する状態を示す説明
図である。
【図5】前方の側板を折り畳む状態を示す説明図であ
る。
【図6】前方の側板を折り畳む状態を示す説明図であ
る。
【図7】後方の側板の構造を示す説明図である。
【図8】側板を完全に折り畳んだ状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・簡易パレット、2・・底枠、3、4、5、6・・
支柱、7、8、9、10・・側板、11・・スライドレ
ール、12・・前端部、13・・レールガイド、31、
41、51、61・・起倒部、32、42、52、62
・・枠体、33・・長孔、34・・ピン、35・・突
起、36・・切欠き、37・・ストッパ、38・・枢着
板、39・・止め板、71・・上端、72・・フック、
73・・ハンドルガイド、74・・跳ね上げハンドル、
75・・ガイド筒、76・・下端、77・・ストッパ
棒、78・・抜け止め金具、79・・ピン。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークの差し込み部を有する矩形の底
    枠と、その底枠における一方の対向する二辺に、基端部
    が隅角部に固着された支柱の上部と一体化され、下縁を
    支点にして前記支柱の上部と共に内側へ倒伏可能に設け
    られた第1及び第2の側板と、前記底枠における他方の
    対向する二辺に、下部両側が支柱基端部に枢着され、下
    縁を支点にして内側へ倒伏可能に設けられた第3及び第
    4の側板と、前記支柱の基端部上方を規律状態に支持す
    る支持機構と、第3及び第4の側板上部を起立支持され
    た支柱に係止する係止機構とを有する折り畳み可能な簡
    易パレットにおいて、前記第3及び第4の少なくとも何
    れか一方の側板を扉に設定し、その扉の下縁両側に枢着
    軸を突設すると共に、枢着軸に対応する両側の支柱の基
    端部に前記枢着軸を外方へ抜き外し可能な枢着部を設
    け、更に第1及び第2の両側板上縁内側には、その上縁
    と平行に保持レールを設ける一方、扉の上縁両側に前記
    保持レールに係止するフックを設け、枢着部から枢着軸
    を外方へ抜き外した扉の両縁を保持レールに保持させて
    保持レール上に収容可能とした簡易パレット。
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JPH0681935U JPH0681935U (ja) 1994-11-25
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