JP2505164Y2 - 液状物塗布用部材 - Google Patents
液状物塗布用部材Info
- Publication number
- JP2505164Y2 JP2505164Y2 JP7582093U JP7582093U JP2505164Y2 JP 2505164 Y2 JP2505164 Y2 JP 2505164Y2 JP 7582093 U JP7582093 U JP 7582093U JP 7582093 U JP7582093 U JP 7582093U JP 2505164 Y2 JP2505164 Y2 JP 2505164Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- cap
- liquid material
- plastic
- shoji
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、障子糊液や障子紙剥が
し液の容器に取付け、障子桟に直接塗布するための液状
物塗布用部材に関する。
し液の容器に取付け、障子桟に直接塗布するための液状
物塗布用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、障子糊液を障子桟に液だれを生じ
ないように塗布したり、また障子桟に貼られた障子紙を
手早く痕跡を残さずに剥がすことが要望されている。例
えば、障子紙を剥がす方法として、浸透剤(界面活性
剤)を含む水性の剥がし液により、カルボキシルメチル
セルロース(CMC)を主体とする障子糊の固化したも
のを軟化させる方法があり、実際には、剥がし液を障子
紙の糊付け部に紙の上から塗布し、糊付け部に十分に浸
透させてから障子紙をゆっくりと引き剥がす方法が採ら
れている。そして、従来からこのような剥がし液を手を
汚さず簡便に塗布する部材として、連続気泡または連続
小孔を有する硬質のプラスチック多孔性材料により塗り
付け部が形成された、キャップ形の部材が使用されてい
た。
ないように塗布したり、また障子桟に貼られた障子紙を
手早く痕跡を残さずに剥がすことが要望されている。例
えば、障子紙を剥がす方法として、浸透剤(界面活性
剤)を含む水性の剥がし液により、カルボキシルメチル
セルロース(CMC)を主体とする障子糊の固化したも
のを軟化させる方法があり、実際には、剥がし液を障子
紙の糊付け部に紙の上から塗布し、糊付け部に十分に浸
透させてから障子紙をゆっくりと引き剥がす方法が採ら
れている。そして、従来からこのような剥がし液を手を
汚さず簡便に塗布する部材として、連続気泡または連続
小孔を有する硬質のプラスチック多孔性材料により塗り
付け部が形成された、キャップ形の部材が使用されてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
障子糊液や剥がし液などの液状物は、粘度が100cps
以下と非常に低く、流動性が極めて高いため、前記従来
の塗布部材では、塗り付け部からの液の流量が多くなり
過ぎて、液だれが生じやすく、必要かつ十分な量の剥が
し液を所定の部位にだけ塗布することが難しかった。液
だれが生じないで所定の部位に適量だけ塗布するにはあ
る程度の熟練が必要とされていた。
障子糊液や剥がし液などの液状物は、粘度が100cps
以下と非常に低く、流動性が極めて高いため、前記従来
の塗布部材では、塗り付け部からの液の流量が多くなり
過ぎて、液だれが生じやすく、必要かつ十分な量の剥が
し液を所定の部位にだけ塗布することが難しかった。液
だれが生じないで所定の部位に適量だけ塗布するにはあ
る程度の熟練が必要とされていた。
【0004】本考案は、このような問題を解決するため
になされたもので、障子糊液や糊剥がし液などの液状物
が注入された容器に取付けることで、刷毛等を用いるこ
となく直接障子の糊付け部に塗布することができるうえ
に、液だれがなく、障子桟に糊付けしたり、また障子紙
を手早くかつ痕を残さずにきれいに剥がすことができる
液状物塗布用部材を提供することを目的とする。
になされたもので、障子糊液や糊剥がし液などの液状物
が注入された容器に取付けることで、刷毛等を用いるこ
となく直接障子の糊付け部に塗布することができるうえ
に、液だれがなく、障子桟に糊付けしたり、また障子紙
を手早くかつ痕を残さずにきれいに剥がすことができる
液状物塗布用部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の液状物塗布用部
材は、先端開口の周端部が内側に延出されて円環状の抑
え部が形成され、かつ後端部の内周に液状物塗布用容器
に螺合される雌ねじ部が形成されたリング状のキャップ
と、連続気泡を有するプラスチック発泡体シートの両面
に、それぞれプラスチック繊維からなる耐磨耗性の網目
状シートとプラスチック不織布を重ねて一体に加熱圧着
して成り、前記キャップ内に前記網目状シートを外側に
し前記先端開口を塞ぐように装着された塗り付け部材
と、前記塗り付け部材を後方から押圧するように、前記
キャップ内に嵌着された穴明きキャップ状の支持部材と
を備えてなることを特徴としている。
材は、先端開口の周端部が内側に延出されて円環状の抑
え部が形成され、かつ後端部の内周に液状物塗布用容器
に螺合される雌ねじ部が形成されたリング状のキャップ
と、連続気泡を有するプラスチック発泡体シートの両面
に、それぞれプラスチック繊維からなる耐磨耗性の網目
状シートとプラスチック不織布を重ねて一体に加熱圧着
して成り、前記キャップ内に前記網目状シートを外側に
し前記先端開口を塞ぐように装着された塗り付け部材
と、前記塗り付け部材を後方から押圧するように、前記
キャップ内に嵌着された穴明きキャップ状の支持部材と
を備えてなることを特徴としている。
【0006】
【作用】本考案の液状物塗布用部材においては、先端開
口部が縮径されて抑え部が連接形成されたリング状のキ
ャップ内に、網目状シートの外層と連続気泡を有するプ
ラスチック発泡体シートの中間層、およびプラスチック
不織布の内層を重ね一体に熱圧着してなる塗り付け部材
が装着されるとともに、その後方に穴明きキャップ状の
支持部材が嵌着されている。したがって、このように構
成される塗布部材を障子糊液や剥がし液などの液状物が
収容された容器の液出口等に取着し、容器の側部を握っ
て押すことにより、液状物が、支持部材の穴を通り塗り
付け部材の各層を順に通って流出する。このとき、塗り
付け部材の最も内側に、プラスチック繊維がランダムに
配列され互いに絡み合い緊密に集合された構造のプラス
チック不織布が配設されているので、液状物は不織布の
繊維の間隙を通って少量ずつ押し出されることになり、
粘性の極めて低い液状物たとえば糊液や剥がし液におい
ても液だれが生じない。また、刷毛を用いずに直接糊付
け部に塗布することができるので、塗布作業が簡単かつ
迅速で熟練を要しない。
口部が縮径されて抑え部が連接形成されたリング状のキ
ャップ内に、網目状シートの外層と連続気泡を有するプ
ラスチック発泡体シートの中間層、およびプラスチック
不織布の内層を重ね一体に熱圧着してなる塗り付け部材
が装着されるとともに、その後方に穴明きキャップ状の
支持部材が嵌着されている。したがって、このように構
成される塗布部材を障子糊液や剥がし液などの液状物が
収容された容器の液出口等に取着し、容器の側部を握っ
て押すことにより、液状物が、支持部材の穴を通り塗り
付け部材の各層を順に通って流出する。このとき、塗り
付け部材の最も内側に、プラスチック繊維がランダムに
配列され互いに絡み合い緊密に集合された構造のプラス
チック不織布が配設されているので、液状物は不織布の
繊維の間隙を通って少量ずつ押し出されることになり、
粘性の極めて低い液状物たとえば糊液や剥がし液におい
ても液だれが生じない。また、刷毛を用いずに直接糊付
け部に塗布することができるので、塗布作業が簡単かつ
迅速で熟練を要しない。
【0007】
【実施例】以下、図面に示す実施例について本考案を説
明する。図1は、本考案の液状物塗布用部材の一実施例
を示す断面図であり、図2はその要部である塗り付け部
材の断面図である。図において、1は合成樹脂製のリン
グ状のキャップを示し、このキャップ1の先端部(前
部)は、開口を縮径するように内側に延出され、円環状
の抑え部2が形成されている。また、このリング状キャ
ップ1の後端部の内周面には、軟質合成樹脂製で内部に
障子紙糊液や剥がし液からなる液状物が収容された液状
物容器(図示を省略。)の液出口部に螺合する雌ねじ部
3が形成されている。また、このようなキャップ1の抑
え部2の内側には、円盤状の塗付部材4が、開口部を塞
ぐように装着されている。塗付部材4は、図2に拡大し
て示すように、発泡ポリウレタンのような連続気泡を有
するプラスチック発泡体シート5の両面に、ナイロンの
ような機械的強度の高いプラスチック繊維を編んだ耐磨
耗性の網目状シート6と、プラスチック繊維の不織布7
とをそれぞれ重ね、一体に加熱圧着した構造を有し、網
目状シート6を外側にして装着されている。さらに、こ
のような塗り付け部材4の内側(後方)には、複数の穴
明き部8を有するキャップ状の支持部材9が、塗り付け
部材4を押圧するように配置され、リング状キャップ1
内に嵌着されている。
明する。図1は、本考案の液状物塗布用部材の一実施例
を示す断面図であり、図2はその要部である塗り付け部
材の断面図である。図において、1は合成樹脂製のリン
グ状のキャップを示し、このキャップ1の先端部(前
部)は、開口を縮径するように内側に延出され、円環状
の抑え部2が形成されている。また、このリング状キャ
ップ1の後端部の内周面には、軟質合成樹脂製で内部に
障子紙糊液や剥がし液からなる液状物が収容された液状
物容器(図示を省略。)の液出口部に螺合する雌ねじ部
3が形成されている。また、このようなキャップ1の抑
え部2の内側には、円盤状の塗付部材4が、開口部を塞
ぐように装着されている。塗付部材4は、図2に拡大し
て示すように、発泡ポリウレタンのような連続気泡を有
するプラスチック発泡体シート5の両面に、ナイロンの
ような機械的強度の高いプラスチック繊維を編んだ耐磨
耗性の網目状シート6と、プラスチック繊維の不織布7
とをそれぞれ重ね、一体に加熱圧着した構造を有し、網
目状シート6を外側にして装着されている。さらに、こ
のような塗り付け部材4の内側(後方)には、複数の穴
明き部8を有するキャップ状の支持部材9が、塗り付け
部材4を押圧するように配置され、リング状キャップ1
内に嵌着されている。
【0008】このように構成された実施例の塗布部材を
使用して液状物たとえば障子糊液や剥がし液を塗布する
には、リング状キャップ1の雌ねじ部3を液出口の雄ね
じ部に螺合させることにより、塗布部材を液容器に取着
し、塗付部材4の先端部を障子紙の糊付け部に当ててか
ら、容器の側部を握って軽く押す。このとき、容器内の
液状物は、支持部材9の穴明き部8を通り塗り付け部材
4を経て外部へ押し出されるが、塗り付け部材4が、網
目状シート6の外層と連続気泡を有するプラスチック発
泡体シート5の中間層、およびプラスチック不織布7の
内層の3層から成り、特に内層に、プラスチック繊維が
ランダムに配列され互いに絡み合って密に集合した構造
のプラスチック不織布が配設されているので、液状物の
流出量が抑えられる。したがって、粘性の低い液体も少
量ずつ押し出され、液だれが生じない。また、塗り付け
部材4の最外層が、機械的強度の高いプラスチック繊維
を編んだ網目状シート6により構成されており、この耐
磨耗性の網目状シート6が直接障子紙等に接することに
なるので。塗り付け部材4がへたったり破損したりする
ことなく、長期間使用することができる。
使用して液状物たとえば障子糊液や剥がし液を塗布する
には、リング状キャップ1の雌ねじ部3を液出口の雄ね
じ部に螺合させることにより、塗布部材を液容器に取着
し、塗付部材4の先端部を障子紙の糊付け部に当ててか
ら、容器の側部を握って軽く押す。このとき、容器内の
液状物は、支持部材9の穴明き部8を通り塗り付け部材
4を経て外部へ押し出されるが、塗り付け部材4が、網
目状シート6の外層と連続気泡を有するプラスチック発
泡体シート5の中間層、およびプラスチック不織布7の
内層の3層から成り、特に内層に、プラスチック繊維が
ランダムに配列され互いに絡み合って密に集合した構造
のプラスチック不織布が配設されているので、液状物の
流出量が抑えられる。したがって、粘性の低い液体も少
量ずつ押し出され、液だれが生じない。また、塗り付け
部材4の最外層が、機械的強度の高いプラスチック繊維
を編んだ網目状シート6により構成されており、この耐
磨耗性の網目状シート6が直接障子紙等に接することに
なるので。塗り付け部材4がへたったり破損したりする
ことなく、長期間使用することができる。
【0009】このように、実施例の塗布部材によれば、
流動性のある液状物を刷毛を用いることなく直接かつ適
量ずつ塗布することができるので、塗布作業が簡単かつ
迅速で熟練を要しない。
流動性のある液状物を刷毛を用いることなく直接かつ適
量ずつ塗布することができるので、塗布作業が簡単かつ
迅速で熟練を要しない。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように本考案の液状物塗布
用部材は、塗布容器に簡便に取付けることができ、それ
により、容器内の障子糊液や糊剥がし液などの液状物
を、刷毛等を用いることなく直接障子の糊付け部に塗布
することができるうえに、液だれが生じない。
用部材は、塗布容器に簡便に取付けることができ、それ
により、容器内の障子糊液や糊剥がし液などの液状物
を、刷毛等を用いることなく直接障子の糊付け部に塗布
することができるうえに、液だれが生じない。
【図1】本考案の障子紙剥がし液の塗布部材の一実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】実施例の要部である塗り付け部材の拡大断面
図。
図。
1………リング状キャップ 2………抑え部 3………雌ねじ部 4………塗付部材 5………プラスチック発泡体シート 6………耐磨耗性の網目状シート 7………プラスチック不織布 8………穴明き部 9………支持部材
Claims (1)
- 【請求項1】 先端開口の周端部が内側に延出されて円
環状の抑え部が形成され、かつ後端部の内周に液状物塗
布用容器に螺合される雌ねじ部が形成されたリング状の
キャップと、連続気泡を有するプラスチック発泡体シー
トの両面に、それぞれプラスチック繊維からなる耐磨耗
性の網目状シートとプラスチック不織布を重ねて一体に
加熱圧着して成り、前記キャップ内に前記網目状シート
を外側にし前記先端開口を塞ぐように装着された塗り付
け部材と、前記塗り付け部材を後方から押圧するよう
に、前記キャップ内に嵌着された穴明きキャップ状の支
持部材とを備えてなることを特徴とする液状物塗布用部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7582093U JP2505164Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 液状物塗布用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7582093U JP2505164Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 液状物塗布用部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739963U JPH0739963U (ja) | 1995-07-18 |
JP2505164Y2 true JP2505164Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=13587211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7582093U Expired - Lifetime JP2505164Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 液状物塗布用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505164Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-30 JP JP7582093U patent/JP2505164Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0739963U (ja) | 1995-07-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960206 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |