JP2505050Y2 - ダンボ―ルケ―スの移載装置 - Google Patents
ダンボ―ルケ―スの移載装置Info
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- JP2505050Y2 JP2505050Y2 JP1990054234U JP5423490U JP2505050Y2 JP 2505050 Y2 JP2505050 Y2 JP 2505050Y2 JP 1990054234 U JP1990054234 U JP 1990054234U JP 5423490 U JP5423490 U JP 5423490U JP 2505050 Y2 JP2505050 Y2 JP 2505050Y2
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- Japan
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- cardboard case
- fork
- cardboard
- guide
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- Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、上部を開放したダンボールケースを移載す
るための移載装置に関する。
るための移載装置に関する。
(従来の技術) 例えば、輸出用の自動車部品はダンボールケースに納
められてコンテナ輸送されるが、現地生産工場における
部品管理の容易化並びに生産効率の向上を図るため、最
近は、ダンボールケースをパレット、部品箱等の代りに
用いることが多くなってきている。この場合、ダンボー
ルケースとしては、第5図に符号1にて示すように上部
を開放したものが用いられ、この中に種々の部品2が収
納される。ところで、コンテナ輸送において、この種の
ダンボールケース1は、第6図に示すように、モジュー
ルケース5内に段積み状態で多数個積込まれ、一方、こ
のモジュールケース3は一台のコンテナ(図示略)に多
数個(一例として30個)積込まれるようになる。なお、
ダンボールケース1の開口部周りには、前記段積みに耐
えるように補強部材3が設けられ、またモジュールケー
ス5の底部にも同様に補強部材6が設けられている。
められてコンテナ輸送されるが、現地生産工場における
部品管理の容易化並びに生産効率の向上を図るため、最
近は、ダンボールケースをパレット、部品箱等の代りに
用いることが多くなってきている。この場合、ダンボー
ルケースとしては、第5図に符号1にて示すように上部
を開放したものが用いられ、この中に種々の部品2が収
納される。ところで、コンテナ輸送において、この種の
ダンボールケース1は、第6図に示すように、モジュー
ルケース5内に段積み状態で多数個積込まれ、一方、こ
のモジュールケース3は一台のコンテナ(図示略)に多
数個(一例として30個)積込まれるようになる。なお、
ダンボールケース1の開口部周りには、前記段積みに耐
えるように補強部材3が設けられ、またモジュールケー
ス5の底部にも同様に補強部材6が設けられている。
そして従来、上記ダンボールケース1のモジュールケ
ース5への積込みは、ダンボールケース1の上部が開放
されているため、例えばバキュームカップを用いての移
載は不可能であり、そこで、1個ずつ手作業にて移載を
していた。
ース5への積込みは、ダンボールケース1の上部が開放
されているため、例えばバキュームカップを用いての移
載は不可能であり、そこで、1個ずつ手作業にて移載を
していた。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、上記ダンボールケース1の大きさは、通
常、高さH=150〜350mm,幅W=300〜400mm,長さL=50
0〜600mm程度(第1図)と比較的小サイズとされてお
り、そのモジュールケース5への積込み量はコンテナ一
台に付き膨大なものとなる。このため、上記手作業によ
る移載では、労働負担が著しく増すばかりか、積込み能
率も低下することとなり、この手作業に代えて自動的に
ダンボールケースを移載できる移載装置の開発が望まれ
ていた。
常、高さH=150〜350mm,幅W=300〜400mm,長さL=50
0〜600mm程度(第1図)と比較的小サイズとされてお
り、そのモジュールケース5への積込み量はコンテナ一
台に付き膨大なものとなる。このため、上記手作業によ
る移載では、労働負担が著しく増すばかりか、積込み能
率も低下することとなり、この手作業に代えて自動的に
ダンボールケースを移載できる移載装置の開発が望まれ
ていた。
なお、例えばフォークリフトを用いてダンボールケー
スを下から持上げて移載することも考えられるが、この
場合には、別途、ダンボールケースを載置する載置台が
必要となって移載場所(例えば、モジュールケース内)
に余分なデットスペースが生じて輸送効率が低下し、ま
た、特にダンボールケースを段積み状態で移載する場合
に、フォーク上でダンボールケースが移動する危険があ
って所定の場所への整列積込みが困難となる。
スを下から持上げて移載することも考えられるが、この
場合には、別途、ダンボールケースを載置する載置台が
必要となって移載場所(例えば、モジュールケース内)
に余分なデットスペースが生じて輸送効率が低下し、ま
た、特にダンボールケースを段積み状態で移載する場合
に、フォーク上でダンボールケースが移動する危険があ
って所定の場所への整列積込みが困難となる。
本考案は、上記従来の問題を解決することを課題とし
てなされたもので、その目的とするところは、上部を開
放したダンボールケースを直接保持して自動的にかつ整
列して所定の場所に積込みことができるダンボールケー
スの移載装置を提供することにある。
てなされたもので、その目的とするところは、上部を開
放したダンボールケースを直接保持して自動的にかつ整
列して所定の場所に積込みことができるダンボールケー
スの移載装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の一つは、工業用ロ
ボットのアーム先端に支持フレームを保持させ、該支持
フレームに、ダンボールケースを載置する載置面を有す
るフォークと該フォーク上に載置された前記ダンボール
ケースの一側面に係合するプッシャ板とを各独立の駆動
手段により相対移動可能に設け、かつ該支持フレームに
前記フォークの載置面に対して進退動して前記ダンボー
ルケースを前記フォークに対して押えるクランプ手段を
設けたことを特徴とする。
ボットのアーム先端に支持フレームを保持させ、該支持
フレームに、ダンボールケースを載置する載置面を有す
るフォークと該フォーク上に載置された前記ダンボール
ケースの一側面に係合するプッシャ板とを各独立の駆動
手段により相対移動可能に設け、かつ該支持フレームに
前記フォークの載置面に対して進退動して前記ダンボー
ルケースを前記フォークに対して押えるクランプ手段を
設けたことを特徴とする。
また本願考案の他の一つは、上記構成に加え、支持フ
レームにプッシャ板に対面する範囲にガイド板を進退出
させてダンボールケースの他側面をガイドするガイドシ
フト機構をさらに設け、前記ガイドシフト機構は、その
ガイド板を前記プッシャ板の進退出方向へ移動可能に備
えて、前記プッシャ板の進出運動に該ガイド板を追従さ
せる構成となっていることを特徴とする。
レームにプッシャ板に対面する範囲にガイド板を進退出
させてダンボールケースの他側面をガイドするガイドシ
フト機構をさらに設け、前記ガイドシフト機構は、その
ガイド板を前記プッシャ板の進退出方向へ移動可能に備
えて、前記プッシャ板の進出運動に該ガイド板を追従さ
せる構成となっていることを特徴とする。
(作用) 上記のように構成したダンボールケースの移載装置に
おいては、フォークとプッシャ板とを相対移動させれ
ば、ダンボールケースはフォーク上を滑動して落下し、
所定の場所に自動的に移載される。またフォーク上に載
置したダンボールケースをクランプ手段により押えるこ
とにより、ダンボールケースを段積み状態でハンドリン
グしても、ダンボールケースが移動することはなく、そ
の所定の場所への整列積込みが可能になる。
おいては、フォークとプッシャ板とを相対移動させれ
ば、ダンボールケースはフォーク上を滑動して落下し、
所定の場所に自動的に移載される。またフォーク上に載
置したダンボールケースをクランプ手段により押えるこ
とにより、ダンボールケースを段積み状態でハンドリン
グしても、ダンボールケースが移動することはなく、そ
の所定の場所への整列積込みが可能になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
る。
第1図は、本考案の第1実施例を示したものである。
同図において、11は工業用ロボットのアームで、このア
ーム11の先端には支持フレーム12が保持されている。支
持フレーム12は、上下方向へ延ばされた本体部12aとこ
の本体部12aの上・下端から相互に反対方向へ延ばされ
た一対の横梁部12b,12cとを備えている。支持フレーム1
2の下端の横梁部12cの下側には、ダンボールケースWを
載置する載置面13aを有するフォーク13が、該横梁部12c
の延長方向と同一方向へスライド可能に配設されてい
る。フォーク13は、その一端が前記横梁部12aの下面に
取付けたフォーク用シリンダ14の出力軸14aに連結さ
れ、このシリンダ14の作動により任意進退動できるよう
になっている。
同図において、11は工業用ロボットのアームで、このア
ーム11の先端には支持フレーム12が保持されている。支
持フレーム12は、上下方向へ延ばされた本体部12aとこ
の本体部12aの上・下端から相互に反対方向へ延ばされ
た一対の横梁部12b,12cとを備えている。支持フレーム1
2の下端の横梁部12cの下側には、ダンボールケースWを
載置する載置面13aを有するフォーク13が、該横梁部12c
の延長方向と同一方向へスライド可能に配設されてい
る。フォーク13は、その一端が前記横梁部12aの下面に
取付けたフォーク用シリンダ14の出力軸14aに連結さ
れ、このシリンダ14の作動により任意進退動できるよう
になっている。
また上記フォーク13の上方には、該フォーク13の移載
面13aと直交する状態でプッシャ板15が配置されてい
る。このプッシャ板15からは上下一対のガイドロッド16
が後方へ延ばされ、各ガイドロッド16は、支持フレーム
12の本体部12aから延設したブラケット17に取付けられ
たガイド部材18,18を摺動自在に挿通している。前記ブ
ラケット17にはまた、前記ガイドロッド16と同一方向へ
出力軸19aを延ばしてプッシャ用シリンダ19が取付けら
れている。プッシャ板15は、このシリンダ19の出力軸19
aに連結され、該シリンダ19の作動によりフォーク13と
同一方向へ進退動できるようになっている。
面13aと直交する状態でプッシャ板15が配置されてい
る。このプッシャ板15からは上下一対のガイドロッド16
が後方へ延ばされ、各ガイドロッド16は、支持フレーム
12の本体部12aから延設したブラケット17に取付けられ
たガイド部材18,18を摺動自在に挿通している。前記ブ
ラケット17にはまた、前記ガイドロッド16と同一方向へ
出力軸19aを延ばしてプッシャ用シリンダ19が取付けら
れている。プッシャ板15は、このシリンダ19の出力軸19
aに連結され、該シリンダ19の作動によりフォーク13と
同一方向へ進退動できるようになっている。
一方、支持フレーム12の上端の横梁部12bの先端には
前方へ向けてブラケット20が突設され、このブラケット
20にはクランプ用シリンダ21が取付けられている。クラ
ンプ用シリンダ21は、フォーク13側へ延ばした出力軸21
aの先端にクランプ部材22を取付けている。クランプ部
材22は、シリンダ21の作動により上下動し、フォーク13
上のダンボールケースWの上端に係合し、該ダンボール
ケースWをフォーク13に対して押えるものとなる。
前方へ向けてブラケット20が突設され、このブラケット
20にはクランプ用シリンダ21が取付けられている。クラ
ンプ用シリンダ21は、フォーク13側へ延ばした出力軸21
aの先端にクランプ部材22を取付けている。クランプ部
材22は、シリンダ21の作動により上下動し、フォーク13
上のダンボールケースWの上端に係合し、該ダンボール
ケースWをフォーク13に対して押えるものとなる。
また、支持フレーム12の上端の横梁部12bの先端に
は、別途前方へ向けてブラケット23が突設され、このブ
ラケット23にはガイドシフト装置24が取付けられてい
る。ガイドシフト装置24は、前記ブラケット23に取付け
られたガイド部材25を摺動自在に挿通する一対のガイド
ロッド26(一方は省略)を備えている。この一対のガイ
ドロッド26の先端にはガイドブロック27が横架固定され
ており、長尺のガイド板28がこのガイドブロック27を挿
通して上下方向へ延ばされている。また前記一対のガイ
ドロッド26には支持部材29aを介してロッドレスシリン
ダ29が支持され、このロッドレスシリンダ29に付属する
移動体30に前記ガイド板28の一端が連結されている。こ
のガイシフト装置24を構成するガイド板28は、ロッドレ
スシリンダ29の作動により前記プッシャ板15に対面する
位置に出没し、適宜フォーク13上のダンボールケースW
の一側面に係合可能となる。またガイドシフト装置24
は、プッシャ板15が左方向へ前進することにより、その
前進力をダンボールケースWを介してガイド板28に受
け、その全体がガイドロッド26を介して左方向へ移動す
るようになる。なお、ガイドシフト装置24には、その全
体を原位置に戻すための復帰ばね(図示略)が付設され
ている。
は、別途前方へ向けてブラケット23が突設され、このブ
ラケット23にはガイドシフト装置24が取付けられてい
る。ガイドシフト装置24は、前記ブラケット23に取付け
られたガイド部材25を摺動自在に挿通する一対のガイド
ロッド26(一方は省略)を備えている。この一対のガイ
ドロッド26の先端にはガイドブロック27が横架固定され
ており、長尺のガイド板28がこのガイドブロック27を挿
通して上下方向へ延ばされている。また前記一対のガイ
ドロッド26には支持部材29aを介してロッドレスシリン
ダ29が支持され、このロッドレスシリンダ29に付属する
移動体30に前記ガイド板28の一端が連結されている。こ
のガイシフト装置24を構成するガイド板28は、ロッドレ
スシリンダ29の作動により前記プッシャ板15に対面する
位置に出没し、適宜フォーク13上のダンボールケースW
の一側面に係合可能となる。またガイドシフト装置24
は、プッシャ板15が左方向へ前進することにより、その
前進力をダンボールケースWを介してガイド板28に受
け、その全体がガイドロッド26を介して左方向へ移動す
るようになる。なお、ガイドシフト装置24には、その全
体を原位置に戻すための復帰ばね(図示略)が付設され
ている。
本実施例において、上記アーム11を有する工業用ロボ
ット10は、第2図に示すように、ダンボールケースWを
搬送する搬送コンベア31と台車32に載せられた前記モジ
ュールケース5(第6図)の移送ラインとの間に設置さ
れている。ロボット10は、X軸とY軸方向に移動可能な
ベース33上に搭載され、搬送コンベア31と所定位置に停
止されたモジュールケース5との間に任意アーム11の先
端を延ばすことができるようになっている。こゝで、ダ
ンボールケースWは、その大きさおよび重量によって4
種類A,B,C,Dに分類されており、搬送コンベア31もこの
ダンボールケースWの種類A〜Dごとに4系列設けられ
ている。また搬送コンベア31は搬送方向へ所定量シフト
できるようになっており、このシフト動作と別途設けた
爪(図示略)の動作とによりアーム11下の上記したフォ
ーク13上にダンボールケースWの一つが受渡しされるよ
うになる。
ット10は、第2図に示すように、ダンボールケースWを
搬送する搬送コンベア31と台車32に載せられた前記モジ
ュールケース5(第6図)の移送ラインとの間に設置さ
れている。ロボット10は、X軸とY軸方向に移動可能な
ベース33上に搭載され、搬送コンベア31と所定位置に停
止されたモジュールケース5との間に任意アーム11の先
端を延ばすことができるようになっている。こゝで、ダ
ンボールケースWは、その大きさおよび重量によって4
種類A,B,C,Dに分類されており、搬送コンベア31もこの
ダンボールケースWの種類A〜Dごとに4系列設けられ
ている。また搬送コンベア31は搬送方向へ所定量シフト
できるようになっており、このシフト動作と別途設けた
爪(図示略)の動作とによりアーム11下の上記したフォ
ーク13上にダンボールケースWの一つが受渡しされるよ
うになる。
以下、上記のように構成した移載装置の作用を説明す
る。
る。
移載に際しては、クランプ部材22とガイドシフト装置
24のガイド板28とを上昇させておき、先ずロボット10を
搬送コンベア31側へ移動させて、そのアーム11下のフォ
ーク13を搬送コンベア31の一つの先端部の下側に位置決
めする。次に、搬送コンベアを引込み方向(後退方向)
へ所定量シフトさせると、別途設けた爪がダンボールケ
ースWの下角部に係合し、この爪がストッパとなってダ
ンボールケースWが相対的に前進し、該ダンボールケー
スWの一つがフォーク13上に乗り移る。そしてこのロボ
ット10の動作および搬送コンベア31のシフト動作を順次
他の搬送コンベア31について繰返すことにより、フォー
ク13上には種類の異なるダンボールケースA〜Dが段積
み状態で受取られるようになる。なお、ダンボールケー
スの受取りに際しては、例えば重量の重いダンボールケ
ース、サイズの大きいダンボールケース等が下側となる
ように配慮する。
24のガイド板28とを上昇させておき、先ずロボット10を
搬送コンベア31側へ移動させて、そのアーム11下のフォ
ーク13を搬送コンベア31の一つの先端部の下側に位置決
めする。次に、搬送コンベアを引込み方向(後退方向)
へ所定量シフトさせると、別途設けた爪がダンボールケ
ースWの下角部に係合し、この爪がストッパとなってダ
ンボールケースWが相対的に前進し、該ダンボールケー
スWの一つがフォーク13上に乗り移る。そしてこのロボ
ット10の動作および搬送コンベア31のシフト動作を順次
他の搬送コンベア31について繰返すことにより、フォー
ク13上には種類の異なるダンボールケースA〜Dが段積
み状態で受取られるようになる。なお、ダンボールケー
スの受取りに際しては、例えば重量の重いダンボールケ
ース、サイズの大きいダンボールケース等が下側となる
ように配慮する。
上記ダンボールケースWの受取りを終えた後、クラン
プ用シリンダ21の作動によりクランプ部材22を下動さ
せ、最上段のダンボールケースWを押圧してフォーク13
との間で複数のダンボールケースWをクランプする。こ
れと同時にガイドシフト装置24のロッドレスシリンダ29
の作動により移動体30を下動させ、ガイド板28を下降さ
せてプッシャ板15の前方を閉じる。次に、ロボット10を
所定位置に停止されたモジュールケース5側へ移動さ
せ、そのフォーク13を一側を開放しモジュールケース5
内に該開放側から進入させる。この状態で、先ずクラン
プ用シリンダ21の再作動によりクランプ部材22を上動さ
せてダンボールケースWをアンクランプ状態となる。続
いてフォーク用シリンダ14の作動によりフォーク13を第
1図の右方向へ後退させ、同時にプッシャ用シリンダ19
の作動によりプッシャ板15を前進させる。このフォーク
13とプッシャ板15との相対移動によりフォーク13上に段
積みされたダンボールケースWはフォーク13上を滑動
し、遂にはフォーク13からモジュールケース5内に落下
する。この時、プッシャ15の前進に追従してガイド板28
も前進しており、複数のダンボールケースWはこのガイ
ド板28に沿って落下する。したがって、この落下するダ
ンボールケースWは、先に積込んだダンボールケースの
角などに引掛かることがなくなり、所望の位置に整列し
て積込まれる。また上方からの落下であるので、たとえ
移載場所の底面に補強部材6等の突起があってもダンボ
ールケースWの円滑な移載が可能になる。なお、この移
載完了後は、ガイド板28が上昇し、ロボット10は待機位
置へ後退する。
プ用シリンダ21の作動によりクランプ部材22を下動さ
せ、最上段のダンボールケースWを押圧してフォーク13
との間で複数のダンボールケースWをクランプする。こ
れと同時にガイドシフト装置24のロッドレスシリンダ29
の作動により移動体30を下動させ、ガイド板28を下降さ
せてプッシャ板15の前方を閉じる。次に、ロボット10を
所定位置に停止されたモジュールケース5側へ移動さ
せ、そのフォーク13を一側を開放しモジュールケース5
内に該開放側から進入させる。この状態で、先ずクラン
プ用シリンダ21の再作動によりクランプ部材22を上動さ
せてダンボールケースWをアンクランプ状態となる。続
いてフォーク用シリンダ14の作動によりフォーク13を第
1図の右方向へ後退させ、同時にプッシャ用シリンダ19
の作動によりプッシャ板15を前進させる。このフォーク
13とプッシャ板15との相対移動によりフォーク13上に段
積みされたダンボールケースWはフォーク13上を滑動
し、遂にはフォーク13からモジュールケース5内に落下
する。この時、プッシャ15の前進に追従してガイド板28
も前進しており、複数のダンボールケースWはこのガイ
ド板28に沿って落下する。したがって、この落下するダ
ンボールケースWは、先に積込んだダンボールケースの
角などに引掛かることがなくなり、所望の位置に整列し
て積込まれる。また上方からの落下であるので、たとえ
移載場所の底面に補強部材6等の突起があってもダンボ
ールケースWの円滑な移載が可能になる。なお、この移
載完了後は、ガイド板28が上昇し、ロボット10は待機位
置へ後退する。
上記実施例においては、特にフォーク13とプッシャ板
15とを各独立のシリンダ14,19により移動させるように
したので、ダンボールケースWを落下させるために必要
なそれぞれの移動ストロークは、ダンボールケースWの
長さの半分で済み、その分、小型の移動用のシリンダ1
4,19の使用が可能になり、装置全体は可及的に小型化さ
れる。なお、このフォーク13とプッシャ板15とは、相対
移動できれば良いもので、何れか一方のみを移動可能と
することができる。また上記実施例において、ガイドシ
フト装置24を構成するガイド板28を昇降させる手段とし
てロッドレスシリンダ29を用いたが、これに代えて他の
駆動手段を用いることができることはもちろんである。
15とを各独立のシリンダ14,19により移動させるように
したので、ダンボールケースWを落下させるために必要
なそれぞれの移動ストロークは、ダンボールケースWの
長さの半分で済み、その分、小型の移動用のシリンダ1
4,19の使用が可能になり、装置全体は可及的に小型化さ
れる。なお、このフォーク13とプッシャ板15とは、相対
移動できれば良いもので、何れか一方のみを移動可能と
することができる。また上記実施例において、ガイドシ
フト装置24を構成するガイド板28を昇降させる手段とし
てロッドレスシリンダ29を用いたが、これに代えて他の
駆動手段を用いることができることはもちろんである。
第3図と第4図は、本考案の第2実施例を示したもの
である。なお、前出第1図に示した部分と同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。本第2の実施例
の特徴とするところは、支持プレート12から前記ガイド
シフト機構24を廃し、前記プッシャ板15を固定板35と可
動板36とから構成し、固定板35の上端部に可動板36をヒ
ンジピン37により揺動可能に結合し、固定板35に前記ガ
イドロッド16およびプッシャ用シリンダ19を結合し、か
つ、固定板35から延設したブラケット38に揺動用シリン
ダ39を取付けると共に、このシリンダ39の出力軸39aの
先端に連結体40を介して可動板36を連結するようにした
点にある。
である。なお、前出第1図に示した部分と同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。本第2の実施例
の特徴とするところは、支持プレート12から前記ガイド
シフト機構24を廃し、前記プッシャ板15を固定板35と可
動板36とから構成し、固定板35の上端部に可動板36をヒ
ンジピン37により揺動可能に結合し、固定板35に前記ガ
イドロッド16およびプッシャ用シリンダ19を結合し、か
つ、固定板35から延設したブラケット38に揺動用シリン
ダ39を取付けると共に、このシリンダ39の出力軸39aの
先端に連結体40を介して可動板36を連結するようにした
点にある。
かゝる構成の移載装置においては、ダンボールケース
Wの投入落差が大きくて、フォーク13を傾斜させる必要
がある場合、揺動用シリンダ39の作動により可動板39を
揺動させて、第4図に示すように該可動板36をほゞ鉛直
状態とすれば、フォーク13上の複数のダンボールケース
Wの全体的な傾きが修正され、上記実施例同様にモジュ
ールケース5内の所定位置にダンボールケースWを整列
移載することができる。
Wの投入落差が大きくて、フォーク13を傾斜させる必要
がある場合、揺動用シリンダ39の作動により可動板39を
揺動させて、第4図に示すように該可動板36をほゞ鉛直
状態とすれば、フォーク13上の複数のダンボールケース
Wの全体的な傾きが修正され、上記実施例同様にモジュ
ールケース5内の所定位置にダンボールケースWを整列
移載することができる。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案にかゝるダンボ
ールケースの移載装置によれば、フォークとプッシャ板
とを相対移動させて上部を開放したダンボールケースを
所定の場所に自動的に移載することができ、移載の能率
は著しく向上する。またフォーク上に載置したダンボー
ルケースをクランプ手段により押えることにより、ハン
ドリング中におけるダンボールケースの移動を防止で
き、所定の場所への整列積込みが可能になる。さらに、
フォークとプッシャ板とをそれぞれ駆動手段により相対
移動させるようにしたので、両者の移動ストロークをそ
れぞれ半減させて装置の小型化を達成できる。しかも、
ガイド板を有するガイドシフト機構を設けた場合、ガイ
ド板または可動板がダンボールケースの円滑な落下を保
証して装置に対する信頼性を高める。
ールケースの移載装置によれば、フォークとプッシャ板
とを相対移動させて上部を開放したダンボールケースを
所定の場所に自動的に移載することができ、移載の能率
は著しく向上する。またフォーク上に載置したダンボー
ルケースをクランプ手段により押えることにより、ハン
ドリング中におけるダンボールケースの移動を防止で
き、所定の場所への整列積込みが可能になる。さらに、
フォークとプッシャ板とをそれぞれ駆動手段により相対
移動させるようにしたので、両者の移動ストロークをそ
れぞれ半減させて装置の小型化を達成できる。しかも、
ガイド板を有するガイドシフト機構を設けた場合、ガイ
ド板または可動板がダンボールケースの円滑な落下を保
証して装置に対する信頼性を高める。
第1図は、本考案の第1の実施例を示す側面図、第2図
は、本第1の実施例の使用態様を模式的に示す平面図、
第3図は、本移載装置の第2の実施例を示す側面図、第
4図は、本第2の実施例の使用態様を模式的に示す側面
図、第5図は、本考案の対象であるダンボールケースの
斜視図、第6図は、ダンボールケースの移載相手である
モジュールケースを模式的に示す斜視図である。 10……工業用ロボット 11……ロボットのアーム 12……支持フレーム 13……フォーク 13a……フォークの載置面 15……プッシャ板 22……クランプ部材 28……ガイド板 W……ダンボールケース
は、本第1の実施例の使用態様を模式的に示す平面図、
第3図は、本移載装置の第2の実施例を示す側面図、第
4図は、本第2の実施例の使用態様を模式的に示す側面
図、第5図は、本考案の対象であるダンボールケースの
斜視図、第6図は、ダンボールケースの移載相手である
モジュールケースを模式的に示す斜視図である。 10……工業用ロボット 11……ロボットのアーム 12……支持フレーム 13……フォーク 13a……フォークの載置面 15……プッシャ板 22……クランプ部材 28……ガイド板 W……ダンボールケース
Claims (2)
- 【請求項1】上部を開放したダンボールケースを移載す
る移載装置であって、工業用ロボットのアーム先端に支
持フレームを保持させ、該支持フレームに、前記ダンボ
ールケースを載置する載置面を有するフォークと該フォ
ーク上に載置された前記ダンボールケースの一側面に係
合するプッシャ板とを各独立の駆動手段により相対移動
可能に設け、かつ該支持フレームに前記フォークの載置
面に対して進退動して前記ダンボールケースを前記フォ
ークに対して押えるクランプ手段を設けたことを特徴と
するダンボールケースの移載装置。 - 【請求項2】上部を開放したダンボールケースを移載す
る移載装置であって、工業用ロボットのアーム先端に支
持フレームを保持させ、該支持フレームに、前記ダンボ
ールケースを載置する載置面を有するフォークと該フォ
ーク上に載置された前記ダンボールケースの一側面に係
合するプッシャ板とを各独立の駆動手段により相対移動
可能に設け、かつ該支持フレームに前記フォークの載置
面に対して進退動して前記ダンボールケースを前記フォ
ークに対して押えるクランプ手段と、前記プッシャ板に
対面する範囲にガイド板を進退出させて前記ダンボール
ケースの他側面をガイドするガイドシフト機構とを設
け、前記ガイドシフト機構は、そのガイド板を前記プッ
シャ板の進退出方向へ移動可能に備えて、前記プッシャ
板の進出運動に該ガイド板を追従させる構成となってい
ることを特徴とするダンボールケースの移載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990054234U JP2505050Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | ダンボ―ルケ―スの移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990054234U JP2505050Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | ダンボ―ルケ―スの移載装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0414296U JPH0414296U (ja) | 1992-02-05 |
JP2505050Y2 true JP2505050Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=31576119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990054234U Expired - Fee Related JP2505050Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | ダンボ―ルケ―スの移載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505050Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2072430B1 (de) * | 2007-12-20 | 2011-08-10 | Müller Martini Holding AG | Paketgreifer für eine Palettiervorrichtung und Verfahren zum Palettieren von Paketen |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0794117B2 (ja) * | 1987-05-15 | 1995-10-11 | 三菱電機株式会社 | 物品搬送ロボットのハンド装置 |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP1990054234U patent/JP2505050Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0414296U (ja) | 1992-02-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |