JP2504641B2 - 3次元形状計測処理方式 - Google Patents

3次元形状計測処理方式

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JP2504641B2 JP3187156A JP18715691A JP2504641B2 JP 2504641 B2 JP2504641 B2 JP 2504641B2 JP 3187156 A JP3187156 A JP 3187156A JP 18715691 A JP18715691 A JP 18715691A JP 2504641 B2 JP2504641 B2 JP 2504641B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラなどで撮影した
複数枚の画像から被写体の3次元形状を計測する3次元
形状計測処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】画像を用いた受動的な静止剛体の3次元
形状計測手法として、時空間画像処理(Spatio-temporal
analysis)を用いた3次元形状計測手法があげられる。
(山本“連続ステレオ画像からの3次元情報の抽出”信
学論 D, Vol.169-D, No.11, pp.1631-1638, 1986) 。
【0003】図4は時空間画像を説明する説明図であ
る。図中の符号100は時空間画像、101は被写体、
102はカメラ、103はエピポーラ画像、104はエ
ピポーラ線、105は画像列、106は時間軸を表して
いる。図4に示す如く時空間画像100は、視軸に垂直
な方向に等速直進運動するカメラ102から連続的に静
止剛体(被写体101)を撮影して得られる画像列10
5を時間軸方向に積み重ねたものである。この時空間画
像100をエピポーラ線104にそって切断した画像
(すなわち時空間画像の水平切断面)はエピポーラ画像
103と呼ばれ、通常ほぼ平行に近い直線群が見られ
る。この直線群は撮影された静止剛体の特徴点の見かけ
の動き(特徴点軌跡)を表しており、この特徴点軌跡の
傾きを求めることで、特徴点までの距離を求めることが
できる。すなわち撮影した静止剛体の3次元形状を計測
することが可能となる。
【0004】このエピポーラ画像中から直線を検出する
手法として、従来、KalmanfilterやRammer法などの直線
追跡手法が用いられていた。しかし直線追跡法はノイズ
による直線の切れや、被写体同士のオクルージョンによ
って生じる直線の隠れなどに弱いという欠点を有してい
た。しかもこれらの従来手法では、特徴点軌跡がエピポ
ーラ画像上で直線となるようなカメラ運動(すなわち等
速直線運動)にのみ適用可能であり、それ以外の運動を
カメラが行うと特徴点軌跡は時空間画像中の任意の軌跡
となるため適用不可能であった(この特徴点軌跡を追跡
することで該特徴点までの距離を求めることは可能であ
る。しかし、特徴点の3次元空間中での位置とカメラ運
動によって特徴点軌跡は任意の軌跡となる。しかも現実
には画像中のノイズやオクルージョン等によって、特徴
点軌跡は途切れ途切れになるため、これを追跡すること
は非常に困難である)。
【0005】一方、この様な任意のカメラ運動の結果得
られた画像列Ii (i=0,...,n−1)から時空間画
像を構成せずに、3次元形状を計測する手法として次の
様な単純なボーティング手法(ボーティング手法I)が
考えられる。
【0006】ボーティング手法I: まず図5に示すよ
うに世界座標系O−X−Y−Z中の点をA(Xa,Y
a,Za)、カメラ座標をo−x−y−z、スクリーン
面をそのo−x−y平面、カメラの焦点距離をf、レン
ズ中心位置座標をカメラ座標系で(0,0,−f)とす
る。カメラの運動軌跡をPc=(Pc0 , ...,Pci,
..., Pcn-1 )とする。ただしPci は撮影位置情報
であって被写体撮影時のカメラのレンズ中心の位置、お
よび姿勢を表す列ベクトル Pci =(Xci ,Yci ,Zci ,Aci ,Eci ,Rci )T (1) であり、カメラ座標系のレンズ中心位置は世界座標系で Li =(Xci ,Yci ,Zci ) に一致する。Aci ,Eci ,Rci は図6に示すよう
にカメラ座標系と世界座標系の原点を一致させたときの
X軸とx軸、Z軸とz軸、Y軸とy軸のなす角度であ
る。このときのスクリーン面座標o−x−yへの点Aの
投影座標をai (xai ,yai )とする。このスクリ
ーン面が画像Ii である。
【0007】カメラのレンズ中心Li とスクリーンに投
影された点Aの像ai とを結ぶ直線(視線)は、必ず点
Aを通過する。すなわちカメラの運動軌跡Pc上の各レ
ンズ中心Li と画像Ii 上のai が含まれる画素とを結
ぶ視線Sai は点Aで交わる。従って図7に示すように
3次元空間を大きさΔX,ΔY,ΔZの体素D[l]
[m][n](l=0, ...,mx−1;m=0, ...,m
y−1;n=0, ...,mz−1)mx・my・mz個に
分割し、D[l][m][n]を3次元配列とする。初
期状態として全てのD[l][m][n]の内容を0と
しておき、体素で分割された3次元空間中に直線Sai
を通してみる。もし視線Sai が体素D[l][m]
[n]を通過したら、 D[l][m][n]=D[l][m][n]+1 (2) とする。すなわち視線が体素を通過する毎に、体素にボ
ーティング(Voting)を行う。これを全ての視線Sai に
ついて行えば、各体素の値は視線Sai が通過した回数
となる。従って点Aを含む体素D[la][ma][n
a]の累積値がピークとなるから、D[l][m]
[n]から累積値のピークを検出することで点Aの3次
元座標を求めることが出来る。
【0008】ボーティング手法Iはノイズや切れなどに
対して頑健な手法である。しかし3次元空間中に別の点
B(Xb,Yb,Zb)がある場合(図8)、いわゆる
誤対応問題が発生する。すなわち点Bの像bi とレンズ
中心Liを結ぶ視線Sbi が体素D[l][m][n]
を通過しても(2)式で表す累積をD[l][m]
[n]に対して行うから、視線Sai と視線Sbj (i
=0,...,n−1;j=0...,n−1;i≠j)との交
点を含むD[le][me][ne]の累積値が増加し
てしまい、ピークとして検出されてしまう。この誤対応
の結果、実際には3次元空間中には存在しない点(誤対
応点)があたかも存在するかの様に求められてしまうと
いう問題点がある。そこで誤対応点を含む体素の累積値
を抑制するために、任意運動するカメラで撮影された画
像列から構成される時空間画像に以下に示す重み付け処
理を行ってからボーティング手法Iを適用することで、
誤対応点を検出することなく被写体の3次元形状を計測
可能とするボーティング手法IIが提案されている(特願
平2−174797号3次元形状計測装置)。
【0009】ボーティング手法II: 図8に示すカメラ
軌跡Pcにそって被写体点Aと点Bを撮影した画像列か
ら構成される時空間画像をTとする。図9に示すよう
に、時空間画像T中には点Aと点Bとに対応する2本の
軌跡Ca,Cbが含まれる。点Aと点Bとがスクリーン
面に投影された画素値を1、それ以外の画素値を0とす
る。時空間画像T中のすべての画素tに対してまず次の
様な変換t’=F(t)を行い、時空間トンネル画像
t’∈ T’を生成する。
【0010】F(t)= 1 : tが1である。 0 : tが0であり、その隣接画素全てが0である。 −1 : tが0であり、その隣接画素に1のものがあ
る。
【0011】(3) この結果、図10に示すように時空間トンネル画像T’
では、軌跡CaとCbとの周囲に画素値−1のパイプ状
の負領域VaとVbとが形成される。
【0012】次に時空間トンネル画像T’を構成する各
画像Ii ’に対してボーティング手法Iを適用する。た
だし、レンズ中心Li と画素値1の画素を結ぶ視線が体
素D[l][m][n]を通過するなら、 D[l][m][n] = D[l][m][n] + 1 とするが、レンズ中心Li と画素値−1の画素を結ぶ視
線が体素D[l][m][n]を通過する場合には、 D[l][m][n] = D[l][m][n] − 1 とする。この様に時空間トンネル画像T’に基づく正負
の重み付けボーティングを行うことで、ボーティング手
法Iで問題となった誤対応点の発生を抑制することがで
きる。ボーティング手法IIによって誤対応点の発生が抑
制されるのは次のような原理による。
【0013】時空間画像T中の各軌跡Ca,Cbは3次
元空間中の点AおよびBに対応している。すなわち3次
元空間中の一点と時空間画像中の軌跡とは一対一に対応
する(この様な軌跡を実軌跡と呼ぶことにする)。この
軌跡に沿った画素値の累積値が、ボーティング手法Iに
おける体素D[l][m][n]の累積値になるとみな
すことができる。これは誤対応点についても同様であ
る。たとえば図8中のある誤対応点Eには、時空間画像
T中の軌跡Ceが対応する(誤対応点Eは実際には存在
しないので、実際は時空間画像T中にCeを見つけるこ
とはできない。Ceはあくまでも仮想的な軌跡として存
在する。Ceのことを虚軌跡と呼ぶ)。点Eは視線Sa
i とSbj との交点である。すなわち画像Ii と画像I
j とにおいて、点Aと点Bとを誤って同一点とみなした
結果生じた点である。したがって、時空間画像T中の画
像Ii と実軌跡Caの交点をea、画像Ij と実軌跡C
bの交点をebとすると、虚軌跡Ceは必ずeaとeb
とを通過するから、ボーティング手法Iにおける誤対応
点を含む体素D[le][me][ne]の累積値(す
なわち虚軌跡Ceに沿った画素値の累積値)は、虚軌跡
Ceが実軌跡CaとCbとを横切った回数となる。すな
わちCeが通過する実軌跡の数が多ければ多いほど、誤
対応点として検出されやすくなる。しかし図10に示す
ように、ボーティング手法IIにおいては実軌跡の周囲に
−1の画素値から構成される負領域を生成しているか
ら、虚軌跡が実軌跡を交差すると必ずこの負領域を通過
することになる。したがって虚軌跡に沿った画素値の累
積値は、正負打ち消されて小さな値となり、誤対応点と
して検出され難くなる。このためボーティング手法IIで
は、従来の時空間画像処理と異なり、任意のカメラ運動
が可能であり、しかも画像間での対応点探索や特徴点軌
跡の追跡が不要である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところがボーティング
手法IIでは、画像上の画素の大きさを無視していた。実
際には画像上の各画素は大きさを有するために、このま
までは誤対応点が完全に抑制されないという問題点があ
った。図11はこの問題点を説明する図であって、簡単
のために実際には立体である時空間トンネル画像を2次
元画像として表している(すなわち1次元画像を時間軸
方向に積層したものとみなすことができる)。
【0015】図10において、実軌跡Caは正領域を、
虚軌跡Ceは負領域を通過している。ボーティング手法
IIにおいて空間中に引かれる視線は、同図中の画像を一
枚ずつの1次元画像にスライスし、その画素の中央の点
とレンズ中心とを結ぶ直線である。すなわち、もし画素
の中央の点を軌跡が通過するなら、この画素を通る視線
はこの軌跡に対応する体素を必ず通過する。しかし画素
の中央以外の点を軌跡が通るなら、該視線は該軌跡に対
応する体素を通過するとは限らない。すなわちボーティ
ング手法IIでは画素の大きさを無視しているため、正領
域あるいは負領域を構成する各画素の中央の点だけが真
の正領域あるいは負領域になり、各画素の中央以外の点
は画素値0の領域になってしまう。図11において軌跡
Ceは必ず負領域を通過するが、画素の中央の点を必ず
通過するとは限らない。したがって図12に示すよう
に、軌跡Ceに対応する体素D[le][me][n
e]を、負の画素の中央の点Jに対応する負の視線SJ
が通過するとは限らない(ただし軌跡Ceが画素を通過
する点Ce* とレンズ中心Li を結ぶSJ* は必ず体素
D[le][me][ne]を通過する)。現実には画
像上の各画素は必ず大きさを持つから、ボーティング手
法IIでは確実に誤対応点の発生を抑制することができな
いという問題点があった。
【0016】本発明は、ボーティング手法による3次元
形状計測において、例え画素が大きさを有していても、
誤対応点の発生を確実に抑制するようにすることを目的
としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。図中の符号1は画像入力処理部であって、カ
メラを任意に運動させながら被写体を撮影した画像列を
入力し時空間画像として蓄積する。2は撮影位置入力処
理部であって、画像列の撮影位置情報を入力する。
【0018】3は負領域生成処理部であって、画像入力
処理部1に入力された時空間画像から特徴点を抽出し、
該特徴点には正の値を、該特徴点に隣接する特徴点以外
の画素には負の値を、それ以外の画素には0の値を出力
することで、時空間画像を時空間トンネル画像に変換す
る。
【0019】4は錘体発生処理部であって、負領域生成
処理部3で出力された時空間トンネル画像を構成する0
でない画素値を持つ画素の座標値と、撮影位置入力処理
部2に入力された該画像に対応する撮影位置情報とか
ら、該画素の外郭を通過し撮影時のカメラレンズ中心を
頂点とする錘体情報、および該画素の画素値を出力す
る。
【0020】5は体素累算処理部であって錘体発生処理
部4が発生した錘体情報の示す錘体に含まれる体素蓄積
部6内の全ての体素の値に、画素値を加算する。6は体
素蓄積部であって、被写体が存在する空間を仮想的に微
小な体素に分割し、3次元配列とする。
【0021】7はピーク値検出部であって、体素蓄積部
6からピーク値を持つ体素を抽出し、その座標情報を出
力する。8は出力部である。
【0022】
【作用】従来手法(ボーティング手法II)では、画像上
の画素の大きさをまったく考慮せず、画素中央の点とレ
ンズ中心を結ぶ視線が通過する体素の累積値に、該視線
が通過する画像上の画素値を加えていた。このため、画
素が大きさを有する場合には、ボーティング手法IIにお
ける実際の正領域や負領域は画素中央の点だけとなる。
したがって図11に示すように虚軌跡Ceは負領域を通
過するにもかかわらず、誤対応点における累積値を必ず
しも抑制できるという保証はなかった。
【0023】本発明ではボーティング手法IIにおける視
線を図12に示すように画素中央の点とレンズ中心とを
結ぶ直線ではなく、図13に示すようにレンズ中心Li
を頂点とし、時空間画像T’をスライスした画像Ii ’
の画素t’の外郭を通過する錘体とし、該錘体内に含ま
れる各体素に画素t’の画素値を加える(画素値1なら
1を−1なら−1を加える)ことを特徴としている。該
錘体は、該画素中の全ての点とレンズ中心を結ぶ全ての
直線から構成されるとみなすことができる。これは図1
1の様に虚軌跡Ceがたとえ画素の中央を通過していな
くても、該画素内のどこかを通過するなら、確実に虚曲
線Ceに対応する体素D[le][me][ne]は該
錘体内に含まれることを意味している。したがってボー
ティング手法IIにおける視線を直線ではなく上述した様
な錘体とし、体素D[l][m][n]にボーティング
を行うことで、たとえ画素が大きさを有していても確実
に誤対応点の累積値を抑制することができる。
【0024】
【実施例】図2は本発明の実施例であって、1は画像入
力処理部、1−1は画像入力部、1−2は時空間画像蓄
積部、2は撮影位置入力処理部、2−1は撮影位置入力
部、2−2は撮影位置蓄積部、3は負領域生成処理部、
3−1は特徴点抽出部、3−2は時空間特徴点画像蓄積
部、3−3は負領域生成部、3−4は時空間トンネル画
像蓄積部、4は錘体発生処理部、4−1は画像蓄積部、
4−2は非零画素検出部、4−3は錘体発生部、5は体
素累算処理部、6は体素蓄積部、7はピーク値検出部、
8は出力部である。
【0025】本装置を動作するには、カメラを運動させ
ながら連続的に被写体を撮影した画像列Ii (i=0,
...,n−1)を画像入力部1−1に入力し、カメラの
撮影位置情報Pci (i=0,...,n−1)を撮影位置
入力部2−1に入力する。画像入力部1−1に入力され
た画像列は、時空間画像として時空間画像蓄積部1−2
に、また撮影位置入力部2−1に入力された撮影位置情
報は撮影位置蓄積部2−2に蓄積される。
【0026】図3に示すように時空間画像蓄積部1−2
に蓄積された時空間画像を構成する画像Ii の蓄積位置
と、これに対応する撮影位置情報Pciの蓄積位置とは
相互に対応可能なように同じ順番に並んでいる。これは
時空間特徴点画像蓄積部3−2、および時空間トンネル
画像蓄積部3−4についても同様である。
【0027】特徴点抽出部3−1は3次元のエッジ抽出
フィルタなどであり、時空間画像蓄積部1−2に蓄積さ
れた時空間画像を読みだし、エッジ部には正の画素値を
それ以外の画素には0の画素値を出力することで、該時
空間画像を二値の時空間特徴点画像に変換して時空間特
徴点画像蓄積部3−2に蓄積する。負領域生成部3−3
は該時空間特徴点画像蓄積部3−2に蓄積された時空間
特徴点画像を読みだし、(3)式に示す変換Fを該時空
間特徴点画像に行って時空間トンネル画像を生成し、時
空間トンネル画像蓄積部3−4に蓄積する。
【0028】該時空間トンネル画像蓄積部3−4は該時
空間トンネル画像蓄積部3−4に蓄積された該時空間ト
ンネル画像を構成する第一の画像(すなわち撮影位置情
報Pc0に対応する画像)を読みだして、画像蓄積部4
−1に蓄積する。非零画素検出部4−2は該画像蓄積部
4−1に蓄積された画像を走査し、画素値が0でない画
素を見つけると、該画素値と該画素の座標値とを錘体発
生部4−3に出力する。該錘体発生部4−3は該画素値
と該座標値とを入力されると、撮影位置蓄積部2−2か
ら第一の画像に対応する撮影位置情報を読みだし、カメ
ラのレンズ中心を頂点とし、該画像上の該画素の外郭を
通る錘体情報を発生し、該錘体情報と該画素値とを体素
累算処理部5に出力する。該体素累算処理部5は、該錘
体情報と該画素値とを入力されると、該錘体情報が示す
ところの錘体内に含まれる体素を順次、体素蓄積部6か
ら読みだし、該体素の値に該画素値を加算した値を該体
素蓄積部6の該体素に出力する。体素累算処理部5が上
記の処理を該時空間トンネル画像蓄積部3−4に蓄積さ
れたすべての画像について順次実行すると、ピーク値検
出部7は体素蓄積部6からピーク値を持つ体素をしきい
値処理などによって抽出し、該体素の座標値を出力部8
に出力する。
【0029】この様な構成になっているから、カメラ運
動が既知であるならば、それが任意の運動であり、しか
も撮影画像の画素が大きさを有していても、誤対応点に
相当する体素の累積値を負領域生成部によって生成され
た負の領域によって確実に抑制することができ、被写体
の3次元形状を正確に抽出することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、カメラ運動が既知であ
るならば、それが任意の運動であり、しかも撮影画像の
画素が大きさを有していても、被写体の形状を誤対応点
を発生することなく正確に計測することが可能である。
しかも本発明では、画像間での対応点探索や特徴点追跡
を一切必要としないため、複雑な形状の被写体であって
も容易にその3次元形状を計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施例を示す。
【図3】画像Ii の蓄積位置と撮影位置情報Pci の蓄
積位置との関係を示す図である。
【図4】時空間画像を説明する説明図である。
【図5】世界座標系とカメラ座標系とを説明する図であ
る。
【図6】カメラ座標系と世界座標系との原点を一致させ
たときの説明図である。
【図7】体素を考慮した場合の説明図である。
【図8】3次元空間中に別の点が存在する場合の説明図
である。
【図9】2本の軌跡が含まれる状態を表す説明図であ
る。
【図10】時空間トンネル画像の説明図である。
【図11】問題点を説明する説明図である。
【図12】画素の中央の点とレンズ点とを直線で結ぶ場
合の説明図である。
【図13】レンズの中心を頂点として錘体を考慮する場
合の説明図である。
【符号の説明】
1 画像入力処理部 2 撮影位置入力処理部 3 負領域生成処理部 4 錘体発生処理部 5 体素累算処理部 6 体素蓄積部 7 ピーク値検出部 8 出力部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラを任意に運動させながら被写体を
    撮影した画像列を入力し時空間画像として蓄積する画像
    入力処理部と、 該画像列の撮影位置情報を入力する撮影位置入力処理部
    と、 該画像入力処理部に入力された時空間画像から特徴点を
    抽出し、該特徴点には正の値を、該特徴点に隣接する特
    徴点以外の画素には負の値を、それ以外の画素には0の
    値を出力することで、該時空間画像を時空間トンネル画
    像に変換する負領域生成処理部と、 該負領域生成処理部で出力された時空間トンネル画像を
    構成する各画像の0でない画素値を持つ画素の座標値
    と、該撮影位置入力処理部に入力された該画像に対応す
    る撮影位置情報とから、該画素の外郭を通過し撮影時の
    カメラレンズ中心を頂点とする錘体情報、および該画素
    の画素値を出力する錘体発生処理部と、 被写体が存在する空間を仮想的に微小な体素に分割し、
    3次元配列とした体素蓄積部と、 該錘体発生処理部が発生した錘体情報の示す錘体に含ま
    れる体素蓄積部内の全ての体素の値に該画素値を加算す
    る体素累算処理部と、 該体素蓄積部からピーク値を持つ体素を抽出し、その座
    標情報を出力部に出力するピーク値検出部とから構成さ
    れ、 カメラを任意に運動させながら撮影した画像列から被写
    体の3次元形状を求めることを特徴とする3次元形状計
    測処理方式。
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DE102011108468A1 (de) * 2011-07-23 2013-01-24 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Generierung von dreidimensionalen Umfeldinformationen

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JP5148096B2 (ja) * 2006-10-13 2013-02-20 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医療用画像処理装置及び医療用画像処理装置の作動方法

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1990年電子情報通信学会秋季全国大会講演論文集、P.6−439
電子情報通信学会技術研究報告PRU91−128,91〜478!(1992−2−21),P17−24

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