JP3253328B2 - 距離動画像入力処理方法 - Google Patents

距離動画像入力処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーン中の人間や自動
車等の3次元的動きを認識するための一連の処理におい
て、3次元の動き情報を入力する距離動画像入力処理方
法に関するものである。具体的には、通常のTVカメラ
のビデオレート程度の頻度(1秒間に30フレーム程
度)で距離画像(各画素の値が3次元空間中の基準点か
らの距離値である画像)を入力するようにしている。
【0002】
【従来の技術】関連する従来技術としては、(i) レーザ
スキャン方式、(ii)ステレオ画像方式がある。 (i) レーザスキャン方式 図11に示すように、レーザスキャン機構1とTVカメ
ラ2とを用いる。図に示すように、レーザスキャン機構
1は空間中の動物体5に対してレーザを照射し、このレ
ーザ照射をx、y方向にスキャンする。TVカメラ2
は、照射されたレーザが形成する物体上のスポットを検
出し、三角測量の原理でそのスポットの基準点からの距
離を計測する。前述のスキャンの結果、距離画像を取得
することができる。このスキャンを高速に行うことによ
り、ビデオレート程度の頻度で距離画像を入力する装置
の試作も行われている。 (ii)ステレオ画像方式 図12に示すように、2台のTVカメラ3、4を用い
て、動物体5の画像を取得し、左右の画像の対応する点
の視差から(i) のレーザスキャン方式と同様に三角測量
の原理で距離情報を得るものである。TVカメラを用い
れば、当然ビデオレート程度の頻度で距離画像が入力で
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このレーザス
キャン方式はレーザを物体に照射するために、照射対象
が人間の場合にはレーザの出力が大きいと危険を伴うも
のである。レーザの出力を小さくすると、TVカメラ2
の感度の問題で、測定可能距離が極めて短いものとな
り、適用対象が限定されるという欠点があった。
【0004】また、左右の画像における対応する点を探
索するのは、物体上の同じ点を左右のTVカメラで観測
した場合でも同じ濃度で観測されないために、一般には
困難である。従って、ステレオ画像方式においては、距
離の測定結果の精度が低いという欠点があった。また、
画像中のエッジのような特徴点に対応する画素における
距離だけが得られ、それ以外の画素の距離が得られない
と言う欠点があった。
【0005】本発明は、レーザスキャン方式のレーザス
キャンおよび、ステレオ画像方式の左右画像の対応点探
索を不要としてビデオレート程度の頻度で距離画像を得
られるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の動作原理
を示す。まず、物体11を赤外線熱画像装置12と1
3、TVカメラ14と15により撮像し、夫々の装置1
2、13やカメラ14、15からの画像を同期して入力
する。なお装置12、13、カメラ14、15の視線方
向は互いに平行になるように配置し、画角も互いに一致
させておく。また、赤外線熱画像装置12と13は、視
野内の物体が放射する赤外線を検出することにより温度
を測定して量子化し、熱画像をビデオレート程度の頻度
で取得できるものを利用する。
【0007】熱画像装置12と13により熱画像22と
23とを得ると共に、TVカメラ14と15による画像
24と25とを得る。11a、11b、11c、11d
は各々画像22、23、24、25における物体11の
像である。
【0008】
【作用】本発明の動作は、これらの画像の中でまず熱画
像22と23を処理する。物体像11aと11bには、
物体11の表面の等温線32がそれぞれ32aと32b
のように観測される。ところで、物体上の1点から放射
される赤外線の強度は、その点における物体への接線方
向に近い場合を除き、一般には一定と考えてよい。従っ
て、左右熱画像において互いに対応する等温線の像32
aと32bとを検出すれば、撮像系の幾何学的位置関係
により、物体11の等温線32上の3次元座標を求める
ことができる。即ち、画像22〜25における共通のエ
ピポーラライン(y座標の等しいx軸に平行な直線)を
図1のように34a〜34dとし、画像22と23にお
けるエピポーラライン34a、34bと等温線の像32
a、32bとの交点を同図のようにそれぞれ35a、3
6aおよび35b、36bとすると、交点35aと35
b、交点36aと36bが対応することを見いだせば、
熱画像装置22と23の幾何学的位置関係は予め分かっ
ているので、三角測量の原理で交点35aと35bおよ
び交点36aと36bに対応する物体上の点35と36
の3次元空間中の座標を計算することができる。
【0009】このようにして得られた物体11上の点3
5と36の3次元座標から、点35の画像24における
位置35c、画像25における位置35d、および点3
6の画像24における位置36c、画像25における位
置36dを求めることができる。物体11の表面上で点
35と36の間に等濃度線33が存在するとすると、画
像24と25において、33cと33dのように観測さ
れる。ただし、物体表面の濃度は、異なった位置にある
複数のTVカメラによりとらえた場合、必ずしもその複
数のTVカメラで得られた画像中の濃度が等しくならな
いという問題がある。しかし、等濃度線33の像は画像
24では35cと36cの間、画像25では35dと3
6dの間という狭い範囲に限定されており、この狭い範
囲の濃度分布の対応関係は容易に取れるので、33cと
33dの対応関係も求められる。従って、やはりTVカ
メラ14と15の幾何学的位置関係により33上の点の
3次元空間における座標を求めることができる。
【0010】このように、まず2つの(ステレオ)熱画
像における等温線の対応関係を求め、3次元空間におけ
る位置を求めた後、TVカメラによるステレオ画像に、
3次元空間中の位置が得られた等温線を投影し、その等
温線の間で濃度情報の対応関係を求めることにより、等
温線の間の距離情報を補間的に求めるわけである。熱画
像装置12と13およびTVカメラ14と15はビデオ
レートで画像の取得が可能なので、これらの画像群に対
して前述の処理を施すことにより、ビデオレートで距離
画像を入力することが可能である。
【0011】
【実施例】上述の如く距離画像を得ることができるが、
現実には熱画像における等温線の対応付け情報は、2台
の熱画像装置の特性が厳密に一致していないと必ずしも
信頼できない。このため図2のような構成を取ることに
よって、熱画像装置とTVカメラの視野を一致させる。
即ち、赤外線を反射し、可視光を透過する可視赤外分離
ミラー41を、視線方向を直交させた熱画像装置42と
TVカメラ44の視線の交わる位置に45度の角度をも
って配置する。このように配置することにより、ミラー
41により赤外線情報は熱画像装置42に、可視光はT
Vカメラ44に分岐され、しかも42と44の視野を一
致させることができる。
【0012】熱画像装置42とTVカメラ44は左画像
用であり、図2に示すように右画像用に熱画像装置43
とTVカメラ45を同様に配置し、前述のように左右画
像のマッチングを行い、距離情報を得る。以下図2の配
置を前提に説明を行うが、図1に示す一般的な配置でも
当然本発明の範囲内である。
【0013】図3は、図2の構成に対する本発明の実施
例を示す。本実施例の動作は、まず左熱画像装置42と
右熱画像装置43から熱画像が入力され、それぞれ熱画
像用メモリ52と53に格納される。次にラベリング処
理部56により、メモリ52と53に格納された熱画像
に対してラベリング処理を施し、それぞれの処理結果を
ラベリング結果用メモリ57(左熱画像用)と58(右
熱画像用)に格納する。ここで、ラベリング処理部56
では、メモリ52と53に格納された熱画像において、
同じ温度値を持つ互いに隣接する画素を統合して行き、
結果として図4に示すように、熱画像を領域に分割す
る。
【0014】即ち図4で、各領域に含まれる画素は同じ
温度値を持ち、同一の領域に含まれる全ての画素にはそ
の領域の識別子が割り付けられる。メモリ57と58に
は、ラベリング処理により得られた図4に示された領域
分割結果とともに、各領域の温度値、外接矩形枠の上下
左右端の座標値といった各領域の属性値も併せて格納さ
れる。これらの属性値は後述の対応探索部59で用いら
れる。
【0015】対応探索部59では、メモリ57と58に
格納された左右熱画像のラベリングの結果得られる領域
の中から、対応する領域を発見する。対応探索部59の
より詳細な構成例を図5に示す。図5の構成の動作は、
まず対応候補領域抽出部71で左(右)画像における領
域に対応する可能性のある右(左)画像の領域を抽出す
る。なお簡単のため、以後の説明では左画像中の領域に
対応する右画像中の領域を探索する場合を示すが、当然
右画像中の領域に対応する左画像中の領域を探索する場
合も同様の処理となる。
【0016】図6は対応候補領域抽出部71における処
理例を説明するためのもので、メモリ57に格納された
左熱画像101における領域201に対応候補領域を探
索する場合を示している。一般に、左右画像中の対応す
る点は、同じエピポーラライン(図6における画像に対
して定義された座標系では、X軸に平行なラインのこ
と)上に存在すると限定される。従って、領域の上端と
下端とのY座標をYu ,Yl とすると、右画像において
対応する可能性がある領域と言うのは、領域201と同
じ温度値を持ち、領域の一部または全体がY=Yu とY
l との間に存在するものである。ただしここでもう一
つ、エピポーラ拘束の条件(領域201に対応し得る右
画像における領域は、左画像における領域201のX軸
方向の位置より左側にしか存在し得ない)がある。
【0017】従って、具体的な処理の流れとしては、メ
モリ57に格納されている領域201の属性値(温度
値、外接矩形枠の上下左右端の座標)を読み出し、外接
矩形枠の上端と下端の座標範囲内にあり、領域201と
同じ温度値を持ち、領域201の左端と右端のX軸方向
の位置より左端と右端がそれぞれ左側にある右画像中の
領域を対応候補として抽出する。図6において、202
a、202b、202cが対応候補領域、203a、2
03bが同じ温度を持ち、領域201の上端と下端の間
にあるものの、エピポーラ拘束を満たさないために、対
応候補として抽出されなかった領域を示す。
【0018】次に、このようにして抽出された対応候補
との形状の類似度を類似度計算部72で計算する。図7
は、左画像101中の領域205と右画像102中の領
域206との類似度を計算する場合を例として示してい
る。本処理は画像101と102と同じサイズの画像バ
ッファメモリ207上で行う。まず画像101から領域
205を、画像101における位置と等しい位置にコピ
ーする。メモリ207上で、領域205に対応する画素
には領域205の識別子を、領域205以外の画素には
背景を表す識別子を格納する。
【0019】ところで、左右画像の領域の対応はまだ決
定されていないので、X軸方向の位置合わせも決定され
ていない。従って、メモリ207で左画像の領域205
の位置は固定し、右領域206のパターンをメモリ20
7で1画素ずつX軸方向に移動し、その都度類似度を計
算し、最大の類似度を領域205と206の類似度とす
る。
【0020】即ち、図7のように、領域206のY座標
は右画像102におけるものとし、そのパターンをメモ
リ207にコピーするが、このとき既に背景の識別子が
格納されている画素は領域206の識別子に書き換え、
既に領域205の識別子が格納されている画素には、領
域205と206が重なることを示す識別子を格納す
る。領域205と206が重なりを持つとすると、重な
っている部分(図7でハッチングで示した部分)の画素
数(面積)をカウントしこれをA、領域205と206
における重なっていない部分(同、白い部分)の画素数
をBとし,領域206のX座標iにおける類似度をSi
とすると、 Si =A/(A+B) (1) で計算される。次に、領域206をX軸方向に1画素ず
らしてコピーするが、その前に、重なり部分の画素には
領域205の識別子を、領域206がそれまであった部
分の画素には背景の識別子をそれぞれ格納しておき、そ
の後前述の領域206のコピー処理を行う。領域206
のX軸方向の移動をA≠0の範囲で行って式(1)によ
り類似度を計算し、その最大値を領域205と206の
類似度Sとする。
【0021】類似度計算部72で、各対応候補について
類似度Sを計算した後、対応決定部73で対応する領域
を決定する。決定部73では、図6に示した左画像の領
域201のように、複数の領域202a〜202cが対
応候補の場合には、最大の類似度Sをもつ対応候補を、
対応する領域として決定する。図6の例では、領域20
2cの形状が領域201に最も類似しているので、領域
202cが対応候補領域として抽出される。ただし、最
大の類似度Sが閾値より小さい場合には、この対応を棄
却する。つまり、この場合には、左画像における領域
は、一つも対応する右画像における領域を持たないこと
になる。
【0022】このようにして、等温度領域の対応付けが
行われた後、等温線距離計算部60で、等温線(領域の
輪郭線)上の画素の実空間における3次元座標を、図8
のように計算する。図8で、左熱画像210と右熱画像
211とにそれぞれ対応することが決定された領域21
2と213とが存在しているとする。いま、エピポーラ
ライン214と領域212との交点を215aと216
a、領域213との交点を215bと216bとする
と、交点215aと215b、交点216aと216b
が、それぞれ対応する点である。赤外線熱画像装置42
と43の幾何学的な位置関係は既知なので、三角測量の
原理でこれらの対応する点の3次元座標を計算すること
ができる。
【0023】例えば、図9のように、左熱画像210の
視野中心(熱画像装置42の四角錘状の視野における四
角錘の頂点)221と右熱画像211の視野中心222
とがX軸上の原点に関して対称な位置にあり、Z軸が熱
画像装置42と43との視線に平行な方向、Y軸をX軸
とZ軸に直行するように3次元座標系を定義する。い
ま、図9の交点216aと視野中心221を結んだ直線
と、交点216bと視野中心222を結んだ直線とのX
−Z平面への射影が、X軸となす角度をそれぞれφL
φR とし、視野中心221と222の距離をdとする
(従って,それぞれのX座標は、−d/2,d/2)。
また、これら2つの直線の交点である実空間中の点22
0(交点216aと216bに対応する)と視野中心2
21と222の3点から構成される平面とX−Z平面の
なす角度をφとする。実空間中の点220の3次元座標
(X,Y,Z)は次式のように計算される。
【0024】 X=d(tan φL +tan φR )/{2(tan φR −tan φL )} (2) Y=dtan φ(tan φL −tan φR )/(tan φR −tan φL ) (3) Z=d(tan φL −tan φR )/(tan φR −tan φL ) (4) 距離画像中の点220に対応する画素には、 R=(X2 + Y2 + Z2 1/2 で表される、点220と座標系の原点との距離Rが格納
される。
【0025】距離計算部60で、全ての対応する領域の
輪郭線上の3次元座標が求められるので、距離画像にお
いて、領域の輪郭に対応する画素には距離値が格納され
ることになる。しかし、これだけでは領域の輪郭以外の
画素については、距離値が得られないことになる。そこ
で、以下に述べるように、ステレオ濃淡画像を用いて、
輪郭以外の画素について、距離値を補間する。
【0026】図3で、TVカメラ44と45とから得ら
れた濃淡画像は、まず画像用メモリ54と55に格納さ
れる。次に、補間計算部61で、図10に示すような方
法で、熱画像における領域の輪郭線以外の距離値を求め
る、図10(a)では、メモリ54と55に格納された
左濃淡画像250と右濃淡画像251に、互いに対応す
る領域252aと252bが存在する場合を示してい
る。画像250と251における共通のエピポーラライ
ン(Y座標値が等しい)を考え、このエピポーラライン
の画像250における部分253aと領域252aの交
点を255aと256a、画像251における部分25
3bと領域252bとの交点を255bと256bとす
る。各エピポーラライン253aと253b上でそれぞ
れ、交点255aと256a、及び交点255bと25
6bの間の濃度分布を示したのが、図10(b)であ
る。一般には、交点255aと256aの距離と、交点
255bと255bの距離とは異なるが、DP(Dynami
c Programming)マッチング等により、エピポーラライン
253aと253bの両者における濃度分布の対応は求
められる。
【0027】図10(b)で点線で示したのが、対応の
取れた画素同志の例であり、257a〜259a及び2
57b〜259bが、濃度分布の対応付けにより得られ
た対応点の例である。従って、対応点257aと257
b、258aと258b等から、等温線距離計算部60
と同様に式(2)〜(4)を用いて、対応点の距離値が
求まる。従って、熱画像における領域の輪郭線だけでな
く、領域内部の距離情報も得られることになる。
【0028】なお、図10では、図2で示した可視赤外
分離ミラー41を用いる配置を前提にしていたが、図1
のように、熱画像装置12、13およびTVカメラ1
4、15を平行に配置した場合でも、同様に補間が行な
える。即ちこの場合、図10(a)に示した熱画像にお
ける領域252aと252bを濃淡画像250と251
に重ね合わせることはできないが、領域252aと25
2bの輪郭線上の点255a,256a,255b,2
56bは、その対応関係から3次元座標が前述のように
計算できるので、TVカメラ14、15の幾何学的位置
関係から、濃淡画像250と251における位置を逆に
求めるのは容易である。このようにして、熱画像中の領
域の輪郭線上の画素の濃淡画像中に投射できるので、そ
の後の処理は、図10(b)で説明したのと同様に行な
える。
【0029】以上のようにして、距離動画像62が得ら
れる。熱画像装置12と13、TVカメラ14と15に
おける画像入力を同期して行えば、ビデオレート程度の
頻度でステレオ熱画像とステレオ濃淡画像が入力でき
る。これらの連続して入力される画像に対して、逐次本
発明の内容の処理を行えば、ビデオレートの頻度の距離
画像(距離動画像)の入力が実現できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステレオ熱画像における対応個所をまず決定し、ステレ
オ濃淡画像を用いて対応付けの行われた個所の間の距離
情報を補間的に求める。本発明によれば、測定対象への
レーザ等の投光が不要である。また、従来のステレオ画
像方式の問題であった左右画像の対応点探索の問題が回
避でき、さらに距離画像において距離が得られない画素
を劇的に減少させられる。
【0031】本発明は、ロボットの視野システム、商店
における万引防止や交通監視等を目的として自動監視シ
ステムへの適用が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す。
【図2】可視赤外分離ミラーを用いた視野を一致させる
方式の説明図である。
【図3】本発明の実施例を示す。
【図4】熱画像の領域分割を示す。
【図5】対応探索部の実施構成例を示す。
【図6】対応候補領域抽出部の動作の説明図である。
【図7】類似度の説明図である。
【図8】等温線距離計算部の動作の説明図である。
【図9】等温線上の画素の距離の計算原理を示す。
【図10】ステレオ濃淡画像による距離情報の補間の原
理である。
【図11】関連する従来技術の1つであるレーザスキャ
ン方式の説明図である。
【図12】従来技術のステレオ画像方式の説明図であ
る。
【符号の説明】
11 物体 12 左の熱画像装置 13 右の熱画像装置 14 左のTVカメラ 15 右のTVカメラ 22 左熱画像 23 右熱画像 24 左濃淡画像 25 右濃淡画像 11a 左熱画像22における物体11の像 11b 右熱画像23における物体11の像 11c 左濃淡画像における物体11の像 11d 右濃淡画像における物体11の像 32 物体11表面上の等温線 32a 物体像11aにおける等温線32の像 32b 物体像11bにおける等温線32の像 33 物体11上の等濃度線 34a〜34d 画像22〜25における共通のエピポ
ーラライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18 G01B 11/24 G06T 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーン中の動物体の動き情報を距離動画
    像として入力する画像入力処理方法において、 互いに平行な視線方向および等しい画角をもつ2台の熱
    画像装置と2台のTVカメラとを備え、 これら2台の熱画像装置と2台のTVカメラとから同期
    して左右の熱画像と左右の濃淡画像とを入力し、 2台の熱画像装置から入力された左右の熱画像中におけ
    る等温度領域の対応付けを行い、 対応付けの行われた領域の輪郭の距離情報を求め、 対応付けの行われた領域の内部の距離情報を、2台のT
    Vカメラから入力された左右の濃淡画像における濃淡情
    報の対応付けにより補間し、 以上の処理を連続して同期入力される左右熱画像と左右
    濃淡画像とについて逐次行うことを特徴とする距離動画
    像入力処理方法。
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