JP2504254B2 - 信号送出回路 - Google Patents
信号送出回路Info
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- JP2504254B2 JP2504254B2 JP2376690A JP2376690A JP2504254B2 JP 2504254 B2 JP2504254 B2 JP 2504254B2 JP 2376690 A JP2376690 A JP 2376690A JP 2376690 A JP2376690 A JP 2376690A JP 2504254 B2 JP2504254 B2 JP 2504254B2
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- Japan
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- transmission
- waveform
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- digital
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディジタル伝送に利用され、特に、伝送損失
が周波数に依存する伝送媒体を用いたディジタル伝送方
式における遠端漏話を回避できる信号送出回路に関す
る。
が周波数に依存する伝送媒体を用いたディジタル伝送方
式における遠端漏話を回避できる信号送出回路に関す
る。
本発明は、伝送損失特性が周波数依存性を有する伝送
媒体を介してディジタル情報を送信する信号送出回路に
おいて、 基本波形の送信パルスが伝送媒体を通ったときに生じ
る歪波形に対応する波形情報を、あらかじめ定められた
伝送媒体の距離間隔ごとに、ディジタルメモリにあらか
じめ記憶させておき、再生した受信信号のレベルを検出
して、そのレベルが小さい場合は、ディジタルメモリか
ら基本波形パルスに対応する波形情報を読み出し、その
レベルが大きい場合は歪波形に対応する波形情報を読み
出し、それぞれ対応するパルス波形に変換して送出する
ことにより、 遠端漏話による通信の品質低下を自動的に防止し、か
つLSI化による小形化を可能としたものである。
媒体を介してディジタル情報を送信する信号送出回路に
おいて、 基本波形の送信パルスが伝送媒体を通ったときに生じ
る歪波形に対応する波形情報を、あらかじめ定められた
伝送媒体の距離間隔ごとに、ディジタルメモリにあらか
じめ記憶させておき、再生した受信信号のレベルを検出
して、そのレベルが小さい場合は、ディジタルメモリか
ら基本波形パルスに対応する波形情報を読み出し、その
レベルが大きい場合は歪波形に対応する波形情報を読み
出し、それぞれ対応するパルス波形に変換して送出する
ことにより、 遠端漏話による通信の品質低下を自動的に防止し、か
つLSI化による小形化を可能としたものである。
ディジタル情報を伝送媒体を介して遠方に伝達するに
は、ディジタル情報を伝送媒体と伝送手段とに都合よい
符号に符号変換した後にパルス波形として伝送媒体に送
出して遠隔の目的地点まで伝達する方法を用いるのが通
例である。
は、ディジタル情報を伝送媒体と伝送手段とに都合よい
符号に符号変換した後にパルス波形として伝送媒体に送
出して遠隔の目的地点まで伝達する方法を用いるのが通
例である。
また、伝送媒体は一般にその伝送損失特性が周波数に
依存する場合が多く、伝送媒体を介して伝達されたパル
ス波形を受信する受信側には、パルス波形歪を補正して
受信側として都合のよい波形へと等化する等化器と増幅
器とを必須とする場合が多い。
依存する場合が多く、伝送媒体を介して伝達されたパル
ス波形を受信する受信側には、パルス波形歪を補正して
受信側として都合のよい波形へと等化する等化器と増幅
器とを必須とする場合が多い。
一方、遠端漏話(FEXT)が生じやすい伝送媒体を用い
て、伝送距離の異なる複数の目的地点にディジタル情報
を伝送する場合には、遠端漏話の相互干渉による通信品
質の劣化を避けるために、どの地点からの受信レベルも
同一にすることが望ましく、伝送距離の長短に応じて相
手側への送信レベルを調整するレベル調整手段が採用さ
れている場合が通例である。
て、伝送距離の異なる複数の目的地点にディジタル情報
を伝送する場合には、遠端漏話の相互干渉による通信品
質の劣化を避けるために、どの地点からの受信レベルも
同一にすることが望ましく、伝送距離の長短に応じて相
手側への送信レベルを調整するレベル調整手段が採用さ
れている場合が通例である。
伝送損失特性に周波数依存性があり、かつ遠端漏話の
起きやすい伝送媒体の一例として、ディジタル伝送に一
般的に用いられている撚り線銅ケーブル(twisted pair
cable)がある。撚り線銅ケーブルを用いたディジタル
伝送方式では、遠端漏話に起因する通信品質の劣化を避
けるために、受信レベルに極端なレベル差が起きないよ
うにケーブル上のレベルダイヤ設計に十分な注意を必要
とする。
起きやすい伝送媒体の一例として、ディジタル伝送に一
般的に用いられている撚り線銅ケーブル(twisted pair
cable)がある。撚り線銅ケーブルを用いたディジタル
伝送方式では、遠端漏話に起因する通信品質の劣化を避
けるために、受信レベルに極端なレベル差が起きないよ
うにケーブル上のレベルダイヤ設計に十分な注意を必要
とする。
特に、一般電話回線用に付設されている銅ケーブル
は、複数本束ねられているのが通例であり、回線間の漏
話が起きやすくなっている。
は、複数本束ねられているのが通例であり、回線間の漏
話が起きやすくなっている。
近年、情報量の増大とともに、一般電話回線用の銅ケ
ーブルを用いたディジタル伝送方式が普及しつつある。
ーブルを用いたディジタル伝送方式が普及しつつある。
ディジタル伝送方式を一般電話回線用の銅ケーブルへ
適用する場合には、回線長の不均一なケーブルが束にな
っている場合も多く、隣接回線との受信レベル差が起き
やすく遠端漏話による相互干渉を回避する方策を必要と
する。
適用する場合には、回線長の不均一なケーブルが束にな
っている場合も多く、隣接回線との受信レベル差が起き
やすく遠端漏話による相互干渉を回避する方策を必要と
する。
従来、このような受信レベル差の回避を目的として、
ケーブル上のレベルダイヤがどの地点からの受信レベル
も同程度となるように、レベル差補正用として送信側に
擬似線路を挿入する場合が多い。この擬似線路は、その
伝送損失特性が伝送媒体の伝送損失特性に近似するよう
にLCR等の受動素子で構成されており、受信側から見れ
ば伝送媒体の長さが擬似線路損失に相当する分だけ延長
されたように見えるにすぎず、受信側の等化器には何ら
影響を及ぼすことがないものである。
ケーブル上のレベルダイヤがどの地点からの受信レベル
も同程度となるように、レベル差補正用として送信側に
擬似線路を挿入する場合が多い。この擬似線路は、その
伝送損失特性が伝送媒体の伝送損失特性に近似するよう
にLCR等の受動素子で構成されており、受信側から見れ
ば伝送媒体の長さが擬似線路損失に相当する分だけ延長
されたように見えるにすぎず、受信側の等化器には何ら
影響を及ぼすことがないものである。
第3図は本発明が適用されるディジタル伝送方式の一
例を示すブロック構成図である。
例を示すブロック構成図である。
回線終端部1および2はケーブル束3を共用し、通信
相手の回線終端装置5とそれぞれ独立に通信可能として
いる。回線終端部1は、ケーブル束3よりさらに延長ケ
ーブル4を介して遠方まで延長されている。
相手の回線終端装置5とそれぞれ独立に通信可能として
いる。回線終端部1は、ケーブル束3よりさらに延長ケ
ーブル4を介して遠方まで延長されている。
ケーブル束3の内では、2本のケーブルが併設されて
いるので互いに干渉される。例えば、回線終端部2から
送出される信号は、遠端漏話FEXT1として回線終端部1
からの信号に重畳されて回線終端部6に到達する。
いるので互いに干渉される。例えば、回線終端部2から
送出される信号は、遠端漏話FEXT1として回線終端部1
からの信号に重畳されて回線終端部6に到達する。
延長ケーブル4が長い場合は、回線終端部1から送信
されてくる信号が回線終端部6に到達したときのレベル
と遠端漏話FEXT1との比率S/N比が劣化し、回線終端部6
で受信される信号の品質が低下する。
されてくる信号が回線終端部6に到達したときのレベル
と遠端漏話FEXT1との比率S/N比が劣化し、回線終端部6
で受信される信号の品質が低下する。
第3図に示す、回線終端部1と回線終端部6、ならび
に回線終端部2と回線終端部7との間は時分割双方向多
重伝送方式(ピンポン伝送方式)により通信されてい
る。時分割双方向多重伝送方式では、回線終端装置5の
回線終端部6および7からは一斉に送信バーストが送出
されるように構成すると、回線終端部1および2は同時
に受信状態となり、併設されたケーブル間の遠端漏話FE
XT2により回線終端部1は妨害を受ける。しかし、回線
終端部6と回線終端部7の送出レベルが同じ場合では、
遠端漏話FEXT2による妨害は小さい。
に回線終端部2と回線終端部7との間は時分割双方向多
重伝送方式(ピンポン伝送方式)により通信されてい
る。時分割双方向多重伝送方式では、回線終端装置5の
回線終端部6および7からは一斉に送信バーストが送出
されるように構成すると、回線終端部1および2は同時
に受信状態となり、併設されたケーブル間の遠端漏話FE
XT2により回線終端部1は妨害を受ける。しかし、回線
終端部6と回線終端部7の送出レベルが同じ場合では、
遠端漏話FEXT2による妨害は小さい。
一方、回線終端部1および2が信号を送出し回線終端
部6および7が受信するモードでは、遠端漏話FEXT1に
よる妨害は、回線終端部1から到達する信号レベルが延
長ケーブル4の伝送損失に相当する分だけ小さくなるの
で妨害の影響が大きくなりS/N比が劣化する。
部6および7が受信するモードでは、遠端漏話FEXT1に
よる妨害は、回線終端部1から到達する信号レベルが延
長ケーブル4の伝送損失に相当する分だけ小さくなるの
で妨害の影響が大きくなりS/N比が劣化する。
前述した従来の擬似線路を使用するレベル調整方式に
よる信号送出回路では、データ伝送装置の小型化および
経済化を目的としてLSI化を行おうとするLCR等で構成さ
れる擬似線路はLSI化が難しいので、小型化および経済
化を指向する設計を拒む要因になる欠点がある。
よる信号送出回路では、データ伝送装置の小型化および
経済化を目的としてLSI化を行おうとするLCR等で構成さ
れる擬似線路はLSI化が難しいので、小型化および経済
化を指向する設計を拒む要因になる欠点がある。
また、通信回線を設置するときの経費を節約するため
にも、擬似線路の選択を自動化することが求められる
が、LCR等の受動素子で構成された擬似線路を複数個有
し、その内から所要の擬似線路を選択する方式は、回路
規模の増大となる欠点がある。
にも、擬似線路の選択を自動化することが求められる
が、LCR等の受動素子で構成された擬似線路を複数個有
し、その内から所要の擬似線路を選択する方式は、回路
規模の増大となる欠点がある。
本発明の目的は、前記の欠点を除去することにより、
ディジタル伝送方式として時分割双方向多重伝送方式を
一般電話回線用に布設されている銅ケーブルへ適用する
場合に、レベル調整の自動化を実現し、かつLSI化に適
する遠端漏話の妨害を回避できる信号送出回路を提供す
ることにある。
ディジタル伝送方式として時分割双方向多重伝送方式を
一般電話回線用に布設されている銅ケーブルへ適用する
場合に、レベル調整の自動化を実現し、かつLSI化に適
する遠端漏話の妨害を回避できる信号送出回路を提供す
ることにある。
本発明は、伝送損失特性が周波数依存性を有する伝送
媒体を介してディジタル情報を送信する手段を備えた信
号送出回路において、基本波形の送信パルスを所定の長
さの前記伝送媒体を介して伝送した場合に生じる波形歪
を含むパルス波形に対応する波形情報をあらかじめ定め
た前記伝送媒体の距離間隔ごとに複数個記憶した記憶手
段と、送信するディジタル情報の論理レベルに基づいて
前記記憶手段に記憶された波形情報を読み出して対応す
るパルス波形に変換するディジタルアナログ変換手段
と、前記ディジタルアナログ変換手段から出力されたパ
ルス波形を所定のレベルに設定して送信パルスとして出
力する駆動手段と、受信信号を等化して受信信号を再生
するとともに受信信号のレベルを検出してあらかじめ定
めたレベルごとにレベル検出情報を出力する等化手段
と、送信区間と受信区間とを切り分ける切化制御情報に
基づいて受信信号の前記等化手段への接続を断続させる
スイッチ手段と、前記レベル検出情報のレベルの大きさ
に基づき、前記伝送媒体の通過距離の長短に従ってあら
かじめ定められた波形情報を選択して、前記記憶手段か
ら読み出す制御を行う判定手段とを備えたことを特徴と
する。
媒体を介してディジタル情報を送信する手段を備えた信
号送出回路において、基本波形の送信パルスを所定の長
さの前記伝送媒体を介して伝送した場合に生じる波形歪
を含むパルス波形に対応する波形情報をあらかじめ定め
た前記伝送媒体の距離間隔ごとに複数個記憶した記憶手
段と、送信するディジタル情報の論理レベルに基づいて
前記記憶手段に記憶された波形情報を読み出して対応す
るパルス波形に変換するディジタルアナログ変換手段
と、前記ディジタルアナログ変換手段から出力されたパ
ルス波形を所定のレベルに設定して送信パルスとして出
力する駆動手段と、受信信号を等化して受信信号を再生
するとともに受信信号のレベルを検出してあらかじめ定
めたレベルごとにレベル検出情報を出力する等化手段
と、送信区間と受信区間とを切り分ける切化制御情報に
基づいて受信信号の前記等化手段への接続を断続させる
スイッチ手段と、前記レベル検出情報のレベルの大きさ
に基づき、前記伝送媒体の通過距離の長短に従ってあら
かじめ定められた波形情報を選択して、前記記憶手段か
ら読み出す制御を行う判定手段とを備えたことを特徴と
する。
等化手段は、再生された受信信号のレベルを検出しレ
ベル検出情報を出力する。判定手段は、このレベル検出
情報に基づいて、受信信号のレベルが大きい場合、すな
わち伝送媒体の距離が短い場合には、所要の擬似線路挿
入に等価な歪波形に対応する波形情報を選択して記憶手
段から読み出すように制御し、受信信号のレベルが小さ
い場合、すなわち伝送媒体の距離が長い場合には例えば
基本波形に対応する波形情報を読み出すように制御す
る。そして、ディジタルアナログ変換手段は、判定手段
の制御により選択読み出した波形情報を対応するパルス
波形に変換して伝送媒体に送出する。
ベル検出情報を出力する。判定手段は、このレベル検出
情報に基づいて、受信信号のレベルが大きい場合、すな
わち伝送媒体の距離が短い場合には、所要の擬似線路挿
入に等価な歪波形に対応する波形情報を選択して記憶手
段から読み出すように制御し、受信信号のレベルが小さ
い場合、すなわち伝送媒体の距離が長い場合には例えば
基本波形に対応する波形情報を読み出すように制御す
る。そして、ディジタルアナログ変換手段は、判定手段
の制御により選択読み出した波形情報を対応するパルス
波形に変換して伝送媒体に送出する。
従って、擬似線路と同等と機能をLSI化に適する回路
構成で実現できるとともに、適用する伝送媒体の距離に
応じて自動的にその擬似線路の特性を選択でき、遠端漏
話による通信品質の低下を防止することができる。
構成で実現できるとともに、適用する伝送媒体の距離に
応じて自動的にその擬似線路の特性を選択でき、遠端漏
話による通信品質の低下を防止することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック構成図、第
2図はその出力パルス波形の一例を示す説明図、および
第3図は本発明が適用されるディジタル伝送方式の一例
を示すブロック構成図である。
2図はその出力パルス波形の一例を示す説明図、および
第3図は本発明が適用されるディジタル伝送方式の一例
を示すブロック構成図である。
第1図によると、本実施例の信号送出回路は、伝送損
失特性が周波数依存性を有する伝送媒体を介してディジ
タル情報を送信する手段を備えた信号送出回路におい
て、 本発明の特徴とするところの、 基本波形の送信パルスを所定の長さの前記伝送媒体を
介して伝送した場合に生じる歪波形に対応する波形情報
をあらかじめ定められた前記伝送媒体の距離間隔ごとに
複数個記憶した記憶手段としてのディジタルメモリ13
と、送信するディジタル情報の論理レベルに基づいてデ
ィジタルメモリ13に記憶された波形情報を読み出して対
応するパルス波形に変換するディジタルアナログ変換手
段としてのディジタルアナログ変換器(DA変換器)16
と、ディジタルアナログ変換器16から出力されたパルス
波形を所定のレベルに設定して送信パルスとして出力す
る駆動手段としての駆動回路14と、接続端子8を介して
入力される受信信号を等化して受信信号を再生するとと
もに受信信号のレベルを検出してあらかじめ定めたレベ
ルごとにレベル検出情報12を出力する等化手段としての
等化器10と、送信区間と受信区間とを切り分ける切換制
御情報9に基づいて受信信号の等化器10への接続を断続
させるスイッチ手段としてのスイッチ回路11と、レベル
検出情報12のレベルの大きさに基づき、伝送媒体の通過
距離の長短に従ってあらかじめ定められた波形情報を選
択して、ディジタルメモリ13から読み出す制御を行う判
定手段としての判定回路17とを備えている。
失特性が周波数依存性を有する伝送媒体を介してディジ
タル情報を送信する手段を備えた信号送出回路におい
て、 本発明の特徴とするところの、 基本波形の送信パルスを所定の長さの前記伝送媒体を
介して伝送した場合に生じる歪波形に対応する波形情報
をあらかじめ定められた前記伝送媒体の距離間隔ごとに
複数個記憶した記憶手段としてのディジタルメモリ13
と、送信するディジタル情報の論理レベルに基づいてデ
ィジタルメモリ13に記憶された波形情報を読み出して対
応するパルス波形に変換するディジタルアナログ変換手
段としてのディジタルアナログ変換器(DA変換器)16
と、ディジタルアナログ変換器16から出力されたパルス
波形を所定のレベルに設定して送信パルスとして出力す
る駆動手段としての駆動回路14と、接続端子8を介して
入力される受信信号を等化して受信信号を再生するとと
もに受信信号のレベルを検出してあらかじめ定めたレベ
ルごとにレベル検出情報12を出力する等化手段としての
等化器10と、送信区間と受信区間とを切り分ける切換制
御情報9に基づいて受信信号の等化器10への接続を断続
させるスイッチ手段としてのスイッチ回路11と、レベル
検出情報12のレベルの大きさに基づき、伝送媒体の通過
距離の長短に従ってあらかじめ定められた波形情報を選
択して、ディジタルメモリ13から読み出す制御を行う判
定手段としての判定回路17とを備えている。
ディジタルメモリ13には、第2図に示すような伝送路
によって発生する波形歪を含んだ山なりの歪波形パルス
21を、ディジタルアナログ変換器16を介して作成できる
ディジタル情報があらかじめ複数種類内蔵されている。
によって発生する波形歪を含んだ山なりの歪波形パルス
21を、ディジタルアナログ変換器16を介して作成できる
ディジタル情報があらかじめ複数種類内蔵されている。
ディジタル情報としては、基本波形パルス20をあらか
じめ定めたケーブル長の伝送路長間隔ごとに通過した場
合の歪を予測して、歪波形パルス21に相当するものとし
て複数種類用意する。
じめ定めたケーブル長の伝送路長間隔ごとに通過した場
合の歪を予測して、歪波形パルス21に相当するものとし
て複数種類用意する。
次に、本実施例の動作について説明する。
伝送路との接続端子8から入力する受信信号は、送信
区間と受信区間とを切り分ける切換制御情報9により、
等化器10への受信信号の入力を遮断するスイッチ回路11
を経由して等化器10へ接続される。等化器10では、受信
レベルに対応してあらかじめ定めたステップごとにレベ
ル検出情報12を作成する。
区間と受信区間とを切り分ける切換制御情報9により、
等化器10への受信信号の入力を遮断するスイッチ回路11
を経由して等化器10へ接続される。等化器10では、受信
レベルに対応してあらかじめ定めたステップごとにレベ
ル検出情報12を作成する。
判定回路17は、レベル検出情報12により、ディジタル
メモリ13に内蔵されているディジタル情報を選択し、デ
ィジタルアナログ変換器16で波形を再生し駆動回路14に
よりパルス波形として接続端子9より伝送路に送出す
る。
メモリ13に内蔵されているディジタル情報を選択し、デ
ィジタルアナログ変換器16で波形を再生し駆動回路14に
よりパルス波形として接続端子9より伝送路に送出す
る。
ディジタルアナログ変換器16は、送信情報15の論理
「1」ごとにディジタルメモリ13のディジタル情報に基
づいて波形変換したパルスを再生する。
「1」ごとにディジタルメモリ13のディジタル情報に基
づいて波形変換したパルスを再生する。
判定回路17は、等化器10で検出される受信信号のレベ
ル検出情報12が小レベル検出の場合には、伝送路長が長
いと判断してディジタルメモリ13の基本波形パルス20の
ディジタル情報を選択し、大レベル検出の場合には、伝
送路長が短いと判断してディジタルメモリ13の歪波形パ
ルス21に相当するディジタル情報を選択する。
ル検出情報12が小レベル検出の場合には、伝送路長が長
いと判断してディジタルメモリ13の基本波形パルス20の
ディジタル情報を選択し、大レベル検出の場合には、伝
送路長が短いと判断してディジタルメモリ13の歪波形パ
ルス21に相当するディジタル情報を選択する。
次に、本実施例の信号送出回路を第3図のディジタル
伝送方式に適用した場合について説明する。
伝送方式に適用した場合について説明する。
第3図において、回線終端部1および2を第1図に示
す実施例の信号送出回路の構成とした場合には、回線終
端部1は伝送路長が長いケーブルに接続されているので
受信レベルも小さくなり基本波形パルス20を出力する。
一方、回線終端部2は伝送路長が短いケーブルに接続さ
れているので受信レベルが大きくなり、歪波形パルス21
を出力する。
す実施例の信号送出回路の構成とした場合には、回線終
端部1は伝送路長が長いケーブルに接続されているので
受信レベルも小さくなり基本波形パルス20を出力する。
一方、回線終端部2は伝送路長が短いケーブルに接続さ
れているので受信レベルが大きくなり、歪波形パルス21
を出力する。
回線終端部2の出力レベルが小さくなると、遠端漏話
FEXT1による妨害も低下し、回線終端部6は回線終端部
1からの信号を良品質で受信することが可能になる。
FEXT1による妨害も低下し、回線終端部6は回線終端部
1からの信号を良品質で受信することが可能になる。
一方、回線終端部2の歪波形パルス21は、擬似線路を
挿入して出力されたと同等になっており、擬似線路の機
能を代用させることができ、回路終端部7の受信にとっ
ては何も影響を受けない。
挿入して出力されたと同等になっており、擬似線路の機
能を代用させることができ、回路終端部7の受信にとっ
ては何も影響を受けない。
以上説明したように、本発明によれば、擬似線路を挿
入したときに擬似線路の伝送損失周波数依存性により得
られる波形歪と同等に変形させたパルス波形をディジタ
ル的に発生させることにより、擬似線路と同等の機能を
LSI化に適する回路構成で実現できるとともに、適用す
る伝送路長に応じて自動的にその擬似線路の特性を選択
できる信号送出回路を提供でき、その効果は大である。
入したときに擬似線路の伝送損失周波数依存性により得
られる波形歪と同等に変形させたパルス波形をディジタ
ル的に発生させることにより、擬似線路と同等の機能を
LSI化に適する回路構成で実現できるとともに、適用す
る伝送路長に応じて自動的にその擬似線路の特性を選択
できる信号送出回路を提供でき、その効果は大である。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック構成図。 第2図はその出力パルス波形の一例を示す説明図。 第3図は本発明を適用するディジタル伝送方式の一例を
示すブロック構成図。 1、2、6、7……回線終端部、3……ケーブル束、4
……延長ケーブル、5……回線終端装置、8……接続端
子、9……切換制御情報、10……等化器、11……スイッ
チ回路、12……レベル検出情報、13……ディジタルメモ
リ、14……駆動回路、15……送信情報、16……ディジタ
ルアナログ変換器(DA変換器)、17……判定回路、20…
…基本波形パルス、21……歪波形パルス。
示すブロック構成図。 1、2、6、7……回線終端部、3……ケーブル束、4
……延長ケーブル、5……回線終端装置、8……接続端
子、9……切換制御情報、10……等化器、11……スイッ
チ回路、12……レベル検出情報、13……ディジタルメモ
リ、14……駆動回路、15……送信情報、16……ディジタ
ルアナログ変換器(DA変換器)、17……判定回路、20…
…基本波形パルス、21……歪波形パルス。
Claims (1)
- 【請求項1】伝送損失特性が周波数依存性を有する伝送
媒体を介してディジタル情報を送信する手段を備えた信
号送出回路において、 基本波形の送信パルスを所定の長さの前記伝送媒体を介
して伝送した場合に生じる波形歪を含むパルス波形に対
応する波形情報をあらかじめ定めた前記伝送媒体の距離
間隔ごとに複数個記憶した記憶手段と、 送信するディジタル情報の論理レベルに基づいて前記記
憶手段に記憶された波形情報を読み出して対応するパル
ス波形に変換するディジタルアナログ変換手段と、 前記ディジタルアナログ変換手段から出力されたパルス
波形を所定のレベルに設定して送信パルスとして出力す
る駆動手段と、 受信信号を等化して受信信号を再生するとともに受信信
号のレベルを検出してあらかじめ定めたレベルごとにレ
ベル検出情報を出力する等化手段と、 送信区間と受信区間とを切り分ける切換制御情報に基づ
いて受信信号の前記等化手段への接続を断続させるスイ
ッチ手段と、 前記レベル検出情報のレベルの大きさに基づき、前記伝
送媒体の通過距離の長短に従ってあらかじめ定められた
波形情報を選択して、前記記憶手段から読み出す制御を
行う判定手段と を備えたことを特徴とする信号送信回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2376690A JP2504254B2 (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | 信号送出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2376690A JP2504254B2 (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | 信号送出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH03229532A JPH03229532A (ja) | 1991-10-11 |
JP2504254B2 true JP2504254B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=12119468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2376690A Expired - Lifetime JP2504254B2 (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | 信号送出回路 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2504254B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4835293B2 (ja) * | 2006-07-13 | 2011-12-14 | 日本電気株式会社 | 送信出力制御装置、マルチキャリア伝送システム、送信出力制御方法及び送信出力制御プログラム |
JP5273830B2 (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-28 | Necインフロンティア株式会社 | 伝送方法、伝送装置及び伝送プログラム並びに伝送システム |
-
1990
- 1990-02-02 JP JP2376690A patent/JP2504254B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH03229532A (ja) | 1991-10-11 |
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