JP2504112Y2 - 締付工具 - Google Patents

締付工具

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JP2504112Y2
JP2504112Y2 JP4086890U JP4086890U JP2504112Y2 JP 2504112 Y2 JP2504112 Y2 JP 2504112Y2 JP 4086890 U JP4086890 U JP 4086890U JP 4086890 U JP4086890 U JP 4086890U JP 2504112 Y2 JP2504112 Y2 JP 2504112Y2
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JP
Japan
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tightening
proximity sensor
tightening torque
tightened
tire wheel
Prior art date
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JP4086890U
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JPH03130374U (ja
Inventor
市平 川瀬
Original Assignee
株式会社ユタニ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、被締付物の材質に応じて締付トルクを制
御できる締付工具に関する。
【従来の技術】
例えば、自動車のタイヤホィールを車軸に取り付ける
場合を考えると、タイヤホィールには鉄製とアルミ製の
2種類があり、いずれもネジ締付箇所は4箇所であり、
ボルトの位置も同じでるため、同一の締付工具でボルト
の締め付けを行うことができるが、タイヤホィールの材
質により締付トルクを変える必要がある。 このように材質の異なる複数の種類の被締付物を一つ
の締付工具で締め付ける場合には、従来は、作業者が被
締付物の材質を目で確かめて、その材質に応じて締付工
具の締付トルクを切り換えるようにしていた。
【考案が解決しようとする課題】
そのため、作業能率が悪く、また、作業者が被締付物
の材質を見誤ったり、切換操作を間違ったりすることが
あり、間違ったトルクで締め付けが行われ、品質不良が
発生するという問題があった。 そこで、この考案の目的は、異なる材質の被締付物を
締め付ける場合に、作業者による締付トルクの切り換え
を必要とすることなく、被締付物の材質にあった正しい
締付トルクを締め付けを行うことができる締付工具を提
供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案は、締付トルクの
制御機能を備えた締付工具であって、本体部に回転自在
に取り付けられた締付部が被締付物に当接した状態にお
いて上記被締付物から所定の距離だけ離れているよう
に、上記本体部に固定され、上記被締付物の材質に応じ
て出力が変化する近接センサと、上記近接センサの出力
から上記被締付物の材質を判別する判別手段と、上記判
別手段の判別結果に基づいて締付トルクを制御する締付
トルク制御手段とを備えたことを特徴としている。
【作用】
本体部に回転自在に取り付けられた締付部が被締付物
に当接した状態においては、近接センサが上記被締付物
から所定の距離だけ離れている。この所定の距離は近接
センサが被締付物の材質を明瞭に識別できる距離に設定
されている。すなわち、この所定の距離においては、近
接センサは被締付物の材質に応じて明らかに出力が異な
るようになっている。この近接センサの出力から、判別
手段が被締付物の材質を判別し、この判別手段の判別結
果に基づいて制御手段が締付トルクを制御する。 このように、近接センサの出力に基づいて締付トルク
を制御するようになっているので、被締付物の材質に応
じた締付トルクで締め付けを行うことができ、作業者に
よる締付トルクの切換作業をなくすことができ、作業能
率が向上すると共に、締付トルクの間違いによる品質不
良の発生を防止できる。
【実施例】
以下、この考案を図示の実施例により詳細に説明す
る。 第1図はこの考案の締付工具の一実施例の外形を示す
図である。 本実施例の締付工具1は、自動車のタイヤ2を支持す
るタイヤホィール3を車軸4に取り付けるためのもので
あり、図示しない天井クレーンによって吊り金具5で吊
り下げられ、車軸4に接近あるいは離れる方向に移動さ
れる。そして、エアパイプ6を介して送られてくるエア
によって本体7の内部のエアモータが駆動され、このエ
アモータによって回転駆動される4つの締付ソケット8,
8,…により、タイヤホィール3に取り付けられた4つの
ボルト9を同時に締め付けて、タイヤホィール3を車軸
4に取り付けるようになっている。また、この締付工具
1は近接センサ10によりタイヤホィール3の材質を検知
してその材質に応じて締付トルクを自動的に制御するよ
うになっている。 上記近接センサ10としては電磁誘導を利用した高周波
発振型のものが用いられている。そして、この近接セン
サ10の被検出物体の材質によって検出距離が異なる性質
を利用してタイヤホィール3の材質を識別するようにな
っている。すなわち、タイヤホィール3には鉄製とアル
ミ製の2種類があり、上記近接センサ10における被検出
物体の厚みと検出距離との関係は第2図に示すように鉄
とアルミの場合で大きく異なっている。そこで、本締付
工具1をタイヤホィール3にセットした状態で近接セン
サ10の検出端とタイヤホィール3との間の距離が、第2
図に示すアルミの場合の検出距離と鉄の場合の検出距離
の間の適当な距離になるようにしておけばタイヤホィー
ル3の種類を検出することができる。 第3図は上記近接センサ10の取り付け状態を示す図で
ある。 この第3図において、11は本体7に固定された支持軸
受、12は上記支持軸受11に前後方向にスライド可能に嵌
合された支持軸、13は上記支持軸12の先端のネジ部に嵌
め込まれた近接センサ用ケース、10は上記ケース13の内
部に取り付けられた近接センサである。上記近接センサ
用ケース13は、このケース13と上記支持軸受11との間に
設けられたスプリング14によって支持軸12と共に本体7
から離れる方向に付勢されている。そして、その先端は
締付ソケット8の先端と並ぶようになっていて、締付ソ
ケット8がタイヤホィール3に取り付けられたボルト9
に嵌合した状態でそのタイヤホィール3に当接するよう
になっている。また、近接センサ10はその先端がケース
13の先端から所定の距離lだけ離れるように取り付けら
れていて、図示しない制御装置にケーブル15で接続され
ている。上記距離lは被検出物が鉄の場合は感知するが
アルミの場合は感知しない距離に設定されている。そし
て、上記制御装置はエアモータの起動停止制御を行うと
共に、近接センサからの出力信号によって、取り付けよ
うとするタイヤホィールが鉄製のものかアルミ製のもの
かを判別する判別手段と、その種類に応じて締付トルク
を制御する制御手段を備えている。このような制御装置
は周知の技術によって容易に実現可能であり、ここでは
その詳細は省略する。 上記構成からなる締付工具1でタイヤホィール3を車
軸4に取り付ける場合は、まず天井クレーンによりこの
締付工具1を車軸4側に移動し、締付ソケット8をボル
ト9に嵌合させる。そして、起動ボタンを押す。そうす
ると、制御装置がエアモータを起動する一方、近接セン
サ10からの出力信号をうけてタイヤホィール3の種類を
判断し、その種類に応じて締付トルクを予め設定した値
に制御する。そして、所定のトルクで締付が終了すると
エアモータを停止する。次に、再び天井クレーンを動か
して締付工具1をタイヤホィール3から離し、次の車両
が送られているのを待つ。以下、同様にして、順次送ら
れてくる車両の車軸にタイヤホィールを取り付けること
ができる。 このように、順次送られてくる車両のタイヤホィール
の種類を自動的に判別してその種類に応じて締付トルク
を制御するようにしているので、作業者がタイヤホィー
ルの種類の判別とトルクの切換操作を行う必要がなく、
作業能率が向上すると共に、操作ミスによる品質不良の
発生を防止できる。 上記実施例は自動車のタイヤホィールの締付に用いら
れる本体部にエアモータを有するエア駆動の締付工具に
おいて述べたが、この考案は本体部に電気モータを有す
る電気駆動の締付工具にも用いることができ、また、他
の用途の電動工具,気動工具や可搬式の工具にも用いる
ことができるものである。 また、上記実施例では近接センサとして高周波発振型
のものを用いたが、被締付物の材質を明瞭に識別できる
ものであれば、他の型式のものでもよい。
【考案の効果】
以上より明らかなように、この考案の締付工具は、本
体部に回転自在に取り付けられた締付部が被締付物に当
接した状態において上記被締付物から所定の距離だけ離
れているように、上記本体部に固定され、上記被締付物
の材質に応じて出力が変化する近接センサと、上記近接
センサの出力から上記被締付物の材質を判別する判別手
段と、上記判別手段の判別結果に基づいて締付トルクを
制御する締付トルク制御手段とを備えているので、作業
者が被締付物の材質を判別して締付トルクの切換作業を
する必要がなく、作業能率が向上し、締付トルクの間違
いによる品質不良の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である自動車用タイヤホィ
ールを取り付けるための締付工具の外形を示す図、第2
図は上記実施例に使用されている近接センサの特性を示
す図、第3図は上記近接センサの取り付け状態を示す図
である。 1…締付工具、2…タイヤ、3…タイヤホィール、4…
車軸、5…吊り金具、6…エアパイプ、7…本体、8…
締付ソケット、9…ボルト、10…近接センサ、11…支持
軸受、12…支持軸、13…近接センサ用ケース、14…スプ
リング、15…ケーブル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】締付トルクの制御機能を備えた締付工具で
    あって、 本体部に回転自在に取り付けられた締付部が被締付物に
    当接した状態において上記被締付物から所定の距離だけ
    離れているように、上記本体部に固定され、上記被締付
    物の材質に応じて出力が変化する近接センサと、 上記近接センサの出力から上記被締付物の材質を判別す
    る判別手段と、 上記判別手段の判別結果に基づいて締付トルクを制御す
    る締付トルク制御手段とを備えたことを特徴とする締付
    工具。
JP4086890U 1990-04-17 1990-04-17 締付工具 Expired - Lifetime JP2504112Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4086890U JP2504112Y2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 締付工具

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JP4086890U JP2504112Y2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 締付工具

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Publication Number Publication Date
JPH03130374U JPH03130374U (ja) 1991-12-27
JP2504112Y2 true JP2504112Y2 (ja) 1996-07-10

Family

ID=31551037

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JP4086890U Expired - Lifetime JP2504112Y2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 締付工具

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JP2017035777A (ja) * 2016-09-13 2017-02-16 ハイトーク ディビジョン ユネックス コーポレイション 動力式工具の駆動ユニット

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JPH03130374U (ja) 1991-12-27

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