JP2503374Y2 - 砲金鋳造用砂処理設備における鉄粉除去装置 - Google Patents
砲金鋳造用砂処理設備における鉄粉除去装置Info
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- JP2503374Y2 JP2503374Y2 JP2169790U JP2169790U JP2503374Y2 JP 2503374 Y2 JP2503374 Y2 JP 2503374Y2 JP 2169790 U JP2169790 U JP 2169790U JP 2169790 U JP2169790 U JP 2169790U JP 2503374 Y2 JP2503374 Y2 JP 2503374Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、砲金鋳造用砂処理設備における鉄粉除去装
置に関する。
置に関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする問題点) 昨今、水道の蛇口のような砲金製品を鋳造するに当っ
て、主として美観上の見地から、鋳肌に異物が付着しな
いことが求められるようになっている。ところで砲金鋳
造ラインでは、鋳鉄鋳造ラインの場合と同様、鋳物砂を
リサイクル使用しているが、設備の老朽化につれてバケ
ットエレベータのケーシングや混練機フードから剥離し
た腐食鉄片が回収砂に混入し、これが混練機で微細な鉄
粉に粉砕され、再生砂に含まれた状態で鋳型造型に供さ
れる。このような微細鉄粉が含まれた鋳型で製品を鋳造
すると、砲金の融点が鉄粉のそれよりも低いこと、鉄粉
の比重が砲金のそれよりも小さいこと等の理由から、こ
れら鉄粉が砲金製品の鋳肌に露出して美観を損なう結果
になる。
て、主として美観上の見地から、鋳肌に異物が付着しな
いことが求められるようになっている。ところで砲金鋳
造ラインでは、鋳鉄鋳造ラインの場合と同様、鋳物砂を
リサイクル使用しているが、設備の老朽化につれてバケ
ットエレベータのケーシングや混練機フードから剥離し
た腐食鉄片が回収砂に混入し、これが混練機で微細な鉄
粉に粉砕され、再生砂に含まれた状態で鋳型造型に供さ
れる。このような微細鉄粉が含まれた鋳型で製品を鋳造
すると、砲金の融点が鉄粉のそれよりも低いこと、鉄粉
の比重が砲金のそれよりも小さいこと等の理由から、こ
れら鉄粉が砲金製品の鋳肌に露出して美観を損なう結果
になる。
従来このような問題に対処するため、砂処理設備にお
ける再生砂コンベヤ上を搬送される砂の中へ作業者が磁
石を挿入して微細鉄粉を除去しているが、人手不足の折
から頻繁にこの除去作業を行うことができず、製品の十
分な品質管理ができなかった。
ける再生砂コンベヤ上を搬送される砂の中へ作業者が磁
石を挿入して微細鉄粉を除去しているが、人手不足の折
から頻繁にこの除去作業を行うことができず、製品の十
分な品質管理ができなかった。
本考案は上記のような事情に鑑みてなされたものであ
り、再生砂中の微細鉄粉を確実に除去するすとにより、
鋳肌の美しい砲金製品を鋳造することを目的としてい
る。
り、再生砂中の微細鉄粉を確実に除去するすとにより、
鋳肌の美しい砲金製品を鋳造することを目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するため、既設の砲金鋳造
用砂処理設備における再生砂コンベヤの途中に、該コン
ベヤ上を搬送される再生砂中の微細鉄粉を自動的に除去
する装置を設置することを要旨としている。すなわち本
考案に係る鉄粉除去装置は、第1に、 非磁性の箱体から成り、再生砂コンベヤ上とその上方
位置との間を昇降自在にされ、底部の該コンベヤの搬送
方向に直交する断面がくさび状に形成された鉄粉補集箱
と、該鉄粉補集箱の底部に対応する形状にされて該補集
箱内に配置され、該補集箱の底部と天井部との間を昇降
自在にされた永久磁石と、 前記再生砂コンベヤの上方に配設されて該コンベヤの
搬送方向に沿って水平移動自在にされており、前記鉄粉
補集箱が上昇限位置にある時、該補集箱の直下位置に出
入可能にされた運搬箱と、 該運搬箱上に取出し自在に載置された鉄粉受箱と、か
ら成ることを特徴としている。
用砂処理設備における再生砂コンベヤの途中に、該コン
ベヤ上を搬送される再生砂中の微細鉄粉を自動的に除去
する装置を設置することを要旨としている。すなわち本
考案に係る鉄粉除去装置は、第1に、 非磁性の箱体から成り、再生砂コンベヤ上とその上方
位置との間を昇降自在にされ、底部の該コンベヤの搬送
方向に直交する断面がくさび状に形成された鉄粉補集箱
と、該鉄粉補集箱の底部に対応する形状にされて該補集
箱内に配置され、該補集箱の底部と天井部との間を昇降
自在にされた永久磁石と、 前記再生砂コンベヤの上方に配設されて該コンベヤの
搬送方向に沿って水平移動自在にされており、前記鉄粉
補集箱が上昇限位置にある時、該補集箱の直下位置に出
入可能にされた運搬箱と、 該運搬箱上に取出し自在に載置された鉄粉受箱と、か
ら成ることを特徴としている。
本考案は第2に、 非磁性の箱体から成り、再生砂コンベヤ上とその上方
位置との間を昇降自在にされ、底部の該コンベヤの搬送
方向に直交する断面がくさび状に形成された鉄粉補集箱
と、 該鉄粉補集箱の底部に対応する形状にされて該補集箱
の内底部に固定配置された電磁石と、 前記再生砂コンベヤの上方に配設されて該コンベヤの
搬送方向に沿って水平移動自在にされており、前記鉄粉
補集箱が上昇限位置にある時、該補集箱の直下位置に出
入可能にされた運搬箱と、 該運搬箱上に取出し自在に載置された鉄粉受箱と、か
ら成ることを特徴としている。
位置との間を昇降自在にされ、底部の該コンベヤの搬送
方向に直交する断面がくさび状に形成された鉄粉補集箱
と、 該鉄粉補集箱の底部に対応する形状にされて該補集箱
の内底部に固定配置された電磁石と、 前記再生砂コンベヤの上方に配設されて該コンベヤの
搬送方向に沿って水平移動自在にされており、前記鉄粉
補集箱が上昇限位置にある時、該補集箱の直下位置に出
入可能にされた運搬箱と、 該運搬箱上に取出し自在に載置された鉄粉受箱と、か
ら成ることを特徴としている。
(構成) 以下、本考案を実施例に基いて詳細に説明する。図面
は本考案に係る鉄粉除去装置を示し、第1図は要部切欠
き正面図、第2図は第1図のA−A線における切断側面
図、第3図は第1図のB−B線における切断平面図、第
4図は装置の作動を説明するための要部切欠き正面図で
ある。
は本考案に係る鉄粉除去装置を示し、第1図は要部切欠
き正面図、第2図は第1図のA−A線における切断側面
図、第3図は第1図のB−B線における切断平面図、第
4図は装置の作動を説明するための要部切欠き正面図で
ある。
図において、(1)は再生砂(注湯、型ばらし場から
回収した古砂に水、新砂、粘結剤等を添加して混練した
もの)を造型場へ搬送するコンベヤであり、無端ベルト
(2)がローラ(3)に支持されて第1図の矢印C方向
へ移動するように成してある。該コンベヤ(1)をまた
いで主門形フレーム(4)と従門形フレーム(5)が所
定の間隔を置いて立設されており、主門形フレーム
(4)には下向きのシリンダ(6)が支持ブラケット
(7)を介して取り付けられている。該シリンダ(6)
のピストンロッド(8)の先端には、上蓋(9)を備え
たステンレス製の箱体から成る鉄粉補集箱(11)が、該
上蓋(9)を介して取り付けられている。該鉄粉補集箱
(11)の底部は、第2図に示す如く、上記コンベヤ
(1)の搬送方向に直交する断面がくさび状に形成され
ている。また該鉄粉補集箱(11)における上記コンベヤ
(1)の上流側の側壁には、砂案内部材(12)が取り付
けられている。該砂案内部材(12)は、上下方向を指向
する二等辺三角柱と、底面が該二等辺三角柱の水平断面
と同一形状を成す二等辺三角錐とを両者の底面を合わせ
て接着一体化した形状(船底形状)をしており、上記水
平断面における二等辺に挟まれた一辺側の面を鉄粉補集
箱(11)の上記側壁に当接させて取り付けてある。な
お、第2図に示すように、上記砂案内部材(12)の左右
方向の寸法は鉄粉補集箱(11)のそれよりも若干大きく
されており、該部材(12)の左右両端部が該補集箱(1
1)の左右両端部からそれぞれ若干寸法ほぼ均等に突出
すると共に、該部材(12)の下端部が該補集箱(11)の
下端部から若干寸法突出するように設計されている。
回収した古砂に水、新砂、粘結剤等を添加して混練した
もの)を造型場へ搬送するコンベヤであり、無端ベルト
(2)がローラ(3)に支持されて第1図の矢印C方向
へ移動するように成してある。該コンベヤ(1)をまた
いで主門形フレーム(4)と従門形フレーム(5)が所
定の間隔を置いて立設されており、主門形フレーム
(4)には下向きのシリンダ(6)が支持ブラケット
(7)を介して取り付けられている。該シリンダ(6)
のピストンロッド(8)の先端には、上蓋(9)を備え
たステンレス製の箱体から成る鉄粉補集箱(11)が、該
上蓋(9)を介して取り付けられている。該鉄粉補集箱
(11)の底部は、第2図に示す如く、上記コンベヤ
(1)の搬送方向に直交する断面がくさび状に形成され
ている。また該鉄粉補集箱(11)における上記コンベヤ
(1)の上流側の側壁には、砂案内部材(12)が取り付
けられている。該砂案内部材(12)は、上下方向を指向
する二等辺三角柱と、底面が該二等辺三角柱の水平断面
と同一形状を成す二等辺三角錐とを両者の底面を合わせ
て接着一体化した形状(船底形状)をしており、上記水
平断面における二等辺に挟まれた一辺側の面を鉄粉補集
箱(11)の上記側壁に当接させて取り付けてある。な
お、第2図に示すように、上記砂案内部材(12)の左右
方向の寸法は鉄粉補集箱(11)のそれよりも若干大きく
されており、該部材(12)の左右両端部が該補集箱(1
1)の左右両端部からそれぞれ若干寸法ほぼ均等に突出
すると共に、該部材(12)の下端部が該補集箱(11)の
下端部から若干寸法突出するように設計されている。
上記鉄粉補集箱(11)の上蓋(9)上面にはガイドロ
ッド(13)が立設されており、該ガイドロッド(13)は
上記主門形フレーム(4)に上記支持ブラケット(7)
及び支持アーム(14)を介して支持されたガイド筒(1
5)に摺動自在に嵌合していて、上記シリンダ(6)の
ピストンロッド(8)が伸縮作動すると、上記鉄粉補集
箱(11)が該ガイドロッド(13)及びガイド筒(15)に
案内されつつ上記再生砂コンベヤ(1)上とその上方位
置との間を昇降するように設計されている。
ッド(13)が立設されており、該ガイドロッド(13)は
上記主門形フレーム(4)に上記支持ブラケット(7)
及び支持アーム(14)を介して支持されたガイド筒(1
5)に摺動自在に嵌合していて、上記シリンダ(6)の
ピストンロッド(8)が伸縮作動すると、上記鉄粉補集
箱(11)が該ガイドロッド(13)及びガイド筒(15)に
案内されつつ上記再生砂コンベヤ(1)上とその上方位
置との間を昇降するように設計されている。
なお、上記鉄粉補集箱(11)が下降限位置にある時、
上記砂案内部材(12)の下端部と上記コンベヤ(1)の
上面との間に若干の隙間が空くようにされている。上記
鉄粉補集箱(11)の上蓋(9)の上面中央部にはシリン
ダ(16)が下向きに取り付けられており、該シリンダ
(16)のピストンロッド(17)は上蓋(9)に穿設され
た透孔(18)を貫通して鉄粉補集箱(11)内に突出して
いる。
上記砂案内部材(12)の下端部と上記コンベヤ(1)の
上面との間に若干の隙間が空くようにされている。上記
鉄粉補集箱(11)の上蓋(9)の上面中央部にはシリン
ダ(16)が下向きに取り付けられており、該シリンダ
(16)のピストンロッド(17)は上蓋(9)に穿設され
た透孔(18)を貫通して鉄粉補集箱(11)内に突出して
いる。
該ピストンロッド(17)の先端には、平板状で表面に
磁極があるようにされた永久磁石(19)が支持ブラケッ
ト(21)を介して取り付けられている。該永久磁石(1
9)は、鉄粉補集箱(11)のくさび状底部に対応する方
向及び角度に配置されており、上記シリンダ(16)のピ
ストンロッド(17)がストローク端まで伸長した時、鉄
粉補集箱(11)のくさび状底部の内壁面に密着し、該ピ
ストンロッド(17)が縮引した時、鉄粉補集箱(11)内
の天井部空間へ引き上げられるように設計されている。
なお(22)(22)は、上記コンベヤ(1)上を搬送され
る再生砂(S)が無端ベルト(2)からこぼれるのを防
ぐため、該コンベヤ(1)の搬送長に渡って設けられた
一対のカバー部材である。
磁極があるようにされた永久磁石(19)が支持ブラケッ
ト(21)を介して取り付けられている。該永久磁石(1
9)は、鉄粉補集箱(11)のくさび状底部に対応する方
向及び角度に配置されており、上記シリンダ(16)のピ
ストンロッド(17)がストローク端まで伸長した時、鉄
粉補集箱(11)のくさび状底部の内壁面に密着し、該ピ
ストンロッド(17)が縮引した時、鉄粉補集箱(11)内
の天井部空間へ引き上げられるように設計されている。
なお(22)(22)は、上記コンベヤ(1)上を搬送され
る再生砂(S)が無端ベルト(2)からこぼれるのを防
ぐため、該コンベヤ(1)の搬送長に渡って設けられた
一対のカバー部材である。
上記主門形フレーム(4)及び従門形フレーム(5)
の各々には、第1図の前後方向に桟部材(23)(24)が
同一レベルでかけ渡されており、該桟部材(23)(24)
間には一対のガイドロッド(25)(25)が所定の間隔を
空けて平行にかけ渡されている。なお該ロッド(25)
(25)のレベルは、上記鉄粉補集箱(11)が上昇限位置
にある時、その下端レベルよりも下方になるように設計
されている。
の各々には、第1図の前後方向に桟部材(23)(24)が
同一レベルでかけ渡されており、該桟部材(23)(24)
間には一対のガイドロッド(25)(25)が所定の間隔を
空けて平行にかけ渡されている。なお該ロッド(25)
(25)のレベルは、上記鉄粉補集箱(11)が上昇限位置
にある時、その下端レベルよりも下方になるように設計
されている。
上記ロッド(25)(25)間には、該ロッド(25)(2
5)の各々に摺動自在に嵌合するガイド筒(26)(26)
に両脇を支持された運搬箱(27)が配設されており、該
運搬箱(27)上には鉄粉受箱(28)が取出し自在に載置
されている。上記従門形フレーム(5)の上部外側には
第1図又は第3図の右方に指向するシリンダ(29)が取
り付けられており、該シリンダ(29)のピストンロッド
(30)の先端は、上記運搬箱(27)における上記コンベ
ヤ(1)の下流側の側壁に固着していて、上記鉄粉補集
箱(11)が上昇限位置にある時、上記ピストンロッド
(30)の伸縮作動により運搬箱(27)及び鉄粉受箱(2
8)が該補集箱(11)の直下位置に出入可能にされてい
る。
5)の各々に摺動自在に嵌合するガイド筒(26)(26)
に両脇を支持された運搬箱(27)が配設されており、該
運搬箱(27)上には鉄粉受箱(28)が取出し自在に載置
されている。上記従門形フレーム(5)の上部外側には
第1図又は第3図の右方に指向するシリンダ(29)が取
り付けられており、該シリンダ(29)のピストンロッド
(30)の先端は、上記運搬箱(27)における上記コンベ
ヤ(1)の下流側の側壁に固着していて、上記鉄粉補集
箱(11)が上昇限位置にある時、上記ピストンロッド
(30)の伸縮作動により運搬箱(27)及び鉄粉受箱(2
8)が該補集箱(11)の直下位置に出入可能にされてい
る。
(作用) 次に上記のように構成された装置の作用について説明
する。
する。
鉄粉補集箱(11)昇降用シリンダ(6)のピストンロ
ッド(8)が伸長し、永久磁石(19)昇降用シリンダ
(16)のピストンロッド(17)が伸長し、かつ運搬箱
(27)移動用シリンダ(29)のピストンロッド(30)が
縮引した状態、すなわち第1図に示す状態で、再生砂コ
ンベヤ(1)により再生砂(S)を矢印C方向へ搬送す
ると、該砂(S)は砂案内部材(12)により、鉄粉補集
箱(11)の底部両側壁に沿ってスムーズに流れるよう案
内されるが、その際、該鉄粉補集箱(11)内の永久磁石
(19)の吸引力が該鉄粉補集箱(11)を透過して上記砂
(S)に働き、該砂(S)中の微細鉄粉が該鉄粉補集箱
(11)のくさび状底部の側壁外面に吸着される。
ッド(8)が伸長し、永久磁石(19)昇降用シリンダ
(16)のピストンロッド(17)が伸長し、かつ運搬箱
(27)移動用シリンダ(29)のピストンロッド(30)が
縮引した状態、すなわち第1図に示す状態で、再生砂コ
ンベヤ(1)により再生砂(S)を矢印C方向へ搬送す
ると、該砂(S)は砂案内部材(12)により、鉄粉補集
箱(11)の底部両側壁に沿ってスムーズに流れるよう案
内されるが、その際、該鉄粉補集箱(11)内の永久磁石
(19)の吸引力が該鉄粉補集箱(11)を透過して上記砂
(S)に働き、該砂(S)中の微細鉄粉が該鉄粉補集箱
(11)のくさび状底部の側壁外面に吸着される。
なお、第2図に示すように、上記砂案内部材(12)の
両側端部及び下端部が該鉄粉補集箱(11)の両側端部及
び下端部よりも若干寸法突出しているため、搬送砂の鉄
粉補集箱(11)底部両側壁に対する摩擦力が緩和され、
一旦壁面に付着した鉄粉が後続の搬送砂により剥離され
ることがない。
両側端部及び下端部が該鉄粉補集箱(11)の両側端部及
び下端部よりも若干寸法突出しているため、搬送砂の鉄
粉補集箱(11)底部両側壁に対する摩擦力が緩和され、
一旦壁面に付着した鉄粉が後続の搬送砂により剥離され
ることがない。
所定時間経過後、上記ピストンロッド(8)を縮引作
動して鉄粉補集箱(11)を上昇させ、上記ピストンロッ
ド(30)を伸長作動して運搬箱(27)を鉄粉補集箱(1
1)の直下位置に移動させる。
動して鉄粉補集箱(11)を上昇させ、上記ピストンロッ
ド(30)を伸長作動して運搬箱(27)を鉄粉補集箱(1
1)の直下位置に移動させる。
しかる後、第4図に示す如く、上記ピストンロッド
(17)を縮引作動して永久磁石(19)を上昇させると、
該磁石(19)の吸引力が弱まるため、鉄粉補集箱(11)
の底面に付着していた鉄粉が落下し、運搬箱(27)上の
鉄粉受箱(28)に収容される。
(17)を縮引作動して永久磁石(19)を上昇させると、
該磁石(19)の吸引力が弱まるため、鉄粉補集箱(11)
の底面に付着していた鉄粉が落下し、運搬箱(27)上の
鉄粉受箱(28)に収容される。
しかる後、上記ピストンロッド(30)を縮引作動して
運搬箱(27)を退避させ、上記ピストンロッド(8)を
伸長作動して鉄粉補集箱(11)を下降させ、上記ピスト
ンロッド(17)を伸長作動して永久磁石(19)を下降さ
せ、以て第1図に示す状態に戻す。
運搬箱(27)を退避させ、上記ピストンロッド(8)を
伸長作動して鉄粉補集箱(11)を下降させ、上記ピスト
ンロッド(17)を伸長作動して永久磁石(19)を下降さ
せ、以て第1図に示す状態に戻す。
以上の諸工程を1サイクルとして以後同じサイクルが
図示しない制御盤により自動的にくり返され、再生砂中
の微細鉄粉が所定のインターバルで連続的に除去される
ものである。
図示しない制御盤により自動的にくり返され、再生砂中
の微細鉄粉が所定のインターバルで連続的に除去される
ものである。
(考案の効果) 上記のような本考案によれば、再生砂中の微細鉄粉を
自動制御により定期的かつ連続的に除去することができ
るから、人手不足の状況下でも鋳肌の美しい砲金製品を
鋳造することができる。
自動制御により定期的かつ連続的に除去することができ
るから、人手不足の状況下でも鋳肌の美しい砲金製品を
鋳造することができる。
また本考案では、鉄粉補集箱に取り付ける砂案内部材
の形状に工夫を凝らしたため、再生砂のスムーズな搬送
が妨げられないと共に、砂中の鉄粉を効果的に鉄粉補集
箱に吸着することができ、鉄粉除去作業の効率を上げる
ことができる。
の形状に工夫を凝らしたため、再生砂のスムーズな搬送
が妨げられないと共に、砂中の鉄粉を効果的に鉄粉補集
箱に吸着することができ、鉄粉除去作業の効率を上げる
ことができる。
なお実施例では、鉄粉補集箱内に永久磁石を昇降自在
に配置したが、電磁石を上記補集箱の内底部に固定配置
してもよい。
に配置したが、電磁石を上記補集箱の内底部に固定配置
してもよい。
また実施例では、鉄粉補集箱をステンレス材により形
成したが、耐摩耗性の合成樹脂材を使用してもよい。
成したが、耐摩耗性の合成樹脂材を使用してもよい。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は鉄粉除去装置
の要部切欠き正面図、第2図は第1図のA−A線におけ
る切断側面図、第3図は第1図のB−B線における切断
平面図、第4図は装置の作動を説明するための要部切欠
き正面図である。 (1):再生砂コンベヤ、(11):鉄粉補集箱 (12):砂案内部材、(19):永久磁石 (27):運搬箱、(28):鉄粉受箱
の要部切欠き正面図、第2図は第1図のA−A線におけ
る切断側面図、第3図は第1図のB−B線における切断
平面図、第4図は装置の作動を説明するための要部切欠
き正面図である。 (1):再生砂コンベヤ、(11):鉄粉補集箱 (12):砂案内部材、(19):永久磁石 (27):運搬箱、(28):鉄粉受箱
Claims (2)
- 【請求項1】非磁性の箱体から成り、再生砂コンベヤ
(1)上とその上方位置との間を昇降自在にされ、底部
の該コンベヤ(1)の搬送方向に直交する断面がくさび
状に形成された鉄粉補集箱(11)と、 該鉄粉補集箱(11)の底部に対応する形状にされて該補
集箱(11)内に配置され、該補集箱(11)の底部と天井
部との間を昇降自在にされた永久磁石(19)と、 前記再生砂コンベヤ(1)の上方に配設されて該コンベ
ヤ(1)の搬送方向に沿って水平移動自在にされてお
り、前記鉄粉補集箱(11)が上昇限位置にある時、該補
集箱(11)の直下位置に出入可能にされた運搬箱(27)
と、 該運搬箱(27)上に取出し自在に載置された鉄粉受箱
(28)と、から成ることを特徴とする砲金鋳造用砂処理
設備における鉄粉除去装置。 - 【請求項2】非磁性の箱体から成り、再生砂コンベヤ
(1)上とその上方位置との間を昇降自在にされ、底部
の該コンベヤ(1)の搬送方向に直交する断面がくさび
状に形成された鉄粉補集箱(11)と、 該鉄粉補集箱(11)の底部に対応する形状にされて該補
集箱(11)の内底部に固定配置された電磁石と、 前記再生砂コンベヤ(1)の上方に配設されて該コンベ
ヤ(1)の搬送方向に沿って水平移動自在にされてお
り、前記鉄粉補集箱(11)が上昇限位置にある時、該補
集箱(11)の直下位置に出入可能にされた運搬箱(27)
と、 該運搬箱(27)上に取出し自在に載置された鉄粉受箱
(28)と、から成ることを特徴とする砲金鋳造用砂処理
設備における鉄粉除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2169790U JP2503374Y2 (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 砲金鋳造用砂処理設備における鉄粉除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2169790U JP2503374Y2 (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 砲金鋳造用砂処理設備における鉄粉除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03115049U JPH03115049U (ja) | 1991-11-27 |
JP2503374Y2 true JP2503374Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=31524731
Family Applications (1)
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1990
- 1990-03-02 JP JP2169790U patent/JP2503374Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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