JP2503238Y2 - ワイヤ―ソ― - Google Patents

ワイヤ―ソ―

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JP2503238Y2
JP2503238Y2 JP40664490U JP40664490U JP2503238Y2 JP 2503238 Y2 JP2503238 Y2 JP 2503238Y2 JP 40664490 U JP40664490 U JP 40664490U JP 40664490 U JP40664490 U JP 40664490U JP 2503238 Y2 JP2503238 Y2 JP 2503238Y2
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JP
Japan
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sleeve
beads
wire rope
wire
fixing
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JP40664490U
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Inventor
努 田窪
Original Assignee
大阪ダイヤモンド工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、石材、コンクリート等
の切断に用いられるワイヤーソーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種ワイヤーソーとしては、図3に示
す様に、ワイヤーロープ1の長さ方向に、プラスチック
層2を介して、所定間隔で多数のスリーブ3を取付け、
このスリーブ3の外周面にダイヤモンドやCBNなどの
超砥粒層4を固着したものが知られている。
【0003】プラスチック層2は、スリーブとワイヤー
ロープ1とを固着して、スリーブの回転やピッチずれを
防ぐと共に、ワイヤーロープ1を切屑等から保護する役
目を持ち、切断刃となる超砥粒は焼結、電着等によりス
リーブに固着されて形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記スリーブは、銅メ
ッキ鉄パイプ等で形成され、その外周に超砥粒を銅−亜
鉛合金でボンドした砥粒層が焼結等により固着されてい
る。そのスリーブのワイヤーロープへの固定は、プラス
チック層2を含めての接着剤や、スリーブのかしめ等に
よっているこれら砥粒層とスリーブの成形固着、スリー
ブとプラスチック層、ワイヤーロープの固着は何れも時
間と手数を要すると共に費用高となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】超砥粒をCo−Ni系合
金で焼結してビーズを製作し、このビーズをワイヤーロ
ープに金属スリーブを介して挿通し、ビーズをかしめて
スリーブと共にワイヤーロープに固定する。
【0006】スリーブを省略する場合には、ビーズ内層
に超砥粒の存在しないベ−スを形成しておく。
【0007】
【実施例】図1において、1Aはダイヤモンド、CBN
等の超砥粒をNi5〜50重量%のCo−Ni系合金で
焼結、形成された外径6mm、肉厚1mmのビーズ、2
Aは、鉄または銅製の外径4mm、肉厚0.5mmのス
リーブ、3Aはステンレスの細線を撚合せた外径約3m
mのワイヤーロープである。
【0008】ビーズ1Aは、ワイヤーロープ3Aの外周
上に、スリーブ2Aを介して、約20〜25mmの間隔
を置いてかしめつけられている。Co−Ni系合金は、
焼結性がよく、焼結されたビーズは、超砥粒の保持がよ
く、且つ展延性に豊むので、上記かしめつけによりよく
一体固着ができる。
【0009】従って、ビーズ、スリーブ、ロープを各別
に製作し、ロープ上にスリーブ、ビーズを挿通して、ビ
ーズをかしめつければ一挙にワイヤーソーが形成できる
ので在来のワイヤーソーに比べ、時間、費用を要せず、
極めて効率的にワイヤーソーを生産することが出来る。
【0010】尚、スリーブがないと、ビーズの砥粒が直
接ワイヤーロープに接触し、磨損を生じるので、スリー
ブが必要であるが、両者はビーズのかしめつけにより、
一体にワイヤーロープに固定されるので、従来の如く、
両者を予め焼結等により固着しておく必要がない。
【0011】またスリーブにかえ、ビーズの製作時、ビ
ーズの内層に、超砥粒を混入しないCo−Ni系合金の
みのベース4A(図2)を形成しておけば、スリーブを
用いる必要がない。
【0012】尚、実施例においては、プラスチック層2
のないものについて示したが、勿論プラスチック層を用
いても差支えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図である。
【図2】別の実施例を示す縦断面図である。
【図3】従来のワイヤーソーの縦断面図である。
【符号の説明】
1A ビーズ 2A スリーブ 3A ワイヤーロ
ープ 4A ベース 1 ワイヤーロープ 2 プラスチック層 3 ス
リーブ 4 超砥粒層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超硬砥粒をNi5〜50重量%のCo−
    Ni系合金で焼結保持してなるビーズの複数個が、ワイ
    ヤーロープの外周上に間隔をおいて固着されてなり、且
    つ該固着は、ビーズ内層の超砥粒を含有しないベース
    か、または金属製のスリーブを介して、ビーズがワイヤ
    ーロープにかしめつけられて形成されてなることを特徴
    とするワイヤーソー。
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