JP2502978B2 - ガラス製品成形装置 - Google Patents

ガラス製品成形装置

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JP2502978B2 JP61146727A JP14672786A JP2502978B2 JP 2502978 B2 JP2502978 B2 JP 2502978B2 JP 61146727 A JP61146727 A JP 61146727A JP 14672786 A JP14672786 A JP 14672786A JP 2502978 B2 JP2502978 B2 JP 2502978B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は溶解ガラスからビンなどのガラス製品を成形
するガラス製品成形装置に関する。
(従来の技術) ガラス製品成形装置は、一般に溶解ガラス槽内の溶解
ガラスを、フィーダ部によりガラス製品の大きさに応じ
た量のガラス塊として排出し、この排出されたガラス塊
を分配器により順番に複数のガラス成形機に分配する。
複数のガラス成形機により成形されたガラス製品は90゜
プッシャにより第1チェインコンベアに載せられ、ウェ
アトランスファにより方向転換され第2チェインコンベ
アに載せられる。このチェインコンベアに載せられたガ
ラス製品は徐冷炉にて徐々に冷却され、最終的にガラス
製品として完成する。
第9図に示すようにこのガラス製品成形装置のフィー
ダ部101、分配器102、90゜プッシャ103、第1チェイン
コンベア104、ウェアトランスファ105、第2チェインコ
ンベア106はそれぞれ同期モータ(Synchronous Motor)
111,112,113,114,115,116により駆動される。これら全
ての同期モータ111〜116は1台の周波数制御装置120に
より制御される。この周波数制御装置120には速度設定
器121が接続されており、全ての同期モーダ111〜116は
この速度設定器121で設定された速度で運転される。こ
れら同期モータ111〜116の回転数はすべて同じである
が、各部で実際に必要とされる回転数は互いに異なるた
め、途中にそれぞれギヤやスプロケットホイール等の伝
達機構(図示せず)を設けていた。
かかる従来のガラス製品成形装置においてガラス成形
機の数を変更したり、チェインコンベア104,106におけ
るガラス製品の整列数を変更したりする場合がある。こ
のような場合にはチェインコンベア104,106を駆動する
同期モータ114,116の速度だけを変更する必要がある。
しかしながら周波数制御装置120は共通であるため同期
モータ114,116だけの速度を変更することはできない。
このため従来は同期モータの伝達機構を交換することに
より速度を変更するようにしていた。
また各部のうち、例えば分配器102、90゜プッシャ10
3、ウェアトランスファ105は互いに一定の関係をもった
同期運転をする必要があるため、同期調整用周波数発生
器122を設け、同期調整時にはこの同期調整用周波数発
生器122からの調整用周波数を、切換スイッチ132,133,1
35により同期モータ112,113,115に加えている。同期モ
ータ112,113,115からの位置検出信号はフィードバック
され、時間要素だけにより、位置のずれがなくなるまで
繰り返し調整していた。このため同期調整に多くの時間
がかかるとともに完全に同期調整することができなかっ
た。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来は全ての同期モータが同じ速度で運転
されるため、運転方法の変更によりある分配器等の速度
を変更したい場合にはガラス製品の製造を中断して伝達
機構を交換しなければならず、長時間製造を中断しなけ
ればならないという問題があった。また従来は同期モー
タの同期調整を位置検出信号をフィードバックして繰り
返しおこなっていたため、同期調整に極めて時間がかか
るという問題があった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、各部を
駆動する駆動手段の速度を自由にかつ簡単に変更するこ
とのできるガラス製品成形装置を提供することを目的と
する。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的は、溶解ガラスを収納する溶解ガラス槽と、
この溶解ガラス槽からガラス製品の大きさに応じた量の
ガラス塊を形成するガラス塊形成部と、このガラス塊形
成部からのガラス塊を分配する分配部と、その分配部に
より分配されたガラス塊をガラス製品に成形するガラス
製品成形部と、このガラス製品成形部により成形された
ガラス製品を搬送する搬送部と、この搬送部により搬送
されたガラス製品を徐冷する徐冷部、前記ガラス塊成形
部、前記分配部、前記ガラス製品成形部および前記搬送
部をそれぞれ駆動する第1、第2、第3および第4の駆
動手段と、速度設定基準信号を発生する速度設定基準信
号発生部と、この速度設定基準信号に基づいて前記第
1、第2、第3および第4の駆動手段へそれぞれ異なっ
た第1、第2、第3および第4の速度設定信号を発生す
る速度設定部とを備えたことを特徴とするガラス製品成
形装置によって実現される。
(作 用) 本発明は以上のようにガラス製品成形装置を構成した
ので、各部の速度設定信号を変えることにより簡単にか
つ自由に各部の速度を変更できる。
(実施例) 本発明の一実施例によるガラス製品成形装置を第1図
に示す。原料である溶解ガラス2は溶解ガラス槽4内で
ガラス製品成形作業に適した粘度となっている。この溶
解ガラス槽4内の溶解ガラス2はフィーダ部6によりガ
ラス製品の大きさに応じた量のガラス塊8として排出さ
れる。フィーダ部6は、溶解ガラス槽4の底部に設けら
れた排出口4aから溶解ガラスを押し出すプランジャ6a
と、押し出された溶解ガラス2を切断してガラス塊8に
するシャー6bとを有してガラス塊形成部を構成してい
る。プランジャ6aとシャー6bは、それ自体が位置検出機
能をもつサーボモータ(Servo Motor)SM1(第1駆動手
段)により回転されるフィーダカム(図示せず)により
同期駆動される。すなわちフィーダカムの1回転で、プ
ランジャ6aが溶解ガラス2を排出口4aから所定量押し出
したところで今まで開いていたシャー6bが閉じて押し出
された溶解ガラス2を切断し、所定量のガラス塊8が形
成され排出される。なおサーボモータSM1の回転位置を
検出するためフィーダカムに位置検知用近接スイッチPD
1が設けられている。本発明ではサーボモータSMはSM1か
らSM6よりなる。
分配器10はフィーダ部6により形成されたガラス塊8
をその下にある6つのシュータ12a〜12fの入口に落ちる
ように分配する。分配器10はサーボモータSM2(第2駆
動手段)により駆動されるが、この分配器10のサーボモ
ータSM2の回転位置を制御して駆動する必要があること
からサーボモータSM2に取りつけられたカムに位置検知
用近接スイッチPD2が設けられている。
シュータ12a〜12fの出口には6台のガラス成形機(IS
M)14a〜14fが設置され、シュータ12a〜12fから排出さ
れたガラス塊8を受けガラス製品を成形する。これらガ
ラス成形機14a〜14fにおいては各成形工程が種々の弁の
開閉動作で行なわれる。この開閉動作は例えば電磁弁の
制御によって行なわれる。
これらガラス成形機14a〜14fに分配器10よりガラス塊
8が分配され、ガラス製品が成形され排出されるまでの
個々の成形動作は電磁弁をシーケンス制御することによ
り実行される。そのシーケンス制御はガラス塊8を分配
する分配器10の動作と成形後排出されたガラス製品8を
コンベア18に移載する90゜プッシャ16a〜16fとの動作と
タイミングをとる必要がある。したがってこのシーケン
スもフィーダ部6のフィーダカムの回転位置を基準とす
ることが必要である。
90゜プッシャ16a〜16fはガラス成形機14a〜14fから排
出されたガラス製品をコンベア18に載置するためのもの
で、サーボモータSM3(第3駆動手段)により駆動され
る。これら90゜プッシャ16a〜16fを駆動するサーボモー
タSM3も位置制御する必要があることからサーボモータS
M3に取りつけられたカムに位置検知用近接スイッチPD3
が設けられている。
コンベア18は例えばトッププレートチェインコンベア
でありサーボモータSM4(第4駆動手段)により駆動さ
れる。成形されたガラス製品はコンベア18のトッププレ
ート上に載置され第1図の左から右へ搬送される。
コンベア18により左から右へ搬送されたガラス製品は
ウェアトランスファ20により方向変換される。このとき
ガラス製品はまだかなり高温であるので、ガラス製品同
士が接触してくっつくことを防止することが必要であ
る。ウェアトランスファ20は例えばアタッチメント付チ
ェインコンベアより構成されている。このウェアトラン
スファ20も位置制御する必要があるため、駆動するサー
ボモータSM5(第5駆動手段)に取りつけられたカムに
位置検知用近接スイッチPD5が取りつけられている。
ウェアトランスファ20により方向変換されたガラス製
品はコンベア22により搬送される。このコンベア22はサ
ーボモータSM6(第6駆動手段)により駆動される。
コンベア22により搬送されたガラス製品は例えばブッ
シャ(図示せず)により徐冷炉24に順々に収納される。
徐冷炉24は高温で成形されたガラス製品を徐々に冷却し
て最終的なガラス製品として完成する。これは高温のガ
ラス製品を急冷すると内部応力が生じクラックが発生し
やすいためである。ここで、コンベア18、ウエアトラン
スファ20およびコンベア22が搬送部を構成している。
なおサーボモータSM1−SM6および位置検出用近接スイ
ッチPD1,PD2,PD3,PD5の詳細を第2図(a),(b)に
示す。サーボモータSMの駆動軸AX1にサーボモータSMの
回転を減速するために減速機DCが接続されている。この
減速機DCの駆動軸AX2にカム又は円板(第2図では円
板)が設けられている。円板CMには鉄片ITが取りつけら
れており、この鉄片ITは円板CMとともに回転する。位置
検出用近接スイッチPDはこの鉄片ITの先端部の軌跡上の
一点に近接して設けられており、鉄片ITが位置検出用近
接スイッチPDの前を通過するたびに位置検出パルスを出
力する。
本実施例によるガラス製品成形装置の制御部を第3図
に示す。速度設定器30はサーボモータSM1〜SM6の速度を
設定する。この設定信号は電圧信号として出力され、こ
の電圧信号は電圧/周波数(V/F)コンバータ32により
設定速度を示す周波数の速度設定信号に変換される。こ
こで、速度設定器60とコンバータ32が速度基準信号発生
部を構成する。
一方各部を駆動するサーボモータSM1〜SM6にはそれぞ
れ比較設定器34a〜34f、サーボアンプ36a〜36fが設けら
れている。比較設定器34a〜34f(速度設定部)は速度設
定信号の周波数の予め定めた比率の周波数の信号を出力
する。すなわち速度設定信号の周波数をf0とし、比較設
定器34a〜34fの比率をPa〜Pfとすると、この比率設定器
34a〜34fからはfi=Pif0(但しi=a〜f)なる周波数
の信号が出力される。この信号はサーボアンプ36a〜36f
を介してサーボモータSM1〜SM6に入力される。したがっ
て比率設定器34a〜34fの比率Piを自由に定めることによ
り、サーボモータSM1〜SM6の速度を自由に変えることが
できる。
サーボモータSM1,SM2,SM3,SM5のカムにそれぞれ設け
られた位置検知用近接スイッチPD1,PD2,PD3,PD5からの
位置検出信号はドライブコントローラ38に入力される。
ドライブコントローラ38はサーボモータSM1,SM2,SM3,
SM5の位相制御をおこなう。すなわち、ドライプコント
ローラ38はサーボモータSM1の位置検知用近接スイッチP
D1(位相検出手段)から位置検出信号と、他のサーボモ
ータSM2,SM3,SM5の位置検知用近接スイッチPD2,PD3,PD5
(位相検出手段)の位置検出信号と位相を比較し、それ
ぞれ所定の位相差になるような同期調整信号である2相
パルスをそれぞれスイッチ40b,40c,40eを介して比率設
定器34b,34c,34eに入力する。2相パルスは比率設定器3
4b,34c,34eの周波数を一般的に増加または減少させて、
サーボモータSM2,SM3,SM5を加速または減速することに
より、サーボモータSM1に対するサーボモータSM2,SM3,S
M5の位相を調整する。
サーボモータSM1に対するサーボモータSM2,SM3,SM5の
位相差の設定値はキーボード42(位相差設定手段)から
入力されメインコントローラ44から位相差設定信号とし
てドライブコントローラ38に入力され設定される。
ドライブコントローラ38の詳細を第4図に示す。位置
検知用近接スイッチPD1,PD2,PD3,PD5から入力する位置
検出信号はアイソレータ38aおよび入力インタフェース3
8bを介してCPU38cに読み込まれる。カウンタタイマコン
トローラ38dはアイソレータ38aを介して、フィーダ部6
のサーボモータSM1のフィーダカムに取りつけられた位
置検知用近接スイッチPD1の位置検出信号が入力され
る。カウンタタイマコントローラ38dは、基準となるフ
ィーダカムの位置検出信号である位置検出パルスの出力
時を0secとして経過時間を出力する。CPU38cは、入力イ
ンターフェース38bからの各位置検知用近接スイッチPD
2,PD3,PD5の位置検出信号を入力し、位置検出パルスが
入力したときのカウンタタイマコントローラ38cの出力
を読みとり、位置検知用近接スイッチPD1と位置検知用
近接スイッチPD2,PD3,PD5間の時間をそれぞれ測定す
る。この測定時間をメインコントローラ44から入力され
た位相差設定信号に基づいてサーボモータSM2,SM3,SM5
を加速すべきか減速すべきか判断し、出力インターフェ
ース38eを介してそれぞれ加速信号Adおよび減速信号La
を出力する。出力された加速信号Ad、減速信号Laは、2
相パルス発生回路38f,38g,38hに入力され、それぞれこ
れら加速信号Ad,減速信号Laに応じた2相パルス信号に
変更されて、スイッチ40b,40c,40fを介して比率設定器3
4b,34c,34fに入力される。なお、2相パルス発生回路38
f,38g,38hには発振器38iからのクロックパルスが入力し
ている。
2相パルス発生回路38fの詳細を第5図に示す。な
お、他の2相パルス発生回路38g,38hも2相パルス発生
回路38fと同じ構成である。分周回路DV1,DV2は発振器38
iからのクロックパルスを分周し第6図に示すように互
いに位相が90゜異なる所定周波数のパルスP1,P2を発生
する。分周回路DV1から発生したパルスP1は2つの加算
回路AD1,AD2に入力される。分周回路DV2から発生したパ
ルスP2は加算回路AD1に入力され、加算回路AD2にはパル
スP2を反転したパルスP3が入力される。
CPU38cから出力された加速信号Adは加算回路AD1に入
力される。加算回路AD1は加速信号Adが入力している間9
0゜位相の異なるパルスP1P2のうち、パルスP1をA相パ
ルスとしてパルスP2をB相パルスとしてこれらパルス
P1,P2からなる2相パルスを出力する。この2相パルス
はアイソレータISを介して比率設定器34bに出力され
る。
またCPU38cから出力された減速信号Laは加算回路AD2
に入力される。加算回路AD2は減速信号Laが入力してい
る間90゜位相の異なるパルスP1,P3のうちパルスP1をA
相パルスとしてパルスP3をB相パルスとしてこれらパル
スP1,P3からなる2相パルスを出力する。この2相パル
スはアイソレータISを介して比率設定器34bに出力され
る。
ドライブコントローラ38によりサーボモータSM1とSM2
が同期調整されると、同期信号がセクションコントロー
ラ46に出力され、セクションコントローラ46はガラス成
形機14a〜14fの動作を開始させる。逆にサーボモータSM
1とSM2の同期調整がはずれるとその旨の信号がセクショ
ンコントローラ46に出力され、セクションコントローラ
46はガラス成形機14a〜14fによるガラス製品の成形を中
止させる。
なお、ドライブコントローラ38が故障する等の原因に
よりサーボモータSM1〜SM6の同期調整が自動的におこな
えない場合はスイッチ40b,40c,40eを手動パルサ48b,48
c,48eに切換える。手動パルサ48b,48c,48eを正方向又は
逆方向に手動回転させることにより、ドライブコントロ
ーラ38からの2相パルス信号と同様の信号を出力するこ
とができる。具体的には故障時にガラス製品成形装置の
各部の動作を見ながら所定の動きをするように手動パル
サ48b,48c,48eを手で正方向または逆方向に回転させて
調整する。
次に本実施例によるガラス製品成形装置の同期運転の
ための調整方法について説明する。
まず位置検知用近接スイッチPD1,PD2,PD3,PD5からの
位置検出パルス間の時間測定方法について説明する。フ
ィーダ部6のシャー6bが動作してガラス塊8を形成した
時点で、サーボモータSM1のフィーダカムに設けられた
位置検知用近接スイッチPD1から位置検出パルスが発生
するものとすると、このとき分配器10が所定のガラス成
形機14へこのガラス塊8を供給するような方向になるよ
うに分配器10の位置を調整する。そして位置検知用近接
スイッチPD1からの位置検出パルスと分配器10を駆動す
るサーボモータSM2の位置検知用近接スイッチPD2の位置
検出パルス間の時間T2を測定する(第7図)。この時間
測定はドライブコントローラ38内のカウンタタイマコン
トローラ38dによりおこなわれる。
90゜プッシャ16a〜16fについても、ガラス成形機14a
〜14fから排出されたガラス製品が適切にコンベア18に
載置されるように調整され、このときの位置検知用近接
スイッチPD1とPD3間の時間T3を測定する(第7図)。ウ
ェアトランスファ20についてもコンベア18を搬送される
ガラス製品との関係が適切になるように調整され、その
ときの位置検知用近接スイッチPD1とPD5間の時間T5を測
定する(第7図)。
次にこれら測定時間を角度表現する方法について説明
する。まずガラス成形機14a〜14fの成形サイクル中の各
電磁弁の動作時間は、フィーダカム回転速度によって変
る。よって各電磁弁の動作時間をフィーダカムの回転速
度に換算する必要がある。あるガラス成形機14a〜14fが
ガラス塊8の供給を受けて、次のガラス塊8を受けるま
でを360度とし、制御される各電磁弁を角度表現で細分
化していく。
ガラス成形機14a〜14fの、成形サイクルが角度で表現
されることにより、各サーボモータSM1〜SM5の同期運転
の為のタイミングも角度に換算され、成形サイクルと同
じ角度表現をする。同様にして第7図に示す測定時間
T2,T3,T5についても角度に換算し、あらかじめ設定され
た設定角度になるようにサーボモータSM2,SM3,SM5を調
整する。
すなわち、あるガラス成形機14a〜14fがガラス塊8を
受けて次のガラス塊8が入るまでを360度とすれば、360
度をガラス成形機14a〜14fの数で除した値がフィーダカ
ムの1回転の角度に相当する。例えばガラス成形機14a
〜14fの数が6ならば360度÷6=60度でフィーダカムの
1回転は60度となる。第7図の上部に示した数字1〜6
がこの状態を示している。フィーダカムの位置を検知す
る位置検知用近接スイッチPD1の動作間隔は60度毎にパ
ルス状になって表われる。まずこのパルス間の時間をカ
ウンタタイマコントローラ38dで測定し、その所要時間
を60で除した値が1度当りの所要時間となる。この1度
当りの時間はガラス成形機14a〜14fの成形サイクルの各
電磁弁の動作角度とも共通である。測定時間T2,T3,T5
1度に相当する時間で除した値が換算角度となる。同期
をとる為にあらかじめドライブコントローラ38に設定さ
れた同期設定角度と、測定時間T2,T3,T5の換算角度を比
較し調整する。なお、この同期設定角度はプログラミン
グにより自由に変更出来る。また角度単位をより精密に
することも可能である。
次にサーボモータSMの角度調整方法について説明す
る。これはサーボモータSMに2相パルスを入力すること
によりおこなわれる。すなわち比率設定器34に入力され
た速度設定信号の他に90゜位相がズレた2相パルスを加
えるとサーボモータSMの速度は加えた2相パルス量に相
当する速度だけ変化する。2相のうち1相をA相パル
ス、他の相をB相パルスとするとB相パルスに比しA相
パルスが90゜進んだ2相パルスを加えると、サーボモー
タSMは正転方向に加速し、B相パルスに対しA相パルス
が90゜遅れた2相パルスを加えると逆転方向に加速す
る。すなわち正転方向に回転しているサーボモータSMに
は減速作用をする。したがってあるサーボモータSMの回
転位置を進めたり、遅らせたりするには、そのサーボモ
ータSMの比率設定器34に変化させたい角度に相当する2
相パルス量を加えれば良い。
なお2相パルス量はパルス周波数と加える時間に関係
する。周波数が高ければ一定時間加えても回転は大きく
変化し又周波数が一定でも加える時間が長ければ回転位
置は大きくズレる。本実施例では2相パルス周波数を一
定にして、加える時間を変えて角度を調整する。
次に同期運転の為の調整値計算方法について説明す
る。ここでは例として分配器10のサーボモータSM2につ
いて説明する。他のサーボモータSM3,SM5についても同
様である。
第7図のようにガラス成形機14a〜14fのある特定のガ
ラス成形機(ここでは6番目(番号6で示す)のガラス
成形機14f)に、ガラス塊8が供給されるときのフィー
ダカムの位置検知用近接スイッチPD1の位置検出パルス
を基準とする。
ガラス成形機14a〜14fが設置されると、シャー6bの位
置と分配器10までの距離が決まり、カットされたガラス
塊8が分配器10に到達するまでの時間も算出出来る。こ
の時間を角度変換する。この変換された角度はフィーダ
カムの回転速度を変えない限り一定であリフィーダカム
と分配器10がタイミングのとれた角度となる。この角度
をあらかじめメインコントローラ44からドライブコント
ローラに設定する。
しかし第8図のようにサーボモータSM2の起動時は基
準パルスに対する相対位置は所定の位置にない。そのた
め、まず基準パルスより分配器10の位置検知用近接スイ
ッチPD2の位置検出パルスまでの時間を測定する。これ
を角度に変換し測定角度を得る。設定角度と測定角度を
ドライブコントローラ38で比較し、測定角度が大きけれ
ば設定値に対して分配器が進んで運転していることにな
り、小さければおくれた状態で運転していることにな
る。
フィーダ部6の位置検出パルスと分配器10の位置検出
パルス間の角度変換式は となる。設定値角度と測定角度との角度差は 角度差=設定角度−測定角度 となる。
この式より角度差の正・負を判定し遅れた状態か、進
んだ状態か判断し加速調整、減速調整をする。そして2
相パルス量も角度差の絶対値に相当する値となる。調整
のための2相パルス量は先に述べたように周波数を一定
にして、加える時間で調整する。
加速、減速の回転数はサーボモータSM2の固有の計算
式により、次式の調整回転数であらわされる。
サーボモータSM2がある減速比で分配器10に連結され
ていれば、調整回転数は上式を減速比で割った値とな
る。
前述のようにガラス塊8の供給を受けて、次のガラス
塊8が入る迄を360度とした場合、分配器10は最初のガ
ラス塊8の供給から、次のガラス塊8の供給まで1回転
したことになり、分配器10の1回転は360度となること
ができる。よって調整角度は次式で表わされる。
調整回転数はサーボモータSM2の固有計算式により、
2相パルス周波数を一定にすれば定数におきかえること
が出来る。調整角度はその調整回転数を加えた時間に比
例する。よってフィーダカムと分配器を同期運転させる
為には 角度差=調整角度 とすれば良い。
したがって次式が成立する。
よって、 となる。
この式によりドライブコントローラ38に入力された設
定角度とフィーダ部6と分配器10の位置検出パルス間の
時間を測定し、フィーダカム1回転の時間を測定すれば
加速または減速の2相パルス周波数を何秒加えれば角度
調整が可能か計算出来る。
測定時間の変化すなわち分配器10の位置のズレや、フ
ィーダカムの回転変動があっても、この時間を常に測定
し、上記計算式をドライブコントローラ38のプログラム
で計算し調整時間を算出する。算出された加速調整時
間、減速調整時間をサーボモータSM2の比率設定器36bに
加えれば変化に速応した調整をしサーボモータSM1,SM2
間の同期運転をすることができる。
このように本実施例によれば、各サーボモータに設け
られた比率設定器への速度設定を変更するだけで容易に
サーボモータの速度を変更することができる。また各部
の動作のずれをパルス量に変換してサーボモータの調整
をおこなうようにしているので、極めて正確に同期運転
のための調整が可能である。
本発明は上記実施例に限らず種々の変形が可能であ
る。例えば上記実施例では6台ガラス成形機によりガラ
ス製品を成形したが、何台のガラス成形機でもよい。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明によれば各部を駆動する駆動手段の
速度を自由にかつ簡単に変更でき、かつ同期調整も短時
間でおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるガラス製品成形装置の
概略構成を示す図、第2図は同ガラス製品成形装置のサ
ーボモータと位置検出用近接スイッチを示す図、第3図
は同ガラス製品成形装置の制御部のブロック図、第4図
は同制御部のドライブコントローラのブロック図、第5
図は同ドライブコントローラの2相パルス発生回路のブ
ロック図、第6図は同2相パルス発生回路から出力され
るパルス信号を示すタイムチャート、第7図、第8図は
同ガラス製品成形装置の調整方法を説明するためのタイ
ムチャート、第9図は従来のガラス製品成形装置の制御
部を示す図である。 2……溶解ガラス、4……溶解ガラス槽、4a……排出
口、6……フィーダ部、6a……プランジャ、6b……シャ
ー、8……ガラス塊、10……分配器、 12a〜12f……シュータ、14a〜14f……ガラス成形機、16
a〜16f……90゜プッシャ、18……コンベア、20……ウェ
アトランスファ、22……コンベア、24……徐冷炉、 30……速度設定器、32……V/Fコンバータ、34a〜34f…
…比率設定器、36a〜36f……サーボアンプ、38……ドラ
イブコントローラ、40b,40c,40e……スイッチ、42……
キーボード、44……メインコントローラ、46……セクシ
ョンコントローラ、48b,48c,48e……手動パルサ、 SM(SM1〜SM6)……サーボモータ、PD,PD1,PD2,PD3,PD5
……位置検知用近接スイッチ、DC……減速機、AX1,AX2
……駆動軸、CM……円板、IT……鉄片。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶解ガラス(2)を収容する溶解ガラス槽
    (4)と、 該溶解ガラス槽(4)のガラスからガラス製品の大きさ
    に応じた量のガラス塊(8)を形成するガラス塊形成部
    (6)と、 該ガラス塊形成部(6)からのガラス塊をシュータ(1
    2)の入口に落ちるように分配する分配部(10)と、 該分配部(10)により分配されたガラス塊(8)をガラ
    ス製品に成形するガラス製品成形部(14)と、 該ガラス製品成形部(14)により成形されたガラス製品
    を所定角度方向変換して移載する移載部(16)と、 該移載部(16)により移載されたガラス製品を搬送する
    第1搬送部(18)と、 該第1搬送部(18)により搬送されたガラス製品を所定
    角度方向変換する方向変換部(20)と、 該方向変換部(20)により方向変換されたガラス製品を
    搬送する第2搬送部(22)と、 該第2搬送部(22)により搬送されたガラス製品を徐冷
    する徐冷部(24)と、を備えたガラス製品成形装置にお
    いて、 前記ガラス塊形成部(6)、前記分配部(10)、前記移
    載部(16)、前記第1搬送部(18)、前記方向変換部
    (20)および前記第2搬送部(22)をそれぞれ駆動する
    第1、第2、第3、第4、第5および第6の駆動手段
    (SM1,SM2,SM3,SM4,SM5,SM6)と、 速度設定基準信号を発生する速度基準信号発生部(30,3
    2)と、 前記速度設定基準信号に基づいて前記第1、第2、第
    3、第4、第5および第6の駆動手段へそれぞれ異なっ
    た第1、第2、第3、第4、第5および第6の速度設定
    信号を発生する速度設定部(34)と、 前記第1、2、第3、および第5の駆動手段の位相を検
    出する第1、2、第3、および第5の位相検出手段(P
    D)と、 前記第1、2、第3、および第5の駆動手段間の位相差
    を設定する位相差設定手段(42)と、 前記第1、第2、第3および第5の位相検出信号により
    検出された前記第1、第2、第3および第5の駆動手段
    の位相差が前記位相差設定手段(42)によりそれぞれ設
    定された位相差になるように前記位相差設定手段(42)
    からの入力信号により設定される主制御部(44)からの
    位相差設定信号により制御する位相制御部(38)と、を
    備えたことを特徴とするガラス製品成形装置。
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