JP2502434Y2 - ネジ部材の自動緩め装置 - Google Patents

ネジ部材の自動緩め装置

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JP2502434Y2
JP2502434Y2 JP1990115442U JP11544290U JP2502434Y2 JP 2502434 Y2 JP2502434 Y2 JP 2502434Y2 JP 1990115442 U JP1990115442 U JP 1990115442U JP 11544290 U JP11544290 U JP 11544290U JP 2502434 Y2 JP2502434 Y2 JP 2502434Y2
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socket
drive shaft
screw member
nut
loosening device
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良典 楢橋
勝彦 ▲吉▼田
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,例えばポール,パイル等のコンクリート製
品の成形に用いられる分割可能な型枠の組み立て締結具
であるボルト・ナット等のネジ部材を自動的に緩めるの
に好適な自動緩め装置に関するものである。
〔従来技術〕
例えば第4図に示す如く,上記のような型枠1は,長
尺で断面が半円状の2個の割型2a,2bからなり,各々そ
の長手方向両端から突出したフランジ3a,3bを重ね合わ
せることにより,断面が略真円の円筒形状となるように
形成されている。そして,上記割型2bのフランジ3b近傍
には上下方向へ揺動自在にアイボルト4が軸着されてお
り,このアイボルト4を起立させて上記割型2aのフラン
ジ3aに刻設された切欠5にその胴部を遊嵌させて該アイ
ボルト4にナット6を螺着させ,上記フランジ3aの上面
に係合させることにより,上記型枠1が組み立てられ
る。
上記のようにして組み立てられた型枠1を分解する場
合,例えば第3図に示すようなナットランナ等の自動緩
め装置7が用いられ,該自動緩め装置7にて上記ナット
6を該ナット6がフランジ3a,3bと係合せずに矢印8方
向へ傾倒可能となる程度に緩めることとなる。尚この場
合,上記型枠1の再度の組立作業の容易性を考慮して,
上記ナット6は上記アイボルト4から完全には離脱され
ない。
上記自動緩め装置7は,同図に示す如く,例えば圧縮
エアにより回転駆動される駆動軸9にスプライン構造10
を介してその軸芯方向へ摺動自在にソケット11が嵌挿さ
れている。そして,締結された上記ナット6に上記ソケ
ット11を嵌合させて上記駆動軸9を回転駆動することに
より上記ソケット11を介して上記ナット6を回転させ,
上記駆動軸9の軸芯方向へ上記ソケット11と共に上記ナ
ット6を移動させて該ナット6が緩められる。
上記のようにして緩められたナット6は,上記アイボ
ルト4から完全には抜き去られずに,該アイボルト4の
ネジ部の上端部においてその移動が停止される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで,上記のような自動緩め装置7においては,
一般的にスプライン構造10の摺動部分のストローク量は
上記アイボルト4上におけるナット6の移動可能量より
も大きく,上記ソケット11を適当に回転させるだけで
は,楕性でソケット11が回転しすぎて上記ナット6が上
記アイボルト4から抜け落ちたり或いはその緩め状態が
不十分であったりする。
そこで,従来は,上記アイボルト4からの上記ナット
6の外れ防止策として,駆動軸9の回転時間を制限する
ように配慮されたものが提案されている。
ところが,上記のような従来技術においては,ソケッ
ト11がナット6に嵌合されるまでに時間的バラツキがあ
ること,ナット6の締めつけトルクが一定でなく,それ
を緩めるのに時間が一定しないこと,更には,アイボル
ト4とナット6とのネジ部の状態によって緩め時間にバ
ラツキがあること,等を理由として,常に安定して上記
ナット6をアイボルト4上における適当位置まで正確に
緩めることができないという問題点があった。
そこで,本考案の目的とするところは,例えばナット
等のネジ部材を緩める際,該ナットを常に適当位置まで
正確に緩めることのできる機能を備えたネジ部材の自動
緩め装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために,本考案が採用する主たる
手段は,その要旨とするところは,回転駆動される駆動
軸にスプライン構造を介してその軸芯方向へ摺動自在に
ソケットを嵌挿させ,締結されたネジ部材に上記ソケッ
トを嵌合させて上記駆動軸を回転駆動することにより上
記ソケットを介して上記ネジ部材を回転させ,上記駆動
軸の軸芯方向へ上記ソケットと共に上記ネジ部材を移動
させて該ネジ部材を緩める自動緩め装置において,上記
スプライン構造における上記駆動軸と上記ソケットとの
係合部の長さを,上記駆動軸の回転に伴って上記ネジ部
材が緩められて上記駆動軸の軸芯方向へ所定距離移動し
た際に上記駆動軸と上記ソケットとの係合が解除される
ような値に設定した点に係るネジ部材の自動緩め装置で
ある。
〔作用〕
本考案に係る自動緩め装置においては,ネジ部材が緩
められて駆動軸の軸芯方向へ所定距離移動した際,その
移動が自動的に停止される。
従って,上記駆動軸と上記ソケットとの間のスプライ
ン構造における係合部の長さを適当な値に設定しておく
ことにより,上記ネジ部材の緩め動作に伴うその移動量
を常に一定の値とすることができる。
〔実施例〕
以下添付図面を参照して,本考案を具体化した実施例
につき説明し,本考案の理解に供する。尚,以下の実施
例は,本考案を具体化した一例であって,本考案の技術
的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,第1図は本考案の一実施例に係る自動緩め装
置の要部の側断面図,第2図(a),(b)は上記自動
緩め装置を用いて例えばナットを緩める場合の手順を示
す説明図である。
この実施例に係る自動緩め装置12は,第1図に示す如
く,前記従来の自動緩め装置7と基本的構造を略同様と
し,この従来の自動緩め装置7との相違点は,駆動軸13
のスプライン13aと,このスプライン13aと嵌合可能なソ
ケット14のスプライン14aとの係合部の長さを所定の値
に設定したことである。
上記所定の値とは,上記駆動軸13の回転に伴ってナッ
ト6が緩められて上記駆動軸13の軸芯方向へ所定距離移
動した際に,上記駆動軸13のスプライン13aとソケット1
4のスプライン14aとの係合が解除されて該ソケット14の
回転が停止されるような値である。
即ち,上記駆動軸13のスプライン13aは,従来装置の
場合のように全通した構造ではなく,軸芯方向へ二段に
分けて断続されており,このスプライン13aと係合可能
なスプライン14aも上記スプライン13aと同様,その軸芯
方向へ二段に分けて断続されている。
そして,上記ソケット14は,コイルスプリング15にて
常時下方に向けて弾性付勢されており,該ソケット14の
内部において上記駆動軸13の先端部に貫通配備されたピ
ン16と係合することにより,スプライン13aと14aとが係
合された状態で位置決めされている。
上記のように構成された自動緩め装置12を用いて例え
ば前記したようなナット6を緩める場合,先ず,上記駆
動軸13を回転させることによりソケット14を回転させ,
該ソケット14の先端部分を上記ナット6の先端部に押し
当てる。すると,上記ソケット14が適宜回転してL1のス
トローク分(第2図(a)参照)上昇し,該ソケット14
とナット6とが嵌合される。この状態において,上記ソ
ケット14のスプライン14aと駆動軸13のスプライン13a
の嵌合距離が最大寸法となって,最大のトルクを伝達す
ることができる。
上記のような状態から更に上記ソケット14が回転駆動
されることにより,上記ナット6は緩められつつアイボ
ルト4上を上方へ向けて移動される。そして,上記ソケ
ット14がL2のストローク分上昇することにより,上記ソ
ケット14のスプライン14aと駆動軸13のスプライン13a
との係合が解除される状態となる(第2図(b)参
照)。その結果,上記駆動軸13は上記ソケット14に対し
て空回り状態となり,上記ナット6は上記アイボルト4
の上端部分において停止された状態となる。即ち,上記
ソケット14が楕性で回り続けてしまうことがない。従っ
て,更に上記駆動軸13が回転されようとも,上記アイボ
ルト4から上記ナット6が緩められすぎて脱落するとい
う不具合が防止される。
本実施例に係る自動緩め装置12は上記したように構成
されているため,上記ナット6を緩める際,該ナット6
を常に適当位置まで正確に緩めることができる。
〔考案の効果〕
本考案は,上記したように,回転駆動される駆動軸に
スプライン構造を介してその軸芯方向へ摺動自在にソケ
ットを嵌挿させ,締結されたネジ部材に上記ソケットを
係合させて上記駆動軸を回転駆動することにより上記ソ
ケットを介して上記ネジ部材を回転させ,上記駆動軸の
軸芯方向へ上記ソケットと共に上記ネジ部材を移動させ
て該ネジ部材を緩める自動緩め装置において,上記スプ
ライン構造における上記駆動軸と上記ソケットとの係合
部の長さを,上記駆動軸の回転に伴って上記ネジ部材が
緩められて上記駆動軸の軸芯方向へ所定距離移動した際
に上記駆動軸と上記ソケットとの係合が解除されるよう
な値に設定したことを特徴とするネジ部材の自動緩め装
置であるから,例えばナット等のネジ部材を緩める際,
ソケットが必要以上に回り続けることなく,ネジ部材が
相手側のネジ部材から脱落すると言った不都合が回避さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動緩め装置の要部の
側断面図,第2図(a)(b)は上記自動緩め装置を用
いて例えばナットを緩める場合の手順を示す説明図,第
3図は従来の自動緩め装置の一部断面を有する側面図,
第4図は上記各自動緩め装置により緩めることのできる
ネジ部材を備えた型枠の要部側断面図である。 〔符号の説明〕 4…アイボルト、6…ナット 12…自動緩め装置、13…駆動軸 13a…スプライン、14…ソケット 14a…スプライン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される駆動軸にスプライン構造を
    介してその軸芯方向へ摺動自在にソケットを嵌挿させ,
    締結されたネジ部材に上記ソケットを嵌合させて上記駆
    動軸を回転駆動することにより上記ソケットを介して上
    記ネジ部材を回転させ,上記駆動軸の軸芯方向へ上記ソ
    ケットと共に上記ネジ部材を移動させて該ネジ部材を緩
    める自動緩め装置において, 上記スプライン構造における上記駆動軸と上記ソケット
    との係合部の長さを,上記駆動軸の回転に伴って上記ネ
    ジ部材が緩められて上記駆動軸の軸芯方向へ所定距離移
    動した際に上記駆動軸と上記ソケットとの係合が解除さ
    れるような値に設定したことを特徴とするネジ部材の自
    動緩め装置。
JP1990115442U 1990-11-02 1990-11-02 ネジ部材の自動緩め装置 Expired - Lifetime JP2502434Y2 (ja)

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JPH0473430U JPH0473430U (ja) 1992-06-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58147712U (ja) * 1982-03-30 1983-10-04 日本コンクリ−ト工業株式会社 コンクリ−ト柱体造形型枠締付ボルトの締緩装置

Also Published As

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JPH0473430U (ja) 1992-06-26

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