JP2502247B2 - 連続成形品の引取装置 - Google Patents

連続成形品の引取装置

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JP2502247B2
JP2502247B2 JP4259286A JP25928692A JP2502247B2 JP 2502247 B2 JP2502247 B2 JP 2502247B2 JP 4259286 A JP4259286 A JP 4259286A JP 25928692 A JP25928692 A JP 25928692A JP 2502247 B2 JP2502247 B2 JP 2502247B2
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JP
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spring
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upper unit
clamping force
take
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弘典 鈴木
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続押出成形あるい
は連続曲げ加工等による連続成形品を一対のベルトでも
って挾持しつつ引き取るようにした引取装置に関し、特
にそのクランプ力の調整機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばゴム製シール部材の連続押出成形
にあっては、押出成形器から押し出された成形品が加硫
槽を通過した後に、ベルトを用いた引取装置によって引
き取られ、巻取装置等に送り出されるようになってい
る。
【0003】引取装置は、図4に示すように、下側の引
取ベルト41を有する下部ユニット42と、上側の引取
ベルト43を有する上部ユニット44とが上下に配設さ
れ、かつ上部ユニット44がガイドロッド45によって
上下動可能に支持されている。そして、上端にハンドル
46を有するクランプ力調整ねじ47とブロック48が
螺合しており、該ブロック48が上部ユニット44に固
定されている。従って、このものでは、成形品を上下か
ら挟むクランプ力がハンドル46を用いたクランプ力調
整ねじ47の送り量によって調整される。
【0004】また図5の例は、上部ユニット44に衝撃
吸収機能を与えるようにしたものであって、可動ブロッ
ク49がクランプ力調整ねじ47に螺合しており、上部
ユニット44に固定された固定ブロック50が一対のシ
ャフト51により可動ブロック49につり下げられてい
るとともに、スプリング52により下方に押し付けられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4の構成では、単に
引取ベルト41,43の間隔を調整するに過ぎず、実際
に成形品に対しどれだけのクランプ力を与えているかは
判らない。つまりクランプ力を正確に調整することがで
きない。
【0006】また図5の構成においては、基本的に上部
ユニット44の自重によりクランプ力を与えるようにな
っているため、上部ユニット44を下げていって上側の
引取ベルト43が成形品に接触した時点で上部ユニット
44の自重相当のクランプ力が発生してしまい、柔らか
い成形品の場合に変形や損傷を与えてしまう。つまり、
成形品に応じたきめ細かなクランプ力の設定が行えな
い。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る連続成形
品の引取装置は、下側の引取ベルトを備えた下部ユニッ
トと、上側の引取ベルトを備え、かつ上下動可能に支持
された上部ユニットと、上下方向に配設されたクランプ
力調整ねじに螺合した可動ブロックと、この可動ブロッ
クの上方に位置し、かつ上部ユニットに固定された第1
固定ブロックと、上記可動ブロックの下方に位置し、か
つ上部ユニットに固定された第2固定ブロックと、上記
可動ブロックと第1固定ブロックとの間に配設され、第
1固定ブロックを相対的に上方へ付勢する第1スプリン
グと、上記可動ブロックと第2固定ブロックとの間に配
設され、第2固定ブロックを相対的に下方へ付勢する第
2スプリングと、上記可動ブロックと上部ユニットとの
相対変位を検出する変位検出器とを備えたことを特徴と
している。
【0008】
【作用】可動ブロックとともに上部ユニットを下げてい
って引取ベルトが成形品に接触するとクランプ力が発生
するが、上部ユニットの自重は第1スプリングによって
支持されているため、接触開始時点のクランプ力は略0
である。そして、可動ブロックが更に下がって第1スプ
リングが伸長し始めると、第1スプリングの荷重が減少
するため、相対的にクランプ力が増大する。また可動ブ
ロックが上部ユニットに対し相対的に下降すると、ある
時点から第2スプリングが圧縮され始めるため、更にク
ランプ力が増大する。つまり、可動ブロックと上部ユニ
ットとの相対変位に応じてクランプ力が精度良く得られ
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0010】図2は、この発明に係る引取装置全体の構
成を示すもので、基台1の上面に、下側の引取ベルト2
を備えた下部ユニット3が固定されているとともに、そ
の上方に、上側の引取ベルト4を備えた上部ユニット5
が配置されている。下側および上側の引取ベルト2,4
は互いに対向している。上部ユニット5は、一対のガイ
ドロッド6によって上下動可能に支持されている。また
一対の引取ベルト2,4の前方および後方位置には、図
示せぬ連続成形品をガイドするガイドローラ7,8がそ
れぞれ配置されている。
【0011】基台1の下部には、モータ9が収容されて
おり、ギヤ10,11を介してドライブシャフト12を
駆動している。ドライブシャフト12は、上下方向に沿
って配置され、基台1上方へ突出している。そして、下
部ユニット3および上部ユニット5の前端部にそれぞれ
設けられたギヤユニット13,14を貫通しており、該
ギヤユニット13,14内部のギヤを介して引取ベルト
2,4に駆動力を伝達するようになっている。尚、上部
ユニット5のギヤユニット14は、上部ユニット5とと
もに上下動するので、内部のギヤとドライブシャフト1
2とはキーあるいはスプライン等によって摺動可能に連
結されている。
【0012】図1は、下部ユニット3および上部ユニッ
ト5の詳細を示している。
【0013】上部ユニット5背面のベースプレート15
には、一対のスライドブロック16が固定されており、
該スライドブロック16がガイドロッド6に嵌合して上
下動可能に支持されている。両ガイドロッド6の先端に
は、両者を連結する形でトッププレート17が固定され
ている。
【0014】またベースプレート15の中央部には、第
1固定ブロック18と第2固定ブロック19とが固定さ
れている。両固定ブロック18,19はベースプレート
15長手方向に沿った細長い板状をなしており、第1固
定ブロック18がベースプレート15上部に配置されて
いるとともに、第2固定ブロック19がベースプレート
15下部に配置されている。つまり第1固定ブロック1
8と第2固定ブロック19とは、所定の間隔をもって互
いに対向し、かつ平行に配置されている。そして、第1
固定ブロック18と第2固定ブロック19との間に、こ
れらと略同様の細長い板状をなす可動ブロック20が配
置されている。この可動ブロック20はベースプレート
15には固定されていない。
【0015】螺条を刻設したクランプ力調整ねじ21
は、一対のガイドロッド6の間に配置され、かつ上下方
向に沿って、つまりガイドロッド6と平行に設けられて
いる。このクランプ力調整ねじ21は、上端部がトップ
プレート17に回転可能に支持されており、かつ第1固
定ブロック18および第2固定ブロック19の貫通孔2
2,23に挿通されている。そして中央の可動ブロック
20は、ねじ孔を有し、これがクランプ力調整ねじ21
に螺合している。またクランプ力調整ねじ21の上端に
は、トッププレート17上に固定したモータ24が連結
されている。つまり、このモータ24の回転によりクラ
ンプ力調整ねじ21が回転し、可動ブロック20が上下
動するようになっている。
【0016】第1固定ブロック18と可動ブロック20
との間には、一対の第1スプリング25が配設されてい
る。この第1スプリング25はコイルスプリングからな
り、第1固定ブロック18を相対的に上方へ付勢するよ
うに配設されている。尚、この第1スプリング25は、
上部ユニット5全体の自重を支承できるだけのばね力を
有している。
【0017】また第2固定ブロック19と可動ブロック
20との間には、一対の第2スプリング26が配設され
ている。この第2スプリング26は、やはりコイルスプ
リングからなり、第2固定ブロック19を相対的に下方
へ付勢するように配設されている。特に、この第2スプ
リング26は、第1スプリング25と等しいばね定数を
有している。また可動ブロック20が所定位置にあると
きに、第1スプリング25と第2スプリング26の双方
が同時に自由長となり、可動ブロック20がこの位置か
らどちらかに片寄るといずれか一方が圧縮される関係と
なっている。
【0018】尚、これらのスプリング25,26は中心
を通るシャフト27によって保持されている。
【0019】28は、変位検出器としてポテンショメー
タを用いたリニアスケールを示しており、可動ブロック
20の側部に本体が取り付けられているとともに、ロッ
ド先端が第1固定ブロック18に固定され、両者間のの
変位を検出している。このリニアスケール28の検出信
号は図示せぬコントローラに入力されている。そして、
コントローラは、与えられた目標クランプ力に対応する
変位となるようにモータ24を制御する構成となってい
る。尚、変位検出器としてパルススケールを用いるよう
にしても良い。
【0020】次に上記構成における作用について説明す
る。
【0021】図3は、リニアスケール28が検出する相
対変位とクランプ力との関係を示したもので、上部ユニ
ット5が持ち上げられ、上側の引取ベルト4が成形品に
接触していない状態では、上部ユニット5の自重を総て
第1スプリング25が支承する。このときの可動ブロッ
ク20と上部ユニット5との位置関係が基準位置とな
り、リニアスケール28の変位は0である。尚、この状
態では、第2スプリング26は自由状態となり、上端が
可動ブロック20から離れている。
【0022】モータ24が回転して可動ブロック20が
下がると、上部ユニット5も一体となって下がるため、
リニアスケール28の変位は0のままであるが、引取ベ
ルト4が成形品に接触すると、上部ユニット5が相対的
に持ち上げられ、変位が増加し始める。このとき、成形
品には、上部ユニット5の自重から第1スプリング25
のばね力を差し引いた力がクランプ力として与えられ
る。そして、第1スプリング25が変位に応じて伸長す
るため、クランプ力は変位に対して図3のように比例的
に増加する。つまり、上部ユニット5の自重よりも小さ
なクランプ力でもって成形品を柔らかくクランプするこ
とが可能である。
【0023】リニアスケール28が検出する変位が所定
値X0となると、第1スプリング25は自由長まで伸長
し、これが負荷する荷重は0となる。従って、クランプ
力としては上部ユニット5の自重相当の力となる。また
上記所定値X0において、第2スプリング26の上端が
可動ブロック20と当接した状態となる。
【0024】そのため、この状態から更に可動ブロック
20が相対的に下降して変位が大きくなると、第2スプ
リング26が圧縮され始め、そのばね力がクランプ力に
加わる。つまり、クランプ力として、上部ユニット5の
自重に第2スプリング26のばね力を上乗せしたものと
なる。そして、第2スプリング26の荷重はそれ自体の
変位に比例し、しかもばね定数が第1スプリング25と
等しく設定されているので、この領域でのクランプ力
も、図3に示すように、所定値X0以下の領域と全く同
一の傾きでもってリニアスケール28の変位に比例した
ものとなる。
【0025】従って、変位を目標値に保つことによって
クランプ力を精度良く管理することができ、成形品の変
形や破損を防止できる。この実施例では、図示せぬコン
トローラに目標とするクランプ力をセットすることで、
図3の関係から目標変位が与えられ、モータ24がフィ
ードバック制御される。そのため、クランプ力を容易に
かつ確実に適正値に保つことができる。また成形品の寸
法に多少の誤差があったり、異なる高さ寸法の成形品を
取り扱う場合でも、変位を一定に保つことで常にクラン
プ力を一定に維持できる。
【0026】尚、第1スプリング25と第2スプリング
26のばね定数が異なる場合、あるいは第1スプリング
25の伸長終了時と第2スプリング26の圧縮開始時点
とが一致せずに多少オーバラップしている場合には、変
位とクランプ力との関係が図3のような完全な線形とは
ならないが、変位に対してクランプ力が一義的に定まる
ことに変わりはなく、同様に、変位に基づいてクランプ
力を精度良く管理できる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る連続成形品の引取装置によれば、上下の引取ベル
トの間のクランプ力を、成形品の寸法誤差等に影響され
ずに精度良く管理することができ、かつ非常に小さな力
でもってクランプすることが可能となる。従って、成形
品の変形や破損を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る引取装置の要部を示す斜視図。
【図2】引取装置の全体を示す正面図。
【図3】リニアスケールが検出する変位とクランプ力と
の関係を示す特性図。
【図4】従来の引取装置の一例を示す説明図。
【図5】従来の引取装置の異なる例を示す説明図。
【符号の説明】
3…下部ユニット 5…上部ユニット 18…第1固定ブロック 19…第2固定ブロック 20…可動ブロック 21…クランプ力調整ねじ 25…第1スプリング 26…第2スプリング 28…リニアスケール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側の引取ベルトを備えた下部ユニット
    と、上側の引取ベルトを備え、かつ上下動可能に支持さ
    れた上部ユニットと、上下方向に配設されたクランプ力
    調整ねじに螺合した可動ブロックと、この可動ブロック
    の上方に位置し、かつ上部ユニットに固定された第1固
    定ブロックと、上記可動ブロックの下方に位置し、かつ
    上部ユニットに固定された第2固定ブロックと、上記可
    動ブロックと第1固定ブロックとの間に配設され、第1
    固定ブロックを相対的に上方へ付勢する第1スプリング
    と、上記可動ブロックと第2固定ブロックとの間に配設
    され、第2固定ブロックを相対的に下方へ付勢する第2
    スプリングと、上記可動ブロックと上部ユニットとの相
    対変位を検出する変位検出器とを備えたことを特徴とす
    る連続成形品の引取装置。
JP4259286A 1992-09-29 1992-09-29 連続成形品の引取装置 Expired - Lifetime JP2502247B2 (ja)

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JPH06106600A JPH06106600A (ja) 1994-04-19
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