JP2502163Y2 - エアゾ―ル容器の注出口開閉装置 - Google Patents

エアゾ―ル容器の注出口開閉装置

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JP2502163Y2
JP2502163Y2 JP1989109384U JP10938489U JP2502163Y2 JP 2502163 Y2 JP2502163 Y2 JP 2502163Y2 JP 1989109384 U JP1989109384 U JP 1989109384U JP 10938489 U JP10938489 U JP 10938489U JP 2502163 Y2 JP2502163 Y2 JP 2502163Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエアゾール容器より内容物の注出を停止した
後、注出口より泡の溢出を防止できる注出口開閉装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、注出口より泡の漏出を防止できるようにしたエ
アゾール容器の注出口開閉装置は、実開昭62−5847号公
報に記載されている。
前記公報に記載された注出口開閉装置は、第4図に示
すように、エアゾール容器1のステム2に注出筒50を連
結し、この注出筒50には、側方に注出口24を設けると共
に、上方には出入孔51を設け、この出入孔51の上部には
袋体52が装着され、さらに、この袋体52は常に拡大する
ように付勢されたものである。
そして、前記第4図の注出口開閉装置は、袋体52の上
部を押圧すると、まず、袋体52が圧縮され、次に圧縮し
た袋体52を介して注出筒50を押し下げる。そうすると、
注出筒50に連結した弁53が開き、内容物は注出筒50内を
通って注出口24から注出される。
そして、袋体52の押圧を止めると、エアゾール容器1
内の弁53が閉ざされ、内容物の注出は停止される。
それに続いて袋体52は拡大した内部が負圧となるの
で、注出口24内に残留した内容物は、出入孔51を通って
袋体52内に吸引される。
〔考案が解決しようとする課題〕
第4図に示す注出口開閉装置は、エアゾール容器1の
弁53の閉鎖後に、注出口24付近に残留する内容物を袋体
52によって吸引し、内容物が注出口24付近に残留するの
を防止できるものである。
しかしながら、前記第4図に示す注出口開閉装置は、
袋体52を注出筒50の上方に設けているので、袋体52の上
部が高い位置になっている。したがって、このエアゾー
ル容器の注出口開閉装置を片手で操作しようとすると、
中指を含めた4本の指でエアゾール容器1を把持し、残
る人指し指で袋体52の上部を押圧しなければならず、普
通の大きさの手では操作が困難である。
本考案は前記事項に鑑みなされたものであり、エアゾ
ール容器の注出口付近に注出した液が残留しないように
形成したエアゾール容器の注出口開閉装置を、片手で容
易に操作できるようにすることを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はエアゾール容器1の上縁部に嵌着部材10の下
部を嵌合止着し、この嵌着部材10の上部内側には、ヒン
ジ部12を介して揺動体13の一端部を連設し、この揺動体
13には、縦方向にシリンダ20を設けると共に、シリンダ
20の他端部側には、シリンダ20の側方に突出する押圧片
14を設け、そして、前記シリンダ20には、先端に注出口
24を設けると共に、先端部寄りの内側に前記注出口24に
連通する注出路23を設け、さらに、このシリンダ20の基
部には、シリンダ20の底部28に設けた連通孔29で前記シ
リンダ20内と連通する嵌着筒30を設け、この嵌着筒30に
は、前記エアゾール容器1のステム2を嵌入し、さら
に、前記シリンダ20内には、スプリング36によってシリ
ンダ20の基部側へ付勢された遊動ピストン35を嵌入し、
この遊動ピストン35の注出口24側への前進位置で、前記
シリンダ20の基部側内が、前記注出路23によって前記注
出口24に連通するように形成してエアゾール容器の注出
口開閉装置とした。
〔作用〕
本考案は第1図に示す閉鎖状態で、押圧片14を押圧す
ると、揺動体13がヒンジ部12を支点として回動し、シリ
ンダ20の基部の底部28がステム2を押し下げ、エアゾー
ル容器1内の内容液はステム2から高速度で噴出し、シ
リンダ20内の遊動ピストン35に衝突する。
そうすると、この内容液は高速で噴出したものである
ので、噴出によって低圧となってはいるが、運動のエネ
ルギーは、速度の2乗に比例して大きく、スプリング36
を圧縮して遊動ピストン35を前進させる。そして、遊動
ピストン35が第2図に示す位置に前進すると、遊動ピス
トン35後部のシリンダ20内が、注出路23で注出口24と連
通し、遊動ピストン35に衝突した内容液は、注出路23を
通って注出口24から泡となって注出される。
次に、押圧片14の押圧を止めると、内容液の噴出は停
止し、遊動ピストン35はスプリング36によって押し戻さ
れる。そして、遊動ピストン35が、注出路23を閉ざす
と、遊動ピストン35の後退によって、注出口24に連なる
シリンダ20の前部の容積が拡大し、注出口24の付近の泡
はシリンダ20の前部内に引き戻される。
そして、本考案は、注出口24をシリンダ20の先端に設
け、遊動ピストン35の注出口24側への前進位置で、シリ
ンダ20の基部側内が注出口24に連通するように形成した
ので、遊動ピストン35が後退して泡を吸引する距離を長
く形成でき、泡の吸引が良好にできるものである。
そして、シリンダ20を長く形成しても、シリンダ20の
側方に押圧片14を設けたので、エアゾール容器1を把持
した手の指で、押圧片14の押し下げができ、片手でのエ
アゾール容器の把持と操作が容易にできるものである。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は、本考案の一実施例のエアゾール
容器の注出口開閉装置を示すものである。
この実施例は、エアゾール容器1の上縁部に形成され
た環状突部3に、筒状に形成された嵌着部材10の下部を
嵌合し、嵌着部材10の下部に形成された凹溝状部25を、
前記環状突部3に嵌合して止着し、そして、この嵌着部
材10の外側には、カバー11が設けてある。
前記嵌着部材10の上部内側には、薄肉に形成されたヒ
ンジ部12を介して揺動体13の一端部を連設し、この揺動
体13には、縦方向にシリンダ20を設けると共に、シリン
ダ20の他端部側には、シリンダ20の側方に突出する押圧
片14を設け、そして、前記シリンダ20には、先端に注出
口24を設けると共に、先端部寄りの内側に前記注出口24
に連通する注出路23を設けてある。
そして、前記シリンダ20は、外筒21と内筒22で構成さ
れており、この外筒21は、先端側が小径に形成され、基
部側が大径に形成され、この基部側の大径に形成された
部分に、内筒22が固く嵌入して止着され、この内筒22の
内径は、前記外筒21の先端側の小径に形成された部分の
内径と同一内径に形成されている。さらに、前記外筒21
には、先端に注出口24を設けると共に、この外筒21の先
端側の小径に形成された部分の周囲には、数本の縦方向
の凹溝として形成された注出路23が設けてあり、この注
出路23は、前記注出口24に連通するように形成されてい
る。
そして、前記シリンダ20の基部には、シリンダ20の底
部28に設けた連通孔29で、前記シリンダ20内と連通する
嵌着筒30を設け、この嵌着筒30には、前記エアゾール容
器1のステム2を嵌入し、さらに、前記シリンダ20内に
は、遊動ピストン35を嵌入し、この遊動ピストン35は、
遊動ピストン35と前記外筒21の先端部間に挿入したスプ
リング36によって、シリンダ20の基部側へ押圧付勢して
あり、この遊動ピストン35の注出口24側への前進位置
で、前記シリンダ20の基部側、すなわち、前記内筒22内
が、前記注出路23によって、前記注出口24に連通するよ
うに形成されている。
〔考案の効果〕
本考案は、縦方向にシリンダ20を設けると共に、シリ
ンダ20の他端部側には、シリンダ20の側方に突出する押
圧片14を設け、シリンダ20には、先端に注出口24を設
け、シリンダ20内には、スプリング36によってシリンダ
20の基部側へ付勢された遊動ピストン35を嵌入し、遊動
ピストン35の注出口24側への前進位置で、シリンダ20の
基部側内が注出口24に連通するように形成されている。
そして、ステム2から高速で噴出し、低圧とはなって
いるが、噴出液の速度の2乗に比例する大きな運動のエ
ネルギーを利用して、遊動ピストン35を前進させて、注
出口24から泡を注出するように形成したので、ステム2
からの内容液の噴出を止めると、遊動ピストン35がスプ
リング36によって後退し、注出口24付近の泡を吸引して
取り除くことができるものである。
前述の如く、本考案は、シリンダ20の側方に押圧片14
を設けたので、シリンダ20を長く形成しても、エアゾー
ル容器1を把持した手の指で、押圧片14を押し下げるこ
とができ、片手でのエアゾール容器の把持と操作が容易
にできるものである。
そして、本考案は、シリンダ20の頂部を押してエアゾ
ール容器の操作をするものではないと共に、シリンダ20
の先端に注出口24を設けているので、簡単な構成でシリ
ンダ20を長く形成でき、遊動ピストン35が後退して泡を
吸引する距離を長く形成でき、泡の吸引を良好に行える
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は閉鎖状態の断面図、第2図は注出状態を示
す断面図、第3図は分解斜視図、第4図は従来例の注出
状態を示す断面図である。 1……エアゾール容器、2……ステム、10……嵌着部
材、12……ヒンジ部、13……揺動体、14……押圧片、20
……シリンダ、23……注出路、24……注出口、28……底
部、29……連通孔、30……嵌着筒、35……遊動ピスト
ン、36……スプリング。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアゾール容器1の上縁部に嵌着部材10の
    下部を嵌合止着し、この嵌着部材10の上部内側には、ヒ
    ンジ部12を介して揺動体13の一端部を連設し、この揺動
    体13には、縦方向にシリンダ20を設けると共に、シリン
    ダ20の他端部側には、シリンダ20の側方に突出する押圧
    片14を設け、そして、前記シリンダ20には、先端に注出
    口24を設けると共に、先端部寄りの内側に前記注出口24
    に連通する注出路23を設け、さらに、このシリンダ20の
    基部には、シリンダ20の底部28に設けた連通孔29で前記
    シリンダ20内と連通する嵌着筒30を設け、この嵌着筒30
    には、前記エアゾール容器1のステム2を嵌入し、さら
    に、前記シリンダ20内には、スプリング36によってシリ
    ンダ20の基部側へ付勢された遊動ピストン35を嵌入し、
    この遊動ピストン35の注出口24側への前進位置で、前記
    シリンダ20の基部側内が、前記注出路23によって前記注
    出口24に連通するように形成したエアゾール容器の注出
    口開閉装置。
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