JP2502096Y2 - 遮断器の引外し装置 - Google Patents

遮断器の引外し装置

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JP2502096Y2
JP2502096Y2 JP40048790U JP40048790U JP2502096Y2 JP 2502096 Y2 JP2502096 Y2 JP 2502096Y2 JP 40048790 U JP40048790 U JP 40048790U JP 40048790 U JP40048790 U JP 40048790U JP 2502096 Y2 JP2502096 Y2 JP 2502096Y2
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JP
Japan
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plunger
electromagnet
release
circuit breaker
tripping
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JP40048790U
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英一 米津
芳武 荒木
栄治 金森
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主回路に過電流または
漏電が発生したときに釈放形電磁石の作動に基づいて本
体機構部をトリップさせる遮断器の引外し装置に関す
る。
【0001】
【従来の技術】従来より、漏電遮断器や電子式の回路遮
断器において、主回路に漏電もしくは過電流が発生した
ときに本体機構部をトリップさせる引外し装置を備えて
いる。そして引外し装置としてはいわゆる釈放形電磁石
を用いたものがある。この引外し装置は、常時には、磁
力を発生する釈放形電磁石がプランジャーを吸引してリ
セット状態が保たれているが、例えば、微細鉄粉が浮遊
する場所で使われたり、遮断器内部の鉄くず等がある場
合には、この鉄粉が釈放形電磁石あるいは磁化されてい
るプランジャーに吸引されたりしてプランジャーの動作
を妨げ、遮断すべき場合に引外し装置が動作しない場合
があったり、逆に鉄粉、塵等が釈放形電磁石とプランジ
ャーのすき間に入り、プランジャー保持力が弱まり何ら
かの衝撃が加わった場合にミストリップする場合があ
る。このような不具合を未然に防止するために、釈放形
電磁石とプランジャー部の全体を覆うようにカバーを取
り付けた従来例を図5および図6を参照して説明する。
図において、漏電あるいは過電流引外し用の釈放形電磁
石3が取り付けられているフレーム4に、この釈放形電
磁石3の吸引方向に摺動可能な復帰レバー5およびトリ
ップレバー10とを支持させ、かつ復帰レバー5の一端
部5aにプランジャー6を係合させている。復帰レバー
5の一端部5aと釈放形電磁石3との間に引外しばね8
が介挿してあり、プランジャー復帰用ばね11はプラン
ジャー6の後部に配置されフレーム4に取り付けられて
いる。防塵用カバー7は、プランジャー復帰ばね11、
プランジャー6、引外しばね8、釈放形電磁石3の全体
および復帰レバーの一端部5aを覆うようにしてフレー
ム4にネジ12により締付けられて固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記構成
のものについては、防塵用カバー7は釈放形電磁石3、
プランジャー復帰用ばね11、プランジャー6、引外し
ばね8等の全体を覆うようになっているため、外形寸法
が大きくなり、またカバー7の固定もネジ12の締付け
により行なっているため組立作業性が低下するという問
題があった。
【0004】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、漏電あるいは過電流検知時の引外
し装置の遮断動作の信頼性を高めるとともに外形寸法が
小さく組立ての容易な遮断器の引外し装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の遮断器の引外し
装置は、常時はプランジャーを後退位置に保持し過電流
検知時または漏電検知時に作動してプランジャーが突出
する釈放形電磁石と、この電磁石の作動に基づいて所定
方向へ回動して本体機構部をトリップ動作をさせるもの
にあって、前記釈放形電磁石が取付けられているフレー
ムと、このフレームに支持され前記釈放形電磁石の作用
方向に摺動可能な復帰レバーと、この復帰レバーの一端
部と係合する前記釈放形電磁石に吸引されるプランジャ
ーと、このプランジャーが貫通しかつ前記釈放形電磁石
部周辺およびプランジャーを覆う防塵カバーと、この防
塵カバーと前記復帰レバーとの間に介挿される引外し用
ばねとからなることに特徴を有する。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、引外し装置の釈放形電
磁石の防塵カバーを必要最小限であるプランジャー挿入
穴部を覆うのみとし、かつ引外しばねの力を利用してこ
れを保持しているので、防塵効果も高く引外し装置の外
形寸法を小さくすることができるとともに、防塵カバー
取付け用ねじも不必要となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例につき図1乃至図4
を参照して説明する。まず、図1および図2において1
および2は漏電遮断器あるいは電子式回路遮断器の筺体
を構成するカバーおよびケースであつて絶縁部材で形成
されている。漏電あるいは過電流引外し用の釈放形電磁
石3が取り付けられているフレーム4に、この釈放形電
磁石3の吸引方向に摺動可能となるように復帰レバー5
を支持させ、かつ、復帰レバー5の一端部5aには釈放
形電磁石3に吸引されるプランジャー6を係合させてい
る。釈放形電磁石3のプランジャー6挿入穴部周囲3a
とプランジャー6には、鉄粉、塵等の入り込む隙間をな
るべく少なくするための段付きの防塵カバー7が被され
ており、その防塵用カバー7と復帰レバー5の一端部5
aとの間に引外しばね8が介挿してあり、引外しばね8
の力により防塵カバー7は保持されている。フレーム4
に軸支されたレバーの先端に取付けられたロッド9はプ
ランジャー6の飛出しによって回動し本体の開閉機構を
自動遮断する。
【0008】図1に示すようにプランジャー6は、常時
は引外しばね8の力に抗して、釈放形電磁石の3の磁力
により後退し、釈放形電磁石3内に保持されてリセット
状態を保っている。ところが、図2に示すように漏電遮
断器に所定値以上の漏電電流が流れた場合、あるいは電
子式回路遮断器に定格電流以上の過電流が所定の時間以
上継続した場合に、釈放形電磁石3に電流が流れ、永久
磁石の磁力を打ち消すような磁界が発生するので、引外
しばね8の力により復帰レバー5の一端部5aが押し出
され、これに係合するプランジャー6も釈放形電磁石3
より飛び出し、開閉機構を自動遮断させるためのロッド
9を図2における時計方向に回転させ、漏電遮断器ある
いは電子式回路遮断器はオン状態からトリップ状態に動
作し、漏電電流あるいは過電流を自動遮断する。また、
この引外し装置の復帰(リセット)は、図示しない操作
ハンドルを開路位置に動作した場合、図示しない操作ハ
ンドルを保持するハンドル受けにより、復帰レバー5の
先端部5bが図2における右方向に押され、復帰レバー
5が図1のリセット位置まで戻ると同時にロッド9が、
図示しない開閉機構のリセットとともに図1のリセット
位置までもどる動作を行うため、そのロッド9に押さ
れ、かつ釈放形電磁石3の磁力によりプランジャー9も
リセット位置まで復帰する。
【0009】
【考案の効果】以上の記述にて明らかなように、本考案
によれば、引外し装置の釈放形電磁石の防塵カバーを必
要最小限であるプランジャー挿入穴部を覆うのみとし、
かつ引外しばねの力を利用してこれを保持するようにし
たので、釈放形電磁石の防塵カバーを必要最小限に小形
化することができ、引外し装置自体をも小形化すること
ができ、防塵効果も高く、また防塵カバーの取付けねじ
が不必要になるため組立作業性も向上するという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す遮断器の引外し装置の
要部の縦断面図である。
【図2】本考案の一実施例のトリップ状態を示す要部の
縦断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す引外し装置の平面図で
ある。
【図4】本考案の一実施例を示す引外し装置の正面図を
示す。
【図5】従来例を示す図3相当図である。
【図6】従来例を示す図4相当図である。
【符号の説明】
1 カバー 2 ケース 3 釈放形電磁石 4 フレーム 5 復帰レバー 6 プランジャー 7 防塵カバー 8 引外しばね 9 ロッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】常時はプランジャーを後退位置に保持し過
    電流検知時または漏電検知時に作動して前記プランジャ
    ーが突出する釈放形電磁石と、この電磁石の作動に基づ
    いて所定方向へ回動して本体機構部をトリップ動作をさ
    せる遮断器の引外し装置において、前記釈放形電磁石が
    取付けられているフレームと、このフレームに支持され
    前記釈放形電磁石の作用方向に摺動可能な復帰レバー
    と、この復帰レバーの一端部と係合する前記釈放形電磁
    石に吸引されるプランジャーと、このプランジャーが貫
    通しかつ前記釈放形電磁石部周辺およびプランジャーを
    覆う防塵カバーと、この防塵カバーと前記復帰レバーと
    の間に介挿される引外し用ばねとからなることを特徴と
    する遮断器の引外し装置。
JP40048790U 1990-12-13 1990-12-13 遮断器の引外し装置 Expired - Lifetime JP2502096Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0488644U JPH0488644U (ja) 1992-07-31
JP2502096Y2 true JP2502096Y2 (ja) 1996-06-19

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