JP2501693Y2 - 打込機の誤動作防止構造 - Google Patents

打込機の誤動作防止構造

Info

Publication number
JP2501693Y2
JP2501693Y2 JP1989106032U JP10603289U JP2501693Y2 JP 2501693 Y2 JP2501693 Y2 JP 2501693Y2 JP 1989106032 U JP1989106032 U JP 1989106032U JP 10603289 U JP10603289 U JP 10603289U JP 2501693 Y2 JP2501693 Y2 JP 2501693Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
stopper
driver
control member
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989106032U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0344571U (ja
Inventor
末治 立原
彰 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP1989106032U priority Critical patent/JP2501693Y2/ja
Priority to DE4011778A priority patent/DE4011778C2/de
Priority to KR9005088A priority patent/KR930003292B1/ko
Priority to US07/508,628 priority patent/US5074453A/en
Publication of JPH0344571U publication Critical patent/JPH0344571U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501693Y2 publication Critical patent/JP2501693Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、止具を打込む打込機の誤動作を防止する構
造に関するものである。
〔考案の背景〕
第3図を用いて従来技術を説明する。
図において、止具1を打込むには射出口2へ止具1を
入れ、止具先端13を被打込材12に押し付けることによ
り、ドライバ6を押しあげ、ピストン3に組込んである
ピストンOリング16がシリンダ17の穴(起動バルブ)18
を通過することにより、起動バルブ18より圧縮空気がピ
ストン3の下部の室19に急激に流入し、ピストン3を急
激に押し上げて打撃する構造である。この構造で打込終
了時、通常では、ピストン3はダンパ4に接した状態で
静止するが、ときには打込機の打込力と被打込材12の抵
抗がバランスを崩したり、打込力が強すぎてピストン3
がダンパ4からはね返った場合、打込み作業が終了して
いるのにもう一度打撃したり、ピストンOリング16が起
動バルブ18をわずかに開いた状態になると、室19の圧力
が徐々に高まり、打込み作業終了後、時間が経過して打
撃することがあり、止具1を射出口2へ入れようとした
ときに打撃すればケガをする可能性があり、危険であっ
た。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、従来技術の欠点をなくし、この種の
打込機の安全性を増すことにある。
〔考案の概要〕
本考案は、打込み作業をしないときには、起動バルブ
と大気とを大きく通じさせ、起動バルブから圧縮流体が
流入しても駆動し得ないことに着目し、射出口部の構造
を工夫したものである。
〔考案の実施例〕
第1図、第2図を用いて実施例を説明する。第1図は
止具1を射出口2へ入れた状態の図、第2図はピストン
3を押しあげ、起動バルブ18を開いた図である。
図において、ピストン3の下部に配設してあるダンパ
4の穴径Aはドライバ6の軸径Bに対し大きくしてあ
り、逃し穴7を形成している。また、ボデー5に設けた
逃し穴8に上下スライド可能にかん合し、ばね20により
常に下方へ付勢させられている制御部材9には割溝によ
り逃し穴10を形成しており、その外側のボデー5には逃
し穴11を設けて大気に通じるようにしてある。
この構成で止具1を被打込材12に打込むには、第1図
のように射出口2の止具1を入れ、止具先端13を被打込
材12に押し付け、まず制御部材9を押しあげ、制御部材
9の逃し穴10をボデー5の逃し穴8内まで押しあげるこ
とにより、起動バルブ18と大気と通路を閉じる。さらに
止具1を押し付けると、止具頭部14がドライバ先端15に
当接し、さらに押しあげると、第2図のように、ピスト
ン3に組込んであるピストンOリング16が起動バルブ18
を通過するため、ピストン3の下部の室19に圧縮空気が
急激に流入し、ピストン3を急激に押しあげ、打撃す
る。打込終了後、本体を被打込材12から離すと制御部材
9が、ばね20により、下方へ復帰させられるため、逃し
穴7、8、10、11が大気に通じる。従って、打込み終了
後、ピストンOリング16が起動バルブ18を開いて圧縮空
気が流入しても、即、大気に放出されるため室19の圧力
は上がらずピストン3が起動することはない。
本考案のポイントは打込時は逃し穴をふさぎ、打込後
に逃し穴を大きく開くことであり、打込時から逃し穴を
大きく開いていたのでは出力低下が大であるだけでな
く、従来例で述べた異常動作は防止出来ない。
本実施例で述べた構造では異常動作を防止するだけで
なく、次の効果もある。
従来は射出口2へ止具1を入れると止具頭部14がドラ
イバ先端15にすぐ接触し、強く押しあげれば打撃する可
能性があり危険であるが、本考案の構造では止具頭部14
はまず、ガイド9に接触し、ばね20の付勢力に打ち勝っ
てこれを押し上げてからドライバ先端15に当接する構造
なので止具1装てん時の危険は著しく減少出来る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、打込み終了後、起動バルブと大気と
を大きく通じさせたので、打込み終了後、起動バルブか
ら圧縮流体が流入しても、ピストンが動作することがな
いので、安全な打込み作業が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の一実施例を示す夫々要部縦断
側面図、第3図は従来例を示す要部縦断側面図である。 1は止具、2は射出口、3はピストン、6はドライバ、
7、8、10、11は逃し穴、9は制御部材、17はシリン
ダ、18は穴(起動バルブ)である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮流体を動力源とし止具を打撃するドラ
    イバを有するピストンと、ピストンを内蔵し、かつピス
    トンとの位置関係で起動バルブの機能を果たす穴を有す
    るシリンダと、止具を収納する射出口を下端部に有し、
    スプリングにより常時下方に付勢され、止具頭部によっ
    て押し上げられる制御部材とを備え、止具頭部によって
    ドライバすなわちピストンを起動バルブが開く位置まで
    押し上げ、ピストン下方の室に起動バルブを介して圧縮
    流体を供給することによってドライバの打撃動作を開始
    させるようにした打込機において、 前記ピストン下方の室と大気とを連通する逃し穴を本体
    に設けると共に該逃し穴を前記制御部材が下降した時開
    き、制御部材が上昇した時閉じるようにしたことを特徴
    とする打込機の誤動作防止構造。
JP1989106032U 1989-09-08 1989-09-08 打込機の誤動作防止構造 Expired - Lifetime JP2501693Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989106032U JP2501693Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 打込機の誤動作防止構造
DE4011778A DE4011778C2 (de) 1989-09-08 1990-04-11 Pneumatisches Einschlagwerkzeug für Befestigungselemente
KR9005088A KR930003292B1 (en) 1989-09-08 1990-04-13 Pneumatic fastener driving tool
US07/508,628 US5074453A (en) 1989-09-08 1990-04-13 Pneumatic fastener driving tool

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989106032U JP2501693Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 打込機の誤動作防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0344571U JPH0344571U (ja) 1991-04-25
JP2501693Y2 true JP2501693Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=31654778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989106032U Expired - Lifetime JP2501693Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 打込機の誤動作防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501693Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4950879U (ja) * 1972-08-08 1974-05-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0344571U (ja) 1991-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3964659A (en) Safety firing control means for a fluid operated tool
JP3239579B2 (ja) 釘打機
US3667222A (en) Power device
NO323453B1 (no) Festemiddeldrivanordning, og apningslokaliseringsmekanisme for bruk med festemiddeldrivanordning.
JP3875557B2 (ja) リベット打ち装置
KR19990036951A (ko) 연소실 안전 장치를 구비하는 연소 동력이 가해지는 공구
KR20070092947A (ko) 동력 구동 정타기
US3803840A (en) Power driver device
GB1022174A (en) Improvements relating to fastener driving tools
CA2068868A1 (en) Hydraulically Powered Repetitive Impact Hammer
JP2003511237A5 (ja)
US3010430A (en) Fastener driving machine
EP0352742A3 (en) Hydraulic impact tool
JP2501693Y2 (ja) 打込機の誤動作防止構造
US5522531A (en) Safety device for nailing machine
US2888679A (en) Fastener applying implement
JPH01257578A (ja) 打込機
US5636427A (en) Hand-held snap fastener closer
US2372942A (en) Compression riveter
JP3301243B2 (ja) 打込機の止具保持装置
JPH0521718B2 (ja)
JP3295925B2 (ja) 打ち込みネジの打ち回し機におけるモータのストップ機構
EP2404722A1 (de) Handwerkzeugmaschinenbremsbetätigungsvorrichtung
JPH0440861Y2 (ja)
JP3222323B2 (ja) エンジンの潤滑装置