JP2501415Y2 - 作業用車両の自走装置 - Google Patents

作業用車両の自走装置

Info

Publication number
JP2501415Y2
JP2501415Y2 JP1989090752U JP9075289U JP2501415Y2 JP 2501415 Y2 JP2501415 Y2 JP 2501415Y2 JP 1989090752 U JP1989090752 U JP 1989090752U JP 9075289 U JP9075289 U JP 9075289U JP 2501415 Y2 JP2501415 Y2 JP 2501415Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
electric motor
gear
transmission system
hydraulic pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989090752U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0328926U (ja
Inventor
前田  徹
剛 吉田
紀親 稲田
男二 馬々
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1989090752U priority Critical patent/JP2501415Y2/ja
Publication of JPH0328926U publication Critical patent/JPH0328926U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501415Y2 publication Critical patent/JP2501415Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧作動機械を備えた作業用車両の自走装
置に関するものである。
(従来の技術) 油圧作動機械を備えた作業用車両、例えば、バックホ
ー等は夜間工事、早朝作業等に使用されることが多い関
係上、その低騒音性が要求される。
ところが、このような作業用車両は、一般にその走行
用動力伝達系からエンジン動力を取り出しこれで油圧ポ
ンプを駆動するようになっているため、その作業中は勿
論のこと、作業現場への乗り入れ時等の小移動時におい
てもエンジン音による騒音が比較的大きく、このため低
騒音性が要求される夜間工事等での使用が困難であると
いう問題があった。
このような背景から、例えば、特開昭56−132102号公
報に開示されるように、車両の走行用動力源として、エ
ンジンと電動モータとを備え、これらを必要に応じて適
宜使い分けるようにした所謂ハイブリッド車が提案され
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このようなハイブリッド車においては、車
両走行時の低騒音化は達成されるものの、作業時におい
ては依然としてエンジンによって油圧ポンプを駆動する
ようにしているため低騒音性という面から作業用車両の
適用範囲が限られ、またこの油圧ポンプをも電動モータ
で駆動させようとした場合には該油圧ポンプのための新
たな動力取出し機構を設ける必要があり装置の複雑化に
よるコストアップを招くというおそれがある。
そこで本考案では、コストアップを招くことなく簡単
な構成により、低騒音での作業及び自走を可能とした作
業用車両の自走装置を提供することを目的としてなされ
たものである。
(課題を解決するための手段) 本考案ではかかる課題を解決するための具体的手段と
して、エンジン出力をクラッチを介して選択的に走行用
動力伝達系に導入するとともに、油圧ポンプから供給さ
れる油圧によって作動せしめられる油圧作動機械を備え
た作業用車両において、上記走行用動力伝達系の途中
に、該動力伝達系から外部に動力を取出しあるいは取り
入れ可能とする動力導出入手段を設ける一方、上記油圧
ポンプを電動モータに対して断接可能なる如く連結せし
めるとともに、該油圧ポンプと電動モータとをそれぞれ
上記動力導出入手段を介して上記動力伝達系に対して断
接可能に接続したことを特徴とするものである。
(作用) 本考案ではこのような構成であるため、 (1)クラッチを接続するとともに、油圧ポンプ及び電
動モータを走行用動力伝達系から切り放すことにより、
エンジン出力は走行用動力伝達系を介して車輪側に伝達
され、車両のエンジンでの自走が可能となる(第4図参
照)、 (2)クラッチを接続するとともに走行用動力伝達系を
ニユートラルとした状態で、油圧ポンプを該走行用動力
伝達系に接続することによって、該油圧ポンプはエンジ
ンにより駆動され、エンジンを動力源とした油圧作動機
械による作業が可能となる(第2図参照)、 (3)クラッチを切断した状態において、油圧ポンプと
電動モータとを切り離し且つ該電動モータを動力導出入
手段によって走行用動力伝達系に接続することにより、
該電動モータの出力が走行用動力伝達系に伝達され、該
電動モータを動力源とした車両の自走が可能となる(第
3図参照)、 (4)電動モータと油圧ポンプとを接続した状態で、こ
れらを走行用動力伝達系から切断することにより、該電
動モータを動力源とした油圧作動機械による作業が可能
となる(第4図参照)、 等の作用が得られる。
(考案の効果) 従って、本考案の作業用車両の自走装置によれば、油
圧ポンプと電動モータとを断接可能に接続するととも
に、これらを動力導出入手段を介して走行用動力伝達系
に断接可能に接続するという簡単な構成によって、電動
モータによる低騒音での車両の自走と油圧作動機械を使
用しての作業とが可能となるものであり、作業用車両の
適用作業範囲の拡大が図れるという実用的効果が得られ
る。
(実施例) 以下、第1図ないし第4図を参照して本考案の好適な
実施例を説明する。
第1図には、本考案の実施例にかかる自走装置を備え
た作業用車両Zが示されている。この作業用車両Zは、
トラック1の荷台2の後端部にバックホー3を搭載して
構成されている。このバックホー3の各油圧アクチュエ
ータを作動させるための油圧ユニット4には、油圧ポン
プ5から油圧が供給されるようになっている。また、こ
の油圧ポンプ5は、後述するように、電動モータ6に対
して連結機構9を介して断接可能に接続されている。さ
らに、この油圧ポンプ5と電動モータ6は、後述する動
力導出入ギヤ10を介してトランスミッション8の変速ギ
ヤに断接可能に接続されている。尚、符号7はエンジン
である。
以下、第2図〜第4図に基づいて油圧ポンプ5と電動
モータ6とエンジン7とトランスミッション8間の動力
伝達経路を説明する。
エンジン7の動力取出軸7aは、クラッチ12を介してト
ランスミッション8(実用新案登録請求の範囲中の走行
用動力伝達系に該当する)の入力軸8aに接続されてい
る。そして、この入力軸8aと同軸状に配置された出力軸
8b及びこられ各軸8aa、8bと平行に配置された中間軸8c
にはそれぞれ歯車列13,14が設けられており、該出力軸8
b側の歯車列13の各歯車を適宜にスライドさせることに
よって所定の変速段が得られるようになっている。
さらに、このトランスミッション8の中間軸8c側の3
速ギヤ15には、動力導出入ギヤ10(実用新案登録請求の
範囲中の動力導出入手段に該当する)が噛合されてお
り、該動力導出入ギヤ10を介してエンジン7の動力を外
部に取出したり、逆に外部から動力導出入ギヤ10を介し
てトランスミッション8側に動力を取り入れたりするこ
とができるようになっている。尚、この動力導出入ギヤ
10は、後述のセレクトギヤ11に断接可能に噛合されてい
る。
一方、上記電動モータ6の駆動軸6aと油圧ポンプ5の
駆動軸5aは、同軸状に配置されている。そして、このモ
ータ駆動軸6aとポンプ駆動軸5aとは、該ポンプ駆動軸5a
側に設けた筒状部材16をモータ駆動軸6aの端部外周側に
嵌挿させ且つこれらの間に軸受17を配置することによっ
て相対回転可能に支持されている。
また、この筒状部材16の外周面には、軸方向に適宜離
間して第1ギヤ18と第2ギヤ19が取り付けられている。
そして、この第1,第2ギヤ18,19は、上記モータ駆動軸6
aに対してスプライン嵌合されたスライド体20の内周側
に設けた第3ギヤ21に対して選択的に噛合可能となって
いる(第2図〜第4図参照)。さらに、このスライド体
20には、上記動力導出入ギヤ10に対して選択的に噛合す
るセレクトギヤ11が固定れている。そして、この実施例
においては、上記第3ギヤ21が第1ギヤ18に噛合した状
態(第2図に示す状態)と、該第3ギヤ21が第,第2ギ
ヤ18,19,の間にあってこられらのいずれとも噛合してい
ない状態(第3図に示す状態)においてのみ上記セレク
トギヤ11が上記動力導出入ギヤ10と噛合は動力の伝達が
可能となるように設定されている。
続いて、このような構成をもつ動力伝達系の作動状態
を作業用車両Zの使用態様に応じて説明する。
エンジン7の動力によってバックホー3での掘削作
業等を行う場合 この場合には、第2図に示すように、スライド体20を
矢印B方向に移動させ、第3ギヤを第1ギヤ18に噛合さ
せる。この状態においては、モータ駆動軸6aとポンプ駆
動軸5aとが一体的に接続されるとともに、セレクトギヤ
11が動力導出入ギヤ10に噛合する。このため、電動モー
タ6を停止させるとともに、トランスミッション8をニ
ユートラルとした状態で、クラッチ12を接続状態とする
ことによって、エンジン7からの動力がトランスミッシ
ョン8から動力導出入ギヤ10を介してポンプ駆動軸5aに
伝達される。従って、該油圧ポンプ5はエンジン7によ
り駆動されることとなり、該油圧ポンプ5からの油圧を
受けてバックホー3による作業が可能となる。
電動モータの動力で走行する場合 この場合には、第3図に示すように、スライド体20を
中間位置に設定し、モータ駆動軸6aとポンプ駆動軸5aと
を完全に切り離す。エンジン側においては、エンジンを
停止し且つクラッチ12を切るとともに、トランスミッシ
ョン8をニユートラルに設定する。この場合、動力導出
入ギヤ10はセレクトギヤ11と噛合状態にある。従って、
電動モータ6を運転することにより、該電動モータ6の
動力がトランスミッション8を介して車輪23側に伝達さ
れ、該電動モータ6での走行が可能となる。
電動モータの動力での作業及びエンジン動力での走
行 この場合は、第4図に示すように、スライド体20を矢
印A方向に移動させて第3ギヤ21を第2ギヤ19に噛合さ
せる。この状態においては、モータ駆動軸6aとポンプ駆
動軸5aは接続されるが、動力導出入ギヤ10とセレクトギ
ヤ11とは切り離される。
従って、電動モータ6を停止させた状態でエンジン7
を運転することによって、該エンジン7の動力はそのま
ま車輪23側に伝達され、エンジン動力による走行が可能
となる。
また一方、電動モータ6で作業を行う時には、エンジ
ン7を停止させた状態で、電動モータ6を運転し、該電
動モータ6の動力を直接油圧ポンプ5を伝達してこれを
駆動することにより、該電動モータ6による作業が可能
となる。
尚、この実施例では、エンジン動力での作業時には電
動モータ6を空回り状態とするようになっているが、他
の実施例においては、このような場合、スプラインの長
さ調節によって該電動モータ6を完全にスライド体20か
ら切り離してこれを停止状態とするようにしても良い。
また、電動モータ6への電力供給は、この作業用車両
Zとは別の電源車から行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる自走装置を備えた作業
用車両の側面図、第2図は該作業用車両における動力伝
達経路の構成説明図、第3図及び第4図はその状態変化
図である。 1……トラック 3……バックホー 4……油圧ユニット 5……油圧ポンプ 6……電動モータ 7……エンジン 8……トランスミッション 9……連結機構 10……動力導出入ギヤ 11……セレクトギヤ 12……クラッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン出力をクラッチを介して選択的に
    走行用動力伝達系に導入するとともに、油圧ポンプから
    供給される油圧によって作動せしめられる油圧作動機械
    を備えた作業用車両において、上記走行用動力伝達系の
    途中に、該動力伝達系から外部に動力を取出しあるいは
    取り入れ可能とする動力導出入手段を設ける一方、上記
    油圧ポンプを電動モータに対して断接可能なる如く連結
    せしめるとともに、該油圧ポンプと電動モータとをそれ
    ぞれ上記動力導出入手段を介して上記動力伝達系に対し
    て断接可能に接続したことを特徴とする作業用車両の自
    走装置。
JP1989090752U 1989-07-31 1989-07-31 作業用車両の自走装置 Expired - Fee Related JP2501415Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989090752U JP2501415Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 作業用車両の自走装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989090752U JP2501415Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 作業用車両の自走装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0328926U JPH0328926U (ja) 1991-03-22
JP2501415Y2 true JP2501415Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=31640264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989090752U Expired - Fee Related JP2501415Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 作業用車両の自走装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501415Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0328926U (ja) 1991-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105644335B (zh) 车辆用双电机动力系统和双电机混合动力系统
JP4216513B2 (ja) クローラー車両用のトランスミッション−ステアリングアセンブリ
EP4048539B1 (en) A vehicle axle, in particular a motorized axle, on which several electric motors are mounted
US20220055473A1 (en) Hybrid Powertrain for a Motor Vehicle, and Method for Operating a Hybrid Powertrain
EP4055302B1 (en) Transmission assembly for a vehicle
JP2501415Y2 (ja) 作業用車両の自走装置
JP2011020515A (ja) 作業車両
JP2563629B2 (ja) 四輪駆動車用パワートレーン
US20220153122A1 (en) Transmission Assembly, Powertrain, and Method for Operating Same
JP4246306B2 (ja) 作業車両の変速装置
JPS6230613Y2 (ja)
JP2003083420A (ja) ホイール式車両の機械−油圧トランスミッション
JP2641656B2 (ja) 作業車の伝動構造
JP2003191763A (ja) 走行車両の動力伝達装置
JPH0764210B2 (ja) 4輪駆動装置
JPH05169995A (ja) トラクタの伝動装置
CN113833816A (zh) 一种多功能变速箱
JP2557500Y2 (ja) 信地旋回機構を備える走行ミッションの構造
JPS608207Y2 (ja) トラクタにおける前後進装置
JP5045288B2 (ja) 作業車両
JPS61236948A (ja) 変速装置
JPH0750271Y2 (ja) トラクタにおける変速装置
SU1716219A1 (ru) Планетарна коробка передач
JPS6023255Y2 (ja) 操向用ミツシヨン装置
JP5037426B2 (ja) 作業車両

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees