JP2501338Y2 - 印刷機の排紙装置 - Google Patents
印刷機の排紙装置Info
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- JP2501338Y2 JP2501338Y2 JP6441290U JP6441290U JP2501338Y2 JP 2501338 Y2 JP2501338 Y2 JP 2501338Y2 JP 6441290 U JP6441290 U JP 6441290U JP 6441290 U JP6441290 U JP 6441290U JP 2501338 Y2 JP2501338 Y2 JP 2501338Y2
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- Japan
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- arc
- diameter
- sheet
- chain
- paper
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は枚葉印刷機の排紙部における排紙軸に適用さ
れる排紙軸まわりのチエーンガイドに関するものであ
る。
れる排紙軸まわりのチエーンガイドに関するものであ
る。
第３図に２色刷オフセット枚葉印刷機の一例を示す。
フイーダ１より枚葉紙は印刷ユニット２を経て最終段
印刷ユニット３の圧胴４より直接に、あるいは図示しな
い中間胴を経て排紙部７の排紙軸８のまわりを走行する
チエーングリツパ９に移送される。
印刷ユニット３の圧胴４より直接に、あるいは図示しな
い中間胴を経て排紙部７の排紙軸８のまわりを走行する
チエーングリツパ９に移送される。
次に第２図に示すように排紙部７の操作側フレーム10
および駆動側フレーム11に回転自在に支持されている排
紙軸８に、案内ホイール12、チエーンを駆動する一対の
スプロケツトホイール13と14及び駆動歯車24が取付けら
れている。また操作側フレーム10に固設され排紙軸８を
回転し得るように支えているブラケツト15には、チエー
ングリツパ９の爪開閉用カム16が設けられている。
および駆動側フレーム11に回転自在に支持されている排
紙軸８に、案内ホイール12、チエーンを駆動する一対の
スプロケツトホイール13と14及び駆動歯車24が取付けら
れている。また操作側フレーム10に固設され排紙軸８を
回転し得るように支えているブラケツト15には、チエー
ングリツパ９の爪開閉用カム16が設けられている。
更に排紙部７では排紙軸８の一対のスプロケツトホイ
ール13と14、フレーム10と11に固設されたチエーンガイ
ド17（一点鎖線）及び従動軸18の一対のスプロケツト19
と20とにより形成されるそれぞれの閉通路を、複数（本
図では３本）のチエーングリツパ９のそれぞれの両端が
取付けられているチエーン21及び22が積載装置23を通り
走行している。
ール13と14、フレーム10と11に固設されたチエーンガイ
ド17（一点鎖線）及び従動軸18の一対のスプロケツト19
と20とにより形成されるそれぞれの閉通路を、複数（本
図では３本）のチエーングリツパ９のそれぞれの両端が
取付けられているチエーン21及び22が積載装置23を通り
走行している。
上記排紙軸８のスプロケツトホイール13と14の外周に
沿ってチエーン21と22が走行するように、点ａより点ｂ
とｃを経て点ｄまでチエーンガイド17が設けられている
ので、点ｂにて圧胴４の爪よりチエーングリツパ９の爪
につかみ替えられた枚葉紙も、スプロケツト13と14とほ
ぼ同じ外径を有する案内ホイール12の外周に沿って搬送
される。
沿ってチエーン21と22が走行するように、点ａより点ｂ
とｃを経て点ｄまでチエーンガイド17が設けられている
ので、点ｂにて圧胴４の爪よりチエーングリツパ９の爪
につかみ替えられた枚葉紙も、スプロケツト13と14とほ
ぼ同じ外径を有する案内ホイール12の外周に沿って搬送
される。
前述の従来技術には、次のような問題点がある。
排紙軸８のまわりを走行するチエーングリツパ９の走
行軌跡、即ち、印刷紙の走行軌跡が単一の円弧で形成さ
れているため、第３図のc,d点近辺では印刷紙とくに厚
紙の場合はね返りにより案内ホイール12と接触し印刷面
に傷が入る。
行軌跡、即ち、印刷紙の走行軌跡が単一の円弧で形成さ
れているため、第３図のc,d点近辺では印刷紙とくに厚
紙の場合はね返りにより案内ホイール12と接触し印刷面
に傷が入る。
尚、この円弧の直径は回転数の制限があるため版胴の
直径と略同径又は整数倍にする必要がある。整数倍以上
にするとはね返りも小さくなるので、印刷面に傷が入る
ことは防止できるが、完全ではなくまたスペースが大き
くなる。
直径と略同径又は整数倍にする必要がある。整数倍以上
にするとはね返りも小さくなるので、印刷面に傷が入る
ことは防止できるが、完全ではなくまたスペースが大き
くなる。
排紙軸のまわりのチエーングリツパの走行軌跡を、２
つの異なる半径を有する円を互に内接させあるいは２つ
の円を直線又は円弧にて接続して得られる曲線とする。
具体的には次のような曲線とする。
つの異なる半径を有する円を互に内接させあるいは２つ
の円を直線又は円弧にて接続して得られる曲線とする。
具体的には次のような曲線とする。
１）排紙軸の上方における排紙軸まわりのチエーングリ
ツパの走行軌跡を、版胴の半径（基本径）と略同径の円
弧とする。（くわしくは、排紙軸の駆動用スプロケツト
ホイールの外周に設けられたチエーンガイドの形状によ
り、チエーンと共に走行するチエーングリツパの枚葉紙
をくわえた爪先が基本径の円周を走行し得るような円
弧） ２）排紙軸の下方における排紙軸まわりのチエーングリ
ツパの走行軌跡を、基本径の半径より少なくとも10％以
上大きい半径を有する円弧とする。
ツパの走行軌跡を、版胴の半径（基本径）と略同径の円
弧とする。（くわしくは、排紙軸の駆動用スプロケツト
ホイールの外周に設けられたチエーンガイドの形状によ
り、チエーンと共に走行するチエーングリツパの枚葉紙
をくわえた爪先が基本径の円周を走行し得るような円
弧） ２）排紙軸の下方における排紙軸まわりのチエーングリ
ツパの走行軌跡を、基本径の半径より少なくとも10％以
上大きい半径を有する円弧とする。
尚排紙軸の上および下方は、圧胴の爪よりチエーング
リツパの爪に枚葉紙が受渡される点ｂ（第３図）近辺を
境とし、点ｂより排紙軸回転方向側を下方とする。また
前記１）項の円弧と２）の円弧は点ｂにて内接してい
る。
リツパの爪に枚葉紙が受渡される点ｂ（第３図）近辺を
境とし、点ｂより排紙軸回転方向側を下方とする。また
前記１）項の円弧と２）の円弧は点ｂにて内接してい
る。
１）チエーングリツパに枚葉紙が受渡される点ｂにお
けるチエーングリツパの走行速度は、排紙軸上方のチエ
ーンガイドの形状が基本径と同一なので、版胴即ち、圧
胴の周速となり受渡し時における速度差によるトラブル
は起らない。
けるチエーングリツパの走行速度は、排紙軸上方のチエ
ーンガイドの形状が基本径と同一なので、版胴即ち、圧
胴の周速となり受渡し時における速度差によるトラブル
は起らない。
２）排紙軸下方のチエーンガイドの半径が基本径より大
きいので、上記点ｂより枚葉紙がチエーングリツパにて
運ばれると、案内ホイールの外周面より離れた走行路に
てチエーンが走行することになり、前述の紙尻はね返り
時に、枚葉紙の印刷面が案内ホイールに接触しなくな
り、印刷面に傷が入らない。
きいので、上記点ｂより枚葉紙がチエーングリツパにて
運ばれると、案内ホイールの外周面より離れた走行路に
てチエーンが走行することになり、前述の紙尻はね返り
時に、枚葉紙の印刷面が案内ホイールに接触しなくな
り、印刷面に傷が入らない。
第１図（ａ）に本考案による排紙軸まわりのチエーン
ガイドを示す。
ガイドを示す。
第２図および第３図に示すように、排紙部７に排紙軸
８があり、この排紙軸８のまわりにチエーンガイド31が
設けられている。このチエーンガイド31には、圧胴４の
爪よりチエーングリツパ９の爪に枚葉紙が受渡される点
（位置）ｂより上方の排紙軸８のまわり（排出軸８の回
転方向とは反対方向）に、版胴の径と同一径（基本径）
Doの円弧を有するチエーンガイド31aと、点ｂより下方
の排紙軸８のまわりに、基本径Doより少なくとも10％以
上大きい径Ｄ（第１図では1.5倍の径）の円弧を有する
チエーンガイド31bとがある。
８があり、この排紙軸８のまわりにチエーンガイド31が
設けられている。このチエーンガイド31には、圧胴４の
爪よりチエーングリツパ９の爪に枚葉紙が受渡される点
（位置）ｂより上方の排紙軸８のまわり（排出軸８の回
転方向とは反対方向）に、版胴の径と同一径（基本径）
Doの円弧を有するチエーンガイド31aと、点ｂより下方
の排紙軸８のまわりに、基本径Doより少なくとも10％以
上大きい径Ｄ（第１図では1.5倍の径）の円弧を有する
チエーンガイド31bとがある。
よってスプロケツトホイール13と14とにより駆動さ
れ、これらスプロケツトホイール13と14の外径とほぼ同
じ径を有する案内ホイール12の外周面に沿った走行径路
abcd（第３図）より離れた搬送路abpqをチエーン21と22
が通る。
れ、これらスプロケツトホイール13と14の外径とほぼ同
じ径を有する案内ホイール12の外周面に沿った走行径路
abcd（第３図）より離れた搬送路abpqをチエーン21と22
が通る。
よってチエーン21と22に取付けられたチエーングリツ
パ９にくわえられた枚葉紙は、その紙尻が圧胴４とこの
胴に当接しているブランケツト胴との当接部分を通過す
るとはね返る紙尻部分が案内ホイール12に当らないの
で、枚葉紙の印刷面に傷が入らない。
パ９にくわえられた枚葉紙は、その紙尻が圧胴４とこの
胴に当接しているブランケツト胴との当接部分を通過す
るとはね返る紙尻部分が案内ホイール12に当らないの
で、枚葉紙の印刷面に傷が入らない。
尚、両チエーンガイド31aと31bとを直線あるのは曲線
31cにて接続した例を第１図（ｂ）に併示する。
31cにて接続した例を第１図（ｂ）に併示する。
本考案による排紙装置は、枚葉印刷機の排紙軸におけ
るチエーンガイドの形状を排紙軸の上方では基本径（版
胴の径）と同一径を有する円弧とし、下方では基本径よ
り少なくとも10％以上大きい径を有する円弧とし、これ
ら円弧を互いに内接させることにより、圧胴よりチエー
ングリツパに受渡された枚葉紙を、排紙軸の案内ホイー
ルの外周面より離れた搬送路に走行させることが出来
る。従って、紙尻はね返り時に、枚葉紙の印刷面が案内
ホイールに接触せず、枚葉紙印刷面における傷の発生が
防止され、印刷品質が向上する。
るチエーンガイドの形状を排紙軸の上方では基本径（版
胴の径）と同一径を有する円弧とし、下方では基本径よ
り少なくとも10％以上大きい径を有する円弧とし、これ
ら円弧を互いに内接させることにより、圧胴よりチエー
ングリツパに受渡された枚葉紙を、排紙軸の案内ホイー
ルの外周面より離れた搬送路に走行させることが出来
る。従って、紙尻はね返り時に、枚葉紙の印刷面が案内
ホイールに接触せず、枚葉紙印刷面における傷の発生が
防止され、印刷品質が向上する。
第１図（ａ）は本考案印刷機の排紙装置の概略側面図、
第１図（ｂ）はチエーンガイドの他の形状を示す側面
図、第２図は一般的な枚葉印刷機の排紙部における排紙
軸の構造を示す平面図、第３図は一般的な枚葉印刷機の
シリンダおよび軸配置を示す側面図である。 ４…圧胴、９…チエーングリツパ 31…チエーンガイド、abpq…枚葉紙の搬送路
第１図（ｂ）はチエーンガイドの他の形状を示す側面
図、第２図は一般的な枚葉印刷機の排紙部における排紙
軸の構造を示す平面図、第３図は一般的な枚葉印刷機の
シリンダおよび軸配置を示す側面図である。 ４…圧胴、９…チエーングリツパ 31…チエーンガイド、abpq…枚葉紙の搬送路
Claims (2)
- 【請求項１】枚葉印刷機の排紙軸に取付けられたスプロ
ケツトホイールにより駆動されるチエーンに取付けられ
たチエーングリツパに、最終段印刷ユニツトの圧胴ある
いはこれに準ずる中間胴から枚葉紙を受渡す位置の前後
における前記チエーングリツパの走行軌跡が、前記の受
渡し位置近傍を境にして、版胴の直径と略同じ大きさの
円弧から、この円弧より少なくとも直径が10％以上大き
い円弧に移動することを特徴とする印刷機の排紙装置。 - 【請求項２】版胴の直径と略同じ大きさの円弧と、この
円弧より少なくとも直径が10％以上大きい円弧の間に直
線又は曲線の区間を設けたことを特徴とする請求項
（１）記載の印刷機の排紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6441290U JP2501338Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 印刷機の排紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6441290U JP2501338Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 印刷機の排紙装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0424349U JPH0424349U (ja) | 1992-02-27 |
| JP2501338Y2 true JP2501338Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31595339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6441290U Expired - Lifetime JP2501338Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 印刷機の排紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2501338Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP6441290U patent/JP2501338Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0424349U (ja) | 1992-02-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |