JP2501302B2 - レ―ザ―装置および方法 - Google Patents

レ―ザ―装置および方法

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JP2501302B2
JP2501302B2 JP6076402A JP7640294A JP2501302B2 JP 2501302 B2 JP2501302 B2 JP 2501302B2 JP 6076402 A JP6076402 A JP 6076402A JP 7640294 A JP7640294 A JP 7640294A JP 2501302 B2 JP2501302 B2 JP 2501302B2
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polarization
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resonator
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周波数二倍あるいは和周
波混合により光を発生させるレーザー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ダイオード・レーザーは光データ
記憶装置、レーザー印刷、生化学分析等の用途に有用な
技術である。1例として赤外線に近い範囲(波長750ー86
0nm)のレーザー光を発生するヒ化ガリウムアルミニウ
ム(galliumーaluminumーarsenide:GaAlAs)ダイオード・
レーザーがある。光データ記憶装置ではレーザー・ダイ
オードからの光が光ディスク上の点即ちスポットに焦点
が合わせられ、データが1ビットずつ記憶される。スポ
ットの大きさは約λ/(2*(N.A.))である。λは光の
波長を、(N.A.)は焦点レンズの開口数を表す。代表的な
装置では、(N.A.)は約0.5であり、その結果のスポット
の大きさは直径約800nmである。
【0003】レーザー光の波長が半分になり、従ってス
ポットの直径を半分にすることができれば、光ディスク
の記憶密度は4倍にすることができる。しかし、現在、
青の波長範囲(波長430nm)の光を発生するレーザー・
ダイオードは存在しない。
【0004】光をより高い周波数(より短い波長)に変
換する1つの技術に第二調波発生と呼ばれるものがあ
る。第1の周波数のレーザー光を非線形結晶(例えばニ
オブ酸塩カリウム:KNbO3)に通すと、第二調波レーザー
光を発生する。即ち、非線形結晶に入射したもとのレー
ザー光の2倍の周波数の光線になる。第二調波発生の技
術については、チャン、および、ガンターによる論文が
ある(M.K.Chun, et al., Applied Physics Letters,
Vol.55, p.218, July 17, 1989; P.Gunter, etal., A
pplied Physics Letters, Vol.35, p.461, September 1
5, 1979)。
【0005】しかし、ダイオード・レーザーの出力は低
いので、有用で効率の良いレーザー装置を作成するため
には、第二調波発生の効率を高める技術が必要である。
【0006】第二調波発生器の効率を上げる1つの方法
として非線形結晶の周囲に光共振器または空洞を置く方
法がある。共振器の内の結晶を通して光が前後に反射さ
れ、相当の量の青光が発生する。この方法は、はじめに
アシュキンらによって提案され実証されたものである
(Ashkin, et al., IEEE Journal of Quantum Electron
ics, Vol.QEー2, p.109, 1966)。他の方法例にゴールド
バーグ、および、ベアによるものがある(Goldberg,et
al., Applied Physics Letters, Vol.55, p.218,1989;
Baer,et al., Conference on Lasers and ElectroーOpti
cs, Paper THM5,1989)。ニオブ酸塩カリウムのような
非線形結晶が入っている立ち上がり空洞を使用して、Ga
AlAsダイオード・レーザーを2倍の周波数にすることに
よって、簡単で小型のレーザー装置を設計することが可
能になる。立ち上がりが起こるためには、外部空洞共振
周波数がダイオード・レーザーの周波数に合致する必要
がある。従来技術にはこの周波数合致を達成するいくつ
かの技術がある(Dixon, etal., Optics Letters, Vol.
14, p.731,1989; R.W.Drever, et al.,Applied Physics
B, Vol.31, p.97,1983; W.J.Kozlovsky, et al.,IEEE
Journal of QuantumElectornics, Vol.24, p.913,198
8)。
【0007】いままでは、非線形結晶であるニオブ酸塩
カリウムが、GaAlAsレーザー・ダイオードの周波数を共
振させて2倍にするために使用されてきた。ニオブ酸塩
カリウムは、GaAlAsレーザー・ダイオードの波長での第
二調波発生の位相整合を行うのに大きな非線形係数と十
分な複屈折を持っている。しかし、この位相整合は結晶
の温度に極めて敏感であり、第二調波発生の効率を維持
するためにはこの温度を正確に制御する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ニオブ酸塩カリウム以
外の非線形結晶が、半導体レーザー・ダイオードをより
高周波に変換することによる青/緑光発生に好都合な位
相整合特性を持っていることが実証されている。特に、
リン酸カリウムチタニル(potassium titanyl phosphat
e: KTiOPO4)(以下KTPと略す)は、990nm 引張層ヒ化
インジウム・ガリウム(InGaAs)レーザー・ダイオード
の第二調波発生に使用することができ(例えば W.P.Ris
k, et al., Applied Physics Letters, Vol.55, No.12,
p.1179、および、米国特許5,060,233)、この用途にお
いては広い温度公差を持つことが実証されている。同様
に、994nm以下の波長のKTP(例えば J.C.Baumert,et a
l.,Applied Physics Letters, Vol.51, p.2191,1987、
および米国特許4,791,631)と、GaAlAsレーザーとInGaA
sレーザーの組み合わせにより供給できる994nm以上の波
長との和周波混合を使用して、450nmと500nmの間の青/
緑波長を発生させることができる。
【0009】上述のKTPを使う非線形のプロセスでは、
その効率を上げるために、直交するように偏光された2
つの赤外光波を必要とする。このような相互作用はタイ
プII非線形相互作用として知られている。これは、た
だ1つの偏光が必要な(即ちタイプI非線形相互作用)
KNbO3 を使う第二調波発生の場合と対比をなす。従っ
て、タイプII非線形相互作用の効率を向上させるため
には、同一あるいは異なる波長で、直交するように偏光
された2つの光波が同時に共振することが必要である。
【0010】光学的共振器の例には下記がある。米国特
許5,038,352、米国特許5,077,748、米国特許5,111,46
8、日本特許出願04ー15976、日本特許出願03ー234073、日
本特許出願03ー256383、日本特許出願04ー15969、欧州特
許出願429319、 ドイツ特許出願DE4116550。
【0011】モノリシック共振器は反射表面を持ち、共
振する光波が非線形結晶から離れ去ることのないように
非線形結晶に一体型に形成される。これは効率、安定、
小型化等の理由から望ましい。タイプIの非線形プロセ
スでの望ましい構成は3面の光線進路を持つ三角リング
共振器である。本発明でも使うように、リング共振器
は、少なくとも3つの線分を持つ閉じた光線進路の共振
器である。
【0012】タイプII非線形プロセスを行うのに、モ
ノリシック・リング共振器を使うのは、二重反射の現象
があるために難しい。二重反射により、異なる直交偏光
を持つ光線が異なる角度で反射する。このため、異なる
直交成分を共振器の中の同一光線進路の周囲に向けるこ
とが難しい。米国特許5,095,491には、タイプII非線
形プロセスを行うことができるリング共振器の記載があ
る。共振器の反射器が結晶の軸線に左右対称になるよう
に配置され、従って、光が二重反射しない。しかし、こ
のリング共振器は2つの出力があり、それぞれの光の力
が小さくなっている。さらに、共振器の鏡からの残余の
青反射がデバイスからの全出力に作用する。従って、こ
の二重反射と出力の問題を解決し、1つの光線で高い効
率で第二調波発生光を作れるリング共振器が求められ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の具体化で、モノ
リシック・リング共振器は、一体化した4つの反射表面
を備えた非線形結晶を有する。これらの表面は、第1の
偏光を持つ光には第1の光線進路、および、第2の偏光
を持つ光には第2の光線進路を作る。それぞれの光線進
路は、交差する2つの三角形の形をした4つの線分を持
つ。2つの光線進路は、線分の1つに沿ったところで互
いに重なる。この重なり合った線分は非線形結晶の軸線
の1つに平行であり、この線分に沿って第二調波発生光
が作られる。
【0014】
【実施例】図1に本発明による非線形共振器10を示
す。非線形共振器10は KTPのような非線形結晶物質1
2で作られる。非線形結晶は、公知のように、結晶軸
a、b、およびcを持つ。具体化として、KTPを非線形
結晶12として使用し、共振器を、結晶のbーc平面に
平行であって、長手方向に互いに平行な表面14と16
を持つように作るのが望ましい。
【0015】結晶12は4つの反射表面18、20、2
2、24を形成するように作られる。表面18と20は
平面であることが望ましく、角度はa軸からそれぞれθ
18およびθ20である。表面22と24は、約5mmの曲率
半径を持つ曲面であることが望ましい。平面26は表面
22のほぼ真ん中のところで表面22に正接(タンジェ
ント)で、a軸に対しθ22の角度である。平面28は表
面24のほぼ真ん中のところで表面24に対し正接で、
a軸に対しθ24の角度である。表面18は平面28に平
行で、表面20は平面26に平行である。反射表面1
8、20、22、および24は誘電性のミラー・コーテ
ィングで覆われている。
【0016】反射表面18、20、22、および24の
間隔と方向は、結晶12内部に閉じた2つの光線進路3
0と32ができるように選択される。光線進路30には
4つの線分34、35、36および37があり、光線進
路32には4つの線分38、39、40および41があ
る。底辺の線分34と38は互いに重なり合って1つの
線分42に結合されている。
【0017】光線進路30と32は2つの共振器モード
を表す。光線進路32のモードは、線分42に沿ったa
ーb軸の平面に垂直な偏光(s偏光)を持つ光であり、
光線進路30のモードは線分42に沿ったaーb軸の平
面に平行な偏光(p偏光)を持つ光である。曲面22と
24の曲率半径は、光線の進路の共振モードにとって小
さなビーム・ウェイスト(1/e2ビーム半径で22ミクロ
ン、即ちピークパワーの1/e2にパワーが等しくなるビー
ムの半径)を生じるように選択するのが望ましい。ある
1つの具体化では、曲面22と24の曲率半径は約5m
m、重なり合う線分42の長さは約6mm、θ18、θ20、θ
22、および、θ24は全て約7°である。
【0018】非線形共振器10は、入射入力基本周波数
ビーム50と52を受ける方向に並べられる。ビーム5
0はs偏光光を含み、ビーム52はp偏光光を含んでい
る。望ましい具体化として、ビーム50と52は約994n
mの波長で、共振器10には、平面26に対してそれぞ
れ12.3°と12.9°の角度で入る。ビーム50と52の入
力表面22における直径は、光線進路32と30それぞ
れの基本共振器モードでの最も効率の良い励起が起こる
ような空間モード整合を考慮して選択される。空間モー
ド整合については「レーザー・ビームと共振器」("Las
er Beams and Resonators," Applied Optics, Vol.5,
p.1550, 1966)に詳細な記載がある。
【0019】表面18、20、22、および24の誘電
性ミラー・コーティングは、それぞれ入力光線50と5
2によって励起されたときに光線進路30と32の共振
器モードの強さの立ち上がりが最大になるように設計さ
れる。表面18と20のミラー・コーティングは、光線
進路30と32の両モードに対応する基本周波数波長に
おいて高い反射性を持つように選択される。第二調波
(青/緑)出力ビーム60に対応する波長において、表
面18のミラー・コーティングは高い透過性を持つよう
に選択され、表面20のミラー・コーティングは高い反
射性を持つように選択される。これは、表面24から出
られない、どんなに微量であれ標遊する第二調波光を処
理するために必要である。
【0020】表面24のミラー・コーティングは、光線
進路30と32の両モードに対応する波長において高い
反射性を持つように選択され、第二調波(青/緑)出力
ビーム60の波長において高い透過性を持つように選択
される。表面22での入力ミラー・コーティングの反射
性は、空洞モードへの入力ビーム50と52の最適結合
になるように選択される。これは、非線形結晶の内部損
失(即ち約24.1mmの長さの全リング経路を持つ特定の具
体化では、約0.5%の往復損失になる)、および、非線
形の相互作用から起こり得る損失の双方を考慮したもの
である。最適結合はインピーダンス整合とも呼ばれ、コ
ズロフスキーの論文に記載されている("Efficient Sec
ond Harmonic Generation of a DiodeーLaserーPumped N
d:YAG Laser,"by Kozlovsky,et al., IEEE J.Quantum E
lectronics, Vol.QEー24, No.6, p.913, 1988)。
【0021】望ましい具体化として、50ミリワットの入
力ビームの80%空間モード整合の場合、表面22のミ
ラーは、ビーム50と52の基本周波数に対して98.9%
の反射率を持ち、第二調波出力ビーム60の周波数に対
して20%以下の反射率を持っている。表面24と18
のミラー・コーティングは、ビーム50と52の周波数
に対して約99.9%の高い反射率を持ち、第二調波出力ビ
ーム60の周波数に対して20%以下の反射率を持って
いる。表面20のミラー・コーティングは、ビーム5
0、52、および60の周波数に対して約99.9%の高い
反射率を持っている。
【0022】入射ビーム50と52が、それぞれに対応
する光線進路32と30の共振器モードの共振周波数に
合わせられると、このモードでの光力は強い力に立ち上
がる。さらに、共振モードの周波数f1とf2、および、発
生したビーム60の周波数 f3=f1+f2は、f1n1+f2n2=f3n
3で表される非線形相互作用の位相整合条件を満たさな
ければならない。ここで、f1は光線進路30に沿って伝
搬する光の周波数、f2は光線進路32に沿って伝搬する
光の周波数、f3は出力ビーム60の周波数、n1は光線進
路30のモードの結晶12の屈折率、n2は光線進路32
のモードの結晶12の屈折率、および、n3は出力ビーム
60の結晶12の屈折率をそれぞれ表す。
【0023】共振器10の動作を以下に説明する。基本
周波数ビーム50と52が共振器10の表面22で結合
されて入る。ビーム50と52の微量の部分が共振器1
0に入らずに、それぞれビーム70と72として反射さ
れる。ビーム50と52は共振器10の内部で、それぞ
れ光線進路32と30に沿って共振する。最初にビーム
50と52は重なり合う底辺線分42に沿って共振器1
0に入る。直交するように偏光されたビームがともにb
軸に沿って進み、非線形結晶12と相互作用してタイプ
II第二調波発生光が作られる。このようにして作られ
た第二調波発生光の周波数は基本周波数ビーム50と5
2の周波数の2倍である。例えば、具体化の望ましい例
では、基本周波数50と52は赤外線の範囲で、第二調
波発生光は青光の範囲である。第二調波発生光は表面2
4からビーム60として出てくる。
【0024】基本周波数ビーム50と52からの光の全
てが線分42を1回通過するだけで第二調波発生光に変
換されるわけではない。この残りの基本周波数光は表面
24で反射される。しかし、二重反射効果のために、ビ
ーム50と52は微妙に異なる角度で反射される。ビー
ム50は光線進路32を通り表面18、20、22に反
射してから線分42に戻る。同様にビーム52は光線進
路30を通り表面18、20、22に反射してから線分
42に戻る。以下に詳しく述べるように、これらの表面
は二重反射効果による光線の角度の変化を相殺するよう
に作られているので、ビームは重なり合う同一の線分4
2に沿って進むことができる。
【0025】図2に非線形共振器10を使用したレーザ
ー装置100を示す。レーザー・ダイオード110がレ
ーザー・ビーム50を発生し、ビーム50はレンズ11
2によって平行ビームに変換され、円形化プリズム11
4によって円形になる。ビーム50はさらにファラディ
分離器116を通る。ファラディ分離器116は戻り反
射や分散光がダイオード・レーザー110に届かないよ
うにするために使われている。レンズ118は、光50
を光線進路32の基本空間モードに結合する。第2のレ
ーザー・ダイオード120がレーザー・ビーム52を発
生し、ビーム52はレンズ122によって平行ビームに
変換され、円形化プリズム124によって円形になる。
ビーム52はさらにファラディ分離器126を通る。フ
ァラディ分離器126は戻り反射や分散光がダイオード
・レーザー120に届かないようにするために使われて
いる。レンズ128は光52を光線進路30の基本空間
モードに結合する。
【0026】望ましい具体化において、レーザー・ダイ
オード110と120はともに約994nmの波長で動作す
る引張層InGaAs/GaAsレーザー・ダイオードである。こ
の具体化では、出力ビーム60の波長は約497nmであ
る。
【0027】もう1つの具体化では、レーザー・ダイオ
ード110は波長810ー820nmで動作するGaAlAsレーザー
・ダイオードで、レーザー・ダイオード120は波長10
40ー1070nmで動作する引張層InGaAsレーザー・ダイオー
ドである。この具体化では出力ビーム60の波長は約45
5ー464nmである。
【0028】レーザー・ダイオード110と120の周
波数は、それぞれ光線進路32と30のモードの共振周
波数に維持されなければならない。具体化として、これ
は空洞から反射されたビーム70と72を、それぞれ光
検出器134と136で検出することによって行える。
一対の保持電子回路138と140が、それぞれ光検出
器134と136に接続されている。保持回路138と
140はそれぞれレーザー110と120に接続され、
レーザー・ダイオード110と120を制御している。
反射ビーム70と72が周波数変調(FM)信号を含ん
でいる。反射ビーム70と72に含まれている周波数変
調信号は回路138と140により使用され、レーザー
・ダイオード110と120の周波数を調整して空洞共
振周波数に合致するようにする。この周波数変調保持手
法はコズロフスキーの論文に記載されている (W.J.Koz
lovsky, et al, Applied Physics Letters, Vol.56,
p.2291,1990)。他の保持回路技術も使用可能であろ
う。
【0029】図3(a)、図3(b)および図4は二重
反射効果を説明する遅軸即ちスローネス曲線(slowness
curve)である。図3(a)は非線形物質KTPのスロー
ネス曲線を示す。曲線200と202はKTP結晶のb軸
に対して角度204で伝搬する光波の屈折率特性を示
す。即ち両曲線200と202は、結晶内で特定の方向
に進行する所与の偏光の光波速度を示す。曲線200は
aーb平面に平行に偏光した(p偏光)光波にあてはま
り、曲線202はaーb平面に垂直に偏光した光波(s
偏光)にあてはまる。光波がaーb平面に垂直に偏光さ
れている場合は、光波は矢印206の長さ(原点から曲
線202までの距離)によって与えられる屈折率n1を持
つ。光波がaーb平面に平行に偏光されている場合、光
波は矢印208の長さ(原点から曲線200までの距
離)によって与えられる屈折率n2を持つ。具体例とし
て、角204が90°の場合、光波は結晶のa軸に沿って
伝搬する。aーb平面に平行に偏光した光波(p偏光)
は屈折率nbを持ち、aーb平面に垂直に偏光した光波
(s偏光)は屈折率ncを持つ。
【0030】図3(b)は共振器10の表面24での反
射の場合を示す。s偏光(aーb平面に垂直の偏光)の
ビーム50が反射表面24に入射し、伝搬の方向を指
し、光波の屈折率に等しい長さ(曲線202から原点ま
での距離)の矢印310によって表されている。反射表
面24は結晶のaーb軸に対し一定の角度を持ってい
る。電磁気境界条件から、反射された光は、反射表面の
方向に沿ったその実効速度が入射波のそれと等しくなる
方向に進むことが必要である。
【0031】反射表面の方向に沿った光波の実効速度
は、反射表面24の上に投射された矢印310によって
表されている。従って、矢印310で表された波では、
矢印316の方向に伝搬している反射波によって、この
条件が満たされている。矢印316の長さは原点から曲
線202までである。p偏光された(aーb平面に平行
に偏光された)ビーム52は、矢印312で表され、反
射表面24に入射する。矢印312の長さは曲線200
から原点までである。この場合、境界から反射された波
は、反射表面24の方向に沿った実効速度が入射波のそ
れと等しくなるように、矢印318の方向に進行しなけ
ればならない。矢印318の長さは原点から曲線200
までである。この場合、図に示すように、反射表面24
に入射する双方の波が同じ角度で入射しても、反射表面
からは2つの異なる角度で反射される。
【0032】図4に反射表面18と24のスローネス曲
線を示す。上述したように、ビーム50と52は反射表
面24で二重反射をし、異なる角度で反射される。面1
8は面24の正接28に平行に置かれ、それにより、ビ
ーム50と52が面24にあたると、両ビームは、b軸
に対して互いに平行に、同じ方向に反射される。実質的
には、面18は面24による角偏位を逆転している。し
かし、ビーム50と52は、まだその間が離れている。
ビーム50と52を同じ光線進路に戻すためには、この
プロセスを逆転すれば良い。反射表面20と22がそれ
ぞれ面18と24に対して反転角度に置かれる。これを
視覚化する1つの方法は、面20をa軸の周囲で回転さ
せた後の面18と考えればよい。同様に、面22はa軸
の周囲で回転させた後の面24と考えればよい。面20
と22は相互に平行で、ビーム50と52は図4で示し
たプロセスを基本的に逆方向にとり、同じ光線進路に戻
る。
【0033】本発明のいくつかの具体化では、KTP、GaA
lAs、および引張層InGaAsダイオード・レーザーを使っ
た青/緑光発生を使用したが、他の非線形結晶や他のレ
ーザーを使って他の波長を発生させることが可能であ
る。ニオブ酸塩リチウム(lithium niobate)、リチウ
ム平衡ニオブ酸塩リチウム(lithium equilibrated lit
hium niobate)、ニオブ酸塩カリウムリチウム(lithiu
m potassium niobate)、ヨウ化リチウム(lithium iob
ate)、ニオブ酸塩カリウム(potassium niobate)、 K
TP、ホウ酸塩バリウム(barium borate)、LBO、およ
び、周期的に極付けされた(periodically poled)KTP
およびニオブ酸塩リチウム等の非線形結晶は、タイプI
I非線形相互作用を持つことができ、2つの直交する偏
光を持つ入力ビームを必要とする。相互作用に必要な基
本波長は、GaAlAsレーザー・ダイオード、引張層InGaAs
レーザー・ダイオード、InGaAsPレーザー・ダイオー
ド、ALGaInPレーザー・ダイオード、単一周波数チタ
ン:サファイア、および色素レーザー装置、および、N
d:YAGレーザーのような単一周波数固体レーザー等の、
各種のレーザー装置によって発生できる。
【0034】図5にレーザー装置502を使用した位相
変換光データ記憶装置500を示す。装置502の代わ
りにレーザー装置100を使用してもよい。装置502
からの光がレンズ504で平行ビームに変換され、円形
化する光学要素506に進む。要素506は断面が円形
のビーム・パターンを持つ光を発する。要素506はプ
リズムでもよい。
【0035】次に、光は偏光ビーム・スプリッター52
0と四分の一波長板522を通り抜ける。光はミラー5
24で反射され、レンズ526で光記憶媒体530に焦
点を合わせられる。媒体530は位相変換型の光記憶媒
体である。
【0036】媒体530から反射された光はレンズ52
6を通って戻り、ミラー524で反射され、四分に一波
長板522を通り、ビーム・スプリッター520に達す
る。次に、反射された光はビーム・スプリッター520
により進路を変えて非点レンズ540に達する。反射さ
れた光は非点レンズ540によって光検出器542の上
に焦点を合わせられる。媒体530に記憶された複数の
スポットは異なる反射力を持ち、この反射力の違いが、
光検出器542によってデータの1か0として検出され
る。また、光検出器542は焦点と追跡信号も供給す
る。
【0037】図6はレーザー装置602を使用した磁気
光学データ記憶装置600を示す。レーザー装置100
を装置602の代わりに使用してもよい。レーザー装置
602からの光がレンズ604で平行ビームに変換さ
れ、円形化する光学要素606に進む。要素606は断
面が円形のビーム・パターンを持つ光を発する。要素6
06はプリズムでもよい。
【0038】次に、光は漏洩偏光ビーム・スプリッター
620を通り抜ける。ビーム・スプリッター620はゼ
ロより大きいRpと約1に等しいRsの反射力を持つ(sと
pは光の直交偏光成分を表す)。次に光はミラー624
でレンズ626に向けて反射され、光記憶媒体630の
上に焦点が合わされる。媒体630は磁気光学型の光記
録媒体でよい。
【0039】媒体630から反射された光はレンズ62
6を通って戻り、ミラー624で反射し、ビーム・スプ
リッター620に入る。反射された光は、ビーム・スプ
リッター620で進路を変え、振幅ビーム・スプリッタ
ー640に達する。反射されたデータ光は進路を変え
て、半波長板642を通り、ビーム・スプリッター64
4に達する。他の振幅の反射光は、ビーム・スプリッタ
ー640を真っ直ぐに通り抜ける。この光は非点レンズ
646によってカッド検出器(quad detector)648
に焦点を合わされ、焦点と追跡信号が作られる。
【0040】記憶媒体630には上または下どちらかの
磁区を有するスポットがある。これらのスポットから反
射された光は、スポットの磁区方向に依存して一方また
は他方に回転した偏光平面を持っている。ビーム・スプ
リッター644は、偏光平面がどの方向に回転している
かによって、反射された光を分離する。分離されたビー
ムは、レンズ650を通って光検出器652に進むか、
あるいは、レンズ660を通って光検出器662に進
む。光検出器652と662の出力信号の違いがデータ
の1か0の違いである。光ディスク・ドライブ装置につ
いては、シンサボクスの論文("GradientーIndex Optics
and Miniature Optics," SPIE, Vol.935,p.63, 1988 b
y Glenn T. Sincerbox.)に記載がある。
【0041】図7に本発明の光データ記憶ライブラリー
装置700の図式図を示す。710は装置700のハウ
ジングである。光ディスク・カートリッジの複数の記憶
区画(ベイ)712が、複数の光ディスク・カートリッ
ジ714を保持している。カートリッジ714は、装置
500および600に示した、ディスク530および6
30と同様の光ディスクを持っている。複数の光ディス
ク・ドライブ720が記憶区画712の下位に位置して
いる。ドライブ720は、カートリッジ714にどの型
の光ディスクを使用するかにより、装置500または6
00と同様のものである。
【0042】カートリッジ移動デバイス730が記憶区
画712とドライブ720のすぐ近くに載置されてい
る。移動デバイス730には把持機構があり、これによ
り、カートリッジ714を記憶区画712からドライブ
720に移し、再び、逆にカートリッジ714をドライ
ブ720から記憶区画712に収める。制御ユニット7
40が移動デバイス730とドライブ720に電気的に
接続されている。
【0043】装置700の動作は以下のように行う。デ
ータの読み取り/書き込みを行うとき、制御ユニット7
40は所望のカートリッジ714が入っている記憶区画
を選択する。制御ユニット740の制御により、移動デ
バイス730は選択されたカートリッジをつかみ、ドラ
イブ720の1つにロードする。ドライブ720によ
り、カートリッジ714の内側にあるディスクに対しデ
ータの読み取り/書き込みが行われる。次に移動デバイ
ス730はドライブ720からカートリッジを取り出
し、記憶区画712にカートリッジを戻す。
【0044】
【発明の効果】本発明は、4つの反射表面が光線の進路
を規定するモノリシック結晶リング共振器にリン酸カリ
ウムチタニル結晶を使い、タイプII非線形プロセスの
効果を上げ、GaAlAs および InGaAsレーザー・ダイオー
ドの第二調波発生と和周波混合を行い、青/緑光を発生
させる。青/緑光の効率的な出力は特に光記録装置の使
用に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモノリシック・リング共振器の図式
図。
【図2】図1の共振器を使用して、赤外線レーザー・ダ
イオードの周波数を高めるレーザー装置の図式図。
【図3】図3(a)は異方性光学結晶の中での光の伝搬
を表すスローネス曲線で、図3(b)は二重反射の問題
を示すスローネス曲線。
【図4】本発明の共振器を使用し、二重反射を解決する
ことを示すスローネス曲線。
【図5】本発明の位相変換記憶装置の図式図。
【図6】本発明による磁気光学記憶装置の図式図。
【図7】本発明による光記憶ライブラリー装置の図式
図。
【符号の説明】
10 非線形共振器 12 非線形結晶物質 14、16 平行表面 18、20、22、24 反射表面 26 表面22に正接の
平面 28 表面24に正接の
平面 30、32 光線進路 34、35、36、37 光線進路30の線
分 38、39、40、41 光線進路32の線
分 42 結合された線分 50、52 基本周波数光線 60 出力光線 100 レーザー装置 110、120 ダイオード・レー
ザー 112、118、122、128 レンズ 114、124 円形化プリズム 116、126 ファラディ分離器 134、136、652、662 光検出器 138、140 保持電子回路 500 位相変換光データ
記憶装置 502、602 レーザー装置 520、620、640、644 ビーム・スプリッ
ター 522 四分の一波長板 524、624 ミラー 530、630 光記憶媒体 540、646 非点レンズ 600 磁気光学データ記
憶装置 642 半波長板 648 カッド検出器 700 光データ記憶ライ
ブラリー装置 712 光ディスク用ベイ 714 光ディスクカート
リッジ 720 光ディスクドライ
ブ 730 カートリッジ移動
デバイス 740 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/18 H01S 3/18 (72)発明者 ウィリアム ポール リスク アメリカ合衆国 94041 カリフォルニ ア州 マウンテンビュー フランクリン ストリート 651

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の偏光を持つ放射光線と第2の偏
    光を持つ放射光線を受け、第二調波放射光線を発する非
    線形結晶と、 第1の偏光および第2の偏光の放射光線を共振させ、第
    1偏光放射光線には第1の光線進路を、第2の偏光放射
    光線には第2の光線進路を形成する複数の反射表面を持
    ち、第1および第2の光線進路が非線形結晶の軸に沿っ
    て重なるように、非線形結晶と一体型に作られたリング
    共振器と、 を有するレーザー装置。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2の偏光放射光線が
    ダイオード・レーザーによって作られた請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 上記非線形結晶がタイプIIの非線形
    結晶である請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記非線形結晶がリン酸カリウムチタ
    ニルを有する請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記非線形共振器が4つの反射表面を
    有する請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 上記非線形共振器において第1および
    第2の光線進路がそれぞれ4つの線分を持ち、それらの
    線分の1つに沿って上記光線進路の重なりが起こる請求
    項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 上記非線形共振器において、第1およ
    び第2の光線進路がそれぞれ交差し合う2つの三角形で
    ある請求項5に記載の装置。
  8. 【請求項8】 第1の偏光の第1放射光線を発生する
    第1の放射源と、 第1の偏光とは異なる第2の偏光の第2放射光線を発生
    する第2の放射源と、 第1および第2の偏光の放射光線を受け第二調波放射を
    発生する非線形結晶と、 第1の偏光および第2の偏光の放射光線を共振させ、第
    1の偏光放射光線には第1の光線進路を、第2の偏光放
    射光線には第2の光線進路を形成する複数の反射表面を
    持ち、第1および第2の光線進路が非線形結晶の軸に沿
    って重なるように、非線形結晶と一体型に作られたリン
    グ共振器と、 を有するレーザー装置。
  9. 【請求項9】 上記放射源がダイオード・レーザーで
    ある請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記非線形結晶がタイプIIの非線形
    結晶である請求項8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 上記非線形結晶がリン酸カリウムチタ
    ニルを有する請求項8に記載の装置。
  12. 【請求項12】 上記非線形共振器が4つの反射表面を
    有する請求項8に記載の装置。
  13. 【請求項13】 上記非線形共振器において第1および
    第2の光線進路がそれぞれ4つの線分を持ち、それらの
    線分の1つに沿って上記光線進路の重なりが起こる請求
    項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 上記非線形共振器において、第1およ
    び第2の光線進路がそれぞれ交差し合う2つの三角形で
    ある請求項12に記載の装置。
  15. 【請求項15】 放射光線の周波数を変換する方法であ
    って、 第1の偏光の第1放射光線を生成させ、 第1偏光とは異なる第2の偏光の第2放射光線を生成さ
    せ、 第1偏光および第2偏光の放射光線を結合して非線形結
    晶に入射させて第二調波放射を発生させ、 非線形結晶と一体型になったリング共振器の内側で第1
    および第2の偏光の放射光線を複数の反射表面から反射
    させることにより上記光線を共振させ、第1偏光放射光
    線には第1の光線進路を、第2偏光放射光線には第2の
    光線進路を形成させ、上記第1および第2の光線進路が
    非線形結晶の軸に沿って重なり合う、 ステップを有する方法。
  16. 【請求項16】 上記放射源がダイオード・レーザーで
    ある請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 上記非線形結晶がタイプII非線形結
    晶である請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 上記非線形結晶がリン酸カリウムチタ
    ニルを有する請求項15に記載の方法。
  19. 【請求項19】 上記非線形共振器が4つの反射表面を
    有する請求項15に記載の方法。
  20. 【請求項20】 上記非線形共振器において第1および
    第2の光線進路がそれぞれ4つの線分を持ち、それらの
    線分の1つに沿って上記光線進路の重なりが起こる請求
    項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 上記非線形共振器において、第1およ
    び第2の光線進路がそれぞれ交差し合う2つの三角形で
    ある請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 第1の偏光の第1放射光線を発生する
    第1の放射源と、 第1の偏光とは異なる第2の偏光の第2放射光線を発生
    する第2の放射源と、 第1および第2の偏光の放射光線を受け第二調波放射を
    発生する非線形結晶と、 第1の偏光および第2の偏光の放射光線を共振させ、第
    1偏光放射光線には第1の光線進路を、第2の偏光放射
    光線には第2の光線進路を形成する複数の反射表面を持
    ち、第1および第2の光線進路が非線形結晶の軸に沿っ
    て重なるように非線形結晶と一体型に作られたリング共
    振器と、 光データ記憶媒体を受け入れる手段と、 共振器からの上記第二調波放射を光データ記憶媒体に向
    ける光伝達手段と、 媒体から反射された第二調波放射光線を受け、それに応
    答してデータ信号を供給する光受理手段と、 を有するレーザー装置。
  23. 【請求項23】 光データ記憶媒体を持つ複数のカート
    リッジと、 カートリッジを収納する寸法に作られた複数の記憶手段
    と、 記憶手段とデータ記憶媒体を受け入れる手段との間でカ
    ートリッジを移動させる移動手段と、 をさらに有する請求項22に記載の装置。
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