JP2501035Y2 - 錠前装置 - Google Patents

錠前装置

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JP2501035Y2
JP2501035Y2 JP1991041265U JP4126591U JP2501035Y2 JP 2501035 Y2 JP2501035 Y2 JP 2501035Y2 JP 1991041265 U JP1991041265 U JP 1991041265U JP 4126591 U JP4126591 U JP 4126591U JP 2501035 Y2 JP2501035 Y2 JP 2501035Y2
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JP
Japan
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pin
key
hole
rotor
fitted
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JP1991041265U
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English (en)
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JPH04125369U (ja
Inventor
知幸 八幡
修 高石
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、駆動ピンと従動ピンを
ロータの半径方向に配置した錠前装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】特公昭55−49665号公報に開示さ
れた従来の錠前装置では、固定本体にロータを嵌め合わ
せ、固定本体の半径方向のピン孔に駆動ピンを嵌め合わ
せ、バネで駆動ピンをロータに向かって付勢し、駆動ピ
ンがロータの回転を阻止した錠止位置にあるとき、従動
ピンの内端部がロータの鍵孔内に突出するように従動ピ
ンの長さを設定し、鍵孔に差し込まれる板鍵に従動ピン
を押すキー突起を設け、駆動ピンと従動ピンの当接面が
ロータの外周面に到達するようにキー突起の高さを設定
している。
【0003】しかしながら、この錠前装置では、板鍵が
鍵孔から抜き取られたロータの錠止状態においては、全
ての従動ピンが鍵孔に突出しているため、従動ピンの配
列を外部から察知することは、ある程度熟練すれば比較
的容易であり、従動ピンの探り押しによる不正解錠に対
して弱いという問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って本考案の目的
は、従動ピンの探り押しによる不正解錠に対して強い錠
前装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本考案の錠前装置では、固定
本体1にロータ2を嵌め合わせ、鍵孔10をロータ2の
軸方向に設け、鍵孔10の内周面に開口するピン孔7を
ロータ7の半径方向に設け、該ピン孔7に従動ピン6を
嵌め合わせ、固定本体1の半径方向のピン孔3に駆動ピ
ン4を嵌め合わせ、バネ5で駆動ピン4をロータ2に向
かって付勢し、駆動ピン4がロータ2の回転を阻止した
錠止位置にあるとき、従動ピン6の内端面がロータ2の
鍵孔10の内周面に面位置が台致するように従動ピン6
の長さを設定する。
【0006】鍵孔10に差し込まれる筒鍵11に軸棒1
2を軸方向に移動可能に嵌め合わせ、筒鍵11の半径方
向の透孔13にキーピン14を嵌め合わせ、軸棒12の
外周面にキーピン14を筒鍵11の外周面から突出させ
るカム斜面15を設け、軸棒12のピン支承用大径部1
6でキーピン14を最大突出位置に支持したとき、駆動
ピン4と従動ピン6の当接面がロータ2の外周面に到達
するようにキーピン14の長さを設定する。
【0007】
【作用】ロータ2の鍵孔10に筒鍵11を挿入した後、
軸棒12を軸方向に移動させると、カム斜面15がキー
ピン14の内端部に当接する。更に軸棒12を押し込む
と、カム斜面15に押されてキーピン14が筒鍵11の
半径方向に移動し、キーピン14の外端部が筒鍵11の
透孔13から突出する。軸棒12の押し込みが更に進行
し、キーピン14がカム斜面15からキーピン支承用大
径部16に移乗したときには、キーピン14は最大突出
位置に来る。
【0008】該キーピン14の突出外端部が従動ピン6
の内端面を押すことによって、駆動ピン4と従動ピン6
の当接面がロータ2の外周面に移動し、駆動ピン4の全
長が固定本体1のピン孔3内に退没するため、固定本体
1に対するロータ2の錠止が解除される。そのため、ロ
ータ2は筒鍵11を回すことによって、解錠方向に回転
操作される。
【0009】ロータ2を施錠位置に戻した後、軸棒12
を手前に移動させてから筒鍵11を鍵孔10から抜き取
るとき、キーピン14がピン孔7の孔縁部に押されて筒
鍵11内に退没する。そのため、駆動ピン4と従動ピン
6はバネ5の付勢によってロータ方向に摺動し、駆動ピ
ン4の内端部がピン孔7内に所定長さ入り込んだ位置で
停止する。駆動ピン4が固定本体1のピン孔3とロータ
2のピン孔7の双方に係合することによって、ロータ2
は回転不能に錠止される。従動ピン6の内端面は鍵孔1
0の内周面に面位置が合致している。
【0010】
【実施例】図示の実施例では、ピン孔3は円筒形の固定
本体1に90度間隔で4個ずつ前後2組設けられ、ピン
孔3の外端開口に連設した軸方向溝17には、バネ押さ
え板18が加締め固着されている。駆動ピン4の付勢用
バネ5は圧縮コイルバネで構成され、内端部は駆動ピン
4の外端凹部に嵌め込まれている。
【0011】ロータ2のピン孔7も90度間隔に設けら
れ、従動ピン6は外周段面8がピン孔7の内周段面9に
当接することによってロータ方向への移動を制止され
る。このとき、駆動ピン4と従動ピン6の当接面はロー
タ2のピン孔7内に移動しており、駆動ピン4はロータ
2の回転を阻止した錠止位置にある。
【0012】断面円形の鍵孔10はロータ2の全長に貫
通して形成され、2本のビス19でロータ2の後端面に
固着された止め金板20には、鍵孔10と符合した透孔
21を設けてある。そのため、鍵孔10内の泥等の異物
は、鍵孔10に円筒形の筒鍵11を挿入したときに、該
透孔21から順次排除される。また、雨水は鍵孔10と
透孔21を貫流してしまい、鍵孔10内に滞留すること
がないので、ロータ2や従動ピン6等の腐食が防止され
る。
【0013】軸棒12の前端大径部22の連結用割溝4
1には摘み板23が嵌め込まれ、固着ピン42で連結さ
れている。摘み板23の上端側の案内板部24は筒鍵1
1の前端拡径部43の軸方向割溝25に摺動可能に嵌挿
されている。固定本体1の前面に固定した前端プレート
26には、鍵受け入れ孔27の内周面に挿入位置決め用
切欠き28を設けてある。軸方向割溝25から突出した
案内板部24は、筒鍵11を鍵孔10に挿入するとき、
該切欠き28に差し込まれる。
【0014】筒鍵11の後端壁部29の透孔30から突
出する軸棒12の後端部には、抜け止め円盤31が加締
め固着されている。軸棒12の後端大径部32と筒鍵1
1の後端壁部29との間に装備した圧縮コイルバネ33
は、軸棒12を前側に復帰付勢している。軸棒12の中
間部分に設けたカム斜面15とピン支承用大径部16
は、円錐台形に一体に形成されている。
【0015】筒鍵11の前端拡径部43がロータ2の大
径前端部38内の停止面44び当接したとき、筒鍵11
の透孔13とロータ2のピン孔7の位置が合致し、筒鍵
11は鍵孔10に所定深さまで挿入されたことが確認さ
れる。
【0016】筒鍵11の透孔13から突出するキーピン
14の外端部は、円錐形または円錐台形に形成され、テ
ーパー側面を有する。そのため、鍵孔10に筒鍵11を
挿入するとき、キーピン14の全部または一部が突出位
置にあっても、固定本体1の鍵受け入れ孔27の孔縁部
で該テーパー側面を押されることによって、突出状態の
キーピン14は筒鍵11内に直ちに押し戻される。
【0017】案内板部24の後端面34が軸方向溝25
の後端底面35に当接したとき、各キーピン14はカム
斜面15からピン支承用大径部16に移乗しており、所
定長さだけ筒鍵11の外周面から突出する。これによっ
てキーピン14は従動ピン6を介して駆動ピン4をロー
タ2の拘束解除位置まで移動させる。
【0018】ロータ2の大径前端部38には、前端プレ
ート26の挿入位置決め用切欠き28に対応した位置に
連動用割溝39を設けてある。該割溝39には摘み板2
3の案内板部24が差し込まれ、ロータ2は筒鍵11に
よって回転操作される。筒鍵11を挿入位置から解錠方
向に回したとき、案内板部24の端縁部の横溝36は前
端プレート26の鍵受け入れ孔27の孔縁部と係合し、
軸棒12を押し込み状態に維持させる。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案の錠前装置は、ロー
タ2の軸方向の鍵孔10に挿入される筒鍵11に軸棒1
2を嵌め合わせ、筒鍵11の半径方向の透孔13に嵌め
たキーピン14を筒鍵11から突出させるカム斜面15
とキーピン14を最大突出位置に支持するピン支承用大
径部16を軸棒12に設け、軸棒12を軸方向に摺動さ
せてキーピン14で従動ピン6を押し、駆動ピン4と従
動ピン6の当接面をロータ2の外周面に到達させること
によって、固定本体1に対するロータ2の錠止を解除す
るものであり、ロータ2の錠止状態では、ロータ2の半
径方向のピン孔7に嵌め合わせた従動ピン6の内端面が
鍵孔10の内周面に面位置を合致させているため、従動
ピン6の全配列を外部から察知することは不可能ないし
非常に困難であり、従動ピン6の探り押しによる不正解
錠に対して十分に強い錠前装置が確実に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る錠前装置の施錠状態
の正面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図2のB−B線断面図である。
【図4】 前記錠前装置の筒鍵の正面図である。
【図5】 図4のC−C線断面図である。
【図6】 図5のD−D線断面図である。
【図7】 筒鍵挿入時における図2に対応した断面図で
ある。
【符号の説明】
1 固定本体 2 ロータ 3 ピン孔 4 駆動ピン 5 付勢用バネ 6 従動ピン 7 ピン孔 8 外周段面 9 内周段面 10 鍵孔 11 筒鍵 12 軸棒 13 透孔 14 キーピン 15 カム斜面 16 ピン支承用大径部 17 軸方向溝 18 バネ押さえ板 19 ビス 20 止め金板 21 透孔 22 前端大径部 23 摘み板 24 案内板部 25 軸方向割溝 26 前端プレート 27 鍵受け入れ孔 28 挿入位置決め用切欠き 29 後端壁部 30 透孔 31 抜け止め円盤 32 後端大径部 33 圧縮コイルバネ 34 後端面 35 後端底面 36 横溝 37 後端プレート 38 大径前端部 39 連動用割溝 40 抜け止め用段差面 41 連結用割溝 42 固着ピン 43 前端拡径部 44 停止面 45 固着用ビス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定本体1にロータ2を嵌め合わせ、
    孔10をロータ2の軸方向に設け、鍵孔10の内周面に
    開口するピン孔7をロータ2の半径方向に設け、該ピン
    孔7に従動ピン6を嵌め合わせ、固定本体1の半径方向
    のピン孔3に駆動ピン4を嵌め合わせ、バネ5で駆動ピ
    ン4をロータ2に向かって付勢し、駆動ピン4がロータ
    2の回転を阻止した錠止位置にあるとき、従動ピン6の
    内端面がロータ2の鍵孔10の内周面に面位置が合致す
    るように従動ピン6の長さを設定し、鍵孔10に差し込
    まれる筒鍵11に軸棒12を軸方向に移動可能に嵌め合
    わせ、筒鍵11の半径方向の透孔13にキーピン14を
    嵌め合わせ、軸棒12の外周面にキーピン14を筒鍵1
    1の外周面から突出させるカム斜面15を設け、軸棒1
    2のピン支承用大径部16でキーピン14を最大突出位
    置に支持したとき、駆動ピン4と従動ピン6の当接面が
    ロータ2の外周面に到達するようにキーピン14の長さ
    を設定した錠前装置。
JP1991041265U 1991-05-07 1991-05-07 錠前装置 Expired - Lifetime JP2501035Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991041265U JP2501035Y2 (ja) 1991-05-07 1991-05-07 錠前装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991041265U JP2501035Y2 (ja) 1991-05-07 1991-05-07 錠前装置

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Publication Number Publication Date
JPH04125369U JPH04125369U (ja) 1992-11-16
JP2501035Y2 true JP2501035Y2 (ja) 1996-06-12

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ID=31922089

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JP1991041265U Expired - Lifetime JP2501035Y2 (ja) 1991-05-07 1991-05-07 錠前装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51141099A (en) * 1975-05-16 1976-12-04 Ibanobitsuchi Danirin Jiyurii Locking mechanism for padlock
JPS5823542B2 (ja) * 1978-10-05 1983-05-16 矢崎総業株式会社 温水加熱吸収式冷凍機の冷凍容量を冷凍負荷に応じて制御する方法

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JPH04125369U (ja) 1992-11-16

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