JP2025179556A - 車輪付き育児器具 - Google Patents
車輪付き育児器具Info
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Abstract
【課題】シンプルな構造の車輪付き育児器具を提供すること。
【解決手段】車輪付き育児器具は、車体フレーム(10)と、キャスタ保持部材(31,41)およびキャスタ回動部材(32,42)を有し、前輪(12)または後輪(14)の方向転回を可能にするキャスタ機構(30,40)と、キャスタ機構(30,40)に設けられ、ロック位置とロック解除位置をとるキャスタロック部材(35,45)と、キャスタロック部材(35,45)に連結部材(51,55)を介して連結され、押棒(20)の切り替えに伴って、キャスタロック部材(35,45)のロック位置に対応する第1位置と、キャスタロック部材(35,45)のロック解除位置に対応する第2位置との間を変位する変位部材(52,56)と、押棒(20)に設けられ、変位部材(52,56)を第1位置から第2位置に操作可能な操作機構(22)とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】車輪付き育児器具は、車体フレーム(10)と、キャスタ保持部材(31,41)およびキャスタ回動部材(32,42)を有し、前輪(12)または後輪(14)の方向転回を可能にするキャスタ機構(30,40)と、キャスタ機構(30,40)に設けられ、ロック位置とロック解除位置をとるキャスタロック部材(35,45)と、キャスタロック部材(35,45)に連結部材(51,55)を介して連結され、押棒(20)の切り替えに伴って、キャスタロック部材(35,45)のロック位置に対応する第1位置と、キャスタロック部材(35,45)のロック解除位置に対応する第2位置との間を変位する変位部材(52,56)と、押棒(20)に設けられ、変位部材(52,56)を第1位置から第2位置に操作可能な操作機構(22)とを備える。
【選択図】図2
Description
この発明は、車輪付き育児器具に関する。
従来から、押し棒を前後方向に摺動可能に設けて、背面押しと対面押しに切り替えることができる乳母車が知られている。そのような乳母車は、前輪および後輪がキャスタ輪とされ、進行方向前側の車輪をキャスタフリー(方向転回可能)とし、進行方向後側の車輪をキャスタロック(方向転回不可)とするのが望ましい。
所望のキャスタ輪をキャスタロックする際、乳母車の操作者が、手動で、各車輪のキャスタロックを個別に操作するのは煩雑である。そこで、乳母車の操作者がわざわざ各車輪のキャスタ輪を方向転回可能ないし不可に操作しなくても、押棒の前後位置に連動して進行方向前側の車輪を自動的にキャスタフリーとし、進行方向後側の車輪を自動的にキャスタロックする、いわゆるオート四輪機構が従来知られている。
乳母車において、進行方向前側のキャスタ輪を方向転回可能に解放し、進行方向後側のキャスタ輪を方向転回不能にロックするオート四輪機構として、種々の構造が知られており、たとえば、特開2008-254688号公報(特許文献1)、特開2013-6553号公報(特許文献2)、および特開2021-041921号公報(特許文献3)などが知られている。
特許文献1,2には、押棒が対面押し位置または背面押し位置に切り替え可能な乳母車であり、押棒が前方に揺動されるとロック切り替え部材と当接してロック切り替え部材を押し下げ、ロック切り替え部材は手押し杆によって下方に摺動して前脚に設けられたキャスタ輪を方向転回不能にロックするとともに後脚に設けられたキャスタ輪を方向転回可能に解放することが開示されている。
また、特許文献3には、押棒が対面押し位置にある場合に押棒に設けられる操作部を操作すると、キャスタ輪を方向転回可能に解放することが開示されている。
特許文献1,2に開示されている乳母車は、押棒の切り替えによってキャスタ輪の方向転回の可能または不可能を切り替えることができ、特許文献3に開示されている乳母車は、押棒の切り替えではなく、押棒に設けられる操作部を操作することで、意図的にキャスタ輪の方向転回を可能な状態に切り替えることができる。しかし、いずれの乳母車もキャスタ輪の方向転回の可能または不可能の切り替えるための構造は、部品点数多く、構造が複雑である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、シンプルな構造の車輪付き育児器具を提供することを目的とする。
この目的のため、本発明の一態様に係る車輪付き育児器具は、前脚と、後脚と、背面位置および対面位置の間で切り替え可能な押棒とを含む車体フレームと、前脚または後脚の下端部に設けられるキャスタ保持部材、およびキャスタ保持部材に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて前輪または後輪を軸支するキャスタ回動部材を有し、前輪または後輪の方向転回を可能にするキャスタ機構と、キャスタ機構に設けられ、ロック位置でキャスタ回動部材の回動を規制し、ロック解除位置でキャスタ回動部材の回動を許容するキャスタロック部材と、車体フレームに設けられ、キャスタロック部材に連結部材を介して連結され、押棒の切り替えに伴って、キャスタロック部材のロック位置に対応する第1位置と、キャスタロック部材のロック解除位置に対応する第2位置との間を変位する変位部材と、押棒に設けられ、変位部材を第1位置から第2位置に操作可能な操作機構とを備える。
好ましくは、車輪付き育児器具は、変位部材を第2位置にもたらすように付勢する第1付勢部材をさらに備える。
好ましくは、操作機構は、操作部材と、操作部材に連結され、操作部材の操作力により第1状態と第2状態とに切り替えられる駆動部材とを含み、第1状態にある駆動部材は、変位部材を第1位置にもたらし、第2状態にある駆動部材は、変位部材を第2位置にもたらす。
好ましくは、操作機構は、操作部材と、操作部材に連結され、操作部材の操作力により第1状態と第2状態とに切り替えられる駆動部材とを含み、第1状態にある駆動部材は、変位部材に作用する第1付勢部材の付勢力を遮断し、第2状態にある駆動部材は、変位部材に作用する第1付勢部材の付勢力を有効にする。
好ましくは、操作機構は、駆動部材を第1状態に向かって付勢する第2付勢部材をさらに備え、第2付勢部材の付勢力は、第1付勢部材の付勢力よりも大きい。
好ましくは、車輪付き育児器具は、キャスタロック部材をロック位置にもたらすように付勢する第3付勢部材をさらに備え、第3付勢部材の付勢力は、第1付勢部材の付勢力よりも小さい。
好ましくは、キャスタ機構は、前脚の下端部に設けられる前輪キャスタ保持部材、および前輪キャスタ保持部材に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて前輪を軸支する前輪キャスタ回動部材を有し、前輪の方向転回を可能にする前輪キャスタ機構と、後脚の下端部に設けられる後輪キャスタ保持部材、および後輪キャスタ保持部材に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて後輪を軸支する後輪キャスタ回動部材を有し、後輪の方向転回を可能にする後輪キャスタ機構とを含み、キャスタロック部材は、前輪キャスタ機構に設けられ、ロック位置で前輪キャスタ回動部材の回動を規制し、ロック解除位置で前輪キャスタ回動部材の回動を許容する前輪キャスタロック部材と、後輪キャスタ機構に設けられ、ロック位置で後輪キャスタ回動部材の回動を規制し、ロック解除位置で後輪キャスタ回動部材の回動を許容する後輪キャスタロック部材とを含む。
好ましくは、変位部材は、前脚に設けられ、前輪キャスタロック部材と連結されて、押棒の切り替えに伴って、押棒によって押圧されることで、前輪キャスタロック部材のロック位置に対応する第1位置と、前輪キャスタロック部材のロック解除位置に対応する第2位置との間を変位する前輪側変位部材と、後脚に設けられ、後輪キャスタロック部材と連結されて、押棒の切り替えに伴って、押棒によって押圧されることで、後輪キャスタロック部材のロック位置に対応する第1位置と、後輪キャスタロック部材のロック解除位置に対応する第2位置との間を変位する後輪側変位部材とを含む。
好ましくは、変位部材は、車体フレームに沿って上下に移動可能に設けられる。
好ましくは、変位部材は、車体フレームに対して回動可能に設けられる。
本発明の他の態様に係る車輪付き育児器具は、前脚、後脚、および押棒を含む車体フレームと、前脚または後脚の下端部に設けられるキャスタ保持部材、およびキャスタ保持部材に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて前輪または後輪を軸支するキャスタ回動部材を有し、前輪または後輪の方向転回を可能にするキャスタ機構と、キャスタ機構に設けられ、ロック位置でキャスタ回動部材の回動を規制し、ロック解除位置でキャスタ回動部材の回動を許容するキャスタロック部材と、車体フレームに設けられ、キャスタロック部材に連結部材を介して連結され、キャスタロック部材のロック位置に対応する第1位置とロック解除位置に対応する第2位置との間を変位可能に設けられる変位部材と、変位部材を第2位置にもたらすように付勢する第1付勢部材と、押棒に設けられ、第1位置にある変位部材に対応する第1状態と、第2位置にある変位部材に対応する第2状態とに切り替えられる駆動部材とを備える。
好ましくは、車輪付き育児器具は、押棒に設けられ、変位部材を第1位置から第2位置に操作可能な操作機構をさらに備え、操作機構は、操作部材と、操作部材に連結され、操作部材の操作力により第1状態と第2状態とに切り替えられる駆動部材とを含み、第1状態にある駆動部材は、変位部材に作用する第1付勢部材の付勢力を遮断し、第2状態にある駆動部材は、変位部材に作用する第1付勢部材の付勢力を有効にする。
好ましくは、操作機構は、駆動部材を第1状態に向かって付勢する第2付勢部材をさらに含み、第2付勢部材の付勢力は、第1付勢部材の付勢力よりも大きい。
好ましくは、キャスタロック部材をロック位置に向かって付勢する第3付勢部材をさらに備え、第3付勢部材の付勢力は、第1付勢部材の付勢力よりも小さい。
本発明の他の態様に係る車輪付き育児器具は、前脚と、後脚と、背面位置および対面位置の間で切り替え可能な押棒とを含む車体フレームと、前脚の下端部に設けられる前輪キャスタ保持部材、および前輪キャスタ保持部材に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて前輪を軸支する前輪キャスタ回動部材を有し、前輪の方向転回を可能にする前輪キャスタ機構と、後脚の下端部に設けられる後輪キャスタ保持部材、および後輪キャスタ保持部材に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて後輪を軸支する後輪キャスタ回動部材を有し、後輪の方向転回を可能にする後輪キャスタ機構と、前輪キャスタ機構に設けられ、ロック位置で前輪キャスタ回動部材の回動を規制し、ロック解除位置で前輪キャスタ回動部材の回動を許容する前輪キャスタロック部材と、後輪キャスタ機構に設けられ、ロック位置で後輪キャスタ回動部材の回動を規制し、ロック解除位置で後輪キャスタ回動部材の回動を許容する後輪キャスタロック部材と、車体フレームに設けられ、前輪キャスタロック部材に連結部材を介して連結されて、前輪キャスタロック部材のロック位置に対応する第1位置と、前輪キャスタロック部材の前ック解除位置に対応する第2位置との間を変位する前輪側変位部材と、前輪側変位部材とは離れた状態で前記車体フレームに設けられ、前記後輪キャスタロック部材に連結部材を介して連結されて、後輪キャスタロック部材のロック位置に対応する第1位置と、後輪キャスタロック部材のロック解除位置に対応する第2位置との間を変位する後輪側変位部材と、押棒に設けられ、前輪キャスタロック部材および後輪キャスタロック部材をロック位置からロック解除位置に切り替えるように操作可能な操作機構とを備える。
好ましくは、車輪付き育児器具は、前輪側変位部材を第2位置にもたらすように付勢する第1前輪側付勢部材と、後輪側変位部材を第2位置にもたらすように付勢する第1後輪側付勢部材とをさらに備える。
好ましくは、操作機構は、前輪側変位部材および後輪側変位部材を第1位置から第2位置に切り替えるように操作可能であり、操作部材と、操作部材に連結され、操作部材の操作力により第1状態と第2状態とに切り替えられる駆動部材とを含み、第1状態にある駆動部材は、前輪側変位部材または後輪側変位部材を第1位置にもたらし、第2状態にある駆動部材は、前輪側変位部材または後輪側変位部材を第2位置にもたらす。
好ましくは、操作機構は、駆動部材を第1状態に向かって付勢する第2付勢部材をさらに備え、第2付勢部材の付勢力は、第1前輪側付勢部材および第1後輪側付勢部材の付勢力よりも大きい。
好ましくは、車輪付き育児器具は、前輪キャスタロック部材をロック位置に向かって付勢する第3前輪側付勢部材と、後輪キャスタロック部材をロック位置に向かって付勢する第3後輪側付勢部材とをさらに備え、第3前輪側付勢部材の付勢力は、第1前輪側付勢部材の付勢力よりも小さく、第3後輪側付勢部材の付勢力は、第1前輪側付勢部材の付勢力よりも小さい。
本発明の車輪付き育児器具によれば、シンプルな構造にすることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
(各構成について)
図1(A)および図1(B)を参照して、本実施の形態に係る乳母車1の概要について説明する。図1(A)は、押棒が背面押し位置にされた状態を示す。図1(B)は、押棒が背面押し位置にされた状態を示す。発明の理解を容易にするため、図面には背対面切り換え式乳母車の車体フレームを主に示し、幼児用座席などの図示を省略する。なお、以下の説明において、前後方向は、乳母車の前後方向に対応し、左右方向は、乳母車の前方から見た左右方向に対応している。
(各構成について)
図1(A)および図1(B)を参照して、本実施の形態に係る乳母車1の概要について説明する。図1(A)は、押棒が背面押し位置にされた状態を示す。図1(B)は、押棒が背面押し位置にされた状態を示す。発明の理解を容易にするため、図面には背対面切り換え式乳母車の車体フレームを主に示し、幼児用座席などの図示を省略する。なお、以下の説明において、前後方向は、乳母車の前後方向に対応し、左右方向は、乳母車の前方から見た左右方向に対応している。
本実施形態の乳母車1は、車体フレーム10として、一対の前脚11、一対の後脚13、アームレスト15、アームレスト支持部材17、座席支持部材18、背もたれ支持部材19、および押棒20を備える。座席支持部材18、背もたれ支持部材19、および押棒20を除く車体フレーム10は、幅方向(車幅方向)に離隔して左右に設けられ、対をなす。
上下方向に延びる各前脚11の下端には、前輪キャスタ機構30が設けられ、前輪キャスタ機構30を介して前輪12が設けられる。各前脚11よりも後方で上下方向に延びる各後脚13の下端には、後輪キャスタ機構40が設けられ、後輪キャスタ機構40を介して後輪14が設けられる。前輪キャスタ機構30および後輪キャスタ機構40については後述する。
前脚11の上端は、乳母車1の前後方向に延びるアームレスト15の前端部と回動可能に連結する。後脚13の上端は、前脚11の上端よりも後方でアームレスト15の前端領域と回動可能に連結する。図1(B)に示すように、アームレスト15の後端部は、上下方向に延びるアームレスト支持部材17の上端部と回動軸28を介して回動可能に連結する。具体的には、アームレスト15の後端部とアームレスト支持部材17の上端部とは、回動軸28を介して幌骨29とも連結されている。
アームレスト15よりも下方には、座席支持部材18が配置される。座席支持部材18の前端部は、一対の前脚11の中央部と連結する。座席支持部材18の後端部は、押棒20の下端部と、反転ブラケット27の上端部と、アームレスト支持部材17の下端部と揺動軸21を介して回動可能に連結する。
座席支持部材18の後端部は、揺動軸21とは異なる位置で、背もたれ支持部材19の下端部と回動可能に連結する。座席支持部材18は、乳幼児の座部を下方から支持し、背もたれ支持部材19は、乳幼児の背もたれ部を下方から支持する。図示はしていないが、座席支持部材18および背もたれ支持部材19には、ハンモックが掛け渡され、ハンモック上には、クッションが取り付けられている。これにより、座席支持部材18上には、座席部を形成する座面が形成され、座席支持部材18は、座面を下方から支持する。
押棒20は、たとえば逆U字状であり、揺動軸21を介して、車体フレーム10に対して前後方向に揺動可能に設けられ、背面位置(図1(A))および対面位置(図1(B))の間で切り換え可能である。具体的には、押棒20は、その下端部が揺動軸21を介して後述するアームレスト支持部材17の下端部に対して回動可能に連結する。揺動軸21は、後脚13に隣り合う位置に配置される。また、押棒20の上端部には、操作機構22が設けられる。操作機構22についても後述する。
図1(B)に示すように、アームレスト支持部材17は、上下に延びる部材である。アームレスト支持部材17の上端部は、アームレスト15の後端部および2本の幌骨29と回動軸28を介して回動可能に連結する。アームレスト支持部材17の下端部は、押棒20の下端部、反転ブラケット27の上端部、および座席支持部材18の後端部と揺動軸21を介して回動可能に連結する。図示はしていないが、幌骨29間には複数の補助幌骨が配置され、幌骨29間には幌布が掛け渡されている。
アームレスト支持部材17の下端部は、後脚13に対してロックされる位置とロック解除される位置との間を切り換え可能に設けられている。アームレスト支持部材17が後脚13に対してロックされる位置は、図1(A)および図1(B)に示す走行状態であり、アームレスト支持部材17の下端部と後脚13の中央部とが当接する位置である。
アームレスト支持部材17が後脚13に対してロック解除される位置は、図示しない折り畳み状態であり、アームレスト支持部材17の下端部と後脚13の下端部が当接する位置である。具体的には、アームレスト支持部材17の下端部には、後脚13に対してロック可能なロック部(図示せず)が設けられ、ロック部のロックを解除することで、後脚13とアームレスト支持部材17のロックが解除される。このような構成により、乳母車1を折り畳むことが可能となる。なお、反転ブラケット27の上端に後脚13に対してロック可能なロック部が設けられていてもよい。
以上説明した乳母車1は、前輪12および後輪14のいずれもキャスタ輪であり、操作機構22を操作しない通常状態では、進行方向前側の車輪がキャスタフリー(方向転回可能)であり、進行方向後側の車輪がキャスタロック(方向転回不可)となり、操作機構22を操作した操作状態では、いずれの車輪12,14もキャスタフリー(方向転回可能)となる。いずれの車輪12,14も方向転回可能となる状態を「ドリフト状態」ともいう。
図2~図5をさらに参照して、車輪12,14をキャスタフリー、キャスタロックするための構造について詳細に説明する。なお、図2~図5では、理解容易のため、車輪12,14付近の内部構造を拡大して示している。また、以下の図では、理解容易のため、変位部材52,56、駆動部材24に薄墨を付し、連結部材25,51,55を実線とは異なる線(破線、一点鎖線、二点鎖線)で示している。
上述のように、前輪キャスタ機構30は、前輪12の方向転回を可能にするものである。前輪キャスタ機構30は、前脚11の下端部に設けられ、前脚11の下端部に固定される前輪キャスタ保持部材31、および前輪キャスタ保持部材31の下側に配置される前輪キャスタ回動部材32を有する。前輪キャスタ回動部材32は、前輪キャスタ保持部材31に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて、前輪12を軸支する。
後輪キャスタ機構40は、後輪14の方向転回を可能にするものである。後輪キャスタ機構40も、前輪キャスタ機構30と同様であり、後脚13の下端部に固定される後輪キャスタ保持部材41、および後輪キャスタ保持部材41に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて後輪14を軸支する後輪キャスタ回動部材42を有し、後輪14の方向転回を可能にする。後輪キャスタ回動部材42は、後輪キャスタ保持部材41に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて、後輪14を軸支する。
図2に示すように、前輪キャスタ保持部材31には、前輪第1穴部33と、前輪キャスタロック部材35と、前輪第3付勢部材36とが設けられる。また、前輪キャスタ回動部材32には、前輪第1穴部33と連なって、上下方向に延びる長孔となる前輪第2穴部34が設けられる。前輪キャスタロック部材35は、下方のロック位置および上方のロック解除位置のいずれか一方に変位可能である。前輪キャスタロック部材35は、ロック位置で図4に示すように前輪キャスタ保持部材31から前輪第2穴部34にまで突出して、前輪キャスタ回動部材32と係合する。これにより、前輪キャスタロック部材35は、前輪キャスタ回動部材32が転回軸線回りに回動することを規制する。
また、前輪キャスタロック部材35は、ロック解除位置で図2および図3に示すように前輪キャスタ保持部材31の前輪第1穴部33に収容され、前輪キャスタ回動部材32の前輪第2穴部34と非係合になる。これにより、前輪キャスタロック部材35は、前輪キャスタ回動部材32の転回軸線回りの回動を許容する。前輪第3付勢部材36は、たとえばばねなどであり、前輪キャスタロック部材35をロック位置にもたらすように、下方へ付勢する。なお、前輪第3付勢部材36は、一例として、前輪第1穴部33の前輪キャスタロック部材35の上端との間に配置されているが、前輪キャスタロック部材35をロック位置に付勢するものであればよく、配置箇所、ばねの種類などは図示した形態に限定されない。
同図に示すように、後輪キャスタ保持部材41には、後輪第1穴部43と、後輪キャスタロック部材45と、後輪第3付勢部材46が設けられる。また、後輪キャスタ回動部材42には、後輪第1穴部43と連なって、上下方向に延びる長孔となる後輪第2穴部44が設けられる。後輪キャスタロック部材45は、下方のロック位置および上方のロック解除位置のいずれか一方に変位可能である。後輪キャスタロック部材45は、ロック位置で図2に示すように後輪キャスタ保持部材41から後輪第2穴部44にまで突出して、後輪キャスタ回動部材42と係合する。これにより、後輪キャスタロック部材45は、後輪キャスタ回動部材42が転回軸線回りに回動することを規制する。
また、後輪キャスタロック部材45は、ロック解除位置で図4および図5に示すように後輪キャスタ保持部材41の後輪第1穴部43に収容され、後輪キャスタ回動部材42と非係合になる。これにより、後輪キャスタロック部材45は、後輪キャスタ回動部材42の転回軸線回りの回動を許容する。後輪第3付勢部材46は、たとえばばねなどであり、後輪キャスタロック部材45をロック位置にもたらすように、下方へ付勢する。なお、後輪第3付勢部材46は、一例として、後輪第1穴部43の後輪キャスタロック部材45の上端との間に配置されているが、後輪キャスタロック部材45をロック位置に付勢するものであればよく、配置箇所、ばねの種類などは図示した形態に限定されない。
車体フレーム10には前輪連結部材51および後輪連結部材55が変位可能に設けられる。前輪連結部材51および後輪連結部材55は、屈曲自在な金属製の長尺部材であり、たとえばワイヤなどである。前輪連結部材51は、パイプ状の前脚11に通される。前輪連結部材51の一端は、前輪キャスタ保持部材31の内部で前輪キャスタロック部材35と接続する。前輪連結部材51の他端は、前脚11の内部で、前輪側変位部材52と接続する。
図2に示すように、後輪連結部材55は、パイプ状の後脚13、反転ブラケット27、およびアームレスト支持部材17を順に通される。後輪連結部材55の一端は、後輪キャスタ保持部材41の内部で後輪キャスタロック部材45と接続する。後輪連結部材55の他端は、後脚13の内部で、後輪側変位部材56と接続する。
前輪側変位部材52は、上述のように、前輪キャスタロック部材35に前輪連結部材51を介して連結される。前輪側変位部材52は、押棒20の切り替えに伴って、前輪キャスタロック部材35のロック位置(下方位置:図4)に対応する第1位置と、前輪キャスタロック部材35のロック解除位置(上方位置:図2)に対応する第2位置との間を変位する。前輪側変位部材52は、対面位置において、上述した操作機構22を操作することによっても、第1位置と第2位置との間を変位する。
前輪側変位部材52は、車体フレーム10、具体的には少なくとも前脚11に沿って上下に移動可能に設けられる。前輪側変位部材52は、パイプ状の前脚11の外周に沿って上下に移動する部材であるが、具体的な形状は限定されるものではなく、少なくとも前輪連結部材51に連結されて、その変位を前輪キャスタロック部材35に伝達するものであればよい。
前輪側変位部材52は、前輪側第1付勢部材53によって第2位置にもたらすように付勢されている。これにより、前輪側変位部材52は、前輪キャスタロック部材35をロック解除位置(上方位置:図2)にもたらしている。前輪側第1付勢部材53は、たとえばばねなどである。前輪側第1付勢部材53の付勢力は、前輪キャスタ機構30の前輪第3付勢部材36の付勢力よりも大きい。これにより、図2,図3に示すように、前輪側変位部材52に操作機構22の駆動部材24が当接していない状態では、前輪側第1付勢部材53の付勢力により、前輪キャスタロック部材35はロック解除位置(上方位置:図2)に位置する。
後輪側変位部材56は、上述のように、後輪キャスタロック部材45に後輪連結部材55を介して連結される。後輪側変位部材56は、押棒20の切り替えに伴って、後輪キャスタロック部材45のロック位置(上方位置:図2)に対応する第1位置と、後輪キャスタロック部材45のロック解除位置(下方位置:図3)に対応する第2位置との間を変位する。後輪側変位部材56は、上述した操作部材23を操作することによっても、第1位置と第2位置との間を変位する。
図4に示すように、後輪側変位部材56は、車体フレーム10、具体的にはアームレスト支持部材17に沿って上下に移動可能に設けられる。後輪側変位部材56は、パイプ状のアームレスト支持部材17の外周に沿って上下に移動する部材であるが、具体的な形状は限定されるものではなく、少なくとも後輪連結部材55に連結されて、その変位を後輪キャスタロック部材45に伝達するものであればよい。後輪側変位部材56は、前輪側変位部材53とは離れた状態で車体フレーム10に設けられる。具体的には、前輪側変位部材53は、前脚11に設けられ、後輪側変位部材52は、後脚13側のアームレスト支持部材17に設けられるため、実質的に距離を空けて配置されるが、前輪側変位部材53および後輪側変位部材56は、連結関係がなければよく、近接または当接していてもよい。
後輪側変位部材56は、後輪側第1付勢部材57によって第2位置(上方位置)にもたらすように付勢されている。これにより、後輪側変位部材56は、後輪キャスタロック部材45をロック解除位置(上方位置:図3)にもたらしている。後輪側第1付勢部材57は、たとえばばねなどである。後輪側第1付勢部材57の付勢力は、後輪キャスタ機構40の後輪第3付勢部材46の付勢力よりも大きい。これにより、図4,5に示すように、後輪側変位部材56に操作機構22の駆動部材24が当接していない状態では、後輪側第1付勢部材57の付勢力により、後輪連結部材55が引き上げられて後輪キャスタロック部材45はロック解除位置(上方位置:図3)に位置する。
上述のように、操作機構22は、背面位置(図1(A))および対面位置(図1(B))の間で切り換え可能な押棒20の上方に設けられる。操作機構22は、前輪側変位部材52および後輪側変位部材56を第1位置から第2位置に操作可能である。具体的には、操作機構22は、背面位置にある場合は、後輪側変位部材56を操作可能であり、対面位置にある場合は、前輪側変位部材52を操作可能である。ここで、操作可能とは、連結されていることで直接的に操作することだけでなく、相手に作用することで間接的に操作することも含む意図である。
操作機構22は、操作部材23と、操作部材23に連結され、操作部材23の操作力により切り替えられる駆動部材24とを含む。操作部材23は、押棒20の上方に設けられ、たとえば押圧可能なボタン、引き上げ可能なレバーなどである。操作部材23は、操作連結部材25によって駆動部材24と連結されている。駆動部材24は、第1状態(下方状態:図3,図5)と第2状態(上方状態:図2,図4)とに切り替えられる。駆動部材24は、第2付勢部材26によって第1状態(下方状態)に付勢されている。第2付勢部材26は、たとえばばねなどである。第2付勢部材26の付勢力は、後輪側第1付勢部材57および前輪側第1付勢部材53の付勢力よりも大きい。以上より、乳母車に設けられている付勢部材の付勢力は、以下の関係が成立する。
(前輪第3付勢部材36=後輪第3付勢部材46)<(前輪側第1付勢部材53=後輪側第1付勢部材57)<第2付勢部材26
(前輪第3付勢部材36=後輪第3付勢部材46)<(前輪側第1付勢部材53=後輪側第1付勢部材57)<第2付勢部材26
第1状態にある駆動部材24は、図2の背面位置にある場合は、後輪側変位部材56を第1位置(下方位置)にもたらす。上述のように、操作機構22の第2付勢部材26の付勢力は、後輪側第1付勢部材57の付勢力よりも大きい。そのため、第1状態にある駆動部材24は、後輪側変位部材56に作用する後輪側第1付勢部材57の付勢力を遮断することになる。つまり、後輪第1付勢部材57の後輪側変位部材56に対する付勢力は、第2付勢部材26の駆動部材24に対する付勢力によって打ち消され、後輪側変位部材56は、駆動部材24の第2付勢部材26の付勢力によって駆動部材24とともに下方に移動し、後輪キャスタロック部材45がロック位置に位置することになる。
第2状態にある駆動部材24は、図3の背面位置にある場合は、後輪側変位部材56を第2位置(上方位置)にもたらす。上述のように、操作機構22の第2付勢部材26の付勢力は、後輪側第1付勢部材57の付勢力よりも大きい。しかし、駆動部材24が後輪側変位部材56に当接しなければ、後輪側変位部材56に作用する後輪側第1付勢部材57の付勢力を遮断する駆動部材24の第2付勢部材26の付勢力は発揮されない。そのため、第2状態にある駆動部材24は、後輪側変位部材56に作用する後輪側第1付勢部材57の付勢力を有効にする。つまり、操作部材23を操作して、駆動部材24を上方に移動させて第2付勢部材26の付勢力を喪失させることで、後輪側変位部材56は後輪側第1付勢部材57の付勢力により上方に移動し、後輪キャスタロック部材45がロック解除位置に位置することになる。このように、駆動部材24は、後輪側変位部材56に直接連結されていないが、操作機構22によって間接的に操作される。
(動作について)
図2~図5を参照して、本実施の形態に係る乳母車1のキャスタ機構30,40の回動を規制または回動を許容する動作について説明する。図2および図3は、押棒20が背面位置にあり、図2は操作機構を操作していない状態を示し、図3は操作機構を操作した状態を示している。図4および図5は、押棒20が対面位置にあり、図4は操作機構を操作していない状態を示し、図5は操作機構を操作した状態を示している。
図2~図5を参照して、本実施の形態に係る乳母車1のキャスタ機構30,40の回動を規制または回動を許容する動作について説明する。図2および図3は、押棒20が背面位置にあり、図2は操作機構を操作していない状態を示し、図3は操作機構を操作した状態を示している。図4および図5は、押棒20が対面位置にあり、図4は操作機構を操作していない状態を示し、図5は操作機構を操作した状態を示している。
まず、図2および図3を参照して、押棒20が背面位置にある場合の動作について説明する。図2に示すように、押棒20が背面位置にある場合は、前輪キャスタ機構30は回転軸線回りに回動可能であり、後輪キャスタ機構40は回転軸線周りの回転が禁止されている。具体的には、前輪キャスタ機構30では、前輪側変位部材52が前輪側第1付勢部材53により上方に付勢されているため、前輪キャスタロック部材35がロック解除位置(上方位置)に位置する。
後輪キャスタ機構40では、押棒20に設けられる操作機構22の駆動部材24と、アームレスト支持部材17に設けられる後輪側変位部材56とが上下方向に当接している。駆動部材24に作用する第2付勢部材26の付勢力は、後輪側変位部材56に作用する後輪側第1付勢部材57の付勢力よりも大きいため、駆動部材24は後輪側変位部材56に作用する後輪側第1付勢部材57の付勢力を遮断する。これにより、後輪側変位部材56は、駆動部材24の第2付勢部材26の付勢力により下方に付勢され、後輪キャスタロック部材45がロック位置(下方位置)に位置する。
図3に示すように、押棒20が背面位置にある場合に、前輪キャスタ機構30だけでなく後輪キャスタ機構40も回転軸線周りに回転可能にしてドリフト状態にするには、操作部材23を操作する。具体的には、操作部材23を操作して、操作連結部材25を引き上げる。これにより、駆動部材24は、第2状態に切り替えられ、後輪側変位部材56が後輪側第1付勢部材57によって上方に移動し、それに伴って後輪キャスタロック部材45がロック解除位置(上方位置)に移動する。このようにして、操作機構22を操作することで、前輪キャスタ機構30だけでなく後輪キャスタ機構40も回転軸線周りに回転可能になるため、ドリフト状態にすることができる。
次に、図4および図5を参照して、押棒20が対面位置にある場合の動作について説明する。図4に示すように、押棒20が対面位置にある場合は、後輪キャスタ機構40は回転軸線回りに回動可能であり、前輪キャスタ機構30は回転軸線周りの回転が禁止されている。
具体的には、前輪キャスタ機構30では、前輪側変位部材52が前輪側第1付勢部材53により上方に付勢されているものの、前輪側変位部材52は、対面位置に変位した押棒20に設けられる駆動部材24と当接する。駆動部材24に作用する第2付勢部材26の付勢力は、前輪側変位部材52に作用する前脚側第1付勢部材53の付勢力よりも大きいため、駆動部材24は前輪側変位部材52に作用する前脚側第1付勢部材53の付勢力を遮断する。これにより、前輪側変位部材52は、駆動部材24の第2付勢部材26の付勢力により下方に付勢され、前輪キャスタロック部材35がロック位置(下方位置)に位置する。
後輪キャスタ機構40では、押棒20が対面位置に変位したため、アームレスト支持部材17に設けられる後輪側変位部材56が操作機構22の駆動部材24と当接しない状態、つまりフリーの状態となる。後輪側変位部材56は後輪側第1付勢部材57により上方に付勢され、後輪キャスタロック部材45がロック解除位置(上方位置)に位置する。
押棒20が対面位置にある場合に、後輪キャスタ機構40だけでなく前輪キャスタ機構30も回転軸線周りに回転可能にしてドリフト状態にするには、操作部材23を操作する。図5に示すように、操作部材23を操作して、操作連結部材25を引き上げる。これにより、駆動部材24は、第2状態に切り替えられ、前輪側変位部材52が前輪側第1付勢部材53によって上方に移動し、それに伴って前輪キャスタロック部材35がロック解除位置(上方位置)に移動する。このようにして、操作機構22を操作することで、後輪キャスタ機構40だけでなく前輪キャスタ機構30も回転軸線周りに回転可能になるため、ドリフト状態にすることができる。
(効果について)
このように、本実施の形態の乳母車1は、キャスタ機構30,40と、それらに連結部材51,55を介して連結される変位部材52,56と、変位部材52,56を操作可能な操作機構22とだけで、キャスタ機構30,40の回転の規制および許容を可能としているため、部品点数を少なくすることができ、シンプルな構造にすることができる。
このように、本実施の形態の乳母車1は、キャスタ機構30,40と、それらに連結部材51,55を介して連結される変位部材52,56と、変位部材52,56を操作可能な操作機構22とだけで、キャスタ機構30,40の回転の規制および許容を可能としているため、部品点数を少なくすることができ、シンプルな構造にすることができる。
従来の乳母車では、前輪および後輪のキャスタロック機構の回転の規制および許容を同時に行う場合には、前輪および後輪のキャスタロック機構を連結するようなワイヤを設ける必要があった。それに対し、本実施の形態の乳母車1は、前輪12と後輪14のキャスタロック部材35,45を連結するようなワイヤを設ける必要はない。本実施の形態の乳母車1は、ワイヤの取り回しを少なくしたという観点からも、シンプルな構造にすることができる。
また、従来の乳母車は、前輪および後輪の回転の規制を行うキャスタロック機構と押棒に設けられる操作部材がワイヤで直接連結されているため、操作部材の操作力が直接キャスタロック機構に伝わっていた。そのため、キャスタロック部材がロック位置にあり、穴部壁面に当接した状態にある場合に、操作部材を操作してキャスタロック機構をロック解除位置に移動させようとすると、キャスタロック部材と穴部壁面の間で抵抗が生じ、その抵抗がワイヤを介して直接操作部材に伝わるため、操作部材を操作してもロック解除できず、使用感が悪かった。さらに、その抵抗が強い場合は、ワイヤが切れてしまい、故障につながるという問題があった。
それに対し、本実施の形態の乳母車1は、キャスタロック機構30,40が操作機構22と連結されていないため、操作機構22の操作力を直接キャスタロック機構30,40に伝わらないようにすることができる。具体的には、操作機構22の操作で変位部材53,56を付勢する第1付勢部材53,57の付勢力を発揮させるようにすることができる。これにより、キャスタロック機構30,40と穴部33,34,43,44の壁面に抵抗が生じた場合であっても、第1付勢部材53,57の付勢力により、キャスタロック機構30,40は常に一定の力で上方に付勢されているため、操作機構22で操作して変位部材を上方位置に変位させることで、キャスタロック機構30,40と穴部33,34,43,44の位置が合った場合に、キャスタロック機構30,40をロック解除位置にすることができる。このように、本実施の形態の乳母車1は、キャスタ機構30,40の回転を許容する動作の操作性を向上させることができるとともに、部品の故障を防止することができる。
(変形例について)
図6~図8を参照して、本実施の形態1に係る乳母車の変形例について説明する。上記実施の形態の前輪側変位部材52Aは、前脚11に設けられていたが、後脚13に設けられていてもよい。
図6~図8を参照して、本実施の形態1に係る乳母車の変形例について説明する。上記実施の形態の前輪側変位部材52Aは、前脚11に設けられていたが、後脚13に設けられていてもよい。
乳母車1Aの前輪側変位部材52Aは、後脚13の上方において、乳母車1の幅方向外側(押棒20側)に突出して設けられる。図7(A)に示すように、前輪側変位部材52Aは、本体部52aAと、本体部52aAから上方に向かって突出する突出部52bAとを含む。前輪側変位部材52Aは、前輪連結部材51Aに連結されている。前輪連結部材51Aは、前脚11、後脚13の上方の順でその内部を貫通する。
後輪側変位部材56Aは、上記実施の形態と同様に、アームレスト支持部材17に設けられ、上下に移動可能に設けられる。後輪側変位部材56Aは、後輪側変位部材56Aと同様に、乳母車1の幅方向に突出して設けられる。具体的には、後輪側変位部材56Aは、アームレスト支持部材17に対して摺動可能な本体部56aAと、本体部56aAから幅方向外側に突出する掛止部56bAとを含む。前輪側変位部材52Aの突出部52bAと後輪側変位部材56の掛止部56bAとは、押棒20の揺動軸21からの直線距離が略同一となる箇所に配置されている。
押棒20に設けられる駆動部材24Aは、押棒20に対して摺動可能な本体部24aAと、本体部24aAから幅方向内側に突出する掛止部24bAとを含む。図7(A)および図7(B)に示す背面位置では、駆動部材24の掛止部24bAと後輪側変位部材56Aの掛止部56bAとが上下に当接している。図8(A)および図8(B)に示す対面位置では、駆動部材24Aの掛止部24bAと前輪側変位部材52Aの突出部52bAとが上下に当接している。このように、変位部材52A,56Aを車体フレーム10の外方に露出させて、幅方向外方(押棒20)側に向かって突出させ、駆動部材24Aを幅方向内方(車体フレーム10)側に向かって突出させることで、変位部材52A,56Aと駆動部材24Aとを容易に当接させることができる。
図9を参照して、本実施の形態1におけるキャスタロック部材の変形例について説明する。上記実施の形態のキャスタロック部材35,45は、上下に細長い棒状部材であり、外部に露出していなかったが、図9に示すように、外部に露出していてもよい。なお、前輪キャスタロック部材35および後輪キャスタロック部材45は同様の形状であるため、後輪キャスタロック部材45Bだけを取り出して説明する。
図9に示すように、乳母車1Bの後輪キャスタロック部材45Bは、後輪キャスタ機構40の外周面に取り付けられており、たとえば後輪キャスタ保持部材41に軸支されている。図示は省略するが、後輪キャスタロック部材45Bには、上記実施の形態で説明した後輪連結部材55に連結される。後輪キャスタロック部材45Bは、後輪キャスタ保持部材41の外周に沿って円弧状に沿っている本体部45aBと、本体部45aBから下方に突出する凸部45bBとを含む。本体部45aBは、軸部45cBを中心に上下に回動可能であり、図9(B)に示すように、下方に回動して、後輪キャスタ回動部材42の凹部44Bに嵌合して、後輪キャスタロック部材45Bがロック状態となる。
<実施の形態2>
図10,図11を参照して、実施の形態2に係る乳母車1Cの構成およびその動作について説明する。本実施の形態の乳母車1Cは、実施の形態1の構造と基本的な構成態様は同一であるが、押棒20が背面位置で固定されており、変位部材が後輪14側にしか設けられていない点において異なる。実施の形態1で示した構成との相違点のみ詳細に説明する。
図10,図11を参照して、実施の形態2に係る乳母車1Cの構成およびその動作について説明する。本実施の形態の乳母車1Cは、実施の形態1の構造と基本的な構成態様は同一であるが、押棒20が背面位置で固定されており、変位部材が後輪14側にしか設けられていない点において異なる。実施の形態1で示した構成との相違点のみ詳細に説明する。
(各構成について)
本実施の形態の乳母車1Cは、前輪12および後輪14ともにキャスタ輪であるが、後輪14だけ転回軸線回りの回動を規制するためのキャスタロック部材45が設けられているものである。また、図10に例示的に示す乳母車1Cは、折り畳み可能である。
本実施の形態の乳母車1Cは、前輪12および後輪14ともにキャスタ輪であるが、後輪14だけ転回軸線回りの回動を規制するためのキャスタロック部材45が設けられているものである。また、図10に例示的に示す乳母車1Cは、折り畳み可能である。
図10および図11に示す乳母車1Cは、実施の形態1の乳母車1で説明した、後輪キャスタ機構40と、後輪キャスタロック部材45と、後輪側変位部材56と、後輪側第1付勢部材57と、押棒20上に設けられる駆動部材24とを少なくとも備える。本実施の形態の駆動部材24は、実施の形態1と同様に、操作機構22によって操作されるものである。
(動作について)
図10に示すように、押棒20に設けられる操作機構22の駆動部材24と、アームレスト支持部材17に設けられる後輪側変位部材56とが上下方向に当接している。駆動部材24に作用する第2付勢部材26の付勢力は、後輪側変位部材56に作用する後輪側第1付勢部材57の付勢力よりも大きいため、駆動部材24は後輪側変位部材56に作用する後輪側第1付勢部材57の付勢力を遮断する。これにより、後輪側変位部材56は、駆動部材24の第2付勢部材26の付勢力により下方に付勢され、後輪キャスタロック部材45がロック位置(下方位置)に位置する。
図10に示すように、押棒20に設けられる操作機構22の駆動部材24と、アームレスト支持部材17に設けられる後輪側変位部材56とが上下方向に当接している。駆動部材24に作用する第2付勢部材26の付勢力は、後輪側変位部材56に作用する後輪側第1付勢部材57の付勢力よりも大きいため、駆動部材24は後輪側変位部材56に作用する後輪側第1付勢部材57の付勢力を遮断する。これにより、後輪側変位部材56は、駆動部材24の第2付勢部材26の付勢力により下方に付勢され、後輪キャスタロック部材45がロック位置(下方位置)に位置する。
図11に示すように、押棒20が背面位置にある場合に、後輪キャスタ機構40を回転軸線周りに回転可能にしてドリフト状態にするには、操作部材23を操作する。具体的には、操作部材23を操作して、操作連結部材25を引き上げる。これにより、駆動部材24は、後輪側変位部材56が後輪側第1付勢部材57によって上方に移動し第2付勢部材26の付勢力が殺され、それに伴って後輪側変位部材56が後輪側第1付勢部材57の付勢力で上方に移動して、後輪連結部材55が引き上げられて、後輪キャスタロック部材45がロック解除位置(上方位置)に移動する。このようにして、操作機構22を操作することで、後輪キャスタ機構40を回転軸線周りに回転可能にすることができる。
(変形例について)
上記実施の形態の駆動部材24は、操作機構22の一部を構成し、操作部材23によって操作されるとして説明したが、駆動部材24は、後輪側変位部材56を第1位置から第2位置に切り替えるものであれば、操作部材23で操作されるものでなくてもよい。たとえば、駆動部材24は、押棒20に沿って直接上下に移動させることができ、後輪キャスタ機構40を回転軸線周りに回転可能にしたいときにだけ手動で上方に移動させたりできてもよい。
上記実施の形態の駆動部材24は、操作機構22の一部を構成し、操作部材23によって操作されるとして説明したが、駆動部材24は、後輪側変位部材56を第1位置から第2位置に切り替えるものであれば、操作部材23で操作されるものでなくてもよい。たとえば、駆動部材24は、押棒20に沿って直接上下に移動させることができ、後輪キャスタ機構40を回転軸線周りに回転可能にしたいときにだけ手動で上方に移動させたりできてもよい。
本実施の形態の乳母車1Cは、押棒20が背面位置で固定されており、折り畳み可能であるとして説明したが、押棒20が対面位置および背面位置に切り換え可能であってもよいし、折り畳み不可であってもよい。その場合、折り畳み不可な乳母車には反転ブラケット27は設けられないため、後輪連結部材55は、後脚13および押棒20の下端部の順に通過し、後輪側変位部材56は、押棒20の下端部に設けられていてもよい。
また、本実施の形態の乳母車1Cは、後輪14にしか後輪側キャスタロック部材45、後輪側変位部材56、および後輪側第1付勢部材57が設けられていないが、これらの後脚13側の構成をすべて設けずに、前脚11に前輪キャスタロック部材35、前輪側変位部材52、および前輪側第1付勢部材53だけを配置して、押棒20を対面位置に切り替えた場合にだけ、ドリフト状態にすることができるようにしてもよい。
<実施の形態3>
図12~図15を参照して、実施の形態3に係る乳母車1Dの構成およびその動作について説明する。本実施の形態の乳母車1Dは、実施の形態1の構造と基本的な構成態様は同一であるが、大きい相違点として、前輪キャスタロック部材35と後輪キャスタロック部材45とを連結する車輪間連結部材58Dが設けられている点において異なる。実施の形態1で示した構成との相違点のみ詳細に説明する。
図12~図15を参照して、実施の形態3に係る乳母車1Dの構成およびその動作について説明する。本実施の形態の乳母車1Dは、実施の形態1の構造と基本的な構成態様は同一であるが、大きい相違点として、前輪キャスタロック部材35と後輪キャスタロック部材45とを連結する車輪間連結部材58Dが設けられている点において異なる。実施の形態1で示した構成との相違点のみ詳細に説明する。
(各構成について)
本実施の形態の乳母車1Dは、前輪キャスタロック部材35と後輪キャスタロック部材45とを連結する車輪間連結部材58Dが設けられている。車輪間連結部材58Dは、前脚11と後脚13を順に貫通する。これにより、前輪キャスタロック部材35には、前輪側変位部材52Dと連結する前輪連結部材51だけでなく、車輪間連結部材58Dの一端が連結する。後輪キャスタロック部材45には、後輪側変位部材56Dと連結する後輪連結部材55だけでなく、車輪間連結部材58Dの他端が連結する。車輪間連結部材58Dは前輪連結部材51および後輪連結部材55と同様に、屈曲自在な金属製の長尺部材であり、たとえばワイヤなどである。
本実施の形態の乳母車1Dは、前輪キャスタロック部材35と後輪キャスタロック部材45とを連結する車輪間連結部材58Dが設けられている。車輪間連結部材58Dは、前脚11と後脚13を順に貫通する。これにより、前輪キャスタロック部材35には、前輪側変位部材52Dと連結する前輪連結部材51だけでなく、車輪間連結部材58Dの一端が連結する。後輪キャスタロック部材45には、後輪側変位部材56Dと連結する後輪連結部材55だけでなく、車輪間連結部材58Dの他端が連結する。車輪間連結部材58Dは前輪連結部材51および後輪連結部材55と同様に、屈曲自在な金属製の長尺部材であり、たとえばワイヤなどである。
前輪キャスタロック部材35には、車輪間連結部材58Dとの連結箇所に前輪長孔37Dが設けられている。さらに、後輪キャスタロック部材45には、後輪連結部材55との連結箇所に後輪長孔47Dが設けられている。
本実施の形態の前輪側変位部材52Dは、前脚11に対して回動可能に設けられる。図13に示すように、前輪側変位部材52Dは、前脚11に取り付けられるケース体52aDと、ケース体52aDに対して軸を中心に回転する回転体52bDとを有する。図13において、回転体52bDに薄墨を付して示している。回転体52bDは、前輪連結部材51が固定されている。さらに、回転体52bDは、前輪側第1付勢部材57Dによって、時計回りに回転し、前輪連結部材51を引っ張る方向(時計回り)に付勢されている。前輪側第1付勢部材57Dは、たとえばばねであり、図13ではねじりばねが図示されている。前輪側第1付勢部材57Dは、ケース体52aDと回転体52bDとの間に設けられ、一端が回転体52bDに固定され、他端がケース体52aDに固定されている。
図12に示すように、本実施の形態の駆動部材24Dは、一端が操作部材23と連結する操作連結部材25と連結され、他端が後輪連結部材55を介して上述した後輪キャスタロック部材45に連結されている。駆動部材24Dは、押棒20に設けられる。これにより、駆動部材24Dと後輪キャスタロック部材45とを連結する後輪連結部材55は、後脚13、反転ブラケット27、および押棒20の順で通される。駆動部材24Dは、第2付勢部材26Dによって下方位置に付勢されている。
(動作について)
同図を参照して、本実施の形態に係る乳母車1Dのキャスタ機構30,40の回動を規制または回動を許容する動作について説明する。図12は、押棒20が背面位置にあり、図12(A)は操作機構を操作していない状態を示し、図12(B)は操作機構を操作した状態を示している。図14は、押棒20が対面位置にあり、図14(A)は操作機構を操作していない状態を示し、図14(B)は操作機構を操作した状態を示している。
同図を参照して、本実施の形態に係る乳母車1Dのキャスタ機構30,40の回動を規制または回動を許容する動作について説明する。図12は、押棒20が背面位置にあり、図12(A)は操作機構を操作していない状態を示し、図12(B)は操作機構を操作した状態を示している。図14は、押棒20が対面位置にあり、図14(A)は操作機構を操作していない状態を示し、図14(B)は操作機構を操作した状態を示している。
まず、図12(A)および図12(B)を参照して、押棒20が背面位置にある場合の動作について説明する。図12(A)に示すように、押棒20が背面位置にある場合は、前輪キャスタ機構30は回転軸線回りに回動可能であり、後輪キャスタ機構40は回転軸線周りの回転が禁止されている。図13に示すように、前輪キャスタ機構30は、前輪側変位部材52Dが前輪側第1付勢部材53Dにより時計回りに付勢されているため、前輪連結部材51を巻き取り、前輪キャスタロック部材35がロック解除位置(上方位置)に位置する。
後輪キャスタ機構40は、駆動部材24Dが第2付勢部材26Dの付勢力により下方に付勢され、後輪キャスタロック部材45がロック位置(下方位置)に位置する。このとき、後輪連結部材55の他端は、後輪キャスタロック部材45の後輪長孔47Dの上方に位置する。
押棒20が背面位置にある場合に、前輪キャスタ機構30だけでなく後輪キャスタ機構40も回転軸線周りに回転可能にしてドリフト状態にするには、操作部材23を操作する。図12(B)に示すように、操作部材23を操作して、操作連結部材25を引き上げて、駆動部材24Dを第2付勢部材26Dの付勢力に抗して上方に移動させ、それに伴って後輪キャスタロック部材45をロック解除位置(上方位置)に移動させる。このようにして、操作機構22を操作することで、前輪キャスタ機構30だけでなく後輪キャスタ機構40も回転軸線周りに回転可能になるため、ドリフト状態にすることができる。なお、押棒20が背面位置にある場合に、操作部材23を操作しても前輪キャスタロック部材35に対して作用しないのは、前輪キャスタロック35に前輪長孔37Dが設けられているからである。
次に、図14および図15を参照して、押棒20が対面位置にある場合の動作について説明する。図14(A)に示すように、押棒20が対面位置にある場合は、後輪キャスタ機構40は回転軸線回りに回動可能であり、前輪キャスタ機構30は回転軸線周りの回転が禁止されている。
具体的には、図14(A)に示すように、前輪側変位部材52Dは、対面位置に変位した押棒20に設けられる駆動部材24Dに当接すると、図15(A)から図15(B)に示すように、前輪側変位部材52Dが反時計回りに回転して、前輪連結部材51を送り出す方向に回転する。このとき、前輪側変位部材52Dは、前輪側第1付勢部材53Dにより時計回りに付勢されているものの、駆動部材24Dが当接することで、その付勢力が遮断されることになる。図14(A)に示すように、前輪側変位部材52により、前輪連結部材51が送り出されて、前輪第3付勢部材36の付勢力によって、前輪キャスタロック部材35がロック位置(下方位置)に位置する。
前輪キャスタロック部材35と後輪キャスタロック部材45とは車輪間連結部材58Dにより連結されているため、後輪キャスタロック部材45は、車輪間連結部材58Dにより引っ張られて、ロック解除位置(上方位置)に位置する。
押棒20が対面位置にある場合に、後輪キャスタ機構40だけでなく前輪キャスタ機構30も回転軸線周りに回転可能にしてドリフト状態にするには、操作部材23を操作する。図14(B)に示すように、操作部材23を操作して、操作連結部材25を引き上げて、駆動部材24Dを上方に移動させると、駆動部材24Dが前輪側変位部材52Dに当接しなくなり、前輪側第1付勢部材53Dの付勢力が効力を発揮するようになる。
図15(B)から(A)の順で示すように、前輪側変位部材52Dの回転体52bDが前輪側第1付勢部材53Dの付勢力によって時計回りに回転して、前輪連結部材51を引き上げ、それに伴って図14(B)に示すように、前輪キャスタロック部材45がロック解除位置(上方位置)に移動する。このようにして、操作機構22を操作することで、後輪キャスタ機構40だけでなく前輪キャスタ機構30も回転軸線周りに回転可能になるため、ドリフト状態にすることができる。なお、押棒20が対面位置にある場合に、操作部材23を操作しても後輪キャスタロック部材45に対して作用しないのは、後輪キャスタロック45に後輪長孔47Dが設けられているからである。
<実施の形態4>
図16,図17を参照して、実施の形態4に係る乳母車1Eの構成およびその動作について説明する。本実施の形態の乳母車1Eは、実施の形態1の構造と基本的な構成態様は同一であるが、大きい相違点として、駆動部材24Eと後輪側変位部材56Eが当接されておらず、中間連結部材60Eによって連結されている点において異なる。実施の形態1で示した構成との相違点のみ詳細に説明する。
図16,図17を参照して、実施の形態4に係る乳母車1Eの構成およびその動作について説明する。本実施の形態の乳母車1Eは、実施の形態1の構造と基本的な構成態様は同一であるが、大きい相違点として、駆動部材24Eと後輪側変位部材56Eが当接されておらず、中間連結部材60Eによって連結されている点において異なる。実施の形態1で示した構成との相違点のみ詳細に説明する。
(各構成について)
後輪14側に着目して、実施の形態4の乳母車1Eは、駆動部材24Eと後輪側変位部材56Eが中間連結部材60Eによって連結されている。本実施の形態の後輪側変位部材56Eは、車体フレーム10ではなく押棒20に設けられており、駆動部材24Eと上下に整列している。後輪側変位部材56Eは、直接的には付勢部材によって一方向に付勢されておらず、その上端側に変位部材長孔59Eが設けられている。変位部材長孔59が設けられることで、中間連結部材60Eは、後輪側変位部材56Eの変位部材長孔59E内を上下に移動可能に連結する。中間連結部材60Eは、後輪連結部材55および操作連結部材25と同様に、屈曲自在な金属製の長尺部材であり、たとえばワイヤなどである。
後輪14側に着目して、実施の形態4の乳母車1Eは、駆動部材24Eと後輪側変位部材56Eが中間連結部材60Eによって連結されている。本実施の形態の後輪側変位部材56Eは、車体フレーム10ではなく押棒20に設けられており、駆動部材24Eと上下に整列している。後輪側変位部材56Eは、直接的には付勢部材によって一方向に付勢されておらず、その上端側に変位部材長孔59Eが設けられている。変位部材長孔59が設けられることで、中間連結部材60Eは、後輪側変位部材56Eの変位部材長孔59E内を上下に移動可能に連結する。中間連結部材60Eは、後輪連結部材55および操作連結部材25と同様に、屈曲自在な金属製の長尺部材であり、たとえばワイヤなどである。
後脚13には、乳母車1Eの幅方向外方(押棒20)側に向かって突出するカム63Eが設けられる。カム63Eは、たとえば側面視円形状などであり、後輪側変位部材56Eの位置を上下に変位させるための部材である。カム63Eによる後輪側変位部材56Eの動きについては後述する。
(動作について)
同図を参照して、本実施の形態に係る乳母車1Eのキャスタ機構30,40の回動を規制または回動を許容する動作について説明する。図16(A)および(B)は、押棒20が背面位置にあり、特に、図16(A)は操作機構を操作していない状態を示し、図16(B)は操作機構を操作した状態を示している。図17(A)および(B)は、押棒20が対面位置にあり、特に、図17(A)は操作機構を操作していない状態を示し、図17(B)は操作機構を操作した状態を示している。
同図を参照して、本実施の形態に係る乳母車1Eのキャスタ機構30,40の回動を規制または回動を許容する動作について説明する。図16(A)および(B)は、押棒20が背面位置にあり、特に、図16(A)は操作機構を操作していない状態を示し、図16(B)は操作機構を操作した状態を示している。図17(A)および(B)は、押棒20が対面位置にあり、特に、図17(A)は操作機構を操作していない状態を示し、図17(B)は操作機構を操作した状態を示している。
まず、図16(A)および(B)を参照して、押棒20が背面位置にある場合の動作について説明する。図16(A)に示すように、押棒20が背面位置にある場合は、前輪キャスタ機構30は回転軸線回りに回動可能であり、後輪キャスタ機構40は回転軸線周りの回転が禁止されている。具体的には、前輪キャスタ機構30では、前輪側変位部材52Eが前輪側第1付勢部材53により上方に付勢されているため、前輪連結部材51が引き上げられて、前輪キャスタロック部材35がロック解除位置(上方位置)に位置する。
図16(B)に示すように、操作部材23を操作して、操作連結部材25を引き上げて、駆動部材24Eを第2付勢部材26の付勢力に抗して上方に移動させる。中間連結部材60Eは後輪側変位部材56Eの変位部材長孔59の上方に位置するため、後輪側変位部材56Eも上方に移動する。これにより、後脚連結部材55が上方に移動するため、後輪キャスタロック部材45をロック解除位置(上方位置)に移動させることができる。
次に、図17(A)および(B)を参照して、押棒20が対面位置にある場合の動作について説明する。図17(A)に示すように、押棒20が対面位置にある場合は、後輪キャスタ機構40は回転軸線回りに回動可能であり、前輪キャスタ機構30は回転軸線周りの回転が禁止されている。
具体的には、押棒20を背面位置から対面位置に摺動させると、後輪側変位部材56Eは、後脚13に取り付けられているカム63Eに当接して上方に移動する。これにより、後脚キャスタロック部材45は第3付勢部材46の付勢力に反して上方に移動するため、後輪キャスタロック部材45は後輪連結部材55により引っ張られてロック解除位置(上方位置)に位置する。さらに、後輪側変位部材56Eの変位部材長孔59Eの下端部は中間連結部材60Eの下端部が位置する。前輪側変位部材52Eは、対面位置に変位した押棒20に設けられる駆動部材24Eに当接して、図17(A)に示すように、前輪側変位部材52Eが前輪連結部材51を送り出す下方に移動する。前輪側変位部材52Eにより、前輪連結部材51が送り出されて、前輪第3付勢部材36の付勢力によって、前輪キャスタロック部材35がロック位置(下方位置)に位置する。
図17(B)に示すように、操作部材23を操作して、操作連結部材25を引き上げて、第2付勢部材26の付勢力に抗して駆動部材24Eを上方に移動させる。駆動部材24Eに当接していた前輪側変位部材52Eは、前脚側第1付勢部材53Eの付勢力で上方に移動し、それに伴って前輪キャスタロック部材35をロック解除位置(上方位置)に移動させる。この動作が行われる前において、中間連結部材60Eの下端部は、図17(A)に示すように、後輪側変位部材56Eの変位部材長孔59Eの下端部に位置しているため、図17(B)に示すように、操作部材23を操作して操作連結部材25を引き上げて、中間連結部材60Eを上方に引き上げたとしても、後輪側変位部材56Eの位置は移動しない。
<実施の形態5>
図18~図20を参照して、実施の形態5に係る乳母車1Fの構成およびその動作について説明する。本実施の形態の乳母車1Fは、実施の形態3の構造と基本的な構成態様は同一であるが、大きい相違点として、前輪側変位部材、車輪連結部材が設けられておらず、連結部材65F,66Fが車輪間変位部材64Fに連結されている点において異なる。実施の形態3で示した構成との相違点のみ詳細に説明する。
図18~図20を参照して、実施の形態5に係る乳母車1Fの構成およびその動作について説明する。本実施の形態の乳母車1Fは、実施の形態3の構造と基本的な構成態様は同一であるが、大きい相違点として、前輪側変位部材、車輪連結部材が設けられておらず、連結部材65F,66Fが車輪間変位部材64Fに連結されている点において異なる。実施の形態3で示した構成との相違点のみ詳細に説明する。
(各構成について)
車輪間変位部材64Fは、車輪間変位部材64Fによってそれ自身の長さを変位可能に設けられる。車輪間変位部材64Fは、後脚13に対して回動可能に設けられる。図20(A)に示すように、車輪間変位部材64Fは、後脚13に取り付けられるケース体64aFと、ケース体64aFに対して軸を中心に回転する回転体64bFとを有する。図20において、回転体52bFに薄墨を付して示している。回転体64bFは、前輪連結部材58Fおよび第2後輪連結部材66Fがオフセット固定されている。さらに、回転体64bFは、前輪側第1付勢部材57Fによって、時計回りに回転し、前輪連結部材51を引っ張り、第2後輪連結部材66Fを送り出す。前輪側第1付勢部材53Fは、たとえばばねであり、図20ではねじりばねが図示されている。前輪側第1付勢部材53Fは、ケース体64aFと回転体64bFとの間に設けられ、一端が回転体64bFに固定され、他端がケース体64aFに固定されている。
車輪間変位部材64Fは、車輪間変位部材64Fによってそれ自身の長さを変位可能に設けられる。車輪間変位部材64Fは、後脚13に対して回動可能に設けられる。図20(A)に示すように、車輪間変位部材64Fは、後脚13に取り付けられるケース体64aFと、ケース体64aFに対して軸を中心に回転する回転体64bFとを有する。図20において、回転体52bFに薄墨を付して示している。回転体64bFは、前輪連結部材58Fおよび第2後輪連結部材66Fがオフセット固定されている。さらに、回転体64bFは、前輪側第1付勢部材57Fによって、時計回りに回転し、前輪連結部材51を引っ張り、第2後輪連結部材66Fを送り出す。前輪側第1付勢部材53Fは、たとえばばねであり、図20ではねじりばねが図示されている。前輪側第1付勢部材53Fは、ケース体64aFと回転体64bFとの間に設けられ、一端が回転体64bFに固定され、他端がケース体64aFに固定されている。
(動作について)
同図を参照して、本実施の形態に係る乳母車1Fのキャスタ機構30,40の回動を規制または回動を許容する動作について説明する。図18(A)および(B)は、押棒20が背面位置にあり、特に、図18(A)は操作機構を操作していない状態を示し、図18(B)は操作機構を操作した状態を示している。図19は、押棒20が対面位置にある状態を示している。
同図を参照して、本実施の形態に係る乳母車1Fのキャスタ機構30,40の回動を規制または回動を許容する動作について説明する。図18(A)および(B)は、押棒20が背面位置にあり、特に、図18(A)は操作機構を操作していない状態を示し、図18(B)は操作機構を操作した状態を示している。図19は、押棒20が対面位置にある状態を示している。
まず、図18(A)および(B)を参照して、押棒20が背面位置にある場合の動作について説明する。図18(A)に示すように、押棒20が背面位置にある場合は、前輪キャスタ機構30は回転軸線回りに回動可能であり、後輪キャスタ機構40は回転軸線周りの回転が禁止されている。具体的には、前輪キャスタ機構30では、前輪側変位部材52が前輪側第1付勢部材53Fにより時計回りに付勢されており、前輪連結部材51を巻き取る方向に付勢されているため、前輪キャスタロック部材35がロック解除位置(上方位置)に位置する。
図18(B)に示すように、操作部材23を操作して、操作連結部材25を引き上げると、第1後脚連結部材55Fが上方に移動するため、後輪キャスタロック部材45をロック解除位置(上方位置)に移動させることができる。
次に、図19を参照して、押棒20が対面位置にある場合の動作について説明する。図19に示すように、押棒20が対面位置にある場合は、後輪キャスタ機構40は回転軸線回りに回動可能であり、前輪キャスタ機構30は回転軸線周りの回転が禁止されている。
具体的には、押棒20を背面位置から対面位置に摺動させると、車輪間変位部材64Fが前輪側第1付勢部材53Fにより時計回りに付勢されているものの、車輪間変位部材64Fは、対面位置に変位した押棒20に当接して、図19および図20(B)に示すように、車輪間変位部材64Fが前輪連結部材58Fを送り出す反時計回りに回転する。前輪第3付勢部材36の付勢力に抗して、回転体64bFは回転し、前輪連結部材58Fが送り出されて、第2後輪連結部材66Fが巻き取られる。このように、押棒20を揺動させることで、前輪キャスタロック部材35はロック位置(下方位置)に移動し、後輪キャスタロック部材45はロック解除位置(上方位置)に移動する。
<複数の実施の形態にまたがる変形例について>
なお、実施の形態2の変形例を除くすべての実施形態において、前輪12および後輪14は、すべてキャスタであるとして説明したが、少なくとも4つの車輪のうち1つの車輪がキャスタであればよく、他の3つの車輪が鉛直軸線周りに回転しない単なる車輪であってもよいし、少なくとも一対の前輪12または一対の後輪14のいずれかがキャスタであってもよい。
なお、実施の形態2の変形例を除くすべての実施形態において、前輪12および後輪14は、すべてキャスタであるとして説明したが、少なくとも4つの車輪のうち1つの車輪がキャスタであればよく、他の3つの車輪が鉛直軸線周りに回転しない単なる車輪であってもよいし、少なくとも一対の前輪12または一対の後輪14のいずれかがキャスタであってもよい。
実施の形態2の変形例を除くすべての実施形態において、すべて押棒20が揺動軸21に対して背面位置および対面位置に摺動可能に設けられたが、必ずしも押棒20は摺動可能でなくてもよく、たとえば、車体フレーム10に対して取り外し可能であり、背面位置および対面位置に切り換える際に、取り外して車体フレーム10に固定されるものであってよい。すなわち、押棒20は、背面位置および対面位置に切り換えられるものであればよく、その手段は問わない。
また、上記実施の形態では、車輪ロック部材をロック位置に付勢する第1付勢部材、操作部材を第1位置(上方位置)に付勢する第2付勢部材が設けられていたが、ブレーキ機構に必ずしも設けられている必要はなく、要求されるブレーキ機構の精度によって、選択されるものである。
上記実施の形態では、前輪キャスタロック部材35は前輪キャスタ保持部材41に設けられ、後輪キャスタロック部材45は後輪キャスタ保持部材46に設けられるとして説明したが、前輪キャスタ固定部材42または後輪キャスタ固定部材47に設けられていてもよく、前輪キャスタ機構30または後輪キャスタ機構40に設けられていればよい。
上記実施の形態では、キャスタロック部材35,45をロック位置に付勢する第3付勢部材36,46が設けられていたが、キャスタロック部材35,45の動作を安定させるために設けられるものであり、必須の構成ではない。
実施の形態1,2,3,4の駆動部材24,24D,24Eは、操作機構22の操作部材23により操作可能に設けられており、操作機構22の一部を構成していたが、単体で設けられていてもよい。たとえば、駆動部材24,24D,24Eは、手動で操作可能であってもよいし、押棒20に対して固定するための固定部などが設けられて、位置保持されるものであってもよい。
本明細書において、複数の実施の形態を説明したが、実施の形態の構成を取り出して、それぞれ組み合わせてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 乳母車、10 車体フレーム、11 前脚、12 前輪、13 後脚、14 後輪、20 押棒、22 操作機構、23 操作部材、24,24A,24D,24E 駆動部材、25 操作連結部材、26,26D 第2付勢部材、30 前輪キャスタ機構、31 前輪キャスタ保持部材、32 前輪キャスタ回動部材,35 前輪キャスタロック部材、36 第3付勢部材、40 後輪キャスタ機構、41 後輪キャスタ保持部材、42 後輪キャスタ回動部材、45 後輪キャスタロック部材、46 第3付勢部材、51,51A,58F 前輪連結部材、52,52A,52D 前輪側変位部材、53,53D,53E,53F,57,57D 第1付勢部材、56,56A,56D,56E 後輪側変位部材、58D 車輪間連結部材、60E 中間連結部材、63E カム、64F 車輪間変位部材。
Claims (10)
- 前脚と、後脚と、背面位置および対面位置の間で切り替え可能な押棒とを含む車体フレームと、
前記前脚または前記後脚の下端部に設けられるキャスタ保持部材、および前記キャスタ保持部材に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて前輪または後輪を軸支するキャスタ回動部材を有し、前記前輪または前記後輪の方向転回を可能にするキャスタ機構と、
前記キャスタ機構に設けられ、ロック位置で前記キャスタ回動部材の回動を規制し、ロック解除位置で前記キャスタ回動部材の回動を許容するキャスタロック部材と、
前記車体フレームに設けられ、前記キャスタロック部材に連結部材を介して連結され、前記押棒の切り替えに伴って、前記キャスタロック部材の前記ロック位置に対応する第1位置と、前記キャスタロック部材の前記ロック解除位置に対応する第2位置との間を変位する変位部材と、
前記押棒に設けられ、前記変位部材を前記第1位置から前記第2位置に操作可能な操作機構とを備える、車輪付き育児器具。 - 前記変位部材を前記第2位置にもたらすように付勢する第1付勢部材をさらに備える、請求項1に記載の車輪付き育児器具。
- 前記操作機構は、操作部材と、前記操作部材に連結され、前記操作部材の操作力により第1状態と第2状態とに切り替えられる駆動部材とを含み、
前記第1状態にある駆動部材は、前記変位部材を前記第1位置にもたらし、
前記第2状態にある駆動部材は、前記変位部材を前記第2位置にもたらす、請求項1または2に記載の車輪付き育児器具。 - 前記操作機構は、操作部材と、前記操作部材に連結され、前記操作部材の操作力により第1状態と第2状態とに切り替えられる駆動部材とを備え、
前記第1状態にある駆動部材は、前記変位部材に作用する前記第1付勢部材の付勢力を遮断し、
前記第2状態にある駆動部材は、前記変位部材に作用する前記第1付勢部材の付勢力を有効にする、請求項2に記載の車輪付き育児器具。 - 前記操作機構は、前記駆動部材を前記第1状態に向かって付勢する第2付勢部材をさらに含み、
前記第2付勢部材の付勢力は、前記第1付勢部材の付勢力よりも大きい、請求項4に記載の車輪付き育児器具。 - 前記キャスタロック部材を前記ロック位置にもたらすように付勢する第3付勢部材をさらに備え、
前記第3付勢部材の付勢力は、前記第1付勢部材の付勢力よりも小さい、請求項5に記載の車輪付き育児器具。 - 前記キャスタ機構は、
前記前脚の下端部に設けられる前輪キャスタ保持部材、および前記前輪キャスタ保持部材に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて前輪を軸支する前輪キャスタ回動部材を有し、前記前輪の方向転回を可能にする前輪キャスタ機構と、
前記後脚の下端部に設けられる後輪キャスタ保持部材、および前記後輪キャスタ保持部材に上下方向に延びる転回軸線回りに回動可能に保持されて後輪を軸支する後輪キャスタ回動部材を有し、前記後輪の方向転回を可能にする後輪キャスタ機構とを含み、
前記キャスタロック部材は、
前記前輪キャスタ機構に設けられ、前記ロック位置で前記前輪キャスタ回動部材の回動を規制し、前記ロック解除位置で前記前輪キャスタ回動部材の回動を許容する前輪キャスタロック部材と、
前記後輪キャスタ機構に設けられ、前記ロック位置で前記後輪キャスタ回動部材の回動を規制し、前記ロック解除位置で前記後輪キャスタ回動部材の回動を許容する後輪キャスタロック部材とを含む、請求項1または2に記載の車輪付き育児器具。 - 前記変位部材は、
前記前脚に設けられ、前記前輪キャスタロック部材と連結されて、前記押棒の切り替えに伴って、前記押棒によって押圧されることで、前記前輪キャスタロック部材の前記ロック位置に対応する第1位置と、前記前輪キャスタロック部材の前記ロック解除位置に対応する第2位置との間を変位する前輪側変位部材と、
前記後脚に設けられ、前記後輪キャスタロック部材と連結されて、前記押棒の切り替えに伴って、前記押棒によって押圧されることで、前記後輪キャスタロック部材の前記ロック位置に対応する第1位置と、前記後輪キャスタロック部材の前記ロック解除位置に対応する第2位置との間を変位する後輪側変位部材とを含む、請求項7に記載の車輪付き育児器具。 - 前記変位部材は、前記車体フレームに沿って上下に移動可能に設けられる、請求項1または2に記載の車輪付き育児器具。
- 前記変位部材は、前記車体フレームに対して回動可能に設けられる、請求項1または2に記載の車輪付き育児器具。
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