JP2024530511A - 骨固定装置、システム、方法、および器具 - Google Patents

Abstract

骨分離ファスナは、ファスナシャフト、螺旋状ねじ、および骨ステープルを含むことができる。螺旋ねじ状は、ファスナシャフトの一端に向かって配向された凹状アンダーカット面を含むことができる。骨ステープルは、第１骨係合特徴、第２骨係合特徴、および開口部を有する中間部分を含むことができる。骨分離ファスナは、第１骨部分と第２骨部分との間の分離部分に沿って移植され得る。凹状アンダーカット面は、第１骨部分と第２骨部分との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗して、分離部を安定させるような形状にすることができる。第１骨係合特徴は、第１骨部分と係合することができ、第２骨係合特徴は、第２骨部分と係合して、骨ステープルを骨部分に結合し、骨部分間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗して、分離部を安定させることができる。

Description

本開示は、骨固定装置、システム、方法、および器具に関する。より具体的には、本開示は、骨接合部、骨折部、骨支台部などの２つ以上の隣接する骨または骨部分間の分断を安定化させるための骨固定装置、システム、方法、および器具に関する。

１つまたは複数の骨部分間の分離を矯正するために骨に埋め込まれたファスナを含む外科処置は、治癒／融合プロセス中にファスナに加えられる可能性のある多軸力および軸外負荷シナリオのために、時間の経過とともに緩む可能性がある。従来の骨ファスナのねじ設計は、これらの多軸力および軸外負荷シナリオを克服するのに十分な固定を提供しない場合がある。

したがって多軸および軸外負荷条件を経験する骨／ファスナ界面間の骨固定および荷重分担を増大させるための改良されたねじおよび圧縮設計を有する骨固定ファスナが望まれる。

本開示の様々な骨固定装置、システム、および方法は、当該技術の現状に対応して、特に、現在利用可能な骨固定装置、システム、および方法ではまだ完全に解決されていない当該技術における問題およびニーズに対応して開発された。いくつかの実施形態において、本開示の骨固定装置、システム、および方法は、多軸およびオフロード条件下での骨／ファスナ界面間の改善された骨固定および荷重分担を提供し得る。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナは、ファスナシャフト、螺旋状ねじ、および骨ステープルを含み得る。ファスナシャフトは、近位端、遠位端、および長手方向軸を含み得る。螺旋状のねじは、長手方向軸に沿ってファスナシャフトに配置されてよく、凹状アンダーカット面を含み得る。骨ステープルは、第１骨係合特徴を含む第１端部と、第２骨係合特徴を含む第２端部と、第１端部と第２端部との間に延びる中間部分とを含み得る。中間部分は、ファスナシャフトを貫通して受け入れるように構成された開口部を含み得る。いくつかの実施形態では、骨分離ファスナが、第１骨部分と第２骨部分との間の分離部に沿って移植される場合、凹状アンダーカット面は、第１骨部分と第２骨部分との間の分離部に沿って移植される：凹状アンダーカット面は、ファスナシャフトの近位端および遠位端のうちの一方に向けられ；凹状アンダーカット面は、解離を安定させるために第１骨部分と第２骨部分との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗するように形成され；第１骨係合特徴は、骨ステープルの第１端部を第１骨部分に結合させるために第１骨部分に係合し第２骨係合特徴は、第２骨部分に係合して、骨ステープルの第２端部を第２骨部分に結合し；第１骨部分および第２骨部分に結合された骨ステープルは、第１骨部分と第２骨部分との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗して、分離を安定させることができる。

いくつかの実施形態では、ファスナシャフトの近位端は、ファスナヘッドを含み得る。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナが第１骨部分と第２骨部分との間の分離部に沿って移植されるとき、ファスナヘッドは、ファスナシャフトを骨ステープルに結合するために骨ステープルの中間部分に係合することができる。

いくつかの実施形態では、ファスナヘッドは、第１ロック特徴を含み得、中間部分は、第１ロック特徴と係合し、ファスナヘッドを骨ステープルにロックするように構成された第２ロック特徴を含み得る。

いくつかの実施形態において、第１骨係合特徴および第２骨係合特徴のうちの少なくとも一方は、１つ以上の粗面化された表面、１つ以上の歯、１つ以上のブレード、１つ以上のリブ、および１つ以上の脚部のうちの少なくとも１つを含み得る。

いくつかの実施形態では、第１骨係合特徴は、第１劣位方向に沿って骨ステープルの第１端部から離れる方向に突出する第１脚部を含むことがあり、第２骨係合特徴は、第２劣位方向に沿って骨ステープルの第２端部から離れる方向に突出する第２脚部を含むことがある。第１劣位方向は、第２劣位方向と実質的に平行であり得る。

いくつかの実施形態では、第１骨係合特徴は、骨ステープルの第１端部から下方に離れるように突出する第１複数の脚部を含んでよく、第２骨係合特徴は、骨ステープルの第２端部から下方に離れるように突出する第２複数の脚部を含み得る。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナは、圧縮性ファスナシャフトと、螺旋状のねじと、圧縮性ファスナシャフトを第１非圧縮状態から第２圧縮状態に移動させるように構成された圧縮システムとを含み得る。圧縮性ファスナシャフトは、近位端、遠位端、および長手方向軸を含み得る。螺旋状のねじは、長手方向軸に沿って圧縮性ファスナシャフトに配置されてよく、凹状アンダーカット面を含み得る。いくつかの実施形態では、骨分離ファスナが、第１骨部分と第２骨部分との間の分離部に沿って移植されるとき：凹状アンダーカット面は、圧縮性ファスナシャフトの近位端および遠位端のうちの一方に向けられてよく、圧縮システムは、圧縮性ファスナシャフトを第１非圧縮状態から第２圧縮状態に移動させてよく、凹状アンダーカット面は、第１骨部分を第２骨部分に向かって圧縮して、第１骨部分と第２骨部分との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗して、分離部を安定化させることができる。

いくつかの実施形態において、圧縮システムは、圧縮性ファスナシャフト内に形成された内側ボアと、内側ボアについて圧縮性ファスナシャフト内に形成された少なくとも１つのコレット特徴と、圧縮性ファスナシャフトを第１非圧縮状態から第２圧縮状態に移動させるために、圧縮性ファスナシャフトの長手方向軸に向かって少なくとも１つのコレット特徴を半径方向に移動させるように構成された圧縮部材とを含み得る。

いくつかの実施形態では、圧縮部材は、圧縮性ファスナシャフトと取り外し可能に結合可能であってもよく、圧縮部材は、圧縮性ファスナシャフトの遠位端に係合して、少なくとも１つのコレット特徴を半径方向に移動させ、圧縮性ファスナシャフトを圧縮してもよい。

いくつかの実施形態において、圧縮性ファスナシャフトの遠位端は、第１面取りされた表面を含むことができ、圧縮部材は、第２面取りされた表面を含むことができる。第２面取り表面は、第１面取り表面と係合して、少なくとも１つのコレット特徴を半径方向に移動させ、圧縮性ファスナシャフトを圧縮することができる。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つのコレット特徴は、圧縮性ファスナシャフトに形成された１つ以上のスロットを含むことができる。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナは、圧縮性ファスナシャフトの近位端に配置されたファスナヘッドも含み得る。

いくつかの実施形態では、ファスナヘッドは、第１骨部分および第２骨部分に係合し、長手方向に圧縮するように構成された凹形状を含むことができる。

いくつかの実施形態において、圧縮性ファスナシャフトの内側ボアは、内部ねじを含み得、圧縮部材は、内側ボア内に受容されるように構成された圧縮部材ヘッドおよび圧縮部材シャフトを含み得る。圧縮部材シャフトは、近位端、遠位端、および圧縮部材シャフトの遠位端について配置された外部ねじを含み得る。いくつかの実施形態では、圧縮部材シャフトが圧縮性ファスナシャフトの内側ボア内に受容されると、圧縮部材シャフトの外ねじが圧縮性ファスナシャフトの内ねじに係合し、圧縮部材ヘッドが圧縮性ファスナシャフトを半径方向に圧縮して、第１骨部分と第２骨部分との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗し、分離を安定化させることができる。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナは、第１シャフト、第１螺旋状ねじ、および骨プレートを含み得る。第１シャフトは、近位端、遠位端、および長手方向軸を含み得る。第１螺旋状ねじは、長手方向軸に沿って第１シャフトに配置され、第１凹状アンダーカット面を含むことがある。骨プレートは、第１シャフトを貫通して第１骨部分に受容するように構成された第１開口部を含む第１端部と、骨プレートの第２端部を第２骨部分に結合するように構成された骨係合特徴を含む第２端部と、骨プレートの第１端部と第２端部との間に延在する中間部とを含み得る。いくつかの実施形態では、第１シャフトが、第１骨部分と第２骨部分との間の分離を横切って移植される場合、第１シャフトは、骨プレートの第１開口部を通って、第１骨部分を貫通し、第２骨部分に貫入して、第１骨部分と第２骨部分との間の分離を安定させることができる。

いくつかの実施形態では、骨係合特徴は、１つ以上の粗面、１つ以上の歯、１つ以上のブレード、１つ以上のリブ、および１つ以上の脚のうちの少なくとも１つを含み得る。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナは、近位端、遠位端、および長手方向軸を有する第２シャフト、ならびに第２凹状アンダーカット面を有する長手方向軸に沿って第２シャフトに配置された第２螺旋状ねじを含み得る。

いくつかの実施形態では、骨プレートの第２端部は、第２シャフトを貫通して受け入れるように構成された第２開口部を含むことができる。

骨分離ファスナのいくつかの実施形態では、第２シャフトが第１骨部分と第２骨部分との間の分離部を横切って移植されるとき、第２シャフトは、骨プレートの第２開口部を貫通し、第２骨部分を貫通し、第１骨部分に貫入して、第１骨部分と第２骨部分との間の分離部を安定させることができる。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントは、近位端、遠位端、長手方向軸、および短径を有するシャフトと、シャフトの近位端と遠位端との間の長手方向軸に沿ってシャフトに配置された螺旋状のねじとを含むことができる。螺旋状のねじは、シャフトの近位端および遠位端の一方に向かって角度を付けられた凹状アンダーカット面と、長径とを含み得る。一部の実施形態では、椎体間インプラントが上椎体と下椎体との間の椎間腔内に移植される場合、短径に対する長径の比は１．５未満、また、凹状アンダーカット面は、上椎体と下椎体とに係合し、凹状アンダーカット面は、椎間腔を安定させるために上椎体と下椎体との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり得る。

いくつかの実施形態では、短径および長径の少なくとも一方は、シャフトの少なくとも一部分に沿って一定であり得る。

いくつかの実施形態では、シャフトは円筒形状を含むことができる。

いくつかの実施形態では、長径と短径の比は１．２５未満であり得る。

いくつかの実施形態では、長径と短径の比は１．１０未満である。

いくつかの実施形態では、長径と短径の比は１．０５未満であり得る。

いくつかの実施形態では、シャフトは、上椎体および下椎体に隣接してシャフトの反対側に開口し、そこに骨補強材を受け入れるように構成された、１つまたは複数の通路を含むことができる。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントは、近位端、遠位端、長手方向軸、および短径を有するテーパ状シャフト、ならびにテーパ状シャフトの近位端と遠位端との間の長手方向軸に沿ってテーパ状シャフトについて配置されたテーパ状螺旋状ねじを含むことができる。テーパヘリカルねじは、テーパシャフトの近位端および遠位端の一方に向かって角度を付けられた凹状アンダーカット面と、長径とを含み得る。いくつかの実施形態では、椎間インプラントが上椎体と下椎体との間の椎間腔内に移植される場合、凹状アンダーカット面は上椎体と下椎体とに係合し、凹状アンダーカット面は、椎間腔を安定させるために上椎体と下椎体との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり得る。

いくつかの実施形態では、短径および長径の少なくとも一方は、テーパ状シャフトの少なくとも一部に沿って変化し得る。

いくつかの実施形態では、テーパシャフトは、少なくとも部分的に円錐形状を含むことができる。

いくつかの実施形態において、短径の少なくとも一部は、テーパ状シャフトの近位端からテーパ状シャフトの遠位端に向かって減少し得る。

いくつかの実施形態では、長径の少なくとも一部は、テーパシャフトの近位端からテーパシャフトの遠位端に向かって減少することがある。

いくつかの実施形態では、テーパ状シャフトは、上椎体および下椎体に隣接してシャフトの反対側に開口し、そこに骨補強材を受容するように構成された、１つまたは複数の通路を含むことができる。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントは、１つ以上のセルフタッピング機能を含むことができる。

いくつかの実施形態では、上椎体と下椎体との間の椎間腔内に椎間インプラントを移植する方法は、以下を含むことができる：椎間インプラントのシャフトの遠位端を椎間腔に隣接させることと、シャフトに配置された螺旋状ねじの凹状アンダーカット面を上椎体および下椎体に係合させることと、椎間インプラントを第１回転方向に回転させて椎間インプラントを椎間腔内に挿入することとを含む。本方法のいくつかの実施形態では、椎間インプラントが椎間腔内に植え込まれるとき、凹状アンダーカット面は、椎間腔を安定させるために上椎体と下椎体との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり得る。

一部の実施形態では、本方法は、椎間インプラントを受容するために椎間腔を準備することも含み得る。椎間腔を準備することは、上椎体および下椎体の中間にある椎間板の少なくとも一部を除去すること、上椎体および下椎体を互いから遠ざけること、および上椎体および下椎体を互いに向かって圧縮することの少なくとも１つを含み得る。

いくつかの実施形態では、本方法は、上椎体の上椎体終板、および下椎体の下椎体終板の少なくとも一方に、少なくとも１つのタップ付き骨ねじを形成することも含み得る。

本方法のいくつかの実施形態では、椎間インプラントは第１椎間インプラントであり得る。本方法はまた、第１椎間インプラントに隣接する椎間腔内に第２椎間インプラントを移植することを含み得る。

本方法のいくつかの実施形態では、シャフトの短径および螺旋状ねじの長径の少なくとも一方は、シャフトの少なくとも一部分に沿って一定であり得る。

本方法のいくつかの実施形態では、シャフトの短径および螺旋状ねじの長径の少なくとも一方は、シャフトの少なくとも一部に沿って変化し得る。

いくつかの実施形態では、骨分離器具システムは、第１骨部分に固定するように構成された第１近位端および第１遠位端を有する第１骨ピンと、第２骨部分に固定するように構成された第２近位端および第２遠位端を有する第２骨ピンと、ガイドブロックとを含むことができる。第２骨部分は、第１骨部分に隣接して配置されてもよく、第１骨部分と第２骨部分との中間に骨分離が形成されてもよい。ガイドブロックは、第１骨ピンを貫通して受けるように構成された第１骨ピン孔と、第２骨ピンを貫通して受けるように構成された第２骨ピン孔と、第１骨ピン孔と第２骨ピン孔との中間にガイドブロックを貫通して形成された窓とを含み得る。第１骨ピンは、第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔を通って挿入されることがあり、第２骨ピンは、第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔を通って挿入されることがある。第１骨ピン孔は、第１方向に沿って第１骨ピンに第１力を与えて、第２骨部分に対して第１骨部分を圧縮または延伸することができる。第２骨ピン孔は、第２骨ピンに対して第２方向に沿って第２力を付与し、第１骨部分に対して第２骨部分を圧縮または延伸することができる。窓は、骨分離の圧縮または延伸の間、骨分離を安定させるために窓を通して配置されるインプラントのためのアクセスを提供するように構成されてもよい。

いくつかの実施形態では、ガイドブロックは、ガイドブロックの下側表面上の第１骨ピン孔について形成された第１下側導入特徴、ガイドブロックの下側表面上の第２骨ピン孔について形成された第２下側導入特徴、ガイドブロックの上側表面上の第１骨ピン孔について形成された第１上側導入特徴、およびガイドブロックの上側表面上の第２骨ピン孔について形成された第２上側導入特徴のうちの少なくとも１つを含むことができる。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン孔の第１長手方向軸は、第２骨ピン孔の第２長手方向軸と平行であり得る。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン孔と第２骨ピン孔とは、第１骨ピンが第１骨部分に固定され第１骨ピン孔を通って挿入され、第２骨ピンが第２骨部分に固定され第２骨ピン孔を通って挿入されたときに、第１骨部分と第２骨部分とを互いに向かって圧縮するために、第１距離だけ互いに離間していてもよい。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン孔および第２骨ピン孔は、第１骨ピンが第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔を通って挿入され、第２骨ピンが第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔を通って挿入されるときに、第１骨部分および第２骨部分を互いから遠ざけるために、第２距離だけ互いに離間され得る。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン孔と第２骨ピン孔は、第１骨ピンが第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔を通って挿入され、第２骨ピンが第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔を通って挿入されたときに、第１骨部分と第２骨部分を互いに対して中立位置に保持するために、第３距離だけ互いに離間していてもよい。

いくつかの実施形態では、骨分離器具システムは、挿入ガイドおよびスペードガイドも含むことができる。挿入ガイドは、窓内に少なくとも部分的に受容されるように構成されてもよく、挿入ガイドは、それを貫通して形成されたガイド孔を含み得る。スペードガイドは、スペードガイドの遠位端にあるスペード部分と、スペードガイドの近位端にあるピン部とを含むことができる。挿入ガイドは、少なくとも部分的に窓内に受容可能であってもよく、スペード部分は、第１骨部分と第２骨部分との間の骨分離部に挿入されてもよく、ピン部は、ガイド孔を通して挿入されてもよい。第１骨ピン孔は、ガイド孔に対するピン部の向きによって画定される第１軌道に沿って第１骨部分に第１骨ピンを案内するように構成されてもよく、第２骨ピン孔は、ガイド孔に対するピン部の向きによって画定される第２軌道に沿って第２骨部分に第２骨ピンを案内するように構成されてもよい。

いくつかの実施形態では、骨分離器具システムは、第１骨部分に固定するように構成された第１近位端および第１遠位端を有する第１骨ピンと、第２骨部分に固定するように構成された第２近位端および第２遠位端を有する第２骨ピンと、スペードガイドと、配置ブロックと、インプラント挿入ブロックとを含み得る。第２骨部分は、第１骨部分に隣接して配置されてもよく、第１骨部分と第２骨部分との中間に骨分離が形成されてもよい。スペードガイドは、スペードガイドの遠位端にあるスペード部分と、スペードガイドの近位端にあるピン部とを含み得る。配置ブロックは、第１骨ピンを貫通して受けるように構成された第１骨ピン孔と、第２骨ピンを貫通して受けるように構成された第２骨ピン孔と、第１骨ピン孔と第２骨ピン孔との中間の配置ブロック孔とを含むことができる。スペードガイドのスペード部分は、第１骨部分と第２骨部分との間の骨分離部に挿入されてもよく、スペードガイドのピン部は、配置ブロック孔を通して挿入されてもよい。第１骨ピン孔は、配置ブロック孔に対するピン部の向きによって画定される第１軌道に沿って第１骨ピンを第１骨部分に案内するように構成されてもよく、第２骨ピン孔は、配置ブロック孔に対するピン部の向きによって画定される第２軌道に沿って第２骨ピンを第２骨部分に案内するように構成されてもよい。インプラント挿入ブロックは、第３骨ピン孔と、第４の骨ピン孔と、第３骨ピン孔と第４の骨ピン孔との中間のインプラント挿入ブロックを貫通して形成された窓とを含むことができる。第１骨ピンは、第１骨部分に固定され、第３骨ピン孔を通して挿入されることがあり、第２骨ピンは、第２骨部分に固定され、第４の骨ピン孔を通して挿入されることがある。窓は、骨分離を安定させるために窓を通して配置されるインプラントのためのアクセスを提供するように構成されてもよい。

いくつかの実施形態では、配置ブロックは、配置ブロックの下側表面上の第１骨ピン孔について形成された第１下側導入特徴、配置ブロックの下側表面上の第２骨ピン孔について形成された第２下側導入特徴、配置ブロックの上側表面上の第１骨ピン孔について形成された第１上側導入特徴、および配置ブロックの上側表面上の第２骨ピン孔について形成された第２上側導入特徴のうちの少なくとも１つを含むことができる。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン孔の第１長手方向軸は、第２骨ピン孔の第２長手方向軸と平行であり得る。

いくつかの実施形態では、スペード部は、第１実質的に平坦な表面と、第１実質的に平坦な表面とは反対側の第２実質的に平坦な表面とを含むことができる。第１実質的に平坦な表面は、骨分離部内の第１骨部分の第１表面に係合するように構成されてもよく、第２実質的に平坦な表面は、骨分離部内の第２骨部分の第２表面に係合して、スペードガイドのピン部との骨分離部の向きを示すように構成されてもよい。

いくつかの実施形態では、インプラント挿入ブロックは、インプラント挿入ブロックの下側表面上の第１骨ピン孔について形成された第１下側導入特徴、インプラント挿入ブロックの下側表面上の第２骨ピン孔について形成された第２下側導入特徴、インプラント挿入ブロックの上側表面上の第１骨ピン孔について形成された第１上側導入特徴、およびインプラント挿入ブロックの上側表面上の第２骨ピン孔について形成された第２上側導入特徴のうちの少なくとも１つを含むことができる。

いくつかの実施形態では、第３骨ピン孔は第４の骨ピン孔と平行であり得る。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン孔と第２骨ピン孔とは、第１骨ピンが第１骨部分に固定され第１骨ピン孔を通って挿入され、第２骨ピンが第２骨部分に固定され第２骨ピン孔を通って挿入されたときに、第１骨部分と第２骨部分とを互いに向かって圧縮するために、第１距離だけ互いに離間していてもよい。

いくつかの実施形態では、第１骨部分と第２骨部分との中間の骨分離を安定化させる方法は、骨分離を圧縮または延伸することと、骨分離の圧縮または延伸の間に骨分離を安定化させるために、ガイドブロックに形成された窓を通して骨分離にインプラントを挿入することとを含み得る。骨分離を圧縮または延伸することは、第１骨ピンの近位端をガイドブロックの第１骨ピン孔に挿入して、第１方向に沿って第１骨ピンに第１力を付与し、第２骨部分に対して第１骨部分を圧縮または延伸することと、第２骨ピンの近位端をガイドブロックの第２骨ピン孔に挿入して、第２方向に沿って第２骨ピンに第２力を付与し、第１骨部分に対して第２骨部分を圧縮または延伸することとを含む場合がある。

いくつかの実施形態では、本方法は、スペードガイドのスペード部分を骨分離部に挿入すること、第１骨部分の第１表面をスペード部分の第１実質的に平坦な表面と係合させること、および第２骨部分の第２表面をスペード部分の第２実質的に平坦な表面と係合させることも含むことができる。スペードガイドのピン部は、骨分離部から離れる方向に延在して、第１骨部分および第２骨部分に対する骨分離部の向きを示すことができる。

いくつかの実施形態では、本方法はまた、スペードガイドのピン部がガイドブロックに形成された窓を通って延びる間に、第１骨ピンの遠位端をガイドブロックの第１骨ピン孔に挿入し、第１骨ピンの遠位端を第１骨部分に固定することによって、第１骨ピンを骨離開の向きに対して位置決めすることを含み得る。本方法はまた、第２骨ピンの遠位端をガイドブロックの第２骨ピン孔に挿入し、スペードガイドのピン部がガイドブロックに形成された窓を通って延びる間に、第２骨ピンの遠位端を第２骨部分に固定することによって、第２骨ピンを骨離開の方向に対して位置決めすることを含み得る。

いくつかの実施形態では、ガイドブロックは第１ガイドブロックを構成することができ、骨分離を圧縮することは、第１骨ピンの近位端を第１ガイドブロックの第１骨ピン孔に挿入して、第１方向に沿って第１骨ピンに第１力を付与し、第２骨部分に対して第１骨部分を圧縮することと、第２骨ピンの近位端を第１ガイドブロックの第２骨ピン孔に挿入して、第２方向に沿って第２骨ピンに第２力を付与し、第１骨部分に対して第２骨部分を圧縮することとを含むことができる。

いくつかの実施形態では、ガイドブロックは、第２ガイドブロックを含んでもよく、骨分離をそらすことは、第１骨ピンの近位端を第２ガイドブロックの第１骨ピン孔に挿入して、第１方向に沿って第１骨ピンに第１力を付与し、第２骨部分に対して第１骨部分をそらすことを含み得る、第２骨ピンの近位端を第２ガイドブロックの第２骨ピン孔に挿入して、第２方向に沿って第２骨ピンに第２力を付与し、第１骨部分に対して第２骨部分を圧縮する。

いくつかの実施形態では、骨分離を圧縮することは、ガイドブロックを第１位置に回転させ、第２骨ピンの近位端をガイドブロックの収束ピン孔に挿入して骨分離に圧縮力を付与することを含み、骨分離を延伸することは、ガイドブロックを第２位置に回転させ、第２骨ピンの近位端をガイドブロックの拡大骨ピン孔に挿入して骨分離に延伸力を付与することを含み得る。

本開示のこれらおよび他の特徴および利点は、以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになるか、または以下に記載する骨固定装置、システム、および方法の実施によって知ることができる。

本開示の例示的な実施形態は、添付の図面と併せて取られる以下の説明からより完全に明らかになるであろう。これらの図面は、例示的な実施形態のみを描いており、したがって、本開示の範囲を限定するものとはみなされないことを理解した上で、本開示の例示的な実施形態は、添付図面の使用を通じて、さらなる具体性および詳細性をもって説明される。

図１Ａは、本開示の一実施形態によるファスナの前方透視図である。 図１Ｂは、図１Ａのファスナの後方透視図である。 図１Ｃは、図１Ａのファスナの側面図である。 図１Ｄは、線Ａ－Ａに沿ってとられた、図１Ｃのファスナの断面側面図である。 図２は、本開示の一実施形態による、三日月形のねじからなるファスナの部分断面側面図を示す。 図３Ａは、本開示の別の実施形態によるファスナの透視側面図である。 図３Ｂは、図３Ａのファスナの断面側面図である。 図４は、骨関節に移植された図３Ａのファスナの断面側面図である。 図５Ａは、本開示の別の実施形態によるファスナアセンブリの分解斜視図を示す。 図５Ｂは、組み立て後の図５Ａのファスナアセンブリの断面側面図を示す。 図５Ｃは、組み立て後の図５Ａのファスナアセンブリの透視側面図を示す。 図６Ａは、本開示の別の実施形態によるファスナアセンブリの透視側面図である。 図６Ｂは、骨関節に取り付けられた図６Ａのファスナアセンブリの透視上面図である。 図７Ａは、本開示の別の実施形態によるファスナアセンブリの透視側面図である。 図７Ｂは、骨関節に取り付けられた図７Ａのファスナアセンブリの透視上面図である。 図８Ａは、本開示の別の実施形態によるファスナアセンブリの透視側面図である。 図８Ｂは、骨関節に取り付けられた図８Ａのファスナアセンブリの透視上面図である。 図９Ａは、本開示の一実施形態による、ディストラクション圧縮ブロックの上面図を示す。 図９Ｂは、図９Ａのディストラクション圧縮ブロックの様々な断面側面図を示す。 図１０は、１つまたは複数の挿入ガイドと結合された図９Ａのディストラクション圧縮ブロックの透視上面図を示す。 図１１Ａは、本開示の別の実施形態によるファスナアセンブリの透視側面図である。 図１１Ｂは、ロック機能を有する図１１Ａのファスナアセンブリの透視側面図である。 図１２Ａは、本開示の実施形態による、配置ブロック、ディストラクションブロック、および圧縮ブロックの透視上面図を図示す。 図１２Ｂは、図１２Ａの配置ブロック、ディストラクションブロック、および圧縮ブロックの底面図を図示する。 図１３は、ガイド工具と組み合わせた図１２Ａの圧縮ブロックの透視側面図である。 図１４は、本開示の一実施形態によるスペードガイドの側面図である。 図１５Ａは、本開示の実施形態による椎間ファスナの透視側面図を図示する。 図１５Ｂは、図１５Ａの椎間ファスナの別の透視側面図を図示する。 図１５Ｃは、図１５Ａの椎間ファスナの側面図を図示する。 図１５Ｄは、線Ｂ－Ｂに沿ってとられた、図１５Ａの椎間ファスナの断面側面図を図示する。 図１６Ａは、本開示の別の実施形態による椎間ファスナの透視側面図を図示する。 図１６Ｂは、図１６Ａの椎間ファスナの別の透視側面図を図示する。 図１６Ｃは、図１６Ａの椎間ファスナの側面図を図示する。 図１６Ｄは、線Ｃ－Ｃに沿って取った、図１６Ａの椎間ファスナの断面側面図を図示する。 図１７は、外科処置前の椎骨の透視側面図である。 図１８は、椎間板の少なくとも一部が除去され、上椎体および下椎体に１つまたは複数のタップ付き骨ネジが形成された、図１７の椎柱の透視側面図である。 図１９は、挿入前の、準備された椎間腔に隣接して配置された図１５Ａの椎間ファスナを有する図１８の椎柱を示す。 図２０は、椎間ファスナが準備された椎間腔に挿入された図１９の椎柱を示す。 図２１は、第１椎間ファスナに隣接して、準備された椎間腔に挿入された第２椎間ファスナを有する図２０の椎柱を示す。 図２２は、本開示の別の実施形態による配置ブロックの透視上面図である。 図２３は、本開示の別の実施形態による、ディストラクションブロックの透視上面図を示す。 図２４は、本開示の別の実施形態による圧縮ブロックの透視上面図である。

図面は、本開示の概念を説明するためのものであり、縮尺通りに描かれていない場合があることを理解されたい。さらに、図面は、例示的な実施形態を示すものであり、本開示の範囲に対する制限を表すものではない。

本開示の例示的な実施形態は、図面を参照することによって最もよく理解され、ここで、同様の部品は、全体を通して同様の数字によって指定される。図面に一般的に記載され図示されるような本開示の構成要素は、多種多様な異なる構成で配置され、設計され得ることが容易に理解されるであろう。したがって、図面に表されているような装置、システム、および方法の実施形態のより詳細な以下の説明は、本開示の範囲を限定することを意図するものではなく、単に本開示の例示的な実施形態を代表するものである。

本明細書において、「例示的」という語は、「例、実例、または説明として役立つ」という意味で使用される。本明細書において「例示的」として説明される実施形態は、必ずしも他の実施形態よりも好ましい又は有利であると解釈されるものではない。実施形態の様々な態様が図面に示されているが、図面は、特に示されない限り、必ずしも縮尺通りに描かれていない。

本明細書では、標準的な医学用語および記述的用語を使用する。これらの用語は一般的に人体を指すのに使用されるが、特定の用語は物理的物体全般に適用可能である。

互いに垂直な３つの基準平面からなる標準システムが採用されている。矢状面は身体を左右に分割する。冠状面は体を前部と後部に分ける。横断面は上半身と下半身に分ける。正中矢状面、正中冠状面、または正中横断面は、身体を等しい部分に分割する。矢状面と冠状面の交点は、上－下軸または頭－尾軸を定める。矢状面と横断面の交点は前後軸を定める。冠状面と横断面の交点は内側－外側軸を規定する。上－下軸または頭側－尾側軸、前－後軸、および内側－外側軸は相互に垂直である。

前方とは体の前方。後方とは、体の後ろ側を意味する。上方（ｓｕｐｅｒｉｏｒ）または頭側（ｃｅｐｈａｌａｄ）とは、ヘッドを指す。下方または尾側とは、足または尾に向かうことを意味する。内側（ｍｅｄｉａｌ）とは、身体の正中線、特に身体の両側対称面を意味する。外側とは、身体の正中線から離れる方向、または身体の両側対称の平面から離れる方向を意味する。軸方向とは、身体の中心軸に向かう方向。Ａｂａｘｉａｌとは、体の中心軸から離れることを意味する。同側とは、身体の同じ側を意味する。反対側とは、身体の反対側を意味する。近位（ｐｒｏｘｉｍａｌ）とは、体幹に向かうという意味。近位とは、使用者または操作者の方を意味する場合もある。遠位とは、体幹から離れることを意味する。遠位とは、使用者や操作者から離れることを意味する場合もある。背側とは、足の甲に向かうことを意味する。足底（ｐｌａｎｔａｒ）とは、足底に向かうことを意味する。ｖａｒｕｓ（バルサス）とは、膝から下の脚の遠位部が内側に偏位することを意味し、その結果、脚が反ったように見える。バルジス（ｖａｌｇｕｓ）とは、膝から下の脚の遠位部が外側に偏位することを意味し、その結果、膝小僧のような外見になる。

図１Ａ－１Ｄは、本開示の一実施例による、骨ねじ、骨インプラント、移植可能な骨アンカー、骨分離ファスナ、またはファスナ１００の様々な図を示す。具体的には、図１Ａは、ファスナ１００の正面透視図であり、図１Ｂは、ファスナ１００の背面透視図であり、図１Ｃは、ファスナ１００の側面図であり、図１Ｄは、図１Ｃの線Ａ－Ａに沿ってとられたファスナ１００の断面側面図である。

一般に、ファスナ１００は、近位端１０１、遠位端１０２、および長手方向軸１０３を有するシャフト１０５を含み得る。ファスナ１００はまた、シャフト１０５の近位端１０１に位置するヘッド１０４と、ヘッド１０４内／ヘッド１０４上に形成された（雄／雌構成のいずれかの）トルク接続インターフェース１０６と、シャフト１０５の遠位端１０２に形成されたセルフタッピング特徴部１０７とを含むことができる。

いくつかの実施形態では、ファスナ１００は、シャフト１０５に配置された第１螺旋状ねじ１１０と、第１螺旋状ねじ１１０に隣接してシャフト１０５に配置された第２螺旋状ねじ１２０とを含み得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ１００は、第１螺旋状ねじ１１０および第２螺旋状ねじ１２０からなる「デュアルスタート」または「デュアルリード」ねじ構成を含むことができる。

いくつかの実施形態では、シャフト１０５に対する第１螺旋状ねじ１１０および／または第２螺旋状ねじ１２０の深さは、シャフト１０５単独の短径に対する長径を規定することができる。

いくつかの実施形態では、ファスナ１００の長径および／または短径は、ファスナの全長に沿って、またはファスナの長さの大部分に沿って、一定または実質的に一定であり得る。これらの実施形態において、一定の短径は、ファスナを骨に挿入する際に、狭い／繊細な骨（例えば、ペディクル）の吹き出しを回避するのに役立ち得る。いくつかの実施形態では、まず、パイロット孔を狭い／繊細な骨に穿孔し、次に、ファスナを骨に挿入するときの吹き出しを避けるために、パイロット孔の直径と比較して同様の短径を有するファスナを選択することができる。

いくつかの実施形態では、シャフト１０５に対する第１螺旋状ねじ１１０および／または第２螺旋状ねじ１２０の深さは、シャフト１０５の長さに沿って変化して、ファスナ１００の１つまたは複数の長径を規定し得、および／またはファスナ１００に沿った１つまたは複数の領域は、１つまたは複数の連続的に可変な長径を構成し得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１０５の厚さは、ファスナ１００の１つまたは複数の短径を画定するためにシャフト１０５の長さに沿って変化してもよく、および／またはファスナ１００に沿った１つまたは複数の領域は、１つまたは複数の連続的に可変な短径を構成してもよい。

いくつかの実施形態では、第１螺旋状ねじ１１０および／または第２螺旋状ねじ１２０（または任意の追加の螺旋状ねじ）の厚さ／高さ／幅／長さ／ピッチ／角度／形状などは、シャフト１０５の長さに沿って変化してもよい。例えば、第１螺旋状ねじ１１０および／または第２螺旋状ねじ１２０の太さ／高さ／幅／長さ／ピッチ／角度／形状などは、離散的または連続的に可変のいずれかの方法で、ファスナの先端に向かって大きく、ファスナのヘッドに向かって細くなる（またはその逆）ことがある。

いくつかの実施形態では、長径および／または短径は、ファスナが骨／組織に末端まで挿入されるにつれて骨の圧縮を高めるために、ファスナの近位端またはヘッドに向かって増大することがある。

いくつかの実施形態では、第１螺旋状ねじ１１０および／または第２螺旋状ねじ１２０のピッチは、ファスナ１００の長さに沿って変化し得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ１００は、シャフト１０５について配置された複数の螺旋状ねじを含み得る。しかし、本明細書において開示または企図されるファスナのいずれもが、ファスナのシャフトについて配置された単一の螺旋状ねじを含み得ることも理解されるであろう。さらに、ファスナ１００は、異なる長さ（図示せず）を有する入れ子になった複数の螺旋状ねじを含んでいてもよい。１つの非限定的な例として、ファスナ１００は、ファスナ１００がシャフト１０５の第１部分に沿った二重のねじ切りおよびシャフト１０５の第２部分に沿った単一のねじ切りを構成するように、第２螺旋状ねじ１２０よりも長い第１螺旋状ねじ１１０を含むことができる。

いくつかの実施形態では、複数の螺旋状ねじは、「トリプルスタート」または「トリプルリード」ねじ構成からなる３つの螺旋状ねじを含むことができる（図示せず）。

いくつかの実施形態では、複数の螺旋状ねじは、「４重スタート」または「４重リード」ねじ構成（図示せず）からなる４つの螺旋状ねじを含み得る。

いくつかの実施形態では、複数の螺旋状ねじは、４つ以上の螺旋状ねじ（図示せず）を含み得る。

いくつかの実施形態において、ファスナ１００は、ファスナ１００の近位端および遠位端のうちの一方に向かって配向された、本明細書に開示される形状のいずれかを有する第１ねじ切りを含み得、第１ねじ切りは、ファスナ１００の遠位端に近接して位置し、同様に、ファスナ１００の近位端および遠位端のうちの他方に向かって配向された、本明細書に開示される形状のいずれかを有する第２ねじ切りを含み得、第２ねじ切りは、ファスナ１００のヘッド（図示せず）に近接して位置する。

いくつかの実施形態では、ファスナ１００は、ファスナ１００の近位端および遠位端の一方に近接して位置する本明細書に開示される形状のいずれかを有する複数のねじ切り（例えば、二重螺旋状ねじ切りなど）、ならびにファスナ１００の近位端および遠位端の他方に近接して位置する第２ねじ切りを有する本明細書に開示される形状のいずれかを有する単一のねじ切りを含み得る。

いくつかの実施形態において、第１螺旋状ねじ１１０は、複数の第１凹状アンダーカット面１３１および複数の第１凸状アンダーカット面１４１を含み得る。

いくつかの実施形態では、第２螺旋状ねじ１２０は、複数の第２凹状アンダーカット面１３２および複数の第２凸状アンダーカット面１４２を含み得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ１００をシャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って断面で見ると（例えば、図１Ｄを参照）、複数の第１凹状アンダーカット面１３１および複数の第２凸状アンダーカット面１４２は、シャフト１０５の近位端１０１の方を向いている（すなわち、そちらを向いている）可能性がある。

いくつかの実施形態において、複数の第１凸状アンダーカット面１４１および複数の第２凹状アンダーカット面１３２は、シャフト１０５の遠位端１０２に向かって（すなわち、そちらを向いて）配向され得る。

いくつかの実施形態において、複数の第１凹状アンダーカット面１３１、複数の第１凸状アンダーカット面１４１、複数の第２凹状アンダーカット面１３２、および複数の第２凸状アンダーカット面１４２のうちの少なくとも１つは、少なくとも１つの実質的に平坦な表面から構成され得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ１００を、シャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って断面で見ると、第１螺旋状ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２の方を向いている（すなわち、シャフト１０５の遠位端１０２の方を向いている）複数の第１中間部分１５１を有する、複数の第１屈曲形状（シャフト１０５の長手方向軸１０３に対して角度をなしている少なくとも１つの表面および／または少なくとも１つのアンダーカット面からなる）から構成され得る。これは、「標準的な」向きを有する「標準的な」ねじ切りと呼ばれることがある。

いくつかの実施形態では、ファスナ１００をシャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って断面で見ると、第２螺旋状ねじ１２０は、シャフト１０５の近位端１０１の方を向いている（すなわち、シャフト１０５の近位端１０１の方を向いている）複数の第２中間部分１５２を有する複数の第２屈曲形状（シャフト１０５の長手方向軸１０３に対して角度をなしている少なくとも１つの表面および／または少なくとも１つのアンダーカット面からなる）で構成されてもよい。これは、「逆」向きを有する「逆」ねじ切りと呼ばれることがある。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の螺旋状ねじは、ファスナのシャフトに沿って、標準的な向きと反転した向きとの間で変形／遷移する可能性がある。

いくつかの実施形態において、複数の第１凹状アンダーカット面１３１、複数の第１凸状アンダーカット面１４１、複数の第２凹状アンダーカット面１３２、および複数の第２凸状アンダーカット面１４２のうちの少なくとも１つは、少なくとも１つの曲面で構成され得る。

図１Ｄに示されるように、第１螺旋状ねじ１１０の近位指向表面および遠位指向表面（すなわち、図１Ｄのファスナ１００における第１凹状アンダーカット面１３１および第１凸状アンダーカット面１４１）は、ファスナ１００の長手方向軸１０３に垂直な任意の平面に関して、互いに対して鏡面対称性を有さないことがある。むしろ、第１凹状アンダーカット面１３１および第１凸状のアンダーカット面１４１は、互いに概ね平行であり得る。第２螺旋状ねじ１２０についても同様であり、第２凹状アンダーカット面１３２および第２凸状アンダーカット面１４２は、互いに対して鏡面対称性を有さず、互いに概ね平行であり得る。

逆に、図１Ｄにも示されるように、第１螺旋状ねじ１１０の近位に向いた表面は、第２螺旋状ねじ１２０の遠位に向いた表面に対して鏡面対称性を有することがある。具体的には、第１凹状アンダーカット面１３１は、第２凸状アンダーカット面１４２に対して、それらの間の空間を二等分し、長手方向軸１０３に対して垂直に横たわる平面１７０に関して鏡面対称性を有することがある。

同様に、第１螺旋状ねじ１１０の遠位側を向いた表面は、第２螺旋状ねじ１２０の近位側を向いた表面に対して鏡面対称性を有することがある。具体的には、第２凹状アンダーカット面１３２は、第１凸状アンダーカット面１４１に対して、それらの間の空間を二等分し、長手方向軸１０３に垂直に横たわる平面１７２に関して鏡面対称性を有することがある。

この鏡面対称性は、第１螺旋状ねじ１１０および第２螺旋状ねじ１２０の長さの大部分に沿って存在し得、長手方向軸１０３の長さに沿って第１螺旋状ねじ１１０および第２螺旋状ねじ１２０の隣接するターンの間に配置された異なる平面にわたる対称性を有する。このような鏡面対称性は、第１螺旋状ねじ１１０と第２螺旋状ねじ１２０との間の骨をより効果的に捕捉するのに役立ち、また、ファスナ１００の製造を容易にし得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ１００をシャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って断面で見ると、第１螺旋状ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２および／またはシャフト１０５の近位端１０１の方を向いている（すなわち、そちらを向いている）少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み得る。図２は、そのような実施形態の非限定的な一例として、三日月形状からなるファスナ２００の部分断面図を示す。

いくつかの実施形態（図示せず）において、ファスナ１００をシャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って断面で見たとき、第１螺旋状ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２の方を向いている（すなわち、そちらを向いている）少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み得、第２螺旋状ねじ１２０は、シャフト１０５の近位端１０１の方を向いている（すなわち、そちらを向いている）少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み得る。

いくつかの実施形態（図示せず）において、第１螺旋状ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２の方を向いている（すなわち、そちらを向いている）第１複数の部分的な三日月形状を含み得、第２螺旋状ねじ１２０は、シャフト１０５の近位端１０１の方を向いている（すなわち、そちらを向いている）第２複数の部分的な三日月形状を含み得る。

いくつかの実施形態（図示せず）では、第１複数の部分的な三日月形状および第２複数の部分的な三日月形状は、ファスナ１００のシャフト１０５に沿って交互に連続して配置されてもよい。

いくつかの実施形態では、第１螺旋状ねじ１１０は、各三日月形状が、複数の第１アンダーカット面１１１、複数の第２アンダーカット面１１２、複数の第３アンダーカット面１１３、および複数の第４の開放面１１４を含む、図１Ｄに示される螺旋状ねじと同様の図２に示される線１２３によって二分されてもよく、ただし、平坦面の代わりに曲面を有する。

いくつかの実施形態では、複数の第１アンダーカット面１１１および複数の第２アンダーカット面１１２は、凹状の曲面で構成されてもよい。しかし、複数の第１アンダーカット面１１１の一部および／または複数の第２アンダーカット面１１２の一部は、凸曲面および／または平坦面（図２には示されていない）からも構成され得ることが理解されるであろう。

いくつかの実施形態では、複数の第３アンダーカット面１１３および複数の第４の開放面１１４は、凸曲面で構成されてもよい。しかし、複数の第３アンダーカット面１１３および複数の第４の開放面１１４の一部は、凹曲面および／または平坦面（図２には示されていない）からも構成され得ることが理解されるであろう。

いくつかの実施形態では、複数の第３アンダーカット面１１３および複数の第４の開放面１１４は、アンダーカット（図２には示されていない）のない傾斜面（標準的なバットレスねじ設計で利用されるような）によって置き換えられてもよい。同様に、本明細書で開示される他のねじ設計のいずれもが、螺旋状ねじの少なくとも片側で傾斜ねじ設計またはバットレスねじ設計を利用することができる。

いくつかの実施形態では、ファスナは、標準ねじのみまたは逆ねじのみを有することができる。望まれるねじの種類は、ファスナに加えられる荷重の種類および／または大きさに依存し得る。例えば、移植される骨から離れる方向に軸方向に負荷されるねじは、有利には標準ねじを有することができ、移植される骨に向かって軸方向に負荷されるねじは、有利には逆ねじを有することができる。多軸負荷条件および／または負荷解除条件を経験する可能性のあるねじは、多軸負荷条件および負荷解除条件の間、骨固定および骨／ファスナ界面間の負荷共有を増加させ、高い骨ひずみを低減し、骨に加えられる多軸力を、耐荷重構成ではなく、負荷共有構成で分散させるために、有利には、少なくとも１つの標準ねじおよび少なくとも１つの逆ねじを含むことができる。せん断荷重および／または曲げモーメントはまた、せん断荷重、曲げモーメント、多軸荷重、オフロード条件などに最適に抵抗するために、本明細書で企図されるねじ切り、ねじ切り形態、および／またはねじ切りバリエーションの任意の選択された組み合わせで最適に抵抗され得る。

いくつかの実施形態では、異なる負荷パターンに対応するために、標準的なねじを有するファスナを、逆ねじを有するファスナとともに使用することができる。

いくつかの実施形態では、単一のファスナは、ファスナ１００のように、標準ねじと逆ねじの両方を有することができる。このようなねじの組み合わせは、ファスナ１００が未知の、および／または変化する負荷パターンで所定の位置に留まるのを助けることができる。

いくつかの実施形態では、ファスナのねじの形状（標準ねじおよび／または逆ねじ）は、特定の負荷スキームにファスナを適合させるために変化させることができる。例えば、ねじの数、ねじの開始の数、ねじのピッチ、ねじのリード、ねじの形状、ねじに関連する寸法（例えば、ねじに関連する任意の長さ（複数可）／幅（複数可）／高さ（複数可）／屈折点（複数可）など）、ねじに関連する任意の寸法（複数可）、ねじに関連する任意の長さ（複数可）／幅（複数可）／高さ（複数可）／屈折点（複数可）など、ネジ切りに関連する）、長径（複数可）、短径（複数可）、ネジ切りの表面に関連する角度／角度、ネジ切りの「利き手」（例えば、右利き対左利き）などは、取り付け、荷重パターン、所望の半径方向荷重力、引き抜き強度、用途、手順などの特定の媒体に合わせて適宜変更することができる。

いくつかの実施形態において、本明細書に記載される骨インプラント、関節置換インプラント、ファスナ、骨分離ファスナなどの任意の部分の材料（複数可）には、金属（例えば、チタン、コバルト、ステンレス鋼など）、金属合金、プラスチック、ポリマー、セラミック、ＰＥＥＫ、ＵＨＭＷＰＥ、複合材料、添加粒子、テクスチャー表面、生物製剤、生体材料、骨などが含まれ得るが、これらに限定されない。

いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるファスナまたはインプラントのいずれかは、以下のような追加の特徴を含み得る：セルフタッピング特徴、ロック特徴（例えば、ファスナのヘッド上またはその近傍に位置するねじ切りなど、ファスナの一部に形成されたロックねじ切り）、開口部（複数可）、カニュレーション（複数可）、フェネストレーション（複数可）、任意の様式のファスナヘッド（またはファスナヘッドが全くない）、任意の様式のトルク接続インターフェース（またはトルク接続インターフェースが全くない）など。

いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるファスナまたはインプラントのいずれかに形成される開口部、カニューレ、柵などは、骨内成長、骨融合などを促進するために、任意の適切な骨セメントまたは骨増大材料をそこに受容するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、タップ（図示せず）を利用して、本明細書で開示または企図される任意のねじ切り形状に従って、骨または骨補強材にねじ切りを予め形成することができる。このように、任意の適切な形状を有するタップを、本明細書に記載または企図される任意のファスナと共に利用して、所定のファスナまたは骨インプラントのねじ切り形状に一致させるか、または実質的に一致させることができる。

いくつかの実施形態では、ファスナの短径は、ファスナがパイロット孔に挿入されたときに骨の吹き出しを避けるために骨に形成されるパイロット孔の直径に一致するように、または実質的に一致するように選択され得る。

さらに、またはその代わりに、ねじの種類および／またはねじの形状を、ファスナが固定される骨の種類に基づいて変えることができる。例えば、骨粗鬆症の骨に固定されるファスナは、標準ねじまたは逆ねじ、あるいはピッチ、長径、および／または短径が増加または減少した場合、あるいはねじ表面の角度が調整された場合などに、より良好な結果が得られる可能性がある。

いくつかの実施形態では、手術キットは、本明細書に記載または企図された異なるファスナ／インプラントおよびねじオプションのいずれかを有する複数のファスナ／インプラントを含み得る。外科医は、適用される特定の荷重および／またはファスナ／インプラントが固定される骨の質に基づいて、キットから適切なファスナ／インプラントを選択することができる。

図１Ｄを続けると、いくつかの実施形態では、第１ヘリカルねじ１１０は、複数の第１アンダーカット面１１１、複数の第２アンダーカット面１１２、複数の第３アンダーカット面１１３、および複数の第４の開放面１１４を含むことができる。

いくつかの実施形態において、第２螺旋状ねじ１２０は、複数の第５のアンダーカット面１２５、複数の第６のアンダーカット面１２６、複数の第７のアンダーカット面１２７、および複数の第８の開放面１２８を含み得る。

いくつかの実施形態において、複数の第１アンダーカット面１１１、複数の第２アンダーカット面１１２、複数の第３アンダーカット面１１３、複数の第４の開放面１１４、複数の第５のアンダーカット面１２５、複数の第６のアンダーカット面１２６、複数の第７のアンダーカット面１２７、および複数の第８の開放面１２８のうちの１つまたは複数が、少なくとも１つの平坦な面または実質的に平坦な面から構成され得る。

いくつかの実施形態において、複数の第１アンダーカット面１１１、複数の第３アンダーカット面１１３、複数の第６のアンダーカット面１２６、および複数の第８の開放面１２８は、シャフト１０５の遠位端１０２に向かって角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態において、複数の第２アンダーカット面１１２、複数の第４の開放面１１４、複数の第５のアンダーカット面１２５、および複数の第７のアンダーカット面１２７は、シャフト１０５の近位端１０１に向かって角度を付けられてもよい。

いくつかの実施形態では、（図１Ｄに示されるように）シャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿ってファスナ１００を断面で見たとき、第１螺旋状ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２の方を向いている（すなわち、遠位端を向いている）少なくとも１つのシェブロン形状を含み得る。同様に、第２螺旋状ねじ１２０もまた、シャフト１０５の近位端１０１の方を向いている（すなわち、シャフト１０５の近位端１０１の方を向いている）少なくとも１つのシェブロン形状を含むことができる。

いくつかの実施形態では、（図１Ｄに示されるように）シャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿ってファスナ１００を断面で見たとき、第１螺旋状ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２の方を向いている（すなわち、その方を向いている）第１複数のシェブロン形状を含み得る。同様に、第２螺旋状ねじ１２０は、シャフト１０５の近位端１０１の方を向いている（すなわち、シャフト１０５の近位端１０１の方を向いている）第２複数のシェブロン形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、第１複数のシェブロン形状および第２複数のシェブロン形状は、ファスナ１００のシャフト１０５に沿って交互に連続して配置されてもよい（例えば、図１Ｄ参照）。

いくつかの実施形態では、複数の第１かみ合い空間１６１および複数の第２かみ合い空間１６２が、ファスナ１００のシャフト１０５に沿って第１螺旋状ねじ１１０と第２螺旋状ねじ１２０との間に形成され得る。

いくつかの実施形態において、複数の第１連動空間１６１は、第１凹状アンダーカット面１３１と第２凹状アンダーカット面１３２との中間に形成され得る。

いくつかの実施形態において、複数の第２連動空間１６２は、第１凸状アンダーカット面１４１と第２凸状アンダーカット面１４２との中間に形成され得る。

いくつかの実施形態では、複数の第１連動空間１６１は、複数の第２連動空間よりもサイズが大きくてもよい。

いくつかの実施形態では、複数の第１連動空間１６１および複数の第２連動空間１６２は、骨／他の組織内でのファスナ１００の固定を増大させ、ファスナ１００および／または骨／他の組織に加えられる可能性のある多軸力に対する付加的な抵抗を提供するために、その中に受容される骨／他の組織と連動するように形状および／または構成され得る。

いくつかの実施形態では、複数の第２アンダーカット面１１２および複数の第６のアンダーカット面１２６は、固定および多軸力に対する抵抗を増大させるために、複数の第１連動空間１６１内に骨／骨補強材料を捕捉するように、互いに対して角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態において、複数の第３アンダーカット面１１３および複数の第７のアンダーカット面１２７は、固定および多軸力に対する抵抗を増加させるために、複数の第２連動空間１６２内に骨／他の組織を捕捉するように、互いに対して角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態において、複数の第１アンダーカット面１１１および複数の第５のアンダーカット面１２５は、図１Ｄに示されるように、シャフト１０５の長手方向軸１０３に対して角度αをそれぞれ形成してもよい。

いくつかの実施形態では、角度αは９０度より大きくてもよい。

いくつかの実施形態では、複数の第２アンダーカット面１１２および複数の第６のアンダーカット面１２６はそれぞれ、シャフト１０５の長手方向軸１０３に対して角度βを形成することができる。

いくつかの実施形態では、角度βは９０度未満であり得る。

いくつかの実施形態では、複数の第３アンダーカット面１１３および複数の第７のアンダーカット面１２７はそれぞれ、シャフト１０５の長手方向軸１０３に対して角度θを形成することができる。

いくつかの実施形態では、角度θは約９０度であり得る。

いくつかの実施形態では、角度θは９０度より大きくてもよい。

本明細書に記載または企図される任意のファスナ／インプラントは、所定の骨／組織内での最適な固定を達成するために、本明細書に記載または企図される任意のねじ構成、特徴、または形態を含み得ることが理解されるであろう。さらに、本明細書に記載または企図される任意のファスナ／インプラントは、本明細書に記載または企図される任意のシステム、方法、または器具とともに（またはその中で）利用され得ることも理解されるであろう。

図３Ａ－４は、本開示の別の実施例による骨分離ファスナまたはファスナ３００の様々な図を示す。具体的には、図３Ａは、ファスナ３００の透視側面図であり、図３Ｂは、ファスナ３００の断面側面図であり、図４は、骨接合部４００に取り付けられたファスナ３００の断面側面図である。

一般に、ファスナ３００は、近位端３０１、遠位端３０２、および長手方向軸３０３を有するファスナシャフトまたはシャフト３０５、ならびにシャフト３０５の近位端３０１に配置されたヘッド３０４、および長手方向軸３０３に沿ってシャフト３０５について配置された螺旋状ねじ３１０を含み得る。

いくつかの実施形態では、シャフト３０５に対する螺旋状ねじ３１０の深さは、シャフト３０５単独の短径に対する長径を規定することができる。

いくつかの実施形態では、螺旋状ねじ３１０の長径、短径、および／またはピッチは、ファスナ３００の長さに沿って一定であるか、または実質的に一定である。

いくつかの実施形態では、ヘリカルねじ３１０は、１つ以上の凹状アンダーカット面３３１および／または１つ以上の凸状アンダーカット面３４１を含むことができる。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の凹状アンダーカット面３３１は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの一方に向かって角度を付けられてもよく、１つまたは複数の凸状のアンダーカット面３４１は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの他方に向かって角度を付けられてもよい。

いくつかの実施形態では、１つ以上の凹状アンダーカット面３３１は、シャフト３０５の近位端３０１に向かって角度を付けられ得、１つ以上の凸状のアンダーカット面３４１は、シャフト３０５の遠位端３０２に向かって角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態では、１つ以上の凹状アンダーカット面３３１および／または１つ以上の凸状アンダーカット面３４１は、互いに対して角度をなす複数の平坦面を含み得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００が第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間の分離部４０５に沿って移植されるとき、１つまたは複数の凹状アンダーカット面３３１は、図４に示されるように、分離部４０５を安定させるために第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗するように形成され得る。

本明細書で使用される場合、１つまたは複数の骨部分間の「分離」という用語は、１つまたは複数の骨部分間の骨骨折、骨隙間、骨亀裂、骨接合空間、骨アバットメントなどを含み得る。

いくつかの実施形態では、ヘリカルねじ３１０は、１つまたは複数の第１アンダーカット面３１１および１つまたは複数の第２アンダーカット面３１２を含むことができる。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の第１アンダーカット面３１１は、シャフト３０５の近位端３０１に向かって角度を付けられ得、１つまたは複数の第２アンダーカット面３１２は、シャフト３０５の遠位端３０２に向かって角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態では、ヘリカルねじ３１０は、１つまたは複数の第３アンダーカット面３１３および１つまたは複数の第４の開放面３１４も含むことができる。しかし、他の実施形態において、１つ以上の第３アンダーカット面３１３および１つ以上の第４の開放面３１４は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、任意の他の形状の表面または表面（例えば、任意のバットレスタイプのねじ形状、１つ以上の凹状アンダーカット面３３１に向かって、またはそこから離れるように角度を付けられるか、またはそれに対して９０度角度を付けられる任意の平坦な表面、１つ以上の凹状アンダーカット面に向かって、またはそれから離れるように概ね配向される任意の湾曲した表面など）に置き換えられてもよいことが理解されるであろう。しかし、ファスナ３００は、所与の骨、組織、骨セメント、骨補強材料等内での最適な固定を達成するために、任意のファスナ／インプラントに関して本明細書で説明または企図される任意のねじ構成、特徴、または形態を含み得る（または含まなくてもよい）ことも理解されるであろう。例えば、いくつかの実施形態では、螺旋状ねじ３１０は、標準ねじまたは逆ねじ、「デュアルスタート」ねじ構成、テーパ状螺旋状ねじなどから構成され得る。さらに、ファスナ３００は、本明細書に記載または企図される任意のシステム、方法、手順、または器具とともに（またはその中で）利用され得ることも理解されるであろう。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００をシャフト３０５の長手方向軸３０３と交差する平面に沿って断面で見ると、螺旋状ねじ３１０は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの１つに向かって配向された少なくとも１つのシェブロン形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００をシャフト３０５の長手方向軸３０３と交差する平面に沿って断面で見ると、螺旋状ねじ３１０は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの１つに向かって配向された複数のシェブロン形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００をシャフト３０５の長手方向軸３０３と交差する平面に沿って断面で見たとき、螺旋状ねじ３１０は、シャフト３０５の近位端３０１または遠位端３０２に向かって配向された少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００をシャフト３０５の長手方向軸３０３と交差する平面に沿って断面で見ると、螺旋状ねじ３１０は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの１つに向かって配向された複数の部分的な三日月形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００が、２つ以上の骨または骨部分（例えば、骨折、骨接合、骨アバットメントなど）の間の分離を横切って、または分離に沿って移植されるとき、１つ以上の凹状アンダーカット面３３１は、ファスナ３００の近位端３０１および遠位端３０２のうちの一方に向けられ得、１つ以上の凸状アンダーカット面３４１は、ファスナ３００の近位端３０１および遠位端３０２のうちの他方に向けられ得る。この態様において、螺旋状ねじ３１０の独特な形状および構成は、治癒プロセス中に分離に沿ってファスナ３００に適用され得る多軸力および軸外負荷シナリオによるファスナ３００の緩みを経時的に緩和または防止するのに役立ち得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の連動空間３６１が、ファスナ３００のシャフト３０５に沿って螺旋状ねじ３１０の隣接するねじ部分の間に形成され得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の連動空間３６１は、骨／他の組織内でのファスナ３００の固定を増加させ、ファスナ３００および／または骨／他の組織に加えられる可能性のある多軸力に対してさらなる抵抗を提供するために、そこに受容される骨／他の組織とインターロックする形状および／または構成とすることができる。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００をシャフト３０５の長手方向軸３０３と交差する平面に沿って断面で見たとき、螺旋状ねじ３１０は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの一方に向けられる（すなわち、指し示される）１つ以上の中間部分３５１を有する１つ以上の屈曲形状（シャフト３０５の長手方向軸３０３に対して角度をなす少なくとも１つの表面および／または少なくとも１つのアンダーカット面を含む）を含み得る。

いくつかの実施形態において、１つ以上の凹状アンダーカット面３３１、１つ以上の凸状のアンダーカット面３４１、１つ以上の第１アンダーカット面３１１、１つ以上の第２アンダーカット面３１２、１つ以上の第３アンダーカット面３１３、および／または１つ以上の第４の開放面３１４のうちの少なくとも１つは、少なくとも１つの実質的に平坦な表面から構成され得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の凹状アンダーカット面３３１、１つまたは複数の凸状のアンダーカット面３４１、１つまたは複数の第１アンダーカット面３１１、１つまたは複数の第２アンダーカット面３１２、１つまたは複数の第３アンダーカット面３１３、および／または１つまたは複数の第４の開放面３１４のうちの少なくとも１つは、少なくとも１つの曲面で構成され得る。

図４を参照すると、いくつかの実施形態では、ファスナ３００が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成された分離部４０５に沿って移植されると（例えば、骨接合部４００、骨骨折、骨アバットメントなど）内に植え込まれると、１つまたは複数の第１アンダーユニット）、１つまたは複数の第１アンダーカット面３１１は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの一方に向かって角度を付けられてもよく、１つまたは複数の第２アンダーカット面３１２は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの他方に向かって角度を付けられてもよく、第１および第２アンダーカット面は、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗して、第１骨部分と第２骨部分との間の分離部４０５を安定させるように構成されてもよい。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００（または、本明細書で開示または企図される任意の他のファスナ／インプラント）は、分離部４０５を横切って、分離部４０５に沿って、および／または２つ以上の骨部分（または他の解剖学的構造）の間の分離部４０５を画定するその空間に挿入され得る、螺旋状ねじ３１０が、分離部４０５を安定させる治癒プロセス中に２つ以上の骨部分の間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗するために、ファスナ３００の長手方向軸３０３に対して半径方向に２つ以上の骨部分（または他の解剖学的構造）に係合するようにする。

いくつかの実施形態では、１つ以上の第１アンダーカット面３１１は、シャフト３０５の遠位端３０２に向かって角度を付けられ得、１つ以上の第２アンダーカット面３１２は、シャフト３０５の近位端３０１に向かって角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００をシャフト３０５の長手方向軸３０３と交差する平面に沿って断面で見ると、螺旋状ねじ３１０は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの１つに向かって配向された少なくとも１つのシェブロン形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、螺旋状ねじ３１０は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの一方に向けて配向された複数のシェブロン形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００をシャフト３０５の長手方向軸３０３と交差する平面に沿って断面で見ると、螺旋状ねじ３１０は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの１つに向かって配向された少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、螺旋状ねじ３１０は、シャフト３０５の近位端３０１および遠位端３０２のうちの一方に向かって配向された複数の部分的な三日月形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００（または、本明細書に開示または企図される他のファスナ／インプラント）は、２つ以上の骨部分、骨片、解剖学的表面などを、一時的または無期限に、互いに対して相対的な位置に保持するために利用され得る。

例えば、複雑骨折または粉砕骨折は、複数の箇所で骨折した骨を含むことがあり、その結果、典型的には、複数の骨折線、骨片、粉砕された骨部分などが生じ、複数の小さな骨片が生じる。外科医が、複雑骨折を修復し、正しい向き／位置／形状で治癒を促進するために確定固定を施す前に、骨の断片を縮小するか、または、治癒が最終的に正しい向き／位置／形状で起こり得るように、互いに対して位置および近接した状態に戻す必要があり得る。複雑骨折／挫滅骨折を軽減するための従来の方法には、より明確な固定（例えば、骨プレート、髄内釘など）が採用されるまで、複雑骨折／挫滅骨折を軽減するための従来のクランプ、ワイヤ、ピン、Ｋワイヤ、骨ネジなどが含まれる。しかし、従来のクランプ、ワイヤ、ピン、Ｋワイヤ、骨ネジなどの使用は、複雑骨折／挫滅骨折に典型的に存在する小さく非対称な骨片（表面が乏しい）を考慮すると、典型的には、さらなる骨喪失をもたらし、骨片を通してこれらの従来の器具を挿入することは、後の／より決定的な固定の間に使用するための手つかずの骨を少なくすることになる。

対照的に、本明細書に記載または企図されるファスナ／インプラントは、骨分離部内または骨分離部に沿って、２つ以上の骨部分を互いに相対的に保持することによって骨を保存するために、骨分離部内または骨分離部に沿って利用することができ、螺旋状のねじ形状が骨部分の対向する表面を貫通し、各骨部分とかみ合うことによって、骨部分を互いに対して相対的な位置に保持することができる。このように、ファスナ／インプラントを分離、骨折、隙間などに直接配置することによって、骨部分は、体積および完全性が保持され、一時的な固定段階および／または後のより決定的な固定段階において追加的な固定を提供するために骨部分を貫通する従来の固定ファスナ／インプラントのための追加的な空間（およびこの追加的な空間へのより容易なアクセス）を依然として提供することができる。本明細書に記載または企図されたファスナ／インプラントは、その後、一時的な縮小段階が完了した後に分離から取り外すことができ、または、所望に応じて無期限にそのままにしておくことができる。このようにして、本明細書に記載または企図されるファスナ／インプラントは、従来のクランプ、ワイヤ、ピン、Ｋワイヤ、骨ネジ等と比較して、より効率的な縮小、追加の骨固定装置を可能にするためのより良好な空間利用、および／または骨部分のより良好な安定化を提供し得る。

ここで図６Ａ－７Ｂ、図１１Ａ、および図１１Ｂを参照すると、ファスナ３００は、骨ステープルまたは骨ステープルプレート６１０と組み合わされて、２つ以上の骨部分間の分離にさらなる安定性を提供し得る骨分離ファスナまたは骨分離アセンブリ６００を作製し得る。

いくつかの実施形態では、骨ステープルプレート６１０は、第１端部６２１、第２端部６２２、およびブリッジ６２０の第１端部６２１と第２端部６２２との間に延びる中間部分６２５を有するブリッジ６２０を含み得る。

いくつかの実施形態では、中間部分６２５は、ファスナ３００のシャフト３０５をその中に受け入れるように構成された開口部または開口６２６を含むことができる。

いくつかの実施形態では、開口部６２６は、骨ステープルプレート６１０をファスナ３００に結合するために、ファスナ３００のヘッド３０４に係合するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、開口部６２６および／またはヘッド３０４はそれぞれ、滑らかであるか、成形されているか、またはそうでなければ互いに係合し、開口部６２６に対するヘッド３０４の多軸固定を提供するように構成され得る部分的な球形形状から構成され得る（例えば、図１１Ａ参照）。

いくつかの実施形態では、ヘッド３０４は、第１ロック特徴３０８（例えば、１つの非限定的な例として、第１ロックねじ）を含み得、中間部分６２５または開口部６２６は、ファスナ３００のヘッド３０４を骨ステープルプレート６１０にロックするために互いに係合するように構成され得る第２ロック特徴６０８（例えば、１つの非限定的な例として、第２ロックねじ）を含み得る（例えば、図１１Ｂ参照）。しかし、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、本明細書に記載または企図されるファスナ／インプラントと共に、任意の様式のロック機能が利用され得ることも理解されるであろう。

いくつかの実施形態では、ヘッド３０４はロック機能を含み、開口部６２６は非ロック機能（例えば、非限定的な一例として、滑らかな部分的な球形状）を含むことができる。

いくつかの実施形態において、ヘッド３０４は、非ロック特徴（例えば、非限定的な一例として、滑らかな部分的な球形状）を含み、開口部６２６は、ロック特徴を含み得る。

いくつかの実施形態では、第１端部６２１は、第１骨係合特徴を含むことができ、第２端部６２２は、第２骨係合特徴を含むことができる。

いくつかの実施形態では、第１骨係合特徴および第２骨係合特徴のうちの少なくとも１つは、１つ以上の粗面、１つ以上の歯、１つ以上のブレード、および１つ以上のリブ、ならびに１つ以上の脚部のうちの少なくとも１つから構成され得る。

いくつかの実施形態では、骨ステープルプレート６１０は、第１下方向に沿ってブリッジ６２０の第１端部６２１から離れる方向に突出する第１脚部６３１と、第２下方向に沿ってブリッジ６２０の第２端部６２２から離れる方向に突出する第２脚部６３２とを含み得る。

いくつかの実施形態では、第１下方向は、第２下方向と実質的に平行であり得る。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成される分離部４０５に沿って移植されるとき、ファスナ３００のヘッド３０４は、ファスナ３００および／またはファスナ３００のシャフト３０５を骨ステープルプレート６１０と結合させるために、ブリッジ６２０の中間部分６２５と係合することができる。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成される分離部４０５に沿って移植されるとき、第１骨係合特徴は、第１骨部分４０１に係合して、骨ステープルプレート６１０の第１端部６２１を第１骨部分４０１に結合することができる。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成される分離部４０５に沿って移植されるとき、第２骨係合特徴は、第２骨部分４０２に係合して、骨ステープルプレート６１０の第２端部６２２を第２骨部分４０２に結合することができる。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成された分離部４０５に沿って移植されるとき、第１骨部分４０１および第２骨部分４０２に結合された骨ステープルプレート６１０は、分離部４０５を安定させるために、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗することができる。

いくつかの実施形態では、ファスナ３００が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成される分離部４０５に沿って移植されるとき、骨ステープルプレート６１０の第１脚部６３１は、第１骨部分４０１を貫通して、骨ステープルプレート６１０を第１骨部分４０１に結合させることができ、骨ステープルプレート６１０の第２脚部６３２は、第２骨部分４０２を貫通して、骨ステープルプレート６１０を第２骨部分４０２に結合させることができる。

いくつかの実施形態では、骨ステープルプレート６１０は、第３下方向に沿ってブリッジ６２０の第１端部６２１から離れて突出する第３脚部６３３と、第４の下方向に沿ってブリッジ６２０の第２端部６２２から離れて下方に突出する第４の脚部６３４とをさらに含み得る（例えば、図７Ａ参照）。

いくつかの実施形態において、第１劣勢方向、第２劣勢方向、第３劣勢方向、および／または第４の劣勢方向は、互いに実質的に平行であり得る。

いくつかの実施形態では、ブリッジ６２０の遠位表面は、骨の輪郭に適合するように輪郭を付け／湾曲させることができる。

いくつかの実施形態では、骨ステープルプレート６１０は、改善された回転安定性を提供することができ、ファスナ３００は、骨分離ファスナまたは骨分離アセンブリ６００の曲げ安定性を提供することができる。

いくつかの実施形態では、骨ステープルプレート６１０は、第１劣勢方向に沿ってブリッジ６２０の第１端部６２１から離れて突出する第１脚部６３１を含み得、ブリッジ６２０の第２端部６２２は、１つまたは複数の取り付け特徴部（図示せず）を含み得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の取り付け特徴は、骨ステープルプレート６１０を第２骨部分４０２に結合するために、第２骨部分４０２に係合するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の取り付け特徴は、摩擦嵌合を介してブリッジ６２０の第２端部６２２を第２骨部分４０２に固定するために、第２骨部分４０２と係合するように構成された粗面化された表面（図示せず）を備えることができる。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の取り付け機能は、ブリッジ６２０の第２端部６２２を第２骨部分４０２に固定するために第２骨部分４０２に係合するように構成されたブレード（図示せず）を含み得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の取り付け特徴は、ブリッジ６２０の第２端部６２２を第２骨部分４０２に固定するために第２骨部分４０２に係合するように構成された１つまたは複数のリブ（図示せず）を含み得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の取り付け特徴は、ブリッジ６２０の第２端部６２２を第２骨部分４０２に固定するために第２骨部分４０２に係合するように構成された１つまたは複数の歯（図示せず）を備えることができる。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の取り付け機能は、骨ステープルプレート６１０を第２骨部分４０２に結合するために第２骨部分４０２を貫通するように構成された第２脚部６３２を含み得る。

いくつかの実施形態では、第１脚部６３１は、ブリッジ６２０の第１端部６２１から下方に離れて突出する第１複数の脚部から構成されてもよく、第２脚部６３２は、ブリッジ６２０の第２端部６２２から下方に離れて突出する第２複数の脚部から構成されてもよい。

いくつかの実施形態では、第１および第２複数の脚部は、互いに実質的に平行に突出することができる。

図８Ａおよび図８Ｂを参照すると、骨分離ファスナまたは骨分離アセンブリ８００は、一般に、第１骨分離ファスナ、第２骨分離ファスナ、および骨プレートまたは骨分離プレート８１０から構成されてよい。骨分離アセンブリ８００は、２つ以上の骨部分間の分離部４０５を安定させるために、交差ファスナ設計を利用することができる。

いくつかの実施形態では、第１骨分離ファスナおよび／または第２骨分離ファスナは、本明細書で先に論じたファスナ３００と同様のファスナから構成され得る。

いくつかの実施形態では、骨分離プレート８１０は、第１骨分離ファスナの第１ヘッドに係合するように構成され得る第１開口または第１開口８３１を含む第１端部８２１と、第２骨分離ファスナの第２ヘッドに係合するように構成され得る第２開口または第２開口８３２を含む第２端部８２２と、ブリッジ８２０の第１端部８２１と第２端部８２２との間に延在し得る中間部分８２５とを有するブリッジ８２０を含み得る。

いくつかの実施形態では、第１端部８２１および／または第２端部８２２は、第１骨部分４０１および／または第２骨部分４０２と結合するように構成された少なくとも１つの骨係合特徴を含み得る。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つの骨係合特徴は、１つ以上の粗面、１つ以上の歯、１つ以上のブレード、および１つ以上のリブ、ならびに１つ以上の脚のうちの少なくとも１つを含み得る。

いくつかの実施形態では、骨分離解除アセンブリ８００が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成された分離部４０５を横切って移植されるとき、第１骨分離ファスナは、ブリッジ８２０の第１開口８３１を貫通し、第１骨部分４０１を貫通し、第２骨部分４０２に貫入することができる。同様に、第２骨分離ファスナは、第１骨部分と第２骨部分との間の分離部４０５を安定化および／または圧縮するために、ブリッジ８２０の第２開口部８３２を貫通し、第２骨部分４０２を貫通し、第１骨部分４０１に侵入することができる。

いくつかの実施形態では、骨分離プレート８１０は、骨の輪郭に適合するように輪郭／湾曲され得る。

いくつかの実施形態では、第１骨分離ファスナは、骨分離プレート８１０に対して第１角度を形成することができ、第２骨分離ファスナは、骨分離プレート８１０に対して第２角度を形成することができる。

いくつかの実施形態では、第１角度と第２角度は互いに合同であり得る。

いくつかの実施形態では、第１角度と第２角度は互いに非整合であり得る。

いくつかの実施形態では、第１角度および第２角度は、第１骨分離ファスナと第２骨分離ファスナとの間の交差点が、第１骨部分４０１、第２骨部分４０２、および分離部４０５のうちの選択された１つ内に存在し得るように選択され得る。このようにして、交差点で発生し得る１つまたは複数の応力集中は、所望に応じて、１つまたは複数の応力集中の影響を改善するために、第１骨部分４０１、第２骨部分４０２、および／または分離部４０５内に選択的に配置され得る。

図５Ａ－図５Ｃを参照すると、骨分離ファスナまたは骨分離アセンブリ５００は、ファスナ挿入部、圧縮部材、または挿入部材５５０と結合可能な分割ファスナ、圧縮性ファスナシャフト、または骨分離ファスナ５０８を含むことができ、圧縮性ファスナシャフトを第１非圧縮状態から第２圧縮状態に移動させるように構成された圧縮システムを形成する。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナ５０８は、近位端、遠位端、長手方向軸、ファスナシャフト５０５内の内側ボア５１５、およびファスナシャフト５０５が半径方向および／または長手方向に圧縮することを可能にするように構成され得る少なくとも１つのコレット特徴５２０を備える圧縮性ファスナシャフトまたはファスナシャフト５０５を含み得る。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナ５０８はまた、ファスナシャフト５０５の近位端に配置されたファスナヘッド５０４と、長手方向軸に沿ってファスナシャフト５０５について配置された螺旋状のねじ５１０とを含み得る。

いくつかの実施形態では、螺旋状ねじ５１０は、ファスナシャフト５０５の近位端および遠位端のうちの１つに向かって配向された少なくとも１つの凹状アンダーカット面を含み得る。

いくつかの実施形態では、挿入部材５５０は、ファスナシャフト５０５の内側ボア５１５内に受容されるように構成された圧縮部材シャフトまたは挿入シャフト５５５を含むことができる。

いくつかの実施形態では、挿入シャフト５５５は、近位端、遠位端、長手方向軸、および挿入シャフト５５５の近位端に配置された圧縮部材ヘッドまたは挿入ヘッド５５４を含むことができる。

いくつかの実施形態において、圧縮システムは、圧縮性ファスナシャフト内に形成された内側ボア５１５と、内側ボア５１５について圧縮性ファスナシャフト内に形成された少なくとも１つのコレット特徴５２０と、少なくとも１つのコレット特徴５２０を圧縮性ファスナシャフトの長手方向軸に向かって半径方向に移動させ、圧縮性ファスナシャフトを第１非圧縮状態から第２圧縮状態に移動させるように構成された圧縮部材とを含み得る。

いくつかの実施形態では、圧縮部材は、圧縮性ファスナシャフトと取り外し可能に結合可能であってもよく、圧縮部材は、圧縮性ファスナシャフトの遠位端に係合して、少なくとも１つのコレット特徴を半径方向に移動させ、圧縮性ファスナシャフトを圧縮してもよい。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナ５０８が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成された分離部４０５に沿って移植されるとき、圧縮システムは、圧縮性ファスナシャフトを第１非圧縮状態から第２圧縮状態に移動させることができる。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナ５０８が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成された分離部４０５に沿って移植されるとき、挿入ヘッド５５４は、ファスナシャフト５０５の遠位端に係合し、半径方向および長手方向の少なくとも一方に沿ってファスナシャフト５０５を圧縮することができる。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナ５０８が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成された分離部４０５に沿って移植されると、ファスナヘッド５０４は、第１方向に沿って分離部４０５を横切って第１骨部分および第２骨部分の外面に係合して圧縮することができる。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナ５０８が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成された分離部４０５に沿って移植されるとき、螺旋状ねじ５１０の少なくとも１つの凹状アンダーカット面は、分離部４０５を横切って、第１方向とは実質的に反対の第２方向に沿って、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗して分離部を安定させるために、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗するために、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間の少なくとも１つの内面に係合して圧縮することができる。

いくつかの実施形態では、骨分離ファスナ５０８が、第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に形成された分離部４０５に沿って移植されるとき、凹状アンダーカット面は、第１骨部分４０１を第２骨部分４０２に向かって圧縮して、分離部４０５を安定させるために第１骨部分４０１と第２骨部分４０２との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗することができる。

いくつかの実施形態では、ファスナヘッド５０４の遠位端は、凹形状または凹面５０９を含み得る。

いくつかの実施形態において、ファスナシャフト５０５の遠位端は、第１面取りされた表面５６１を含み得る。

いくつかの実施形態では、挿入ヘッド５５４の遠位端は、第２面取りされた表面５６２を含むことができる。

いくつかの実施形態では、挿入ヘッド５５４の第２面取り面５６２は、ファスナシャフト５０５の第１面取り面５６１と係合し、少なくとも１つのコレット特徴５２０を半径方向に移動させ、半径方向および／または長手方向の少なくとも一方に沿ってファスナシャフト５０５を圧縮するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、第１面取り面５６１は、凸面から構成され得る。

いくつかの実施形態では、第２面取り面は凹面を構成することができる。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのコレット特徴５２０は、ファスナシャフト５０５の長手方向軸に沿ってファスナシャフト５０５に形成された１つまたは複数のスロットから構成され得る。

いくつかの実施形態では、内径ボアは、内ねじ５７１を含むことができる。

いくつかの実施形態では、挿入シャフトは、挿入部材５５０を骨分離ファスナ５０８に結合し、半径方向および長手方向の少なくとも一方に沿ってファスナシャフト５０５を圧縮するために、内側ボア５１５の内側ねじ５７１に係合するように構成された外側ねじ５７２を含むことができる。このようにして、挿入ヘッド５５４は、図５Ｂに示すように、ファスナヘッド５０４がその凹面５０９の下の骨を少なくとも１つのアンダーカット面に向かって圧縮する一方で、ファスナヘッド５０４に向かって配向された少なくとも１つのアンダーカット面をファスナヘッド５０４に向かって骨を圧縮させるように、ファスナシャフトの遠位部分を内側に圧縮することができる。このように、骨分離アセンブリ５００は、積極的な圧縮力を利用して固定力を高め、分離部４０５を安定させる。

いくつかの実施形態では、分離部を横切る第１および第２骨部分の外面は、ファスナヘッド５０４の凹面５０９に対応する嵌合形状を含むように、適切な工具（図示せず）を用いて成形され得る。

いくつかの実施形態では、ファスナヘッド５０４の凹面５０９は、骨分離アセンブリ５００が分離部４０５に取り付けられて締め付けられると、２つの骨部分を引き寄せるように構成される場合がある。

いくつかの実施形態では、螺旋状ねじ５１０の少なくとも１つの凹状アンダーカット面は、骨分離アセンブリ５００が分離部４０５に取り付けられて締め付けられるときに、２つの骨部分を引き寄せるように構成される場合がある。

図９Ａ－１０は、本開示の一実施形態による、第１骨ピン９２１、第２骨ピン９２２、およびディストラクション圧縮ブロック９００を含み得る骨分離器具システムの様々な図を示す。ディストラクション圧縮ブロック９００は、本明細書では、ガイドブロック、配置ブロック、またはインプラント挿入ブロックとも呼ばれ得る。図９Ａおよび図９Ｂは、ディストラクション圧縮ブロック９００の上面図を示し、図９Ｂは、ディストラクション圧縮ブロック９００の様々な断面側面図を示し、図１０は、１つまたは複数の挿入ガイド９５０を有するディストラクション圧縮ブロック９００の透視上面図を示す。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン９２１は、第１骨部分（図４に示す第１骨部分４０１など）に固定するように構成された第１近位端９３１（例えば、図１３参照）および第１遠位端９４１を含んでもよく、第２骨ピン９２２は、第２骨部分（図４に示す第２骨部分４０２など）に固定するように構成された第２近位端９３２および第２遠位端９４２を含み得る。第２骨部分は、第１骨部分に隣接して配置されてもよく、第１骨部分と第２骨部分との中間に骨分離が形成されてもよい。

いくつかの実施形態では、ディストラクション－圧縮ブロック９００は、第１骨ピン９２１および第２骨ピン９２２と組み合わせてディストラクション－圧縮ブロック９００を利用することによって、外科的処置中に骨分離（骨接合、骨骨折など）の準備および融合を支援し、表面準備中に骨分離を散漫にし、次いで、骨分離を圧縮し（および／または圧縮下で骨分離を保持し）、骨分離に適切なインプラントを取り付けて骨分離を固定／融合するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、ディストラクション圧縮ブロック９００は、第１骨ピン孔または第１ピン孔９０１と、１つまたは複数の第２骨ピン孔（例えば、平行ピン孔９１１、拡大ピン孔９１２、および収束ピン孔９１３）と、第１ピン孔９０１と１つまたは複数の第２骨ピン孔との中間のディストラクション圧縮ブロック９００を貫通して形成された窓または中央開口９４０と、ロック特徴９３０とを含むことができる。

いくつかの実施形態では、平行ピン孔９１１、拡大ピン孔９１２、および収束ピン孔９１３は、外科処置の連続するステップの間で、ディストラクション圧縮ブロック９００の簡単な回転を可能にするために、円９６０に沿って配置され得る。

いくつかの実施形態では、第１ピン孔９０１および平行ピン孔９１１の長手方向軸は、一般的な向きにおいて互いに実質的に平行であり得る。

いくつかの実施形態において、拡大ピン孔９１２の長手方向軸または遠位端は、一般的な向きにおいて、第１ピン孔９０１の長手方向軸から離れるように拡大し得る。

いくつかの実施形態において、収束ピン孔９１３の長手方向軸または遠位端は、一般的な向きにおいて、第１ピン孔９０１の長手方向軸に向かって収束し得る。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン９２１は、第２骨ピン９２２よりも長くてもよい。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン９２１は、骨分離（例えば、骨折、図４に示す分離部４０５などの骨接合）の第１側の第１骨部分に挿入されてもよい。次いで、第１骨ピン９２１は、ディストラクション圧縮ブロック９００の第１ピン孔９０１に挿入されてもよい。次いで、第２骨ピン９２２は、ディストラクション圧縮ブロック９００の平行ピン孔９１１を通って、骨接合部の第２側の第２骨部分に挿入されてもよい。

いくつかの実施形態では、ディストラクション圧縮ブロック９００は、その後、第１骨ピン９２１の上までスライドさせ、短い第２骨ピン９２２から外すことができる。

いくつかの実施形態では、次いで、ディストラクション圧縮ブロック９００を「２ＤＩＳＴ」または拡大ピン孔９１２の位置まで回転させ、第２骨ピン９２２の上を再び滑らせることができる。ディストラクションピン孔９１２の遠位端は第１ピン孔から離れてディストラクションしているため、骨関節のディストラクションは、ディストラクション圧縮ブロック９００が関節に向かって第１および第２骨ピンの上を滑り落ちる際に生じる。さらに、ディストラクション圧縮ブロック９００が第１および第２骨ピンを関節に向かってさらに摺動されるほど、より多くのディストラクション圧縮が達成され得る。

いくつかの実施形態では、所望のディストラクション位置を維持するために、第１および第２骨ピン上の所定位置にディストラクション圧縮ブロック９００を保持するために、ロック機能９３０（カムまたは第１ピン孔９０１内部の摩擦表面仕上げなど）を利用することができる。

いくつかの実施形態では、関節が所望のディストラクション位置に保持されている間に、関節の両側の骨表面にアクセスし、固定／融合のために準備することができる。この骨の準備ステップが完了した後、ロック機能９３０が解放され、ディストラクションピン孔９１２から第２骨ピン９２２を解放するためにディストラクション－圧縮ブロック９００がスライドバックされてもよい。

いくつかの実施形態では、次いで、ディストラクション圧縮ブロック９００を「３ＣＯＭ」または収束ピン孔９１３の位置まで回転させ、第２骨ピン９２２をそこに挿入することができる。収束ピン孔９１３の遠位端は第１ピン孔９０１に向かって収束しているため、ディストラクション圧縮ブロック９００が関節に向かって第１および第２骨ピンを滑り落ちるときに圧縮が生じる。さらに、ディストラクション圧縮ブロック９００が第１および第２骨ピンを関節に向かってさらに摺動されるほど、より多くの圧縮が達成され得る。

いくつかの実施形態では、ロック機能９３０は、その後、所望の圧縮位置を維持するために、第１および第２骨ピン上の所定位置にディストラクション圧縮ブロック９００を保持するために利用され得る。

いくつかの実施形態では、外科処置の後続ステップ（例えば、ドリル、タッピング、インプラントの挿入などを含むが、これらに限定されない固定ステップ）が実行されている間、所望の圧縮位置が維持されることがある。

いくつかの実施形態では、ディストラクション圧縮ブロック９００はまた、１つ以上の挿入ガイド９５０を含むことができる。いくつかの実施形態では、１つ以上の挿入ガイド９５０は、それを貫通して形成された１つ以上のガイド孔９７０を含むことができる。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の挿入ガイド９５０は、図１２Ａ－１４を参照してより詳細に後述するように、第１骨ピン９２１が第１骨部分に挿入される前に、予備ガイドピンまたはスペードガイド１４００（例えば、図１４参照）の配置をガイドして適切な関節の向きを確保するために、少なくとも部分的に中央開口９４０内に受容されるか、または挿入され、および／または関節の真上に配置され得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の挿入ガイド９５０は、孔あけ、タッピング、インプラントの挿入などのためのガイドなど、外科処置における他のステップを容易にするためにも利用することができる。

骨ステープル、骨プレート、または本明細書に記載されまたは企図される任意の他の追加のインプラント構造からなるいくつかの実施形態では、１つまたは複数の挿入ガイド９５０は、関節が所望の圧縮位置またはディストラクション位置に保持されている間に、窓を通しておよび／またはディストラクション－圧縮ブロック９００の周囲にこれらの構造を配置するのに対応するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン９２１が第１骨部分に固定され、第１ピン孔９０１を通って挿入され、第２骨ピン９２２が第２骨部分に固定され、収束ピン孔９１３を通って挿入されるとき、第１ピン孔９０１は、収束ピン孔９１３に向かう第１方向に沿って第１骨ピン９２１に第１力を与えて、第１骨部分を第２骨部分に向かって圧縮することができる。同様に、収束ピン孔９１３は、第２骨部分を第１骨部分に向かって圧縮するために、第１ピン孔９０１に向かう第２方向に沿って第２骨ピン９２２に第２力を与えることができる。この態様において、窓または中央開口９４０は、骨分離が圧縮（またはディストラクション）下にある間に、骨分離内に／近接して配置されるインプラントを介して骨分離を安定化、固定、または融合させるために、中央開口９４０を通って骨分離内に／近接して配置されるインプラント（例えば、本明細書に開示または企図されるインプラントのいずれか）のためのアクセスを提供するように構成され得る。

本明細書で使用される場合、「安定化させる」または「安定化させる」という用語は、骨分離を構成する１つまたは複数の骨または骨部分の中または近傍に植え込まれる１つまたは複数のインプラント（および／またはインプラント器具）を介した骨分離の長期的または短期的な安定化を含み得る。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン９２１が第１骨部分に固定され、第１ピン孔９０１を通って挿入され、第２骨ピン９２２が第２骨部分に固定され、拡大ピン孔９１２を通って挿入されるとき、第１ピン孔９０１は、拡大ピン孔９１２から離れる第１方向に沿って第１骨ピン９２１に第１力を与えて、第１骨部分を第２骨部分から遠ざけることができる。同様に、拡大ピン孔９１２は、第２骨部分を第１骨部分から遠ざけるために、第１ピン孔９０１から離れる第２方向に沿って第２骨ピン９２２に第２力を与えることができる。このようにして、窓または中央開口９４０は、骨分離を安定させるために、骨分離がディストラクション（または圧縮）下にある間に、インプラント（例えば、本明細書に開示または企図されるインプラントのいずれか）が中央開口９４０を通って骨分離内に配置されるためのアクセスを提供するように構成され得る。

図１２Ａ－１４は、本開示の実施形態による、１つまたは複数の骨離開器具システムのための様々な構成要素を示す。具体的には、図１２Ａおよび図１２Ｂは、本開示の実施形態による、ガイドブロック、インプラント挿入ブロック、または配置ブロック１０００、ガイドブロック、インプラント挿入ブロック、またはディストラクションブロック１１００、およびガイドブロック、インプラント挿入ブロック、または圧縮ブロック１２００の透視上面図および底面図を示す。図１３は、ガイドツール１３００と組み合わせた図１２Ａの圧縮ブロック１２００の透視側面図を示し、図１４は、スペードガイド１４００の側面図を示す。

配置ブロック１０００、延伸ブロック１１００、および／または圧縮ブロック１２００は、本明細書では、ブロック、ガイドブロック、またはインプラント挿入ブロックとも呼ばれることがある。

配置ブロック１０００、ディストラクションブロック１１００、および圧縮ブロック１２００は、各ブロックを第１骨ピン９２１および第２骨ピン９２２と組み合わせて利用することにより、外科処置中に骨分離（骨接合、骨骨折など）の準備および融合を支援するように構成され得る。各ブロックを第１骨ピン９２１および第２骨ピン９２２と組み合わせて利用することにより、外科的処置中に、次のことを行うことができる：第１骨ピン９２１および第２骨ピン９２２を骨分離の両側に配置し、表面準備中に骨分離の気をそらし、次いで、骨分離を圧縮し（および／または圧縮下で骨分離を保持し）、適切なインプラント（例えば、骨分離を安定化／固定／融合させるために、骨分離に適切なインプラント（例えば、本明細書に記載または企図されているインプラントのいずれか）を設置する。

いくつかの実施形態では、配置ブロック１０００は、第１骨ピン孔１０１１、第２骨ピン孔１０１２、配置ブロック孔または配置ブロック窓１０４０、上面１０５０、下面１０６０、第１下側導入特徴１０６１、第２下側導入特徴１０６２、第１上側導入特徴１０５１、および第２上側導入特徴１０５２を含み得る。

本明細書で定義されるように、「導入特徴」という用語は、本明細書で開示または企図される任意のガイドブロックを介して形成され、骨ピン孔への１つまたは複数の骨ピンの挿入を促進または案内し得る、骨ピン孔に近接する任意の形状または構造を含み得る。例えば、導入特徴部は、任意の形状またはサイズ（例えば、円形状の面取り縁部、円錐形状の楕円形状の面取り縁部、放物線形状の面取り縁部など）を有する面取り縁部、２つ以上の半径／形状を有する骨ピン孔などを含み得るが、これらに限定されない。

いくつかの実施形態では、ディストラクションブロック１１００は、第１骨ピン孔１１１１、第２骨ピン孔１１１２、ディストラクションブロック孔またはディストラクションブロック窓１１４０、上面１１５０、下面１１６０、第１下側導入特徴部１１６１、第２下側導入特徴部１１６２、第１上側導入特徴部１１５１、および第２上側導入特徴部１１５２を含み得る。

いくつかの実施形態では、圧縮ブロック１２００は、第１骨ピン孔１２１１、第２骨ピン孔１２１２、圧縮ブロック孔または圧縮ブロック窓１２４０、上面１２５０、下面１２６０、第１下側導入特徴１２６１、第２下側導入特徴１２６２、第１上側導入特徴１２５１、および第２上側導入特徴１２５２を含み得る。

いくつかの実施形態では、図１２Ａおよび図１２Ｂに示すように、圧縮ブロック窓１２４０と、第１骨ピン孔１２１１および第２骨ピン孔１２１２のうちの１つまたは複数とを一緒に接合してもよい。しかし、本明細書で開示または企図される任意のガイドブロックの窓は、任意の形状、サイズ、構成などをとり得ることが理解されるであろう。さらに、本明細書で開示または企図される任意のガイドブロックの窓は、ガイドブロックの１つまたは複数の側壁によって完全にまたは部分的に境界付けられてもよい。

いくつかの実施形態では、配置ブロック１０００、ディストラクションブロック１１００、および圧縮ブロック１２００の各々は、図９Ａ－１０に関して本明細書で先に説明したように、ロック機能（図示せず）を含み得る（または含まなくてもよい）。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン９２１が第１骨部分に固定され、圧縮ブロック１２００の第１骨ピン孔１２１１を通って挿入され、第２骨ピン９２２が第２骨部分に固定され、圧縮ブロック１２００の第２骨ピン孔１２１２を通って挿入されると、第１骨ピン孔１２１１は、第１骨部分を第２骨部分に向かって圧縮するために、第２骨ピン孔１２１２に向かう第１方向に沿って第１骨ピン９２１に第１力を付与することができる。同様に、第２骨ピン孔１２１２は、第１骨ピン孔１２１１に向かう第２方向に沿って第２骨ピン９２２に第２力を与えて、第２骨部分を第１骨部分に向かって圧縮することができる。このようにして、圧縮ブロック窓１２４０は、骨分離を安定させるために、骨分離が圧縮下にある間に、圧縮ブロック窓１２４０を通って骨分離内に配置されるインプラント（例えば、本明細書に開示または企図されるインプラントのいずれか）のためのアクセスを提供するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン９２１が第１骨部分に固定され、ディストラクションブロック１１００の第１骨ピン孔１１１１を通って挿入され、第２骨ピン９２２が第２骨部分に固定され、ディストラクションブロック１１００の第２骨ピン孔１１１２を通って挿入されるとき、第１骨ピン孔１１１１は、第１骨部分を第２骨部分から遠ざけるために、第２骨ピン孔１１１２から離れる第１方向に沿って第１骨ピン９２１に第１力を与えてもよい。同様に、第２骨ピン孔１１１２は、第１骨ピン孔１１１１から離れる第２方向に沿って第２骨ピン９２２に第２力を与えて、第２骨部分を第１骨部分から遠ざけることができる。このようにして、ディストラクションブロック窓１１４０は、骨分離がディストラクション下にある間に、ディストラクションブロック窓１１４０を通って骨分離内に配置されるインプラント（例えば、本明細書で開示または企図されるインプラントのいずれか）のためのアクセスを提供し、骨分離を安定させるように構成され得る。

いくつかの実施形態では、圧縮ブロック１２００の第１骨ピン孔１２１１および第２骨ピン孔１２１２の長手方向軸は、一般的な向きにおいて互いに実質的に平行であり得る。しかし、圧縮ブロック１２００の第１骨ピン孔１２１１および第２骨ピン孔１２１２の長手方向軸は、互いから離れて拡大してもよく、および／または互いに向かって収束してもよいことも理解されよう。

いくつかの実施形態では、ディストラクションブロック１１００の第１骨ピン孔１１１１および第２骨ピン孔１１１２の長手方向軸は、一般的な向きにおいて互いに実質的に平行であってよい。しかし、ディストラクションブロック１１００の第１骨ピン孔１１１１および第２骨ピン孔１１１２の長手方向軸は、互いから離れて拡大してもよく、および／または互いに向かって収束してもよいことも理解されよう。

いくつかの実施形態では、配置ブロック１０００の第１骨ピン孔１０１１および第２骨ピン孔１０１２の長手方向軸は、一般的な向きにおいて互いに実質的に平行であり得る。しかし、配置ブロック１０００の第１骨ピン孔１０１１および第２骨ピン孔１０１２の長手方向軸は、互いから離れて拡大してもよく、および／または互いに向かって収束してもよいことも理解されよう。

いくつかの実施形態では、図１２Ａ－１２Ｂの各ガイドブロックに形成された骨ピン孔の各々は、直線スロット状および／または互いに平行であり得る。しかし、これらの平行な骨ピン孔は、第１骨ピン９２１と第２骨ピン９２２との間に所望の圧縮力、延伸力、および／または中立位置（例えば、全く延伸力がない）を生じさせるために、互いに選択的に間隔を空けて配置することもできる。これらの実施形態では、骨ピン孔はまた、骨ピン孔への第１および第２骨ピンの挿入を容易にするのを助けるために、骨ピン孔の周囲（本明細書で先に説明したように、ブロックの下面、ブロックの上面、またはその両方）に導入特徴部を含むことができる。

いくつかの実施形態では、圧縮ブロック１２００の第１骨ピン孔１２１１および第２骨ピン孔１２１２は、第１骨ピン９２１が第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔１２１１を通って挿入され、第２骨ピン９２２が第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔１２１２を通って挿入されたときに、第１骨部分および第２骨部分を互いに向かって圧縮するために、第１距離１２７１だけ互いに離間していてもよい。

いくつかの実施形態では、第１骨ピン９２１が第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔１１１１を通って挿入され、第２骨ピン９２２が第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔１１１２を通って挿入されたときに、第１骨部分と第２骨部分とを互いから離間させるために、延伸ブロック１１００の第１骨ピン孔１１１１と第２骨ピン孔１１１２とは、第２距離１１７２だけ互いに離間していてもよい。

いくつかの実施形態では、配置ブロック１０００の第１骨ピン孔１０１１および第２骨ピン孔１０１２は、第１骨ピン９２１が第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔１０１１を通って挿入され、第２骨ピン９２２が第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔１０１２を通って挿入されたときに、第１骨部分および第２骨部分を互いに対して中立位置に保持するために、第３距離１０７３だけ互いに離間していてもよい。

図１４は、本開示の一実施形態によるスペードガイド１４００の側面図である。スペードガイド１４００は、一般に、スペードガイド１４００の遠位端にあるスペード部分１４１０と、スペードガイド１４００の近位端にあるピン部１４２０とを含み得る。

いくつかの実施形態では、スペード部分１４１０は、骨分離（骨折、骨接合など）に挿入され得る。この態様において、スペードガイド１４００のピン部１４２０は、骨分離内に配置されたスペード部分１４１０に基づいて、骨分離／関節に対する長手方向または最適なファスナ／インプラントの軌道を一般的に示すことができる。

いくつかの実施形態では、スペード部分１４１０は、第１実質的に平坦な表面１４１１と、第１実質的に平坦な表面１４１１の反対側の第２実質的に平坦な表面１４１２とを含み得る。

いくつかの実施形態では、スペード部分１４１０の第１実質的に平坦な表面１４１１は、骨分離内の第１骨部分の第１表面（例えば、図４の第１表面４１１を参照）に係合するように構成されてもよく、スペード部分１４１０の第２実質的に平坦な表面１４１２は、骨分離内の第２骨部分の第２表面（例えば、図４の第２表面４１２を参照）に係合するように構成されてもよい、図４の第２表面４１２を参照）を係合させて、骨分離の向きに沿って骨分離から離れるように突出するスペードガイド１４００のピン部１４２０を介して骨分離の向きを示すように構成することができる。

いくつかの実施形態では、スペードガイド１４００のピン部１４２０は、配置ブロック１０００の第１骨ピン孔１０１１および第２骨ピン孔１０１２を介して第１骨ピン９２１および第２骨ピン９２２の骨部分への初期配置を案内するために、配置ブロック１０００の配置ブロック窓１０４０を通して受けられてもよい。しかし、他の実施形態では、ディストラクションブロック１１００および／または圧縮ブロック１２００の窓は、図１０に示す１つまたは複数の挿入ガイド９５０と同様の機能を有する１つまたは複数の挿入ガイド（図示せず）を受容するように構成されてもよい。この態様では、スペードガイド１４００のピン部１４２０は、配置ブロック１０００を省略して、ディストラクションブロック１１００および／または圧縮ブロック１２００と組み合わせて、骨分離に対する第１骨ピン９２１および第２骨ピン９２２の配置を方向付けるために利用されてもよい。

いくつかの実施形態では、スペード部１４１０が第１骨部分と第２骨部分との間の骨分離部に挿入されると、骨分離部から離れる方向に突出するピン部１４２０が配置ブロック窓１０４０を通して挿入され、配置ブロック１０００の下面１０６０が第１骨部分と第２骨部分とに隣接して配置される、第１骨ピン孔１０１１は、配置ブロック窓１０４０に対するピン部１４２０の向きによって画定される第１軌道に沿って、第１骨ピン９２１を第１骨部分に案内することができ、第２骨ピン孔１０１２は、配置ブロック窓１０４０に対するピン部１４２０の向きによって画定される第２軌道に沿って、第２骨ピン９２２を第２骨部分に案内することができる。しかし、他の実施形態では、スペード部１４１０が第１骨部分と第２骨部分との間の骨分離部に挿入され、骨分離部から離れる方向に突出するピン部１４２０が、中央開口９４０内に配置された１つまたは複数の挿入ガイド９５０を通して形成された１つまたは複数のガイド孔９７０を通して挿入される場合（例えば、図９Ａ－図１０参照）、第１ピン孔９０１は、１つ以上のガイド孔９７０に対するスペードガイド１４００のピン部１４２０の向きによって画定される第１軌道に沿って第１骨部分内に第１骨ピン９２１を案内することができ、平行ピン孔９１１は、１つ以上のガイド孔９７０に対するスペードガイド１４００のピン部１４２０の向きによって画定される第２軌道に沿って第２骨部分内に第２骨ピン９２２を案内することができる。

幾つかの実施形態では、配置ブロック１０００は、その後、第１及び第２骨部分に固定／固定された第１及び第２骨ピンから取り外されてもよく、スペードガイド１４００は、骨分離／関節から取り外されてもよく、ディストラクションブロック１１００は、第１骨部分４０１及び第２骨部分４０２を互いから遠ざけるために第１及び第２骨ピンの上に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、延伸ブロック１１００を第１および第２骨ピンの下を骨分離／関節に向かってさらにスライドさせればさせるほど、より多くの分断が達成され得る。

いくつかの実施形態では、骨分離／関節が所望のディストラクション位置に保持されている間に、骨分離／関節の両側の骨表面にアクセスし、固定／融合のために準備することができる（例えば、骨分離／関節の両側の骨表面を削り、ファイリングし、矯正／平坦化し、洗浄するなど）。この骨の準備ステップが完了した後、ディストラクションブロック１１００を上方にスライドさせて戻し、第１および第２骨ピンから外すことができる。

いくつかの実施形態では、圧縮ブロック１２００は、その後、第１骨部分４０１および第２骨部分４０２を互いに向かって圧縮するために、第１骨ピンおよび第２骨ピンの上に配置され得る。幾つかの実施形態では、圧縮ブロック１２００が、骨分離／関節に向かって第１および第２骨ピンの下をさらに摺動されればされるほど、より多くの圧縮が達成され得る。

いくつかの実施形態では、所望の圧縮位置を維持するために、圧縮ブロック１２００を第１および第２骨ピンの所定位置に保持するために、ロック機能（例えば、ロック機能９３０を参照）を利用することができる。

いくつかの実施形態では、外科処置の後続ステップ（例えば、ドリル、タッピング、ガイドブロックの窓からのインプラントの挿入などを含むが、これらに限定されない固定ステップ）が実行される間、所望の圧縮位置が維持され得る。例えば、図１３は、骨分離／関節に関してドリル工具、タッピング工具、および／または挿入工具等（図示せず）を案内するために、圧縮ブロック１２００の圧縮ブロック窓１２４０内に配置されたガイド工具１３００を示す。ガイドツール１３００は、本明細書に記載または企図されるインプラント／ファスナのいずれかを受容するために骨分離を準備するために利用することができる。

いくつかの実施形態では、ガイドツール１３００は、骨分離／接合部にタップ付き骨ねじを形成するために、タッピングツール（図示せず）をガイドするように構成され得る。

いくつかの実施形態では、骨分離部／関節は、完全なヘリカルねじの高さを有するタッピング工具（図示せず）を用いてタッピングされ、骨分離部／関節に完全にタッピングされた骨ねじを形成することができる。

一部の実施形態では、骨分離部／接合部は、部分的な螺旋状のねじの高さを有するタッピング工具（図示せず）を用いてタッピングされ、第１ステップにおいて部分的にタッピングされた骨ねじを形成することができ、ファスナ／インプラントは、骨分離部／接合部における螺旋状のねじの高さの残りの部分を切削することができるセルフタッピング特徴部または部分的なセルフタッピング特徴部を含むことができ、それによってファスナ／インプラントがバージンカットの骨に固定されることを可能にする。いくつかの実施形態では、ファスナ／インプラントは、骨分離／接合部における螺旋状のねじの高さ全体を切削することができるセルフタッピング機能を含むことができ、それにより、タッピング工具の必要性を省略することができる。

いくつかの実施形態では、ガイドツール１３００は、第１オフセットドリルガイド１３１０および第２オフセットドリルガイド１３２０を含み得る。第１オフセットドリルガイド１３１０は、骨ステープル（例えば、図６Ａ参照）の第１脚部を受けるために第１骨部分に第１パイロット孔を形成するようにドリル工具（図示せず）を案内するように構成されてもよく、第２オフセットドリルガイド１３２０は、骨ステープルの第２脚部を受けるために第２骨部分に第２パイロット孔を形成するようにドリル工具を案内するように構成されてもよい。さらに、ガイドツール１３００の中央ボア１３３０は、（中央ボア１３３０内に配置され得る追加のスリーブの有無にかかわらず）ドリルツールを案内して、本明細書に開示または企図される任意のファスナ／インプラント（例えば、図６Ａ、図４などに示されるファスナ３００を参照）を受容するためのパイロット孔を骨分離部に形成するために利用され得る。

図２２－図２４は、本開示の他の実施形態による、１つまたは複数の骨分離器具システムのための様々な構成要素を示す。具体的には、図２２は、本開示の実施形態による、配置ブロック２０００の透視上面図であり、図２３は、ディストラクションブロック２１００の透視上面図であり、図２４は、圧縮ブロック２２００の透視上面図である。

配置ブロック２０００、延伸ブロック２１００、および／または圧縮ブロック２２００は、本明細書ではブロック、ガイドブロック、またはインプラント挿入ブロックとも呼ばれることがある。

配置ブロック２０００、ディストラクションブロック２１００、および圧縮ブロック１２００は、各ブロックを１つまたは複数の骨ピン（例えば、第１骨ピン９２１、第２骨ピン９２２、第３骨ピン９３３など）を組み合わせて利用して、第１骨ピン９２１、第２骨ピン９２２、第３骨ピン９３３などを配置することにより、外科的処置中に１つまたは複数の骨部分の間に形成される可能性のある１つまたは複数の骨分断の準備および融合を支援するように構成され得る、を、１つまたは複数の骨分断部に近接する１つまたは複数の骨部分上に配置し、表面準備中に１つまたは複数の骨分断部の気をそらし、次いで、１つまたは複数のインプラントを介して１つまたは複数の骨分断部を安定化／固定／融合させるために、１つまたは複数の適切なインプラント（例えば、本明細書に記載または企図されるインプラントのいずれか）を１つまたは複数の骨分断部の中／周囲に設置するために、１つまたは複数の骨分断部を圧縮する（および／または、１つまたは複数の骨分断部を圧縮下に保持する）ことは、本明細書に既に記載される他の手順と同様である。

いくつかの実施形態では、配置ブロック２０００は、第１骨ピン孔２０１１、第２骨ピン孔２０１２、第３骨ピン孔２０１３、配置ブロック孔または配置ブロック窓２０４０、上面２０５０、下面（図示せず）、第１下側導入特徴（図示せず）、第２下側導入特徴（図示せず）、第３下側導入特徴（図示せず）、第１上側導入特徴２０５１、第２上側導入特徴２０５２、および第３上側導入特徴２０５３を含み得る。

いくつかの実施形態では、ディストラクションブロック２１００は、第１骨ピン孔２１１１、第２骨ピン孔２１１２、第３骨ピン孔２１１３、ディストラクションブロック孔またはディストラクションブロック窓２１４０、上面２１５０、下面（図示せず、）第１下側導入特徴部（図示せず）、第２下側導入特徴部（図示せず）、第３下側導入特徴部（図示せず）、第１上側導入特徴部２１５１、第２上側導入特徴部２１５２、および第３上側導入特徴部２１５３を含み得る。

いくつかの実施形態では、圧縮ブロック２２００は、第１骨ピン孔２２１１、第２骨ピン孔２２１２、第３骨ピン孔２２１３、圧縮ブロック孔または圧縮ブロック窓２２４０、上面２２５０、下面（図示せず、）第１下側導入特徴（図示せず）、第２下側導入特徴（図示せず）、第３下側導入特徴（図示せず）、第１上側導入特徴２２５１、第２上側導入特徴２２５２、および第３上側導入特徴２２５３を含み得る。

しかし、他の実施形態では、配置ブロック２０００、延伸ブロック２１００、および／または圧縮ブロック２２００は、本明細書に記載される他の外科的処置と同様に、１つまたは複数の骨部分間に形成された１つまたは複数の骨分離の準備および融合／安定化を補助するために３つ以上の骨ピンを受容するために、３つ以上の骨ピン孔（例えば、４つの骨ピン孔、５つの骨ピン孔など）を含むようにさらに変更され得ることも理解されるであろう。

いくつかの実施形態では、圧縮ブロック窓２２４０と、第１骨ピン孔２２１１、第２骨ピン孔２２１２、および第３骨ピン孔２２１３のうちの１つまたは複数とは、図２４に示すように、一緒に接合されてもよい。しかし、本明細書で開示または企図される任意のガイドブロックの窓は、任意の形状、サイズ、構成などをとり得ることも理解されよう。さらに、本明細書で開示または企図される任意のガイドブロックの窓は、ガイドブロックの１つまたは複数の側壁によって完全にまたは部分的に境界付けられてもよい。

いくつかの実施形態では、配置ブロック２０００、延伸ブロック２１００、および圧縮ブロック２２００の各々は、図９Ａ－図１０に関して本明細書で先に説明したように、ロック機能（図示せず）を含み得る（または含まなくてもよい）。さらに、配置ブロック２０００、ディストラクションブロック２１００、および／または圧縮ブロック２２００は、本明細書で開示または企図される任意のガイドブロックの任意の他の特徴（または機能性）を含み得る（または含まなくてもよい）ことも理解されるであろう。

図１５Ａ－図１５Ｄは、本開示の一実施形態によるファスナ、インプラント、椎間ファスナ／インプラント、または骨インプラント１５００の様々な図を示す。具体的には、図１５Ａは、骨インプラント１５００の透視図であり、図１５Ｂは、骨インプラント１５００の別の透視図であり、図１５Ｃは、骨インプラント１５００の側面図であり、図１５Ｄは、図１５Ｃの線Ｂ－Ｂに沿ってとられた骨インプラント１５００の断面側面図である。

骨インプラント１５００は、一般に、近位端１５０１、遠位端１５０２、長手方向軸１５０３、シャフト１５０５の周りに配置された少なくとも１つの螺旋状ねじ１５１０、およびシャフト１５０５の近位端１５０１の中／上に形成されたトルク接続インターフェース１５０６を有するシャフト１５０５を含むことができる。

いくつかの実施形態において、シャフト１５０５の遠位端１５０２は、尖ったまたは鋭利な先端から構成され得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１５０５は、ピンまたはＫワイヤ（図示せず）を貫通して受け入れるように構成された中央の長手方向通路またはカニューレを含むことができる。

いくつかの実施形態では、シャフト１５０５は、骨セメント、骨移植片材料、骨補強材料などをその中に受け入れるように構成された１つまたは複数の柵、孔、格子状構造、通路１５０８などを含むことができる。通路１５０８は、骨がシャフト１５０５を通ってシャフト１５０５の軸線に対して横方向に、骨インプラント１５００のいずれかの側の骨間で成長できるように、骨インプラント１５００のいずれかの側に開口していてもよい。

いくつかの実施形態では、骨インプラント１５００は、ペディクルスクリュー、ロッド、スパイク、フック、スペーサーなどの追加の脊椎固定装置（図示せず）と結合して、１つ以上の脊椎固定システムを形成するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１５０５および／または少なくとも１つのヘリカルねじ１５１０は、１つまたは複数の切削フルートまたはセルフタッピング特徴１５０７を含むことができる。

いくつかの実施形態では、シャフト１５０５は、シャフト１５０５の形状によって概ね規定される短径１５２１と、シャフト１５０５に配置された少なくとも１つの螺旋状ねじ１５１０の形状によって概ね規定される長径１５８１とを有することができる。

いくつかの実施形態では、短径１５２１および長径１５８１の少なくとも一方は、シャフト１５０５の少なくとも一部に沿って一定であり得る。

いくつかの実施形態では、短径１５２１および長径１５８１の少なくとも一方は、シャフト１５０５の少なくとも一部に沿って変化し得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１５０５の形状によって規定される短径１５２１は、シャフト１５０５の近位端１５０１からシャフト１５０５の遠位端１５０２に向かって概ね一定であり得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１５０５の形状によって画定される短径１５２１は、円筒形状で構成され得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１５０５の少なくとも一部は、円筒形状、円錐形状、矩形形状、直線状側面、角度付き側面、円錐状側面など、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも１つから構成され得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１５０５に配置された少なくとも１つの螺旋状ねじ１５１０の形状によって画定される長径１５８１は、円筒形状を構成し得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１５０５に配置された少なくとも１つの螺旋状ねじ１５１０の形状によって画定される長径１５８１は、シャフト１５０５の近位端１５０１からシャフト１５０５の遠位端１５０２に向かって概して減少し得る。

いくつかの実施形態では、短径１５２１に対する長径１５８１の比は、１．５０未満であり得る。

いくつかの実施形態では、短径１５２１に対する長径１５８１の比は、１．２５未満であり得る。

いくつかの実施形態では、短径１５２１に対する長径１５８１の比は、１．１０未満であり得る。

いくつかの実施形態では、短径１５２１に対する長径１５８１の比は、１．０５未満であり得る。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのヘリカルねじ１５１０は、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１５３１を含むことができる。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１５３１は、シャフト１５０５の近位端１５０１および遠位端１５０２のうちの１つに向かって角度を付けられ得る。

しかし、骨インプラント１５００は、所与の骨／組織内での最適な固定を達成するために、任意のファスナ／インプラントに関して本明細書に記載または企図される任意のねじ構成、特徴、または形態を含み得ることも理解されるであろう。例えば、いくつかの実施形態では、少なくとも１つの螺旋状ねじ１５１０は、標準または逆ねじ、「デュアルスタート」ねじ構成、三日月形状などを含み得る。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントまたは骨インプラント１５００が、上椎体と下椎体との間の椎間腔内に移植される場合、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１５３１は、上椎体と下椎体とに係合してもよく、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１５３１は、椎間腔を安定させるために上椎体と下椎体との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり得る。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントまたは骨インプラント１５００が、骨盤の仙骨と腸骨との間の仙腸関節内に移植される場合、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１５３１は、仙骨と腸骨とに係合し、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１５３１は、仙腸関節を安定させるために仙骨と腸骨との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり得る。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントまたは骨インプラント１５００は、後方向から椎間腔および／または仙腸関節内に移植され得る。しかし、本明細書に記載または企図されるインプラントのいずれもが、前方向、後方向、外側方向、内側方向、下側方向、上側方向など、および／またはそれらの方向の任意の組み合わせ（例えば、後外側方向など）から、任意の関節または骨内に移植され得ることが理解されるであろう。

図１６Ａ－図１６Ｄは、本開示の別の実施形態によるファスナ、インプラント、椎間ファスナ／インプラント、または骨インプラント１６００の様々な図である。具体的には、図１６Ａは、骨インプラント１６００の透視図であり、図１６Ｂは、骨インプラント１６００の別の透視図であり、図１６Ｃは、骨インプラント１６００の側面図であり、図１６Ｄは、図１６Ｃの線Ｃ－Ｃに沿ってとられた骨インプラント１６００の断面側面図である。

骨インプラント１６００は、一般に、近位端１６０１、遠位端１６０２、長手方向軸１６０３、テーパ状シャフト１６０５の周りに配置された少なくとも１つのテーパ状螺旋状ねじ１６１０、およびテーパ状シャフト１６０５の近位端１６０１の中／上に形成されたトルク接続インターフェース１６０６を有するテーパ状シャフト１６０５を含むことができる。

いくつかの実施形態において、先細シャフト１６０５の遠位端１６０２は、尖ったまたは鋭利な先端を構成し得る。

いくつかの実施形態では、テーパ状シャフト１６０５は、ピンまたはＫワイヤ（図示せず）を貫通して受け入れるように構成された中央長手方向通路またはカニューレを含むことができる。

いくつかの実施形態では、テーパ状シャフト１６０５は、骨セメント、骨移植片材料、骨補強材料などをその中に受容するように構成された１つまたは複数の柵、孔、格子状構造、通路１６０８などを含み得る。

いくつかの実施形態では、骨インプラント１６００は、ペディクルスクリュー、ロッド、スパイク、フック、スペーサーなどの追加の脊椎固定装置（図示せず）と結合して、１つまたは複数の脊椎固定システムを形成するように構成され得る。

いくつかの実施形態において、テーパシャフト１６０５および／または少なくとも１つのテーパヘリカルねじ１６１０は、１つまたは複数の切削フルートまたはセルフタッピング特徴１６０７を含むことができる。

いくつかの実施形態において、テーパシャフト１６０５は、テーパシャフト１６０５の形状によって概して規定される連続的に可変の短径または短径１６２１と、テーパシャフト１６０５について配置された少なくとも１つのテーパヘリカルねじ１６１０の形状によって概して規定される連続的に可変の長径または長径１６８１とを有することができる。

いくつかの実施形態において、短径１６２１および長径１６８１の少なくとも一方は、テーパシャフト１６０５の少なくとも一部に沿って変化し得る。

いくつかの実施形態では、短径１６２１および長径１６８１の少なくとも一方は、テーパシャフト１６０５の少なくとも一部分に沿って一定であり得る。

いくつかの実施形態では、テーパシャフト１６０５の形状によって画定される短径１６２１は、一般に、テーパシャフト１６０５の近位端１６０１からテーパシャフト１６０５の遠位端１６０２に向かって減少し得る。

いくつかの実施形態では、テーパシャフト１６０５の形状によって画定される短径１６２１は、少なくとも部分的に円錐形状を構成し得る。

いくつかの実施形態では、テーパシャフト１６０５の少なくとも一部は、円錐形状、円筒形状、矩形形状、直線状側面、角度のある側面、円錐状側面など、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも１つから構成され得る。

いくつかの実施形態において、テーパシャフト１６０５に配置された少なくとも１つのテーパヘリカルねじ１６１０の形状によって画定される長径１６８１は、少なくとも部分的に円錐形状を構成し得る。

いくつかの実施形態において、テーパ状シャフト１６０５について配置された少なくとも１つのテーパ状螺旋状ねじ１６１０の形状によって規定される長径１６８１は、一般に、テーパ状シャフト１６０５の近位端１６０１からテーパ状シャフト１６０５の遠位端１６０２に向かって減少し得る。

いくつかの実施形態では、短径１６２１に対する長径１６８１の比は、１．５０未満であり得る。

いくつかの実施形態において、短径１６２１に対する長径１６８１の比は、１．２５未満であり得る。

いくつかの実施形態では、短径１６２１に対する長径１６８１の比は、１．１０未満であり得る。

いくつかの実施形態において、短径１６２１に対する長径１６８１の比は、１．０５未満であり得る。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのテーパヘリカルねじ１６１０は、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１６３１を含み得る。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１６３１は、テーパ状シャフト１６０５の近位端１６０１および遠位端１６０２のうちの１つに向かって角度を付けられ得る。

しかし、骨インプラント１６００は、所与の骨／組織内での最適な固定を達成するために、任意のファスナ／インプラントに関して本明細書に記載または企図される任意のねじ構成、特徴、または形態を含み得ることも理解されるであろう。例えば、いくつかの実施形態では、少なくとも１つのテーパ状螺旋状ねじ１６１０は、標準ねじまたは逆ねじ、「デュアルスタート」ねじ構成、三日月形状などを含み得る。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントまたは骨インプラント１６００が、上椎体と下椎体との間の椎間腔内に移植される場合、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１６３１は、上椎体と下椎体とに係合してもよく、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１６３１は、椎間腔を安定させるために上椎体と下椎体との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり得る。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントまたは骨インプラント１６００が、骨盤の仙骨と腸骨との間の仙腸関節内に移植される場合、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１６３１は、仙骨と腸骨とに係合し、少なくとも１つの凹状アンダーカット面１６３１は、仙腸関節を安定させるために仙骨と腸骨との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり得る。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントまたは骨インプラント１６００は、後方向から椎間腔および／または仙腸関節内に移植することができる。しかし、本明細書に記載または企図されるインプラントのいずれもが、前方向、後方向、横方向、内側方向、下方向、上方向など、および／またはそれらの方向の任意の組み合わせ（例えば、後横方向など）から、任意の関節または骨内に移植され得ることが理解されるであろう。

図１７－２１は、上椎体１７１０と下椎体１７２０との間の椎間腔１７３０内に椎間インプラントを移植するための手順を示す。具体的には、図１７は、処置前の椎柱１７００を示し、図１８は、椎間板１７４０の少なくとも一部が除去され、上椎体１７１０および下椎体１７２０の少なくとも一方に少なくとも１つのタップ付き骨ネジ１７５０が形成された図１７の椎柱１７００を示す。図１９は、挿入前の、準備された椎間腔１７３０に隣接して配置された図１５Ａの椎間ファスナまたは骨インプラント１５００を有する図１８の椎柱１７００を示す。図２０は、準備された椎間腔１７３０に挿入された骨インプラント１５００を有する図１９の椎柱１７００を図示し；そして図２１は、第１椎間ファスナまたは骨インプラント１５００に隣接して、準備された椎間腔１７３０に挿入された第２椎間ファスナまたは骨インプラント１５００を有する図２０の椎柱１７００を図示する。

いくつかの実施形態では、椎間インプラント（例えば、上椎体１７１０と下椎体１７２０との間の椎間腔１７３０内に椎間インプラント（例えば、図１５Ａの骨インプラント１５００、または１６Ａの骨インプラント１６００など）を移植するための外科的手順または方法は、以下を含み得る：椎間インプラントのシャフトの遠位端を椎間腔１７３０に隣接して配置することと、椎間インプラントのシャフトに配置された螺旋状ねじの凹状アンダーカット面を上椎体１７１０および下椎体１７２０に係合させることと、椎間インプラントを第１回転方向（例えば、図１５に示すように、上椎体１７１０と下椎体１７２０との間の椎間腔１７３０）に回転させることと、を含むことができる。椎間インプラントを椎間腔１７３０内に挿入するために、椎間インプラントを第１回転方向（例えば、時計回りまたは反時計回り）に回転させること。

本方法のいくつかの実施形態では、椎間インプラントが椎間腔１７３０内に植え込まれるとき、凹状アンダーカット面は、椎間腔１７３０を安定させるために上椎体１７１０と下椎体１７２０との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり得る。

いくつかの実施形態では、本方法は、椎間インプラントを受容するために椎間腔１７３０を準備することも含み得る。椎間腔１７３０を準備することは、上椎体１７１０および下椎体１７２０の中間の椎間板１７４０の少なくとも一部を除去すること、上椎体１７１０および下椎体１７２０を互いから遠ざけること、上椎体１７１０および下椎体１７２０を互いに向かって圧縮すること、穿孔、リーミング、ブローチ加工などのうちの少なくとも１つを含み得る、上椎体１７１０および／または下椎体１７２０に孔あけ、リーマ加工、ブローチ加工などを施す。

いくつかの実施形態では、本方法は、上椎体１７１０の上椎体終板および下椎体１７２０の下椎体終板の少なくとも一方に、少なくとも１つのタップ付き骨ネジ１７５０を形成またはプレタッピングすることも含み得る。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントはセルフタッピング機能を含むことができ、本方法は、上椎体１７１０の上椎体終板および下椎体１７２０の下椎体終板の少なくとも一方に、少なくとも１つのタップ付き骨ネジ１７５０を形成するステップまたはプレタッピングするステップを省略してもしなくてもよい。

本方法のいくつかの実施形態では、椎間板腔および終板を準備するため、および／またはディストラクション、圧縮、インプラント挿入などの間、椎体を固定位置に保持するために、追加の器具（図示せず）が利用され得る。

本方法のいくつかの実施形態では、椎間インプラントは第１椎間インプラントであってもよく、本方法はまた、第１椎間インプラントに隣接する椎間腔１７３０内に第２椎間インプラントを移植することを含み得る。

この方法のいくつかの実施形態では、シャフトの短径および椎間インプラントの螺旋状ねじの長径の少なくとも一方は、シャフトの少なくとも一部に沿って一定であり得る。

本方法のいくつかの実施形態では、シャフトの短径および椎間インプラントの螺旋状ねじの長径の少なくとも一方は、シャフトの少なくとも一部に沿って変化し得る。

しかし、椎間インプラントは、あらゆるファスナ／インプラントに関して本明細書に記載または企図されているあらゆる形状、ねじ構成、特徴、形態などを含み得る（または含み得る）ことが理解されよう。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントは、所定の椎間腔１７３０内に適合するように、任意のサイズ、長さ、直径、形状などを含むことができる。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントは、患者に所望の脊椎湾曲を提供するために、任意の角度（例えば、円錐形状など）を含むことができる。

いくつかの実施形態では、椎間インプラントは、後方向、前方向、横方向、またはそれらの任意の組み合わせから椎間腔１７３０に挿入することができる。

本明細書に開示される手順／方法はいずれも、記載される方法を実行するための１つ以上のステップまたはアクションから構成される。方法のステップおよび／または動作は、互いに入れ替えてもよい。言い換えれば、ステップまたは動作の特定の順序が実施形態の適切な動作のために必要とされない限り、特定のステップおよび／または動作の順序および／または使用は変更されてもよい。

本明細書に記載されるファスナはいずれも、ファスナが存在する骨／組織からファスナのねじを緩めて取り外すだけで、再手術中に取り外しおよび交換できるように構成され得る。さらに、本明細書に記載されるファスナは、有利なことに、骨を保存するために除去プロセス中に骨を相当量除去することなく骨から除去され得る。このように、ファスナは、ファスナと骨との間に即時かつ取り外し可能な接続を提供するために、骨にセメントで固着されないか、または骨の生着を介して一体化されない一方で、骨と機械的に一体化され得る。したがって、本明細書に記載のファスナを利用した再手術は、骨への外傷を少なくし、患者の転帰を改善することができる。

本明細書全体を通して「実施形態」または「実施形態」に言及することは、その実施形態に関連して記載される特定の特徴、構造、または特性が、少なくとも１つの実施形態に含まれることを意味する。従って、本明細書を通じて援用される引用句またはその変形は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指すわけではない。

同様に、上記の実施形態の説明において、本開示を合理化する目的で、様々な特徴が単一の実施形態、図、またはその説明においてグループ化されることがあることを理解されたい。しかし、この開示方法は、どのような実施形態であっても、その実施形態において明示的に記載されている特徴よりも多くの特徴を必要とするという意図を反映していると解釈されるべきものではない。むしろ、発明的側面は、単一の前述の開示された実施形態のすべての特徴よりも少ない特徴の組み合わせにある。

特徴または要素に関して「第１の」という用語が記載されていても、必ずしも第２のまたは追加のそのような特徴または要素の存在を示唆するものではない。ｍｅａｎ－ｐｌｕｓ－ｆｕｎｃｔｉｏｎ形式で記載された要素は、３５Ｕ．Ｓ．Ｃ．§１１２（ｆ）に従って解釈されることが意図されている。本明細書に記載された基本原理から逸脱することなく、上述の実施形態の細部に変更を加えることができることは、当業者には明らかであろう。

「接続されている」、「結合されている」、「係合している」、および「通信している」という表現は、機械的、電気的、磁気的、電磁気的、流体的、および熱的相互作用を含む、２つ以上の実体間のあらゆる形態の相互作用を指す。つの構成要素が互いに直接接触していなくても、機能的に結合している場合がある。結合」という用語は、一体形成を介して互いに結合される構成要素、ならびに互いに取り外し可能および／または取り外し不能に結合される構成要素を含むことができる。略接する」という用語は、物品が必ずしも一緒に取り付けられていなくてもよいが、互いに直接物理的に接触していてもよい物品を指す。流体連通」という語句は、１つの特徴内の流体が別の特徴内に通過することができるように連結された２つ以上の特徴を指す。さらに、本明細書で定義されるように、「実質的に」という用語は、目標値、測定値、または所望の特性の±２０％以内を意味する。

本開示の具体的な実施形態および用途を図示および説明したが、本開示の範囲は、本明細書に開示された正確な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。当業者には明らかであろう様々な修正、変更、および変形が、本明細書に開示される装置、システム、器具、および方法の配置、動作、および詳細においてなされ得る。

Claims (60)

1. 骨分離ファスナであって、
   ファスナシャフトであって、
   近位端と、
   遠位端と、
   長手方向軸と、を備えた、ファスナシャフトと、
   長手方向軸に沿ってファスナシャフトの周囲に配置され、凹状アンダーカット面を備える螺旋状ねじと、
   骨ステープルであって、
   第１骨係合特徴を備える第１端と、
   第２骨係合特徴を備える第２端と、
   前記第１端と前記第２端との間に延び、前記ファスナシャフトを受け入れるように構成された開口部を備える中間部分と、を備える骨ステープルと、を備え、
   前記骨分離ファスナが第１骨部分と第２骨部分との間の分離部に沿って移植されるとき、
   前記凹状アンダーカット面は、前記ファスナシャフトの近位端および遠位端の一方に向かって配向され、
   前記凹状アンダーカット面は、前記第１骨部分と前記第２骨部分との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗して分離部を安定させる形状であり、
   前記第１骨係合特徴は、前記第１骨部分に係合して、骨ステープルの第１端を第１骨部分に結合し、
   前記第２骨係合特徴は、前記第２骨部分に係合して、前記骨ステープルの第２端を第２骨部分に結合し、
   第１骨部分および第２骨部分に結合された前記骨ステープルは、第１骨部分と第２骨部分との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗して、分離部を安定させる、骨分離ファスナ。
2. 前記ファスナシャフトの近位端がファスナヘッドを備える、請求項１に記載の骨分離ファスナ。
3. 前記骨分離ファスナが、前記第１骨部分と前記第２骨部分との間の分離部に沿って移植されるとき、前記ファスナヘッドが、前記骨ステープルの中間部分と係合して、前記ファスナシャフトを前記骨ステープルに結合する、請求項２に記載の骨分離ファスナ。
4. 前記ファスナヘッドは第１ロック特徴を備え、
   前記中間部分は、第１ロック特徴と係合し、前記ファスナヘッドを前記骨ステープルにロックするように構成された第２ロック特徴を備える、請求項３に記載の骨分離ファスナ。
5. 前記第１骨係合特徴および前記第２骨係合特徴のうちの少なくとも１つが、
   １つ以上の粗面、
   １つ以上の歯、
   １つ以上のブレード、
   １つ以上のリブ、
   １つ以上の脚、
   のうちの少なくとも１つを備える、請求項１に記載の骨分離ファスナ。
6. 前記第１骨係合特徴は、骨ステープルの第１端から第１下方向に沿って突出する第１脚部を備え、
   前記第２骨係合特徴は、骨ステープルの第２端から第２下方向に沿って突出する第２脚部を備え、第１下方向は第２下方向と実質的に平行である、請求項５に記載の骨分離ファスナ。
7. 第１骨係合特徴は、骨ステープルの第１端から下方に突出する複数の第１脚部を備え、
   第２骨係合特徴は、骨ステープルの第２端から下方に突出する複数の第２脚部を備える、請求項５に記載の骨分離ファスナ。
8. 骨分離ファスナであって、
   圧縮性ファスナシャフトであって、
   近位端と、
   遠位端と、
   長手方向軸と、を備える圧縮性ファスナシャフトと、
   前記圧縮性ファスナシャフトの周囲に長手方向軸に沿って配置された螺旋ねじであって、凹状アンダーカット面を備える螺旋ねじと、
   前記圧縮性ファスナシャフトを第１非圧縮状態から第２圧縮状態に移動させるように構成される圧縮システムと、を備え、
   前記骨分離ファスナが第１骨部分と第２骨部分との間の分離部に沿って移植されるとき、
   前記凹状アンダーカット面は、前記圧縮性ファスナシャフトの近位端および遠位端のうちの一方に向けて配向され、
   前記圧縮システムは、前記圧縮性ファスナシャフトを第１非圧縮状態から第２圧縮状態に移動させ、
   前記凹状アンダーカット面は、第１骨部分を第２骨部分に向かって圧縮し、第１骨部分と第２骨部分との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗して、分離部を安定させる、骨分離ファスナ。
9. 前記圧縮システムは、
   前記圧縮性ファスナシャフト内に形成された内孔と、
   圧縮性ファスナシャフトに前記内孔の周りに形成された少なくとも１つのコレット特徴と、
   前記少なくとも１つのコレット特徴を前記圧縮性ファスナシャフトの長手方向軸に向かって半径方向に移動させ、前記圧縮性ファスナシャフトを第１非圧縮状態から第２圧縮状態に移動させるように構成された圧縮部材と、
   を備える、請求項８に記載の骨分離ファスナ。
10. 前記圧縮部材は、前記圧縮性ファスナシャフトに取り外し可能に結合可能であり、
    前記圧縮部材は、前記圧縮性ファスナシャフトの遠位端と係合して、前記少なくとも１つのコレット特徴を半径方向に移動させ、前記圧縮性ファスナシャフトを圧縮する。請求項９に記載の骨分離ファスナ。
11. 前記圧縮性ファスナシャフトの遠位端は、第１面取り面を備え、
    前記圧縮部材は第２面取り面を備え、
    前記第２面取り面は、前記第１面取り面と係合して、前記少なくとも１つのコレット特徴を半径方向に移動させ、前記圧縮性ファスナシャフトを圧縮する、請求項１０に記載の骨分離ファスナ。
12. 前記少なくとも１つのコレット特徴が、前記圧縮性ファスナシャフトに形成された１つまたは複数のスロットを備える、請求項９に記載の骨分離ファスナ。
13. 前記圧縮性ファスナシャフトの近位端に配置されたファスナヘッドをさらに備える、請求項９に記載の骨分離ファスナ。
14. 前記ファスナヘッドが、前記第１骨部分と前記第２骨部分とを係合して長手方向に圧縮するように構成された凹形状を備える、請求項１３に記載の骨分離ファスナ。
15. 前記圧縮性ファスナシャフトの内孔は雌ねじを備え、
    前記圧縮部材は、
    圧縮部材ヘッドと、
    前記内腔内に受容されるように構成された圧縮部材シャフトと、を備え、
    前記圧縮部材シャフトは、
    近位端と、
    遠位端と、
    圧縮部材シャフトの遠位端の周囲に配置された雄ねじと、を備え、
    前記圧縮部材シャフトが圧縮性ファスナシャフトの内孔内に受け入れられるとき、
    圧縮部材シャフトの雄ねじは、圧縮性ファスナシャフトの雌ねじと係合し、
    圧縮部材ヘッドは、圧縮性ファスナシャフトを半径方向に圧縮して、第１骨部分と第２骨部分との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗して、分離部を安定させる、請求項１４に記載の骨分離ファスナ。
16. 骨分離ファスナであって、
    第１シャフトであって、
    近位端と、
    遠位端と、
    長手方向軸と、を備えた第１シャフトと、
    長手方向軸に沿って第１シャフトの周囲に配置され、第１凹状アンダーカット面を備える、第１螺旋状ねじと、
    骨プレートであって、
    第１シャフトを第１骨部分に受け入れるように構成された第１開口部を備える第１端と、
    骨プレートの第２端を第２骨部分に結合するように構成された骨係合特徴を備える第２端と、
    骨プレートの第１端と第２端との間に延びる中間部分と、を備える骨プレートと、
    を備え、
    第１シャフトが第１骨部分と第２骨部分との間の分離部を横切って移植されるとき、第１シャフトは、骨プレートの第１開口部を通って、第１骨部分を通って第２骨部分内に貫通して、第１骨部分と第２骨部分との間の分離部を安定させる、骨分離ファスナ。
17. 前記骨係合特徴が、
    １つ以上の粗面と、
    １つ以上の歯と、
    １つ以上のブレードと、
    １つ以上のリブと、
    １つ以上の脚と、
    のうちの少なくとも１つを備えた、請求項１６に記載の骨分離ファスナ。
18. 第２シャフトであって、
    近位端と、
    遠位端と、
    長手方向軸と、を備える第２シャフトと、
    長手方向軸に沿って第２シャフトの周囲に配置され、第２凹状アンダーカット面を備える第２螺旋状ねじと、
    を備える請求項１６に記載の骨分離ファスナ。
19. 前記骨プレートの第２端が、前記第２シャフトを受け入れるように構成された第２開口部を備える、請求項１８に記載の骨分離シャフト。
20. 前記第２シャフトが第１骨部分と第２骨部分との間の分離部を横切って移植されるとき、
    前記第２シャフトは、骨プレートの第２開口部を通って、第２骨部分を通って、第１骨部分内に入り、第１骨部分と第２骨部分との間の分離部を安定させる、請求項１９に記載の骨分離ファスナ。
21. 椎間インプラントであって、
    シャフトであって、
    近位端と、
    遠位端と、
    長手方向軸と、
    短径と、を備えたシャフトと、
    前記シャフトの近位端と遠位端との間の長手方向軸に沿ってシャフトの周りに配置された螺旋状ねじと、を備え、
    前記螺旋状ねじは、
    前記シャフトの近位端および遠位端の一方に向かって角度が付けられた凹状アンダーカット面と、
    長径と、を備え、
    椎間インプラントが上位椎体と下位椎体との間の椎間腔内に移植されるとき、
    長径と短径の比が１．５０未満であり、
    凹状アンダーカット面は、上位椎体および下位椎体と係合し、
    凹状アンダーカット面は、上位椎体と下位椎体との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり、椎間腔を安定させる、椎間インプラント。
22. 短径および長径のうちの少なくとも一方は、前記シャフトの少なくとも一部に沿って一定である、請求項２１に記載の椎間インプラント。
23. 前記シャフトが円筒形状を含む、請求項２１に記載の椎間インプラント。
24. 前記長径と前記短径との比が１．２５未満である、請求項２１に記載の椎間インプラント。
25. 前記長径と前記短径との比が１．１０未満である、請求項２１に記載の椎間インプラント。
26. 前記長径と前記短径との比が１．０５未満である、請求項２１に記載の椎間インプラント。
27. 前記シャフトは、前記上位椎体および前記下位椎体に隣接して前記シャフトの対向側に開口し、その中に骨補強材料を受け入れるように構成された１つまたは複数の通路を備える、請求項２１に記載の椎間インプラント。
28. 椎間インプラントであって、
    テーパ状シャフトであって、
    近位端と、
    遠位端と、
    長手方向の軸と、
    短径と、を備えたテーパ状シャフトと、
    前記テーパ状シャフトの近位端と遠位端との間の長手方向軸に沿って前記テーパ状シャフトの周りに配置されたテーパ状螺旋状ねじと、を備え、
    前記テーパ状螺旋状ねじは、
    テーパ状シャフトの近位端および遠位端の一方に向かって角度が付けられた凹状アンダーカット面と、
    長径と、を備え、
    前記椎間インプラントが上位椎体と下位椎体との間の椎間腔内に移植されるとき、
    凹状アンダーカット面は、上位椎体および下位椎体と係合し、
    凹状アンダーカット面は、上位椎体と下位椎体との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり、椎間腔を安定させる、椎間インプラント。
29. 前記短径および前記長径のうちの少なくとも一方が、前記テーパ状シャフトの少なくとも一部に沿って変化する、請求項２８に記載の椎間インプラント。
30. 前記テーパ状シャフトは、少なくとも部分的に円錐形状を備える、請求項２８に記載の椎間インプラント。
31. 前記短径の少なくとも一部は、前記テーパ状シャフトの近位端から前記テーパ状シャフトの遠位端に向かって減少する、請求項２８に記載の椎間インプラント。
32. 前記長径の少なくとも一部が、前記テーパ状シャフトの近位端から前記テーパ状シャフトの遠位端に向かって減少する、請求項２８に記載の椎間インプラント。
33. 前記テーパ状シャフトは、前記上位椎体および前記下位椎体に隣接して、前記テーパ状シャフトの対向側に開口し、その中に骨補強材料を受け入れるように構成された１つまたは複数の通路を備える、請求項２８に記載の椎間インプラント。
34. 前記椎間インプラントは、１つまたは複数のセルフタッピング特徴を備える、請求項２８に記載の椎間インプラント。
35. 上位椎体と下位椎体との間の椎間腔内に椎間インプラントを移植する方法であって、
    椎間インプラントのシャフトの遠位端を椎間腔に隣接して配置するステップと、
    前記シャフトの周囲に配置された螺旋状ねじの凹状アンダーカット面を上位椎体および下位椎体と係合させるステップと、
    前記椎間インプラントを第１回転方向に回転させ、椎間腔内に椎間インプラントを挿入するステップと、を備え、
    椎間インプラントが椎間腔内に移植されるとき、凹状アンダーカット面は、上位椎体と下位椎体との間に伝達される少なくとも１つの力に抵抗する形状であり、椎間腔を安定化する、方法。
36. 椎間インプラントを受け入れるための椎間腔を準備するステップをさらに備え、
    前記椎間腔を準備するステップは、
    上位椎体と下位椎体との間の椎間板の少なくとも一部を除去するステップと、
    上位椎体と下位椎体を互いに遠ざけるステップと、
    上位椎体と下位椎体を互いに向かって圧縮するステップと、
    をさらに備える、請求項３５に記載の方法。
37. 上椎体の上部椎骨終板と、
    下椎体の下椎骨終板と、
    のうちの少なくとも１つに、少なくとも１本のタップ付き骨ねじを形成するステップをさらに備える、請求項３５に記載の方法。
38. 椎間インプラントは第１椎間インプラントを備え、
    第１椎間インプラントに隣接する椎間腔内に第２椎間インプラントを植え込むステップをさらに備える、請求項３５に記載の方法。
39. 前記シャフトの短径および前記螺旋状ネジの長径のうちの少なくとも一方が、前記シャフトの少なくとも一部に沿って一定である、請求項３５に記載の方法。
40. 前記シャフトの短径および前記螺旋状ネジの長径のうちの少なくとも一方が、前記シャフトの少なくとも一部に沿って変化する、請求項３５に記載の方法。
41. 骨分離器具システムであって、
    第１骨ピンであって、
    第１近位端と、
    第１骨部分に固定されるように構成された第１遠位端と、を備える第１骨ピンと、
    第２骨ピンであって、
    第２近位端と、
    第２骨部分に固定されるように構成される第２遠位端と、を備え、
    第２骨部分は第１骨部分に隣接して配置され、第１骨部分と第２骨部分との間に骨分離が形成される、第２骨ピンと、
    ガイドブロックであって、
    第１骨ピンを受け入れるように構成される第１骨ピン孔と、
    第２骨ピンを受け入れるように構成される第２骨ピン孔と、
    第１骨ピン孔と第２骨ピン孔との中間のガイドブロックを貫通して形成された窓と、を備える、ガイドブロックと、を備え、
    第１骨ピンが第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔を通して挿入され、第２骨ピンが第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔を通して挿入されるとき、
    第１骨ピン孔は、第１方向に沿って第１骨ピンに第１力を与え、第２骨部分に対して第１骨部分を圧縮または伸延させ、
    第２骨ピン孔は、第２方向に沿って第２骨ピンに第２力を与え、第１骨部分に対して第２骨部分を圧縮または伸延させ、
    窓は、骨分離を安定させるために骨分離が圧縮または伸延されている間に、窓を通して配置されたインプラントが第１骨部分および第２骨部分の少なくとも１つに結合するためのアクセスを提供するように構成される、骨分離器具システム。
42. 前記ガイドブロックが、
    ガイドブロックの下面上の第１骨ピン孔の周囲に形成される第１下側導入特徴と、
    ガイドブロックの下面上の第２骨ピン孔の周囲に形成される第２下側導入特徴と、
    ガイドブロックの上面上の第１骨ピン孔の周囲に形成される第１上部導入特徴と、
    ガイドブロックの上面上の第２骨ピン孔の周囲に形成される第２上部導入特徴と、
    のうちの少なくとも１つを含む、請求項４１に記載の骨分離器具システム。
43. 前記第１骨ピン孔の第１長手方向軸が、前記第２骨ピン孔の第２長手方向軸と平行である、請求項４２に記載の骨分離器具システム。
44. 第１骨ピンが第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔に挿入され、第２骨ピンが第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔に挿入されるとき、
    前記第１骨ピン孔と前記第２骨ピン孔は第１距離だけ互いに分離され、前記第１骨部分と前記第２骨部分とを互いに向かって圧縮する、請求項４３に記載の骨分離器具システム。
45. 第１骨ピンが第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔を通して挿入され、第２骨ピンが第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔を通して挿入されるとき、
    前記第１骨部分と前記第２骨部分とを互いに遠ざけるために、前記第１骨ピン孔と前記第２骨ピン孔とが第２距離だけ互いに分離される、請求項４３に記載の骨分離器具システム。
46. 第１骨ピンが第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔を通して挿入され、第２骨ピンが第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔を通して挿入されるとき、
    前記第１骨部分と前記第２骨部分とを互いに対して中立位置に保持するために、前記第１骨ピン孔と前記第２骨ピン孔とが第３距離だけ互いに分離されている、請求項４３に記載の骨分離器具システム。
47. 窓内に少なくとも部分的に受け入れられるように構成され、挿入ガイドを貫通して形成されたガイド孔を備える挿入ガイドと、
    スペードガイドであって、
    スペードガイドの先端のスペード部と、
    スペードガイドの基端のピン部と、を備えるスペードガイドと、を備え、
    挿入ガイドが少なくとも部分的に窓内に受け入れられると、スペード部分が第１骨部分と第２骨部分との間の骨不分離部に挿入され、ピン部がガイド孔を通して挿入され、
    第１骨ピン孔は、ガイド孔に対するピン部の向きによって画定される第１軌道に沿って第１骨ピンを第１骨部分内に案内するように構成され、
    第２骨ピン孔は、ガイド孔に対するピン部の向きによって画定される第２軌道に沿って第２骨ピンを第２骨部分内に案内するように構成される、 請求項４３に記載の骨分離器具システム。
48. 骨分離器具システムであって、
    第１骨ピンであって、
    第１近位端と、
    第１骨部分に固定されるように構成された第１遠位端と、を備える第１骨ピンと、
    第２骨ピンであって、
    第２近位端と、
    第２骨部分に固定されるように構成され、第２骨部分は第１骨部分に隣接して配置され、第１骨部分と第２骨部分との間に骨分離部が形成される第２遠位端と、を備える第２骨ピンと、
    スペードガイドであって、
    スペードガイドの先端のスペード部と、
    スペードガイドの近位端のピン部と、を備えるスペードガイドと、
    配置ブロックであって、
    第１骨ピン孔は、第１骨ピンを受け入れるように構成され、
    第２骨ピン孔は、第２骨ピンを受け入れるように構成され、
    第１骨ピン孔と第２骨ピン孔との間にある配置ブロック孔と、を備え、
    スペードガイドのスペード部分が第１骨部分と第２骨部分との間の骨分離部に挿入され、スペードガイドのピン部が配置ブロック孔を通して挿入されるとき、
    第１骨ピン孔は、配置ブロック孔に対するピン部の向きによって画定される第１軌道に沿って第１骨ピンを第１骨部分内に案内するように構成され、
    第２骨ピン孔は、配置ブロック孔に対するピン部の向きによって画定される第２軌道に沿って第２骨ピンを第２骨部分内に案内するように構成される、配置ブロックと、
    インプラント挿入ブロックであって、
    第３骨ピン孔と、
    第４骨ピン孔と、
    第３骨ピン孔と第４骨ピン孔との中間のインプラント挿入ブロックを貫通して形成された窓と、を備え、
    第１骨ピンが第１骨部分に固定され、第３骨ピン孔を通して挿入され、第２骨ピンが第２骨部分に固定され、第４骨ピン孔を通して挿入されるとき、
    窓は、第１骨部分および第２骨部分の少なくとも一方と結合し、骨分離部を安定させるために、窓を通して配置されたインプラントにアクセスを提供するように構成される、インプラント挿入ブロックと、
    を備える、骨分離器具システム。
49. 前記配置ブロックが、
    配置ブロックの下面上の第１骨ピン孔の周囲に形成される第１下側導入特徴と、
    配置ブロックの下面上の第２骨ピン孔の周囲に形成される第２下側導入特徴と、
    配置ブロックの上面上の第１骨ピン孔の周囲に形成される第１上部導入特徴と、
    配置ブロックの上面上の第２骨ピン孔の周囲に形成される第２上部導入特徴と、
    のうちの少なくとも１つを含む、請求項４８に記載の骨分離器具システム。
50. 前記第１骨ピン孔の第１長手方向軸が、前記第２骨ピン孔の第２長手方向軸と平行である、請求項４９に記載の骨分離器具システム。
51. 前記スペード部分は、
    第１の実質的に平坦な表面と、
    前記第１の実質的に平坦な表面の反対側の第２の実質的に平坦な表面と、を備え、
    第１の実質的に平坦な表面は、骨分離部内の第１骨部分の第１表面と係合するように構成され、
    第２の実質的に平坦な表面は、スペードガイドのピン部との骨分離の方向を示すために、骨分離内の第２骨部分の第２表面と係合するように構成される、請求項５０に記載の骨分離器具システム。
52. 前記インプラント挿入ブロックが、
    インプラント挿入ブロックの下面上の第３骨ピン孔の周囲に形成される第１下側導入特徴と、
    インプラント挿入ブロックの下面上の第４骨ピン孔の周囲に形成される第２下側導入特徴と、
    インプラント挿入ブロックの上面上の第３骨ピン孔の周囲に形成された第１上側導入特徴と、
    インプラント挿入ブロックの上面上の第４骨ピン孔の周囲に形成される第２の上部導入特徴と、
    のうちの少なくとも１つを備える、請求項４８に記載の骨分離器具システム。
53. 前記第３骨ピン孔は、前記第４骨ピン孔と平行である、請求項５２に記載の骨分離器具システム。
54. 第１骨ピンが第１骨部分に固定され、第１骨ピン孔を通して挿入され、第２骨ピンが第２骨部分に固定され、第２骨ピン孔を通して挿入されるとき、
    前記第１骨ピン孔と前記第２骨ピン孔は、前記第１骨部分と前記第２骨部分とを互いに向かって圧縮するために、第１距離だけ互いに離間される、請求項５３に記載の骨分離器具システム。
55. 第１骨部分と第２骨部分との間の骨分離を安定化させる方法であって、
    第１骨ピンの近位端をガイドブロックの第１骨ピン孔に挿入して、第１方向に沿って第１骨ピンに第１力を加えて、第２骨部分に対して第１骨部分を圧縮または伸延させるステップと、
    第２骨ピンの近位端をガイドブロックの第２骨ピン孔に挿入して、第２方向に沿って第２骨ピンに第２力を加えて、第１骨部分に対して第２骨部分を圧縮または伸延させるステップと、
    によって骨分離を圧縮または伸延するステップと、
    骨分離の圧縮または伸延中に、ガイドブロックに形成された窓を通してインプラントを挿入するステップと、
    骨分離部が圧縮または伸延を受けている間に、インプラントを第１骨部分および第２骨部分の少なくとも一方に結合して、骨分離部をインプラントと安定化させるステップと、を備える方法。
56. スペードガイドのスペード部分を骨分離部に挿入するステップと、
    第１骨部分の第１表面をスペード部分の第１の実質的に平坦な表面と係合させるステップと、
    第２骨部分の第２表面をスペード部分の第２の実質的に平坦な表面と係合させるステップと、を備え、
    スペードガイドのピン部は、骨分離部から離れる方向に延びて、第１骨部分および第２骨部分に対する骨分離の向きを示す、請求項５５に記載の方法。
57. 第１骨ピンの遠位端をガイドブロックの第１骨ピン孔に挿入するステップと、
    スペードガイドのピン部がガイドブロックに形成された窓を通って延びる間に、第１骨ピンの遠位端を第１骨部分に固定するステップと、
    によって骨分離の方向に対して第１骨ピンを位置決めするステップと、
    第２骨ピンの遠位端をガイドブロックの第２骨ピン孔に挿入するステップと、
    スペードガイドのピン部がガイドブロックに形成された窓を通って延びる間に、第２骨ピンの遠位端を第２骨部分に固定するステップと、
    によって骨分離の方向に対しての第２骨ピンを位置決めするステップと、
    をさらに備える、請求項５６に記載の方法。
58. ガイドブロックは第１ガイドブロックを備え、
    骨分離部の圧縮は、
    第１骨ピンの近位端を第１ガイドブロックの第１骨ピン孔に挿入して、第１方向に沿って第１骨ピンに第１力を加えて、第２骨部分に対して第１骨部分を圧縮するステップと、
    第２骨ピンの近位端を第１ガイドブロックの第２骨ピン孔に挿入して、第２方向に沿って第２骨ピンに第２力を加えて、第１骨部分に対して第２骨部分を圧縮するステップと、を備える、請求項５５に記載の方法。
59. ガイドブロックは第２のガイドブロックを備え、
    骨分離部の延伸は、
    第１骨ピンの近位端を第２のガイドブロックの第１骨ピン孔に挿入して、第１方向に沿って第１骨ピンに第１力を加え、第２骨部分に対して第１骨部分を伸延させるステップと、
    第２骨ピンの近位端を第２ガイドブロックの第２骨ピン孔に挿入して、第２方向に沿って第２骨ピンに第２力を加えて、第１骨部分に対して第２骨部分を圧縮するステップと、を備える、請求項５５に記載の方法。
60. 骨分離部の圧縮は、
    ガイドブロックを第１位置まで回転させるステップと、
    第２骨ピンの近位端をガイドブロックの収束ピン孔に挿入して、骨分離部に圧縮力を与えるステップと、を備え、
    骨分離部の延伸は、
    ガイドブロックを第２位置まで回転させるステップと、
    第２骨ピンの近位端をガイドブロックの末広がり骨ピン孔に挿入して、骨分離部に伸延力を与えるステップと、を備える、
    請求項５５に記載の方法。

Images