JP2024517290A - カチオン性デキストランポリマーを含むヘアコンディショナー配合物 - Google Patents

カチオン性デキストランポリマーを含むヘアコンディショナー配合物 Download PDF

Info

Publication number
JP2024517290A
JP2024517290A JP2023568527A JP2023568527A JP2024517290A JP 2024517290 A JP2024517290 A JP 2024517290A JP 2023568527 A JP2023568527 A JP 2023568527A JP 2023568527 A JP2023568527 A JP 2023568527A JP 2024517290 A JP2024517290 A JP 2024517290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
hair conditioner
polymer
conditioner formulation
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023568527A
Other languages
English (en)
Inventor
スティワンチャロン、ニサラポーン
エム. リール、リンジー
バイ、ルー
ザ サード、エメット エム. パーテイン
エス. ミラー、ダニエル
ライナー、ベンジャミン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm and Haas Co filed Critical Rohm and Haas Co
Publication of JP2024517290A publication Critical patent/JP2024517290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/02Preparations for cleaning the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/12Preparations containing hair conditioners
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/0006Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
    • C08B37/0009Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid alpha-D-Glucans, e.g. polydextrose, alternan, glycogen; (alpha-1,4)(alpha-1,6)-D-Glucans; (alpha-1,3)(alpha-1,4)-D-Glucans, e.g. isolichenan or nigeran; (alpha-1,4)-D-Glucans; (alpha-1,3)-D-Glucans, e.g. pseudonigeran; Derivatives thereof
    • C08B37/0021Dextran, i.e. (alpha-1,4)-D-glucan; Derivatives thereof, e.g. Sephadex, i.e. crosslinked dextran
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/54Polymers characterized by specific structures/properties
    • A61K2800/542Polymers characterized by specific structures/properties characterized by the charge
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/54Polymers characterized by specific structures/properties
    • A61K2800/542Polymers characterized by specific structures/properties characterized by the charge
    • A61K2800/5426Polymers characterized by specific structures/properties characterized by the charge cationic

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

皮膚科学的に許容されるビヒクルと、コンディショニングポリマーと、を含む、ヘアコンディショナー配合物が提供され、コンディショニングポリマーは、四級アンモニウム基で官能化されたデキストランベースポリマーを含む、カチオン性デキストランポリマーであり、デキストランベースポリマーは、10,000~3,000,000ダルトンの重量平均分子量を有し、四級アンモニウム基は、(i)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(II)の四級アンモニウム基と、【化1】JPEG2024517290000032.jpg27170(ii)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(III)の四級アンモニウム基と、を含み、【化2】JPEG2024517290000033.jpg27170式中、は、デキストランベースポリマー上のペンダント酸素であり、Xは、二価連結基であり、各R2は、独立して、C1~4アルキル基から選択され、各R3は、独立して、C1~4アルキル基から選択され、各R4は、独立して、線状又は分岐状C5~20アルキル基から選択される。

Description

本発明は、ヘアコンディショナー配合物に関する。特に、本発明は、皮膚科学的に許容されるビヒクルと、コンディショニングポリマーと、を含有するヘアコンディショナー配合物に関し、コンディショニングポリマーは、四級アンモニウム基で官能化されたデキストランベースポリマーであり、デキストランベースポリマーは、10,000~3,000,000ダルトンの重量平均分子量を有し、四級アンモニウム基は、(i)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(II)の四級アンモニウム基と、

(ii)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(III)の四級アンモニウム基と、を含み、

式中、

は、デキストランベースポリマー上のペンダント酸素であり、Xは、二価連結基であり、各Rは、独立して、C1~4アルキル基から選択され、各Rは、独立して、C1~4アルキル基から選択され、Rは、独立して、線状又は分岐状C5~20アルキル基である。
従来のヘアコンディショナーは、毛髪を処理するために消費者に人気がある。シリコーン系コンディショニング剤は、ヘアコンディショナー配合物に最も一般的に使用されるコンディショニング剤である。しかしながら、特にD4及びD5コンディショナーに関する、環境中におけるある特定のシリコーン系コンディショニング剤、又はそのようなシリコーン系コンディショニング剤と組み込まれる微量化合物の残留性及び潜在的毒性に関して、一部の消費者の間で関心が高まっている。したがって、ヘアコンディショナー配合物に使用するためのシリコーンを含まない代替のコンディショニング剤の開発に対する関心が高まっている。
米国特許第5,879,670号において、Melbyらは、ケラチン含有基質の処理のためのコンディショニング剤として使用するための非シリコン含有両性電解質ポリマーを開示している。特に、Melbyらは、(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、メタ(アクリル酸)又は2-(メタ)アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、及び任意選択で、C1~22アルキル(メタ)アクリレートを含有する新規コンディショニングポリマー、並びにケラチン含有基材(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪)の処理のための化粧品として許容される媒体におけるそれらの使用を開示している。
それにもかかわらず、コンディショニング利益を提供する新規のヘアコンディショニング剤に対する継続的な必要性が存在する。また、従来のヘアコンディショニング剤と比較して高い自然由来指数(ISO16128)を有する新しいヘアコンディショニング剤が引き続き必要とされている。
本発明は、皮膚科学的に許容されるビヒクルと、コンディショニングポリマーと、を含む、ヘアコンディショナー配合物を提供し、コンディショニングポリマーは、四級アンモニウム基で官能化されたデキストランベースポリマーであり、デキストランベースポリマーは、10,000~3,000,000ダルトンの重量平均分子量を有し、四級アンモニウム基は、(i)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(II)の四級アンモニウム基と、

(ii)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(III)の四級アンモニウム基と、を含み、

式中、

は、デキストランベースポリマー上のペンダント酸素であり、Xは、二価連結基であり、各Rは、独立して、C1~4アルキル基から選択され、各Rは、独立して、C1~4アルキル基から選択され、各Rは、独立して、線状又は分岐状C5~20アルキル基である。
本発明は、毛髪をコンディショニングする方法であって、本発明のヘアコンディショナー配合物を選択することと、ヘアコンディショナー配合物を毛髪に適用することと、を含む、方法を提供する。
本発明者らは、驚くべきことに、四級アンモニウム基で官能化されたデキストランベースポリマーを含むカチオン性デキストランポリマーであって、デキストランベースポリマーが、10,000~3,000,000ダルトンの重量平均分子量を有し、四級アンモニウム基が、(i)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(II)の四級アンモニウム基と、

(ii)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(III)の四級アンモニウム基と、を含み、

式中、

が、デキストランベースポリマー上のペンダント酸素であり、Xは、二価連結基であり、各Rが、独立して、C1~4アルキル基から選択され、各Rが、独立して、C1~4アルキル基から選択され、各Rが、独立して、線状又は分岐状C5~20アルキル基から選択される、カチオン性デキストランポリマーが、損傷した毛髪に疎水性を効果的に回復させ、処理された毛髪を櫛でとくのに必要な力を低減するコンディショニングポリマーとして作用することを見出した。
別段示されない限り、比率、百分率、部などは、重量によるものである。
本明細書で使用される場合、別段示されない限り、「分子量」又はMという語句は、ゲル浸透クロマトグラフィー(gel permeation chromatography、GPC)及びポリエチレングリコール標準などの従来の標準を用いて従来の手法で測定される重量平均分子量を指す。GPCの技法は、Modern Size Exclusion Chromatography,W.W.Yau,J.J.Kirkland,D.D.Bly;Wiley-Interscience,1979に、及びA Guide to Materials Characterization and Chemical Analysis,J.P.Sibilia;VCH,1988,p.81-84に詳述されている。分子量は、本明細書においてダルトンの単位で、又は同等にg/molで報告される。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される「皮膚科学的に許容される」という用語は、皮膚への局所的適用に典型的に使用される成分を指し、スキンケア組成物中に典型的に見られる量で存在する場合に有毒である材料は、本発明の一部として企図されないことを強調することを意図する。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される「損傷したヒトの毛髪」という用語は、化学的に損傷したヒトの毛髪(例えば、染色、脱色、パーマなどの化学的処理から損傷したヒトの毛髪)、熱損傷したヒトの毛髪(例えば、アイロン、強制乾燥、スタイリングによる熱への曝露から損傷したヒトの毛髪)、及び物理的に損傷したヒトの毛髪(例えば、摩擦、引っ張り、カールなどの物理的乱用から損傷したヒトの毛髪)のうちの少なくとも1つを指す。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、コンディショニングシャンプー配合物、リンスオフコンディショナー配合物、及びリーブオンコンディショナー配合物からなる群から選択される。より好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、リンスオフコンディショナー配合物及びリーブオンコンディショナー配合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、リンスオフコンディショナー配合物である。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、皮膚科学的に許容されるビヒクル(好ましくは、ヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、25~99.9重量%(より好ましくは、48~99.85重量%、なおより好ましくは、79~99.8重量%、最も好ましくは、84.5~99.75重量%)の皮膚科学的に許容されるビヒクルと、コンディショニングポリマー(ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、好ましくは0.05~5重量%(より好ましくは、0.1~2重量%、なおより好ましくは、0.15~1重量%、最も好ましくは、0.2~0.5重量%)のコンディショニングポリマー)と、を含み、コンディショニングポリマーは、四級アンモニウム基で官能化されたデキストランベースポリマーを含む、カチオン性デキストランポリマーであり、デキストランベースポリマーは、10,000~3,000,000ダルトンの重量平均分子量を有し、四級アンモニウム基は、(i)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(II)の四級アンモニウム基と、

(ii)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(III)の四級アンモニウム基と、を含み、

式中、

は、デキストランベースポリマー上のペンダント酸素であり、Xは、二価連結基であり、各Rは、独立して、線状又は分岐状C1~4アルキル基から選択され、各Rは、独立して、線状又は分岐状C1~4アルキル基から選択され、各Rは、独立して、線状又は分岐状C5~20アルキル基から選択される。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、液体配合物である。より好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、水性液体配合物である。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、25~99.9重量%(好ましくは、48~99.85重量%、より好ましくは、79~99.8重量%、最も好ましくは、84.5~99.75重量%)の皮膚科学的に許容されるビヒクルを含む。より好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、25~99.9重量%(好ましくは、48~99.85重量%、より好ましくは、79~99.8重量%、最も好ましくは、84.5~99.75重量%)の皮膚科学的に許容されるビヒクルを含み、皮膚科学的に許容されるビヒクルは、水を含む。なおより好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、25~99.9重量%(好ましくは、48~99.85重量%、より好ましくは、79~99.8重量%、最も好ましくは、84.5~99.75重量%)の皮膚科学的に許容されるビヒクルを含み、皮膚科学的に許容されるビヒクルは、水及び水性C1~4アルコール混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、25~99.9重量%(好ましくは、48~99.85重量%、より好ましくは、79~99.8重量%、最も好ましくは、84.5~99.75重量%)の皮膚科学的に許容されるビヒクルを含み、皮膚科学的に許容されるビヒクルは、水である。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物で使用される水は、蒸留水及び脱イオン水のうちの少なくとも一方である。より好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物で使用される水は、蒸留され、脱イオン化されている。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.05~5重量%(好ましくは、0.1~2重量%、より好ましくは、0.15~1重量%、最も好ましくは、0.2~0.5重量%)のコンディショニングポリマーを含み、コンディショニングポリマーは、四級アンモニウム基で官能化されたデキストランベースポリマーを含む、カチオン性デキストランポリマーであり、デキストランベースポリマーは、10,000~3,000,000ダルトンの重量平均分子量を有し、四級アンモニウム基は、(i)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(II)の四級アンモニウム基と、(ii)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(III)の四級アンモニウム基と、を含む。
好ましくは、デキストランベースポリマーは、10,000~3,000,000ダルトン(好ましくは、50,000~2,000,000ダルトン、より好ましくは、100,000~1,000,000ダルトン、なおより好ましくは、125,000~650,000ダルトン、最も好ましくは、145,000~525,000ダルトン)の重量平均分子量を有する。より好ましくは、デキストランベースポリマーは、10,000~3,000,000ダルトン(好ましくは、50,000~2,000,000ダルトン、より好ましくは、100,000~1,000,000ダルトン、なおより好ましくは、125,000~650,000ダルトン、最も好ましくは、145,000~525,000ダルトン)の重量平均分子量を有し、デキストランベースポリマーは、複数のグルコース構造単位を含む分岐鎖デキストランポリマーであり、グルコース構造単位の90~98モル%(好ましくは、92.5~97.5モル%、より好ましくは、93~97モル%、最も好ましくは、94~96モル%)は、α-D-1,6結合によって接続され、グルコース構造単位の2~10モル%(好ましくは、2.5~7.5モル%、より好ましくは、3~7モル%、最も好ましくは、4~6モル%)は、α-1,3結合によって接続される。最も好ましくは、デキストランベースポリマーは、10,000~3,000,000ダルトン(好ましくは、50,000~2,000,000ダルトン、より好ましくは、100,000~1,000,000ダルトン、なおより好ましくは、125,000~650,000ダルトン、最も好ましくは、145,000~525,000ダルトン)の重量平均分子量を有し、デキストランベースポリマーは、複数のグルコース構造単位を含む分岐鎖デキストランポリマーであり、グルコース構造単位の90~98モル%(好ましくは、92.5~97.5モル%、より好ましくは、93~97モル%、最も好ましくは、94~96モル%)は、α-D-1,6結合によって接続され、グルコース構造単位の2~10モル%(好ましくは、2.5~7.5モル%、より好ましくは、3~7モル%、最も好ましくは、4~6モル%)は、α-1,3結合によって接続され、これは、式Iに従うものであり、

式中、Rは、水素、C1~4アルキル基、及びヒドロキシC1~4アルキル基から選択され、デキストランポリマー骨格からの平均分岐は、3無水グルコース単位以下である。
好ましくは、デキストランベースポリマーは、デキストランベースポリマーの重量に基づいて、0.01重量%未満のアルテルナンを含有する。より好ましくは、デキストランベースポリマーは、デキストランベースポリマーの重量に基づいて、0.001重量%未満のアルテルナンを含有する。最も好ましくは、デキストランベースポリマーは、検出可能限界未満のアルテルナンを含有する。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.05~5重量%(好ましくは、0.1~2重量%、より好ましくは、0.15~1重量%、最も好ましくは、0.2~0.5重量%)のコンディショニングポリマーを含み、コンディショニングポリマーは、四級アンモニウム基で官能化されたデキストランベースポリマーを含む、カチオン性デキストランポリマーであり、四級アンモニウム基は、(i)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(II)の四級アンモニウム基と、

(ii)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(III)の四級アンモニウム基と、を含み、

式中、

は、デキストランベースポリマー上のペンダント酸素であり、Xは、二価連結基であり、Xは、二価の連結基であり(好ましくは、Xは、任意選択で、ヒドロキシ基、アルコキシ基、及び/又はエーテル基で置換されていてもよい、二価のアルキル基から選択され、より好ましくは、Xは、-CHCH(OR)CH-基(式中、Rは、水素及び線状又は分岐状C1~4アルキル基からなる群から選択される)であり、最も好ましくは、Xは、-CHCH(OH)CH-基であり)、各Rは、独立して、線状又は分岐状C1~4アルキル基(好ましくは、線状又は分岐状C1~3アルキル基、より好ましくは、C1~2アルキル基、最も好ましくは、メチル基)から選択され、各Rは、独立して、線状又は分岐状C1~4アルキル基(好ましくは、線状又は分岐状C1~3アルキル基、より好ましくは、C1~2アルキル基、最も好ましくは、メチル基)から選択され、各Rは、独立して、線状又は分岐状C5~20アルキル基(好ましくは、線状又は分岐状C7~18アルキル基、より好ましくは、線状又は分岐状C8~16アルキル基、なおより好ましくは、線状又は分岐状C10~14アルキル基、最も好ましくは、線状又は分岐状C12アルキル基)から選択される。より好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアケア配合物の重量に基づいて、0.05~5重量%(好ましくは、0.1~2重量%、より好ましくは、0.15~1重量%、最も好ましくは、0.2~0.5重量%)のコンディショニングポリマーを含み、コンディショニングポリマーは、四級アンモニウム基で官能化されたデキストランベースポリマーを含む、カチオン性デキストランポリマーであり、四級アンモニウム基は、(i)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(IIa)の四級アンモニウム基と、

(ii)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(IIIa)の四級アンモニウム基と、を含み、

式中、

は、デキストランベースポリマー上のペンダント酸素であり、Rは、水素及び線状又は分岐状C1~4アルキル基(好ましくは、Rが、水素である)からなる群から選択され、各Rは、独立して、線状又は分岐状C1~4アルキル基(好ましくは、C1~3アルキル基、より好ましくは、C1~2アルキル基、最も好ましくは、メチル基)から選択され、各Rは、独立して、C1~4アルキル基(好ましくは、C1~3アルキル基、より好ましくは、C1~2アルキル基、最も好ましくは、メチル基)から選択され、各Rは、独立して、線状又は分岐状C5~20アルキル基(好ましくは、線状又は分岐状C7~18アルキル基、より好ましくは、線状又は分岐状C8~16アルキル基、なおより好ましくは、線状又は分岐状C10~14アルキル基、最も好ましくは、線状又は分岐状C12アルキル基)から選択される。最も好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.05~5重量%(好ましくは、0.1~2重量%、より好ましくは、0.15~1重量%、最も好ましくは、0.2~0.5重量%)のコンディショニングポリマーを含み、コンディショニングポリマーは、四級アンモニウム基で官能化されたデキストランベースポリマーを含む、カチオン性デキストランポリマーであり、四級アンモニウム基は、(i)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(IIa)の四級アンモニウム基と、(ii)デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(IIIa)の四級アンモニウム基と、を含み、式中、各Rは、メチル基であり、各R、メチル基であり、各Rは、独立して、線状又は分岐状C8~16アルキル基(好ましくは、線状又は分岐状C10~14アルキル基、最も好ましくは、線状又は分岐状C12アルキル基)から選択され、各Rは、水素である。
好ましくは、コンディショニングポリマーは、ASTM法D-2364に記載されているように測定された揮発性物質及び灰分について補正された、Buchi KjelMaster K-375自動アナライザーを使用して測定された0.5~5.0重量%(好ましくは、0.7~4重量%、より好ましくは、1~3重量%、最も好ましくは、1.4~2.5重量%)のケルダール窒素含有量、TKNを有する。
好ましくは、コンディショニングポリマーは、ASTM法D-2364に記載されているように測定された揮発性物質及び灰分について補正された、Buchi KjelMaster K-375自動アナライザーを使用して測定された1超~5%(好ましくは、1.4~2.5重量%)のケルダール窒素含量、TKNを有し、デキストランベースポリマーは、四級アンモニウム基で官能化されており、四級アンモニウム基は、(i)式(II)の四級アンモニウム基と、(ii)式(III)の四級アンモニウム基と、を含み、コンディショニングポリマーは、0.01~0.03(好ましくは0.01~0.03未満)のジメチルドデシルアンモニウム部分のカチオン置換度、DSを有する。
好ましくは、コンディショニングポリマーは、0.001meq/グラム未満(好ましくは、0.0001meq/グラム未満、より好ましくは、0.00001meq/グラム未満、最も好ましくは、検出可能限界未満)のアルデヒド官能基を含む。
好ましくは、コンディショニングポリマーは、0.1%未満(好ましくは、0.01%未満、より好ましくは、0.001%未満、最も好ましくは、検出可能限界未満)の、コンディショニングポリマーにおける個々のグルコース単位間の結合を含み、これはβ-1,4結合である。
好ましくは、コンディショニングポリマーは、0.1%未満(好ましくは、0.01%未満、より好ましくは、0.001%未満、最も好ましくは、検出可能限界未満)の、コンディショニングポリマーにおける個々のグルコース単位間の結合を含み、これはβ-1,3結合である。
好ましくは、コンディショニングポリマーは、0.001meq/グラム未満(好ましくは、0.0001meq/グラム未満、より好ましくは、0.00001meq/グラム未満、最も好ましくは、検出可能限界未満)のシリコーン含有官能基を含む。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、任意選択で、毛髪洗浄界面活性剤、抗菌剤/防腐剤(例えば、安息香酸、ソルビン酸、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリノン、エチルヘキシルグリセリン)、レオロジー調整剤(例えば、テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチル)、着色剤、pH調整剤、酸化防止剤(例えば、ブチル化ヒドロキシトルエン)、保湿剤(例えば、グリセリン、ソルビトール、モノグリセリド、レシチン、糖脂質、脂肪アルコール、脂肪酸、多糖類、ソルビタンエステル、ポリソルベート(例えば、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、及びポリソルベート80)、ジオール(例えば、プロピレングリコール)、ジオール類縁体、トリオール、トリオール類縁体、カチオン性ポリマー性ポリオール)、ワックス、発泡剤、乳化剤、着色剤、香料、キレート剤(例えば、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム)、防腐剤(例えば、安息香酸、ソルビン酸、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリノン)、漂白剤、潤滑剤、感覚調節剤、日焼け止め添加剤、ビタミン、タンパク質/アミノ酸、植物抽出物、天然成分、生物活性剤、劣化防止添加剤、顔料、酸、浸透剤、帯電防止剤、縮れ防止剤、抗ふけ剤、毛髪ウェービング/矯正剤、毛髪スタイリング剤、吸収剤、硬質粒子、軟質粒子、コンディショニング剤(例えば、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、PQ-10、PQ-7)、滑り剤、乳白剤、真珠光沢剤、及び塩からなる群から選択される少なくとも1つの追加の成分を更に含む。より好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、任意選択で、抗菌剤/防腐剤(例えば、安息香酸、ソルビン酸、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリノン、エチルヘキシルグリセリン)、レオロジー調整剤(例えば、テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチル)、及びキレート剤(例えば、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム)からなる群から選択される少なくとも1つの追加の成分を更に含む。最も好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、任意選択で、フェノキシエタノールとメチルイソチアゾリノンとの混合物、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの混合物、PEG-150ペンタエリスリチルテトラステアレート、及びエチレンジアミン四酢酸四ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1つの追加の成分を更に含む。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘア洗浄界面活性剤を更に含むコンディショニングシャンプー配合物である。好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、コンディショニングシャンプー配合物であって、コンディショニングシャンプー配合物は、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、25~99.94重量%(好ましくは、48~98.9重量%、より好ましくは、79~97.35重量%、最も好ましくは、84.5~94.8重量%)のビヒクルと、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、0.05~5重量%(好ましくは0.1~2重量%、より好ましくは、0.15~1重量%、最も好ましくは、0.2~0.5重量%)の、本明細書で上述されるコンディショニングポリマーと、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、0.01~74.95重量%(好ましくは、1~50重量%、より好ましくは、2.5~20重量%、最も好ましくは、5~15重量%)のヘア洗浄界面活性剤と、を含む。なおより好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、コンディショニングシャンプー配合物であり、コンディショニングシャンプー配合物は、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、25~99.94重量%(好ましくは、48~98.9重量%、より好ましくは、79~97.35重量%、最も好ましくは、84.5~94.8重量%)のビヒクルと、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、0.05~5重量%(好ましくは0.1~2重量%、より好ましくは、0.15~1重量%、最も好ましくは、0.2~0.5重量%)の、本明細書で上述されるコンディショニングポリマーと、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、0.01~74.95重量%(好ましくは、1~50重量%、より好ましくは、2.5~20重量%、最も好ましくは、5~15重量%)のヘア洗浄界面活性剤と、を含み、ヘア洗浄界面活性剤は、アルキルポリグルコシド(例えば、ラウリルグルコシド、ココ-グルコシド、デシルグルコシド)、グリシネート(例えば、ココイルグリシン酸ナトリウム)、ベタイン(例えば、セチルベタインなどのアルキルベタイン、及びコカミドプロピルベタインなどのアミドベタイン)、タウレート(例えば、メチルココイルタウリン酸ナトリウム)、グルタメート(例えば、ココイルグルタミン酸ナトリウム)、サルコシネート(例えば、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム)、イセチオネート(例えば、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルメチルイセチオン酸ナトリウム)、スルホアセテート(例えば、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム)、アラニネート(例えば、ココイルアラニン酸ナトリウム)、アンホアセテート(例えば、ココアンホ酢酸ナトリウム)、サルフェート(例えば、ラウレス硫酸ナトリウム(sodium lauryl ether sulfate、SLES))、スルホネート(例えば、C14~16オレフィンスルホン酸ナトリウム)、スクシネート(例えば、ラウリルスルホコハク酸二ナトリウム)、脂肪アルカノールアミド(例えば、コカミドモノエタノールアミン、コカミドジエタノールアミン、ソヤミドジエタノールアミン、ラウラミドジエタノールアミン、オレアミドモノイソプロパノールアミン、ステアルアミドモノエタノールアミン、ミリスタミドモノエタノールアミン、ラウラミドモノエタノールアミン、カプラミドジエタノールアミン、リシノレアミドジエタノールアミン、ミリスタミドジエタノールアミン、ステアルアミドジエタノールアミン、オレイルアミドジエタノールアミン、タローアミドジエタノールアミン、ラウラミドモノイソプロパノールアミン、タローアミドモノエタノールアミン、イソステアルアミドジエタノールアミン、イソステアルアミドジエタノールアミン、イソステアルアミドモノエタノールアミン)、及びこれらの混合物からなる群から選択される。なおより好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、コンディショニングシャンプー配合物であり、コンディショニングシャンプー配合物は、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、25~99.94重量%(好ましくは、48~98.9重量%、より好ましくは、79~97.35重量%、最も好ましくは、84.5~94.8重量%)のビヒクルと、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、0.05~5重量%(好ましくは0.1~2重量%、より好ましくは、0.15~1重量%、最も好ましくは、0.2~0.5重量%)の、本明細書で上述されるコンディショニングポリマーと、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、0.01~74.95重量%(好ましくは、1~50重量%、より好ましくは、2.5~20重量%、最も好ましくは、5~15重量%)のヘア洗浄界面活性剤と、を含み、ヘア洗浄界面活性剤は、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムを含む。最も好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、コンディショニングシャンプー配合物であり、コンディショニングシャンプー配合物は、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、25~99.94重量%(好ましくは、48~98.9重量%、より好ましくは、79~97.35重量%、最も好ましくは、84.5~94.8重量%)のビヒクルと、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、0.05~5重量%(好ましくは0.1~2重量%、より好ましくは、0.15~1重量%、最も好ましくは、0.2~0.5重量%)の、本明細書で上述されるコンディショニングポリマーと、コンディショニングシャンプー配合物の重量に基づいて、0.01~74.95重量%(好ましくは、1~50重量%、より好ましくは、2.5~20重量%、最も好ましくは、5~15重量%)のヘア洗浄界面活性剤と、を含み、ヘア洗浄界面活性剤は、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、コカミドモノエタノールアミン、及びコカミドプロピルベタインのブレンドを含む。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘア洗浄界面活性剤を更に含むコンディショニングシャンプー配合物であり、コンディショニングポリマーは、灰分及び揮発性物質について補正された、1.4~2.5重量%のケルダール窒素含量、TKNを有し、コンディショニングポリマーは、0.01~0.03のジメチルドデシルアンモニウム部分のカチオン置換度、DSを有する。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、増粘剤を更に含む。より好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、増粘剤を更に含み、増粘剤は、好ましくは、ヘアコンディショナー配合物の他の特性を実質的に変更することなく、ヘアコンディショナー配合物の粘度を増加させるように選択される。好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、増粘剤を更に含み、増粘剤は、好ましくは、ヘアコンディショナー配合物の他の特性を実質的に変更することなく、ヘアコンディショナー配合物の粘度を増加させるように選択され、増粘剤は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0~5.0重量%(好ましくは、0.1~5.0重量%、より好ましくは、0.2~2.5重量%、最も好ましくは、0.5~2.0重量%)を占める。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、抗菌剤/防腐剤を更に含む。より好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、抗菌剤/防腐剤を更に含み、抗菌剤/防腐剤は、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、安息香酸、ベンジルアルコール、安息香酸ナトリウム、DMDMヒダントイン、2-エチルヘキシルグリセリルエーテル、イソチアゾリノン(例えば、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン)、及びこれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、抗菌剤/防腐剤を更に含み、抗菌剤/防腐剤は、(a)フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリン、並びに(b)フェノキシエタノール及びイソチアゾリノンからなる群から選択される混合物である(より好ましくは、抗菌剤/防腐剤は、(a)フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリン、並びに(b)フェノキシエタノール及びメチルイソチアゾリノンからなる群から選択される混合物であり、最も好ましくは、抗菌剤/防腐剤は、フェノキシエタノールとエチルヘキシルグリセリンとの混合物である)。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、任意選択で、pH調整剤を更に含む。より好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、pH調整剤を更に含み、ヘアコンディショナー配合物は、4~9(好ましくは、4.25~8、より好ましくは、4.5~7、最も好ましくは、4.75~6)のpHを有する。
好ましくは、pH調整剤は、クエン酸、乳酸、塩酸、アミノエチルプロパンジオール、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アミノ-2-メチル-1-プロパノールのうちの少なくとも1つからなる群から選択される。より好ましくは、当該pH調整剤は、クエン酸、乳酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、アミノ-2-メチル-1-プロパノールのうちの少なくとも1つからなる群から選択される。なおより好ましくは、pH調整剤は、クエン酸を含有する。最も好ましくは、pH調整剤は、クエン酸である。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.01重量%未満(好ましくは、0.001重量%未満、より好ましくは、0.0001重量%未満、最も好ましくは、検出可能限界未満)の皮膚科学的に許容される非シリコーン油を含有する。より好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.01重量%未満(好ましくは、0.001重量%未満、より好ましくは、0.0001重量%未満、最も好ましくは、検出可能限界未満)の皮膚科学的に許容される非シリコーン油を含有し、皮膚科学的に許容される非シリコーン油は、炭化水素油(例えば、鉱油、ワセリン、ポリイソブテン、水素化ポリイソブテン、水素化ポリデセン、ポリイソヘキサデカン、天然油(例えば、カプリル酸及びカプリン酸のトリグリセリド、ヒマワリ油、大豆油、ココナッツ油、アルガン油、オリーブ油、アーモンド油)、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.1重量%未満(好ましくは、0.001重量%未満、より好ましくは、0.0001重量%未満、最も好ましくは、検出可能限界未満)のシリコーン(例えば、ポリジメチルシロキサン、ジメチコン、シクロジメチコン)を含有する。
好ましくは、本発明のヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.1重量%未満(好ましくは、0.001重量%未満、より好ましくは、0.0001重量%未満、最も好ましくは、検出可能限界未満)のシリコン(silicon、Si)含有分子を含有する。
好ましくは、ヘアコンディショナー配合物は、リーブオンヘアコンディショナー又はリンスオフヘアケアコンディショナーからなる群から選択され、ヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.1重量%未満(好ましくは、0.001重量%未満、より好ましくは、0.0001重量%未満、最も好ましくは、検出可能限界未満)のヘアケア洗浄界面活性剤を含有する。より好ましくは、ヘアコンディショナー配合物は、リーブオンコンディショナー又はリンスオフコンディショナーからなる群から選択され、ヘアコンディショナー配合物は、ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.1重量%未満(好ましくは、0.001重量%未満、より好ましくは、0.0001重量%未満、最も好ましくは、検出可能限界未満)のヘアケア洗浄界面活性剤を含有する。ヘア洗浄界面活性剤は、アルキルポリグルコシド(例えば、ラウリルグルコシド、ココ-グルコシド、デシルグルコシド)、グリシネート(例えば、ココイルグリシン酸ナトリウム)、ベタイン(例えば、セチルベタインなどのアルキルベタイン、及びコカミドプロピルベタインなどのアミドベタイン)、タウレート(例えば、メチルココイルタウリン酸ナトリウム)、グルタメート(例えば、ココイルグルタミン酸ナトリウム)、サルコシネート(例えば、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム)、イセチオネート(例えば、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルメチルイセチオン酸ナトリウム)、スルホアセテート(例えば、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム)、アラニネート(例えば、ココイルアラニン酸ナトリウム)、アンホアセテート(例えば、ココアンホ酢酸ナトリウム)、サルフェート(例えば、ラウレス硫酸ナトリウム(SLES))、スルホネート(例えば、C14~16オレフィンスルホン酸ナトリウム)、スクシネート(例えば、ラウリルスルホコハク酸二ナトリウム)、脂肪アルカノールアミド(例えば、コカミドモノエタノールアミン、コカミドジエタノールアミン、ソヤミドジエタノールアミン、ラウラミドジエタノールアミン、オレアミドモノイソプロパノールアミン、ステアルアミドモノエタノールアミン、ミリスタミドモノエタノールアミン、ラウラミドモノエタノールアミン、カプラミドジエタノールアミン、リシノレアミドジエタノールアミン、ミリスタミドジエタノールアミン、ステアルアミドジエタノールアミン、オレイルアミドジエタノールアミン、タローアミドジエタノールアミン、ラウラミドモノイソプロパノールアミン、タローアミドモノエタノールアミン、イソステアルアミドジエタノールアミン、イソステアルアミドジエタノールアミン、イソステアルアミドモノエタノールアミン)、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
好ましくは、本発明の毛髪をコンディショニングする方法は、本発明のヘアコンディショナー配合物を選択することと、ヘアコンディショナー配合物を毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪、最も好ましくは、損傷したヒトの毛髪)に適用することと、を含む。より好ましくは、本発明の毛髪をコンディショニングする方法は、本発明のヘアコンディショナー配合物を選択することと、毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪、最も好ましくは、損傷したヒトの毛髪)を濡らすことと、選択されたヘアコンディショナー配合物を濡れた毛髪に適用することと、を含。最も好ましくは、本発明の毛髪をコンディショニングする方法は、本発明のヘアコンディショナー配合物を選択することと、毛髪(好ましくは、哺乳動物の毛髪、より好ましくは、ヒトの毛髪、最も好ましくは、損傷したヒトの毛髪)を濡らすことと、選択されたヘアコンディショナー配合物を濡れた毛髪に適用することと、次いで、毛髪を水ですすぐことと、を含む。
ここで、本発明のいくつかの実施形態を、以下の実施例で詳細に説明する。
合成S1:カチオン性デキストランポリマーの合成
ゴムセーラムキャップと、窒素入口と、圧力均等添加漏斗と、撹拌パドル及びモーターと、J-KEM制御装置に接続された表面下熱電対と、ミネラルオイルバブラーに接続されたフリードリッヒ凝縮器と、を備えた500mLの四つ口丸底フラスコに、デキストランベースポリマー(30.29g、(BOC Scientificから)及び脱イオン水(140.19g)を投入した。添加漏斗に、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの70%水溶液(27.19g、SKW QUAB Chemicalsから入手可能なQUAB(登録商標)151)を投入した。デキストランベースポリマーが脱イオン水に溶解するまで、フラスコの内容物を撹拌した。内容物を撹拌しながら、装置を窒素でパージして、系内に取り込まれたあらゆる酸素を排出した。窒素流量は、1秒当たり約1気泡であった。混合物を、1時間撹拌しながら窒素でパージした。プラスチックシリンジを使用して、25%水酸化ナトリウム水溶液(4.77g)を、窒素下で撹拌しながらフラスコの内容物に数分間にわたって添加した。次いで、フラスコの内容物を、窒素下で30分間撹拌させた。次いで、添加漏斗の内容物を、撹拌を継続しながら窒素下で数分間かけてフラスコの内容物に滴下して投入した。滴下漏斗の内容物をフラスコの内容物に移した後、混合物を5分間撹拌させた。次いで、55℃に設定したJ-KEMコントローラを使用して制御される加熱マントルで、フラスコの内容物に熱を加えた。フラスコの内容物を55℃まで加熱し、90分間維持した。次いで、フラスコ内を正の窒素圧に維持しながら、フラスコの内容物を室温まで冷却した。フラスコの内容物が室温に達したら、氷酢酸(2.0g)を添加した。ポリマーを、メタノールからの非溶媒沈殿によって回収し、その沈殿したポリマーをブフナー漏斗を使用した真空濾過によって回収し、真空中、50℃で一晩乾燥させた。生成物、分岐鎖カチオン性デキストランポリマーは、オフホワイトの固体(34.3g)であり、揮発性物質含有量は2.72%、灰分含有量は0.37%(塩化ナトリウムとして)であった。揮発性物質及び灰分を、ASTM方法D-2364に記載されているように測定した。ケルダール窒素含有量、TKNは、Buchi KjelMaster K-375自動アナライザーを使用して測定すると、1.49%(揮発性物質及び灰分について補正した)であることが見出され、これは、0.21のトリメチルアンモニウム置換度に対応している。
合成S2:カチオン性デキストランポリマーの合成
ゴムセーラムキャップと、窒素入口と、圧力均等添加漏斗と、撹拌パドル及びモーターと、J-KEM制御装置に接続された表面下熱電対と、ミネラルオイルバブラーに接続されたフリードリッヒ凝縮器と、を備えた500mLの四つ口丸底フラスコに、デキストランベースポリマー(25.0g、Sigma-Aldrich製品番号D4876)及び脱イオン水(100g)を投入した。フラスコの内容物を70rpmで撹拌した。撹拌しながら、フラスコ内のヘッドスペースをゆっくりとした定常流の窒素(1秒当たり約1つの気泡)で1時間パージして、装置内の一切の同伴酸素を除去した。
添加漏斗に、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの70%水溶液(30.1g、SKW QUAB Chemicalsから入手可能なQUAB(登録商標)151)、及び3-クロロ-2-ヒドロキシプロピル-ラウリル-ジメチルドデシルアンモニウムクロリドの40%水溶液(39.4g、SKW QUAB Chemicalsから入手可能なQUAB(登録商標)342)を投入した。
フラスコの内容物を窒素下で撹拌しながら、25%水酸化ナトリウム水溶液(11.4g)を2分間かけてフラスコの内容物に添加した。次いで、フラスコの内容物を1時間連続的に撹拌した後、添加漏斗の内容物をフラスコの内容物に3分間かけて滴下した。次いで、フラスコの内容物を20分間撹拌した後、55℃の設定点温度で、加熱マントルを用いてフラスコの内容物を1.5時間加熱した。次いで、フラスコ内を正の窒素圧に維持しながら、フラスコの内容物を水浴で冷却した。次いで、フラスコの内容物に氷酢酸(1.66g)を添加することによって、フラスコの内容物を中和した。次いで、フラスコの内容物を窒素下で10分間撹拌した。次いで、ポリマー生成物を、メタノール中での非溶媒沈殿によってフラスコの内容物から回収し、約1Lのメタノールを使用した。次いで、メタノールをデカントで取り出し、ポリマー生成物を皿に置き、50℃で一晩真空中で乾燥させた。
回収したポリマー生成物を、30メッシュスクリーンを通してふるいにかけ、流動性のある白色の固体(27.2g)として得、揮発性物質含有量は5.13%、灰分含有量は0.56(塩化ナトリウムとして)であった。ポリマー生成物中の総ケルダール窒素は、1.329重量%と決定された。
合成S3:カチオン性デキストランポリマーの合成
合成S3において、カチオン性デキストランポリマーを、実質的に合成S2に記載されるように調製したが、表1に示されるように試薬供給を変化させた。NMRによって測定された生成物カチオン性デキストランポリマー中のQUAB(登録商標)151及びQUAB(登録商標)342のカチオン性置換度CSを表2に報告する。生成物カチオン性デキストランポリマー中の総ケルダール窒素、TKNも表2に報告する。
比較例CF1~CF3及び実施例F1:ヘアコンディショナー配合物
表3に記載の配合物を有するヘアコンディショナー配合物を、比較例CF1~CF3及び実施例F1の各々において調製した。
ヘアコンディショニング性能
比較例CF1~CF3及び実施例F1のリンスオフコンディショナー配合物で処理した毛髪の湿潤時及び乾燥時の櫛通りの容易さを評価するための研究を以下のように実施した。コンディショナーを試験するために、International Hair Importersの、わずかにブリーチされた白人の毛髪を使用した。各髪房は、2グラムの重さであった。各髪房を、40℃の水道水の流れで30秒間すすいだ。ピペットを使用し、9パーセントのラウリル硫酸ナトリウムを含有する0.4グラムの溶液を適用し、各髪房全体にわたって30秒間泡立てた。その後、髪房を、流水で1分間すすいだ。髪房に、手の人差し指と中指との間を通過させることにより、過剰な水を各髪房から除去した。次いで、髪房を、0.4g配合物/毛髪1gで、配合物を濡れた/湿気のある毛髪に1分間マッサージすることによって、比較例CF1~CF3及び実施例F1のリンスオフコンディショナー配合物で処理した。髪房を流水下で30秒間すすぎ、室温で一晩乾燥させた。
また、湿潤時の櫛通り、及び乾燥時の櫛通りの容易さによるコンディショニング性能の測定のために、BlueHill 2ソフトウェアを実行するINSTRON Model 4464も使用した。試験では、毛髪を櫛でとくのに必要な力を測定するために具備されるINSTRONひずみゲージを用いた。コンディショニング性能は、INSTRONひずみゲージで毛髪を櫛でとくのに必要とされる力を低減するためのリンスオフコンディショナー配合物の能力に基づくものとした。力は、平均櫛通り負荷(ACL)として報告した。ACL値の数が低くなるほど、試験したリンスオフコンディショナー配合物により付与されるコンディショニング効果は高い。
INSTRONの湿潤時櫛通り法に従って、毛髪を最初に、蒸留水に浸すことにより濡らし、次に髪房を3回櫛でとくことにより毛髪のもつれをほぐした。次に、髪房を3回蒸留水に浸すことにより再びもつれさせた。髪房に、2回手の人差し指と中指の間を通過させることにより、過剰な水を髪房から除去した。髪房をハンガー上に配置し、INSTRON櫛でといた。3つの髪房の平均湿潤櫛通り力を、各リンスオフコンディショナー配合物について測定した。平均湿潤時櫛通りの結果を表4に記載する。
INSTRONの乾燥時櫛通り法に従って、髪房を3回櫛でとくことにより乾燥した毛髪のもつれをほぐした。次に、髪房を時計回りに3回旋回、反時計回りに3回旋回させることにより再びもつれさせた。髪房をハンガー上に配置し、INSTRON櫛でといた。3つの髪房の平均乾燥櫛通り力を、各リンスオフコンディショナー配合物について測定した。平均乾燥時櫛通りの結果を表4に記載する。
毛髪の疎水性
比較例CF2~CF3及び実施例F1の各々に従って調製されたリンスオフヘアコンディショナーを、2つの別個の3gの毛髪試料(わずかにブリーチされた白人の毛髪、International Hair Importers,Inc.)で試験した。毛髪試料を、最初に水で30秒間すすいだ。次いで、ラウリル硫酸ナトリウムの9%(重量/重量)水溶液を、毛髪試料に30秒間マッサージした。次いで、毛髪試料を60秒間水ですすいだ。次いで、毛髪試料を毛髪1gあたり0.4gの量のリンスオフヘアコンディショナーで処理し、毛髪上で30秒間マッサージした。次いで、毛髪試料を、水で30秒間すすぎ、疎水性試験の前に乾燥させた。
毛髪の疎水性を測定するために、髪房をまっすぐに櫛でとき、次いで両端をホルダーでしっかりと保持した。根元から先端まで、各髪房の異なる場所に10滴(1滴あたり30μL)の水を置いた。水は、直ちに比較例CF2又はCF3の配合物で処理された髪房に消散することが観察されたが、実施例F1の配合物で処理された髪房では、水は、3分後であっても玉状であり続け、実施例F1のリンスオフコンディショナー配合物が、わずかにブリーチされた白人の毛髪に対して疎水性の利益回復に成功したことを示す。
比較例CF4~CF6及び実施例F2:シャンプーコンディショナー配合物
表5に記載の配合物を有するシャンプーコンディショナー配合物を、比較例CF4~CF6及び実施例F2の各々において調製した。
ヘアコンディショニング性能
比較例CF4~CF6及び実施例F2のコンディショニングシャンプー配合物で処理した毛髪の湿潤時及び乾燥時の櫛通りの容易さを評価するための試験を以下のように行った。International Hair Importersからの、わずかに漂白された白人(「SBC(slightly bleached Caucasian)」)の毛髪及び未処理のブラウン(「VB(virgin brown)」)の毛髪を試験に使用した。各髪房は、2グラムの重さであった。各髪房を、40℃の水道水の流れで15秒間すすいだ。ピペットを使用し、9パーセントのラウリル硫酸ナトリウムを含有する0.2グラムの溶液を適用し、各髪房全体にわたって30秒間泡立てた。その後、髪房を、流水で1分間すすいだ。髪房に、手の人差し指と中指との間を通過させることにより、過剰な水を各髪房から除去した。次いで、髪房は、0.1gの配合物/毛髪1gの比較例CF4~CF6及び実施例F2のコンディショニングシャンプー配合物で、濡れた/湿った毛髪に配合物を1分間マッサージすることによって処理した。髪房を、ペーパータオルで覆ったトレイ上に置き、室温で一晩乾燥させた。
比較例CF4~CF6及び実施例F2のコンディショニングシャンプー配合物で処理した毛髪房についての湿潤時櫛通り結果を以下のように決定した。髪房を脱イオン水に1回浸漬した。各髪房を、人差し指と中指を通して2回引くことにより、過剰な水を髪房から除去した。次に、各髪房をもつれが除去されるまで櫛でとかした。次いで、各髪房を蒸留水中に1秒当たりおよそ1回の頻度で3回浸漬することによって再びもつれさせた。髪房に、人差し指と中指を2回通過させることにより、過剰な水を髪房から除去した。次いで、温度及び湿度が制御された室内での試験には、ゴム製プローブに取り付けた、50gの垂直抗力を有するDiastron MTT175引張試験機に配置された櫛を使用した。1回の処理毎に3つの髪房及び1つの髪房毎に4つの測定値を試験して、表6に報告される、ジュール単位での総平均ワークを生成した。

Claims (10)

  1. ヘアコンディショナー配合物であって、
    皮膚科学的に許容されるビヒクルと、
    コンディショニングポリマーと、を含み、前記コンディショニングポリマーが、四級アンモニウム基で官能化されたデキストランベースポリマーを含む、カチオン性デキストランポリマーであり、前記デキストランベースポリマーが、10,000~3,000,000ダルトンの重量平均分子量を有し、前記四級アンモニウム基が、
    (i)前記デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(II)の四級アンモニウム基と、

    (ii)前記デキストランベースポリマー上のペンダント酸素に結合した式(III)の四級アンモニウム基と、を含み、

    式中、

    が、前記デキストランベースポリマー上のペンダント酸素であり、Xが、二価連結基であり、各Rが、独立して、C1~4アルキル基から選択され、各Rが、独立して、C1~4アルキル基から選択され、各Rが、独立して、線状又は分岐状C5~20アルキル基から選択される、ヘアコンディショナー配合物。
  2. 前記ヘアコンディショナー配合物が、前記ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.01重量%未満の皮膚科学的に許容される油を含有する、請求項1に記載のヘアコンディショナー配合物。
  3. 前記ヘアコンディショナー配合物が、前記ヘアコンディショナー配合物の重量に基づいて、0.1重量%未満のシリコン含有分子を含有する、請求項1に記載のヘアコンディショナー配合物。
  4. 前記ヘアコンディショナー配合物が、リーブオンコンディショナー、リンスオフコンディショナー、及びコンディショニングシャンプーからなる群から選択される、請求項1に記載のヘアコンディショナー配合物。
  5. 前記コンディショニングポリマーが、灰分及び揮発性物質について補正された、0.5~5.0重量%のケルダール窒素含有量、TKNを有する、請求項4に記載のヘアコンディショナー配合物。
  6. 式(II)の前記四級アンモニウム基が、式(IIa)のものであり、

    式(III)の前記四級アンモニウム基が、式(IIIa)のものであり、

    式中、各Rが、独立して、水素及び線状又は分岐状C1~4アルキル基からなる群から選択される、請求項5に記載のヘアコンディショナー配合物。
  7. 各R及びRが、メチル基であり、式中、各Rが、線状又は分岐状C12アルキル基であり、各Rが、水素である、請求項6に記載のヘアコンディショナー配合物。
  8. 抗菌剤/防腐剤、ヘアケア洗浄界面活性剤、レオロジー調節剤、石鹸、着色剤、pH調整剤、抗酸化剤、保湿剤、ワックス、発泡剤、乳化剤、着色剤、香料、キレート剤、防腐剤、漂白剤、潤滑剤、感覚調節剤、日焼け止め添加剤、ビタミン、タンパク質/アミノ酸、植物抽出物、天然成分、生物活性剤、劣化防止添加剤、顔料、酸、浸透剤、帯電防止剤、縮れ防止剤、抗ふけ剤、毛髪ウェービング/矯正剤、毛髪スタイリング剤、吸収剤、硬質粒子、軟質粒子、コンディショニング剤、滑り剤、乳白剤、真珠光沢剤、及び塩からなる群から選択される少なくとも1つの追加の成分を更に含む、請求項7に記載のヘアコンディショナー配合物。
  9. ヘアケア洗浄界面活性剤を更に含み、前記コンディショニングポリマーが、灰分及び揮発性物質について補正された、1.4~2.5重量%のケルダール窒素含量、TKNを有し、前記コンディショニングポリマーが、0.01~0.03のジメチルドデシルアンモニウム部分のカチオン置換度、DSを有する、請求項7に記載のヘアコンディショナー配合物。
  10. 毛髪をコンディショニングする方法であって、
    請求項1に記載のヘアコンディショナー配合物を選択することと、
    前記ヘアコンディショナー配合物を毛髪に適用することと、を含む、方法。
JP2023568527A 2021-05-12 2022-05-06 カチオン性デキストランポリマーを含むヘアコンディショナー配合物 Pending JP2024517290A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202163187599P 2021-05-12 2021-05-12
US63/187,599 2021-05-12
PCT/US2022/027985 WO2022240665A1 (en) 2021-05-12 2022-05-06 Hair conditioner formulation comprising cationic dextran polymer

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024517290A true JP2024517290A (ja) 2024-04-19

Family

ID=81846658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023568527A Pending JP2024517290A (ja) 2021-05-12 2022-05-06 カチオン性デキストランポリマーを含むヘアコンディショナー配合物

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20240165007A1 (ja)
EP (1) EP4337163A1 (ja)
JP (1) JP2024517290A (ja)
KR (1) KR20240006619A (ja)
CN (1) CN117222398A (ja)
BR (1) BR112023021508A2 (ja)
WO (1) WO2022240665A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5879670A (en) 1997-03-31 1999-03-09 Calgon Corporation Ampholyte polymers for use in personal care products
RU2428968C2 (ru) * 2005-12-08 2011-09-20 Унилевер Н.В. Составы шампуней, содержащие комбинацию катионных полимеров
KR101705914B1 (ko) * 2008-10-09 2017-02-10 허큘레스 엘엘씨 혼합된 양이온성 치환기를 갖는 비-셀룰로스성 폴리사카라이드를 포함하는 세정 제제
CN108056942A (zh) * 2016-11-08 2018-05-22 宋德强 胶原蛋白护发素

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022240665A1 (en) 2022-11-17
EP4337163A1 (en) 2024-03-20
CN117222398A (zh) 2023-12-12
KR20240006619A (ko) 2024-01-15
US20240165007A1 (en) 2024-05-23
BR112023021508A2 (pt) 2023-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BR112020004478B1 (pt) Composição contendo composto de amônio quaternário, especialmente para produzir formulações de cuidados e limpeza
FR2886148A1 (fr) Compositions cosmetiques detergentes comprenant une silicone aminee et utilisation
KR20220158000A (ko) 헤어 오일 제형
JP2023519152A (ja) 毛髪ケア配合物
WO2021194807A1 (en) Hair cleansing formulation
JP2023520755A (ja) 毛髪洗浄剤
US20220183958A1 (en) Rhamnolipids as deposition aid
CN110996889A (zh) 用于毛发处理的含水组合物
JP2024517290A (ja) カチオン性デキストランポリマーを含むヘアコンディショナー配合物
JP2024517267A (ja) カチオン性デキストランポリマー及びシリコーンを含む損傷した毛髪のケアのための配合物
EP2295034A2 (en) Cosmetic hair preparation
EP4312960A1 (en) Hair conditioner
JP2024511310A (ja) ヘアコンディショニング配合物
WO2022203863A1 (en) Hair conditioner formulation
WO2023183226A1 (en) Hair conditioner formulation based on modified dextran polymer
WO2023183214A1 (en) Hair shampoo with natural oil
JP2023505952A (ja) シリコングリカンを含むパーソナルケア組成物
CN112533678A (zh) 个人护理组合物
EP2143416A1 (fr) Compositions cosmétiques détergentes comprenant une silicone aminée et utilisation

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20231116

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20240308