JP2024516904A - セグメント型プーリトランスミッションおよびセグメント型プーリトランスミッションのためのアクチュエータシステム - Google Patents

セグメント型プーリトランスミッションおよびセグメント型プーリトランスミッションのためのアクチュエータシステム Download PDF

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Abstract

アクチュエータシステムを備えたセグメント型プーリトランスミッションが開示されている。アクチュエータシステムは、第1の作動位置と第1のアイドル位置との間で半径方向に移動可能な係合偏向器と、第2の作動位置と第2のアイドル位置との間で半径方向に移動可能な係合解除偏向器と、係合偏向器および係合解除偏向器を作動位置とアイドル位置との間で移動させるためのモチベータアセンブリと、を含む。第1の作動位置において、係合偏向器は、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、セグメント型プーリトランスミッションの複数のプーリセグメントを係合解除領域から係合領域へ移動させるように構成されている。第2の作動位置において、係合解除偏向器は、回転動作中、複数のプーリセグメントを係合領域から係合解除領域へ移動させるように構成されている。第1のアイドル位置および第2のアイドル位置においてそれぞれ、係合偏向器および係合解除偏向器は、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、複数のプーリセグメントを移動させない。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2021年5月12日に出願された、SEGMENTED PULLEY TRANSMISSION AND ACTUATOR SYSTEM FOR THE SAMEという名称の米国仮特許出願第63/187,907号の利益を主張するものであり、その全体を参照により本明細書に組み込む。
本開示は、一般にトランスミッションに、より詳細にはセグメント型プーリトランスミッションおよびセグメント型プーリトランスミッションのためのアクチュエータシステムに関する。
トランスミッションはよく知られており、回転要素間の比率を変更するために用いることができる。トランスミッションの潜在的な用途は多数あり、自動車、人力車、海上航空機、ならびにポンプ、タービン、ミキサ、ウィンチ、遠心分離機、およびシュレッダのような重機を含む。
クラッチレスの複数比率トランスミッションにより、トランスミッションに負荷がかかっている間に回転要素間の比率を変更することが可能になる。いくつかの機械的な問題がクラッチレスの複数比率トランスミッションに影響する可能性があり、その広範な利用、具体的には、このようなトランスミッションシステムが実際の用途において高速で、または大きな負荷の下で効果的かつ効率的に機能する能力を制限する。加えて、ラチェッティング、滑り、および張力の問題が、このようなトランスミッションの信頼性を低下させ、その効率を低下させて摩耗を増大させることによって、その商業的実行可能性を制限する可能性がある。したがって、同期式セグメント交換型プーリトランスミッションシステム(SSIPTS)のようなセグメント型プーリトランスミッションが、これらの機械的な問題の少なくともいくつかを低減または軽減するために開発されてきた。
車軸にプーリアセンブリが取り付けられたSSIPTSの一例が、Wongらの特許文献1に示されている。プーリアセンブリは、その周面上に第1のセットの嵌合機構を有するコアプーリ、およびプーリアセンブリに摺動可能に取り付けられてコアプーリと同心のリングに配置された多数のプーリセグメントを含むプーリセグメントセットを含む。プーリセグメントはプーリアセンブリの中および外へ個々に作動可能である。プーリセグメントは、第1のセットの嵌合機構に一致する、周面上の第2のセットの嵌合機構を有する。無端駆動部材が、コアプーリおよびプーリセグメントの第1のセットおよび第2のセットの嵌合機構と係合位置において係合するための対応する嵌合機構を内面に有する。無端駆動部材とコアプーリとの間の接触により、接触区間が画定される。プーリセグメントが接触区間の外側にあるとき、アクチュエータが係合位置と非係合位置との間でプーリセグメントを作動させる。
Wongらの特許文献2は、無端部材と係合するためのプーリアセンブリを備えたセグメント型プーリトランスミッションを開示している。プーリアセンブリは、第1のプーリ、第2のプーリ、および第1のプーリと第2のプーリとの間で無端部材を移行させるように係合領域と係合解除領域との間で独立して移動可能である1つまたは複数の移行セグメントを含む少なくとも1つの移行セグメントセットを含む。アクチュエータシステムも開示されている。アクチュエータシステムは、支持構造、支持構造に固定されたアクチュエータサブアセンブリ、およびステータを含む。アクチュエータサブアセンブリはフォロワおよびスレッドを含み、アクチュエータサブアセンブリは、ステータによってスレッドに生成される起電力に応答して、前進位置と後退位置との間で円周方向に移動可能である。フォロワはスレッドのカム面と係合して、スレッドが前進位置と後退位置との間で移動するにつれて延出位置と後退位置との間で軸方向に移動する。
米国特許第8753236号明細書 国際公開第2019/173896号 国際公開第2020/223787号 米国仮特許出願第63/081379号 国際出願第PCT/CA2018/173896号 国際出願第PCT/CA2019/051712号 国際出願第PCT/CA2019/051714号 国際出願第PCT/CA2021/051322号 国際出願第PCT/CA2018/051475号 国際公開第2020/223786号 国際出願第PCT/CA2019/051713号
既知のセグメント型プーリトランスミッションの貢献は称賛に値するが、改善および代替案が一般的に所望されている。したがって、新規なセグメント型プーリトランスミッションおよびセグメント型プーリトランスミッションのためのアクチュエータシステムを提供することが目的である。
この概要は、実施形態の詳細な説明において、さらに以下で説明する概念の選択を紹介するために提供されることが理解されるべきである。この概要は、特許請求する主題の範囲を限定するために用いられるように意図されていない。
したがって、一態様において、セグメント型プーリトランスミッションのためのアクチュエータシステムが提供され、アクチュエータシステムは、第1の作動位置と第1のアイドル位置との間で半径方向に移動可能な係合偏向器と、第2の作動位置と第2のアイドル位置との間で半径方向に移動可能な係合解除偏向器と、係合偏向器および係合解除偏向器を、それぞれ、第1の作動位置と第1のアイドル位置との間および第2の作動位置と第2のアイドル位置との間で移動させるためのモチベータアセンブリと、を含み、第1の作動位置において、係合偏向器は、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、セグメント型プーリトランスミッションの複数のプーリセグメントを係合解除領域から係合領域へ移動させるように構成され、第2の作動位置において、係合解除偏向器は、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、複数のプーリセグメントを係合領域から係合解除領域へ移動させるように構成され、第1のアイドル位置および第2のアイドル位置において、それぞれ、係合偏向器および係合解除偏向器は、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、複数のプーリセグメントを移動させない。
1つまたは複数の実施形態において、係合偏向器および係合解除偏向器は、それぞれ、第1の作動位置と第1のアイドル位置との間および第2の作動位置と第2のアイドル位置との間で独立して移動可能であり得る。係合偏向器は係合カムを含むことができ、係合解除偏向器は係合解除カムを含むことができ、係合カムおよび係合解除カムは、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、複数のプーリセグメントを係合領域と係合解除領域との間で移動させるように構成することができる。
1つまたは複数の実施形態において、アクチュエータシステムは、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、係合領域と係合解除領域との間の複数のプーリセグメントの移動を制限するように構成されたバリアをさらに含むことができる。バリアは、係合領域と係合解除領域との間の複数のプーリセグメントの移動を可能にする間隙を含むことができる。バリアは円周方向に延在する壁を含むことができ、間隙は円周方向に延在する壁に配置されている。係合偏向器および係合解除偏向器のうちの少なくとも1つはバリアに回転可能に結合することができる。
1つまたは複数の実施形態において、アクチュエータシステムは、ブロック位置と第3のアイドル位置との間で半径方向に移動可能なブロック偏向器をさらに含むことができ、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、ブロック偏向器は、ブロック位置にあるとき、間隙を通る複数のプーリセグメントの移動を妨害し、第3のアイドル位置にあるとき、プーリセグメントの移動を妨害しない。ブロック偏向器はバリアに回転可能に結合することができる。
1つまたは複数の実施形態において、アクチュエータシステムは、係合面を含む固定偏向器をさらに含むことができ、係合面は係合偏向器と協働して、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、複数のプーリセグメントを係合解除領域から係合領域へ移動させる。固定偏向器は係合解除面をさらに含むことができ、係合解除面は係合解除偏向器と協働して、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、複数のプーリセグメントを係合領域から係合解除領域へ移動させる。係合カム面は固定偏向器の第1の側に配置することができ、係合解除カム面は、第1の側の反対の、固定偏向器の第2の側に配置することができる。固定偏向器はバリアと一体形成することができる。
1つまたは複数の実施形態において、アクチュエータシステムは、複数のプーリセグメントに結合するための複数のフォロワをさらに含むことができ、フォロワのそれぞれがプーリセグメントのうちのそれぞれの1つに結合可能であり得る。係合偏向器および係合解除偏向器は、複数のプーリセグメントに結合された複数のフォロワを偏向させることによって複数のプーリセグメントを係合領域と係合解除領域との間で移動させ、これによって、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、プーリセグメントを係合領域と係合解除領域との間で駆動することができる。フォロワのそれぞれは、係合偏向器および係合解除偏向器に接触するための接触面を含むローラを含むことができる。
1つまたは複数の実施形態において、モチベータアセンブリは、係合偏向器および係合解除偏向器を、それぞれ、第1の作動位置と第1のアイドル位置との間および第2の作動位置と第2のアイドル位置との間で移動させるための少なくとも1つのソレノイドを含むことができる。少なくとも1つのソレノイドは、係合偏向器を第1のアイドル位置から第1の作動位置へ移動させるための第1のソレノイドを含むことができ、少なくとも1つのソレノイドは、係合解除偏向器を第2のアイドル位置から第2の作動位置へ移動させるための第2のソレノイドを含むことができる。モチベータアセンブリは、係合偏向器および係合解除偏向器を、それぞれ、第1のアイドル位置および第2のアイドル位置に向かって付勢する少なくとも1つのばねを含むことができる。
別の一態様において、第1の軸を中心に回転可能な第1のプーリアセンブリと、第1のプーリアセンブリから離間して第2の軸を中心に回転可能な第2のプーリアセンブリであって、固定プーリと、固定プーリと同心であり、係合領域と係合解除領域との間で移動可能なセグメント型プーリと、を含む、第2のプーリアセンブリと、第1のプーリアセンブリと第2のプーリアセンブリとの間に延在してこれらを回転結合する無端部材と、セグメント型プーリを係合領域と係合解除領域との間で移動させるための上の段落で定義されたようなアクチュエータシステムと、第1のプーリアセンブリ、第2のプーリアセンブリ、無端部材、およびアクチュエータのうちの少なくとも1つを少なくとも部分的に支持するハウジングと、を含むセグメント型プーリトランスミッションが提供される。
次に添付の図面を参照して実施形態をより完全に説明する。
トランスミッションの不等角投影図であり、トランスミッションの内部を見るためにトランスミッションのハウジングが部分的に省略されている。 図1のトランスミッションの不等角投影図であり、内部をさらに見やすくするためにさらなる要素が省略されている。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントを係合解除領域から係合領域へ移行させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントを係合解除領域から係合領域へ移行させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントを係合解除領域から係合領域へ移行させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントを係合解除領域から係合領域へ移行させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントを係合解除領域から係合領域へ移行させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントを係合領域から係合解除領域へ移行させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントを係合領域から係合解除領域へ移行させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントを係合領域から係合解除領域へ移行させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントを係合領域から係合解除領域へ移行させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントを係合領域から係合解除領域へ移行させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントが係合解除領域と係合領域との間で移行するのをブロックするための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントが係合解除領域と係合領域との間で移行するのをブロックするための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントが係合解除領域と係合領域との間で移行するのをブロックするための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムおよびプーリセグメントの詳細図であり、プーリセグメントが係合解除領域と係合領域との間で移行するのをブロックするための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムの詳細図であり、アクチュエータシステムのモチベータアセンブリを用いて複数の偏向器をアイドル位置と作動位置との間で移動させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムの詳細図であり、アクチュエータシステムのモチベータアセンブリを用いて複数の偏向器をアイドル位置と作動位置との間で移動させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムの詳細図であり、アクチュエータシステムのモチベータアセンブリを用いて複数の偏向器をアイドル位置と作動位置との間で移動させるための手順を示している。 図1のトランスミッションのアクチュエータシステムの詳細図であり、アクチュエータシステムのモチベータアセンブリを用いて複数の偏向器をアイドル位置と作動位置との間で移動させるための手順を示している。
前述の概要、ならびにいくつかの実施形態の次の詳細な説明は、添付の図面と併せて読むと、よりよく理解されよう。本明細書で用いられるとき、単数形で記載されて「a」または「an」という単語によって先導される要素または特徴は、必ずしも複数の要素または特徴を除外するものではないとして理解されるべきである。さらに、「一例」または「一実施形態」への言及は、その一例または一実施形態の記載された要素または特徴も組み込む追加の例または実施形態の存在を除外するものとして解釈されるように意図されていない。また、明示的に反対に述べられていない限り、特定の特性を有する要素または特徴または複数の要素または特徴を「含む(comprising)」、「有する(having)」、または「含む(including)」例または実施形態は、その特定の特性を有さない追加の要素または特徴をさらに含むことができる。また、「comprises(含む)」、「has(有する)」、および「includes(含む)」という用語は「含むが限定されない」を意味し、「comprising(含む)」、「having(有する)」および「including(含む)」という用語は同等の意味を有することが理解されよう。
本明細書で用いられるとき、「および/または」という用語は、関連する列挙された要素または特徴のうちの1つまたは複数の任意のすべての組合せを含むことができる。
要素または特徴が別の要素または特徴に「接し」、「取り付けられ」、「接続され」、「結合され」、「接触し」ているなどとして言及されるとき、その要素または特徴は他の要素または特徴に直接接し、取り付けられ、接続され、結合され、または接触していることができ、または介在する要素も存在してよいことが理解されよう。対照的に、要素または特徴が別の要素または特徴に、たとえば、「直接接し」、「直接取り付けられ」、「直接接続され」、「直接結合され」、または「直接接触し」ているとして言及されるとき、介在する要素または特徴は存在しない。
「under(下)」、「below(下方)」、「lower(下方)」、「over(上方)」、「above(上方)」、「upper(上方)」、「front(前)」、「back(後)」などのような、空間的相対的用語を、図に描いたような要素または特徴の別の要素または特徴に対する関係を説明しやすくするために本明細書で用いることができるということが理解されよう。しかしながら、これらの空間的相対的用語で説明した要素は、図に描いた配向とは異なる、使用または動作中の配向を包含することができる。
本明細書での「例」への言及は、例に関連して説明する1つまたは複数の特徴、構造、要素、構成要素、特性、および/または動作ステップが、本開示による主題の少なくとも1つの実施形態および/または実装形態に含まれることを意味する。したがって、「一例」、「別の一例」という句、および本開示全体にわたる同様の文言は、同じ例を指すことがあるが、必ずしもそうとは限らない。さらに、任意の一例を特徴付ける主題は、任意の他の例を特徴付ける主題を含むことがあるが、必ずしもそうとは限らない。
本明細書で用いられるとき、効果を生む「ように構成された」要素または特徴は、その要素または特徴の物理的特性をその効果に根本的に結び付ける構成の実際の状態を指す。
別段の指示がない限り、「第1の」、「第2の」などの用語は、単に符号として本明細書で用いられ、これらの用語が言及する物に序数的、位置的、または階層的要件を課すように意図されていない。また、「第2の」物への言及は、より低い番号の物(たとえば、「第1の」物)および/またはより高い番号の物(たとえば、「第3の」物)の存在を要求も排除もしない。
本明細書で用いられるとき、「approximately(約)」および「about(約)」という用語は、依然として所望の機能を実行する、または所望の結果を達成する、記載された量に近い量を表す。たとえば、「approximately(約)」および「about(約)」という用語は、当業者であれば容易に理解するであろう工学的許容範囲内である量を指すことができる。
2019年11月29日に公開された、Wongらの特許文献3は、セグメント型プーリトランスミッションのためのアクチュエータシステムを開示している。アクチュエータシステムは、第1の位置と第2の位置との間で回転してセグメント型プーリのセグメントを係合領域と係合解除領域との間で選択的に移動させるように構成された単一の偏向器を含む。偏向器は第1の位置と第2の位置との間をセグメント型プーリの軸方向に移動する。このアクチュエータの貢献は称賛に値するが、偏向器を第1の位置と第2の位置との間で軸方向に移動させるには、セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、偏向器がプーリセグメント上の突起の間を通過することが要求される。偏向器の移動をプーリセグメントの移動と同期させるには慎重なタイミングが要求されるが、偏向器が位置間を移動することができる時間枠は比較的短い。したがって、偏向器の移動とプーリセグメントの移動との間のより寛容な同期を提供するため、偏向器を移動させるための時間枠がより長い、かつ/または移動距離がより短いアクチュエータのような改善が所望され得る。
図1および図2は、参照符号120で概して識別されるトランスミッションを示す。トランスミッション120は、セグメント型プーリトランスミッション、より詳細には、同期式セグメント交換型プーリトランスミッションシステム(SSIPTS)である。理解されるように、図1においてトランスミッションのハウジングの一部が省略されているので、トランスミッション120の内部要素を見ることができる。トランスミッション120の内部要素を見やすくするため、図2においてハブおよび接続ロッドのようなさらなる要素が加えて省略されている。いくつかの実施形態において、トランスミッション120は、特許文献4および/または特許文献5、特許文献6、および/または特許文献7に開示されたもののような要素を含み、その関連部分を参照により本明細書に組み込む。
トランスミッション120は、パワートレインの駆動軸と従動軸とのような第1の回転要素と第2の回転要素とを回転結合するように構成されている。トランスミッション120は、第1の回転要素と第2の回転要素との間の回転比を変更するようにさらに構成されている。トランスミッション120は、第1のプーリアセンブリ122、第2のプーリアセンブリ124、無端部材126、アイドラプーリ128、アクチュエータシステム130、およびハウジング132を含む。図示の実施形態において、トランスミッションは、特許文献8に開示されたもののようなテンショナアセンブリをさらに含み、その関連部分を参照により本明細書に組み込む。
トランスミッション120の要素および動作を以下で詳細に説明する。しかしながら、簡単に言えば、第1のプーリアセンブリ122は第1の軸134を中心に回転可能であり、単一の固定プーリを含む。第2のプーリアセンブリ124は第1のプーリアセンブリ122から離間し、第2の軸136を中心に回転可能である。第2のプーリアセンブリ124は内側の固定プーリおよび外側のセグメント型プーリを含む。無端部材126は、第1のプーリアセンブリ122、第2のプーリアセンブリ124、およびアイドラプーリ128の間に延在し、これらを回転結合する。アクチュエータシステム130は、第2のプーリアセンブリ124のセグメント型プーリを係合領域と係合解除領域との間で移動させて、トランスミッション120の回転比を変更するように構成されている。ハウジング132は、第1のプーリアセンブリ122、第2のプーリアセンブリ124、無端部材126、アイドラプーリ128、およびアクチュエータシステム130のうちの1つまたは複数を少なくとも部分的に包囲および支持する。トランスミッション120の動作中、第1のプーリアセンブリ122はパワートレインの第1の回転要素に結合され、第2のプーリアセンブリ124はパワートレインの第2の回転要素に結合され、トランスミッション120の回転比で、第1の回転要素の回転により第2の回転要素の回転が引き起こされる、またはその逆となるようになっている。
第1のプーリアセンブリ122は、たとえばねじ、ボルト、溝付きシャフト、キー、およびキー溝、または他の適切な結合機構によって、第1の回転要素(図示せず)に結合されるように構成されている。第1のプーリアセンブリ122は、トランスミッション120の動作中に回転するように構成されている。第1のプーリアセンブリ122は第1の軸134と同心であり、第1の軸134を中心に回転可能である。第1のプーリアセンブリ122は単一の固定プーリ140を含む。固定プーリ140は単体である。固定プーリ140は、無端部材126と係合するための外周面を含む。外周面は略円形であり、無端部材126上の対応する嵌合機構と係合するための、歯のような、複数の嵌合機構を含むことができる。
第2のプーリアセンブリ124は、たとえば、その関連部分を参照により本明細書に組み込む特許文献9に開示されたようなハブ、および/または接続ロッドによって、または他の適切な結合機構によって、第2の回転要素(図示せず)に結合されるように構成されている。第2のプーリアセンブリ124は、トランスミッション120の動作中に回転するように構成されている。第2のプーリアセンブリ124は第1のプーリアセンブリ122から離間し、第2の軸136を中心に回転可能である。第2のプーリアセンブリ124は内側の固定プーリ140および外側のセグメント型プーリ142を含む。セグメント型プーリ142は内側プーリ140と同心である。セグメント型プーリ142は、トランスミッション120の回転動作中、内側プーリ140を選択的に包囲して無端部材126と係合し、トランスミッション120の回転比を変更することができる。
内側プーリ140は、たとえば上述したハブによって、またはねじ、ボルト、溝付きシャフトもしくはキーおよびキー溝のような他の適切な結合機構によって、第2の回転要素に結合されるように構成されている。内側プーリ140は第2の軸136を中心に回転可能であり、第2の軸136と同心である。内側プーリ140は、無端部材126と係合するように構成されている。内側プーリ140は単体である。内側プーリ140は、無端部材126と係合するための外周面を含む。外周面は略円形であり、無端部材126上の対応する嵌合機構と係合するための、歯のような、複数の嵌合機構を含むことができる。内側プーリ140は第2のプーリアセンブリ124のコアプーリである。すなわち、内側プーリ140は第2のプーリアセンブリ124における中心のまたは最小直径のプーリである。
セグメント型プーリ142は、たとえば上述したようなハブおよび/もしくは接続ロッドによって、または他の適切な結合機構によって、第2の回転要素に結合されるように構成されている。セグメント型プーリ142は第2の軸136を中心に回転可能であり、第2の軸136と同心である。セグメント型プーリ142は、無端部材126と係合するように構成されている。セグメント型プーリ142は、無端部材126と係合するための外周面を含む。外周面は略円形であり、無端部材126上の対応する嵌合機構と係合するための、歯のような、複数の嵌合機構を含むことができる。セグメント型プーリ142は複数のプーリセグメント144を含む。プーリセグメント144は円形に配置されてセグメント型プーリ142を形成する。
複数のプーリセグメント144は、無端部材126と係合するように構成されている。プーリセグメント144のそれぞれは、セグメント型プーリ142の外周面の一部を画定する本体を含む。複数のプーリセグメント144は、上で組み込まれた特許文献6に記載されたものと同じである。プーリセグメント144は、内側プーリ140とセグメント型プーリ142との間で無端部材126を移行させるように係合領域と係合解除領域との間で順次移動可能であるように構成されている。本実施形態において、複数のプーリセグメント144は係合領域と係合解除領域との間で個別に移動可能である。複数のプーリセグメント144はアクチュエータシステム130によって係合領域と係合解除領域との間で移動する。
本開示の文脈において、「係合領域」は、第2のプーリアセンブリ124の要素が第2のプーリアセンブリ124の他の要素によって包囲または妨害されていないとき、トランスミッション120の回転動作中、第2のプーリアセンブリ124の要素が無端部材126と係合する領域である。対照的に、「係合解除領域」は、第2のプーリアセンブリ124の要素が、これらの露出または第2のプーリアセンブリ124の他の要素の位置に関係なく、トランスミッション120の回転動作中、無端部材126と係合しない領域である。本実施形態において、内側プーリ140は、トランスミッション120の回転動作中、複数のプーリセグメント144によって包囲されなければ常に無端部材126と係合することになるため、内側プーリ140は永久的に係合領域内に配置されることが理解されよう。対照的に、複数のプーリセグメント144は、無端部材126によって画定される平面内へ移動したときのみ係合領域にあることになり、ここで複数のプーリセグメント144は内側プーリ140を包囲し、トランスミッション120の回転動作中、無端部材126と係合することになる。
無端部材126は、第1のプーリアセンブリ122と第2のプーリアセンブリ124とを回転結合するように構成されている。無端部材126は第1のプーリアセンブリ122と第2のプーリアセンブリ124との間に延在する。無端部材126は、第1のプーリアセンブリ122および第2のプーリアセンブリ124と係合するように構成されている内面を含む。図1および図2において、無端部材126はいかなる嵌合機構もない概略図として示されている。しかしながら、理解されるように、無端部材126は、第1のプーリアセンブリ122および第2のプーリアセンブリ124の嵌合機構と係合するための、相補的な歯および/または穴のような、対応する嵌合機構を含むことができる。理解されるように、無端部材126は、チェーン、ベルト、または他の適切な種類の無端部材を含むことができる。
アイドラプーリ128はアイドラ軸138を中心に回転可能である。アイドラプーリ128は、無端部材126と係合するように構成されている。アイドラプーリ128は、無端部材126と係合するための外周面を含む。外周面は略円形であり、無端部材126上の対応する嵌合機構と係合するための、歯のような、複数の嵌合機構を含むことができる。アイドラプーリ128は、無端部材126における張力を制御するようにトランスミッション120内で移動可能である。いくつかの実施形態において、トランスミッション120は、上で組み込まれた特許文献8に開示されたテンショナアセンブリのような、アイドラプーリ128を移動させるテンショナアセンブリを含む。
アクチュエータシステム130は、複数のプーリセグメント144を係合領域と係合解除領域との間で選択的に移行させるように構成されている。アクチュエータシステム130は、係合領域と係合解除領域との間のプーリセグメント144の偶発的な移動を抑止するようにさらに構成されている。少なくとも図3に示すように、アクチュエータシステムは、係合偏向器150、係合解除偏向器152、バリア154、複数のフォロワ156、およびモチベータアセンブリ158を含む。理解されるように、プーリセグメント144のうちの1つにあるフォロワ156のうちの1つのみが図3に示され、残りのプーリセグメント144上の残りのフォロワ156は図2に見られる。アクチュエータシステム130は、図3に示すように、ブロック偏向器180をさらに含むことができる。係合偏向器150、係合解除偏向器152、およびブロック偏向器180は、図2に示すように、すべて第2のプーリアセンブリ124の軸方向に並んでおり、すべてセグメント型プーリ142の略半径方向外側に配置されている。モチベータアセンブリ158は、偏向器150、152、180の半径方向外側に配置され、これらと位置を合わせている。バリア154はセグメント型プーリ142の半径方向外側に配置されている。セグメント型プーリ142が係合解除領域にあるとき、バリア154はセグメント型プーリ142を取り囲む。複数のフォロワ156は複数のプーリセグメント144に結合されており、フォロワ156のそれぞれがプーリセグメント144のうちのそれぞれの1つに結合されている。
係合偏向器150は、複数のプーリセグメント144を係合解除領域から係合領域へ移動させるように構成されている。係合偏向器150は、セグメント型プーリ142の外周面の円周曲線にほぼ一致する円周曲線を備えた細長い形状を有する。係合偏向器150の根元または近位端において、係合偏向器150はバリア154に回転可能に結合され、係合偏向器150が第1のアイドル位置と第1の作動位置との間で半径方向に移動可能になっている。本実施形態において、第1のアイドル位置は係合偏向器150の半径方向外側の位置(図3および図17に示すような)であり、第1の作動位置は係合偏向器150の半径方向内側の位置(図4および図18に示すような)である。係合偏向器150はその遠位端に係合カム160を含む。係合カム160は半径方向内側に突出し、アクチュエータシステム130の係合解除側からアクチュエータシステム130の係合側に向かって軸方向に延在する。理解されるように、アクチュエータシステム130の係合解除側は係合解除領域に隣接する側であり、アクチュエータシステム130の係合側は係合領域に隣接する側である。係合カム160は係合カム面161を有する。係合カム面161はアクチュエータシステム130の係合解除側から係合側に向かって延在する。本実施形態において、係合カム面161の少なくとも一部は双曲線形状に従う。係合偏向器150がプーリセグメント144を係合解除領域から係合領域へ移動させるとき、双曲線形状はプーリセグメント144に一定の加速度を与える。
係合解除偏向器152は、複数のプーリセグメント144を係合領域から係合解除領域へ移動させるように構成されている。係合解除偏向器152は、セグメント型プーリ142の外周面の円周曲線にほぼ一致する円周曲線を備えた細長い形状を有する。係合解除偏向器152の根元または近位端において、係合解除偏向器152はバリア154に回転可能に結合され、係合解除偏向器152が第2のアイドル位置と第2の作動位置との間で半径方向に移動可能になっている。本実施形態において、第2のアイドル位置は係合解除偏向器152の半径方向外側の位置(図8および図17に示すような)であり、第2の作動位置は係合解除偏向器152の半径方向内側の位置(図9および図19に示すような)である。係合解除偏向器152はその遠位端に係合解除カム162を含む。係合解除カム162は半径方向内側に突出し、アクチュエータシステム130の係合側からアクチュエータシステム130の係合解除側に向かって延在する。係合解除カム162は係合解除カム面163を有する。係合解除カム面163はアクチュエータシステム130の係合側から係合解除側に向かって延在する。本実施形態において、係合解除カム面163の少なくとも一部は双曲線形状に従う。係合解除偏向器152がプーリセグメント144を係合領域から係合解除領域へ移動させるとき、双曲線形状はプーリセグメント144に一定の加速度を与える。
複数のフォロワ156は、複数のプーリセグメント144を係合領域と係合解除領域との間で移動させるように構成されている。複数のフォロワ156は、トランスミッション120の回転動作中、複数のプーリセグメント144を係合領域と係合解除領域との間で移動させるように少なくとも係合偏向器150および係合解除偏向器152と連動して動作する。フォロワ156のそれぞれがプーリセグメント144のうちのそれぞれの1つに結合されている。フォロワ156は、締結具、溶接、連結機構、または他の適切な機構によって、プーリセグメント144に結合することができる。各フォロワ156はそれぞれのプーリセグメント144から延在し、接触面164を含む。本実施形態において、各フォロワ156はセグメント型プーリ142の略半径方向にそれぞれのプーリセグメント144から外側に延在し、接触面164はフォロワ156の半径方向外側端に配置されている。本実施形態において、フォロワ156は半径方向外側端にローラを含み、ローラが接触面164を提供する。接触面164は、トランスミッション120の回転動作中、偏向器150、152に接触して、複数のプーリセグメント144を係合領域と係合解除領域との間で移動させるように構成されている。各フォロワ156はセグメント型プーリ142の外周面から軸方向にずれている。すなわち、フォロワ156のそれぞれは、フォロワ156が結合されているそれぞれのプーリセグメント144の外周面から第2の軸136の方向にずれている。理解されるように、セグメント型プーリ142の外周面からフォロワ156を軸方向にずらすことにより、トランスミッション120の回転動作中、フォロワ156と無端部材126との間の干渉が回避される。以下で説明するように、フォロワ156のそれぞれの接触面164は、トランスミッション120の回転動作中、係合カム160の係合カム面161または係合解除カム162の係合解除カム面163のいずれかに接触してそれぞれのプーリセグメント144を係合領域と係合解除領域との間で移動させる。本実施形態において、接触面164を提供するローラは、カム面161、163に接触してこれに沿って転動し、それぞれのプーリセグメント144を係合領域と係合解除領域との間で駆動するように構成されている。
バリア154は、係合領域と係合解除領域との間の複数のプーリセグメント144の偶発的な移動を抑止するように構成されている。バリア154は、間隙168を備えた、円周方向に延在するリング166を含む。バリア154は、間隙168の上を延在して円周方向リング166の両端を接続して、バリア154の剛性を向上させるブリッジ170をさらに含む。バリア154のリング166は、プーリセグメント144が係合領域にあるときのフォロワ156の回転経路と、プーリセグメント144が係合解除領域にあるときのフォロワ156の回転経路と、の間に配置されている。本実施形態において、バリア154は、軸方向において、フォロワ156の接触面164によって画定される回転経路間に配置されている。したがって、フォロワ156の接触面164は、トランスミッション120の回転動作中、リング166に当接し、フォロワ156の接触面164が間隙168と位置を合わせているときを除き、プーリセグメント144が係合領域と係合解除領域との間で移動することを防止する。それぞれのフォロワ156の接触面164が間隙168と位置を合わせると、それぞれのフォロワ156は間隙168を通過して、トランスミッション120の回転動作中、プーリセグメント144が係合領域と係合解除領域との間を移動することができる。間隙168は、係合偏向器150および係合解除偏向器152上の係合カム160および係合解除カム162とそれぞれ位置を合わせるので、以下で詳細に説明するように、カム160、162は間隙168を通してフォロワ156を偏向させることができる。本実施形態において、バリア154は固定偏向器172をさらに含む。固定偏向器172はリング166の先端に形成されている。固定偏向器172は固定係合面174を含み、固定係合面174は係合偏向器150と協働してプーリセグメント144を係合解除領域から係合領域へ移動させる。固定偏向器172は固定係合解除面176をさらに含み、固定係合解除面176は係合解除偏向器152と協働してプーリセグメント144を係合領域から係合解除領域へ移動させる。本実施形態において、固定偏向器172は両側があり、片側に固定係合面174があり、固定偏向器172の反対側に固定係合解除面176がある。
ブロック偏向器180は、バリア154の間隙168を通る、係合領域と係合解除領域との間の複数のプーリセグメント144の偶発的な移動を抑止するように構成されている。ブロック偏向器180は、セグメント型プーリ142の外周面の曲線に一致する曲線を備えたほぼ細長い形状を有する。その根元または近位端において、ブロック偏向器180はバリア154に回転可能に結合され、ブロック偏向器180が第3のアイドル位置と第3の作動位置との間で半径方向に移動可能になっている。本実施形態において、第3のアイドル位置はブロック偏向器180の半径方向外側の位置(図13および図17に示すような)であり、第3の作動位置はブロック偏向器180の半径方向内側の位置(図14および図20に示すような)である。ブロック偏向器180はその遠位端にブロック構造182を含む。ブロック偏向器180が第3の作動位置にあるとき、ブロック構造182は半径方向内側に突出して少なくとも部分的に間隙168にわたって延在する。ブロック構造182は、中央凹部184、第1のブロッカー186、および第2のブロッカー188を含む。第2のブロッカー188は第1のブロッカー186の反対側に配置され、中央凹部184は第1のブロッカー186と第2のブロッカー188との間に配置されている。中央凹部184は、ブロック偏向器180が第3の作動位置にあるとき、バリア154のブリッジ170を受け入れるように構成されている。第1のブロッカー186は係合偏向器150に隣接して配置されている。第2のブロッカー188は係合解除偏向器152に隣接して配置されている。
モチベータアセンブリ158は、係合偏向器150、係合解除偏向器152、およびブロック偏向器180をそれぞれの作動位置とアイドル位置との間で移動させるように構成されている。図17に示すように、モチベータアセンブリ158は、第1のモチベータ190、第2のモチベータ192、第3のモチベータ194、モチベータ支持構造196、およびばねアセンブリ198を含む。モチベータ190、192、194のそれぞれは、プッシュロッドに結合されたソレノイドを含み、プッシュロッドはソレノイドから半径方向内側に延在する。第1のモチベータ190は係合偏向器150と位置を合わせ、第2のモチベータ192は係合解除偏向器152と位置を合わせ、第3のモチベータ194はブロック偏向器180と位置を合わせている。第1のモチベータ190のソレノイドは、図17および図18に示すように、係合偏向器150を(プッシュロッドを介して)第1のアイドル位置から第1の作動位置へ押すように付勢することができる。同様に、第2のモチベータ192のソレノイドは、図17および図19に示すように、係合解除偏向器152を第2のアイドル位置から第2の作動位置へ押すように付勢することができる。最後に、第3のモチベータ194のソレノイドは、図17および図20に示すように、ブロック偏向器180を第3のアイドル位置から第3の作動位置へ押すように付勢することができる。
モチベータ支持構造196は、モチベータ190、192、194のそれぞれに接続され、ハウジング132に結合されている。モチベータ支持構造196は、モチベータ190、192、194を支持してこれらを所定の位置に固定するように構成されている。いくつかの実施形態において、モチベータ支持構造196はハウジング132と一体形成することができる。他の実施形態において、モチベータ支持構造196は、締結具、溶接、連結機構、または他の適切な機構によって、ハウジング132に結合することができる。
ばねアセンブリ198は、偏向器150、152、180の遠位先端とバリア154との間に延在する。ばねアセンブリ198は、偏向器150、152、180をそれらのそれぞれのアイドル位置に向かって付勢するように構成されている。ばねアセンブリ198は、偏向器150、152、180がそれらのそれぞれのアイドル位置を超えて半径方向外側に移動するのを抑止するようにさらに構成されている。したがって、ばねアセンブリ198は、ばね200を含み、ばね200は、偏向器150、152、180の遠位先端と係合し、偏向器150、152、180を、それぞれ、第1のアイドル位置、第2のアイドル位置および第3のアイドル位置に向かって付勢する。ばねアセンブリ198は停止部202をさらに含む。停止部202は、それらのアイドル位置にあるときの偏向器150、152、180に当接し、偏向器150、152、180が、それぞれ、第1のアイドル位置、第2のアイドル位置および第3のアイドル位置を超えて半径方向外側に移動するのを抑止する。
ハウジング132は、第1のプーリアセンブリ122、第2のプーリアセンブリ124、無端部材126、アイドラプーリ128、およびアクチュエータシステム130のうちの1つまたは複数を、直接的または間接的に、少なくとも部分的に包囲および少なくとも部分的に支持する。本実施形態において、ハウジング132はほぼ閉じられたケーシングである。ただし、他の実施形態において、ハウジング132は、支持フレームのような、ほぼ開いた支持構造とすることができる。
トランスミッション120の動作中、無端部材126は、接触区間として画定された角度領域内で第2のプーリアセンブリ124に接触してこれと係合する。逆に、無端部材126は、非接触区間として画定された角度領域内で第2のプーリアセンブリ124に接触またはこれと係合しない。したがって、セグメント型プーリ142のプーリセグメント144は、無端部材126と干渉することなく、そしてトランスミッション120の負荷を除くことなく、非接触区間に配置されている間に係合領域の内外へ移動することができる。理解されるように、非接触区間は、もしあれば、プーリセグメント144のどれが無端部材126と係合しているかに応じて変化することになる。接触区間および非接触区間は特許文献10にさらに記載されており、その関連部分を参照により本明細書に組み込む。
非接触区間に配置されている間にプーリセグメント144を係合領域の内外へ移動させることによって、第2のプーリアセンブリ124の内側プーリ140と係合することから第2のプーリアセンブリ124のセグメント型プーリ142と係合することへ、またはその逆に無端部材126を移行させることができる。無端部材126を内側プーリ140とセグメント型プーリ142との間で移行させることは「シフト」または「シフトイベント」と呼ばれる。内側プーリ140と係合することからセグメント型プーリ142と係合することへ無端部材126を移行させるための手順のさらなる説明は、上で組み込まれた特許文献10に見出すことができる。本実施形態において、無端部材126がセグメント型プーリ142と係合しているとき、トランスミッション120は第1のギア(LOギア)にあり、無端部材126が内側プーリ140と係合しているとき、トランスミッション120は第2のギア(HIギア)にある。
図3から図7は、係合シフトイベント中、プーリセグメント144のうちの1つを係合解除領域から係合領域へ移動させるための手順を示す。係合シフトイベントにより、無端部材126が内側プーリ140に接触することからセグメント型プーリ142に接触することへ移行し、これによって無端部材126をセグメント型プーリ142と係合させる。理解されるように、図3から図7において係合解除領域から係合領域へ移動しているプーリセグメント144は移行プーリセグメントとして説明することができ、第2のプーリ142の複数のプーリセグメント144のうちの1つである。同様に、移行プーリセグメント144に結合されたフォロワ156は移行フォロワとして説明することができ、複数のフォロワ156のうちの1つである。係合シフトイベントの前、係合偏向器150および係合解除偏向器152の両方は、図3に示すように、それらのアイドル位置にあり、プーリセグメント144およびフォロワ156の回転経路の外にある。
係合シフトイベントを開始するために、トランスミッション120の回転動作中、係合偏向器150を第1の作動位置へ移動させる。本実施形態において、第1のモチベータ190を駆動して、係合偏向器150を第1のアイドル位置から第1の作動位置へ押す。係合偏向器150は、偏向器150の根元にある軸を中心に回転することによって、第1のアイドル位置から第1の作動位置へ半径方向内側に移動する。偏向器150の根元にある軸は第2の軸136とほぼ位置を合わせている。係合偏向器150が第1の作動位置にあるとき、係合カム160は移行フォロワ156の回転経路に配置される。より詳細には、係合カム160は移行フォロワ156の接触面164の回転経路に配置される。
トランスミッション120が回転すると、移行フォロワ156の接触面164は係合カム160の係合カム面161に接触し、アクチュエータシステム130の係合解除側から係合側に向かって偏向する(図5に示すように)。接触面164のこの偏向により、それぞれの移行フォロワ156が係合側に向かって移動し、これによりひいては移行プーリセグメント144が係合領域に向かって駆動される(すなわち、本実施形態において、押される)。トランスミッション120が回転し続けると、接触面164は係合カム面161から固定偏向器172の固定係合面174へ通過する(図6に示すように)。その後、移行プーリセグメント144が係合領域に入るまで、固定係合面174は継続して接触面164を、そして結果的に移行フォロワ156を、アクチュエータシステム130の係合側に向けて偏向させる(図7に示すように)。プーリセグメント144のすべてを係合領域内へ移動させるまで、このプロセスを後続の各フォロワ156について繰り返す。プーリセグメント144のすべてが係合領域に入ると、係合シフトイベントは完了し、無端部材126は内側プーリ142に接触することからセグメント型プーリ142に接触することへ移行したことになる。後続のシフトイベントに備えるため、係合偏向器150を第1のアイドル位置へ移動させることができる。本実施形態において、第1のモチベータ190を止め、ばねアセンブリ194のばね200により係合偏向器150を第1のアイドル位置へ押し戻す。
図8から図12は、係合解除シフトイベント中、プーリセグメント144のうちの1つを係合領域から係合解除領域へ移行させるための手順を示す。係合解除シフトイベントにより、無端部材126がセグメント型プーリ142に接触することから内側プーリ140に接触することへ移行し、これによって無端部材126を内側プーリ140と係合させる。理解されるように、図8から図12において係合領域から係合解除領域へ移動しているプーリセグメント144は移行プーリセグメントとして説明することができ、第2のプーリ142の複数のプーリセグメント144のうちの1つである。同様に、移行プーリセグメント144に結合されたフォロワ156は移行フォロワとして説明することができ、複数のフォロワ156のうちの1つである。係合解除シフトイベントの前、係合偏向器150および係合解除偏向器152の両方は、図3に示すように、それらのアイドル位置にあり、プーリセグメント144およびフォロワ156の回転経路の外にある。
係合解除シフトイベントを開始するために、トランスミッション120の回転動作中、係合解除偏向器152を第2の作動位置へ移動させる。本実施形態において、第2のモチベータ192を駆動して、係合解除偏向器152を第2のアイドル位置から第2の作動位置へ押す。係合解除偏向器152は、偏向器152の根元にある軸を中心に回転することによって、第2のアイドル位置から第2の作動位置へ半径方向内側に移動する。偏向器152の根元にある軸は第2の軸136とほぼ位置を合わせている。係合解除偏向器152が第2の作動位置にあるとき、係合解除カム162は移行フォロワ156の回転経路に配置される。より詳細には、係合解除カム162は移行フォロワ156の接触面164の回転経路に配置される。
トランスミッション120が回転すると、移行フォロワ156の接触面164は係合解除カム162の係合解除カム面163に接触し、アクチュエータシステム130の係合側から係合解除側に向かって偏向する(図10に示すように)。接触面164のこの偏向により、それぞれの移行フォロワ156が係合解除側に向かって移動し、これによりひいては移行プーリセグメント144が係合解除領域に向かって駆動される(すなわち、本実施形態において、引っ張られる)。トランスミッション120が回転し続けると、接触面164は係合解除カム面163から固定偏向器172の固定係合解除面176へ通過する(図11に示すように)。その後、移行プーリセグメント144が係合解除領域に入るまで、固定係合解除面176は継続して接触面164を、そして結果的に移行フォロワ156を、アクチュエータシステム130の係合解除側に向けて偏向させる(図12に示すように)。プーリセグメント144のすべてを係合解除領域内へ移動させるまで、このプロセスを後続の各フォロワ156について繰り返す。プーリセグメント144のすべてが係合解除領域に入ると、係合解除シフトイベントは完了し、無端部材126はセグメント型プーリ142に接触することから内側プーリ142に接触することへ移行したことになる。後続のシフトイベントに備えるため、係合解除偏向器152を第2のアイドル位置へ移動させることができる。本実施形態において、第2のモチベータ192を止め、ばねアセンブリ194のばね200により係合解除偏向器152を第2のアイドル位置へ押し戻す。
理解されるように、係合偏向器150および係合解除偏向器152は固定偏向器172と協働してプーリセグメント144を係合領域と係合解除領域との間で移動させるため、係合偏向器150および係合解除偏向器152の両方を、偏向器150、152が単独で動作してプーリセグメント144を係合領域と係合解除領域との間で移動させる場合に必要であろう長さより短くすることができる。偏向器150、152を短くすることは、それらの重量を低減することができ、トランスミッション120の他の要素との干渉を回避するのに役立ち得る。
加えて、偏向器150、152はそれらのアイドル位置と作動位置との間で半径方向に移動するため、各偏向器150、152がシフトイベント中に移動する必要がある距離は最小である。すなわち、各偏向器150、152は、カム面161、163がシフトイベント中にフォロワ156に接触するのに十分な距離だけ半径方向内側に移動する必要があるのみである。理解されるように、この半径方向内向きの移動の距離は、各フォロワ156の接触面164の高さの一部と同じくらい小さくすることができる。対照的に、偏向器がシフトイベント中に軸方向に移動すれば、偏向器は、フォロワが偏向器に接触する場所の一方の軸方向の側から、フォロワが偏向器に接触する場所の反対の軸方向の側までの幅に少なくとも等しい距離を移動する必要があることになる。軸方向に移動する偏向器の一例が特許文献11に図示および説明されており、その関連部分を参照により本明細書に組み込む。理解されるように、軸方向偏向器がシフトイベント中に移動することが要求される距離は、偏向器150、152が移動することが要求される距離より大きい。偏向器150、152をシフトイベント中により短い距離だけ移動させることにより、シフトイベントのためのタイミングを容易にすることができ、偏向器とプーリセグメントとの移動の間のより寛容な同期を提供することができる。
また、シフトイベント中に偏向器150、152をそれらのアイドル位置と作動位置との間で半径方向に移動させることによって、フォロワ156の回転経路と偏向器150、152の移動との間の重複を最小化することができる。対照的に、偏向器がシフトイベント中にフォロワの一方の側から他方へ軸方向に移動すれば、偏向器はフォロワの回転経路を通過することになり、回転経路のより大きな部分に重複する可能性がある。シフトイベント中のフォロワ156の回転経路と偏向器150、152の移動との間の重複を低減することは、シフトイベント中の干渉を回避するのに役立ち得る。加えて、前述の重複を低減することによって、シフトイベント中に偏向器150、152を移動させるための時間枠を改善することができる。すなわち、シフトイベント中、干渉が起こり得る領域をフォロワが通過するとすぐに、偏向器がそのアイドル位置からその作動位置へ移動し始めることができる。したがって、フォロワ156の回転経路と偏向器150、152の移動との間の重複領域を低減することによって、重複領域がより大きい場合より早く偏向器150、152の移動を開始することが可能になり得る。本実施形態において、トランスミッション120の回転動作中、接触面164を備えたローラがそれぞれの偏向器150、152を完全に通り過ぎる前に起こり得る、接触面164を備えたローラがそれぞれの偏向器150、152のカム160、162を通り過ぎることを終えるとすぐに、偏向器150、152のそれぞれがそのアイドル位置からその作動位置へ移動し始めることができる。
図13から図16は、トランスミッション120の回転動作中、係合領域と係合解除領域との間のプーリセグメント144の意図しない移動を抑止するための手順を示す。プーリセグメント144のうちの1つのみが示されているが、この手順は複数のプーリセグメント144の意図しない移動を抑止することが理解されよう。プーリセグメント144の移動を抑止するためのこの手順をシフトイベントの前および/または後に行って、係合領域と係合解除領域との間のプーリセグメント144の偶発的な移動を防止することができる。
前述の手順を開始するために、ブロック偏向器180を第3の作動位置に移動させる(図14に示すように)。本実施形態において、第3のモチベータ194は、ブロック偏向器180を第3のアイドル位置から第3の作動位置へ押すように付勢される。ブロック偏向器180は、偏向器180の根元にある軸を中心に回転することによって、第3のアイドル位置から第3の作動位置へ半径方向内側に移動する。偏向器180の根元にある軸は第2の軸136とほぼ位置を合わせている。ブロック偏向器180が第3の作動位置にあるとき、ブロック構造182は間隙168の少なくとも一部をブロックし、これによりフォロワ156が間隙168を通過することが抑止され、これによって係合領域と係合解除領域との間のプーリセグメント144の移動が抑止される。理解されるように、ブロック構造182は間隙168全体をブロックする必要はない。本実施形態において、ブロック構造182は間隙168の十分な部分をブロックし、そのため間隙168の残りの部分はフォロワ156上のローラより狭くなり、これによりフォロワ156が間隙168を通過することが防止され、これによってフォロワ156に結合されているプーリセグメント144が係合解除領域と係合領域との間で移動することが防止される。
加えて、ブロック偏向器180が第3の作動位置にあるとき、ブロック構造182はフォロワ156の意図される回転経路に隣接して配置される。本実施形態において、ブロック構造182は、フォロワ156の接触面164によって画定される回転経路に隣接して配置される。したがって、プーリセグメント144がブロック構造182を通過するとき、フォロワ156のうちの1つが回転経路から外れれば、ブロック構造182はフォロワ156の接触面164に接触し、フォロワ156を偏向させて意図される回転経路に向かって戻すことになる。したがって、ブロック偏向器180が第3の作動位置にあるとき、ブロック偏向器180は、プーリセグメント144を意図される領域に(すなわち、所望されるような係合領域または係合解除領域に)維持するのに役立ち得る。
1つまたは複数の具体的な実施形態およびその潜在的な利点を図示および上述してきたが、他の実施形態および利点が当業者によって理解され得る。さらなる実施形態の選択を以下に提供する。しかしながら、これらのさらなる実施形態は、当業者によって理解されるであろうすべての実施形態の網羅的なリストとして解釈されるべきではない。
トランスミッション120は、アイドラプーリ128を含むとして図示および説明してきたが、他の実施形態においてアイドラプーリが省略され得ることが理解されよう。いくつかの実施形態において、アイドラプーリを省略することができ、無端部材は、無端部材における張力を制御するように弾性である、または調整可能とすることができる。
トランスミッション120は、単一のセグメント型プーリ142を含むとして図示および説明してきたが、他の実施形態においてトランスミッションが複数のセグメント型プーリを含み得ることが理解されよう。いくつかの実施形態において、第1のプーリアセンブリおよび第2のプーリアセンブリはそれぞれ内側プーリおよび外側セグメント型プーリを含むことができ、そのためトランスミッションは2つのセグメント型プーリを含む。いくつかの実施形態において、プーリアセンブリのうちの1つまたは複数が内側プーリおよび複数のセグメント型プーリを含むことができ、各セグメント型プーリは直径が順次増加する。
トランスミッション120は、単一のアクチュエータシステム130を含むとして図示および説明してきたが、他の実施形態においてトランスミッションが複数のアクチュエータシステムを含み得ることが理解されよう。トランスミッションが複数のセグメント型プーリを含む実施形態のようないくつかの実施形態において、トランスミッションは複数のアクチュエータシステムを含むことができ、セグメント型プーリのそれぞれについて1つのアクチュエータシステムがある。
係合偏向器150、係合解除偏向器152、およびブロック偏向器180は、バリア154に結合されるとして図示および説明してきたが、他の実施形態において偏向器がトランスミッションの他の要素に結合され得ることが理解されよう。いくつかの実施形態において、偏向器のうちの1つまたは複数をハウジングに結合することができる。いくつかの実施形態において、偏向器のうちの1つまたは複数をモチベータアセンブリに、たとえばモチベータ支持構造に結合することができる。
フォロワ156は、接触面164を提供するローラを含むとして図示および説明してきたが、他の実施形態においてフォロワが、接触面を提供する突起、固定スライダ、旋回スライダ、または他の要素を含み得ることが理解されよう。フォロワがローラを含むいくつかの実施形態において、ローラのうちの1つまたは複数が、ボールベアリング、ニードルベアリング、またはブッシングを含むことができる。
フォロワ156は、プーリセグメント144から半径方向外側に延在するとして図示および説明してきたが、他の実施形態においてフォロワがプーリセグメントから他の方向に延在し得ることが理解されよう。いくつかの実施形態において、各フォロワはそれぞれのプーリセグメントから半径方向内側に延在することができる。理解されるように、フォロワがセグメント型プーリのプーリセグメントから半径方向内側に延在する実施形態において、アクチュエータシステムはセグメント型プーリの半径方向内側に配置することができ、図示および上述したものからほぼ反転させることができる。一例として、このような実施形態において、係合カムおよび係合解除カムは、それぞれ、係合偏向器および係合解除偏向器から半径方向外側に突出することができ、偏向器はそれらのアイドル位置からそれらの作動位置へ半径方向外側に移動することができる。さらなる例が当業者によって理解されよう。
フォロワ156のそれぞれは、プーリセグメント144のうちのそれぞれの1つに結合されるとして図示および説明してきたが、他の実施形態においてフォロワがプーリセグメントと一体形成され得ることが理解されよう。いくつかの実施形態において、フォロワのそれぞれはプーリセグメントのうちのそれぞれの1つと一体形成することができる。いくつかの実施形態において、一体形成されたフォロワのそれぞれは、それぞれのプーリセグメントと一体形成されてそれぞれのプーリセグメントの軸方向の側から延在する突出部を含むことができ、突出部は接触面を提供する。
アクチュエータシステム130は、ブロック偏向器180およびバリア154を含むとして図示および説明してきたが、いくつかの実施形態においてこれらの要素が省略され得ることが理解されよう。いくつかの実施形態において、ブロック偏向器のみを省略することができる。他の実施形態において、バリアおよびブロック偏向器の両方を省略することができる。しかし、このような実施形態においてプーリセグメントが偶発的に移動する可能性がより高くなり得ることが理解されよう。ブロック偏向器が省略される実施形態において、第3のモチベータも省略することができる。
モチベータ190、192、194のそれぞれは、プッシュロッドに結合されたソレノイドを含むとして図示および説明してきたが、他の実施形態においてモチベータが他の要素を含み得ることが理解されよう。いくつかの実施形態において、モチベータは、偏向器をそれらのアイドル位置と作動位置との間で移動させるためのサーボまたは他のモータを含むことができる。いくつかの実施形態において、ブロック偏向器用のモチベータは、ブロック偏向器を第3の作動位置に維持するばねと、ブロック偏向器を第3の作動位置から第3のアイドル位置へ移動させるように駆動することができるソレノイドと、を含むことができる。ブロック偏向器が主に第3の作動位置に配置されることになり、ソレノイドについてのエネルギー節約が好まれるとき、このような実施形態が望ましいことがある。
バリア154は、円周方向に延在するリングを含むとして図示および説明してきたが、他の実施形態においてバリアは異なる形状を含むことができる。いくつかの実施形態において、バリアは、プーリセグメントが係合領域にあるときのフォロワの回転経路と、プーリセグメントが係合解除領域にあるときのフォロワの回転経路と、の間に配置されるプレートまたは壁を含むことができる。
理解されるように、いくつかの実施形態においてトランスミッションは、すべて特許文献8に図示および説明されたようなテンショナアセンブリ、アイドラロック、および/またはアイドラ停止部をさらに含むことができ、その関連部分を参照により本明細書に組み込む。いくつかの実施形態において、トランスミッションは、特許文献9に図示および説明されたような1つまたは複数の移行セグメントセットをさらに含むことができ、その関連部分を参照により本明細書に組み込む。
実施形態を上述してきて添付の図面に示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義されるような範囲から逸脱することなく、変更および修正を行うことができ、全体として明細書と一致する最も広い解釈が特許請求の範囲に与えられるべきであることが、当業者によって理解されよう。
120 トランスミッション
122 第1のプーリアセンブリ
124 第2のプーリアセンブリ
126 無端部材
128 アイドラプーリ
130 アクチュエータシステム
132 ハウジング
134 第1の軸
136 第2の軸
138 アイドラ軸
140 固定プーリ、内側プーリ
142 セグメント型プーリ、内側プーリ、第2のプーリ
144 プーリセグメント、移行プーリセグメント
150 係合偏向器
152 係合解除偏向器
154 バリア
156 フォロワ、移行フォロワ
158 モチベータアセンブリ
160 係合カム
161 係合カム面
162 係合解除カム
163 係合解除カム面
164 接触面
166 リング
168 間隙
170 ブリッジ
172 固定偏向器
174 固定係合面
176 固定係合解除面
180 ブロック偏向器
182 ブロック構造
184 中央凹部
186 第1のブロッカー
188 第2のブロッカー
190 第1のモチベータ
192 第2のモチベータ
194 第3のモチベータ
196 モチベータ支持構造
198 ばねアセンブリ
200 ばね
202 停止部

Claims (20)

  1. セグメント型プーリトランスミッションのためのアクチュエータシステムであって、
    第1の作動位置と第1のアイドル位置との間で半径方向に移動可能な係合偏向器と、
    第2の作動位置と第2のアイドル位置との間で半径方向に移動可能な係合解除偏向器と、
    前記係合偏向器および前記係合解除偏向器を、それぞれ、前記第1の作動位置と前記第1のアイドル位置の間および前記第2の作動位置と前記第2のアイドル位置との間で移動させるためのモチベータアセンブリと、
    を含み、
    前記第1の作動位置において、前記係合偏向器は、前記セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、前記セグメント型プーリトランスミッションの複数のプーリセグメントを係合解除領域から係合領域へ移動させるように構成され、
    前記第2の作動位置において、前記係合解除偏向器は、前記セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、前記複数のプーリセグメントを前記係合領域から前記係合解除領域へ移動させるように構成され、
    前記第1のアイドル位置および前記第2のアイドル位置において、それぞれ、前記係合偏向器および前記係合解除偏向器は、前記セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、前記複数のプーリセグメントを移動させない、
    アクチュエータシステム。
  2. 前記係合偏向器および前記係合解除偏向器は、それぞれ、前記第1の作動位置と前記第1のアイドル位置との間および前記第2の作動位置と前記第2のアイドル位置との間で独立して移動可能である、請求項1に記載のアクチュエータシステム。
  3. 前記係合偏向器は係合カムを含み、前記係合解除偏向器は係合解除カムを含み、前記係合カムおよび前記係合解除カムは、前記セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、前記複数のプーリセグメントを前記係合領域と前記係合解除領域との間で移動させるように構成されている、請求項1または2に記載のアクチュエータシステム。
  4. 前記セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、前記係合領域と前記係合解除領域との間の前記複数のプーリセグメントの移動を制限するように構成されたバリアをさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のアクチュエータシステム。
  5. 前記バリアは、前記係合領域と前記係合解除領域との間の前記複数のプーリセグメントの移動を可能にする間隙を含む、請求項4に記載のアクチュエータシステム。
  6. 前記バリアは円周方向に延在する壁を含み、前記間隙は前記円周方向に延在する壁に配置されている、請求項5に記載のアクチュエータシステム。
  7. 前記アクチュエータシステムは、ブロック位置と第3のアイドル位置との間で半径方向に移動可能なブロック偏向器をさらに含み、前記セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、前記ブロック偏向器は、前記ブロック位置にあるとき、前記間隙を通る前記複数のプーリセグメントの移動を妨害し、前記第3のアイドル位置にあるとき、前記プーリセグメントの移動を妨害しない、請求項5または6に記載のアクチュエータシステム。
  8. 前記ブロック偏向器は前記バリアに回転可能に結合されている、請求項7に記載のアクチュエータシステム。
  9. 前記係合偏向器および前記係合解除偏向器のうちの少なくとも1つが前記バリアに回転可能に結合されている、請求項4から8のいずれか一項に記載のアクチュエータシステム。
  10. 前記アクチュエータシステムは、係合面を含む固定偏向器をさらに含み、前記係合面は前記係合偏向器と協働して、前記セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、前記複数のプーリセグメントを前記係合解除領域から前記係合領域へ移動させる、請求項4から9のいずれか一項に記載のアクチュエータシステム。
  11. 前記固定偏向器は係合解除面をさらに含み、前記係合解除面は前記係合解除偏向器と協働して、前記セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、前記複数のプーリセグメントを前記係合領域から前記係合解除領域へ移動させる、請求項10に記載のアクチュエータシステム。
  12. 前記係合カム面は前記固定偏向器の第1の側に配置され、前記係合解除カム面は、前記第1の側の反対の、前記固定偏向器の第2の側に配置されている、請求項11に記載のアクチュエータシステム。
  13. 前記固定偏向器は前記バリアと一体形成されている、請求項10から12のいずれか一項に記載のアクチュエータシステム。
  14. 前記アクチュエータシステムは、前記複数のプーリセグメントに結合するための複数のフォロワをさらに含み、前記フォロワのそれぞれが前記プーリセグメントのうちのそれぞれの1つに結合可能である、請求項1から13のいずれか一項に記載のアクチュエータシステム。
  15. 前記係合偏向器および前記係合解除偏向器は、前記複数のプーリセグメントに結合された前記複数のフォロワを偏向させることによって前記複数のプーリセグメントを前記係合領域と前記係合解除領域との間で移動させ、これによって、前記セグメント型プーリトランスミッションの回転動作中、前記プーリセグメントを前記係合領域と前記係合解除領域との間で駆動する、請求項14に記載のアクチュエータシステム。
  16. 前記フォロワのそれぞれは、前記係合偏向器および前記係合解除偏向器に接触するための接触面を含むローラを含む、請求項15に記載のアクチュエータシステム。
  17. 前記モチベータアセンブリは、前記係合偏向器および前記係合解除偏向器を、それぞれ、前記第1の作動位置と前記第1のアイドル位置との間および前記第2の作動位置と前記第2のアイドル位置との間で移動させるための少なくとも1つのソレノイドを含む、請求項1から16のいずれか一項に記載のアクチュエータシステム。
  18. 前記少なくとも1つのソレノイドは、前記係合偏向器を前記第1のアイドル位置から前記第1の作動位置へ移動させるための第1のソレノイドを含み、前記少なくとも1つのソレノイドは、前記係合解除偏向器を前記第2のアイドル位置から前記第2の作動位置へ移動させるための第2のソレノイドを含む、請求項17に記載のアクチュエータシステム。
  19. 前記モチベータアセンブリは、前記係合偏向器および前記係合解除偏向器を、それぞれ、前記第1のアイドル位置および前記第2のアイドル位置に向かって付勢する少なくとも1つのばねを含む、請求項1から18のいずれか一項に記載のアクチュエータシステム。
  20. 第1の軸を中心に回転可能な第1のプーリアセンブリと、
    前記第1のプーリアセンブリから離間して第2の軸を中心に回転可能な第2のプーリアセンブリであって、
    固定プーリと、
    前記固定プーリと同心であり、係合領域と係合解除領域との間で移動可能なセグメント型プーリと、
    を含む、第2のプーリアセンブリと、
    前記第1のプーリアセンブリと前記第2のプーリアセンブリとの間に延在して前記第1のプーリアセンブリと前記第2のプーリアセンブリとを回転結合する無端部材と、
    前記セグメント型プーリを前記係合領域と前記係合解除領域との間で移動させるための請求項1から19のいずれか一項に定義されたようなアクチュエータシステムと、
    前記第1のプーリアセンブリ、前記第2のプーリアセンブリ、前記無端部材、および前記アクチュエータのうちの少なくとも1つを少なくとも部分的に支持するハウジングと、
    を含む、セグメント型プーリトランスミッション。
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