JP2024512603A - 基準ロケーションデバイスをサポートするためのシグナリングおよびプロシージャ - Google Patents

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Abstract

通信のための技法が開示される。一態様では、ロケーションサーバは、基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、登録要求は、ロケーションサーバが測位プロトコルを介して基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含む、1つまたは複数のパラメータに基づいて測位プロトコルを介して基準デバイスとの測位プロシージャを誘発することと、測位プロトコルを介して測位プロシージャ中に基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信することと、基準デバイスのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することとを行う。【選択図】図16

Description

優先権の主張
関連出願の相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2021年3月30日に出願された「SIGNALING AND PROCEDURES FOR SUPPORTING REFERENCE LOCATION DEVICES」と題するギリシャ特許出願第20210100208号の優先権を主張する。
[0002]本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)と、(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービスと、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービスと、第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))またはWiMax(登録商標))とを含む、様々な世代を通して発展してきた。現在、セルラーおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用されている多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログ高度モバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などに基づくデジタルセルラーシステムを含む。
[0004]新無線(NR)と呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度と、より多い数の接続と、より良いカバレージとを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによる5G規格は、数万人のユーザの各々に数十メガビット毎秒のデータレートを提供し、オフィスフロア上の数十人の労働者に1ギガビット毎秒のデータレートを提供するように設計されている。大きいセンサー展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が拡張されるべきであり、レイテンシが大幅に低減されるべきである。
[0005]以下は、本明細書で開示される1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する主要なまたは重要な要素を識別するか、あるいは特定の態様に関連する範囲を定めるものと見なされるべきではない。したがって、以下の概要は、以下で提示される発明を実施するための形態に先行して、簡略化された形で、本明細書で開示される機構に関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を提示する唯一の目的を有する。
[0006]一態様では、ロケーションサーバによって実施される通信の方法は、基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、登録要求は、ロケーションサーバが測位プロトコルを介して基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含む;1つまたは複数のパラメータに基づいて測位プロトコルを介して基準デバイスとの測位プロシージャを開始すること(instigating)と;測位プロトコルを介して測位プロシージャ中に基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定(measurements)を受信することと;基準デバイスのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項(correction terms)を決定することと、を含む。
[0007]一態様では、基準デバイスによって実施される通信の方法は、ネットワークエンティティに、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信することと、登録要求は、RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む;測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施する要求を受信することと;要求の受信に基づいて1つまたは複数の基準測位測定を実施することと;測位プロトコルを介してロケーションサーバに1つまたは複数の基準測位測定を送信することと、を含む。
[0008]一態様では、ロケーションサーバによって実施される通信の方法は、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含む;ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも1つまたは複数の基準測位測定を含む;RLDのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、を含む。
[0009]一態様では、ロケーションサーバによって実施される通信の方法は、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、RANノードがRANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含む;ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、RANノードにおけるRLDが送信するSRSを定義するSRS構成を含む、を含む。
[0010]一態様では、ロケーションサーバは、メモリと、通信インターフェースと、メモリおよび通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、通信インターフェースを介して、基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、登録要求は、ロケーションサーバが測位プロトコルを介して基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含む;1つまたは複数のパラメータに基づいて測位プロトコルを介して基準デバイスとの測位プロシージャを開始することと;通信インターフェースを介して、測位プロトコルを介して測位プロシージャ中に基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信することと、基準デバイスのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することとを行うように構成される。
[0011]一態様では、基準デバイスは、メモリと、通信インターフェースと、メモリおよび通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、通信インターフェースに、ネットワークエンティティに、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信することを行わせることと、登録要求は、RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む;通信インターフェースを介して、測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施する要求を受信することと;要求の受信に基づいて1つまたは複数の基準測位測定を実施することと;通信インターフェースに、測位プロトコルを介してロケーションサーバに1つまたは複数の基準測位測定を送信することを行わせることと、を行うように構成される。
[0012]一態様では、ロケーションサーバは、メモリと、通信インターフェースと、メモリおよび通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、通信インターフェースに、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることを行わせることと、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含む;通信インターフェースを介して、ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも1つまたは複数の基準測位測定を含む;RLDのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、を行うように構成される。
[0013]一態様では、ロケーションサーバは、メモリと、通信インターフェースと、メモリおよび通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、通信インターフェースに、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることを行わせることと、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、RANノードがRANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含む;通信インターフェースを介して、ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、RANノードにおけるRLDが送信するSRSを定義するSRS構成を含む、を行うように構成される。
[0014]一態様では、ロケーションサーバは、基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信するための手段と、登録要求は、ロケーションサーバが測位プロトコルを介して基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含む;1つまたは複数のパラメータに基づいて測位プロトコルを介して基準デバイスとの測位プロシージャを開始するための手段と、測位プロトコルを介して測位プロシージャ中に基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信するための手段と、基準デバイスのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定するための手段とを含む。
[0015]一態様では、基準デバイスは、ネットワークエンティティに、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信するための手段と、登録要求は、RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む;測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施したいという要求を受信するための手段と;要求の受信に基づいて1つまたは複数の基準測位測定を実施するための手段と、測位プロトコルを介してロケーションサーバに1つまたは複数の基準測位測定を送信するための手段と、を含む。
[0016]一態様では、ロケーションサーバは、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送るための手段と、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含む;ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信するための手段と、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも1つまたは複数の基準測位測定を含む;RLDのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定するための手段と、を含む。
[0017]一態様では、ロケーションサーバは、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送るための手段と、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、RANノードがRANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含む;ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信するための手段と、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、RANノードにおけるRLDが送信するSRSを定義するSRS構成を含む、を含む。
[0018]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行可能命令が、ロケーションサーバによって実行されたとき、ロケーションサーバに、基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、登録要求は、ロケーションサーバが測位プロトコルを介して基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含む;1つまたは複数のパラメータに基づいて測位プロトコルを介して基準デバイスとの測位プロシージャを開始することと;測位プロトコルを介して測位プロシージャ中に基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信することと;基準デバイスのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、を行わせるコンピュータ実行可能命令を記憶する。
[0019]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行可能命令が、基準デバイスによって実行されたとき、基準デバイスに、ネットワークエンティティに、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信することと、登録要求は、RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む;測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施する要求を受信することと;要求の受信に基づいて1つまたは複数の基準測位測定を実施することと、測位プロトコルを介してロケーションサーバに1つまたは複数の基準測位測定を送信することと、を行わせるコンピュータ実行可能命令を記憶する。
[0020]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行可能命令が、ロケーションサーバによって実行されたとき、ロケーションサーバに、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含む;ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも1つまたは複数の基準測位測定を含む;RLDのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、を行わせるコンピュータ実行可能命令を記憶する。
[0021]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行可能命令が、ロケーションサーバによって実行されたとき、ロケーションサーバに、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、RANノードがRANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含む;ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、RANノードにおけるRLDが送信するSRSを定義するSRS構成を含む、を行わせるコンピュータ実行可能命令を記憶する。
[0022]本明細書で開示される態様に関連する他の目的および利点は、添付の図面および発明を実施するための形態に基づいて当業者に明らかになるであろう。
[0023]添付の図面は、本開示の様々な態様の説明を助けるために提示され、態様の限定ではなく、単に態様の例示のために提供される。
[0024]本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システムを示す図。 [0025]本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。 本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。 [0026]ユーザ機器(UE)において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 基地局において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 ネットワークエンティティにおいて採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 [0027]本開示の態様による、基準ロケーションデバイス(RLD)がUEの測位を支援するために使用される例示的なワイヤレス通信ネットワークの図。 [0028]本開示の態様による、例示的な測位動作を示す図。 [0029]本開示の態様による、例示的なRLD測位動作を示す図。 [0030]本開示の態様による、ネットワーク中のRLDをサポートするための2つの原則アーキテクチャオプションを示す図。 [0031]本開示の態様による、制御プレーンプロトコルスタックの図。 [0032]本開示の態様による、RLDアクセス登録を使用した例示的なRLD測位動作を示す図。 [0033]本開示の態様による、ロケーションサーバとRLDとの間の例示的なロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)プロトコルデータユニット(PDU)転送を示す図。 [0034]本開示の態様による、LMFと無線アクセスネットワーク(RAN)ノードとの間の例示的なRLD関連の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)PDU転送を示す図。 [0035]本開示の態様による、付加サービスを使用したRLD登録を用いる例示的なRLD測位動作を示す図。 [0036]例示的なF1プロトコルスタックを示す図。 [0037]本開示の態様による、RLDが基地局の部分として動作するシナリオのための例示的なRLD測位動作を示す図。 [0038]本開示の態様による、例示的なRLDサウンディング基準信号(SRS)構成プロシージャを示す図。 [0039]本開示の態様による、通信の例示的な方法を示す図。 本開示の態様による、通信の例示的な方法を示す図。 本開示の態様による、通信の例示的な方法を示す図。 本開示の態様による、通信の例示的な方法を示す図。
[0040]本開示の態様が、説明のために提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素は詳細に説明されないか、または省略される。
[0041]「例示的」および/または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明される特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
[0042]以下で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0043]さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべき一連のアクションに関して説明される。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明される一連のアクションは、実行時に、本明細書で説明される機能をデバイスの関連するプロセッサに実施させるかまたは実施するように命令することになるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、請求される主題の範囲内に入ることがすべて企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明されるアクションを実施する「ように構成された論理」として説明され得る。
[0044]本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であるかまたは他の方法でそれに限定されることを意図されていない。概して、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、消費者アセット位置特定デバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、グラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」または「UT」、「モバイルデバイス」、「モバイル端末」、「移動局」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11仕様などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介したものなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEに対して可能である。
[0045]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、(gNBまたはgノードBとも呼ばれる)新無線(NR)ノードBなどと呼ばれることがある。基地局は、主に、サポートされるUEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートすることを含む、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通して基地局に信号を送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネルまたはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことがある。
[0046]「基地局」という用語は、単一の物理的送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされることもされないこともある複数の物理的TRPを指し得る。たとえば、「基地局」という用語が、単一の物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局のセル(またはいくつかのセルセクタ)に対応する基地局のアンテナであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされた物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合における)アンテナのアレイであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされない物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、分散アンテナシステム(DAS)(トランスポート媒体を介して共通ソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続されたリモート基地局)であり得る。代替的に、コロケートされない物理的TRPは、UEから測定報告を受信するサービング基地局と、UEがその基準無線周波数(RF)信号を測定しているネイバー基地局とであり得る。TRPは、基地局がワイヤレス信号をそこから送信および受信するポイントであるので、本明細書で使用される、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPを指すものとして理解されるべきである。
[0047]UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがある(たとえば、UEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートしないことがある)が、代わりに、UEによって測定されるべき基準信号をUEに送信し得、および/またはUEによって送信された信号を受信し、測定し得る。そのような基地局は、(たとえば、信号をUEに送信するとき)測位ビーコンと呼ばれ、および/または(たとえば、信号をUEから受信し、測定するとき)ロケーション測定ユニットと呼ばれることがある。
[0048]「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通して情報をトランスポートする所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用される送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機に送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通るRF信号の伝搬特性により、各送信されるRF信号に対応する複数の「RF信号」を受信し得る。送信機と受信機との間の異なる経路上の同じ送信されるRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。
[0049]図1は、本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)ワイヤレス通信システム100は、(「BS」と標示された)様々な基地局102と、様々なUE104とを含み得る。基地局102は、マクロセル基地局(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(低電力セルラー基地局)を含み得る。一態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに対応するeNBおよび/もしくはng-eNB、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに対応するgNB、あるいは両方の組合せを含み得、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含み得る。
[0050]基地局102は、集合的にRANを形成し、バックホールリンク122を通してコアネットワーク170(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC))とインターフェースし、コアネットワーク170を通して1つまたは複数のロケーションサーバ172(たとえば、ロケーション管理機能(LMF)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP))へとインターフェースし得る。(1つまたは複数の)ロケーションサーバ172は、コアネットワーク170の一部であり得るかまたはコアネットワーク170の外部にあり得る。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送することと、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配と、NASノード選択と、同期と、RAN共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数に関係する機能を実施し得る。基地局102は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得るバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通して)互いに通信し得る。
[0051]基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。一態様では、1つまたは複数のセルは、各地理的カバレージエリア110中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、何らかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理的通信エンティティであり、同じまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI)、拡張セル識別子(ECI)、仮想セル識別子(VCI)、セルグローバル識別子(CGI)など)に関連し得る。いくつかの場合には、異なるセルは、異なるタイプのUEにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、またはその他)に従って構成され得る。セルは特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、コンテキストに応じて、論理的通信エンティティと、それをサポートする基地局とのいずれかまたは両方を指し得る。いくつかの場合には、「セル」という用語は、キャリア周波数が検出され、地理的カバレージエリア110の何らかの部分内の通信のために使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)をも指し得る。
[0052]ネイバリングマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110は、(たとえば、ハンドオーバ領域において)部分的に重複し得るが、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、より大きい地理的カバレージエリア110によってかなり重複され得る。たとえば、(「スモールセル」のために「SC」と標示された)スモールセル基地局102’は、1つまたは複数のマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110とかなり重複する地理的カバレージエリア110’を有し得る。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる制限されたグループにサービスを提供し得るホームeNB(HeNB)を含み得る。
[0053]基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通したものであり得る。キャリアの割振りは、ダウンリンクとアップリンクとに関して非対称であり得る(たとえば、ダウンリンクの場合、アップリンクの場合よりも多いまたは少ないキャリアが割り振られ得る)。
[0054]ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)プロシージャまたはリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実施し得る。
[0055]スモールセル基地局102’は、認可および/または無認可周波数スペクトル中で動作し得る。無認可周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル基地局102’は、LTEまたはNR技術を採用し、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトル中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102’は、アクセスネットワークへのカバレージをブーストし、および/またはアクセスネットワークの容量を増加させ得る。無認可スペクトル中のNRは、NR-Uと呼ばれることがある。無認可スペクトル中のLTEは、LTE-U、認可支援アクセス(LAA)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
[0056]ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信している、ミリメートル波(mmW)周波数および/または近mmW周波数中で動作し得るmmW基地局180をさらに含み得る。極高周波(EHF)は、電磁スペクトル中のRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzの範囲と、1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長とを有する。この帯域中の電波はミリメートル波と呼ばれることがある。近mmWは、100ミリメートルの波長をもつ3GHzの周波数まで下方に延在し得る。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれる、3GHzから30GHzの間に延在する。mmW/近mmW無線周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失と比較的短い範囲とを有する。mmW基地局180とUE182とは、極めて高い経路損失と短い範囲とを補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102はまた、mmWまたは近mmWとビームフォーミングとを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の説明は、例にすぎず、本明細書で開示される様々な態様を限定すると解釈されるべきではないことが諒解されよう。
[0057]送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に集束させるための技法である。旧来、ネットワークノード(たとえば、基地局)がRF信号をブロードキャストするとき、それは、信号をすべての方向に(全方向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングでは、ネットワークノードは、所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)が(送信ネットワークノードに対して)どこに位置するかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に投射し、それにより、(データレートに関して)より高速でより強いRF信号を(1つまたは複数の)受信デバイスに提供する。送信するときにRF信号の方向性を変更するために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々において、RF信号の位相と相対振幅とを制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、アンテナを実際に移動させることなしに、異なる方向に向くように「ステアリング」され得るRF波のビームを作成する(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)アンテナのアレイを使用し得る。特に、送信機からのRF電流は、別個のアンテナからの電波が互いに加算されて所望の方向における放射が増加される一方で、望ましくない方向における放射を打ち消して抑制するように、適正な位相関係とともに個々のアンテナに供給される。
[0058]送信ビームは擬似コロケートされ得、これは、ネットワークノードの送信アンテナ自体が物理的にコロケートされるか否かにかかわらず、送信ビームが受信機(たとえば、UE)には同じパラメータを有するように見えることを意味する。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL)関係がある。特に、所与のタイプのQCL関係は、第2のビーム上の第2の基準RF信号に関するいくつかのパラメータが、ソースビーム上のソース基準RF信号に関する情報から導出され得ることを意味する。したがって、ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトと、ドップラー拡散と、平均遅延と、遅延拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトとドップラー拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトと平均遅延とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号の空間受信パラメータを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。
[0059]受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向から受信されるRF信号を増幅する(たとえば、それの利得レベルを増加させる)ために、その方向においてアンテナのアレイの利得設定を増加させ、および/または位相設定を調整することができる。したがって、受信機が、ある方向にビームフォーミングすると言われるとき、それは、その方向におけるビーム利得が、他の方向に沿ったビーム利得に対して高いこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームのその方向におけるビーム利得と比較して最も高いことを意味する。これは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)など)を生じる。
[0060]送信ビームと受信ビームとは、空間的に関係し得る。空間関係は、第2の基準信号のための第2のビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)のためのパラメータが、第1の基準信号のための第1のビーム(たとえば、受信ビームまたは送信ビーム)に関する情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から基準ダウンリンク基準信号(たとえば、同期信号ブロック(SSB))を受信するために、特定の受信ビームを使用し得る。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、その基地局にアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))を送るための送信ビームを形成することができる。
[0061]「ダウンリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得ることに留意されたい。たとえば、基地局が、UEに基準信号を送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、それは、ダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得る。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク送信ビームである。
[0062]5Gでは、ワイヤレスノード(たとえば、基地局102/180、UE104/182)が動作する周波数スペクトルは、複数の周波数範囲、FR1(450から6000MHzまで)と、FR2(24250から52600MHzまで)と、FR3(52600MHz超)と、FR4(FR1とFR2との間)とに分割される。mmW周波数帯域は、概して、FR2、FR3、およびFR4周波数範囲を含む。したがって、「mmW」および「FR2」または「FR3」または「FR4」という用語は、概して、互換的に使用され得る。
[0063]5Gなど、マルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは、「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は、「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションにおいて、アンカーキャリアは、UE104/182と、UE104/182が初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実施するかまたはRRC接続再確立プロシージャを始動するかのいずれかであるセルとによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアである。1次キャリアは、すべての共通でUE固有の制御チャネルを搬送し、認可周波数中のキャリアであり得る(ただし、これは常に当てはまるとは限らない)。2次キャリアは、RRC接続がUE104とアンカーキャリアとの間で確立されると構成され得、追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。いくつかの場合には、2次キャリアは、無認可周波数中のキャリアであり得る。2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号のみを含んでいることがあり、たとえば、1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が典型的にはUE固有であるので、UE固有であるものは、2次キャリア中に存在しないことがある。これは、セル中の異なるUE104/182が、異なるダウンリンク1次キャリアを有し得ることを意味する。同じことが、アップリンク1次キャリアについて当てはまる。ネットワークは、任意の時間に任意のUE104/182の1次キャリアを変更することが可能である。これは、たとえば、異なるキャリアに対する負荷を分散させるために行われる。(PCellであるかSCellであるかにかかわらず)「サービングセル」は、何らかの基地局がそれを介して通信しているキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
[0064]たとえば、まだ図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つは、アンカーキャリア(または「PCell」)であり得、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数は、2次キャリア(「SCell」)であり得る。複数のキャリアの同時送信および/または受信は、UE104/182がそれのデータ送信および/または受信レートを著しく増加させることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおける2つの20MHzのアグリゲートされたキャリアは、理論的には、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して、データレートの倍増(すなわち、40MHz)につながるであろう。
[0065]ワイヤレス通信システム100は、通信リンク120を介してマクロセル基地局102と通信し、および/またはmmW通信リンク184を介してmmW基地局180と通信し得る、UE164をさらに含み得る。たとえば、マクロセル基地局102は、UE164のためにPCellと1つまたは複数のSCellとをサポートし得、mmW基地局180は、UE164のために1つまたは複数のSCellをサポートし得る。
[0066]図1の例では、1つまたは複数の地球周回衛星測位システム(SPS)スペースビークル(SV)112(たとえば、衛星)が、(簡単のために単一のUE104として図1に示されている)図示されたUEのいずれかのためのロケーション情報の独立したソースとして使用され得る。UE104は、SV112からジオロケーション情報を導出するためのSPS信号124を受信するように特別に設計された1つまたは複数の専用SPS受信機を含み得る。SPSは、一般に、受信機(たとえば、UE104)が、送信機(たとえば、SV112)から受信された信号(たとえば、SPS信号124)に少なくとも部分的に基づいて地球上または地球上空で受信機のロケーションを決定することを可能にするように配置された、送信機のシステムを含む。そのような送信機は、一般に、設定された数のチップの反復擬似ランダム雑音(PN)コードでマークされた信号を送信する。一般にSV112中に位置するが、送信機は、時々、地上ベース制御局、基地局102、および/または他のUE104上に位置し得る。
[0067]SPS信号124の使用は、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムに関連付けられるかまたはさもなければそれとともに使用するために有効にされ得る、様々な衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS:satellite-based augmentation system)によってオーグメントされ得る。たとえば、SBASは、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS:Wide Area Augmentation System)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS:European Geostationary Navigation Overlay Service)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS:Multi-functional Satellite Augmentation System)、全地球測位システム(GPS)支援ジオオーグメンテッドナビゲーションまたはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN:GPS Aided Geo Augmented NavigationまたはGPS and Geo Augmented Navigation system)など、完全性情報、差分補正などを提供する(1つまたは複数の)オーグメンテーションシステムを含み得る。したがって、本明細書で使用されるSPSは、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムならびに/あるいはオーグメンテーションシステムの任意の組合せを含み得、SPS信号124は、SPS信号、SPS様の信号、および/またはそのような1つまたは複数のSPSに関連する他の信号を含み得る。
[0068]ワイヤレス通信システム100は、(「サイドリンク」と呼ばれる)1つまたは複数のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含み得る。図1の例では、UE190は、(たとえば、UE190がそれを通してセルラー接続性を間接的に取得し得る)基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192と、(UE190がそれを通してWLANベースインターネット接続性を間接的に取得し得る)WLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194とを有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(登録商標)(WiFi(登録商標)-D)、Bluetooth(登録商標)など、任意のよく知られているD2D RATを用いてサポートされ得る。
[0069]図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)5GC210は、機能的には、コアネットワークを形成するために協働的に動作する、制御プレーン(Cプレーン)機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)、およびユーザプレーン(Uプレーン)機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)と見なされ得る。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213と制御プレーンインターフェース(NG-C)215とは、gNB222を5GC210に、特にそれぞれユーザプレーン機能212と制御プレーン機能214とに接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215と、ユーザプレーン機能212へのNG-U213とを介して5GC210に接続され得る。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、次世代RAN(NG-RAN)220は、1つまたは複数のgNB222を有し得るが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれか(または両方)が、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)と通信し得る。
[0070]別の随意の態様は、(1つまたは複数の)UE204にロケーション支援を提供するために5GC210と通信していることがある、ロケーションサーバ230を含み得る。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク、5GC210を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してロケーションサーバ230に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素に統合され得るか、または代替的にコアネットワークの外部にあり得る(たとえば、相手先商標製造会社(OEM)サーバまたはサービスサーバなど、サードパーティサーバ)。
[0071]図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。(図2A中の5GC210に対応し得る)5GC260は、機能的には、コアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成するために協働的に動作する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能と見なされ得る。AMF264の機能は、登録管理と、接続管理と、到達可能性管理と、モビリティ管理と、合法的傍受と、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)とセッション管理機能(SMF)266との間のセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポートと、SMメッセージをルーティングするための透過的プロキシサービスと、アクセス認証およびアクセス許可と、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間のショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポートと、セキュリティアンカー機能(SEAF)とを含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と対話し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間キーを受信する。UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合、AMF264は、AUSFからセキュリティ資料を取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、それがアクセスネットワーク固有のキーを導出するために使用するキーをSEAFから受信する。AMF264の機能はまた、規制サービスのためのロケーションサービス管理と、UE204と(ロケーションサーバ230として働く)ロケーション管理機能(LMF)270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、NG-RAN220とLMF270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、発展型パケットシステム(EPS)との相互動作のためのEPSベアラ識別子割振りと、UE204モビリティイベント通知とを含む。さらに、AMF264はまた、非3GPP(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークのための機能をサポートする。
[0072]UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/間モビリティのためのアンカーポイントとして働くことと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータユニット(PDU)セッションポイントとして働くことと、パケットルーティングおよびフォワーディングを提供することと、パケット検査と、ユーザプレーンポリシールール執行(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)と、合法的傍受(ユーザプレーン収集)と、トラフィック使用報告と、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)ハンドリング(たとえば、アップリンク/ダウンリンクレート執行、ダウンリンクにおける反射性QoSマーキング)と、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)対QoSフローマッピング)と、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングと、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリングと、ソースRANノードに1つまたは複数の「終了マーカー」を送ることおよびフォワーディングすることとを含む。UPF262はまた、UE204と、SLP272などのロケーションサーバとの間のユーザプレーン上でのロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
[0073]SMF266の機能は、セッション管理と、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理と、ユーザプレーン機能の選択および制御と、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF262におけるトラフィックステアリングの構成と、ポリシー執行およびQoSの一部の制御と、ダウンリンクデータ通知とを含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
[0074]別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC260と通信していることがある、LMF270を含み得る。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。LMF270は、コアネットワーク、5GC260を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してLMF270に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と同様の機能をサポートし得るが、LMF270は、(たとえば、音声またはデータでなくシグナリングメッセージを伝達することを意図されたインターフェースおよびプロトコルを使用して)制御プレーン上でAMF264、NG-RAN220、およびUE204と通信し得、SLP272は、(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような音声および/またはデータを搬送することを意図されたプロトコルを使用して)ユーザプレーン上でUE204および外部クライアント(図2Bに図示せず)と通信し得る。
[0075]ユーザプレーンインターフェース263と制御プレーンインターフェース265とは、5GC260を、特にそれぞれ、UPF262とAMF264とを、NG-RAN220中の1つまたは複数のgNB222および/またはng-eNB224に接続する。(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224とAMF264との間のインターフェースは、「N2」インターフェースと呼ばれ、(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224とUPF262との間のインターフェースは「N3」インターフェースと呼ばれる。NG-RAN220の(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224は、「Xn-C」インターフェースと呼ばれるバックホール接続223を介して互いに直接通信し得る。gNB222および/またはng-eNB224のうちの1つまたは複数は、「Uu」インターフェースと呼ばれるワイヤレスインターフェースを介して1つまたは複数のUE204と通信し得る。
[0076]gNB222の機能は、gNB中央ユニット(gNB-CU)226と、1つまたは複数のgNB分散ユニット(gNB-DU)228との間で分割される。gNB-CU226と1つまたは複数のgNB-DU228との間のインターフェース232は、「F1」またはF1アクセスポイント(F1AP)インターフェースと呼ばれる。gNB-CU226は、(1つまたは複数の)gNB-DU228に排他的に割り振られた機能を除いて、ユーザデータを転送すること、モビリティ制御、無線アクセスネットワーク共有、測位、セッション管理などの基地局機能を含む論理ノードである。より詳細には、gNB-CU226は、gNB222の無線リソース制御(RRC)と、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)プロトコルとをホストする。gNB-DU228は、gNB222の無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤと、物理(PHY)レイヤとをホストする論理ノードである。それの動作は、gNB-CU226によって制御される。1つのgNB-DU228は1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つのセルは1つのgNB-DU228のみによってサポートされる。したがって、UE204は、RRCレイヤと、SDAPレイヤと、PDCPレイヤとを介してgNB-CU226と通信し、RLCレイヤと、MACレイヤと、PHYレイヤとを介してgNB-DU228と通信する。
[0077]図3Aと、図3Bと、図3Cとは、本明細書で教示されるファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明されるUEのいずれかに対応し得る)UE302と、(本明細書で説明される基地局のいずれかに対応し得る)基地局304と、(ロケーションサーバ230とLMF270とを含む、本明細書で説明されるネットワーク機能のいずれかに対応するかまたはそれを実施し得る、あるいは、代替的に、プライベートネットワークなど、図2Aおよび図2Bに示されたNG-RAN220および/または5GC210/260のインフラストラクチャとは無関係であり得る)ネットワークエンティティ306とに組み込まれ得る、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素は、異なる実装形態では異なるタイプの装置において(たとえば、ASICにおいて、システムオンチップ(SoC)においてなど)実装され得ることが諒解されよう。図示された構成要素は、通信システム中の他の装置にも組み込まれ得る。たとえば、システム中の他の装置は、同様の機能を提供するために説明されるものと同様の構成要素を含み得る。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでいることがある。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作し、および/または異なる技術によって通信することを可能にする、複数のトランシーバ構成要素を含み得る。
[0078]UE302と基地局304とは、各々、少なくとも1つのワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310および350をそれぞれ含み、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなど、1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調整するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供する。WWANトランシーバ310および350は、当該のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトル中の時間/周波数リソースの何らかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ316および356に接続され得る。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機314および354をそれぞれ含み、それぞれ、信号318および358を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機312および352をそれぞれ含む。
[0079]UE302と基地局304とはまた、各々、少なくともいくつかの場合には、それぞれ、少なくとも1つの短距離ワイヤレストランシーバ320および360を含む。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ326および366に接続され、当該のワイヤレス通信媒体上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi、LTE-D、Bluetooth、Zigbee(登録商標)、Z-Wave(登録商標)、PC5、専用短距離通信(DSRC:dedicated short-range communications)、車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE:wireless access for vehicular environments)、ニアフィールド通信(NFC)など)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局などの他のネットワークノードと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調整するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供し得る。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、信号328および368を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機324および364をそれぞれ含み、それぞれ、信号328および368を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機322および362をそれぞれ含む。特定の例として、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、WiFiトランシーバ、Bluetoothトランシーバ、Zigbeeおよび/またはZ-Wave(登録商標)トランシーバ、NFCトランシーバ、あるいは車両間(V2V)および/または車両対あらゆるモノ(V2X)トランシーバであり得る。
[0080]少なくとも1つの送信機と少なくとも1つの受信機とを含むトランシーバ回路は、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一の通信デバイスの送信機回路および受信機回路として組み込まれる)統合されたデバイスを備え得、いくつかの実装形態では、別個の送信機デバイスと別個の受信機デバイスとを備え得、または他の実装形態では、他の方法で組み込まれ得る。一態様では、送信機は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置が送信「ビームフォーミング」を実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。同様に、受信機は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置が受信ビームフォーミングを実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。一態様では、送信機と受信機とは、それぞれの装置が、同時に受信と送信の両方を行うのではなく、所与の時間において受信または送信のみを行うことができるように、同じ複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有し得る。UE302および/または基地局304のワイヤレス通信デバイス(たとえば、トランシーバ310および320ならびに/または350および360の一方または両方)はまた、様々な測定を実施するためのネットワークリッスンモジュール(NLM)などを備え得る。
[0081]UE302と基地局304とはまた、少なくともいくつかの場合には、衛星測位システム(SPS)受信機330および370を含む。SPS受信機330および370は、1つまたは複数のアンテナ336および376にそれぞれ接続され得、全地球測位システム(GPS)信号、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)信号、ガリレオ信号、北斗信号、インドの地域ナビゲーション衛星システム(NAVIC)、準天頂衛星システム(QZSS)など、それぞれ、SPS信号338および378を受信および/または測定するための手段を提供し得る。SPS受信機330および370は、それぞれ、SPS信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え得る。SPS受信機330および370は、他のシステムに適宜に情報と動作とを要求し、任意の好適なSPSアルゴリズムによって取得された測定値を使用してUE302および基地局304の位置を決定するのに必要な計算を実施する。
[0082]基地局304とネットワークエンティティ306とは各々、少なくとも1つのネットワークインターフェース380および390を含み、それぞれ、他のネットワークエンティティと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段など)を提供する。たとえば、ネットワークインターフェース380および390(たとえば、1つまたは複数のネットワークアクセスポート)は、ワイヤベースまたはワイヤレスバックホール接続を介して1つまたは複数のネットワークエンティティと通信するように構成され得る。いくつかの態様では、ネットワークインターフェース380および390は、ワイヤベースまたはワイヤレス信号通信をサポートするように構成されたトランシーバとして実装され得る。この通信は、たとえば、メッセージ、パラメータ、および/または他のタイプの情報を送ることおよび受信することを伴い得る。
[0083]一態様では、少なくとも1つのWWANトランシーバ310および/または少なくとも1つの短距離ワイヤレストランシーバ320は、UE302の(ワイヤレス)通信インターフェースを形成し得る。同様に、少なくとも1つのWWANトランシーバ350、少なくとも1つの短距離ワイヤレストランシーバ360、および/または少なくとも1つのネットワークインターフェース380は、基地局304の(ワイヤレス)通信インターフェースを形成し得る。同様に、少なくとも1つのネットワークインターフェース390は、ネットワークエンティティ306の(ワイヤレス)通信インターフェースを形成し得る。様々なワイヤレストランシーバ(たとえば、トランシーバ310、320、350、および360)およびワイヤードトランシーバ(たとえば、ネットワークインターフェース380および390)は、概して、少なくとも1つのトランシーバとして、または代替的に、少なくとも1つの通信インターフェースとして特徴づけられ得る。したがって、特定のトランシーバまたは通信インターフェースが、それぞれ、ワイヤードまたはワイヤレストランシーバまたは通信インターフェースに関係するかどうかは、実施される通信のタイプから推論され得る(たとえば、ネットワークデバイスまたはサーバ間のバックホール通信が、概して、少なくとも1つのワイヤードトランシーバを介したシグナリングに関係する)。
[0084]UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とはまた、本明細書で開示される動作とともに使用され得る他の構成要素を含む。UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、たとえば、ワイヤレス通信に関係する機能を提供するために、および他の処理機能を提供するために、少なくとも1つのプロセッサ332、384および394を含む。プロセッサ332、384、および394は、したがって、決定するための手段、計算するための手段、受信するための手段、送信するための手段、指示するための手段など、処理するための手段を提供し得る。一態様では、プロセッサ332、384、および394は、たとえば、少なくとも1つの汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、他のプログラマブル論理デバイスまたは処理回路、あるいはそれらの様々な組合せを含み得る。
[0085]UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、情報(たとえば、予約済みリソース、しきい値、パラメータなどを指示する情報)を維持するために、(たとえば、各々メモリデバイスを含む)メモリ構成要素340、386、および396をそれぞれ実装するメモリ回路を含む。メモリ構成要素340、386、および396は、したがって、記憶するための手段、取り出すための手段、維持するための手段などを提供し得る。いくつかの場合には、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、測位構成要素342、388、および398を含み得る。測位構成要素342、388、および398は、実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれプロセッサ332、384、および394の一部であるかまたはそれらに結合されたハードウェア回路であり得る。他の態様では、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394の外部にあり得る(たとえば、モデム処理システムの一部である、別の処理システムと統合される、など)。代替的に、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394(またはモデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれメモリ構成要素340、386、および396に記憶されたメモリモジュールであり得る。図3Aは、たとえば、少なくとも1つのWWANトランシーバ310、メモリ構成要素340、少なくとも1つのプロセッサ332、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素342の可能なロケーションを示す。図3Bは、たとえば、少なくとも1つのWWANトランシーバ350、メモリ構成要素386、少なくとも1つのプロセッサ384、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素388の可能なロケーションを示す。図3Cは、たとえば、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、メモリ構成要素396、少なくとも1つのプロセッサ394、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素398の可能なロケーションを示す。
[0086]UE302は、少なくとも1つのWWANトランシーバ310、少なくとも1つの短距離ワイヤレストランシーバ320、および/またはSPS受信機330によって受信された信号から導出される動きデータとは無関係である移動および/または配向情報を検知または検出するための手段を提供するために、少なくとも1つのプロセッサ332に結合された1つまたは複数のセンサー344を含み得る。例として、(1つまたは複数の)センサー344は、加速度計(たとえば、マイクロ電気機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサー(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの移動検出センサーを含み得る。その上、(1つまたは複数の)センサー344は、複数の異なるタイプのデバイスを含み、動き情報を提供するためにそれらの出力を合成し得る。たとえば、(1つまたは複数の)センサー344は、2次元(2D)および/または3次元(3D)座標系における位置を算出する能力を提供するために、多軸加速度計と配向センサーとの組合せを使用し得る。
[0087]さらに、UE302は、ユーザに指示(たとえば、可聴および/または視覚指示)を提供するための手段、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの検知デバイスのユーザ作動時に)ユーザ入力を受信するための手段を提供するユーザインターフェース346を含む。図示されていないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含み得る。
[0088]より詳細に少なくとも1つのプロセッサ384を参照すると、ダウンリンクにおいて、ネットワークエンティティ306からのIPパケットが少なくとも1つのプロセッサ384に提供され得る。少なくとも1つの1つのプロセッサ384は、RRCレイヤと、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとのための機能を実装し得る。少なくとも1つのプロセッサ384は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティングと、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)と、RAT間モビリティと、UE測定報告のための測定構成とに関連するRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と、ハンドオーバサポート機能とに関連するPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、自動再送要求(ARQ)を介した誤り訂正と、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、スケジューリング情報報告と、誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を提供し得る。
[0089]送信機354と受信機352とは、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1(L1)機能を実装し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、多値直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングをハンドリングする。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームにスプリットされ得る。各ストリームは、次いで、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、直交周波数分割多重(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおいて基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成され得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナ356に提供され得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0090]UE302において、受信機312は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ316を通して信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を少なくとも1つのプロセッサ332に提供する。送信機314と受信機312とは、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。受信機312は、UE302に宛てられた空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施し得る。複数の空間ストリームがUE302に宛てられた場合、それらは、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間ドメインから周波数ドメインにコンバートする。周波数ドメイン信号は、OFDM信号の各サブキャリアについて別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、基地局304によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号およびデインターリーブされる。データと制御信号とは、次いで、レイヤ3(L3)およびレイヤ2(L2)機能を実装する少なくとも1つのプロセッサ332に提供される。
[0091]アップリンクでは、少なくとも1つのプロセッサ332は、コアネットワークからのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。少なくとも1つのプロセッサ332はまた、誤り検出を担当する。
[0092]基地局304によるダウンリンク送信に関して説明される機能と同様に、少なくとも1つのプロセッサ332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得と、RRC接続と、測定報告とに関連するRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)とに関連するPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUの逆多重化と、スケジューリング情報報告と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を介した誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を提供する。
[0093]基地局304によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、(1つまたは複数の)異なるアンテナ316に提供され得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0094]アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明される様式と同様の様式で基地局304において処理される。受信機352は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ356を通して信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を少なくとも1つのプロセッサ384に提供する。
[0095]アップリンクでは、少なくとも1つのプロセッサ384は、UE302からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。少なくとも1つのプロセッサ384からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。少なくとも1つのプロセッサ384はまた、誤り検出を担当する。
[0096]便宜上、UE302、基地局304、および/またはネットワークエンティティ306は、図3A~図3Cでは、本明細書で説明される様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして示されている。しかしながら、図示された構成要素は、異なる設計では異なる機能を有し得ることが諒解されよう。
[0097]UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の様々な構成要素は、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いに通信し得る。一態様では、データバス334、382、および392は、それぞれ、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の通信インターフェースを形成するか、またはそれらの一部であり得る。たとえば、異なる論理エンティティが同じデバイスにおいて実施される場合(たとえば、同じ基地局304に組み込まれたgNB機能およびロケーションサーバ機能)、データバス334、382、および392は、それらの間の通信を提供し得る。
[0098]図3A~図3Cの構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図3A~図3Cの構成要素は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つまたは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路は、この機能を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用し、および/または組み込み得る。たとえば、ブロック310~346によって表される機能の一部または全部は、UE302のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能の一部または全部は、基地局304のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。また、ブロック390~398によって表される機能の一部または全部は、ネットワークエンティティ306のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、本明細書では、「UEによって」、「基地局によって」、「ネットワークエンティティによって」などで実施されるものとして説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、行為、および/または機能は、実際は、プロセッサ332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリ構成要素340、386、および396、測位構成要素342、388、および398など、UE302、基地局304、ネットワークエンティティ306などの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実施され得る。
[0099]いくつかの設計では、ネットワークエンティティ306は、コアネットワーク構成要素として実装され得る。他の設計では、ネットワークエンティティ306は、セルラーネットワークインフラストラクチャ(たとえば、NG RAN220および/または5GC 210/260)のネットワーク事業者または動作とは別個であり得る。たとえば、ネットワークエンティティ306は、基地局304を介して、または基地局304とは無関係に(たとえば、WiFiなどの非セルラー通信リンクを介して)UE302と通信するように構成され得るプライベートネットワークの構成要素であり得る。
[0100]NRは、ダウンリンクベース測位方法と、アップリンクベース測位方法と、ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法とを含む、いくつかのセルラーネットワークベース測位技術をサポートする。ダウンリンクベース測位方法は、LTEにおける観測到着時間差(OTDOA)と、NRにおけるダウンリンク到着時間差(DL-TDOA)と、NRにおけるダウンリンク離脱角度(DL-AoD)とを含む。OTDOAまたはDL-TDOAの測位プロシージャでは、UEは、基準信号時間差(RSTD)または到着時間差(TDOA)測定と呼ばれる、基地局のペアから受信された基準信号(たとえば、測位基準信号(PRS))の到着時間(ToA)間の差を測定し、それらを測位エンティティに報告する。より詳細には、UEは、支援データ中で基準基地局(たとえば、サービング基地局)および複数の非基準基地局の識別子(ID)を受信する。UEは、次いで、基準基地局と非基準基地局の各々との間のRSTDを測定する。関与する基地局の知られているロケーションとRSTD測定とに基づいて、測位エンティティはUEのロケーションを推定することができる。
[0101]DL-AoD測位の場合、測位エンティティは、UEと(1つまたは複数の)送信基地局との間の(1つまたは複数の)角度を決定するために、複数のダウンリンク送信ビームの受信信号強度測定の、UEからのビーム報告を使用する。測位エンティティは、次いで、(1つまたは複数の)決定された角度と、(1つまたは複数の)送信基地局の(1つまたは複数の)知られているロケーションとに基づいて、UEのロケーションを推定することができる。
[0102]アップリンクベース測位方法は、アップリンク到着時間差(UL-TDOA)とアップリンク到着角度(UL-AoA)とを含む。UL-TDOAは、DL-TDOAと同様であるが、UEによって送信されたアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))に基づく。UL-AoA測位の場合、1つまたは複数の基地局は、1つまたは複数のアップリンク受信ビーム上でUEから受信された1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、SRS)の受信信号強度を測定する。測位エンティティは、UEと(1つまたは複数の)基地局との間の(1つまたは複数の)角度を決定するために、信号強度測定と、(1つまたは複数の)受信ビームの(1つまたは複数の)角度とを使用する。(1つまたは複数の)決定された角度と、(1つまたは複数の)基地局の(1つまたは複数の)知られているロケーションとに基づいて、測位エンティティは、次いで、UEのロケーションを推定することができる。
[0103]ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法は、拡張セルID(E-CID)測位と(「マルチセルRTT」とも呼ばれる)マルチラウンドトリップ時間(RTT)測位とを含む。RTTプロシージャでは、イニシエータ(基地局またはUE)が、レスポンダ(UEまたは基地局)にRTT測定信号(たとえば、PRSまたはSRS)を送信し、レスポンダは、イニシエータにRTT応答信号(たとえば、SRSまたはPRS)を返送する。RTT応答信号は、受信-送信(Rx-Tx)時間差と呼ばれる、RTT測定信号のToAとRTT応答信号の送信時間との間の差を含む。イニシエータは、送信-受信(Tx-Rx)時間差と呼ばれる、RTT測定信号の送信時間とRTT応答信号のToAとの間の差を計算する。イニシエータとレスポンダとの間の(「飛行時間」とも呼ばれる)伝搬時間は、Tx-RxおよびRx-Tx時間差から計算され得る。伝搬時間および光の知られている速度に基づいて、イニシエータとレスポンダとの間の距離が決定され得る。マルチRTT測位の場合、UEは、基地局の知られているロケーションに基づいて(たとえば、マルチラテレーションを使用して)それのロケーションが決定されることを可能にするために、複数の基地局とのRTTプロシージャを実施する。RTT方法およびマルチRTT方法は、ロケーション精度を改善するために、UL-AoAおよびDL-AoDなど、他の測位技法と組み合わせられ得る。
[0104]E-CID測位方法は、無線リソース管理(RRM)測定に基づく。E-CIDでは、UEは、サービングセルID、タイミングアドバンス(TA)、ならびに検出されたネイバー基地局の識別子、推定されたタイミング、および信号強度を報告する。次いで、この情報および(1つまたは複数の)基地局の知られているロケーションに基づいて、UEのロケーションが推定される。
[0105]測位動作を支援するために、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)は、UEに支援データを提供し得る。たとえば、支援データは、そこから基準信号を測定すべき基地局(または基地局のセル/TRP)の識別子、基準信号構成パラメータ(たとえば、連続する測位サブフレームの数、測位サブフレームの周期性、ミューティングシーケンス、周波数ホッピングシーケンス、基準信号識別子、基準信号帯域幅など)、および/または特定の測位方法に適用可能な他のパラメータを含み得る。代替的に、支援データは、(たとえば、周期的にブロードキャストされるオーバーヘッドメッセージ中でなど)基地局自体から直接発信し得る。いくつかの場合には、UEは、支援データを使用せずにそれ自体でネイバーネットワークノードを検出することが可能であり得る。
[0106]OTDOAまたはDL-TDOAの測位プロシージャの場合、支援データは、予想されるRSTD値および関連する不確かさ、または予想されるRSTDの周りの探索ウィンドウをさらに含み得る。いくつかの場合には、予想されるRSTDの値範囲は、+/-500マイクロ秒(μs)であり得る。いくつかの場合には、測位測定のために使用されるリソースのいずれかがFR1中にあるとき、予想されるRSTDの不確かさの値範囲は、+/-32μsであり得る。他の場合には、(1つまたは複数の)測位測定のために使用されるリソースのすべてがFR2中にあるとき、予想されるRSTDの不確かさの値範囲は、+/-8μsであり得る。
[0107]ロケーション推定値は、位置推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなど、他の名前で呼ばれることがある。ロケーション推定値は、測地であり、座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備え得るか、あるいは、都市のものであり、所在地住所、郵便宛先、またはロケーションの何らかの他の言葉の記述を備え得る。ロケーション推定値はさらに、何らかの他の知られているロケーションに対して定義されるか、または絶対的な用語で(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)定義され得る。ロケーション推定値は、(たとえば、何らかの指定されたまたはデフォルトの信頼性レベルでロケーションが含まれることが予想される面積または体積を含めることによって)予想される誤差または不確実性を含み得る。
[0108]測位パフォーマンスを改善するために、基準ロケーションデバイス(RLD)は、NR測位プロシージャを支援するために導入された。RLDは、ロケーションを知っており、測位測定(たとえば、RSTD、RSRP、Rx-Tx時間差など)を実施し、ロケーションサーバにこれらの測定(値)を報告することができる。さらに、RLDは、TRPが、知られているロケーションのデバイスからアップリンク測位測定(たとえば、RTOA、UL-AoA、gNB Rx-Tx時間差など)を測定し、報告することを可能にするためにUL-PRS(たとえば、SRS)を送信することができる。RLDの実際の測定は、近くのUEのための訂正項を決定するためにRLDの知られているロケーションにおいて予想されるであろう測定と比較され得る。同様に、TRPからのアップリンク測定は、知られているロケーションにあるRLDの送信された信号からのTRPにおいて予想されるであろう測定と比較され得る。他のUEのためのダウンリンクおよび/またはアップリンクロケーション測定は、次いで、前に決定された訂正項に基づいて訂正され得る。訂正項は、較正誤差(たとえば、UEとTRPとの送信および受信チェーンにおけるグループ遅延誤差、TRP間の時間同期誤差など)を示し得る。この原則は、差分グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)動作から知られる。
[0109]図4は、本開示の態様による、(基準デバイスとも呼ばれる)RLD410がUE404の測位を支援するために使用される例示的なワイヤレス通信ネットワークの図400である。図4の例では、UE404(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)は、それぞれ、「TRP1」、「TRP2」、および「TRP3」と標示された3つのTRP402-1、402-2、および402-3(集合的に、TRP402)との測位セッションに関与する。TRP402は、UE404が基準信号の測位測定(たとえば、図4の例ではRSTD測定)を実施することを可能にするためにUE404に向かってダウンリンク基準信号(たとえば、DL-PRS)を送信している。
[0110]RLD410はまた、TRP402からダウンリンク基準信号を受信し、測定し、ロケーションサーバ(図示せず)に測定(たとえば、RSTD)を報告する。TRP402-1が基準TRPである場合、RLD410によって測定されるTRP402-2のためのRSTDは、RSTDmeas=t2-t1として表され得る。ロケーションサーバは、RLD410とTRP402とのロケーションを知っており、したがって、次のようにRLD410のロケーションにおける「真の」(予想される)RSTDを計算することができる。
Figure 2024512603000002
ここで、cは光速である。(図4では(x0,y0)として表される)(x0,y0)は、RLD410の知られているロケーションであり、(図4では(x1,y1)として表される)(x1,y1)は、TRP402-1の知られているロケーションであり、(図4では(x2,y2)として表される)(x2,y2)は、TRP402-2の知られているロケーションである。
[0111]ロケーションサーバは、次いで、次のように誤差項(e)を決定することができる。
Figure 2024512603000003
[0112](未知のロケーションにある)通常のUE404がTRP402-1とTRP402-2との間のRSTDを測定しているとき、ロケーションサーバは、次のようにUE404の測定されたRSTDを訂正するために前に決定された誤差項を使用することができる。
Figure 2024512603000004
[0113]ロケーションサーバは、次いで、UE404のロケーションを推定するために訂正されたRSTDを使用することができる。同じ原則は、アップリンク測位方法に適用され、ここで、RLDは、TRPによって測定されるアップリンク測位信号(たとえば、SRS)を送信する。RLDおよびTRPの知られているロケーションを仮定すれば、TRPアップリンク測定は、「真の」(予想される)アップリンク測定(たとえば、UL-AoA、UL-RTOAなど)と比較され得る。「真の」(予想される)アップリンク測定と実際に実施された測定との間の差は、UEのアップリンク測定を訂正するために使用され得る誤差項を定義することになる。
[0114]NR測位技法を支援するために、知られているロケーションをもつRLDは、以下の機能をサポートすることが予想される。
・ DL-PRSを測定し、ロケーションサーバに関連する測定(たとえば、RSTD、Rx-Tx時間差、RSRPなど)を報告する。
・ SRSを送信し、TRPが、基準デバイスに関連する測定(たとえば、RTOA、Rx-Tx時間差、AoA)を測定し、それをロケーションサーバに報告することを可能にする。
[0115]RLDはまた、以下の機能をサポートし得る。
・ シグナリング、測定、受信および送信タイミング遅延に関係するパラメータ、AoDおよびAoA拡張、ならびに測定較正の詳細を報告する。
・ LMFが情報を有しない場合、LMFへのデバイスロケーション座標情報の報告。
・ 知られているロケーションをもつRLDがUEおよび/またはgNBである。
・ 基準デバイスのロケーションが知られている精度。
[0116]RLDは、通常のUEのように測位測定を実施するが、事前に知られているロケーションにおいて実施する。したがって、RLDおよびTRPで終了された測位プロトコルは、通常のUEの測位のために使用されるのと同じプロトコルであり得る。
[0117]図5は、本開示の態様による、例示的なUE測位動作500を示す。UE測位動作500は、UE204、NG-RAN220中のNG-RANノード502(たとえば、gNB222、gNB-CU226、ng-eNB224、またはNG-RAN220中の他のノード)、AMF264、LMF270、および5GCロケーションサービス(LCS)エンティティ580(たとえば、UE204のロケーションを要求する任意のサードパーティアプリケーション、パブリックサービスアクセスポイント(PSAP)、E-911サーバなど)によって実行され得る。
[0118]ターゲット(すなわち、UE204)のロケーションを取得するためのロケーションサービス要求は、5GC LCSエンティティ580、UE204にサービスするAMF264、またはUE204自体によって開始され得る。図5は、これらのオプションをそれぞれ段階510a、510b、および510cとして示す。詳細には、段階510aにおいて、5GC LCSエンティティ580は、ロケーションサービス要求をAMF264に送る。代替的に、段階510bにおいて、AMF264は、ロケーションサービス要求自体を生成する。代替的に、段階510cにおいて、UE204は、ロケーションサービス要求をAMF264に送る。
[0119]AMF264は、ロケーションサービス要求を受信(または生成)すると、段階520において、ロケーションサービス要求をLMF270に転送する。LMF270は、次いで、段階530aにおいて、NG-RANノード502とのNG-RAN測位プロシージャを実行し、段階530bにおいて、UE204とのUE測位プロシージャを実行する。特定のNG-RAN測位プロシージャおよびUE測位プロシージャは、UE204の能力に依存し得る、UE204の位置を特定するために使用される測位方法のタイプに依存し得る。測位方法は、上記で説明されたように、ダウンリンクベース(たとえば、LTE-OTDOA、DL-TDOA、およびDL-AoD)、アップリンクベース(たとえば、UL-TDOAおよびUL-AoA)、ならびに/またはダウンリンクおよびアップリンクベース(たとえば、LTE/NR E-CIDおよびRTT)であり得る。対応する測位プロシージャは、公開され、全体が参照により本明細書に組み込まれる3GPP技術仕様(TS)38.305に詳細に説明されている。
[0120]NG-RAN測位プロシージャおよびUE測位プロシージャは、UE204とLMF270との間のLTE測位プロトコル(LPP)シグナリングと、NG-RANノード502とLMF270との間のLPPタイプA(LPPa)またはNR測位プロトコルタイプA(NRPPa)シグナリングとを利用し得る。LPPは、ロケーションに関する測定値もしくはロケーション推定値を取得するために、または支援データを転送するために、ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)とUE(たとえば、UE204)との間でポイントツーポイントで使用される。単一のLPPセッションは、(たとえば、単一のMT-LR、MO-LR、またはネットワーク誘発ロケーション要求(NI-LR:network induced location request)についての)単一のロケーション要求をサポートするために使用される。複数のLPPセッションは、複数の異なるロケーション要求をサポートするために、同じエンドポイント間で使用され得る。各LPPセッションは、1つまたは複数のLPPトランザクションを備え、各LPPトランザクションは、単一の動作(たとえば、能力交換、支援データ転送、ロケーション情報転送)を実施する。LPPトランザクションは、LPPプロシージャと呼ばれる。
[0121]段階530の前提条件は、LCS相関識別子(ID)およびAMF IDがサービングAMF264によってLMF270に渡されたことである。LCS相関IDとAMF IDの両方は、AMF264によって選択された文字列として表され得る。LCS相関IDおよびAMF IDは、段階520において、ロケーションサービス要求の際にAMF264によってLMF270に提供される。次いで、LMF270が段階530を開始する(instigate)とき、LMF270は、UE204にサービスするAMFインスタンスを示すAMF IDとともに、このロケーションセッションについてのLCS相関IDも含む。LCS相関識別子は、LMF270とUE204との間の測位セッション中に、UE204からの測位応答メッセージが、AMF264によって正しいLMF270に返され、LMF270によって認識され得る表示(LCS相関識別子)を搬送することを確実にするために使用される。
[0122]公開され、全体が参照により本明細書に組み込まれる3GPP TS23.273においてより詳細に説明されるように、LCS相関IDは、UEについての特定のロケーションセッションのためにAMF264とLMF270との間で交換されるメッセージを識別するために使用され得るロケーションセッション識別子として働くことに留意されたい。上述され、段階520に示されるように、特定のUEについてのAMF264とLMF270との間のロケーションセッションは、AMF264によって開始され(instigated)、LCS相関IDは、このロケーションセッションを識別するために使用され得る(たとえば、このロケーションセッションのための状態情報を識別するためにAMF264によって使用され得るなど)。
[0123]LPP測位方法および関連するシグナリングコンテンツは、3GPP LPP規格(公開されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS37.355)において定義される。LPPシグナリングは、LTE-OTDOA、DL-TDOA、A-GNSS、E-CID、センサー、TBS、WLAN、Bluetooth、DL-AoD、UL-AoA、およびマルチRTTの測位方法に関連する測定を要求し、報告するために使用され得る。現在、LPP測定報告は、以下の測定値、すなわち、(1)1つまたは複数のToA、TDOA、RSTD、またはRx-Tx測定値と、(2)(現在、LMF270にUL-AoAおよびDL-AoDを報告する基地局のみについての)1つまたは複数のAoAおよび/またはAoD測定値と、(3)1つまたは複数のマルチパス測定値(経路ごとのToA、RSRP、AoA/AoD)と、(4)1つまたは複数の動き状態(たとえば、歩いている、運転しているなど)および(現在、UE204のみについての)軌道と、(5)1つまたは複数の報告品質表示と、を含み得る。
[0124]NG-RANノード測位プロシージャ(段階530a)およびUE測位プロシージャ(段階530b)の一部として、LMF270は、選択された測位方法のために、DL-PRS構成情報の形態のLPP支援データを、NG-RANノード502およびUE204に提供し得る。代替または追加として、NG-RANノード502は、選択された測位方法のためのDL-PRSおよび/またはUL-PRS構成情報をUE204に提供し得る。図5は単一のNG-RANノード502を示しているが、測位セッションに関与する複数のNG-RANノード502が存在し得ることに留意されたい。
[0125]DL-PRS構成およびUL-PRS構成で構成されると、NG-RANノード502およびUE204は、スケジュールされた時間にそれぞれのPRSを送信および受信/測定する。NG-RANノード502およびUE204は、次いで、それらのそれぞれの測定値をLMF270に送る。
[0126]LMF270は、(測位方法のタイプに応じて)UE204および/またはNG-RANノード502から測定値を取得すると、これらの測定値を使用してUE204のロケーションの推定値を計算する。次いで、段階540において、LMF270は、UE204についてのロケーション推定値を含むロケーションサービス応答をAMF264に送る。AMF264は、次いで、段階510において、ロケーションサービス要求を生成したエンティティにロケーションサービス応答を転送する。詳細には、段階510aにおいて、ロケーションサービス要求が5GC LCSエンティティ580から受信された場合、段階550aにおいて、AMF264は、5GC LCSエンティティ580にロケーションサービス応答を送る。しかしながら、段階510cにおいて、ロケーションサービス要求がUE204から受信された場合、段階550cにおいて、AMF264は、ロケーションサービス応答をUE204に送る。または、AMF264が段階510bにおいてロケーションサービス要求を生成した場合、段階550bにおいて、AMF264は、ロケーションサービス応答自体を記憶/使用する。
[0127]上記は、UE支援測位動作としてUE測位動作500について説明したが、代わりに、UEベースの測位動作であってよいことに留意されたい。UE支援測位動作は、LMF270がUE204のロケーションを推定するものであるが、UEベースの測位動作は、UE204がそれ自体のロケーションを推定するものである。
[0128]図5のコンテキストでRLDに言及すると、任意のRLDロケーション測定は、ターゲットUE204のための測定を訂正するためにLMF270によって使用されることになる。すなわち、RLDロケーション情報の消費者は、LMF270であり、したがって、段階510および520は、RLDについて行われない。これは、本質的に、LMF270がRLDのための「LCSクライアント」になることを意味し、段階510および520がない場合にRLDとのロケーションセッションを開始する(instigate)ことを可能にされることを必要とする。したがって、RLDについて、AMF264/LMF270は、LCSクライアントからロケーション要求を受信しないことになり、代わりに、RLD測定のためのロケーションクライアントは、LMF270自体になることになる。
[0129]上記の結果として、RLD測位動作について、図5の段階510および520は、LMFにネットワーク中のRLDに気づかせるために「RLD登録」プロシージャによって置き換えられ得、したがって、LMFは、それぞれ、RLDをサービスする所望のRLDまたはNG-RANとのLPPまたはNRPPaセッションを開始する(instigate)ことを可能にされる。図6は、本開示の態様による、例示的なRLD測位動作600を示す。RLD測位動作600は、RLD604(たとえば、本明細書で説明されるRLDのいずれか)、NG-RANノード602(たとえば、gNB222、ng-eNB224)、AMF264、およびLMF270によって実施され得る。
[0130]段階610において、RLD登録プロシージャは、LMF270にネットワーク中のRLD604に気づかせるために実施される。登録プロシージャは、RLD604がUEであるのかまたはgNBであるのかに応じ、異なる登録プロシージャについて以下で説明する。段階620において、LMF270は、UEの測位のための訂正データを決定するためにターゲットRLD604のロケーションを取得するために内部的にロケーションサービス要求を開始する。LMF270は、次いで、段階630aにおいて、NG-RANノード602とのNG-RANプロシージャを実施し、段階630bにおいて、RLD604とのRLDプロシージャを実施する。段階610におけるRLD登録プロシージャにより、LMF270が、ターゲットUEに現在指定されているのと同様の方法で段階630において測位プロシージャを開始する(instigate)ことが可能になる。段階640において、LMF270は、図4を参照しながら上記で説明したようにUEの測位のための訂正データを決定する。
[0131]図7は、本開示の態様による、ネットワーク中のRLDをサポートするための2つの原則アーキテクチャオプションを示す。第1のオプションとして、図700によって示されているように、RLD710(たとえば、本明細書で説明されるRLDのいずれか)は、LMF270の観点からUEと(たとえば、UE204と)見なされる。そのようなRLDは、制御プレーンプロトコルスタックおよびLPP測位方法をサポートする任意のデバイスであり得る。これは、通常の(モバイル)UE、(一般に、固定のロケーションにあり得るが、移動式でもあり得る)専用のUE、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、スマートリピータのMTなどを含み得る。一例として、そのようなRLDは、図3Aに示されているように、UE302であり得る。
[0132]図8は、本開示の態様による、制御プレーンプロトコルスタック800の図800である。図8中の両矢印線によって示されているように、RLD710によって実装されるプロトコルスタック800の各レイヤは、gNB222、AMF264、およびLMF270の同じレイヤと通信し、その逆も同様である。プロトコルレイヤの特定のインスタンスは、プロトコル「エンティティ」と呼ばれる。したがって、「プロトコルレイヤ」および「プロトコルエンティティ」という用語は、互換的に使用され得る。2つの対応するプロトコルレイヤ/エンティティは、「ピア」、「ピアエンティティ」などと呼ばれる。まとめて、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、およびMACレイヤは、「レイヤ2」または「L2」と呼ばれる。PHYレイヤは、「レイヤ1」または「L1」と呼ばれる。
[0133]第2のオプションとして、図750によって示されているように、RLDは、LMF270の観点からgNB222の部分、gNB-DU228(RLD722)または拡張TRP(eTRP)(RLD720)のいずれかと見なされる。eTRPは、拡張送信ポイント(eTP)と拡張受信ポイント(eRP)とから成る。そのようなRLDは、(図13に示されているように)F1プロトコルスタックを有して、LPP測位方法をサポートする任意のデバイスであり得る。一例として、そのようなRLDは、図3Bに示されているように、基地局304であり得る。以下でより詳細に説明されるように、このオプションでは、LPPメッセージは、NRPPa中にカプセル化される。(NRPPaを終了する)gNB-CU226は、LPP PDUを抽出し、それをF1インターフェースを使用してeTRP720に転送する。以下で、第1のオプションと第2のオプションとの両方について説明する。
[0134]RLDが、(図7の図700によって示されているように)LMFの観点から「UE」と見なされ得る場合、(1)RLDアクセス登録プロシージャと(2)付加サービスプロシージャを使用したRLD登録との2つの一般的なRLD登録プロシージャが可能である。図9は、本開示の態様による、RLDアクセス登録を使用した例示的なRLD測位動作900を示す。図9の例では、RLD710は、UE(たとえば、UE204)であり得る。この解決策では、RLD710は、通常のUE(たとえば、UE204)のようにgNBと5Gコアネットワーク(たとえば、5GC260)とに登録する。この登録プロシージャの部分として、UEは、デバイスがRLD710として機能することができるのかどうかの表示をサービングAMF264に与える。サービングAMF264は、次いで、LMF270に向けた新しい基準デバイス登録要求サービス動作を使用してLMF270にRLD710を登録する。基準デバイス登録動作により、LMF270は、後でLMF270が(登録された)RLD710からのロケーション測定を必要とするときにLMF270とそれぞれRLD710およびNG-RAN220との間でLPPおよびNRPPaメッセージを交換することが可能になる。
[0135]段階905から955は、段階920および925を追加してgNBおよび5GコアネットワークへのUEの登録のための使用される一般的なプロシージャと同様である。
[0136]段階905において、RLD710とNG-RANノード902とは、(通常のUEのように)5G-NR RRC接続セットアッププロシージャを実施する。このプロシージャの最後に、RLD710は、NG-RANノード902にdedicatedNAS-Messageフィールド中に「登録要求」をもつRRCセットアップ完了メッセージを送る。NAS登録要求は、5Gモビリティ管理(5GMM)能力情報要素(IE)を含む。このIEは、現在、UEがLPPおよび5G-LCS通知機構をサポートするのかどうかの表示を含む。一態様では、このIEはまた、UEがRLD710として動作することができるのかどうかの表示を含む。たとえば、追加のビットは、UEがRLD710として動作することができるのかどうかを示すために割り振られ得る。
[0137]段階910において、gNBは、AMF264を選択し、「RAN UE NGAP ID」を割り振る。AMF264は、gNB上のRLDコンテキストをアドレス指定するためにこのIDを使用することになる。gNBは、次いで、選択されたAMF264にNGAP(NGアプリケーションプロトコル)最初のUEメッセージを送る。メッセージは、段階905においてRRCセットアップ完了メッセージ中でRLD710から受信された「登録要求」メッセージを搬送する。「RAN UE NGAP ID」と「RRC確立理由」とがやはりメッセージ中に含まれる。
[0138]段階915において、RLD710と5GCとは、NAS認証およびセキュリティプロシージャを実施する。
[0139]段階920において、段階910において受信された5GMM能力IEが「RLD機能」のサポートを示す場合、AMF264は、LMF270においてRLD710を登録するために選択されたLMF270に向かって「基準デバイス登録要求」サービス動作(たとえば、「Nlmf_Location_ReferenceDeviceRegistrationRequest」メッセージ)を呼び出す。サービス動作は、(AMF264によって割り当てられた)LCS相関識別子と、サービングセル識別情報とともにAMF識別情報とを含み、同じく、RLD710のサブスクリプション永続識別子(SUPI:subscription permanent identifier)と永続機器識別子(PEI:permanent equipment identifier)とを含み得る。LMF270は、RLD710のデータベースを維持する。各RLD710は、LCS相関IDとRLD710をサービスするAMFインスタンスのAMF IDとに関連付けられる。
[0140]段階925において、LMF270がRLD登録要求を扱うことができる場合、LMF270は、段階920において受信されたLCS相関識別子を含むAMF264に向けた基準デバイス登録応答サービス動作(たとえば、「Nlmf_Location_ReferenceDeviceRegistrationResponse」メッセージ)中でAMF264に確認応答を返す。LMF270は、段階965において後で使用するためにLCS相関識別子とAMF IDとを記憶する。
[0141]Nlmf_ReferenceDeviceサービスにより、LMF270は、RLD情報と関連するパラメータとを取得することが可能になる。Nlmf_ReferenceDeviceサービスに対して定義されるサービス動作は、(1)AMF264からLMF270にRLD710のための基準デバイス情報を与えるReferenceDeviceRegistration要求および応答、(2)以前に登録されたRLD710のためのAMF264からLMF270に更新された基準デバイス情報を与えるReferenceDeviceRegistrationUpdate、ならびに(3)AMF264がLMF270において以前に登録されたRLD710を登録解除することを可能にするReferenceDeviceDeregistrationである。登録解除はまた、ReferenceDeviceRegistrationUpdateのための特殊事例と見なされ得る。
[0142]段階930において、AMF264、NG-RAN220、およびRLD710は、通常のUEに関して一般的な登録プロシージャを続ける。AMF264は、gNBとのセッションセットアップを開始し得る。メッセージは、一般に、登録受付NASメッセージを含んでいる。NAS登録受付は、LMF270におけるRLD登録が成功したという表示を含み得る。メッセージは、NGAP最初のコンテキストセットアップ要求であり得る。
[0143]段階935において、RLD710とgNBとは、ASセキュリティプロシージャを実施する。
[0144]段階940において、RRC再構成メッセージが、一般に、無線ベアラなどをセットアップするためにRLD710に送られる。メッセージは、段階930において登録受付メッセージ中で受信された5GS登録結果を含む。5GS登録結果は、LMF270における登録が成功したのかどうかをUEに通知する。この段階は、必要とされないことがあるが、LMF270における登録が成功したことと、RLD710が、較正目的のためにロケーション要求を次に予想し得ることとをRLD710に通知することになる。
[0145]段階945から955は、通常の登録プロシージャを完了するのと同様である。
[0146]段階960において、後の時間に、LMF270は、LMF270において以前に登録されたRLD710からのロケーション測定が必要とされると決定し、それぞれ、段階965aおよび965b(集合的に段階965)においてRLD710またはRLD710をサービスするNG-RAN220とのLPPおよび/またはNRPPaセッションを開始し(instigate)得る。
[0147]段階965aおよび965bにおけるプロシージャは、次いで、通常のUEに対して現在定義されているのと同様の方式で実行され得る。
[0148]図9の段階965aにおいて、LMF270は、RLD710への1つまたは複数のLPP PDUの転送とRLD710からの1つまたは複数のLPP PDUの受信とを備えるRLD710とのLPPセッションを開始し(instigate)得る。LPP PDUは、LPP能力要求/提供、LPP支援データ要求/提供、またはLPPロケーション情報要求/提供メッセージを含み得る。LPP PDU転送のためのプロシージャが図10に示されている。
[0149]段階1005において、LMF270は、このRLD710のためにLMF270においてRLD710を前に登録したAMF264に向かってNamf_Communication_N1N2MessageTransferサービス動作を呼び出す。このサービス動作は、RLD710に転送されなければならない1つまたは複数のLPP PDUを含む。このサービス動作は、図9の段階920において前にLMF270に与えられ、LMF270に記憶されていたLCS相関IDとAMF IDとを含む。AMF ID/LCS相関IDに属するAMFインスタンスは、RLD710にLPPメッセージを転送するために使用される。
[0150]段階1010において、RLD710がCMアイドル状態にある場合、AMF264は、RLD710とのシグナリング接続を確立するために(公開されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる)3GPP TS 23.502において定義されているネットワークによってトリガされるサービス要求プロシージャを開始する。
[0151]段階1015aおよび1015bにおいて、AMF264は、NASトランスポートメッセージのペイロードコンテナ中のLPP PDUと、(公開されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる)3GPP TS 24.501において定義されているNASトランスポートメッセージの追加情報中のLMF270を識別する、LCS相関IDに設定されたルーティング識別子とを含む。AMF264は、次いで、(公開されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる)3GPP TS 38.413において定義されているNGAPダウンリンクNASトランスポートメッセージ中でサービングNG-RANノード902にDL NASトランスポートメッセージを送る。NG-RANノード902は、次いで、RRC DL情報転送メッセージ中でRLD710にDL NASトランスポートメッセージを転送する。
[0152]段階1020において、LPP PDUがタイプ「ロケーション情報要求」のものである場合、RLD710は、要求された基準測定(たとえば、RSTD、RSRP、UE Rx-Tx時間差測定)を実施する。
[0153]段階1025において、RLD710が段階1020中にCMアイドル状態に入った場合、RLD710は、AMF264とのシグナリング接続を確立するために3GPP TS 23.502において定義されているUEによってトリガされるサービス要求を誘発する。
[0154]段階1030aおよび1030bにおいて、RLD710は、UL NASトランスポートメッセージのペイロードコンテナ中の段階1020からの(段階1015において要求される場合に)取得された基準測定をもつLPP PDUと、3GPP TS 24.501において定義されているUL NASトランスポートメッセージの追加情報中の、段階1015中に受信されているルーティング識別子とを含める。RLD710は、次いで、RRC UL情報転送メッセージ中でサービングNG-RANノード902にUL NASトランスポートメッセージを送る。NG-RANノード902は、NGAPアップリンクNASトランスポートメッセージ中でAMF264にUL NASトランスポートメッセージを転送する。
[0155]ステージ1035において、AMF264は、ステージ1030において受信されたルーティング識別子によって示されるLMF270に向かってNamf_Communication_N1MessageNotifyサービス動作を呼び出す。サービス動作は、段階1030において受信されたLPPメッセージと(公開されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる)3GPP TS 29.518において定義されているN1メッセージコンテナ中のLCS相関識別子とを含む。
[0156]再び図9を参照すると、段階965bにおいて、LMF270は、NG-RANノード902への1つまたは複数のNRPPa PDUの転送とNG-RANノード902からの1つまたは複数のNRPPa PDUの受信とを備えるRLD710のサービングNG-RANノード902とのNRPPaセッションを誘発し得る。NRPPa PDUは、(公開されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる)3GPP TS 38.455において定義されているE-CIDロケーション情報転送、OTDOA情報転送、支援情報転送、測位情報転送、TRP情報転送、測定情報転送に関係するメッセージを含み得る。NRPPa PDU転送のためのプロシージャ1100が図11に示されている。
[0157]段階1105において、LMF270は、このRLD710のためにLMF270においてRLD710を前に登録したAMF264に向かってNamf_Communication_N1N2MessageTransferサービス動作を呼び出す。このサービス動作は、NG-RANノード902に転送されなければならない1つまたは複数のNRPPa PDUを含む。このサービス動作は、図9の段階920において前にLMF270に与えられ、LMF270に記憶されていたLCS相関IDとAMF IDとを含む。
[0158]段階1110において、RLD710がCMアイドル状態にある場合、AMF264は、RLD710とのシグナリング接続を確立するために3GPP TS 23.502において定義されているネットワークによってトリガされるサービス要求プロシージャを開始する。
[0159]段階1115において、AMF264は、RLD710に対応するNGシグナリング接続を介してNGAP DLのUE関連のNRPPaトランスポートメッセージ中でサービングNG-RANノード902にNRPPaメッセージを転送し、LMF270を識別するルーティングID(たとえば、LMF270のグローバルアドレス)を含める。
[0160]段階1120において、サービングNG-RANノード902は、段階1115においてNRPPaメッセージによって要求されたRLD710のための行為を実施する。これは、RLD710のためのSRS構成を決定することと、RLD710にSRS構成を与えることと、またはRLD710中の前に構成されたSRSをアクティブ化することを含み得る。
[0161]段階1125において、サービングNG-RANノード902は、NGAP ULのUE関連のNRPPaトランスポートメッセージ中でAMF264にNRPPa応答メッセージを戻し、段階1115において受信されたルーティングIDを含める。
[0162]ステージ1130において、AMF264は、ステージ1125において受信されたルーティングIDによって示されるLMF270に向かってNamf_Communication_N2InfoNotifyサービスを呼び出す。サービス動作は、段階1125において受信されたNRPPaメッセージと3GPP TS 29.518において定義されているN2情報コンテナ中の段階1105からのLCS相関IDとを含む。
[0163]図9に戻ると、段階970において、LMF970は、図4を参照しながら上記で説明されたように、RLD710の知られているロケーションを使用して段階965において受信されたRLDまたはNG-RANノードの測定から訂正項を決定する。LMF270は、訂正項を記憶し、他のUEのためのロケーション測定を訂正するためにそれらを使用する。LMF270は、新しいまたは更新されたRLD測定が必要とされるときはいつでも段階965から970を繰り返す。
[0164]この解決策のための、図9の段階920および925によって示されているように、AMF264がLMF270においてRLD710を登録することを可能にするために新しいサービス動作が必要である。この動作は、Nlmf_Locationサービス動作の部分であり得るか、または新しいサービス動作(たとえば、Nlmf_ReferenceDeviceサービス動作)であり得る。RLD登録に加えて、RLD登録解除およびRLP登録更新サービス動作も必要とされ得る。たとえば、
- 基準デバイス登録:LCS相関ID、AMF ID、拡張CGI(ECGI)、NR CGI(NCGI)、RLD SUPI、およびRLD PEIを含むRLD情報をLMFに与える。
- 基準デバイス登録更新:以前に登録された基準デバイスのための更新された基準デバイス情報(たとえば、サービングNG-RANノードが変化する、またはRLDロケーションが変化するなどの場合における新しいECGIまたはNCGI)をLMFに与える。
- 基準デバイス登録解除:AMFが、(たとえば、RLDのためのサービングAMFが変化する、またはRLDがオフに切り替えられるなどの場合に)LMFにおいて以前に登録された基準デバイスを登録解除することを可能にする。
[0165]上記で説明されたように、LMFとRLDとの間のロケーションプロシージャは、通常のUEと同様の方法で実施され得る。NRPPaは、現在、アップリンクベース(たとえば、UL-AoA、UL-TDOA)の測位方法とダウンリンクおよびアップリンクベース(たとえば、マルチRTT)の測位方法とのために指定されているように使用され得、NRPPaプロトコルへの変更は、必要ないように見える。また、LPPは、現在定義されているように使用され得るが、いくつかのRLD固有の追加が必要とされ得る。
[0166]たとえば、LPP能力転送に言及すると、(たとえば、UL-TDOA、UL-AoA、DL-TDOA、DL-AoD、またはマルチRTTのための)測位方法能力が等しくRLDに適用される。それらは、LMFにRLDによってサポートされる測位固有の能力(たとえば、サポートされる測定など)を与える。LPP能力提供メッセージは、RLDのロケーション(不確実性形状とともに緯度/経度/高度)、ロケーションソース(たとえば、GNSS、A-GNSS、DL-TDOA、DL-AoD、実測)、速度、RLDが静的である/固定されているのか移動式であるのか、RLDがバッテリー電源式であるのか主電源動作式(mains-operated)であるのか(すなわち、プラグ接続されるのか)などの追加のパラメータ/属性を含み得る。
[0167]LPP支援データの転送について、RLD固有の追加は、支援データの配信のために必要とされないように見える。通常の(UE支援型の)測位方法に固有の支援データは、RLDに等しく適用されることになる。
[0168]LPPロケーション情報の転送について、測位方法に固有の要求/提供メッセージは、UEの(たとえば、「NR-Multi-RTT-ProvideLocationInformation」、「NR-DL-AoD-ProvideLocationInformation」、「NR-DL-TDOA-ProvideLocationInformation」)を要求し、与えるために等しくRLDに適用可能である。しかしながら、「CommonIEsRequestLocationInformation」へのいくつかの追加が必要とされ得る。ロケーション情報要求LPPメッセージタイプのための共通のIEを搬送する「CommonIEsRequestLocationInformation」は、(必須の)「LocationInformationType」を含み、これは、サーバがロケーション推定を必要とするのかもしくはロケーション測定を必要とするのか、ロケーション測定が選好されるが、ロケーション推定も可能にされるのかどうか、またはロケーション推定が選好されるが、ロケーション測定も可能にされるのかどうかを示す。
[0169]基準デバイスの(正確な)ロケーションが知られる必要があり、ロケーション測定のみが報告されなければならないので、ロケーション推定は、RLDに適用可能であってはならない。基準デバイスのロケーションと基準デバイスの測定とは、独立していなければならず、すなわち、基準デバイスの測定は、基準デバイスのロケーションを決定するために使用されない。「LocationInformationType」中の追加のエントリは、通常のUEの測位のために使用され、RLDのみに適用可能であることになる「ロケーション測定」と「ロケーション推定」とを混合することを回避することができる。このIEは、名前「referenceMeasurementsRequired」を有し得る。
[0170]図12は、本開示の態様による、付加サービスを使用したRLD登録を用いる例示的なRLD測位動作1200を示す。この解決策では、RLD710は、新しい付加サービスメッセージペアを使用してLMF270に登録する。LMF270とRLD710とは、次いで、サービングAMF264を介してLPPメッセージを交換することができる。この解決策は、AMF264とgNB(たとえば、gNB222)とへのあらゆる影響を回避し、LPPへのあらゆる影響をも回避することができる。
[0171]段階1205において、RLD710は、AMF264とのシグナリング接続を確立するためにNG-RANノード1202を介してUEによってトリガされるサービス要求を実施する。
[0172]段階1210において、RLD710は、サービングAMF264へのアップリンクNASトランスポートメッセージ内で付加サービス(SS)LCS基準ロケーションデバイス登録要求メッセージを送る。RLD710は、「ロケーションサービスメッセージコンテナ」にペイロードコンテナタイプを設定し、「追加情報」IE中に「ルーティング識別子」を含める。アップリンクNASトランスポートメッセージ中のルーティング識別子は、特定のLMF270を示すためにRLD710中で事前構成され得る。LCS基準ロケーションデバイス登録要求メッセージは、RLD710のロケーション(不確実性形状とともに緯度、経度、高度)と、デバイスが固定されているのか移動式であるのか、バッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのかなどの他のRLD能力とを含む。代替として、この情報はまた、LCS基準ロケーションデバイス登録要求メッセージ中に埋め込まれたLPP PDU中で与えられ得る。しかしながら、SS LCS基準ロケーションデバイス登録要求メッセージの部分としてこの情報を与え、SS中に指定されることは、LPPの変更が必要とされないことがあることを意味する。RLD710とLMF270とは段階1240中に交換されるすべてのLPPメッセージがRLD710の基準ロケーションに関係すると仮定することができる。
[0173]段階1215において、AMF264は、段階1210においてアップリンクNASトランスポートメッセージの追加情報IE中で受信されたルーティング識別子からLMF270を決定し、LMF270に向けてNamf_Communication_N1MessageNotifyサービス動作をトリガすることを介してLMF270にLCS基準ロケーションデバイス登録要求メッセージを転送する。AMF264はまた、ペイロードコンテナタイプと段階1210において受信されたルーティング識別子に設定されたLCS相関識別子とを含む。AMF264は、N1MessageNotification中のRLD710のSUPIまたはRLDのPEIを含む。LMF270は、段階1240において後で使用するためにN1メッセージコンテナ中に含まれるサービングAMF IDを記憶する。LMF270はまた、RLD710のデータベースを維持する。各RLD710は、LCS相関IDとRLD710をサービスするAMFインスタンスのAMF IDとに関連付けられる。
[0174]段階1220において、LMF270は、RLD710がネットワーク中で基準デバイスとして働くことをSUPIから許可されるのかまたはPEIから許可されるのかを検証し得る。LMF270中の許可されたRLD710のSUPIまたはPEIは、事前構成され得る。
[0175]段階1225において、LMF270は、サービングAMF264にNamf_Communication_N1N2MessageTransferサービス動作をトリガすることを介してRLD710に付加サービス確認応答メッセージを戻す。確認応答は、RLD710にそれがLMF270に正常に登録されたことを示す。LMF270はまた、LMF270を識別するLCS相関識別子を割り当て、それを含める。
[0176]段階1230において、LMF270から確認応答メッセージを受信すると、AMF264は、ダウンリンクNASトランスポート中のペイロードコンテナタイプを「ロケーションサービスメッセージコンテナ」に設定し、「追加情報」IE中にLCS相関IDを含める。
[0177]段階1235において、後の時間に、LMF270は、LMF270において以前に登録されたRLD710からのロケーション測定が必要とされると決定し、それぞれ、段階1240aおよび1240b(集合的に段階1240)においてRLD710またはRLD710をサービスするNG-RANとのLPPおよび/またはNRPPaセッションを誘発し得る。
[0178]段階1240aおよび1240bにおけるプロシージャが、次に、以下の修正とともに図9に示されている解決策中で段階965aおよび965bとして実行され得る。第1に、図10の段階1005において使用するためのLMF270と測位セッションとを示すLCS相関識別子が、LMF270によって割り当てられる。LCS相関識別子は、LMF270とRLD710との間の測位セッション中に、RLD710からの測位応答メッセージが、AMF264によって正しいLMF270に返され、LMF270によって認識され得る表示(LCS相関識別子)を搬送することを確実にするために図10のプロシージャ1000中の段階1005、1015、1030、および1035において使用される。第2に、AMF264が、AMF264によって割り当てられたLCS相関識別子と(このプロシージャにおいて使用される)LMF270によって割り当てられたLCS相関識別子を区別することを可能にするために、2つのタイプのLCS相関識別子が異なる範囲から選択され得る。
[0179]段階1245において、LMF270は、RLD710の知られているロケーションを使用して受信されたRLD測定から訂正項を決定する。LMF270は、訂正項を記憶し、他のUE(たとえば、UE204)からのロケーション測定を訂正するためにそれらを使用する。
[0180]LMF270は、新しいRLD測定が必要とされるときはいつでも段階1240を繰り返す。RLD710が、新しいAMF264に移動する場合、RLD710は、段階1210における登録を繰り返すことができる。
[0181]次に、LMFの観点からRLDがgNBの部分として動作するシナリオに言及する。RLDがLMFの観点からgNBの部分(たとえば、gNB-DUの部分、TRP)と見なされ得る場合、図6の段階610に示されているRLD登録プロシージャは厳密には必要ない。「RLD登録」は、(一般に、何らかの運用および保守機能を介して)LMFへのNB情報の提供と同様に、デプロイメント/オペレータによって実施されることがある。RLDは、「基地局アルマナック」と呼ばれることがあるLMF中の通常のgNB/TRPデータベースの部分である可能性がある。特定のRLD情報は、通常のgNB/TRPについてはTRP情報交換プロシージャを使用してLMFによって要求される可能性がある。
[0182]一態様では、RLDは、eTRPとして定義される可能性があり、これは、図7に示されているように、gNB-DUの部分であることも別個のものであることもある。eTRPは、本質的に、通常のTRPと比較して逆の機能(inverse functions)を有する。eTRPは、UL-PRSを送信し(通常のTRPは、DL-PRSを送信し)、DL-PRSを受信する(通常のTRPは、UL-PRSを受信する)。この解決策の1つの利益は、UEに関連しないNRPPaプロシージャが使用され得るということであり、これは、上述のようにRLD登録を回避することができる。
[0183]LPPが、測位能力転送、支援データの配信、およびロケーション情報の転送のためのすべての機能を与えるので、RLDがgNBの部分である場合、LPPも使用され得る。LPP PDUは、NRPPaメッセージコンテナ内にトランスポートされる可能性がある。NRPPaは、次いで、gNB-CUが、gNBとLMFとの間のシグナリング原則に従ってメッセージルーティングを実施することを可能にすることになる。しかしながら、実際の測位メッセージのペイロードは、図13に示されるようにLPP PDUであり得る。特に、図13は、eTRPのためのLPPのサポートのための例示的なF1プロトコルスタックを示す図1300である。図13では、頭文字「SCTP」は、「ストリーム制御伝送プロトコル」を意味することに留意されたい。
[0184]図14は、本開示の態様による、RLDがgNBの部分として動作するシナリオのための例示的なRLD測位動作1400を示す。RLD測位動作1400は、LPPを介したRLDの能力交換と、支援データの配信と、ロケーション情報の転送とを含む。
[0185]段階1405において、LMF270は、NG-RANノード(gNB-CU226)へのNRPPa PDUの転送を要求するためにAMF264に向かってNamf_Communication_NonUeN2MessageTransferサービス動作を呼び出す。NRPPaメッセージは、埋め込まれたLPP PDUを含む。LPP PDUは、RLD720にロケーション情報を要求するか、RLD720に支援データを提供するか、またはRLD720の能力について問い合わせ得る。サービス動作は、ターゲットNG-RANノードの識別情報を含む。
[0186]段階1410において、AMF264は、NGAPダウンリンクのUEに関連しないNRPPaトランスポートメッセージ中で識別されたgNB-CU226に(埋め込まれたLPP PDUを含む)NRPPa PDUを転送し、LMF270を識別するルーティングIDを含める。
[0187]段階1415において、gNB-CU226は、受信されたNRPPaメッセージからLPP PDUを抽出し、F1APダウンリンクトランスポートコンテナ中で識別されたeTRP720にLPP PDUを転送する。
[0188]段階1420において、ターゲットeTRP(RLD)720は、LPP PDUを抽出し、LPPメッセージを復号する。LPPメッセージがタイプロケーション情報要求のものである場合、eTRP(RLD)720は、要求されたロケーション測定(たとえば、RSTD、RSRP、Rx-Tx時間差測定)を取得する。
[0189]段階1425において、ターゲットeTRP(RLD)720は、F1APアップリンクトランスポートコンテナ中でgNB-CU226に段階1420において取得されたロケーション情報を戻す。F1APアップリンクトランスポートコンテナは、LPP PDUを含む。
[0190]段階1430において、ターゲットgNB-CU226は、F1APメッセージからLPP PDUを抽出し、NRPPaメッセージ中にLPP PDUを含める。gNB-CU226は、次いで、NGAPアップリンクのUEに関連しないNRPPaトランスポートメッセージ中でAMF264に(LPP PDUを含む)NRPPa PDUを与える。gNB-CU226はまた、段階1410において受信されたNGAPアップリンクのUEに関連しないNRPPaトランスポートメッセージ中にルーティング識別子を含める。
[0191]ステージ1435において、AMF264は、ステージ1430において受信されたルーティング識別子によって示されるLMF270に向かってNamf_Communication_NonUeN2InfoNotifyサービス動作を呼び出す。サービス動作は、N2情報コンテナ中に段階1430において受信された埋め込まれたLPP PDUをもつNRPPa PDUを含める。
[0192]段階1440において、LMF270は、RLD720の知られているロケーションを使用して受信されたRLD測定(値)から訂正項を決定する。LMF270は、訂正項を記憶し、他のUEからのロケーション測定(値)を訂正するためにそれらを使用する。
[0193]LMFは、新しい基準デバイスの測定が必要とされるときはいつでも段階1405から1435を繰り返す。この解決策は、現在の測位プロシージャおよびシグナリングに最小限の影響を有する。追加の影響は、埋め込まれたLPP PDUコンテナを搬送することができる新しいNRPPaおよびF1APメッセージを定義することになる。
[0194]UL-PRS(SRS)の送信のために、現在のNRPPaおよびF1APプロシージャがやはり再使用され得る。しかしながら、LMF270とgNB222との間のPDUトランスポートのために、対応するメッセージはまた、図14と同様にUEに関連しないものになることになる。
[0195]図15は、本開示の態様による、アップリンク測位基準測定をサポートするためにeTRP RLDにSRS構成/SRS送信を要求するための例示的なRLD SRS構成プロシージャ1500を示す。この態様では、eTRP RLDは、gNB-DU/TRPがeTRP RLD UL-PRSを測定し、標準的なアップリンク測位プロシージャの部分としてロケーションサーバに関連する測定を報告することを可能にするためにUL-PRS(たとえば、SRS)を送信するように構成される。したがって、標準的なUL測位プロシージャのアップリンク測位測定(たとえば、UL-AoA、RTOA、gNB Rx-Tx時間差測定)は、知られているロケーションにおいてeTRP RLDによって送信されるUL-PRSを使用してgNB/TRPによって実施される。これらのアップリンク測定は、次いで、近くのUEのための訂正項を決定するために知られているRLDロケーションにおけるeTRP RLDからのgNB/TRPロケーションにおいて予想されることになる測定と比較され得る。
[0196]段階1505において、LMF270は、NRPPa PDUの転送を要求するためにAMF264に向かってNamf_Communication_NonUeN2MessageTransferサービス動作を呼び出す。NRPPa PDUは、eTRP(RLD)720にSRS構成情報を要求するために測位情報要求メッセージを含める。メッセージは、eTRP(RLD)720のための推奨されるSRS構成パラメータを与える要求されたUL-SRS送信特性を含み得る。サービス動作は、ターゲットNG-RANノードの識別情報を含む。
[0197]段階1510において、AMF264は、NGAPダウンリンクのUEに関連しないNRPPaトランスポートメッセージ中で識別されたgNB-CU226にNRPPa PDUを転送し、LMF270を識別するルーティングIDを含める。
[0198]段階1515において、NRPPa PDUが、gNB-CU226によってUEに関連しないNRPPaトランスポートメッセージ中で受信されるので、gNB-CU226は、NRPPa測位情報要求メッセージが、通常のUEを対象とはせず、ターゲットeTRP/RLD720を対象とすることを了解する。NRPPa測位情報要求メッセージは、ターゲットeTRP/RLD720のためのeTRP IDを含む。gNB-CU226は、SRSを送信することとeTRP/RLD720からSRS構成を取り出すこととを行う必要をeTRP/RLD720に示すために(段階1510において受信されたNRPPaメッセージに示されているように)eTRP/RLD720にF1AP測位情報要求メッセージを送る。
[0199]段階1520において、eTRP/RLD720は、SRS構成を決定するときにF1AP測位情報要求メッセージ中に含まれる要求されたSRS送信特性情報を考慮に入れる。要求されたSRS送信特性が周期的なSRSを示す場合、eTRP/RLD720は、SRSを送信し始める。そうでない場合、(たとえば、半永続的なSRSの場合)、eTRP/RLD720は、F1AP測位アクティブ化要求メッセージが受信されるまでSRSの送信が図15の場合と同じ一般的なプロシージャを使用する状態だが、段階1505および1510におけるNRPPa PDUが、段階1515においてeTRP/RLDにF1AP測位アクティブ化要求メッセージとして与えられる、SRSのアクティブ化を要求するためのNRPPa測位アクティブ化要求メッセージを含む状態で待つ。
[0200]段階1525において、ターゲットeTRP(RLD)720は、gNB-CU226に構成されたSRS構成情報を含むF1AP測位情報応答メッセージを戻す。
[0201]段階1530において、ターゲットgNB-CU226は、NRPPa測位情報応答メッセージ中に段階1525において受信された情報を符号化し、NGAPアップリンクのUEに関連しないNRPPaトランスポートメッセージ中でAMF264に(NRPPa測位情報応答メッセージを含む)NRPPa PDUを与える。gNB-CU226はまた、段階1510において受信されたNGAPアップリンクのUEに関連しないNRPPaトランスポートメッセージ中にルーティング識別子を含める。
[0202]ステージ1535において、AMF264は、ステージ1530において受信されたルーティング識別子によって示されるLMF270に向かってNamf_Communication_NonUeN2InfoNotifyサービス動作を呼び出す。サービス動作は、N2情報コンテナ中に段階1530において受信されたNRPPa測位情報応答メッセージをもつNRPPa PDUを含める。
[0203]上記と同じプロシージャが、半永続的にアクティブ化するかまたはeTRP/RLD720によって非周期的なSRS送信をトリガするために測位アクティブ化要求/応答などの他のNRPPa/F1APメッセージのために使用され得る。したがって、RLDがgNB(gNB-DU/eTRP)の部分であると見なされる場合、現在のNRPPaおよびF1AP測位メッセージはRLDのために再使用され得る。これらのメッセージのためにUE関連のトランスポートプロシージャを使用する代わりに、UEに関連しないトランスポート機構は、この解決策では使用されることになり、これは、ターゲットgNB-DU/eTRP720の識別情報を含めるためにNRPPa/F1APメッセージの少しの変更しか必要としない。したがって、ターゲットgNB-DU/eTRP識別情報が基地局アルマナックの部分としてLMF270に提供され得るので、専用のRLD登録プロシージャは、上述のように必要でないことになる。
[0204]図16は、本開示の態様による、通信の例示的な方法1600を示す。一態様では、方法1600は、ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)によって実施され得る。
[0205]1610において、ロケーションサーバは、段階920および1215でのように、基準デバイス(たとえば、RLD710)をサービスするネットワークエンティティ(たとえば、AMF264)から、基準デバイスがRLDとして動作することを求める登録要求を受信する。一態様では、登録要求は、ロケーションサーバが測位プロトコル(たとえば、LPP)を介して基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含む。一態様では、動作1610は、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、少なくとも1つのプロセッサ394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0206]1620において、ロケーションサーバは、段階965aおよび1240aでのように、1つまたは複数のパラメータに基づいて測位プロトコルを介して基準デバイスとの測位プロシージャを開始する(instigate)。一態様では、動作1620は、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、少なくとも1つのプロセッサ394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0207]1630において、ロケーションサーバは、段階965aおよび1240aでのように、測位プロトコルを介して測位プロシージャ中に基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信する。一態様では、動作1630は、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、少なくとも1つのプロセッサ394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0208]1640において、ロケーションサーバは、段階970および1245でのように、基準デバイスのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のUE(たとえば、UE204)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定する。一態様では、動作1640は、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、少なくとも1つのプロセッサ394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0209]図17は、本開示の態様による、通信の例示的な方法1700を示す。一態様では、方法1700は、基準デバイス(たとえば、RLD710)によって実施され得る。
[0210]1710において、基準デバイスは、段階905および1210でのように、ネットワークエンティティ(たとえば、AMF264)に、基準デバイスがRLDとして動作することを求める登録要求を送信する。一態様では、登録要求は、RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む。一態様では、動作1710は、少なくとも1つのWWANトランシーバ310、少なくとも1つのプロセッサ332、メモリ構成要素340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0211]1720において、基準デバイスは、段階965aおよび1240aでのように、測位プロトコル(たとえば、LPP)を介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施する要求を受信する。一態様では、動作1720は、少なくとも1つのWWANトランシーバ310、少なくとも1つのプロセッサ332、メモリ構成要素340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0212]1730において、基準デバイスは、段階965aおよび1240aでのように、要求の受信に基づいて1つまたは複数の基準測位測定を実施する。一態様では、動作1730は、少なくとも1つのWWANトランシーバ310、少なくとも1つのプロセッサ332、メモリ構成要素340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0213]1740において、基準デバイスは、段階965aおよび1240aでのように、測位プロトコルを介してロケーションサーバに1つまたは複数の基準測位測定を送信する。一態様では、動作1740は、少なくとも1つのWWANトランシーバ310、少なくとも1つのプロセッサ332、メモリ構成要素340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0214]図18は、本開示の態様による、通信の例示的な方法1800を示す。一態様では、方法1800は、ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)によって実施され得る。
[0215]1810において、ロケーションサーバは、段階1405および1505でのように、ネットワークエンティティ(たとえば、AMF264)に、RANノード(たとえば、gNB222、gNB-CU226、gNB-DU228)に1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージを転送する要求を送る。一態様では、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のLPPメッセージを含み、1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、RANノードにおいてRLD(たとえば、RLD720)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含む。一態様では、動作1810は、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、少なくとも1つのプロセッサ394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0216]1820において、ロケーションサーバは、段階1435および1535でのように、ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信する。一態様では、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも1つまたは複数の基準測位測定(値)を含む。一態様では、動作1820は、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、少なくとも1つのプロセッサ394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この 動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0217]1830において、ロケーションサーバは、段階1440でのように、RLDのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定(値)とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のUEを測位するための1つまたは複数の訂正項を決定する。一態様では、動作1830は、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、少なくとも1つのプロセッサ394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0218]図19は、本開示の態様による、通信の例示的な方法1900を示す。一態様では、方法1900は、ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)によって実施され得る。
[0219]1910において、ロケーションサーバは、ネットワークエンティティに、RANノードに1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージを転送する要求を送ること、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、RANノードがRANノードにおけるRLDによるSRSの送信のためにSRS構成を与えることを求める要求を含む、を行う。一態様では、動作1910は、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、少なくとも1つのプロセッサ394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0220]1920において、ロケーションサーバは、ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信すること、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、RANノードにおけるRLDが送信するSRSを定義するSRS構成を含む、を行う。一態様では、動作1920は、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、少なくとも1つのプロセッサ394、メモリ構成要素396、および/または測位構成要素398によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0221]諒解されるように、方法1600から1900の技術的利点は、ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)とRLD(たとえば、RLD710、720)との間のシグナリングを可能にすることであり、それによって、UEの測位測定を訂正するために基準測定を取得することを可能にするRLDの使用を利用し、それによって、測位パフォーマンスを改善する。
[0222]上記の詳細な説明では、異なる特徴が例にまとめられていることがわかる。開示のこの様式は、例示的な条項が、各条項において明示的に述べられるものよりも多くの特徴を有するという意図として理解されるべきではない。むしろ、本開示の様々な態様は、開示される個々の例示的な条項のすべての特徴よりも少数を含み得る。したがって、以下の条項は、本明細書に組み込まれると見なされるべきであり、各条項はそれ自体によって別個の例として存在することができる。各従属条項は、条項において、他の条項のうちの1つとの特定の組合せを指すことができるが、その従属条項の(1つまたは複数の)態様は、特定の組合せに限定されない。他の例示的な条項が、任意の他の従属条項または独立条項の主題との(1つまたは複数の)従属条項態様の組合せ、あるいは他の従属および独立条項との任意の特徴の組合せをも含むことができることが諒解されよう。本明細書で開示される様々な態様は、特定の組合せ(たとえば、要素を絶縁体と導体の両方として定義することなど、矛盾する態様)が意図されないことが明示的に表されるかまたは容易に推論され得ない限り、これらの組合せを明確に含む。さらに、条項の態様が任意の他の独立条項に含まれ得ることが、その条項がその独立条項に直接従属していない場合でも、同じく意図される。
[0223]実装例が、以下の番号付けされた条項に記載される。
[0224]条項1.ロケーションサーバによって実施される通信の方法であって、基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、登録要求は、ロケーションサーバが測位プロトコルを介して基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含む、1つまたは複数のパラメータに基づいて測位プロトコルを介して基準デバイスとの測位プロシージャを開始する(instigate)ことと、測位プロトコルを介して測位プロシージャ中に基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信することと、基準デバイスのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することとを備える、方法。
[0225]条項2.1つまたは複数のパラメータは、基準デバイスの識別子、ネットワークエンティティの識別子、基準デバイスのサービングセルの識別子、ロケーションサービス(LCS)相関識別子、基準デバイスのサブスクリプション永続識別子(SUPI)、基準デバイスの永続機器識別子(PEI)、またはそれらの任意の組合せを含む、条項1に記載の方法。
[0226]条項3.LCS相関識別子は、ロケーションサーバに関連するルーティング識別子に設定される、条項2に記載の方法。
[0227]条項4.登録要求は、RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータをさらに含む、条項1から3のいずれかに記載の方法。
[0228]条項5.RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータは、基準デバイスのロケーション、ロケーションの不確実性、ロケーションのためのロケーションソース、基準デバイスの速度、基準デバイスが固定状態にあるのか移動動作状態にあるのか、基準デバイスがバッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのか、またはそれらの任意の組合せを含む、条項4に記載の方法。
[0229]条項6.RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータは、基準デバイスがRLDとして動作することができるのかどうかを示すフラグ(たとえば、1ビットのフィールド)を備える、条項4から5のいずれかに記載の方法。
[0230]条項7.LCS相関識別子とネットワークエンティティの識別子とを記憶することによってRLDとして基準デバイスを登録することをさらに備える、条項1から6のいずれかに記載の方法。
[0231]条項8.ネットワークエンティティに登録応答を送ること、登録応答は、基準デバイスがRLDとして正常に登録されたのかどうかを示す、をさらに備える、条項1から7のいずれかに記載の方法。
[0232]条項9.ロケーションサーバは、1つまたは複数の基準測位測定が1つまたは複数のUEを測位するために必要とされるという決定に基づいて基準デバイスとの測位プロシージャを開始する(instigate)、条項1から8のいずれかに記載の方法。
[0233]条項10.1つまたは複数のUEから受信された測位測定に1つまたは複数の訂正項を適用することをさらに備える、条項1から9のいずれかに記載の方法。
[0234]条項11.基準デバイスは、モバイルUE、RLDとして動作することに専念するUE、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、またはスマートリピータのMTを備える、条項1から10のいずれかに記載の方法。
[0235]条項12.測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)である、条項1から11のいずれかに記載の方法。
[0236]条項13.ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項1から12のいずれかに記載の方法。
[0237]条項14.基準デバイスによって実施される通信の方法であって、ネットワークエンティティに、基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信することと、登録要求は、RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施したいという要求を受信することと、要求の受信に基づいて1つまたは複数の基準測位測定を実施することと、測位プロトコルを介してロケーションサーバに1つまたは複数の基準測位測定を送信することとを備える、方法。
[0238]条項15.RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータは、基準デバイスのロケーション、ロケーションの不確実性、ロケーションのためのロケーションソース、基準デバイスの速度、基準デバイスが固定状態にあるのか移動動作状態にあるのか、基準デバイスがバッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのか、またはそれらの任意の組合せを含む、条項14に記載の方法。
[0239]条項16.RLDとして動作する基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータは、基準デバイスがRLDとして動作することができるのかどうかを示すフラグを備える、条項14から15のいずれかに記載の方法。
[0240]条項17.登録要求は、無線リソース制御(RRC)セットアップ完了メッセージ中に含まれる、条項14から16のいずれかに記載の方法。
[0241]条項18.登録要求は、非アクセス層(NAS)アップリンクトランスポートメッセージ中に含まれる、条項14から16のいずれかに記載の方法。
[0242]条項19.登録要求は、付加サービスLCS基準デバイス登録要求を備える、条項18に記載の方法。
[0243]条項20.ロケーションサーバから登録応答を受信すること、登録応答は、基準デバイスがRLDとして正常に登録されたのかどうかを示す、をさらに備える、条項14から19のいずれかに記載の方法。
[0244]条項21.基準デバイスは、モバイルUE、RLDとして動作することに専念するUE、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、またはスマートリピータのMTを備える、条項14から20のいずれかに記載の方法。
[0245]条項22.測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)である、条項14から21のいずれかに記載の方法。
[0246]条項23.ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項14から22のいずれかに記載の方法。
[0247]条項24.ロケーションサーバによって実施される通信の方法であって、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送したいという要求を送ることと、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含む、1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含む、ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含む、1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも1つまたは複数の基準測位測定を含む、RLDのロケーションと1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することとを備える、方法。
[0248]条項25.1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のNRPPaプロトコルデータユニット(PDU)を備え、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のNRPPa PDUを備え、1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、1つまたは複数の第1のLPP PDUを備え、1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、1つまたは複数の第2のLPP PDUを備える、条項24に記載の方法。
[0249]条項26.1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージと1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージとは、UEに関連しないNRPPaトランスポートプロシージャの部分である、条項24から25のいずれかに記載の方法。
[0250]条項27.RLDは、拡張送受信ポイント(eTRP)であり、eTRPは、サウンディング基準信号(SRS)を送信し、測位基準信号(PRS)を受信する、条項24から26のいずれかに記載の方法。
[0251]条項28.1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、ロケーション情報要求、RLDのための支援データ、RLDのRLD能力のためのクエリ、RLDのSRS構成についての要求、またはそれらの任意の組合せを含む、条項24から27のいずれかに記載の方法。
[0252]条項29.ロケーションサーバは、RANノードがRLDとしてロケーションサーバに登録されることに基づいてネットワークエンティティに要求を送る、条項24から28のいずれかに記載の方法。
[0253]条項30.1つまたは複数のUEから受信された測位測定に1つまたは複数の訂正項を適用することをさらに備える、条項24から29のいずれかに記載の方法。
[0254]条項31.RLDは、新無線ノードB(gNB)、gNBセントラルユニット(gNB-CU)、gNB分散ユニット(gNB-DU)、または、eTRPを備える、条項24から30のいずれかに記載の方法。
[0255]条項32.ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項24から31のいずれかに記載の方法。
[0256]条項33.ロケーションサーバによって実施される通信の方法であって、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送したいという要求を送ることと、1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、RANノードがRANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含む、ネットワークエンティティから、RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、RANノードにおけるRLDが送信するSRSを定義するSRS構成を含む、を備える、方法。
[0257]条項34.RLDとして動作していない1つまたは複数のRANノードとのアップリンク測位プロシージャを開始する(instigate)こと、ここにおいて、1つまたは複数のRANノードは、アップリンク測位測定を決定するためにRANノードにおけるRLDからSRSを測定する、をさらに備える、条項33に記載の方法。
[0258]条項35.1つまたは複数のRANノードのロケーションと1つまたは複数のアップリンク測位測定とに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のUEを測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することをさらに備える、条項34に記載の方法。
[0259]条項36.1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージと1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージとは、UEに関連しないNRPPaトランスポートプロシージャの部分である、条項33から35のいずれかに記載の方法。
[0260]条項37.RLDは、新無線ノードB(gNB)、gNBセントラルユニット(gNB-CU)、gNB分散ユニット(gNB-DU)、または、拡張送受信ポイント(eTRP)を備える、条項33から36のいずれかに記載の方法。
[0261]条項38.ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、条項33から37のいずれかに記載の方法。
[0262]条項39.装置であって、メモリと、通信インターフェースと、メモリおよび通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、メモリと、通信インターフェースと、少なくとも1つのプロセッサとが、条項1から38のいずれかに記載の方法を実施するように構成された、装置。
[0263]条項40.条項1から38のいずれかに記載の方法を実施するための手段を備える装置。
[0264]条項41.コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能が、コンピュータまたはプロセッサに条項1から38のいずれかに記載の方法を実施させるための少なくとも1つの命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[0265]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0266]さらに、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
[0267]本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
[0268]本明細書で開示される態様に関して説明された方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
[0269]1つまたは複数の例示的な態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義の中に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0270]上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
[0270]上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ロケーションサーバによって実施される通信の方法であって、
基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、前記登録要求は、前記ロケーションサーバが測位プロトコルを介して前記基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含み、
前記1つまたは複数のパラメータに基づいて前記測位プロトコルを介して前記基準デバイスとの測位プロシージャを開始することと、
前記測位プロトコルを介して前記測位プロシージャ中に前記基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信することと、
前記基準デバイスのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
を備える、方法。
[C2]
前記1つまたは複数のパラメータは、
前記基準デバイスの識別子、
前記ネットワークエンティティの識別子、
前記基準デバイスのサービングセルの識別子、
ロケーションサービス(LCS)相関識別子、
前記基準デバイスのサブスクリプション永続識別子(SUPI)、
前記基準デバイスの永続機器識別子(PEI)、または
それらの任意の組合せ、
を含む、C1に記載の方法。
[C3]
前記LCS相関識別子は、前記ロケーションサーバに関連するルーティング識別子に設定される、C2に記載の方法。
[C4]
前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータをさらに含む、C1に記載の方法。
[C5]
前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、
前記基準デバイスの前記ロケーション、
前記ロケーションの不確実性、
前記ロケーションのためのロケーションソース、
前記基準デバイスの速度、
前記基準デバイスが固定状態にあるのか移動動作状態にあるのか、
前記基準デバイスがバッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのか、または
それらの任意の組合せ、
を含む、C4に記載の方法。
[C6]
前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、前記基準デバイスが前記RLDとして動作することができるのかどうかを示すフラグを備える、C4に記載の方法。
[C7]
LCS相関識別子と前記ネットワークエンティティの識別子とを記憶することによって前記RLDとして前記基準デバイスを登録すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記ネットワークエンティティに登録応答を送ること、前記登録応答は、前記基準デバイスが前記RLDとして正常に登録されたのかどうかを示す、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記ロケーションサーバは、前記1つまたは複数の基準測位測定が前記1つまたは複数のUEを測位するために必要とされるという決定に基づいて、前記基準デバイスとの前記測位プロシージャを開始する、C1に記載の方法。
[C10]
前記1つまたは複数のUEから受信された測位測定に前記1つまたは複数の訂正項を適用すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C11]
前記基準デバイスは、
モバイルUE、
前記RLDとして動作することに専念するUE、
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、または
スマートリピータのMT、
を備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))測位プロトコル(LPP)である、C1に記載の方法。
[C13]
前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
C1に記載の方法。
[C14]
基準デバイスによって実施される通信の方法であって、
ネットワークエンティティに、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信することと、前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含み、
測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施する要求を受信することと、
前記要求の受信に基づいて前記1つまたは複数の基準測位測定を実施することと、
前記測位プロトコルを介して前記ロケーションサーバに前記1つまたは複数の基準測位測定を送信することと、
を備える、方法。
[C15]
前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、
前記基準デバイスのロケーション、
前記ロケーションの不確実性、
前記ロケーションのためのロケーションソース、
前記基準デバイスの速度、
前記基準デバイスが固定状態にあるのか移動動作状態にあるのか、
前記基準デバイスがバッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのか、または
それらの任意の組合せ、
を含む、C14に記載の方法。
[C16]
前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、前記基準デバイスが前記RLDとして動作することができるのかどうかを示すフラグを備える、C14に記載の方法。
[C17]
前記登録要求は、無線リソース制御(RRC)セットアップ完了メッセージ中に含まれる、C14に記載の方法。
[C18]
前記登録要求は、非アクセス層(NAS)アップリンクトランスポートメッセージ中に含まれる、C14に記載の方法。
[C19]
前記登録要求は、付加サービスLCS基準デバイス登録要求を備える、C18に記載の方法。
[C20]
前記ロケーションサーバから登録応答を受信すること、前記登録応答は、前記基準デバイスが前記RLDとして正常に登録されたのかどうかを示す、
をさらに備える、C14に記載の方法。
[C21]
前記基準デバイスは、
モバイルUE、
前記RLDとして動作することに専念するUE、
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、または
スマートリピータのMT
を備える、C14に記載の方法。
[C22]
前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)である、C14に記載の方法。
[C23]
前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
C14に記載の方法。
[C24]
ロケーションサーバによって実施される通信の方法であって、
ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、前記RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含み、
前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも前記1つまたは複数の基準測位測定を含み、
前記RLDのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
を備える、方法。
[C25]
前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のNRPPaプロトコルデータユニット(PDU)を備え、
前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のNRPPa PDUを備え、
前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、1つまたは複数の第1のLPP PDUを備え、
前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、1つまたは複数の第2のLPP PDUを備える、
C24に記載の方法。
[C26]
前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージと前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージとは、UEに関連しないNRPPaトランスポートプロシージャの部分である、C24に記載の方法。
[C27]
前記RLDは、拡張送受信ポイント(eTRP)であり、
前記eTRPは、サウンディング基準信号(SRS)を送信し、測位基準信号(PRS)を受信する、
C24に記載の方法。
[C28]
前記1つまたは複数の前記LPPメッセージは、前記ロケーション情報要求、前記RLDのための支援データ、前記RLDのRLD能力のためのクエリ、前記RLDのSRS構成についての要求、またはそれらの任意の組合せを含む、C24に記載の方法。
[C29]
前記ロケーションサーバは、前記RANノードが前記RLDとして前記ロケーションサーバに登録されることに基づいて、前記ネットワークエンティティに前記要求を送る、C24に記載の方法。
[C30]
前記1つまたは複数のUEから受信された測位測定に前記1つまたは複数の訂正項を適用すること、
をさらに備える、C24に記載の方法。
[C31]
前記RLDは、
新無線ノードB(gNB)、
gNBセントラルユニット(gNB-CU)、
gNB分散ユニット(gNB-DU)、または、
eTRP、
を備える、C24に記載の方法。
[C32]
前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
C24に記載の方法。
[C33]
ロケーションサーバによって実施される通信の方法であって、
ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、前記RANノードが前記RANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含み、
前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、前記RANノードにおける前記RLDが送信する前記SRSを定義する前記SRS構成を含み、
を備える、方法。
[C34]
RLDとして動作していない1つまたは複数のRANノードとのアップリンク測位プロシージャを開始すること、ここにおいて、前記1つまたは複数のRANノードは、アップリンク測位測定を決定するために、前記RANノードにおける前記RLDから前記SRSを測定する、
をさらに備える、C33に記載の方法。
[C35]
前記1つまたは複数のRANノードのロケーションと前記1つまたは複数のアップリンク測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のUEを測位するための1つまたは複数の訂正項を決定すること、
をさらに備える、C34に記載の方法。
[C36]
前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージと前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージとは、UEに関連しないNRPPaトランスポートプロシージャの部分である、C33に記載の方法。
[C37]
前記RLDは、
新無線ノードB(gNB)、
gNBセントラルユニット(gNB-CU)、
gNB分散ユニット(gNB-DU)、または、
拡張送受信ポイント(eTRP)、
を備える、C33に記載の方法。
[C38]
前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
C33に記載の方法。
[C39]
ロケーションサーバであって、
メモリと、
通信インターフェースと、
前記メモリおよび前記通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記通信インターフェースを介して、基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、前記登録要求は、前記ロケーションサーバが測位プロトコルを介して前記基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含み、
前記1つまたは複数のパラメータに基づいて前記測位プロトコルを介して前記基準デバイスとの測位プロシージャを開始することと、
前記通信インターフェースを介して、前記測位プロトコルを介して前記測位プロシージャ中に前記基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信することと、
前記基準デバイスのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
を行うように構成された、ロケーションサーバ。
[C40]
前記1つまたは複数のパラメータは、
前記基準デバイスの識別子、
前記ネットワークエンティティの識別子、
前記基準デバイスのサービングセルの識別子、
ロケーションサービス(LCS)相関識別子、
前記基準デバイスのサブスクリプション永続識別子(SUPI)、
前記基準デバイスの永続機器識別子(PEI)、または
それらの任意の組合せ、
を含む、C39に記載のロケーションサーバ。
[C41]
前記LCS相関識別子は、前記ロケーションサーバに関連するルーティング識別子に設定される、C40に記載のロケーションサーバ。
[C42]
前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータをさらに含む、C39に記載のロケーションサーバ。
[C43]
前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、
前記基準デバイスの前記ロケーション、
前記ロケーションの不確実性、
前記ロケーションのためのロケーションソース、
前記基準デバイスの速度、
前記基準デバイスが固定状態にあるのか移動動作状態にあるのか、
前記基準デバイスがバッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのか、または
それらの任意の組合せ、
を含む、C42に記載のロケーションサーバ。
[C44]
前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、前記基準デバイスが前記RLDとして動作することができるのかどうかを示すフラグを備える、C42に記載のロケーションサーバ。
[C45]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
LCS相関識別子と前記ネットワークエンティティの識別子とを記憶することによって前記RLDとして前記基準デバイスを登録すること、
を行うようにさらに構成された、C39に記載のロケーションサーバ。
[C46]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記通信インターフェースに、前記ネットワークエンティティに登録応答を送ることを行わせ、前記登録応答は、前記基準デバイスが前記RLDとして正常に登録されたのかどうかを示す、
を行うようにさらに構成された、C39に記載のロケーションサーバ。
[C47]
前記ロケーションサーバは、前記1つまたは複数の基準測位測定が前記1つまたは複数のUEを測位するために必要とされるという決定に基づいて、前記基準デバイスとの前記測位プロシージャを誘発する、C39に記載のロケーションサーバ。
[C48]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記1つまたは複数のUEから受信された測位測定に前記1つまたは複数の訂正項を適用すること
を行うようにさらに構成された、C39に記載のロケーションサーバ。
[C49]
前記基準デバイスは、
モバイルUE、
前記RLDとして動作することに専念するUE、
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、または
スマートリピータのMT
を備える、C39に記載のロケーションサーバ。
[C50]
前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)である、C39に記載のロケーションサーバ。
[C51]
前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
C39に記載のロケーションサーバ。
[C52]
基準デバイスであって、
メモリと、
通信インターフェースと、
前記メモリおよび前記通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記通信インターフェースに、ネットワークエンティティに、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信することを行わせることと、前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含み、
前記通信インターフェースを介して、測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施する要求を受信することと、
前記要求の受信に基づいて前記1つまたは複数の基準測位測定を実施することと、
前記通信インターフェースに、前記測位プロトコルを介して前記ロケーションサーバに前記1つまたは複数の基準測位測定を送信することを行わせることと
を行うように構成された、基準デバイス。
[C53]
前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、
前記基準デバイスのロケーション、
前記ロケーションの不確実性、
前記ロケーションのためのロケーションソース、
前記基準デバイスの速度、
前記基準デバイスが固定状態にあるのか移動動作状態にあるのか、
前記基準デバイスがバッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのか、または
それらの任意の組合せ、
を含む、C52に記載の基準デバイス。
[C54]
前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、前記基準デバイスが前記RLDとして動作することができるのかどうかを示すフラグを備える、C52に記載の基準デバイス。
[C55]
前記登録要求は、無線リソース制御(RRC)セットアップ完了メッセージ中に含まれる、C52に記載の基準デバイス。
[C56]
前記登録要求は、非アクセス層(NAS)アップリンクトランスポートメッセージ中に含まれる、C52に記載の基準デバイス。
[C57]
前記登録要求は、付加サービスLCS基準デバイス登録要求を備える、C56に記載の基準デバイス。
[C58]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記通信インターフェースを介して、前記ロケーションサーバから登録応答を受信すること、前記登録応答は、前記基準デバイスが前記RLDとして正常に登録されたのかどうかを示す、
を行うようにさらに構成された、C52に記載の基準デバイス。
[C59]
前記基準デバイスは、
モバイルUE、
前記RLDとして動作することに専念するUE、
統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、または
スマートリピータのMT、
を備える、C52に記載の基準デバイス。
[C60]
前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)である、C52に記載の基準デバイス。
[C61]
前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
C52に記載の基準デバイス。
[C62]
ロケーションサーバであって、
メモリと、
通信インターフェースと、
前記メモリおよび前記通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記通信インターフェースに、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることを行わせることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、前記RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含み、
前記通信インターフェースを介して、前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも前記1つまたは複数の基準測位測定を含み、
前記RLDのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
を行うように構成された、ロケーションサーバ。
[C63]
前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のNRPPaプロトコルデータユニット(PDU)を備え、
前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のNRPPa PDUを備え、
前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、1つまたは複数の第1のLPP PDUを備え、
前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、1つまたは複数の第2のLPP PDUを備える、
C62に記載のロケーションサーバ。
[C64]
前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージと前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージとは、UEに関連しないNRPPaトランスポートプロシージャの部分である、C62に記載のロケーションサーバ。
[C65]
前記RLDは、拡張送受信ポイント(eTRP)であり、
前記eTRPは、サウンディング基準信号(SRS)を送信し、測位基準信号(PRS)を受信する、
C62に記載のロケーションサーバ。
[C66]
前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、前記ロケーション情報要求、前記RLDのための支援データ、前記RLDのRLD能力のためのクエリ、前記RLDのSRS構成についての要求、またはそれらの任意の組合せを含む、C62に記載のロケーションサーバ。
[C67]
前記ロケーションサーバは、前記RANノードが前記RLDとして前記ロケーションサーバに登録されることに基づいて、前記ネットワークエンティティに前記要求を送る、C62に記載のロケーションサーバ。
[C68]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記1つまたは複数のUEから受信された測位測定に前記1つまたは複数の訂正項を適用すること、
を行うようにさらに構成された、C62に記載のロケーションサーバ。
[C69]
前記RLDは、
新無線ノードB(gNB)、
gNBセントラルユニット(gNB-CU)、
gNB分散ユニット(gNB-DU)、または、
eTRP、
を備える、C62に記載のロケーションサーバ。
[C70]
前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
C62に記載のロケーションサーバ。
[C71]
ロケーションサーバであって、
メモリと、
通信インターフェースと、
前記メモリおよび前記通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記通信インターフェースに、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることを行わせることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、前記RANノードが前記RANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含み、
前記通信インターフェースを介して、前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、前記RANノードにおける前記RLDが送信する前記SRSを定義する前記SRS構成を含み、
を行うように構成された、ロケーションサーバ。
[C72]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
RLDとして動作していない1つまたは複数のRANノードとのアップリンク測位プロシージャを開始すること、ここにおいて、前記1つまたは複数のRANノードは、アップリンク測位測定を決定するために、前記RANノードにおける前記RLDから前記SRSを測定する、
を行うようにさらに構成された、C71に記載のロケーションサーバ。
[C73]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記1つまたは複数のRANノードのロケーションと前記1つまたは複数のアップリンク測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のUEを測位するための1つまたは複数の訂正項を決定すること、
を行うようにさらに構成された、C72に記載のロケーションサーバ。
[C74]
前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージと前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージとは、UEに関連しないNRPPaトランスポートプロシージャの部分である、C71に記載のロケーションサーバ。
[C75]
前記RLDは、
新無線ノードB(gNB)、
gNBセントラルユニット(gNB-CU)、
gNB分散ユニット(gNB-DU)、または、
拡張送受信ポイント(eTRP)
を備える、C71に記載のロケーションサーバ。
[C76]
前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
C71に記載のロケーションサーバ。
[C77]
ロケーションサーバであって、
基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信するための手段と、前記登録要求は、前記ロケーションサーバが測位プロトコルを介して前記基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含み、
前記1つまたは複数のパラメータに基づいて前記測位プロトコルを介して前記基準デバイスとの測位プロシージャを開始するための手段と、
前記測位プロトコルを介して前記測位プロシージャ中に前記基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信するための手段と、
前記基準デバイスのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定するための手段と、
を備える、ロケーションサーバ。
[C78]
基準デバイスであって、
ネットワークエンティティに、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信するための手段と、前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含み、
測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施する要求を受信するための手段と、
前記要求の受信に基づいて前記1つまたは複数の基準測位測定を実施するための手段と、
前記測位プロトコルを介して前記ロケーションサーバに前記1つまたは複数の基準測位測定を送信するための手段と、
を備える、基準デバイス。
[C79]
ロケーションサーバであって、
ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送るための手段と、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、前記RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含み、
前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信するための手段と、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも前記1つまたは複数の基準測位測定を含み、
前記RLDのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定するための手段と、
を備える、ロケーションサーバ。
[C80]
ロケーションサーバであって、
ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送るための手段と、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、前記RANノードが前記RANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含み、
前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信するための手段と、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、前記RANノードにおける前記RLDが送信する前記SRSを定義する前記SRS構成を含み、
を備える、ロケーションサーバ。
[C81]
コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、ロケーションサーバによって実行されたとき、前記ロケーションサーバに、
基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、前記登録要求は、前記ロケーションサーバが測位プロトコルを介して前記基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含み、
前記1つまたは複数のパラメータに基づいて前記測位プロトコルを介して前記基準デバイスとの測位プロシージャを誘発することと、
前記測位プロトコルを介して前記測位プロシージャ中に前記基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信することと、
前記基準デバイスのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C82]
コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、基準デバイスによって実行されたとき、前記基準デバイスに、
ネットワークエンティティに、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信することと、前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含み、
測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施したいという要求を受信することと、
前記要求の受信に基づいて前記1つまたは複数の基準測位測定を実施することと、
前記測位プロトコルを介して前記ロケーションサーバに前記1つまたは複数の基準測位測定を送信することと、
を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C83]
コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、ロケーションサーバによって実行されたとき、前記ロケーションサーバに、
ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、前記RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含み、
前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも前記1つまたは複数の基準測位測定を含み、
前記RLDのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C84]
コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、ロケーションサーバによって実行されたとき、前記ロケーションサーバに、
ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、前記RANノードが前記RANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含み、
前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、前記RANノードにおける前記RLDが送信する前記SRSを定義する前記SRS構成を含み、
を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。

Claims (84)

  1. ロケーションサーバによって実施される通信の方法であって、
    基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、前記登録要求は、前記ロケーションサーバが測位プロトコルを介して前記基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含み、
    前記1つまたは複数のパラメータに基づいて前記測位プロトコルを介して前記基準デバイスとの測位プロシージャを開始することと、
    前記測位プロトコルを介して前記測位プロシージャ中に前記基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信することと、
    前記基準デバイスのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
    を備える、方法。
  2. 前記1つまたは複数のパラメータは、
    前記基準デバイスの識別子、
    前記ネットワークエンティティの識別子、
    前記基準デバイスのサービングセルの識別子、
    ロケーションサービス(LCS)相関識別子、
    前記基準デバイスのサブスクリプション永続識別子(SUPI)、
    前記基準デバイスの永続機器識別子(PEI)、または
    それらの任意の組合せ、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記LCS相関識別子は、前記ロケーションサーバに関連するルーティング識別子に設定される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、
    前記基準デバイスの前記ロケーション、
    前記ロケーションの不確実性、
    前記ロケーションのためのロケーションソース、
    前記基準デバイスの速度、
    前記基準デバイスが固定状態にあるのか移動動作状態にあるのか、
    前記基準デバイスがバッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのか、または
    それらの任意の組合せ、
    を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、前記基準デバイスが前記RLDとして動作することができるのかどうかを示すフラグを備える、請求項4に記載の方法。
  7. LCS相関識別子と前記ネットワークエンティティの識別子とを記憶することによって前記RLDとして前記基準デバイスを登録すること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ネットワークエンティティに登録応答を送ること、前記登録応答は、前記基準デバイスが前記RLDとして正常に登録されたのかどうかを示す、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ロケーションサーバは、前記1つまたは複数の基準測位測定が前記1つまたは複数のUEを測位するために必要とされるという決定に基づいて、前記基準デバイスとの前記測位プロシージャを開始する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記1つまたは複数のUEから受信された測位測定に前記1つまたは複数の訂正項を適用すること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  11. 前記基準デバイスは、
    モバイルUE、
    前記RLDとして動作することに専念するUE、
    統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、または
    スマートリピータのMT、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  12. 前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))測位プロトコル(LPP)である、請求項1に記載の方法。
  13. 前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
    前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
    請求項1に記載の方法。
  14. 基準デバイスによって実施される通信の方法であって、
    ネットワークエンティティに、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信することと、前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含み、
    測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施する要求を受信することと、
    前記要求の受信に基づいて前記1つまたは複数の基準測位測定を実施することと、
    前記測位プロトコルを介して前記ロケーションサーバに前記1つまたは複数の基準測位測定を送信することと、
    を備える、方法。
  15. 前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、
    前記基準デバイスのロケーション、
    前記ロケーションの不確実性、
    前記ロケーションのためのロケーションソース、
    前記基準デバイスの速度、
    前記基準デバイスが固定状態にあるのか移動動作状態にあるのか、
    前記基準デバイスがバッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのか、または
    それらの任意の組合せ、
    を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、前記基準デバイスが前記RLDとして動作することができるのかどうかを示すフラグを備える、請求項14に記載の方法。
  17. 前記登録要求は、無線リソース制御(RRC)セットアップ完了メッセージ中に含まれる、請求項14に記載の方法。
  18. 前記登録要求は、非アクセス層(NAS)アップリンクトランスポートメッセージ中に含まれる、請求項14に記載の方法。
  19. 前記登録要求は、付加サービスLCS基準デバイス登録要求を備える、請求項18に記載の方法。
  20. 前記ロケーションサーバから登録応答を受信すること、前記登録応答は、前記基準デバイスが前記RLDとして正常に登録されたのかどうかを示す、
    をさらに備える、請求項14に記載の方法。
  21. 前記基準デバイスは、
    モバイルUE、
    前記RLDとして動作することに専念するUE、
    統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、または
    スマートリピータのMT
    を備える、請求項14に記載の方法。
  22. 前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)である、請求項14に記載の方法。
  23. 前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
    前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
    請求項14に記載の方法。
  24. ロケーションサーバによって実施される通信の方法であって、
    ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、前記RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含み、
    前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも前記1つまたは複数の基準測位測定を含み、
    前記RLDのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
    を備える、方法。
  25. 前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のNRPPaプロトコルデータユニット(PDU)を備え、
    前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のNRPPa PDUを備え、
    前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、1つまたは複数の第1のLPP PDUを備え、
    前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、1つまたは複数の第2のLPP PDUを備える、
    請求項24に記載の方法。
  26. 前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージと前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージとは、UEに関連しないNRPPaトランスポートプロシージャの部分である、請求項24に記載の方法。
  27. 前記RLDは、拡張送受信ポイント(eTRP)であり、
    前記eTRPは、サウンディング基準信号(SRS)を送信し、測位基準信号(PRS)を受信する、
    請求項24に記載の方法。
  28. 前記1つまたは複数の前記LPPメッセージは、前記ロケーション情報要求、前記RLDのための支援データ、前記RLDのRLD能力のためのクエリ、前記RLDのSRS構成についての要求、またはそれらの任意の組合せを含む、請求項24に記載の方法。
  29. 前記ロケーションサーバは、前記RANノードが前記RLDとして前記ロケーションサーバに登録されることに基づいて、前記ネットワークエンティティに前記要求を送る、請求項24に記載の方法。
  30. 前記1つまたは複数のUEから受信された測位測定に前記1つまたは複数の訂正項を適用すること、
    をさらに備える、請求項24に記載の方法。
  31. 前記RLDは、
    新無線ノードB(gNB)、
    gNBセントラルユニット(gNB-CU)、
    gNB分散ユニット(gNB-DU)、または、
    eTRP、
    を備える、請求項24に記載の方法。
  32. 前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
    前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
    請求項24に記載の方法。
  33. ロケーションサーバによって実施される通信の方法であって、
    ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、前記RANノードが前記RANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含み、
    前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、前記RANノードにおける前記RLDが送信する前記SRSを定義する前記SRS構成を含み、
    を備える、方法。
  34. RLDとして動作していない1つまたは複数のRANノードとのアップリンク測位プロシージャを開始すること、ここにおいて、前記1つまたは複数のRANノードは、アップリンク測位測定を決定するために、前記RANノードにおける前記RLDから前記SRSを測定する、
    をさらに備える、請求項33に記載の方法。
  35. 前記1つまたは複数のRANノードのロケーションと前記1つまたは複数のアップリンク測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のUEを測位するための1つまたは複数の訂正項を決定すること、
    をさらに備える、請求項34に記載の方法。
  36. 前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージと前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージとは、UEに関連しないNRPPaトランスポートプロシージャの部分である、請求項33に記載の方法。
  37. 前記RLDは、
    新無線ノードB(gNB)、
    gNBセントラルユニット(gNB-CU)、
    gNB分散ユニット(gNB-DU)、または、
    拡張送受信ポイント(eTRP)、
    を備える、請求項33に記載の方法。
  38. 前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
    前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
    請求項33に記載の方法。
  39. ロケーションサーバであって、
    メモリと、
    通信インターフェースと、
    前記メモリおよび前記通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記通信インターフェースを介して、基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、前記登録要求は、前記ロケーションサーバが測位プロトコルを介して前記基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含み、
    前記1つまたは複数のパラメータに基づいて前記測位プロトコルを介して前記基準デバイスとの測位プロシージャを開始することと、
    前記通信インターフェースを介して、前記測位プロトコルを介して前記測位プロシージャ中に前記基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信することと、
    前記基準デバイスのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
    を行うように構成された、ロケーションサーバ。
  40. 前記1つまたは複数のパラメータは、
    前記基準デバイスの識別子、
    前記ネットワークエンティティの識別子、
    前記基準デバイスのサービングセルの識別子、
    ロケーションサービス(LCS)相関識別子、
    前記基準デバイスのサブスクリプション永続識別子(SUPI)、
    前記基準デバイスの永続機器識別子(PEI)、または
    それらの任意の組合せ、
    を含む、請求項39に記載のロケーションサーバ。
  41. 前記LCS相関識別子は、前記ロケーションサーバに関連するルーティング識別子に設定される、請求項40に記載のロケーションサーバ。
  42. 前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータをさらに含む、請求項39に記載のロケーションサーバ。
  43. 前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、
    前記基準デバイスの前記ロケーション、
    前記ロケーションの不確実性、
    前記ロケーションのためのロケーションソース、
    前記基準デバイスの速度、
    前記基準デバイスが固定状態にあるのか移動動作状態にあるのか、
    前記基準デバイスがバッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのか、または
    それらの任意の組合せ、
    を含む、請求項42に記載のロケーションサーバ。
  44. 前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、前記基準デバイスが前記RLDとして動作することができるのかどうかを示すフラグを備える、請求項42に記載のロケーションサーバ。
  45. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    LCS相関識別子と前記ネットワークエンティティの識別子とを記憶することによって前記RLDとして前記基準デバイスを登録すること、
    を行うようにさらに構成された、請求項39に記載のロケーションサーバ。
  46. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記通信インターフェースに、前記ネットワークエンティティに登録応答を送ることを行わせ、前記登録応答は、前記基準デバイスが前記RLDとして正常に登録されたのかどうかを示す、
    を行うようにさらに構成された、請求項39に記載のロケーションサーバ。
  47. 前記ロケーションサーバは、前記1つまたは複数の基準測位測定が前記1つまたは複数のUEを測位するために必要とされるという決定に基づいて、前記基準デバイスとの前記測位プロシージャを誘発する、請求項39に記載のロケーションサーバ。
  48. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記1つまたは複数のUEから受信された測位測定に前記1つまたは複数の訂正項を適用すること
    を行うようにさらに構成された、請求項39に記載のロケーションサーバ。
  49. 前記基準デバイスは、
    モバイルUE、
    前記RLDとして動作することに専念するUE、
    統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、または
    スマートリピータのMT
    を備える、請求項39に記載のロケーションサーバ。
  50. 前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)である、請求項39に記載のロケーションサーバ。
  51. 前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
    前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
    請求項39に記載のロケーションサーバ。
  52. 基準デバイスであって、
    メモリと、
    通信インターフェースと、
    前記メモリおよび前記通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記通信インターフェースに、ネットワークエンティティに、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信することを行わせることと、前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含み、
    前記通信インターフェースを介して、測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施する要求を受信することと、
    前記要求の受信に基づいて前記1つまたは複数の基準測位測定を実施することと、
    前記通信インターフェースに、前記測位プロトコルを介して前記ロケーションサーバに前記1つまたは複数の基準測位測定を送信することを行わせることと
    を行うように構成された、基準デバイス。
  53. 前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、
    前記基準デバイスのロケーション、
    前記ロケーションの不確実性、
    前記ロケーションのためのロケーションソース、
    前記基準デバイスの速度、
    前記基準デバイスが固定状態にあるのか移動動作状態にあるのか、
    前記基準デバイスがバッテリー電源式であるのか主電源動作式であるのか、または
    それらの任意の組合せ、
    を含む、請求項52に記載の基準デバイス。
  54. 前記RLDとして動作する前記基準デバイスの前記能力を示す前記1つまたは複数のパラメータは、前記基準デバイスが前記RLDとして動作することができるのかどうかを示すフラグを備える、請求項52に記載の基準デバイス。
  55. 前記登録要求は、無線リソース制御(RRC)セットアップ完了メッセージ中に含まれる、請求項52に記載の基準デバイス。
  56. 前記登録要求は、非アクセス層(NAS)アップリンクトランスポートメッセージ中に含まれる、請求項52に記載の基準デバイス。
  57. 前記登録要求は、付加サービスLCS基準デバイス登録要求を備える、請求項56に記載の基準デバイス。
  58. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記通信インターフェースを介して、前記ロケーションサーバから登録応答を受信すること、前記登録応答は、前記基準デバイスが前記RLDとして正常に登録されたのかどうかを示す、
    を行うようにさらに構成された、請求項52に記載の基準デバイス。
  59. 前記基準デバイスは、
    モバイルUE、
    前記RLDとして動作することに専念するUE、
    統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノードのモバイル端末(MT)、または
    スマートリピータのMT、
    を備える、請求項52に記載の基準デバイス。
  60. 前記測位プロトコルは、ロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)である、請求項52に記載の基準デバイス。
  61. 前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
    前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
    請求項52に記載の基準デバイス。
  62. ロケーションサーバであって、
    メモリと、
    通信インターフェースと、
    前記メモリおよび前記通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記通信インターフェースに、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることを行わせることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、前記RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含み、
    前記通信インターフェースを介して、前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも前記1つまたは複数の基準測位測定を含み、
    前記RLDのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
    を行うように構成された、ロケーションサーバ。
  63. 前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のNRPPaプロトコルデータユニット(PDU)を備え、
    前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のNRPPa PDUを備え、
    前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、1つまたは複数の第1のLPP PDUを備え、
    前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、1つまたは複数の第2のLPP PDUを備える、
    請求項62に記載のロケーションサーバ。
  64. 前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージと前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージとは、UEに関連しないNRPPaトランスポートプロシージャの部分である、請求項62に記載のロケーションサーバ。
  65. 前記RLDは、拡張送受信ポイント(eTRP)であり、
    前記eTRPは、サウンディング基準信号(SRS)を送信し、測位基準信号(PRS)を受信する、
    請求項62に記載のロケーションサーバ。
  66. 前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、前記ロケーション情報要求、前記RLDのための支援データ、前記RLDのRLD能力のためのクエリ、前記RLDのSRS構成についての要求、またはそれらの任意の組合せを含む、請求項62に記載のロケーションサーバ。
  67. 前記ロケーションサーバは、前記RANノードが前記RLDとして前記ロケーションサーバに登録されることに基づいて、前記ネットワークエンティティに前記要求を送る、請求項62に記載のロケーションサーバ。
  68. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記1つまたは複数のUEから受信された測位測定に前記1つまたは複数の訂正項を適用すること、
    を行うようにさらに構成された、請求項62に記載のロケーションサーバ。
  69. 前記RLDは、
    新無線ノードB(gNB)、
    gNBセントラルユニット(gNB-CU)、
    gNB分散ユニット(gNB-DU)、または、
    eTRP、
    を備える、請求項62に記載のロケーションサーバ。
  70. 前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
    前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
    請求項62に記載のロケーションサーバ。
  71. ロケーションサーバであって、
    メモリと、
    通信インターフェースと、
    前記メモリおよび前記通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記通信インターフェースに、ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることを行わせることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、前記RANノードが前記RANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含み、
    前記通信インターフェースを介して、前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、前記RANノードにおける前記RLDが送信する前記SRSを定義する前記SRS構成を含み、
    を行うように構成された、ロケーションサーバ。
  72. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    RLDとして動作していない1つまたは複数のRANノードとのアップリンク測位プロシージャを開始すること、ここにおいて、前記1つまたは複数のRANノードは、アップリンク測位測定を決定するために、前記RANノードにおける前記RLDから前記SRSを測定する、
    を行うようにさらに構成された、請求項71に記載のロケーションサーバ。
  73. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記1つまたは複数のRANノードのロケーションと前記1つまたは複数のアップリンク測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のUEを測位するための1つまたは複数の訂正項を決定すること、
    を行うようにさらに構成された、請求項72に記載のロケーションサーバ。
  74. 前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージと前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージとは、UEに関連しないNRPPaトランスポートプロシージャの部分である、請求項71に記載のロケーションサーバ。
  75. 前記RLDは、
    新無線ノードB(gNB)、
    gNBセントラルユニット(gNB-CU)、
    gNB分散ユニット(gNB-DU)、または、
    拡張送受信ポイント(eTRP)
    を備える、請求項71に記載のロケーションサーバ。
  76. 前記ロケーションサーバは、ロケーション管理機能(LMF)であり、
    前記ネットワークエンティティは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)である、
    請求項71に記載のロケーションサーバ。
  77. ロケーションサーバであって、
    基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信するための手段と、前記登録要求は、前記ロケーションサーバが測位プロトコルを介して前記基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含み、
    前記1つまたは複数のパラメータに基づいて前記測位プロトコルを介して前記基準デバイスとの測位プロシージャを開始するための手段と、
    前記測位プロトコルを介して前記測位プロシージャ中に前記基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信するための手段と、
    前記基準デバイスのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定するための手段と、
    を備える、ロケーションサーバ。
  78. 基準デバイスであって、
    ネットワークエンティティに、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信するための手段と、前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含み、
    測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施する要求を受信するための手段と、
    前記要求の受信に基づいて前記1つまたは複数の基準測位測定を実施するための手段と、
    前記測位プロトコルを介して前記ロケーションサーバに前記1つまたは複数の基準測位測定を送信するための手段と、
    を備える、基準デバイス。
  79. ロケーションサーバであって、
    ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送るための手段と、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、前記RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含み、
    前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信するための手段と、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも前記1つまたは複数の基準測位測定を含み、
    前記RLDのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定するための手段と、
    を備える、ロケーションサーバ。
  80. ロケーションサーバであって、
    ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送るための手段と、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、前記RANノードが前記RANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含み、
    前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信するための手段と、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、前記RANノードにおける前記RLDが送信する前記SRSを定義する前記SRS構成を含み、
    を備える、ロケーションサーバ。
  81. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、ロケーションサーバによって実行されたとき、前記ロケーションサーバに、
    基準デバイスをサービスするネットワークエンティティから、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を受信することと、前記登録要求は、前記ロケーションサーバが測位プロトコルを介して前記基準デバイスと通信することを可能にする1つまたは複数のパラメータを含み、
    前記1つまたは複数のパラメータに基づいて前記測位プロトコルを介して前記基準デバイスとの測位プロシージャを誘発することと、
    前記測位プロトコルを介して前記測位プロシージャ中に前記基準デバイスから1つまたは複数の基準測位測定を受信することと、
    前記基準デバイスのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
    を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
  82. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、基準デバイスによって実行されたとき、前記基準デバイスに、
    ネットワークエンティティに、前記基準デバイスが基準ロケーションデバイス(RLD)として動作することを求める登録要求を送信することと、前記登録要求は、前記RLDとして動作する前記基準デバイスの能力を示す1つまたは複数のパラメータを含み、
    測位プロトコルを介してロケーションサーバから、1つまたは複数の基準測位測定を実施したいという要求を受信することと、
    前記要求の受信に基づいて前記1つまたは複数の基準測位測定を実施することと、
    前記測位プロトコルを介して前記ロケーションサーバに前記1つまたは複数の基準測位測定を送信することと、
    を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
  83. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、ロケーションサーバによって実行されたとき、前記ロケーションサーバに、
    ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第1のロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)メッセージを含み、前記1つまたは複数の第1のLPPメッセージは、前記RANノードにおいて基準ロケーションデバイス(RLD)からの1つまたは複数の基準測位測定を求めるロケーション情報要求を含み、
    前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、1つまたは複数の第2のLPPメッセージを含み、前記1つまたは複数の第2のLPPメッセージは、少なくとも前記1つまたは複数の基準測位測定を含み、
    前記RLDのロケーションと前記1つまたは複数の基準測位測定とに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のユーザ機器(UE)を測位するための1つまたは複数の訂正項を決定することと、
    を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
  84. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、ロケーションサーバによって実行されたとき、前記ロケーションサーバに、
    ネットワークエンティティに、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに1つまたは複数の第1の新無線測位プロトコルタイプA(NRPPa)メッセージを転送する要求を送ることと、前記1つまたは複数の第1のNRPPaメッセージは、前記RANノードが前記RANノードにおける基準ロケーションデバイス(RLD)によるSRSの送信のためにサウンディング基準信号(SRS)構成を与えることを求める要求を含み、
    前記ネットワークエンティティから、前記RANノードからの1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージを受信することと、前記1つまたは複数の第2のNRPPaメッセージは、前記RANノードにおける前記RLDが送信する前記SRSを定義する前記SRS構成を含み、
    を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
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