JP2024511040A - ダイレクトリンクアドレス指定方法およびダイレクトリンクアドレス指定装置 - Google Patents

ダイレクトリンクアドレス指定方法およびダイレクトリンクアドレス指定装置 Download PDF

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Abstract

本出願は、non-AP MLDとnon-AP MLDとの間、またはSTAデバイスとnon-AP MLDとの間で直接通信が行われることができ、それによってデータ伝送効率を改善するように、ダイレクトリンクアドレス指定方法およびダイレクトリンクアドレス指定装置を提供する。本出願は、WiFiシステムに適用されてもよい。方法は第1のデバイスに適用され、第1のデバイスは1つまたは複数の局STAを含む。第1のデバイスは第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第2のデバイスが第3のデバイスに接続され、第2のデバイスは複数のSTAを含む。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、保護されたデータは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第1のデバイスに接続された第1のAPのアドレスを使用することによって構成される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、保護されたデータは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第3のデバイスのアドレスを使用することによって構成される。したがって、第1のデバイスは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して第1のデータユニットを伝送し、それによってデータ伝送速度を高める。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2021年3月15日付で中国国家知識産権局に出願された、「ダイレクトリンクアドレス指定方法およびダイレクトリンクアドレス指定装置」と題する、中国特許出願第202110278095.3号の優先権を主張するものである。
本出願は、通信分野に関し、特に、ダイレクトリンクアドレス指定方法およびダイレクトリンクアドレス指定装置に関する。
無線通信技術の発展に伴い、ますます多くの無線通信デバイスが、通信デバイスの通信効率を改善するために、マルチリンク通信をサポートする。マルチリンク通信をサポートする通信デバイスは、マルチリンクデバイス(multi link device、MLD)と呼ばれる場合もある。マルチリンクデバイスは、アクセスポイント(non-access point、AP)MLDおよび非アクセスポイント(non-access point、non-AP)MLDを含む。AP MLDは複数のAPを含み、non-AP MLDは複数の局STAを含む。通信システムが少なくとも1つのAP MLDと複数のnon-AP MLDとを含む場合、non-AP MLDは複数のリンクを介してAP MLDと通信してもよく、2つのnon-AP MLDはAP MLDを使用することによって互いに通信しうる。通信システムは、局(station、STA)デバイスをさらに含んでもよい。STAデバイスは1つのSTAを含み、STAデバイスはAP MLDを使用することによってnon-AP MLDと通信しうる。
しかしながら、2つのnon-AP MLD間、またはSTAデバイスとnon-AP MLDとの間の通信は、依然としてAP MLDを使用することによって転送される必要があり、これが伝送遅延を増加させる。通信のために第1のnon-AP MLDと第2のnon-AP MLDとの間、またはSTAデバイスとnon-AP MLDとの間にダイレクトリンクをどのようにセットアップするかについて、当業界で利用可能な対応する解決策はない。
本出願の実施形態は、non-AP MLDとnon-AP MLDとの間、またはSTAデバイスとnon-AP MLDとの間で直接通信が行われることができ、それによってデータ伝送効率を改善するように、ダイレクトリンクアドレス指定方法およびダイレクトリンクアドレス指定装置を提供する。
前述の目的を達成するために、本出願は、以下の技術的解決策を使用する。
第1の態様によれば、第1のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法が提供される。第1のデバイスは、1つまたは複数の局STAを含む。第1のデバイスは第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第2のデバイスが第3のデバイスに接続され、第2のデバイスは複数のSTAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、保護されたデータを決定するステップと、第1のデータユニットを送信するステップと、を含む。保護されたデータは、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含む。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスのアドレスである。第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは保護されたデータに基づいて決定され、第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
第1の態様に記載されるダイレクトリンクアドレス指定方法によれば、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、保護されたデータは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第1のデバイスに接続された第1のAPのアドレスを使用することによって構成される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、保護されたデータは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第3のデバイスのアドレスを使用することによって構成される。したがって、第1のデバイスは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して第1のデータユニットを伝送してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。加えて、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、保護されたデータはデバイスのアドレスを使用することによって構成され、ダイレクトリンクの変化は保護されたデータに影響を及ぼさない。したがって、データが複数のダイレクトリンクを介して伝送される場合、暗号化が再度行われる必要がなく、それによってデータ伝送速度をさらに高める。
任意選択で、保護されたデータは追加認証データ(additional authentical data、AAD)であってもよく、第1のデータユニットは管理プロトコルデータユニット(management protocol data unit、MPDU)であってもよい。
1つの可能な設計方式では、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含んでもよい。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスである。このようにして、Legacy STAと第2のデバイスとはダイレクトリンクを介して通信してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。
任意選択で、第1のヘッダはMPDUヘッダであってもよい。
1つの可能な設計方式では、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含んでもよい。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第2のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第5のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第1のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第6のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第1のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。このようにして、non-AP MLDとnon-AP MLDとはダイレクトリンクを介して通信してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。
1つの可能な設計方式では、第1のデータユニットは、トンネルダイレクトリンクセットアップ(tunneled direct-link setup、TDLS)フレームを含んでもよい。TDLSフレームは第1の要素を含んでもよく、第1の要素は、ターゲットリンクの識別子、またはターゲットリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよい。ターゲットリンクは、TDLSフレームが適用される第2のダイレクトリンクであり、第2のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。このようにして、リンクレベル(link-level)のTDLSフレームに対して、そのTDLSフレームが適用される特定のダイレクトリンクが指示されうる。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSチャネル切り替え要求(Channel Switch Request)フレームまたはTDLSチャネル切り替え応答(Channel Switch Response)フレームであってもよい。TDLS Channel Switch Requestは、ターゲットリンクに、現在のチャネルから別のチャネルに切り替えるよう要求するために使用され、TDLS Channel Switch Responseは、ターゲットリンクが現在のチャネルから別のチャネルへの切り替えに同意するかどうかを指示する。このようにして、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、通信のためにターゲットリンクを現在のチャネルから別のチャネルに切り替えうる。マルチリンクTDLSシナリオでは、TDLS Channel Switch Request/Responseは、任意のダイレクトリンクを介して伝送されうる。
任意選択で、第1の要素は、リンク識別子要素(Link Identifier element)であっても、新しく定義された要素であってもよい。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、伝送リンクの識別子、または伝送リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよく、伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。このようにして、Legacy STAと第2のデバイスとはダイレクトリンクを介して通信してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見応答フレームである場合、第1の要素は、伝送リンクの識別子、または伝送リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。言い換えれば、TDLS発見応答フレームであるTDLSフレームに対応する第1の要素の構成内容は、TDLS発見要求フレームであるTDLSフレームに対応する第1の要素の構成内容と同じである。このようにして、Legacy STAと第2のデバイスとはダイレクトリンクを介して通信してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLSセットアップ要求フレームである場合、第1の要素は、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクの識別子、または第1のデバイスに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。このようにして、Legacy STAと第2のデバイスとはダイレクトリンクを介して通信してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSセットアップ応答フレーム、TDLSセットアップ確認フレーム、TDLS破棄フレーム、TDLSチャネル切り替え要求フレーム、TDLSチャネル切り替え応答フレーム、TDLSピア省電力管理要求フレーム、TDLSピア省電力管理応答フレーム、TDLSピアトラフィック指示フレーム、またはTDLSピアトラフィック応答フレームである場合、第1の要素の具体的な実施態様については、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLSセットアップ要求フレームである場合の第1の要素の前述の実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。このようにして、non-AP MLDとnon-AP MLDとはダイレクトリンクを介して通信してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。任意選択で、参照リンクは、Link Identifier Element内のBSSIDフィールドによって指示されるリンクであってもよい。このようにして、non-AP MLDとnon-AP MLDとはダイレクトリンクを介して通信してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見応答フレームである場合、第1の要素は、TDLS発見応答フレームを伝送するための共通リンクの識別子、またはTDLS発見応答フレームを伝送するための共通リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。共通リンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、共通リンクに対応する第1のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPは、共通リンクに対応する第2のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPと同じである。このようにして、non-AP MLDとnon-AP MLDとはダイレクトリンクを介して通信してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSセットアップ要求フレーム、TDLSセットアップ応答フレーム、またはTDLSセットアップ確認フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。このようにして、受信端は、特定のリンクが対応する参照リンクであることを知ることができる。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS破棄フレームである場合、第1の要素は、第3のデバイスのアドレスを指示する。このようにして、受信端は、フレームが、どのAP MLDと関連付けられたどのデバイスによって送信されるかを知ることができる。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSピアトラフィック指示フレームまたはTDLSピアトラフィック応答フレームである場合、第1の要素は、第3のデバイスのアドレスを指示する。このようにして、受信端は、フレームが、どのAP MLDと関連付けられたどのデバイスによって送信されるかを知ることができる。
1つの可能な設計方式では、第1のデータユニットは、トンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含んでもよく、TDLSフレームは、ウェイクアップスケジュール要素および第2の要素を含んでもよい。ウェイクアップスケジュール要素内のオフセットフィールドは、第3のダイレクトリンクの第1のタイミング同期機能閾値に対するオフセットであり、第2の要素は、第3のダイレクトリンクの識別子、または第3のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよく、第3のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。このようにして、データが周期的に起動され、受信/送信される時刻が正確に知られることができ、電力消費を削減する。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSピア省電力管理要求フレームおよびTDLSピア省電力管理応答フレームであってもよい。このようにして、マルチリンクTDLSシナリオでは、TDLS Peer PSM Request/Responseは、ダイレクトリンクを介して伝送されてもよく、受信端はウェイクアップスケジュール要素を正しくパースすることができる。
1つの可能な設計方式では、第1のデータユニットは第3の要素を含んでもよく、第3の要素は、第1のリンク上に少なくとも1つの第4のダイレクトリンクをセットアップするよう指示してもよい。第1のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、第1のリンクは少なくとも1つの第4のダイレクトリンクを含んでもよい。
このようにして、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、共通リンク上にダイレクトリンクをセットアップして、データ伝送速度を高めうる。
言い換えれば、第1のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間と第2のデバイスと第3のデバイスとの間の共通リンクであってもよく、第1のリンクに対応する第1のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPは、第1のリンクに対応する第2のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPと同じである。
1つの可能な設計方式では、第3の要素は、ダイレクトリンクの数フィールドおよびダイレクトリンク識別子フィールドを含んでもよく、ダイレクトリンクの数フィールドは、セットアップされるよう要求された第4のダイレクトリンクの数量を指示してもよく、ダイレクトリンク識別子フィールドは、少なくとも1つの第4のダイレクトリンクに別々に対応し、第3のデバイスの複数のAP内にある少なくとも1つのAPのアドレス、または少なくとも1つの第4のダイレクトリンクの識別子を含んでもよい。
このようにして、セットアップされるべき第4のダイレクトリンクの数量が指示されるので、第4のダイレクトリンクが第1のリンク一部または全部のリンク上にセットアップされることができ、それによって、ダイレクトリンクのセットアップの柔軟性を高める。ダイレクトリンク識別子フィールドは、ダイレクトリンクがセットアップされるリンクを指示するために使用されうる。
1つの可能な設計方式では、ダイレクトリンク識別子フィールドは、第1のデバイスの第1のSTAのアドレスおよび第2のデバイスの第2のSTAのアドレスをさらに含んでもよい。言い換えれば、ダイレクトリンク識別子フィールドは、ダイレクトリンクの両端にある関連STAのアドレスを含んでもよい。
1つの可能な設計方式では、第7のアドレスがTDLSピアキー(TDLS peer key、TPK)にバインドされ、第7のアドレスは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスまたは第3のデバイスのすべてのAPのアドレス、および第3のデバイスのアドレスである。このようにして、ダイレクトリンクを介した第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信のセキュリティが改善されることができる。
第2の態様によれば、第2のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法が提供される。第2のデバイスは複数の局STAを含む。第2のデバイスは第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第1のデバイスが第3のデバイスに接続され、第1のデバイスは1つまたは複数のSTAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、第1のデータユニットを受信するステップと、第1のヘッダを取得するために第1のデータユニットをパースするステップと、を含む。第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送され、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含んでもよい。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスである。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第2のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第5のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第1のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第6のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第1のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
1つの可能な設計方式では、第2の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、第1のヘッダに基づいて保護されたデータを取得するステップ、をさらに含んでもよい。保護されたデータは、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含む。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスのアドレスである。
1つの可能な設計方式では、第2の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、トンネルダイレクトリンクセットアップ(tunneled direct-link setup、TDLS)フレームを取得するために第1のデータユニットをパースするステップであって、TDLSフレームが第1の要素を含んでもよく、第1の要素が、ターゲットリンクの識別子、またはターゲットリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよく、ターゲットリンクが、TDLSフレームが適用される第2のダイレクトリンクであり、第2のダイレクトリンクが、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである、ステップ、をさらに含んでもよい。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSチャネル切り替え要求(Channel Switch Request)フレームまたはTDLSチャネル切り替え応答(Channel Switch Response)フレームであってもよい。TDLS Channel Switch Requestは、ターゲットリンクに、現在のチャネルから別のチャネルに切り替えるよう要求するために使用され、TDLS Channel Switch Responseは、ターゲットリンクが現在のチャネルから別のチャネルへの切り替えに同意するかどうかを指示する。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、伝送リンクの識別子、または伝送リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよく、伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見応答フレームである場合、第1の要素は、伝送リンクの識別子、または伝送リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。言い換えれば、TDLS発見応答フレームであるTDLSフレームに対応する第1の要素の構成内容は、TDLS発見要求フレームであるTDLSフレームに対応する第1の要素の構成内容と同じである。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLSセットアップ要求フレームである場合、第1の要素は、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクの識別子、または第1のデバイスに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSセットアップ応答フレーム、TDLSセットアップ確認フレーム、TDLS破棄フレーム、TDLSチャネル切り替え要求フレーム、TDLSチャネル切り替え応答フレーム、TDLSピア省電力管理要求フレーム、TDLSピア省電力管理応答フレーム、TDLSピアトラフィック指示フレーム、またはTDLSピアトラフィック応答フレームである場合、第1の要素の具体的な実施態様については、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLSセットアップ要求フレームである場合の第1の要素の前述の実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。任意選択で、参照リンクは、Link Identifier Element内のBSSIDフィールドによって指示されるリンクであってもよい。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見応答フレームである場合、第1の要素は、TDLS発見応答フレームを伝送するための共通リンクの識別子、またはTDLS発見応答フレームを伝送するための共通リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。共通リンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、共通リンクに対応する第1のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPは、共通リンクに対応する第2のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPと同じである。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSセットアップ要求フレーム、TDLSセットアップ応答フレーム、またはTDLSセットアップ確認フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS破棄フレームである場合、第1の要素は、第3のデバイスのアドレスを指示する。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSピアトラフィック指示フレームまたはTDLSピアトラフィック応答フレームである場合、第1の要素は、第3のデバイスのアドレスを指示する。
1つの可能な設計方式では、第2の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、TDLSフレームを取得するために第1のデータユニットをパースするステップであって、TDLSフレームが、ウェイクアップスケジュール要素および第2の要素を含みうる、ステップ、をさらに含んでもよい。ウェイクアップスケジュール要素内のオフセットフィールドは、第3のダイレクトリンクの第1のタイミング同期機能閾値に対するオフセットであり、第2の要素は、第3のダイレクトリンクの識別子、または第3のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよく、第3のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSピア省電力管理要求フレームおよびTDLSピア省電力管理応答フレームであってもよい。
1つの可能な設計方式では、第2の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、第3の要素を取得するために第1のデータユニットをパースするステップであって、第3の要素が、第1のリンク上に少なくとも1つの第4のダイレクトリンクをセットアップするよう指示しうる、ステップ、をさらに含んでもよい。第1のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、第1のリンクは少なくとも1つの第4のダイレクトリンクを含んでもよい。
1つの可能な設計方式では、第3の要素は、ダイレクトリンクの数フィールドおよびダイレクトリンク識別子フィールドを含んでもよく、ダイレクトリンクの数フィールドは、セットアップされるよう要求された第4のダイレクトリンクの数量を指示してもよく、ダイレクトリンク識別子フィールドは、少なくとも1つの第4のダイレクトリンクに別々に対応し、第3のデバイスの複数のAP内にある少なくとも1つのAPのアドレス、または少なくとも1つの第4のダイレクトリンクの識別子を含んでもよい。
1つの可能な設計方式では、ダイレクトリンク識別子フィールドは、第1のデバイスの第1のSTAのアドレスおよび第2のデバイスの第2のSTAのアドレスをさらに含んでもよい。
1つの可能な設計方式では、第7のアドレスがTDLSピアキーにバインドされ、第7のアドレスは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスまたは第3のデバイスのすべてのAPのアドレス、および第3のデバイスのアドレスを含んでもよい。
加えて、第2の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果については、第1の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
第3の態様によれば、第2のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法が提供される。第2のデバイスは複数の局STAを含む。第2のデバイスは第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第1のデバイスが第3のデバイスに接続され、第1のデバイスは1つまたは複数のSTAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、保護されたデータを決定するステップと、第1のデータユニットを送信するステップと、を含む。保護されたデータは、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含む。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスのアドレスである。第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは保護されたデータに基づいて決定され、第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
1つの可能な設計方式では、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含んでもよい。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスである。このようにして、プロトコル互換性が維持される。第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合、legacy STAは、legacy STAがダイレクトリンクを介してnon-AP MLDと通信することができるように、第1のデータユニットを正しくパースすることができ、それによってデータ伝送速度を高める。
1つの可能な設計方式では、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第1のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第5のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第2のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第6のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第1のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
1つの可能な設計方式では、第1のデータユニットは、トンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含んでもよい。TDLSフレームは第1の要素を含んでもよく、第1の要素は、ターゲットリンクの識別子、またはターゲットリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよい。ターゲットリンクは、TDLSフレームが適用される第2のダイレクトリンクであり、第2のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
1つの可能な設計方式では、第1のデータユニットは、トンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含んでもよく、TDLSフレームは、ウェイクアップスケジュール要素および第2の要素を含んでもよい。ウェイクアップスケジュール要素内のオフセットフィールドは、第3のダイレクトリンクの第1のタイミング同期機能閾値に対するオフセットであり、第2の要素は、第3のダイレクトリンクの識別子、または第3のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよく、第3のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。参照リンクは、Link Identifier Element内のBSSIDフィールドによって指示されるリンクであってもよい。このようにして、プロトコル互換性が維持される。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見応答フレームである場合、第1の要素は、伝送リンクの識別子、または伝送リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。言い換えれば、TDLS発見応答フレームであるTDLSフレームに対応する第1の要素の構成内容は、TDLS発見要求フレームであるTDLSフレームに対応する第1の要素の構成内容と同じである。このようにして、プロトコル互換性が維持される。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLSセットアップ要求フレームである場合、第1の要素は、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクの識別子、または第1のデバイスに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。このようにして、プロトコル互換性が維持される。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSセットアップ応答フレーム、TDLSセットアップ確認フレーム、TDLS破棄フレーム、TDLSチャネル切り替え要求フレーム、TDLSチャネル切り替え応答フレーム、TDLSピア省電力管理要求フレーム、TDLSピア省電力管理応答フレーム、TDLSピアトラフィック指示フレーム、またはTDLSピアトラフィック応答フレームである場合、第1の要素の具体的な実施態様については、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLSセットアップ要求フレームである場合の第1の要素の前述の実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。このようにして、プロトコル互換性が維持される。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。任意選択で、参照リンクは、Link Identifier Element内のBSSIDフィールドによって指示されるリンクであってもよい。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見応答フレームである場合、第1の要素は、TDLS発見応答フレームを伝送するための共通リンクの識別子、またはTDLS発見応答フレームを伝送するための共通リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。共通リンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、共通リンクに対応する第1のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPは、共通リンクに対応する第2のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPと同じである。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSセットアップ要求フレーム、TDLSセットアップ応答フレーム、またはTDLSセットアップ確認フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS破棄フレームである場合、第1の要素は、第3のデバイスのアドレスを指示する。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSピアトラフィック指示フレームまたはTDLSピアトラフィック応答フレームである場合、第1の要素は、第3のデバイスのアドレスを指示する。
1つの可能な設計方式では、第1のデータユニットは第3の要素を含んでもよく、第3の要素は、第1のリンク上に少なくとも1つの第4のダイレクトリンクをセットアップするよう指示してもよい。第1のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、第1のリンクは少なくとも1つの第4のダイレクトリンクを含んでもよい。
1つの可能な設計方式では、第3の要素は、ダイレクトリンクの数フィールドおよびダイレクトリンク識別子フィールドを含んでもよく、ダイレクトリンクの数フィールドは、セットアップされるよう要求された第4のダイレクトリンクの数量を指示してもよく、ダイレクトリンク識別子フィールドは、少なくとも1つの第4のダイレクトリンクに別々に対応し、第3のデバイスの複数のAP内にある少なくとも1つのAPのアドレス、または少なくとも1つの第4のダイレクトリンクの識別子を含んでもよい。
1つの可能な設計方式では、ダイレクトリンク識別子フィールドは、第1のデバイスの第1のSTAのアドレスおよび第2のデバイスの第2のSTAのアドレスをさらに含んでもよい。
1つの可能な設計方式では、第7のアドレスがTDLSピアキーTPKにバインドされ、第7のアドレスは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスまたは第3のデバイスのすべてのAPのアドレス、および第3のデバイスのアドレスを含んでもよい。
加えて、第3の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果については、第1の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
第4の態様によれば、第1のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法が提供される。第1のデバイスは、1つまたは複数の局STAを含む。第1のデバイスは第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第2のデバイスが第3のデバイスに接続され、第2のデバイスは複数のSTAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、第1のデータユニットを受信するステップと、第1のヘッダを取得するために第1のデータユニットをパースするステップと、を含む。第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含んでもよい。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスである。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第1のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第5のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第2のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第6のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第1のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
1つの可能な設計方式では、第4の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、第1のヘッダに基づいて保護されたデータを取得するステップ、をさらに含んでもよい。保護されたデータは、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含む。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続され、第1のデバイスは1つのSTAを含む。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスのアドレスである。
1つの可能な設計方式では、第4の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、トンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを取得するために第1のデータユニットをパースするステップであって、TDLSフレームが第1の要素を含んでもよく、第1の要素が、ターゲットリンクの識別子、またはターゲットリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよく、ターゲットリンクが、TDLSフレームが適用される第2のダイレクトリンクであり、第2のダイレクトリンクが、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである、ステップ、をさらに含んでもよい。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。参照リンクは、Link Identifier Element内のBSSIDフィールドによって指示されるリンクであってもよい。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見応答フレームである場合、第1の要素は、伝送リンクの識別子、または伝送リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。言い換えれば、TDLS発見応答フレームであるTDLSフレームに対応する第1の要素の構成内容は、TDLS発見要求フレームであるTDLSフレームに対応する第1の要素の構成内容と同じである。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLSセットアップ要求フレームである場合、第1の要素は、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクの識別子、または第1のデバイスに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSセットアップ応答フレーム、TDLSセットアップ確認フレーム、TDLS破棄フレーム、TDLSチャネル切り替え要求フレーム、TDLSチャネル切り替え応答フレーム、TDLSピア省電力管理要求フレーム、TDLSピア省電力管理応答フレーム、TDLSピアトラフィック指示フレーム、またはTDLSピアトラフィック応答フレームである場合、第1の要素の具体的な実施態様については、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLSセットアップ要求フレームである場合の第1の要素の前述の実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。任意選択で、参照リンクは、Link Identifier Element内のBSSIDフィールドによって指示されるリンクであってもよい。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見応答フレームである場合、第1の要素は、TDLS発見応答フレームを伝送するための共通リンクの識別子、またはTDLS発見応答フレームを伝送するための共通リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。共通リンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、共通リンクに対応する第1のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPは、共通リンクに対応する第2のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPと同じである。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSセットアップ要求フレーム、TDLSセットアップ応答フレーム、またはTDLSセットアップ確認フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS破棄フレームである場合、第1の要素は、第3のデバイスのアドレスを指示する。
1つの可能な設計では、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSピアトラフィック指示フレームまたはTDLSピアトラフィック応答フレームである場合、第1の要素は、第3のデバイスのアドレスを指示する。
1つの可能な設計方式では、第4の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、TDLSフレームを取得するために第1のデータユニットをパースするステップであって、TDLSフレームが、ウェイクアップスケジュール要素および第2の要素を含みうる、ステップ、をさらに含んでもよい。ウェイクアップスケジュール要素内のオフセットフィールドは、第3のダイレクトリンクの第1のタイミング同期機能閾値に対するオフセットであり、第2の要素は、第3のダイレクトリンクの識別子、または第3のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよく、第3のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSピア省電力管理要求フレームおよびTDLSピア省電力管理応答フレームであってもよい。
1つの可能な設計方式では、第4の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、第3の要素を取得するために第1のデータユニットをパースするステップであって、第3の要素が、第1のリンク上に少なくとも1つの第4のダイレクトリンクをセットアップするよう指示しうる、ステップ、をさらに含んでもよい。第1のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、第1のリンクは少なくとも1つの第4のダイレクトリンクを含んでもよい。
1つの可能な設計方式では、第3の要素は、ダイレクトリンクの数フィールドおよびダイレクトリンク識別子フィールドを含んでもよく、ダイレクトリンクの数フィールドは、セットアップされるよう要求された第4のダイレクトリンクの数量を指示してもよく、ダイレクトリンク識別子フィールドは、少なくとも1つの第4のダイレクトリンクに別々に対応し、第3のデバイスの複数のAP内にある少なくとも1つのAPのアドレス、または少なくとも1つの第4のダイレクトリンクの識別子を含んでもよい。
1つの可能な設計方式では、ダイレクトリンク識別子フィールドは、第1のデバイスの第1のSTAのアドレスおよび第2のデバイスの第2のSTAのアドレスをさらに含んでもよい。
1つの可能な設計方式では、第7のアドレスがTDLSピアキーTPKにバインドされ、第7のアドレスは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスまたは第3のデバイスのすべてのAPのアドレス、および第3のデバイスのアドレスを含んでもよい。
加えて、第4の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果については、第1の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
第5の態様によれば、第1のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法が提供される。第1のデバイスは、1つまたは複数の局STAを含む。第1のデバイスは第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第2のデバイスが第3のデバイスに接続され、第2のデバイスは複数のSTAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、第1のデータユニットを決定するステップと、第1のデータユニットを送信するステップと、を含む。第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。
第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは、第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第6のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間で第1のデータユニットを伝送するためのリンクである。第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
1つの可能な設計方式では、第1のデータユニットはフレームボディをさらに含み、フレームボディはTDLSフレームまたはデータでありうる。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。
第5の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法によれば、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のヘッダは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第1のデバイスに接続された第1のAPのアドレスを使用することによって構成される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のヘッダは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを使用することによって構成され、第6のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でTDLSフレームを伝送するためのリンクである。したがって、第1のデバイスは、第3のデバイスによる転送なしで、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して第1のデータユニットを伝送してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。加えて、第6のアドレスの構成方法は、第6のアドレスの構成内容の頻繁な修正を回避するために、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合と第1のデバイスが複数のSTAを含む場合の両方で同じであってもよく、それによって伝送遅延をさらに低減する。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。TDLS発見応答フレームは共通管理フレームにカプセル化され、暗号化される必要はない。したがって、対応するAAD構成は決定されなくてもよい。
第6の態様によれば、第2のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法が提供される。第2のデバイスは複数の局STAを含む。第2のデバイスは第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第1のデバイスが第3のデバイスに接続され、第1のデバイスは1つまたは複数のSTAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、第1のデータユニットを受信するステップと、第1のヘッダを取得するために第1のデータユニットをパースするステップと、を含む。第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。
第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは、第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第6のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間で第1のデータユニットを伝送するためのリンクである。第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
1つの可能な設計方式では、第6の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、フレームボディを取得するために第1のデータユニットをパースするステップであって、フレームボディがTDLSフレームまたはデータでありうる、ステップ、をさらに含んでもよい。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。
加えて、第6の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果については、第5の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
第7の態様によれば、第2のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法が提供される。第2のデバイスは複数の局STAを含む。第2のデバイスは第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第1のデバイスが第3のデバイスに接続され、第1のデバイスは1つまたは複数のSTAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、第1のデータユニットを決定するステップと、第1のデータユニットを送信するステップと、を含む。第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。
第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは、第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第6のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間で第1のデータユニットを伝送するためのリンクである。第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
1つの可能な設計方式では、第1のデータユニットはフレームボディをさらに含み、フレームボディはTDLSフレームまたはデータでありうる。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。
加えて、第7の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果については、第5の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
第8の態様によれば、第1のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法が提供される。第1のデバイスは、1つまたは複数の局STAを含む。第1のデバイスは第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第2のデバイスが第3のデバイスに接続され、第2のデバイスは複数のSTAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、第1のデータユニットを受信するステップと、第1のヘッダを取得するために第1のデータユニットをパースするステップと、を含む。第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。
第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは、第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第6のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間で第1のデータユニットを伝送するためのリンクである。第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
1つの可能な設計方式では、第8の態様で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、フレームボディを取得するために第1のデータユニットをパースするステップであって、フレームボディがTDLSフレームまたはデータでありうる、ステップ、をさらに含んでもよい。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。
加えて、第8の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果については、第5の態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
第9の態様によれば、ダイレクトリンクアドレス指定装置が提供される。ダイレクトリンクアドレス指定装置は、第1の態様、第4の態様、第5の態様、または第8の態様のいずれか1つによる方法を行うように構成されたユニットまたはモジュールを含む。
本出願では、第9の態様によるダイレクトリンクアドレス指定装置は、第1のデバイス、または第1のデバイス内に配置されうるチップ(システム)もしくは別の構成要素もしくはアセンブリであってもよい。
加えて、第9の態様によるダイレクトリンクアドレス指定装置の技術的効果については、第1の態様または第5の態様の任意の実施態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
第10の態様によれば、ダイレクトリンクアドレス指定装置が提供される。ダイレクトリンクアドレス指定装置は、第2の態様、第3の態様、第6の態様、または第7の態様のいずれか1つによる方法を行うように構成されたユニットまたはモジュールを含む。
本出願では、第10の態様によるダイレクトリンクアドレス指定装置は、第2のデバイス、または第2のデバイス内に配置されうるチップ(システム)もしくは別の構成要素もしくはアセンブリであってもよい。
加えて、第10の態様によるダイレクトリンクアドレス指定装置の技術的効果については、第1の態様または第5の態様の任意の実施態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
第11の態様によれば、ダイレクトリンクアドレス指定装置が提供される。ダイレクトリンクアドレス指定装置はプロセッサを含み、プロセッサはメモリに結合され、メモリはコンピュータプログラムを記憶するように構成される。プロセッサは、ダイレクトリンクアドレス指定装置が第1の態様から第8の態様の可能な実施態様のいずれか1つによるダイレクトリンクアドレス指定方法を行うように、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行するように構成される。
1つの可能な設計では、第11の態様によるダイレクトリンクアドレス指定装置は、トランシーバをさらに含んでもよい。トランシーバは、トランシーバ回路または入力/出力ポートであってもよい。トランシーバは、ダイレクトリンクアドレス指定装置によって別のデバイスと通信するために使用されてもよい。
本出願では、第11の態様によるダイレクトリンクアドレス指定装置は、第1のデバイス、第2のデバイス、または第1のデバイスもしくは第2のデバイスの内部に配置されたチップもしくはチップシステムであってもよい。
加えて、第11の態様によるダイレクトリンクアドレス指定装置の技術的効果については、第1の態様から第8の態様の任意の実施態様によるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
第12の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、第1のデバイスと第2のデバイスとを含む。
第13の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、プロセッサと入力/出力ポートとを含み、プロセッサは、第1の態様から第8の態様の処理機能を実施するように構成され、入力/出力ポートは、第1の態様から第8の態様のトランシーバ機能を実施するように構成される。
1つの可能な設計では、チップシステムは、メモリをさらに含む。メモリは、第1の態様から第8の態様の機能を実施するプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。
チップシステムはチップを含んでもよいし、チップと別のディスクリート部品とを含んでもよい。
第14の態様によれば、コンピュータプログラムまたは命令を含むコンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムまたは命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様から第8の態様の可能な実施態様のいずれか1つによるダイレクトリンクアドレス指定方法を行うことを可能にされる。
第15の態様によれば、コンピュータプログラムまたは命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラムまたは命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様から第8の態様の可能な実施態様のいずれか1つによるダイレクトリンクアドレス指定方法を行うことを可能にされる。
本出願の一実施形態による通信システムのアーキテクチャの概略図である。 本出願の一実施形態による通信に関与するAP MLDおよびnon-AP MLDの構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるMulti-link elementのフレーム構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるLink Identifier Elementのフレーム構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるAADのフレーム構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるMPDUのフレーム構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるダイレクトリンクアドレス指定方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態による通信に関与するAP MLD、legacy STA、およびnon-AP MLD2の構造の概略図である。 本出願の一実施形態による通信に関与するAP MLD、non-AP MLD1、およびnon-AP MLD2の構造の概略図である。 本出願の一実施形態による通信に関与するnon-AP MLD1およびnon-AP MLD2の構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるWakeup Schedule elementのフレーム構造の概略図である。 本出願の一実施形態による別のMulti-link elementのフレーム構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるフレームボディのフレーム構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるTDLS Link Info elementのフレーム構造の概略図である。 本出願の一実施形態による別のダイレクトリンクアドレス指定方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態によるさらに別のダイレクトリンクアドレス指定方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態によるさらに別のダイレクトリンクアドレス指定方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態によるダイレクトリンクアドレス指定装置の構造の概略図である。 本出願の一実施形態による別のダイレクトリンクアドレス指定装置の構造の概略図である。
本出願の説明では、特に指定されない限り、「/」は「または」を意味する。例えば、A/BはAまたはBを表しうる。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられた対象間の関連付け関係のみを記載し、3つの関係がありうることを指示する。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、Bのみが存在する、という3つの場合を指示しうる。加えて、「少なくとも1つ」は1つまたは複数を意味し、「複数の」は2つ以上を意味する。「第1の」および「第2の」などの用語は数量および実行順序を限定せず、「第1の」および「第2の」などの用語は明確な違いを指示するものではない。
本出願では、すべての態様、実施形態、または特徴が、複数のデバイス、構成要素、モジュールなどを含みうるシステムを記載することによって提示される。各システムは、別のデバイス、構成要素、モジュールなどを含む場合もあり、かつ/または添付の図面を参照して論じられるすべてのデバイス、構成要素、モジュールなどを含まない場合もあることを認識および理解されたい。加えて、これらの解決策の組み合わせが使用されてもよい。
本出願では、「例」や「例えば」などの語は、例、説明例、または説明を与えることを表すために使用される。本出願で「例」または「例えば」として記載される実施形態または設計スキームは、別の実施形態または設計スキームと比べてより好ましいか、またはより多くの利点を有するものとして説明されるべきではない。厳密には、「例」や「例えば」などの語の使用は、関連する概念を特定のやり方で提示することを意図されている。
マルチリンクデバイス(multipe link device、MLD)は、1つまたは複数の関連局を含み、系列局は論理局である。「マルチリンクデバイスは関連局を含む」はまた、本出願の実施形態では「マルチリンクデバイスは局を含む」と簡単に記載される。関連STAは、APまたは非アクセスポイント局(non-AP STA)でありうる。説明を容易にするために、本出願では、その関連局がAPであるマルチリンクデバイスはAP MLD、マルチリンクAP、マルチリンクAPデバイス、またはアクセスポイントAPと呼ばれる。その関連局がAPである単一リンクデバイスは、APデバイス、アクセスポイント、AP、単一リンクAPデバイス、またはアクセスポイントAPと呼ばれる。その関連局がnon-AP STAであるマルチリンクデバイスは、non-AP MLD、マルチリンクSTA、マルチリンクSTAデバイス、STA MLDなどと呼ばれる。その関連局がnon-AP STAである単一リンクデバイスは、STAデバイス、局、STA、non-AP STAなどと呼ばれる。
本出願の実施形態における技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、IEEE802.11規格を使用するシステムに適用されうる。例えば、IEEE802.11規格は、802.11be規格や次世代802.11規格を含むがこれらに限定されない。本出願の技術的解決策が適用可能なシナリオは、non-AP MLDとAP MLDとの間の通信、STAデバイスとAP MLDとの間の通信、non-AP MLDとnon-AP MLDとの間の通信、およびSTAデバイスとnon-AP MLDとの間の通信、を含む。
マルチリンクデバイスMLDは、IEEE802.11シリーズに準拠して、例えば、超高スループット(extremely high throughput、EHT)プロトコルに準拠して、または802.11beベース、もしくは802.11be互換のプロトコルに準拠して無線通信を実施してもよく、それによって別のデバイスとの通信を実施する。当然ながら、別のデバイスは、マルチリンクデバイスであってもよいし、マルチリンクデバイスでなくてもよい。
本出願の実施形態に記載されるネットワークアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に記載するためのものであり、本出願の実施形態で提供される技術的解決策に対する限定を構成するものではない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化および新しいサービスシナリオの出現に伴い、本出願の実施形態で提供される技術的解決策は、同様の技術的問題にも適用可能であることを理解しうる。
本出願の実施形態の理解を容易にするために、図1に示される通信システムが、本出願の実施形態に適用可能な通信システムを詳細に記載するための例として最初に使用される。例えば、図1は、本出願の一実施形態によるダイレクトリンクアドレス指定方法が適用可能な通信システムのアーキテクチャの概略図である。
図1に示されるように、通信システムは、少なくとも1つのAP MLDと、non-AP MLD1やnon-AP MLD2などの少なくとも1つのnon-AP MLDとを含む。任意選択で、通信システムは、少なくとも1つのSTAデバイスをさらに含んでもよい。AP MLDは複数のAPを含んでもよく、non-AP MLDは複数のSTAを含んでもよく、STAデバイスは1つのSTAを含み、STAデバイスはlegacy STAと呼ばれる場合もある。
AP MLDは、無線通信ネットワークに展開された、AP MLDと関連付けられたSTAに無線通信機能を提供する装置である。AP MLDは、ホームゲートウェイ、ルータ、サーバ、スイッチ、ブリッジなどのワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、WiFi)システムにおけるアクセスポイント(access point、AP)、進化型ノードB(evolved Node B、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、ノードB(Node B、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線基地局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(例えば、home evolved NodeBやhome Node B、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、無線中継ノード、無線バックホールノード、送受信ポイント(transmission and reception point、TRP、またはtransmission point、TP)などを含むが、これらに限定されない。AP MLDは、代替として、5Gシステム、例えば、新無線(new radio、NR)システムのgNBまたは送受信ポイント(TRPもしはTP)であってもよいし、5Gシステムの基地局の1つのアンテナパネルまたは(複数のアンテナパネルを含む)アンテナパネルのグループであってもよい。AP MLDは、代替として、gNBまたは送受信ポイントを構成する、ベースバンドユニット(BBU)、分散ユニット(distributed unit、DU)、基地局機能を有する路側ユニット(road side unit、RSU)などのネットワークノードであってもよい。
non-AP MLDまたはSTAデバイスは、通信システムにアクセスし、無線トランシーバ機能を有する端末、または端末内に配置されうるチップもしくはチップシステムである。端末デバイスは、ユーザ装置、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置と呼ばれる場合もある。本出願の実施形態における端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)端末デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)端末デバイス、産業用制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(remote medical)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、運輸安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、車載端末、端末機能を有するRSUなどであってもよい。本出願の実施形態における端末デバイスは、代替として、1つまたは複数の構成要素またはユニットとして車両に組み込まれた車載モジュール、車載部品、車載チップ、または車載ユニットであってもよい。車両は、組み込み車載モジュール、車載部品、車載チップ、または車載ユニットを使用することによって、本出願で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法を実施してもよい。
本出願の実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、図1に示される任意の2つのノードに適用可能であることに留意されたい。具体的な実施態様については、以下の方法実施形態を参照されたい。ここでは詳細は記載されない。
本出願の実施形態の解決策は別の通信システムで使用されてもよく、対応する名前が別の通信システムにおける対応する機能の名前に置き換えられてもよいことに留意されたい。
図1は、理解を容易にするための例の単純化された概略図にすぎないことを理解されたい。通信システムは、図1に描かれていない別のデバイスをさらに含んでもよい。
マルチリンクデバイスが動作する周波数帯域は、1GHz以下(sub1GHz)、2.4GHz、5GHz、6GHz、および高周波60GHzを含みうるが、これらに限定されない。加えて、MLDは、同じ周波数帯域内の複数のチャネルを介して通信することができる。複数の周波数帯域または複数のチャネルは、まとめてマルチリンクと呼ばれる場合もある。マルチリンク通信方式ではピークスループットが増加し、サービス伝送遅延が低減され、MLD間の通信速度が高まる。
図2は、通信に関与するAP MLDおよびnon-AP MLDの構造の概略図を示している。図2に示されるように、AP MLDは、関連AP1および関連AP2を含む。AP1およびAP2は、低(low)媒体アクセス制御(media access control、MAC)層および物理層(physical layer、PHY)において互いに独立しており、高MAC(high MAC)層を共有している。non-AP MLDは、関連STA1および関連STA2を含む。STA1およびSTA2は、低MAC層およびPHY層において互いに独立しており、高MAC層を共有している。AP MLDおよびnon-AP MLDは、リンク1およびリンク2を介して通信しうる。リンク1の一端はAP MLDのAP1に接続され、リンク1の他端はnon-AP MLDのSTA1に接続される。リンク2の一端はAP MLDのAP2に接続され、リンク2の他端はnon-AP MLDのSTA2に接続される。
マルチリンクデバイスはマルチリンクデバイスアドレスに対応し、マルチリンクデバイスの各リンクはそれぞれのリンクアドレスに対応する。AP MLDが例として使用される。マルチリンクデバイスアドレスは、AP MLD MACアドレス(address)でありうる。non-AP MLDが例として使用される。マルチリンクデバイスアドレスは、STA MLD MACアドレスでありうる。AP MLDとnon-AP MLDとの間のリンクアドレスは、リンクの両端に対応する関連AP MACアドレス(affiliated AP MAC address)および関連STA MACアドレス(関連STA MACアドレス)を含みうる。
図2は、AP MLDおよびnon-AP MLDが2つのリンクのみで動作することを示していることに留意されたい。AP MLDおよびnon-AP MLDが動作するリンクの数量は、本出願のこの実施形態では限定されない。
例えば、マルチリンクデバイスは、無線通信機能を有する装置である。装置は、システム全体のデバイスであってもよいし、システム全体のデバイスに設置されたチップや処理システムなどであってもよい。チップまたは処理システムが設置されたデバイスは、チップまたは処理システムによって、本出願の実施形態における方法および機能を実施するように制御されうる。
以下は、図2および図3を参照して、non-AP MLDとAP MLDとの間の複数のリンクのセットアップを具体的に記載する。
non-AP MLDは、AP MLDの複数のリンクを同時に関連付けるために、リンクのうちの1つを介してマルチリンク設定動作を行いうる。関連付けプロセスにおいて、non-AP MLDおよびAP MLDは、1つのリンクを介して関連付け要求/応答(Association Request/Response)フレームを交換しうる。Association Request/Responseフレームを交換するために使用されるリンクは、伝送リンク(伝送リンク)と呼ばれる場合もあり、別のリンクは非伝送リンク(Non-transmitted Link)である。Association Request/Responseは、non-AP MLDとAP MLDとの間で複数のリンクを同時に関連付けるために、関連付けられる必要がある複数のリンクに関する情報を搬送しうることを理解されたい。
例えば、図2を参照すると、non-AP MLDは、リンク1を介してAssociation Requestフレームを送信し、Association Requestフレームは、リンク1のSTA情報およびリンク2のSTA情報を搬送する。リンク1は伝送リンクと呼ばれる場合もあり、リンク2は非伝送リンクと呼ばれる場合もあることを理解されたい。AP MLDは、リンク1を介してnon-AP MLDにAssociation Responseフレームを送信し、Association Responseフレームは、リンク1のAP情報およびリンク2のAP情報を搬送しうる。したがって、non-AP MLDおよびAP MLDは、リンク1およびリンク2を介して関連付けを確立する。さらに、non-AP MLDおよびAP MLDは、リンク1およびリンク2を介してデータを伝送しうる。
マルチリンク動作を行うために、複数のリンクの関連情報がマルチリンク動作に関連するフレームで指示されうる。したがって、プロトコルはマルチリンク要素(Multi-link element)を定義する。例えば、図3に示されるように、Multi-link elementで搬送される情報は、主に2つの部分に分割される。一方の部分は、Multi-link ControlフィールドやMLD MAC Addressフィールドなどのフィールドを含むマルチリンクデバイスレベル情報(MLD-level info)であり、他方の部分は、非伝送リンクの関連情報を搬送する局ごとの情報(Per-STA Profile)である。Per-STA Profileは、対応するリンクのリンク識別子(Link ID)を指示し、リンク識別子は、Per-STA Profileに対応するリンクを介して関連するSTAに関する情報を指示してもよい。MLD MAC Addressフィールドは、送信端のMLD MAC Addressを搬送する。
シグナリングオーバーヘッドを低減するために、Multi-link elementは継承構造を使用する。非伝送リンク内の対応するelementの内容が伝送リンク内の対応するelementの内容と同じである場合、非伝送リンク内の対応するelementは、リンクのPer-STA Profileで搬送される必要はない。リンクのPer-STA Profileは、非伝送リンク内の対応するelementの内容が伝送リンク内の対応するelementの内容と異なる場合にのみ搬送される。
Multi-link elementの具体的なフォーマットは図3に示されるものに限定されず、Link Identifier Elementの具体的なフォーマットは本出願では限定されないことに留意されたい。
non-AP MLDは、プローブ応答フレームまたはビーコンフレームを受信することによって、各リンクに対応するリンク情報(例えば、リンク識別子)を取得してもよく、各リンクが動作するチャネルおよび各リンクのアドレス、例えばリンクの基本サービスセット識別子(basic service set identifier、BSSID)をさらに取得しうることを理解されたい。
以下は、表1および図4を参照して、2つのSTAデバイス間のトンネルダイレクトリンクセットアップ(tunneled direct-link setup、TDLS)を具体的に記載する。図4は、本出願の一実施形態によるLink Identifier Elementのフレーム構造の概略図である。
第1のSTAデバイスと第2のSTAデバイスの両方が同じAPデバイスに接続され、第1のSTAデバイスは1つのSTAを含み、第2のSTAデバイスは1つのSTAを含むと仮定される。第1のSTAデバイスおよび第2のSTAデバイスが無線通信到達可能範囲内にある場合、第1のSTAデバイスと第2のSTAデバイスとの間にダイレクトリンクが設定されうるので、第1のSTAデバイスと第2のSTAデバイスとは、APデバイスを使用することによる転送なしで、ダイレクトリンクを介して互いに直接通信することができ、それによってデータ伝送速度を改善し、遅延を低減する。
例えば、TDLS関連動作は、これらに限定されないが、TDLS発見、TDLSセットアップ、TDLS破棄、TDLSチャネル切り替え、TDLS省電力、およびTDLSトラフィック指示、のうちの1つまたは複数を含む。TDLS関連動作に対応するTDLSフレームが以下の表1に示されている。本出願のこの実施形態では、TDLSフレームは、TDLSアクションフレームおよびTDLSパブリックアクションフレーム(public action frame)を含みうる。例えば、以下の表1を参照すると、TDLS発見応答フレーム(TDLS Discovery Response frame)はTDLSパブリックアクションフレームに属し、TDLS Discovery Response frameを除くすべてのTDLSフレームはTDLSアクションフレームに属する。
第1のSTAデバイスおよび第2のSTAデバイスは、TDLSフレームを交換することによって対応するTDLS関連動作を実施しうることを理解されたい。例えば、第1のSTAデバイスおよび第2のSTAデバイスは、TDLSピア省電力管理要求フレーム(TDLS Peer Power Saving Management Request frame、TDLS Peer PSM Request frame)およびTDLSピア省電力管理応答フレーム(TDLS Peer PSM Response frame)を交換することによって、TDLS省電力を実施しうる。代替として、第1のSTAデバイスまたは第2のSTAデバイスは、TDLSフレームを使用することによって対応するTDLS関連動作を実施してもよい。例えば、第1のSTAデバイスは、TDLS破棄フレーム(TDLS Teardown frame)を使用することによってTDLS破棄を実施してもよい。
TDLSフレームの伝送モードは、APを介した(via AP)転送またはダイレクト(direct)伝送を含みうる。APを介した転送は、APを介して第1のSTAデバイスと第2のSTAデバイスとの間でデータを転送するために、この伝送モードのTDLSフレームが使用される必要があることを指示する。ダイレクト伝送は、この伝送モードのTDLSフレームが、STAデバイス間のダイレクトリンクを介して1つのSTAデバイスから別のSTAデバイスに伝送されてもよく、APデバイスによって転送される必要がないことを指示する。いくつかのTDLSフレームまたはTDLSフレームは、1つまたは2つ(both allowed)方式で伝送されうることを理解されたい。詳細については、以下の表1を参照されたい。ここでは詳細は列挙されない。
TDLSフレームがAPデバイスを介して転送されるか、またはダイレクトリンクを介して送信される場合、TDLSフレームは、送信のためにデータフレーム(data frame)または管理フレーム(management frame)にカプセル化される。具体的には、TDLSアクションフレームは送信用のデータフレームにカプセル化されてもよく、TDLSパブリックアクションフレームは管理フレームの形態で直接送信されてもよい。詳細については、以下の表1を参照されたい。ここでは詳細は列挙されない。
以下は、図5および図6を参照して、本出願の以下の実施形態におけるAADおよびMPDUを記載する。
図5に示されるように、AADは、フレーム制御(Frame Control)フィールド、アドレス1(Address)フィールド、アドレス2(Address2)フィールド、アドレス3(Address3)フィールド、シーケンス制御(Sequence Control)フィールド、アドレス4(Address4)フィールド、およびサービス品質制御(Quality of Service Control、QoS管理)フィールド、のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
具体的には、アドレス1は受信者アドレス(receiver address、RA)を指示し、アドレス2は送信者アドレス(transmitter address、TA)を指示し、アドレス3は、受信端と関連付けられたAP MLDのアドレス、または受信端と関連付けられたAP(AP MLD内のAP)のアドレスを指示する。管理フレームの場合、アドレス3は、フレームフィルタリングに使用されうる。例えば、アドレス3に基づいて、フレームが基本サービスセット(basic service set、BSS)に属するかどうかが知られうる。フレームが基本サービスセットに属さない場合、フレームは廃棄される。
AADの具体的なフォーマットは図5に示されるものに限定されないことに留意されたい。例えば、AAD内のアドレス4は任意選択であってもよい。AADの具体的なフォーマットは本出願では限定されない。
図6に示されるように、MPDUは、フレーム制御フィールド、持続時間(Duration)フィールド、アドレス1フィールド、アドレス2フィールド、アドレス3フィールド、シーケンス制御フィールド、アドレス4フィールド、サービス品質制御フィールド、高スループット制御(high throughput control、HT Control)フィールド、暗号ブロック連鎖メッセージ認証コードプロトコルヘッダ(cipher-block chaining message authentication code protocol header、CCMP Header)フィールド、フレームボディ(Frame Body)フィールド、メッセージ完全性チェック(message integrity code、MIC)フィールド、およびフレームチェックシーケンス(frame check sequence、FCS)フィールド、のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
具体的には、アドレス1は受信者アドレスを指示し、アドレス2は送信者アドレスを指示し、アドレス3は受信端と関連付けられたAP MLDのアドレス、または受信端と関連付けられたAP(AP MLD内のAP)のアドレス、または送信端と受信端との間のリンクと関連付けられたAP(AP MLD内のAP)のアドレスを指示する。
図6に示されるように、MPDUヘッダは、フレーム制御、持続時間、アドレス1、アドレス2、アドレス3、シーケンス制御、アドレス4、サービス品質制御、および高スループット制御、を含んでもよい。送信端は、AADおよびMPDUのフレームボディに基づいてMICを計算し、MICをフレームボディの後ろに置き、次いで、伝送のためにMPDUのフレームボディおよびMICを暗号化する。MPDUを受信した後、受信端はMICチェックを行い、1つのMICを計算する。次いで、受信端は、計算されたMICを受信されたMICと比較して、MPDUが改ざんされているかどうかをチェックする。
MPDUの具体的なフォーマットは図6に示されるものに限定されないことに留意されたい。例えば、MPDU内のアドレス4は任意選択であってもよい。MPDUの具体的なフォーマットは本出願では限定されない。
legacy STAとAPデバイスとの間のデータフレームおよび管理フレームのアドレス構成が、表2および表3を参照して以下に記載される。APデバイスは関連APを含みうる。
legacy STAとAPデバイスとの間で伝送されるデータフレームおよび管理フレームの場合、MPDUヘッダ内のアドレス1、アドレス2、アドレス3、およびアドレス4は、AAD内のアドレス1、アドレス2、アドレス3、およびアドレス4と対応して一致する。具体的な構成が表2および表3に示されている。
例えば、データフレームのMPDUヘッダ内のアドレス1、アドレス2、アドレス3、およびアドレス4、ならびにAAD内のアドレス1、アドレス2、アドレス3、およびアドレス4が表2に示されている。表2では、分散システムへ(to distributed system、To DS)=0かつ分散システムから(From DS)=0の場合、それはポイントツーポイント(Point-to-point、P2P)、すなわちダイレクトリンクを指示し、通信がSTA間で行われる。To DS=0かつFrom DS=1の場合、それはダウンリンク伝送を指示し、すなわち、DS側がSTAに情報を送信する。To DS=1かつFrom DS=0の場合、それはアップリンク伝送を指示し、すなわち、STAがDS側に情報を送信する。DAは宛先アドレス(destination address、DA)を指示し、SAは送信元アドレス(source address、SA)を指示し、BSSIDはAPデバイスの関連APのアドレスを指示する。アドレス3およびアドレス4の構成は、2つのケース、すなわち、MACサービスデータユニットおよびショートアグリゲートMACサービスデータユニットのケース(MAC service data unit and short aggregate MAC service data unit case、MSDU and Short A-MSDU case)と、基本A-MSDUおよび動的A-MSDUのケース(Basic A-MSDU and Dynamic A-MSDU case)とに分けられる。
例えば、管理フレームのMPDUヘッダ内のアドレス1、アドレス2、およびアドレス3、ならびにAAD内のアドレス1、アドレス2、およびアドレス3が表3に示されている。STA MAC Addressはlegacy STAのアドレスであり、BSSIDはAPデバイスの関連APのアドレスを指示する。
以下は、表4および表5を参照して、Non-AP MLDとAP MLDとの間のデータフレームおよび管理フレームのアドレス構成を記載する。Non-AP MLDは、複数の関連STAを含んでもよく、AP MLDは、複数の関連APを含んでもよい。
例えば、Non-AP MLDとAP MLDとの間で伝送されるデータフレームについて、AAD内のアドレス1、アドレス2、およびアドレス3の具体的な構成が表4に示されている。データフレームの場合、アドレス1およびアドレス2は、AADが構成されるときに対応するデバイスアドレスに設定される。MSDUの場合、アップリンクデータでは、アドレス3は宛先アドレスとして設定され、ダウンリンクデータでは、アドレス3は送信元アドレスとして設定される。A-MSDUの場合、アドレス3はAP MLDのアドレスに設定される。エアインタフェースを介して伝送される場合、MPDUヘッダ内のアドレス1およびアドレス2は対応するリンクアドレスに設定され、MPDUヘッダ内のアドレス3はAAD内のアドレス3と同じ値に設定される。
例えば、Non-AP MLDとAP MLDとの間で伝送される管理フレームについて、AAD内のアドレス1、アドレス2、およびアドレス3の具体的な構成が表5に示されている。
複数のリンクの場合、管理フレームは、リンクレベル(link-level)の管理フレームと、MLDレベル(MLD-level)の管理フレームとに分類されうることに留意されたい。Link-levelの管理フレームとは、管理フレームが特定のリンクのためのもの、例えばチャネル切り替え要求/応答フレームであることを意味する。MLD-levelの管理フレームは、マルチリンクデバイス全体のためのもの、例えば、ブロック確認応答の追加(Add block ACK、ADDBA)フレームである。
管理フレームのAAD内のアドレス1、アドレス2、およびアドレス3を構成するための規則、ならびにエアインタフェースを介した伝送中にMPDUヘッダ内のアドレス1、アドレス2、およびアドレス3を構成するための規則は以下の通りである:アドレス1およびアドレス2について、AADが構成される場合、アドレス1およびアドレス2は対応するMLDのアドレスに設定され、エアインタフェースを介して伝送される場合、MPDU Header内のアドレス1およびアドレス2は、対応するリンクアドレスに置き換えられる。アドレス3については、管理フレームがlink-levelの管理フレームである場合、AAD内のA3は、宛先リンクに対応する関連(Affiliated)APアドレスに設定される。エアインタフェースを介して伝送される場合、MPDUヘッダ内のA3は、AAD内のA3と同じである。MLD-levelの管理フレームについては、AAD内のA3はAP MLDアドレスに設定される。エアインタフェースを介して伝送される場合、MPDUヘッダ内のA3は、AAD内のA3と同じである。
以下は、図7から図17を参照して、本出願の実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法を具体的に記載する。
例えば、図7は、本出願の一実施形態によるダイレクトリンクアドレス指定方法の概略フローチャートである。第1のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される例が説明に使用される。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、図1に示されるSTAデバイスとnon-AP MLD2との間、または図1に示されるnon-AP MLD1とnon-AP MLD2との間の通信に適用可能である。
図7に示されるように、ダイレクトリンクアドレス指定方法は、以下のステップを含む。
S701:第1のデバイスが、保護されたデータを決定する。
例えば、第1のデバイスは1つまたは複数の局STAを含んでもよく、第1のデバイスは第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のAPを含んでもよい。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のデバイスは図1に示されるSTAデバイスであってもよい。STAデバイスは、レガシー(legacy)STAと呼ばれる場合もある。理解を容易にするために、legacy STAが、本出願の以下の実施形態において説明のための例として使用される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のデバイスは図1に示されるnon-AP MLD1であってもよい。第3のデバイスは図1に示されるAP MLDであってもよい。
保護されたデータは、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含みうる。
例えば、保護されたデータは図5に示されるAADであってもよく、第1のアドレスはAAD内のアドレス1であってもよく、第2のアドレスはAAD内のアドレス2であってもよく、第3のアドレスはAAD内のアドレス3であってもよい。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第2のデバイスは第3のデバイスに接続され、第2のデバイスは複数のSTAを含んでもよく、第2のデバイスは図1に示されるnon-AP MLD2であってもよい。
例えば、図8は、第1のデバイスがlegacy STAであり、第2のデバイスがnon-AP MLD2であり、第3のデバイスがAP MLDである例を示している。図8に示されるように、AP MLDは、AP1、AP2、およびAP3を含む。Legacy STAはAP MLDのAP1に接続され、non-AP MLD2のSTA1およびSTA2は、AP MLDのAP1およびAP2にそれぞれ接続される。表6に示されるように、第1のアドレスはnon-AP MLD2のアドレス、例えば、non-AP MLD2 MAC Addressであり、第2のアドレスはlegacy STAのアドレス、例えばlegacy STA MAC Addressであり、第3のアドレスはAP1のアドレス、例えばAP1のBSSIDである。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスのアドレスである。
例えば、図9は、第1のデバイスがnon-AP MLD1であり、第2のデバイスがnon-AP MLD2であり、第3のデバイスがAP MLDである例を示している。図9に示されるように、AP MLDはAP1、AP2、およびAP3を含み、non-AP MLD1のSTA1およびSTA2はAP MLDのAP1およびAP3にそれぞれ接続され、non-AP MLD2のSTA1およびSTA2はAP MLDのAP1およびAP2にそれぞれ接続される。表7に示されるように、第1のアドレスはnon-AP MLD2のアドレス、例えば、non-AP MLD2 MAC Addressであり、第2のアドレスはnon-AP MLD1のアドレス、例えばnon-AP MLD1 MAC Addressであり、第3のアドレスはAP MLDのアドレス、例えばAP MLD MAC Addressである。
図8および図9は、本出願のこの実施形態で提供される例にすぎないことに留意されたい。non-AP MLD2に含まれるSTAの数量およびAP MLDに含まれるAPの数量は限定されず、non-AP MLD2がAP MLDにどのように接続されるか、およびlegacy STAがAP MLDにどのように接続されるかは限定されない。
S702:第1のデバイスが第1のデータユニットを送信する。これに対応して、第2のデバイスは、第1のデバイスから第1のデータユニットを受信する。
第1のデータユニットは第1のヘッダを含んでもよく、第1のヘッダは保護されたデータに基づいて決定され、第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
例えば、第1のデータユニットは図6に示されるMPDUであってもよく、第1のヘッダは図6に示されるMPDUヘッダであってもよい。
図9を参照すると、第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のリンク1を介して伝送されてもよく、第2のデバイスによって転送される必要がなく、それによって伝送遅延を低減する。
任意選択で、S702で第1のデバイスが第1のデータユニットを送信するプロセスの前またはプロセスにおいて、第1のデータユニットが決定されてもよい。具体的には、以下の方式1から方式4のうちの1つまたは複数が使用されうる。
方式1:第1のデバイスが第1のデータユニットの第1のヘッダを決定する。
任意選択で、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含んでもよい。
例えば、第1のヘッダは、図6に示されるMPDUヘッダであってもよい。第4のアドレスはMPDUヘッダ内のアドレス1であってもよく、第5のアドレスはMPDUヘッダ内のアドレス2であってもよく、第6のアドレスはMPDUヘッダ内のアドレス3であってもよい。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスである。
例えば、図8は、第1のデバイスがlegacy STAであり、第2のデバイスがnon-AP MLD2であり、第3のデバイスがAP MLDである例を示している。図8に示されるように、AP MLDはAP1、AP2、およびAP3を含み、legacy STAはAP MLDのAP1に接続され、non-AP MLD2のSTA1およびSTA2はAP MLDのAP1およびAP2にそれぞれ接続される。第1のデバイスが第1のデータユニットを第2のデバイスに送信する場合の、第1のデータユニット内のアドレス構成が表8に示されている。第4のアドレスは、non-AP MLD2のアドレス、例えば、non-AP MLD2 MAC Addressである。第5のアドレスはlegacy STAのアドレス、例えばlegacy STA MAC Addressである。第6のアドレスは、AP1のアドレス、例えばAP1のBSSIDである。
第1のヘッダ内の第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスは、保護されたデータ内の第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスとそれぞれ同じでありうる。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第2のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第5のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第1のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第6のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第1のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
例えば、図9および図10は、第1のデバイスがnon-AP MLD1であり、第2のデバイスがnon-AP MLD2であり、第3のデバイスがAP MLDである例を示している。図9に示されるように、リンク1-1およびリンク3は第1のデバイスと第3のデバイスとの間にセットアップされ、リンク1-2およびリンク2は第2のデバイスと第3のデバイスとの間にセットアップされる。図10に示されるように、non-AP MLD1のSTA1は、non-AP MLD2のSTA1に接続され、ダイレクトリンク1に対応する。第1のデバイスが第1のデータユニットを第2のデバイスに送信する場合の、第1のデータユニット内のアドレス構成が表9に示されている。第4のアドレスは、non-AP MLD2のSTA1のアドレス、例えば、non-AP MLD2のAffiliated STA1 MAC Addressである。第5のアドレスは、non-AP MLD1のSTA1のアドレス、例えば、non-AP MLD1のAffiliated STA1 MAC Addressである。第6のアドレスは、リンク1に対応するAP1のアドレス、例えば、AP MLDのAffiliated AP1 BSSIDまたはAP MLDのaffiliated AP1 MAC addressである。
第1のデバイスと第2のデバイスとの間に複数のダイレクトリンクが存在する場合、第1のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクで第1のデータユニットを伝送するためのダイレクトリンクでありうることに留意されたい。
方式2:第1のデバイスが第1のデータユニットの第1の要素を決定する。
具体的には、第1のデータユニットはTDLSフレームを含んでもよく、TDLSフレームは第1の要素を含む。第1の要素は、ターゲットリンクの識別子(ID)、またはターゲットリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよい。例えば、第1の要素は、ターゲットリンクに対応するBSSIDに設定されうる。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSチャネル切り替え要求フレームまたはTDLSチャネル切り替え応答フレームであってもよい。
第3のデバイスはAP1、AP2、およびAP3を含み、AP2はターゲットリンクに対応すると仮定される。この場合、ターゲットリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスは、第3のデバイスのAP2のアドレス、すなわちAP MLDのAffiliated AP2 BSSIDである。
任意選択で、ターゲットリンクは、TDLSフレームが適用される第2のダイレクトリンクであり、第2のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
第1のデバイスと第2のデバイスとの間にダイレクトリンク1およびダイレクトリンク2が存在し、TDLSフレームはTDLSチャネル切り替え要求フレームおよびTDLSチャネル切り替え応答フレームであり、TDLSチャネル切り替え要求/応答フレームに対応するターゲットリンクはダイレクトリンク2であり、ダイレクトリンク2は、TDLSチャネル切り替え要求/応答フレームに対応する第1の要素に基づいて現在のチャネルから指定されたチャネルに切り替えられうると仮定される。
マルチリンクTDLSシナリオでは、第1の要素はターゲットリンクを指示し、TDLS Channel Switch Request/Responseは、必ずしもTDLS Channel Switch Request/Responseが切り替えられるべきターゲットリンクを介して伝送されるのではなく、任意のダイレクトリンクを介して伝送されてもよく、それによって伝送の柔軟性を高める。
任意選択で、第1の要素は、図4に示されるリンク識別子要素(Link Identifier element)、または新しく定義された要素であってもよい。いくつかの実施形態では、第1の要素内の第1のフィールドは、ターゲットリンクの識別子、またはターゲットリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示しうる。例えば、第1のフィールドは、Link Identifier elementのBSSIDフィールドであってもよい。
方式3:第1のデバイスが第1のデータユニットの第2の要素を決定する。
具体的には、第1のデータユニットはTDLSフレームを含んでもよく、TDLSフレームは、ウェイクアップスケジュール要素および第2の要素を含んでもよい。ウェイクアップスケジュール要素内のオフセットフィールドは、第3のダイレクトリンクの第1のタイミング同期機能閾値に対するオフセットであり、第2の要素は、第3のダイレクトリンクの識別子、または第3のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、第3のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
第1のデバイスと第2のデバイスとの間にダイレクトリンク1およびダイレクトリンク2が存在し、第3のデバイスはAP1、AP2、およびAP3を含み、ダイレクトリンク1はAP1に対応し、ダイレクトリンク2はAP2に対応し、ウェイクアップスケジュール要素内のオフセットフィールドは、ダイレクトリンク2の第1のタイミング同期機能閾値に対するオフセットであると仮定される。この場合、第2の要素は、ダイレクトリンク2の識別子、または第3のデバイスのAP2のアドレス、例えば、AP MLDのAffiliated AP2 BSSIDを指示する。
AP MLDの異なる関連APは、独立したタイミング同期機能(timing synchronization function、TSF)を有しうる。このようにして、第2の要素によって指示される識別子またはアドレスを使用することによって、ウェイクアップスケジュール要素内のオフセットフィールドが特定のダイレクトリンクのTSFに対するものであると決定されうる。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSピア省電力管理要求フレームおよびTDLSピア省電力管理応答フレームであってもよい。
このようにして、TDLSイニシエータとTDLSレスポンダとがTDLSピア省電力管理要求フレームおよびTDLSピア省電力管理応答フレームを交換した後、TDLSイニシエータおよびTDLSレスポンダは、TDLSピア省電力管理要求フレームおよび/またはTDLSピア省電力管理応答フレームで搬送されたウェイクアップスケジュール要素に基づいて、データを周期的に起動および受信/送信してもよく、それによって電力消費を低減する。加えて、オフセットフィールドに対する第3のダイレクトリンクが指示されるので、マルチリンクTDLSシナリオでは、TDLS Peer PSM Request/Responseは、任意のダイレクトリンクを介して伝送されることができ、端はウェイクアップスケジュール要素を正しくパースすることができ、それによって伝送の柔軟性を高める。
任意選択で、第2の要素は、図4に示されるリンク識別子要素(Link Identifier element)であっても、新しく定義された要素であってもよい。いくつかの実施形態では、第2の要素内の第1のフィールドは、第3のダイレクトリンクの識別子、または第3のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示しうる。例えば、第1のフィールドは、Link Identifier elementのBSSIDフィールドであってもよい。
任意選択で、ウェイクアップスケジュール要素は、既存のウェイクアップスケジュール要素を再利用してもよいし、新しく定義された要素であってもよい。
例えば、図11を参照すると、ウェイクアップスケジュール要素(Wakeup Schedule element)は、Element IDフィールド、Lengthフィールド、オフセット(Offset)フィールド、間隔(interval)フィールド、アウェイクウィンドウスロット(Awake window Slots)フィールド、最大アウェイクウィンドウ持続時間(Maximum Awake Window Duration)フィールド、およびアイドルカウント(Idle Count)フィールド、のうちの1つまたは複数を含みうる。
オフセットフィールドは、TSF0に対する第1のアウェイクウィンドウのオフセットを指示しうる。TSFはカウンタであってもよく、カウンタに記憶された値は時間値を表す。間隔フィールドは、2つの隣接するアウェイクウィンドウ間の時間間隔を指示しうる。アウェイクウィンドウスロットフィールドは、アウェイクウィンドウの持続時間を指示する。最大アウェイクウィンドウ持続時間フィールドは、アウェイクウィンドウの最大持続時間を指示する。アイドルカウントフィールドは、TDLSピア端が周期的なウェイクアップスケジュールを削除する前に経過することが許可されるアイドルアウェイクウィンドウの数量を指示する。アイドルアウェイクウィンドウは、アウェイクウィンドウ内にTDLSピア端からユニキャストフレームが受信されないことを意味する。例えば、第1のデバイスがアイドルカウントフィールドによって指示されるアウェイクウィンドウの数量を経過するプロセスにおいて、第1のデバイスが第2のデバイスからユニキャストフレームを受信しない場合、第2のデバイスは、ウェイクアップスケジュール要素を削除してもよい。
方式2および方式3は、独立して使用されても、組み合わせて使用されてもよいことに留意されたい。組み合わせて使用される場合、第1の要素と第2の要素とは同じ要素、例えば第1の要素でありうるので、第1の要素は、ターゲットリンクの識別子、またはターゲットリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよく、第3のダイレクトリンクの識別子、または第3のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよい。言い換えれば、ターゲットリンクと第3のダイレクトリンクとは同じダイレクトリンクである。
異なるTDLSフレームについて、以下は、表10を参照して、前述のリンク識別子要素または新しく定義された要素の構成方法を記載する。言い換えれば、TDLSフレームが異なるフレームである場合、リンク識別子要素、新しく定義された要素、リンク識別子要素内のBSSIDフィールド、または新しく定義された要素の第1のフィールドは、異なる構成内容に対応しうる。説明を容易にするために、リンク識別子要素、新しく定義された要素、第1の要素、および第2の要素は、以下ではまとめて第1の要素と呼ばれる。
いくつかのシナリオでは、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、伝送リンクの識別子、または伝送リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。例えば、第1の要素は、伝送リンクに対応するBSSIDに設定されうる。
第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見応答フレームである場合、第1の要素は、伝送リンクの識別子、または伝送リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。
言い換えれば、TDLS発見応答フレームであるTDLSフレームに対応する第1の要素の構成内容は、TDLS発見要求フレームであるTDLSフレームに対応する第1の要素の構成内容と同じである。例えば、第1の要素は、TDLS発見要求フレームを送信するための伝送リンクに対応するBSSIDに設定されうる。
第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLSセットアップ要求フレームである場合、第1の要素は、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクの識別子、または第1のデバイスに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。伝送リンクは、TDLS発見要求フレームを送信するためのリンクである。例えば、第1の要素は、Legacy STAが位置するリンクに対応するBSSIDに設定されうる。
第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSセットアップ応答フレーム、TDLSセットアップ確認フレーム、TDLS破棄フレーム、TDLSチャネル切り替え要求フレーム、TDLSチャネル切り替え応答フレーム、TDLSピア省電力管理要求フレーム、TDLSピア省電力管理応答フレーム、TDLSピアトラフィック指示フレーム、またはTDLSピアトラフィック応答フレームである場合、第1の要素の具体的な実施態様については、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLSセットアップ要求フレームである場合の第1の要素の前述の実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
いくつかの他のシナリオでは、第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。任意選択で、参照リンクは、Link Identifier Element内のBSSIDフィールドによって指示されるリンクであってもよい。例えば、第1の要素は、参照リンクに対応するBSSIDに設定されうる。
第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見応答フレームである場合、第1の要素は、TDLS発見応答フレームを伝送するための共通リンクの識別子、またはTDLS発見応答フレームを伝送するための共通リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。共通リンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、共通リンクに対応する第1のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPは、共通リンクに対応する第2のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPと同じである。
任意選択で、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、TDLS発見応答フレームは、任意の共通リンクを介して伝送されうる。
第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームが、TDLSセットアップ要求フレーム、TDLSセットアップ応答フレーム、またはTDLSセットアップ確認フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。例えば、第1の要素は、参照リンクに対応するBSSIDに設定されうる。
第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLS破棄フレームである場合、第1の要素は、第3のデバイスのアドレスを指示し、それは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のすべてのダイレクトリンクを破棄することを指示しうる。例えば、第1の要素は、AP MLD MACアドレスに設定されうる。代替として、第1の要素は、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレス、例えば、ダイレクトリンクに対応するBSSIDを指示する。例えば、第1の要素が、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクに対応するaffiliated APのアドレスに設定される場合、それは、ダイレクトリンクが破棄されること、すなわち、データがそのダイレクトリンクを介してその後受信されることも送信されることもできないことを指示する。
第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLSチャネル切り替え要求フレームまたはTDLSチャネル切り替え応答フレームである場合、第1の要素の具体的な実施態様については、前述の方式2を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。例えば、第1の要素は、ターゲットリンクに対応するBSSIDに設定されうる。
第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLSピア省電力管理要求フレームまたはTDLSピア省電力管理応答フレームである場合、第1の要素の具体的な実施態様については、前述の方式3を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。例えば、第1の要素は、ウェイクアップスケジュール要素に対応する第3のダイレクトリンクのBSSIDに設定されうる。
第1のデバイスが複数のSTAを含み、TDLSフレームがTDLSピアトラフィック指示フレームまたはTDLSピアトラフィック応答フレームである場合、第1の要素は、第3のデバイスのアドレスを指示する。例えば、第1の要素は、AP MLD MACアドレスに設定されうる。
以下は、参照リンク、伝送リンク、共通リンクを詳細に記載する。
参照リンク(Reference Link):MPDUのフレームボディがMulti-link elementを搬送する場合、Link Identifier Element内のBSSIDフィールドによって指示されるリンクは、参照リンクと呼ばれる。例えば、MPDUの具体的なフォーマットについては、図6を参照されたい。Multi-link elementの具体的なフォーマットについては、図3または図12を参照されたい。Link Identifier Elementの具体的なフォーマットについては、図4を参照されたい。
具体的には、マルチリンクTDLSをセットアップするために、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、Multi-link elementは、TDLS Setup Request/ResponseまたはTDLS Discovery Request/Response、のTDLSアクションフレームで搬送される必要がある場合がある。TDLSイニシエータとTDLSレスポンダとがTDLS Discovery Request/Responseフレームの交換に成功した後、non-AP MLDは、ピア端がMLDであるかどうかを知る。TDLSイニシエータとTDLSレスポンダの両方がMLDである場合、Multi-link elementは、後続のTDLS Setup Request/Responseフレームで搬送されうる。
図12は、本出願の一実施形態による別のMulti-link elementのフレーム構造の概略図である。図12に示されるように、Typeサブフィールドは、TDLSに対応する番号に設定される。トランスペアレント/非トランスペアレント(Transparent/non-transparent)伝送ビットは、non-AP MLDによって使用されるアドレスモードを指示する。アドレスモードがTransparentである場合、それは、non-AP MLDのリンクアドレスがnon-AP MLDアドレスと同じであることを指示する。アドレスモードがnon-transparentである場合、それは、non-AP MLDに対応する異なるリンクが異なるリンクアドレスを使用し、non-AP MLDアドレスがnon-AP MLDのリンクアドレスと異なることを指示する。この場合、対応するリンクIDと、affiliated STAによって使用されるアドレス、すなわちリンクアドレスとが、各Per-STA Profileの先頭で指示される必要がある。MLD MAC Addressフィールドは、AP MLD MACアドレスに常に設定される。
フレームボディの具体的なフォーマットについては、図13を参照されたい。フレームボディは、参照リンクに関する情報(Element ID#1、Element ID#2など)、および別のリンクに関する情報(Multi-link element)を含んでもよい。例えば、図3または図12を参照すると、別のリンクに関する情報は、Multi-link element内のPer-STA Profileで搬送されうる。
伝送リンク(Transmitting Link):フレームが送信されるリンクを指示する。対応するリンクは伝送リンクと呼ばれる。TDLSフレームがリンク1を介して送信されると仮定され、リンク1は伝送リンクと呼ばれる。
管理フレームにカプセル化され、直接伝送されるTDLSフレーム(例えば、TDLS Discovery Response)の場合、伝送リンクは参照リンクである。具体的には、管理フレームが送信される場合、通常、伝送リンクが参照リンクと一致することが必要とされる。例えば、イニシエータがリンク1を介してマルチリンク関連付け要求フレームを送信する場合、レスポンダもリンク1を介してマルチリンク関連付け応答フレームを返す必要がある。
データフレームにカプセル化されたTDLSフレームの場合、伝送リンクは参照リンクとは異なりうる。具体的には、データフレームが送信される場合、伝送リンクは任意のリンクであってもよく、言い換えれば、データフレームは任意のリンクを介して送信されてもよい。したがって、伝送リンクは、参照リンクと同じであるか、または異なりうる。
例えば、データフレームの送信方法は以下を含みうる。1つの可能なやり方は、データフレームが管理フレームを送信する要件に従って送信されることであり、具体的には、データフレームが送信されるリンクを介して送り返されることである加えて、Transmitting linkはreference linkと一致する。別の可能なやり方は、データフレームがデータフレームを送信する要件に従って送信されることであり、具体的には、データフレームが任意のリンクを介して伝送されることである。例えば、TDLS Setup Requestがlink1を介して送信され、TDLS Setup Responseがlink2を介して送信される。この場合、Transmitting linkはreference linkと一致する必要はない。
共通リンク(Common Link):同じ関連APと関連付けられた2つのSTA(STAはlegacy STAまたはnon-AP MLDの関連STAを指す)に対応するダイレクトリンクは、共通リンクと呼ばれる場合もある。(legacy STA、MLD)シナリオの場合、legacy STAと関連付けられたリンクは共通リンクである。(non-AP MLD1、non-AP MLD2)シナリオの場合、複数のcommon Linkが存在しうる。
例えば、AP MLDがリンク1、リンク2、およびリンク3に対応し、リンク1およびリンク2がnon-AP MLD1とAP MLDとの間にセットアップされ、リンク1およびリンク3がnon-AP MLD2とAP MLDとの間にセットアップされると仮定される。non-AP MLD1のSTA1とnon-AP MLD2のSTA1の両方が、AP MLDのAP1と関連付けられ、リンク1に対応する。non-AP MLD1のSTA2は、AP MLDのAP2と関連付けられ、リンク2に対応する。non-AP MLD2のSTA3は、AP MLDのAP3と関連付けられ、リンク3に対応する。ダイレクトリンク1およびダイレクトリンク2がセットアップされ、non-AP MLD1のSTA1およびnon-AP MLD2のSTA1はダイレクトリンク1に対応し、non-AP MLD1のSTA2およびnon-AP MLD2のSTA3はダイレクトリンク2に対応する。この場合、ダイレクトリンク1は、共通リンクと呼ばれる場合もある。
方式4:第1のデバイスが第1のデータユニットの第3の要素を決定する。
任意選択で、第1のデータユニットは第3の要素を含んでもよく、第3の要素は、第1のリンク上に少なくとも1つの第4のダイレクトリンクをセットアップするよう指示してもよい。第1のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、第1のリンクは少なくとも1つの第4のダイレクトリンクを含んでもよい。
言い換えれば、第1のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間と第2のデバイスと第3のデバイスとの間の共通リンクであってもよく、第1のリンクに対応する第1のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPは、第1のリンクに対応する第2のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPと同じである。このようにして、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、共通リンク上にダイレクトリンクをセットアップして、データ伝送速度を高めうる。
いくつかの実施形態では、第3の要素は、ダイレクトリンクの数フィールドおよびダイレクトリンク識別子フィールドを含んでもよい。ダイレクトリンクの数フィールドは、セットアップされるよう要求された第4のダイレクトリンクの数量を指示してもよい。このようにして、セットアップされるべき第4のダイレクトリンクの数量が指示されるので、第4のダイレクトリンクが第1のリンク一部または全部のリンク上にセットアップされることができ、それによって、ダイレクトリンクのセットアップの柔軟性を高める。
具体的には、ダイレクトリンク識別子フィールドは、少なくとも1つの第4のダイレクトリンクに別々に対応し、第3のデバイスの複数のAP内にある少なくとも1つのAPのアドレス、または少なくとも1つの第4のダイレクトリンクの識別子を含んでもよい。言い換えれば、ダイレクトリンク識別子フィールドは、少なくとも1つの第4のダイレクトリンクに別々に対応し、第3のデバイスの複数のAP内にある少なくとも1つのAPのBSSID、または少なくとも1つの第4のダイレクトリンクのリンクIDを含んでもよい。このようにして、ダイレクトリンクが設定されているリンクが指示されうる。
本出願の実施形態では、「APのMACアドレス」、「APのBSSID」、および「APのアドレス」は、「APのMACアドレス」と「APのBSSID」と「APのアドレス」との間の違いが強調されない場合、同じ意味を表しうることに留意されたい。
代替として、任意選択で、ダイレクトリンク識別子フィールドは、第1のデバイスの第1のSTAのアドレスおよび第2のデバイスの第2のSTAのアドレスを含んでもよい。言い換えれば、ダイレクトリンク識別子フィールドは、ダイレクトリンクの両端にある関連STAのアドレス、例えば、第1のSTAのMACアドレスや第2のSTAのMACアドレスを含んでもよい。
代替として、任意選択で、ダイレクトリンク識別子フィールドは、少なくとも1つの第4のダイレクトリンクに別々に対応し、第3のデバイスの複数のAP内にある少なくとも1つのAPのアドレス、または少なくとも1つの第4のダイレクトリンクの識別子、第1のデバイスの第1のSTAのアドレス、および第2のデバイスの第2のSTAのアドレスを含んでもよい。
方式4における前述の第3の要素は、ダイレクトリンクが共通リンク上にセットアップされるシナリオを使用することによって記載される。1つの可能な設計解決策では、ダイレクトリンクが、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の非共通リンク上にセットアップされうる。ダイレクトリンクが非共通リンク上にセットアップされる場合、第3の要素の実施態様は、ダイレクトリンクが共通リンク上にセットアップされるシナリオに対応する第3の要素の具体的な実施態様と同様である。
例えば、第3の要素は、第2のリンク上に少なくとも1つの第5のダイレクトリンクをセットアップするよう指示してもよい。第2のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクおよび第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとは異なるリンクであり、第2のリンクは少なくとも1つの第5のダイレクトリンクを含んでもよい。
言い換えれば、第2のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間と第2のデバイスと第3のデバイスとの間の非共通リンクであってもよく、第2のリンクに対応する第1のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPは、第2のリンクに対応する第2のデバイスのSTAと関連付けられた第3のデバイスのAPとは異なる。このようにして、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、非共通リンク上にダイレクトリンクをセットアップして、データ伝送速度を高めうる。
いくつかの実施形態では、第3の要素は、ダイレクトリンクの数フィールドおよびダイレクトリンク識別子フィールドを含んでもよい。ダイレクトリンクの数フィールドは、セットアップされるよう要求された第5のダイレクトリンクの数量を指示しうる。このようにして、セットアップされるべき第5のダイレクトリンクの数量が指示されるので、第5のダイレクトリンクが第2のリンク一部または全部のリンク上にセットアップされることができ、それによって、ダイレクトリンクのセットアップの柔軟性を高める。
具体的には、ダイレクトリンク識別子フィールドは、少なくとも1つの第5のダイレクトリンクに別々に対応し、第3のデバイスの複数のAP内にある少なくとも1つのAPのアドレス、または少なくとも1つの第5のダイレクトリンクの識別子を含んでもよい。例えば、第5のダイレクトリンクの一端は第1のデバイスのSTAに対応し、第5のダイレクトリンクの他端は第2のデバイスのSTAに対応する。ダイレクトリンク識別子フィールドは、第1のデバイスのSTAに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレス、または第2のデバイスのSTAに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを含みうる。
言い換えれば、ダイレクトリンク識別子フィールドは、第5のダイレクトリンクの両端のどちらかの端に対応する関連APのBSSID、または関連APに対応する第2のリンクの識別子を含みうる。
代替として、間接的リンクが、ダイレクトリンクをセットアップしているイニシエータに対応する関連APのアドレスまたは関連APに対応する第2のリンクの識別子を使用することによって表されてもよい。例えば、ダイレクトリンクセットアップが第1のデバイスによって開始される場合、ダイレクトリンク識別子フィールドは、第1のデバイスのSTAに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレス、または関連APに対応する第2のリンクの識別子を含みうる。
いくつかの実施形態では、第3の要素は、TDLSリンク情報要素(TDLS Link Info element)でありうる。図14に示されるように、TDLSリンク情報要素は、Element IDフィールド、Lengthフィールド、ダイレクトリンクの数(Number of Direct links)フィールド、およびダイレクトリンク識別子(Direct link Identifier)フィールド、のうちの1つまたは複数を含みうる。
第3の要素のフォーマットは本出願のこの実施形態では限定されず、図14は本出願の一例にすぎないことに留意されたい。
前述の方式1から方式4は、図7に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法と組み合わせて使用されてもよいし、前述の方式1から方式4は、独立してまたは互いに組み合わせて使用されてもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
いくつかの実施形態では、第7のアドレスがTPKにバインドされる。
任意選択で、第7のアドレスは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスまたは第3のデバイスのすべてのAPのアドレス、および第3のデバイスのアドレスを含む。
言い換えれば、ダイレクトリンクに対応する関連APのアドレス(例えば、関連APのBSSID)および第3のデバイスのアドレスがTPKにバインドされてもよいし、第3のデバイスのすべての関連APのアドレス(例えば、すべての関連APのBSSID)および第3のデバイスのアドレスがTPKにバインドされてもよい。
任意選択で、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のデバイスと第2のデバイスとは、一部または全部のリンク上にダイレクトリンクをセットアップするようにネゴシエートして、セットアップされたダイレクトリンクに対応する関連APのアドレスおよび第3のデバイスのアドレスをTPKにバインドするか、または第3のデバイスのすべての関連APのアドレスおよび第3のデバイスのアドレスをTPKにバインドしてもよい。このようにして、ダイレクトリンクを介した第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信のセキュリティが改善されることができる。
いくつかの実施形態では、本出願のこの実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、以下のステップ1およびステップ2に示されるTPK導出プロセスをさらに含んでもよい。ステップ1およびステップ2は、独立して使用されてもよいし、図7に示される方法、方式1、方式2、方式3、および/または方式3と組み合わせて使用されてもよいことに留意されたい。
ステップ1:第1のデバイスが、認証およびキー管理(authentication and key management、AKM)スイートセレクタを決定するために第2のデバイスとネゴシエートする。
例えば、表11に示されるように、AKMスイートセレクタは、組織的に一意の識別子(organizationally unique identifier、OUI)、スイートタイプ(suite type)、認証(authentication)、キー管理(key management)、キー導出(key derivation)、および認証番号(authentication numbers)、のうちの1つまたは複数を含んでもよい。各項目の具体的な対応する内容については、表11を参照されたい。ここでは詳細は記載されない。
ステップ2:第1のデバイスが、TDLSピアキーTPKを導出するために第2のデバイスとネゴシエートする。
任意選択で、TPKは、以下の式(1)および式(2)を使用することによって決定されてもよい。
TPK-Key-Input=Hash(min(SNonce,ANonce)||max(SNonce,ANonce)) (1)
前述の式(1)中、Hashはハッシュアルゴリズムを表し、SNonce(supplicant nonce)は要求側の乱数を表し、ANonce(authenticator nonce)は認証側の乱数を表し、||は連結または包含を表し、数学記号minは最小値をとることを表し、数学記号maxは最大値をとることを表す。TPK=KDF-Hash-Length(TPK-Key-Input,“TDLS MLD PMK”,min(MAC_I,MAC_R)||max(MAC_I,MAC_R)||AP MLD MAC Address||Affiliated AP Address1||….Affiliated AP Addressn)(2)
前述の式(2)中、TPKはTDLSピアキーを表し、KDF-Hash-Lengthはキー導出関数を表し、“TDLS MLD PMK”は、TDLS MLDペアワイズマスタキー(pairwise master key、PMK)を表し、||は連結または包含を表し、数学記号minは最小値をとることを表し、数学記号maxは最大値をとることを表し、AP MLD MAC Addressは第3のデバイス(AP MLD)のアドレスを表し、Affiliated AP Address1は、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクに対応する関連AP(第3のデバイスのAP)のアドレスを表す。第1のデバイスがイニシエータである場合、MAC_Iは第1のデバイスのMACアドレスを表し、MAC_Rは第2のデバイスのMACアドレスを表す。
前述のステップ1およびステップ2は、ペアワイズマスタキー(pairwise master key、PTK)の導出に適用されてもよく、第7のアドレスはPTKにバインドされてもよいことに留意されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、TDLS Setup Request/Response/Confirmを交換することによってTPK導出ハンドシェイクネゴシエーションを完了しうる(詳細については、以下のステップaからステップcを参照されたい)。具体的には、前述のステップ1およびステップ2は、TPK導出ハンドシェイクネゴシエーションを完了するために、以下のステップaからステップcと組み合わせて使用されうる。
第1のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される例が使用される。
ステップa:第1のデバイスが第2のデバイスにTDLS Setup Requestフレームを送信する。これに対応して、第2のデバイスは第1のデバイスからTDLS Setup Requestフレームを受信する。
ステップb:第2のデバイスが第1のデバイスにTDLS Setup Responseフレームを送信する。これに対応して、第1のデバイスは第2のデバイスからTDLS Setup Responseフレームを受信する。
任意選択で、第2のデバイスは、Link Identifier Elementおよび/またはTDLS Link Info elementに基づいて、第1のデバイスにTDLS Setup Responseフレームを送信してもよい。
例えば、TDLS Setup Responseフレームは、TDLSセットアップ要求を受け入れること、またはTDLSセットアップ要求を受け入れないことを含みうる。例えば、TDLS Setup Responseフレームのステータスコード(Status Code)が、受け入れるまたは受け入れない、を指示する。
ステップc:TDLS Setup Responseフレームが受け入れる(Accept)を指示する場合、第1のデバイスは、TPK導出ハンドシェイクネゴシエーションを完了するために、第2のデバイスにTDLS Setup Confirmフレームを送信する。
図7に記載されるダイレクトリンクアドレス指定方法によれば、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、保護されたデータは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第1のデバイスに接続された第1のAPのアドレスを使用することによって構成される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、保護されたデータは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第3のデバイスのアドレスを使用することによって構成される。したがって、第1のデバイスは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して第1のデータユニットを伝送してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。加えて、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、保護されたデータはデバイスのアドレスを使用することによって構成され、ダイレクトリンクの変化は保護されたデータに影響を及ぼさない。したがって、データが複数のダイレクトリンクを介して伝送される場合、暗号化が再度行われる必要がなく、それによってデータ伝送速度をさらに高める。
例えば、図15は、本出願の一実施形態による別のダイレクトリンクアドレス指定方法の概略フローチャートである。第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される例が説明に使用される。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、図1に示されるSTAデバイスとnon-AP MLD2との間、または図1に示されるnon-AP MLD1とnon-AP MLD2との間の通信に適用可能である。
S1501:第2のデバイスが保護されたデータを決定する。
保護されたデータは、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含む。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。
図8に関連して、第1のデバイスが1つのSTAを含み、第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の、保護されたデータの第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスが表12に示されている。S701における表6との違いは、第1のアドレスの構成内容と第2のアドレスの構成内容とが交換され、レスポンダが第1のデバイスであるので、第1のアドレスはlegacy STAのアドレス、例えば、legacy STA MAC Addressであり、イニシエータは第2のデバイスであるので、第2のアドレスはnon-AP MLD2のアドレス、例えば、non-AP MLD2 MAC Addressであることにある。第3のアドレスは表6の第3のアドレスと同じであり、第3のアドレスはAP1のアドレス、例えばAP1のBSSIDである。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスのアドレスである。
図9に関連して、第1のデバイスが複数のSTAを含み、第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の、保護されたデータの第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスが表13に示されている。イニシエータとレスポンダとが変化するため、S701における表13と表7との間の違いは、第1のアドレスの構成内容と第2のアドレスの構成内容とが交換されることにある。詳細については、表13を参照されたい。ここでは詳細は記載されない。
S1502:第2のデバイスが第1のデータユニットを送信する。
第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは保護されたデータに基づいて決定され、第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
例えば、第1のデータユニットは図6に示されるMPDUであってもよく、第1のヘッダは図6に示されるMPDUヘッダであってもよい。
任意選択で、S702で第1のデバイスが第1のデータユニットを送信するプロセスの前またはプロセスにおいて、第1のデータユニットが決定されてもよい。具体的には、以下の方式5から方式8のうちの1つまたは複数が使用されうる。
方式5:第2のデバイスが第1のデータユニットの第1のヘッダを決定する。
任意選択で、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含んでもよい。
例えば、第1のヘッダは、図6に示されるMPDUヘッダであってもよい。第4のアドレスはMPDUヘッダ内のアドレス1であってもよく、第5のアドレスはMPDUヘッダ内のアドレス2であってもよく、第6のアドレスはMPDUヘッダ内のアドレス3であってもよい。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスである。
図8に関連して、第1のデバイスが1つのSTAを含み、第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の、MPDUヘッダの第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスが表14に示されている。イニシエータとレスポンダとが変化するため、前述の方式1における表14と表8との間の違いは、第4のアドレスの構成内容と第5のアドレスの構成内容とが交換されることにある。詳細については、表14を参照されたい。ここでは詳細は記載されない。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第1のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第5のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第2のデバイスの複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、第6のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスである。第1のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
図9および図10に関連して、第1のデバイスが複数のSTAを含み、第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の、MPDUヘッダの第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスが表15に示されている。イニシエータとレスポンダとが変化するため、前述の方式1における表15と表9との間の違いは、第4のアドレスの構成内容と第5のアドレスの構成内容とが交換されることにある。詳細については、表15を参照されたい。ここでは詳細は記載されない。
第1のデバイスと第2のデバイスとの間に複数のダイレクトリンクが存在する場合、第1のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクで第1のデータユニットを伝送するためのダイレクトリンクでありうることに留意されたい。
方式6:第2のデバイスが第1のデータユニットの第1の要素を決定する。
いくつかの実施形態では、第1のデータユニットはTDLSフレームを含んでもよく、TDLSフレームは第1の要素を含む。第1の要素は、ターゲットリンクの識別子、またはターゲットリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。例えば、第1の要素は、ターゲットリンクに対応するBSSIDに設定されうる。
任意選択で、ターゲットリンクは、TDLSフレームが適用される第2のダイレクトリンクであり、第2のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。
方式6、TDLSフレーム、および第1の要素の具体的な実施態様については、前述の方式2を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
方式7:第2のデバイスが第1のデータユニットの第2の要素を決定する。
いくつかの実施形態では、第1のデータユニットはTDLSフレームを含んでもよく、TDLSフレームは、ウェイクアップスケジュール要素および第2の要素を含んでもよい。ウェイクアップスケジュール要素内のオフセットフィールドは、第3のダイレクトリンクの第1のタイミング同期機能閾値に対するオフセットであり、第2の要素は、第3のダイレクトリンクの識別子、または第3のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示してもよく、第3のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである。具体的な実施態様については、前述の方式3の対応する実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
方式2および方式3と同様に、方式6および方式7は、独立して使用されても、組み合わせて使用されてもよいことに留意されたく、ここでは詳細は再度記載されない。
異なるTDLSフレームについて、以下は、前述の表16を参照して、前述のリンク識別子要素または新しく定義された要素の構成方法を記載する。言い換えれば、TDLSフレームが異なるフレームである場合、リンク識別子要素、新しく定義された要素、リンク識別子要素内のBSSIDフィールド、または新しく定義された要素の第1のフィールドは、異なる構成内容に対応しうる。説明を容易にするために、リンク識別子要素、新しく定義された要素、第1の要素、および第2の要素は、以下ではまとめて第1の要素と呼ばれる。
第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の第1の要素の構成方法と、第1のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の第1の要素の構成方法との主な違いは、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームであるシナリオにある。
例えば、第1のデバイスが1つのSTAを含み、TDLSフレームがTDLS発見要求フレームである場合、第1の要素は、参照リンクの識別子、または参照リンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを指示する。参照リンクは、Link Identifier Element内のBSSIDフィールドによって指示されるリンクであってもよい。例えば、第1の要素は、参照リンクに対応するBSSIDに設定されうる。
表16に示される別のシナリオでは、第1の要素の具体的な実施態様については、第1のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の表10の対応する第1の要素の実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
参照リンク、伝送リンク、および共通リンクの具体的な実施態様については、前述の方式3の対応する実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
方式8:第2のデバイスが第1のデータユニットの第3の要素を決定する。
任意選択で、第1のデータユニットは第3の要素を含んでもよく、第3の要素は、第1のリンク上に少なくとも1つの第4のダイレクトリンクをセットアップするよう指示してもよく、第1のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクと、第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、第1のリンクは少なくとも1つの第4のダイレクトリンクを含む。具体的な実施態様については、前述の方式4の対応する実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
1つの可能な設計解決策では、ダイレクトリンクが、非共通リンク上の第1のデバイスと第2のデバイスとの間にセットアップされうる。ダイレクトリンクが非共通リンク上にセットアップされる場合、第3の要素の実施態様は、ダイレクトリンクが共通リンク上にセットアップされるシナリオに対応する第3の要素の具体的な実施態様と同様である。
例えば、第3の要素は、第2のリンク上に少なくとも1つの第5のダイレクトリンクをセットアップするよう指示してもよい。第2のリンクは、第1のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクおよび第2のデバイスと第3のデバイスとの間のリンクとは異なるリンクであり、第2のリンクは少なくとも1つの第5のダイレクトリンクを含んでもよい。このようにして、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、非共通リンク上にダイレクトリンクをセットアップして、データ伝送速度を高めうる。具体的な実施態様については、前述の方式4の対応する実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
前述の方式5から方式8は、図15に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法と組み合わせて使用されてもよいし、前述の方式5から方式8は、独立してまたは互いに組み合わせて使用されてもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
いくつかの実施形態では、第7のアドレスがTDLSピアキーTPKにバインドされる。任意選択で、第7のアドレスは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスまたは第3のデバイスのすべてのAPのアドレス、および第3のデバイスのアドレスを含んでもよい。具体的な実施態様については、第1のデバイスが第7のアドレスをTPKにバインドする実施態様を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
1つの可能な設計解決策では、本出願のこの実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、以下のステップ3およびステップ4に示されるTPK導出プロセスをさらに含んでもよい。ステップ3およびステップ4は、独立して使用されてもよいし、図15に示される方法、方式5、方式6、方式7、および/または方式8と組み合わせて使用されてもよいことに留意されたい。
ステップ3:第1のデバイスが、認証およびAKMスイートセレクタを決定するために第2のデバイスとネゴシエートする。具体的な実施態様については、前述のステップ1を参照されたく、詳細はここでは再び説明されない。
ステップ4:第1のデバイスが、TDLSピアキーTPKを導出するために第2のデバイスとネゴシエートする。具体的な実施態様については、前述のステップ2を参照されたく、詳細はここでは再び記載されない。
前述のステップ3およびステップ4は、ペアワイズマスタキー(pairwise master key、PTK)の導出に適用されてもよく、第7のアドレスはPTKにバインドされてもよいことに留意されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、TDLS Setup Request/Response/Confirmを交換することによってTPK導出ハンドシェイクネゴシエーションを完了しうる(詳細については、以下のステップdからステップfを参照されたい)。具体的には、前述のステップ3およびステップ4は、TPK導出ハンドシェイクネゴシエーションを完了するために、以下のステップdからステップfと組み合わせて使用されうる。
第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される例が使用される。
ステップdからステップfは前述のステップaからステップcと同様であり、ステップdからステップfは前述のステップaからステップcにそれぞれ対応する。主な違いは、前述のステップaからステップcの第1のデバイスが第2のデバイスに置き換えられ、第2のデバイスが第1のデバイスに置き換えられることにある。ここでは詳細は再び記載されない。
図15に記載されるダイレクトリンクアドレス指定方法によれば、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、保護されたデータは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第1のデバイスに接続された第1のAPのアドレスを使用することによって構成される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、保護されたデータは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第3のデバイスのアドレスを使用することによって構成される。したがって、第1のデバイスは、第3のデバイスによる転送なしで、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して第1のデータユニットを伝送してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。加えて、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、保護されたデータはデバイスのアドレスを使用することによって構成され、ダイレクトリンクの変化は保護されたデータに影響を及ぼさない。したがって、データが複数のダイレクトリンクを介して伝送される場合、暗号化が再度行われる必要がなく、それによってデータ伝送速度をさらに高める。
例えば、図16は、本出願の一実施形態によるさらに別のダイレクトリンクアドレス指定方法の概略フローチャートである。第1のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される例が説明に使用される。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、図1に示されるSTAデバイスとnon-AP MLD2との間、または図1に示されるnon-AP MLD1とnon-AP MLD2との間の通信に適用可能である。
S1601:第1のデバイスが第1のデータユニットを決定する。
第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。
いくつかの実施形態では、第1のデータユニットはフレームボディを含んでもよい。例えば、フレームボディは、TDLSフレームまたはデータであってもよい。
例えば、第1のデータユニットは図6に示されるMPDUであってもよく、第1のヘッダは図6に示されるMPDUヘッダであってもよく、TDLSフレームまたはデータは、Frame Bodyフィールドで搬送される。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。
図8に関連して、第1のAPは図8のAP1である。第1のデバイスが1つのSTAを含み、第1のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の、MPDUヘッダの第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスが表17に示されている。第4のアドレスは、non-AP MLD2のアドレス、例えば、non-AP MLD2 MAC Addressである。第5のアドレスはlegacy STAのアドレス、例えばlegacy STA MAC Addressである。第6のアドレスは、AP1のアドレス、例えばAP1のBSSIDである。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは、第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第6のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間で第1のデータユニットを伝送するためのリンクである。第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
例えば、図9および図10は、第1のデバイスがnon-AP MLD1であり、第2のデバイスがnon-AP MLD2であり、第3のデバイスがAP MLDである例を示している。第1のデバイスが複数のSTAを含み、第1のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の、MPDUヘッダの第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスが表18に示されている。第1のデータユニットはダイレクトリンク1を介して伝送され、第4のアドレスは、non-AP MLD2のSTA1のアドレス、例えば、non-AP MLD2 MAC Addressであり、第5のアドレスは、non-AP MLD1のSTA1のアドレス、例えば、non-AP MLD1 MAC Addressであり、第6のアドレスは、ダイレクトリンク1に対応するAP1のアドレス、例えば、AP MLDのAffiliated AP1 BSSIDであると仮定される。
具体的には、表17および表18に対応する第6のアドレスの構成方法は、第6のアドレスの構成内容の頻繁な修正を回避するために、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合と、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合の両方で同じであってもよく、それによって伝送遅延を低減する。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。
表17および表18は、管理フレームの第1のヘッダのアドレス構成方法でありうる。TDLS発見応答フレームは共通管理フレームにカプセル化され、暗号化される必要はないので、対応するAAD構成は決定されなくてもよい。
S1602:第1のデバイスが第1のデータユニットを送信する。これに対応して、第2のデバイスは、第1のデバイスから第1のデータユニットを受信する。
図16に記載されるダイレクトリンクアドレス指定方法によれば、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のヘッダは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第1のデバイスに接続された第1のAPのアドレスを使用することによって構成される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のヘッダは、第1のデバイスのアドレス、第2のデバイスのアドレス、および第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスを使用することによって構成され、第6のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間で第1のデータユニットを伝送するためのリンクである。したがって、第1のデバイスは、第3のデバイスによる転送なしで、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して第1のデータユニットを伝送してもよく、それによってデータ伝送速度を高める。加えて、第6のアドレスの構成方法は、第6のアドレスの構成内容の頻繁な修正を回避するために、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合と第1のデバイスが複数のSTAを含む場合の両方で同じであってもよく、それによって伝送遅延をさらに低減する。
例えば、図17は、本出願の一実施形態によるさらに別のダイレクトリンクアドレス指定方法の概略フローチャートである。第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される例が説明に使用される。ダイレクトリンクアドレス指定方法は、図1に示されるSTAデバイスとnon-AP MLD2との間、または図1に示されるnon-AP MLD1とnon-AP MLD2との間の通信に適用可能である。
S1701:第2のデバイスが第1のデータユニットを決定する。
第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。
いくつかの実施形態では、第1のデータユニットはフレームボディを含んでもよい。例えば、フレームボディは、TDLSフレームまたはデータであってもよい。
例えば、第1のデータユニットは図6に示されるMPDUであってもよく、第1のヘッダは図6に示されるMPDUヘッダであってもよく、TDLSフレームまたはデータは、Frame Bodyフィールドで搬送される。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。
図8に関連して、第1のデバイスが1つのSTAを含み、第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の、MPDUヘッダの第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスが表19に示されている。イニシエータとレスポンダとが変化するため、S1601における表19と表17との間の違いは、第4のアドレスの構成内容と第5のアドレスの構成内容とが交換されることにある。詳細については、表19を参照されたい。ここでは詳細は記載されない。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは、第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第6のダイレクトリンクは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間で第1のデータユニットを伝送するためのリンクである。第1のデータユニットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
図9および図10に関連して、第1のデバイスが複数のSTAを含み、第2のデバイスがTDLSイニシエータとして使用される場合の、MPDUヘッダの第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスが表20に示されている。イニシエータとレスポンダとが変化するため、S1601における表20と表18との間の違いは、第4のアドレスの構成内容と第5のアドレスの構成内容とが交換されることにある。詳細については、表20を参照されたい。ここでは詳細は記載されない。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。
S1702:第2のデバイスが第1のデータユニットを送信する。これに対応して、第1のデバイスは、第2のデバイスから第1のデータユニットを受信する。
図17に示される方法の技術的効果については、図16に示される方法の技術的効果を参照することに留意されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
本出願のこの実施形態で提供される第1のデータユニット(例えば、MPDU)および保護されたデータ(例えば、AAD)の構成のアドレス構成規則は、ユニキャストフレームに適用可能であることに留意されたい。
以下は、本出願の実施形態が適用可能ないくつかの特殊な適用シナリオを記載する。本出願の実施形態の適用シナリオは、以下のいくつかの適用シナリオに限定されないことを理解されたい。
シナリオ1
AP MLDは、3つのリンク(link)、link1、link2、およびlink3に対応すると仮定される。2つのlink、link1およびlink2は、non-AP MLD1とAP MLDとの間にセットアップされ、link1およびlink3はnon-AP MLD2とAP MLDとの間にセットアップされる。この場合、non-AP MLD1およびnon-AP MLD2は、マルチリンクTDLSをセットアップしうる。link1は共通リンクと呼ばれ、他方のリンクは非共通リンクと呼ばれる。リンク1に対応するリンク識別子は、Link IDまたはリンクのどちらかの端と関連付けられたAPのBSSIDによって指示されうる。非共通リンク上のデータ伝送の場合、非共通リンクの両端は、チャネルデータが伝送される共通リンクを介してネゴシエートしうる。例えば、非共通リンクが伝送のために一端が位置するチャネルに切り替えられる場合、ピア端はオフチャネル(off-channel)伝送に相当し、ピア端はAPに、ピア端がドーズ(Doze)状態に入ることを通知する必要があり、次いで、ダイレクト伝送のために他端が位置するチャネルに切り替わる。
前述のシナリオでは、non-AP MLD間にダイレクトリンクをセットアップするために少なくとも1つの共通リンクが存在する必要がある。そうでない場合、TDLS Discovery Responseが返信されることが許可されないか、またはTDLS Setupが開始される。Non-AP MLD間に複数の共通リンクが存在する場合、TDLS Discovery Responseは、任意の共通リンクを介して返信されうる。しかしながら、Link Identifier element内のBSSIDフィールドに対応するlinkも共通リンクである場合、TDLS Discovery Responseは、好ましくは共通リンクを介して返信されうる。
加えて、両端のnon-AP MLDは、トランスペアレント伝送モードおよび非トランスペアレント伝送モードなどの異なるアドレスモードを使用することができる。
シナリオ2
AP MLDは、3つのlink、link1、link2、およびlink3に対応すると仮定される。2つのlink、link1およびlink2は、non-AP MLD1とAP MLDとの間にセットアップされ、legacy STAはlink2と関連付けられる。Non-AP MLDがイニシエータとして、TDLS Discovery Requestフレームを送信し、TDLS Discovery Requestフレームで搬送されるLink Identifier element内のBSSIDがlink1に対応するBSSIDに設定される場合、TDLS Discovery Requestフレームを受信した後に、Legacy STAが、legacy STAが位置するBSSIDとLink Identifier element内のBSSIDが一致しないことを発見した場合、legacy STAはLink2上でTDLS Discovery Responseフレームを返さず、発見失敗になる。この状況が発生するのは、Non-AP MLDが、ピア端がlegacy STAであるかnon-AP MLDであるかを知らず、ピア端がどのAPと関連付けられているかを知らないためである。
この状況を回避するために、non-AP MLDは、TDLS Discovery Requestフレームを再送信し、TDLS Discovery Requestフレームで搬送されるLink Identifier Element内のBSSIDは、Link2に対応するBSSIDに設定される。このようにして、TDLS Discovery Requestフレームを受信した後に、Legacy STAが、legacy STAが位置するBSSIDとLink Identifier Element内のBSSIDが一致することを発見した場合、legacy STAはLink2上でTDLS Discovery Responseフレームを返すので、発見に成功する。
シナリオ3
AP MLDは、3つのlink、link1、link2、およびlink3に対応すると仮定される。2つのlink、link1およびlink2は、non-AP MLD1とAP MLDとの間にセットアップされ、legacy STAはlink2と関連付けられる。Legacy STAが、イニシエータとして、link2上でTDLS Discovery Requestフレームを送信する場合、TDLS Discovery Requestフレームを受信した後に、Non-AP MLDは、Link Identifier Element内のBSSIDによって指示されるリンク(すなわち、link2)を介してのみTDLS Discovery Responseフレームを返すことができる。
TDLSイニシエータとTDLSレスポンダの両方がMLDである場合、TDLS Discovery RequestおよびTDLS Discovery ResponseフレームはMulti-link elementを各々搬送する。このようにして、両端は、TDLS発見プロセスを介して、ピア端もMLDデバイスであることを知る。加えて、TDLS発見プロセスを通じて、TDLSイニシエータおよびTDLSレスポンダは、どのリンクが共通リンクであるかを知ることができる。
本出願の実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、図7から図17を参照して詳細に上述されている。以下は、図18および図19を参照して、本出願の実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定装置を詳細に記載する。
図18は、本出願の実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法を行うように構成されることができるダイレクトリンクアドレス指定装置の構造の概略図である。ダイレクトリンクアドレス指定装置1800は、第1のデバイスまたは第2のデバイスであってもよいし、第1のデバイスまたは第2のデバイスまたは対応する機能を有する別の構成要素に適用されたチップであってもよい。図18に示されるように、ダイレクトリンクアドレス指定装置1800は、プロセッサ1801とトランシーバ1803とを含んでもよい。ダイレクトリンクアドレス指定装置1800は、メモリ1802をさらに含んでもよい。プロセッサ1801は、メモリ1802およびトランシーバ1803に結合されている。例えば、プロセッサ1801は、通信バスを介してメモリ1802およびトランシーバ1803に接続されてもよい。代替として、プロセッサ1801は独立して使用されてもよい。
以下は、図18を参照して、ダイレクトリンクアドレス指定装置1800の各構成要素を詳細に記載する。
プロセッサ1801は、ダイレクトリンクアドレス指定装置1800の制御センタであり、1つのプロセッサであってもよいし、複数の処理要素の総称であってもよい。例えば、プロセッサ1801は、1つもしくは複数の中央処理装置(central processing unit、CPU)であるか、または特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)でありうるか、または本出願のこの実施形態を実施するための1つもしくは複数の集積回路、例えば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)または1つもしくは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)として構成される。
プロセッサ1801は、メモリ1802に記憶されたソフトウェアプログラムを動作させるかまたは実行し、メモリ1802に記憶されたデータを呼び出すことによって、ダイレクトリンクアドレス指定装置1800の様々な機能を実行しうる。
具体的な実施に際して、一実施形態では、プロセッサ1801は、図18に示されるCPU0やCPU1などの1つまたは複数のCPUを含んでもよい。
具体的な実施に際して、一実施形態では、ダイレクトリンクアドレス指定装置1800は、代替として、複数のプロセッサ、例えば、図18に示されるプロセッサ1801およびプロセッサ1804を含んでもよい。プロセッサの各々は、シングルコアプロセッサ(single-CPU)であってもよいし、マルチコアプロセッサ(multi-CPU)であってもよい。ここでのプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つまたは複数の通信デバイス、回路、および/または処理コアであってもよい。
メモリ1802は、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)もしくは静的な情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶通信デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)もしくは情報および命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶通信デバイス、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)もしくは別のコンパクトディスク記憶、光ディスク記憶デバイス(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気記憶通信デバイス、または命令もしくはデータ構造の形で予期されるプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用されることができ、かつコンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体であってもよい。しかしながら、メモリ1802はこれらに限定されない。メモリ1802は、プロセッサ1801と一体化されてもよいし、独立して存在してもよく、ダイレクトリンクアドレス指定装置1800の入力/出力ポート(図18には図示されていない)を介してプロセッサ1801に結合される。これは、本出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
メモリ1802は、本出願の解決策を実行するためのソフトウェアプログラムを記憶するように構成され、プロセッサ1801は実行を制御する。前述の具体的な実施態様については、以下の方法実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
トランシーバ1803は、別のダイレクトリンクアドレス指定装置と通信するように構成される。例えば、ダイレクトリンクアドレス指定装置1800が第1のデバイスである場合、トランシーバ1803は、第2のデバイスおよび第3のデバイスと通信するように構成されうる。別の例として、ダイレクトリンクアドレス指定装置1800が第2のデバイスである場合、トランシーバ1803は、第1のデバイスおよび第3のデバイスと通信するように構成されうる。加えて、トランシーバ1803は、受信機および送信機(図18には別々に図示されていない)を含んでもよい。受信機は、受信機能を実施するように構成され、送信機は、送信機能を実施するように構成される。トランシーバ1803は、プロセッサ1801と一体化されてもよいし、独立して存在してもよく、ダイレクトリンクアドレス指定装置1800の入力/出力ポート(図18には図示されていない)を介してプロセッサ1801に結合される。これは、本出願のこの実施形態では具体的に限定されない。
図18に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1800の構造は、ダイレクトリンクアドレス指定装置に対する限定を構成するものではないことに留意されたい。実際のダイレクトリンクアドレス指定装置は、図に示されている構成要素よりも多いかまたは少ない構成要素を含んでいてもよいし、いくつかの構成要素を組み合わせていてもよいし、異なる構成要素配置を有してもよい。
前述のステップS701およびS702ならびにS1601およびS1602における第1のデバイスのアクション動作は、リモート端末デバイスに行うよう指示するためにメモリ1802に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって図18に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1800内のプロセッサ1801によって行われうる。
前述のステップS1501およびステップS1502ならびにステップS1701およびステップS1702における第2のデバイスの動作は、リモート端末デバイスに行うよう指示するためにメモリ1802に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって図18に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1800内のプロセッサ1801によって行われうる。これはこの実施形態では限定されない。
図19は、本出願の一実施形態による別のダイレクトリンクアドレス指定装置の構造の概略図である。説明を容易にするために、図19は、ダイレクトリンクアドレス指定装置の主要な構成要素のみを示している。
ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、トランシーバモジュール1901を含む。任意選択で、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、処理モジュール1902をさらに含んでもよい。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、前述の方法実施形態における第1のデバイスまたは第2のデバイスであってもよい。トランシーバモジュール1901は、トランシーバユニットとも呼ばれる場合もあり、前述の方法実施形態のいずれか1つにおいて第1のデバイスまたは第2のデバイスによって行われるトランシーバ機能を実施するように構成される。
トランシーバモジュール1901は、受信モジュールおよび送信モジュール(図19には図示されていない)を含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、前述の方法実施形態のいずれか1つにおいて第1のデバイスまたは第2のデバイスによって行われる受信機能を実施するように構成される。送信モジュールは、前述の方法実施形態のいずれか1つにおいて第1のデバイスまたは第2のデバイスによって行われる送信機能を実施するように構成される。トランシーバモジュール1901の具体的な実施態様は、本出願では具体的に限定されない。
処理モジュール1902は、処理ユニットと呼ばれる場合もあり、前述の方法実施形態のいずれか1つにおいて第1のデバイスまたは第2のデバイスによって行われる処理機能を実施するように構成されうる。処理モジュール1902はプロセッサであってもよい。
この実施形態では、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、各機能モジュールを統合されたやり方で分割する形で提示されている。この場合の「モジュール」は、特定のASIC、回路、1つもしくは複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラムを実行するプロセッサ、メモリ、集積論理回路、および/または前述の機能を提供することができる別の構成要素であってもよい。単純な実施形態において、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900が図18に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1800の形であってもよいことを当業者は理解しうる。
例えば、図18に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1800内のプロセッサ1801は、ダイレクトリンクアドレス指定装置1800が前述の方法実施形態におけるダイレクトリンクアドレス指定方法を行うように、メモリ1802に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してもよい。
具体的には、図19のトランシーバモジュール1901および処理モジュール1902の機能/実施プロセスが、図18に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1800内のプロセッサ1801によって、メモリ1802に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって実施されてもよい。代替として、図19の処理モジュール1902の機能/実施プロセスが、図18に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1800内のプロセッサ1801によって、メモリ1802に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって実施されてもよく、図19のトランシーバモジュール1901の機能/実施プロセスが、図18に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1800内のトランシーバ1803によって実施されてもよい。
この実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定装置1900は前述のダイレクトリンクアドレス指定方法を実行しうるので、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900によって達成されることができる技術的効果については、前述の方法実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
1つの可能な設計解決策では、図19に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図1に示される通信システムに適用可能であり、図7に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第1のデバイスの機能を行う。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、1つまたは複数の局STAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第2のデバイスは第3のデバイスに接続され、第2のデバイスは複数のSTAを含む。
処理モジュール1902は保護されたデータを決定するように構成される。保護されたデータは、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900が1つのSTAを含む場合、第1のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスの第1のAPに接続される。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900が複数のSTAを含む場合、第1のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスのアドレスである。
トランシーバモジュール1901は、第1のデータユニットを送信するように構成される。第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは保護されたデータに基づいて決定され、第1のデータユニットは、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900と第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
任意選択で、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、記憶モジュール(図19には示されていない)をさらに含んでもよく、記憶モジュールは、プログラムまたは命令を記憶する。処理モジュール1902がプログラムまたは命令を実行すると、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図7に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第1のデバイスの機能を行いうる。
ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、第1のデバイスであってもよいし、第1のデバイス内に配置されうるチップ(システム)または別の構成要素またはアセンブリであってもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
加えて、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900の技術的効果については、図7に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
別の可能な設計解決策では、図19に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図1に示される通信システムに適用可能であり、図7に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第2のデバイスの機能を行う。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、複数の局STAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第1のデバイスは第3のデバイスに接続され、第1のデバイスは1つまたは複数のSTAを含む。
トランシーバモジュール1901は、第1のデータユニットを受信するように構成される。第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは保護されたデータに基づいて決定され、第1のデータユニットは、第1のデバイスとダイレクトリンクアドレス指定装置1900との間のダイレクトリンクを介して伝送される。保護されたデータは、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含む。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第2のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第2のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスのアドレスである。
任意選択で、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、処理モジュール1902と記憶モジュール(図19には図示されていない)とをさらに含んでもよく、記憶モジュールは、プログラムまたは命令を記憶する。処理モジュール1902がプログラムまたは命令を実行すると、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図7に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第2のデバイスの機能を行いうる。
ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、第2のデバイスであってもよいし、第2のデバイス内に配置されうるチップ(システム)または別の構成要素またはアセンブリであってもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
加えて、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900の技術的効果については、図7に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
さらに別の可能な設計解決策では、図19に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図1に示される通信システムに適用可能であり、図15に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第2のデバイスの機能を行う。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は複数の局STAを含み、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含み、第1のデバイスは第3のデバイスに接続され、第1のデバイスは1つまたは複数のSTAを含む。
処理モジュール1902は保護されたデータを決定するように構成される。保護されたデータは、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含む。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第1のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第1のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第2のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスのアドレスである。
トランシーバモジュール1901は、第1のデータユニットを送信するように構成される。第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは保護されたデータに基づいて決定され、第1のデータユニットは、第1のデバイスとダイレクトリンクアドレス指定装置1900との間のダイレクトリンクを介して伝送される。
任意選択で、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、記憶モジュール(図19には示されていない)をさらに含んでもよく、記憶モジュールは、プログラムまたは命令を記憶する。処理モジュール1902がプログラムまたは命令を実行すると、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図15に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第2のデバイスの機能を行いうる。
ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、第2のデバイスであってもよいし、第2のデバイス内に配置されうるチップ(システム)または別の構成要素またはアセンブリであってもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
加えて、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900の技術的効果については、図15に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
さらに別の可能な設計解決策では、図19に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図1に示される通信システムに適用可能であり、図15に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第1のデバイスの機能を行う。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、1つまたは複数の局STAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含み、第2のデバイスは第3のデバイスに接続され、第2のデバイスは複数のSTAを含む。
トランシーバモジュール1901は、第1のデータユニットを受信するように構成される。第1のデータユニットは第1のヘッダを含み、第1のヘッダは保護されたデータに基づいて決定され、第1のデータユニットは、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900と第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。保護されたデータは、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900が1つのSTAを含む場合、第1のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第2のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスの第1のAPに接続され、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は1つのSTAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900が複数のSTAを含む場合、第1のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第2のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第3のアドレスは第3のデバイスのアドレスである。
任意選択で、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、処理モジュール1902と記憶モジュール(図19には図示されていない)とをさらに含んでもよく、記憶モジュールは、プログラムまたは命令を記憶する。処理モジュール1902がプログラムまたは命令を実行すると、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図15に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第1のデバイスの機能を行いうる。
ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、第1のデバイスであってもよいし、第1のデバイス内に配置されうるチップ(システム)または別の構成要素またはアセンブリであってもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
加えて、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900の技術的効果については、図15に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
さらに別の可能な設計解決策では、図19に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図1に示される通信システムに適用可能であり、図16に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第1のデバイスの機能を行う。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、1つまたは複数の局STAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含み、第2のデバイスは第3のデバイスに接続され、第2のデバイスは複数のSTAを含む。
処理モジュール1902は、第1のデータユニットを決定するように構成される。第1のデータユニットは第1のヘッダおよびトンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含み、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900が1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスの第1のAPに接続される。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900が複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第6のアドレスは、第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第6のダイレクトリンクは、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900と第2のデバイスとの間でTDLSフレームを伝送するためのリンクである。
トランシーバモジュール1901は、第1のデータユニットを送信するように構成される。第1のデータユニットは、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900と第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。
任意選択で、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、記憶モジュール(図19には示されていない)をさらに含んでもよく、記憶モジュールは、プログラムまたは命令を記憶する。処理モジュール1902がプログラムまたは命令を実行すると、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図16に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第1のデバイスの機能を行いうる。
ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、第1のデバイスであってもよいし、第1のデバイス内に配置されうるチップ(システム)または別の構成要素またはアセンブリであってもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
加えて、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900の技術的効果については、図16に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
さらに別の可能な設計解決策では、図19に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図1に示される通信システムに適用可能であり、図16に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第2のデバイスの機能を行う。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、複数の局STAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第1のデバイスは第3のデバイスに接続され、第1のデバイスは1つまたは複数のSTAを含む。
トランシーバモジュール1901は、第1のデータユニットを受信するように構成される。第1のデータユニットは第1のヘッダおよびトンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含み、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。
第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第5のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは、第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスであり、第6のダイレクトリンクは、第1のデバイスとダイレクトリンクアドレス指定装置1900との間でTDLSフレームを伝送するためのリンクである。第1のデータユニットは、第1のデバイスとダイレクトリンクアドレス指定装置1900との間のダイレクトリンクを介して伝送される。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。
任意選択で、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、処理モジュール1902と記憶モジュール(図19には図示されていない)とをさらに含んでもよく、記憶モジュールは、プログラムまたは命令を記憶する。処理モジュール1902がプログラムまたは命令を実行すると、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図16に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第2のデバイスの機能を行いうる。
ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、第2のデバイスであってもよいし、第2のデバイス内に配置されうるチップ(システム)または別の構成要素またはアセンブリであってもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
加えて、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900の技術的効果については、図16に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
さらに別の可能な設計解決策では、図19に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図1に示される通信システムに適用可能であり、図17に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第2のデバイスの機能を行う。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、複数の局STAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第1のデバイスは第3のデバイスに接続され、第1のデバイスは1つまたは複数のSTAを含む。
処理モジュール1902は、第1のデータユニットを決定するように構成される。第1のデータユニットは第1のヘッダおよびトンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含み、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。
トランシーバモジュール1901は、第1のデータユニットを送信するように構成される。第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、第1のデバイスは第3のデバイスの第1のAPに接続される。第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、第4のアドレスは第1のデバイスのアドレスであり、第5のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第6のアドレスは、第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスである。第6のダイレクトリンクは、第1のデバイスとダイレクトリンクアドレス指定装置1900との間でTDLSフレームを伝送するためのリンクである。第1のデータユニットは、第1のデバイスとダイレクトリンクアドレス指定装置1900との間のダイレクトリンクを介して伝送される。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。
任意選択で、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、処理モジュール1902と記憶モジュール(図19には図示されていない)とをさらに含んでもよく、記憶モジュールは、プログラムまたは命令を記憶する。処理モジュール1902がプログラムまたは命令を実行すると、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図17に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第2のデバイスの機能を行いうる。
ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、第2のデバイスであってもよいし、第2のデバイス内に配置されうるチップ(システム)または別の構成要素またはアセンブリであってもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
加えて、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900の技術的効果については、図17に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
さらに別の可能な設計解決策では、図19に示されるダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図1に示される通信システムに適用可能であり、図17に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第1のデバイスの機能を行う。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、1つまたは複数の局STAを含む。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスに接続され、第3のデバイスは複数のアクセスポイントAPを含む。第2のデバイスは第3のデバイスに接続され、第2のデバイスは複数のSTAを含む。
トランシーバモジュール1901は、第1のデータユニットを受信するように構成される。第1のデータユニットは第1のヘッダおよびトンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含み、第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含む。
ダイレクトリンクアドレス指定装置1900が1つのSTAを含む場合、第4のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は第3のデバイスの第1のAPに接続される。ダイレクトリンクアドレス指定装置1900が複数のSTAを含む場合、第4のアドレスはダイレクトリンクアドレス指定装置1900のアドレスであり、第5のアドレスは第2のデバイスのアドレスであり、第6のアドレスは、第6のダイレクトリンクに対応し、第3のデバイスの複数のAP内にあるAPのアドレスである。第6のダイレクトリンクは、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900と第2のデバイスとの間でTDLSフレームを伝送するためのリンクである。第1のデータユニットは、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900と第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される。
任意選択で、TDLSフレームはTDLS発見応答フレームであってもよい。
任意選択で、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、処理モジュール1902と記憶モジュール(図19には図示されていない)とをさらに含んでもよく、記憶モジュールは、プログラムまたは命令を記憶する。処理モジュール1902がプログラムまたは命令を実行すると、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、図17に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法における第1のデバイスの機能を行いうる。
ダイレクトリンクアドレス指定装置1900は、第1のデバイスであってもよいし、第1のデバイス内に配置されうるチップ(システム)または別の構成要素またはアセンブリであってもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
加えて、ダイレクトリンクアドレス指定装置1900の技術的効果については、図17に示されるダイレクトリンクアドレス指定方法の技術的効果を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
本出願の一実施形態は、通信システムを提供する。通信システムは、第1のデバイスと第2のデバイスとを含む。通信システムは、第2のデバイスをさらに含んでもよい。第1のデバイスは、前述の方法実施形態における第1のデバイスの動作を行うように構成される。具体的な実行方法およびプロセスについては、前述の方法実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。第2のデバイスは、前述の方法実施形態における第2のデバイスの動作を行うように構成される。具体的な実行方法およびプロセスについては、前述の方法実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。第3のデバイスは、前述の方法実施形態における第3のデバイスの動作を行うように構成される。具体的な実行方法およびプロセスについては、前述の方法実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
本出願の一実施形態は、チップシステムを提供する。チップシステムは、プロセッサと入力/出力ポートとを含む。プロセッサは、本出願の実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法における処理機能を実施するように構成される。入力/出力ポートは、本出願の実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法におけるトランシーバ機能を実施するように構成される。
1つの可能な設計では、チップシステムは、メモリをさらに含む。メモリは、本出願の実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法における機能を実施するためのプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。
チップシステムはチップを含んでもよいし、チップと別のディスクリート部品とを含んでもよい。
本出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムまたは命令を含む。コンピュータプログラムまたは命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、本出願の実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法を行うことを可能にされる。
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードまたは命令を含む。コンピュータプログラムまたは命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、本出願の実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法を行うことを可能にされる。
本出願の実施形態におけるプロセッサは、中央処理装置(central processing unit、CPU)であってもよいし、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、または別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
本出願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよいし、揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含んでもよいことをさらに理解されたい。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってもよい。限定的な説明ではなく例によって、多くの形態のランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブル・データ・レート・シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンク・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバス・ランダム・アクセス・メモリ(direct rambus RAM、DR RAM)が使用されてもよい。
前述の実施形態の全部または一部が、ソフトウェア、ハードウェア(例えば、回路)、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用することによって実施されてもよい。実施形態を実施するためにソフトウェアが使用される場合、前述の実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全にまたは部分的に実施されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令またはコンピュータプログラムを含む。プログラム命令またはコンピュータプログラムがコンピュータにロードされて実行されると、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であってもよい。コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよいし、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、赤外線、無線、またはマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに伝送されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合した、サーバやデータセンタなどのデータ記憶デバイスであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスクや、ハードディスクや、磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体であってもよい。半導体媒体は、ソリッドステートドライブであってもよい。
本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられる対象間の関連付けの関係のみを記述し、3つの関係が存在しうることを指示することを理解されたい。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、Bのみが存在する、という3つの場合を指示しうる。AおよびBは、単数であっても複数であってもよい。加えて、本明細書における文字「/」は、通常、関連付けられる対象間の「または」関係を指示するか、または「および/または」関係を指示しうる。具体的な意味は文脈に依存する。
本出願において、「少なくとも1つ」は1つまたは複数を意味し、「複数の」は2つ以上を意味する。「以下の項目(部分)のうちの少なくとも1つ」またはその類似表現は、単数の項目(部分)または複数の項目(部分)の任意の組み合わせを含む、これらの項目の任意の組み合わせを指す。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、a-b、a-c、b-c、またはa-b-cを指示する場合があり、a、b、およびcは単数であっても複数であってもよい。
前述のプロセスの順序番号は、本出願の様々な実施形態における実行順序を意味しないことを理解されたい。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実施プロセスに対する限定として解釈されるべきではない。
本明細書に開示されている実施形態に記載された例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施されることができることを当業者は認識しうる。機能がハードウェアによって行われるかソフトウェアによって行われるかは、技術的解決策の特定の用途および設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに異なる方法を使用して記載の機能を実施しうるが、その実施態様は本出願の範囲を超えるとみなされるべきではない。
記載を簡便にする目的で、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法実施形態における対応するプロセスを参照されたく、本明細書では詳細は再び記載されないことが、当業者によって明確に理解されよう。
本出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示のシステム、装置、および方法が他のやり方で実施されうることを理解されたい。例えば、記載の装置実施形態は一例にすぎない。例えば、ユニットへの分割は、論理的な機能分割にすぎず、実際の実施態様では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が別のシステムに結合または統合されてもよいし、いくつかの特徴が無視されるかまたは行われなくてもよい。加えて、表示されるかまたは論じられた相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実施されてもよい。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実施されてもよい。
別々の部分として記載されたユニットは、物理的に別々であってもなくてもよく、ユニットとして表示された部分は物理ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいてユニットの一部または全部が選択されてもよい。
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、ユニットの各々が、物理的に単独で存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売または使用される場合、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は、本質的に、または従来の技術に寄与する部分が、または技術的解決策の一部が、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスでありうる)に本出願の実施形態に記載された方法のステップの全部または一部を行うように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
前述の説明は、本出願の具体的な実施態様にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図されていない。本出願に開示された技術的範囲内で当業者によって容易に考案されるあらゆる変形または置換は、本出願の保護範囲内に入るものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
1 アドレス、ダイレクトリンク、方式
2 アドレス、ダイレクトリンク、方式
3 アドレス、リンク、方式
4 アドレス、方式
1800 ダイレクトリンクアドレス指定装置
1801 プロセッサ
1802 メモリ
1803 トランシーバ
1804 プロセッサ
1900 ダイレクトリンクアドレス指定装置
1901 トランシーバモジュール
1902 処理モジュール
無線通信技術の発展に伴い、ますます多くの無線通信デバイスが、通信デバイスの通信効率を改善するために、マルチリンク通信をサポートする。マルチリンク通信をサポートする通信デバイスは、マルチリンクデバイス(multi link device、MLD)と呼ばれる場合もある。マルチリンクデバイスは、アクセスポイント(access point、AP)MLDおよび非アクセスポイント(non-access point、non-AP)MLDを含む。AP MLDは複数のAPを含み、non-AP MLDは複数の局STAを含む。通信システムが少なくとも1つのAP MLDと複数のnon-AP MLDとを含む場合、non-AP MLDは複数のリンクを介してAP MLDと通信してもよく、2つのnon-AP MLDはAP MLDを使用することによって互いに通信しうる。通信システムは、局(station、STA)デバイスをさらに含んでもよい。STAデバイスは1つのSTAを含み、STAデバイスはAP MLDを使用することによってnon-AP MLDと通信しうる。
任意選択で、保護されたデータは追加認証データ(additional authentication data、AAD)であってもよく、第1のデータユニットは管理プロトコルデータユニット(management protocol data unit、MPDU)であってもよい。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSチャネル切り替え要求(Channel Switch Request)フレームまたはTDLSチャネル切り替え応答(Channel Switch Response)フレームであってもよい。TDLS Channel Switch Requestフレームは、ターゲットリンクに、現在のチャネルから別のチャネルに切り替えるよう要求するために使用され、TDLS Channel Switch Responseフレームは、ターゲットリンクが現在のチャネルから別のチャネルへの切り替えに同意するかどうかを指示する。このようにして、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、通信のためにターゲットリンクを現在のチャネルから別のチャネルに切り替えうる。マルチリンクTDLSシナリオでは、TDLS Channel Switch Request/Responseフレームは、任意のダイレクトリンクを介して伝送されうる。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSピア省電力管理要求フレームまたはTDLSピア省電力管理応答フレームであってもよい。このようにして、マルチリンクTDLSシナリオでは、TDLS Peer PSM Request/Responseフレームは、ダイレクトリンクを介して伝送されてもよく、受信端はウェイクアップスケジュール要素を正しくパースすることができる。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSチャネル切り替え要求(Channel Switch Request)フレームまたはTDLSチャネル切り替え応答(Channel Switch Response)フレームであってもよい。TDLS Channel Switch Requestは、ターゲットリンクに、現在のチャネルから別のチャネルに切り替えるよう要求するために使用され、TDLS Channel Switch Responseフレームは、ターゲットリンクが現在のチャネルから別のチャネルへの切り替えに同意するかどうかを指示する。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSピア省電力管理要求フレームまたはTDLSピア省電力管理応答フレームであってもよい。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSピア省電力管理要求フレームまたはTDLSピア省電力管理応答フレームであってもよい。
non-AP MLDまたはSTAデバイスは、通信システムにアクセスし、無線トランシーバ機能を有する端末、または端末内に配置されうるチップもしくはチップシステムである。端末デバイスは、ユーザ装置、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置と呼ばれる場合もある。本出願の実施形態における端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)端末デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)端末デバイス、産業用制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(telemedicine)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、運輸安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、車載端末、端末機能を有するRSUなどであってもよい。本出願の実施形態における端末デバイスは、代替として、1つまたは複数の構成要素またはユニットとして車両に組み込まれた車載モジュール、車載部品、車載チップ、または車載ユニットであってもよい。車両は、組み込み車載モジュール、車載部品、車載チップ、または車載ユニットを使用することによって、本出願で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法を実施してもよい。
non-AP MLDは、AP MLDの複数のリンクを同時に関連付けるために、リンクのうちの1つを介してマルチリンク設定動作を行いうる。関連付けプロセスにおいて、non-AP MLDおよびAP MLDは、1つのリンクを介して関連付け要求/応答(Association Request/Response)フレームを交換しうる。Association Request/Responseフレームを交換するために使用されるリンクは、伝送リンク(伝送リンク)と呼ばれる場合があり、別のリンクは非伝送リンク(Non-transmission Link)である。Association Request/Responseフレームは、non-AP MLDとAP MLDとの間で複数のリンクを同時に関連付けるために、関連付けられる必要がある複数のリンクに関する情報を搬送しうることを理解されたい。
図6に示されるように、MPDUは、フレーム制御フィールド、持続時間(duration)フィールド、アドレス1フィールド、アドレス2フィールド、アドレス3フィールド、シーケンス制御フィールド、アドレス4フィールド、サービス品質制御フィールド、高スループット制御(high throughput control、HT Control)フィールド、暗号ブロック連鎖メッセージ認証コードプロトコルヘッダ(cipher block chaining message authentication code protocol header,CCMP Header)フィールド、フレームボディ(Frame Body)フィールド、メッセージ完全性コード(message integrity code、MIC)フィールド、およびフレームチェックシーケンス(frame check sequence、FCS)フィールド、のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
legacy STAとAPデバイスとの間で伝送されるデータフレームおよび管理フレームのアドレス構成が、表2および表3を参照して以下に記載される。APデバイスは関連APを含みうる。
以下は、表4および表5を参照して、non-AP MLDとAP MLDとの間で伝送されるデータフレームおよび管理フレームのアドレス構成を記載する。Non-AP MLDは、複数の関連STAを含んでもよく、AP MLDは、複数の関連APを含んでもよい。
第1のデバイスと第2のデバイスとの間にダイレクトリンク1およびダイレクトリンク2が存在し、TDLSフレームはTDLSチャネル切り替え要求フレームまたはTDLSチャネル切り替え応答フレームであり、TDLSチャネル切り替え要求/応答フレームに対応するターゲットリンクはダイレクトリンク2であり、ダイレクトリンク2は、TDLSチャネル切り替え要求/応答フレームに対応する第1の要素に基づいて現在のチャネルから指定されたチャネルに切り替えられうると仮定される。
マルチリンクTDLSシナリオでは、第1の要素はターゲットリンクを指示し、TDLS Channel Switch Request/Responseフレームは、必ずしもTDLS Channel Switch Request/Responseフレームが切り替えられるべきターゲットリンクを介して伝送されるのではなく、任意のダイレクトリンクを介して伝送されてもよく、それによって伝送の柔軟性を高める。
任意選択で、TDLSフレームは、TDLSピア省電力管理要求フレームまたはTDLSピア省電力管理応答フレームであってもよい。
このようにして、TDLSイニシエータとTDLSレスポンダとがTDLSピア省電力管理要求フレームおよびTDLSピア省電力管理応答フレームを交換した後、TDLSイニシエータおよびTDLSレスポンダは、TDLSピア省電力管理要求フレームおよび/またはTDLSピア省電力管理応答フレームで搬送されたウェイクアップスケジュール要素に基づいて、データを周期的に起動および受信/送信してもよく、それによって電力消費を低減する。加えて、オフセットフィールドに対する第3のダイレクトリンクが指示されるので、マルチリンクTDLSシナリオでは、TDLS Peer PSM Request/Responseフレームは、任意のダイレクトリンクを介して伝送されることができ、端はウェイクアップスケジュール要素を正しくパースすることができ、それによって伝送の柔軟性を高める。
具体的には、マルチリンクTDLSをセットアップするために、第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、Multi-link elementは、TDLS Setup Request/ResponseフレームまたはTDLS Discovery Request/Responseフレーム、のTDLSアクションフレームで搬送される必要がある場合がある。TDLSイニシエータとTDLSレスポンダとがTDLS Discovery Request/Responseフレームの交換に成功した後、non-AP MLDは、ピア端がMLDであるかどうかを知る。TDLSイニシエータとTDLSレスポンダの両方がMLDである場合、Multi-link elementは、後続のTDLS Setup Request/Responseフレームで搬送されうる。
伝送リンク(Transmission Link):フレームが送信されるリンクを指示する。対応するリンクは伝送リンクと呼ばれる。TDLSフレームがリンク1を介して送信されると仮定され、リンク1は伝送リンクと呼ばれる。
例えば、データフレームの送信方法は以下を含みうる。1つの可能なやり方は、データフレームが管理フレームを送信する要件に従って送信されることであり、具体的には、データフレームが送信されるリンクを介して送り返されることである加えて、Transmission linkはreference linkと一致する。別の可能なやり方は、データフレームがデータフレームを送信する要件に従って送信されることであり、具体的には、データフレームが任意のリンクを介して伝送されることである。例えば、TDLS Setup Requestフレームがlink1を介して送信され、TDLS Setup Responseフレームがlink2を介して送信される。この場合、Transmission linkはreference linkと一致する必要はない。
いくつかの実施形態では、本出願のこの実施形態で提供されるダイレクトリンクアドレス指定方法は、以下のステップ1およびステップ2に示されるTPK導出プロセスをさらに含んでもよい。ステップ1およびステップ2は、独立して使用されてもよいし、図7に示される方法、方式1、方式2、方式3、および/または方式4と組み合わせて使用されてもよいことに留意されたい。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、TDLS Setup Request/Response/Confirmフレームを交換することによってTPK導出ハンドシェイクネゴシエーションを完了しうる(詳細については、以下のステップaからステップcを参照されたい)。具体的には、前述のステップ1およびステップ2は、TPK導出ハンドシェイクネゴシエーションを完了するために、以下のステップaからステップcと組み合わせて使用されうる。
任意選択で、S1502で第2のデバイスが第1のデータユニットを送信するプロセスの前またはプロセスにおいて、第1のデータユニットが決定されてもよい。具体的には、以下の方式5から方式8のうちの1つまたは複数が使用されうる。
ステップ3:第1のデバイスが、AKMスイートセレクタを決定するために第2のデバイスとネゴシエートする。具体的な実施態様については、前述のステップ1を参照されたく、詳細はここでは再び説明されない。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、TDLS Setup Request/Response/Confirmフレームを交換することによってTPK導出ハンドシェイクネゴシエーションを完了しうる(詳細については、以下のステップdからステップfを参照されたい)。具体的には、前述のステップ3およびステップ4は、TPK導出ハンドシェイクネゴシエーションを完了するために、以下のステップdからステップfと組み合わせて使用されうる。
前述のシナリオでは、non-AP MLD間にダイレクトリンクをセットアップするために少なくとも1つの共通リンクが存在する必要がある。そうでない場合、TDLS Discovery Responseフレームが返信されることが許可されないか、またはTDLS Setupが開始される。non-AP MLD間に複数の共通リンクが存在する場合、TDLS Discovery Responseフレームは、任意の共通リンクを介して返信されうる。しかしながら、Link Identifier Element内のBSSIDフィールドに対応するlinkも共通リンクである場合、TDLS Discovery Responseフレームは、好ましくは共通リンクを介して返信されうる。
TDLSイニシエータとTDLSレスポンダの両方がMLDである場合、TDLS Discovery RequestフレームおよびTDLS Discovery ResponseフレームはMulti-link elementを各々搬送する。このようにして、両端は、TDLS発見プロセスを介して、ピア端もMLDデバイスであることを知る。加えて、TDLS発見プロセスを通じて、TDLSイニシエータおよびTDLSレスポンダは、どのリンクが共通リンクであるかを知ることができる。
本出願の一実施形態は、通信システムを提供する。通信システムは、第1のデバイスと第2のデバイスとを含む。通信システムは、第3のデバイスをさらに含んでもよい。第1のデバイスは、前述の方法実施形態における第1のデバイスの動作を行うように構成される。具体的な実行方法およびプロセスについては、前述の方法実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。第2のデバイスは、前述の方法実施形態における第2のデバイスの動作を行うように構成される。具体的な実行方法およびプロセスについては、前述の方法実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。第3のデバイスは、前述の方法実施形態における第3のデバイスの動作を行うように構成される。具体的な実行方法およびプロセスについては、前述の方法実施形態を参照されたい。ここでは詳細は再び記載されない。
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売または使用される場合、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は、本質的に、または従来の技術に寄与する部分が、または技術的解決策の一部が、コンピュータソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスでありうる)に本出願の実施形態に記載された方法のステップの全部または一部を行うように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。

Claims (45)

  1. 第1のデバイスに適用される、ダイレクトリンクセットアップ方法であって、前記第1のデバイスが1つまたは複数の局STAを含み、前記第1のデバイスが第3のデバイスに接続され、前記第3のデバイスが複数のアクセスポイントAPを含み、第2のデバイスが前記第3のデバイスに接続され、前記第2のデバイスが複数のSTAを含み、前記方法は、
    少なくとも2つのトンネルダイレクトリンクセットアップ発見要求TDLS Discovery Requestフレームを決定するステップであって、前記TDLS Discovery Requestフレームが前記第3のデバイス内のAPを指示する識別子フィールドを含み、異なるTDLS Discovery Requestフレームが前記第3のデバイス内の異なるAPに1対1対応する、ステップと、
    前記少なくとも2つのTDLS Discovery Requestフレームを送信するステップとを含む、方法。
  2. 前記識別子フィールドは基本サービスセット識別子BSSIDであり、前記BSSIDは、前記TDLS Discovery Requestフレームのリンク識別子要素フィールドで搬送される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記TDLS Discovery Requestフレームはマルチリンク要素フィールドを含み、前記マルチリンク要素フィールドはTypeサブフィールドを含み、前記Typeサブフィールドはトンネルダイレクトリンクセットアップを指示する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記TDLS Discovery Requestフレームは前記マルチリンク要素フィールドを含み、前記マルチリンク要素フィールドはMLD MAC Addressフィールドを含み、前記MLD MAC Addressフィールドは前記第3のデバイスのMACアドレスを指示する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1のデバイスは、前記第3のデバイスの前記APと関連付けられた、前記第2のデバイスの前記複数のSTA内にあるSTAによってフィードバックされたトンネルダイレクトリンクセットアップ発見応答TDLS Discovery Responseフレームを受信する、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記方法は、
    前記第3のデバイスの前記MACアドレスをTDLSピアキーTPKにバインドするステップをさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 第2のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法であって、前記第2のデバイスが複数の局STAを含み、前記第2のデバイスが第3のデバイスに接続され、前記第3のデバイスが複数のアクセスポイントAPを含み、第1のデバイスが前記第3のデバイスに接続され、前記第1のデバイスが1つまたは複数のSTAを含み、前記方法は、
    少なくとも2つのトンネルダイレクトリンクセットアップ発見要求TDLS Discovery Requestフレームを受信するステップであって、前記TDLS Discovery Requestフレームが前記第3のデバイス内のAPを指示する識別子フィールドを含み、異なるTDLS Discovery Requestフレームが前記第3のデバイス内の異なるAPに1対1対応する、ステップと、
    前記第3のデバイスの前記APと関連付けられた、前記第2のデバイスの前記複数のSTA内にあるSTAによって、トンネルダイレクトリンクセットアップ発見応答TDLS Discovery Responseフレームを送信するステップとを含む、方法。
  8. 前記識別子フィールドは基本サービスセット識別子BSSIDであり、前記BSSIDは、前記TDLS Discovery Requestフレームのリンク識別子要素フィールドで搬送される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記TDLS Discovery Requestフレームはマルチリンク要素フィールドを含み、前記マルチリンク要素フィールドはTypeサブフィールドを含み、前記Typeサブフィールドはトンネルダイレクトリンクセットアップを指示する、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記TDLS Discovery Requestフレームは前記マルチリンク要素フィールドを含み、前記マルチリンク要素フィールドはMLD MAC Addressフィールドを含み、前記MLD MAC Addressフィールドは前記第3のデバイスのMACアドレスを指示する、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記方法は、
    前記第3のデバイスの前記MACアドレスをTDLSピアキーTPKにバインドするステップをさらに含む、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 第1のデバイスであって、前記第1のデバイスが1つまたは複数の局STAを含み、前記第1のデバイスが第3のデバイスに接続され、前記第3のデバイスが複数のアクセスポイントAPを含み、第2のデバイスが前記第3のデバイスに接続され、前記第2のデバイスが複数のSTAを含み、前記第1のデバイスは、
    少なくとも2つのトンネルダイレクトリンクセットアップ発見要求TDLS Discovery Requestフレームを決定するように構成された処理ユニットであって、前記TDLS Discovery Requestフレームが前記第3のデバイス内のAPを指示する識別子フィールドを含み、異なるTDLS Discovery Requestフレームが前記第3のデバイス内の異なるAPに1対1対応する、処理ユニットと、
    前記少なくとも2つのTDLS Discovery Requestフレームを送信するように構成されたトランシーバユニットとを含む、第1のデバイス。
  13. 前記識別子フィールドは基本サービスセット識別子BSSIDであり、前記BSSIDは、前記TDLS Discovery Requestフレームのリンク識別子要素フィールドで搬送される、請求項12に記載の第1のデバイス。
  14. 前記TDLS Discovery Requestフレームはマルチリンク要素フィールドを含み、前記マルチリンク要素フィールドはTypeサブフィールドを含み、前記Typeサブフィールドはトンネルダイレクトリンクセットアップを指示する、請求項12または13に記載の第1のデバイス。
  15. 前記TDLS Discovery Requestフレームは前記マルチリンク要素フィールドを含み、前記マルチリンク要素フィールドはMLD MAC Addressフィールドを含み、前記MLD MAC Addressフィールドは前記第3のデバイスのMACアドレスを指示する、請求項12から14のいずれか一項に記載の第1のデバイス。
  16. 前記トランシーバユニットは、前記第3のデバイスの前記APと関連付けられた、前記第2のデバイスの前記複数のSTA内にあるSTAによってフィードバックされたトンネルダイレクトリンクセットアップ発見応答TDLS Discovery Responseフレームを受信するようにさらに構成される、請求項12から15のいずれか一項に記載の第1のデバイス。
  17. 前記第3のデバイスの前記MACアドレスがTDLSピアキーTPKにバインドされる、請求項12から16のいずれか一項に記載の第1のデバイス。
  18. 第2のデバイスであって、前記第2のデバイスが複数の局STAを含み、前記第2のデバイスが第3のデバイスに接続され、前記第3のデバイスが複数のアクセスポイントAPを含み、第1のデバイスが前記第3のデバイスに接続され、前記第1のデバイスが1つまたは複数のSTAを含み、前記第2のデバイスは、
    少なくとも2つのトンネルダイレクトリンクセットアップ発見要求TDLS Discovery Requestフレームを受信するように構成されたトランシーバユニットであって、前記TDLS Discovery Requestフレームが前記第3のデバイス内のAPを指示する識別子フィールドを含み、異なるTDLS Discovery Requestフレームが前記第3のデバイス内の異なるAPに1対1対応する、トランシーバユニットを含み、
    前記第3のデバイスの前記APと関連付けられた、前記第2のデバイスの前記複数のSTA内にあるSTAが、トンネルダイレクトリンクセットアップ発見応答TDLS Discovery Responseフレームを送信する、第2のデバイス。
  19. 前記識別子フィールドは基本サービスセット識別子BSSIDであり、前記BSSIDは、前記TDLS Discovery Requestフレームのリンク識別子要素フィールドで搬送される、請求項18に記載の第2のデバイス。
  20. 前記TDLS Discovery Requestフレームはマルチリンク要素フィールドを含み、前記マルチリンク要素フィールドはTypeサブフィールドを含み、前記Typeサブフィールドはトンネルダイレクトリンクセットアップを指示する、請求項18または19に記載の第2のデバイス。
  21. 前記TDLS Discovery Requestフレームは前記マルチリンク要素フィールドを含み、前記マルチリンク要素フィールドはMLD MAC Addressフィールドを含み、前記MLD MAC Addressフィールドは前記第3のデバイスのMACアドレスを指示する、請求項18から20のいずれか一項に記載の第2のデバイス。
  22. 前記第3のデバイスの前記MACアドレスがTDLSピアキーTPKにバインドされる、請求項18から21のいずれか一項に記載の第2のデバイス。
  23. 第1のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法であって、前記第1のデバイスが1つまたは複数の局STAを含み、前記第1のデバイスが第3のデバイスに接続され、前記第3のデバイスが複数のアクセスポイントAPを含み、第2のデバイスが前記第3のデバイスに接続され、前記第2のデバイスが複数のSTAを含み、前記方法は、
    保護されたデータを決定するステップであって、前記保護されたデータが、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含み、
    前記第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、前記第1のアドレスが前記第2のデバイスのアドレスであり、前記第2のアドレスが前記第1のデバイスのアドレスであり、前記第3のアドレスが前記第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、前記第1のデバイスが前記第3のデバイスの前記第1のAPに接続されるか、または
    前記第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、前記第1のアドレスが前記第2のデバイスのアドレスであり、前記第2のアドレスが前記第1のデバイスのアドレスであり、前記第3のアドレスが前記第3のデバイスのアドレスである、ステップと、
    第1のデータユニットを送信するステップであって、前記第1のデータユニットが第1のヘッダを含み、前記第1のヘッダが前記保護されたデータに基づいて決定され、前記第1のデータユニットが、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される、ステップとを含む、ダイレクトリンクアドレス指定方法。
  24. 前記第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含み、前記第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、前記第4のアドレスは前記第2のデバイスのアドレスであり、前記第5のアドレスは前記第1のデバイスのアドレスであり、前記第6のアドレスは前記第3のデバイスの前記第1のAPのアドレスである、請求項23に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  25. 前記第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含み、前記第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、前記第4のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、前記第2のデバイスの前記複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、前記第5のアドレスは、前記第1のダイレクトリンクに対応し、前記第1のデバイスの前記複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、前記第6のアドレスは、前記第1のダイレクトリンクに対応し、前記第3のデバイスの前記複数のAP内にあるAPのアドレスであり、前記第1のダイレクトリンクは、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである、請求項23に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  26. 前記第1のデータユニットは、トンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含み、前記TDLSフレームは第1の要素を含み、前記第1の要素は、ターゲットリンクの識別子、または前記ターゲットリンクに対応し、前記第3のデバイスの前記複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、前記ターゲットリンクは、前記TDLSフレームが適用される第2のダイレクトリンクであり、前記第2のダイレクトリンクは、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである、請求項23から25のいずれか一項に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  27. 前記第1のデータユニットは、トンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含み、前記TDLSフレームは、ウェイクアップスケジュール要素および第2の要素を含み、前記ウェイクアップスケジュール要素内のオフセットフィールドは、第3のダイレクトリンクの第1のタイミング同期機能閾値に対するオフセットであり、前記第2の要素は、前記第3のダイレクトリンクの識別子、または前記第3のダイレクトリンクに対応し、前記第3のデバイスの前記複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、前記第3のダイレクトリンクは、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである、請求項23から25のいずれか一項に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  28. 前記第1のデータユニットは第3の要素を含み、前記第3の要素は、第1のリンク上に少なくとも1つの第4のダイレクトリンクをセットアップするよう指示し、前記第1のリンクは、前記第1のデバイスと前記第3のデバイスとの間のリンクと、前記第2のデバイスと前記第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、前記第1のリンクは前記少なくとも1つの第4のダイレクトリンクを含む、請求項23から27のいずれか一項に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  29. 前記第3の要素は、ダイレクトリンクの数フィールドおよびダイレクトリンク識別子フィールドを含み、前記ダイレクトリンクの数フィールドは、セットアップされるよう要求された第4のダイレクトリンクの数量を指示し、前記ダイレクトリンク識別子フィールドは、前記少なくとも1つの第4のダイレクトリンクに別々に対応し、前記第3のデバイスの前記複数のAP内にある少なくとも1つのAPのアドレス、または前記少なくとも1つの第4のダイレクトリンクの識別子を含む、請求項28に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  30. 前記ダイレクトリンク識別子フィールドは、前記第1のデバイスの第1のSTAのアドレスおよび前記第2のデバイスの第2のSTAのアドレスをさらに含む、請求項29に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  31. 第7のアドレスがTDLSピアキーTPKにバインドされ、前記第7のアドレスは、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記ダイレクトリンクに対応し、前記第3のデバイスの前記複数のAP内にあるAPのアドレスまたは前記第3のデバイスのすべての前記APのアドレス、および前記第3のデバイスのアドレスを含む、請求項23から30のいずれか一項に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  32. 第2のデバイスに適用される、ダイレクトリンクアドレス指定方法であって、前記第2のデバイスが複数の局STAを含み、前記第2のデバイスが第3のデバイスに接続され、前記第3のデバイスが複数のアクセスポイントAPを含み、第1のデバイスが前記第3のデバイスに接続され、前記第1のデバイスが1つまたは複数のSTAを含み、前記方法は、
    保護されたデータを決定するステップであって、前記保護されたデータが、第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスを含み、
    前記第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、前記第1のアドレスが前記第1のデバイスのアドレスであり、前記第2のアドレスが前記第2のデバイスのアドレスであり、前記第3のアドレスが前記第3のデバイスの第1のAPのアドレスであり、前記第1のデバイスが前記第3のデバイスの前記第1のAPに接続されるか、または
    前記第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、前記第1のアドレスが前記第1のデバイスのアドレスであり、前記第2のアドレスが前記第2のデバイスのアドレスであり、前記第3のアドレスが前記第3のデバイスのアドレスである、ステップと、
    第1のデータユニットを送信するステップであって、前記第1のデータユニットが第1のヘッダを含み、前記第1のヘッダが前記保護されたデータに基づいて決定され、前記第1のデータユニットが、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間のダイレクトリンクを介して伝送される、ステップとを含む、ダイレクトリンクアドレス指定方法。
  33. 前記第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含み、前記第1のデバイスが1つのSTAを含む場合、前記第4のアドレスは前記第1のデバイスのアドレスであり、前記第5のアドレスは前記第2のデバイスのアドレスであり、前記第6のアドレスは前記第3のデバイスの前記第1のAPのアドレスである、請求項32に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  34. 前記第1のヘッダは、第4のアドレス、第5のアドレス、および第6のアドレスを含み、前記第1のデバイスが複数のSTAを含む場合、前記第4のアドレスは、第1のダイレクトリンクに対応し、前記第1のデバイスの前記複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、前記第5のアドレスは、前記第1のダイレクトリンクに対応し、前記第2のデバイスの前記複数のSTA内にあるSTAのアドレスであり、前記第6のアドレスは、前記第1のダイレクトリンクに対応し、前記第3のデバイスの前記複数のAP内にあるAPのアドレスであり、前記第1のダイレクトリンクは、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである、請求項32に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  35. 前記第1のデータユニットは、トンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含み、前記TDLSフレームは第1の要素を含み、前記第1の要素は、ターゲットリンクの識別子、または前記ターゲットリンクに対応し、前記第3のデバイスの前記複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、前記ターゲットリンクは、前記TDLSフレームが適用される第2のダイレクトリンクであり、前記第2のダイレクトリンクは、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである、請求項32から34のいずれか一項に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  36. 前記第1のデータユニットは、トンネルダイレクトリンクセットアップTDLSフレームを含み、前記TDLSフレームは、ウェイクアップスケジュール要素および第2の要素を含み、前記ウェイクアップスケジュール要素内のオフセットフィールドは、第3のダイレクトリンクの第1のタイミング同期機能閾値に対するオフセットであり、前記第2の要素は、前記第3のダイレクトリンクの識別子、または前記第3のダイレクトリンクに対応し、前記第3のデバイスの前記複数のAP内にあるAPのアドレスを指示し、前記第3のダイレクトリンクは、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間のダイレクトリンクである、請求項32から34のいずれか一項に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  37. 前記第1のデータユニットは第3の要素を含み、前記第3の要素は、第1のリンク上に少なくとも1つの第4のダイレクトリンクをセットアップするよう指示し、前記第1のリンクは、前記第1のデバイスと前記第3のデバイスとの間のリンクと、前記第2のデバイスと前記第3のデバイスとの間のリンクとの共通リンクであり、前記第1のリンクは前記少なくとも1つの第4のダイレクトリンクを含む、請求項32から36のいずれか一項に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  38. 前記第3の要素は、ダイレクトリンクの数フィールドおよびダイレクトリンク識別子フィールドを含み、前記ダイレクトリンクの数フィールドは、セットアップされるよう要求された第4のダイレクトリンクの数量を指示し、前記ダイレクトリンク識別子フィールドは、前記少なくとも1つの第4のダイレクトリンクに別々に対応し、前記第3のデバイスの前記複数のAP内にある少なくとも1つのAPのアドレス、または前記少なくとも1つの第4のダイレクトリンクの識別子を含む、請求項37に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  39. 前記ダイレクトリンク識別子フィールドは、前記第1のデバイスの第1のSTAのアドレスおよび前記第2のデバイスの第2のSTAのアドレスをさらに含む、請求項38に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  40. 第7のアドレスがTDLSピアキーTPKにバインドされ、前記第7のアドレスは、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記ダイレクトリンクに対応し、前記第3のデバイスの前記複数のAP内にあるAPのアドレスまたは前記第3のデバイスのすべての前記APのアドレス、および前記第3のデバイスのアドレスを含む、請求項32から39のいずれか一項に記載のダイレクトリンクアドレス指定方法。
  41. ダイレクトリンクアドレス指定装置であって、前記ダイレクトリンクアドレス指定装置は、請求項1から6または請求項23から31のいずれか一項に記載の方法を行うように構成されたユニットまたはモジュールを含む、ダイレクトリンクアドレス指定装置。
  42. ダイレクトリンクアドレス指定装置であって、前記ダイレクトリンクアドレス指定装置は、請求項7から11または請求項32から40のいずれか一項に記載の方法を行うように構成されたユニットまたはモジュールを含む、ダイレクトリンクアドレス指定装置。
  43. ダイレクトリンクアドレス指定装置であって、前記ダイレクトリンクアドレス指定装置はプロセッサを含み、前記プロセッサはメモリに結合され、
    前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成されており、
    前記プロセッサは、前記ダイレクトリンクアドレス指定装置が請求項1から11または請求項23から40のいずれか一項に記載の方法を行うように、前記メモリ内に記憶された前記コンピュータプログラムを実行するように構成される、ダイレクトリンクアドレス指定装置。
  44. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムまたは命令を含み、前記コンピュータプログラムまたは命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、請求項1から11または請求項23から40のいずれか一項に記載の方法を行うことを可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
  45. コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムまたは命令を含み、前記コンピュータプログラムまたは命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、請求項1から11または請求項23から40のいずれか一項に記載の方法を行うことを可能にされる、コンピュータプログラム製品。
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