JP2024510905A - 遊園地アトラクションのためのセグメント化屈曲システム - Google Patents

Abstract

セグメント化屈曲システムが、積層配列で互いに結合された複数のリンケージを含む。セグメント化屈曲システムは、複数のリンケージを貫通するように互いに結合された複数の回転アセンブリも含む。複数の回転アセンブリは複数のカム部材を含み、複数の部材の各カム部材は、複数のリンケージのうちの対応するリンケージに形成されたそれぞれの開口部内に延びる。複数のカム部材のうちの少なくとも１つのカム部材は、複数のカム部材のうちの少なくとも１つの他のカム部材から、複数の回転アセンブリの中心軸を中心とする周方向にオフセットされる。【選択図】図２

Description

特許法第３０条第２項適用申請有り 令和２年３月２日 アメリカ合衆国，カリフォルニア州 ９１６０８，ユニバーサル シティ，ユニバーサル シティ プラザ １００において保管されていた織物、布で覆われたロボットフィギュアが、立ち入りを許可された選ばれた観客に対し開示されたことによる公開

本節は、以下で説明及び／又は特許請求する本開示の様々な態様に関連し得る技術の様々な態様を読者に紹介するためのものである。本考察は、読者に背景事情を示して本開示の様々な態様のより良い理解を促す上で役立つと考えられる。従って、これらの記載は、先行技術を認めるものとしてではなく、上記の観点から読むべきものであると理解されたい。

遊園地は、ゲストを楽しませる様々なアトラクションを含むことができる。例えば、遊園地は、１又は２以上のアニメフィギュア（例えば、フィギュアコンポーネントを動かすように制御できる１又は２以上のアクチュエータを含むフィギュア）のそばを通る経路に沿って乗り物車両が１又は２以上のゲストを運ぶ乗り物アトラクションを含むことができる。アニメフィギュアは、生き物に見えるようにテーマ設定されたロボットアセンブリ（例えば、ドラゴンに見えるようにテーマ設定された１又は２以上のアクチュエータのアセンブリ）を含むことができる。これに加えて又は代えて、遊園地は、１又は２以上のゲストが１又は２以上のアニメフィギュア（例えば、テーマ化されたロボットフィギュア）のそばを通る経路に沿って歩くお化け屋敷アトラクション、或いは１又は２以上のゲストが（例えば、人間のパフォーマが着用した）１又は２以上のアニメキャラクタヘッド（ａｎｉｍａｔｅｄ ｃｈａｒａｃｔｅｒ ｈｅａｄｓ）と相互作用するキャラクタアトラクションなどの他のタイプのアトラクションを含むこともできる。実際には、遊園地は、異なるタイプの娯楽要素を有する様々な異なるタイプのアトラクションのうちのいずれかを含むことができ、娯楽要素の少なくともいくつか（例えば、アニメフィギュア、アニメキャラクタヘッド、機械構造）は、視覚効果をもたらすように動くコンポーネントを有することができる。

以下、本明細書に開示するいくつかの実施形態の概要を示す。これらの態様は、読者にこれらのいくつかの実施形態の要約を示すものにすぎず、本開示の範囲を限定するものではないと理解されたい。実際には、本開示は、以下では示していないこともある様々な態様を含むことができる。

１つの実施形態では、セグメント化屈曲システムが、互いに積層配列で結合された複数のリンケージを含む。セグメント化屈曲システムは、複数のリンケージを貫通するように互いに結合された複数の回転アセンブリも含む。複数の回転アセンブリは複数のカム部材を含み、複数のカム部材の各カム部材は、複数のリンケージのうちの対応するリンケージに形成されたそれぞれの開口部内に延びる。複数のカム部材のうちの少なくとも１つのカム部材は、複数のカム部材のうちの少なくとも１つの他のカム部材から、複数の回転アセンブリの中心軸を中心とする周方向にオフセットされる。

１つの実施形態では、セグメント化屈曲システムが、第１のリンケージ及び第１の回転アセンブリを有する第１のセグメントを含む。セグメント化屈曲システムは、第１のリンケージに結合された第２のリンケージと、第１の回転アセンブリに結合された第２の回転アセンブリとを有する第２のセグメントも含む。第１の回転アセンブリは、第１のリンケージの第１の開口部に係合してセグメント化屈曲システムの軸を中心とする周方向への第１の回転アセンブリの回転に応答して第１のリンケージを第１の方向に屈曲するように駆動するよう構成された第１のカム部材を含み、第２の回転アセンブリは、第２のリンケージの第２の開口部に係合して第１の回転アセンブリの周方向への回転に応答して第２のリンケージを第２の方向に屈曲するように駆動するよう構成された第２のカム部材を含む。

１つの実施形態では、セグメント化屈曲システムが、第１のリンケージ及び第１の回転アセンブリを含み、第１の回転アセンブリは、第１のボールジョイントと、第１のボールジョイントを支持する第１のカップと、第１のカップから第１のリンケージの第１のバーに形成された第１の開口部内に延びる第１のカム部材とを含む。セグメント化屈曲システムは、第２のリンケージ及び第２の回転アセンブリも含み、第２の回転アセンブリは、第２のボールジョイントと、第２のボールジョイントを支持する第２のカップと、第２のカップから第２のリンケージの第２のバーに形成された第２の開口部内に延びる第２のカム部材とを含み、第２の開口部は、周方向に対して第１の開口部からオフセットされる。セグメント化屈曲システムは、第１の回転アセンブリの周方向への回転を駆動して第１のリンケージ及び第１の回転アセンブリを第１の屈曲方向に屈曲させ、第２のリンケージ及び第２の回転アセンブリを第１の屈曲方向とは異なる第２の屈曲方向に屈曲させるように構成された駆動システムをさらに含む。

本開示の様々な態様に関連して、上述した特徴の様々な改善を行うこともできる。また、これらの様々な態様にさらなる特徴を組み込むこともできる。これらの改善及びさらなる特徴は、個別に又はあらゆる組み合わせで存在することができる。

全体を通じて同じ要素を同じ記号で示す添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば、本開示のこれらの及びその他の特徴、態様及び利点がより良く理解されるであろう。

本開示の実施形態による、遊園地において使用できるアトラクションの斜視図である。 本開示の実施形態による、図１のアトラクションにおいて使用できる屈曲システムの斜視図である。 本開示の実施形態による、図２の屈曲システムの一部の斜視図である。 本開示の実施形態による、図２の屈曲システムの一部の分解斜視図である。 本開示の実施形態による、屈曲構成にある図２の屈曲システムの一部の斜視図である。 本開示の実施形態による、図１のアトラクションにおいて使用できる多方向屈曲システムの斜視図である。

以下、本開示の１又は２以上の具体的な実施形態について説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するために、本明細書では実施の特徴を全て説明しているわけではない。あらゆる工学又は設計プロジェクトにおいて見られるようなあらゆるこのような実施の開発においては、実施によって異なり得るシステム関連及びビジネス関連の制約の順守などの開発者の個別の目的を達成するために、数多くの実施固有の決定を行わなければならないと理解されたい。さらに、このような開発努力は複雑で時間が掛かる場合もあるが、本開示の恩恵を受ける当業者にとっては設計、製作及び製造という日常的な取り組みであると理解されたい。

本開示の様々な実施形態の要素を紹介する場合、「ａ」、「ａｎ」及び「ｔｈｅ」といった冠詞は、これらの要素が１つ又は２つ以上存在することを意味するものとする。「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」、「含む（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」及び「有する（ｈａｖｉｎｇ）」という用語は、包括的なものとして意図されており、列記する要素以外のさらなる要素が存在し得ることを意味する。また、本開示の「１つの実施形態」又は「ある実施形態」についての言及は、記載する特徴も含むさらなる実施形態の存在を排除するものとして解釈されるように意図するものではないと理解されたい。「第１の」、「第２の」及び「第３の」などの数値用語は、コンポーネントを区別して説明を容易にするために使用することができ、特許請求の範囲では、これらの数値用語を異なる形で使用し、又は異なる要素に割り当てていることがある。さらに、特定の数字（例えば、９０度、１８０度）及び／又は寸法（例えば、平行、垂直）は、説明を容易にするために使用するものであり、（例えば、製造公差などの公差を考慮して）変動を含むように意図される。

一般に、本開示は、累積的に屈曲効果（例えば、巻き効果（ｃｕｒｌｉｎｇ ｅｆｆｅｃｔ））をもたらすように動作する複数のセグメントを含む屈曲システムに関する。例えば、屈曲システムは、遊園地のアトラクション内のアニメフィギュアの一部（例えば、ロボットの指、ドラゴンの尾）に屈曲効果をもたらすように動作する複数のセグメントを含むことができる。屈曲システムは、直線構成（例えば、巻かれていない構成）と屈曲構成（例えば、巻かれた構成）との間で繰り返し移行するのに十分な耐久性を提供するコンポーネント、並びにコンポーネントの配列及び／又はコンポーネントの動作特徴を有利に含むことができる。屈曲システムは、比較的小さな構造内又は様々な娯楽要素（例えば、アニメフィギュア、アニメキャラクタヘッド、機械構造）内での屈曲システムの使用を可能にするコンパクトなものであることもできる。

これらを踏まえて、図１は、遊園地において使用できるアトラクション１０（例えば、乗り物アトラクション）の斜視図である。アトラクション１０は、乗り物経路１４（例えば、軌道）に沿って移動できる乗り物車両１２を含むことができる。乗り物車両１２は、乗り物経路１４に沿って移動する際に１又は２以上の娯楽要素１６を通過することができる。乗り物車両１２は、乗り物車両１２上の１又は２以上のゲストを運ぶように構成された１又は２以上の座席１８を含むことができる。

なお、乗り物車両１２は、乗り物経路１４に沿って移動する代わりに静止することも、或いは乗り物経路１４を巡回することなく（例えば、乗り物経路１４に沿って前方又は後方に移動することなく）動く（例えば、傾斜、旋回、上昇、下降する）こともできると理解されたい。また、１又は２以上の娯楽要素１６は、いずれかの好適な形態（例えば、いずれかのタイプのアニメフィギュア、アニメキャラクタヘッド、又は機械構造）を有することができ、遊園地内の他のタイプのアトラクション（例えば、お化け屋敷アトラクション、キャラクタアトラクション、ミュージカル又は演劇ショー）、又は遊園地外の様々な環境のいずれかで使用することもできると理解されたい。

図２は、屈曲システム２０（例えば、セグメント化屈曲システム（ｓｅｇｍｅｎｔｅｄ ｂｅｎｄｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ））の実施形態の斜視図である。屈曲システム２０は、図１のアトラクション１０の１又は２以上の娯楽要素１６など、図１のアトラクション１０において使用することができる。しかしながら、屈曲システム２０は、あらゆるタイプのアトラクション又は環境内のあらゆるタイプの娯楽要素で使用することができると理解されたい。１つの実装では、屈曲システム２０を、アニメフィギュアの身体部分（例えば、ドラゴンの尾）を曲げたり又は巻いたりするようにアニメフィギュアの身体部分において使用することができる。屈曲システム２０は、屈曲システム２０のセグメントを視界から隠し及び／又は（例えば、アニメフィギュアの身体部分の）望ましい外観を提供できるカバー（例えば、布、ファブリック、プラスチック）によって覆うことができる。

説明を容易にするために、屈曲システム２０については、軸方向軸（ａｘｉａｌ ａｘｉｓ）又は方向２２、横軸又は方向２４、及び円周軸又は方向２６を参照しながら説明することができる。図示のように、屈曲システム２０は、駆動システム３０（例えば、モータ）に電力／制御信号を送信する電力／制御システム２８（例えば、電子システム）を含むことができる。屈曲システム２０は、ベース構造３２（例えば、ベースリンケージ）、複数のリンケージ３４、及び第１の端部４０（例えば、近位端）と第２の端部４２（例えば、遠位端）との間に配置された端部構造３６（例えば、端部リンケージ）を含むこともできる。ベース構造３２、複数のリンケージ３４及び端部構造３６は、少なくとも部分的に締結具４４（例えば、ピン）を介して積層配列（ｓｔａｃｋｅｄ ａｒｒａｎｇｅｍｅｎｔ）の形で結合される。締結具４４は、隣接するリンケージ３４間の相対運動（例えば、横軸２４を中心とする回転）などのコンポーネント間の相対運動を可能にする。各リンケージ３４は、バー３８（例えば、横方向に延びるバー）と、バー３８の両外側端におけるブラケット４８とを含む。締結具４４は、隣接するリンケージ３４のブラケット４８を互いに結合する。なお、ベース構造３２及び／又は端部構造３６は、複数のリンケージ３４と同じ又は異なる形態（例えば、形状）を有することができると理解されたい。

図示のように、ベース構造３２は、駆動システム３０を支持及び／又は収容することができる。（端部構造３６を含む）複数のリンケージ３４の各々はそれぞれの回転アセンブリ５０を伴うことができ、回転アセンブリ５０は、積層配列の形で複数のリンケージ３４を貫通する。（端部構造３６を含む）各リンケージ３４及びそれぞれの回転アセンブリ５０は、屈曲システム２０のセグメントを形成しているものとみなすことができる。従って、図示の屈曲システム２０は６つのセグメントを含む。しかしながら、屈曲システムはあらゆる数（例えば、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ、７つ、８つ又は９つ以上）のセグメントを含むことができる。

各回転アセンブリ５０は、ボールジョイント５２と、カップ５４と、カップ５４からリンケージ３４のバー３８に形成された開口部５８内に（例えば、半径方向外向きに）延びるカム部材５６とを含む。ボールジョイント５２及びカップ５４は、交互パターンで両端間に（例えば、直線構成では軸方向軸２２沿って／同軸的に）積み重なる。図２では、イメージを明確にするために、ベース構造３２に隣接するリンケージ３４の回転アセンブリ５０の特定のコンポーネントのみに付番しているが、各回転アセンブリ５０は同じコンポーネントを含むと理解されたい。回転アセンブリ５０は（例えば、積層配列の形で）互いに機械的に結合され、共に回転して屈曲システム２０のセグメントの協調的な動き（例えば、屈曲運動）をもたらす。

図２の屈曲システム２０のさらなる特徴及び動作特性は、図３～図５を参照して理解することができる。具体的には、図３は図２の屈曲システム２０の一部の斜視図であり、図４は図２の屈曲システム２０の一部の分解図であり、図５は屈曲構成（例えば、巻かれた構成）における図２の屈曲システム２０の一部の斜視図である。

図３に示すように、屈曲システム２０の一部は、締結具４４を介して積層配列で接合された複数のリンケージ３４を含む。説明を容易にするために、本明細書では３つのリンケージ３４について詳細に説明する。具体的には、第１のリンケージ３４、６０、第２のリンケージ３４、６２、及び第３のリンケージ３４、６４が互いに重なり合う。第１のリンケージ３４、６０及び第２のリンケージ３４、６２は、ブラケット４８の開口部を貫通するそれぞれの締結具４４の対を介して結合される。第２のリンケージ３４、６２及び第３のリンケージ３４、６４は、ブラケット４８の開口部を貫通するそれぞれの締結具４４の対を介して結合される。

第１のリンケージ３４、６０、第２のリンケージ３４、６２及び第３のリンケージ３４、６４の各々は、それぞれの回転アセンブリ５０を含む。各回転アセンブリ５０は、ボールジョイント５２、カップ５４、及びカム部材５６を含む。しかしながら、図３では、ボールジョイント５２内に形成されてスロットピン６８を受け取るように構成されたスロット６６などの他のいくつかの特徴の説明を分かりやすくするために、第１のリンケージ３４、６０のカップ５４及びカム部材５６を省略している。なお、屈曲システム２０の各ボールジョイント５２は、スロットピン６８を受け取るように構成されたスロット６６を含むことができると理解されたい。しかしながら、いくつかの事例では、スロット６６及びスロットピン６８が、回転アセンブリ５４のスタックに沿って異なる方向に向けられる。例えば、第１のリンケージ３４、６０、シンクリンケージ３４、６０などのボールジョイント５２（例えば、他の全てのリンケージ３４の他の全てのボールジョイント５２）のスロット６６及びスロットピン６８は、図３の第１のリンケージ３４、６０における回転アセンブリ１５０の分解図に示すように向けられ（例えば、直線構成で横軸２４に対して垂直であり）、第２のリンケージ３４、６２及び第４のリンケージ３４などのボールジョイント５２（例えば、他の全てのリンケージ３４の他の全てのボールジョイント５２）のスロット６６及びスロットピン６８は、第１のリンケージ３４、６０、シンクリンケージ３４、６０などにおけるボールジョイント５２のスロット６６及びスロットピン６８に対して９０度に向けられる（例えば、直線構成で横軸２４に整列する）。この結果、屈曲システム２０が直線構成と屈曲構成との間で変化する際に安定性をもたらすことができる。さらに、第３のリンケージ３４、６４に最も分かりやすく示すように、スロットピン６８は、ボールジョイント５２を支持するカップ５４（例えば、カップ５４の側壁）に形成されたスロットピン開口部７０に係合することができる。また、１つのリンケージ３４のカップ５４から延びるピン７２は、隣接するリンケージ３４のボールジョイント５２に形成された（例えば、ボールジョイント５２の側壁に形成された）ピン開口部７４に係合することができる。例えば、第３のリンケージ３４、６４のカップ５４から延びるピン７２は、第２のリンケージ３４、６２のボールジョイント５２に形成されたピン開口部７４に係合することができる。

説明を目的として、図４では、図３の第１のリンケージ３４、６０及び第２のリンケージ３４、６２を有するものとして説明する。図示のように、第１のリンケージ３４、６０の回転アセンブリ５０は、ボールジョイント５２、カップ５４、及びカム部材５６を含む。ボールジョイント５２は、スロットピン６８を受け取るスロット６６を含み、カップ５４は、スロットピン６８を受け取るスロットピン開口部７０を含む。従って、ボールジョイント５２のボール部分がカップ５４の凹部（例えば、ボウル）内で支持され、スロット６６及びスロットピン開口部７０を通じてスロットピン６８が配置されると、スロットピン６８は、ボールジョイント５２をカップ５４と共に周方向２６に回転するように駆動することができる。しかしながら、ボールジョイント５２は、屈曲システム２０の屈曲を容易にするために、カップ５４に対して制限された動きを有する（例えば、スロットピン６８の中心軸に垂直な軸を中心に回転する）こともできる。

図４に示すように、カム部材５６は、カップ５４から延びる延長部８０（例えば、外側延長部）、スリーブ８２（例えば、環状スリーブ）、及びスリーブ８２を貫通して（例えば、ねじ山８６を介して）延長部８０に結合するキャップ８４などの複数の部品を含むことができる。この構成は、開口部５８を定める表面に接触するスリーブ８２が、摩耗に強い材料、又は屈曲システム２０に耐久性を与える他の特性を有する材料から形成されることを可能にすることができる。これに加えて又は代えて、この構成は、メンテナンス動作のためのスリーブ８２の効率的な交換を可能にすることもできる。しかしながら、カム部材５６は、カップ５４から開口部５８内に延びるいずれかの好適な形状（例えば、一体構造、カップ５４との一体形成）を有することができると理解されたい。

また、図４に示すように、第２のリンケージ３４、６２のカップ５４は、第１のリンケージ３４、６０のボールジョイント５２のピン開口部７４に係合するピン７２を含む。具体的には、第２のリンケージ３４、６２のカップ５４は、組み立て後に第２のリンケージ３４、６２の下方で（例えば、軸方向軸２２に沿って）延びる、及び／又は第１のリンケージ３４、６０のバー３８の開口部を貫通するコネクタ９０（例えば、軸方向延長部）を含むことができる。この位置は、第２のリンケージ３４、６２のカップ５４のコネクタ９０から延びるピン７２が第１のリンケージ３４、６０のボールジョイント５２のピン開口部７４に係合することを可能にする。従って、スロットピン６８及びピン７２は、隣接する回転アセンブリ５０間に機械的リンクを提供する。この機械的リンクは、１つの回転アセンブリ５０の（例えば、周方向２６への、図１の駆動システム３０を介した）回転によって全ての回転アセンブリ５０の回転が駆動されることを可能にする。なお、図３及び図４を参照しながら説明したリンケージ３４及び回転アセンブリ５０の特徴は、屈曲システム２０の他のリンケージ３４及び他の回転アセンブリ５０に含めることもできると理解されたい。

動作時には、屈曲システム２０を、図２～図４に示す直線構成などの直線構成（例えば、巻かれていない構成）から、図５に示す屈曲構成などの屈曲構成に変化するように構成することができる。屈曲システム２０は、ベース構造３２に隣接するリンケージ３４（例えば、第１のリンケージ３４、６０）のカップ５４を周方向２６に回転させるように図１の駆動システム３０を制御する制御信号に応答して、直線構成から屈曲構成に有利に変化することができる。（ベース構造３２及び端部構造３６を含む）リンケージ３４間の機械的リンク及び回転アセンブリ５０間の機械的リンクの結果として、ベース構造３２に隣接するリンケージ３４のカップ５４が回転すると、セグメントが共に屈曲して屈曲システム２０が屈曲構成を達成するようになる。

具体的には、ベース構造３２に隣接するリンケージ３４のカップ５４が回転すると、カップ５４がカム部材５６を周方向２６に回転するように駆動する。カム部材５６は、リンケージ３４のバー３８の開口部５８内に位置し、開口部５８内で摺動して、リンケージ３４を（例えば、締結具４４における回転を介して）屈曲するように駆動する。例えば、カム部材５６は、開口部５８内で、（例えば、図３に示すような）カップ５４から遠位に位置する開口部５８の第１の外側端部から、（例えば、図５に示すような）カップ５４に近い開口部５８の中間部分に位置を変化させる。なお、カム部材５６は、開口部５８内で開口部５８の第１の外側端部からカップ５４の近位に位置する開口部の第２の外側端部に位置を変化させて、図５に示すよりもさらなる屈曲をもたらすと理解されたい。

カム部材５６及び開口部５８は、周方向軸２６を中心とするカム部材５６の回転を、横軸２４を中心とするリンケージ３４の回転に変換するように動作し、各リンケージ３４は、このように動いて屈曲システム２０が屈曲構成に到達することを可能にするように構成される。各ボールジョイント５２も、ボールジョイント５２を支持するカップ５４の凹部内で回転して、屈曲システム２０が屈曲構成に到達することを可能にする。従って、屈曲構成では、各ボールジョイント５２、（図４に示すコネクタ９０及び／又はピン７２を介してボールジョイント５２に係合する）ボールジョイント５２の上方のカップ５４、及びボールジョイント５２のリンケージ３４が、ボールジョイント５２の下方のリンケージ３４に対して共に（例えば、平面内で）屈曲する。各ボールジョイント５２、ボールジョイントの上方のカップ５４、及び隣接するリンケージ３４は、ボールジョイント５２の下方の隣接するリンケージ３４に対して一定の角度で共に屈曲し、各後続の又は積み重なったリンケージ３４及び回転アセンブリ５０のコンポーネントは、このように屈曲して（例えば、リンケージ３４が隣接するリンケージ３４に対して一定の角度で屈曲して）屈曲システム２０をその長さに沿って曲げ又は巻く。

屈曲システム２０は、回転アセンブリ５０が周方向２６に回転する時には、図５に示すように第１の方向に（例えば、横軸２４を中心とするリンケージ３４の第１の方向への回転と共に前方に／ページから外向きに）屈曲するように構成することができ、回転アセンブリ５０が逆の周方向に回転する時には、第１の方向とは逆の第２の方向に（例えば、横軸２４を中心とするリンケージ３４の第２の方向への回転と共に後方に／ページ内に）屈曲するように構成することができる。なお、図５では、イメージを明確にするために回転アセンブリ５０の一部のコンポーネントのみに付番している。さらに、イメージを明確にするために第１のリンケージ３４、６０のカム部材５６及びカップ５４の一部を省略している。

図６は、多方向屈曲システム１２０の実施形態の斜視図である。屈曲システム１２０は、図１のアトラクション１０の１又は２以上の娯楽要素１６など、図１のアトラクション１０において使用することができる。しかしながら、屈曲システム１２０は、あらゆるタイプのアトラクション又は環境内のあらゆるタイプの娯楽要素で使用することができると理解されたい。１つの実装では、屈曲システム１２０を、アニメフィギュアの身体部分（例えば、ドラゴンの尾）を曲げたり又は巻いたりするために、アニメフィギュアの身体部分において使用することができる。屈曲システム１２０は、屈曲システム１２０のセグメントを視界から隠し及び／又は（例えば、アニメフィギュアの身体部分の）望ましい外観を提供できるカバー（例えば、布、ファブリック、プラスチック）によって覆うことができる。

説明を容易にするために、屈曲システム１２０については、軸方向軸又は方向１２２、横軸又は方向１２４、及び円周軸又は方向１２６を参照しながら説明することができる。屈曲システム１２０は、軸方向軸１２２に平行な中心軸１２８に関して説明することもできる。なお、屈曲システム１２０は、図２の動力／制御システム２８及び駆動システム３０などの、駆動システム（例えば、モータ）に動力／制御信号を送信する動力／制御システム（例えば、電子制御システム）を含むことができると理解されたい。

屈曲システム１２０は、図２のベース構造３２及び端部構造３６などのベース構造及び端部構造を含むこともできる。屈曲システム１２０は、ベース構造と端部構造との間に複数のリンケージ１３４（例えば、ブラケット）を含むことができる。複数のリンケージ１３４は、複数のリンケージ１３４の整列した開口部１４６を貫通できる図２の締結具４４などの締結具（例えば、ピン）を介して積層配列で結合することができる。図示のように、複数のリンケージ１３４の各々はそれぞれの回転アセンブリ１５０を伴うことができ、回転アセンブリ１５０は、積層配列で複数のリンケージ１３４を貫通する。各リンク１３４及びそれぞれの回転アセンブリ１５０は、屈曲システム１２０のセグメントを形成しているものとみなすことができる。従って、図示の屈曲システム１２０は６つのセグメントを含む。しかしながら、屈曲システムはあらゆる数（例えば、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ、７つ、８つ又は９つ以上）のセグメントを含むことができる。

各回転アセンブリ１５０は、ボールジョイント１５２と、カップ１５４と、カップ１５４からリンケージ１３４の開口部１５８内に延びるカム部材１５６とを含む。図６に示す直線構成では、ボールジョイント１５２及びカップ１５４が中心軸１２８に中心を置き、及び／又は中心軸１２８に沿って（例えば、同軸的に）（例えば、交互パターンで、両端間に）積み重なることができる。しかしながら、図６に示すように、リンケージ１３４及び回転アセンブリ１５０は、複数の異なる方向への（例えば、異なる平面内での、異なる軸を中心とする）屈曲をもたらすように成形して、様々な態様のうちのいずれかで互いに対して配置することができる。説明を容易にするために、リンケージ１３４については、第１のリンケージ１３４、１６０、第２のリンケージ１３４、１６２、第３のリンケージ１３４、１６４、第４のリンケージ１３４、１６６、第５のリンケージ１３４、１６８、及び第６のリンケージ１３４、１７０と呼ぶ。第１のリンケージ１３４、１６０、及び第１のリンケージ１３４、１６０の回転アセンブリ１５０は、図３～図５の第１のリンケージ３４、６０、及び第１のリンケージ３４、６０の回転アセンブリ５０と同じものであることができる。図６では、イメージを明確にするために、第１のリンケージ１３４、１６０の回転アセンブリ１５０のカップ１５４及びカム部材１５６を省略している。

さらに、第２のリンケージ１３４、１６２の回転アセンブリ１５０は、図３～図５の第２のリンケージ３４、６２の回転アセンブリ５０と同じものであることができ、第２のリンケージ１３４、１６２の回転アセンブリ１５０のカム部材１５６は、第２のリンケージ１３４、１６２の開口部１５８内に位置することができる。また、図示のように、第１のリンケージ部材１３４、１６０の開口部１５８及び第２のリンケージ部材１３４、１６０の開口部１５８は、互いの内部で整列する（例えば、直線構成では中心軸１２８の第１の側面において軸方向軸１２２に沿って積み重なる）。従って、第１のリンク部材１３４、１６０及び第２のリンク部材１３４、１６０は、図５に示すように屈曲することができる。

しかしながら、第２のリンケージ１３４、１６２は、中心軸１２８の第１の側面上に開口部１５８を有するバー１９０（例えば、横方向に延びるバー）と、中心軸１２８の第２の側面上で延びる部分１９２とを含む点で、図３～図５の第２のリンケージ３４、６２とは異なることができる。この形状は、第２のリンケージ１３４、１６２が第３のリンケージ１３４、１６４に結合する（例えば、隣接して積み重なる）ことを可能にする。具体的には、この形状は、第２のリンケージ１３４、１６２が第３のリンケージ１３４、１６４の回転アセンブリ１５０を収容することを可能にし、第３のリンケージ１３４、１６４の回転アセンブリ１５０は、中心軸１２８の第２の側面上にカム部材１５６を含む（例えば、第２のリンケージ１３４、１６２の回転アセンブリ１５０のカム部材１５６から１８０度オフセットされる）。第３のリンケージ１３４、１６４の回転アセンブリ１５０のカム部材１５６は、中心軸１２８の第２の側面上にある（例えば、第２のリンケージ１３４、１６２の開口部１５８から１８０度オフセットされた）第３のリンケージ１３４、１６４の開口部１５８を貫通する。従って、第３のリンケージ１３４、１６４は異なる方向（例えば、第１のリンケージ１３４、１６０及び第２のリンケージ１３４、１６２とは異なる方向）に屈曲することができる。具体的には、第１のリンケージ１３４、１６０及び第２のリンケージ１３４、１６２は横軸１２４を中心に第１の方向に屈曲し、第３のリンケージ１３４、１６４は横軸１２４を中心に第２の方向に屈曲する。なお、リンク１３４毎に異なる移動量及び／又は移動度を提供するために、カップ５４に対するカム５６の角度の他の変形などの他の変形を実装することもできると理解されたい。

図示のように、第４のリンケージ１３４、１６６、及び第４のリンケージ１３４、１６６の回転アセンブリ１５０は、第４のリンケージ１３４、１６６の回転アセンブリ１５０のカム部材１５６が中心軸１２８の第２の側面上に存在する点で類似する。第４のリンケージ１３４、１６６の回転アセンブリ１５０のカム部材１５６は、中心軸１２８の第２の側面上にある第４のリンケージ１３４、１６６の開口部１５８を貫通する。従って、第４のリンケージ１３４、１６６は、第３のリンケージ１３４、１６４と同じ方向、及び異なる方向（例えば、第１のリンケージ１３４、１６０及び第２のリンケージ１３４、１６２とは異なる方向）に屈曲することができる。

屈曲システム１２０は、これらの様々な異なるセグメントがこのように（例えば、交互の屈曲方向に）積み重なって共に使用された場合、屈曲システム１２０の長さに沿って前後に（例えば、側面図では正弦波のように）屈曲することができる。第１の方向に屈曲する２つのセグメント及び第２の方向に屈曲する２つのセグメントを示しているが、いずれかの数のリンケージ１３４をいずれかの配列又はパターンで互いに結合して波構成を提供することができると理解されたい。例えば、いずれかの数（例えば、１つ、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ又は７つ以上）のリンケージ１３４が連続して積み重なって第１の方向に屈曲することができ、いずれかの数（例えば、１つ、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ又は７つ以上）のリンケージ１３４が連続して積み重なって第２の方向に屈曲することができる。さらに、リンケージ１３４を積み重ねていずれかの数の波（例えば、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ又は７つ以上の交互になった山と谷）を提供することもできる。

図６を参照すると、第５のリンケージ１３４、１６６は、交差型構造（ｃｒｏｓｓ－ｔｙｐｅ ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ）を有することができる。交差型構造は、第１のバー２００（例えば、横方向に延びるバー）と、第１のバー２００に対して横向きの（例えば、垂直な）第２のバー２０２（例えば、クロスバー）とによって形成することができる。第１のバー２００は、軸方向に延びて第４のリンケージ１３４、１６６に結合するブラケット２０４間で横方向に延び、第２のバー２０２は、第６のリンケージ１３４、１７０に結合するブラケット２０６間で延びる。第５のリンケージ１３４、１６８の回転アセンブリ１５０は、第５のリンケージ１３４、１６８の第１のバー２００に形成された開口部１５８内に延びる、中心軸１２８の第２の側面上にあるカム部材１５６を含む。従って、第５のリンケージ１３４、１６８は、第３のリンケージ１３４、１６４及び第４のリンケージ１３４、１６６と同じ方向、及び異なる方向（例えば、第１のリンケージ１３４、１６０及び第２のリンケージ１３４、１６２とは異なる方向）に屈曲することができる。

第５のリンケージ１３４、１６６の交差型構造は、第５のリンケージ１３４、１６８が、第５のリンケージ１３４、１６８の第１のバー２００に対して横向きの（例えば、垂直な）クロスバー２１０を含む第６のリンケージ１３４、１７０に結合する（例えば、隣接して積み重なる）ことを可能にする。具体的には、この形状は、第５のリンケージ１３４、１６６の第２のバー２０２と第６のリンケージ１３４、１７０のクロスバー２１０とが（例えば、それぞれのブラケット２０６、２１２を介して）互いに結合することを可能にする。第６のリンケージ１３４、１７０の回転アセンブリ１５０のカム部材１５６は、第５のリンケージ１３４、１６８の第２のバー２０２に形成された開口部１５８から（例えば、０度～３６０度、９０度～１８０度、約９０度）オフセットされた第６のリンケージ１３４、１７０のクロスバー２１０に形成された開口部１５８内に延びることができる。第６のリンケージ１３４、１７０の回転アセンブリ１５０のカム部材１５６は、第５のリンケージ１３４、１６８の回転アセンブリ１５０のカム部材１５６から（例えば、０度～３６０度、９０度～１８０度、約９０度）オフセットされる。動作時には、第６のリンケージ１３４、１７０が異なる方向に（例えば、図６に示す他のリンケージ１３４とは異なる方向に異なる平面内で）屈曲することができる。例えば、回転アセンブリ１５０が周方向１２６に回転すると、第６のリンケージ１３４、１７０は横軸１２４に対して横向きの軸を中心に回転し、他のリンケージ１３４は横軸１２４を中心に回転する。なお、このオフセットは、リンケージ１３４の様々な屈曲及び移動をもたらすいずれかの好適なオフセット（例えば、０度～３６０度、９０度～１８０度、９０度、１８０度）であることができると理解されたい。

従って、本明細書に開示する屈曲システム１２０及び／又はコンポーネントの様々な組み合わせを使用して、様々な視覚効果及びタイプの屈曲（例えば、巻き）をもたらすことができる。上述したように、リンケージ１３４の配列は例示にすぎず、異なる屈曲方向、波状屈曲、９０度転換などをもたらす他の配列などの他の配列も想定される。さらに、いずれかの数（例えば、１つ、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ又は７つ以上）のリンケージ１３４を積み重ねて一方向に屈曲させた後に、いずれかの数（例えば、１つ、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ又は７つ以上）のリンケージ１３４を積み重ねて別の方向に屈曲させることなどもできる。図１～図６を参照して説明した特徴は、いずれかの好適な形で組み合わせることができる。例えば、図６のセグメントは、図２～図５のセグメントのいずれかの特徴を有することができ、その逆もまた同様である。なお、屈曲システム２０、１２０は、アトラクション１０内の乗り物車両１２の位置などに基づいて、及び／又はアトラクション１０の動作中に反復的に（例えば、直線構成と屈曲構成との間を往復して、定期的に、タイマーに基づいて）図１のアトラクション１０と協調して動作することができると理解されたい。

本開示で説明した実施形態は様々な修正及び代替形態が可能であるが、図面には特定の実施形態を一例として示し、本明細書ではこれらについて詳細に説明した。しかしながら、本開示は、開示した特定の形態に限定されるように意図するものではないと理解されたい。本開示は、以下の添付の特許請求の範囲によって定められる本開示の趣旨及び範囲内の全ての修正物、同等物及び代替物を対象とする。

本明細書に示して特許請求する技術は、本技術分野を確実に改善する、従って抽象的なもの、無形のもの又は純粋に理論的なものではない実際的性質の有形物及び具体例を参照し、これらに適用される。さらに、本明細書の最後に添付するいずれかの請求項が、「．．．［機能］を［実行］する手段」又は「．．．［機能］を［実行］するステップ」として指定されている１又は２以上の要素を含む場合、このような要素は米国特許法１１２条（ｆ）に従って解釈すべきである。一方で、他のいずれかの形で指定された要素を含むいずれかの請求項については、このような要素を米国特許法１１２条（ｆ）に従って解釈すべきではない。

２０ 屈曲システム
２２ 軸方向軸
２４ 横軸
２６ 円周軸
２８ 電力／制御システム
３０ 駆動システム
３２ ベース構造
３４ リンケージ
３６ 端部構造
３８ バー
４０ 第１の端部
４２ 第２の端部
４４ 締結具
４８ ブラケット
５０ 回転アセンブリ
５２ ボールジョイント
５４ カップ
５６ カム部材
５８ 開口部

Claims (20)

1. セグメント化屈曲システムであって、
   互いに積層配列で結合された複数のリンケージと、
   前記複数のリンケージを貫通するように互いに結合された複数の回転アセンブリと、
   を備え、前記複数の回転アセンブリは複数のカム部材を含み、該複数のカム部材の各カム部材は、前記複数のリンケージのうちの対応するリンケージのそれぞれの横方向に延びるバーに形成されたそれぞれの開口部内に延び、前記複数の回転アセンブリの回転を可能にして前記複数のリンケージを互いに対して屈曲するように駆動する、
   ことを特徴とするセグメント化屈曲システム。
2. 前記複数の回転アセンブリの各回転アセンブリは、ボールジョイントと、該ボールジョイントを支持するカップとを含む、
   請求項１に記載のセグメント化屈曲システム。
3. 前記ボールジョイント及び前記カップに係合して、前記ボールジョイントと前記カップとの間の周方向の相対運動を阻止するように構成されたピンを含む、
   請求項２に記載のセグメント化屈曲システム。
4. 前記ピンは、前記カップの側壁に形成されたスロットピン開口部を通じて前記ボールジョイントのボールのスロット内に配置されるスロットピンを含む、
   請求項３に記載のセグメント化屈曲システム。
5. 前記スロットは、前記ボールジョイントが前記スロットピンのピン中心軸に垂直な回転軸を中心に前記カップに対して回転するのを可能にするように構成される、
   請求項４に記載のセグメント化屈曲システム。
6. 前記複数の回転アセンブリは、前記複数のリンケージを貫通するように両端間に積み重なる、
   請求項１に記載のセグメント化屈曲システム。
7. 前記複数のリンケージの各リンケージは、前記それぞれの横方向に延びるバーと、該横方向に延びるバーの第１の外側端上の第１のブラケットと、前記横方向に延びるバーの第２の外側端上の第２のブラケットとを含む、
   請求項１に記載のセグメント化屈曲システム。
8. 前記複数のリンケージは、前記複数のリンケージのうちの隣接するリンケージのブラケットを互いに結合する締結具を介して互いに積層配列で結合される、
   請求項１に記載のセグメント化屈曲システム。
9. 前記複数の回転アセンブリは、前記複数の回転アセンブリのうちの第１の回転アセンブリが前記複数の回転アセンブリの中心軸を中心に周方向に回転することに応答して回転して、前記リンケージを互いに対して屈曲するように駆動する、
   請求項１に記載のセグメント化屈曲システム。
10. 前記複数のカム部材のうちの少なくとも１つのカム部材は、前記複数のカム部材のうちの少なくとも１つの他のカム部材から、前記複数の回転アセンブリの中心軸を中心とする周方向にオフセットされる、
    請求項１に記載のセグメント化屈曲システム。
11. セグメント化屈曲システムであって、
    第１のリンケージ及び第１の回転アセンブリを含む第１のセグメントと、
    前記第１のリンケージに結合された第２のリンケージと、前記第１の回転アセンブリに結合された第２の回転アセンブリとを含む第２のセグメントと、
    を備え、前記第１の回転アセンブリは、前記第１のリンケージの第１の開口部に係合して前記第１の回転アセンブリの周方向への回転に応答して前記第１のリンケージを屈曲するように駆動するよう構成された第１のカム部材を含み、前記第２の回転アセンブリは、前記第２のリンケージの第２の開口部に係合して前記第１の回転アセンブリの前記周方向への回転に応答して前記第２のリンケージを屈曲するように駆動するよう構成された第２のカム部材を含む、
    ことを特徴とするセグメント化屈曲システム。
12. 前記第１の回転アセンブリは、第１のボールジョイントと、該第１のボールジョイントを支持する第１のカップとを含み、前記第１のカム部材は前記第１のカップから外向きに延びる、
    請求項１１に記載のセグメント化屈曲システム。
13. 前記第１のボールジョイント及び前記第１のカップに係合して、前記第１のボールジョイントと前記第１のカップとの間の前記周方向の相対運動を阻止するように構成されたスロットピンを備える、
    請求項１２に記載のセグメント化屈曲システム。
14. 前記第２の回転アセンブリは、第２のボールジョイントと、該第２のボールジョイントを支持する第２のカップとを含み、前記第２のカム部材は前記カップから外向きに延びる、
    請求項１２に記載のセグメント化屈曲システム。
15. 前記第１のボールジョイント及び前記第２のカップに係合して、前記第１のボールジョイントと前記第２のカップとの間の周方向の相対運動を阻止するように構成されたピンを含む、
    請求項１４に記載のセグメント化屈曲システム。
16. セグメント化屈曲システムであって、
    第１のリンケージ及び第１の回転アセンブリと、
    第２のリンケージ及び第２の回転アセンブリと、
    駆動システムと、
    を備え、
    前記第１の回転アセンブリは、第１のボールジョイントと、該第１のボールジョイントを支持する第１のカップと、該第１のカップから前記第１のリンケージの第１のバーに形成された第１の開口部内に延びる第１のカム部材とを含み、
    前記第２の回転アセンブリは、第２のボールジョイントと、該第２のボールジョイントを支持する第２のカップと、該第２のカップから前記第２のリンケージの第２のバーに形成された第２の開口部内に延びる第２のカム部材を含み、前記第２の開口部は、前記セグメント化屈曲システムの軸方向軸を中心とする周方向に対して前記第１の開口部からオフセットされ、
    前記駆動システムは、前記第１の回転アセンブリの前記周方向への回転を駆動して、前記セグメント化屈曲システムの横軸を中心に前記第１のリンケージ及び前記第２のリンケージを屈曲させるように構成される、
    ことを特徴とするセグメント化屈曲システム。
17. 前記第１の回転アセンブリ及び前記第２の回転アセンブリは、該第１の回転アセンブリ及び該第２の回転アセンブリの前記周方向の相対運動を阻止するピンを介して互いに結合される、
    請求項１６に記載のセグメント化屈曲システム。
18. 前記第１のボールジョイント及び前記第２のカップは、前記ピンを介して互いに結合される、
    請求項１７に記載のセグメント化屈曲システム。
19. 前記第１のボールジョイントは、前記第１の回転アセンブリが前記周方向に回転すると前記第１のカップ内で回転して、前記横軸を中心に前記第１のリンケージ及び前記第１の回転アセンブリを屈曲させるように構成される、
    請求項１６に記載のセグメント化屈曲システム。
20. 前記第２の開口部は、前記周方向に対して前記第１の開口部からオフセットされる、
    請求項１６に記載のセグメント化屈曲システム。

Images