JP2024510690A - 飲料製造装置で飲料を調製するためのカプセル - Google Patents
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Abstract
飲料製造装置で飲料を調製するためのカプセル(1)であって、底壁(101)と、長手方向軸(A)の周りに延在する側壁(102)と、環状フランジ(103)と、を備え、側壁(102)の外面は、環状フランジ(103)の近位にある第1の部分(1021)と、環状フランジ(103)から遠位にある第2の部分(1022)とを含む。カプセル(1)は、環状フランジ(103)の後面(103B)から突出し且つ長手方向軸(A)の周りに延在するリップシール(104)であって、環状フランジ(103)、リップシール(104)および側壁(102)は、環状溝(106)を画定するリップシール(104)と、長手方向軸(A)の周りに配置され且つ側壁(102)の外面の第1の部分(1021)から突出する複数のセンタリング突起(105)を含む。
Description
本発明は、飲料製造装置で飲料を調製するためのカプセルに関する。本発明はまた、カプセルを製造するための方法、カプセルを製造するための金型および飲料の製造方法に関する。
本開示は、浸出による飲料の製造部門に係る。この分野で知られているのは、例えばコーヒーなどの浸出材料を含むカプセルの使用である。カプセルは、カップまたは本体と蓋とで構成されており、飲料を煎じるためにお湯または蒸気がカプセルに供給される特定の飲料製造機械に配置されるように設計されている。
より具体的には、本開示は、ネスプレッソのような機械で飲料を製造する分野に係る。ネスプレッソのような機械(ネスプレッソ互換機械としても知られる)で飲料を煎じるのに適したカプセルは通常、環状フランジを備え、そこから1つまたは複数のリップシールが延びる。
ネスプレッソ互換キャップの例は例えば、特許文献WO2014067507A2、US2015208852A1およびWO2016193842に記載されている。
ネスプレッソ互換カプセルを示す他の文献は、EP3683157A1、WO2019001995、WO2018026274およびWO2014026700に記載されている。特に、文献EP3683157A1は、カプセルの側面から複数の要素が突出する解決策を示している。これらの要素は、カプセルの底部からカプセルの蓋を収容する領域に向かって進む方向に増加するプロファイルを有する。さらに、前記複数の要素においては軸方向の高さと周方向の展開との間の比率が非常に限られているので、それらが非常にかさばる。
使用時、カプセルは飲料製造機械の特定の区画に挿入される。飲料製造機械は、カプセルに穴を開けるためのナイフと、これらの機械の分野で知られている方法に従って飲料が煎じられている間にカプセルの環状フランジに気密シールを生成するように構成された圧力ベル要素とを備える。
従来技術のカプセルは、飲料製造機械内でのカプセルのセンタリングに関して改善を必要とする。実際、カプセルが機械に挿入されるとき、カプセルは機械の圧力ベル要素に対して位置合わせ、すなわち、同心円状に配置されなければならない。従来技術のカプセルでは、1つまたは複数のリップシールを用いて位置合わせまたはセンタリングが行われる。しかしながら、リップシールはシール機能を実行するように設計および成形されているので、多くの場合、正確な位置合わせまたはセンタリングには適していない。
本開示は、従来技術の上述の欠点を克服するために、飲料製造装置で飲料を調製するためのカプセル、カプセルを製造するための方法、カプセルを製造するための金型および飲料の製造方法を提供することを目的とする。
この目的は、添付の特許請求の範囲で特徴付けられたカプセル、カプセルを製造するための方法、金型および飲料の製造方法によって完全に達成される。
本開示は、飲料製造装置で飲料を調製するためのカプセルに関する。カプセルは、好ましくはネスプレッソ互換カプセルである。
カプセルは、本体(またはカップ)を備える。本体は、好ましくは熱可塑性材料(例えば、ポリマ、複合材料または生体適合性材料など)で作られている。
本体は底壁を備える。本体は側壁を備える。側壁は、第1の環状縁部と第2の環状縁部との間で長手方向軸の周りに延在する。第1の環状縁部は底壁に接続されている。したがって、側壁は、底壁と第2の環状縁部との間に延在する。側壁は、長手方向軸に面する内面と、内面の反対側の外面とを有する。
本体はまた、環状フランジを備える。環状フランジは、側壁の第2の環状縁部に接続されている。環状フランジは、側壁の第2の環状縁部から長手方向軸から離れるように延びる。環状フランジは、側壁に面する後面と、後面の反対側の前面とを有する。
側壁の外面は、フランジの近位にある第1の部分と、フランジから遠位にある第2の部分とを含む。第1および第2の部分は、長手方向軸に対して異なる角度で傾斜している。側壁の外面はまた、フランジから遠位にある第3の部分を含んでもよい。より具体的には、第2の部分は、第1の部分と第3の部分との間に配置される。第2の部分は、第1の部分に接続された第1の環状縁部と第2の部分に接続された第2の環状縁部との間で長手方向軸の周りに延在する。したがって、側壁の第1の環状縁部は第3の部分に画定され(すなわち、第3の部分の縁部である)、側壁の第2の環状縁部は第1の部分に画定される(すなわち、第1の部分の縁部である)。第3の部分は、第1および/または第2の部分とは異なる角度で長手方向軸に対して傾斜している。
好ましくは、第1の部分は円錐台形状である。好ましくは、第2の部分も円錐台形状であり、長手方向軸に対して第1の部分よりも大きな角度で傾斜している。第1および/または第2の部分は、底壁から環状フランジへの方向に長手方向軸から離れるように傾斜している。好ましくは、第3の部分は円筒形である。
第3の部分が円筒形であるという事実は、カプセルが互いに積み重ねられたときに、1つのカプセルの本体を別のカプセルの本体からより簡単に分離できるという点で、積み重ね防止機能として役立つ。
側壁は、長手方向軸に面する内面と、内面の反対側の外面とを有する。好ましくは、第1、第2(および、設けられる場合には第3)の部分は、同一の厚さを有する。
本体(すなわち、環状フランジ)はリップシールを含む。リップシールは、環状フランジの後面から突出している。環状のリップシールは長手方向のシールの周りに延在する。環状のリップシールは、側壁から(具体的にはその第1の部分から)離間している。したがって、環状フランジ、リップシールおよび側壁は、環状溝を画定する。
本体はまた、長手方向軸の周りに配置され且つ側壁の外面の第1の部分から突出する複数の突起を含む。したがって、複数の突起は、環状フランジの近位にある(または環状フランジに隣接した)位置で、側壁の外面に配置される。より具体的には、センタリング突起は、第1の部分のゾーンから突出しており、このゾーンはフランジに隣接している(またはフランジの近位にある)。複数のセンタリング突起は側壁の局所的な肥厚を生み出す。複数のセンタリング突起は、カプセルが飲料製造機械の圧力ベル要素に挿入されるときにカプセルのセンタリングを容易にする機能を有する。
一実施形態では、複数の突起は、環状フランジと直接接触する下部接合面を備える。言い換えれば、複数の突起は、環状フランジから離間しておらず、環状フランジ自体の上にある。
複数のセンタリング突起は、好ましくは少なくとも部分的に環状溝内に配置されることに留意されたい。好ましくは、複数のセンタリング突起は、環状フランジの後面に接続されている。より具体的には、各センタリング突起は、側壁および環状フランジの後面に接続された第1の端部から、側壁に接続され且つ環状フランジから離間している第2の端部まで延びる。第2の端部は、環状フランジの第1の部分を第2の部分に接合する接続縁部から離間している。したがって、突起は、第1の部分の全体にわたって延在するのではなく、環状フランジに隣接する第1の部分のゾーンにわたってのみ延在する。
複数のセンタリング突起は、リップシールから離間している。より具体的には、各センタリング突起の第1の端部は、リップシールから離間している。したがって、環状フランジに平行な平面における複数のセンタリング突起の各センタリング突起の展開は、環状フランジに平行な同一平面におけるセンタリング突起とリップシールとの間の距離よりも小さい。言い換えれば、半径方向における各センタリング突起の展開は、半径方向における環状溝の幅よりも小さい。
好ましくは、環状フランジに垂直な平面における複数のセンタリング突起の各センタリング突起の展開は、環状フランジに垂直な同一平面におけるリップシールの展開よりも大きい。したがって、各センタリング突起の第1の端部は環状溝の内側に配置され、第2の端部は環状溝の外側に配置される。
好ましくは、複数のセンタリング突起は、長手方向軸を通る平面に含まれるそれぞれの軸に沿って延びる。したがって、突起はリブを画定する。平面は、長手方向軸から放射状に延びる。一実施形態では、前述の軸は、長手方向軸に対する側壁の第1の部分の傾斜角に等しい角度で、長手方向軸に対して傾斜している。この実施形態では、軸は、長手方向軸に平行な成分と、長手方向軸に対して半径方向の成分とを有する。長手方向軸に平行な成分は、半径方向の成分よりも大きい。別の実施形態では、軸は長手方向軸に平行である。長手方向軸を通過する平面内に含まれる軸、または長手方向軸に実質的に平行な軸に沿って突起が延びるという事実は、積み重ねを解除する際に、長手方向軸に沿った、したがって突起の軸に沿った動きによって、あるカプセルが別のカプセルから引き抜かれるので、積み重ね解除を容易にする。
一実施形態では、突起は、半径方向の平面に沿って三角形の断面を有する。
一例では、1つまたは複数の突起は、環状フランジに隣接する第1の端部に配置された突出部を含んでもよい。前記突出部は、カプセルの長手方向軸に垂直な半径方向に沿った展開方向を有する。このようにして、カプセルの環状フランジは、下に配置されたカプセルの前記突出部に載り、2つのカプセルがくっつくのを防止する。したがって、この例では、長手方向軸を含む平面に沿った断面で見た場合、突起は「L」形状を有し、「L」形状は、長手方向または実質的に長手方向に向けられたより長い区間(より長い区間は、先細形状を持っていてもいなくてもよいカプセル本体の側面の向きを持つ方向に展開する)と、長手方向に垂直な半径方向に展開するより短い区間(なぜならそれは環状フランジ上に載るからである)と、を有する。
一例では、すべての突起に突出部が設けられている。
しかしながら、別の例では、複数の突起は第1のサブセットおよび第2のサブセットを含み、突起の第1のサブセットには突出部が設けられ、突起の第2のサブセットには突出部が設けられていない、または突起の第1のサブセットの突出部よりも小さい突出部が設けられている。第1のサブセットの突起は、(第1のサブセットの各突起が第2のサブセットの2つの突起の間に配置されるように、また第2のサブセットの各突起が第1のサブセットの2つの突起の間に配置されるように)第2のサブセットに属する対応する突起に対して交互に長手方向軸の周りに配置され得る。
一例では、各突起の半径方向の厚さは、長手方向軸に沿って可変の厚さを有する。特に、好ましい実施形態では、突起の厚さは、カプセルの底部から環状フランジに向かって進む方向に増加している。したがって、各突起の最大厚さは、環状フランジと接触する第1の端部にある。
有利には、突起は、それらの周方向の厚さの少なくとも3倍に等しいカプセルの長手方向軸に沿った長さを持つ。好ましくは、カプセルの長手方向軸に沿った長さと各突起の周方向の厚さとの比率は、4から8の間である。
他の実施形態では、突起は異なる形状を有してもよいことに留意されたい。例えば、長手方向軸に対する接線方向の成分も持つ軸に沿って延びてもよいし、小さなエンボスの形または半球の形であってもよい。
好ましくは、複数のセンタリング突起は、長手方向軸の周りに角度的に等間隔に配置されている。
好ましくは、複数のセンタリング突起は、少なくとも3つのセンタリング突起(または少なくとも5つ、少なくとも7つ、少なくとも9つ、少なくとも12個または少なくとも15個)を含む。
一実施形態では、本体は追加のリップシールを備える。追加のリップシールはリップシールを取り囲む。追加のリップシールはリップシールから離間している。したがって、リップシール、環状フランジ(具体的にはその後壁)および追加のリップシールは、追加の溝を画定する。追加の溝は溝を取り囲む。
カプセルはまた、少なくとも飲料製造機械に配置する準備ができている最終的な構成では、蓋を含むことに留意されたい。蓋は、環状フランジに接合されている。より具体的には、蓋は環状フランジの前面に接合されている。蓋は、本体とともに、カプセル内の内部空間を画定する、または内部空間を囲む。カプセルはまた、飲料を製造するための物質を含む。飲料を製造するための物質は内部空間に配置される。
カプセルが飲料製造機械に挿入されると、機械は物質を含む内部空間にお湯を供給し、飲料は浸出によって製造される。その後、機械は収集空間から飲料を抽出する。
より具体的には、機械は蓋に第1の穴を開けて、そこからお湯を収容空間に供給し、底壁に第2の穴を開けて、そこから製造された飲料が抽出される。
一実施形態では、飲料を製造するための物質は、コーヒー粉末を含む。別の実施形態では、飲料を製造するための物質は、カモミールまたは茶を含む。
本開示はまた、飲料製造装置で飲料を調製するためのカプセルを製造するための方法を提供する。本方法は、カプセルの本体を形成するステップを含む。カプセル、より具体的にはカプセル本体は、本開示の1つまたは複数の態様に従って作製される。形成するステップでは、カプセル本体の底壁、側壁および環状フランジが形成される。側壁は、底壁に接続された第1の環状縁部と第2の環状縁部との間で長手方向軸の周りに延在する。側壁は、長手方向軸に面する内面と、内面の反対側の外面とを有する。環状フランジは、側壁の第2の環状縁部から長手方向軸から離れるように延びる。側壁の外面は、フランジの近位にある第1の部分と、フランジから遠位にある第2の部分および第3の部分とを含む。第2の部分は、第1の部分と第3の部分との間に配置されている。
好ましくは、本体を形成するステップでは、環状フランジの後面から突出し且つ長手方向軸の周りに延びて環状フランジおよび側壁とともに環状溝を画定するリップシールが形成される。一実施形態では、本体を形成するステップでは、リップシールを取り囲む追加のリップシールが形成される。他の実施形態では、本体が形成された後、リップシール(および、設けられる場合には追加のリップシール)がフランジの後面に適用されてもよい。
カプセル本体を形成するステップでは、長手方向軸の周りに配置され且つ側壁の外面の第1の部分から突出する複数のセンタリング突起も形成される。したがって、複数のセンタリング突起は、環状フランジに隣接する側壁の外面のゾーンに形成される。複数のセンタリング突起は、側壁の局所的な肥厚を生み出す。
一実施形態では、形成するステップは、圧縮成形によって実行される。したがって、カプセル本体は、熱可塑性材料の装填物から形成される。この実施形態では、複数のセンタリング突起は、カプセル本体の側壁と一体として圧縮成形によって形成される。
この実施形態では、形成するステップは、本開示の1つまたは複数の態様に従って作製された金型によって実行される。より具体的には、互いに移動可能な下部ユニットと上部ユニットとを含む金型によって実行される。したがって、形成するステップは、熱可塑性材料の装填物を準備すること、金型の下部ユニットに装填物を配置すること、上部ユニットと下部ユニットが成形キャビティであって、その内部でカプセル本体が装填物から形成される成形キャビティを画定するまで、上部ユニットと下部ユニットを互いに向かって移動させることによって金型を閉じることを含む。好ましくは、上部ユニットおよび下部ユニットは、重力に平行な垂直方向に沿って移動する。垂直方向を基準にして、下部ユニットは上部ユニットの下に位置する。形成するステップはまた、カプセル本体を冷却することを含んでもよい。本方法はまた、上部ユニットと下部ユニットを互いに離れるように移動させることによって金型を開くステップと、形成されたカプセルを金型から取り出すステップとを含む。
一実施形態では、形成するステップは射出成形によって行われる。この実施形態では、複数のセンタリング突起は、カプセル本体の側壁と一体として射出成形によって形成される。
本方法はまた、飲料を製造するための物質をカプセル内の内部空間に供給するステップを含んでもよい。本方法はまた、内部空間を閉鎖するために蓋を環状フランジの前面に接合するステップを含んでもよい。
本開示はまた、飲料製造装置で飲料を調製するためのカプセルを製造するための金型を提供する。金型は、開構成と成形キャビティを画定する閉構成との間で移動可能である。成形キャビティは、本開示の1つまたは複数の態様によるカプセルを形成するように成形される。より具体的には、成形キャビティは、底部凹部、側面凹部およびフランジ凹部を含む。側面凹部は、底部凹部に接続された第1の環状端部と第2の環状端部との間で長手方向軸の周りに延在する。側面凹部は、長手方向軸に面する内壁と、内壁と反対側の外面とを有する。フランジ凹部は、第2の環状端部に接続されており、第2の環状端部から長手方向軸から離れるように延びる。側面凹部の外壁は、フランジ凹部の近位にある第1の部分と、フランジ凹部から遠位にある第2の部分とを含む。側面凹部はまた、好ましくは、やはりフランジから遠位にある第3の部分を含む。第2の部分は、第1の部分と第3の部分との間に配置される。好ましくは、第1および第2の部分は(異なる傾斜角を有する)円錐台形状である。第3の部分は、円筒形(または円錐台)の形状である。
カプセルが金型から取り出される前に、金型の長手方向軸は、金型で形成されるカプセルの長手方向軸と一致する。
好ましくは、側面凹部は、側面凹部の外壁の第1の部分において長手方向軸の周りに配置された複数の凹部(またはくぼみ)を含む。したがって、複数の凹部は、フランジ凹部に隣接する外壁のゾーンに形成される。複数の凹部は、側面凹部を局所的に広げる。好ましくは、複数の凹部は、長手方向軸を通るそれぞれの平面に含まれる軸に沿って延びる。したがって、凹部は溝を画定する。
好ましくは、金型は、長手方向軸に沿って互いに対して移動可能な上部ユニットおよび下部ユニットを備える。好ましくは、金型の長手方向軸は重力と平行である。金型の開構成では、上部ユニットと下部ユニットは離間しており、金型の開構成では、上部ユニットと下部ユニットは互いに接近して成形キャビティを画定する。金型の開構成および閉構成の両方で、上部ユニットは下部ユニットの上方に配置される。
本開示はまた、飲料(具体的にはコーヒー)の製造方法を提供する。飲料の製造方法は、本開示の1つまたは複数の態様に従って製造されたカプセルを準備するステップを含む。飲料の製造方法は、飲料(特にコーヒー)製造機械の区画にカプセルを挿入するステップを含む。機械は、環状形状で且つ環状突出部を備えた端縁を有する圧力ベル要素を備える。挿入するステップでは、複数のセンタリング突起が圧力ベル要素に当接することに留意されたい。
飲料の製造方法は、圧力ベル要素の環状突出部がカプセル本体の環状溝に圧入されるように、圧力ベル要素をカプセル本体の環状フランジの後面に対して移動させるステップを含む。より具体的には、圧力ベル要素は、環状溝と係合するとき、リップシールの変形を引き起こす。
飲料の製造方法は、カプセル本体の底壁に穴を開けるステップを含む。飲料の製造方法は、蒸気またはお熱をカプセルに通して飲料を製造するステップを含む。
したがって、注入時、環状フランジの後面は圧力ベル要素の上縁に押し付けられ、流体を内部に供給することを可能にするようにカップがナイフによって貫通されるカップ底部側の環状フランジの後面に対して、カプセルの本体と圧力ベルとの間に流体シールを生成する。
飲料の製造方法は、製造された飲料を抽出するために、機械の一部を形成する少なくとも1つのパンチで蓋に穴を開けるステップを含む。
これらおよび他の特徴は、添付の図面に非限定的な例として示される好ましい実施形態の以下の説明からより明らかになるであろう。
本開示の1つまたは複数の態様に従って製造されたカプセル本体の斜視図を示す。
図1のカプセル本体をさらなる斜視図で示す。
図1のカプセル本体を長手方向の断面図で示す。
図1のカプセル本体を下から見た図で示す。
図1に示される本体および蓋を含む本開示のカプセルであって、飲料製造機械の一部を形成する圧力要素の区画に挿入されるカプセルを示す。
飲料製造機械の一部を形成し且つ使用時に図1のカプセル本体と相互作用する圧力装置の詳細を示す。
図1のカプセル本体を製造するための金型を開構成で示す。
閉鎖ステップ中の図6の金型を示す。
添付の図面を参照すると、数字1はカプセルを示す。カプセル1は、本体100を備える。本体100は、底壁101、側壁102および環状フランジ103を含む。側壁102は、第1の環状縁部102Aと第2の環状縁部102Bとの間で長手方向軸Aの周りに延在する。第1の環状縁部102Aおよび第2の環状縁部102Bは、長手方向軸Aを取り囲む。第1の環状縁部102Aは、底壁101に接続されている。第2の環状縁部102Bは、環状フランジ103に接続されている。環状フランジは、第2の環状縁部102Bから長手方向軸Aから離れるように且つ長手方向軸Aに垂直に延在する。
側壁102は、長手方向軸Aに面する内面と、内面の反対側の外面とを有する。側壁102またはその外面は、第1の部分1021、第2の部分1022および第3の部分1023を備える。第1の部分1021は、環状フランジ103の近位にある。第2の部分1022および第3の部分1023は、環状フランジ103から遠位にある。より具体的には、第1の部分1021は環状フランジ103に接続されており、第3の部分1023は底壁101に接続されている。第2の部分1022は、一方の側で第1の部分1021に接続されており、他方の側で第3の部分1023に接続されている。したがって、第1の部分1021は、側壁の第1の環状縁部102Aと、第1の部分1021と第2の部分1022とを接合する接続縁部との間で長手方向軸Aの周りに延在する。第2の部分1022は、第1の部分1021を第2の部分に接合する接続縁部と、第2の部分1022を第3の部分1023に接合する接続縁部との間で長手方向軸Aの周りに延在する。第3の部分1023は、第2の部分1022を第3の部分1023に接合する接続縁部と、第2の環状縁部102Bとの間で長手方向軸Aの周りに延在する。第1の部分1021は円錐台形状である。したがって、第1の部分1021を第2の部分1022に接合する接続縁部は、第2の環状縁部102Bの直径よりも大きい直径を有する。第2の部分1022も円錐台形状である。したがって、第1の部分1021を第2の部分1022に接合する接続縁部の直径は、第2の部分1022を第3の部分1023に接合する接続縁部の直径よりも大きい。第2の部分1022は、第1の部分1021よりも長手方向軸に向かってより先細になっている。第3の部分1023は円筒形である。したがって、第2の部分1022を第3の部分1023に接合する接続縁部は、第1の環状縁部102Aと同一の直径を有する。
環状フランジ103は、前表面(または前面)103Aと、前面103Aの反対側の後表面(または後面)103Bとを有する。後面103Bは、側壁102に面する。
本体100は、リップシール104を備える。リップシール104は、環状フランジ103の後面103Bから突出している。したがって、リップシール104は、環状フランジ103の局所的な肥厚を生み出す。好ましくは、リップシール104は、長手方向の断面で見て、三角形の形状を有する。リップシール104は、側壁102(具体的には、第1の部分1021)の外面から離間している。したがって、側壁102の外面、環状フランジ103の後面103Bおよびリップシール104は、環状溝106を画定(または規定)する。環状溝106は、長手方向軸Aの周りに延在する。
本体100は、複数の突起105を備える。複数の突起105は、側壁102の外面の第1の部分1021から突出している。複数の突起105は、細長い形状であり、長手方向軸Aと平行に(または実質的に平行に)延在する。複数の突起105は、長手方向軸Aの周りに等間隔に配置されている。複数の突起105は、第2の環状縁部102Bから(または環状フランジ103の範囲まで)側壁102の第1の部分1021上に延在する。したがって、各突起105は、環状フランジ103と接触している第1の端部から第2の端部まで延在する。第2の端部は、第1の部分1021を第2の部分1022に接合する接続縁部から離間していることに留意されたい。実際、複数の突起105は、第1の部分1021の一部のみを占めている。
複数の突起105は、リップシール104によって取り囲まれている。各突起105は、環状溝106内に配置された(第1の端部を備える)第1の部分と、環状溝106の外側に配置された(第2の端部を備える)第2の部分とを含む。
複数のセンタリング突起105は、リップシール104から離間している。言い換えれば、複数のセンタリング突起105は、リップシール104と接触しておらず、リップシール104に接続されていない。したがって、環状フランジ103に平行な平面における各センタリング突起105の展開は、環状フランジ103に平行な同一平面における当該センタリング突起105とリップシール104との間の距離よりも小さい。複数のセンタリング突起105が縮小された展開を有するという事実は、それらのセンタリング機能が機械の動作を妨げないことを意味する。
本体100は、環状フランジ103の後面103Bから突出する追加のリップシール107を備えてもよい。より具体的には、追加のリップシール107は、環状フランジ103の厚みのある環状縁部を生成するように環状フランジ103の外側環状端部に配置されてもよい。追加のリップシール107(すなわち、環状フランジ103の厚みのある環状縁部)は、長手方向の断面において、長方形または四角形の形状を有してもよい。追加のリップシール107(すなわち、環状フランジ103の厚みのある環状縁部)は、リップシール104から離間しており、リップシール104を取り囲む。したがって、追加のリップシール107(すなわち、環状フランジ103の厚みのある環状縁部)、環状フランジ103の後面103Bおよびリップシール104は、追加の環状溝108を画定する。好ましくは、追加の環状溝108の幅は、環状フランジ103に平行な(すなわち、長手方向軸Aに垂直な)平面における環状溝106の幅よりも大きい。
カプセル1は、蓋14を備える。蓋14は、環状フランジ103の前面103Aに接合されている。蓋14および本体100は、カプセル1内の内部空間を画定する。カプセル1内の内部空間は、飲料を製造するための物質4(例えば、コーヒー粉末)を収容する。
カプセル1が飲料製造機械に挿入されると、機械の一部を形成する少なくとも1つのインジェクタ(または少なくとも1つのナイフ)が底壁101に穴を開けてカプセル1内の内部空間にお湯を供給する。飲料は浸出によって製造される。次に、機械は蓋14に穴を開けて製造された飲料を抽出する。
より具体的には、底壁101は、第1のゾーン1011および第2のゾーン1012を備える。好ましくは、第2のゾーン1012は環状形状であり、第1のゾーン1011を取り囲んでいる。第2のゾーン1012の厚みは、第1のゾーン1011の厚みよりも小さい。機械のインジェクタ(またはナイフ)は、より薄い第2のゾーン1012に穴を開ける。
底壁101はまた、第1のゾーン1011および第2のゾーン1012を取り囲む第3のゾーン1013を備える。第3のゾーン1013は、第1の環状縁部102Aに沿って側壁102に接続されている。第3のゾーン1013の厚みは、第2のゾーン1012の厚みよりも大きい。例えば、第3のゾーン1013の厚みは、第1のゾーン1011と等しくてもよい。
第1のゾーン1011は、好ましくは、長手方向軸Aに対して垂直に方向付けられる。一方、第2のゾーン1012は、長手方向軸Aに対して斜めに傾斜している。第3のゾーン1013も、長手方向軸Aに対して斜めに傾斜している。好ましくは、第2のゾーン1012および第3のゾーン1013は、長手方向軸Aに対して同一の傾斜角を有する。
側壁102は、その内面に、複数の環状リブ1024を有することに留意されたい。複数の環状リブ1024は、長手方向軸Aに垂直なそれぞれの平面において長手方向軸Aの周りに延在し、側壁102の内面から突き出ている。より具体的には、第1の部分1021の内面から突出する複数の環状リブ1024と、第2の部分1022の内面から突出する少なくとも1つの環状リブ1024とがある。
好ましくは、カプセル1はまた、複数の積み重ね防止要素109を備える。複数の積み重ね防止要素109は、側壁102の内面および内部空間に面している(すなわち、長手方向軸Aに面している)底壁101に接続されている。複数の積み重ね防止要素109は、一方が他方の内側に積み重ねられた複数のカプセル1の複数の本体100の積み重ねを解除することを容易にする。複数の積み重ね防止要素109は、長手方向軸Aの周りに配置され且つ側壁102の内面から突き出ている。複数の積み重ね防止要素109は、底壁101に接合された第1の端部から第2の端部まで長手方向軸Aと平行に延在する。より具体的には、第1の端部は、底壁101の第3のゾーン1013に接合されている。複数の積み重ね防止要素109は、サイズが異なる(より具体的には、側壁102に沿った長さ、すなわち長手方向軸Aに沿った長さが異なる)第1のグループ109Aおよび第2のグループ109Bを含む。より具体的には、第1のグループ109Aの要素の長さは、第2のグループ109Bの要素の長さよりも長い。実際には、第2のグループ109Bの要素は、側壁の第3の部分1023のみの内面から突き出ているのに対し、第1のグループ109Aの要素は、第3の部分1023および第2の部分1022の両方の内面から突き出ている。第1のグループ109Aの要素は、第1のグループ109Aの第1の要素と第1のグループ109Aの第2の要素との間に第2のグループ109Bの1つまたは複数の要素が存在するように、第2のグループ109Bの要素と交互である。
本開示はまた、金型2に関する。金型2は、カプセル1の本体100を形成するように成形されている。金型2は、(形成される本体100の長手方向軸Aと一致する)長手方向軸Aに沿って互いに対して移動可能な上部ユニット21および下部ユニット22を備える。上部ユニット21は、下部ユニット22よりも高い垂直高さに配置されている。上部ユニット21および下部ユニット22は、金型2の開構成を規定する離間位置と、金型2の閉構成を規定する近接位置との間で互いに対して移動可能である。開構成では、金型2は、熱可塑性材料の装填物3を受け取るように構成されている。好ましくは、装填物3は下部ユニット22上に配置される。閉構成では、上部ユニット21および下部ユニット22は、カプセル1の本体100が装填物3から圧縮成形によって形成される成形キャビティ200を画定する。
成形キャビティ200は、カプセル1の本体100の底壁101を形成するように構成された底部凹部201を含む。
成形キャビティ200はまた、底部凹部201に接続された(すなわち、それとつながっている)側面凹部202を含む。側面凹部202は、カプセル1の本体100の側壁102を形成するように構成されている。より具体的には、側面凹部202は、第1の環状端部202Aと第2の環状端部202Bとの間で長手方向軸Aの周りに延在する。第1の環状端部202Aは、底部凹部201に接続されている(すなわち、それとつながっている)。成形キャビティ200はまた、長手方向軸から離れるように第2の環状端部202Bから延在するフランジ凹部203を含む。したがって、フランジ凹部203は、第2の環状端部202Bで側面凹部202に接続されている(すなわち、それとつながっている)。側面凹部203は、カプセル1の本体100の環状フランジ103を形成するように構成されている。
成形キャビティ200はまた、フランジ凹部203に最も近い側面凹部202の部分において長手方向軸Aの周りに配置された複数の凹部204を含む。より具体的には、凹部は、長手方向軸に面する内壁と反対側の、側面凹部202の外壁に設けられたくぼみである。凹部は、突起104を形成するように構成されている。
カプセル1は、圧力ベル要素301を備えた飲料製造機械に挿入されるように構成されている。圧力ベル要素301は、環状溝106に圧入されるように構成された環状突出部302を含み、それによって気密シールを形成する。このように、圧力ベル要素301の環状突出部302と、溝106およびリップシール104が設けられた環状フランジ103の後面103Bとは、圧入によって互いに結合されるように、すなわち、少なくとも溝106に面する側壁でリップシール104を変形させることによって互いに結合されるように成形されている。圧力要素301の移動中(気密シールが形成される状況の前)、特定のナイフ(図示せず)が本体100の底壁101(具体的にはその第2のゾーン1012)をカットし、物質4に高温の水または蒸気を注入し、それにより飲料が製造されるプロセスを開始する。
Claims (15)
- 飲料製造装置で飲料を調製するためのカプセル(1)であって、本体(100)を含み、前記本体(100)は、
底壁(101)と、
前記底壁に接続された第1の環状縁部(102A)と第2の環状縁部(102B)との間で長手方向軸(A)の周りに延在する側壁(102)であって、前記長手方向軸(A)に面する内面および前記内面の反対側の外面を有する側壁(102)と、
前記側壁(102)の前記第2の環状縁部(102B)から前記長手方向軸(A)から離れるように延在し且つ前記側壁(102)に面する後面(103B)および前記後面(103B)の反対側の前面(103A)を有する環状フランジ(103)であって、前記側壁(102)の前記外面は、当該環状フランジ(103)の近位にある第1の部分(1021)と、当該環状フランジ(103)から遠位にある第2の部分(1022)とを含む環状フランジ(103)と、
前記環状フランジ(103)の前記後面(103B)から突出し且つ前記長手方向軸(A)の周りに延在するリップシール(104)であって、前記環状フランジ(103)、当該リップシール(104)および前記側壁(102)は、環状溝(106)を画定するリップシール(104)と、を備え、
前記本体(100)はまた、前記長手方向軸(A)の周りに配置され且つ前記側壁(102)の前記外面の前記第1の部分(1021)から突出する複数のセンタリング突起(105)を含み、前記複数のセンタリング突起(105)は、前記側壁(102)の局所的な肥厚を生み出す、カプセル(1)。 - 前記複数のセンタリング突起(105)は、前記環状溝(106)内に少なくとも部分的に配置されている、請求項1に記載のカプセル(1)。
- 前記複数のセンタリング突起(105)は、前記環状フランジ(103)の前記後面(103B)に接続されている、請求項2に記載のカプセル(1)。
- 前記複数のセンタリング突起(105)は、前記リップシール(104)から離間している、請求項3に記載のカプセル(1)。
- 前記環状フランジ(103)に平行な平面における前記複数のセンタリング突起(105)の各センタリング突起(105)の展開は、前記環状フランジ(103)に平行な前記平面における当該センタリング突起(105)と前記リップシール(104)との間の距離よりも小さい、請求項4に記載のカプセル(1)。
- 前記環状フランジ(103)に垂直な平面における前記複数のセンタリング突起(105)の各センタリング突起(105)の展開は、前記環状フランジ(103)に垂直な前記平面における前記リップシール(104)の展開よりも大きい、請求項4または5に記載のカプセル(1)。
- 前記複数のセンタリング突起(105)は、前記長手方向軸(A)を通る平面に含まれるそれぞれの軸に沿って延びる、請求項1から6のいずれか一項に記載のカプセル(1)。
- 前記複数のセンタリング突起(105)は、前記長手方向軸(A)の周りに角度的に等間隔に配置されている、請求項1から7のいずれか1項に記載のカプセル(1)。
- 前記複数のセンタリング突起(105)は、少なくとも3つのセンタリング突起(105)を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載のカプセル(1)。
- 前記リップシール(104)を取り囲み且つそこから離間している追加のリップシール(107)を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のカプセル(1)。
- 飲料製造装置で飲料を調製するためのカプセル(1)を製造するための方法であって、前記カプセル(1)の本体(100)を形成するステップを含み、前記ステップにおいて、
底壁(101)と、
前記底壁(101)に接続された第1の環状縁部(102A)と第2の環状縁部(102B)との間で長手方向軸(A)の周りに延在する側壁(102)であって、前記長手方向軸(A)に面する内面および前記内面の反対側の外面を有する側壁(102)と、
前記側壁(102)の前記第2の環状縁部(102B)から前記長手方向軸(A)から離れるように延在し且つ前記側壁(102)に面する後面(103B)および前記後面(103B)の反対側の前面(103A)を有する環状フランジ(103)であって、前記側壁(102)の前記外面は、当該環状フランジ(103)の近位にある第1の部分(1021)と、当該環状フランジ(103)から遠位にある第2の部分(1022)とを含む環状フランジ(103)と、
前記環状フランジ(103)の前記後面(103B)から突出し且つ前記長手方向軸(A)の周りに延在するリップシール(104)であって、前記環状フランジ(103)および前記側壁(102)とともに環状溝(106)を画定するリップシール(104)と、が形成され、
形成する前記ステップはまた、前記長手方向軸(A)の周りに配置され且つ前記側壁(102)の前記外面の前記第1の部分(1021)から突出する複数のセンタリング突起(105)を形成し、前記複数のセンタリング突起(105)は、前記側壁(102)の局所的な肥厚を生み出す、方法。 - 形成する前記ステップは、熱可塑性材料の装填物から圧縮成形によって実行され、前記複数のセンタリング突起(105)は、圧縮成形中に前記本体(100)の前記側壁(102)と一体として形成される、請求項11に記載の方法。
- 飲料製造装置で飲料を調製するためのカプセル(1)を製造するための金型(2)であって、開構成と成形キャビティ(200)を画定する閉構成との間で移動可能であり、
底部凹部(201)と、
前記底部凹部(201)に接続された第1の環状端部(202A)と第2の環状端部(202B)との間で長手方向軸(A)の周りに延在する側面凹部(202)であって、前記長手方向軸(A)に面する内壁と、前記内壁の反対側の外壁とを有する側面凹部(202)と、
前記第2の環状端部(202B)に接続され且つ前記第2の環状端部(202B)から前記長手方向軸(A)から離れるように延在するフランジ凹部(203)であって、前記側面凹部(102)に面する後壁および前記後壁の反対側の前壁を有し、前記側面凹部(102)の前記外壁は、当該フランジ凹部(203)の近位にある第1の部分と、当該フランジ凹部(203)から遠位の第2の部分とを含む、フランジ凹部(203)と、
前記フランジ凹部(203)の前記後壁に接続され且つ前記長手方向軸(A)の周りに延在するリップシール凹部と、を含み、
前記側面凹部(202)は、前記側面凹部(202)の前記外壁の前記第1の部分において前記長手方向軸(A)の周りに配置された複数の凹部を含む、金型(2)。 - 前記長手方向軸(A)に沿って互いに対して移動可能である上部ユニット(21)および下部ユニット(22)を備え、前記金型(2)の前記開構成では、前記上部ユニット(21)および前記下部ユニット(22)は離間しており、前記金型(2)の前記閉構成では、前記上部ユニット(21)および前記下部ユニット(22)は互いに接近して前記成形キャビティ(200)を画定する、請求項13に記載の金型(2)。
- 飲料の製造方法であって、
請求項1から10のいずれか一項に記載のカプセル(1)を準備するステップと、
環状形状の端縁を有し且つ環状突出部(302)を備えた圧力ベル要素(301)を備えた飲料製造機械の区画に前記カプセル(1)を挿入するステップと、
前記圧力ベル要素(301)の前記環状突出部(302)が前記カプセルの前記本体(100)の前記環状溝(106)に圧入されて前記リップシール(104)の変形を引き起こすように、前記カプセル(1)の前記本体(100)の前記環状フランジ(103)の前記後面(103B)に対して前記圧力ベル要素(301)を移動させるステップと、
前記本体(100)の前記底壁(101)に穴を開けるステップと、
蒸気またはお湯を前記カプセル(1)に通して飲料を製造するステップと、を含む飲料の製造方法。
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