JP2024508585A - 曲げ方法および曲げ方法を実行するための曲げ機械 - Google Patents

曲げ方法および曲げ方法を実行するための曲げ機械 Download PDF

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アンドレア・バラルド
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Abstract

金属製品(2)を曲げるための方法であって、a)少なくとも1つの曲げグループ(4)を有する曲げヘッド(3)と金属製品(2)の間の相対運動を実行するステップと、b)曲げグループ(4)の起動によって金属製品(2)を曲げるステップとを少なくとも含む方法が記載される。ステップb)中、少なくとも1つの第1の作動装置がそれぞれの運動プロファイル(u(t))に従って曲げグループ(4)を作動させ、ステップa)中、少なくとも1つの第2の作動装置が曲げヘッド(3)と金属製品(2)の間の相対運動をそれぞれの運動プロファイル(u(t))に従って作動させる。方法は、準備のステップであって、その間に、第1の作動装置および/または第2の作動装置のそれぞれの初期運動プロファイルが第1のパラメータ(a)および第2のパラメータ(b)の関数として修正されてそれぞれの運動プロファイル(u(t))が得られるステップをさらに含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照によりすべての開示内容が本明細書に組み込まれる2020年12月23日出願のイタリア国特許出願第102020000032258号からの優先権を主張するものである。
本発明は、金属製品、具体的には長尺の金属製品、より具体的には金属ワイヤまたは金属管を曲げて、所定の屈曲した製品を得るための方法に関する。詳細には、本発明は、方法そのものの過程で発生する可能性のある金属製品の振動を低減することができる金属製品を曲げる方法に関する。
有利には、本発明は、金属製品を曲げるための曲げ機械、特にワイヤ曲げ機または管曲げ機にも関する。
曲げ機械は、金属ワイヤを曲げるものまたは金属管を曲げるものとして知られている。
そうした機械は、それぞれが屈曲ワイヤまたは屈曲管を得るための一連の曲げを実行するように構成される。
こうした機械は、曲げを行うための1つまたは複数の曲げグループを有する少なくとも1つの曲げヘッドの他、曲げヘッドとワイヤまたは管の間の相対運動を行うための駆動機構を備えることも知られている。
駆動機構は、ワイヤまたは管と曲げグループの少なくとも1つとの相対的な位置取りが得られるようにして、前記曲げグループがそれぞれの曲げを行うことを可能にする。
駆動機構は、曲げヘッドの移動および/もしくは回転のため、ならびに/または送出し経路沿いのワイヤもしくは管の送出しのために構成できることが知られている。
典型的な曲げグループは、ワイヤまたは管と接するようにそれぞれ構成された1つまたは複数の係合要素を有するタレットと、そのタレットに結合されたアクチュエータであって、ワイヤまたは管を曲げるためにタレットを軸の周りに回転させ、軸沿いに並進させるように構成されたアクチュエータとを備える。
曲げが行われる間、それぞれのアクチュエータはそれぞれ所定の運動プロファイルを実行して、少なくとも1つの係合要素によってワイヤまたは管の一部位が同じワイヤまたは管の別の部位に対して曲げられるようにする。
典型的には、各々のワイヤまたは管は、それぞれの所望の屈曲ワイヤまたはそれぞれの所望の屈曲管を得るために一連の曲げにかけられる。
各々の曲げを得るためには、アクチュエータはそれぞれの運動プロファイルに基づいて制御されなければならず、運動プロファイルのそれぞれのシーケンスも、曲げヘッドとワイヤまたは管の間の相対位置の修正と組み合わせて適用される必要があることも知られている。
方法の最中にワイヤまたは管の振動が発生する可能性があり、時としてそれはワイヤもしくは管の望まない変形、および/またはワイヤもしくは管の曲げ機械の部品との衝突につながる場合があることが観察されている。
こうした問題を回避するためには、作業者は、曲げの各ステップと、曲げヘッドとワイヤまたは管の間の相対位置の修正の各ステップとからなる個々の曲げ方法に対して手動による修正を加えなければならない。一方で、そうした修正のためにはかなりの時間が必要となり、また一方で、その修正とその成功は特定の作業者の経験と専門技能に依存する。
さらに、そうした修正の適用には作業者の高度な経験が欠かせないというだけでなく、高度な基本的職能が求められることも考慮される必要がある。こうした側面は、熟練労働者が不足する国々では問題となる可能性がある。さらに、作業者の入れ替わりが激しい環境であれば、欠点が助長され得る。
また、特許文献1では、補償的な動きの発生によって振動を低減させることが提案されている。
一方、特許文献2は、曲げ対象品の曲げを最適化するためにかなりのコンピュータ資源を必要とするシミュレーションの利用について記している。
米国特許出願公開第2011192204号明細書 独国特許出願公開第102014206622号明細書
したがって、既知の欠点を1つでも解消することのできる曲げの方法および/または曲げ機械のさらなる改良に対するニーズが業界には存在している。
特に、ワイヤまたは管の振動を自動化された形で低減することができる曲げの方法および/または曲げ機械に対するニーズが業界には存在する。
前述の目的は、本発明が独立クレームで規定される金属製品を曲げる方法に関するものであるため、本発明によって達成される。別法として好ましい実施形態はそれぞれの従属クレームで保護される。
前述の目的は、本発明が請求項15に記載の機械に関するものであるため、本発明によっても達成される。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面を参照しながら限定的でない例として提供する以下の詳細な説明によって明らかとなろう。
わかりやすくするために幾つかの部品を取り外した曲げ機械の概略部分図である。 図1の曲げ機械の詳細を示した拡大等角図である。 減衰調和振動子の1つのモデルの概略図である。 金属ワイヤの振動の時間的な経過のグラフである。 本発明による初期運動プロファイルと修正後の運動プロファイルを示したグラフである。 本発明による方法の幾つかのステップを示した概略図である。
図1で、符号1は、金属製品、具体的には(1つの軸に沿って延びる)長尺の金属製品、より具体的には金属ワイヤ2または金属管を曲げるための(自動)曲げ機械全体を表している。
幾つかの限定的でない実施形態によれば、金属製品は、円形、長円形、長方形、正方形、楕円形またはその他の形の断面を有するものであることができる。
幾つかの限定的でない実施形態によれば、金属製品は中空であっても中実であってもよい。
幾つかの限定的でない実施形態によれば、金属製品は少なくとも1つの金属材料を含む。幾つかの限定的でない変形形態によれば、金属製品は、たとえば複合材料やプラスチック材料のような金属以外の材料を少なくとも1つ含むこともできる。
以下では、金属ワイヤ2の曲げの例を参考として取り上げるが、それに限定することを意図するものではない。
しかし、以下の説明は、たとえば金属管のような他の金属製品の曲げにも当てはまる。
さらに、以下では、金属ワイヤ2を曲げるための曲げ機械1について、何ら限定を意図することなく、詳細にわたって説明する。しかし、以下の説明は、たとえば金属管のような金属製品を曲げるための曲げ機械1にも当てはまり得る。
特に図1および図2を見ると、曲げ機械1は、
- 曲げ機械1自体の動作を制御するように構成された制御ユニットと、
- 曲げヘッド3、特に制御ユニットに動作可能に連結された曲げヘッド3であって、ワイヤ2を特に曲げステーションで曲げるように構成された曲げヘッド3と、
- 駆動機構、特に制御ユニットに動作可能に連結された駆動機構であって、曲げヘッド3とワイヤ2の間の相対運動を制御および/または実行するように構成された駆動機構と
を少なくとも備える。
より詳細には、曲げヘッド3は、1つまたは複数の(図示された具体例では2つの)曲げグループ4を備え、各々の曲げグループ4はワイヤ2を選択的に曲げるように構成される。換言すれば、各々の曲げグループ4は、ワイヤ2を曲げるための曲げの各ステップを実行するように構成される。
さらに詳細には、各々の曲げグループ4は、
- それぞれのタレット5であって、特に曲げヘッド3のそれぞれの収容部(housing seat)に可動に挿入されたタレット5と
- それぞれのタレット5と一体をなす1つまたは複数の係合要素6と、
- 第1の作動装置(自明のものであり、図示しない)であって、特に制御ユニットに動作可能に連結され、それぞれのタレット5に結合されて、タレット5の、それぞれの軸の周りの角運動および/またはそれぞれの軸沿いの並進運動をそれぞれ作動させるように構成された第1の作動装置と
を少なくとも備えることができる。
さらに、制御ユニットは、各々の第1の作動装置を制御して、タレット5の角運動および/または並進運動による曲げ動作が決定されるように、そしてその結果として係合要素6の相対移動が決定されるように構成される。
この具体例では、各々の第1の作動装置は、それぞれのタレット5の並進運動を決定するために、それぞれのタレット5および/もしくは直線アクチュエータ、たとえば空圧アクチュエータの角運動を決定し、かつ/または作動させるための少なくとも1つの(電気)モータを備える。
より詳細には、駆動機構は、ワイヤ2を送り出すように、特に曲げステーションに向かう送出し経路に沿って送り出すように、かつ/または、曲げヘッド3を、特に少なくとも3つの軸の周りに移動および/もしくは回転させるように構成され得る。
さらに詳細には、駆動機構には複数の第2の作動装置を設けることができ、その各々は、送出し経路沿いのワイヤ2の送出しならびに/または曲げヘッド3の移動および/もしくは回転を決定するように構成される。
好ましくは、第1の複数の第2の作動装置は、曲げヘッド3の移動および/または回転を少なくとも部分的に決定するように構成される。
より好ましくは、第2の複数の第2の作動装置は、ワイヤ2の送出しを少なくとも部分的に決定するように構成され得る。
図示された限定的でない実施形態によれば、駆動機構は、互いが前後する形で配置された第1のグループの送出し輪7と、互いが前後する形で配置された第2のグループの送出し輪8とを備える。具体的には、各々の送出し輪7はそれぞれの送出し輪8と対向することで、送出し輪7と送出し輪8とがワイヤ2の両側に作用する。
具体的には、第1のグループと第2のグループは送出し経路に沿って曲げヘッド3の上流側に配置される。
より詳細には、送出し輪7と送出し輪8は、1つまたは複数の第2の作動装置と結合され、互いに協働して送出し経路の少なくとも一部に沿ってワイヤ2を送り出すように構成される。
さらに、曲げ機械1、特に曲げヘッド3は、ワイヤ2を切断するように構成された切断ユニットを備えることができる。
特に図1を見ると、曲げ機械1は、(曲げられていない状態の)ワイヤ2が収められた貯蔵装置9をさらに備えることができる。具体的には、駆動機構は、貯蔵装置9から曲げヘッド3および/または曲げステーションに向けてワイヤ2を送り出すように構成される。
さらに詳細には、貯蔵装置9は、ワイヤ2をロールの形で収容するように構成される。
なお詳細には、貯蔵装置9は、ワイヤ2をロールの形で保持する支持体10を備え、特に支持体10は、ロールの形に配置されたワイヤ2の巻きを解くことができるように設計される。
特に図1を見ると、曲げ機械1は、作業者が曲げ機械1に対して、特に制御ユニットに対して指示を送り、かつ/または曲げ機械1から情報を受け取ることができるように構成されたマンマシン・インタフェース11をさらに備えることができる。
使用時、曲げ機械1は、ワイヤ2を曲げることによって(所定の)屈曲ワイヤ2’を得る。
曲げの方法は、
a)曲げヘッド3とワイヤ2の間の相対運動を実行するステップと、
b)ワイヤ2を曲げるステップと
を少なくとも含む。
その他に、方法は、ステップa)およびステップb)を繰り返す1つまたは複数の繰返しのステップをさらに含むことができる。繰返しのステップを実行することにより、特に、所望の屈曲ワイヤ2’を得るためのステップa)およびb)のシーケンスを得ることができる。
好ましくは、方法は、ワイヤ2が切断される切断ステップを少なくとも1つさらに含む。切断ステップは、特にステップa)および/またはb)の前または後に実行することができる。
さらに詳細には、ステップa)の実行中は、曲げグループ4の少なくとも1つは、ワイヤ2に対して、係合要素6の少なくとも1つがワイヤ2と隣接し、かつ/または接触する位置に置かれる。その後、ステップb)中、以下で詳述するとおり、それぞれの係合要素6はワイヤ2のそれぞれの曲げが得られるように動く。
より明確には、各々のステップb)中、それぞれの曲げグループ4、特にそれぞれのタレット5を作動させることによって、ワイヤ2の第1の(自由)部位15がワイヤ2の第2の部位16に対して曲げられ(図2参照)、たとえばその第2の部位16はそれぞれのステップb)の実行中は固定状態におかれる。具体的には、各々のステップb)中、第1の部位15と第2の部位16の間に規定される角度が得られる。より具体的には、規定されるその角度は1つのステップb)と次のステップとでは異なる(所望の屈曲ワイヤ2’の形状によって決まる)可能性がある。
より詳細には、ステップa)中、第2の作動装置の少なくとも1つが曲げヘッド3とワイヤ2の間の相対運動をそれぞれの運動プロファイルに従って作動させる。
幾つかの限定的でない実施形態によれば、ステップa)中、幾つかの第2の作動装置を作動させることで曲げヘッド3とワイヤ2の間の相対運動を作動させることもでき、各々の第2の作動装置はそれぞれの運動プロファイルに従って作動する。
たとえば、第2の作動装置の1つまたは複数、特に第1の複数の第2の作動装置が曲げヘッド3を移動および/または回転させることができよう。
代替的および/または追加的には、第2の作動装置の1つまたは複数、特に第2の複数の第2の作動装置がワイヤ2を送り出すことができよう。
さらにまた、ステップb)中、第1の作動装置の少なくとも1つが、具体的にはそれぞれのモータが、ワイヤ2のそれぞれの曲げを行うためのそれぞれの運動プロファイルに従ってそれぞれの曲げグループ4を、特にそれぞれのタレット5を作動させる。
より明確には、(第1の作動装置または第2の作動装置の)各々の運動プロファイルには、それぞれの第1または第2の作動装置の制御パラメータの時間的な経過が経時的に記述される。特に、各々の運動プロファイルでは少なくとも加速および減速のステップが規定される。
図5に例として概略的に示したとおり、それぞれの第1の作動装置のそれぞれのモータの運動プロファイル(破線の曲線参照)は、モータの角度位置を経時的に記述するものであることができる。そのため、ここでは、運動プロファイルは、それぞれのタレット5および/またはそれぞれの係合要素6の角度位置を経時的に記述している。
ステップb)中、それぞれの第1の作動装置によって作動するそれぞれの運動プロファイルは、特に第1の部位15と第2の部位16の間にそれぞれ所望の角度を得るために他のものと異なることができることに留意する必要がある。
好ましくは、ステップa)およびb)中、第1の作動装置および第2の作動装置のそれぞれの運動プロファイルを制御ユニットが制御する。
図2に示すように、この方法の最中に、特にステップa)および/またはステップb)の後、ワイヤ2、特にその第1の部位15の振動が大きくなる場合がある。
以下に説明するように、ワイヤ2の振動、特にその第1の部位15の振動を低減するという具体的な目的のもと、運動プロファイルの少なくとも幾つか、特に第1の作動装置の作動、特にそれぞれのモータの(したがってそれぞれのタレット5の)作動を記述した運動プロファイルが準備のステップc)(図6参照)で決定される。
さらに詳細には、ステップc)中、第1の作動装置および/または第2の作動装置の少なくとも1つのそれぞれの初期運動プロファイル(たとえば図5の実線の曲線を参照)は、第1のパラメータaおよび第2のパラメータbの関数として修正されてそれぞれの運動プロファイル(図5の破線の曲線)を得る。ただし、第1のパラメータaは、それぞれの第1の作動装置またはそれぞれの第2の作動装置のそれぞれの運動プロファイルの適用によって生じる金属ワイヤ2の振動をモデル化および/または記述する減衰調和振動子の振動周波数ωに依存し、第2のパラメータbは減衰調和振動子の振動の減衰ξに依存する。
特に図3を見ると、減衰調和振動子は、関係するステップa)またはb)の実行後、それぞれの運動プロファイルu(t)、特に第1の部位15のそれぞれの運動プロファイルu(t)の適用によって生じるワイヤ2の振動y(t)の決定および/または記述を可能にする。
より詳細には、調和振動子は、それぞれの質量M、ばね定数Kのばねおよび減衰定数Dのダンパによって記述される。
たとえば、ステップb)の場合、適用されるモデルでは、それぞれの曲げグループ4が、具体的にはそれぞれのタレット5が、より具体的にはそれぞれの曲げ要素6が、ワイヤ2との接触を失うと、ワイヤ2の振動y(t)、特にその第1の部位15の振動は、質量Mをその平衡位置から遠ざけることによって発生する質量-ばね-ダンパ系における質量Mの自由運動と等価になることを定めている。
さらに詳細には、ラプラス領域での伝達関数G(s)=Y(s)/U(s)は振動y(t)と運動プロファイルu(t)とを結びつける(上式で、Y(s)はラプラス領域における振動y(t)に相当し、U(s)はラプラス領域における運動プロファイルu(t)に相当する)。ただし、G(s)= Y(s)/U(s)=((2*ξ*s/ω)+1)/((s/ω)+(2*ξ*s/ω)+1)であり、ここでsはラプラス変数(すなわち複素変数)である。
さらに、振動周波数ωは√(K/M)に比例し、減衰ξはD/(2*√(M*K))に比例する。
しかし、質量M、ばね定数K、減衰定数Dの値を、ワイヤ2、特にその第1の部位15の幾何学形状や機械的性質、さらにはワイヤ2の材料に関係した特徴から決定することは難しい。
好ましくは、第1のパラメータaは振動周波数ωの二乗の逆数に比例し、特にそれに等しく、第2のパラメータbは減衰ξに比例するとともにさらに振動周波数ωの逆数に比例する。
したがって、a=1/ωおよびb=(2* ξ)/ ωである。
第1のパラメータaおよび第2のパラメータbのこうした定義から、運動プロファイルu(t)と振動y(t)とを結びつける減衰調和振動子のラプラス領域における伝達関数G(s)、すなわちG(s)=(b*s+1)/(a*s+b*s+1)が得られる。
第1のパラメータaおよび第2のパラメータbは、各々のステップa)および/または各々のステップb)の間に変化する可能性があることが留意されるべきである。すなわち、質量M、ばね定数Kおよび減衰係数Dは一定ではなく、各々のステップa)および/または各々のステップb)の間に変化する可能性がある。
好ましくは、ステップc)中、第1のパラメータaと第2のパラメータbが記憶装置17(図6参照)から読み出され、具体的にはその記憶装置17は曲げ機械1の一部であり、より具体的には記憶装置17は制御ユニットの一部である。具体的には、記憶装置17はそれぞれの第1のパラメータaおよびそれぞれの第2のパラメータbの複数のセットを含み、各々のセットは1つまたは複数のそれぞれのステップa)および/またはb)に割り当てられる。
さらに、方法は、所望の屈曲ワイヤ2’に応じて1つまたは複数の初期運動プロファイル(図5の実線の曲線参照)が決定される初期化のステップd)であって、具体的には、各々がそれぞれの第1の作動装置におよび/またはそれぞれの第2の作動装置と連結されるステップd)を含むことができる。
さらに詳細には、ステップd)中、ステップa)およびb)、ならびにそれらのシーケンスも決定される。
より明確には、初期運動プロファイルならびに/またはステップa)およびb)のシーケンスは、たとえば制御ユニットによって、所望の屈曲ワイヤ2’に応じて決定される。たとえば、幾つかの限定的でない実施形態によれば、初期運動プロファイルならびに/またはステップa)およびステップb)のシーケンスは、たとえば制御ユニットによって、所望の屈曲ワイヤ2’に応じて、ソフトウェアシステムおよび/またはマンマシン・インタフェース11を用いて決定することができる。たとえば、ソフトウェアシステムは、コンピュータ援用設計ソフトウェア(CAD)および/またはコンピュータ援用製造ソフトウェア(CAM)および/または分散型観察・監視コンピュータシステム(SCADAとも呼ばれる)に基づいたものであることができる。
幾つかの限定的でない変形形態によれば、ステップd)中、作業者は、たとえばマンマシン・インタフェース11を用いて、初期運動プロファイルならびに/またはステップa)およびステップb)のシーケンスの制御および/または修正を行うことができる。
ここで留意されるべきは、たとえ初期運動プロファイルによって所定の屈曲ワイヤ2’が得られるとしても、ワイヤ2の起こり得る振動y(t)、特に、この方法の最中に発生し得るその第1の部位15の振動を考えると、初期運動プロファイルは最適化されているわけではないということである。
たとえば、図4では、それぞれの第1の作動装置の初期運動プロファイルによる応力、特にそれぞれのモータによる応力によって生じるワイヤ2の振動は実線で示されており、初期運動プロファイルの修正によって得られる運動プロファイルによる応力によって生じる振動は破線で示されている。運動プロファイルの適用によって振動y(t)の(顕著な)低減が可能であることを見て取ることができる。
そのため、それぞれの第1のパラメータaおよびそれぞれの第2のパラメータbの関数としての初期運動プロファイルの修正により、それぞれのステップa)またはそれぞれのステップb)に関連した振動を低減することができる。
幾つかの限定的でない実施形態によれば、初期運動プロファイルをすべて修正する必要はなく、その一部だけでよい。具体的には、第2の作動装置による応力に起因する振動に連関する臨界点(criticalities)は第1の作動装置による応力に起因する振動に連関する臨界点よりも少ないことが観察されている。
より明確には、幾つかの限定的でない実施形態によれば、第1の作動装置に関連した初期運動プロファイルの一部または全部に限ってそれぞれの第1のパラメータaおよびそれぞれのパラメータbの関数として修正され、特に第2の作動装置に関連した運動プロファイルは修正されない。
好ましくは、特に図6を見ると、ステップc)中、各々の運動プロファイルが、曲げ機械1の計算グループ18、特に制御ユニットの計算グループ18によって、それぞれの第1のパラメータaおよびそれぞれの第2のパラメータbの関数として計算される。特に、計算グループ18は現場および/または遠隔に配置することができる。
より詳細には、ある可能な実施形態によれば、ステップc)中、各々の初期運動プロファイル(修正前)は、(a*s+b*s+1)に比例するラプラス領域で表された伝達関数F(s)を用いて、特に計算グループ18によって、フィルタリングされ、運動プロファイルu(t)が決定される。具体的には、F(s)は、関係する周波数レンジにおける係数およびステップダイヤグラム(step diagram)が(a*s2+b*s+1)の係数およびステップダイヤグラムに等しい伝達関数である。
代替的および/または追加的には、ステップc)中、最適化のサブステップが実行され、特に計算グループ18によって実行され、その間に、ラプラス領域における伝達関数G(s)、すなわちG(s)=((b*s+1)/(a*s+b*s+1))を考慮したときに発生する振動が最も少ない運動プロファイルu(t)が決定される。
具体的には、最適化のサブステップでは、運動プロファイルの適用から始まって、(計算グループ18によって実行される数値アルゴリズムにより)振動が最も少なくなる運動プロファイルu(t)が決定される。
より具体的には、最適化のサブステップでは、計算グループ18が、減衰調和振動子モデル(および伝達関数G(s)によって記述されるもの)によって、適用運動プロファイルの関数としてもたらされる振動を決定し、もたらされる振動に対して適用運動プロファイルの関数としてのコストを割り当てる。その上で、計算グループ18は、修正された適用運動プロファイルの関数として減衰調和振動子モデルによってもたらされる振動を決定し、再び振動およびそれぞれのコストを決定する。計算グループ18は、生じる振動が最も少ない運動プロファイルu(t)が決定されるまでこうした演算を続ける。
好ましくは、最適化のサブステップでは、最適化のサブステップ自体の当初は、(a*s+b*s+1)に比例するラプラス領域で表現された伝達関数F’(s)を考慮しながら初期運動プロファイルのフィルタリングによって得られる運動プロファイルを適用する。具体的には、F’(s)は、関係する周波数レンジで係数およびステップダイヤグラムが(a*s+b*s+1)の係数およびステップダイヤグラムと同じである伝達関数である。
幾つかの限定的でない実施形態によれば、各々の第1のパラメータaおよび各々の第2のパラメータbの決定のためにそれぞれの較正ステップe)が実行される。
より詳細には、ステップe)中、
- 初期運動プロファイルを作動させるサブステップと、
- それぞれの作動のサブステップに続いて、ワイヤ2、特にその第1の部位15の振動を観察するサブステップと、
- それぞれの観察のサブステップで観察された振動を記述することができる減衰調和振動子のそれぞれの第1のパラメータaおよびそれぞれの第2のパラメータbを決定するサブステップと
が少なくとも実行される。
具体的には、各々の決定のサブステップでは、それぞれの第1のパラメータaおよびそれぞれの第2のパラメータbが決定されるが、それは、観察、モデル化および/または推定によるそれぞれの振動の間には最小限の差が許容される。
さらに詳細には、決定のサブステップでは、それぞれの観察のサブステップで観察された振動が、ラプラス領域における伝達関数G’(s)、すなわちG’(s)=(b’*s+1)/(a’*s+b’*s+1)によって表される減衰調和振動子に基づいて記述および/もしくはモデル化され、かつ/または推定され、上式で、a’は決定されるべき第1のパラメータに相当し、b’は決定されるべき第2のパラメータに相当する。
具体的には、決定のサブステップでは、推定される振動を決定する第1のパラメータa’および第2のパラメータb’であって、観察されたそれぞれの振動との差が最も少ない第1のパラメータa’および第2のパラメータb’がそれぞれの第1のパラメータaおよびそれぞれの第2のパラメータbを規定する。
より明確には、決定のサブステップ、特に曲げ機械1の計算グループ18によって実行される決定のサブステップでは、
i) 第1のパラメータa’のそれぞれの値と、第2のパラメータb’のそれぞれの値を仮定するステップと、
ii) 推定される振動y’(t)を、伝達関数G’(s)ならびに第1の値a’および第2の値b’のそれぞれの値の関数として計算するステップと、
iii) 推定される振動y’(t)を観察された振動と比較して誤差を決定するステップと、
iv) 第1のパラメータa’と第2のパラメータb’をステップiii)で得られた誤差の関数として修正するステップと、
v) ステップii)からiv)までを繰り返すステップと
が追加して実行される。
特に、ステップiv)およびv)は、ステップiii)で決定された誤差が所定の閾値以上である場合に実行される。
幾つかの限定的でない実施形態によれば、曲げ機械1は、ワイヤ2、特にその第1の部位15の振動を観察するためのビデオカメラを備える。
好ましくは、観察のステップでは、振動はビデオカメラによって観察される。
本発明による曲げ機械1および方法の特徴を調べていくと、それによって得られる利点は明らかである。
特に、その方法は、ワイヤ2、特にその第1の部位15の振動の顕著な低減を自動的に可能にする。その結果、振動に起因する、ワイヤ2の望まない変形および/またはワイヤ2と曲げ機械1の間の接触のリスクは低減する。
さらなる利点は、振動低減のために作業者による介入の必要がないことである。
最後に、ここに説明し、示した曲げ機械1および曲げの方法に対しては、請求項で規定する保護の範囲から外れることなく、変更や変形を加えることができることは明らかである。
示さなかった幾つかの実施形態によれば、曲げ機械1は少なくとも2つの曲げヘッド3を備える。
追加としてまたは代替的には、駆動機構はワイヤ2を作業位置に位置付けるように構成され、ステップa)およびステップb)中、ワイヤ2自体が送り出されることはなく、曲げヘッド3だけが動く。
追加的または代替的には、貯蔵装置9はセグメントからの金属製品、特にセグメントからの金属ワイヤや金属管を含むように構成することができる。図示されていないこうした実施形態によれば、駆動機構は、セグメントからの金属製品の自動的な装荷および/または取出しのための移動ユニットを備えることができよう。代替的または追加的には、セグメントからの金属製品の装荷および/または取出しは手作業で行うことができよう。
1 曲げ機械
2 金属製品、金属ワイヤ、ワイヤ
2’ 屈曲ワイヤ
3 曲げヘッド
4 曲げグループ
5 タレット
6 曲げ要素、係合要素
7 送出し輪
8 送出し輪
9 貯蔵装置
10 支持体
11 マンマシン・インタフェース
15 第1の部位
16 第2の部位
17 記憶装置
18 計算グループ

Claims (15)

  1. 金属製品(2)、具体的には長尺の金属製品、より具体的には長手方向軸に沿った金属ワイヤ(2)または金属管を曲げて所定の屈曲した製品を得るための方法であって、
    a)少なくとも1つの曲げグループ(4)を有する曲げヘッド(3)と前記金属製品(2)の間の相対運動を実行するステップと、
    b)前記曲げグループ(4)を作動することによって前記金属製品(2)を曲げるステップと
    を少なくとも含む方法において、
    前記ステップb)中、少なくとも1つの第1の作動装置が前記曲げグループ(4)をそれぞれの運動プロファイル(u(t))に従って作動させて前記金属製品(2)のそれぞれの曲げを実行し、
    前記ステップa)中、少なくとも1つの第2の作動装置がそれぞれの運動プロファイル(u(t))に従って前記曲げヘッド(3)と前記金属製品(2)の間の相対運動を作動させ、
    前記第1の作動装置および/または前記第2の作動装置のそれぞれの初期運動プロファイルが修正されてそれぞれの運動プロファイル(u(t))を得る準備のステップc)をさらに含み、
    前記ステップc)中、第1のパラメータ(a)および第2のパラメータ(b)の関数として前記初期運動プロファイルが修正され、
    前記第1のパラメータ(a)は、それぞれの第1の作動装置またはそれぞれの第2の作動装置のそれぞれの運動プロファイル(u(t))の適用によって生じる前記金属製品(2)の振動をモデル化および/または記述する減衰調和振動子の振動周波数(ω)に依存し、前記第2のパラメータ(b)は前記減衰調和振動子の振動の減衰(ξ)に依存する、方法。
  2. 前記ステップa)および前記ステップb)が繰り返される1つまたは複数の繰返しのステップを含み、
    前記ステップc)中、前記第1の作動装置および/または前記第2の作動装置の複数のそれぞれの初期運動プロファイルがそれぞれの第1のパラメータ(a)およびそれぞれの第2のパラメータ(b)の関数として修正されてそれぞれの運動プロファイル(u(t))を得る、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップc)中、前記第1のパラメータ(a)および前記第2のパラメータ(b)が記憶装置(17)から読み出される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 所望の屈曲後の金属製品に応じて1つまたは複数の初期運動プロファイルが決定される初期化のステップをさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1のパラメータ(a)および前記第2のパラメータ(b)が決定される較正のステップをさらに含み、
    前記較正のステップでは、
    前記初期運動プロファイルを作動させるサブステップと、
    前記作動のサブステップの後に前記金属製品(2)の振動(y(t))を観察するサブステップと、
    それぞれの観察のサブステップで前記観察された振動を記述することができる前記減衰調和振動子の前記第1のパラメータ(a)および前記第2のパラメータ(b)を決定するサブステップと
    が実行される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記決定のサブステップで、前記観察された振動が、ラプラス領域における伝達関数G’(s)、すなわちG’(s)=(b’*s+1)/(a’*s+b’*s+1)によって表される減衰調和振動子に基づいてモデル化および/または推定され、上式で、a’は決定されるべき前記第1のパラメータに相当し、b’は決定されるべき前記第2のパラメータに相当する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記決定のサブステップで、
    i) 決定されるべき前記第1のパラメータ(a’)の値と決定されるべき前記第2のパラメータ(b’)の値を仮定するステップと、
    ii) 推定される振動(y’(t))を、伝達関数(G’(s))ならびに決定されるべき前記第1のパラメータ(a’)および決定されるべき前記第2のパラメータ(b’)の前記値の関数として計算するステップと、
    iii) 推定される振動(y’(t))を前記観察された振動と比較して誤差を決定するステップと、
    iv) 決定されるべき前記第1のパラメータ(a’)と決定されるべき前記第2のパラメータ(b’)を前記ステップiii)で得られた前記誤差の関数として修正するステップと、
    v) ステップi)からiv)までを繰り返すステップと
    がさらに実行される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記観察のステップで振動がビデオカメラによって観察される、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1のパラメータ(a)が前記振動周波数(ω)の二乗の逆数に比例し、特にそれに等しく、前記第2のパラメータが前記減衰(ξ)に比例するとともにさらに前記振動周波数(ω)の逆数に比例する、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記減衰調和振動子が質量M、ばね定数Kおよび減衰係数Dによって記述され、
    前記振動周波数(ω)が√(K/M)に比例し、前記減衰(ξ)がD/(2*√(M*K))に比例する、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 運動プロファイルを振動と結びつける減衰調和振動子のラプラス領域における伝達関数が G(s)=(b*s+1)/(a*s+b*s+1)であり、上式で、aは前記第1のパラメータに相当し、bは前記第2のパラメータに相当する、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記ステップc)で、運動プロファイル(u(t))を決定するために前記初期運動プロファイルが(a*s+b*s+1)に比例するラプラス領域で表現された伝達関数(F(s))でフィルタリングされ、上式で、aは前記第1のパラメータに相当し、bは前記第2のパラメータに相当する、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記ステップc)で最適化のサブステップが実行され、その間に、((b*s+1)/(a*s+b*s+1))に比例するラプラス領域における伝達関数を考慮したときに発生する振動が最も少ない運動プロファイル(u(t))が決定され、上式で、aは前記第1のパラメータに相当し、bは前記第2のパラメータに相当する、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記最適化のサブステップで、前記最適化のサブステップ自体の当初、(a*s+b*s+1)に比例するラプラス領域で表現された伝達関数(F’(s))を考慮したときの初期運動プロファイルのフィルタリングによって得られる運動プロファイルが適用され、上式で、aは前記第1のパラメータに相当し、bは前記第2のパラメータに相当する、請求項13に記載の方法。
  15. 金属製品(2)、具体的には長尺の金属製品を曲げるための曲げ機械(1)であって、
    前記曲げ機械(1)自体の動作を制御するように構成された制御ユニットと、
    前記金属製品(2)を曲げるように構成された少なくとも1つの曲げグループ(4)を有する曲げヘッド(3)と、
    前記曲げヘッド(3)と前記金属製品(2)の間の相対運動を制御および/または実行するように構成された駆動機構とを備える曲げ機械(1)において、
    前記曲げグループ(4)が、前記曲げグループ(4)をそれぞれの運動プロファイル(u(t))に従って作動させて前記金属製品(2)のそれぞれの曲げを実行するように構成された少なくとも1つの第1の作動装置を備え、
    前記駆動機構が、それぞれの運動プロファイル(u(t))に従って前記曲げヘッド(3)と前記金属製品(2)の間の相対運動を作動させるように構成された少なくとも1つの第2の作動装置を備え、
    前記第1の作動装置および/または前記第2の作動装置のそれぞれの初期運動プロファイルが修正されてそれぞれの運動プロファイル(u(t))を得る準備のステップを実行するように構成され、
    第1のパラメータ(a)および第2のパラメータ(b)の関数として前記初期運動プロファイルを修正するように構成され、
    前記第1のパラメータ(a)は、それぞれの第1の作動装置またはそれぞれの第2の作動装置のそれぞれの運動プロファイル(u(t))を適用によって生じる前記金属製品(2)の振動をモデル化および/または記述する減衰調和振動子の振動周波数(ω)に依存し、前記第2のパラメータ(b)は前記減衰調和振動子の振動の減衰(ξ)に依存する、曲げ機械(1)。
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