JP2024507504A - 周方向リトラクタシステム - Google Patents

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Abstract

周方向リトラクタ及び柔軟なリテーナを含む周方向リトラクタシステムを提供する。周方向リトラクタ及びリテーナは、患者の身体開口部を収縮させて保護し、患者内へのアクセスを提供する。【選択図】 図1A

Description

[関連出願との相互参照]
本出願は、2021年2月26日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第63/154,227号、及び2021年2月26日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第63/154,290号に対する優先権及びその利益を主張するものであり、これらの文献はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。
本出願は、一般に外科用アクセス装置に関し、具体的には体腔内で、或いは開口部又は孔(orifice)を通じて動作する、外科的処置のための周方向プロテクタ及び/又はリトラクタシステム及び方法に関する。
体腔内の作業空間は、特に手術器具及び装置の使用時には常に限られている。処置によっては、多くの場合に視界が悪く又は制限される比較的小さな体腔又は手術空間内に非常に小さな切開部又は開口部を通じてこのような器具を配置する必要がある。小型リトラクタは、このような限られた空間での処置において小さな切開部又は開口部を維持又は支持することができるが、大型リトラクタに比べてユーザに提供できる器具の三角分割性(instrument triangulation)も低下し、その有用性が限られてしまう。
様々な実施形態によれば、周方向プロテクタ/リトラクタが提供される。様々な実施形態によれば、周方向リトラクタシステムが、周方向プロテクタ/リトラクタ及びリテーナを含む。様々な実施形態では、周方向リトラクタが、外径を有して体腔の外側に配置されるように構成された外側リングと、外径を有して体腔の内側に配置されるように構成された内側リングと、シースとを含む。様々な実施形態では、シースが、外側リングに接続された上側セグメントを含み、上側セグメントは、内側リングの外径に一致するか又はそれよりも小さな内径を有する近位端と、外側リングの外径に一致するか又はそれよりも小さな内径を有する遠位端とを有する円筒形を有する。様々な実施形態では、シースが、内側リングに接続された下側セグメントをさらに含み、下側セグメントは、内側リングの外径に一致するか又はそれよりも小さな内径を有する近位端と、内側リングの外径よりも小さいか又はそれに一致して外側リングの外径よりも小さな内径を有する遠位端とを有する円錐台形を有する。シースは、外側リングから内側リングに延びるアクセスチャネルを定める。様々な実施形態では、リテーナが、アクセスチャネルの外側に配置され、シースの下側セグメントの遠位部分を取り囲んで遠位部分に接触するように構成された、モノリシックな砂時計形の柔軟なリテーナである。
様々な実施形態では、シースの上側セグメント及び下側セグメントが同じ材料から形成されてモノリシック構造を形成する。様々な実施形態では、シースの上側セグメントの近位端が体腔の外側に配置されるように構成され、シースの上側セグメントの遠位端が体腔の内側に配置されるように構成される。様々な実施形態では、上側セグメントが、外側リングの外側プロファイルに一致する形状又はプロファイルを有し、及び/又は上側セグメントの長さの調整に伴って半径方向力を加えるように構成された調整可能な長さを有する。様々な実施形態では、上側セグメントの長さが、下側セグメントが変化しない状態で外側リングを巻いて又は回転させて上側セグメントの一部を外側リングの周囲に巻き付けることによって調整可能である。様々な実施形態では、外側リングが、シースの上側セグメントと下側セグメントとの間の所定の停止位置を越えて回転し、巻かれ及び/又は調整されることが防がれる。様々な実施形態では、シースが、外側リングのシースの上側セグメントと下側セグメントとの間の所定の停止位置、又はシースの上側セグメントと下側セグメントとの間の所定の位置をマークするインジケータを含む。
様々な実施形態では、上側セグメントの長さが調整可能であり、下側セグメントの長さが調整不能であり、内側リングに接続された下側セグメントが内側リングから分離不能であり、及び/又は外側リングに接続された上側セグメントが外側リングから分離不能である。様々な実施形態では、シースが圧縮可能であり、及び/又は非金属材料で形成される。様々な実施形態では、内側リングが円形から長円形に圧縮可能であり、及び/又は円形に戻るように付勢され、及び/又は外側リングが圧縮可能でない。様々な実施形態では、リテーナがシースの全長よりも短い長さを有し、圧縮可能であり、及び/又は調整不能な長さを有する。様々な実施形態では、シースの下側セグメントが、リテーナの砂時計形などの形状に適合する。
様々な実施形態では、リテーナがシースと組織との間に配置されるように構成され、及び/又はシースの下側セグメントがリテーナと挿入器具との間に配置されるように構成される。様々な実施形態では、リテーナがシースの下側セグメントのみを取り囲むように構成され、及び/又はシースの下側セグメントの外面が下側セグメントの内面とリテーナの内面との間に配置される。様々な実施形態では、リテーナが外側リング及び/又は内側リングよりも柔軟であり、及び/又はシースよりも柔軟でない。様々な実施形態では、リテーナが上側セグメントと内側リングとの間に配置され、及び/又はシースがリテーナの中央開口部を拡大するように構成される。様々な実施形態では、シースがリテーナを直線化又は平坦化するように構成される。様々な実施形態では、シースが、リテーナの砂時計形の中間部分を直線化又は平坦化するように配置される。様々な実施形態では、シースが、リテーナの砂時計形などの形状を円筒形などの異なる形状に変形させるように構成される。様々な実施形態では、シースが、シースの上側セグメントの長さを短縮及び/又は調整する際に、及び/又はこれらに起因して、リテーナを直線化し、平坦化し、及び/又は変形させるように構成される。様々な実施形態では、リテーナが、調整不能な長さ、及び/又は外側リングの内径よりも小さな上側内径、及び/又は上側内径よりも小さく外側リングの内径よりも小さな中間内径を有する。様々な実施形態では、リテーナがユーザによって一時的に変形可能であり、及び/又は初期形状を有し、変形可能であり、初期形状に戻るように付勢される。
様々な実施形態では、外側リングが、内腔を有する可撓性リングと、可撓性リングの内腔内に配置された湾曲ロッドとを含み、湾曲ロッドは可撓性リングよりも硬質である。様々な実施形態では、外側リングがそれ自体の周囲で回転可能である。様々な実施形態では、下側セグメントの長さが上側セグメントの長さよりも長く、上側セグメントの長さがシースの全長の半分未満であり、及び/又は下側セグメントの長さがシースの全長の半分よりも大きい。様々な実施形態では、下側セグメントが、上側セグメントの近位の上側直径と、内側リングの近位の下側直径とを有し、下側セグメントの下側直径が下側セグメントの上側直径よりも小さく、及び/又は外側リングの外径が内側リングの外径よりも大きい。
様々な実施形態では、リテーナの遠位部分が、その遠位端に体腔の内側への遠位部分の固定を容易にする遠位リップを有し、及び/又はリテーナの近位部分が、その近位端に体腔の外側への近位部分の固定を容易にする近位リップを有する。様々な実施形態では、リテーナの遠位部分が内側リングの外径よりも大きな外径を有し、及び/又はリテーナの近位部分が内側リングの外径よりも大きな内径を有し、及び/又はリテーナの近位部分と遠位部分との間のリテーナの内径が内側リングの内径よりも小さい。様々な実施形態では、シーリングキャップが、外側リング及び/又はシースの上側セグメントの一部に接続するように構成される。様々な実施形態では、シーリングキャップが、アクセスチャネルと、及び/又はシーリングキャップ、外側リング及び/又は上側セグメントの一部間の接続部とをシールする。様々な実施形態では、内側リングにテザーが取り付けられ、及び/又はテザーが、シースの全長よりも長い長さを有し、及び/又はテザーに取り付けられたテザータグを有する。
様々な実施形態によれば、周方向プロテクタ/リトラクタが、第1の形状を有する上側セグメントと、上側セグメントの第1の形状とは異なる第2の形状を有する下側セグメントとを含むシースを含む。様々な実施形態では、リテーナが、上側セグメントの第1の形状及び下側セグメントの第2の形状とは異なる第3の形状を有する。
様々な実施形態では、リテーナが、上側セグメントの長さよりも長い長さを有し、シースの全長よりも短い長さを有し、及び/又は調整不能な長さを有する。様々な実施形態では、リテーナが圧縮可能であり、シースと組織との間に配置されるように構成され、及び/又はシースの下側セグメントのみを取り囲むように構成される。様々な実施形態では、シースの下側セグメントの外面が、下側セグメントの内面とリテーナの内面との間に配置され、及び/又はシースが、リテーナの中央開口部を拡大するように構成される。様々な実施形態では、シースが、リテーナを直線化又は平坦化するように構成される。様々な実施形態では、シースが、リテーナの形状を異なる形状に変形させるように構成される。様々な実施形態では、シースが、シースの上側セグメントの長さを短縮及び/又は調整する際に、及び/又はこれらに起因して、リテーナを直線化し、平坦化し、及び/又は変形させるように構成される。様々な実施形態では、リテーナがシースよりも柔軟でなく、調整可能でなく、調整不能な長さを有し、弾性であり、ユーザによって一時的に変形可能であり、第3の形状とは異なる第4の形状に変形可能であり、第3の形状に戻るように付勢され、及び/又はシースよりも硬質である。
様々な実施形態では、周方向リトラクタシステムが、第1の形状を有する上側セグメントと、上側セグメントの第1の形状とは異なる第2の形状を有する下側セグメントとを含むシースを含む周方向プロテクタ/リトラクタを含む。様々な実施形態では、シースの上側セグメント及び下側セグメントが同じ材料から形成され、及び/又はモノリシック構造を形成する。様々な実施形態では、シースの上側セグメントの近位部分が体壁の外側に配置されるように構成され、及び/又はシースの上側セグメントの遠位部分が体壁の内側に配置されるように構成される。
様々な実施形態では、下側セグメントの長さが上側セグメントの長さよりも長く、上側セグメントの長さがシースの全長の半分未満であり、及び/又は下側セグメントの長さがシースの全長の半分未満である。様々な実施形態では、上側セグメントの長さが調整可能であり、及び/又は下側セグメントの長さが調整不能である。様々な実施形態では、シースが圧縮可能であり、非金属材料で形成され、多層であり、又はこれらのいずれかの組み合わせである。様々な実施形態では、外側リングがシースの上側セグメントに接続され、及び/又は内側リングがシースの下側セグメントに接続される。様々な実施形態では、上側セグメントの第1の形状が、上側セグメントに接続された外側リングの外形に一致する外形に一致し、及び/又はこのような外形を有する。様々な実施形態では、上側セグメントが、上側セグメントが短くなるにつれて半径方向力を加えるように構成され、上側セグメントの長さの調整に伴って半径方向力を加えるように構成された調整可能な長さを有し、及び/又は下側セグメント及び/又はその長さが変化しないままの状態で外側リングが巻かれ、回転し及び/又は調整されて、上側セグメントを外側リングの周囲に寄せ集め及び/又は巻き付けることによって調整可能である。様々な実施形態では、上側セグメントが、下側セグメントの長さが変化しないままの状態で外側リングが外側リング自体の周囲で回転して上側セグメントの一部を外側リングの周囲に巻き付けることによって上側セグメントが短くなるにつれて半径方向力を加えるように構成される。
様々な実施形態では、外側リングが、シース、上側又は下側セグメント、上側セグメントの遠位端及び/又は下側セグメントの近位端上の所定の位置を越えて回転及び/又は調整されることが防がれる。様々な実施形態では、外側リングが、固定された調整不能な直径を有する。様々な実施形態では、外側リングが、複数のリング、第2のリング上に積み重なった第1のリング、可撓性リング、及び可撓性リングよりも柔軟でない剛性リング、及び/又は内腔を有する可撓性リング、及び可撓性リングの内腔内に配置された湾曲した剛性ロッド、フープ又はバーを含む。
様々な実施形態では、外側リングが、外側可撓性リングに包み込まれた内側剛性リングを含み、内側剛性リングが外側可撓性リングよりも硬質である。様々な実施形態では、内側剛性リングが金属製であり、及び/又は外側可撓性リングがプラスチック製である。様々な実施形態では、内側剛性リングが、外側可撓性リングの材料よりも硬度の高い材料で形成される。様々な実施形態では、外側リングがそれ自体の周囲で回転可能である。様々な実施形態では、外側リングが、固定された所定の直径を有し、上側セグメントの全長の約6分の1(1/6)以下の固定された厚みを有し、及び/又は上側セグメントの全長の約6分の1(1/6)以下の固定された高さを有する。
様々な実施形態では、内側リングが、内側リングの折り畳みを容易にするスリットを含み、長円形に圧縮可能であり、内側リングの内側部分を互いに接触させて変形配置可能であり、初期形状に戻ることができ、及び/又は初期形状に戻るように付勢される。様々な実施形態では、内側リングが、拡大できない固定された円周を有する。様々な実施形態では、内側リングが変形可能であり、及び/又は外側リングが変形不能である。様々な実施形態では、内側リングが、周方向リトラクタの最遠位部分である。様々な実施形態では、シーリングキャップが、外側リング、及び/又はシースの上側セグメントの一部、及び/又は内側リングに取り付けられたテザーに接続するように構成される。様々な実施形態では、テザーがシースの全長よりも長い長さを有し、及び/又はテザーに取り付けられたテザータグを有する。
様々な実施形態では、シースの下側セグメントの遠位端が内側リングの内側部分に接続される。様々な実施形態では、シースの下側セグメントの遠位端が内側リングの外側部分に接続される。様々な実施形態では、シースの下側セグメントがテーパ付けされる。様々な実施形態では、シースの下側セグメントの第2の形状が、上側セグメントの遠位端から内側リングに向かってテーパ付けされた切頭円錐形である。様々な実施形態では、下側セグメントが、下側セグメントの近位端から下側セグメントの遠位端に向かって次第に減少する直径を有する。様々な実施形態では、下側セグメントが、下側セグメントの近位端から下側セグメントの遠位端に向かって一定割合で次第に減少する直径を有する。様々な実施形態では、下側セグメントが湾曲した側壁を有する。様々な実施形態では、下側セグメントが対称的な側壁を有する。様々な実施形態では、下側セグメントが湾曲した対称的な側壁を有する。
様々な実施形態では、上側セグメントが、上側セグメントの近位端から上側セグメントの遠位端に延びる一定の外径及び一定の内径を有する。様々な実施形態では、上側セグメントの一定の外径及び/又は内径が、外側リングの直径に一致するシース直径を外側リングの反転、回転又は調整毎に維持することによってシース張力を低減させる。様々な実施形態では、上側セグメントが下側セグメントよりも低い又は小さなシース張力を有する。様々な実施形態では、下側セグメントが上側セグメントよりも大きなシース張力を有する。様々な実施形態では、上側セグメントが、外側リングの周囲で所定の回数だけ巻かれ、包まれ及び/又は回転するように構成される。様々な実施形態では、所定の回数が少なくとも6回、及び/又は約6回、及び/又はそれ未満である。
様々な実施形態では、下側セグメントが、シースの長手方向軸に対して横向きに、垂直に及び/又は水平に延びる側壁を有する。様々な実施形態では、上側セグメントが、シースの長手方向軸に平行な方向に延びる側壁を有する。様々な実施形態では、下側セグメントの一部が上側セグメントに対して角度を成す。様々な実施形態では、リテーナの第3の形状などの形状が、近位漏斗及び/又は対向する遠位漏斗を有する。様々な実施形態では、リテーナが、近位漏斗又はテーパ部分、及び/又は対向する遠位漏斗又はテーパ部分を有する。様々な実施形態では、近位漏斗部分が、その近位端から遠位端に向かって次第に減少する直径を有する。様々な実施形態では、遠位漏斗部分が、その近位端から遠位端に向かって次第に増加する直径を有する。様々な実施形態では、リテーナが砂時計形を有する。
様々な実施形態によれば、第1の周方向リトラクタ、リテーナ及び/又は第2の周方向リトラクタを含む周方向リトラクタシステムが提供される。様々な実施形態では、第1の周方向リトラクタが、第1の形状を有する上側セグメントと、上側セグメントの第1の形状とは異なる第2の形状を有する下側セグメントとを含むシースを含む。様々な実施形態では、リテーナが、第1の周方向リトラクタと第2の周方向リトラクタとの間に配置される。様々な実施形態では、リテーナが、シースの上側セグメント及び下側セグメントよりも硬質である。様々な実施形態では、上側セグメントが調整可能な長さを有し、リテーナが、固定された調整不能な長さを有し、及び/又は下側セグメントが、固定された調整不能な長さを有する。
様々な実施形態では、内側リングが、第1の周方向リトラクタの下側セグメントに接続され、及び/又は下側セグメントから分離不能であり、及び/又は内側リングが、リテーナの中央開口部を通じて挿入されるように構成される。様々な実施形態では、内側リングが、遠位に配置されるように、及び/又はリテーナの遠位端付近に配置されるように構成される。様々な実施形態では、外側リングが上側セグメントに接続され、及び/又は上側セグメントから分離不能である。様々な実施形態では、外側リングが、リテーナの近位端から遠位にある第1の位置と、リテーナの近位端に近接する第2の位置とを有し、様々な実施形態では、外側リングが、外側リングを第1の位置から第2の位置に移動させるように回転可能である。様々な実施形態では、シースが、シースの下側セグメントと内側リングとの間にリテーナを固定するように構成される。様々な実施形態では、上側セグメントが、シースの下側セグメントと内側リングとの間にリテーナを固定するように構成された調整可能な長さを有する。様々な実施形態では、シースが突出部を含み、この突出部が突出部と内側リングとの間にリテーナを固定するように構成される。
様々な実施形態では、第2の周方向リトラクタが封じ込めバッグを含み、及び/又は封じ込めバッグである。様々な実施形態では、第2の周方向リトラクタが、円筒形、封じ込めバッグ及び/又は切頭円錐形を有するシースを含む。様々な実施形態では、第2の周方向リトラクタが、体壁を通じて挿入されて体壁内に配置されるように構成された遠位部分などの部分を有し、リテーナが、体壁を通じて挿入されて体壁内で第2の周方向リトラクタの遠位部分などの部分上に配置されるように構成され、及び/又は第1の周方向リトラクタの下側セグメントが、体壁を通じて挿入されて体壁内でリテーナ上に配置されるように構成される。
様々な実施形態では、シースが、シースの下側セグメントと内側リングとの間にリテーナを固定するように構成される。様々な実施形態では、上側セグメントが、シースの下側セグメントと内側リングとの間にリテーナを固定するように構成された調整可能な長さを有する。様々な実施形態では、シースが突出部を含み、この突出部が突出部と内側リングの間にリテーナを固定するように構成される。様々な実施形態では、突出部がシースの周囲で周方向に、完全に又は部分的に延びる。様々な実施形態では、突出部が、内側リングの幅又は高さよりも小さな幅又は高さを有する。様々な実施形態では、周方向リトラクタが封じ込めバッグを含む。様々な実施形態では、シースが、円筒形、封じ込めバッグ、及び/又は切頭円錐形を有する。
本発明に付随する特徴の多くは、上記及び下記の説明を参照しながら添付図面と共に検討することによってこれらがより良く理解されるにつれてより容易に認められるようになるであろう。
本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタの斜視図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタの斜視図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタの側面図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタの側面図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタの上面図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタの上面図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタの底面図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタの底面図である。 本発明の様々な実施形態による、展開されたプロテクタ/リトラクタの上面図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタの側面図である。 本発明の様々な実施形態によるチャネル又はリテーナの斜視図である。 本発明の様々な実施形態によるチャネル又はリテーナの上面図である。 本発明の様々な実施形態によるチャネル又はリテーナの側面図である。 本発明の様々な実施形態によるチャンネル又はリテーナの断面側面図である。 本発明の様々な実施形態によるチャネル又はリテーナの様々な図である。 本発明の様々な実施形態によるチャネル又はリテーナの様々な図である。 本発明の様々な実施形態によるチャネル又はリテーナの様々な図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタ及びチャネル又はリテーナの側面図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタ及びチャネル又はリテーナの断面側面図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタ及びチャネル又はリテーナの底面図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタ及びチャネル又はリテーナの斜視図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタ及びチャネル又はリテーナの斜視図である。 本発明の様々な実施形態によるプロテクタ/リトラクタ及びチャネル又はリテーナの側面図である。 本発明の様々な実施形態による、展開されたプロテクタ/リトラクタ及びチャネル又はリテーナの斜視図である。
様々な実施形態によれば、プロテクタ/リテーナ装置、システム及び/又は方法が提供され、例示的なプロテクタ/リテーナ装置、システム及びこれらの態様の様々な実施形態の様々なビューを図1~図18に示す。
様々な実施形態では、リトラクタシステムが、周方向プロテクタ/リトラクタ(以下、「リトラクタ」と呼ぶ)及び/又は自己保持型リテーナ又はチャネルを含む。様々な実施形態では、システムが、自己保持的収縮と、膣管又は体腔の同時送気とを提供するとともに、器具の通過及び操作も可能にする。様々な実施形態によるリトラクタシステムは、外科医が内視鏡技術を使用して膣管内で様々な診断及び治療処置を行うことを可能にする。1つの例示的な処置は、膣内送気(vaginal insufflation)及び腹腔鏡器具を使用しながら、形成された子宮頸部(cervix)付近又はその周囲で膣管を切開する内視鏡的膣切開術(endoscopic colpotomy)である。膣切開を通じて腹腔内へのアクセスを達成することができる。リトラクタシステムは、自己保持的収縮、送気、及びスコープ/器具のアクセスを提供することによって内視鏡的膣切開を提供し又は可能にする。様々な実施形態では、システムを、内視鏡的アクセス及び/又は膣管又は体腔への送気を伴う内視鏡的アクセスを必要とする他の処置に使用することもできる。様々な実施形態では、リトラクタにシーリングキャップを取り付け、そこからトロカールスリーブ及び/又は器具を挿入することができる。様々な実施形態では、リトラクタシステムに送気安定化バッグシステムを接続して、膣管又は体腔の脈動/うねり(billowing)を緩和することができる。様々な実施形態によれば、リトラクタシステムは、膣管(気膣(pneumovagina))又は体腔への送気を確立して、様々な診断及び治療処置(例えば、内視鏡技術を用いた膣切開部形成)のための器具の通過を可能にする。
様々な実施形態によれば、患者の体腔内に、例えば開腹手術又は腹腔鏡手術では腹腔内に、又は経膣的自然孔内視鏡手術(transvaginal natural orifice transluminal endoscopic surgery:vNOTES)中には腹膜腔内に展開されるリトラクタ3が提供される。様々な実施形態によるリトラクタは、上側部分又はセグメントを有するシースに接続された外側支持体又は外側リングを含む外側又は上側部分を含む。様々な実施形態によるシースの上側セグメント91は、外側支持体の外側プロファイル又はフットプリントに一致する形状を有する。様々な実施形態では、上側セグメント91が円形又は円筒形を有する。様々な実施形態によれば、リトラクタの外側又は上側部分は、リトラクタの外部的な非外傷性配置及び操作(atraumatic placement and manipulation)、並びにシーリングキャップ、照明及び/又は送気ユニットなどのさらなる外科装置の取り付けを容易にする。外側又は上側部分は、高い収縮性及び三角分割性を提供することもできる。様々な実施形態によれば、リトラクタは、下側部分又はセグメントを有するシースに接続された内側支持体又はリングを含む内側又は下側部分を含む。様々な実施形態によるシースの下側セグメント93は、一端が外側支持体又は外部リングの外側プロファイル又はフットプリントに一致し、反対端が内側支持体又は内側リングの内側プロファイル又はフットプリントに一致する形状を有する。様々な実施形態では、下側セグメントが、円錐形、切頭円錐形、又は円錐台形を有する。様々な実施形態によれば、内側又は下側部分又はセグメントは、患者の腔内におけるリトラクタの非外傷性配置及び固定を容易にする。
様々な実施形態では、リトラクタ3が、患者の開口部又は孔を周方向に又は360度保護し及び/又は収縮させ、患者の体内又は腔内への妨げのないアクセスを提供する。リトラクタは、外側リング又は支持体5、及び内側リング又は支持体7を含む。上側又は外側リング5は、アクセスの容易さ、収縮力の調整及び/又はリトラクタの配置のために患者の外部に配置又は固定されるように構成される。様々な実施形態では、リトラクタの外側又は外部リング5に器具ポート、シール又はゲルキャップを取り付けることができる。下側又は内側リング7は、切開部又は自然孔などの患者の開口部を通じて挿入されてリトラクタを患者内に固定することができる。内側リング7は外側リング5よりも小さい。様々な実施形態では、外側リング5が内側リング7よりも大きな直径を有する。
内側リング及び外側リングは、フィルム、ファブリック、膜又はシース9によって接続される。様々な実施形態では、リトラクタが、例えば外側リング5の周囲にシース9を巻くことによってリング間の距離を短くすることなどの長さ調整が可能であり、このような調整は、患者の開口部を収縮又は拡大させるために収縮力又は半径方向力を加えることができる。様々な実施形態では、リトラクタが、異なる患者体型又は体壁厚に対応するように長さを調整可能であり、又は別様に調整可能である。
リトラクタは、患者の開口部を通じて患者の開口部内に展開又は別様に配置される時に非外傷性であるように十分に柔軟である。様々な実施形態では、シース9が、リトラクタが動作中又は展開中である時、或いは患者の開口部を通じて患者の開口部内に別様に配置される時に非外傷性であり、及び/又は全く又は最小限しか熱伝導性でないように、エラストマー材料又は非金属材料で形成される。様々な実施形態では、シース9が1又は2以上の材料の層で形成され、様々な実施形態では異方性であり、例えば長手方向には伸縮又は伸長可能であるが半径方向には全く又は最小限しか伸縮可能でなく、このような異方性を有するファブリック又は同様の材料の1又は2以上の層で形成され、又はこのような層を含む。
様々な実施形態によれば、シース9は、上側セグメント91及び下側セグメント93を含む。上側セグメント91は、外側リング5に取り付けられた近位端と、下側セグメント93に取り付けられた及び/又は下側セグメント93に延びる遠位端とを有する。様々な実施形態では、上側セグメント91が円形又は円筒形を有する。下側セグメント93は、内側リング7に取り付けられた遠位端と、上側セグメント91に取り付けられた及び/又は上側セグメント91から延びる近位端とを有する。様々な実施形態によれば、シース9の下側セグメント93は、上側セグメント91の遠位端又は下端から内側リング7に向かってテーパ付けされた切頭円錐形を有する。様々な実施形態では、上側セグメント91が、外側リング5の外径に一致又は密接に一致する外径を有する。上側セグメント91は、その近位端から遠位端に延びる一定の外径を有する。外側リング5を反転させる又は巻く困難さは、主に反転毎にフィルム張力が増すことによって促されるので、シース9の上側セグメント91の直径が一定であることで、上側セグメントを外側リング5の外面の周囲に巻き、巻き付け又は巻き回す際に、シース9のフィルム又は材料張力を抑えて又は増加させずに最小限の労力で予め定められた又は予め決められた回数だけ外側リング5を反転させ、回転させ又は巻いて上側セグメント91の近位部分を寄せ集め又は短くすることができる。例えば内部又は外部に固いフープ又はセグメントを有する外側リングなどの硬質の外側リングは、シーリングキャップ又は腹腔鏡ポートに接続してシールするのに十分な剛性を有するため有用な場合もあるが、このような外側リングを使用すると上記の困難さが高まる恐れがある。これにより、高い収縮量を達成するために加えなければならない力が増すので、ユーザにとっても困難となり得る。さらに、外側リングを反転させるために過剰な力を加えると、反転毎にフィルム張力が増すため、外側リング付近のフィルムの完全性が損なわれる恐れがある。また、外側リング付近でフィルムに過度の張力が加わるとフィルムが内側に引っ張られ、アクセスチャネル又は器具の進入経路が狭くなり、鋭利な器具によって損傷を受けやすくなる恐れがある。従って、様々な実施形態によれば、このリトラクタは、完全な円錐形のシースなどの不均一な又は一定でない直径のシース又はシースの上側セグメントに比べて高い収縮量を達成しながら、シースのフィルム又は材料の完全性も損なわない。様々な実施形態によれば、円筒形又は一定直径の上側セグメントは、外側リング直径に一致するシース直径を反転毎に維持することによってフィルム張力を低減するのに役立つ。
様々な実施形態では、下側セグメント93の遠位端の外径が内側リング7の外径に一致又は密接に一致する。様々な実施形態では、下側セグメント93の近位端の外径が外側リング5の外径及び/又は上側セグメント91の外径に一致又は密接に一致する。下側セグメント93は、小さな下側直径に対して上側直径の方が大きくなるように湾曲し、角度付けされ、又はテーパ付けされる。様々な実施形態では、下側セグメント93が、その近位端から遠位端に延びる一定の角度の又は直線的なテーパを有する。様々な実施形態では、下側セグメント95などの下側セグメントが、その近位端から遠位端に延びる曲線状又は円弧状のテーパを有する。テーパ付けされた下側シースセグメントは、シース9が大きな直径の外側リング又は上側セグメントに比べて小さな直径の内側リングに取り付けられ、同様に小さな又は同様の寸法の切開部、開口部、孔及び/又は解剖学的入口、チャネル又は空間内で使用されることを可能にする。様々な実施形態によれば、テーパ付けされた下側セグメント又は直径が徐々に減少する下側セグメント93の角度は、シース9の円周全体にわたる一定の張力を確実にするように一定かつ対称的である。この結果、体腔又は解剖学的空間に送気が行われている間に収縮が最大化されて、患者の身体又は体壁及び/又はシーリングキャップ又は腹腔鏡ポートに対する気密シールが維持又は最大化される。
より小さな内側リングは、同様に小さな又は同様の寸法の切開部、開口部、孔及び/又は解剖学的入口、チャネル又は空間を通じたシース9の下側セグメント93の内側リング及び/又は部分の挿入を可能に又は容易にする。様々な実施形態では、外側リング5、シース9の上側セグメント91、及び/又はシース9の下側セグメント93の近位端が約4~5インチ(10.16cm~12.7cm)の直径を有し、様々な実施形態では、外側リング5、シース9の上側セグメント91、及び/又はシース9の下側セグメント93の近位端が約4.4インチ(11.176cm)の直径を有する。様々な実施形態では、外側リングの直径が、シース9の上側セグメント91が外側リング5に溶着されることを保証又は可能にするように上側セグメントの直径に一致する。様々な実施形態によれば、外側リング5、シース9の上側セグメント91、シース9の下側セグメント93の近位端、又はこれらの組み合わせがほぼ同じ直径を有する。様々な実施形態では、内側リング7及び/又はシース9の下側セグメント93の遠位端が約2~3インチ(5.08cm~7.62cm)の直径を有し、様々な実施形態では、内側リング7及び/又はシース9の下側セグメント93の遠位端が約2.8インチ(7.112cm)の直径を有する。様々な実施形態では、外側リング5、シース9の上側セグメント91、及び/又はシース9の下側セグメント93の近位端が、内側リング直径及び/又はシース9の下側セグメント93の遠位端の直径よりも大きな直径を有し、様々な実施形態では約1~2インチ(2.54cm~5.08cm)大きい。様々な実施形態では、内側リングの直径に比べて大きな外側リングの直径が収縮性を高め、及び/又はシーリングキャップ又は腹腔鏡ポートのためのプラットフォームを広げ、従って器具の三角分割が妨げられず又は強化される。様々な実施形態によれば、内側リング直径及び/又はシース9の下側セグメント93の遠位端の直径は、切開部、内部生体構造及び/又は外科的用途の予め決定された又は制限されたサイズによって予め決定され又は制限される。様々な実施形態では、内側リング7及び/又はシース9の下側セグメント93の遠位端の直径が、線形的膣切開(linear colpotomy)を通じて適合するようなサイズ及び構成を有する。様々な実施形態では、内側リングの直径及びシース9の下側セグメント93の遠位端の直径がほぼ同じである。様々な実施形態では、内側リング7の方が外側リング5よりも柔軟性が高く又は剛性が低い。様々な実施形態では、内側リング7が、内側リング7の崩壊又は折り畳みを容易にして内側リング7の挿入及び/又は固定を容易にするように、1又は2以上の戻り止め、アパーチャ又はスリットなどを有する。様々な実施形態では、内側リング7が変形可能、圧縮可能又は崩壊可能であり、例えば概ね円形の形状から概ね長円形又は折り畳み形状に変形し、例えば内側リング7の内側部分が内側リング7の対向する内側部分の近くに移動し又は対向する内側部分に接触し、及び/又は元々の又は初期の非変形又は圧縮形状に戻り又は復帰するように付勢され又は弾性である。様々な実施形態では、内側リング7の位置決め及び/又は除去を容易にするために、内側リング7及び/又はシース9の下側セグメント93の遠位部分にテザー21及びテザータグ23が取り付けられる。
様々な実施形態では、外側リング5が内側リング7よりも硬質である。様々な実施形態では、外側リング5が1又は2以上の第1のリング、フープ又はセグメントを含み、これらは第1のリング、フープ又はセグメントよりも柔軟性の高い又は剛性の低い1又は2以上の第2のリング、フープ又はセグメントに取り付けられ又はその内部に埋め込まれる。様々な実施形態では、外側リング5が、内部に内腔を有する可撓性リングであり、可撓性リングの内腔内で延びる剛性フープ又はロッドを有し、可撓性リングは剛性フープ又はロッドよりも柔軟である。
様々な実施形態によれば、上側セグメント91の長さは、収縮を達成又は最大化するために外側リング5が反転される又は巻かれる予想反転回数に基づいて予め定められ又は予め決定される。様々な実施形態では、予め決定される反転回数が約4~6回であり、様々な実施形態では約5回である。従って、様々な実施形態では、上側セグメント91の長さが外側リング5の高さ又は長さの約5倍又は4~6倍である。様々な実施形態では、上側セグメント91の長さが外側リング5の高さ又は長さよりも少なくとも約2倍大きい。様々な実施形態によれば、外側リング5は、使いやすさを維持するために、上側セグメント91の遠位端を越えて及び/又はシース9の下側セグメント93内に反転され又は巻かれることが、上側セグメントと下側セグメントとの間に配置された突出部、バンプ、或いは隆起した又は異なる材料などの1又は2以上の障壁などによって防止又は制限される。様々な実施形態では、突出部、バンプ、或いは隆起した又は異なる材料が、シースの周囲で周方向に、完全に又は部分的に延びる。様々な実施形態では、同じ突出部が、突出部と内側リングとの間にチャネル又はリテーナ31を固定するように構成される。様々な実施形態では、シースが、突出部と内側リングとの間にチャネル又はリテーナ31を固定するように構成された別の突出部、バンプ、或いは隆起した又は異なる材料を含む。様々な実施形態では、突出部、バンプ、或いは隆起した又は異なる材料が、シースの周囲で周方向に、完全に又は部分的に延びる。様々な実施形態では、突出部、バンプ、或いは隆起した又は異なる材料が、内側リングの幅又は高さよりも小さな幅又は高さを有する。様々な実施形態では、リトラクタの使いやすさをさらに促すために、上側セグメント91を下側セグメント93から示す又は描く1又は2以上のマーキング又は同様の識別子が提供される。様々な実施形態では、外側リングがシースの上側セグメントと下側セグメントとの間の所定の停止位置を越えて回転し、巻かれ及び/又は調整されることが防がれる。様々な実施形態では、シースが、シースの上側セグメントと下側セグメントとの間の外側リングの所定の停止位置、又はシースの上側セグメントと下側セグメントとの間の所定の位置をマークするインジケータを含む。様々な実施形態では、上側セグメント91の長さが、リトラクタを挿入するのに十分な弛みを提供できるほど十分な長さである。様々な実施形態では、望ましくない動作上の諸問題を引き起こす外側リング5の過度の反転又は巻き上げを避けるために上側セグメント91の長さが最小化される。
様々な実施形態では、下側セグメント93の長さが外科的用途に基づいて予め定められ又は予め決定される。様々な実施形態では、下側セグメント93の長さが、リトラクタが展開されて完全に収縮した時点で予想される又は予め定められた内側リングと外側リングとの間の最終的な長さである。様々な実施形態では、下側セグメント93の長さが、概ね膣管の長さ、腹壁の厚み、及び/又はこれらの間のいずれかの組み合わせである。様々な実施形態では、下側セグメント93の長さが上側セグメント91の長さよりも長い。様々な実施形態では、上側セグメント91の長さがシース9の全長又は長さ全体の半分未満である。
様々な実施形態では、外側リング5及び内側リング7が同じ材料で形成され、シース9が異なる材料で形成される。様々な実施形態では、外側リング5がシース9よりも剛性が高く又は柔軟性が低く、シース9が内側リング7よりも柔軟性が高く又は剛性が低い。様々な実施形態では、シース9の上側セグメント及び下側セグメントが同じ材料で形成され、様々な実施形態では、単一構造、一体構造又はモノリシック構造を提供するようにモノリシックであり又はモノリシックに形成される。様々な実施形態では、上側セグメント91が下側セグメント93よりも柔軟な材料で形成され、及び/又は下側セグメント93が上側セグメント91の材料と比べて異なる又は耐久性/耐穿刺性の高い材料で補強又は形成される。
様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31と患者の組織との間に別の又は第2のシース、膜又はフィルムが配置され、従って別の又は第2のシースとシース9との間にリテーナが配置される。様々な実施形態では、他の又は第2のシースがシース9又は外側リングに取り付けられ、或いは別の又は異なるリトラクタに取り付けられる。
様々な実施形態では、シース9が、チャネル又はリテーナ31をシースの下側セグメント93と内側リング7との間に固定するように構成される。様々な実施形態では、上側セグメント91が、リテーナ31をシースの下側セグメント93と内側リング7との間に固定するように構成された調整可能な長さを有する。様々な実施形態では、シースが突出部を含み、この突出部が突出部と内側リング7との間にリテーナ31を固定するように構成される。様々な実施形態では、突出部がシースの周囲で周方向に、完全に又は部分的に延びる。様々な実施形態では、突出部が内側リング7の幅又は高さよりも小さな幅又は高さを有する。様々な実施形態では、周方向リトラクタが封じ込めバッグ(containment bag)を含む。様々な実施形態では、シースが、円筒形状、封じ込めバッグ、及び/又は切頭円錐形状を有する。
様々な実施形態によれば、開口部を通じて内側リング7を圧縮してリングが所望の組織の下方又は内部に固定されるようにすることによって、手術部位の開口部、孔又は切開部が収縮する。様々な実施形態では、内側リング7が、開口部を通じて適合するように柔軟及び/又は圧縮可能であるとともに、展開されると元々の形状に戻ってその形状を保持してリトラクタのアンカーを提供するように硬質であり及び/又は付勢されるように構成される。外側リング5は、下向きに又は内側リング7に向かって外側リング5自体の周囲に反転し又は巻かれてリトラクタの上側セグメント91を寄せ集めて開口部を収縮させ、すなわち患者の開口部の直径を広げることによって、シース9及び開口部を通じたアクセスチャネルを提供する。外側リング5を下向きに反転させ又は巻くとシース9への張力が増し、開口部に周方向外向きの圧力が加わって開口部及び/又は体壁が収縮する。
様々な実施形態では、外側リング5及び/又は送気される患者の体腔又は手術部位にシールキャップ又はゲルキャップ又はポートが取り付けられる。送気中に内部生体構造又は手術部位にアクセスするために、キャップ、ポート、又はキャップ内に配置又は提供されるスリーブを通じて器具を挿入することができる。
様々な実施形態では、動作中及び/又は展開中のリトラクタの外径又は外周が外側リング5の外径によって定められ、又は外側リング5の外径よりも大きくない。様々な実施形態では、上側及び下側セグメントシースが、最適な又は最大化された器具の三角分割を提供する比較的大きな器具ポート又は入口を通じて、かつ収縮の範囲及び量又は使いやすさを犠牲にすることなく比較的小さな切開部を通じて手術を可能にする。様々な実施形態では、リトラクタが約25mmの収縮直径を提供する。様々な実施形態では、リトラクタが、完全な円筒形シース及び/又は同様のサイズの内側リングを有する完全なテーパシースを有する同様のサイズのリトラクタの収縮直径よりも大きな収縮直径を提供する。様々な実施形態では、リトラクタが、患者の体腔内へのアクセス又はチャネル又は通路を提供する。様々な実施形態では、リトラクタの長さが、異なる患者生体構造及び/又は患者の開口部の360度ハンズフリー保護及び/又は収縮に対応するように調整可能である。様々な実施形態では、リトラクタが、外側リング5、内側リング7、又はこれらの両方を含まないことができる。様々な実施形態では、リトラクタが封じ込めバッグを含む。様々な実施形態では、リトラクタが開腹手術及び腹腔鏡手術において使用可能である。様々な実施形態によれば、リトラクタが、可変的な、非外傷性の、周方向の手術部位の収縮をもたらすように配置される。手術部位の周方向収縮は、開口部、チャネル又は創縁(wound margin)を保護しながら標的組織の可視性及びアクセスを高める。
様々な実施形態では、シース3が、それぞれが正方形又は矩形断面及び台形断面を提供する2つの平らなシート状のフィルムをダイカットすることによって形成される。これらの2つの切断シートを接続し、例えば互いに側縁を溶着して、上側円筒形セグメント91及び下側円錐台形セグメント93を形成する。様々な実施形態によれば、シースは熱可塑性ポリウレタン(TPU)製である。様々な実施形態では、内側リング及び/又は外側リングがTPU製であり、様々な実施形態では、外側リング5が、例えばステンレス鋼、ポリカーボネート又はGRIVORYなどで形成された1又は2以上の剛性フープ又はセグメントを含み、このような剛性フープ又はセグメントに接続され、埋め込まれ、又は別様に取り付けられる。開口部又は切開部を通じて又は患者内に配置される内側リング7は、開口部又は切開部の外側又は患者の外部に残る外側リング5よりも小さい。
様々な実施形態によれば、チャネル又はリテーナ31が提供され、切開部及び/又は自然孔などの患者の身体開口部を通じてこれらの内部に挿入される。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31が、近位漏斗(proximal funnel)又はテーパ部分と、対向する遠位漏斗(distal funnel)又はテーパ部分とを有する。様々な実施形態では、近位漏斗部分が、その近位端から遠位端に向かって次第に減少する直径を有する。様々な実施形態では、遠位漏斗部分が、その近位端から遠位端に向かって次第に増加する直径を有する。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31が砂時計形を有し、様々な実施形態では、チャネル又はリテーナが、その近位端から遠位端への管腔又はアクセスチャネル又は経路を定める。挿入時には、チャネル又はリテーナ31の遠位部分が内部に、或いは膣管などの手術空間又は体腔内に配置されるのに対し、近位部分は外部に、或いは手術空間又は体腔外に残る。
様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31が軸方向に対称である。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31が対称であることで配置が無方向性になるため、ユーザの利便性が増す。様々な実施形態では、近位部分及び遠位部分が同じ曲率を有し、又は同じ曲線を共有する。様々な実施形態では、近位部分が遠位部分の遠位直径に等しい近位直径を有する。様々な実施形態では、近位部分が遠位部分の近位直径に等しい遠位直径を有する。様々な実施形態では、近位部分が、その近位端に近位部分を患者の身体の外側又は外側部分に容易に又はさらに固定するための近位リップ又はフランジを有し、及び/又は遠位部分が、その遠位端に遠位部分を患者の身体の内側又は内側部分に容易に又はさらに固定するための遠位リップ又はフランジを有する。
様々な実施形態では、近位部分及び/又は近位リップが、遠位部分及び/又は遠位リップよりも大きな直径、フットプリント又はプロファイルを有する。様々な実施形態では、遠位部分に比べて大きな近位部分が患者の身体外での密封を容易にする。様々な実施形態では、遠位部分及び/又は遠位リップが、近位部分及び/又は近位リップよりも大きな直径、フットプリント又はプロファイルを有する。様々な実施形態では、近位部分に比べて大きな遠位部分が、膣入口(vaginal introitus)内などの体内でのチャネル又はリテーナ31の固定を容易にし又は強化する。しかしながら、様々な実施形態では、近位部分に比べて大きな遠位部分は、患者の開口部内に及び/又は患者の開口部を通じて挿入するのが困難な場合がある。
様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31の最外径が、患者の開口部、切開部又は孔内に配置されて開口部の初期収縮をもたらすことができるようなサイズを有する。様々な実施形態によれば、チャネル又はリテーナ31の最外径は、膣入口又は膣管開口部内に配置されるようなサイズを有する。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31の最外径が約45~75mmであり、様々な実施形態では最内径が約20~50mmである。
様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31の最内径が、ユーザがリトラクタの内側リングを挿入する能力、最終的には目的とする処置のために器具を挿入して操作する能力に影響を与えることができる。様々な実施形態では、解剖学的構造のばらつきに起因して、複数のサイズのチャネルを提供して外科医の裁量で使用することができる。様々な実施形態では、内径及び外径を同じままの状態にした異なる深さのチャネルが提供される。
様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31の深さが、例えば膣入口などの患者の開口部の組織構造を把持し、又は組織構造と別様に係合するのに十分なものであり、様々な実施形態では、内側リングを配置するためのアンカーとして機能する。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31の深さが約20~40mmであり、様々な実施形態では約30mmである。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31の深さが、体壁又は膣入口などの入口の厚みを拡大するようなサイズ及び構成を有する。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31の曲率及び/又は深さが、体壁又は膣入口などの入口における確実な配置を容易にする。
様々な実施形態によれば、チャネル又はリテーナ31が、KRATONなどの半剛性ポリマー材料で形成される。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31が、膣入口などの身体開口部内に身体開口部を通じて手動で配置される手動圧縮及び操作を可能にするように実質的に柔軟である。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31が、圧縮又は手動操作から解放された後にその元々の形状又は初期形状又は潰れていない又は変形していない状態に回復するような柔軟性及び弾性を有する。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31が、生体構造内での及び/又はシースへのチャネル又はリテーナ31の自己固定にさらに役立つように、標的接触生体構造との最適な非外傷性摩擦を促進又は提供するように構成され、又はそのような材料で形成される。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31がシリコーンゴム製である。
様々な実施形態では、近位リップ及び遠位リップが同じ材料で形成され、チャネル又はリテーナの残り部分が異なる材料で形成される。様々な実施形態では、近位リップがチャネル又はリテーナの残り部分よりも剛性が高く又は柔軟性が低く、様々な実施形態では、遠位リップがチャネル又はリテーナの残り部分よりも剛性が高く又は柔軟性が低い。様々な実施形態では、近位リップが遠位リップよりも剛性が高く又は柔軟性が低い。様々な実施形態では、近位及び/又は遠位リップの有無にかかわらず、近位部分及び遠位部分が同じ材料で形成され、様々な実施形態では、単一構造、一体構造又はモノリシック構造を提供するようにモノリシックであり又はモノリシックに形成される。様々な実施形態では、近位部分が遠位部分よりも柔軟な材料で形成され、及び/又は遠位部分が近位部分の材料と比べて異なる又は耐久性/耐穿刺性の高い材料で補強又は形成される。
様々な実施形態によれば、チャネル又はリテーナ31は、体腔内に又は膣入口などの身体開口部を通じて最初に挿入された後に、膣管などの体腔の初期収縮をもたらす。様々な実施形態では、シースの内側リングが圧縮され又は別様に変形し、チャネル又はリテーナ31を通じて挿入される。様々な実施形態では、シース又は外側リングの近位部分を上昇させ又は引っ張ることで、シースが膣管などの体腔内の適所に留まり又はさらに固定され又は付着するためのアンカーポイントとして機能する、チャネル又はリテーナ31及び/又はチャネル又はリテーナ31の下面に対する内側リング及び/又は内側リングの上面の着座又は位置決めが容易になる。
様々な実施形態では、外側リングを反転させ、回転させ、又は巻くことで、シースの上側セグメントなどのシースが寄せ集められ、まとめ上げられる。様々な実施形態では、外側リングを反転させ又は巻いてシースの上側セグメントなどのシースを寄せ集めることでチャネル又はリテーナ31が収縮し、或いはチャネル又はリテーナ31の最内径又は中央開口部が拡大し、及び/又は膣入口などの身体開口部が収縮し、及び/又は膣入口などの患者の開口部におけるチャネル又はリテーナ31の曲線状又は放物線状の断面が崩壊又は圧縮する。チャンネル又はリテーナ31の放物線状又は曲線状の「挟み付け効果(pinching-effect)」は、手術空間への送気中における自己保持的収縮及び強化された密封能力を容易にし又は提供する。様々な実施形態では、シースがリテーナを直線化又は平坦化するように構成される。様々な実施形態では、シースがリテーナの砂時計形の中央部分を直線化又は平坦化するように構成される。様々な実施形態では、シースが砂時計形などのリテーナの形状を円筒形などの異なる形状に変形させるように構成される。様々な実施形態では、シースが、シースの上側セグメントの長さを短縮及び/又は調整する際、及び/又はシースの上側セグメントを回転した外側リングの周囲にまとめ上げる際に、及び/又はこれらに起因して、リテーナを直線化、平坦化及び/又は変形させるように構成される。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31が、チャネル又はリテーナ31の内腔を通じて挿入される器具に対する密封能力又は機能を提供せず、すなわちこのような器具に対して密封することができない。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31が、例えばチャネル又はリテーナ31の内腔を通じて挿入される器具に対する密封能力又は機能を妨げる、すなわちこのような器具に対して密封することができない材料又はコーティングなど、内腔の寸法サイズ又は形状、全体的サイズ又は形状、又はこれらのいずれかの組み合わせで構成される。様々な実施形態では、リトラクタが、リトラクタを通じて内腔又はアクセスチャネルを通じて挿入される器具に対する密封能力又は機能を提供せず、すなわちこのような器具に対して密封することができない。様々な実施形態では、リトラクタ及びチャネル又はリテーナが、共に膣入口などの身体開口部の収縮をもたらす。様々な実施形態では、膣管などの体腔全体の収縮又は拡大が送気を通じて達成され、リトラクタ及び/又はチャネル又はリテーナがその密封を促進又は強化する。
様々な実施形態では、リトラクタ3の内側リング7及び/又はチャネル又はリテーナの内側フランジ又は遠位部分が、周方向膣切開を通じて子宮頸部の周囲に配置され展開される。様々な実施形態では、リトラクタの下側セグメント及び/又はチャネル又はリテーナの遠位部分が、患者の膣管を通じて及び/又は膣切開部内に延びるように構成される。様々な実施形態では、リトラクタの下側セグメント及び/又はチャネル又はリテーナの遠位部分の長さが少なくとも3インチ(7.5センチメートル)である。様々な実施形態では、リトラクタの下側セグメント及び/又はチャネル又はリテーナの遠位部分の長さが平均的なサイズの膣管の長さ以上であり、又は様々な実施形態では、平均的なサイズの膣管の長さに膣切開部の長さを加えた長さ以上である。リトラクタ及び/又はチャネル又はリテーナの全体的な幅又は直径は、膣管の収縮及び/又は可視化をもたらすように構成される一方で、依然として膣切開部に挿入可能である。
様々な実施形態によれば、第1の周方向リトラクタ、チャネル又はリテーナ31、及び/又は第2の周方向リトラクタを含む周方向リトラクタシステムが提供される。様々な実施形態では、チャネル又はリテーナ31が、第1の周方向リトラクタと第2の周方向リトラクタとの間に配置される。様々な実施形態では、第2の周方向リトラクタが第1の周方向リトラクタと同一である。様々な実施形態では、第2の周方向リトラクタが、円筒形及び/又は切頭円錐形を有するシースを含む。様々な実施形態では、第2の周方向リトラクタのみが円筒形及び/又は切頭円錐形を有する。様々な実施形態では、第2の周方向リトラクタが封じ込めバッグを含み、及び/又は封じ込めバッグである。様々な実施形態では、第2の周方向リトラクタが、体壁を通じて挿入されて体壁内に配置されるように構成された遠位部分などの部分を有し、リテーナ31が、体壁を通じて挿入されて、体壁内で第2の周方向リトラクタの遠位部分などの部分上に配置されるように構成され、及び/又は第1の周方向リトラクタの下側セグメント93が、体壁を通じて挿入されて、体壁内でリテーナ31上に配置されるように構成される。
上記の説明は、当業者による装置又はシステムの作製及び使用、並びに本明細書で説明した方法の実行を可能にするように行ったものであり、本発明を実行する発明者らが想定する最良の形態を記載したものである。しかしながら、当業者には依然として様々な修正が明らかであろう。これらの修正は、本開示の範囲に含まれるように企図される。様々な図には、異なる実施形態又はこのような実施形態の態様を示し、本明細書全体を通じて説明している場合もある。しかしながら、単独で図示又は説明した各実施形態及びその態様は、別途明示していない限り、他の実施形態及びその態様のうちの1つ又は2つ以上と組み合わせることもできる。各組み合わせを明示していないのは、本明細書の可読性を容易にするためにすぎない。
本出願には、いくつかの実施形態、態様及び実施例を開示しているが、当業者であれば、本発明は、具体的に開示した実施形態、態様及び実施例のみならず、本発明の他の代替実施形態及び/又は使用、並びにこれらの明らかな修正物及び同等物にも及ぶと理解するであろう。さらに、これらの発明の様々な特徴は、単独で使用することも、又は上記で明示的に説明した以外のこれらの発明の他の特徴と組み合わせて使用することもできる。従って、本発明の範囲から逸脱することなく、サイズ、形状及び材料の様々な変更を含む具体的に説明したもの以外の形で本発明を実施することもできると理解されたい。従って、本発明の実施形態は、全ての態様が例示的なものであって限定的なものではでないとみなすべきである。従って、本明細書に開示した本発明の範囲は、上述した特定の開示した実施形態によって限定されるべきものではなく、以下の特許請求の範囲を公正に読むことによってのみ決定されるべきものである。
3 リトラクタ
5 外側リング
7 内側リング
9 シース
21 テザー
23 テザータグ
91 上側セグメント
93 下側セグメント

Claims (64)

  1. 周方向リトラクタシステムであって、
    周方向リトラクタと、
    モノリシックな砂時計形の柔軟なリテーナと、
    を備え、前記周方向リトラクタは、
    外径を有し、体腔の外側に配置されるように構成された外側リングと、
    外径を有し、前記体腔の内側に配置されるように構成された内側リングと、
    シースと、
    を含み、前記シースは、
    前記外側リングに接続された上側セグメントと、
    前記内側リングに接続された下側セグメントと、
    を含み、
    前記上側セグメントは、前記外側リングの外径に一致する内径を有する近位端と、前記外側リングの外径に一致する内径を有する遠位端とを含む円筒形を有し、前記外側リングは前記上側セグメントから分離不能であり、
    前記下側セグメントは、前記外側リングの前記外径に一致する内径を有する近位端と、前記内側リングの前記外径よりも小さくかつ前記外側リングの前記外径よりも小さな内径を有する遠位端とを含む円錐台形を有し、前記シースは、前記外側リングから前記内側リングに延びるアクセスチャネルを定め、前記上側セグメント及び前記下側セグメントは、モノリシック構造として形成されて異なる長さを有し、
    前記リテーナは、前記アクセスチャネルの外側に配置され、前記シースの前記下側セグメントの遠位部分を取り囲んで該遠位部分に接触するように構成される、
    ことを特徴とするシステム。
  2. 前記シースの前記上側セグメント及び前記下側セグメントは同じ材料から形成される、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記シースの前記上側セグメントの前記近位端は前記体腔の外側に配置されるように構成され、前記シースの前記上側セグメントの前記遠位端は前記体腔の内側に配置されるように構成される、
    請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記上側セグメントは、該上側セグメントの長さの調整に伴って半径方向力を加えるように構成された調整可能な長さを有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記上側セグメントの長さは、前記下側セグメントが変化しないままの状態で前記外側リングを回転させて前記上側セグメントの一部を前記外側リングの周囲に巻き付けることによって調整可能である、
    請求項4に記載のシステム。
  6. 前記外側リングは、前記シースの前記上側セグメントと前記下側セグメントとの間の所定の停止位置を越えて回転することが防がれる、
    請求項4又は5に記載のシステム。
  7. 前記シースは、前記外側リングの前記シースの前記上側セグメントと前記下側セグメントとの間の前記所定の停止位置をマークするインジケータを含む、
    請求項6に記載のシステム。
  8. 前記上側セグメントの長さは調整可能であり、前記下側セグメントの長さは調整不能であり、前記内側リングに接続された前記下側セグメントは前記内側リングから分離不能である、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記シースは圧縮可能であり、非金属材料で形成される、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記内側リングは円形から長円形に圧縮可能であるとともに前記円形に戻るように付勢され、前記外側リングは圧縮可能でない、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記リテーナは、前記シースの全長よりも短い長さを有し、前記リテーナは圧縮可能であり、調整不能な長さを有する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. 前記シースの前記下側セグメントは、前記リテーナの前記砂時計形に適合し、前記リテーナは、前記シースと組織との間に配置されるように構成され、前記シースの前記下側セグメントは、前記リテーナと挿入器具との間に配置されるように構成される、
    請求項1から11のいずれか一項に記載のシステム。
  13. 前記リテーナは、前記シースの前記下側セグメントのみを取り囲むように構成され、前記シースの前記下側セグメントの外面は、前記下側セグメントの内面と前記リテーナの内面との間に配置される、
    請求項1から12のいずれか一項に記載のシステム。
  14. 前記リテーナは、前記外側リング及び前記内側リングよりも柔軟であり、前記シースよりも柔軟でない、
    請求項1から13のいずれか一項に記載のシステム。
  15. 前記リテーナは、前記上側セグメントと前記内側リングとの間に配置され、前記シースは、前記リテーナの中央開口部を拡大し、前記リテーナの前記砂時計形の中間部分を直線化するように構成される、
    請求項1から14のいずれか一項に記載のシステム。
  16. 前記リテーナは、調整不能な長さと、前記外側リングの内径よりも小さな上側内径と、該上側内径よりも小さくかつ前記外側リングの内径よりも小さな中間内径とを有する、
    請求項1から15のいずれか一項に記載のシステム。
  17. 前記リテーナは、ユーザによって一時的に変形可能であり、前記リテーナは、前記砂時計形から変形可能であるとともに前記砂時計形に戻るように付勢される、
    請求項1から16のいずれか一項に記載のシステム。
  18. 前記外側リングは、内腔を有する可撓性リングと、該可撓性リングの内腔内に配置された湾曲ロッドとを含み、該湾曲ロッドは前記可撓性リングよりも硬質である、
    請求項1から17のいずれか一項に記載のシステム。
  19. 前記外側リングは、該外側リング自体の周囲で回転可能である、
    請求項1から18のいずれか一項に記載のシステム。
  20. 前記下側セグメントの長さは前記上側セグメントの長さよりも長く、前記上側セグメントの長さは前記シースの全長の半分未満であり、前記下側セグメントの長さは前記シースの全長の半分よりも大きく、前記下側セグメントは、前記上側セグメントの近位の上側直径と、前記内側リングの近位の下側直径とを有し、前記下側セグメントの下側直径は前記下側セグメントの上側直径よりも小さく、前記外側リングの外径は前記内側リングの外径よりも大きい、
    請求項1から19のいずれか一項に記載のシステム。
  21. 前記リテーナは遠位部分を有し、該遠位部分は、その遠位端に前記体腔の内側への前記遠位部分の固定を容易にする遠位リップを有する、
    請求項1から20のいずれか一項に記載のシステム。
  22. 前記リテーナは近位部分を有し、該近位部分は、その近位端に前記体腔の外側への前記近位部分の固定を容易にする近位リップを有する、
    請求項21に記載のシステム。
  23. 前記リテーナの前記遠位部分は、前記内側リングの外径よりも大きな外径を有し、前記リテーナの前記近位部分は、前記内側リングの外径よりも大きな内径を有し、前記リテーナの前記近位部分と前記遠位部分との間の前記リテーナの内径は前記内側リングの内径よりも小さい、
    請求項22に記載のシステム。
  24. 前記外側リングと前記シースの前記上側セグメントの一部とに接続するように構成されたシーリングキャップをさらに備え、該シーリングキャップは、前記アクセスチャネルと、前記シーリングキャップ、前記外側リング及び前記上側セグメントの一部間の接続部とをシールする、
    請求項1から23のいずれか一項に記載のシステム。
  25. 前記内側リングに取り付けられたテザーをさらに備え、該テザーは、前記シースの全長よりも長い長さを有し、前記テザーに取り付けられたテザータグを有する、
    請求項1から24のいずれか一項に記載のシステム。
  26. 周方向リトラクタシステムであって、
    第1の形状を有する上側セグメントと、該上側セグメントの前記第1の形状とは異なる第2の形状を有する下側セグメントとを含むシースを含む周方向リトラクタと、
    前記上側セグメントの前記第1の形状及び前記下側セグメントの前記第2の形状とは異なる第3の形状を有するリテーナと、
    を備えることを特徴とするシステム。
  27. 前記リテーナは、前記上側セグメントの長さよりも長い長さを有し、前記シースの全長よりも短い長さを有し、調整不能な長さを有し、前記リテーナは圧縮可能であり、前記シースと組織との間に配置されるように構成され、前記シースの前記下側セグメントのみを取り囲むように構成される、
    請求項26に記載のシステム。
  28. 前記シースの前記下側セグメントの外面は、前記下側セグメントの内面と前記リテーナの内面との間に配置され、前記シースは、前記リテーナの中央開口部を拡大するように構成される、
    請求項1から27のいずれか一項に記載のシステム。
  29. 前記リテーナは、調整不能な長さを有し、弾性であり、ユーザによって一時的に変形可能であり、前記第3の形状とは異なる第4の形状に変形可能であり、前記第3の形状に戻るように付勢され、前記シースよりも硬質である、
    請求項1から28のいずれか一項に記載のシステム。
  30. 周方向リトラクタシステムであって、第1の形状を有する上側セグメントと、該上側セグメントの前記第1の形状とは異なる第2の形状を有する下側セグメントとを含むシースを含む周方向リトラクタを備える、
    ことを特徴とするシステム。
  31. 前記シースの上側及び下側セグメントは、同じ材料から形成されてモノリシック構造を形成する、
    請求項26から30のいずれか一項に記載のシステム。
  32. 前記シースの前記上側セグメントは、体壁の外側に配置されるように構成された近位部分と、体壁の内側に配置されるように構成された遠位部分とを有する、
    請求項26から31のいずれか一項に記載のシステム。
  33. 前記下側セグメントは、前記上側セグメントの長さよりも長い長さを有し、前記上側セグメントの長さは前記シースの全長の半分未満であり、前記下側セグメントの長さは前記シースの全長の半分よりも長い、
    請求項31又は32に記載のシステム。
  34. 前記上側セグメントの長さは調整可能であり、前記下側セグメントの長さは調整不能である、
    請求項33に記載のシステム。
  35. 前記シースは、圧縮可能であり、非金属材料で形成され、多層である、
    請求項26、30又は34に記載のシステム。
  36. 前記シースの前記上側セグメントに接続された外側リングと、前記シースの前記下側セグメントに接続された内側リングとをさらに備える、
    請求項26、30、34又は35に記載のシステム。
  37. 前記上側セグメントは、前記下側セグメントの長さが変化しないままの状態で前記外側リングが該外側リング自体の周囲で回転して前記上側セグメントの一部を前記外側リングの周囲に巻き付けることによって前記上側セグメントが短くなるにつれて半径方向力を加えるように構成される、
    請求項36に記載のシステム。
  38. 前記外側リングは、前記上側セグメント上の所定の位置を越えて回転することが防がれる、
    請求項37に記載のシステム。
  39. 前記外側リングは、固定された調整不能な直径を有する、
    請求項36から38のいずれか一項に記載のシステム。
  40. 前記外側リングは、前記上側セグメントの全長の6分の1(1/6)の固定された厚みを有する、
    請求項36から39のいずれか一項に記載のシステム。
  41. 前記内側リングは、拡大できない固定された円周を有する、
    請求項36から40のいずれか一項に記載のシステム。
  42. 前記内側リングは変形可能であり、前記外側リングは変形不能である、
    請求項36から41のいずれか一項に記載のシステム。
  43. 前記内側リングは、前記周方向リトラクタの最遠位部分である、
    請求項36から42のいずれか一項に記載のシステム。
  44. 前記外側リングと前記シースの前記上側セグメントの一部とに接続するように構成されたシーリングキャップと、前記内側リングに取り付けられたテザーとをさらに含み、前記テザーは、前記シースの全長よりも長い長さと、前記テザーに取り付けられたテザータグとを有する、
    請求項43に記載のシステム。
  45. 前記シースの前記下側セグメントはテーパ付けされる、
    請求項26から44のいずれか一項に記載のシステム。
  46. 前記シースの前記下側セグメントの前記第2の形状は、前記上側セグメントの遠位端から前記内側リングに向かってテーパ付けされた切頭円錐形である、
    請求項36から44のいずれか一項に記載のシステム。
  47. 前記下側セグメントは、該下側セグメントの近位端から該下側セグメントの遠位端に向かって次第に減少する直径を有する、
    請求項26から44のいずれか一項に記載のシステム。
  48. 前記下側セグメントは、該下側セグメントの近位端から該下側セグメントの遠位端に向かって一定割合で次第に減少する直径を有する、
    請求項26から44のいずれか一項に記載のシステム。
  49. 前記下側セグメントは湾曲した側壁を有する、
    請求項26から44のいずれか一項に記載のシステム。
  50. 前記上側セグメントは、前記外側リングの周囲に少なくとも6回巻き付けられるように構成される、
    請求項36から49のいずれか一項に記載のシステム。
  51. 前記下側セグメントは、前記シースの長手方向軸を横切る方向に延びる側壁を有する、
    請求項26から44のいずれか一項に記載のシステム。
  52. 前記上側セグメントは、前記シースの長手方向軸に平行な方向に延びる側壁を有する、
    請求項26から44のいずれか一項に記載のシステム。
  53. 前記リテーナの前記第3の形状は、近位漏斗及び対向する遠位漏斗を有する、
    請求項26から29のいずれか一項に記載のシステム。
  54. 周方向リトラクタシステムであって、
    第1の形状を有する上側セグメントと、該上側セグメントの前記第1の形状とは異なる第2の形状を有する下側セグメントとを含むシースを含む第1の周方向リトラクタと、
    リテーナと、
    第2の周方向リトラクタと、
    を備え、前記リテーナは、前記第1の周方向リトラクタと前記第2の周方向リトラクタとの間に配置される、
    ことを特徴とするシステム。
  55. 前記リテーナは、前記シースの前記上側セグメント及び前記下側セグメントよりも硬質であり、前記上側セグメントは調整可能な長さを有し、前記リテーナは固定された調整不能な長さを有し、前記下側セグメントは固定された調整不能な長さを有する、
    請求項54に記載のシステム。
  56. 前記第1の周方向リトラクタの前記下側セグメントに接続されて該下側セグメントから分離不能な内側リングをさらに備え、該内側リングは、前記リテーナの中央開口部を通じて挿入されて前記リテーナの遠位端付近に配置されるように構成される、
    請求項54又は55に記載のシステム。
  57. 前記上側セグメントに接続されて該上側セグメントから分離不能な外側リングをさらに備え、該外側リングは、前記リテーナの近位端から遠位にある第1の位置と、前記リテーナの前記近位端に近接する第2の位置とを有し、前記外側リングは、前記外側リングを前記第1の位置から前記第2の位置に移動させるように回転可能である、
    請求項56に記載のシステム。
  58. 前記シースは、該シースの前記下側セグメントと前記内側リングとの間に前記リテーナを固定するように構成される、
    請求項56又は57に記載のシステム。
  59. 前記上側セグメントは、前記シースの前記下側セグメントと前記内側リングとの間に前記リテーナを固定するように構成された調整可能な長さを有する、
    請求項56又は57に記載のシステム。
  60. 前記シースは突出部を含み、該突出部は、該突出部と前記内側リングとの間に前記リテーナを固定するように構成される、
    請求項56から59のいずれか一項に記載のシステム。
  61. 前記第2の周方向リトラクタは、円筒形を有するシースを含む、
    請求項54から60のいずれか一項に記載のシステム。
  62. 前記第2の周方向リトラクタの前記シースは切頭円錐形を有する、
    請求項61に記載のシステム。
  63. 前記第2の周方向リトラクタは封じ込めバッグを含む、
    請求項54から62のいずれか一項に記載のシステム。
  64. 前記第2の周方向リトラクタは、体壁を通じて挿入されて前記体壁内に配置されるように構成された遠位部分を有し、前記リテーナは、前記体壁を通じて挿入されて前記体壁内で前記第2の周方向リトラクタの前記遠位部分上に配置されるように構成され、前記第1の周方向リトラクタの前記下側セグメントは、前記体壁を通じて挿入されて前記体壁内で前記リテーナ上に配置されるように構成される、
    請求項54から63のいずれか一項に記載のシステム。
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