JP2024507450A - 温度制御され/電気的にバイアスをかけられるウエハ周辺 - Google Patents

温度制御され/電気的にバイアスをかけられるウエハ周辺 Download PDF

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Abstract

均一なやり方でワークピースをエッチングするためのシステム及び方法が開示される。該システムは、リボンイオンビームを生成する半導体処理システム、及びリボンイオンビームを通してワークピースを走査するワークピースホルダを含む。ワークピースホルダは、ハローと呼ばれる、ワークピースを越えて延在する部分を含む。ハローは、エッチング速度の不均一性を補償するために独立して加熱され得る。幾つかの実施形態では、ハローが、その電位がワークピースに印加される電位とは異なるように独立してバイアスをかけられ得る。特定の複数の実施形態では、ハローが、別々に制御され得る複数の熱ゾーンに分割され得る。このやり方では、様々なエッチング速度の不均一性が、ハローの様々な熱の電位及び/又は温度を制御することによって対処され得る。【選択図】図1

Description

本出願は、2021年2月4日に出願された米国特許出願第17/167,416号の優先権を主張し、その開示は、その全体が参照により本明細書に援用される。
本開示の実施形態は、エッチング速度の均一性を改善するためのシステム及び方法に関し、特に、リボンイオンビームを通して走査されるワークピースのエッチング速度の均一性を改善するためのシステム及び方法に関する。
イオンビームは、シリコン基板などのワークピースの中にドーパントを注入し、ワークピースの材料をエッチングし、又はワークピースをアモルファス化するために使用され得る。これらのイオンビームは、所望の種のイオンを生成するイオン源を含む半導体処理システムを使用して生成され得る。特定の複数の実施形態では、これらのイオンが、複数の構成要素によって抽出され、操作される。複数の構成要素は、所望の種を選択し、イオンをワークピースに向けて誘導する。他の複数の実施形態では、イオン源がワークピースに近接して位置付けられ、イオンはイオン源からワークピースに向けて引き寄せられる。
幾つかの実施態様では、様々なパラメータの均一性を厳密に制御する必要があるだろう。例えば、特定の複数の用途では、ウエハ内の幅(WiW)のエッチング速度が3~5%以内(3シグマ値)又はそれより良好であることが望まれる場合がある。しかし、ビーム電流の幅方向の変化やその他の現象により、これを実現するの
は困難なことがある。
例えば、リボンイオンビームでは、特にリボンビームの両端において、X方向に不均一なビーム電流を持つのが一般的である。
更に、ワークピースは、リボンイオンビームを通るワークピースホルダ上に配置されている可能性がある。ワークピースホルダは、ワークピースを越えて延在する部分を含むことがある。この部分は、周辺(surround)又はハロー(halo)と呼ばれ得る。ワークピースとハローとの間に電気的又は熱的な不連続性があると、エッチング速度の均一性にばらつきが生じる可能性がある。
したがって、走査されるリボンイオンビームを使用して、所望のエッチング速度の均一性を実現するためのシステム及び方法があれば有益であろう。更に、種々のエッチング種に容易に適応できるシステムであれば有益であろう。
均一な様態でワークピースをエッチングするためのシステム及び方法が開示される。該システムは、リボンイオンビームを生成する半導体処理システム、及びリボンイオンビームを通してワークピースを走査するワークピースホルダを含む。ワークピースホルダは、ハローと呼ばれる、ワークピースを越えて延在する部分を含む。ハローは、エッチング速度の不均一性を補償するために独立して加熱され得る。幾つかの実施形態では、ハローが、その電位がワークピースに印加される電位とは異なるように独立してバイアスをかけられ得る。特定の複数の実施形態では、ハローが、別々に制御され得る複数の熱ゾーンに分割され得る。このやり方では、様々なエッチング速度の不均一性が、ハローの様々な熱の電位及び/又は温度を制御することによって対処され得る。
一実施形態によれば、エッチングシステムが開示される。該エッチングシステムは、リボンイオンビームを生成するための半導体処理システム、ワークピースホルダ、ワークピースホルダの周りに配置されたハロー、及びリボンイオンビームを通してワークピースホルダを移動させるための走査モータを備える。その場合、ハローは、ハローの温度を修正するための抵抗加熱器を備える。特定の複数の実施形態では、ハローが、導電性フレーム、及び導電性フレーム上に配置された保護カバーを備え、抵抗加熱器は、保護カバー内又は保護カバー上に配置される。特定の複数の実施形態では、抵抗加熱器が、導電性フレームに面する保護カバーの外面に配置される。幾つかの実施形態では、エッチングシステムが、ハローの温度をモニタするためにハロー上に配置された温度センサを備える。特定の複数の実施形態では、ハローが、導電性フレーム、及び導電性フレーム上に配置された保護カバーを備え、ワークピースホルダに印加される電圧とは異なる電圧で導電性フレームにバイアスをかけるためのハローバイアス電源を備える。幾つか実施形態では、ハローバイアス電源が、ハローがワークピースホルダから一定の電圧オフセットを維持するように、ワークピースホルダを基準とする。幾つかの実施形態では、ハローが、絶縁材料を使用してワークピースホルダから電気的に絶縁される。
別の一実施形態によれば、エッチングシステムが開示される。該エッチングシステムは、リボンイオンビームを生成するための半導体処理システム、ワークピースホルダ、ワークピースホルダの周りに配置されたハロー、及びリボンイオンビームを通してワークピースホルダを移動させるための走査モータを備える。その場合、ハローは、径方向エッチング速度不均一性と線形エッチング速度不均一性の両方を補償するための複数の熱ゾーンを含む。幾つかの実施形態では、ハローが、フレーム、及びフレーム上に配置された保護カバーを備え、抵抗加熱器が、保護カバー内又は保護カバー上に配置される。特定の複数の実施形態では、抵抗加熱器が、フレームに面する保護カバーの外面に配置される。幾つかの実施形態では、ハローが、複数の熱ゾーンに分割される。幾つかの更なる実施形態では、複数の熱ゾーンが、独立して制御され得る。幾つかの実施形態では、エッチングシステムが、熱コントローラを備える。熱コントローラは、複数の熱ゾーンと通じている複数の電源、及び熱コントローラと通信するコントローラを備える。その場合、所望の温度プロファイルを実現するために、ワークピースの種類とエッチング種がコントローラに入力され、熱コントローラは複数の熱ゾーンに電力を供給する。特定の複数の実施形態では、エッチングシステムが、少なくとも1つの熱ゾーンの温度をモニタするために、少なくとも1つの熱ゾーン内に配置された温度センサを備える。
別一実施形態によれば、エッチングシステムが開示される。エッチングシステムは、リボンイオンビームを生成するための半導体処理システム、ワークピースホルダ、ワークピースホルダの周りに配置されたハローであって、導電性フレーム及び導電性フレーム上に配置された保護カバーを備えるハロー、リボンイオンビームを通してワークピースホルダを移動させるための走査モータ、並びにワークピースホルダに印加される電圧とは異なる電圧で導電性フレームにバイアスをかけるためのハローバイアス電源を備える。幾つか実施形態では、ハローバイアス電源が、ハローがワークピースホルダから一定の電圧オフセットを維持するように、ワークピースホルダを基準とする。幾つかの実施形態では、ハローが、絶縁材料を使用してワークピースホルダから電気的に絶縁される。特定の複数の実施形態では、導電性フレームが、複数の導電性領域に分割される。その場合、各導電性領域に印加される電圧は、独立して制御される。特定の複数の実施形態では、エッチングシステムが、ハローバイアス電源と通信するコントローラを備える。その場合、縁部エッチング速度の所望の変化を実現するために、ワークピースの種類とエッチング種がコントローラに入力され、ハローバイアス電源は導電性フレームに電力を供給する。
本開示をより良く理解するために、参照により本明細書に援用される添付の図面を参照する。
一実施形態による半導体処理システムである。 図2A~図2Cは、ハローバイアス電源を使用する3つの実施形態を示す。 図2A~図2Cは、ハローバイアス電源を使用する3つの実施形態を示す。 図2A~図2Cは、ハローバイアス電源を使用する3つの実施形態を示す。 一実施形態による抵抗加熱器を示す。 複数の熱ゾーンを有するハローの第1の実施形態である。 図5A~図5Eは、様々なエッチング種及びワークピースの種類に対するエッチング速度マップを示す。 図5A~図5Eは、様々なエッチング種及びワークピースの種類に対するエッチング速度マップを示す。 図5A~図5Eは、様々なエッチング種及びワークピースの種類に対するエッチング速度マップを示す。 図5A~図5Eは、様々なエッチング種及びワークピースの種類に対するエッチング速度マップを示す。 図5A~図5Eは、様々なエッチング種及びワークピースの種類に対するエッチング速度マップを示す。 図6A~図6Eは、様々なエッチング速度マップに対する図4のハローの加熱パターンを示す。 図6A~図6Eは、様々なエッチング速度マップに対する図4のハローの加熱パターンを示す。 図6A~図6Eは、様々なエッチング速度マップに対する図4のハローの加熱パターンを示す。 図6A~図6Eは、様々なエッチング速度マップに対する図4のハローの加熱パターンを示す。 図6A~図6Eは、様々なエッチング速度マップに対する図4のハローの加熱パターンを示す。
上述されたように、本システムは、リボンイオンビームを通して走査されるワークピースを採用するシステムにおいて、エッチング速度の均一性を改善するために使用され得る。
半導体処理システム1は、複数のチャンバ壁101で構成されるイオン源チャンバ100を含むイオン源を備える。特定の複数の実施形態では、これらのチャンバ壁101のうちの1以上が、石英などの誘電材料で構築されてよい。RFアンテナ110が、第1の誘電体壁102の外面に配置されてよい。RFアンテナ110は、RF電源120によって電力供給されてよい。RFアンテナ110に供給されたエネルギーは、イオン源チャンバ100内に放射されて、ガス入口130を介して導入される供給ガスをイオン化する。
他の複数の実施形態では、イオン源が、間接加熱カソード(IHC)イオン源、容量結合プラズマ源、又は別の種類のソースであってよい。
抽出プレート104と呼ばれる1つのチャンバ壁が、抽出開孔105を含む。抽出開孔105を貫通して、イオンビーム106が、イオン源チャンバ100を出てよい。イオンビーム106は、高さ方向よりも水平方向(X方向とも呼ばれる)においてはるかに広くてよい。これらの特性を有するイオンビームは、リボンイオンビームと呼ばれてよい。抽出プレート104は、チタン、タンタル、又は別の金属などの導電性材料で構築されてよい。抽出プレート104は、幅が300ミリメートルを超えてよい。更に、抽出開孔105は、ワークピース10の直径よりもX方向において広くてよい。この抽出プレート104は、抽出電圧でバイアスをかけられてよい。他の複数の実施形態では、抽出プレート104が接地されてよい。
半導体処理システム1に加えて、ワークピースホルダ155が存在する。ワークピースホルダ155は、抽出開孔105に近接して配置されてよい。例えば、ワークピースホルダ155は、抽出開孔105からの距離が0と25cmの間であってよい。特定の複数の実施形態では、ワークピースホルダ155が、抽出開孔105の約1cm以内にあってよい。
ワークピース10は、ワークピースホルダ155上に配置されてよい。ワークピースホルダ155は、垂直方向171に移動する走査モータ160を使用して走査される。この方向は、Y方向とも呼ばれる。したがって、ワークピースホルダ155は、イオンビーム106とワークピースホルダ155との間に相対的な垂直方向の移動が存在するように構成されている。
ワークピースホルダ155は、ワークピース10を保持する静電クランプを含む。静電クランプは、ワークピースをワークピースホルダ155に保持するために静電力を使用する。静電クランプは、ベース、誘電体上面、及びベースと誘電体上面との間に配置された複数の電極を含んでよい。所望の静電力を生成するために、電極に様々な電圧が印加されてよい。
ハロー165が、静電クランプとワークピース10を取り囲み、その中央にワークピースホルダ155の位置に対応する開口部を有する。ハロー165は、金属などの導電性材料で構築されてよいフレーム168を備える。フレーム168は、チタン、アルミニウム、又は別の材料で作製されてよい。特定の複数の実施形態では、フレーム168が、ニッケルめっきアルミニウム、陽極酸化アルミニウム、又はニッケルであってよい。特定の複数の実施形態では、フレーム168が、ワークピースホルダ155を収容するために円形に切り取られた矩形状であってよい。例えば、フレーム168は、幅が約600mmで、高さが約1000mmで、約300mmの直径を有する円形開口部を有してよい。他の複数の実施形態では、フレーム168が、円形又は別の形状であってよい。
加えて、ハロー165は、保護カバー166を含んでよい。保護カバー166は、フレーム168の前面に配置されてよい。保護カバー166は、フレーム168をイオンへの曝露から保護し、フレーム168の寿命を延ばし、ワークピース10の汚染を最小限に抑える。保護カバー166は、フレーム168の前面に取り付けられた誘電材料又はシリコン基板であってよい。特定の一実施形態では、複数のシリコンタイルが、フレーム168上に配置され、保護カバー166として働く。保護カバー166は、約3mmなどの任意の所望の厚さであってよい。保護カバー166は、フレーム168の全体をカバーするように寸法決定されてよい。
ワークピースホルダ155は、ワークピースバイアス電源170を使用してバイアスをかけられてよい。特定の複数の実施形態では、ワークピースバイアス電源170からの出力が、5kHzと50kHzとの間の周波数、及び100から5000ボルトの振幅を有するパルスDC電圧である。
ハロー165は、ハローバイアス電源175を使用して独立してバイアスをかけられてよい。例えば、フレーム168は、ハローバイアス電源175と通じていてよい。ワークピースバイアス電源175からの出力もまた、5kHzと50kHzとの間の周波数、及び100から5000ボルトの振幅を有するパルスDC電圧であってよい。
特定の複数の実施形態では、ハローバイアス電源175が、ワークピースバイアス電源170を基準とする。それによって、ハロー165が、ワークピースホルダ155から一定の電圧オフセットにある。例えば、この実施形態では、ハローバイアス電源175の出力が、一定のDC電圧に設定されてよい。
例えば、図2A~図2Cは、3つの異なる実施形態を示している。図2Aは、ハロー165が常にワークピースホルダ155と同じ電圧にある一実施形態を示している。これは、ワークピースバイアス電源170を基準とするハローバイアス電源175を0ボルトに設定することによって実現されてよい。図2Bでは、ハロー165が、常にワークピースホルダ155に対して正にオフセットされている。これは、ワークピースバイアス電源170を基準とするハローバイアス電源175を正の電圧に設定することによって実現されてよい。図2Cでは、ハロー165が、常にワークピースホルダ155に対して負にオフセットされている。これは、ワークピースバイアス電源170を基準とするハローバイアス電源175を負の電圧に設定することによって実現されてよい。ハローバイアス電源175は、ワークピースホルダ155に対して-500Vと+500Vとの間の電圧を供給することができる。このやり方では、イオン源チャンバ100に対するハロー165のバイアスが、幾つかの実施形態では、ハローバイアス電源175とワークピースバイアス電源170とによって供給される電圧の合計である。
他の複数の実施形態では、ハローバイアス電源175が接地を基準としてよく、ハローバイアス電源175の出力が、ワークピースバイアス電源170と同位相であってよい。それによって、2つの電源からのパルスが同期する。更に、特定の複数の実施形態では、ハローバイアス電源175の出力が、これらのパルスの間だけ、ワークピースバイアス電源170と異なる。
上記の開示では、ワークピースバイアス電源170からの出力が、パルスDC電圧であると説明されたが、ワークピースバイアス電源170は一定であってよいことを理解されたい。この場合、抽出プレート104にバイアスをかける抽出電圧電源が、パルスDC出力を提供する。この実施形態では、ハローバイアス電源175が、一定の電圧を維持してよい。
ワークピースホルダ155とハロー165に異なる電圧を印加するために、これらの2つの構成要素の間に電気絶縁材料167が存在してよく、ワークピースホルダ155をフレーム168から電気的に絶縁する。PEEKなどの材料を使用して、この電気的な絶縁を提供することができる。
フレーム168とワークピースホルダ155が、常に同じ電圧に維持される場合、電気絶縁材料167は利用されなくてよいことに留意されたい。
パルスのときに、ワークピースホルダ155に印加される電圧は、抽出プレート104に印加される電圧よりも負である。言い換えると、抽出プレート104が接地される場合、ワークピースバイアス電源170は、負のパルスを生成する。これらの負パルスの間、正イオンはイオン源チャンバ100の内部からワークピース10に引き寄せられる。抽出プレート104が正にバイアスをかけられる場合、ワークピースバイアス電源170は、より正でない又は負のパルスを生成する。それによって、これらのパルスの間、正イオンはイオン源チャンバ100の内部からワークピース10に引き寄せられる。
更に、図1は、特定の複数の実施形態における単一のハローバイアス電源175を示しているが、ハロー165は、幾つかの導電性領域に分割されてよい。その場合、各導電性領域は、独立して制御されてよい。例えば、フレーム168は、電気絶縁材料167を使用して互いから分離された複数の導電性構造であってよい。したがって、この実施形態では、ハロー165の特定の部分が、ワークピースホルダ155よりも高い電圧にあってよく、一方で、ハロー165の他の部分は、ワークピースホルダ155と同じ電圧又はそれよりも低い電圧にあってよい。更に、この実施形態では、ハロー165の特定の部分が、ワークピースホルダ155よりも低い電圧にあってよく、一方で、ハロー165の他の部分は、ワークピースホルダ155と同じ電圧又はそれよりも高い電圧にあってよい。以下で説明されるように、ハロー165の各セグメントに印加される電圧の選択は、採用されるエッチング種に基づいてよい。
熱コントローラ190もまた、ハロー165と通じていてよい。熱コントローラ190は、以下でより詳細に説明されるように、ハロー165内の複数の熱ゾーンの各々に電圧又は電流を供給する複数の電源を備えてよい。
コントローラ180が、ワークピースバイアス電源170、ハローバイアス電源175、ワークピースホルダ155、熱コントローラ190、及び他の構成要素と通信してよい。コントローラ180は、マイクロコントローラ、パーソナルコンピュータ、専用コントローラ、又は別の適切な処理ユニットなどの処理ユニット181を含んでよい。コントローラ180はまた、半導体メモリ、磁気メモリ、又は別の適切なメモリなどの非一時的なストレージ要素182も含んでよい。この非一時的なストレージ要素182は、コントローラ180が本明細書で説明される機能を実行することを可能にする指示命令183及び他のデータを含んでよい。コントローラ180は、走査モータ160を介して、ワークピースホルダ155の移動を制御することができる。コントローラ180は、それぞれ、熱コントローラ190とハローバイアス電源175を介して、ハロー165の温度と電圧を制御することができる。
エッチング速度の不均一性には2つの種類があり得る。第1に、径方向不均一性と呼ばれるもので、これはワークピースの縁部における不連続性の結果である。これらの不連続性は、化学的、熱的、電気的であってよい。例えば、図1に関して説明されたように、ワークピース10の周りには、フレーム168と保護カバー166とを備えるハロー165が存在してよい。ハロー165を構築するために使用される材料が、ワークピースよりも化学エッチングに対して耐性がある場合に、この界面において利用可能なエッチング種に余剰があり、ワークピースの外縁部をより早くエッチングすることにつながり得る。逆に、ハロー165を構築するために使用される材料が、ワークピースよりも化学エッチングに対する耐性が低い場合に、ハロー165はシンクとして働き、この界面において利用可能なエッチング種が不足し、ワークピースの外縁部のエッチングがより遅くなることにつながり得る。ハロー165の誘電率が、ワークピースと異なる場合、ワークピースの縁部において電界の歪みが存在することがある。この歪みは、抽出バイアスがパルス化されるにつれて、ワークピース10の縁部からイオンを引き寄せたり、又は反発させたりする可能性がある。更に、ハロー165がワークピースよりも低温である場合、重合ガス化学物質からより速い速度で堆積を集める可能性があり、これもワークピースの縁部におけるエッチング速度に影響を与えることがある。
第2の種類の不均一性は、線形不均一性と呼ばれる。上述されたように、ワークピース10は、リボンイオンビームを通してY方向に走査される。しばしば、X方向におけるリボンのビーム電流プロファイルは一定ではない。むしろ、多くの場合、リボンイオンビームの端部近くの電流プロファイルは、リボンイオンビームの中心近くの電流プロファイルよりも低いか又は高い可能性がある。
図3で示されているように、ハロー165の温度は、ハロー165の表面上の又はハロー165内に埋め込まれた抵抗加熱器335の配置によって制御されてよい。表面に配置されるときに、抵抗加熱器335は、イオンビーム106に曝露されないように、フレーム168に面する保護カバー166の裏面に配置されてよい。
特定の複数の実施形態では、抵抗加熱器335が、ハロー165の表面に配置されたパターンを含んでよい。例えば、抵抗加熱器335は、保護カバー166の裏面に配置されたニッケルクロム(NiCr)パターンであってよい。次いで、このパターンをポリイミドスプレーコーティングやカプトンテープなどの絶縁材料でコーティングして、フレーム168から絶縁することができる。無論、抵抗加熱器は他のやり方で実装されてもよい。この実施形態では、パターンが保護カバー166とフレーム168との間に配置される。更に、特定の複数の実施形態では、抵抗加熱器335が、保護カバー166内に配置されてよく、又は保護カバー166内に埋め込まれてよい。
他の複数の実施形態では、抵抗加熱器335が、フレーム168の裏面に配置されてよく、フレーム168から電気的に絶縁されてよい。これらの実施形態の各々では、抵抗加熱器335が、抵抗加熱器335をイオンビーム106に曝露しない一方で、ハロー165の加熱を可能にする箇所に配置されてよい。
特定の複数の実施形態では、抵抗加熱器335の端部が、DC又はAC電源などの、熱コントローラ190の一部である電源と通じている。例えば、各抵抗加熱器335には、最大10Aまでを生成することができる208VAC電源が使用されてよい。無論、120VAC電源又はDC電源などの他の電源も使用されてよい。幾つかの実施形態では、抵抗加熱器335が、ワークピース10の近傍のハロー165の温度に影響を与えるように、できるだけ内径の近くに配置される。
熱電対やサーミスタなどの温度センサ336も、ハロー165の裏面に配置されてよい。温度センサ336は、熱コントローラ190と通信してよい。熱コントローラ190は、温度センサ336によって測定された温度に基づいて、抵抗加熱器335に供給される電圧及び/又は電流を調節する。別の一実施形態では、温度センサ336を使用しないような開ループ制御も採用されてよい。
図3は、2つの抵抗加熱器335を示している。すなわち、左側の1つは、第1の熱ゾーンを生成し、右側の第2のものは、第2の熱ゾーンを生成する。しかし、本開示は、この実施形態に限定されない。更に、図3は、抵抗加熱器335を蛇行パターンとして示しているが、他のパターンも使用されてよい。ハロー165は、任意の数の熱ゾーンに区分けされてよい。特定の複数の実施形態では、抵抗加熱器335が、熱ゾーンの温度を最大100℃だけ上昇させることができる。
例えば、図4で示されているように、ハロー165は、4つのゾーン302、303、304、305に分割されてよい。各熱ゾーンは、独立して制御される抵抗加熱器335を含む。任意選択的に、各熱ゾーンは、各熱ゾーンの温度を独立して制御するように、専用の温度センサ336を含んでよい。4つの熱ゾーンを利用することによって、以下で説明されるように、径方向不均一性と線形不均一性の両方に対処することができる。
例えば、図4の熱ゾーンの間の境界は、45度、135度、225度、及び315度にある。しかし、他のサイズも可能である。例えば、2つの熱ゾーン302、304は、他の2つの熱ゾーン303、305よりも大きくても小さくてもよい。例えば、2つの熱ゾーン302、304が、他の2つの熱ゾーンよりも大きい場合に、熱ゾーンの間の境界は、60度、120度、240度、及び300度にあってよい。同様に、2つの熱ゾーン302、304が、他の2つの熱ゾーンよりも小さい場合に、熱ゾーンの間の境界は、30度、150度、210度、及び330度にあってよい。
特定の複数の実施形態では、これらの熱ゾーン302~305が、独立して制御されてよい。他の複数の実施形態では、2つ以上の熱ゾーンが、共通に制御されてよい。例えば、リボンイオンビームの両端がワークピースに当たる位置に対応する2つの熱ゾーン303、305は、共通に制御されてよい。同様に、他の2つの熱ゾーン302、304は、共通に制御されてよい。
図5A~図5Eは、エッチング種とワークピースの種類の5つの異なる組み合わせについてのエッチング速度マップを示している。これらのエッチング速度マップは、エッチング動作の前に複数の箇所でワークピースの厚さを測定し、エッチング動作の後で同じ箇所の厚さを測定することによって生成される。領域580は、他の領域よりも大きい程度エッチングされている。領域582は、他の領域よりも小さい程度エッチングされている。領域581は、これらの2つの両極端の間のエッチング速度のエリアである。
これらのエッチング速度マップの各々は、径方向不均一性、線形不均一性、又は2つの種類の不均一性の重ね合わせを示していることに留意されたい。特に、図5Aと図5Cは、線形不均一性が優勢であることを示している。図5Bと図5Dは、径方向不均一性が優勢であることを示している。図5Eは、両方の種類の不均一性を示している。特に、図5Eでは、径方向不均一性があるために、ワークピースの中心よりも外縁部が多くエッチングされる。更に、線形不均一性があるために、イオンビームの中心よりもリボンイオンビームの両端がエッチングされにくくなっている。これら2つの不均一性が組み合わさったときに、ワークピースの上縁部と下縁部のみが、ワークピースの他の部分よりもエッチングされる。
図6A~図6Eは、それぞれ、図5A~図5Eに対応するエッチング速度マップを補償するために使用されてよい温度プロファイルを示している。図5Aと図5Cでは、左縁部と右縁部に沿ったエッチング速度が、ワークピース上の他の箇所よりも小さいことに留意されたい。したがって、この状況では、図6A及び図6Cで示されているように、熱ゾーン303、305が、他の熱ゾーンとは異なる温度に設定される。多くのワークピース及びエッチング種では、エッチング速度が温度に正比例する。したがって、ワークピースの左縁部と右縁部に沿ったエッチング速度を増加させるために、熱ゾーン303、305は、他の熱ゾーンよりも高い温度に設定される。無論、幾つかのエッチング化学では、エッチング速度が温度と逆比例関係にある可能性もある。この場合、ワークピースの左縁部と右縁部に沿ったエッチング速度を増加させるために、熱ゾーン303、305は、他の熱ゾーンよりも低い温度に設定される。
図5B及び図5Dは、外縁部がワークピースの他の部分よりも低いエッチング速度を有する径方向不均一性を示している。これらの場合、図6B及び図6Dで示されているように、熱ゾーン302~305の全てが、ある1つの異なる温度に維持される。エッチング速度が温度に正比例する場合、熱ゾーン302~305は、ワークピースよりも高い温度に設定される。エッチング速度が温度に反比例する場合、熱ゾーン302~305は、ワークピースよりも低い温度に設定される。
図5Eは、ワークピースの上縁部と下縁部が、ワークピースの他の部分よりも高いエッチング速度を有する一例を示している。したがって、図6Eで示されているように、エッチング速度が温度に正比例する場合、熱ゾーン302、304は、熱ゾーンの他の部分よりも低い温度に設定される。エッチング速度が温度に反比例する場合、熱ゾーン302~304は、熱ゾーンの他の部分よりも高い温度に設定される。
したがって、図4のハロー165を使用して、径方向不均一性と線形不均一性の両方を補償することができる。
したがって、一実施形態では、コントローラ180が、使用されるエッチング種、ならびにワークピースの種類についての情報を受け取る。この情報は、キーボードやタッチスクリーンなどの入力デバイスを介して入力されてよい。この情報に基づいて、コントローラ180は、ハロー165内の熱ゾーンの各々の所望の温度を熱コントローラ190に指示命令する。次いで、熱コントローラ190は、所望の温度プロファイルを実現するために、各熱ゾーンに電力を供給する。
熱コントローラ190は、幾つかのやり方で実装されてよい。一実施形態では、ワークピースホルダ内の各熱ゾーンが、対応する専用の電源を有する。他の複数の実施形態では、特定の熱ゾーンが、常に同じ温度に設定されてよい。これらの複数の実施形態では、単一の電源を使用して、2つ以上の熱ゾーンに電力を供給することができる。
別の一実施形態では、熱コントローラ190が、各電力レベルに対して1つの電源を有してよい。これらの電源の出力は、複数のスイッチ又はマルチプレクサへの入力として使用される。その場合、各スイッチは、どの出力が各熱ゾーンに印加されるかを選択するために使用される。
更に、ハロー165はまた、ハローバイアス電源175とも通じているので、ハロー165に印加される電圧を操作することによって、エッチングパターンを修正することができる。例えば、上述されたように、図5B及び図5Dのエッチング速度パターンは、径方向不均一性を示している。これは、ワークピースホルダ155に印加される電圧とは異なる電圧をハロー165に印加することによって修正されてよい。
これらの複数の実施形態では、コントローラ180が、使用されるエッチング種、ならびにワークピースの種類についての情報を受け取る。この情報は、キーボードやタッチスクリーンなどの入力デバイスを介して入力されてよい。この情報に基づいて、コントローラ180は、縁部エッチング速度の所望の変更を実現するために、印加されるべき電圧をハローバイアス電源175に指示命令する。
最後に、特定の複数の実施形態では、不均一性に対処するために、ハローの電圧操作と温度操作の両方を利用することが可能であろう。例えば、コントローラ180は、径方向不均一性を補償するためにハロー165に印加される電圧を変えてよい。一方で、コントローラ180は、線形不均一性を補償するために異なる熱ゾーンを利用してよい。
本出願において上述された複数の実施形態は、多くの利点を有してよい。上述されたように、特定のプロセスは、3%以下の3シグマ値などの、ワークピース全体にわたるエッチング速度の非常に厳しい公差を利用する。
ハロー165の電圧を操作することによって、ワークピースの縁部に沿ったエッチング速度を変化させることができる。例えば、ある試験では、ハローバイアス電源175によって100Vの電圧が出力された。ワークピースの縁部に沿ったエッチング速度は、ハローがワークピースホルダ155と同じ電圧に維持されるエッチングプロセスと比較して、2%だけ変化した。ハローバイアス電源175からの出力電圧がより高くなると、ワークピースの縁部に沿ったエッチング速度の変化がより大きくなる可能性がある。
同様に、ワークピースの様々な領域の温度を操作することによって、ワークピース全体にわたってより均一な結果を実現するために、各領域に関連付けられたエッチング速度を変化させることができる。
本開示は、本明細書で説明される特定の複数の実施形態による範囲には限定されない。上述したもの以外の本開示の様々な実施形態及び本開示の変形例は、本明細書に説明したものと同様に、上述の説明及び添付図面から、当業者には明らかである。このため、そのような上記以外の実施形態及び変形例は、本開示の範囲に含まれるものである。更に、本明細書では、本開示を、特定の目的のための特定の環境における特定の実施態様の文脈で説明したが、当業者は、その有用性がそれに限定されず、本開示が、任意の数の目的のために任意の数の環境において有益に実装され得ることを認識するであろう。したがって、以下で説明される特許請求の範囲は、本明細書に記載した本開示の範囲及び精神を最大限広く鑑みた上で解釈されたい。
均一な様態でワークピースをエッチングするためのシステム及び方法が開示される。該システムは、リボンイオンビームを生成する半導体処理システム、及びリボンイオンビームを通してワークピースを走査するワークピースホルダを含む。ワークピースホルダは、ハローと呼ばれる、ワークピースを越えて延在する部分を含む。ハローは、エッチング速度の不均一性を補償するために独立して加熱され得る。幾つかの実施形態では、ハローが、その電位がワークピースに印加される電位とは異なるように独立してバイアスをかけられ得る。特定の複数の実施形態では、ハローが、別々に制御され得る複数の熱ゾーンに分割され得る。このやり方では、様々なエッチング速度の不均一性が、ハローの様々な熱ゾーンの電位及び/又は温度を制御することによって対処され得る。

Claims (19)

  1. リボンイオンビームを生成するための半導体処理システム、
    ワークピースホルダ、
    前記ワークピースホルダの周りに配置されたハロー、及び
    前記リボンイオンビームを通して前記ワークピースホルダを移動させるための走査モータを備える、エッチングシステムであって、
    前記ハローは、前記ハローの温度を修正するための複数の抵抗加熱器を備える、エッチングシステム。
  2. 前記ハローは、導電性フレーム、及び前記導電性フレーム上に配置された保護カバーを備え、前記複数の抵抗加熱器は、前記保護カバー内又は前記保護カバー上に配置されている、請求項1に記載のエッチングシステム。
  3. 前記複数の抵抗加熱器は、前記導電性フレームに面する前記保護カバーの外面に配置されている、請求項2に記載のエッチングシステム。
  4. 前記ハローの温度をモニタするために前記ハロー上に配置された温度センサを備える、請求項1に記載のエッチングシステム。
  5. 前記ハローは、導電性フレーム、及び前記導電性フレーム上に配置された保護カバーを備え、前記エッチングシステムは、前記ワークピースホルダに印加される電圧とは異なる電圧で前記導電性フレームにバイアスをかけるためのハローバイアス電源を備える、請求項1に記載のエッチングシステム。
  6. 前記ハローバイアス電源は、前記ハローが前記ワークピースホルダから一定の電圧オフセットを維持するように、前記ワークピースホルダを基準とする、請求項5に記載のエッチングシステム。
  7. 前記ハローは、絶縁材料を使用して前記ワークピースホルダから電気的に絶縁されている、請求項5に記載のエッチングシステム。
  8. リボンイオンビームを生成するための半導体処理システム、
    ワークピースホルダ、
    前記ワークピースホルダの周りに配置されたハロー、及び
    前記リボンイオンビームを通して前記ワークピースホルダを移動させるための走査モータを備える、エッチングシステムであって、
    前記ハローは、径方向エッチング速度不均一性と線形エッチング速度不均一性の両方を補償するための複数の熱ゾーンを含む、エッチングシステム。
  9. 前記ハローは、フレーム、及び前記フレーム上に配置された保護カバーを備え、複数の抵抗加熱器が、前記保護カバー内又は前記保護カバー上に配置されている、請求項8に記載のエッチングシステム。
  10. 前記複数の抵抗加熱器は、前記フレームに面する前記保護カバーの外面に配置されている、請求項9に記載のエッチングシステム。
  11. 前記ハローは、複数の熱ゾーンに分割されている、請求項8に記載のエッチングシステム。
  12. 前記複数の熱ゾーンは、独立して制御され得る、請求項11に記載のエッチングシステム。
  13. 熱コントローラを更に備え、前記熱コントローラは、前記複数の熱ゾーンと通じている複数の電源、及び前記熱コントローラと通信するコントローラを備え、所望の温度プロファイルを実現するために、ワークピースの種類とエッチング種が前記コントローラに入力され、前記熱コントローラは前記複数の熱ゾーンに電力を供給する、請求項11に記載のエッチングシステム。
  14. 少なくとも1つの熱ゾーンの温度をモニタするために、前記少なくとも1つの熱ゾーン内に配置された温度センサを更に備える、請求項13に記載のエッチングシステム。
  15. リボンイオンビームを生成するための半導体処理システム、
    ワークピースホルダ、
    前記ワークピースホルダの周りに配置されたハローであって、導電性フレーム及び導電性フレーム上に配置された保護カバーを備えるハロー、
    前記リボンイオンビームを通して前記ワークピースホルダを移動させるための走査モータ、並びに
    前記ワークピースホルダに印加される電圧とは異なる電圧で前記導電性フレームにバイアスをかけるためのハローバイアス電源を備える、エッチングシステム。
  16. 前記ハローバイアス電源は、前記ハローが前記ワークピースホルダから一定の電圧オフセットを維持するように、前記ワークピースホルダを基準とする、請求項15に記載のエッチングシステム。
  17. 前記ハローは、絶縁材料を使用して前記ワークピースホルダから電気的に絶縁されている、請求項15に記載のエッチングシステム。
  18. 前記導電性フレームは、複数の導電性領域に分割され、各導電性領域に印加される電圧は、独立して制御される、請求項15に記載のエッチングシステム。
  19. 前記ハローバイアス電源と通信するコントローラを更に備え、縁部エッチング速度の所望の変化を実現するために、ワークピースの種類とエッチング種が前記コントローラに入力され、前記ハローバイアス電源は前記導電性フレームに電力を供給する、請求項15に記載のエッチングシステム。
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