JP2024500074A - 粒子状固体を再生するためのシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

1つ以上の実施形態によれば、粒子状固体は、粒子状固体処理容器内で再生され得る。粒子状固体処理容器はライザに接続されていてもよい。ライザは、ライザが内部ライザセグメント及び外部ライザセグメントを含むことができるように、粒子状固体分離セクションの外側シェルのライザポートを通って延在してもよい。粒子状固体分離セクションは、気体出口ポート、ライザポート、及び粒子状固体出口ポートを含んでもよい。粒子状固体分離セクションは、気体/固体分離装置及び粒子状固体収集領域を収容してもよい。ライザポートは、粒子状固体分離セクションの中心垂直軸上に位置しないように、外側シェルの側壁上に位置付けられてもよい。粒子状固体は、粒子状固体分離セクションにおいて気体から分離され得る。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年12月16日に出願された「Systems and Methods for Regenerating Particulate Solids」と題する米国特許出願第63/126,089号の利益及び優先権を主張するものであり、その全内容は、参照により本開示に組み込まれる。
本明細書に記載される実施形態は、一般に化学処理に関し、より具体的には、触媒化学変換のための方法及びシステムに関する。
多くの化学物質は、固体粒子状触媒などの粒子状固体を使用するプロセスによって生成され得る。これらのプロセス中に、粒子状固体は「使用済み」になり、その後の反応において活性が低下することがある。更に、吸熱プロセスは熱を必要とし、「使用済み」触媒は再加熱されなければならない。そのため、使用済み粒子状固体は、再加熱及び再生されるために再生ユニットに移送され得、後続の反応で使用するための粒子状固体の活性を増加させる。再生ユニットでの再生に続いて、再生された粒子状固体は、後続の反応で使用するために反応器に戻され得る。
種々の化学物質(例えば、軽質オレフィンが挙げられるが、これに限定されない)の製造において使用するための粒子状固体を再生するか、再活性化するか、又はその活性を増加させるための改善された方法が必要とされている。粒子状固体を再生するための多くの再生器システムは、ライザが粒子状固体処理容器から粒子状固体分離セクションの底部を通って延在するように、粒子状固体分離セクションの直下に配置された粒子状固体処理容器を含む。このような設計は、粒子状固体分離セクションの底部に環状空間を形成することによって、粒子状固体分離セクションを通る粒子状固体の流れに悪影響を及ぼす可能性があり、この場合、出口を粒子状固体分離セクションの底部の中心に配置することができない。
粒子状固体を再生するための本開示の方法のうちの1つ以上は、この問題に対処するシステムを利用する。1つ以上の実施形態では、ライザは、粒子状固体分離セクションの底部を通って粒子状固体分離セクションに入らない。したがって、粒子状固体出口を、粒子状固体分離セクションの底部の中心に配置することができ、その結果、粒子状固体分離セクションから出る粒子状固体の流れ特性が改善される。
本明細書に開示される1つ以上の実施形態によれば、粒子状固体は、粒子状固体処理容器内で粒子状固体を再生することを含む方法によって再生され得る。粒子状固体の再生は、酸素含有気体との接触による粒子状固体を酸化すること、粒子状固体上に存在するコークスを燃焼させること、又は、粒子状固体を加熱するために補助燃料を燃焼させることのうちの1つ以上を含んでもよい。本方法は、粒子状固体をライザに通すことを更に含んでもよい。ライザが粒子状固体分離セクションの内部領域に配置された内部ライザセグメントと、粒子状固体分離セクションの外側シェルの外側に配置された外部ライザセグメントと、を備えるように、ライザは、粒子状固体分離セクションの外側シェルのライザポートを通って延在してもよい。粒子状固体分離セクションは、少なくとも、粒子状固体分離セクションの内部領域を画定する外側シェルを含むことができる。外側シェルは、気体出口ポート、ライザポート、及び粒子状固体出口ポートを備え得る。外側シェルは、気体/固体分離装置と、粒子状固体分離セクションの内部領域内の粒子状固体収集領域とを収容することができる。ライザポートは、粒子状固体分離セクションの中心垂直軸上に位置しないように、外側シェルの側壁上に位置付けられ得る。本方法は、気体/固体分離装置内で気体から粒子状固体を分離することと、気体から分離された粒子状固体を粒子状固体分離セクションの中心垂直軸に近接して位置する粒子状固体収集領域に送ることと、を更に含むことができる。
前述の概要及び以下の詳細な説明の両方は、本技術の実施形態を呈しており、また、これらが特許請求される本技術の性質及び特徴を理解するための概要又は枠組みを提供することを意図していることを理解されたい。添付の図面は、技術の更なる理解を提供するために含まれており、かつ本明細書に組み込まれ、その一部を構成する。図面は、様々な実施形態を例示し、説明と共に、技術の原則及び動作を説明するのに役立つ。更に、図面及び説明は、単なる例示であることを意図し、いかなる様式でも特許請求の範囲を限定することを意図していない。
本明細書で開示された技術の追加の特徴及び利点は、後続の詳細な説明において記載され、その説明から当業者にとって容易に部分的に明らかになるか、後続の詳細な説明、特許請求の範囲、並びに添付の図面を含む、本明細書に記載されるような技術を実践することによって、認識されるであろう。
本開示の特定の実施形態の以下の「発明を実施するための形態」は、以下の図面と併せて読むと最も良く理解され得るが、そこでは、同様の構造が同様の参照数字で示されている。
本明細書に開示される1つ以上の実施形態による、反応器セクション及び再生器セクションを含む反応器システムを概略的に示す。 本明細書に開示される1つ以上の実施形態による、粒子状固体処理容器及び外部ライザセグメントを概略的に示す。 本明細書に開示される1つ以上の実施形態による、粒子状固体分離セクションを概略的に示す。 本明細書に開示される1つ以上の実施形態による、粒子状固体収集領域を表す。 本明細書に開示される1つ以上の実施形態による、粒子状固体収集領域を表す。 本明細書に開示される1つ以上の実施形態による、粒子状固体収集領域の滞留時間分布をグラフで示す。
図面は、本質的に概略的であり、限定はしないが、温度伝送器、圧力伝送器、流量計、ポンプ、バルブなどの当技術分野で一般的に使用される流体触媒反応器システムのいくつかの構成要素を含まないことを理解されたい。これらの構成要素は、開示された本実施形態の趣旨及び範囲の内にあることが知られているであろう。しかしながら、本開示に記載されているもの等の操作的構成要素は、本開示に記載されている実施形態に追加することができる。
ここで、様々な実施形態をより詳細に参照し、そのいくつかの実施形態が添付の図面に例示される。可能な場合はいつでも、同じ又は類似の部分を参照するために、図面全体で同じ参照番号が使用されるであろう。
本明細書に記載されるように、本明細書に開示される粒子状固体を再生するための方法は、化学流を処理するための反応器システムから粒子状固体を再生するために利用され得る。そのような方法は、システム部品の特定の向きなどの特定の特徴を有するシステムを利用する。例えば、本明細書に記載される1つ以上の実施形態において、粒子状固体処理容器は、粒子状固体分離セクションの直下にはない。本明細書で詳細に開示される1つの特定の実施形態が、図1に示される。しかしながら、本明細書に開示及び教示される原理は、異なる方法で配向された異なるシステム構成要素又は様々な触媒組成物を利用する異なる反応スキームを利用する他のシステムに適用可能であり得ることを理解されたい。
ここで図1を参照すると、前述の図及び説明を参照して理解され得るように、供給化学物質は、反応器セクション200において、触媒などの粒子状固体との接触によって反応させられ得る。粒子状固体は、反応器セクション200において反応生成物から分離され、再生セクション300に送られてもよい。再生セクション300では、粒子状固体を再生することができる。そのような再生された粒子状固体は、後続の反応サイクルのために反応器セクション200に戻されてもよい。
いくつかの実施形態は、反応器システム100との関連で本明細書に記載されているが、本明細書に記載の方法及びシステムは、反応器セクション200を使用せずに、又は供給流を反応させるための代替手段を用いて動作し得ることを理解されたい。したがって、反応器セクション200は、本開示の方法及びシステムのすべての実施形態において必要又は不可欠であると解釈されるべきではない。
非限定的な例において、本明細書に記載される反応器システム100は、炭化水素供給流から軽質オレフィンを生成するために利用され得る。軽質オレフィンは、様々な反応機構を利用することによって、様々な炭化水素供給流から製造することができる。例えば、軽質オレフィンは、少なくとも脱水素反応、分解反応、脱水反応、及びメタノールからオレフィンへの反応によって生成され得る。これらの反応タイプは、軽質オレフィンを製造するために、異なる供給流及び異なる粒子状固体を利用することができる。「触媒」が本明細書で言及される場合、それらは、図1のシステムに関して言及される粒子状固体を等しく指し得ることが理解されるべきである。
1つ以上の実施形態によれば、反応は、脱水素反応であり得る。このような実施形態によれば、炭化水素供給流は、エチルベンゼン、エタン、プロパン、n-ブタン、i-ブタンのうちの1つ以上を含むことができる。1つ以上の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のエタンを含むことができる。追加の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のプロパンを含むことができる。追加の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のn-ブタンを含むことができる。追加の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のi-ブタンを含むことができる。追加の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のエタン、プロパン、n-ブタン、及びi-ブタンの合計を含むことができる。
1つ以上の実施形態では、脱水素反応は、触媒としてガリウム及び/又は白金粒子状固体を利用することができる。このような実施形態では、粒子状固体は、ガリウム及び/又は白金触媒を含むことができる。本明細書に記載されるように、ガリウム及び/又は白金触媒は、ガリウム、白金、又はそれらの両方を含む。ガリウム及び/又は白金触媒は、アルミナ又はアルミナシリカ保持体によって担持することができ、任意選択でカリウムを含むことができる。このようなガリウム及び/又は白金触媒は、米国特許第8,669,406号に開示されており、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。しかしながら、脱水素反応を実施するために他の好適な触媒を利用することができることを理解されたい。
1つ以上の実施形態において、反応機構は、(同じチャンバ内での)脱水素と、それに続いての燃焼であってもよい。このような実施形態では、脱水素反応は副生成物として水素を生成することができ、酸素キャリア材料は水素と接触して水素の燃焼を促進し、水を形成することができる。本明細書に記載されるシステム及び方法のための可能な反応機構として企図されるそのような反応機構の例は、国際公開第2020/046978号に開示されており、その教示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
1つ以上の実施形態によれば、反応は、分解反応であり得る。このような実施形態によれば、炭化水素供給流は、ナフサ、n-ブタン、又はi-ブタンのうちの1つ以上を含むことができる。1つ以上の実施形態によれば、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のナフサを含むことができる。追加の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のn-ブタンを含むことができる。追加の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のi-ブタンを含むことができる。追加の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のナフサ、n-ブタン、及びi-ブタンの合計を含むことができる。
1つ以上の実施形態では、分解反応は、1つ以上のゼオライトを触媒として利用することができる。このような実施形態では、粒子状固体は、1つ以上のゼオライトを含むことができる。いくつかの実施形態では、分解反応で利用される1つ以上のゼオライトは、ZSM-5ゼオライトを含んでもよい。しかしながら、分解反応を実施するために他の好適な触媒を利用することができることを理解されたい。例えば、市販されている好適な触媒としては、Intercat Super Z Excel又はIntercat Super Z Exceedを挙げることができる。更なる実施形態において、分解触媒は、触媒的に活性な材料に加えて、白金を含むことができる。例えば、分解触媒は、0.001重量%~0.05重量%の白金を含んでもよい。白金は硝酸白金として噴霧され、約700℃などの高温で焼成されてもよい。理論に束縛されるものではないが、触媒への白金の添加は、メタンなどの補助燃料のより容易な燃焼を可能にし得ると考えられる。
1つ以上の実施形態によれば、反応は、脱水反応であり得る。そのような実施形態によれば、炭化水素供給流は、エタノール、プロパノール、又はブタノールのうちの1つ以上を含んでもよい。1つ以上の実施形態によれば、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のエタノールを含むことができる。追加の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のプロパノールを含むことができる。追加の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のブタノールを含むことができる。追加の実施形態では、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のエタノール、プロパノール、及びブタノールの合計を含むことができる。
1つ以上の実施形態では、脱水反応は、1つ以上の酸触媒を含むことができる。そのような実施形態において、粒子状固体は、1つ以上の酸触媒を含んでもよい。いくつかの実施形態では、脱水反応で利用される1つ以上の酸触媒は、ゼオライト(ZSM-5ゼオライトなど)、アルミナ、非晶質アルミノケイ酸塩、酸性白土、又はこれらの組合せを含んでもよい。例えば、好適であり得る市販のアルミナ触媒としては、1つ以上の実施形態によれば、SynDol(Scientific Design Companyから入手可能)、V200(UOPから入手可能)、又はP200(Sasolから入手可能)が挙げられる。好適であり得る市販のゼオライト触媒としては、CBV 8014、CBV 28014(それぞれZeolystから入手可能)が挙げられる。好適であり得る市販の非晶質アルミノシリケート触媒としては、シリカ-アルミナ触媒担体、グレード135(Sigma Aldrichから入手可能)が挙げられる。しかしながら、脱水反応を実施するために他の好適な触媒を利用することができることを理解されたい。
1つ以上の実施形態によれば、反応は、メタノールからオレフィンへの反応であり得る。このような実施形態によれば、炭化水素供給流はメタノールを含むことができる。1つ以上の実施形態によれば、炭化水素供給流は、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、又は更に少なくとも99重量%のメタノールを含むことができる。
1つ以上の実施形態において、メタノールからオレフィンへの反応は、触媒として1つ以上のゼオライトを利用してもよい。このような実施形態では、粒子状固体は、1つ以上のゼオライトを含むことができる。いくつかの実施形態において、メタノールからオレフィンへの反応において利用される1つ以上のゼオライトは、ZSM-5ゼオライト又はSAPO-34ゼオライトのうちの1つ以上を含んでもよい。しかしながら、メタノールからオレフィンへの反応を実施するために他の好適な触媒を利用することができることを理解されたい。
1つ以上の実施形態において、化学プロセスの操作は、生成物流を反応器から通過させることを含んでもよい。生成物流は軽質オレフィンを含むことができる。本明細書に記載される場合、「軽質オレフィン」は、エチレン、プロピレン、又はブテンのうちの1つ以上を指す。本明細書に記載されているように、ブテンは、α-ブチレン、シス-β-ブチレン、トランス-β-ブチレン、及びイソブチレンなどのブテンの任意の異性体を含むことができる。一実施形態では、生成物流は少なくとも50重量%の軽質オレフィンを含むことができる。例えば、生成物流は、少なくとも60重量%の軽質オレフィン、少なくとも70重量%の軽質オレフィン、少なくとも80重量%の軽質オレフィン、少なくとも90重量%の軽質オレフィン、少なくとも95重量%の軽質オレフィン、又は更に少なくとも99重量%の軽質オレフィンを含むことができる。
更に図1を参照すると、反応器システム100は、一般に、反応器セクション200及び再生セクション300などの複数のシステム構成要素を含む。図1の文脈において本明細書で使用される場合、反応器セクション200は、一般に、主要なプロセス反応が起こり、粒子状固体が反応のオレフィン含有生成物流から分離される反応器システム100の部分を指す。1つ以上の実施形態において、粒子状固体は消費されてもよく、これは粒子状固体が少なくとも部分的に不活性化されることを意味する。また、本明細書で使用される場合、再生セクション300は、一般に、粒子状固体が燃焼などによって再生され、再生された粒子状固体が、使用済み粒子状固体上で以前に燃焼された材料から、又は補助燃料から発生した気体などの他のプロセス材料から分離される、流体触媒反応器システムの部分を指す。反応器セクション200は、一般に、反応容器250、外部ライザセグメント232及び内部ライザセグメント234を含むライザ230、並びに粒子状固体分離セクション210を含む。再生セクション300は、一般に、粒子状固体処理容器350と、外部ライザセグメント332及び内部ライザセグメント334を含むライザ330と、粒子状固体分離セクション310とを含む。一般に、粒子状固体分離セクション210は、例えば配水塔126によって粒子状固体処理容器350と流体連通していてもよく、粒子状固体分離セクション310は、例えば配水塔124及び輸送ライザ130によって反応容器250と流体連通していてもよい。
一般に、反応器システム100は、炭化水素供給物及び流動化粒子状固体を反応容器250に供給し、炭化水素供給物を流動化粒子状固体と接触させることによって反応させて、反応器セクション200の反応容器250内でオレフィン含有生成物を生成することによって運転することができる。オレフィン含有生成物及び粒子状固体は、反応容器250から出て、ライザ230を通って、粒子状固体分離セクション210内の気体/固体分離装置220に送られてもよく、ここで粒子状固体はオレフィン含有生成物から分離される。粒子状固体は、粒子状固体分離セクション210から粒子状固体処理容器350に輸送され得る。粒子状固体処理容器350において、粒子状固体は、様々なプロセスによって再生され得る。例えば、使用済み粒子状固体は、酸素含有気体との接触による粒子状固体の酸化、粒子状固体上に存在するコークスの燃焼、及び粒子状固体を加熱するための補助燃料の燃焼のうちの1つ以上によって再生することができる。次に、粒子状固体は、粒子状固体処理容器350から出て、ライザ330を通ってライザ終端装置378に送られ、そこで、ライザ330からの気体及び粒子状固体が少なくとも部分的に分離される。ライザ330からの気体及び残りの粒子状固体は、粒子状固体分離セクション310内の二次分離装置320に輸送され、ここで、残りの粒子状固体は、再生反応からの気体から分離される。気体から分離された粒子状固体は、粒子状固体収集領域380に送られ得る。次いで、分離された粒子状固体は、粒子状固体収集領域380から反応容器250に送られ、そこで更に利用される。したがって、粒子状固体は、反応器セクション200と再生セクション300との間を循環することができる。
1つ以上の実施形態において、反応器システム100は、反応器セクション200又は再生セクション300のいずれかを含むことができ、両方を含むことはできない。更なる実施形態において、反応器システム100は、単一の再生セクション300及び複数の反応器セクション200を含むことができる。
更に、本明細書に記載されるように、反応器セクション200及び再生セクション300の構造的特徴は、いくつかの点で類似又は同一であってもよい。例えば、反応セクション200及び再生セクション300の各々は、反応容器(すなわち、反応器セクション200の反応容器250及び再生セクション300の粒子状固体処理容器350)、ライザ(すなわち、反応器セクション200のライザ230及び再生セクション300のライザ330)、及び粒子状固体分離セクション(すなわち、反応器セクション200の粒子状固体分離セクション210及び再生セクション300の粒子状固体分離セクション310)を含む。反応器セクション200及び再生セクション300の構造的特徴の多くは、いくつかの点で類似又は同一であり得るので、反応器セクション200及び再生セクション300の類似又は同一の部分は、本開示全体を通して、同じ最後の2桁を有する参照番号が提供されており、反応器セクション200の1つの部分に関する開示は、再生セクション300の類似又は同一の部分に適用可能であり得、逆もまた同様であることを理解されたい。
図1に示すように、反応容器250は、輸送ライザ130の反応容器250への接続を画定する反応容器粒子状固体入口ポート252を含むことができる。反応容器250は、ライザ230の外部ライザセグメント232と流体連通しているか、又は直接接続されている反応容器出口ポート254を更に含むことができる。本明細書に記載されるように、反応容器は、ドラム、バレル、バット、又は所与の化学反応に好適な他の入れ物を指す。反応容器250は、一般に円筒形(すなわち、実質的に円形の直径を有する)であるか、あるいは三角形、四角形、五角形、六角形、八角形、楕円形、若しくは他の多角形、若しくは閉曲線状、又はこれらの組合せの断面形状を有する角柱状などの非円筒形であってもよい。本開示全体で使用するとき、反応容器は、一般に、金属フレームを含むことができ、更に、金属フレームを保護し、かつ/又はプロセス条件を制御するために利用される耐火物ライニング又は他の材料を含むことができる。
一般に、本明細書に記載される流体触媒反応器システム100の任意のシステムユニットの「入口ポート」及び「出口ポート」とは、システムユニットの開口部、穴、チャネル、開口、すき間、又は他の同様の機械的特徴を指す。例えば、入口ポートは、特定のシステムユニットへの材料の流入を可能にし、出口ポートは、特定のシステムユニットからの材料の流出を可能にする。一般に、出口ポート又は入口ポートは、パイプ、導管、チューブ、ホース、材料移送ライン、又は同様の機械的特徴が取り付けられる流体触媒反応器システム100のシステムユニットの領域、又は別のシステムユニットが直接取り付けられる、システムユニットの一部を画定する。入口ポート及び出口ポートは、操作中に機能的に本明細書で説明される場合があるが、それらは同様の又は同一の物理的特徴を有することができ、操作システムにおけるそれらのそれぞれの機能は、それらの物理的構造を制限するものとして解釈されるべきではない。ライザポート218などの他のポートは、ライザ230がライザポート218において粒子状固体分離セクション210内に延在する場合など、他のシステムユニットが直接取り付けられる所与のシステムユニット内の開口部を含むことができる。
反応容器250は、輸送ライザ130に接続されてもよく、これは、動作中に再生された粒子状固体及び化学供給物を反応器セクション200に提供し得る。移送ライザ130を介して反応容器250に入る粒子状固体は、配水塔124を通って移送ライザ130を通過することができ、したがって、再生セクション300から到着する。いくつかの実施形態では、粒子状固体は、粒子状固体分離セクション210から配水塔122を介して移送ライザ130に直接入ることができ、そこで、反応容器250に入る。これらの粒子状固体は、わずかに不活性化され得るが、いくつかの実施形態では、依然として、反応容器250での使用に好適であり得る。
図1に示すように、反応容器250は、外部ライザセグメント232に直接接続することができる。一実施形態において、反応容器250は、反応容器本体セクション256と、反応容器本体セクション256と外部ライザセグメント232との間に配置された反応容器移行セクション258とを含んでもよい。反応容器本体セクション256は、一般に、反応容器移行セクション258よりも大きい直径を含むことができ、反応容器移行セクション258は、反応容器移行セクション258が反応容器本体セクション256から外側ライザセグメント232へと内向きに突出するように、反応容器本体セクション256の直径のサイズからライザ230の直径のサイズへと先細にすることができる。本明細書で使用される場合、システムユニットの一部の直径は、図1の水平方向に示されるように、その一般的な幅を指すことを理解されたい。
1つ以上の実施形態において、反応容器250は、ライザ230の最大断面積の少なくとも3倍である最大断面積を有し得る。例えば、反応容器250は、ライザ230の最大断面積の少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、少なくとも6倍、少なくとも7倍、少なくとも8倍、少なくとも9倍、又は更に少なくとも10倍である最大断面積を有し得る。本明細書に記載されているように、特に明記しない限り、「断面積」は、反応物及び/又は生成物の一般的な流れの方向に実質的に直交する平面におけるシステム構成要素の一部の断面の面積を指す。
更に図1を参照すると、反応器セクション200は、反応物、生成物、及び/又は粒子状固体を反応容器250から粒子状固体分離セクション210に輸送するように作用するライザ230を含むことができる。1つ以上の実施形態では、ライザ230は、一般に円筒形(すなわち、実質的に円形の断面形状を有する)であるか、あるいは、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形、楕円形、若しくは他の多角形、若しくは閉曲線状、又はこれらの組合せの断面形状を有する角柱状などの非円筒形であってもよい。本開示全体で使用するとき、ライザ230は、一般に、金属フレームを含むことができ、更に、金属フレームを保護し、かつ/又はプロセス条件を制御するために利用される耐火物ライニング又は他の材料を含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、ライザ230は、外部ライザセグメント232及び内部ライザセグメント234を含むことができる。本明細書で使用するとき、「外部ライザセクション」とは、粒子状固体分離セクションの外側にあるライザの一部を指し、また、「内部ライザセクション」とは、粒子状固体分離セクション内にあるライザの一部を指す。例えば、図1に示す実施形態では、反応器セクション200の内部ライザセクション234は、粒子状固体分離セクション210内に位置付けることができ、一方、外部ライザセクション232は、粒子状固体分離セクション210の外側に位置付けることができる。
1つ以上の実施形態において、粒子状固体分離セクション210は、外側シェル212を含むことができ、外側シェル212は、粒子状固体分離セクション210の内部領域214を画定することができる。外側シェル212は、気体出口ポート216、ライザポート218、及び粒子状固体出口ポート222を備え得る。更に、外側シェル212は、気体/固体分離装置220と、粒子状固体分離セクション210の内部領域214内の粒子状固体収集領域280とを収容することができる。
1つ以上の実施形態において、粒子状固体分離セクション210の外側シェル212は、粒子状固体分離セクション210の上部セグメント276、中間セグメント274、及び下部セグメント272を画定することができる。一般に、上部セグメント276は、実質的に一定の断面積を有してもよく、その結果、断面積は、上部セグメント276では20%を超えて変化しない。加えて、1つ以上の実施形態において、粒子状固体分離セクション210の下部セグメント272は、断面積が下部セグメント272において20%を超えて変化しないように、実質的に一定の断面積を有し得る。下部セグメント272の断面積は、ライザ230の最大断面積より大きく、上部セグメント276の最大断面積より小さいものであり得る。中間セグメント274は、中間セグメント274の断面積が一定ではなく、中間セグメント274の断面積が中間セグメント274全体にわたって上部セグメント276の断面積から下部セグメント272の断面積に移行する錐台として成形され得る。
図1に示すように、ライザ230の内部ライザセグメント234は、粒子状固体分離セクション210のライザポート218を通って延在することができる。ライザポート218は、ライザ230の少なくとも内部ライザセグメント234が粒子状固体分離セクション210の内部領域214内に突出する、粒子状固体分離セクション210内の任意の開口部であってもよい。1つ以上の実施形態において、内部ライザセグメント234は、中間セグメント274又は上部セグメント276において粒子状固体分離セクション210に入り、下部セグメント272を通過しない。
粒子状固体分離セクション210の上部セグメント276において、内部ライザセグメント234は、気体/固体分離装置220と流体連通していてもよい。気体/固体分離装置220は、サイクロン又は複数のサイクロンなど、気相又は液相から粒子状固体を分離するように動作可能であり得る任意の機械的又は化学的分離装置であってよい。
粒子状固体は、ライザ230を通って反応容器250から上方に移動し、気体/固体分離装置220に入ることができる。気体/固体分離装置220は、分離された粒子状固体を上部セグメント276の底部に、又は中間セグメント274若しくは下部セグメント272に堆積させるように動作可能であってもよい。分離された蒸気は、粒子状固体分離セクション210の気体出口ポート216にて、パイプ120を介して流体触媒反応器システム100から除去することができる。
1つ以上の実施形態において、粒子状固体分離セクション210の下部セグメント272は、粒子状固体収集領域280を含んでもよい。1つ以上の実施形態において、粒子状固体収集領域280は、粒子状固体分離セクション210内での粒子状固体の蓄積を可能にし得る。粒子状固体収集領域280は、ストリッピングセクションを含んでもよい。ストリッピングセクションは、生成物蒸気を再生セクション300に送る前に、生成物蒸気を粒子状固体から除去するために利用することができる。再生セクション300に輸送された生成物蒸気は燃焼されるので、生成物気体よりも燃焼用に安価な気体を利用するストリッパーを用いてこれらの生成物蒸気を除去することが望ましい。
下部セグメント272内の粒子状固体収集領域280は、粒子状固体出口ポート222を含むことができる。配水塔126は、粒子状固体出口ポート222で粒子状固体分離セクション210に接続されてもよく、粒子状固体は、配水塔126を介して反応器セクション200から出て、再生セクション300に移送されてもよい。任意選択で、粒子状固体はまた、配水塔122を介して反応容器セクション250に直接転送されて戻すこともできる。あるいは、粒子状固体は、輸送ライザ130において再生粒子状固体と予備混合されてもよい。
粒子状固体分離セクション210における分離後、使用済み粒子状固体は再生セクション300に移送される。再生セクション300は、本明細書に記載されるように、反応器セクション200と多くの構造的類似性を共有することができる。したがって、再生セクション300の部分に割り当てられた参照番号は、反応器セクション200に関して使用されたものと類似しており、参照番号の最後の2桁が同じである場合、反応器セクション200及び再生セクション300の所与の部分は、同様の機能を果たすことができ、同様の物理的構造を有することができる。したがって、再生セクション300に関する本開示の多くは、反応器セクション200に等しく適用することができる。
ここで再生セクション300を参照すると、図1及び図2に示されるように、再生セクション300の粒子状固体処理容器350は、ライザ330の外部ライザセグメント332と流体連通する、又は更に直接接続される、1つ以上の反応器容器入口ポート352及び反応器容器出口ポート354を含んでもよい。粒子状固体処理容器350は、配水塔126を介して粒子状固体分離セクション210と流体連通していてもよく、配水塔126は、使用済み粒子状固体を反応器セクション200から再生のために再生セクション300に供給してもよい。粒子状固体処理容器350は、入口128が粒子状固体処理容器350に接続する追加の反応器容器入口ポート352を含むことができる。入口128は、反応性流体、例えば液体又は気体形態の補助燃料、及び酸素含有気体(空気、富化空気、更には純酸素を含む)を供給することができ、これらは粒子状固体を少なくとも部分的に再生するために使用することができる。1つ以上の実施形態では、粒子状固体処理容器350は、複数の追加の反応器容器入口ポートを備えてもよく、各追加の反応器入口ポートは、異なる反応性流体を粒子状固体処理容器350に供給してもよい。例えば、粒子状固体は、反応容器250内の反応に続いてコークス化されてもよく、コークスは、燃焼反応によって粒子状固体から除去されてもよい。代替例では、空気などの酸素含有気体を入口128を介して粒子状固体処理容器350に供給して粒子状固体を酸化させてもよく、又は補助燃料を粒子状固体処理容器350に供給して燃焼させて粒子状固体を加熱してもよい。
図1及び図2に示すように、粒子状固体処理容器350は、ライザ330の外部ライザセグメント332に直接接続されてもよい。一実施形態では、粒子状固体処理容器350は、粒子状固体処理容器本体セクション356及び粒子状固体処理容器移行セクション358を含むことができる。粒子状固体処理容器本体セクション356は、一般に、粒子状固体処理容器移行セクション358よりも大きい直径を含むことができ、粒子状固体処理容器移行セクション358は、粒子状固体処理容器移行セクション358が粒子状固体処理容器本体セクション356から外部ライザセグメント332へと内向きに突出するように、粒子状固体処理容器本体セクション356の直径のサイズから外部ライザセグメント332の直径のサイズへと先細にすることができる。
1つ以上の実施形態において、粒子状固体処理容器350は、ライザ330の最大断面積の少なくとも3倍である最大断面積を有してもよい。例えば、粒子状固体処理容器350は、ライザ330の最大断面積の少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、少なくとも6倍、少なくとも7倍、少なくとも8倍、少なくとも9倍、少なくとも10倍、少なくとも11倍、少なくとも12倍、少なくとも13倍、少なくとも14倍、又は更に少なくとも15倍である最大断面積を有し得る。
加えて、粒子状固体処理容器本体セクション356は、一般に、高さを備えてもよく、粒子状固体処理容器本体セクション356の高さは、反応器容器入口ポート352から粒子状固体処理容器移行セクション358まで測定される。1つ以上の実施形態において、粒子状固体処理容器本体セクション356の直径は、粒子状固体処理容器本体セクション356の高さよりも大きくてもよい。1つ以上の実施形態において、粒子状固体処理容器本体セクション356の直径対高さの比は、5:1~1:5であってもよい。例えば、粒子状固体処理容器本体セクション356の直径対高さの比は、5:1~1:5、4:1~1:5、3:1~1:5、2:1~1:5、1:1~1:5、1:2~1:5、1:3~1:5、5:1~1:4、5:1~1:3、5:1~1:2、5:1~1:1、5:1~2:1、5:1~3:1、5:1~4:1、又はこれらの範囲の任意の組合せ若しくは部分的組合せであってもよい。
図1及び図3を参照すると、粒子状固体分離セクション310は、粒子状固体分離セクション310の内部領域314を画定する外側シェル312を含む。外側シェル312は、気体出口ポート316、ライザポート318、及び粒子状固体出口ポート322を備え得る。更に、外側シェル312は、粒子状固体分離セクション310の内部領域314内に二次分離装置320及び粒子状固体収集領域380を収容することができる。
1つ以上の実施形態において、粒子状固体分離セクション310の外側シェル312は、粒子状固体分離セクション310の上部セグメント376、中間セグメント374、及び下部セグメント372を画定することができる。一般に、上部セグメント376は、実質的に一定の断面積を有してもよく、その結果、断面積は、上部セグメント376では20%を超えて変化しない。1つ以上の実施形態において、上部セグメント376の断面積は、ライザ330の最大断面積の少なくとも3倍であってもよい。例えば、上部セグメント376の断面積は、ライザ230の最大断面積の少なくとも3倍、少なくとも4倍、少なくとも5倍、少なくとも6倍、少なくとも7倍、少なくとも8倍、少なくとも9倍、少なくとも10倍、少なくとも12倍、少なくとも15倍、又は更に少なくとも20倍、例えば3倍~40倍であってもよい。更なる実施形態では、上部セグメント376の最大断面積は、ライザ330の最大断面積の5~40倍であってもよい。例えば、上部セグメント376の最大断面積は、ライザ330の最大断面積の5~40倍、10~40倍、15~40倍、20~40倍、25~40倍、30~40倍、35~40倍、5~35倍、5~30倍、5~25倍、5~20倍、5~15倍、又は更に5~10倍であってもよい。
加えて、1つ以上の実施形態において、粒子状固体分離セクション310の下部セグメント372は、断面積が下部セグメント372において20%を超えて変化しないように、実質的に一定の断面積を有してもよい。下部セグメント372の断面積は、ライザ330の最大断面積より大きく、上部セグメント376の最大断面積より小さくてもよい。中間セグメント374は、中間セグメント374の断面積が一定ではなく、中間セグメント374の断面積が中間セグメント374全体にわたって上部セグメント376の断面積から下部セグメント372の断面積に移行する錐台として成形されてもよい。
再び図3を参照すると、粒子状固体分離セクション310は、中心垂直軸399を含むことができる。中心垂直軸は、中心垂直軸399が粒子状固体分離セクション310の上部セグメント376、中間セグメント374、及び下部セグメント372を通過するように、粒子状固体分離セクション310の上部及び粒子状固体分離セクション310の底部を通って延在することができる。1つ以上の実施形態において、粒子状固体分離セクション310の上部セグメント376、中間セグメント374、及び下部セグメント372は、中心垂直軸399を中心に配置されることができる。例えば、上部セグメント376及び下部セグメント372が実質的に円筒形である実施形態では、中心垂直軸399は、上部セグメント376の直径の中点及び下部セグメント372の直径の中点を通過することができる。
図1及び図3に示すように、ライザ330の内部ライザセグメント334は、粒子状固体分離セクション310のライザポート318を通って延在することができる。ライザポート318は、ライザ330の少なくとも内部ライザセグメント334が粒子状固体分離セクション310の内部領域314内に突出する、粒子状固体分離セクション310の外側シェル312内の任意の開口部であってもよい。1つ以上の実施形態において、ライザポート318は、粒子状固体分離セクション310の中心垂直軸399上に位置しない。そのような実施形態では、ライザポート318は、ライザポート318が中心垂直軸399上に位置せず、ライザ330が中心垂直軸399に実質的に平行な方向に粒子状固体分離セクション310内に延在するように配向されないように、外側シェル312の側壁上に位置してもよい。
1つ以上の実施形態では、内部ライザセグメント334は、粒子状固体分離セクション310の中間セグメント374において粒子状固体分離セクション310に入る。そのような実施形態では、内部ライザセグメント334は、中間セグメント374の少なくとも一部を通過し、上部セグメント376の少なくとも一部を通過する。このような実施形態では、内部ライザセグメント334は、粒子状固体分離セクション310の下部セグメント372を通過しない。更なる実施形態では、内部ライザセグメント334は、上部セグメント376内の粒子状固体分離セクション310に入ることができ、内部ライザセグメント334は、上部セグメント376の少なくとも一部を通過することができる。そのような実施形態では、内部ライザセグメント334は、下部セグメント372又は中間セグメント374を通過しない。
ここで図3を参照すると、内部ライザセグメント334は、垂直部396と、非垂直部394と、非線形部分395と、を備えることができる。本明細書に記載されるように、「非線形部分」は、曲線又は留め継ぎ接合部を含む部分又はライザセグメントを指し得る。非直線部395は、垂直部396と非垂直部394との間に位置し、垂直部396と非垂直部394とを接続し得る。加えて、内部ライザセグメント334の非垂直部394は、ライザポート318に近接してもよい。1つ以上の実施形態では、内部ライザセグメント334の非垂直部394は、ライザポート318に隣接するか、又は直接接続されてもよい。したがって、ライザ330は、ライザポート318を通って非垂直方向に延在することができる。
再び図2を参照すると、外部ライザセグメント332は、垂直部391と、非垂直部393と、非線形部分392と、を備えることができる。非直線部392は、垂直部391と非垂直部393との間に位置し、垂直部391と非垂直部393とを接続し得る。外部ライザセグメント332の非垂直部393は、ライザポート318に近接してもよい。1つ以上の実施形態では、外部ライザセグメント332の非垂直部393は、ライザポート318に隣接するか、又は直接接続することができる。更に、外部ライザセグメント332の垂直部391は、粒子状固体処理容器350に近接していてもよい。そのような実施形態では、本明細書で更に詳細に説明される伸縮継手382は、外部ライザセグメント332の垂直部391と粒子状固体処理容器350との間に配置され得る。
1つ以上の実施形態では、ライザ330は、ライザポート318を通って斜め方向に延在してもよく、斜め方向は、垂直から15~75度である。例えば、斜め方向は、垂直から15~75度、垂直から20~75度、垂直から25~75度、垂直から30~75度、垂直から35~75度、垂直から40~75度、垂直から45~75度、垂直から50~75度、垂直から55~75度、垂直から60~75度、垂直から65~75度、垂直から70~75度、垂直から15~70度、垂直から15~65度、垂直から15~60度、垂直から15~55度、垂直から15~50度、垂直から15~45度、垂直から15~40度、垂直から15~35度、垂直から15~30度、垂直から15~25度、垂直から15~20度、又はこれらの範囲の任意の組合せ若しくは部分的組合せであってもよい。1つ以上の代替的な実施形態において、ライザ330は、実質的に水平方向にライザポート318を通過してもよい。本明細書に記載されるように、「実質的に水平な」方向は、水平から15度以内、水平から10度以内、又は更に水平から5度以内であってもよい。
図1を参照すると、外側シェル312は、ライザ終端装置378を更に収容することができる。ライザ終端装置378は、内部ライザセグメント334に近接して配置されてもよい。1つ以上の実施形態において、ライザ終端装置378は、内部ライザセグメント334の垂直部396に直接接続されてもよい。ライザ330を通過する気体及び粒子状固体は、ライザ終端装置378によって少なくとも部分的に分離され得る。気体及び残りの粒子状固体は、粒子状固体分離セクション310内の二次分離装置320に輸送されてもよい。二次分離装置320は、サイクロン又は複数のサイクロンなど、気相又は液相から粒子状固体を分離するように動作可能であり得る任意の機械的又は化学的分離装置であってもよい。
1つ以上の実施形態によれば、分離装置320は、サイクロン分離の2つ以上の段階を含むことができるサイクロン分離システムであってもよい。二次分離装置320が2つ以上のサイクロン分離装置を含む実施形態では、流動流が入る第1の分離装置は、一次サイクロン分離装置と呼ばれる。一次サイクロン分離装置からの流動流出物は、更なる分離のために二次サイクロン分離装置に入ることができる。一次サイクロン分離装置は、例えば、一次サイクロン、及びVSS(UOPから市販されている)、LD2(Stone and Websterから市販されている)、及びRS2(Stone and Websterから市販されている)の名前で市販されているシステムを含むことができる。一次サイクロンはまた、例えば、米国特許第4,579,716号、米国特許第5,190,650号及び米国特許第5,275,641号に教示されており、これらのそれぞれは参照によりその全体が本明細書に援用される。一次サイクロンを一次サイクロン分離装置として利用するいくつかの分離システムでは、1つ以上の組の追加のサイクロン(例えば、二次サイクロン及び/又は三次サイクロン)を利用して、生成物気体から粒子状固体を更に分離することができる。本明細書に開示する実施形態では、任意の一次サイクロン分離装置を使用することができることを理解されたい。
二次分離装置320は、分離された粒子状固体を粒子状固体分離セクション310の上部セグメント376、中間セグメント374又は下部セグメント372の底部に堆積させることができる。したがって、粒子状固体は、重力によって上部セグメント376又は中間セグメント374の底部から下部セグメント372に流れることができる。分離された蒸気は、粒子状固体分離セクション310の気体出口ポート316でパイプ129を介して流体触媒反応器システム100から除去することができる。
図1及び図3を参照すると、粒子状固体分離セクション310の下部セグメント372は、粒子状固体分離セクション310内の粒子状固体の蓄積を可能にすることができる粒子状固体収集領域380を含むことができる。1つ以上の実施形態において、粒子状固体収集領域380は、酸素浸漬ゾーン、酸素ストリッピングゾーン、及び還元ゾーンのうちの1つ以上を含んでもよい。
本明細書に記載されるように、「酸素浸漬ゾーン」は、粒子状固体が酸素含有気体の流れに曝露される粒子状固体収集領域380の一部を指すことができる。1つ以上の実施形態では、粒子状固体は一般に下向きに流れることができ、酸素含有気体は一般に上向きに流れることができる。粒子状固体は、酸素浸漬ゾーンにおいて2分を超える平均滞留時間を有することができ、好ましくは2~14分の滞留時間を有する。粒子状固体は、酸素浸漬ゾーン内で酸素含有粒子状固体になることができ、したがって、脱水素反応を含むがこれに限定されない、反応器セクション200内で起こる1つ以上の反応に対して増大した活性を有することができる。
粒子状固体収集領域380は、酸素ストリッピングゾーンを含むことができる。本明細書に記載されるように、「酸素ストリッピングゾーン」は、粒子状固体が酸素含有気体分子をストリッピングされる粒子状固体収集領域380のゾーンを指す。酸素含有気体分子は、粒子状固体を、0.5モル%を超える酸素を含有しない気体と接触させることによって、粒子状固体からストリッピングすることができる。一般に、粒子状固体は下方に移動し、気体は酸素ストリッピングゾーンを通って上方に移動する。したがって、過剰な酸素含有気体は、粒子状固体と共に反応器セクション200に通されなくてもよい。
本明細書に記載されているように、「還元ゾーン」は、水素又はメタンなどの還元剤が、窒素又は水蒸気などの非関与気体によって流動化された触媒流中に供給されるゾーンを指すことができる。還元剤は粒子から酸素を除去する。それによって、反応のための粒子の有効性を増加させる。
再び図1及び図3を参照すると、粒子状固体収集領域380は、粒子状固体出口ポート322を備えることができる。1つ以上の実施形態では、粒子状固体出口ポート322は、中心垂直軸399に近接して、又は更にはその上に位置してもよい。1つ以上の実施形態によれば、粒子状固体収集領域380の底部は、粒子状固体出口ポート322が粒子状固体収集領域380の最も低い部分に位置するように湾曲していてもよい。配水塔124は、粒子状固体出口ポート322において粒子状固体分離セクション310に接続されてもよく、粒子状固体は、再生セクション300から配水塔124を介して反応器セクション200に移送されてもよい。したがって、粒子状固体は、反応器システム100を通して連続的に再循環され得る。
理論に束縛されるものではないが、ライザ330が粒子状固体収集領域380を通過せず、粒子状固体出口ポート322が中心垂直軸399上に位置する場合、粒子状固体収集領域380を通る粒子状固体の流れは、ライザ330が粒子状固体収集領域380を通過する設計と比較して改善され得ると考えられる。ライザ330が粒子状固体収集領域380を通過しないとき、粒子状固体出口ポート322は、中心垂直軸399上に位置してもよく、粒子状固体は、プラグ流により密接に類似する様式で粒子状固体収集領域380を通って移動してもよい。これは、粒子状固体収集領域380内の粒子状固体の最小滞留時間の増加をもたらすことができ、これは、ストリッピング、酸素浸漬、又は他の企図されるプロセスが粒子状固体収集領域380内で行われる場合に有益であり得る。
本明細書に記載されるように、反応容器壁、分離セクション壁、又はライザ壁などのシステムユニットの部分は、炭素又はステンレス鋼などの金属材料を含んでもよい。更に、様々なシステムユニットの壁は、同じシステムユニットの他の部分又は別のシステムユニットに取り付けられる部分を有することができる。時には、取付け又は接続の点は、本明細書では「取付け点」と呼ばれ、限定はしないが、溶接、接着剤、はんだなどの任意の既知の結合媒体を組み込むことができる。システムの構成要素は、溶接などの取付け点で「直接接続され」てもよいことを理解されたい。
高温の粒子状固体及び気体によって引き起こされる損傷を軽減するために、耐火性材料を様々なシステム構成要素の内部ライニングとして使用することができる。耐火性材料は、ライザ330並びに粒子状固体分離セクション310に含まれてもよい。特定の耐火性材料構成及び材料の実施形態が提供されるが、それらは、開示されるシステムの物理的構造に関して限定するものと見なされるべきではないことを理解されたい。例えば、耐火性ライナーは、ライザ330の内部表面に沿って、並びに粒子状固体分離セクション310の中間セグメント374及び上部セグメント376の内部表面に沿って、ライザ330内に延在し得る。耐火性ライナーは、六角メッシュ又は他の適切な耐火性材料を含むことができる。
粒子状固体の重量から粒子状固体処理容器350に加えられる機械的負荷、再生セクション300の様々な部品及び他の部品の異なる成長からの熱応力は高い場合があり、伸縮継手が利用されない場合、318接合部における限界内でノズル力を制御しながら粒子状固体処理容器350の移動を可能にするためにばねが利用され得る。例えば、粒子状固体処理容器350は、ばねから吊り下げられてもよく、又はばねは、粒子状固体処理容器350の下に位置付けられて、その重量及び予期される触媒重量の全部又は一部を支持してもよい。例えば、図1は、粒子状固体処理容器350において再生セクション300に機械的に取り付けられたばね支持体188を示しており、再生セクション300は、ばね支持体188によって支持構造から懸架されている。
加えて、粒子状固体処理容器350及びライザ330は、熱膨張を受け得る。したがって、ばね支持体188から粒子状固体処理容器350を吊り下げること、又はばね支持体188で粒子状固体処理容器350を支持することによって、粒子状固体処理容器350と外部ライザセグメント332との間の張力が緩和され得る。ばねが使用される場合、一般的に伸縮継手は使用されない。ここで図2を参照すると、伸縮継手382は、粒子状固体処理容器350と外部ライザセグメント332との間に配置され得る。本明細書で説明されるように、「伸縮継手」は、伸縮継手によって接合されたシステム構成要素間の応力を低減する、金属又は他の好適な材料から作製されるベローズを指し得る。例えば、伸縮継手は、熱膨張及び収縮によるシステム構成要素間の応力を低減するために使用され得る。伸縮継手が使用される場合、一般に、粒子状固体処理容器350は、ロッドハンガー又はスカートのいずれかによって固定支持体(ばねなし)を介して支持される。1つ以上の実施形態では、伸縮継手382をばね支持体と組み合わせて使用して、粒子状固体処理容器350と外部ライザセグメント332との間の熱膨張によって引き起こされる応力を緩和することができる。
以下の実施例は、本開示の特徴を例示するものであるが、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。以下の実施例は、本明細書に開示される1つ以上の実施形態による粒子状固体収集領域の性能を考察する。
2つの粒子状固体収集領域を通る粒子状固体の流れをモデル化した。第1の粒子状固体収集領域410は、図4に示されており、粒子状固体収集領域410の底部に配置された単一の出口配水塔420を有する環状形状を有していた。出口配水塔420は、第1の粒子状固体収集領域410の中心軸430上に配置されなかった。第1の粒子状固体収集領域410はまた、地下鉄格子440で覆われたいくつかのコードビーム支持体を含む。
第2の粒子状固体収集領域510は、図5に表されているが、これは、円筒形状と、粒子状固体収集領域510の底部に位置する出口配水塔520と、を有していた。出口配水塔520は、第2の粒子状固体収集領域510の中心軸530上に配置された。第2の粒子状固体収集領域510はまた、地下鉄格子540で覆われたいくつかのコードビーム支持体を含む。
計算流体力学(CFD)シミュレーションを行って、第1及び第2の粒子状固体収集領域を通る粒子状固体の流れをモデル化した。このようにして、各容器における固体滞留時間分布(RTD)が得られた。シミュレーションのために、第1及び第2の粒子状固体収集領域のそれぞれの直径は46インチに設定された。各容器の底部における表面気体速度は0.3ft/秒であり、平均粒子状固体フラックスは3.4lb/ft-秒であった。更に、粒子状固体の平均ターンアラウンドタイムは8分であった。
第1の粒子状固体収集領域についてのCFDシミュレーションは、粒子状固体の最短滞留時間が、容器の出口配水塔側における粒子状固体の短絡に起因して約30秒であることを予測した。CFDシミュレーションはまた、粒子状固体の約42%が4分未満の滞留時間を有することを予測した。第2の粒子状固体収集領域についてのCFDシミュレーションは、粒子状固体の最短滞留時間が1分を超え、粒子状固体の30%のみが4分より短い滞留時間を有することを予測した。
第1及び第2の粒子状固体収集領域のRTDを図6にグラフで示す。第1の粒子状固体収集領域のRTDは線610で示され、第2の粒子状固体収集領域のRTDは線620で示される。更に、参照のために、1つの連続撹拌タンク反応器(CSTR)及び直列の3つのCSTRについてのRTDを図6に示す。1つのCSTRのRTDは線630で示され、直列の3つのCSTRのRTDは線640で示されている。図6に示されるように、第1の粒子状固体収集領域についてのRTDは、単一のCSTRについてのRTDに匹敵し、第2の粒子状固体収集領域についてのRTDは、直列の3つのCSTRについてのRTDに匹敵する。第2の粒子状固体収集領域は、第2の粒子状固体収集領域を通る粒子状固体の流れがプラグ流により類似しているので、第1の粒子状固体収集領域よりも利点を提供する。したがって、より少ない粒子状固体が粒子状固体収集領域から迅速に出て、より少ない粒子状固体が粒子状固体収集領域に長時間保持される。これは、粒子状固体収集領域における粒子状固体のより一貫した処理をもたらす。
本開示の第1の態様において、粒子状固体は、粒子状固体処理容器内で粒子状固体を再生することを含む方法によって再生され得る。粒子状固体の再生は、酸素含有気体との接触による粒子状固体を酸化すること、粒子状固体上に存在するコークスを燃焼させること、又は、粒子状固体を加熱するために補助燃料を燃焼させることのうちの1つ以上を含んでもよい。本方法は、粒子状固体をライザに通すことを更に含んでもよい。ライザが粒子状固体分離セクションの内部領域に配置された内部ライザセグメントと、粒子状固体分離セクションの外側シェルの外側に配置された外部ライザセグメントと、を備えるように、ライザは、粒子状固体分離セクションの外側シェルのライザポートを通って延在してもよい。粒子状固体分離セクションは、少なくとも、粒子状固体分離セクションの内部領域を画定する外側シェルを含むことができる。外側シェルは、気体出口ポート、ライザポート、及び粒子状固体出口ポートを備えてもよい。外側シェルは、気体/固体分離装置と、粒子状固体分離セクションの内部領域内の粒子状固体収集領域とを収容することができる。ライザポートは、粒子状固体分離セクションの中心垂直軸上に位置しないように、外側シェルの側壁上に位置付けられてもよい。本方法は、気体/固体分離装置内で気体から粒子状固体を分離することと、気体から分離された粒子状固体を、粒子状固体分離セクションの中心垂直軸に近接して位置する粒子状固体収集領域に送ることと、を更に含んでもよい。
本開示の第2の態様は、粒子状固体処理容器が、ライザの最大断面積の少なくとも3倍である最大断面積を有する、第1の態様を含んでもよい。
本開示の第3の態様は、ライザがライザポートを通って非垂直方向に延在する、第1又は第2の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第4の態様は、ライザがライザポートを通って斜め方向に延在し、斜め方向が垂直から15~75度である、第1~第3の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第5の態様は、ライザが、実質的に水平方向にライザポートを通って延在する、第1~第4の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第6の態様は、内部ライザセグメントが、垂直部と、ライザポートに近接する非垂直部と、垂直部及び非垂直部を接続する非線形部分と、を備える、第1~第5の態様のいずれかを含むことができる。
本開示の第7の態様は、外側シェルがライザ終端装置を更に収容し、ライザ終端装置が内部ライザセグメントに近接して配置されている、第1~第6の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第8の態様は、外部ライザセグメントが、粒子状固体処理容器に近接する垂直部と、ライザポートに近接する非垂直部と、垂直部と非垂直部とを接続する非線形部分と、を備える、第1~第7の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第9の態様は、外側シェルの最大断面積は、ライザの最大断面積の少なくとも3倍である、第1~第8の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第10の態様は、外側シェルの最大断面積が、ライザの最大断面積の5~40倍である、第1~第9の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第11の態様は、気体/固体分離装置が1つ以上のサイクロンを備える、第1~第10の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第12の態様は、ライザが粒子状固体収集領域を通過しない、第1~第11の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第13の態様は、粒子状固体収集領域が、酸素浸漬ゾーン、酸素ストリッパー、還元ゾーン、又はそれらの組合せを含む、第1~第12の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第14の態様は、粒子状固体処理容器がばね支持体によって支持される、第1~第13の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の第15の態様は、粒子状固体出口ポートが粒子状固体分離セクションの中心垂直軸上に位置する、第1~第14の態様のいずれかを含んでもよい。
本開示の主題は、特定の実施形態を参照して詳細に説明されている。実施形態の構成要素又は特徴のいかなる詳細な説明も、その構成要素又は特徴が特定の実施形態又は任意の他の実施形態に必須であることを必ずしも意味しないことを理解されたい。特許請求の範囲に記載の主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく、説明した実施形態に様々な修正を加えることができることが、当業者には明らかであろう。
本発明を記載及び定義する目的で、「約」又は「おおよそ」という用語は、任意の定量的比較、値、測定、又は他の表現に起因し得る固有の不確実性の程度を表現するために本開示で利用されることに留意されたい。「約」及び「おおよそ」という用語はまた、問題である主題の基本的な機能に変化をもたらすことなく、定量的表現が記載された基準から変化し得る程度を表すために本開示で利用される。
以下の特許請求の範囲のうちの1つ以上は、「ここで」という用語を移行句として利用していることに留意されたい。本発明を定義する目的で、この用語は、構造の一連の特徴の列挙を導入するために使用される制限のない移行句として特許請求の範囲に導入され、より一般的に使用される制限のない「を含む」というプリアンブル用語と同様に解釈されるべきであることに留意されたい。
第1の成分が第2の成分を「含む」と記載される場合、いくつかの実施形態において、第1の成分は、その第2の成分「からなる」又は「から本質的になる」ことが企図されることが理解されるべきである。第1の成分が第2の成分を「含む」と記載される場合、いくつかの実施形態において、第1の成分は、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、又は更に少なくとも99%のその第2の成分を含むことが企図されることが更に理解されるべきである(ここで、%は、重量%又はモル%であり得る)。
加えて、「から本質的になる」という用語は、本開示において、本開示の基本的かつ新規な特徴(複数可)に実質的に影響を及ぼさない定量値を指すために使用される。例えば、特定の化学成分又は化学成分の群「から本質的になる」化学組成物は、組成物が少なくとも約99.5%のその特定の化学成分又は化学成分の群を含むことを意味すると理解されるべきである。
特性に割り当てられた任意の2つの定量値は、その特性の範囲を構成することができ、所与の特性のすべての述べられた定量値から形成される範囲のすべての組合せが、本開示において企図されることを理解されたい。組成物中の化学成分の組成範囲は、いくつかの実施形態において、その成分の異性体の混合物を含むと理解されるべきであることが理解されるべきである。更なる実施形態において、化合物は、誘導体、塩、水酸化物などの代替形態で存在してもよい。

Claims (15)

  1. 粒子状固体を再生するための方法であって、前記方法が、
    粒子状固体処理容器内で前記粒子状固体を再生することであって、前記粒子状固体の前記再生が、
    前記粒子状固体を酸素含有気体と接触させることによって酸化すること、
    前記粒子状固体上に存在するコークスを燃焼させること、又は
    前記粒子状固体を加熱するために補助燃料を燃焼させることのうちの1つ以上を含むことと、
    ライザを通して前記粒子状固体を通過させることであって、前記ライザが、粒子状固体分離セクションの内部領域に配置された内部ライザセグメントと、前記粒子状固体分離セクションの外側シェルの外側に配置された外部ライザセグメントとを含むように、前記粒子状固体分離セクションの前記外側シェルのライザポートを通って延在し、前記粒子状固体分離セクションが、前記粒子状固体分離セクションの前記内部領域を画定する少なくとも前記外側シェルを含み、前記外側シェルが、気体出口ポート、前記ライザポート、及び粒子状固体出口ポートを含み、前記外側シェルが、気体/固体分離装置及び前記粒子状固体分離セクションの前記内部領域の粒子状固体収集領域を収容し、前記ライザポートが、前記粒子状固体分離セクションの中心垂直軸上に配置されないように前記外側シェルの側壁上に配置されることと、
    前記気体/固体分離装置内の気体から前記粒子状固体を分離することと、
    前記気体から分離された前記粒子状固体を、前記粒子状固体分離セクションの前記中心垂直軸に近接して位置する前記粒子状固体収集領域に通過させることと、を含む、方法。
  2. 前記粒子状固体処理容器が、前記ライザの最大断面積の少なくとも3倍である最大断面積を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ライザが、前記ライザポートを通って非垂直方向に延在する、請求項1~2のいずれか一項に記載の方法。
  4. 前記ライザが、前記ライザポートを通って斜め方向に延在し、前記斜め方向が、垂直から15~75度である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ライザが、前記ライザポートを通って実質的に水平方向に延在する、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記内部ライザセグメントが、垂直部と、前記ライザポートに近接する非垂直部と、前記垂直部と前記非垂直部とを接続する非線形部分と、を備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記外側シェルがライザ終端装置を更に収容し、前記ライザ終端装置が前記内部ライザセグメントに近接して配置されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記外部ライザセグメントが、前記粒子状固体処理容器に近接する垂直部と、前記ライザポートに近接する非垂直部と、前記垂直部と前記非垂直部とを接続する非線形部分と、を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記外側シェルの最大断面積が、前記ライザの最大断面積の少なくとも3倍である、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記外側シェルの最大断面積が、前記ライザの最大断面積の5~40倍である、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記気体/固体分離装置が1つ以上のサイクロンを含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記ライザが前記粒子状固体収集領域を通過しない、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記粒子状固体収集領域が、酸素浸漬ゾーン、酸素ストリッパー、還元ゾーン、又はそれらの組合せを含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記粒子状固体処理容器が、ばね支持体によって支持される、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記粒子状固体出口ポートが、前記粒子状固体分離セクションの前記中心垂直軸上に位置する、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
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