JP2024099225A - 安否確認システム、安否確認方法 - Google Patents

安否確認システム、安否確認方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024099225A
JP2024099225A JP2023003010A JP2023003010A JP2024099225A JP 2024099225 A JP2024099225 A JP 2024099225A JP 2023003010 A JP2023003010 A JP 2023003010A JP 2023003010 A JP2023003010 A JP 2023003010A JP 2024099225 A JP2024099225 A JP 2024099225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
safety confirmation
resident
alert signal
message
company
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023003010A
Other languages
English (en)
Inventor
俊裕 小林
Toshihiro Kobayashi
祐輔 相良
Yusuke Sagara
周平 秦
Shuhei Hata
隆史 九鬼
Takashi Kuki
滉一 柴田
Koichi Shibata
潤也 小針
Junya Kobari
智洋 福田
Tomohiro Fukuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Holdings Inc
Original Assignee
Toppan Holdings Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Holdings Inc filed Critical Toppan Holdings Inc
Priority to JP2023003010A priority Critical patent/JP2024099225A/ja
Publication of JP2024099225A publication Critical patent/JP2024099225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】災害発生に伴う安否確認にかかる生活者の負担を低減する。【解決手段】災害が発生したことに応じて送信されるアラート信号を受信する受信部と、生活者の連絡先を表す連絡先情報と、前記生活者が保険に関して契約している企業を表す情報を含む保険契約情報と、を記憶する記憶部と、前記アラート信号を受信したことに応じて、前記生活者が複数の保険会社と契約している場合には当該複数の保険会社の問い合わせが纏められた、安否に関する状況を確認するメッセージを、前記生活者の連絡先情報に基づいて当該生活者の端末装置に送信する送信部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、安否確認システム、安否確認方法に関する。
生命保険会社や損害保険会社等の企業は、生活者と保険に関する契約を締結し、地震等の災害が発生した場合には、契約している生活者の被災状況等を確認し、契約時の条件に応じて保険金を支払う保険サービスを提供している。
災害発生時に被災状況を確認する場合、保険会社等の企業は、契約している生活者に対して安否確認をし、被災状況によっては、必要な手続を行っている。安否確認の方法としては、生活者の自宅への訪問、避難場所への訪問、郵送等によって生活者へ通知を送付する、スマートフォン等の携帯端末に通知を送信する等の方法がある。
特許文献1には、マンションに対する地震保険について、災害発生時に効率的に査定を行うシステムが開示されている。
特開2007-164723号公報
しかしながら、安否確認をするために生活者の携帯端末に対してメッセージを送信する場合、生活者が複数の保険会社等の企業と契約をしている場合には、複数の企業からメッセージが届くことが考えられる。そうすると、複数の企業からそれぞれメッセージが届くと、契約している企業毎に対応しなければならない。また、避難等生活者が避難等を余儀なくされている場合に、企業毎の複数のメッセージに対応をすることは負担が大きい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、災害発生に伴う安否確認にかかる生活者の負担を低減することができる安否確認システム、安否確認方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、災害が発生したことに応じて送信されるアラート信号を受信する受信部と、生活者の連絡先を表す連絡先情報と、前記生活者が保険に関して契約している企業を表す情報を含む保険契約情報と、を記憶する記憶部と、前記アラート信号を受信したことに応じて、前記生活者が複数の保険会社と契約している場合には当該複数の保険会社の問い合わせが纏められた、安否に関する状況を確認するメッセージを、前記生活者の連絡先情報に基づいて当該生活者の端末装置に送信する送信部と、を有する安否確認システムである。
また、本発明の一態様は、受信部が、災害が発生したことに応じて送信されるアラート信号を受信し、記憶部が、生活者の連絡先を表す連絡先情報と、前記生活者が保険に関して契約している企業を表す情報を含む保険契約情報と、を記憶し、送信部が、前記アラート信号を受信したことに応じて、前記生活者が複数の保険会社と契約している場合には当該複数の保険会社の問い合わせが纏められた、安否に関する状況を確認するメッセージを、前記生活者の連絡先情報に基づいて当該生活者の端末装置に送信する安否確認方法である。
以上説明したように、この発明によれば、災害発生に伴う安否確認にかかる生活者の負担を低減することができる。
この発明の一実施形態による安否確認システム1の構成を示す概略ブロック図である。 安否確認サーバ40の機能を示す概略ブロック図である。 安否確認システム1の動作を示す流れ図である。 安否確認システム1の動作を示す流れ図である。 安否確認のメッセージが生活者端末20の表示画面に表示される表示画面の一例を示す図である。 安否確認のメッセージが生活者端末20の表示画面に表示される表示画面の一例を示す図である。 安否確認において申請が必要な状態であることを回答する返信画面の一例を示す図である。 安否確認において申請が必要な状態であることを回答する返信画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による安否確認システム1について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態による安否確認システム1の構成を示す概略ブロック図である。
安否確認システム1は、災害情報サーバ10、生活者端末20a、生活者端末20b、企業サーバ30a、企業サーバ30b、安否確認サーバ40が、ネットワークNWを介して接続される。
災害情報サーバ10は、災害発生時または災害発生の可能性が生じた際に、アラート情報を送信する。アラート情報としては、例えば、地震発生時、津波警報、避難指示、避難勧告等のような災害に関連する情報であればいずれであってもよい。災害情報サーバ10は、例えば、気象庁が提供する緊急地震速報を送信するサーバであってもよい。また、アラート信号は、地方公共団体などが発出した避難指示や避難勧告を収集し、収集された情報を、生活者や一般企業等に対して伝達する情報伝達者に対して送信するものであってもよい。
生活者端末20a、生活者端末20bは、生活者によって利用される端末装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット等の端末装置であってもよい。以下、生活者端末20aと生活者端末20bとを特に区別しない場合に、単に生活者端末20と称することがある。
生活者端末20は、生活者によって、携帯キャリアサーバを運営する通信事業者と、生活者端末20を用いた通信サービスを利用するための契約がなされている。生活者端末20は、契約をしている通信事業者が提供する通信サービスを用いて通信をすることが可能である。また、生活者端末20には電話番号が割り当てられている。
生活者端末20は、電話番号を送信先または送信元とした通信を行うメッセージアプリケーションを実行する機能を有する。
生活者端末20は、電話番号を用いたメッセージアプリケーションを実行することにより、安否確認サーバ40と通信を行うが、安否確認サーバ40と通信を行い、メッセージの送信または受信を行うことができれば、他の通信機能を用いて安否確認のメッセージの受信等を行うようにしてもよい。例えば、電話番号を宛先または送信先として用いずにメッセージの送信や受信を行うアプリケーションであってもよく、電子メールを用いてもよい。
企業サーバ30a、企業サーバ30bは、保険会社等の企業によって運営されるサーバ装置である。保険会社としては、生命保険会社、損害保険会社等がある。例えば、企業サーバ30aは、生命保険会社Aによって運営され、企業サーバ30bは、損害保険会社Bによって運営される。ここでは企業サーバとして、企業サーバ30a、企業サーバ30bのように、2つである場合について説明するが、3つ以上の企業サーバであってもよい。この場合、各企業サーバを運営する会社は異なる。
安否確認サーバ40は、災害情報サーバ10から送信されるアラート信号を受信し、安否確認をするための通知を生活者端末20に送信する。
ネットワークNWは、例えば、インターネット、移動体通信事業者が提供する通信ネットワーク、無線LAN(Local Area Network)等のうち少なくとも1つが含まれる。
図2は、安否確認サーバ40の機能を示す概略ブロック図である。
安否確認サーバ40は、通信部410、記憶部420、レベル判定部430、地域抽出部440、メッセージ生成部450、制御部460を有する。
通信部410は、災害情報サーバ10、生活者端末20、企業サーバ30と通信を行う。
通信部410は、受信部411、送信部412を有する。
受信部411は、災害情報サーバ10、生活者端末20、企業サーバ30から各種データを受信する。例えば受信部411は、災害が発生したことに応じて送信されるアラート信号を受信する。アラート信号は、災害が発生した地域を示す地域情報と、災害に関する内容とを含む信号である。例えば、アラート信号は、「○月○日○時○分頃に、地震がありました。震源地は××です。震度3以上が観測された地域は、××市北部、××市南部、この地震による津波の心配はありません。」等を伝えることが可能な信号や、「○月○日×時×分現在、××地方に津波注意報が発表されています。注意報が発表された沿岸付近にいる場合は、ただちに水際から離れ、安全な場所に避難してください。」等を伝えることが可能な信号等である。
送信部412は、生活者端末20、企業サーバ30に各種情報を送信する。
送信部412は、メッセージ生成部450によって生成されたメッセージを、生活者の通知先情報に基づいて当該生活者の端末装置(生活者端末)に対して送信する。
送信部412は、第1のアラート信号が受信されてから待機時間が経過するまでメッセージの送信をせず、第1のアラート信号が受信されてから待機時間が経過するまでの間に、第2のアラート信号を受信した場合には、第1のアラート信号と第2のアラート信号に基づくメッセージを、待機時間経過後に端末装置(生活者端末)に送信する。
記憶部420は、各種データを記憶する。
記憶部420は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
この記憶部420は、例えば、不揮発性メモリを用いることができる。
記憶部420は、レベル情報記憶部421、地域情報記憶部422、生活者情報記憶部423を有する。
レベル情報記憶部421は、安否確認を行う対象のレベルを企業毎に記憶する。
レベルは、災害の規模を表すことができればよい。例えば、災害の内容が地震である場合、レベルとして、震度を用いてもよい。
災害の内容が津波情報である場合、津波情報が発表されていない場合をレベル0、津波情報が発表されている場合をレベル1としてもよい。
企業は、企業サーバ30から、安否確認をする対象のレベルを安否確認サーバ40に送信させることで、レベル情報記憶部421に自社(自企業)が定める基準となるレベルを記憶させる。これにより、企業が定めたレベル以上のアラート信号があった場合に、安否確認を安否確認サーバ40に実行させることができる。
地域情報記憶部422は、アラート信号に含まれる地域と、実際の住所との関係を表すエリア情報を記憶する。エリア情報を用いることで、アラート信号に含まれる地域が、いずれの住所に該当するかを特定することができる。例えば、アラート信号において「××市北部」として地域が指定されていた場合には、その「××市北部」に該当する住所が、いずれであるかを特定できるようになっている。
生活者情報記憶部423は、生活者の連絡先を表す連絡先情報と、生活者が保険に関して契約している企業を表す情報を含む保険契約情報とを生活者情報として記憶する。
連絡先は、電話番号を宛先としてメッセージのやり取りをするメッセージアプリケーションにおける電話番号、電話番号を用いずにメッセージのやり取りをするメッセージアプリケーションの宛先情報、電子メールアドレス等であってもよい。
保険契約情報は、契約している対象の企業がいずれの企業であるかを表す情報の他に、保険証券番号も記憶することができる。
企業は、例えば、生命保険会社、損害保険会社等がある。ここでは、ある生活者が複数の生命保険会社と契約をしている場合(異なる保険会社が提供する保険サービスにそれぞれ加入している場合)には、1人の生活者に対して複数の生命保険会社が登録される。また、生活者が複数の損害保険会社と契約をしている場合(異なる損害保険会社が提供する保険サービスにそれぞれ加入している場合)には、1人の生活者に対して複数の損害保険会社が登録される。
レベル判定部430は、レベル情報記憶部421を参照し、アラート信号に含まれる情報に基づいて、安否確認を行う対象であるか否かを判定する。
地域抽出部440は、地域情報記憶部422を参照し、アラート信号に含まれる地域に対応する住所を抽出する。
メッセージ生成部450は、アラート信号を受信したことに応じて、生活者が複数の保険会社と契約している場合には当該複数の保険会社の問い合わせが纏められた、安否に関する状況を確認するメッセージを、生活者の通知先情報に基づいて当該生活者の端末装置(生活者端末)に対して、送信部412によって送信させる。このメッセージには、安否確認を問い合わせる内容と、その問い合わせに対する安否の回答を入力することが可能な選択肢とが含まれる。
この実施形態において、複数の保険会社の問い合わせが纏められた、安否に関する状況を確認するメッセージは、複数の企業から安否確認のメッセージを個別にそれぞれ送信されるものではなく、複数の企業の安否確認のメッセージを1通または企業の属性毎に集約して送信される。これにより、安否確認のメッセージの数を、企業の数よりも少ない数とすることができる。
ここで、属性とは、複数の企業を、複数のグループに分類する場合にいずれの分類に属するかを表す情報である。属性(グループ)は、例えば「生保」と「損保」の2つがある。「生保」は、生命保険会社が属するグループであり、「損保」は損害保険会社が属するグループである。なお、分類されるグループの数は2つの限られるものではなく、3以上であってもよい。
制御部460は、安否確認サーバ40内の各部を制御する。
制御部460は、複数の企業の企業サーバ30と生活者端末20との間で各種データの送受信を行わせることで、複数の企業と生活者とをつなげるサービスを提供する機能を有する連携サービスを提供する。
通信部410、レベル判定部430、地域抽出部440、メッセージ生成部450、制御部460は、例えばCPU(中央処理装置)等の処理装置若しくは専用の電子回路で構成されてよい。
次に、安否確認システム1の動作を説明する。
《安否確認の事前設定処理》
図3は、安否確認システム1の動作を示す流れ図である。図3は、特に、安否確認の事前設定処理に関する流れを表す。
生活者は、生活者端末20に対して、連携サービスへのログインをするための操作入力をする。ここでは、生活者は、生活者端末20を用いて、連携サービスに対するユーザ登録をしており、このユーザ登録の際に設定されるIDとパスワードを生活者端末20に入力する。生活者端末20は、入力されたIDとパスワードを用いて、安否確認サーバ40が提供する連携サービスとの間で認証処理を行うことでログイン処理を行う(ステップS1、S11)。ここで、連携サービスにログインをする場合、IDは、生活者端末20に割り当てられた電話番号を用いるようにしてもよい。この場合、IDについては、ユーザが操作することなく、生活者端末20に割り当てられた電話番号がIDとして取得されるようにしてもよい。
なお、連携サービスを利用するにあたり、ユーザ登録する場合に本人確認を行い、本人であることが確認できた場合に、ユーザ登録を完了させるようにしてもよい。
本人確認の方法は種々あるが、例えば、オンラインで行う手段として、公的個人認証(JPKI)を用いるようにしてもよい。JPKIでは、例えば、生活者は、マイナンバーカード等の個人カードに対して暗証番号やPINを入力し、マイナンバーカードを生活者端末20に読み取らせることによって、生活者端末20と認証サーバとの間で通信が行われる。認証サーバにおいて有効性の確認処理が行われ、有効であると判定されると、認証サーバから生活者端末20に対して、生活者の基本4情報(住所、氏名、生年月日、性別)が送信される。生活者端末20は、この送信された基本4情報をユーザの情報としてユーザ登録するようにしてもよい。
ログインすると、生活者は、生活者端末20から、契約している企業に関する保険契約情報を生活者端末20に入力する。生活者端末20は生活者から入力された保険契約情報を、連絡先情報とともに安否確認サーバ40に送信する(ステップS2)。
保険契約情報には、契約している対象の企業(生命保険会社、損害保険会社など)を示す情報と、保険サービスの契約の締結に応じて発行された保険契約番号を含む。
受信部411によって、生活者端末20から送信される保険契約情報と連絡先情報を受信すると、制御部460は、生活者情報記憶部423に記憶する(ステップS12)。これにより、安否確認を行う対象の生活者と、安否確認の結果を取得したい企業との関係が登録される。
企業に関する登録が終了すると、安否確認サーバ40は、安否確認を行うためにメッセージを安否確認サーバ40から生活者端末20に送信することに対して同意するか否かの問い合わせ内容を、生活者端末20に対して送信する。
この問い合わせを受信すると、生活者端末20は、問い合わせ内容を表示画面に表示する。生活者は、問い合わせ内容を確認し、同意するか否かを判断し、同意する場合に、同意する旨の指示を生活者端末20に入力する。生活者端末20は、同意する旨の指示が入力されると、安否確認サーバ40に対して、同意することを表す同意指示を送信する(ステップS3)。なお、この同意指示については、生活者と企業との関係の登録終了後に行う場合について説明したが、生活者と企業との関係を登録する際に、同意確認も行い、その同意指示を保険契約情報とともに生活者端末20から安否確認サーバ40に送信するようにしてもよい。
安否確認サーバ40は、同意指示を受信することで、同意確認を取得する(ステップS13)。これにより、同意指示をした生活者の生活者情報を用いた安否確認が取得できたことを表すステータス情報を生活者情報に付与する。
同意情報が取得されると、安否確認サーバ40の制御部460は、保険契約情報に基づいて、契約している対象の企業に対応する企業サーバ30に対して、保険証券番号を生活者の情報(氏名、住所等)とともに送信する(ステップS13)。生活者の情報は、連携サービスの登録時に得られたユーザ情報を用いてもよいし、生活者に保険契約情報を生活者端末20に対して入力してもらう際に、一緒に入力してもらうようにしてもよい。
企業サーバ30は、安否確認サーバ40から送信された保険契約情報と生活者の情報を用いて、保険契約情報に基づく保険証券番号が企業サーバ30に登録されているか否かの照合をすることで審査処理を実行する(ステップS31)。企業サーバ30には、生活者と保険契約を締結した際に発行した保険証券番号と、契約対象の生活者の情報とが対応づけて契約情報として記憶装置に記憶されおり、この記憶された契約情報と参照することで照合することができる。
企業サーバ30は、安否確認をする通知条件を設定する管理画面を表示し、企業の担当者からキーボードやマウス等の入力装置から入力される操作内容を受け付けることで、安否確認をする通知条件の設定内容を取得し、取得した通知条件を安否確認サーバ40に送信する(ステップS32)。通知条件は、例えば、安否確認を実施する対象となる災害の種別(地震、津波等)と、災害の規模に応じたレベル(震度等)を含む。この通知条件の設定画面は、各企業サーバ30においてそれぞれ表示されるものであり、各企業が自社の運用方針に従って自社における通知条件を設定することができる。
安否確認サーバ40の制御部460は、企業サーバ30から通知条件を受信し、レベル情報記憶部421に記憶することで登録処理を実行する(ステップS14)。
《安否確認の運用処理》
図4は、安否確認システム1の動作を示す流れ図である。図4は、特に、安否確認を行う運用に関する流れを表す。
災害発生時、登録された住所情報を用いて災害エリアに居住している利用者へ安否確認メッセージを通知する。
災害情報サーバ10は、災害が発生したことに応じて、発生した災害に応じたアラート信号を発報する(ステップS101)。
安否確認サーバ40の受信部411は、発報されたアラート信号を受信する(ステップS301)。アラート信号を受信すると、制御部460は、待機時間の経過時間をカウントするカウントが行われているか否かを判定し、カウントが行われていなければ、アラート信号を受信した時点を基準としてカウントを開始する。
次に、安否確認サーバ40は、通知条件の判定処理を行う(ステップS302)。通知条件の判定処理として、ここでは、レベル判定部430による判定処理と、地域抽出部440による通知対象の住所の特定の処理とを行う場合について説明するがこれに限られるものではない。
次に安否確認サーバ40のレベル判定部430は、アラート信号に含まれる災害の規模が、登録されているレベル以上であるか否かを判定する(ステップS302)。レベル判定部430は、例えば、受信されたアラート信号が地域Aにおいて震度4の地震が発生したことを示すアラート信号である場合には、その震度を表す情報を抽出し、震度に応じたレベルがレベル情報記憶部421に記憶された震度に対応するレベル以上であるか否かを判定する。レベル情報記憶部421には、企業毎に基準となるレベルが記憶されているため、レベル判定部430は、企業毎にレベルを判定することで、基準となるレベルを超えている企業を抽出する。
次に、地域抽出部440は、アラート信号に含まれる災害が発生した地域を表す地域情報に対応する住所を、地域情報記憶部422を参照することで特定する。この住所を特定することで、災害が発生した地区の住所がいずれであるかを把握することができる。これにより、安否確認サーバ40に登録された生活者のうち、災害が発生した地区に住所がある生活者を絞り込むことができる。
次に、安否確認サーバ40のメッセージ生成部450は、アラート信号を受信したことに応じて、安否確認をするメッセージを生成する(ステップS303)。
ここでは、メッセージ生成部450は、レベル判定部430によって、基準レベル以上であると判定されたアラート信号に含まれる地域情報を抽出し、抽出された地域に対応する住所について、地域抽出部440によって特定された住所を取得することで特定する。
そして、メッセージ生成部450は、生活者情報記憶部423の記憶された生活者情報のうち、地域抽出部440によって特定された住所に該当する生活者を抽出する。ここでは、メッセージ生成部450は、アラート信号に含まれる地域情報に対応する住所について、地域抽出部440によって市区町村の単位まで特定し、この市区町村までが一致する住所の生活者を抽出するようにしてもよい。
また、ここでは、アラート信号に含まれる災害の内容と、企業によって設定された通知条件によっては、アラート信号に応じて安否確認を行う対象の企業が複数存在する場合がある。そして、1人の生活者が複数の企業と契約している場合、1人の生活者に対して、複数の企業が安否確認の通知対象としている場合がある。その場合、複数の企業からそれぞれ、1人の生活者に対して安否確認のメッセージが送信されてしまうと、生活者は、複数の安否確認のメッセージを確認しなければならない。そこで、メッセージ生成部450は、生活者が1つの保険会社と契約している場合であっても、アラート信号に含まれる災害の内容と通知条件の組み合わせに応じて、複数の企業の安否確認を行うための問い合わせを纏めた、安否に関する状況を確認するためのメッセージを生成する。これにより、生活者は、少なくとも契約している企業の数よりも少ない数の安否確認のメッセージを受信することができる。
メッセージ生成部450は、カウントされているカウント値が、待機時間を経過しているか否かを判定する。待機時間は、予め決められた期間であり、例えば、24時間等である。アラート信号は、時間差で複数回発生する場合がある。例えば、ある時刻に地震に関するアラート信号が発報され、その数時間後に津波に関するアラート信号が発報される場合がある。このような場合に、メッセージ生成部450は、最初にアラート信号が発報されてから待機時間が経過するまで、安否確認のメッセージの送信を待機し、最初にアラート信号を受信した後にさらにアラート信号が発報された場合には、そのアラート信号についての安否確認のメッセージを取り纏める。
待機時間は、任意に定めることができるが、最初にアラート信号が発生してから、避難をする時間に応じて定められていてもよい。例えば、待機時間を24時間に設定した場合には、その24時間の間に、多くの生活者は避難を完了することができる可能性が高いため、避難が完了していないと思われる期間においては安否確認のメッセージを送信せず、避難が完了したと思われる期間に安否確認のメッセージを送信することができる。これにより、生活者は、避難が完了した頃に、安否確認のメッセージを受け取ることができるため、避難の途中において安否確認のメッセージを受信することを低減することができ、また、アラート信号が発報される毎に何度も安否確認のメッセージを受信することがない。そのため、避難の途中に安否確認のメッセージに対する対応しなければならないことを低減することができ、また、避難の途中に安否確認のメッセージに対する回答を入力する負担を回避することができる。
また、取り纏めされずに安否確認のメッセージが送信されると多数の安否確認のメッセージに対してそれぞれ回答を入力する場合に比べて、回答を入力する負担も軽減することができる。
ここでは、待機時間が経過するまで、安否確認のメッセージの送信が待機されるが生活者に対する避難指示等の災害関連情報は、地域の防災無線や、テレビ放送の番組の途中に表示される緊急情報等によって生活者に通知される。これにより生活者は、安否確認のメッセージを受信していなくても、避難等の必要な行動を取ることができる。
メッセージ生成部450は、待機時間が経過するまでは、安否確認の送信を待機し、カウント値に基づいて待機時間を経過したと判定した場合には、安否確認のメッセージを、抽出された生活者の生活者端末20に対して送信部412によって送信させる(ステップS304)。ここでは、送信部412は、電話番号を送信先として設定し、メッセージアプリケーションにおいて受信可能に送信する。
生活者端末20は、安否確認のメッセージを受信する(ステップS401)。生活者は、生活者端末20が受信した安否確認のメッセージが表示画面に表示されると、安否の確認結果を入力する(ステップS402)。安否確認の結果としては、契約内容に基づく保険金の支払いをするための手続の申請が必要な状態であるか否かを示す情報である。申請不要であることが示す回答が入力された場合には(ステップS402-NO)、申請が不要であると判定し、安否確認のメッセージの送信する通知条件を設定していた企業の企業サーバ30に送信する。ここでは、安否確認のメッセージとして取り纏められた企業が複数の企業である場合には、生活者端末20は、その複数の企業のそれぞれに、申請不要である旨の回答を送信する。
企業サーバ30は、生活者端末20から送信された申請不要である回答を受信する(ステップS202)。これにより、企業は、生活者が申請不要の状態であることを把握することができる。
一方、契約内容に基づく保険金の支払いをするための手続の申請が必要な状態であることを示す回答が入力された場合には(ステップS402-YES)、生活者端末20は、連携サービスへのログイン処理を行い(ステップS404)、連携サービスの入力画面において、生活者からの操作入力に基づいて、安否に関する回答の入力を受け付け、回答内容を各企業の企業サーバ30に送信する(ステップS405)。ここで、申請要に応じた回答内容は、各企業において共通であってもよいし、異なる内容であってもよい。申請要に応じた回答内容を企業毎に異なるようにする場合、例えば、企業によって質問事項が異なる場合には、その質問事項に対する回答を含むようにした回答内容にしてもよい。
これにより、各企業(例えば、企業Aと企業B)の企業サーバ30は、申請要に応じた回答内容を受信することができる(ステップS203、S204)。申請要に応じた回答内容は、各企業において共通であってもよいし、各企業に応じて異なる内容であってもよい。
《表示画面の例》
次に、生活者端末20に表示される表示画面の一例を示す図である。
図5は、安否確認のメッセージが生活者端末20の表示画面に表示される表示画面の一例を示す図である。
ここでは、メッセージ生成部450が複数の企業のうち生命保険会社である企業について安否を確認するためのメッセージを取り纏めし、1通のメッセージとして生成した場合のメッセージが表示された場合の安否確認をするメッセージが表示された場合の画面の一例を示す。
メッセージ生成部450は、安否確認のメッセージを生成する際に、グループ毎に異なる安否確認メッセージを生成することもができる。安否確認のメッセージに記載する内容は、グループによっては内容が一部異なるため、グループ毎に異なる安否確認のメッセージを生成することにより、そのグループに合わせた内容の安否確認のメッセージを生成することができる。
「生保」のグループに応じた安否確認のメッセージには、「怪我などの被災状況を企業へ申請が必要な状態ですか。」などのように人の生存に関連する損害が発生し申請を行う否かを問い合わせる内容が含まれる。
また、「生保」のグループから送信される安否確認のメッセージには、安否確認の問い合わせ元の企業が、いずれの企業であるかを示す企業名(企業A、企業B)が含まれる(符号500)。この企業は、上述のステップS303のメッセージ生成処理において取り纏めがなされた企業名である。すなわち、送信先である生活者が契約している企業のうち、「生保」に属する企業であって、アラート信号に含まれる内容が、企業によって設定された通知条件に合致する企業の名称である。生活者は、この企業名を確認することで、いずれの企業から安否確認の問い合わせを受けているかを把握することができ、自身が契約している少なくとも1つの企業からの問い合わせであることを確認することができる。
生活者は、この安否確認のメッセージを参照することで、生命保険会社から被災状況の確認として、申請が必要と思われる怪我等があったかの問い合わせが届いたことを確認することができる。そして、生活者は、怪我をしており申請が必要であると判断した場合には、「はい」のボタンに対するタッチ入力をし、怪我をしておらず申請は不要であると判断した場合には、「いいえ」のボタンに対するタッチ入力をする。
「はい」が押された場合には、後述する返信画面に遷移し、「いいえ」が押された場合には、被災していないことを企業に対して通知するメッセージを送信して終了する。
図6は、安否確認のメッセージが生活者端末20の表示画面に表示される表示画面の一例を示す図である。
ここでは、メッセージ生成部450が複数の企業のうち損害保険会社である企業について安否を確認するためのメッセージを取り纏めし、1通のメッセージとして生成した場合のメッセージが表示された場合の安否確認をするメッセージが表示された場合の画面の一例を示す。
「損保」のグループから送信される安否確認のメッセージには、「住宅などの被災状況を企業へ申請が必要な状態ですか。」等のように物に対する損害が発生し申請を行う必要があるか否かを問い合わせる内容が含まれる。
また、「損保」のグループから送信される安否確認のメッセージには、安否確認の問い合わせ元がいずれの企業であるかを示す企業名(企業F、企業G)が含まれる(符号600)。この企業は、上述のステップS303のメッセージ生成処理において取り纏めがなされた企業名である。すなわち、送信先である生活者が契約している企業のうち、「損保」に属する企業であって、アラート信号に含まれる内容が、企業によって設定された通知条件に合致する企業の名称である。
生活者は、この安否確認のメッセージを参照することで、損害保険会社から被災状況の確認として、申請が必要と思われる家屋の損害等があったかの問い合わせが届いたことを確認することができる。そして、生活者は、家屋が損害しており申請が必要であると判断した場合には、「はい」のボタンに対するタッチ入力をし、家屋が損害しておらず申請は不要であると判断した場合には、「いいえ」のボタンに対するタッチ入力をする。
「はい」が押された場合には、後述する返信画面に遷移し、「いいえ」が押された場合には、被災していないことを企業に対して通知するメッセージを送信して終了する。
生活者が「生保」と「損保」の両方の企業と契約している場合には、図5に示す安否確認のメッセージが安否確認サーバ40から生活者端末20に送信され、その後まもなく図6に示す安否確認のメッセージが生活者端末20に送信される。そのため、生活者は、「生保」と「損保」の安否確認のメッセージを順次受信して確認することができる。
1通目の「生保」の安否確認のメッセージにおいて「はい」を押すと、返信画面に遷移し、「生保」と「損保」の両方に対する回答をする画面に遷移する。この場合、「損保」の安否確認のメッセージにおいて「はい」を押していなかったとしても、返信画面において「損保」に関する質問事項とその選択肢の組み合わせが表示され、回答できるようになっている。
この回答の入力後に、生活者が2通目の「損保」の安否確認のメッセージを開いた場合には、「はい」、「いいえ」のいずれかを選択入力することができるが、「はい」を選択した場合には、返信画面において回答は入力済みであるため、返信画面には遷移せずに「回答済みです」というメッセージを表示するようにしてもよい。これにより、生活者は、「生保」と「損保」の両方から安否確認のメッセージを受信したことを確認することができる。
なお、安否確認のメッセージは、「生保」と「損保」の順に送信される場合について説明したが、「損保」、「生保」の順で送信されるようにしてもよい。
図7は、安否確認において申請が必要な状態であることを回答する返信画面の一例を示す図である。
返信画面には、契約に基づく申請が必要な状況を説明する説明内容が含まれる。
ここでは、「生保」のグループに対して回答するための質問に対する選択肢と(符号700)、「損保」のグループに対して回答するための質問に対する選択肢とが表示される(符号701)。ここでは、「生保」と「損保」では、質問事項とその選択肢の組み合わせについて、それぞれ確認内容が異なる。
また、「生保」では、企業が異なっていたとしても、質問事項とその選択肢の組み合わせについては共通する場合が多いため、共通の質問事項とその選択肢の組み合わせを用いて回答を入力してもらうことができる。また、「損保」では、企業が異なっていたとしても、質問事項とその選択肢の組み合わせについては共通する場合が多いため、共通の質問事項とその選択肢の組み合わせを用いて回答を入力してもらうことができる。
そして、これらの回答が送信される通知先の企業の名称が記載される(符号702)。
生活者は、質問に対する回答を、選択肢のなかから選択することで入力することができる。各質問に対する選択肢に対する回答を入力した後、「通知する」のボタンに対するタッチ入力された場合、生活者端末20は、入力された選択肢を、通知先の企業として表示された各企業の企業サーバ30に対して送信する。
このように、各企業に対する回答について、生活者は、返信画面から回答を入力して「通知する」のボタンを押すことで、複数の企業に対して回答を送信することができる。これにより、生活者は、複数の企業に対して個別に安否確認の結果を送信しなくても、纏めて簡潔に回答することができる。ここでは、「生保」と「損保」の2つのグループに対して1つの返信画面から纏めて回答することができる。
なお、返信画面において、「生保」と「損保」の両方を回答する場合について説明したが、「生保」の返信画面と、「損保」の返信画面を別にし、「生保」の安否確認のメッセージから「生保」の返信画面に遷移し、「損保」の安否確認のメッセージから「損保」の返信画面に遷移するようにしてもよい。
図8は、安否確認において申請が必要な状態であることを回答する返信画面の一例を示す図である。この図8における返信画面では、「生保」のグループに対して回答するための質問に対する選択肢が表示され(符号800)、また、これらの回答が送信される通知先の企業として「生保」の企業の名称が記載される(符号801)。
例えば、生活者が損害保険会社と契約していない、または、生活者が契約している損害保険会社が設定している通知条件をアラート信号が満たしていない場合には、「生保」のグループに対して回答するための質問事項や通知先の企業が表示される。
また、生活者が生命保険会社と契約していない、または、生活者が契約している生命保険会社が設定している通知条件をアラート信号が満たしていない場合には、「損保」のグループに対して回答するための質問事項や通知先の企業が表示される。
以上説明した実施形態によれば、生活者と、複数企業との間において安否確認に関するやり取りを安否確認サーバ40が集約して効率的に安否確認を行うことができる。ここでは、安否確認サーバ40がプラットフォームとして機能し、生活者と複数企業との間を繋ぐことが出来る。
また、上述した実施形態によれば、従来では災害等が発生し、生活者が余儀なく避難をしなければならない場合、企業(生命保険会社、損害保険会社)は、生活者の自宅や避難所を訪問し、生活者の安否確認をしつつ、契約に基づく保険金の支払に必要な手続を行うことで生活者に保険金の支払を行う。この場合、生活者が被災されていた場合には、安否確認とともに支払条件を満たすか否かの確認が必要であるが、連絡が取り難く、迅速な対応が難しい。上述した実施形態によれば、安否確認サーバ40が企業からの安否確認等を取り纏めて生活者に対して問い合わせをし、その回答を企業に対して送信することができるため、安否確認や被害状況の確認を円滑に行うことができる。
また、上述した実施形態によれば、予め生活者に関する情報を生活者情報記憶部423に記憶しておくようにしたので、生活者のアカウントの情報(契約先の企業、生活者の住所等)として保持することができ、これを活用することで、生活が避難所等に避難していたとしても、アラート信号と生活者情報とに応じて、被災している可能性がある地域に住んでいるか否かを推定することでき、安否確認のメッセージを送ることができる。これにより、安否確認の効率を向上させることができる。
上述した実施形態において、安否確認のメッセージを「生保」グループと「損保」グループごとに合計2通を送信するようした。これにより、生活者は、企業のうち生命保険会社と損害保険会社とのそれぞれから安否確認があったことを把握することができる。また、「生保」と「損保」に分けて安否確認のメッセージを受信することができるため、生活者が複数の企業(例えば3社以上)と契約を結んでいる場合であっても、その複数の企業のそれぞれからばらばらに安否確認のメッセージを受信する場合に比べて、2通受信すれば済むため、安否確認のメッセージを受信する回数を減らすことができる。
また、「生保」と「損保」に分けて安否確認のメッセージを送信するようしたが、「生保」と「損保」に分けることなく、全ての企業を1つに纏めて安否確認のメッセージを送信するようにしてもよい。この場合、生活者は、生活者が複数の企業と契約していても、安否確認のメッセージを1通受信すれば済むため、安否確認のメッセージを受信する回数を減らすことができる。
なお、上述した安否確認の運用処理において、災害情報サーバ10から発報されたアラート信号に基づいて、安否確認のメッセージを送信する場合について説明したが、企業サーバ30の担当者によって、安否確認を実施する要求が入力装置を介して入力されたことに応じて、安否確認をするようにしてもよい。ここでは、安否確認をする要求には、安否確認をする対象を示す地域情報と、災害に関する内容とが含まれる。この手動による安否確認を実施する要求は、複数の企業から行われてもよい。
この場合、担当者の操作入力に応じて、企業サーバ30から安否確認要求が送信されると(ステップS201)、安否確認サーバ40は、この要求を受信し、ステップS302からの処理を実行する。これにより、アラート信号ではなく、企業サーバ30からの安否確認の要求があった場合であっても、安否確認を行うことができる。
また、ここでは、企業サーバ30から安否確認の要求を待機時間において受信した場合には、その待機時間において受信された、企業からの要求に応じた安否確認についても取り纏めがなされる。
待機時間ではない期間に受信した場合には、安否確認サーバ40は、この受信した時点を基準として待機時間が経過するまで待機する。その後は、その待機時間において受信したアラート信号または他の企業サーバ30から送信される安否確認の要求に応じて取り纏めて安否確認のメッセージを生成する。
このように、企業からの要求に応じた安否確認を受け付けることで、企業は、アラート信号とは別に、必要に応じて手動で安否確認の依頼を企業サーバ30の管理画面から入力することができる。
なお、上述した実施形態において、待機時間において後からアラート信号を受信した場合には、安否確認のメッセージが取り纏められるが、待機時間を経過して安否確認のメッセージを送信した後に、アラート信号を受信した場合には、そのアラート信号に応じた安否のメッセージを送信する。これにより、待機時間経過後にアラート信号が発報された場合は、待機時間経過前に受信していたアラート信号発報時の災害において生活者が被災していなかったとしても、待機時間経過後のアラート信号発報時の災害において被災する場合もあるため、改めて安否確認のメッセージを送信する。これにより、頻繁に安否確認のメッセージが届くことを低減させつつ、時間の経過に伴う状況の変化を応じた安否確認をすることができる。
なお、上述した実施形態において、連携サービスを提供する機能は、制御部460に設けられている場合について説明したが、安否確認サーバ40とは別のサーバ装置に設けられるようにしてもよい。また、安否確認サーバ40が提供する安否確認に関するサービスと、連携サービスについては、運営者が同じであってもよいし、別であってもよい。
上述した実施形態における安否確認サーバ40の各機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…安否確認システム、10…災害情報サーバ、20,20a,20b…生活者端末、30,30a,30b…企業サーバ、40…安否確認サーバ、410…通信部、411…受信部、412…送信部、420…記憶部、421…レベル情報記憶部、422…地域情報記憶部、423…生活者情報記憶部、430…レベル判定部、440…地域抽出部、450…メッセージ生成部、460…制御部

Claims (3)

  1. 災害が発生したことに応じて送信されるアラート信号を受信する受信部と、
    生活者の連絡先を表す連絡先情報と、前記生活者が保険に関して契約している企業を表す情報を含む保険契約情報と、を記憶する記憶部と、
    前記アラート信号を受信したことに応じて、前記生活者が複数の保険会社と契約している場合には当該複数の保険会社の問い合わせが纏められた、安否に関する状況を確認するメッセージを、前記生活者の連絡先情報に基づいて当該生活者の端末装置に送信する送信部と、
    を有する安否確認システム。
  2. 前記送信部は、
    第1のアラート信号が受信されてから待機時間が経過するまで前記メッセージの送信をせず、
    第1のアラート信号が受信されてから待機時間が経過するまでの間に、第2のアラート信号を受信した場合には、前記第1のアラート信号と前記第2のアラート信号に基づくメッセージを、前記待機時間経過後に前記端末装置に送信する
    請求項1に記載の安否確認システム。
  3. 受信部が、災害が発生したことに応じて送信されるアラート信号を受信し、
    記憶部が、生活者の連絡先を表す連絡先情報と、前記生活者が保険に関して契約している企業を表す情報を含む保険契約情報と、を記憶し、
    送信部が、前記アラート信号を受信したことに応じて、前記生活者が複数の保険会社と契約している場合には当該複数の保険会社の問い合わせが纏められた、安否に関する状況を確認するメッセージを、前記生活者の連絡先情報に基づいて当該生活者の端末装置に送信する
    安否確認方法。
JP2023003010A 2023-01-12 2023-01-12 安否確認システム、安否確認方法 Pending JP2024099225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023003010A JP2024099225A (ja) 2023-01-12 2023-01-12 安否確認システム、安否確認方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023003010A JP2024099225A (ja) 2023-01-12 2023-01-12 安否確認システム、安否確認方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024099225A true JP2024099225A (ja) 2024-07-25

Family

ID=91957832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023003010A Pending JP2024099225A (ja) 2023-01-12 2023-01-12 安否確認システム、安否確認方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024099225A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7562903B1 (ja) 2024-05-30 2024-10-07 セコムトラストシステムズ株式会社 安否確認システム
JP7562902B1 (ja) 2024-05-30 2024-10-07 セコムトラストシステムズ株式会社 安否確認システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7562903B1 (ja) 2024-05-30 2024-10-07 セコムトラストシステムズ株式会社 安否確認システム
JP7562902B1 (ja) 2024-05-30 2024-10-07 セコムトラストシステムズ株式会社 安否確認システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2024099225A (ja) 安否確認システム、安否確認方法
US20200294326A1 (en) System and method for servicing a damaged vehicle
US9465569B2 (en) Cloud print method using automatic response system and cloud print system for performing the same
US10991039B2 (en) Systems and methods for managing a loan application
CN111709603B (zh) 基于风控的服务请求处理方法、装置及系统
WO2020215687A1 (zh) 数据传输监控方法、装置、计算机设备及存储介质
USRE49716E1 (en) Method for processing solicited multimedia files
US11736473B2 (en) Identifiers and access tokens for privacy in centralized address management
US20210279791A1 (en) Systems and methods for residential habitability scoring and data storage
CN114663089A (zh) 数据处理方法、装置、电子设备和存储介质
CN108848061B (zh) 一种用户信息传输方法及终端设备
JP5237840B2 (ja) 災害情報提供制御装置、災害情報提供制御システム、災害情報提供制御方法、及びプログラム
JP5103449B2 (ja) 住所確認システムおよび住所確認処理方法、並びにプログラム
CN107730380B (zh) 联名账户处理方法、系统及服务器
US20140067602A1 (en) Sanctions Screening
KR101500581B1 (ko) 음식주문시스템, 음식주문서버 및 음식주문방법
KR101924076B1 (ko) 스마트 앱 기반의 워런티 데이터 처리 시스템
JP7128335B1 (ja) 案内通知システム、案内通知方法、および案内通知プログラム
JP7410743B2 (ja) 支払処理装置、支払処理方法及びプログラム
JP2006127279A (ja) 制御装置およびリソース制御方法
US20240331024A1 (en) Methods, systems, and devices to provide an apartment seeker with pre-approval prior to applying and paying an application fee to a rental community
JP2018120540A (ja) サービス確認システム、サービス確認方法、及びサービス確認プログラム
CN111047355A (zh) 异常实体对象的监测方法及装置
JP6482609B2 (ja) 情報提供システム
KR101923432B1 (ko) 지리적 위치정보 기반의 워런티 서비스 이상정보 검출 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20240209