JP2024093999A - 加工装置及び登録方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024093999000001
【課題】キーパターンを検出できずに一時停止する割合を低減する。
【解決手段】加工装置の制御ユニットは、被加工物の表面を撮像して特徴的な第一キーパターンを特定した第一キーパターンの画像を記憶し、第一キーパターンから分割予定ラインまでの距離を記憶することで第一の分割予定ライン検出条件が登録される第一登録部と、第一キーパターンとは異なる第二キーパターンを第一キーパターンの予備として特定した第二キーパターンの画像を記憶し、第二キーパターンから第一登録部で登録した分割予定ラインまでの距離を記憶することで第二の分割予定ライン検出条件が登録される第二登録部と、第一の分割予定ライン検出条件を用いてアライメントを行う第一アライメント実行部と、第一アライメント実行部を作動させて第一キーパターンを特定できない際は、第二の分割予定ライン検出条件を用いてアライメントを行う第二アライメント実行部と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、加工装置及び登録方法に関する。
半導体被加工物等の被加工物をチップサイズに分割するために、被加工物の分割予定ラインに沿って加工を行う加工装置がある。例えば、特許文献1には、分割すべき被加工物の表面を撮像ユニットによって撮像し走査しながら記憶手段に登録されたストリート検出条件によりキーパターンと同一パターンを探し出し、探し出したキーパターンと同一のパターンに基づいて予め登録されたストリート検出条件のキーパターンとストリートとの位置関係によってストリート(分割予定ライン)を検出する技術が開示されている。
特公平3-27043号公報
従来の加工装置は、分割予定ラインを検出する場合に、被加工物の表面の金属層や絶縁層の厚さのムラやうねり等によって、予め登録されたキーパターンを検出しづらくなることがある。この場合、従来の加工装置は、エラー警報を発報して稼働を一時停止する。その後、作業者が目視にてキーパターンを指定、または分割予定ラインを指定することで、従来の加工装置は、稼動を再開するが、作業者によって稼動が再開されるまでは一時停止し続けるため、生産性が低下するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、キーパターンを検出できずに一時停止する割合を低減することができる加工装置及び登録方法を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の加工装置は、表面の互いに交差する分割予定ラインによって区画された領域に複数のデバイスが形成された被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルに保持された該被加工物を該分割予定ラインに沿って加工する加工ユニットと、該保持テーブルに保持された該被加工物を撮像する撮像ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備える加工装置であって、該制御ユニットは、該撮像ユニットで該保持テーブルに保持された該被加工物の表面を撮像し、他の領域と比較して特徴的な任意の領域を第一キーパターンとして特定して該第一キーパターンの画像を記憶し、該第一キーパターンから該分割予定ラインまでの距離を記憶することで該分割予定ラインを検出する第一の分割予定ライン検出条件が登録される第一登録部と、該撮像ユニットで該保持テーブルに保持された該被加工物の表面を撮像し、該第一キーパターンとは異なる第二キーパターンを該第一キーパターンの予備として特定して該第二キーパターンの画像を記憶し、該第二キーパターンから該第一登録部で登録した該分割予定ラインまでの距離を記憶することで該分割予定ラインを検出する第二の分割予定ライン検出条件が登録される第二登録部と、該保持テーブルに保持された該被加工物の該分割予定ラインを検出するために、該第一登録部に登録される該第一の分割予定ライン検出条件を用いてアライメントを行う第一アライメント実行部と、該第一アライメント実行部を作動させて該第一キーパターンを特定できない際は、該第二登録部に登録される該第二の分割予定ライン検出条件を用いてアライメントを行う第二アライメント実行部と、を有することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の登録方法は、表面の互いに交差する分割予定ラインによって区画された領域に複数のデバイスが形成された被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルに保持された該被加工物を該分割予定ラインに沿って加工する加工ユニットと、該保持テーブルに保持された該被加工物を撮像する撮像ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備える加工装置を用いて、該被加工物のキーパターンを登録する登録方法であって、該保持テーブルに保持された該被加工物の表面を該撮像ユニットで撮像して、他の領域と比較して特徴的な任意の領域を第一キーパターンとして特定して該第一キーパターンの画像を記憶し、該第一キーパターンから該分割予定ラインまでの距離を記憶することで該分割予定ラインを検出する第一の分割予定ライン検出条件が登録される第一登録ステップと、該保持テーブルに保持された該被加工物の表面を該撮像ユニットで撮像して、該第一キーパターンとは異なる第二キーパターンを該第一キーパターンの予備として特定して該第二キーパターンの画像を記憶し、該第二キーパターンから該第一登録ステップで登録した該分割予定ラインまでの距離を記憶することで該分割予定ラインを検出する第二の分割予定ライン検出条件が登録される第二登録ステップと、を備えることを特徴とする。
上述した登録方法は、該第一登録ステップおよび該第二登録ステップの後で、該保持テーブルに保持された該被加工物の該分割予定ラインを検出するために、該第一登録ステップで登録された該第一の分割予定ライン検出条件を用いてアライメントを行う第一アライメント実行ステップと、該第一アライメント実行ステップを作動させて該第一キーパターンを特定できない際は、該第二登録ステップで登録された該第二の分割予定ライン検出条件を用いてアライメントを行う第二アライメント実行ステップと、をさらに備えてもよい。
本願発明の加工装置及び登録方法は、キーパターンを検出できずに一時停止する割合を低減することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る加工装置の構成例を模式的に示す斜視図である。 図2は、図1に示す検出装置における被加工物の登録例を説明するための図である。 図3は、図1に示す加工装置の機能構成の一例を模式的に示すブロック図である。 図4は、第二キーパターンを説明するための図である。 図5は、登録データの一例を説明するための図である。 図6は、加工装置が実行するキーパターンの登録方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
以下に説明する実施形態において、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内の一方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向をZ軸方向とする。X軸及びY軸を含むXY平面は、水平面と平行である。XY平面と直交するZ軸方向は、鉛直方向である。
[実施形態]
図面を参照しつつ、実施形態に係る加工装置について説明する。図1は、実施形態に係る加工装置の構成例を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示す検出装置における被加工物の登録例を説明するための図である。図3は、図1に示す加工装置の機能構成の一例を模式的に示すブロック図である。図4は、第二キーパターンを説明するための図である。
図1に示すように、実施形態に係る加工装置10は、被加工物100を分割予定ライン102(図2参照)に沿って切削する切削装置である。加工装置10は、基本的な構成として、被加工物100を保持する保持テーブル11、撮像ユニット12、加工ユニット13、駆動手段14、Z軸移動手段15、及び制御ユニット40を備える。
被加工物100は、例えば、ウエーハを含む。被加工物100は、図2に示すように、環状のフレーム108に装着された粘着テープ107の表面に貼着されている。また、被加工物100は、表面101に格子状に形成された複数の分割予定ライン102によって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC,LSI等の半導体チップ構成のデバイス104が形成されている。このように構成された被加工物100は、環状のフレーム108に装着された粘着テープ107に表面101を上側にして裏面が貼着される。
制御ユニット40は、撮像ユニット12で被加工物100を撮像した画像120から他の領域と比較して特徴的な任意の領域を第一キーパターン141として特定し、該第一キーパターン141の第一画像310を記憶し、該第一キーパターン141から該分割予定ライン102までの距離151を記憶することで、分割予定ライン102を検出する第一分割予定ライン検出条件を登録する。
図1に戻り、保持テーブル11は、被加工物100を吸着保持する保持面11aを有し、モータ19に連結されて回転可能に設けられている。保持テーブル11は、例えば、チャックテーブルを含む。また、保持テーブル11は、ボールねじ20、ナット、パルスモータ21等による周知構成のX軸移動手段22によって保持面11aに対して水平方向となるX軸方向に移動可能に設けられる。これにより、加工装置10は、保持テーブル11に保持された被加工物100を、撮像ユニット12や加工ユニット13に対して相対的にX軸方向に移動させることができる。
撮像ユニット12は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを搭載した電子顕微鏡である。撮像ユニット12は、保持テーブル11の保持面11a上に保持された被加工物100の表面101を撮像する。撮像ユニット12は、低倍率(Lo)のマクロ撮像または高倍率(Hi)のミクロ撮像に切り替え、被加工物100の表面101を撮像可能となっている。撮像ユニット12によって取得した画像情報(キーパターン)を基に切削すべき領域部分(ストリート)が検出され、加工ユニット13による加工動作の位置付けに用いられる。撮像ユニット12は、例えば、保持テーブル11の保持面11aに保持された被加工物100の表面に照明光を照射する光源を備えてもよい。この光源は、被加工物100を真上から照明する落射光源と、斜め方向から照明する斜光光源とで構成することができる。
加工ユニット13は、保持テーブル11の保持面11aに保持された被加工物100を回転するリング形状の極薄の切削ブレード24によって分割予定ラインに沿って切削して切削溝(カーフ)を形成するものである。撮像ユニット12は、加工ユニット13用のハウジング25の一部に取り付け支持されることで一体化されており、ボールねじ、ナット、パルスモータ26等によるZ軸移動手段15によってZ軸方向に移動可能に設けられている。また、保持テーブル11の保持面11aに対して撮像ユニット12や加工ユニット13を相対的にY軸方向に移動させるY軸移動手段27は、ボールねじ28、ナット、パルスモータ29等からなり、X軸移動手段22とともに駆動手段14を構成する。
加工ユニット13は、ハウジング25の中に、図示しないスピンドルが収容されて、エアベアリングにより回転可能に支持されている。スピンドルは、ハウジング25に収容された図示しないモータにより回転駆動される。切削ブレード24は、スピンドルの先端部に着脱可能に装着され、スピンドルの回転駆動により回転する。
上記した構成の加工装置10は、高速回転させた切削ブレード24を被加工物100に所定の切り込み深さで切り込ませながら、加工ユニット13に対して保持テーブル11をX軸移動手段22でX軸方向に相対的に加工送りさせる。これにより、被加工物100上の分割予定ライン102を切削加工して切削溝(カーフ)を形成することができる。続いて、加工装置10は、保持テーブル11の回転により被加工物100を90°回転させた後、新たにX軸方向に配されたすべての分割予定ライン102について加工ユニット13で同様の切削加工を繰り返す。これにより、被加工物100を個々のデバイス104に分割できる。
図3に示すように、加工装置10は、タッチパネル17をさらに備える。タッチパネル17は、制御ユニット40による制御の下、撮像ユニット12が撮像した被加工物100の表面101の画像120や加工処理に必要な各種情報を表示するとともに、加工処理に必要な入力操作等をオペレータから受け付ける。タッチパネル17は、加工装置10の筐体において見やすくて操作しやすい箇所に配設される。タッチパネル17は、表示装置及び入力装置を備えて構成される。タッチパネル17は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示デバイスと、表示デバイスの表示面における入力位置や座標を指定するタッチスクリーンとを備えたタッチスクリーンディスプレイにより構成されてもよい。
LEDライト18は、加工装置10の稼働状況を複数の表示色で通知する。LEDライト18は、制御ユニット40による制御の下、点灯したり、点滅したりすることが可能な構成となっている。
加工装置10は、ストレージ30をさらに備える。ストレージ30は、制御ユニット40により実行される各種処理等の機能を実現する制御プログラム201や、かかる制御プログラムによる処理に用いられるデータなどを記憶する。ストレージ30は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリ等により実現できる。ストレージ30は、制御ユニット40が備えるプロセッサが制御プログラム201に記述された命令を実行する際の一時的な作業領域としても利用されてもよい。
ストレージ30は、データ記憶部31を備える。データ記憶部31は、第一キーパターン141等の第一画像310を有し、分割予定ライン102を検出する検出条件を登録した登録データ300を記憶する。本実施形態では、登録データ300は、撮像ユニット12で保持テーブル11に保持された被加工物100の表面101を撮像し、他の領域と比較して特徴的な任意の領域を第一キーパターン141として特定した該第一キーパターン141の第一画像310と、該第一キーパターン141から分割予定ライン102までの距離151とを有し、該分割予定ライン102を検出する第一検出条件(第一の分割予定ライン検出条件)を示すデータを有する。登録データ300は、第一キーパターン141とは異なる第二キーパターンを該第一キーパターン141の予備として特定して該第二キーパターンの画像と、該第二キーパターンから第一検出条件で登録した分割予定ライン102までの距離とを有し、該分割予定ライン102を検出する第二検出条件(第二の分割予定ライン検出条件)を示すデータをさらに有する。
本実施形態では、加工装置10は、登録データ300をストレージ30に記憶する場合について説明するが、これに限定されない。加工装置10は、例えば、加工装置10のアクセス可能な外部のサーバ、記憶装置、他の加工装置10等に登録データ300を記憶するように構成してもよい。
制御ユニット40は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、入出力インタフェース装置とを備える。制御ユニット40は、かかる装置を用いて、加工装置10が実施する一連の加工工程に従い、上述した各構成要素を制御するための制御プログラム201などを実行可能なコンピュータである。
制御ユニット40は、タッチパネル17を介してオペレータにより設定された加工条件に従って、加工装置10の動作全般を制御する。制御ユニット40は、第一登録部41と、第二登録部42と、第一アライメント実行部43と、第二アライメント実行部44と、制御部45と、を備える。制御ユニット40は、制御プログラム201を実行することにより、各部の機能、作用等を実現する。
第一登録部41は、分割予定ライン102を検出する第一検出条件を登録する機能を提供する。第一登録部41は、撮像ユニット12で保持テーブル11に保持された被加工物100の表面101を撮像し、他の領域と比較して特徴的な任意の領域を第一キーパターン141として特定する。第一登録部41は、例えば、被加工物100を撮像した画像120と所定のキーパターンとのパターンマッチングにより第一キーパターン141を検出する。第一登録部41は、画像120において、パターンマッチングによってデバイス104の一部である複数のキーパターンの中でユニークなキーパターンを第一キーパターン141として特定する。詳細には、第一登録部41は、第一キーパターン141を特定すると、デバイス104において、第一キーパターン141の周囲に類似したパターンがないことを確認する。第一登録部41は、類似したパターンがないことを確認すると、他のデバイス104にも第一キーパターン141が存在することを確認する。他のデバイス104は、第一キーパターン141を特定したデバイス104の隣のデバイス104を含む。そして、第一登録部41は、他のデバイス104にも第一キーパターン141が存在すると、該第一キーパターン141を登録するキーパターンとして確定する。第一登録部41は、第一キーパターン141に対応した分割予定ライン102が作業員によって設定されたり、隣接する分割予定ライン102を自動で特定したりする。また、第一登録部41は、画像120におけるデバイス104の画像において、任意の領域をキーパターンと特定する際、他の領域との類似度を算出して該類似度が低いほど該任意の領域がキーパターンとして相応しいとする適性度を算出し、複数の任意の領域において該適性度をそれぞれ算出した後、最も該適性度の高い該任意の領域を該キーパターンとして特定できる。第一登録部41は、過去に登録したキーパターンの画像に基づいて、類似するキーパターンを探索することができる。
第一登録部41は、撮像した画像120において、第一キーパターン141から分割予定ライン102までの距離151を算出する。第一登録部41は、検出した第一キーパターン141を示す第一画像310と、第一キーパターン141から分割予定ライン102までの距離151とを有する第一検出条件を識別可能な登録データ300をデータ記憶部31に登録(記憶)する。第一登録部41は、登録データ300に被加工物100を識別可能な識別データを関連付けてデータ記憶部31に登録する。このように、第一登録部41は、デバイス104の特徴点を第一キーパターン141として設定し、該第一キーパターン141と分割予定ライン102(ストリート)との位置関係を、第一検出条件として登録データ300に登録できる。
第二登録部42は、分割予定ライン102を検出する第二検出条件を登録する機能を提供する。第二登録部42は、図4に示すように、撮像ユニット12で保持テーブル11に保持された被加工物100の表面101を撮像し、第一キーパターン141とは異なる第二キーパターン142を第一キーパターン141の予備として特定する。第二登録部42は、第一登録部41と同様に、第一登録部41で用いた画像120と所定のキーパターンとのパターンマッチングにより、第一キーパターン141とは異なる第二キーパターン142を検出する。第二登録部42は、画像120におけるデバイス104の画像において、任意の領域をキーパターンと特定する際、他の領域との類似度を算出して該類似度が低いほど任意の領域がキーパターンとして相応しいとする適性度を算出し、複数の任意の領域において適性度をそれぞれ算出した後、第一キーパターン141に次いで適性度の高い任意の領域を第二キーパターン142として特定する。第二登録部42は、過去に登録したキーパターンの画像に基づいて、類似するキーパターンを探索することができる。第二登録部42は、撮像した画像120において、第二キーパターン142から分割予定ライン102までの距離152を算出する。第二登録部42は、検出した第二キーパターン142を示す第二画像320と、第二キーパターン142から分割予定ライン102までの距離152とを有する第二検出条件を識別可能なデータを、第二検出条件を識別可能な登録データ300に登録(記憶)する。なお、第二検出条件を識別可能なデータは、第一検出条件を識別可能な登録データ300とは異なる登録データとしてデータ記憶部31に登録してもよい。このように、第二登録部42は、デバイス104の第一キーパターン141とは異なる特徴点を第二キーパターン142として設定し、該第二キーパターン142と分割予定ライン102(ストリート)との位置関係を、第二検出条件として登録データ300に登録できる。なお、第二登録部42は、例えば、複数のキーパターンが類似している等の場合、2つ以上の第二キーパターン142を検出して登録データ300に登録してもよい。
図3に戻り、第一アライメント実行部43は、保持テーブル11に保持された被加工物100の分割予定ライン102を検出するために、第一登録部41に登録される第一検出条件を用いてアライメントを行う。アライメントは、加工装置10を用いて、同一のデバイス204を有する複数枚の被加工物100(ウエーハ等)を分割予定ライン102に沿って自動的に切削加工する場合、加工装置10に分割予定ライン102の位置を登録する作業である。第一アライメント実行部43は、分割すべき被加工物100の表面101を撮像ユニット12によって撮像し、走査しながらデータ記憶部31に登録された分割予定ライン102の第一検出条件により第一キーパターン141と同一パターンを探し出し、探し出したキーパターンと同一のパターンに基づいて予め登録された第一検出条件の第一キーパターン141と分割予定ライン102との位置関係によって分割予定ライン102を検出する。
第二アライメント実行部44は、第一アライメント実行部43を作動させて第一キーパターン141を特定できない際に、第二登録部42に登録される該第二検出条件を用いてアライメントを行う。第二アライメント実行部44は、分割すべき被加工物100の表面101を撮像ユニット12によって撮像し、走査しながらデータ記憶部31に登録された分割予定ライン102の第二検出条件により第二キーパターン142と同一パターンを探し出し、探し出したキーパターンと同一のパターンに基づいて予め登録された第二検出条件の第二キーパターン142と分割予定ライン102との位置関係によって分割予定ライン102を検出する。
制御部45は、第一登録部41及び第二登録部42の登録データ300を登録するか否かを作業者に選択させる機能を提供する。制御部45は、第一登録部41及び第二登録部42が登録した登録データ300をタッチパネル17に表示する機能を提供する。制御部45は、第一登録部41及び第二登録部42が登録した登録データ300に基づいて、加工すべき被加工物100の分割予定ラインを加工ユニット13で加工するように加工ユニット13を制御する機能を提供する。制御部45は、加工装置10における各種エラーを発報する機能を提供する。
以上、本実施形態に係る加工装置10の構成例について説明した。なお、図1乃至図4を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る加工装置10の構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る加工装置10の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(登録データ)
図5は、登録データ300の一例を説明するための図である。図5に示すように、登録データ300は、被加工物100の第一検出条件データ301及び第二検出条件データ302を有する。本実施形態では、登録データ300は、1つの被加工物100に対して第一検出条件データ301及び第二検出条件データ302を有する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、第二キーパターン142を2つ以上検出した場合、登録データ300は、2つ以上の第二検出条件データ302を有する構成としてもよい。
第一検出条件データ301は、分割予定ライン102を検出する第一の分割予定ライン検出条件を示すデータである。第一検出条件データ301は、検出した第一キーパターン141の第一画像310と、第一キーパターン141から分割予定ライン102までの距離151とのデータを有する。第二検出条件データ302は、分割予定ライン102を検出する第二の分割予定ライン検出条件を示すデータである。第二検出条件データ302は、検出した第二キーパターン142の第二画像320と、第二キーパターン142から分割予定ライン102までの距離152とのデータを有する。
第一検出条件データ301及び第二検出条件データ302は、座標(検索開始位置)、光量、フォーカス位置、一致率等のデータをさらに有する。座標は、撮像ユニット12で被加工物100を撮像した画像120における検索開始位置を示す。光量は、撮像ユニット12で画像120を撮像したときの照明の光量(照度)、すなわちアライメントのための画像を撮像する際の照明の光量を示す。フォーカス位置は、撮像ユニット12で画像120を撮像したときのフォーカス位置を示す。一致率は、キーパターンと一致すると判定するための一致率を示す。なお、第一検出条件データ301及び第二検出条件データ302は、例えば、撮像ユニット12の顕微鏡の種類や倍率、照明の性質(例えば斜光照明か直射照明か)等の他の設定項目を有してもよい。また、第一検出条件データ301及び第二検出条件データ302は、画像及び分割予定ライン検出条件のみを有する構成としてもよい。
(キーパターンの登録方法)
図6は、加工装置10が実行するキーパターンの登録方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。図6に示す処理手順は、例えば、アライメント時等に、加工装置10の制御ユニット40が制御プログラム201を実行することによって実現される。
図6に示すように、加工装置10の制御ユニット40は、第一登録ステップを実行する(ステップ1101)。例えば、制御ユニット40は、撮像ユニット12で保持テーブル11に保持された被加工物100の表面101を撮像し、撮像した画像120において、デバイス104を示す領域で他の領域と比較して特徴的な任意の領域を第一キーパターン141として特定する。そして、制御ユニット40は、該第一キーパターン141の第一画像310を記憶し、該第一キーパターン141から分割予定ライン102までの距離151を記憶することで、分割予定ライン102を検出する第一の分割予定ライン検出条件を登録する。詳細には、制御ユニット40は、第一キーパターン141を示す第一画像310と、第一キーパターン141から分割予定ライン102までの距離151とを有する第一の分割予定ライン検出条件を示す登録データ300を生成する。制御ユニット40は、ステップ1101の処理が終了すると、処理をステップ1102に進める。
制御ユニット40は、第二登録ステップを実行する(ステップ1102)。例えば、制御ユニット40は、撮像ユニット12で保持テーブル11に保持された被加工物100の表面101を撮像し、撮像した画像120において、第一キーパターン141とは異なる第二キーパターン142を第一キーパターン141の予備として特定する。そして、制御ユニット40は、該第二キーパターン142の第二画像320を記憶し、該第二キーパターン142から分割予定ライン102までの距離152を記憶することで、共通の分割予定ライン102を検出する第二の分割予定ライン検出条件を登録する。詳細には、制御ユニット40は、第二キーパターン142を示す第二画像320と、第二キーパターン142から分割予定ライン102までの距離152とを有する第二の分割予定ライン検出条件を示す登録データ300を生成する。制御ユニット40は、ステップ1102の処理が終了すると、処理をステップ1103に進める。
制御ユニット40は、アライメントのための事前準備が終了すると、保持ステップを実行する(ステップ1103)。例えば、制御ユニット40は、保持テーブル11で被加工物100を保持するように、保持テーブル11の駆動を制御する。制御ユニット40は、保持テーブル11が被加工物100を保持すると、処理をステップ1104に進める。
制御ユニット40は、第一アライメント実行ステップを実行する(ステップ1104)。例えば、制御ユニット40は、保持テーブル11に保持された被加工物100の分割予定ライン102を検出するために、第一登録ステップによって登録された第一検出条件を用いてアライメントを行う。詳細には、制御ユニット40は、分割すべき被加工物100の表面101を撮像ユニット12に撮像させ、撮像した画像を走査しながらデータ記憶部31に登録された分割予定ライン102の第一検出条件により第一キーパターン141と同一パターンを探し出す。制御ユニット40は、探し出したキーパターンと同一のパターンに基づいて予め登録された第一検出条件の第一キーパターン141と分割予定ライン102との位置関係によって分割予定ライン102を検出する。制御ユニット40は、第一キーパターン141を検出できなかった場合、あるいは、分割予定ライン102を検出できなかった場合、検出できなかった第一キーパターン141もしくは分割予定ライン102を検出できなかったことをストレージ30に記憶する。制御ユニット40は、ステップ1104の処理が終了すると、処理をステップ1105に進める。
制御ユニット40は、第一キーパターン141が検出できなかったか否かを判定する(ステップ1105)。例えば、制御ユニット40は、ステップ1104の検出結果が第一キーパターン141を検出できなかったことを示している場合に、第一キーパターン141が検出できなかったと判定する。制御ユニット40は、第一キーパターン141が検出できたと判定した場合(ステップ1105でNo)、処理を後述するステップ1108に進める。また、制御ユニット40は、第一キーパターン141が検出できなかったと判定した場合(ステップ1105でYes)、処理をステップ1106に進める。
制御ユニット40は、第二アライメント実行ステップを実行する(ステップ1106)。例えば、制御ユニット40は、保持テーブル11に保持された被加工物100の分割予定ライン102を検出するために、第二登録ステップによって登録された第二検出条件を用いてアライメントを行う。詳細には、制御ユニット40は、分割すべき被加工物100の表面101を撮像ユニット12に撮像させ、撮像した画像を走査しながらデータ記憶部31に登録された分割予定ライン102の第二検出条件により第二キーパターン142と同一パターンを探し出す。制御ユニット40は、探し出したキーパターンと同一のパターンに基づいて予め登録された第二検出条件の第二キーパターン142と分割予定ライン102との位置関係によって分割予定ライン102を検出する。制御ユニット40は、第二キーパターン142を検出できなかった場合、あるいは、分割予定ライン102を検出できなかった場合、検出できなかった第二キーパターン142もしくは分割予定ライン102を検出できなかったことをストレージ30に記憶する。制御ユニット40は、ステップ1106の処理が終了すると、処理をステップ1107に進める。
制御ユニット40は、第二キーパターン142が検出できたか否かを判定する(ステップ1107)。例えば、制御ユニット40は、ステップ1106の検出結果が第二キーパターン142を検出できたことを示している場合に、第二キーパターン142が検出できたと判定する。制御ユニット40は、第二キーパターン142が検出できなかったと判定した場合(ステップ1107でNo)、第一キーパターン141及び第二キーパターン142が検出できなかったため、処理を後述するステップ1110に進める。また、制御ユニット40は、第二キーパターン142が検出できたと判定した場合(ステップ1107でYes)、処理をステップ1108に進める。
制御ユニット40は、分割予定ライン102が検出できたか否かを判定する(ステップ1108)。例えば、制御ユニット40は、ステップ1104またはステップ1106で分割予定ライン102を検出している場合、分割予定ライン102が検出できたと判定する。制御ユニット40は、分割予定ライン102が検出できたと判定した場合(ステップ1108でYes)、処理をステップ1109に進める。
制御ユニット40は、加工ステップを実行する(ステップ1109)。例えば、制御ユニット40は、ステップ1104またはステップ1106で検出した分割予定ライン102に基づいて被加工物100を加工するように、駆動手段14、Z軸移動手段15及び加工ユニット13に指令を出すことで、被加工物100に対する加工を行う。制御ユニット40は、ステップ1109の処理が終了すると、図6に示す処理手順を終了させる。
また、制御ユニット40は、分割予定ライン102が検出できなかったと判定した場合(ステップ1108でNo)、処理をステップ1110に進める。制御ユニット40は、第一キーパターン141及び第二キーパターン142または分割予定ライン102が検出できなかった場合に、エラー発報ステップを実行する(ステップ1110)。例えば、制御ユニット40は、エラー発報ステップを実行することで、第一キーパターン141及び第二キーパターン142または分割予定ライン102を検出できなかったことを示すエラーを発報するための画面をタッチパネル17に表示させたり、LEDライト18を点灯させたりする。例えば、制御ユニット40は、分割予定ライン検出条件の再設定を促す画面をタッチパネル17に表示させる。制御ユニット40は、ステップ1110の処理が終了すると、図6に示す処理手順を終了させる。
図6に示す処理手順では、アライメントのための事前準備を行うステップ1101及びステップ1102を有する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、処理手順は、ステップ1101及びステップ1102と、ステップ1103からステップ1110とを別の処理手順としてもよい。
本実施形態に係る加工装置10は、制御ユニット40が第一キーパターン141から分割予定ライン102までの距離151を記憶することで、分割予定ライン102を検出する第一検出条件が登録データ300に登録する。加工装置10は、制御ユニット40が第一キーパターン141とは異なる第二キーパターン142を第一キーパターン141の予備として特定し、第二キーパターン142の第二画像320を撮像して記憶し、第二キーパターン142から第一検出条件で登録した分割予定ライン102までの距離152を登録データ300に登録する。加工装置10は、制御ユニット40が被加工物100の分割予定ライン102を検出するために第一検出条件を用いてアライメントを行う。または、加工装置10は、制御ユニット40が被加工物100の分割予定ライン102を検出するために第二検出条件を用いてアライメントを行う。これにより、加工装置10は、第一キーパターン141が特定できない際は、予備で登録されている第二キーパターン142を用いた第二検出条件を用いてアライメントを行うため、加工装置10が一時停止する割合を低減することができる。その結果、加工装置10は、キーパターンを検出できない可能性を低減できるので、装置が一時停止する割合を低減して生産性を向上させることができる。
従来の加工装置は、アライメント用キーパターン画像を分割予定ライン102に対して1種類しか登録することができなかったため、アライメントエラーが発生した際は回避する術が無く、装置が一時停止してエラーによるオペレータコールをして稼動を停止していた。これに対し、実施形態に係る加工装置10は、予備のアライメント用のキーパターン画像を登録しておくことで、第一キーパターン141の第一画像310でエラーが発生した場合は、予備のアライメント用の第二キーパターン142を自動的に用いてアライメントを行う。加工装置10は、予備の第二キーパターン142で問題なく動作することができれば、エラーの発生を回避することができる。よって、加工装置10は、被加工物100ごとにバラツキが大きい場合に第二キーパターン142が有効となるので、複数種類の被加工物100の加工における生産性を従来の装置よりも向上させることができる。さらに、加工装置10は、環状のフレーム108に対する被加工物100の貼り付け位置のずれが大きい場合、予備の第二キーパターン142を登録しておくことで、エラーの発生を回避する可能性が向上するため、被加工物100の加工における生産性を従来の装置よりも向上させることができる。
また、加工装置10は、アライメントのための事前準備で、被加工物100に対して複数のキーパターンを登録することができるので、作業者を煩わせることなく、加工装置10がキーパターンを検出できないという可能性の低減に貢献することができる。
[変形例]
上記実施形態の加工装置10は、メインの第一キーパターン141と予備の第二キーパターンを登録している場合に、先に、メインの第一キーパターン141を使用するだけではなく、例えば、キーパターンの検索領域が広い等の場合、同時に予備の第二キーパターンを探索し、先に検出したキーパターンを利用してアライメントを行ってもよい。これにより、加工装置10は、アライメントのスピードを向上させることができるとともに、生産性を向上させることができる。
上記実施形態の加工装置10は、第一検出条件の第一キーパターン141と第二検出条件の第二キーパターン142をパターンマッチングによって特定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、加工装置10は、第一キーパターン141及び第二キーパターン142の少なくとも一方を作業者に選択させ、選択されたキーパターンを検出条件として登録するように構成にしてもよい。
上記の本実施形態では、加工装置10は、被加工物100を切削する切削装置で実現する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、加工装置10は、レーザー光線照射装置、ステルスダイシング装置、研削装置、研磨装置、プラズマエッチング装置、バイト切削装置等の加工装置で実現してもよい。
なお、本発明は、上記実施形態及び変形例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
10 加工装置
11 保持テーブル
12 撮像ユニット
13 加工ユニット
17 タッチパネル
18 LEDライト
30 ストレージ
31 データ記憶部
40 制御ユニット
41 第一登録部
42 第二登録部
43 第一アライメント実行部
44 第二アライメント実行部
45 制御部
100 被加工物
102 分割予定ライン
104 デバイス
120 画像
141 第一キーパターン
142 第二キーパターン
151,152 距離
201 制御プログラム
300 登録データ
310 第一画像
320 第二画像

Claims (3)

  1. 表面の互いに交差する分割予定ラインによって区画された領域に複数のデバイスが形成された被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルに保持された該被加工物を該分割予定ラインに沿って加工する加工ユニットと、該保持テーブルに保持された該被加工物を撮像する撮像ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備える加工装置であって、
    該制御ユニットは、
    該撮像ユニットで該保持テーブルに保持された該被加工物の表面を撮像し、他の領域と比較して特徴的な任意の領域を第一キーパターンとして特定して該第一キーパターンの画像を記憶し、該第一キーパターンから該分割予定ラインまでの距離を記憶することで該分割予定ラインを検出する第一の分割予定ライン検出条件が登録される第一登録部と、
    該撮像ユニットで該保持テーブルに保持された該被加工物の表面を撮像し、該第一キーパターンとは異なる第二キーパターンを該第一キーパターンの予備として特定して該第二キーパターンの画像を記憶し、該第二キーパターンから該第一登録部で登録した該分割予定ラインまでの距離を記憶することで該分割予定ラインを検出する第二の分割予定ライン検出条件が登録される第二登録部と、
    該保持テーブルに保持された該被加工物の該分割予定ラインを検出するために、該第一登録部に登録される該第一の分割予定ライン検出条件を用いてアライメントを行う第一アライメント実行部と、
    該第一アライメント実行部を作動させて該第一キーパターンを特定できない際は、該第二登録部に登録される該第二の分割予定ライン検出条件を用いてアライメントを行う第二アライメント実行部と、
    を有することを特徴とする加工装置。
  2. 表面の互いに交差する分割予定ラインによって区画された領域に複数のデバイスが形成された被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルに保持された該被加工物を該分割予定ラインに沿って加工する加工ユニットと、該保持テーブルに保持された該被加工物を撮像する撮像ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備える加工装置を用いて、該被加工物のキーパターンを登録する登録方法であって、
    該保持テーブルに保持された該被加工物の表面を該撮像ユニットで撮像して、他の領域と比較して特徴的な任意の領域を第一キーパターンとして特定して該第一キーパターンの画像を記憶し、該第一キーパターンから該分割予定ラインまでの距離を記憶することで該分割予定ラインを検出する第一の分割予定ライン検出条件が登録される第一登録ステップと、
    該保持テーブルに保持された該被加工物の表面を該撮像ユニットで撮像して、該第一キーパターンとは異なる第二キーパターンを該第一キーパターンの予備として特定して該第二キーパターンの画像を記憶し、該第二キーパターンから該第一登録ステップで登録した該分割予定ラインまでの距離を記憶することで該分割予定ラインを検出する第二の分割予定ライン検出条件が登録される第二登録ステップと、
    を備えることを特徴とする登録方法。
  3. 該第一登録ステップおよび該第二登録ステップの後で、
    該保持テーブルに保持された該被加工物の該分割予定ラインを検出するために、該第一登録ステップで登録された該第一の分割予定ライン検出条件を用いてアライメントを行う第一アライメント実行ステップと、
    該第一アライメント実行ステップを作動させて該第一キーパターンを特定できない際は、該第二登録ステップで登録された該第二の分割予定ライン検出条件を用いてアライメントを行う第二アライメント実行ステップと、
    をさらに備える請求項2に記載の登録方法。
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