JP2024090160A - 材料投入装置 - Google Patents

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有 佐藤
康夫 井手
剛大 大矢
稔 千葉
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Abstract

【課題】材料投入先の切換え作業の省力化を図ることができる材料投入装置を提供する。【解決手段】前記材料混錬手段28の材料供給部36の貯留量を検知する検知手段22と、前記切換手段20で切換えられた前記材料吐出手段18から材料を吐出した時間を計測する計時手段24とをさらに備え、前記制御手段26は、前記検知手段22で検知した貯留量と、前記計時手段24で計測した時間に基づいて前記切換手段20を制御し、材料を吐出する前記材料吐出手段18を選択的に切換えるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、ドライモルタルなどの材料を投入する材料投入装置に関するものである。
従来、山岳トンネルの標準掘削工法である「NATM」において、トンネル支保部材としてのロックボルトとともに使用される定着材(ドライモルタル)の供給は、「MAIポンプ(株式会社ケー・エフ・シー製)」などのモルタル練混ぜ・注入機を使用して、通常人力にて行われている。このモルタル練混ぜ・注入機は、ドライモルタルが投入されるホッパーと、投入されたドライモルタルと水を混錬するミキサー部と、得られたモルタル混練物を羽根付き軸の回転力で吐出口に押し出すポンプ部とを備えている。ホッパー内のモルタルの残量やモルタル練混ぜ・注入機の稼働状況を操作者が目視で確認しながら、ドライモルタル粉体(20kg/袋)をホッパーに投入することにより、モルタルの混練と圧送を連続的に行うことが可能である。なお、操作者は、ジャンボマンケージ上でモルタルの充填を行っている作業員と合図しながらその操作を行う。
この作業の省人化を図る技術として、「らくらくぞうさん(株式会社ケー・エフ・シー製)」などのモルタル自動供給システムが知られている(例えば、特許文献1、2を参照)。このシステムは、小型サイロ、ドライモルタル供給装置、モルタル注入ポンプ、リターナブルバッグ(例えば、「ふたたび君(登録商標)(500kg、1,000kgの2種類。株式会社ケー・エフ・シー製)」などから構成されており、導入現場において、従来の人力作業を機械化することを可能としている。
特許第3256532号公報 特許第4326261号公報
ところで、本特許出願人は、ロックボルトの遠隔打設装置を2基備えた2ブームロックボルト専用機を用いたロックボルト作業の機械化、ワンマン施工に向けた取り組みを行っている。ボルティングユニット(遠隔打設装置)の遠隔操作により穿孔・モルタル充填・ロックボルト挿入を行う切羽直下の作業については機械化を達成できたが、後方作業となるモルタル練混ぜ時の投入作業については、機械化が達成できていない。2基のボルティングユニット(モルタル充填装置も2つ)を搭載した2ブーム施工の性質上、MAIポンプなどのモルタル練混ぜ・注入機2台で同時にモルタルの注入を行うことから、各ホッパーへ同時にモルタルを供給する作業が発生する。その作業は、通常の労力の2倍もしくは1名の増員を要する作業となる。
上記のモルタル自動供給システムの2股タイプ(例えば、上記の特許文献2を参照)を使用すれば、2台のモルタル練混ぜ・注入機へのモルタル投入が可能となり省力化が図れることになる。しかし、2股タイプのモルタル自動供給システムの市販品では、手動の切換えレバーを用いてモルタル粉体の落とし先のホッパーをいずれか一方に振り分ける仕組みとなっていることがあった。この場合、切換え作業に1名を要し、ワンマン施工を実現する上での障壁となっていた。
また、上記の特許文献2のように、各ホッパー内にある材料の高さを検出するセンサを設け、一方のホッパー内の材料貯留量が設定量より多くなった場合に、他方のホッパーへ材料を投下するよう切換手段を制御することも考えられる。しかし、このような構成では、一方のホッパー内の材料貯留量が設定量より多くならない限り、材料の投下先を他方に振り分けることはできない。2基のボルティングユニットを搭載した2ブーム施工では、一方のホッパー内の材料貯留量が設定量より多くない段階でも、施工の進捗状況などにより、他方のホッパーへ材料を投入したい状況が発生する。このような場合は、手動の切換えレバーを用いて材料の投下先を振り分ける必要があり、切換え作業に1名を要することとなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、材料投入先の切換え作業の省力化を図ることができる材料投入装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る材料投入装置は、材料を供給する材料供給手段から2つ以上に分岐して設けられ、前記材料供給手段から供給された材料を吐出可能な材料吐出手段と、前記材料吐出手段の中から、材料を吐出する前記材料吐出手段を選択的に切換える切換手段と、前記切換手段を制御する制御手段とを備え、前記切換手段で切換えられた前記材料吐出手段から、前記材料吐出手段に対応して設けられた材料混錬手段の材料供給部に材料を投入する材料投入装置であって、前記材料混錬手段の材料供給部の貯留量を検知する検知手段と、前記切換手段で切換えられた前記材料吐出手段から材料を吐出した時間を計測する計時手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記検知手段で検知した貯留量と、前記計時手段で計測した時間に基づいて前記切換手段を制御し、材料を吐出する前記材料吐出手段を選択的に切換えることを特徴とする。
また、本発明に係る材料投入装置は、上述した発明において、前記材料吐出手段は、前記材料供給手段から2股に分岐して設けられた吐出部からなり、前記制御手段は、前記検知手段で検知した貯留量に基づいて、いずれか一方の前記吐出部のみから材料を吐出するように前記切換手段を制御する片方吐出制御部と、両方の前記吐出部からの材料の吐出を停止するように前記材料供給手段を制御する両方停止制御部と、前記計時手段で計測した時間に基づいて、両方の前記吐出部から材料を時間的に交互に吐出するように前記切換手段を制御する両方吐出制御部とを有することを特徴とする。
本発明に係る材料投入装置によれば、材料を供給する材料供給手段から2つ以上に分岐して設けられ、前記材料供給手段から供給された材料を吐出可能な材料吐出手段と、前記材料吐出手段の中から、材料を吐出する前記材料吐出手段を選択的に切換える切換手段と、前記切換手段を制御する制御手段とを備え、前記切換手段で切換えられた前記材料吐出手段から、前記材料吐出手段に対応して設けられた材料混錬手段の材料供給部に材料を投入する材料投入装置であって、前記材料混錬手段の材料供給部の貯留量を検知する検知手段と、前記切換手段で切換えられた前記材料吐出手段から材料を吐出した時間を計測する計時手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記検知手段で検知した貯留量と、前記計時手段で計測した時間に基づいて前記切換手段を制御し、材料を吐出する前記材料吐出手段を選択的に切換えるので、材料投入先の切換え作業の省力化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る材料投入装置によれば、前記材料吐出手段は、前記材料供給手段から2股に分岐して設けられた吐出部からなり、前記制御手段は、前記検知手段で検知した貯留量に基づいて、いずれか一方の前記吐出部のみから材料を吐出するように前記切換手段を制御する片方吐出制御部と、両方の前記吐出部からの材料の吐出を停止するように前記材料供給手段を制御する両方停止制御部と、前記計時手段で計測した時間に基づいて、両方の前記吐出部から材料を時間的に交互に吐出するように前記切換手段を制御する両方吐出制御部とを有するので、いずれか一方の吐出部のみから材料を吐出する動作と、両方の吐出部からの吐出を停止する動作と、両方の吐出部から材料をほぼ同時に吐出する動作とを行うことができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る材料投入装置の実施の形態を示す概略側面図である。 図2は、本発明に係る材料投入装置の実施の形態を示す概略上面図である。 図3は、本発明に係る材料投入装置の実施の形態を示す概略正面図である。 図4は、本実施の形態を適用した概略トンネル横断面図である。
以下に、本発明に係る材料投入装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1~図3に示すように、本発明の実施の形態に係る材料投入装置10は、ドライミックス材料(例えば、ドライモルタル)を貯留するタンク12と、タンク12から前方に向けて材料を移送するスクリューポンプ14と、スクリューポンプ14の前端側に設けられた材料供給手段16と、材料吐出手段18と、切換手段20と、検知手段22と、計時手段24と、制御手段26とを備えており、切換手段20で切換えられた材料吐出手段18から、前方の混錬ポンプ28(材料混錬手段)に向けて材料を投入するものである。材料投入装置10および混錬ポンプ28は、いずれもトラック車両30の荷台32に搭載される。なお、タンク12、スクリューポンプ14、材料供給手段16、材料吐出手段18を含む構成には、上記の従来のモルタル自動供給システムの2股タイプを利用することができる。混錬ポンプ28には、上記の従来のモルタル練混ぜ・注入機を用いることができる。
混練ポンプ28は、スクリューポンプ14の前端側の下方において略並列に2台配置されており、ドライミックス材料を混練して吐出する混練ポンプ部34と、材料を混練ポンプ部34に供給するホッパー36(材料供給部)と、フレーム38(架台)とで構成されている。ホッパー36の容量は50リットル程度を想定しているが、これに限るものではない。混練ポンプ部34は、モータ、ゴムウォーム、混合室、撹拌器(いずれも不図示)、偏心ウォームポンプ40、吐出口42等を備えている。ホッパー36は、入口開口部44を介してゴムウォームに材料を供給する。ゴムウォームは材料が投入されると、材料を混合室に送りこみ、撹拌器は混合室において水バルブを介して送り込まれた水と材料の混合を行い、偏心ウォームポンプ40は水と混合した材料をポンピングして吐出口42に送出して外部に吐出する。したがって、吐出口42に注入ホースを装着することにより、混練された材料(例えば、モルタル混練物)をロックボルト等の定着材としてホースを介して定着材打設位置に圧送することができる。
タンク12は、その内部に漏斗状に形成された貯留空間を有している。この貯留空間は、1000リットルまたは500リットル程度の容積であり、タンク12側面に設けられた図示しない覗き窓から材料の堆積状況を視認可能である。タンク12の屋根部の頂部には材料受入口46と蓋48が設けられ、蓋48を開けて袋に詰め込まれた大量の材料をタンク12内の貯留空間に投入できるようになっている。タンク12の材料受入口46には籠状のメッシュが嵌め込まれており、ここから投入したドライミックス材料に塊があるとそれを篩う機能を有している。タンク12の底部には、開閉自在なシャッタがスクリューポンプ14の軸方向に沿って2個並んで設けられており、タンク12の貯留空間よりスクリューポンプ14に材料を供給したり、あるいは材料供給を停止したり、材料供給量を調整する機能を有している。タンク12、スクリューポンプ14は、フレーム50(架台)により固定保持される。
スクリューポンプ14は、タンク12の貯留空間とシャッタを介して連通するように設けられるとともに、タンク12とホッパー36間を連絡する形で横方向に斜めに設けられている。スクリューポンプ14は、その内部の羽根付き軸52の回転動作によって筒状のケーシング54の内部を通してドライミックス材料を移送する公知の構成を有している。ケーシング54は筒状になっているが、タンク12の底部では切り欠かれ、タンク12よりドライミックス材料を受容可能になっている。タンク12とケーシング54は溶接等により一体にされ、シャッタはタンク12の底部をスライドして開閉量を調整できるようになっている。スクリューポンプ14はジョイント部56で、分離自在に直列接続された形となっており、ジョイント部56近傍の下側にはスクリューポンプ14を支える支持部58が設けられている。スクリューポンプ14をジョイント部56より分離することにより、材料が詰まった部分(ケーシング54/羽根付き軸52)を交換したり、覗いて詰まり場所を確認したり、清掃することができる。スクリューポンプ14の端部には羽根付き軸52を駆動するモータ60が設けられている。ホッパー36内の材料の高さ(貯留量)が2台とも設定値より高くなればモータ60は回転を停止し、羽根付き軸52の駆動を停止する。モータ60を再起動するには図示しない起動スイッチを操作する。
材料供給手段16は、スクリューポンプ14の前端側に設けられる短尺の筒状体であり、スクリューポンプ14から移送された材料を下方に供給する。
材料吐出手段18は、材料供給手段16の下部から2股に分岐して斜め下方に開口した2つの投下口62(吐出部)からなり、材料供給手段16から供給された材料を混錬ポンプ28のホッパー36に向けて吐出可能である。
切換手段20は、材料を吐出する投下口62を選択的に切換えるものであり、2つの投下口62の分岐部に設けられる仕切り板64と、仕切り板64を回動するモータ66とを有する。モータ66の駆動により分岐部の仕切り板64を回動させることにより、材料投下方向をいずれか一方の投下口62(62A、62B)に変更可能である。これにより、いずれか一方の混練ポンプ28(28A、28B)に選択的に投下することができる。切換手段20のモータ66は、制御手段26によって駆動制御される。
検知手段22は、各投下口62から2台の混練ポンプ28の各ホッパー36内に向けて取付けられるセンサであり、ホッパー36内にある材料の高さ(貯留量)を検出する。センサは、例えばパドル式レベルセンサ、ピストン式粉面センサ、静電容量式センサなどのレベルセンサで構成することができる。材料投入中のホッパー36内の材料の高さが予め設定した設定値よりも高くなると、センサは切換信号を制御手段26に出力する。
計時手段24は、2つの投下口62から材料を吐出した時間をそれぞれ計測するタイマーであり、制御手段26に接続されている。タイマーは、投下口62が材料の吐出を開始する時刻からの経過時間を計測する。なお、吐出を開始する時刻については、投下口62に吐出を検知するセンサを設け、このセンサの検知信号に対応して取得してもよいし、切換手段20のモータ66の駆動開始時刻などに基づいて取得してもよい。
制御手段26は、検知手段22で検知したホッパー36内の材料の高さ(貯留量)と、計時手段24で計測した経過時間に基づいて切換手段20のモータ66を制御することで、材料を吐出する投下口62を選択的に切換えるものであり、タンク12側面のフレーム50に固定した制御盤などに設けられる。この制御手段26は、片方吐出制御部26Aと、両方停止制御部26Bと、両方吐出制御部26Cとを有する。
片方吐出制御部26Aは、検知手段22のセンサで検知したホッパー36内の材料の高さに基づいて、いずれか一方の投下口62のみから材料を吐出するように切換手段20のモータ66を制御する。例えば、材料投入中の一方のホッパー36A内の材料の高さが設定値を超えてセンサが切換信号を出力している場合には、片方吐出制御部26Aは、切換手段20のモータ66を介して投下口62Aを投下口62Bに切換えて、一方のホッパー36A内への材料の投下を停止するとともに、他方のホッパー36Bに材料を投下するように制御する。これにより、片方の投下口62から材料を吐出する。
両方停止制御部26Bは、検知手段22のセンサで検知したホッパー36内の材料の高さに基づいて、両方の投下口62からの材料の吐出を停止するようにスクリューポンプ14を制御する。具体的には、両方のホッパー36内の材料の高さがいずれも設定値を超えてセンサが切換信号を出力している場合には、両方停止制御部26Bは、切換手段20のモータ66を制御せずに、スクリューポンプ14のモータ60の回転を停止するよう制御する。例えば、2台のホッパー36A、36Bがともに満杯になってセンサが2つとも切換信号を出力している場合には、スクリューポンプ14のモータ60の回転を停止するよう制御してもよい。これにより、スクリューポンプ14は材料の移送を停止し、両方の投下口62A、62Bからの材料の吐出を停止する。
両方吐出制御部26Cは、検知手段22のセンサで検知したホッパー36内の材料の高さと、計時手段24のタイマーで計測した経過時間に基づいて、両方の投下口62から材料を時間的に交互に吐出するように切換手段20のモータ66を制御する。例えば、両方のホッパー36A、36B内の材料の高さが設定値を下回りセンサが切換信号を出力していない場合において、各投下口62A、62Bから材料を吐出した経過時間をタイマーで計測する。一方の投下口62Aについて計測した経過時間が、予め設定したタイマー時間(例えば、数秒間)に達した際に、両方吐出制御部26Cは、切換手段20のモータ66を介して投下口62Aを他方の投下口62Bに切換える。このような制御をタイマー時間に達する毎に行うことで投下口62A、62Bを切換える。これにより、両方の投下口62A、62Bから材料を時間的に交互に吐出することができる。
上記構成の動作および作用について説明する。
スクリューポンプ14のモータ60を駆動してタンク12から投下口62A,62Bを介して2台の混練ポンプ28のホッパー36にドライモルタルなどのドライミックス材料を送り込む。ホッパー36内に材料が入った状態で水バルブを開け、図示しないモータを起動して混練ポンプ部34を駆動すると、材料が混練され、所定の圧力で吐出される。吐出した混錬物(モルタル混錬物など)は定着材として、図4に示すように、注入ホース68を通じてトンネル内壁Gのロックボルト施工箇所などに供給される。2台の混練ポンプ28を同時に稼動させることにより、トンネル内壁Gの離れた2か所において、定着材の注入作業を同時に行なうことができる。2台の混練ポンプ28の吐出状況は定着材の注入作業の進行状況に応じて逐次変化するため、各ホッパー36の材料残量は常に異なってくる。
2つの投下口62A、62Bの下方のホッパー36A、36B内に取付けられた検知手段22のセンサが、例えばそれぞれ混練ポンプ28のホッパー36の口元まで材料が溜まってきたかを常時監視し、例えばホッパー36A内の材料の高さ(貯留量)が設定値を上回れば、センサが切換信号を制御手段26に出力する。制御手段26の片方吐出制御部26Aは、切換手段20のモータ66を駆動して投下口62Aを投下口62Bに切換え、他方の混練ポンプ28Bのホッパー36Bに材料を投下する。センサが2つとも切換信号を出力している場合には、制御手段26の両方停止制御部26Bは、スクリューポンプ14のモータ60を停止する。なお、混練ポンプ28への材料の自動投下を中止するには、図示しないスイッチを操作して投下停止を入力すればよい。投下停止の入力により、制御手段26はスクリューポンプ14のモータ60を停止することができる。これらの制御により、スクリューポンプ14は極力駆動停止することなく連続的に2台の混練ポンプ28に材料を供給し続けるので、機械の稼動効率が良い。
一方、両方のホッパー36A、36B内の材料の高さが設定値を下回り、検知手段22のセンサが2つとも切換信号を出力していない段階においては、両方の投下口62A、62Bから時間的に交互に吐出する制御が可能である。この場合、制御手段26の両方吐出制御部26Cは、例えば各投下口62について計測した経過時間がタイマー時間に達する毎に、切換手段20のモータ66を駆動して投下口62を切換え、他方の混練ポンプ28のホッパー36に材料を投下する。これにより、両方の投下口62A、62Bから材料を時間的に交互に吐出することができる。なお、両方吐出制御部26Cによる制御を無効にするには、図示しないスイッチを操作して制御を無効にするようにしてもよい。以上のように、本実施の形態では、4段階(一方のみ吐出、他方のみ吐出、両方停止、両方吐出)の材料投入動作が可能である。
なお、タンク12の容量は2つのホッパー36A、36Bの容量に比して十分大きいため、混練ポンプ28A、28Bの稼動状況に拘わらず、タンク12内の材料分量が少なくなってきた任意のときに、材料補給を行なうことができる。材料補給を行う場合には、タンク12の蓋48を開けてその上方に、例えば1000kgまたは500kg入りの材料が入った材料供給袋をクレーンで吊り下げる形でセットし、図示しない材料投入治具をタンク12上に設置してその上に袋を載せて、材料を投下すればよい。
本実施の形態によれば、2つのセンサとタイマーに応じて材料投入先が自動的に切換わるので、材料投入先の切換え作業の省力化を図ることができる。また、いずれか一方の投下口62のみから材料をホッパー36に吐出する動作と、両方の投下口62からの吐出を停止する動作と、両方の投下口62から材料をほぼ同時に吐出する動作とを切換えて行うことができる。このため、2ブームロックボルト専用機使用時のモルタル投入・練混ぜ作業の自動化が図れる。これにより、ロックボルトのワンマン施工の要素技術を提供することができる。
上記の実施の形態においては、材料吐出手段18が2股に分岐している場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではなく、材料吐出手段18が2つ以上に分岐したものであってもよい。この場合、材料投入先を自動的に切換えながら、2台以上の混錬ポンプ28を同時に稼働することが可能となり、ロックボルト施工に伴う注入作業を2箇所以上で同時に行うことができる。
以上説明したように、本発明に係る材料投入装置によれば、材料を供給する材料供給手段から2つ以上に分岐して設けられ、前記材料供給手段から供給された材料を吐出可能な材料吐出手段と、前記材料吐出手段の中から、材料を吐出する前記材料吐出手段を選択的に切換える切換手段と、前記切換手段を制御する制御手段とを備え、前記切換手段で切換えられた前記材料吐出手段から、前記材料吐出手段に対応して設けられた材料混錬手段の材料供給部に材料を投入する材料投入装置であって、前記材料混錬手段の材料供給部の貯留量を検知する検知手段と、前記切換手段で切換えられた前記材料吐出手段から材料を吐出した時間を計測する計時手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記検知手段で検知した貯留量と、前記計時手段で計測した時間に基づいて前記切換手段を制御し、材料を吐出する前記材料吐出手段を選択的に切換えるので、材料投入先の切換え作業の省力化を図ることができる。
また、本発明に係る材料投入装置によれば、前記材料吐出手段は、前記材料供給手段から2股に分岐して設けられた吐出部からなり、前記制御手段は、前記検知手段で検知した貯留量に基づいて、いずれか一方の前記吐出部のみから材料を吐出するように前記切換手段を制御する片方吐出制御部と、両方の前記吐出部からの材料の吐出を停止するように前記材料供給手段を制御する両方停止制御部と、前記計時手段で計測した時間に基づいて、両方の前記吐出部から材料を時間的に交互に吐出するように前記切換手段を制御する両方吐出制御部とを有するので、いずれか一方の吐出部のみから材料を吐出する動作と、両方の吐出部からの吐出を停止する動作と、両方の吐出部から材料をほぼ同時に吐出する動作とを行うことができる。
以上のように、本発明に係る材料投入装置は、ロックボルトの施工に使用されるモルタルなどの材料供給に有用であり、特に、材料投入先の切換え作業の省力化を図るのに適している。
10 材料投入装置
12 タンク
14 スクリューポンプ
16 材料供給手段
18 材料吐出手段
20 切換手段
22 検知手段
24 計時手段
26 制御手段
26A 片方吐出制御部
26B 両方停止制御部
26C 両方吐出制御部
28,28A,28B 混錬ポンプ(材料混錬手段)
30 トラック車両
32 荷台
34 混練ポンプ部
36,36A,36B ホッパー(材料供給部)
38,50 フレーム
40 偏心ウォームポンプ
42 吐出口
44 入口開口部
46 材料受入口
48 蓋
52 羽根付き軸
54 ケーシング
56 ジョイント部
58 支持部
60,66 モータ
62,62A,62B 投下口(吐出部)
64 仕切り板
68 注入ホース
G トンネル内壁

Claims (2)

  1. 材料を供給する材料供給手段から2つ以上に分岐して設けられ、前記材料供給手段から供給された材料を吐出可能な材料吐出手段と、前記材料吐出手段の中から、材料を吐出する前記材料吐出手段を選択的に切換える切換手段と、前記切換手段を制御する制御手段とを備え、前記切換手段で切換えられた前記材料吐出手段から、前記材料吐出手段に対応して設けられた材料混錬手段の材料供給部に材料を投入する材料投入装置であって、
    前記材料混錬手段の材料供給部の貯留量を検知する検知手段と、前記切換手段で切換えられた前記材料吐出手段から材料を吐出した時間を計測する計時手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記検知手段で検知した貯留量と、前記計時手段で計測した時間に基づいて前記切換手段を制御し、材料を吐出する前記材料吐出手段を選択的に切換えることを特徴とする材料投入装置。
  2. 前記材料吐出手段は、前記材料供給手段から2股に分岐して設けられた吐出部からなり、前記制御手段は、前記検知手段で検知した貯留量に基づいて、いずれか一方の前記吐出部のみから材料を吐出するように前記切換手段を制御する片方吐出制御部と、両方の前記吐出部からの材料の吐出を停止するように前記材料供給手段を制御する両方停止制御部と、前記計時手段で計測した時間に基づいて、両方の前記吐出部から材料を時間的に交互に吐出するように前記切換手段を制御する両方吐出制御部とを有することを特徴とする請求項1に記載の材料投入装置。
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