JP2024087307A - Grinding device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、研削装置に関する。 The present invention relates to a grinding device.
ウェーハを環状の研削砥石で研削する研削装置では、研削屑を含む研削水の噴霧が発生する。この噴霧が加工室内に飛散すると、噴霧に含まれる研削屑が加工室内で塊となり、その塊がウェーハに落下して、ウェーハに傷をつけることがある。このため、特許文献1および2に開示の技術では、ウェーハを保持する保持面とカバーとで、研削砥石を囲む空間を形成している。そして、この空間内において研削屑を含む研削水の噴霧を吸引して、ウェーハに傷がつくことを抑制している。
In grinding machines that grind wafers with annular grinding wheels, a spray of grinding water containing grinding debris is generated. If this spray is dispersed into the processing chamber, the grinding debris contained in the spray may form clumps in the processing chamber, which may then fall onto the wafer and scratch it. For this reason, in the technology disclosed in
しかし、研削装置では、保持面を成形するために、定期的に保持面を研削している。このため、保持面が低くなることにより、保持面とカバーで囲まれた空間にリークが生じて、噴霧を十分に吸引することが困難となることがある。 However, the grinding device periodically grinds the holding surface to shape it. This can cause the holding surface to become lower, leading to leaks in the space enclosed by the holding surface and the cover, making it difficult to adequately suck in the spray.
したがって、本発明の目的は、研削屑を含む研削水、および、研削屑を含む研削水の噴霧を良好に吸引することにある。 Therefore, the object of the present invention is to effectively suck in grinding water containing grinding chips and sprays of grinding water containing grinding chips.
本発明の研削装置(本研削装置)は、保持面によってウェーハを保持し回転するチャックテーブルと、スピンドルの先端に配置されたマウントに装着された環状の研削砥石を回転させ、該保持面に保持されたウェーハに該研削砥石の下面を当接させウェーハを研削する研削機構と、該研削機構を鉛直方向に移動させる昇降機構と、該研削砥石に研削水を供給する研削水供給部と、を備える研削装置であって、該チャックテーブルに保持されたウェーハを研削加工中の該研削砥石を囲むカバー機構を備え、該カバー機構は、該マウントに装着された該研削砥石の外側面を囲む筒体、および、該スピンドルが貫通する貫通口を有し該筒体の上側を塞ぐ天板を含むカバーと、該カバーを鉛直方向に昇降自在に支持するガイド部と、該カバーが自重によって下位置に位置付けられた際に、該天板の下面と該マウントの上面との間に隙間が形成されるように該カバーを支持するストッパと、該昇降機構によって該研削機構を下降させた際に、該カバーの下端を載せ、該ガイド部によって該研削砥石に対して該カバーを上昇させ、ウェーハを該研削砥石で研削しているときに、該チャックテーブルの該保持面に対して所定の高さに該カバーを位置づける位置決めブロックと、所定の高さに位置付けられた該カバーの該チャックテーブルからはみ出た部分の下面を塞ぐ底板と、を備える。 The grinding device of the present invention (the present grinding device) is a grinding device that includes a chuck table that holds and rotates a wafer by a holding surface, a grinding mechanism that rotates an annular grinding wheel attached to a mount arranged at the tip of a spindle and grinds the wafer by bringing the lower surface of the grinding wheel into contact with the wafer held on the holding surface, a lifting mechanism that moves the grinding mechanism vertically, and a grinding water supply unit that supplies grinding water to the grinding wheel, and includes a cover mechanism that surrounds the grinding wheel while it is grinding the wafer held on the chuck table, and the cover mechanism includes a cylinder that surrounds the outer surface of the grinding wheel attached to the mount, and a cover mechanism that has a through hole through which the spindle passes and is attached to the upper surface of the cylinder. The mount is provided with a cover including a top plate that covers the side of the mount, a guide section that supports the cover so that it can be raised and lowered vertically, a stopper that supports the cover so that a gap is formed between the bottom surface of the top plate and the top surface of the mount when the cover is positioned in the lower position by its own weight, a positioning block on which the bottom end of the cover is placed when the grinding mechanism is lowered by the lifting mechanism, the cover is raised relative to the grinding wheel by the guide section, and the cover is positioned at a predetermined height relative to the holding surface of the chuck table when the wafer is ground with the grinding wheel, and a bottom plate that covers the bottom surface of the portion of the cover positioned at the predetermined height that protrudes from the chuck table.
本研削装置は、該底板に配置され、該研削砥石の下面に洗浄水を噴射する洗浄水ノズルを備えていてもよい。 The grinding device may also include a cleaning water nozzle disposed on the base plate for spraying cleaning water onto the underside of the grinding wheel.
本研削装置では、たとえば、カバーを所定の高さに位置付けて、カバー、底板およびチャックテーブルの保持面により、ウェーハを研削加工している研削砥石を囲む空間を形成することができる。このため、この空間内の研削屑を含む噴霧および研削水を、実質的にリークのない状態で、良好に吸引することができる。したがって、これらの噴霧および研削水によって、研削装置における空間の外部の部材が汚されることを抑制することができる。 In this grinding device, for example, the cover can be positioned at a predetermined height, and the cover, bottom plate, and holding surface of the chuck table can form a space surrounding the grinding wheel that is grinding the wafer. This allows the spray and grinding water containing grinding debris in this space to be sucked in effectively with virtually no leakage. This prevents the spray and grinding water from contaminating components outside the space in the grinding device.
また、本実施形態では、カバーを所定の高さに位置付けるために、カバーの下端を載せる位置決めブロックを備えている。したがって、カバーを所定の高さに位置付けることが容易である。 In addition, in this embodiment, a positioning block is provided on which the bottom end of the cover rests in order to position the cover at a specified height. This makes it easy to position the cover at a specified height.
図1に示すように、本実施形態にかかる研削装置1は、被加工物であるウェーハ100を研削砥石77によって研削する装置である。
As shown in FIG. 1, the
ウェーハ100は、たとえば、円形の半導体ウェーハであり、表面101および裏面102を含んでいる。図1においては下方を向いているウェーハ100の表面101は、複数のデバイスを保持している。この裏面102は、保護テープが貼着されることによって保護されていてもよい。ウェーハ100の裏面102は、研削加工が施される被加工面となる。
Wafer 100 is, for example, a circular semiconductor wafer, and includes a
研削装置1は、直方体状の基台10、上方に延びるコラム11、および、研削装置1の各部材を制御する制御部7を備えている。
The
基台10の上面側には、開口部13が設けられている。そして、開口部13内には、ウェーハ保持機構30が配置されている。
An
ウェーハ保持機構30は、保持面22によってウェーハ100を保持し回転するチャックテーブル20、および、チャックテーブル20を回転可能に支持する支持機構31を含んでいる。
The
チャックテーブル20は、図2に示すように、円形板状のポーラス部材21、および、ポーラス部材21を支持する枠体23を備えている。ポーラス部材21は、吸引源63に連通されることが可能である。吸引源63からの吸引力が、ポーラス部材21の上面である保持面22に伝達されることで、チャックテーブル20は、保持面22によってウェーハ100を吸引保持することができる。なお、枠体23の上面である枠体面24は、保持面22と面一となるように形成されている。
As shown in FIG. 2, the chuck table 20 includes a circular plate-shaped
支持機構31は、チャックテーブル20を回転可能に支持するとともに、保持面22の中心を通る回転軸を中心にチャックテーブル20を回転させるように構成されている。
The
支持機構31は、図2に示すように、チャックテーブル20を支持するチャックテーブルベース29、チャックテーブル20およびチャックテーブルベース29を回転させる回転機構32、チャックテーブルベース29を支持する支持部材28、ならびに、支持部材28を支える複数の支持柱27を含んでいる。
As shown in FIG. 2, the
回転機構32は、たとえばプーリ機構であり、駆動源となるモータ33、モータ33のシャフトに取り付けられた主動プーリ34、および、主動プーリ34に対して無端ベルト35を介して接続されているとともにチャックテーブルベース29の基端側に接続されている従動プーリ36を備えている。
The
回転機構32では、モータ33が主動プーリ34を回転駆動することで、主動プーリ34の回転に伴って無端ベルト35が回動し、従動プーリ36およびチャックテーブルベース29が回転する。これにより、チャックテーブルベース29に支持されているチャックテーブル20が、保持面22の中心を通る回転軸を中心として、矢印601に示すように回転する。
In the
また、研削装置1は、流体流通機構60を備えている。流体流通機構60は、チャックテーブル20の保持面22に対して、流体であるエアあるいは水を供給する、あるいは、保持面22に吸引力を付与するための機構である。
The
流体流通機構60は、吸引流路61、チャックテーブルベース29の下端に接続されているロータリージョイント62、および、吸引流路61に連通されている吸引配管631を備えている。
The
吸引流路61は、ポーラス部材21の底面から、枠体23、チャックテーブルベース29およびロータリージョイント62を通過するように延びている。
The
吸引流路61は、ロータリージョイント62の外部で、吸引配管631の一端側に接続されている。吸引配管631の他端側には、吸引開閉弁632を介して、吸引源63が接続されている。
The
吸引源63は、たとえば、バキュームポンプまたはエジェクター機構等の真空発生装置を備え、チャックテーブル20のポーラス部材21に連通されて、その上面である保持面22に吸引力を与えるために用いられる。吸引開閉弁632は、保持面22と吸引源63との連通状態を切り換えるために用いられる。
The
さらに、吸引配管631には、エア配管641が接続されている。エア配管641の一端側は、吸引配管631を介して、吸引流路61に連通されている。エア配管641の他端側には、エア供給開閉弁642を介して、エア供給源64が接続されている。
Furthermore, an
エア供給源64は、コンプレッサー等を備え、チャックテーブル20の保持面22にエアを供給するために用いられる。エア供給開閉弁642は、保持面22とエア供給源64との連通状態を切り換えるために用いられる。
The
また、エア配管641には、水配管491が連通されている。水配管491の一端側は、エア配管641および吸引配管631を介して、吸引流路61に連通されている。水配管491の他端側には、水供給開閉弁652を介して水供給源65が接続されている。
The
水供給源65は、ポンプ等を備え、チャックテーブル20の保持面22に水を供給するために用いられる。水供給開閉弁652は、保持面22と水供給源65との連通状態を切り換えるために用いられる。
The
これらエア配管641および/または水配管491を介してエアおよび/または水が保持面22に供給されることにより、保持面22に保持されているウェーハ100を、保持面22から離隔させることが容易となる。
By supplying air and/or water to the
図1に示すように、チャックテーブル20の周囲には、チャックテーブル20とともにY軸方向に沿って移動する平板39が設けられている。また、平板39には、Y軸方向に伸縮する蛇腹カバー12が連結されている。そして、ウェーハ保持機構30の下方には、Y軸方向移動機構40が配設されている。
As shown in FIG. 1, a
Y軸方向移動機構40は、チャックテーブル20と研削機構70の研削砥石77とを、相対的に、保持面22に平行な方向であるY軸方向に移動させる。本実施形態では、Y軸方向移動機構40は、研削砥石77に対して、チャックテーブル20を含むウェーハ保持機構30をY軸方向に移動させるように構成されている。
The Y-axis
Y軸方向移動機構40は、Y軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール42、このY軸ガイドレール42上をスライドするY軸移動テーブル45、Y軸ガイドレール42と平行なY軸ボールネジ43、Y軸ボールネジ43に接続されているY軸モータ44、および、これらを保持する保持台41を備えている。
The Y-
Y軸移動テーブル45は、Y軸ガイドレール42にスライド可能に設置されている。Y軸移動テーブル45の下面には、ナット部(図示せず)が固定されている。このナット部には、Y軸ボールネジ43が螺合されている。Y軸モータ44は、Y軸ボールネジ43の一端部に連結されている。
The Y-axis moving table 45 is slidably installed on the Y-
Y軸方向移動機構40では、Y軸モータ44がY軸ボールネジ43を回転させることにより、Y軸移動テーブル45が、Y軸ガイドレール42に沿って、Y軸方向に移動する。Y軸移動テーブル45には、ウェーハ保持機構30が載置されている。したがって、Y軸移動テーブル45のY軸方向への移動に伴って、チャックテーブル20を含むウェーハ保持機構30が、Y軸方向に移動する。
In the Y-axis
本実施形態では、チャックテーブル20を含むウェーハ保持機構30は、保持面22によってウェーハ100を保持するための-Y方向側の保持位置301と、ウェーハ100が研削加工される+Y方向側の加工位置302との間を、Y軸方向移動機構40によって、Y軸方向に沿って移動される。
In this embodiment, the
また、図1および図2に示すように、基台10上の後方(+Y方向側)には、コラム11が立設されている。コラム11の前面には、ウェーハ100を研削する研削機構70、および、研削機構70を昇降させる昇降機構50が設けられている。
As shown in Figs. 1 and 2, a
昇降機構50は、チャックテーブル20と研削機構70の研削砥石77とを、保持面22に垂直なZ軸方向(鉛直方向)に相対的に移動させる。本実施形態では、昇降機構50は、チャックテーブル20に対して、研削砥石77を含む研削機構70を鉛直方向に移動させるように構成されている。
The
昇降機構50は、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール51、このZ軸ガイドレール51上をスライドするZ軸移動テーブル53、Z軸ガイドレール51と平行なZ軸ボールネジ52、Z軸ボールネジ52に接続されているZ軸モータ54、Z軸ボールネジ52の回転量(回転回数および回転角度)を検知するためのZ軸エンコーダ55、および、Z軸移動テーブル53に取り付けられたホルダ56を備えている。ホルダ56は、研削機構70を支持している。
The
Z軸移動テーブル53は、スライド部材57(図2参照)を介して、Z軸ガイドレール51にスライド可能に設置されている。Z軸移動テーブル53には、ナット部58が固定されている。このナット部58には、Z軸ボールネジ52が螺合されている。Z軸モータ54は、Z軸ボールネジ52の一端部に連結されている。
The Z-axis moving table 53 is slidably mounted on the Z-
昇降機構50では、Z軸モータ54がZ軸ボールネジ52を回転させることにより、Z軸移動テーブル53が、Z軸ガイドレール51に沿ってZ軸方向に移動する。これにより、Z軸移動テーブル53に取り付けられたホルダ56、および、ホルダ56に支持された研削機構70が、Z軸移動テーブル53とともにZ軸方向に移動する。
In the
Z軸エンコーダ55は、Z軸モータ54がZ軸ボールネジ52を回転させることで回転され、Z軸ボールネジ52の回転量(回転回数および回転角度)を認識することができる。そして、本実施形態では、制御部7が、Z軸エンコーダ55が認識したZ軸ボールネジ52の回転量を認識して、その認識結果に基づいて、Z軸方向に移動される研削機構70の研削砥石77の高さ位置を検知することができる。
The Z-
研削機構70は、保持面22に吸引保持されたウェーハ100を研削加工する。研削機構70は、ホルダ56に固定されたスピンドルハウジング71、スピンドルハウジング71に回転可能に保持されたスピンドル72、スピンドル72を回転駆動するスピンドルモータ73、スピンドル72の下端に取り付けられたホイールマウント74、および、ホイールマウント74に支持された研削ホイール75を備えている。
The grinding mechanism 70 grinds the
スピンドルハウジング71は、Z軸方向に延びるようにホルダ56に保持されている。スピンドル72は、チャックテーブル20の保持面22と直交するようにZ軸方向に延び、スピンドルハウジング71に回転可能に支持されている。
The
スピンドルモータ73は、スピンドル72の上端側に連結されている。このスピンドルモータ73により、スピンドル72は、Z軸方向に延びる軸を中心として回転する。
The
ホイールマウント74は、スピンドル72の先端に配置されたマウントの一例である。ホイールマウント74は、円板状に形成されており、スピンドル72の下端(先端)に固定されている。ホイールマウント74は、研削ホイール75を支持している。
The
研削ホイール75は、ホイールマウント74の外径と略同径の外径を有するように形成されている。研削ホイール75は、金属材料から形成された円環状のホイール基台76を含む。ホイール基台76の下面には、全周にわたって、環状に配列された複数の研削砥石77が固定されている。研削砥石77は、スピンドル72とともにスピンドルモータ73によって回転され、チャックテーブル20に保持されたウェーハ100の裏面102を、その研削面(下面)によって研削する。
The grinding
このように、研削機構70は、スピンドル72の先端に配置されたホイールマウント74に装着された環状の研削砥石77を回転させ、チャックテーブル20の保持面22に保持されたウェーハ100に研削砥石77の下面を当接させて、ウェーハ100を研削するように構成されている。
In this way, the grinding mechanism 70 is configured to rotate the
また、図2に示すように、スピンドル72、ホイールマウント74およびホイール基台76の内部には、研削水路79が形成されている。この研削水路79は、研削水バルブ78を介して研削水源201に接続されており、研削水源201からの研削水を研削砥石77に供給するために用いられる。本実施形態では、研削水バルブ78、研削水路79および研削水源201が、研削砥石77に研削水を供給する研削水供給部として機能する。
As shown in FIG. 2, a grinding
なお、本実施形態では、研削機構70は、研削ホイール75に代えて、研削砥石としての保持面研削用砥石177を含む保持面研削用ホイール175を、ホイールマウント74に備えることもできる。保持面研削用ホイール175は、研削ホイール75と同様に、ホイール基台176と、ホイール基台176の下面に固定された保持面研削用砥石177とを有している。
In this embodiment, the grinding mechanism 70 may be provided with a holding
この保持面研削用砥石177は、チャックテーブル20の上面、すなわち、保持面22および枠体面24を保持面研削用砥石177によって研削するセルフグラインドを実施するために用いられる。このセルフグラインドにより、保持面22および枠体面24が適切な状態となる。すなわち、保持面22が研削砥石77の下面に平行な状態となるとともに、枠体面24が保持面22と面一となる。
たとえば、保持面22は、セルフグラインドにより、中心を頂点とする円錐面状となり、その半径部分が研削砥石77の下面と平行となるように研削される。
The holding
For example, the holding
図1に示すように、基台10における開口部13の側部には、厚み測定器67が配設されている。厚み測定器67は、保持面22に保持されたウェーハ100の厚みを測定することができる。
As shown in FIG. 1, a
厚み測定器67は、接触式あるいは非接触式のハイトゲージである、ウェーハ高さ測定部68および保持面高さ測定部69を有している。
The
ウェーハ高さ測定部68は、保持面22に保持されているウェーハ100の高さを測定する。保持面高さ測定部69は、保持面22の高さを測定する。そして、厚み測定器67は、測定されたウェーハ100の高さと保持面22の高さとの差分に基づいて、ウェーハ100の厚みを算出する。
The wafer
また、研削装置1は、図1および図2に示すように、チャックテーブル20に保持されたウェーハ100を研削加工中の研削砥石77を囲むカバー機構80を有している。
As shown in Figures 1 and 2, the grinding
図2に示すように、カバー機構80は、研削砥石77を含む研削ホイール75を囲むように設けられたカバー81を有している。カバー81は、研削砥石77を囲む筒体82、および、筒体82の上部に設けられた天板83を有している。
筒体82は、ホイールマウント74に装着された研削ホイール75の研削砥石77の外側面を囲んでいる。筒体82の下端におけるチャックテーブル20の上方に配される部分は、チャックテーブル20に接触しないように切り欠かれている。
天板83は、筒体82の上部に、筒体82の上側を塞ぐように取り付けられている。天板83は、スピンドル72が貫通する貫通口84を有している。
2, the
The
The
このような構成を有するカバー81は、昇降機構50のホルダ56に取り付けられている。具合的には、カバー81の天板83の上面および昇降機構50のホルダ56に、ホルダ56に対してカバー81を上下動可能に取り付けるための、複数(本実施形態では3つ)の取り付け機構85が設けられている。
The
図3に示すように、取り付け機構85は、ホルダ56の-Y方向側の面および+X方向側の面に設けられている。なお、図示していないが、取り付け機構85は、ホルダ56の-X方向側の面にも設けられている。
As shown in FIG. 3, the mounting
取り付け機構85は、カバー81の天板83に設けられたスライダ86、ならびに、研削機構70とともに鉛直方向に移動するホルダ56に設けられたガイド部(ガイドレール)87およびストッパ88を有している。
The mounting
スライダ86は、細板形状を有しており、鉛直方向に延びるようにカバー81の天板83に設けられている。スライダ86は、カバー81と一体的に移動可能なように、天板83に固定されている。また、スライダ86の側面には、突起861が形成されている。
The
ガイド部87は、水平方向を向く開口を有し鉛直方向に延びる溝部871を有している。この溝部871内には、スライダ86が、鉛直方向に移動可能なように挿入されている。したがって、スライダ86を含むカバー81は、ガイド部87にガイドされた状態で、鉛直方向に移動することが可能である。すなわち、カバー機構80では、ガイド部87が、スライダ86を含むカバー81を、鉛直方向に昇降自在に支持している。
なお、スライダ86の突起861は、ガイド部87の溝部871の開口から水平方向に突出している。
The
The
ストッパ88は、ホルダ56におけるガイド部87の近傍に、溝部871の開口の下端を塞ぐように設けられている。ストッパ88は、図4に示すように、スライダ86を含むカバー81が自重によってホルダ56に対して下降して、下位置に位置付けられた際に、スライダ86の突起861の下端に当接して、カバー81の下降を制限する。これにより、図4に示すように、カバー81が下位置に位置付けられたときに、カバー81の天板83の下面と研削機構70のホイールマウント74の上面との間に、隙間L1が形成される。
The
このように、ストッパ88は、カバー81が自重によって下位置に位置付けられた際に、天板83の下面とホイールマウント74の上面との間に隙間L1が形成されるように、カバー81を支持するように構成されている。
In this way, the
このような取り付け機構85によってホルダ56に取り付けられているカバー81は、ストッパ88によって制限される範囲で、ホルダ56に対して鉛直方向に移動することが可能である。さらに、カバー81は、スライダ86の突起861がストッパ88に当接している状態で、ホルダ56および研削機構70とともに、昇降機構50によって鉛直方向に移動することができる。すなわち、ストッパ88は、カバー81が、ホルダ56および研削砥石77とともに鉛直方向に移動することを可能とするように、カバー81を支持する。
The
また、カバー機構80は、図1および図2に示すように、Y軸方向移動機構40のY軸移動テーブル45上に、円柱形状の位置決めブロック90を備えている。
なお、位置決めブロック90は、円柱形状に限らず、四角柱形状などの他の形状を有していてもよい。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
The
位置決めブロック90は、Y軸移動テーブル45におけるチャックテーブル20の+X方向側かつ+Y方向側の部位に、平板39を突き抜けてチャックテーブル20に隣接するように配置されており、保持面22と同じ高さの上面901を有している。この位置決めブロック90は、ホルダ56および研削機構70とともに下降したカバー81の下端(筒体82の下端)に接触して、カバー81の下端を載せるためのものである。
The
ホルダ56および研削機構70が下降される際、これらとともに下降しているカバー81の下端が位置決めブロック90の上面901に接触して位置決めブロック90に載ることによって、カバー81の下降が停止される。その結果、カバー81のスライダ86がガイド部87内において上昇し(図3参照)、カバー81が、下降を続けているホルダ56および研削機構70に対して、相対的に上昇する。すなわち、位置決めブロック90が、ガイド部87によって研削砥石77に対してカバー81を上昇させる。
When the
これにより、位置決めブロック90は、図2に示すように、ウェーハ100を研削砥石77で研削しているときに、チャックテーブル20の保持面22に対して所定の高さにカバー81を位置づける。その結果、カバー81は、保持面22および後述する底板91とともに、ウェーハ100の裏面102に接触している研削砥石77を囲む空間S1を形成する。
As a result, the
なお、カバー81の所定の高さは、カバー81が保持面22および底板91とともに実質的に閉じた空間(吸引時のリークが実質的に生じない空間)である空間S1を形成することの可能な、適切な高さである。
The specified height of the
また、本実施形態では、位置決めブロック90は、図5に示すように、チャックテーブル20の近傍の2箇所に設けられている。この図5は、所定の高さに位置付けられたカバー81およびチャックテーブル20の近傍を上方から望む図であり、図2のA-A線矢視図である。この図では、カバー81の天板83等は省略されている。また、底板91をハッチングによって示している。
なお、位置決めブロック90の数は、2つに限られず、1つでも、3つ以上でもよい。
In this embodiment, the positioning blocks 90 are provided at two locations near the chuck table 20, as shown in Fig. 5. Fig. 5 is a view of the
The number of positioning blocks 90 is not limited to two, but may be one, or three or more.
さらに、カバー機構80は、図2に示すように、底板91を有している。底板91は、カバー81における筒体82の下端に、たとえば着脱可能に連結されている。そして、底板91は、図5に示すように、位置決めブロック90によって所定の高さに位置付けられたカバー81のチャックテーブル20からはみ出た部分の下面を塞ぐように構成されている。すなわち、底板91は、カバー81が所定の高さに位置付けられたときに、加工位置302に位置しているチャックテーブル20および位置決めブロック90に接触することを回避するように、一部が切りかかれた円板状の形状を有している。
Furthermore, the
また、図2に示すように、カバー機構80は、底板91に、複数の洗浄水ノズル92を備えている。洗浄水ノズル92は、研削砥石77の下面に洗浄水を噴射するものであり、洗浄水バルブ93を介して、洗浄水源203に接続されている。洗浄水ノズル92は、洗浄水源203に連通されることにより、研削砥石77におけるチャックテーブル20からはみ出ている部分の下面に洗浄水を噴射するように構成されている。
As shown in FIG. 2, the
さらに、カバー機構80は、図3に示すように、筒体82の外側面に、筒体82の内側(カバー81の内側)に連通する吸引路95を備えている。吸引路95は、カバー81、保持面22および底板91によって形成される上述した空間S1内の噴霧および研削水を吸引するための通路であり、その先端に吸引口951を有している。この吸引口951は、噴霧吸引バルブ96を介して、噴霧吸引源202に接続されている。
カバー機構80では、吸引口951が噴霧吸引源202に連通されることにより、吸引路95を介して空間S1内が噴霧吸引源202に連通されて、空間S1内における噴霧および研削水を吸引することが可能である。
なお、吸引口951と噴霧吸引源202との間に気液分離機構を備えていてもよい。
3, the
In the
In addition, a gas-liquid separation mechanism may be provided between the
図1に示した研削装置1の制御部7は、制御プログラムにしたがって演算処理を行うCPU、および、メモリ等の記憶媒体等を備えている。たとえば、制御部7は、研削装置1の上述した各部材を制御して、チャックテーブル20に保持されたウェーハ100を研削砥石77によって研削する研削加工を実行する。
The
また、制御部7は、チャックテーブル20の上面を正常な状態に維持するために、たとえば定期的に、チャックテーブル20の上面を保持面研削用砥石177によって研削するセルフグラインドを実施する。
In addition, in order to maintain the upper surface of the chuck table 20 in a normal state, the
まず、本実施形態にかかるセルフグラインドについて説明する。
セルフグラインドでは、まず、作業者が、ホイールマウント74に、保持面研削用砥石177を含む保持面研削用ホイール175を取り付ける。この際、作業者は、適宜、カバー機構80における底板91を、カバー81に対して着脱する。そして、制御部7が、チャックテーブル20の上面を、保持面研削用砥石177によって研削する。
First, the self grinding according to this embodiment will be described.
In the self-grinding, first, the worker mounts the holding
具体的には、制御部7は、図1に示したY軸方向移動機構40を制御して、チャックテーブル20を含むウェーハ保持機構30を、加工位置302に配置する。これにより、研削機構70の保持面研削用砥石177が、保持面22の中心を通過するように配置される。
Specifically, the
そして、制御部7は、研削機構70の保持面研削用砥石177およびチャックテーブル20を回転させながら、昇降機構50によって研削機構70を下降させて、チャックテーブル20の上面である保持面22および枠体面24に保持面研削用砥石177を接触させ、保持面22および枠体面24を保持面研削用砥石177によって研削する。これにより、保持面22および枠体面24が適切な状態となる。すなわち、保持面22が研削砥石77の下面に平行な状態となるとともに、枠体面24が保持面22と面一となる。
Then, the
その後、本実施形態では、制御部7は、たとえば、保持面22および枠体面24を研削した保持面研削用砥石177の高さを維持したまま、Y軸方向移動機構40を制御して、チャックテーブル20およびY軸移動テーブル45の位置を-Y方向側に移動することにより、保持面研削用砥石177の下面を、チャックテーブル20に隣接する位置決めブロック90の上面901(図2参照)に接触させて、この上面901を研削する。これにより、位置決めブロック90の上面901が、保持面22と同じ高さとなるように研削される。
なお、位置決めブロック90を昇降させる昇降機構を備え、その昇降機構によって位置決めブロック90を昇降させ、チャックテーブル20をセルフグラインド後の保持面22と同じ高さに位置決めブロック90の上面901の高さ調整をしてもよい。
Thereafter, in this embodiment, the
In addition, a lifting mechanism for raising and lowering the
次に、本実施形態にかかるウェーハの研削動作について説明する。 Next, the wafer grinding operation in this embodiment will be described.
[保持工程]
研削動作では、まず、作業者が、研削機構70のホイールマウント74に、研削砥石77を含む研削ホイール75を取り付ける。次に、たとえば作業者あるいは図示しない搬送装置が、図1に示した保持位置301に位置しているチャックテーブル20の保持面22に、裏面102が上向きとなるようにウェーハ100を載置する。そして、制御部7が、図2に示した吸引開閉弁632を開けて、吸引源63をチャックテーブル20の保持面22に連通させる。これにより、ウェーハ100が保持面22によって保持される。
[Holding process]
In the grinding operation, first, an operator attaches a
[研削工程]
次に、制御部7は、図1に示したY軸方向移動機構40を制御して、チャックテーブル20を含むウェーハ保持機構30を、加工位置302に配置する。これにより、図4に示すように、研削機構70の研削砥石77が、保持面22に保持されているウェーハ100の中心を通過するように配置される。
[Grinding process]
1 to place the
なお、このときには、昇降機構50のホルダ56および研削機構70は、比較的に高い上昇位置303に配置されている。
そして、カバー81は、自重によってホルダ56に対して下降しており、天板83の下面とホイールマウント74の上面との間に隙間L1が形成されるように、スライダ86および突起861を介して、ストッパ88によって支持されている。
At this time, the
The
その後、制御部7は、スピンドルモータ73によって研削機構70のスピンドル72および研削砥石77を回転させるとともに、回転機構32によって、ウェーハ100を保持しているチャックテーブル20を回転させる。
Then, the
また、この際、制御部7は、研削水バルブ78を開放することにより、研削水源201からの研削水を、研削水路79を介して研削砥石77に供給する。
At this time, the
さらに、制御部7は、昇降機構50によって、ホルダ56および研削機構70を下降させる。これにより、図2に示すように、ホルダ56および研削機構70が比較的に低い研削位置304に配置されて、研削機構70の研削砥石77が、チャックテーブル20に保持されているウェーハ100の裏面102に接触する。
The
また、ホルダ56および研削機構70が下降されて研削位置304に達する途中で、これらとともに下降していたカバー81の筒体82の下端が、Y軸移動テーブル45に備えられた位置決めブロック90の上面901に載り、カバー81の下降が停止される。その結果、カバー81のスライダ86がガイド部87内において上昇し、カバー81が、下降を続けているホルダ56および研削機構70に対して、相対的に上昇する。
Also, as the
これにより、カバー81は、チャックテーブル20の保持面22に対して所定の高さに位置づけられて、カバー81の底部に設けられた底板91および保持面22とともに、ウェーハ100の裏面102に接触している研削砥石77を囲む、閉じた空間である空間S1を形成する。
As a result, the
この状態で、制御部7は、回転する研削砥石77により、ウェーハ100の裏面102を研削する。この際、研削によって発生する研削屑を含む研削水の噴霧が発生するが、研削砥石77を囲む閉じた空間S1が形成されているため、噴霧が空間S1の外部に噴出することが防止される。
In this state, the
また、制御部7は、研削工程において、噴霧吸引バルブ96を開けて、吸引路95の吸引口951を噴霧吸引源202に連通させる。これにより、空間S1内の研削屑を含む噴霧および研削水を適切に吸引して空間S1から排出することができる。
In addition, during the grinding process, the
また、制御部7は、研削工程において、洗浄水バルブ93を開けて、カバー81の底板91に備えられた洗浄水ノズル92を洗浄水源203に連通させることにより、研削砥石77におけるチャックテーブル20からはみ出ている部分の下面に洗浄水を供給して、研削砥石77の洗浄を実施する。なお、この洗浄に使用された洗浄水は、研削水とともに吸引路95を介して空間S1の外部に排出される。
In addition, during the grinding process, the
また、研削工程では、制御部7は、厚み測定器67を用いて、研削されているウェーハ100の厚みを測定する。そして、制御部7は、ウェーハ100の厚みが所定の厚みとなったときに、研削を終了する。
In addition, during the grinding process, the
〔回収工程〕
ウェーハ100の厚みが所定の厚みとなった場合、制御部7は、図4に示すように、昇降機構50によって、ホルダ56および研削機構70を上昇位置303にまで上昇させるとともに、研削砥石77およびチャックテーブル20の回転を停止する。さらに、制御部7は、研削水バルブ78および洗浄水バルブ93を閉じて研削水および洗浄水の供給を停止するとともに、噴霧吸引バルブ96を閉じて、噴霧および研削水の吸引を停止する。
そして、制御部7は、チャックテーブル20を含むウェーハ保持機構30を、Y軸方向移動機構40によって保持位置301に配置する(図1参照)。
[Recovery process]
4, the
Then, the
さらに、制御部7は、図4に示した吸引開閉弁632を閉じて、吸引源63と保持面22との連通を遮断する。さらに、制御部7は、たとえば、エア供給開閉弁642および水供給開閉弁652を開放して、保持面22をエア供給源64および水供給源65に連通させて、保持面22からエアと水との混合流体(二流体)を噴出させる。これにより、ウェーハ100が、保持面22から離隔されて、作業者あるいは図示しない搬送装置によって回収される。
The
以上のように、本実施形態では、カバー81、その底板91およびチャックテーブル20の保持面22により、ウェーハ100の裏面102を研削加工している研削砥石77を囲む、閉じた空間S1を形成することができる。このため、吸引路95を介して噴霧吸引源202を空間S1に連通させることにより、空間S1内の研削屑を含む噴霧および研削水を、実質的にリークのない状態で、良好に吸引することができる。したがって、これらの噴霧および研削水によって、研削装置1における空間S1の外部の部材や加工室が汚されることを抑制することができる。
As described above, in this embodiment, the
また、本実施形態では、カバー81を、閉じた空間S1を形成するために適した所定の高さに位置付けるために、カバー81における筒体82の下端に接触してカバー81の高さを調整する位置決めブロック90を備えている。したがって、カバー81を、容易に所定の高さに位置付けることができる。このため、カバー81、底板91および保持面22により、研削砥石77を囲む閉じた空間S1を容易に形成することができる。これにより、研削によって発生する研削屑を含む噴霧および研削水を、吸引路95および噴霧吸引源202によって、空間S1から良好に吸引することができる。
In addition, in this embodiment, a
なお、本実施形態では、セルフグラインドにおいて保持面研削用砥石177によってチャックテーブル20の保持面22が研削されることにより、保持面22の高さが低下する。保持面22の高さが低下すると、空間S1を閉じた空間とするために適したカバー81の所定の高さも低下する。このため、研削工程において空間S1を形成する際、カバー81および底板91を、保持面22の高さに合わせて低下させることが必要となる。
In this embodiment, the holding
これに関し、本実施形態では、空間S1の形成時にカバー81が接触する位置決めブロック90の上面901が、セルフグラインドにおいて、チャックテーブル20の保持面22と同じ高さとなるように研削されて、この上面901の高さが、保持面22と同様に低下する。
In this embodiment, the
したがって、本実施形態では、保持面22の高さが低下した場合でも、カバー81、および、カバー81に連結されている底板91の高さを同様に低下させることができるため、カバー81、底板91および保持面22により、研削砥石77を囲む閉じた空間S1を容易に形成することができる。このため、保持面22の高さが低下した場合でも、研削によって発生する研削屑を含む噴霧および研削水を、吸引路95および噴霧吸引源202によって、空間S1から良好に吸引することができる。
Therefore, in this embodiment, even if the height of the holding
また、本実施形態では、研削工程において、洗浄水ノズル92を洗浄水源203に連通させることにより、研削砥石77におけるチャックテーブル20からはみ出ている部分の下面に洗浄水を供給して、研削砥石77の洗浄を実施している。すなわち、研削水路79からの研削水に加えて、洗浄水ノズル92からの洗浄水を、研削砥石77の下面に供給している。これにより、研削加工中に、研削砥石77の下面を、より良好に洗浄および冷却することが可能となる。このため、研削砥石77の下面の目詰まり等の発生を抑制することができるので、研削不良が生じてしまうことを抑制することができる。
In addition, in this embodiment, in the grinding process, the cleaning
なお、カバー機構80では、底板91は、カバー81の筒体82に連結されていなくてもよい。底板91は、位置決めブロック90によって所定の高さに位置付けられたカバー81のチャックテーブル20からはみ出た部分の下面を塞ぐように、チャックテーブル20の近傍の部位(たとえば平板39)に設けられていてもよい。
In the
また、セルフグラインドにおいてチャックテーブル20の上面である保持面22および枠体面24を研削する際、位置決めブロック90の上面901を良好に研削することができるように、保持面研削用砥石177は、研削砥石77よりも大きい径を有していてもよい。
In addition, when grinding the holding
また、本実施形態では、位置決めブロック90は、Y軸方向移動機構40のY軸移動テーブル45上に設けられている。これに関し、位置決めブロック90は、ウェーハ保持機構30の支持部材28上、あるいは、基台10の開口部13内の平板39上に設けられていてもよい。
In addition, in this embodiment, the
また、本実施形態では、研削装置1が、チャックテーブル20を含む1つのウェーハ保持機構30を有しており、このウェーハ保持機構30が、図1に示したY軸方向移動機構40によって、-Y方向側の保持位置301と+Y方向側の加工位置302との間で移動される。
これに関し、ウェーハ保持機構30は、複数のウェーハ保持機構30、および、複数のウェーハ保持機構30を保持して回転するターンテーブルを有していてもよい。この構成では、ターンテーブルが回転することによって、ウェーハ保持機構30が、保持位置と加工位置との間で移動される。この場合、位置決めブロック90は、ターンテーブルに設けられていてもよい。
Furthermore, in this embodiment, the grinding
In this regard, the
1:研削装置、7:制御部、10:基台、11:コラム、12:蛇腹カバー、
13:開口部、20:チャックテーブル、21:ポーラス部材、22:保持面、
23:枠体、24:枠体面、27:支持柱、28:支持部材、
29:チャックテーブルベース、30:ウェーハ保持機構、31:支持機構、
32:回転機構、33:モータ、34:主動プーリ、35:無端ベルト、
36:従動プーリ、39:平板、40:Y軸方向移動機構、41:保持台、
42:Y軸ガイドレール、43:Y軸ボールネジ、44:Y軸モータ、
45:Y軸移動テーブル、50:昇降機構、51:Z軸ガイドレール、
52:Z軸ボールネジ、53:Z軸移動テーブル、54:Z軸モータ、
55:Z軸エンコーダ、56:ホルダ、57:スライド部材、58:ナット部、
60:流体流通機構、61:吸引流路、62:ロータリージョイント、63:吸引源、
64:エア供給源、65:水供給源、67:厚み測定器、68:ウェーハ高さ測定部、
69:保持面高さ測定部、70:研削機構、71:スピンドルハウジング、
72:スピンドル、73:スピンドルモータ、74:ホイールマウント、
75:研削ホイール、76:ホイール基台、77:研削砥石、78:研削水バルブ、
79:研削水路、80:カバー機構、81:カバー、82:筒体、83:天板、
84:貫通口、85:取り付け機構、86:スライダ、87:ガイド部、
88:ストッパ、90:位置決めブロック、91:底板、92:洗浄水ノズル、
93:洗浄水バルブ、95:吸引路、96:噴霧吸引バルブ、100:ウェーハ、
101:表面、102:裏面、175:保持面研削用ホイール、176:ホイール基台、
177:保持面研削用砥石、201:研削水源、202:噴霧吸引源、
203:洗浄水源、301:保持位置、302:加工位置、303:上昇位置、
304:研削位置、491:水配管、601:矢印、631:吸引配管、
632:吸引開閉弁、641:エア配管、642:エア供給開閉弁、
652:水供給開閉弁、861:突起、871:溝部、901:上面、951:吸引口、
L1:隙間、S1:空間
1: grinding device, 7: control unit, 10: base, 11: column, 12: bellows cover,
13: opening, 20: chuck table, 21: porous member, 22: holding surface,
23: frame body, 24: frame body surface, 27: support column, 28: support member,
29: chuck table base, 30: wafer holding mechanism, 31: support mechanism,
32: Rotation mechanism, 33: Motor, 34: Drive pulley, 35: Endless belt,
36: driven pulley, 39: flat plate, 40: Y-axis direction moving mechanism, 41: support table,
42: Y-axis guide rail, 43: Y-axis ball screw, 44: Y-axis motor,
45: Y-axis moving table, 50: lifting mechanism, 51: Z-axis guide rail,
52: Z-axis ball screw, 53: Z-axis moving table, 54: Z-axis motor,
55: Z-axis encoder, 56: holder, 57: slide member, 58: nut portion,
60: fluid flow mechanism, 61: suction flow path, 62: rotary joint, 63: suction source,
64: air supply source, 65: water supply source, 67: thickness measuring device, 68: wafer height measuring unit,
69: holding surface height measuring unit, 70: grinding mechanism, 71: spindle housing,
72: spindle, 73: spindle motor, 74: wheel mount,
75: Grinding wheel, 76: Wheel base, 77: Grinding stone, 78: Grinding water valve,
79: grinding water channel, 80: cover mechanism, 81: cover, 82: cylinder, 83: top plate,
84: through hole, 85: mounting mechanism, 86: slider, 87: guide portion,
88: stopper, 90: positioning block, 91: bottom plate, 92: cleaning water nozzle,
93: cleaning water valve, 95: suction path, 96: spray suction valve, 100: wafer,
101: front surface, 102: back surface, 175: holding surface grinding wheel, 176: wheel base,
177: Grinding wheel for grinding holding surface, 201: Grinding water source, 202: Spray suction source,
203: cleaning water source, 301: holding position, 302: processing position, 303: lifting position,
304: Grinding position, 491: Water pipe, 601: Arrow, 631: Suction pipe,
632: suction on-off valve, 641: air piping, 642: air supply on-off valve,
652: water supply opening/closing valve, 861: protrusion, 871: groove, 901: upper surface, 951: suction port,
L1: gap, S1: space
Claims (2)
スピンドルの先端に配置されたマウントに装着された環状の研削砥石を回転させ、該保持面に保持されたウェーハに該研削砥石の下面を当接させウェーハを研削する研削機構と、
該研削機構を鉛直方向に移動させる昇降機構と、
該研削砥石に研削水を供給する研削水供給部と、を備える研削装置であって、
該チャックテーブルに保持されたウェーハを研削加工中の該研削砥石を囲むカバー機構を備え、
該カバー機構は、
該マウントに装着された該研削砥石の外側面を囲む筒体、および、該スピンドルが貫通する貫通口を有し該筒体の上側を塞ぐ天板を含むカバーと、
該カバーを鉛直方向に昇降自在に支持するガイド部と、
該カバーが自重によって下位置に位置付けられた際に、該天板の下面と該マウントの上面との間に隙間が形成されるように該カバーを支持するストッパと、
該昇降機構によって該研削機構を下降させた際に、該カバーの下端を載せ、該ガイド部によって該研削砥石に対して該カバーを上昇させ、ウェーハを該研削砥石で研削しているときに、該チャックテーブルの該保持面に対して所定の高さに該カバーを位置づける位置決めブロックと、
所定の高さに位置付けられた該カバーの該チャックテーブルからはみ出た部分の下面を塞ぐ底板と、を備える、
研削装置。 a chuck table that holds and rotates the wafer by a holding surface;
a grinding mechanism that rotates an annular grinding wheel attached to a mount disposed at the tip of a spindle and grinds the wafer by bringing a lower surface of the grinding wheel into contact with the wafer held on the holding surface;
a lifting mechanism for moving the grinding mechanism in a vertical direction;
A grinding water supply unit that supplies grinding water to the grinding wheel,
a cover mechanism for enclosing the grinding wheel during grinding of the wafer held on the chuck table;
The cover mechanism includes:
a cover including a cylinder that surrounds the outer surface of the grinding wheel attached to the mount, and a top plate that has a through hole through which the spindle passes and covers an upper side of the cylinder;
A guide portion that supports the cover so that the cover can be raised and lowered in the vertical direction;
a stopper that supports the cover such that a gap is formed between the lower surface of the top plate and the upper surface of the mount when the cover is positioned at a lower position by its own weight;
a positioning block on which a lower end of the cover is placed when the elevating mechanism is lowered by the grinding mechanism, and which lifts the cover relative to the grinding wheel by the guide portion and positions the cover at a predetermined height relative to the holding surface of the chuck table when the wafer is ground by the grinding wheel;
a bottom plate for closing a lower surface of a portion of the cover positioned at a predetermined height that protrudes from the chuck table;
Grinding equipment.
請求項1記載の研削装置。 A cleaning water nozzle is disposed on the bottom plate and sprays cleaning water onto the underside of the grinding wheel.
2. The grinding apparatus according to claim 1.
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