JP2024086536A - 駆動ロックを備えた自動車ドア用駆動装置 - Google Patents

駆動ロックを備えた自動車ドア用駆動装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2024086536000001
【課題】改善された方法でドア位置を保持することが可能な、自動車ドア用の駆動装置を提案する。
【解決手段】自動車のスライドドアを閉扉するための、または該閉扉運動を補助するための駆動装置であって、スライドドアに対して直接的または間接的に引張力を作用させるための電動モータ(M)を有する駆動装置を提案する。改善のために制御装置(C)が設けられ、該制御装置は、ドアが静止しているときに、電動モータ(M)を短絡するように、具体的には電動モータ(M)の回転子の複数の相を短絡するように、構成されているが、それは、回転子のさらなる回転中にドア位置を保持するためである。
【選択図】図5

Description

発明の詳細な説明
本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の自動車ドア用の駆動装置に関する。
自動車のスライドドア用の駆動装置、および自動車のスライドドア用の閉扉補助装置は、該ドアの閉扉プロセスを実行または補助するものであり、これらの装置は従来技術において公知である。欧州特許第2952660号明細書には、自動車ドアの閉扉プロセスを補助するための閉扉装置が開示されており、該装置においては、閉扉要素の移動シーケンスを制御するためのカムディスクが設けられている。また、欧州特許出願公開第3239448号明細書には、自動車のスライドドア用の作動装置が開示されており、該装置においては、ドライバ要素がドア取り付け部に連結され、該ドライバ要素はまた、例えばチェーン、ベルト、またはスピンドルなどの駆動要素によって変位される。
本発明の目的は、改善された方法でドア位置を保持することが可能な、自動車ドア用の駆動装置を提案することである。
冒頭で述べたタイプの駆動装置を起点として、本目的は、請求項1に記載の特徴によって達成される。
本発明の有利な実施形態および展開は、従属請求項に記載の特徴によって可能となる。
本発明に係る駆動装置は、自動車のスライドドアを閉扉する、または閉扉運動を補助する働きをし、スライドドアに対して直接的または間接的に引張力を作用させるための電動モータを有する。駆動装置は、例えば、スライドドアの閉扉プロセスを補助するために使用される閉扉装置において、あるいは、車両サイドドアを閉扉するための作動装置においてさえも、使用することができる。ドアの移動は、閉扉装置内の電動モータによって補助され、全体として作動装置内の電動モータによって開始される。ドアの移動は、このように電動モータの回転運動に直結している。提案する駆動装置は、したがって、ドアが静止しているときに、電動モータ、具体的には電動モータの回転子の複数の相を、短絡するように構成された制御装置が、回転子のさらなる回転中にロックをもたらすために設けられていることを特徴とする。この場合、回転子の複数の相が短絡されると、固定子は永久磁石から形成されている。
閉扉装置は、自動車ドア、具体的には、例えばミニバスまたはバン、ワゴン車、トレーラーハウス、キャンピングカー、輸送車両等に使用されるような、スライドドアの閉扉プロセスを補助する働きをする。自動車ドアは、閉扉装置によって、自動車上の閉扉位置に引き込まれ得る。結果として、閉扉装置は、手動の閉扉プロセスを容易にする。ドアがドアロックに係止されてこの位置に保持されるようにするには、通常、ドアを幅方向に引っ張る必要がある。すなわち、ドアを閉じる際に、ロック内に係止可能となるためには、ドアは少なくとも短い時間、基本となる閉扉位置で求められる以上に移動する。とりわけ、シールも非常に著しい程度に圧縮されるため、この移動には、大きな力が必要となる。閉じた状態であっても、ドアは、圧縮されたドアシールによってこの機構に対して大きな力を作用させる。ドアは、閉扉装置の引張力を介して所定の位置に保持される。このような力の流れは、こうしてこの機構または駆動装置に、ひいては引張装置の電動モータへと伝達される。したがって、このような閉扉装置としては、駆動のロックを強化することが有利である。この目的のため、スイッチオフされた電動モータが短絡される。回転子がさらに回転すると、短絡された複数の相に電圧が誘導されることとなり、レンツの法則に従って回転子の運動がロックされる。
制御装置は、様々な態様で構成され得る。最も単純なケースでは、電動モータがスイッチオフされると、制御装置は同時に、電動モータ、または回転子の複数の相を短絡させる。
実施形態によっては、電動モータのこのような短絡は、リレーまたはトランジスタブリッジを介して行うことができる。リレーの場合、制御回路とモータ回路とは実際には別個のものである。トランジスタブリッジ(Hブリッジ回路)を用いると、よりコンパクトな設計が一般に可能となる。モータへの電源を開放するとモータが短絡されるように、リレーまたはトランジスタブリッジを相互接続することが可能である。実施形態によっては、制御装置は、有線接続のリレーとして、またはトランジスタブリッジとして、このように構成可能であるが、より複雑な制御システムまたは閉ループ制御としても構成可能である。
閉扉装置と関連して使用される場合、これは、並進的に変位可能であるように取り付けられるとともに自動車ドアのロックユニットと協働するように構成された、少なくとも1つの閉扉要素を典型的に備え、ロックユニットと閉扉要素とは、機械的に互いに連結すること、または互いから連結解除することが可能である。閉扉要素は、例えば、変位可能に取り付けられたバーとすることができ、その端部には、フック状または目状の要素、すなわちロックユニットを中に引っかけ得るいわゆるロックシャックルが取り付けられる。したがって、例えば、ロックユニットと閉扉ユニットとの協働は、このようにして両ユニットが機械的に互いに連結、または互いから連結解除できることによって、なされ得る。
閉扉要素の並進運動は、駆動装置によって実現される。本発明の意義の範囲内で、閉扉要素の並進運動とは、閉扉要素の全ての点がそれらの移動中に同じ変位を受け、それらの対応する軌跡が互いに平行に走ることを意味する。
閉扉装置は、閉扉要素の移動シーケンスを制御するためのカムディスクを有利に使用することができる。このカムディスクは、駆動装置の駆動によってカムディスクが回転運動を行うことができるように、駆動装置に接続されている。閉扉装置において、閉扉要素は、さらにカムディスクに接続されている。この連結により、カムディスクから閉扉要素に力を伝達することができ、カムディスクの回転運動は、閉扉要素の並進運動に変換される。閉扉要素の並進駆動は、カムディスクと、カムディスクの運動の閉扉要素への伝達とによって、全体として駆動装置によりこうして行われる。
ドアを閉じるとき、引張力は、カムディスク上に力の流れを介して力成分を発生させ、結果として生じるトルクが歯車機構に作用するため、カムディスクは回転可能となる。ドアはこれにより、シール圧力ひいては引張力が除去されるまで、変位または開扉される。本発明に係る駆動のロックは、この力伝達効果を低減するために有利である。
電動モータは、例えば、歯車付きモータである。
さらに、本発明の一実施形態では、ロックシステム、好ましくは補助ロックシステムの係止を容易にできるようにするために、カムディスクは、自動車ドアが、動作中にもたらされる閉扉位置を超えて、自動車ドアの複数のシールおよび/またはドア開口部に対して、幅方向に直接引き寄せられることを可能にするように構成されている。具体的には、大型のドアおよびスライドドアは、安全上の理由から、一般に複数のロック装置を有する。そのような補助ロックシステムは、例えばスライドドアがその方向に変位するような、ドア開口部の上隅に例えば設けられ得るが、ロック装置の通常の位置はそうではなく中央にある。しかしながら、少なくとも2つのロックを有するロックシステムでは、自動車ドアをより力強く引き込む必要があり、単に通常の閉扉位置に移動させればよいわけではない。むしろ、対応するドアを「幅方向に」わずかに引っ張ることも必要であり、結果として少なくとも2点で完全な係止が行われる。例えば、自動車ドアを、客室内部に向かって、すなわち、ドア開口部の方向に、または自動車ドアの複数のシールに押し付けるように、数ミリメートル押すだけで十分であり得る。これは、対応するカムディスクを備えた歯車機構を介した閉扉装置の実施形態によって実現される。カムディスクは、歯車機構に代わる選択肢を提供し、それは正確な移動シーケンスを可能にする。
特に、本発明のこの実施形態は、しかしながら、ドアを幅方向に引っ張ることがそれゆえ可能であるため、実質的により柔軟に用いられ得る。
本発明の有利な例示的一実施形態では、カムディスクは、閉扉要素に取り付けられたストッパに当接する。この手段により、閉扉要素自体が受ける摩耗を低減することが可能である。さらに、ストッパにより、幾何学的条件への適応を向上させることができる。例えば、閉扉要素に取り付けられたボルトは、ストッパとして機能することも可能である。ストッパは、例えば、カムディスクの外縁と当接してもよいし、あるいは、カムディスクの溝内に案内されてもよい。
閉扉装置では、回転運動から並進運動への変換はカムディスクを介して行われるため、並進運動中の閉扉要素の加速度または速度は、カムディスクの外縁の設計によって実質的に決まる。本発明の例示的な一実施形態では、カムディスクの外縁は、例えばらせん状に構成することができるため、外縁に向かうカムディスクのピボットピンの半径方向距離は、実質的に連続的に増加する。すなわち、回転運動中、閉扉要素上の被案内要素は、閉扉要素の並進運動に関して、カムディスクのピボットピンに対する最小の半径方向距離から最大距離まで、次第に偏向または変位する。このらせんは、例えば、ピボットピンに向かう最大半径方向距離に続いて切り欠きを(角度的に)有し得る。すなわち、カムディスクの外縁の経路において、カムディスクのピボットピンに対する外縁の半径方向距離を急激に減少させる(あるいは逆回転方向であればこれを増加させるような)縁部はない。
この切り欠きは、必ずしも回転によって乗り越えられる必要はない。これにより、閉扉要素が突然戻されるおそれがある。しかしながら、閉扉装置または閉扉要素は、通常は一定の力で予張力がかけられているため、これにより、ほとんどの場合、通常はそれゆえ避けるべき激しい機械的振動が生じるおそれがある。しかしながら、本発明の展開においては、外縁の設計によってドアの閉扉機構への最適適合を実現することが可能である。さらに、ドアに対する最適な力の作用を実現することが可能である。
本発明の特に好ましい展開では、閉扉要素の移動を3つの段階に分けることができる。第1段階では、その開始時において閉扉要素はまだ延出されておらず、閉扉要素の急速な運動が起こり得る。この第1の角度範囲では、外側の領域は、カムディスク上で相対的に「膨らんでいる」ように構成されている。すなわち、ピボットピンからカムディスクの外縁までの半径方向距離の急速な増加が起こる。ドアを開けた後、この第1段階では、例えば、後続の閉扉プロセスでこのドアを「取込および捕獲」するために、閉扉要素が延出される。すなわち、ドアのロックユニットが、ロックシャックル内に係止する。
第2段階では、ピボットピンから外縁までの距離の増加がそれほど急激ではなくなることにより、閉扉要素の速度が減速する。この段階において、ドアは、自動車のドア開口部を完全に閉鎖する位置に到達することができる。半径方向距離の増加は、この領域においてゼロに戻り得る。すなわち、カムディスクの外縁に向かう半径方向距離がそれ以上増加しなくなる領域が存在する。この領域では、ドアの保持位置は、閉じた状態であり得る。
移動の第3段階で、自動車ドアは幅方向に引っ張られる。第3段階では、カムの外縁までの半径方向距離は、例えば第2段階と比較して、小さな角度セグメントにわたって非常に急激に増加することが好ましい。この領域において、自動車ドアは、閉扉要素によって、内側に向けてドアのシールに対して数ミリメートル引き寄せられることができ、そのため例えば、補助ロックシステム上でロックを行うことができる。続いてカムディスクは、再び回転して第2の角度範囲、または移動の第2段階の角度範囲に入るように、再びわずかに回転して戻り、ある程度半径方向距離が増加しなくなる平坦な部分で止まる。外縁に向かう半径方向距離は、それゆえカムディスクの角度経路において単調に変化し得るか、あるいは単調に増加し得る。すなわち、角度の増大につれて増加するか、あるいは(特定の範囲にわたって)同じままである。
例えば、本発明の一実施形態では、カムディスクの製造を簡略化するために、角度セグメントは特定の曲率半径を有することができ、カムディスクは全体として対応する複数の角度セグメントに分割することができる。しかしながら、少なくともある程度は連続的な遷移が起こり、そのため、各角度セグメント間の遷移が互いに滑らかに融合することも考えられる。例えばドアがその最終位置または保持位置において続いて位置する(例えば閉扉または開扉された)複数のポイントにおいて、係止のためにカムディスク上に複数のノッチまたは複数の係止ポイントを設けることが考えられる。しかしながら、そのようなノッチまたは係止ポイントは、(予張力がかけられた)閉扉要素の移動中に機械的衝撃と関連付けられ得る。さらに、カムディスクの滑らかな経路を介して、改善された公差補償または調整範囲を実現することが一般に可能である。
カムディスクの外縁上での被案内要素の転がりは、予張力をかけることで可能となり、それにより被案内要素が外縁から浮き上がって離れてしまうのが防止される。一変形例では、カムディスクを溝付きカムディスクとして構成して、閉扉要素を案内する側のカムディスクの表面に溝が組み込まれる(例えばそこにフライス加工される)ようにすることも考えられる。この場合の外縁までの半径方向距離は、半径方向における溝までのピボットピンの距離とし得る。この変形例により、特に正確な案内が可能になる。閉扉要素は、カムディスクの溝に係合して溝内に案内可能に取り付けられた係合要素をそれゆえ備え得る。公差もまた、係合要素がカムディスクの溝内に係合する遊びを選択することによって、調整され得る。
閉扉装置が可能な限り遊びなしで動作することを確かにするために、本発明の一実施形態では、閉扉装置の歯車機構は、例えば閉扉要素がバネ取り付けであることにより、予張力をかけられ得る。カムディスクは続いて、バネの押しまたは引きとは逆の方向に並進運動をもたらし、戻り運動が、それゆえバネによって少なくとも部分的に駆動される。
実際には、自動車ドアはバタンと閉められるものだということを考慮に入れなければならない。これが意味するところは、閉扉装置にとって、そして特にその駆動モータにとって、ある程度大きな力が閉扉要素に作用するか、または大きな衝撃が閉扉要素に伝達されて、最終的に歯車機構および駆動モータに応力がかかるということである。したがって、原理上、ドアがバタンと閉められると、歯車機構および駆動装置が回復不能な損傷を受ける危険性がある。閉扉装置をより耐用性が高くなるよう構成することと、損傷から保護することとを可能にするために、本発明の例示的な一実施形態では、閉扉装置もしくは駆動装置、または直接的に閉扉要素さえも、安全バネを介してバネ取り付けとなっている。ここで、バネは、圧縮に対して(部分的に)弾性的に変形可能な圧縮バネ、または張力に対して(部分的に)弾性的に変形可能な引張バネとすることができ、それを用いて、駆動装置のみおよび/または閉扉装置全体のいずれかが取り付けられる。閉扉要素に対する衝撃は、そうして吸収および緩衝または減衰することができる。
駆動装置に歯車付きモータを使用する場合、これは一般に自動ロックを有さない。しかしながら、車両が傾斜地に位置する場合、ドアは既に所定の位置に保持されている必要がある。このようなロック動作は、スイッチオフされた電動モータを一時的に短絡することによって、この目的にも利用することができる。
[例示的実施形態]
本発明の例示的実施形態を図面に示すとともに、さらなる詳細および利点を開示することによって、より詳細に以下に説明する。図面の内容は以下の通りである。
本発明に係る閉扉装置の側面図(断面図)を示す。 図1の閉扉装置の斜視図を示す。 図1の閉扉装置の断面図を示す。 作動装置の歯車機構の断面図を示す。 モータのスイッチオフ状態において短絡を発生させるための制御装置を備えた作動装置のモータの概略図を示す。
図1は、本発明に係る閉扉装置または閉扉補助装置1を示す。閉扉は、ロックシャックル2’を備えた閉扉要素2によって行われる。閉扉要素2は、ピボットピン4を中心に回転可能なカムディスク3に機械的に連結されている。閉扉要素2はフォーク形状の構成であり、対称的かつ安定した設計を可能にするために、複数のフォークアームがカムディスク3の両側に案内されている。上記回転は、歯車付きモータ5を介して駆動される。
ドアを認識するために、センサ6が設けられている。図1に記載の実施形態によれば、ドア認識センサ6は接触センサとして構成されている。すなわち、閉扉プロセス中、ドアは、センサのうち取り付けプレート7よりも突出した部分に接触し、センサのその部分を移動させる。この並進運動がセンサによって検出され、そのことからセンサは、ドアが対応するピンに押し付けられていることを検出する。任意に、例えばリードセンサ等の他のセンサも、ドアに磁石を取り付けて、原理上使用可能である。リードセンサまたはリードスイッチの場合、電流回路におけるコンタクトは、(例えば鉄ニッケル合金製である)複数の接点のうちの1つが磁化可能でありそれゆえ磁石に引き付けられ得ることによって、閉じられる。そのような引力によって接触がもたらされる。
閉扉要素2は、取り付けプレート7の複数の凹部を介して取り付けられ、それらの中に案内される。図1は、自動車ピラー20の内部に取り付けられている取り付けプレート7のみをまず示している。取り付けプレートの全体は、ここでは2つの部分で構成されている。さらに、ハウジング8が設けられ、閉扉要素2に取り付けられた被案内要素9、すなわちピンが設けられている。閉扉要素の移動中、このピン9は、スロット10内を進む。こうして閉扉要素2は、最初にスロット10内のピン9による案内を介して、また、取り付けプレート7の開口部(図示せず)をも介して案内される(ただし、図1は、自動車ピラー20の反対側にある、対向する取り付け部17の対応する開口部17’を示している)。ハウジング8は、閉扉要素に対し不動であるように構成されている。取り付けプレート7もまた、閉扉要素2に対して不動であるように構成されている。複数の戻しバネ11が、閉扉要素2と、不動部分のうちの1つ、例えばハウジング8と、の間に取り付けられている。閉扉要素2の並進運動により、複数のバネ11が伸ばされる。すなわち、閉扉要素2の並進運動は、複数のバネ11の引張力に逆らって作用する。閉扉要素2を反対方向に移動させた場合、複数のバネ11によって閉扉要素2に復元力が作用する。
ピボットピン4は、閉扉要素2のスロット10’内を進むが、遊びがあるため案内はされない。しかしながら、スロット10’は、遊びを減らすことによって案内要素としても構成され得る。
閉扉装置は、自動車ピラー20上において、さらなる取り付けプレートであるアングルプレート17に取り付けられるが、それは、保持プレート7が内側から自動車ピラー20に取り付けられるとともに、アングルプレートが相補的な取り付け部として外側から取り付けられることによってなされる。
図2は、同じ閉扉装置1の斜視図を示すが、この場合、それは自動車ピラー20に既に取り付けられている。取り付けプレート17は、ここではアングルプレートとしての全体が示されている。アングルプレート17は、取り付けプレート7に加えて取り付けられ、アングルプレート17の一部は、取り付けプレート7と平行に配置される。アングルプレート17は、保持プレート7における対応する開口部が既にそうであるように、閉扉要素2を案内する働きをする開口部17’を有する。
このアングルプレート17は、自動車ピラー20への取り付けの働きをするだけでなく、駆動装置を受け入れるためにも利用可能であり、最終的に、既に上に示したように、案内開口部17’を介して閉扉要素2を案内する働きをし得る。アングルプレート17は、プレート7との組み合わせによって、自動車ピラーの安定性および強化を確実にするものであり、一般的に輸送用バンまたはバスにおいては、これは自動車のCピラーである。自動車ピラーの複数の標準ネジ穴位置を締結に利用することが可能である。駆動装置の力の大部分が、そのようにしてアングルプレートを介して吸収され得るとともに、自動車の複数の標準ネジ位置(参照符号13を参照)に導入され得る。
自動車によっては、Cピラーは、駆動装置の取り付け領域においてあまり剛性が高いようには構成されていない。したがって、安定性を増すために、後付けの閉扉装置1を新たに組み込むことにより、図2に記載するような構成によって有利な力の流れも実現される。その理由は、閉扉要素、および/または自動車ドアを検出するためのセンサを通過させるために組み入れなければいけないのは、複数の小さな開口部のみだからである。自動車ピラーのこの根本的な弱化は、さらに金属プレートによって補償および補強される。この措置によって、具体的には、考慮に入れておくべき起こりうる車両衝突に対して、安全性が向上する。アングルプレート17における複数の標準ネジ穴位置は、参照符号13によって特定される。
図3は、自動車ピラー20に取り付けられた閉扉装置1の側面視概略断面図を再び示す。図3では、この領域の自動車ピラーが、2枚の金属プレートを介してチャンバを形成していることも確認できる。このチャンバは、複数のドーム状要素を備えた中間部品を介して橋渡しされている。すなわち、アングルプレート17とともに取り付けプレート7に対して閉扉装置をねじ留めする際に、その距離が有利に橋渡しとなり、金属プレートは圧迫されない。この力の流れは、取り付けプレート7および複数のドーム状要素を介してアングルプレート17に導入される。
閉扉要素2は、アングルプレート17および取り付けプレート7の各開口部を通って案内される。アングルプレート17は、開口側で自動車ピラー20上に外側からねじ留めされる。取り付けプレート7は、後面から自動車ピラーに接続され得る。閉扉要素はそのようにして、自動車ピラープレート20、アングルプレート17、および取り付けプレート7によって形成された拡幅領域を通って案内される。閉扉要素2にはスロットが設けられ、このスロットはカムディスク3によって少なくとも部分的に視界から隠されている。カムディスク3のピボットピン4は、このスロットに通されている。カムディスク3と駆動装置との機械的連結は、ストッパ14を介して行われ、カムディスク3に接続されたストッパ14の部分は、回転可能に取り付けられている。カムディスク3の回転運動がストッパ14ひいては閉扉要素2の並進運動に変換され得るように、ストッパ14は、さらに閉扉要素2に接続されている。ストッパ14(ピボットピン)の軸の延長部は、不動部分、すなわちハウジング8に取り付けられたスロット10の中を進む。このスロット10の後ろ止まりは、こうして経路のリミッタを形成する。
例えば複数のバネ受けの領域に、複数の追加の案内要素を設けることも考えられる。そのような追加の案内部は、参照符号15によって特定される。
本発明のさらなる例示的実施形態は、例えば乗用自動車、ミニバスまたはバン、ワゴン車、トレーラーハウス、キャンピングカー、輸送用バン等に使用されるような、自動車のスライドドアの自動的な開扉または閉扉の働きをする作動装置に関するものであり、特にトレーラーハウスでは、電動スライドドアを標準として提供していない車両メーカーが複数ある。このような作動装置を図4に示す。
スライドドアは、作動装置によって、自動的に、すなわちモータ作動式で、閉扉位置または開扉位置へと移動させることが可能であり、また、追加的に組み入れた複数の開口部や穴によって車両構造を弱化させることなく、後付けプロセスで非常に容易に新たに組み込むことも可能である。
さらに、スライドドアが開いているとき、提案する発明は、修理またはメンテナンスの場合に外部から非常に容易かつ効率的にアクセス可能である。なぜならば、作動装置およびガイドレール102,103は下枠と車両床との間に位置し、この設置スペースは、ドアが開いているときに非常に容易にアクセス可能だからである。先行技術からの公知の解決策では、複数のパネルやカバーを取り外すための多大な労力がここで必要であった。特にトレーラーハウスにおいては、家具またはキッチンユニットを介して作動装置が取り付けられており、作動装置の機構に到達するためには、修理やメンテナンスのため非常に高いレベルの取り外しの労力が必要となる。
本発明のさらなる有利な展開として、手動のドア開閉と、自動的すなわちモータ作動式のドア開閉と、の混在運用を示すことができる。ユーザまたは操作者は、無線通信によって、または、スイッチ、携帯電話、もしくはタブレットを介して、自動的な開扉または閉扉を始動させることが可能であり、あるいは、スライドドアの外側または内側のハンドルを作動させることによって、自分自身の「筋力」により手動的に従来の方法で、自在に、そして状況に応じて、スライドドアを手動でも開扉または閉扉することが可能である。ケーブルプルおよび可動ドライバピン109を介してハンドルを作動させることによって、スライドドアはドライバブラケット108から連結解除され、それにより、ドライバブラケットへの接続および力の流れが遮断され、そのようにして、ドアを通常の方法で手動で移動させることができる。ドライバ要素の連結解除は、レバーを介して行うことも可能である。このレバーは、ドライバ要素(ドライバピン)に直接取り付けられ、単独で、またはケーブルプルを介して、作動させることが可能である。このような設計により、スライドドアは、車両の電圧が存在しない場合でも、特に緊急時または事故時であっても、常に手動で開けることができ、それにより緊急時にロック解除することもできる。
ここで特に有利なのは、手動で作動するスライドドアを備えた車両に、このシステムを後付けすることである。なぜならば、ここで、ケーブルプルは通常、標準として既にドアに設置されており、ドアが開いているときに、ドアを固定するための連結解除要素として必要だからである。後付けにより、スライドドアは、本発明に係る作動装置の改良された自動ロックによって所定の位置に保持され、そのため、このケーブルプルは、ドライバピン109の連結解除または作動のために「流用」することが可能である。
作動装置が車両床と下枠との間の位置に配置および設置された結果として、スライドドアが閉じているときには、全てのコンポーネントは車両内部に位置することになり、作動装置は、スライドドアの車載ドアシールによって、ほこり、泥、水、氷、または温度差などの環境的影響からも保護される。このような設計により、本システムの信頼性および高耐用性が向上する。
ガイドユニットは、直線状のガイドレール102,103によって形成され、このガイドレール内で、使用されるチェーンまたはベルトの偏向が起こる。チェーンまたはベルトは、ドライバブラケット108によって共に保持される。すなわち、無端のチェーンまたはベルトを使用する必要がなく、これにより組み立てが簡略化される。ドライバブラケット8は、ガイドレール102,103内で確動的に案内され、したがって、開扉中または閉扉中に生じる、動作中に発生する横方向の力は、チェーン105またはベルト106から遠ざけられる。
非常に有利なことに、チェーン105またはベルト106に代わってスピンドルも使用可能である。スピンドルナットがスピンドル上に取り付けられ、また、スピンドルナットは、ガイドレールに取り囲まれることにより、スピンドルが回転すると並進運動するように設定される。ドライバブラケット108がスピンドルナットに固定的に接続されるか、または、ピンがスピンドルナットに直接組み込まれる。
開扉時に、スライドドアは常に、ドアの標準案内要素を介して自動車の進行方向に対する横断方向に移動またはオフセットされる。これには、ドアがガイドレールにおける車両側壁に沿った側に、案内され得るという利点がある。提案された平坦なガイドレール102,103では、このような横方向のオフセットを行うことができない。本発明によれば、ドライバピン109を用いてドライバブラケット108が引張機構107に接続されることによって、目的が達成される。この接続は確動的であり、引張機構は、ドライバピン109を中心に回転可能である。引張機構107は、さらに反対側でドア取り付け部104に関節式に連結される。ドア取り付け部104は、その延長部において、ローラ125を介して下部領域の実際のドアガイドのガイド構造に連結される。したがって、開扉時に、ガイドレール102,103に対する縦方向の補償または横方向のオフセットが、引張機構107の関節式の構成を介して行われる。
開扉時には、引張機構107はドア取り付け部104を引き寄せ、それによりスライドドアが開く。閉扉時には、引張機構107はドア取り付け部104を押し、それによりドアが閉まる。
ガイドレール102,103は、複数のネジおよび最小限の板金加工によって、平面的に車両床にねじ留めされる。
それらのネジは、その後メンテナンス作業または修理があっても容易にアクセス可能であり、非常に速やかな取り付けおよび取り外しが可能である。
設置スペース条件が限られているため、かつ、作動装置の機構の目的が車両内部の使用可能な設置スペースを占有しないことであるため、歯車機構/駆動部116は、ガイドレール102,103に対して垂直方向かつ同一平面上に設置される。ガイド構造101を備えた全ての車両において存在し、かつ生成される、自由空間が利用される。
スピンドルおよびスピンドルナットがガイドレール内に取り付けられる場合、モータをドライブハウジングまたは歯車機構上に直接ねじ止めすることが可能である。すなわち、この場合のモータの軸は、スピンドル、またはガイドレールに対しても、直交する。したがって、場所を取らずにモータを収納することが可能である。さらに、この構成では、ガイドに取り付けられたドア取り付け部のための、またはドア取り付け部に連結されたドライバ要素のためにも、十分なスペースが残される。
電動モータ120の設置スペース条件が限られているために歯車機構116上にスペースが直接設けられない場合、本発明によれば,以下のように目的が達成される。駆動モータは、可撓性シャフト19を介してこの領域の外に案内され、車両内部の上方で保護されて、ねじれが防止されるような態様で、例えば取り付けることができる。これにより、例えば自動車ピラー上の自由空間内に、または複数の自動車ピラーのプラスチックパネルの下に、モータ120の有利な位置が生まれる。可撓性シャフトを有利に使用することにより、歯車機構116に対する位置とは独立して、モータ120を配置することができる。そして、可撓性シャフトは公差補償のための優れた要素ともなるため、この解決策は、モータ120の取り付け公差に関して決定的に重要ではない。自動車ピラーの複数のキャビティに通じるために車両本体上に設けられ得る複数の開口部は、特に後付けの場合、車両構造の強度を損なわない僅かな直径幅しか必要としない。
上述した設計により、以下の利点が実現される。
-シンプルなデザイン
-損傷から保護するためのカバー、パネル等が不要
-費用対効果の高い作動装置
-作動装置の全体が車両内部にあり、環境的影響を受ける外部機構がない
-外部金属プレートに板金加工も開口部も不要
ガイドユニットおよび作動装置全体は、完全に事前組み立てされたユニットとして車両に有利に組み込まれることも可能であり、これは、車両公差が公差連鎖において穴埋めまたは補償されるという利点を有する。
駆動ユニット上にフランジ取り付けモータを備えた、スピンドル、スピンドルナット、およびガイドユニットを有する設計は、特に有利であることが示されてきており、このようなユニットは、設置現場において、設置スペースの中に一体として、全体的に挿入することが可能である。
電圧源U1によって供給される駆動装置の電動モータMを図5に示す。モータMがトグルスイッチSによってスイッチオフされた場合、同時に制御回路Cは、リレーRを備えた電圧源U2によって閉じられ、そのためブリッジBはリレーRを介して閉じられ、すなわち、モータMは短絡する。リレーRに代えて、トランジスタブリッジを使用することも可能である。例えば、モータM内の永久磁石から形成された固定子を起点として、複数の回転子コイルの回転運動により巻線の短絡が電圧を誘導することになり、回転運動がロックされるように反対の磁場が生成される。
[参照符号一覧]
1…閉扉装置、2…閉扉要素、3…カムディスク、3’…カムディスク(単一回転方向)、4…ピボットピン、5…歯車付きモータ、6…ドア認識用センサ、7…取り付けプレート、8…ハウジング、9…被案内要素、10…スロット、10’…スロット、11…バネ、13…標準ネジ穴、14…ストッパ、15…スロットガイド、17…アングルプレート、17’…開口部、20…自動車ピラー、101…ガイド構造/スライドドア-車両、102…ガイドレール-2本構成、104…ドア取り付け部、105…引張手段-チェーン、106…引張手段-歯付きベルト、107…引張機構、108…ドライバブラケット、109…ドライバピン、115…従動歯付きベルト歯車、チェーン歯車、116…駆動/歯車機構、119…可撓性駆動シャフト、120…電動駆動部/モータ、125…ローラ、B…ブリッジ、C…制御回路、R…リレー、S…スイッチ、U1…電圧源、U2…電圧源。

Claims (13)

  1. 自動車のスライドドアを閉扉するための、または該閉扉運動を補助するための駆動装置であって、該駆動装置は、前記スライドドアに対して直接的または間接的に引張力を作用させるための電動モータを有し、
    前記ドアが静止しているときに、前記電動モータ(M)を短絡するように、具体的には前記電動モータ(M)の回転子の複数の相を短絡(K)するように、構成された制御装置(C)が、前記回転子のさらなる回転中にロックをもたらすために設けられている、
    ことを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置であって、
    前記制御装置(C)は、前記複数の相の前記短絡(K)をもたらすために、リレー(R)またはトランジスタブリッジを有する、
    ことを特徴とする駆動装置。
  3. 先行する請求項の一項に記載の駆動装置であって、
    前記電動モータ(M)は、歯車付きモータとして構成されている、
    ことを特徴とする駆動装置。
  4. 先行する請求項の一項に記載の駆動装置であって、
    該駆動装置は、前記スライドドアの前記閉扉プロセスを補助するため、および前記自動車ドアを前記自動車上の閉扉位置へと引き込むための閉扉装置(1)として構成され、該閉扉装置は、少なくとも1つの閉扉要素を有し、該閉扉要素は、並進的に変位可能であるように取り付けられるとともに、前記自動車ドアのロックユニットと協働するように構成され、
    前記ロックユニットおよび前記閉扉要素は、機械的に互いに連結すること、および/または互いから連結解除することが可能であり、
    前記駆動装置は、前記閉扉要素の並進駆動のために構成され、
    前記閉扉要素の移動シーケンスを制御するためにカムディスクが設けられ、該カムディスクは、回転運動を行うために駆動可能に前記駆動装置に接続されているとともに、前記閉扉要素に力を伝達するため、および、前記カムディスクの前記回転運動を前記閉扉要素の並進運動に変換するために、前記閉扉要素に連結され、
    前記カムディスクの外縁は、該外縁に向かう前記カムディスクの前記ピボットピンの半径方向距離が実質的に連続的に増加するように、らせん状に構成され、
    前記らせんは角度的に、前記カムディスクの前記外縁の経路において、前記カムディスクの前記ピボットピンに対する前記外縁の半径方向距離を急激に減少させる縁部が生成されるように、前記ピボットピンに向かう最大半径方向距離に続いて切り欠きを有する、
    ことを特徴とする駆動装置。
  5. 先行する請求項の一項に記載の駆動装置であって、
    ロックシステム、好ましくは補助ロックシステムの係止をもたらすために、前記カムディスクは、動作中にもたらされる閉扉位置を超えて、前記自動車ドアの前記複数のシールおよび/または前記ドア開口部に対して、前記自動車ドアを幅方向に引き寄せるように構成されている、
    駆動装置。
  6. 請求項1,2,または3の一項に記載の駆動装置であって、
    前記駆動装置は、自動車サイドドアを開扉および/または閉扉するための作動装置として構成され、前記駆動装置は、
    前記自動車サイドドアの開口部の下縁および/または上縁の領域に取り付けるための少なくとも1つのガイドレールであって、前記自動車サイドドアのドア取り付け部の前記ガイドに対して、少なくともいくつかの部分において隣接して、具体的には、少なくともいくつかの部分において平行に、取り付けられるように構成された少なくとも1つのガイドレールと、
    前記ドア取り付け部に連結するためのドライバ要素と、
    前記ドライバ要素を前記ガイドレールに沿って移動させるための駆動要素と、
    を備え、
    前記ドライバ要素は、引張機構レバーによって前記ドア取り付け部に回転可能に取り付けられ、前記引張機構レバーは、前記ドア取り付け部に回転可能に取り付けられるとともに、好ましくはバネを介して、前記ドア取り付け部に対して予張力がかけられている、
    ことを特徴とする駆動装置。
  7. 請求項6に記載の駆動装置であって、
    前記駆動要素は、前記ドライバ要素に力を伝達するためのチェーン、および/またはベルト、および/またはスピンドルを備え、かつ/または、
    前記ドライバ要素は、前記スピンドルを介して前記ドライバ要素を駆動するために前記スピンドルおよび/または前記ガイドレールに動作可能に接続される、スピンドルナットとして構成されている、
    ことを特徴とする駆動装置。
  8. 請求項6から7の一項に記載の駆動装置であって、
    前記駆動要素、ならびに/または前記チェーン、ならびに/または前記ベルト、ならびに/または前記スピンドル、ならびに/または前記スピンドルナット、ならびに/または、前記チェーンおよび/もしくは前記ベルトを偏向させるための偏向装置は、前記少なくとも1つのガイドレールに少なくとも部分的に取り付けられている、
    ことを特徴とする駆動装置。
  9. 請求項6から8の一項に記載の駆動装置であって、
    前記駆動要素および/または前記ドア取り付け部に対する前記ドライバ要素の連結を解除するために、解除ユニットが設けられており、具体的には、該解除ユニットはケーブルプルを備え、前記ドライバ要素の連結はその作動によって解除可能であり、かつ/または、前記解除ユニットはレバーを備え、前記ドライバ要素の連結はその作動によって解除可能である、
    ことを特徴とする駆動装置。
  10. 請求項6から9の一項に記載の駆動装置であって、
    前記ドライバ要素は、前記駆動要素および/または前記ドア取り付け部に連結するために、ドライバピン、および/またはドライバボルト、および/またはドライバ開口部を備え、前記ドライバピン、および/または前記ドライバボルト、および/または前記ドライバ開口部は、前記解除ユニットによって解除可能であり、具体的には、前記駆動要素における、かつ/もしくは前記ドア取り付け部における、係合から、かつ/または、前記ドライバ開口部における、前記駆動要素および/もしくは前記ドア取り付け部の係合から、解除可能である、
    ことを特徴とする駆動装置。
  11. 請求項6から10の一項に記載の駆動装置であって、
    前記ドライバ要素は、前記ドライバピン、および/または前記ドライバボルト、および/または前記ドライバ開口部に予張力をかけるための圧縮バネを有する、
    ことを特徴とする駆動装置。
  12. 請求項6から11の一項に記載の駆動装置であって、
    前記ドライバ要素は、引張機構レバーによって前記ドア取り付け部に回転可能に取り付けられ、具体的には、前記引張機構レバーは、前記ドア取り付け部に回転可能に取り付けられ、かつ/または、好ましくはバネを介して、前記ドア取り付け部に対して予張力がかけられている、
    ことを特徴とする駆動装置。
  13. 請求項6から12の一項に記載の駆動装置であって、
    前記ガイドレールは、異形管として、かつ/または少なくとも2つの部分として、かつ/または直線状に延びるレールとして、構成されている、
    ことを特徴とする駆動装置。
JP2023087083A 2022-12-16 2023-05-26 駆動ロックを備えた自動車ドア用駆動装置 Pending JP2024086536A (ja)

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