JP2024079314A - トレイ及び梱包材 - Google Patents
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Abstract
【課題】折り曲げやすく、且つ十分に折り曲げることができると共に、仕上がりの状態を良好にできるトレイを提供する。【解決手段】一実施形態に係るトレイ113は、一対の第1辺113b及び一対の第2辺113cを有し、第3方向に厚みを有する底部113Aと、各第1辺113bから突出し、第1方向D1に延在すると共に第1辺113bに沿って折り曲げ可能とされた一対の第1フラップ113Bと、各第2辺113cから突出し、第2方向D2に延在すると共に第2辺113cに沿って折り曲げ可能とされた一対の第2フラップ113Cとを備える。各第1フラップ113Bは、一対の第1端面113fを有し、各第2フラップ113Cは、一対の第2端面113hを有する。底部113Aは、各第1端面113fと各第2端面113hとの間において第3方向に交差する方向に露出する露出部113dを有する。【選択図】図13
Description
本開示は、トレイ及び梱包材に関する。
従来からトレイとしては種々のものが知られている。特開2003-40245号公報には、紙製トレイが記載されている。紙製トレイは、平面視において長方形状を呈する底壁部と、底壁部の四辺から立設されると共に互いに向き合う二対の側壁部と、展開状態において底壁部の四隅のそれぞれと一対の側壁部との間に設けられた4つののりしろ部分とを備える。各側壁部は、各側壁部と底壁部との間に形成された折り曲げ線に沿って底壁部に対して折り曲げられる。
各のりしろ部分は、各側壁部の長手方向の端部から突出した部分である。各のりしろ部分には接着層が形成されている。一対の側壁部のうちの一方から突出するのりしろ部分は、一対の側壁部のうちの他方の外側において折り曲げられ、当該他方の側壁部に接着される。以上のように、各側壁部が折り曲げられ、且つ各のりしろ部分が折り曲げられて各側壁部に接着されることにより、紙製トレイは組み立てられる。
前述した紙製トレイを、紙製トレイが展開された状態から組み立てるときには、底壁部の四辺のそれぞれに沿って側壁部を折り曲げる必要がある。しかし、互いに隣接する一対の側壁部のそれぞれを各底壁部の辺に沿って折り曲げたとき、当該一対の側壁部が互いに干渉することがある。この場合、側壁部が折り曲げにくくなり、且つ側壁部を十分に折り曲げられないという問題が生じうる。更に、側壁部を十分に折り曲げられない場合には、折り曲げた側壁部が開くことがあるので、トレイの仕上がりの状態が劣化する可能性がある。
本開示は、折り曲げやすく、且つ十分に折り曲げることができると共に、仕上がりの状態を良好にできるトレイを提供することを目的とする。
本開示に係るトレイは、(1)物品が載せられるトレイである。トレイは、第1方向に延在すると共に第1方向と交差する第2方向に沿って並ぶ一対の第1辺、及び一対の第1辺の間において第2方向に延在すると共に第1方向に沿って並ぶ一対の第2辺を有し、第1方向及び第2方向の双方に交差する第3方向に厚みを有する底部と、一対の第1辺のそれぞれに連結された状態で各第1辺から突出し、第1方向に延在すると共に第1辺に沿って折り曲げ可能とされた一対の第1フラップと、一対の第2辺のそれぞれに連結された状態で各第2辺から突出し、第2方向に延在すると共に第2辺に沿って折り曲げ可能とされた一対の第2フラップと、を備える。各第1フラップは、第2方向及び第3方向の双方に延在すると共に第1方向に沿って並ぶ一対の第1端面を有し、各第2フラップは、第1方向及び第3方向の双方に延在すると共に第2方向に沿って並ぶ一対の第2端面を有する。底部は、各第1端面と各第2端面との間において第3方向に交差する方向に露出する露出部を有する。
このトレイでは、底部は、第1フラップの各第1端面と第2フラップの各第2端面との間において第3方向に交差する方向に露出する露出部を有する。よって、各第1フラップを各第1辺に沿って折り曲げると共に、各第2フラップを各第2辺に沿って折り曲げて、各第1フラップ及び各第2フラップを底部に対して立設させたときに、露出部の分だけ第1フラップ及び第2フラップが互いに離隔する。これにより、各第1フラップ及び各第2フラップが互いに干渉することを抑制し、更に、各第1フラップ及び各第2フラップを容易に且つ十分に折り曲げることができる。従って、第1フラップ及び第2フラップを十分に折り曲げることができるので、折り曲げた後に第1フラップ又は第2フラップが開くことを抑制できる。その結果、トレイの仕上がりの状態を良好にすることができる。
(2)上記(1)において、露出部は、第3方向に沿って見たときに底部の外側に膨らむように湾曲した形状を有してもよい。この場合、トレイを包装材で包んだときに、露出部が当該包装材を傷つけることを抑制できる。
(3)上記(1)又は(2)において、露出部は、第3方向に沿って見たときに円弧状を呈してもよく、露出部の曲率半径は、0.5mm以上且つ5mm以下であってもよい。露出部の曲率半径が0.5mm以上であることにより、露出部を適切に湾曲した形状とすることができる。よって、トレイを包装材で包んだときに、露出部が包装材に接触しても、包装材が破れることを抑制できる。露出部の曲率半径が5mm以下であることにより、露出部と第1辺との境界部、及び露出部と第2辺との境界部を適切に湾曲した形状とすることができる。よって、トレイを包装材で包んだときに、当該境界部が包装材に接触しても、包装材が破れることを抑制できる。
(4)本開示に係る梱包材は、(1)~(3)のいずれかに記載のトレイと、物品及びトレイを包装する包装材と、を備える。トレイの底部は前述した露出部を有するため、各第1フラップ及び各第2フラップを十分に折り曲げることができる。これにより、トレイの仕上がりの状態を良好にすることができるので、物品及びトレイが包装材によって包まれている梱包材の仕上がりの状態を良好にすることができる。
本開示によれば、折り曲げやすく、且つ十分に折り曲げることができると共に、仕上がりの状態を良好にできる。
以下では、図面を参照しながら本開示に係るトレイ及び梱包材の実施形態について説明する。図面の説明において同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易化のため、一部を簡略化または誇張して描いていることがあり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
本実施形態に係る梱包材は、物品を梱包する。本開示において、「物品」は、物を示しており、例えば、商品、展示品、又は、飲食品を示している。「商品」は、販売される物を示しており、例えば、ノベルティ又はおもちゃ等を示している。「展示品」は、展示見本又は商品サンプル等を示している。「飲食品」は、食品又は飲料等を示しており、例えば、飲料缶、瓶又はペットボトルを示している。以下の例では、物品が飲料缶である例について説明する。
物品はトレイに載せられる。本開示において、「トレイ」は、物品が載せられる箱状のトレイ、板状のトレイ、又はシート状のトレイを示している。「トレイ」は、物品を載せることが可能な程度の強度を有していればよく、トレイの材料は特に限定されない。物品は包装材に包装される。「包装材」は、包装する部材を示している。包装材は、例えば、包装紙、又はフィルムによって構成される。「包装紙」は、包装する紙を示している。フィルムは、例えば、合成フィルム、又はシュリンクフィルムである。
本開示において、「紙」は、繊維が絡み合わされてすきあげられて薄膜状とされ乾燥されたものを示している。換言すれば、「紙」は、繊維が絡み合ってシート状とされたものであり、繊維が膠着されたものを含む。また、「紙」は、パルプ(木材の繊維)が材料とされたものであってもよいし、合成樹脂を含む合成紙、又は、所定の長さに切断された合成繊維から製造された合成繊維紙であってもよい。本実施形態において、紙は、樹脂製のフィルムを含まない概念である。
図1(a)及び図1(b)は、包装紙2によって物品が包まれた梱包材1を示す斜視図である。図2は、包装紙2を外した状態における梱包材1のトレイ3及び物品Cを示す斜視図である。図1(a)、図1(b)及び図2に示されるように、梱包材1は、物品Cが載せられるトレイ3と、物品C及びトレイ3を包装する包装紙2とを備える。
例えば、トレイ3は、紙によって構成されている。この場合、環境にやさしいトレイ3とすることができる。一例として、トレイ3は、段ボール(例えばマイクロフルート)によって構成されている。トレイ3の厚さは、例えば、0.5mm以上且つ2.0mm以下(一例として2.0mm)である。トレイ3は、一例として、箱状を呈する。トレイ3は、例えば、鉛直上方を向く開口3fが形成された矩形箱状を呈する。
トレイ3は、第1方向D1に延びる複数の長辺3bと、第1方向D1に交差する第2方向D2に延びる複数の第1短辺3cと、第1方向D1及び第2方向D2の双方に交差する第3方向D3に延びる複数の第2短辺3dとを有する。第1方向D1はトレイ3の長手方向、第2方向D2はトレイ3の幅方向に相当する。物品Cが載置される状態において第3方向D3はトレイ3の高さ方向に相当する。
トレイ3は、長辺3b及び第1短辺3cによって画成される底部3Aと、長辺3b及び第2短辺3dによって画成される側部3Bと、第1短辺3c及び第2短辺3dによって画成される側部3Cとを有する。例えば、トレイ3は、第3方向D3を向く底部3Aと、第2方向D2に沿って並ぶ一対の側部3Bと、第1方向D1に沿って並ぶ一対の側部3Cとを有する。一例として、底部3A、側部3B及び側部3Cは長方形状(正方形状)を呈する。
底部3Aは鉛直下方に向けられる。例えば、底部3Aの上方には、複数の物品Cが載せられる。各側部3Bは、トレイ3における第2方向D2の両端のそれぞれにおいて第1方向D1及び第3方向D3に延在している。各側部3Cは、トレイ3における第1方向D1の両端のそれぞれにおいて第2方向D2及び第3方向D3に延在している。
例えば、第1方向D1に沿って並ぶ一対の側部3Cの高さ(第3方向D3への長さ)は、互いに同一である。第3方向D3から見た場合における側部3Cの外側では一対の包装紙2同士の接着箇所2bが位置する。一例として、側部3Cの四隅のうち、鉛直上方に位置する2つの隅部には湾曲部3hが形成されている。
例えば、側部3Bは第1方向D1の端部から第2方向D2に折り曲げられる折り曲げ部3gを有し、第3方向D3に折り曲げられた側部3Cが折り曲げ部3gの外面に接着固定されている。しかしながら、トレイ3は折り曲げ部3gを有しないものであってもよく、トレイ3の構造は上記の例に限定されない。
本実施形態において、物品Cは飲料缶である。しかしながら、物品Cは、例えば、飲料缶以外の飲食品容器であってもよい。例えば、物品Cは、第3方向D3を向く天面部C1と、天面部C1の外縁から鉛直下方に延在する側面部C2とを有する。一例として、天面部C1は円形状を呈し、側面部C2は円筒状を呈する。
物品Cは、第1方向D1及び第2方向D2に向けられる湾曲面C3を側面部C2に有する。例えば、複数の物品Cがトレイ3において第1方向D1に並ぶと共に第2方向D2に並んでいる。一例として、トレイ3では、第1方向D1に沿って6個の物品Cが並ぶと共に第2方向D2に沿って4個の物品Cが並んでいる。
以上のように構成されたトレイ3及び物品Cは包装用紙である包装紙2によって包装される。なお、図1(a)及び図1(b)の例では、包装紙2がトレイ3及び物品Cの全体を包装している。しかしながら、包装紙2は、物品C、及びトレイ3の一部のみ(例えばトレイ3の上側のみ)を包装するものであってもよい。包装紙2は、例えば、植物繊維を膠着させることによって製造されている。包装紙2は、例えば、クラフト紙、又は段ボールのライナーである。包装紙2は、洋紙であってもよいし、和紙であってもよい。包装紙2は、未晒し包装紙、又は晒し包装紙であってもよい。
未晒し包装紙は、重袋用更クラフト紙、その他両更クラフト紙、又はその他未晒し包装紙であってもよい。その他両更クラフト紙は一般両更クラフト紙、又は特殊両更クラフト紙であり、その他晒し包装紙は筋入クラフト紙、片艶クラフト紙、又はその他未ざらし包装紙であってもよい。
晒し包装紙は、純白ロール、晒しクラフト紙、又はその他晒し包装紙であってもよい。晒しクラフト紙は、両更晒しクラフト紙、又は片艶(片艶晒し)クラフト紙であってもよい。その他晒し包装紙は、薄口模造紙であってもよい。しかしながら、包装紙2の種類は、上記以外のものであってもよく、例えば、板紙、コート紙、上質紙、マット紙、アートポスト紙、マットポスト紙、ケント紙、又は薄紙であってもよく、特に限定されない。
包装紙2の坪量は、例えば、50g/m2以上且つ200g/m2以下である。包装紙2の坪量が50g/m2以上であることにより、包装紙2の厚さを適度な厚さとすることができる。包装紙2の坪量が200g/m2以下であることにより、厚すぎない包装紙2とすることができ包装紙2の折り曲げ等を容易に行うことができる。包装紙2の坪量は、60g/m2以上、70g/m2以上又は100g/m2以上であってもよい。また、包装紙2の坪量は、180g/m2以下、160g/m2以下、150g/m2以下又は120g/m2以下であってもよい。例えば、包装紙2の坪量は180g/m2以下であることが望ましく、この場合、包装紙2が厚くなりすぎて折れにくくなることを抑制できる。しかしながら、包装紙2の坪量は、前述した各値に限定されることなく適宜変更可能である。
包装紙2は、物品C及びトレイ3を包むときに第1方向D1及び第2方向D2に延在する第1延在部2cと、第1方向D1及び第3方向D3に延在する第2延在部2dとを有する。包装紙2は、第2延在部2dの第1方向D1の端部から第2方向D2に折り曲げられる第1折り曲げ部2fと、第1延在部2cの第1方向D1の端部から第3方向D3に折り曲げられる第2折り曲げ部2gとを有する。
包装紙2は、例えば、第3方向D3に沿って並ぶ一対の第1延在部2cを有すると共に、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第2延在部2dを有する。一対の第1延在部2cのうち、鉛直上方に位置する第1延在部2cが物品Cを覆い、鉛直下方に位置する第1延在部2cがトレイ3の底部3Aを覆う。一対の第2延在部2dのそれぞれは、物品Cの側面部C2とトレイ3の各側部3Bを覆う。
包装紙2は、例えば、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第1折り曲げ部2fを有すると共に、第3方向D3に沿って並ぶ一対の第2折り曲げ部2gを有する。一対の第2折り曲げ部2gの一方が他方に接着された箇所が接着箇所2bである。第3方向D3に沿って見た場合における一対の第2折り曲げ部2gの内側にトレイ3の側部3Cが位置している。
一例として、第2折り曲げ部2gは、第2方向D2に沿って延びる上底及び下底を有する台形状を呈する。第2折り曲げ部2gの第2方向D2への長さは、梱包材1の第3方向D3の中央側に向かうに従って短くなっている。これにより、一対の第2折り曲げ部2gが重なる接着箇所2bの形状は六角形状を呈する。例えば、一対の第2折り曲げ部2gのうち、一方の第2折り曲げ部2gの外面に他方の第2折り曲げ部2gの内面が接着される。一例として、下側に位置する第2折り曲げ部2gの外面に上側に位置する第2折り曲げ部2gの内面が貼り付けられる。
包装紙2による物品C及びトレイ3の包装は、一例として、キャラメル包装によって行われる。一対の第2折り曲げ部2gの接着は、例えば、接着機によって行われる。一例として、接着機は、第2方向D2に沿って搬送されるトレイ3及び物品Cにおける第2方向D2側を向く面(側面)と第3方向D3側を向く面(上下面)とを包装紙2で被覆する。
その後、接着機は、包装紙2の第1方向D1の端部を第2方向D2に折り曲げて第1折り曲げ部2f及び第2折り曲げ部2gを形成し、一方の第2折り曲げ部2gの外面に接着剤を塗布して他方の第2折り曲げ部2gを当該外面に押しつけることにより、接着箇所2bを形成する。また、接着機は、ホットメルト接着、又はパートコート接着によって接着箇所2bを形成してもよく、包装紙2の接着固定の態様は特に限定されない。
次に、本実施形態に係る梱包材1から得られる作用効果について説明する。梱包材1では、トレイ3に物品Cが載せられる。物品C、及びトレイ3の少なくとも一部が包装紙2によって包装される。従って、トレイ3に載せられた物品Cが包装紙2によって包装されるので、フィルム等の樹脂材料の使用を不要とすることができる。その結果、環境に配慮された梱包材1とすることができる。
本実施形態では、包装紙2によって物品C及びトレイ3を包装することにより、従来の段ボール箱と比較して紙の使用量を減らすことができる。従って、更なる省資源化に寄与する。また、物品Cを包装する包装紙2を備えることにより、段ボール等と比較して開封を容易に行うことができる。すなわち、包装紙2をハサミで切って開封できるので、梱包材1を容易に開封することができる。更に、段ボールによって構成された梱包材は厚みがあるため破棄するのが煩雑という問題が生じうるが、本実施形態に係る梱包材1は薄い包装紙2を破いて破棄すればよいので、容易に破棄することができる。
また、段ボールによって構成された梱包材のうち、ジッパーライン(切り取り線)を有し、ジッパーラインに沿って破断可能とされているものがある。しかしながら、この種の梱包材では、破断した跡がギザギザとして(例えばトレイ3の上端に相当する箇所に)残るので、破断した後における梱包材の見栄えがよくないという問題がある。これに対し、トレイ3を包装紙2で包装する梱包材1では、トレイ3の形状をギザギザ等を有しない形状(例えば、側部3B,3Cの上端を平滑状)とできるので、開封後のトレイ3の見栄えを良好にすることができる。
前述したように、トレイ3は、物品Cが載せられる底部3Aと、底部3Aの外縁から立設する複数の側部3B,3Cとを有してもよい。物品Cが載せられたトレイ3の側部3Cの外側において一対の包装紙2(第2折り曲げ部2g)同士が接着され、包装紙2同士が接着する接着箇所2bの内側に位置する側部3Cの高さが他の側部3Bの高さより高くてもよい。
この場合、トレイ3の側部3Cの外側において一対の包装紙2同士が接着される。そして、この接着箇所2bの内側に位置する側部3Cの高さは他の側部3Bの高さよりも高い。従って、一対の包装紙2に対して接着を行うときに、接着箇所2bの内側に側部3Cが位置するので、接着箇所2bの内側に物品Cが位置する場合と比較して接着を容易に行うことができる。すなわち、接着機を包装紙2に押し当てて包装紙2の接着を行うときに、物品Cではなく側部3Cが当該接着機に反発するので、接着機による接着を容易に行うことができる。一方、側部3Bは、側部3Cより低く、低ければ低いほど資材を削減できる観点では望ましい。また、側部3Bを有しないトレイ(第2方向D2に沿って見たときにコの字状を呈するトレイ)であってもよい。
前述したように、物品Cは、トレイ3の側部3Cに対向する湾曲面C3を有する形状とされていてもよい。湾曲面C3を有する物品Cを梱包する場合であっても、梱包材1を容易に開封することができる。
包装紙2がクラフト紙であってもよい。この場合、他種の紙と比較して、強度が高い包装紙2とすることができる。
包装紙2が段ボールのライナーから構成されていてもよい。この場合、包装紙2が段ボールのライナーから構成されていることにより、包装紙2をトレイ3と一緒にリサイクルすることができる。従って、包装紙2のリサイクル性を高めてより環境に配慮された梱包材1とすることができる。
以下では、本開示に係る梱包材の種々の変形例について説明する。なお、本開示は、後述する各変形例に限定されない。また、以降の変形例に係る各梱包材の一部の構成は、前述した梱包材1の一部の構成と同様である。従って、以下では梱包材1と重複する説明を同一の符号を付して適宜省略する。
(第1変形例)
図3(a)及び図3(b)に示されるように、第1変形例に係る梱包材11は、包装紙2とは異なる包装形態とされる包装紙12を有する。一例として、包装紙12は、ラミナ(登録商標)によって構成されている。この場合、包装紙12はヒートシール紙によって構成されている。しかしながら、包装紙12はラミナより厚い紙によって構成されていてもよい。
図3(a)及び図3(b)に示されるように、第1変形例に係る梱包材11は、包装紙2とは異なる包装形態とされる包装紙12を有する。一例として、包装紙12は、ラミナ(登録商標)によって構成されている。この場合、包装紙12はヒートシール紙によって構成されている。しかしながら、包装紙12はラミナより厚い紙によって構成されていてもよい。
包装紙12は、ガゼットタイプの包装形態によって物品C及びトレイ3を包装する。包装紙12は、例えば、第1方向D1及び第2方向D2に延在する第1延在部12bと、第1方向D1及び第3方向D3に延在する第2延在部12cと、第1方向D1の両端のそれぞれに位置するガゼット部12dとを有する。
ガゼット部12dは、第2延在部12cの第1方向D1の端部から第2方向D2に折れ曲がる第1折り曲げ部12fと、第1延在部12bの第1方向D1の端部から第3方向D3に折り曲げられる第2折り曲げ部12gとを有する。ガゼット部12dは第3方向D3に沿って並ぶ一対の第2折り曲げ部12gを有し、一対の第2折り曲げ部12gは第1方向D1に突出した状態で互いに接合されている。以上、第1変形例に係る包装紙12を備えた梱包材11では、フィルム等の樹脂材料の使用を不要とすることができるので、前述した梱包材1と同様の作用効果が得られる。
(第2変形例)
図4(a)及び図4(b)に示されるように、第2変形例に係る梱包材21は、包装紙12とは異なる包装形態とされる包装紙22を有する。包装紙22は、第1延在部12b、第2延在部12c、及びガゼット部の折り込み部22dを有し、折り込み部22dの構成がガゼット部12dの構成とは異なっている。
図4(a)及び図4(b)に示されるように、第2変形例に係る梱包材21は、包装紙12とは異なる包装形態とされる包装紙22を有する。包装紙22は、第1延在部12b、第2延在部12c、及びガゼット部の折り込み部22dを有し、折り込み部22dの構成がガゼット部12dの構成とは異なっている。
包装紙22は、例えば、第1方向D1の両側に折り込み部22dを有する。折り込み部22dは、第1折り曲げ部12fと、第1延在部12bの第1方向D1の端部から第3方向D3に折り曲げられる第2折り曲げ部22gとを有する。折り込み部22dは第3方向D3に沿って並ぶ一対の第2折り曲げ部22gを有し、一対の第2折り曲げ部22gのうちの一方が他方に貼り付けられている。
例えば、一方の第2折り曲げ部22gが他方の第2折り曲げ部22gよりも第1方向D1に(僅かに)突出している。以上、梱包材21では、折り込み部22dが第1方向D1の端部に形成されるので、前述した梱包材11と比較して製袋品を手で装製する際に作業しやすい。更に、梱包材21では、包装紙22によって物品C及びトレイ3の全体を包装することが可能であるため、包装紙22として薄い紙を用いることができる。従って、前述した梱包材1と同様の作用効果が得られる。
(第3変形例)
図5(a)及び図5(b)に示されるように、第3変形例に係る梱包材31は、前述した包装紙2とは異なる形状の包装紙32を備える。包装紙32は、第1方向D1の端部に物品Cが露出する開口32bを有する。包装紙32は、第1方向D1及び第2方向D2に延在する第1延在部32cと、第1方向D1及び第3方向D3に延在する第2延在部32dと、第1方向D1の端部に開口32bを形成する開口形成部32fとを有する。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、第3変形例に係る梱包材31は、前述した包装紙2とは異なる形状の包装紙32を備える。包装紙32は、第1方向D1の端部に物品Cが露出する開口32bを有する。包装紙32は、第1方向D1及び第2方向D2に延在する第1延在部32cと、第1方向D1及び第3方向D3に延在する第2延在部32dと、第1方向D1の端部に開口32bを形成する開口形成部32fとを有する。
開口形成部32fは、第3方向D3に沿って並ぶ一対の第1延在部32cのそれぞれから第3方向D3に折り曲げられた第1折り曲げ部32gと、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第2延在部32dのそれぞれから第2方向D2に折り曲げられた第2折り曲げ部32hとを有する。開口形成部32fは、第3方向D3に沿って並ぶ一対の第1折り曲げ部32gと、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第2折り曲げ部32hとを有し、一対の第1折り曲げ部32gの間、及び一対の第2折り曲げ部32hの間に開口32bが形成される。
例えば、各第2折り曲げ部32hにおける第3方向D3の両端側のそれぞれの部分に各第1折り曲げ部32gが接着される。第2折り曲げ部32hに貼り付けられた各第1折り曲げ部32gは、第2方向D2に沿って延びる長辺、及び第3方向D3に沿って延びる短辺を有する長方形状を呈する。
開口32bは、例えば、第2方向D2に沿って延びる長辺、及び第3方向D3に沿って延びる短辺を有する長方形状を呈する。開口32bには、例えば、複数の物品Cの一部、及びトレイ3の一部が露出している。但し、この例に限られず、開口32bには、複数の物品Cの一部のみが露出していてもよいし、トレイ3の一部のみが露出していてもよい。
以上のように構成される梱包材31では、包装紙32が物品C及びトレイ3を包むため、前述と同様の作用効果が得られる。更に、包装紙32は開口32bを有する。従って、梱包材31では、開口32bを有しない包装紙を備える梱包材と比較して、紙の使用量を更に低減させることができる。例えば、開口32bからは物品Cが露出しているので、物品Cの状態を梱包材31の外部から視認することができる。
(第4変形例)
図6(a)及び図6(b)に示されるように、第4変形例に係る梱包材41は、開口42bを形成する包装紙42を備える。包装紙42は、第1延在部32cと、第2延在部32dと、開口形成部32fとは異なる開口形成部42fとを有する。開口形成部42fは、第3方向D3に沿って並ぶ一対の第1折り曲げ部42gと、第1折り曲げ部42gから第1方向D1に折り曲げられた第2折り曲げ部42hとを有する。
図6(a)及び図6(b)に示されるように、第4変形例に係る梱包材41は、開口42bを形成する包装紙42を備える。包装紙42は、第1延在部32cと、第2延在部32dと、開口形成部32fとは異なる開口形成部42fとを有する。開口形成部42fは、第3方向D3に沿って並ぶ一対の第1折り曲げ部42gと、第1折り曲げ部42gから第1方向D1に折り曲げられた第2折り曲げ部42hとを有する。
一対の第1折り曲げ部42gの間に開口42bが形成されており、開口42bは包装紙42の第2方向D2の一端から他端まで延在している。包装紙42は、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第2折り曲げ部42hを有する。各第2折り曲げ部42hは第1方向D1に折り曲げられた状態で各第2延在部32dに接着している。
以上、梱包材41では、開口42bが形成されるので、梱包材31と同様の作用効果が得られる。更に、梱包材41では、開口42bを形成する第2折り曲げ部42hが長側面である第2延在部32dに織り込まれて第2延在部32dに接着されるので、内側に折り込むよりも第2延在部32dに対する第2折り曲げ部42hの接着面積をより広くすることができる。
(第5変形例)
図7(a)及び図7(b)に示されるように、第5変形例に係る梱包材51は、包装形態が異なる包装紙52を備える。包装紙52は、フィンシール包装によって物品C及びトレイ3を包装する。包装紙52は、第1延在部32cと、第2延在部32dと、第1方向D1の端部に位置するシール部52bとを備える。
図7(a)及び図7(b)に示されるように、第5変形例に係る梱包材51は、包装形態が異なる包装紙52を備える。包装紙52は、フィンシール包装によって物品C及びトレイ3を包装する。包装紙52は、第1延在部32cと、第2延在部32dと、第1方向D1の端部に位置するシール部52bとを備える。
シール部52bは、第1延在部32cの第1方向D1の端部から第3方向D3に折り曲げられた第1折り曲げ部52cと、第2延在部32dの第1方向D1の端部から第2方向D2に折り曲げられた第2折り曲げ部52dとを有する。シール部52bは、第3方向D3に沿って並ぶ一対の第1折り曲げ部52cと、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第2折り曲げ部52dとを有する。
一対の第2折り曲げ部52dのそれぞれは、例えば、各第1折り曲げ部52cに接着されている。各第2折り曲げ部52dの第3方向D3への長さは、第2方向D2の中央側に向かうに従って短くなっている。一例として、各第2折り曲げ部52dは三角形状を呈する。以上、フィンシール包装によって物品C及びトレイ3を包装する包装紙52を備えた梱包材51では、封止性を高めて異物の侵入をより確実に抑制できる。
(第6変形例)
図8(a)及び図8(b)に示されるように、第6変形例に係る梱包材61において、包装紙62は、鉛直上方を向く一対の第1延在部62cと、第2方向D2を向く第2延在部62fと、鉛直下方を向く第3延在部62hと、第1方向D1の端部に位置するシール部62gとを有する。シール部62gは、第1延在部62cから第3方向D3に折り曲げられた第1折り曲げ部62jと、第3延在部62hから第3方向D3に折り曲げられた第2折り曲げ部62kとを有する。シール部62gでは、第2折り曲げ部62kに第1折り曲げ部62jが貼り合わされている。
図8(a)及び図8(b)に示されるように、第6変形例に係る梱包材61において、包装紙62は、鉛直上方を向く一対の第1延在部62cと、第2方向D2を向く第2延在部62fと、鉛直下方を向く第3延在部62hと、第1方向D1の端部に位置するシール部62gとを有する。シール部62gは、第1延在部62cから第3方向D3に折り曲げられた第1折り曲げ部62jと、第3延在部62hから第3方向D3に折り曲げられた第2折り曲げ部62kとを有する。シール部62gでは、第2折り曲げ部62kに第1折り曲げ部62jが貼り合わされている。
包装紙62は、包装紙62を破断するための破断部62bを有する。例えば、破断部62bは、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第1延在部62cの間に位置する破断予定部である。破断部62bが包装紙62に形成された破断予定部であることにより、破断部がテープ等である場合と比較して、より環境にやさしい破断部とすることができる。破断部62bは、包装紙62における第2方向D2の中央部分に設けられる。
例えば、破断部62bは、第1折り曲げ部62jに形成された第1部分62pと、一対の第1延在部62cの間に位置する第2部分62qとを含んでおり、第1部分62p及び第2部分62qは互いに連続している。破断部62bは、第1折り曲げ部62jに形成された第1部分62pの下端に指掛け部62rを有する。指掛け部62rの幅方向の両端には切り込みが入っており、指で摘まみやすい指掛け部62rとされている。
指掛け部62rを指で摘まんで指掛け部62rを引き上げることにより、破断部62bを剥がして包装紙62を破断することが可能である。以上、破断部62bの例について説明した。この梱包材61において、包装紙62は、包装紙62を破断するための破断部62bを有する。この場合、破断部62bに沿って包装紙62を容易に切断できるので、ハサミ等がなくても容易に梱包材61を開封することができる。
(第7変形例)
図9(a)及び図9(b)に示されるように、第7変形例に係る梱包材71は、破断部72bの位置が第6変形例に係る梱包材61とは異なっている。具体的には、梱包材71は、包装紙72の第2方向D2の端部(一例として右端)に位置する破断部72bを有する。この梱包材71によれば、破断部72bによって包装紙72を容易に破断できるので、前述した梱包材61と同様の効果が得られる。更に、梱包材71では破断部72bが第2方向D2の端部に設けられていることにより、梱包材71のデザイン性を一層良好にすることができる。
図9(a)及び図9(b)に示されるように、第7変形例に係る梱包材71は、破断部72bの位置が第6変形例に係る梱包材61とは異なっている。具体的には、梱包材71は、包装紙72の第2方向D2の端部(一例として右端)に位置する破断部72bを有する。この梱包材71によれば、破断部72bによって包装紙72を容易に破断できるので、前述した梱包材61と同様の効果が得られる。更に、梱包材71では破断部72bが第2方向D2の端部に設けられていることにより、梱包材71のデザイン性を一層良好にすることができる。
(第8変形例)
図10(a)及び図10(b)に示されるように、第8変形例に係る梱包材81において、包装紙82は、第1延在部32cと、第2延在部32dと、第1方向D1の端部に位置するシール部82bと、シール部82bに設けられた破断部82cとを備える。破断部82cは、例えば、第3方向D3の中央に設けられる。
図10(a)及び図10(b)に示されるように、第8変形例に係る梱包材81において、包装紙82は、第1延在部32cと、第2延在部32dと、第1方向D1の端部に位置するシール部82bと、シール部82bに設けられた破断部82cとを備える。破断部82cは、例えば、第3方向D3の中央に設けられる。
シール部82bでは、前述と同様、第3方向D3に沿って並ぶ一対の第1折り曲げ部82dに、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第2折り曲げ部82fが貼り付けられている。破断部82cは、一対の第2折り曲げ部82fの一方(図10(a)の例では右側)に位置する第1部分82gと、第2延在部32dにおいて第1方向D1に沿って延びる第2部分82hとを含んでいる。
第1部分82g及び第2部分82hは互いに連続している。第1部分82gにおける第2方向D2の中央側の端部には指掛け部82jが設けられており、指掛け部82jを摘まんで指掛け部82jを引っ張ることにより、包装紙82を破断することが可能である。以上、梱包材81では側面部に破断部82cが形成されているので、梱包材81の側面部に形成された破断部82cに沿って包装紙82を容易に破断することができる。以上のように、包装紙を破断する破断部の位置、形状及び大きさは適宜変更可能である。
続いて、図12を参照しながら第9変形例に係る梱包材について説明する。第9変形例に係る梱包材は、前述した包装紙2と、トレイ103と、衝撃緩衝材104とを備える。図12は、第9変形例に係る梱包材から包装紙2を外した状態であって、24個(4×6個)の物品Cが梱包される例を示している。例えば、トレイ103の材料は、前述したトレイ3の材料と同一であり、一例として紙である。
トレイ103は、第1方向D1に延びる複数の長辺103bと、第2方向D2に延びる複数の第1短辺103cと、第3方向D3に延びる複数の第2短辺103dとを有する。トレイ103は、その高さ(第3方向D3への長さ)が前述したトレイ3よりも低い(小さい)点でトレイ3とは異なっている。
トレイ103は、長辺103b及び第2短辺103dによって画成される側部103Bと、第1短辺103c及び第2短辺103dによって画成される側部103Cとを有する。例えば、トレイ103は、第3方向D3を向く底部と、第2方向D2に沿って並ぶ一対の側部103Bと、第1方向D1に沿って並ぶ一対の側部103Cとを有する。トレイ103の底部の上に複数の物品Cが載せられる。一例として、側部103Cの四隅のうち、上側に位置する2つの隅部には湾曲部103hが形成されている。側部103Bの四隅のうち、上側に位置する2つの隅部にも同様の湾曲部が形成されている。
例えば、衝撃緩衝材104は、紙によって構成されている。一例として、衝撃緩衝材4は、段ボール(例えばマイクロフルート)によって構成されていてもよい。例えば、衝撃緩衝材104の材料は、トレイ103の材料と同一である。衝撃緩衝材104の厚さは、例えば、0.5mm以上且つ3.0mm以下(一例として2.0mm)である。衝撃緩衝材104は、例えば、箱状を呈する。一例として、衝撃緩衝材104は、鉛直下方を向く開口が形成された矩形箱状を呈する。
衝撃緩衝材104は、第1方向D1に延びる複数の長辺104bと、第2方向D2に延びる複数の短辺104cとを有する。衝撃緩衝材104は、長辺104b及び短辺104cによって画成される板状部104Aと、板状部104Aの外縁から折り曲げられると共に物品Cの側面部に対向する折り曲げ部104Cとを有する。
一例として、板状部104Aは長方形状を呈する。板状部104Aは鉛直上方に向けられる。板状部104Aは物品Cの天面部に載せられる。例えば、折り曲げ部104Cは、板状部104Aの第1方向D1の端部から下方に折り曲げられる部位であってもよい。また、折り曲げ部は、板状部104Aの第2方向D2の端部から下方に折り曲げられる部位であってもよい。
例えば、折り曲げ部104Cの高さは、トレイ103(側部103C)の高さよりも高い。この場合、物品Cの天面部側をより確実に保護できる。しかしながら、折り曲げ部104Cの高さは、トレイ103の高さと同一であってもよいし、トレイ103の高さより低くてもよい。一例として、折り曲げ部104Cは長方形状を呈する。折り曲げ部104Cの四隅のうち、下側に位置する2つの隅部に湾曲部104hが形成されていてもよい。
以上、第9変形例に係る梱包材は、物品Cのトレイ103とは反対側に載せられる衝撃緩衝材104を備え、衝撃緩衝材104が物品Cと包装紙2との間に介在する。すなわち、包装紙2が衝撃緩衝材104を覆うことにより、衝撃緩衝材104は物品Cと包装紙2との間に位置した状態となる。従って、トレイ103と衝撃緩衝材104との間に物品Cが挟まれた状態で衝撃緩衝材104が包装紙2によって包装される。よって、包装紙2を一層破れにくくすることができ、物品Cの損傷をより確実に防止できる。
特に、第9変形例では、物品Cが載せられたトレイ103、及び物品Cに載せられた衝撃緩衝材104が包装紙2によって包装されるので、物品Cを包装紙2に接触させにくくすることができる。従って、搬送中に物品Cが包装紙2に当接して包装紙2が破れる等の事態をより確実に抑制できる。
衝撃緩衝材104は、物品Cに載せられる板状部104Aと、板状部104Aの外縁から折り曲げられると共に物品Cに対向する折り曲げ部104Cとを有する。よって、物品Cに板状部104Aが載せられると共に、物品Cの側面部に折り曲げ部104Cが対向する。従って、衝撃緩衝材104によって物品Cの一部を上方及び側方から覆うことができるので、物品Cの損傷を一層確実に防止できる。
衝撃緩衝材104の材料は、例えば、トレイ103の材料と同一である。この場合、衝撃緩衝材104の材料がトレイ103の材料と同一であるため、衝撃緩衝材104の準備を容易に行えると共に、衝撃緩衝材104にかかるコストの増大を抑制できる。
トレイ103は、例えば、側部103Cの上側に位置する2つの湾曲部103hを有する。この場合、トレイ103が包装紙2によって包装されたときに、包装紙2を一層破れにくくすることができる。衝撃緩衝材104は、例えば、折り曲げ部104Cの下側に位置する2つの湾曲部104hを有する。この場合、衝撃緩衝材104が包装紙2によって包装されたときに、包装紙2を一層破れにくくすることができる。
以上、第9変形例に係る梱包材について説明した。第9変形例において、例えば、図2の折り曲げ部3gと同様、衝撃緩衝材104は、第1方向D1の端部から第2方向D2に折り曲げられる折り曲げ部を有し、当該折り曲げ部に折り曲げ部104Cが接着剤によって貼り付けられてもよい。この場合、第3方向D3から見た場合において矩形状を呈する衝撃緩衝材104の四隅を接着固定によって貼り付けることが可能となる。
第9変形例において、トレイ103の形状及び大きさ、並びに、衝撃緩衝材104の形状及び大きさは、上記の各例に限られず適宜変更可能である。例えば、衝撃緩衝材104の形状及び大きさは、トレイ103の形状及び大きさと同一であってもよい。この場合、衝撃緩衝材104をトレイ103と同一にできるので、衝撃緩衝材104の準備等を一層容易に行うことができる。また、第9変形例では、24個の物品Cが梱包される例について説明した。しかしながら、梱包される物品Cの数は、特に限定されず、例えば、12個(4×3個)であってもよい。
(第10変形例)
続いて、図13を参照しながら第10変形例に係る梱包材について説明する。第10変形例に係る梱包材は、前述した包装紙2と、トレイ113とを備える。図13は、トレイ113が展開された状態を示す図である。例えば、トレイ113の材料は、前述したトレイ3の材料と同一であり、一例として紙である。
続いて、図13を参照しながら第10変形例に係る梱包材について説明する。第10変形例に係る梱包材は、前述した包装紙2と、トレイ113とを備える。図13は、トレイ113が展開された状態を示す図である。例えば、トレイ113の材料は、前述したトレイ3の材料と同一であり、一例として紙である。
トレイ113は、底部113Aと、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第1フラップ113Bと、第1方向D1に沿って並ぶ一対の第2フラップ113Cとを備える。底部113Aは、物品Cが載置される板状の部分である。底部113Aは、平面視で矩形状を有する。底部113Aは、第1方向D1及び第2方向D2の双方に交差する第3方向D3(例えば図13の紙面に直交する方向、図2参照)に厚みを有する。
底部113Aは、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第1辺113bと、第1方向D1に沿って並ぶ一対の第2辺113cとを有する。第1辺113bは、第1方向D1に延在している。第2辺113cは、第2方向D2に延在している。一対の第2辺113cは、一対の第1辺113bの間に配置されている。より具体的には、一対の第2辺113cは、、第2方向D2における一対の第1辺113bの間であって、且つ一対の第1辺113bよりも底部113Aの第1方向D1の両端側に位置する。そして、一対の第1辺113bは、第1方向D1における一対の第2辺113cの間であって、且つ一対の第2辺113cよりも底部113Aの第2方向D2の両端側に位置する。
第1フラップ113Bは、第1辺113bに沿って折り曲げ可能である。第1フラップ113Bが第1辺113bに沿って折りたたまれることによって、トレイ113の側壁が形成される。一対の第1フラップ113Bは、一対の第1辺113bのそれぞれを介して底部113Aに連結されている。展開状態において、第1フラップ113Bは、第1辺113bから外側に向かって突出している。第1フラップ113Bは、第1方向D1に延在している。第1フラップ113Bは、例えば、第1辺113bと平行に延びる長辺113eと、第1フラップ113Bの第1方向D1の端に位置する一対の第1端面113fとを有する。第1フラップ113Bは、第1辺113bと、長辺113eと、一対の第1端面113fとによって画成される。
長辺113eは、第1フラップ113Bの突出端である。長辺113eは、第1方向D1に延在している。長辺113eの第1方向D1における長さは、第1辺113bの第1方向D1における長さよりも短い。
第1端面113fは、第3方向D3に沿って見たときに第1フラップ113Bの外側に膨らむように湾曲した形状を有する。例えば、第1端面113fは、第3方向D3に沿って見たときに円弧状を呈する。第1端面113fは、第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在している。すなわち、第1端面113fは、第1方向D1に沿って第1フラップ113Bを見たときに第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在している。例えば、第1方向D1に沿って見たときにおける第1端面113fの形状は、第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在する矩形状である。一対の第1端面113fは、第1方向D1に沿って並んでいる。
第2フラップ113Cは、第2辺113cに沿って折り曲げ可能である。第2フラップ113Cが第2辺113cに沿って折りたたまれることによって、第1フラップ113Bが形成する側壁と異なるトレイ113の側壁が形成される。一対の第2フラップ113Cは、一対の第2辺113cのそれぞれを介して底部113Aに連結されている。展開状態において、第2フラップ113Cは、第2辺113cから外側に向かって突出している。第2フラップ113Cは、第2方向D2に延在している。第2フラップ113Cは、例えば、第2辺113cと平行に延びる短辺113gと、第2フラップ113Cの第2方向D2の端に位置する一対の第2端面113hとを有する。第2フラップ113Cは、第2辺113cと、短辺113gと、一対の第2端面113hとによって画成される。
短辺113gは、第2フラップ113Cの突出端である。短辺113gは、第2方向D2に延在している。短辺113gの第2方向D2における長さは、第2辺113cの第2方向D2における長さよりも短い。
第2端面113hは、第3方向D3に沿って見たときに第2フラップ113Cの外側に膨らむように湾曲した形状を有する。例えば、第2端面113hは、第3方向D3に沿って見たときに円弧状を呈する。第2端面113hは、第1方向D1及び第3方向D3の双方に延在している。すなわち、第2端面113hは、第2方向D2に沿って第2フラップ113Cを見たときに第1方向D1及び第3方向D3の双方に延在している。例えば、第2方向D2に沿って見たときにおける第2端面113hの形状は、第1方向D1及び第3方向D3の双方に延在する矩形状である。一対の第2端面113hは、第2方向D2に沿って並んでいる。
図13の例と異なり、第1フラップ113B及び第2フラップ113Cは、矩形状を呈していてもよい。また、第1フラップ113B及び第2フラップ113Cは、台形状を呈していてもよい。この場合、第1端面113f及び第2端面113hは、第3方向D3に沿って見たときに、第1方向D1及び第2方向D2の双方に傾斜する方向に延在している。
底部113Aは、更に露出部113dを有する。露出部113dは、例えば、底部113Aの隅に位置する。一例として、露出部113dは、底部113Aの四隅のそれぞれに位置する。露出部113dは、第3方向D3に沿って底部113Aを見たときに、外側に第1フラップ113B及び第2フラップ113Cが形成されていない部分である。例えば、露出部113dは、第1方向D1及び第2方向D2に沿って延在する仮想平面に沿って第1端面113fと第2端面113hとの間から露出している。換言すれば、露出部113dは、第1端面113fと第2端面113hとの間において第3方向D3に直交する方向に突出している。
図14を参照しながら露出部113dをより詳細に説明する。図14は、トレイ113の露出部113dを示す図である。露出部113dと第1端面113fとの間に接続点113jが形成されており、露出部113dと第2端面113hとの間に接続点113kが形成されている。接続点113jは、第1端面113fにおける長辺113eとは反対側の端部に位置する。接続点113kは、第2端面113hにおける短辺113gとは反対側の端部に位置する。例えば、第3方向D3に沿って見たときに、接続点113j及び接続点113kのそれぞれは、第1端面113f、露出部113d及び第2端面113hに対してトレイ113の中央側(内側)に窪んでいる。
露出部113dは、第1端面113fと第2端面113hとの間において第3方向D3に交差する方向に露出している部分である。例えば、露出部113dは、接続点113jと接続点113kとの間においてトレイ113の外側に湾曲するように形成されている。より詳細には、接続点113jを通ると共に第2方向D2に沿って延在する直線を仮想線L1、接続点113kを通ると共に第1方向D1に沿って延在する直線を仮想線L2としたときに、露出部113dは、仮想線L1よりも第1フラップ113Bの反対側に突出し、且つ仮想線L2よりも第2フラップ113Cの反対側に突出している。
露出部113dは、第3方向D3に沿って見たときに底部113Aの外側に膨らむように湾曲した形状を有する。例えば、露出部113dは、第3方向D3に沿って見たときに円弧状を呈している。露出部113dの曲率半径は、例えば、0.5mm以上且つ5mm以下である。露出部113dの曲率半径は、1mm以上であってもよい。露出部113dの曲率半径は、2mm以上であってもよい。露出部113dの曲率半径は、3mm以上であってもよい。露出部113dの曲率半径は、4mm以下であってもよい。しかしながら、露出部113dの曲率半径は、前述した各値に限定されることなく適宜変更可能である。
次に、第10変形例に係る梱包材のトレイ113の作用効果について説明する。図13及び図14に示されるように、トレイ113では、底部113Aは、第1フラップ113Bの各第1端面113fと第2フラップ113Cの各第2端面113hとの間において第3方向D3に交差する方向に露出する露出部113dを有する。よって、各第1フラップ113Bを各第1辺113bに沿って折り曲げると共に、各第2フラップ113Cを第2辺113cに沿って折り曲げて、各第1フラップ113B及び各第2フラップ113Cを底部113Aに対して立設させたときに、露出部113dの分だけ第1フラップ113B及び第2フラップ113Cが互いに離隔する。これにより、第1フラップ113B及び第2フラップ113Cが互いに干渉することを抑制し、更に、各第1フラップ113B及び各第2フラップ113Cを容易に且つ十分に折り曲げることができる。従って、第1フラップ113B及び第2フラップ113Cを十分に折り曲げることができるので、折り曲げた後に第1フラップ113B又は第2フラップ113Cが開くことを抑制できる。その結果、トレイ113の仕上がりの状態を良好にすることができる。
特に、第10変形例では、第1端面113fは、第3方向D3に沿って見たときに第1フラップ113Bの外側に膨らむように湾曲した形状を有し、第2端面113hは、第3方向D3に沿って見たときに第2フラップ113Cの外側に膨らむように湾曲した形状を有する。よって、第1フラップ113B又は第2フラップ113Cが包装紙2に接触しても、包装紙2が破れることを抑制できる。
第1端面113fは、接続点113jから離隔するに従って、第2フラップ113Cから離れるように延在している。第2端面113hは、接続点113kから離隔するに従って、第1フラップ113Bから離れるように延在している。よって、第1フラップ113Bを第1辺113bに沿って折り曲げ、第2フラップ113Cを第2辺113cに沿って折り曲げたときに、第1端面113f及び第2端面113hが互いに干渉し難くなる。従って、第1フラップ113B及び第2フラップ113Cをより互いに干渉し難くすることができる。これにより、各第1フラップ113B及び各第2フラップ113Cを一層容易に且つ十分に折り曲げることができる。
第10変形例において、露出部113dは、第3方向D3に沿って見たときに底部113Aの外側に膨らむように湾曲した形状を有する。この場合、トレイ113を包装紙2で包んだときに、露出部113dが包装紙2を傷つけることを抑制できる。
第10変形例において、露出部113dは、第3方向D3に沿って見たときに円弧状を呈し、露出部113dの曲率半径は、0.5mm以上且つ5mm以下である。露出部113dの曲率半径が0.5mm以上であることにより、露出部113dを適切に湾曲した形状とすることができる。よって、トレイ113を包装紙2で包んだときに、露出部113dが包装紙2に接触しても、包装紙2が破れることを抑制できる。また、露出部113dの曲率半径が0.5mm以上である場合、トレイ113を製造するときに、確実に露出部113dを形成することができる。露出部113dの曲率半径が5mm以下であることにより、露出部113dと第1辺113bとの境界部、及び露出部113dと第2辺113cとの境界部を適切に湾曲した形状とすることができる。よって、トレイ113を包装紙2で包んだときに、当該境界部が包装紙2に接触しても、包装紙2が破れることを抑制できる。
第10変形例に係る梱包材は、トレイ113と、物品C及びトレイ113を包装する包装紙2とを備える。トレイ113の底部113Aは露出部113dを有するため、各第1フラップ113B及び第2フラップ113Cを十分に折り曲げることができる。これにより、トレイ113の仕上がりの状態を良好にすることができるので、物品C及びトレイ113が包装紙2によって包まれている梱包材の仕上がりの状態を良好にすることができる。
なお、トレイ113の形状及び大きさは、上記の第10変形例に限られず適宜変更可能である。例えば、露出部113dは、第1方向D1及び第2方向D2の双方に傾斜する方向に延在する平面であってもよい。露出部113dは、第3方向D3に沿って見たときに、接続点113jから接続点113kまで直線状に延びていてもよい。露出部113dは、第3方向D3に沿って見たときに底部113Aの内側に凹んだ形状を有してもよい。露出部113dは、接続点113j及び接続点113kを通る直線である仮想線L3よりも底部113Aの内側に窪んだ形状を有してもよい。
底部113Aは、第3方向D3に沿って見たときに矩形状を呈していてもよい。すなわち、第1辺113bと第2辺113cとが互いに直接交差していてもよい。この場合、露出部113dは、第3方向D3に沿って見たときに矩形状を呈する。
接続点113jと接続点113kとが第1方向D1に沿って並んでおり、且つ露出部113dが第2方向D2に露出していてもよい。この場合、露出部113dは、底部113Aの第2方向D2の端部に位置しており、第1方向D1及び第3方向D3の双方に延在している。
接続点113kと接続点113jとが第2方向D2に沿って並んでおり、且つ露出部113dが第1方向D1に露出していてもよい。この場合、露出部113dは、底部113Aの第1方向D1の端部に位置しており、第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在している。
梱包材は、物品Cの上下のそれぞれに位置する一対のトレイ113を備えてもよい。この場合、一方のトレイ113には、物品Cが載せられる。他方のトレイ113は、一方のトレイ113に載せられた物品Cを覆う。この場合、物品Cは、一方のトレイ113の底部113Aと、他方のトレイ113の底部113Aとの間に挟まれた状態となる。この場合、物品Cの下に位置するトレイ113は物品Cの載置台として機能し、物品Cの上に位置するトレイ113は物品Cの衝撃緩衝材として機能する。このように、トレイ113は衝撃緩衝材であってもよい。
梱包材は、包装紙2に代えて、紙以外の材料によって構成された包装材を備えてもよい。包装材は、例えば、合成樹脂フィルム、又はシュリンクフィルムによって構成されていてもよい。
以上、本開示に係る梱包材及びトレイの実施形態、及び種々の変形例について説明した。しかしながら、本開示に係る梱包材は、前述の実施形態、又は種々の変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨の範囲内において更に変形されたものであってもよい。すなわち、梱包材及びトレイの各部の構成、形状、大きさ、数、材料及び配置態様は、上記の要旨の範囲内において適宜変更可能である。本開示では実施形態及び第1~第10変形例について説明したが、実施形態及び第1~第10変形例のうちの複数の形態が組み合わされた梱包材又はトレイであってもよい。例えば、梱包材は、前述したトレイ3、トレイ103又は衝撃緩衝材104に代えて、トレイ113を備えていてもよい。
例えば、前述の実施形態では、破断予定部である破断部62bについて説明した。破断部としては、更に、PP(ポリプロピレン)テープ、カットテープ又は紐等を用いることが可能であり、破断部の種類は特に限定されない。また、図11に模式的に示されるように、梱包材の包装紙92の破断部92bは、一対の包装紙92が互いに貼り合わされた部分92cに形成されていてもよい。この場合、破断部92bでは、当該部分92cに沿って包装紙92を破断できるので、包装紙92の開封を更に容易に行うことができる。
前述の実施形態では、箱状のトレイ3について説明した。しかしながら、例えば、トレイは、板状を呈していてもよいし、前述したようにコの字状を呈していてもよく、トレイの形状は特に限定されない。また、前述の実施形態では、天面部C1が円形状を呈し、側面部C2が円筒状を呈する円柱状の物品Cについて説明した。しかしながら、物品の形状は、直方体状、又は角柱状等であってもよく、特に限定されない。
前述の実施形態では、飲料缶である物品Cが梱包される梱包材1について説明した。しかしながら、本開示に係る梱包材は、例えば、飲料が収容された紙パック、瓶又はペットボトルを梱包する梱包材であってもよく、梱包材に包装される物品の種類、形状、大きさ、数及び配置態様は適宜変更可能である。
1,11,21,31,41,51,61,71,81…梱包材、2,12,22,32,42,52,62,72,82,92…包装紙、2b…接着箇所、2c…第1延在部、2d…第2延在部、2f…第1折り曲げ部、2g…第2折り曲げ部、3…トレイ、3A…底部、3b…長辺、3B…側部、3c…第1短辺、3C…側部、3d…第2短辺、3f…開口、3g…折り曲げ部、3h…湾曲部、12b…第1延在部、12c…第2延在部、12d,22d…折り込み部、12f…第1折り曲げ部、12g…第2折り曲げ部、22g…第2折り曲げ部、32b…開口、32c…第1延在部、32d…第2延在部、32f…開口形成部、32g…第1折り曲げ部、32h…第2折り曲げ部、42b…開口、42f…開口形成部、42g…第1折り曲げ部、42h…第2折り曲げ部、52b…シール部、52c…第1折り曲げ部、52d…第2折り曲げ部、62b…破断部、62c…第1延在部、62f…第2延在部、62g…シール部、62h…第3延在部、62j…第1折り曲げ部、62k…第2折り曲げ部、62p…第1部分、62q…第2部分、62r…指掛け部、72b…破断部、81…梱包材、82…包装紙、82b…シール部、82c…破断部、82d…第1折り曲げ部、82f…第2折り曲げ部、82g…第1部分、82h…第2部分、82j…指掛け部、92b…破断部、92c…部分、103…トレイ、103b…長辺、103B,103C…側部、103c…第1短辺、103d…第2短辺、103h…湾曲部、104…衝撃緩衝材、104A…板状部、104b…長辺、104c…短辺、104C…折り曲げ部、104h…湾曲部、113…トレイ、113A…底部、113B…第1フラップ、113C…第2フラップ、113b…第1辺、113c…第2辺、113d…露出部、113e…長辺、113f…第1端面、113g…短辺、113h…第2端面、113j…接続点、113k…接続点、C…物品、C1…天面部、C2…側面部、C3…湾曲面、D1…第1方向、D2…第2方向、D3…第3方向、L1,L2,L3…仮想線。
Claims (4)
- 物品が載せられるトレイであって、
第1方向に延在すると共に前記第1方向と交差する第2方向に沿って並ぶ一対の第1辺、及び一対の前記第1辺の間において前記第2方向に延在すると共に前記第1方向に沿って並ぶ一対の第2辺を有し、前記第1方向及び前記第2方向の双方に交差する第3方向に厚みを有する底部と、
前記一対の第1辺のそれぞれに連結された状態で各前記第1辺から突出し、前記第1方向に延在すると共に前記第1辺に沿って折り曲げ可能とされた一対の第1フラップと、
前記一対の第2辺のそれぞれに連結された状態で各前記第2辺から突出し、前記第2方向に延在すると共に前記第2辺に沿って折り曲げ可能とされた一対の第2フラップと、
を備え、
各前記第1フラップは、前記第2方向及び前記第3方向の双方に延在すると共に前記第1方向に沿って並ぶ一対の第1端面を有し、
各前記第2フラップは、前記第1方向及び前記第3方向の双方に延在すると共に前記第2方向に沿って並ぶ一対の第2端面を有し、
前記底部は、各前記第1端面と各前記第2端面との間において前記第3方向に交差する方向に露出する露出部を有する、
トレイ。 - 前記露出部は、前記第3方向に沿って見たときに前記底部の外側に膨らむように湾曲した形状を有する、
請求項1に記載のトレイ。 - 前記露出部は、前記第3方向に沿って見たときに円弧状を呈しており、
前記露出部の曲率半径は、0.5mm以上且つ5mm以下である、
請求項1又は2に記載のトレイ。 - 請求項1又は2に記載のトレイと、
前記物品及び前記トレイを包装する包装材と、
を備える、
梱包材。
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2022
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