JP2024078995A - 気密性保持構造 - Google Patents

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正俊 山田
美由紀 福永
康博 乙田
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Abstract

【課題】専用パッキンを安価なOリングに置き換えても、安定的な性能を保持することができる気密性保持構造を提供する。【解決手段】Oリング3と、第1の平面部9と、第1の平面部9に設けられている凹部11とを具備する第1の部材5と、第2の平面部13と、第2の平面部13に設けられている環状の溝部15とを具備し、Oリング3の一部の環状の部位25が溝部15から突出し、溝部15の環状の壁面21の第1の環状部17と第2の環状部19とにOリング3が接触するようにして、Oリング3が溝部15に入り込んでいる状態で、第1の部材5の凹部11の開口部23を塞ぎ、溝部15が第1の部材5の凹部11を囲み、溝部15から突出しているOリング3の環状の部位25が第1の部材5の第1の平面部9に接触するようにして、第1の部材5に設置される第2の部材7とを有する気密性保持構造1である。【選択図】図4

Description

本発明は、気密性保持構造に関する。
従来、ユニット(第1の部材)とカバー(第2の部材)との2つの部品に挟まれた空間にパッキンを配置している気密性保持構造が知られている。従来の気密性保持構造では、ボルトを締付けることで、ユニットにカバーを設置している。そして、パッキンが圧縮されることで、パッキンがユニットとカバーとに接するようになっている。これにより、ユニットとカバーとの間からの水の侵入を防いでいる。
また、従来の気密性保持構造では、パッキンに2つの環状の突出部を設けている。この2つの突出部がカバーに接している。これにより、カバー側の気密性を上げている。ここで、従来の技術に関する特許文献として特許文献1を掲げる。
特開2004―211738号公報
ところで、従来の気密性保持構造は、安定的な気密性を確保することができるが、専用パッキン(専用部品パッキン)を製作する必要がある。本発明は、専用パッキンを安価なOリングに置き換えても、安定的な気密性能を保持することができる気密性保持構造を提供することを目的とする。
本発明の態様に係る気密性保持構造は、Oリングと、第1の平面部と、この第1の平面部に設けられている凹部とを具備する第1の部材と、第2の平面部と、この第2の平面部に設けられている環状の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1の環状部と前記溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2の環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる状態で、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記溝部が前記第1の部材の凹部を囲み、前記溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第1の部材の第1の平面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材とを有する気密性保持構造である。
本発明の態様に係る気密性保持構造は、Oリングと、第1の平面部と、この第1の平面部に設けられている凹部と、この凹部を囲むようにして前記第1の平面部に設けられて環状の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1の環状部と前記溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2の環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる第1の部材と、第2の平面部を具備し、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記第1の部材の溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第2の平面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材とを有する気密性保持構造である。
本発明の態様に係る気密性保持構造は、Oリングと、第1の平面部とこの第1の平面部に設けられている凹部とこの凹部を囲むようにして前記第1の平面部に設けられている環状の第1の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記第1の溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1溝部第1環状部と前記第1の溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第1溝部第2環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記第1の溝部に入り込んでいる第1の部材と、第2の平面部とこの第2の平面部に設けられている環状の第2の溝部とを具備し、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記第2の溝部の環状の壁面の一部で形成されている第2溝部第1環状部と前記第2の溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2溝部第2環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材とを有する気密性保持構造。
本発明の態様に係る気密性保持構造は、Oリングと、第1の面部と、この第1の面部に設けられている溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記Oリングの少なくとも2つの環状の部位が前記溝部の壁面に接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる第1の部材と、第2の面部を具備し、前記第1の部材の溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第2の面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材とを有する気密性保持構造である。
本発明によれば、専用パッキンを安価なOリングに置き換えても、安定的な気密性能を保持することができる気密性保持構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る気密性保持構造の斜視図である。 本発明の実施形態に係る気密性保持構造の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る気密性保持構造の断面図である。 図3におけるIV部の拡大図である。 図4に相当する図であって、気密性保持構造の溝部等の変形例を示す図である。 図4に相当する図であって、2つ目の変形例に係る気密性保持構造を示す図である。 比較例に係る気密性保持構造を示す図である。 図4に相当する図であって、3つ目の変形例に係る気密性保持構造を示す図である。 図4に相当する図であって、4つ目の変形例に係る気密性保持構造を示す図である。 図4に相当する図であって、5つ目の変形例に係る気密性保持構造を示す図である。
本発明の実施形態に係る気密性保持構造1は、図1から図4で示すように、Oリング3と第1の部材5と第2の部材7とを備えて構成されている。なお、気密性保持構造を、気密性維持構造もしくは部材間の気密性保持構造と呼んでもよい。
ここで説明の便宜のために、気密性保持構造における所定の一方向をX方向とし、X方向に対して直交する所定の一方向をY方向とし、X方向とY方向とに対して直交する方向をZ方向とする。なお、Z方向は、たとえば、上下方向になっている。
Oリング3は、弾性を備えたゴム等の材料で構成されており、環状(トーラスな形状)に形成されている。Oリング3として、たとえば、ISO規格のもので市販されているものが採用されている。第1の部材(たとえば、ユニット)5は、たとえば金属で構成されており、所定形状に形成されている。第1の部材5は、第1の平面部9と、この第1の平面部9に設けられている凹部11とを具備している。
第2の部材7(たとえば、カバー)も、たとえば金属で構成されており、所定形状に形成されている。第2の部材7は、第2の平面部13と、この第2の平面部13に設けられている環状の溝部(Oリング用溝部)15とを具備している。第2の部材7は、溝部15にOリングが入り込んでいる状態で、第1の部材5に一体的に設置されるようになっている。
溝部15は断面のみが図示されているが、溝部15は全体的に矩形な環状に形成されている。したがって、溝部15に入り込んだOリング3も矩形な環状になる(図2参照)。溝部15にOリング3が入り込んでいる状態では、Oリング3の一部の環状の部位25が溝部15から僅かに突出している。また、溝部15にOリング3が入り込んでいる状態では、第1の環状部17と第2の環状部19とにOリング3が接触するようにしてOリング3の他の一部27が溝部15に入り込んでいる。なお、第1の環状部17は、溝部15の環状の壁面21の一部で形成されている。第2の環状部19は、溝部15の環状の壁面21の他の一部で形成されている。
第2の部材7が第1の部材5に一体的に設置されていることで、第2の平面部13が第1の平面部9と平行になって第1の平面部9に対向し、第2の部材7が第1の部材5の凹部11の開口部23を塞いでいる。なお、第1の平面部9および第2の平面部13は、X方向およびY方向に展開している。
第2の部材7が第1の部材5に一体的に設置されていることで、溝部15とOリング3とが第1の部材5の凹部11を囲んでいる。また、第2の部材7が、第1の部材5に一体的に設置されていることで、溝部15から突出しているOリング3の環状突出部位25が第1の部材5の第1の平面部9に接触している。なお、第2の部材7の第1の部材5への設置は、ボルト29等の締結具を用いてされている。また、図1に参照符号30で示すものはワッシャー(スペーサ)である。
第2の部材7が第1の部材5に一体的に設置されている第2の部材設置状態では、Oリング3が圧縮されている。そして、Oリング3の溝部15に入り込んでいる環状の部位27が、第2の部材7の溝部15の第1の環状部17と第2の環状部19とに付勢力をもって接触している。また、第2の部材設置状態では、第2の部材7の溝部15から突出しているOリング3の環状突出部位25が付勢力をもって第1の部材5の第1の平面部9に接触している。なお、図4等では、Oリング3が真円で描かれているが、実際には、Oリング3は、ややつぶれている。すなわち、第1の環状部17に接している箇所、第2の環状部19に接している箇所および第1の平面部9に接している箇所は、短い直線(線分)になっている。
第2の部材設置状態を、第1の平面部9と第2の平面部13とに対して直交する方向(Z方向)で見ると、溝部15とOリング3とが第1の部材5の凹部11を囲んでいることで溝部15とOリング3との内側に凹部11が入っている。第2の部材設置状態をZ方向で見ると、所定の幅の環状の溝部15の幅内にOリング3が入っている。
第2の部材設置状態をZ方向で見ると、溝部15の第2の環状部19が溝部15の第1の環状部17から僅かに離れ第1の環状部17と平行になって環状に延伸している。また、第2の部材設置状態をZ方向で見ると、第1の環状部17の内側に第2の環状部19が位置している。さらに、第1の環状部17と第2の環状部19とは、溝部15の環に沿って延伸している。
溝部15の断面形状は、「V」字状に形成されている。溝部15の断面形状とは、環状の溝部15の中心軸(Z方向に延びている中心軸)を含む平面による溝部15の断面の形状である。「V」字状の溝部15の断面形状では、溝部15がこの開口部側(第2の平面部13側)で幅広になっており、溝部15が溝部15の底部側に向かうにしたがって次第に幅狭になっている。
溝部15が「V」字状に形成されていることで、溝部15の壁面が背の低い第1の円錐台側面状部位31と背の低い第2の円錐台側面状部位33とを備えて構成されている。第1の環状部17が、第1の円錐台側面状部位31の一部で構成されており、第2の環状部19が第2の円錐台側面状部位33の一部で構成されている。そして、Oリング3が、第1の円錐台側面状部位31と第2の円錐台側面状部位33とに接触している。
気密性保持構造1では、溝部15の環状の壁面21の第1の環状部17と第2の環状部19とにOリング3が接触するようにしてOリング3が溝部15に入り込んでいる。これにより、2つの環状の突出部を設けた専用のパッキンと同様なシール性を発揮することができる。すなわち、2つの環状の突出部を設けた専用のパッキンを用いなくても、Oリング3により2重のシール部が形成されている。そして、専用パッキンを安価なOリング3に置き換えても、安定的な気密性能を保持することができる。
また、専用のパッキンであってもOリング3であっても経年劣化するが、Oリング3であれば、簡単に早くしかも安価に入手することができる。そして、気密性保持構造1のメンテナンスが容易になるとともにコストの削減をすることができる。
図7で示す比較例に係る気密性保持構造301でも、ボルトを締付けることで、ユニット303にカバー305を設置している。そして、パッキン307が圧縮されることで、パッキン307がユニット303とカバー305とに接するようになっている。これにより、ユニット303とカバー305との間からの水の侵入を防いでいる。
比較例に係る気密性保持構造301では、パッキン307に2つの環状の突出部309を設けている。この2つの突出部309がカバー305に接している。これにより、カバー305側の気密性を上げている。しかし、比較例に係る気密性保持構造301では、専用パッキン(専用部品パッキン)307を製作する必要がある。
また、気密性保持構造1では、溝部15の断面形状が「V」字状に形成されているので、溝部15の形状が簡素化されており、製造がしやすくなっているともに、Oリング3の溝部15への設置がしやすくなっている。
ここで、図5を参照しつつ溝部15の変形例について説明する。図4で示す溝部15の断面は、第1の円錐台側面状部位31が直線になっている。第2の円錐台側面状部位33も直線になっている。これに対して、図5で示す溝部15の断面は、第1の円錐台側面状部位31が円弧状になっており、溝部15の断面の中央側に凸になっている。第2の円錐台側面状部位33も円弧状になっており、溝部15の断面の中央側に凸になっている。円錐台側面状部位31、33をこのように形成することで、Oリング3と、円錐台側面状部位31、33との密着性を高めることができる。
ここで、1つ目変形例に係る気密性保持構造(図示せず)について説明する。1つ目変形例に係る気密性保持構造は、第1の部材に凹部と環状の溝部が設けられている点が、図3等で示す気密性保持構造と異なり、その他の点は、図3等で示す気密性保持構造と同様に構成されている。
すなわち、1つ目変形例に係る気密性保持構造は、Oリングと第1の部材と第2の部材とを備えて構成されている。
第1の部材は、第1の平面部と、この第1の平面部に設けられている凹部と、この凹部を囲むようにして第1の平面部に設けられて環状の溝部とを具備している。第1の部材では、Oリングの一部の環状の部位が溝部から僅かに突出し、第1の環状部と第2の環状部とにOリングが接触するようにして、Oリングが溝部に入り込んでいる。第1の環状部、第2の環状部は、上述した第1の環状部17、第2の環状部19と同様な環状部である。
第2の部材は、第2の平面部を具備している。第2の部材が、第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、第2の平面部が第1の平面部に対向するようにして、第1の部材に一体的に設置されている。また、第2の部材が、第1の部材の溝部から突出しているOリングの環状の部位が第2の平面部に接触するようにして、第1の部材に一体的に設置されている。
1つ目変形例に係る気密性保持構造でも、溝部の環状の壁面の第1の環状部と溝部の環状の壁面の第2の環状部とにOリングが接触するようにしてOリングが溝部に入り込んでいる。これにより、専用パッキンを安価なOリングに置き換えても、安定的な気密性能を保持することができている。
次に、2つ目変形例に係る気密性保持構造1aについて図6を参照しつつ説明する。2つ目変形例に係る気密性保持構造1aは、第1の部材5に凹部11と環状の溝部35とが、第2の部材7に環状の溝部(Oリング用溝部)41が設けられている点が、図3等で示す気密性保持構造1と異なっている。気密性保持構造1aのその他の点は、気密性保持構造1と同様に構成されている。なお、環状の溝部35、41は、深さ寸法の値が、図4等で示す環状の溝部15の深さ寸法の値よりも小さいが、図4等で示す環状の溝部15と同様に、断面形状が「V」字状に形成されている。
2つ目変形例に係る気密性保持構造1aは、Oリング3と第1の部材5と第2の部材7とを備えて構成されている。第1の部材5は、第1の平面部9とこの第1の平面部9に設けられている凹部11とこの凹部11を囲むようにして第1の平面部9に設けられている環状の第1の溝部35とを具備している。なお、図6等は拡大図であるので、凹部11の表示は省略されている。
第1の部材5では、Oリング3の一部の環状の部位が溝部35から突出し、第1溝部第1環状部37と第1溝部第2環状部39とにOリング3が接触するようにして、Oリング3が第1の溝部35に入り込んでいる。第1溝部第1環状部37とは、第1の溝部35の環状の壁面の一部で形成されている環状の部位である。第1溝部第2環状部39とは、第1の溝部35の環状の壁面の他の一部で形成されている環状の部位である。
第2の部材7は、第2の平面部13とこの第2の平面部13に設けられている環状の第2の溝部41とを具備している。第2の部材7は、第1の部材5の凹部11の開口部23を塞ぎ、第2の平面部13が第1の平面部9に対向するようにして、第1の部材5に一体的に設置されている。また、第2の部材7は、第2溝部第1環状部43と第2溝部第2環状部45とにOリング3が接触するようにして、第1の部材に一体的に設置されている。第2溝部第1環状部43とは、第2の溝部41の環状の壁面の一部で形成されている環状の部位である。第2溝部第2環状部45とは、第2の溝部41の環状の壁面の他の一部で形成されている環状の部位である。
なお、第2の部材7が第1の部材5に設置されている状態では、Oリング3の第1の溝部35から突出している部位の一部の部位(環状の部位)が、第2の溝部41内に入り込んでいる。
気密性保持構造1aを第1の平面部9、第2の平面部13に対して直交する方向で見ると、第1の溝部35と第2の溝部41とが互いに重なっている。たとえば、第1の溝部35の全体と第2の溝部41の全体とが互いに重なっている。なお、第1の溝部35の幅が第2の溝部41の幅よりも大きくなっており、第1の溝部35の幅内に第2の溝部41が入っていてもよい。逆に、第2の溝部41の幅が第1の溝部35の幅よりも大きくなっており、第2の溝部41の幅内に第1の溝部35が入っていてもよい。
第2の部材7が第1の部材5に設置されている状態では、Oリング3が、第1溝部第1環状部37と第1溝部第2環状部39と第2溝部第1環状部43と第2溝部第2環状部45とに付勢力をもって接触している。
2つ目の変形例に係る気密性保持構造1aでは、第1溝部第1環状部37と第1溝部第2環状部39と第2溝部第1環状部43と第2溝部第2環状部45とに接触するようにしてOリング3が各溝部35、41に入り込んでいる。これにより、第1の部材5と第2の部材7との両方の部材での安定的な気密性能を保持することができる。
次に、その他の変形例について、図8~図10を参照しつつ説明する。図8で示す気3つ目の変形例に係る気密性保持構造1bは、Oリング3の設置形態が図3等で示す気密性保持構造1と異なり、その他の点は、図3等で示す気密性保持構造1と同様に構成されている。
図8で示す気密性保持構造1bでは、第1の部材5に環状の凸部47が設けられており、第2の部材7に環状の溝部49が設けられている。環状の溝部49の底部では、断面形状が「V」字状になっている。
そして、第2の部材7が第1の部材5に設置されている状態では、環状の溝部49にOリング3と環状の凸部47とが入り込んでいる。図8では、Oリング3が、凸部47の部位51と、溝部49の部位53、55との3箇所で、部材5、7に付勢力をもって接している。
なお、気密性保持構造1bにおいて、第1の部材5に環状の溝部49が設けられ、第2の部材7に環状の凸部47が設けられていてもよい。
図9で示す4つ目に変形例に係る気密性保持構造1cも、Oリング3の設置形態が図3等で示す気密性保持構造1と異なり、その他の点は、図3等で示す気密性保持構造1と同様に構成されている。
図9で示す気密性保持構造1cでは、第1の部材5に環状の溝部57が設けられており、第2の部材7に環状の凸部59が設けられている。環状の凸部59の先端部には、断面形状が「V」字状になっている環状の凹部61が形成されている。
そして、第2の部材7が第1の部材5に設置されている状態では、環状の溝部57にOリング3と環状の凸部59とが入り込んでいる。図9では、Oリング3が、溝部57の部位63と、凹部61の部位65、67との3箇所で、部材5、7に付勢力をもって接している。
なお、気密性保持構造1cにおいて、第1の部材5に環状の凸部59が設けられ、第2の部材7に環状の溝部57が設けられていてもよい。
図10で示す5つ目の変形例に係る気密性保持構造1dでは、第2の部材69が円柱状に形成されており、第1の部材71には、円柱状の孔73が設けられている。そして、第2の部材69が第1の部材71の孔73に入り込んでいる。また、第1の部材71の孔73の壁面には、Oリング3が入り込んでいる環状の凹部(溝部)77が形成されている。図10に参照符号75で示す直線は、第2の部材69、第1の部材71の孔73、環状の凹部77およびOリング3の中心軸である。
そして、第1の部材71が第2の部材69に設置されている状態では、Oリング3が、凹部77の部位79と、凹部77の部位81と、第2の部材69の部位83との3箇所で、部材69、71に付勢力をもって接している。
なお、気密性保持構造1dでは、第2の部材69が第1の部材71に対して移動せず固定されているが、第2の部材69が第1の部材71に対して、中心軸75の延伸方向で移動する構成であってもよい。
上述した気密性保持構造1等は、次に示す気密性保持構造の例である。この気密性保持構造は、Oリングと第1の部材と第2の部材とを備えて構成されている。
第1の部材は、第1の面部と、この第1の面部に設けられている溝部とを具備している。第1の部材では、Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出するようにしてOリングが溝部に入り込んでいる。また、第1の部材では、Oリングの少なくとも2つの環状の部位(Oリング環に沿って延びており互いが離れている2つの環状の部位)が溝部の壁面に接触するようにして、Oリングが溝部に入り込んでいる。
第2の部材は、第2の面部を具備している。第2の部材は、第2の面部が第1の面部に対向するようにして、第1の部材に一体的に設置されている。また、第2の部材は、第1の部材の溝部から突出しているOリングの環状の部位が第2の面部に接触するようにして、第1の部材に一体的に設置されている。
そして、気密性保持構造では、Oリングの少なくとも2つの環状の部位が溝部の壁面に接触しているので、Oリングを用いても安定的な気密性能を保持することができる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
1 気密性保持構造
3 Oリング
5 第1の部材
7 第2の部材
9 第1の平面部
11 凹部
13 第2の平面部
15 環状の溝部
17 第1の環状部
19 第2の環状部
21 溝部の環状の壁面
23 凹部の開口部
25 環状の部位(環状突出部位)
31 第1の円錐台側面状部位
33 第2の円錐台側面状部位
37 第1溝部第1環状部
39 第1溝部第2環状部
43 第2溝部第1環状部
45 第2溝部第2環状部

Claims (5)

  1. Oリングと、
    第1の平面部と、この第1の平面部に設けられている凹部とを具備する第1の部材と、
    第2の平面部と、この第2の平面部に設けられている環状の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1の環状部と前記溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2の環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる状態で、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記溝部が前記第1の部材の凹部を囲み、前記溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第1の部材の第1の平面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材と、
    を有する気密性保持構造。
  2. Oリングと、
    第1の平面部と、この第1の平面部に設けられている凹部と、この凹部を囲むようにして前記第1の平面部に設けられて環状の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1の環状部と前記溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2の環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる第1の部材と、
    第2の平面部を具備し、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記第1の部材の溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第2の平面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材と、
    を有する気密性保持構造。
  3. Oリングと、
    第1の平面部とこの第1の平面部に設けられている凹部とこの凹部を囲むようにして前記第1の平面部に設けられている環状の第1の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記第1の溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1溝部第1環状部と前記第1の溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第1溝部第2環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記第1の溝部に入り込んでいる第1の部材と、
    第2の平面部とこの第2の平面部に設けられている環状の第2の溝部とを具備し、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記第2の溝部の環状の壁面の一部で形成されている第2溝部第1環状部と前記第2の溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2溝部第2環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材と、
    を有する気密性保持構造。
  4. 前記溝部の断面形状が「V」字状に形成されていることで、前記溝部の壁面が第1の円錐台側面状部位と第2の円錐台側面状部位とを備えて構成されており、
    前記Oリングが、前記第1の円錐台側面状部位と前記第2の円錐台側面状部位とに接触する請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の気密性保持構造。
  5. Oリングと、
    第1の面部と、この第1の面部に設けられている溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記Oリングの少なくとも2つの環状の部位が前記溝部の壁面に接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる第1の部材と、
    第2の面部を具備し、前記第1の部材の溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第2の面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材と、
    を有する気密性保持構造。
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