JP2024078502A - 光電変換装置、機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光電変換装置の性能が向上する。【解決手段】 前記第1トランジスタと前記第2トランジスタは前記信号線に対して並列に接続され、前記第1トランジスタのゲートが第1バイアス配線に接続され、前記第2トランジスタのゲートが第2バイアス配線に接続され、前記第1バイアス配線と前記第2バイアス配線は電気的に分離されていることを特徴とする光電変換装置。【選択図】 図1

Description

本発明は、光電変換装置、機器に関する。
光電変換により画素信号を生成する画素と画素信号が出力される信号線とを備えた光電変換装置が知られている。特許文献1には、信号線の電圧の変化可能な範囲を制限するために、信号線に接続された複数のトランジスタを備えた構成の光電変換装置が開示されている。
特開2021―19256号公報
特許文献1のように、信号線に接続された複数のトランジスタを備えた構成において、複数のトランジスタの切り替えに応じて光電変換装置の性能が低下することがある。
本発明は、性能が向上した光電変換装置を提供することを目的とするものである。
本明細書の一開示によれば、光電変換により画素信号を生成する画素と、前記画素信号が出力される信号線と、ソースを介して前記信号線に接続された第1トランジスタと、ソースを介して前記信号線に接続された第2トランジスタと、前記第1トランジスタに接続された第1スイッチと、前記第2トランジスタに接続された第2スイッチと、を備える光電変換装置であって、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタは前記信号線に対して並列に接続され、前記第1トランジスタのゲートが第1バイアス配線に接続され、前記第2トランジスタのゲートが第2バイアス配線に接続され、前記第1バイアス配線と前記第2バイアス配線は電気的に分離されていることを特徴とする光電変換装置が提供される。
本発明によれば、信号線に接続された複数のトランジスタを備えた構成の光電変換装置において、性能の向上が可能である。
第1実施形態に係る光電変換装置を説明する回路図 第1実施形態に係る光電変換装置を説明する回路図 第1実施形態に係る光電変換装置を説明する駆動タイミングチャート図 参考の光電変換装置を説明する回路図 第2実施形態に係る光電変換装置を説明する回路図 第2実施形態に係る光電変換装置を説明する駆動タイミングチャート図 第3実施形態に係る光電変換装置を説明する回路図 第4実施形態に係る光電変換装置を説明する駆動タイミングチャート図 第4実施形態に係る光電変換装置を説明する駆動タイミングチャート図 第4実施形態に係る光電変換装置を説明する駆動タイミングチャート図 第5実施形態に係る光電変換装置を説明する回路図 第6実施形態に係る光電変換装置を説明する回路図 第7実施形態に係る機器を説明する模式図
以下、図面を参照しながら各実施形態を説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。また、以下に述べる各実施形態では、光電変換装置の一例として、撮像向けのセンサを中心に説明する。ただし、各実施形態は、撮像向けのセンサに限られるものではなく、光電変換装置の他の例にも適用可能である。例えば、撮像装置、測距装置(焦点検出やTOF(Time Of Flight)を用いた距離測定等の装置)、測光装置(入射光量の測定等の装置)などがある。
本明細書において「部材Aと部材Bとを電気的に接続する」と記載した場合、部材Aと部材Bとが直接接続される場合に限られない。例えば部材Aと部材Bとの間に別の部材Cが接続されていたとしても、電気的に接続されていればよい。
本明細書に記載される配線、パッドなどの金属部材は、ある1つの元素の金属単体から構成されていても良いし、混合物(合金)であってもよい。例えば、銅配線として説明される配線は、銅の単体によって構成されていても良いし、銅を主に含み、他の成分をさらに含んだ構成であっても良い。また、例えば、外部の端子と接続されるパッドは、アルミニウムの単体から構成されていても良いし、アルミニウムを主に含み、他の成分をさらに含んだ構成であっても良い。ここに示した銅配線およびアルミニウムのパッドは一例であり、種々の金属に変更することができる。また、ここで示した配線およびパッドは光電変換装置において使用される金属部材の一例であり、他の金属部材にも適用されうる。
以下の説明では、画素内の光電変換部が蓄積する電荷が電子であるものとする。また、画素が備えるトランジスタは、すべてNチャンネル型のMOSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタと略記する)であるものとする。しかしながら、光電変換部が蓄積する電荷が正孔であってもよく、この場合には、画素のトランジスタがPチャンネル型のMOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタと略記する)であってもよい。つまり、信号として取り扱われる電荷の極性に応じて、トランジスタ等の導電型は適宜変更することができる。
〈第1実施形態〉
本発明による第1実施形態に係る光電変換装置について、図1から図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る光電変換装置の回路図の一例である。
図1に示すように、光電変換装置は、画素アレイ部10を備える。画素アレイ部10には、複数行および複数列に渡って画素20が行列状に配される。画素20は光電変換により画素信号を生成する。画素アレイ部10には、画素20の各列に対応するように信号線30が配される。画素20は、画素信号を対応する信号線30に出力する。
光電変換装置は、信号線駆動部40を備える。信号線駆動部40には、第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2バイアス配線90、第2スイッチ100が配される。なお、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80の閾値電圧およびゲート幅およびゲート長の少なくとも1つが異なってもよい。また、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80の閾値電圧およびゲート幅およびゲート長が同じでもよい。なお、第1トランジスタ50および第2トランジスタ80のそれぞれはN型トランジスタであってもよいし、P型のトランジスタであってもよい。
第1トランジスタ50および第2トランジスタ80はソースを介して信号線30にそれぞれ接続される。また、第1トランジスタ50および第2トランジスタ80は信号線30に対して並列に接続される。また、第1スイッチ70は電源電圧ノードと第1トランジスタ50のドレインとの間に接続され、制御信号V1SELによって駆動される。また、第2スイッチ100は電源電圧ノードと第2トランジスタ80のドレインとの間に接続され、制御信号V2SELによって駆動される。また、第1バイアス配線60は第1トランジスタ50のゲートに接続される。また、第2バイアス配線90は第2トランジスタ80のゲートに接続される。また、第1バイアス配線60を介して第1トランジスタ50のゲートに電圧V1が供給される。また、第2バイアス配線90を介して第2トランジスタ80のゲートに電圧V2が供給される。なお、電圧V1と電圧V2は異なり、第1バイアス配線60と第2バイアス配線90は電気的に分離されている。
光電変換装置は、電流源110、ランプ信号生成回路120、比較器130、第1メモリ140、第2メモリ150、カウンタ160、処理回路170を備える。電流源110は、信号線30に電圧、電流の供給を行う。ランプ信号生成回路120は、時間の経過に伴って電圧が変化する信号であるランプ信号RAMPを生成し、当該ランプ信号RAMPを比較器130に供給する。比較器130は、信号線30から出力される画素信号と、ランプ信号RAMPとを比較した結果を示す比較結果信号を第1メモリ140に出力する。カウンタ160は、時間の経過を示すカウント信号を生成し、当該カウント信号を第1メモリ140に出力する。第1メモリ140は、比較器130から出力される比較結果信号の信号レベルの変化に基づいて、カウンタ160から出力されるカウント信号を保持する。これにより、第1メモリ140には、画素信号に対応するデジタル信号として、画素信号の値に対応する信号値のカウント信号が保持され、画素20から出力された画素信号がAD変換される。第1メモリ140に保持されたデジタル信号は、第2メモリ150へ転送される。処理回路170は、第2メモリ150を列ごとに走査し、画素20の各列に対応して配された第2メモリ150からデジタル信号を読み出す。また、処理回路170は、読み出されたデジタル信号に対し、増幅、ノイズ低減、加算、補正等の種々のデジタル信号処理を行う。さらに、処理回路170は、光電変換装置の外部にデジタル信号を出力する。
なお、図1は複数の第1メモリ140に対して共通のカウンタ160を用いた例を示しているが、共通のカウントクロックを供給し、複数の第1メモリ140ごとにカウンタ160を配された構成であってもよい。
図2は、本実施形態に係る画素20の回路図の一例である。
図2に示すように、画素20は、光電変換部400、転送トランジスタ410、フローティングディフュージョン部420を備える。以下、本明細書では、フローティングディフュージョン部420をFD部420(FDはFloating Diffusionの略)と記載することがある。さらに、画素20は、FD部420をリセットするためのリセットトランジスタ455と、信号を増幅するための増幅トランジスタ430と、選択トランジスタ440とを有する。また、光電変換部400は接地電圧ノード450に電気的に接続される。また、リセットトランジスタ455と増幅トランジスタ430は電源電圧ノード460に電気的に接続され、電源電圧が供給される。なお、選択トランジスタ440が配されない場合もある。なお、転送トランジスタ410、リセットトランジスタ455、増幅トランジスタ430、選択トランジスタ440のそれぞれはN型トランジスタであってもよいし、P型のトランジスタであってもよい。
光電変換部400は、例えばフォトダイオードである。光電変換部400は画素20に入射した光を受け、その入射光に応じた信号電荷を生成する。リセットトランジスタ455は制御信号RESによって駆動される。リセットトランジスタ455がオンすることによってFD部420は電源電圧に基づく電圧にリセットされる。そして、リセットトランジスタ455がオフすることによって、FD部420のリセットは解除される。転送トランジスタ410は制御信号TXによって駆動される。転送トランジスタ410がオンすることによって、光電変換部400で発生した信号電荷がFD部420に転送される。FD部420は光電変換部400から入力された信号電荷を一時的に保持し、保持した信号電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換部として機能する。増幅トランジスタ430はFD部420で変換された画素信号を増幅する。選択トランジスタ440は、制御信号SELによって駆動され、増幅トランジスタ430を信号線30に接続し、増幅トランジスタ430で増幅された画素信号を信号線30に出力する。以上より、信号線30はFD部420の電圧に応じた画素信号を出力する。
図3は、本実施形態に係る光電変換装置の駆動を示すタイミングチャート図の一例である。
図3は、横軸が時刻、縦軸が電圧を示している。また、図3に示した各制御信号は、図1および図2に示した各制御信号に対応している。時刻t2から時刻t5の期間に、画素20のリセットレベルの信号はAD変換される。そして、時刻t9から時刻t11の期間に、画素20の光電変換信号はAD変換される。なお、時刻t1からt8の期間において、光電変換部400に高輝度光が照射され、後述するブルーミングが発生する場合を点線で示している。また、時刻t1からt8の期間において、光電変換部400に高輝度光が照射されずに、後述するブルーミングが発生しない場合(通常動作)を実線で示している。
ここで、画素20が出力するリセットレベルの信号と、光電変換信号を説明する。リセットトランジスタ455がオンすることによって、FD部420が電源電圧に基づく電圧にリセットされる。そして、リセットトランジスタ455がオフすることによって、FD部420のリセットは解除される。画素20が出力するリセットレベルの信号は、このリセットが解除されたFD部420の電圧に対応して増幅トランジスタ430が出力する信号である。このリセットレベルの信号は、画素20のノイズ成分を含む信号である。
その後、転送トランジスタ410がオンすることによって、光電変換部400が入射光を光電変換することによって生成した信号電荷が、FD部420に転送される。増幅トランジスタ430は、信号電荷が転送されたFD部420の電圧に対応する信号を、光電変換信号として出力する。画素20が出力する画素信号は、リセットレベルの信号と、光電変換信号である。
時刻t0に、制御信号RESをハイレベルとする。そうすることによって、リセットトランジスタ455がオンし、FD部420がリセットされる。それに応じて信号線30の電圧はリセットレベルとなっている。また、時刻t0に、制御信号V1SELをハイレベルとする。そうすることによって、第1スイッチ70がオン状態となり、信号線30に接続された第1トランジスタ50が機能する。また、時刻t0に、制御信号V2SELをローレベルとする。そうすることによって、第2スイッチ100がオフ状態となり、信号線30に接続された第2トランジスタ80が機能しない。ここで、第1スイッチ70がオン状態となり、第2スイッチ100がオフ状態となるモードを第1モードとする。時刻t1に、制御信号RESをローレベルとすることにより、リセットトランジスタ455をオフする。その際に、高輝度光が照射されている場合には、転送トランジスタ410をオフしているにもかかわらず、光電変換部400で発生した信号電荷がFD部420へ漏れだす。その結果、FD部420の電圧が低下し、信号線30の電圧も低下する。この時の動作状態をブルーミングとよび図3に点線で示している。ブルーミングが発生した場合、高輝度光が照射されずに、ブルーミングが発生しない通常動作の場合と比べて、信号線30の電圧が低下する。なお、ブルーミングが発生した場合、信号線30の電圧減少量(点線の下げ止まるレベル)は、第1トランジスタ50の閾値電圧、ゲート幅、ゲート長および第1バイアス配線60を介して第1トランジスタ50のゲートに供給される電圧V1などで決まる。これは、FD部420の電圧の低下により、増幅トランジスタ430よりも第1トランジスタ50の方が駆動力が高くなり、信号線30の電圧が第1範囲に制限されるためである。つまり、第1トランジスタ50は信号線30の電圧の変化可能な範囲を第1範囲で制限する。
時刻t2からt5の期間に、比較器130に供給されるランプ信号RAMPは時間経過に伴って電圧が変化する。ブルーミングが発生していない場合は時刻t3に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の画素信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が変化する。一方、ブルーミングが発生している場合は時刻t4に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の画素信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が変化する。この変化にかかるまでの時間をカウンタ160により計測し、第1メモリ140へ保持することにより、リセットレベルの信号のAD変換を行う。時刻t5に、ランプ信号RAMPのリセットを行う。ここで、ブルーミングが生じている場合、リセットレベルの信号のAD変換結果には誤差が生じるが、これについては後述する。
時刻t6に、制御信号TXをハイレベルとする。そうすることによって、転送トランジスタ410がオンし、光電変換部400からFD部420へ信号電荷が転送される。転送された信号電荷の量に応じて、FD部420の電圧は低下する。また、時刻t6に、制御信号V1SELをローレベルとする。そうすることによって、第1スイッチ70がオフ状態となり、信号線30に接続された第1トランジスタ50が機能しない。また、時刻t6に、制御信号V2SELをハイレベルとする。そうすることによって、第2スイッチ100がオン状態となり、信号線30に接続された第2トランジスタ80が機能する。ここで、第1スイッチ70がオフ状態となり、第2スイッチ100がオン状態となるモードを第2モードとする。本実施形態は、時刻t6に第1モードから第2モードに切り替える。
ブルーミングが発生しない通常時は、FD部420の電圧低下により信号線30の電圧が低下する。一方、ブルーミングが発生している場合、増幅トランジスタ430がオフしているため、FD部420の電圧低下は信号線30の電圧には影響を与えない。しかし、第1トランジスタ50を第2トランジスタ80に切り替えることによって、信号線30の電圧が低下する。つまり、第2トランジスタ80は信号線30の電圧の変化可能な範囲を第1範囲とは異なる第2範囲で制限する。なお、第2トランジスタ80のゲートに供給される電圧V2は、第1トランジスタ50のゲートに供給される電圧V1よりも低い。
時刻t7に、制御信号TXをローレベルとすることによって、転送トランジスタ410がオフする。
時刻t9からt11の期間に、比較器130に供給されるランプ信号RAMPは再び時間経過に伴って電圧が変化する。そして、時刻t10に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の画素信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が再び変化する。この変化にかかるまでの時間をカウンタ160により計測し、第1メモリ140へ保持することにより、光電変換信号のAD変換を行う。最終的に、光電変換信号のAD変換結果とリセットレベルの信号のAD変換結果との差分処理を行うCDS(Correlated Double Sampling)動作により、画素20からの出力を得る。なお、ブルーミング発生時であっても、時刻t6での信号線30の電位の低下量を一定以上確保することにより、飽和出力を得ることが可能となる。つまり、先述のようなリセットレベルのAD変換結果に誤差があったとしても、CDS後では飽和出力という妥当な結果が得られる。
時刻t11に、ランプ信号RAMPのリセットを再度行う。時刻t12に、制御信号RESをハイレベルとする。そうすることによって、リセットトランジスタ455がオンし、FD部420がリセットされる。これにより、信号線30の電圧はリセットレベルに戻る。
以上のように、本実施形態は第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2バイアス配線90、第2スイッチ100を備えた構成の光電変換装置である。本実施形態は、第1トランジスタ50のゲートおよび第2トランジスタ80のゲートに供給される電圧が異なることにより、信号線駆動部40の駆動力を変化させることができる。例えば、動作モード(静止画モードや動画モードなど)に応じて、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80とを切り替えることによって、各動作モードに最適な信号線駆動部40の駆動力を選択することができる。したがって、本実施形態は、信号線に接続するトランジスタをゲートに異なる電圧が供給された複数のトランジスタの中で切り替えることによって、信号線の電圧の下限を制限する機能および下限電圧の切り替え機能を実現している。なお、光電変換部が蓄積する電荷が正孔であってもよく、その場合は、信号線の電圧の上限を制限する機能および上限電圧の切り替え機能を実現している。
ここで、参考例を図4に示す。図4に示す光電変換装置には、第1トランジスタ550、第1バイアス配線560、第1スイッチ570、第2トランジスタ580、第2スイッチ551が配される。なお、第1バイアス配線560を介して第1トランジスタ550のゲートおよび第2トランジスタ580のゲートに電圧が供給される。図4に示す構成においても、単一の第1バイアス配線560に対して、印加する電圧を所定のタイミングで低下するように切替えることによって、第1実施形態と同様の機能が実現できる。しかし、第1トランジスタ550および第2トランジスタ580の容量を放電する必要があることや第1バイアス配線60の寄生容量の影響により、第1トランジスタ550と第2トランジスタ580との切り替えに時間を要する。一方、図1に示す本実施形態は、第1トランジスタ50のゲートに接続される第1バイアス配線60と、第2トランジスタ80のゲートに接続される第2バイアス配線90と、を個別に設けている。上記の構成により、本実施形態は信号線の下限電圧の切り替えを高速に行うことができる。なお、図4に示す第1トランジスタ、第1バイアス配線、第1スイッチ、第2トランジスタ、第2スイッチ、信号線は図1に示す各構成要素と対応する。
また、図4は、単一の信号線駆動部540において、第1バイアス配線560に、第1トランジスタ550および第2トランジスタ580が接続されている。一方、図1に示す本実施形態は、単一の信号線駆動部40において、第1バイアス配線60に、第1トランジスタ50のみ接続されている。つまり、本実施形態は、単一のバイアス配線に接続されるトランジスタの数が参考例よりも少なく、トランジスタの数が少ない分だけ信号線駆動部の動作に影響を与えるトランジスタ容量も少ない。そのため、フレームの切り替わり等の所定のタイミングで電圧V1を切り替える場合に、電圧V1の切り替え動作を高速に行うこともできる。よって、本実施形態は光電変換装置の性能の向上が可能である。
〈第2実施形態〉
本発明による第2実施形態に係る光電変換装置について、図5および図6を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。
本実施形態は、第1トランジスタ50のゲートおよび第2トランジスタ80のゲートに接続されるバイアス配線が共通であることが第1実施形態とは異なる。また、本実施形態は、第1トランジスタ50と信号線30との間に第1スイッチ70が接続され、第2トランジスタ80と信号線30との間に第2スイッチ100が接続されることも第1実施形態とは異なる。図5は、本実施形態に係る光電変換装置の回路図の一例である。
図5に示すように、光電変換装置は、信号線駆動部40を備える。信号線駆動部40には、第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2スイッチ100が配される。なお、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80の閾値電圧およびゲート幅およびゲート長の少なくとも1つが異なる。
第1トランジスタ50および第2トランジスタ80はソースを介して信号線30にそれぞれ接続される。また、第1トランジスタ50および第2トランジスタ80は信号線30に対して並列に接続される。また、第1スイッチ70は第1トランジスタ50のソースと信号線30との間に接続され、制御信号V1SELによって駆動される。また、第2スイッチ100は第2トランジスタ80のソースと信号線30との間に接続され、制御信号V2SELによって駆動される。また、第1バイアス配線60は第1トランジスタ50のゲートおよび第2トランジスタ80のゲートに接続される。なお、第1バイアス配線60を介して第1トランジスタ50のゲートおよび第2トランジスタ80のゲートに電圧V1が供給される。
図6は、本実施形態に係る光電変換装置の駆動を示すタイミングチャート図の一例である。
図6は、横軸が時刻、縦軸が電圧を示している。また、図6に示した各制御信号は、図2および図5に示した各制御信号に対応している。時刻t2から時刻t5の期間に、画素20のリセットレベルの信号はAD変換される。そして、時刻t9から時刻t11の期間に、画素20の光電変換信号はAD変換される。なお、時刻t1からt8の期間において、光電変換部400に高輝度光が照射され、後述するブルーミングが発生する場合を点線で示している。また、時刻t1からt8の期間において、光電変換部400に高輝度光が照射されずに、後述するブルーミングが発生しない場合(通常動作)を実線で示している。
時刻t0に、制御信号RESをハイレベルとする。そうすることによって、リセットトランジスタ455がオンし、FD部420がリセットされる。それに応じて信号線30の電圧はリセットレベルとなっている。また、時刻t0に、制御信号V1SELをハイレベルとする。そうすることによって、第1スイッチ70がオン状態となり、信号線30に接続された第1トランジスタ50が機能する。また、時刻t0に、制御信号V2SELをローレベルとする。そうすることによって、第2スイッチ100がオフ状態となり、信号線30に接続された第2トランジスタ80が機能しない。ここで、第1スイッチ70がオン状態となり、第2スイッチ100がオフ状態となるモードを第1モードとする。時刻t1に、制御信号RESをローレベルとすることにより、リセットトランジスタ455をオフする。その際に、高輝度光が照射されている場合には、転送トランジスタ410をオフしているにもかかわらず、光電変換部400で発生した信号電荷がFD部420へ漏れだす。その結果、FD部420の電圧が低下し、信号線30の電圧も低下する。この時の動作状態をブルーミングとよび図6に点線で示している。ブルーミングが発生した場合、高輝度光が照射されずに、ブルーミングが発生しない通常動作の場合と比べて、信号線30の電圧が低下する。なお、ブルーミングが発生した場合、信号線30の電圧減少量(点線の下げ止まるレベル)は、第1トランジスタ50の閾値電圧、ゲート幅、ゲート長および第1バイアス配線60を介して第1トランジスタ50のゲートに供給される電圧V1などで決まる。これは、FD部420の電圧の低下により、増幅トランジスタ430よりも第1トランジスタ50の方が駆動力が高くなり、信号線30の電圧が第1範囲に制限されるためである。つまり、第1トランジスタ50は信号線30の電圧の変化可能な範囲を第1範囲で制限する。
時刻t2からt5の期間に、比較器130に供給されるランプ信号RAMPは時間経過に伴って電圧が変化する。ブルーミングが発生していない場合は時刻t3に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の画素信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が変化する。一方、ブルーミングが発生している場合は時刻t4に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の画素信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が変化する。この変化にかかるまでの時間をカウンタ160により計測し、第1メモリ140へ保持することにより、リセットレベルの信号のAD変換を行う。時刻t5に、ランプ信号RAMPのリセットを行う。ここで、ブルーミングが生じている場合、リセットレベルの信号のAD変換結果には誤差が生じるが、これについては後述する。
時刻t6に、制御信号TXをハイレベルとする。そうすることによって、転送トランジスタ410がオンし、光電変換部400からFD部420へ信号電荷が転送される。転送された信号電荷の量に応じて、FD部420の電圧は低下する。また、時刻t6からt8の期間に、電圧V1は時間経過に伴って値が変化する。
ブルーミングが発生しない通常時は、FD部420の電圧低下により信号線30の電圧が低下する。一方、ブルーミングが発生している場合、増幅トランジスタ430がオフしているため、FD部420の電圧低下は信号線30の電圧には影響を与えない。しかし、電圧V1が低下することによって、信号線30の電圧が低下する。つまり、第1トランジスタ50は信号線30の電圧の変化可能な範囲を第1範囲とは異なる第2範囲で制限する。
時刻t7に、制御信号TXをローレベルとすることによって、転送トランジスタ410がオフする。
時刻t9からt11の期間に、比較器130に供給されるランプ信号RAMPは再び時間経過に伴って電圧が変化する。そして、時刻t10に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の画素信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が再び変化する。この変化にかかるまでの時間をカウンタ160により計測し、第1メモリ140へ保持することにより、光電変換信号のAD変換を行う。最終的に、光電変換信号のAD変換結果とリセットレベルの信号のAD変換結果との差分処理を行うCDS(Correlated Double Sampling)動作により、画素20からの出力を得る。なお、ブルーミング発生時であっても、時刻t6での信号線30の電位の低下量を一定以上確保することにより、飽和出力を得ることが可能となる。つまり、先述のようなリセットレベルのAD変換結果に誤差があったとしても、CDS後では飽和出力という妥当な結果が得られる。
時刻t11に、ランプ信号RAMPのリセットを再度行う。時刻t12に、制御信号RESをハイレベルとする。そうすることによって、リセットトランジスタ455がオンし、FD部420がリセットされる。これにより、信号線30の電圧はリセットレベルに戻る。
以上のように、本実施形態は第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2スイッチ100を備えた構成の光電変換装置である。本実施形態は、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80の閾値電圧およびゲート幅およびゲート長の少なくとも1つが異なることにより、信号線駆動部40の駆動力を変化させることができる。例えば、動作モード(静止画モードや動画モードなど)に応じて、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80とを切り替えることによって、各動作モードに最適な信号線駆動部40の駆動力を選択することができる。したがって、本実施形態は、閾値電圧およびゲート幅およびゲート長の少なくとも1つが異なる複数のトランジスタを切り替えることによって、信号線の電圧の下限を制限する機能および下限電圧の切り替え機能を実現している。なお、光電変換部が蓄積する電荷が正孔であってもよく、その場合は、信号線の電圧の上限を制限する機能および上限電圧の切り替え機能を実現している。
さらに、本実施形態は、図1に示す第1実施形態と比較して画素列間の干渉を抑制することができる。図1は、信号線30と第1バイアス配線60との間に第1トランジスタ50のゲート・ソース間容量が存在する。また、図1は、信号線30と第2バイアス配線90との間に第2トランジスタ80のゲート・ソース間容量が存在する。そのため、信号線30の電圧が変動した際に、これらのゲート・ソース間容量を介して、第1バイアス配線60および第2バイアス配線90にその変動が伝わる。そして、最終的に他の画素列へその変動が伝搬することによって画素列間の干渉の原因となる。一方、図5に示す本実施形態は、第1スイッチ70および第2スイッチ100のいずれか一方のみをオン状態とすることによって、信号線30の電圧変動は、単一のトランジスタのゲート・ソース間容量を介して、第1バイアス配線60に伝わる。本実施形態は、図1と比較して複数のバイアス配線が並行して電圧変動しないため、画素列間の干渉を抑制することができる。なお、第1スイッチ70を駆動する制御信号V1SELおよび第2スイッチ100を駆動する制御信号V2SELの電圧変動も列間干渉の要因となりうる。しかし、これらの制御信号はアナログ信号ではなくロジック信号であるため、リピートバッファなどを用いて容易に電圧の変動を抑えることができる。
また、本実施形態は、参考例の図4と比較しても、信号線30と第1バイアス配線60との間の寄生容量を低減し、画素列間の干渉を抑制することができる。図4は、信号線30と第1バイアス配線60との間に、第1トランジスタ50および第2トランジスタ80のゲート・ソース間容量が存在する。そのため、信号線30の電圧が変動した際に、これらのゲート・ソース間容量を介して、第1バイアス配線60にその変動が伝わる。そして、最終的に他の画素列へその変動が伝搬することによって画素列間の干渉の原因となる。
一方、図5に示す本実施形態は、第1スイッチ70および第2スイッチ100のいずれか一方のみをオン状態とすることによって、信号線30の電圧変動は、単一のトランジスタのゲート・ソース間容量を介して、第1バイアス配線60に伝わる。したがって、本実施形態は、図4と比較して信号線30と第1バイアス配線60との間の寄生容量が低減し、画素列間の干渉を抑制できる。よって、本実施形態は光電変換装置の性能の向上が可能である。
〈第3実施形態〉
本発明による第3実施形態に係る光電変換装置について、図7を用いて説明する。なお、第1実施形態および第2実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。
本実施形態は、第1トランジスタ50と信号線30との間に第1スイッチ70が接続され、第2トランジスタ80と信号線30との間に第2スイッチ100が接続されることが第1実施形態とは異なる。図7は、本実施形態に係る光電変換装置の回路図の一例である。
図7に示すように、光電変換装置は、信号線駆動部40を備える。信号線駆動部40には、第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2バイアス配線90、第2スイッチ100が配される。なお、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80の閾値電圧およびゲート幅およびゲート長の少なくとも1つが異なってもよい。また、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80の閾値電圧およびゲート幅およびゲート長が同じでもよい。
第1トランジスタ50および第2トランジスタ80はソースを介して信号線30にそれぞれ接続される。また、第1トランジスタ50および第2トランジスタ80は信号線30に対して並列に接続される。また、第1スイッチ70は第1トランジスタ50のソースと信号線30との間に接続され、制御信号V1SELによって駆動される。また、第2スイッチ100は第2トランジスタ80のソースと信号線30との間に接続され、制御信号V2SELによって駆動される。また、第1バイアス配線60は第1トランジスタ50のゲートに接続される。また、第2バイアス配線90は第2トランジスタ80のゲートに接続される。また、第1バイアス配線60を介して第1トランジスタ50のゲートに電圧V1が供給される。また、第2バイアス配線90を介して第2トランジスタ80のゲートに電圧V2が供給される。なお、電圧V1と電圧V2は異なり、第1バイアス配線60と第2バイアス配線90は電気的に分離されている。
以上のように、本実施形態は第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2バイアス配線90、第2スイッチ100を備えた構成の光電変換装置である。本実施形態は、第1トランジスタ50のゲートおよび第2トランジスタ80のゲートに供給される電圧が異なることにより、信号線駆動部40の駆動力を変化させることができる。例えば、動作モード(静止画モードや動画モードなど)に応じて、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80とを切り替えることによって、各動作モードに最適な信号線駆動部40の駆動力を選択することができる。したがって、本実施形態は、ゲートに異なる電圧が供給された複数のトランジスタを切り替えることによって、信号線の電圧の下限を制限する機能および下限電圧の切り替え機能を実現している。なお、光電変換部が蓄積する電荷が正孔であってもよく、その場合は、信号線の電圧の上限を制限する機能および上限電圧の切り替え機能を実現している。
本実施形態は、図1に示す第1実施形態と比較して画素列間の干渉を抑制することができる。図1は、信号線30と第1バイアス配線60との間に第1トランジスタ50のゲート・ソース間容量が存在する。また、図1は、信号線30と第2バイアス配線90との間に第2トランジスタ80のゲート・ソース間容量が存在する。そのため、信号線30の電圧が変動した際に、これらのゲート・ソース間容量を介して、第1バイアス配線60および第2バイアス配線90にその変動が伝わる。そして、最終的に他の画素列へその変動が伝搬することによって画素列間の干渉の原因となる。一方、図7に示す本実施形態は、第1スイッチ70および第2スイッチ100のいずれか一方のみをオン状態とすることによって、信号線30の電圧変動は、単一のトランジスタのゲート・ソース間容量を介して、単一のバイアス配線に伝わる。したがって、本実施形態は、図1と比較して複数のバイアス配線が並行して電圧変動しないため、画素列間の干渉を抑制することができる。なお、第1スイッチ70を駆動する制御信号V1SELおよび第2スイッチ100を駆動する制御信号V2SELの電圧変動も列間干渉の要因となりうる。しかし、これらの制御信号はアナログ信号ではなくロジック信号であるため、リピートバッファなどを用いて容易に電圧の変動を抑えることができる。よって、本実施形態は光電変換装置の性能の向上が可能である。
〈第4実施形態〉
本発明による第4実施形態に係る光電変換装置について、図8から図10を用いて説明する。なお、第1実施形態および第2実施形態および第3実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。
本実施形態は、第1実施形態を説明する図1および図2もしくは第3実施形態を説明する図7と同様の構成を有するが、駆動方法が異なる。第1実施形態は、図3に示すように、1回の画素信号の読み出しの間にV1SELとV2SELを切り替えるように駆動する。また、1回の画素信号の読み出しの間に、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80を同一の用途(信号線30の電圧の下限を制限する)で使用する。一方、本実施形態は、1回の画素信号の読み出しの間にV1SELとV2SELを切り替えないように駆動する。また、1回の画素信号の読み出しの間に、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80のいずれか一方のみを使用し、それぞれを異なる用途で使用する。
図8から図10は、本実施形態に係る光電変換装置の駆動を示すタイミングチャート図の一例である。図8から図10は、横軸が時刻、縦軸が電圧を示している。また、図8から図10に示した各制御信号は、図1および図2に示した各制御信号に対応している。
図8に示すように、時刻t20からt21の期間に、制御信号VDをハイレベルとする。制御信号VDは、1フレームに1回ハイレベルとなる信号である。また、時刻t20からt22の期間に、制御信号V1SELをハイレベルとし、制御信号V2SELをローレベルとする。ここで、第1スイッチ70がオン状態となり、第2スイッチ100がオフ状態となるモードを第1モードとする。さらに、時刻t20からt22の期間に、制御信号SELをローレベルとすることにより、選択トランジスタ440がオフし、画素20からは信号線30へ画素信号が出力されない状態となる。詳しくは後述するが、時刻t20からt22の期間は、画素20の代わりに第1トランジスタ50を用いて補正値取得動作を行う。また、時刻t22からt23の期間は、制御信号V1SELをローレベルとし、V2SELをハイレベルとする。ここで、第1スイッチ70がオフ状態となり、第2スイッチ100がオン状態となるモードを第2モードとする。本実施形態は、時刻t22に第1モードと第2モードを切り替える。時刻t22からt23の期間は、第2トランジスタ80を用いて、第1実施形態と同様に、信号線30の電圧の下限を制限する。
図9は、図8の時刻t20からt22の期間における1回の補正値取得動作について説明する。上述のように、図9は、V1SELがハイレベル、V2SELがローレベルであり、第1スイッチ70がオン状態、第2スイッチ100がオフ状態である。つまり、第1トランジスタ50は機能するが、第2トランジスタ80は機能しない。この状態で電圧V1を第1トランジスタ50のゲートに与え、信号線30へ出力する。この電圧V1に応じた信号をAD変換することにより、例えば、各列の回路の特性ばらつき、ここではゲインばらつきを取得することができる。なお、電圧V2は接地電圧に設定される。
時刻t2からt5の期間に、比較器130に供給されるランプ信号RAMPは時間経過に伴って電圧が変化する。時刻t3に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が変化する。この変化にかかるまでの時間をカウンタ160により計測し、第1メモリ140へ保持することにより、基準レベルのAD変換を行う。時刻t5に、ランプ信号RAMPのリセットを行う。
時刻t6からt8の期間に、電圧V1は時間経過に伴って値が変化する。また、電圧V1が低下することによって、信号線30の電圧が低下する。
時刻t9からt11の期間に、比較器130に供給されるランプ信号RAMPは再び時間経過に伴って電圧が変化する。そして、時刻t10に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が再び変化する。この変化にかかるまでの時間をカウンタ160により計測し、第1メモリ140へ保持することにより、信号レベルのAD変換を行う。そして、信号レベルのAD変換結果と基準レベルのAD変換結果との差分処理を行うCDS動作により、列ごとのゲイン値を測定し、最終的なゲイン誤差の補正値を得る。このような駆動を図8の時刻t20~t22の期間に複数回行って、結果を平均化することで高精度なゲイン誤差の補正値を取得することができる。
図10は、図8の時刻t22からt23の期間における1回の画素信号読み出し動作について説明する。上述のように、図10は、V1SELがローレベル、V2SELがハイレベルであり、第1スイッチ70がオフ状態、第2スイッチ100がオン状態である。つまり、第1トランジスタ50は機能しないが、第2トランジスタ80は機能する。時刻t2から時刻t5の期間に、画素20のリセットレベルの信号はAD変換される。そして、時刻t9から時刻t11の期間に、画素20の光電変換信号はAD変換される。なお、時刻t1からt8の期間において、光電変換部400に高輝度光が照射され、後述するブルーミングが発生する場合を点線で示している。また、時刻t1からt8の期間において、光電変換部400に高輝度光が照射されずに、後述するブルーミングが発生しない場合(通常動作)を実線で示している。なお、電圧V1は接地電圧に設定される。
時刻t0に、制御信号RESをハイレベルとする。そうすることによって、リセットトランジスタ455がオンし、FD部420がリセットされる。それに応じて信号線30の電圧はリセットレベルとなっている。時刻t1に、制御信号RESをローレベルとすることにより、リセットトランジスタ455をオフする。その際に、高輝度光が照射されている場合には、転送トランジスタ410をオフしているにもかかわらず、光電変換部400で発生した信号電荷がFD部420へ漏れだす。その結果、FD部420の電圧が低下し、信号線30の電圧も低下する。この時の動作状態をブルーミングとよび図3に点線で示している。ブルーミングが発生した場合、高輝度光が照射されずに、ブルーミングが発生しない通常動作の場合と比べて、信号線30の電圧が低下する。なお、ブルーミングが発生した場合、信号線30の電圧減少量(点線の下げ止まるレベル)は、第2トランジスタ80の閾値電圧、ゲート幅、ゲート長および第2バイアス配線90を介して第2トランジスタ80のゲートに供給される電圧V2などで決まる。これは、FD部420の電圧の低下により、増幅トランジスタ430よりも第1トランジスタ50の方が駆動力が高くなり、信号線30の電圧が第1範囲に制限されるためである。つまり、第2トランジスタ80は信号線30の電圧の変化可能な範囲を第1範囲で制限する。
時刻t2からt5の期間に、比較器130に供給されるランプ信号RAMPは時間経過に伴って電圧が変化する。ブルーミングが発生していない場合は時刻t3に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の画素信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が変化する。一方、ブルーミングが発生している場合は時刻t4に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の画素信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が変化する。この変化にかかるまでの時間をカウンタ160により計測し、第1メモリ140へ保持することにより、リセットレベルの信号のAD変換を行う。時刻t5に、ランプ信号RAMPのリセットを行う。ここで、ブルーミングが生じている場合、リセットレベルの信号のAD変換結果には誤差が生じるが、これについては後述する。
時刻t6に、制御信号TXをハイレベルとする。そうすることによって、転送トランジスタ410がオンし、光電変換部400からFD部420へ信号電荷が転送される。転送された信号電荷の量に応じて、FD部420の電圧は低下する。また、時刻t6からt8の期間に、電圧V2は時間経過に伴って値が変化する。
ブルーミングが発生しない通常時は、FD部420の電圧低下により信号線30の電圧が低下する。一方、ブルーミングが発生している場合、増幅トランジスタ430がオフしているため、FD部420の電圧低下は信号線30の電圧には影響を与えない。しかし、電圧V2が低下することによって、信号線30の電圧が低下する。つまり、第2トランジスタ80は信号線30の電圧の変化可能な範囲を第1範囲とは異なる第2範囲で制限する。
時刻t7に、制御信号TXをローレベルとすることによって、転送トランジスタ410がオフする。
時刻t9からt11の期間に、比較器130に供給されるランプ信号RAMPは再び時間経過に伴って電圧が変化する。そして、時刻t10に、比較器130の入力となるランプ信号RAMPと信号線30の画素信号との大小関係が変化することにより、比較器130の出力が再び変化する。この変化にかかるまでの時間をカウンタ160により計測し、第1メモリ140へ保持することにより、光電変換信号のAD変換を行う。最終的に、光電変換信号のAD変換結果とリセットレベルの信号のAD変換結果との差分処理を行うCDS(Correlated Double Sampling)動作により、画素20からの出力を得る。なお、ブルーミング発生時であっても、時刻t6での信号線30の電位の低下量を一定以上確保することにより、飽和出力を得ることが可能となる。つまり、先述のようなリセットレベルのAD変換結果に誤差があったとしても、CDS後では飽和出力という妥当な結果が得られる。
時刻t11に、ランプ信号RAMPのリセットを再度行う。時刻t12に、制御信号RESをハイレベルとする。そうすることによって、リセットトランジスタ455がオンし、FD部420がリセットされる。これにより、信号線30の電圧はリセットレベルに戻る。
以上のように、本実施形態は第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2バイアス配線90、第2スイッチ100を備えた構成の光電変換装置である。本実施形態は、第1トランジスタ50および第2トランジスタ80をそれぞれ異なる用途で使用するため、それぞれのトランジスタ特性やそれぞれのトランジスタを駆動する回路を用途に応じて最適化させることができる。一例として、補正値取得に使用するほうのトランジスタサイズを相対的に大きくすることによって、補正値のノイズを低減することができる。また、別の例としては、補正値取得に使用するほうのトランジスタのゲートに供給する電圧を生成する回路の電力を相対的に大きくすることによって、補正値取得時のノイズを低減することができる。
さらに、本実施形態は、単一のバイアス配線に接続されるトランジスタの数が図4に示す参考例よりも少なく、トランジスタの数が少ない分だけ信号線駆動部40の動作に影響を与えるトランジスタ容量も少ない。そのため、補正値取得動作および画素信号読み出し動作において、トランジスタのゲートに供給される電圧を切り替える場合に、電圧の切り替え動作を高速に行うことができる。よって、本実施形態は光電変換装置の性能の向上が可能である。
〈第5実施形態〉
本発明による第5実施形態に係る光電変換装置について、図11を用いて説明する。なお、第1実施形態および第2実施形態および第3実施形態および第4実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。
本実施形態は、図8から図10に示すように駆動するが、第1トランジスタ50および第2トランジスタ80のバックゲートの接続先がそれぞれ異なることが第4実施形態とは異なる。図11は、本実施形態に係る光電変換装置の回路図の一例である。
図11に示すように、光電変換装置は信号線駆動部40を備える。信号線駆動部40には、第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2バイアス配線90、第2スイッチ100が配される。なお、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80の閾値電圧およびゲート幅およびゲート長の少なくとも1つが異なってもよい。また、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80の閾値電圧およびゲート幅およびゲート長が同じでもよい。
第1トランジスタ50および第2トランジスタ80はソースを介して信号線30にそれぞれ接続される。また、第1トランジスタ50および第2トランジスタ80は信号線30に対して並列に接続される。また、第1スイッチ70は第1トランジスタ50と信号線30との間に接続され、制御信号V1SELによって駆動される。また、第2スイッチ100は第2トランジスタ80のソースと信号線30との間に接続され、制御信号V2SELによって駆動される。また、第1バイアス配線60は第1トランジスタ50のゲートに接続される。また、第2バイアス配線90は第2トランジスタ80のゲートに接続される。また、第1バイアス配線60を介して第1トランジスタ50のゲートに電圧V1が供給される。また、第2バイアス配線90を介して第2トランジスタ80のゲートに電圧V2が供給される。また、電圧V1と電圧V2は異なり、第1バイアス配線60と第2バイアス配線90は電気的に分離されている。なお、第1トランジスタ50のバックゲートがソースに接続され、第2トランジスタ80のバックゲートが接地電圧ノードに接続される。なお、第1スイッチ70および第2スイッチ100の構成は図1に示す第1実施形態と同様の構成でもよい。具体的には、第1スイッチ70は電源電圧ノードと第1トランジスタ50のドレインとの間に接続されてもよく、第2スイッチ100は電源電圧ノードと第2トランジスタ80のドレインとの間に接続されてもよい。
以上のように、本実施形態は第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2バイアス配線90、第2スイッチ100を備えた構成の光電変換装置である。本実施形態は、第1トランジスタ50のバックゲートがソースに接続され、第2トランジスタ80のバックゲートが接地電圧ノードに接続されることにより、各トランジスタを異なる用途で使用する際に、高品質な信号を取得できる。第1トランジスタ50を用いて補正値を取得する際は、補正値を算出するために取得する列毎のゲイン値のリニアリティを改善することができる。つまり、高品質な補正値が取得できる。一方、第2トランジスタ80を用いて画素信号を読み出す際は、信号線30と第2バイアス配線90との間の寄生容量を小さくし、画素信号を読み出す際の画素列間の干渉を抑制することができる。よって、本実施形態は光電変換装置の性能の向上が可能である。
〈第6実施形態〉
本発明による第6実施形態に係る光電変換装置について、図12を用いて説明する。なお、第1実施形態および第2実施形態および第3実施形態および第4実施形態および第5実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。
本実施形態は、図8から図10に示すように駆動するが、第1トランジスタ50のゲートに異なる電圧を供給する複数のバイアス配線が配されることが第4実施形態および第5実施形態とは異なる。図12は、本実施形態に係る光電変換装置の回路図の一例である。
図12に示すように、光電変換装置は信号線駆動部40を備える。信号線駆動部40には、第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2バイアス配線90、第2スイッチ100が配される。さらに、信号線駆動部40には、第3バイアス配線500、第3スイッチ510、第4スイッチ520が配される。なお、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80の閾値電圧およびゲート幅およびゲート長の少なくとも1つが異なってもよい。また、第1トランジスタ50と第2トランジスタ80の閾値電圧およびゲート幅およびゲート長が同じでもよい。
第1トランジスタ50および第2トランジスタ80はソースを介して信号線30にそれぞれ接続される。また、第1トランジスタ50および第2トランジスタ80は信号線30に対して並列に接続される。また、第1スイッチ70は第1トランジスタ50と信号線30との間に接続され、制御信号V1SELによって駆動される。また、第2スイッチ100は第2トランジスタ80と信号線30との間に接続され、制御信号V2SELによって駆動される。また、第3スイッチ510は第1トランジスタ50のゲートと第1バイアス配線60との間に配され、第4スイッチ520は第1トランジスタ50のゲートと第3バイアス配線500との間に配される。また、第1バイアス配線60は第1トランジスタ50のゲートに接続される。また、第3バイアス配線500は第1トランジスタ50のゲートに接続される。また、第2バイアス配線90は第2トランジスタ80のゲートに接続される。また、第1バイアス配線60を介して第1トランジスタ50のゲートに電圧V1_1が供給される。また、第3バイアス配線500を介して第1トランジスタ50のゲートに電圧V1_2が供給される。また、第2バイアス配線90を介して第2トランジスタ80のゲートに電圧V2が供給される。図9に示すように、ゲイン誤差の補正値を取得する際は電圧V1が変化するが、電圧V1_1は変化前の電圧V1に、電圧V1_2は変化後の電圧V1にそれぞれ対応する。また、電圧V1_1と電圧V1_2と電圧V2は異なり、第1バイアス配線60と第2バイアス配線90と第3バイアス配線500は電気的に分離されている。なお、第1トランジスタ50のバックゲートがソースに接続され、第2トランジスタ80のバックゲートが接地電圧ノードに接続される。なお、第1スイッチ70および第2スイッチ100の構成は図1に示す第1実施形態と同様の構成でもよい。具体的には、第1スイッチ70は電源電圧ノードと第1トランジスタ50のドレインとの間に接続されてもよく、第2スイッチ100は電源電圧ノードと第2トランジスタ80のドレインとの間に接続されてもよい。
図9に示すように、第4実施形態および第5実施形態は、補正値を取得する際に第1バイアス配線60に供給される電圧V1を変化させることによって、第1トランジスタ50のゲートに供給される電圧V1を変化させる。一方、本実施形態は、第3スイッチ510および第4スイッチ520を切り替えることによって、電圧V1_1が供給された第1バイアス配線60と電圧V1_2が供給された第3バイアス配線500とを切り替える。そのようにして、本実施形態は、ゲイン誤差の補正値を取得する際に第1トランジスタ50のゲートに供給される電圧V1を変化させる。
以上のように、本実施形態は第1トランジスタ50、第1バイアス配線60、第1スイッチ70、第2トランジスタ80、第2バイアス配線90、第2スイッチ100を備えた構成の光電変換装置である。さらに、本実施形態は第3バイアス配線500、第3スイッチ510、第4スイッチ520を備える。本実施形態は、異なる電圧が供給された複数のバイアス配線をスイッチにより切り替えることによって、補正値を取得する際に第1トランジスタ50のゲートに供給される電圧V1を変化させる。単一のバイアス配線を用いて第1トランジスタ50のゲートに供給される電圧V1を変化させる場合は、バイアス配線に付随する容量を放電する必要がある。そのため、電圧V1を変化させる動作の高速化の妨げとなる。しかし、本実施形態は、異なる電圧が供給された複数のバイアス配線を設けていることによって、電圧V1を変化させる動作の高速化ができる。よって、本実施形態は光電変換装置の性能の向上が可能である。
〈第7実施形態〉
第7実施形態は第1実施形態乃至第6実施形態のいずれにも適用可能である。図13(a)は本実施形態の半導体装置930を備えた機器9191を説明する模式図である。半導体装置930には上記した各実施形態の光電変換装置を用いることができる。半導体装置930を備える機器9191について詳細に説明する。半導体装置930は、半導体デバイス910のほかに、半導体デバイス910を収容するパッケージ920を含むことができる。パッケージ920は、半導体デバイス910が固定された基体と、半導体デバイス910に対向するガラスなどの蓋体と、を含むことができる。パッケージ920は、さらに、基体に設けられた端子と半導体デバイス910に設けられた端子とを接続するボンディングワイヤやバンプなどの接合部材を含むことができる。
機器9191は、光学装置940、制御装置950、処理装置960、表示装置970、記憶装置980、機械装置990の少なくともいずれかを備えることができる。光学装置940は、半導体装置930に対応する。光学装置940は、例えばレンズやシャッター、ミラーである。制御装置950は、半導体装置930を制御する。制御装置950は、例えばASICなどの光電変換装置である。
処理装置960は、半導体装置930から出力された信号を処理する。処理装置960は、AFE(アナログフロントエンド)あるいはDFE(デジタルフロントエンド)を構成するための、CPUやASICなどの光電変換装置である。表示装置970は、半導体装置930で得られた情報(画像)を表示する、EL表示装置や液晶表示装置である。記憶装置980は、半導体装置930で得られた情報(画像)を記憶する、磁気デバイスや半導体デバイスである。記憶装置980は、SRAMやDRAMなどの揮発性メモリ、あるいは、フラッシュメモリやハードディスクドライブなどの不揮発性メモリである。
機械装置990は、モーターやエンジンなどの可動部あるいは推進部を有する。機器9191では、半導体装置930から出力された信号を表示装置970に表示したり、機器9191が備える通信装置(不図示)によって外部に送信したりする。そのために、機器9191は、半導体装置930が有する記憶回路や演算回路とは別に、記憶装置980や処理装置960をさらに備えることが好ましい。機械装置990は、半導体装置930から出力され信号に基づいて制御されてもよい。
また、機器9191は、撮影機能を有する情報端末(例えばスマートフォンやウエアラブル端末)やカメラ(例えばレンズ交換式カメラ、コンパクトカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ)などの電子機器に適する。カメラにおける機械装置990はズーミングや合焦、シャッター動作のために光学装置940の部品を駆動することができる。あるいは、カメラにおける機械装置990は防振動作のために半導体装置930を移動することができる。
また、機器9191は、車両や船舶、飛行体などの輸送機器であり得る。輸送機器における機械装置990は移動装置として用いられうる。輸送機器としての機器9191は、半導体装置930を輸送するものや、撮影機能により運転(操縦)の補助および/または自動化を行うものに好適である。運転(操縦)の補助および/または自動化のための処理装置960は、半導体装置930で得られた情報に基づいて移動装置としての機械装置990を操作するための処理を行うことができる。あるいは、機器9191は内視鏡などの医療機器や、測距センサなどの計測機器、電子顕微鏡のような分析機器、複写機などの事務機器、ロボットなどの産業機器であってもよい。
上述した実施形態によれば、良好な画素特性を得ることが可能となる。従って、光電変換装置の価値を高めることができる。ここでいう価値を高めることには、機能の追加、性能の向上、特性の向上、信頼性の向上、製造歩留まりの向上、環境負荷の低減、コストダウン、小型化、軽量化の少なくともいずれかが該当する。
従って、本実施形態に係る半導体装置930を機器9191に用いれば、機器の価値をも向上することができる。例えば、半導体装置930を輸送機器に搭載して、輸送機器の外部の撮影や外部環境の測定を行う際に優れた性能を得ることができる。よって、輸送機器の製造、販売を行う上で、本実施形態に係る光電変換装置を輸送機器へ搭載することを決定することは、輸送機器自体の性能を高める上で有利である。特に、光電変換装置で得られた情報を用いて輸送機器の運転支援および/または自動運転を行う輸送機器に半導体装置930は好適である。
また、本実施形態の光電変換システム及び移動体について、図13(b)、(c)を用いて説明する。
図13(b)は、車載カメラに関する光電変換システムの一例を示したものである。光電変換システム8は、光電変換装置800を有する。光電変換装置800は、上記のいずれかの実施形態に記載の光電変換装置(撮像装置)である。光電変換システム8は、光電変換装置800により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部801と、光電変換システム8により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部802を有する。また、光電変換システム8は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部803と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部804と、を有する。ここで、視差取得部802や距離取得部803は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部804はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
光電変換システム8は車両情報取得装置810と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、光電変換システム8は、衝突判定部804での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU820が接続されている。また、光電変換システム8は、衝突判定部804での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置830とも接続されている。例えば、衝突判定部804の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU820はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置830は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を光電変換システム8で撮像する。図13(c)に、車両前方(撮像範囲850)を撮像する場合の光電変換システムを示した。車両情報取得装置810が、光電変換システム8ないしは光電変換装置800に指示を送る。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上記では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。更に、光電変換システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
以上、説明した実施形態は、技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。なお、本明細書の開示内容は、本明細書に記載したことのみならず、本明細書および本明細書に添付した図面から把握可能な全ての事項を含む。また本明細書の開示内容は、本明細書に記載した概念の補集合を含んでいる。すなわち、本明細書に例えば「AはBよりも大きい」旨の記載があれば、「AはBよりも大きくない」旨の記載を省略しても、本明細書は「AはBよりも大きくない」旨を開示していると云える。なぜなら、「AはBよりも大きい」旨を記載している場合には、「AはBよりも大きくない」場合を考慮していることが前提だからである。
なお、本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)光電変換により画素信号を生成する画素と、前記画素信号が出力される信号線と、ソースを介して前記信号線に接続された第1トランジスタと、ソースを介して前記信号線に接続された第2トランジスタと、前記第1トランジスタに接続された第1スイッチと、前記第2トランジスタに接続された第2スイッチと、を備える光電変換装置であって、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタは前記信号線に対して並列に接続され、前記第1トランジスタのゲートが第1バイアス配線に接続され、前記第2トランジスタのゲートが第2バイアス配線に接続され、前記第1バイアス配線と前記第2バイアス配線は電気的に分離されていることを特徴とする光電変換装置。
(構成2)前記第1バイアス配線を介して前記第1トランジスタの前記ゲートに供給される電圧が、前記第2バイアス配線を介して前記第2トランジスタの前記ゲートに供給される電圧とは異なることを特徴とする構成1に記載の光電変換装置。
(構成3)前記第1スイッチがオン状態のタイミングにおいて、前記第2スイッチがオフ状態であることを特徴とする構成1または2に記載の光電変換装置。
(構成4)前記第1スイッチがオン状態のタイミングにおいて、前記第2スイッチがオフ状態である第1モードと、前記第2スイッチがオン状態のタイミングにおいて、前記第1スイッチがオフ状態である第2モードと、を切り替えることを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成5)前記第1トランジスタは、前記信号線の電圧の変化可能な範囲を制限することを特徴とする構成1乃至4のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成6)前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタは、前記信号線の電圧の変化可能な範囲を制限し、前記第1トランジスタは、前記信号線の前記電圧を第1範囲で制限し、前記第2トランジスタは、前記信号線の前記電圧を前記第1範囲とは異なる第2範囲で制限することを特徴とする構成1乃至5のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成7)前記第1スイッチは、電源電圧ノードと前記第1トランジスタのドレインとの間に接続され、前記第2スイッチは、電源電圧ノードと前記第2トランジスタのドレインとの間に接続されることを特徴とする構成1乃至6のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成8)前記第1スイッチは、前記第1トランジスタと前記信号線との間に接続され、前記第2スイッチは、前記第2トランジスタと前記信号線との間に接続されることを特徴とする構成1乃至7のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成9)前記画素が有する転送トランジスタがオン状態のタイミングにおいて、前記第1バイアス配線から前記第1トランジスタに供給される電圧が変化することを特徴とする構成1乃至8のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成10)前記第1トランジスタのバックゲートが、前記第1トランジスタの前記ソースに接続されることを特徴とする構成1乃至9のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成11)前記第2トランジスタのバックゲートが、接地電圧ノードに接続されることを特徴とする構成1乃至10のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成12)前記第1トランジスタの前記ゲートに、第3バイアス配線が接続され、前記第1バイアス配線と前記第3バイアス配線は電気的に分離されていることを特徴とする構成1乃至11のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成13)前記第3バイアス配線を介して前記第1トランジスタの前記ゲートに供給される電圧が、前記第1バイアス配線を介して前記第1トランジスタの前記ゲートに供給される電圧とは異なることを特徴とする構成1乃至12のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成14)前記第1トランジスタの前記ゲートと前記第1バイアス配線との間に、第3スイッチが接続され、前記第1トランジスタの前記ゲートと前記第3バイアス配線との間に、第4スイッチが接続されることを特徴とする構成1乃至13のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成15)前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタは、設定された閾値電圧が異なることを特徴とする構成1乃至14のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成16)前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタは、ゲート幅が異なることを特徴とする構成1乃至15のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成17)前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタは、ゲート長が異なることを特徴とする構成1乃至16のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成18)光電変換により画素信号を生成する画素と、前記画素信号が出力される信号線と、ソースを介して前記信号線に接続された第1トランジスタと、ソースを介して前記信号線に接続された第2トランジスタと、を備える光電変換装置であって、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタは前記信号線に対して並列に接続され、前記第1トランジスタと前記信号線との間に、第1スイッチが接続され、前記第2トランジスタと前記信号線との間に、第2スイッチが接続されることを特徴とする光電変換装置。
(構成19)前記第1トランジスタのゲートおよび前記第2トランジスタのゲートが共通のバイアス配線に接続されることを特徴とする構成18に記載の光電変換装置。
(構成20)構成1乃至19のいずれか1項に記載の光電変換装置を備える機器であって、前記光電変換装置に対応した光学装置、前記光電変換装置を制御する制御装置、前記光電変換装置から出力された信号を処理する処理装置、前記光電変換装置で得られた情報を表示する表示装置、前記光電変換装置で得られた情報を記憶する記憶装置、および、前記光電変換装置で得られた情報に基づいて動作する機械装置、の少なくともいずれかを更に備えることを特徴とする機器。
20 画素
30 信号線
50 第1トランジスタ
60 第1バイアス配線
70 第1スイッチ
80 第2トランジスタ
90 第2バイアス配線
100 第2スイッチ

Claims (20)

  1. 光電変換により画素信号を生成する画素と、
    前記画素信号が出力される信号線と、
    ソースを介して前記信号線に接続された第1トランジスタと、
    ソースを介して前記信号線に接続された第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタに接続された第1スイッチと、
    前記第2トランジスタに接続された第2スイッチと、
    を備える光電変換装置であって、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタは前記信号線に対して並列に接続され、
    前記第1トランジスタのゲートが第1バイアス配線に接続され、
    前記第2トランジスタのゲートが第2バイアス配線に接続され、
    前記第1バイアス配線と前記第2バイアス配線は電気的に分離されている
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記第1バイアス配線を介して前記第1トランジスタの前記ゲートに供給される電圧が、前記第2バイアス配線を介して前記第2トランジスタの前記ゲートに供給される電圧とは異なることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記第1スイッチがオン状態のタイミングにおいて、前記第2スイッチがオフ状態であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  4. 前記第1スイッチがオン状態のタイミングにおいて、前記第2スイッチがオフ状態である第1モードと、前記第2スイッチがオン状態のタイミングにおいて、前記第1スイッチがオフ状態である第2モードと、を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  5. 前記第1トランジスタは、前記信号線の電圧の変化可能な範囲を制限することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  6. 前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタは、前記信号線の電圧の変化可能な範囲を制限し、前記第1トランジスタは、前記信号線の前記電圧を第1範囲で制限し、前記第2トランジスタは、前記信号線の前記電圧を前記第1範囲とは異なる第2範囲で制限することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  7. 前記第1スイッチは、電源電圧ノードと前記第1トランジスタのドレインとの間に接続され、前記第2スイッチは、電源電圧ノードと前記第2トランジスタのドレインとの間に接続されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  8. 前記第1スイッチは、前記第1トランジスタと前記信号線との間に接続され、前記第2スイッチは、前記第2トランジスタと前記信号線との間に接続されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  9. 前記画素が有する転送トランジスタがオン状態のタイミングにおいて、前記第1バイアス配線から前記第1トランジスタに供給される電圧が変化することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  10. 前記第1トランジスタのバックゲートが、前記第1トランジスタの前記ソースに接続されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  11. 前記第2トランジスタのバックゲートが、接地電圧ノードに接続されることを特徴とする請求項10に記載の光電変換装置。
  12. 前記第1トランジスタの前記ゲートに、第3バイアス配線が接続され、前記第1バイアス配線と前記第3バイアス配線は電気的に分離されていることを特徴とする請求項10に記載の光電変換装置。
  13. 前記第3バイアス配線を介して前記第1トランジスタの前記ゲートに供給される電圧が、前記第1バイアス配線を介して前記第1トランジスタの前記ゲートに供給される電圧とは異なることを特徴とする請求項12に記載の光電変換装置。
  14. 前記第1トランジスタの前記ゲートと前記第1バイアス配線との間に、第3スイッチが接続され、前記第1トランジスタの前記ゲートと前記第3バイアス配線との間に、第4スイッチが接続されることを特徴とする請求項12に記載の光電変換装置。
  15. 前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタは、設定された閾値電圧が異なることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  16. 前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタは、ゲート幅が異なることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  17. 前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタは、ゲート長が異なることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  18. 光電変換により画素信号を生成する画素と、
    前記画素信号が出力される信号線と、
    ソースを介して前記信号線に接続された第1トランジスタと、
    ソースを介して前記信号線に接続された第2トランジスタと、
    を備える光電変換装置であって、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタは前記信号線に対して並列に接続され、
    前記第1トランジスタと前記信号線との間に、第1スイッチが接続され、
    前記第2トランジスタと前記信号線との間に、第2スイッチが接続される
    ことを特徴とする光電変換装置。
  19. 前記第1トランジスタのゲートおよび前記第2トランジスタのゲートが共通のバイアス配線に接続されることを特徴とする請求項18に記載の光電変換装置。
  20. 請求項1乃至19のいずれか1項に記載の光電変換装置を備える機器であって、
    前記光電変換装置に対応した光学装置、
    前記光電変換装置を制御する制御装置、
    前記光電変換装置から出力された信号を処理する処理装置、
    前記光電変換装置で得られた情報を表示する表示装置、
    前記光電変換装置で得られた情報を記憶する記憶装置、および、
    前記光電変換装置で得られた情報に基づいて動作する機械装置、の少なくともいずれかを更に備えることを特徴とする機器。
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