JP2024077547A - 料金精算システム - Google Patents

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Abstract

【課題】時間貸しの設備において、設備の回転率を向上させつつ、利用者及び提供者の不利益を改善する料金精算システムを提供する。【解決手段】管理装置が、通信ネットワークを介して、精算機、利用者端末等と通信可能に接続される料金精算システムにおいて、管理装置20は、利用者情報を記録する第1記憶装置22aと、設備である駐車場の利用状況を記録する第2記憶装置22bと、最大利用可能日時内に他者の新規利用が開始された場合、最大利用可能日時と実際の利用日時とから算出した余剰時間において新規利用時間分を特典として利用者に付与する特典付与装置21aと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば所定時間毎に利用料金が加算される駐車場等の設備について利用料金の精算管理を行う料金精算システムに関する。
設備を時間単位で利用するサービス(コインパーキングやカラオケ店等)では、一定時間毎に料金が加算される。このため、サービス利用者(以下、利用者)は、次の加算タイミングまでの時間が少ない状態で利用を終了しようとする。しかし、サービス提供者(以下、提供者)は、限りある設備リソースを効率よく提供するために、利用者が利用目的を達した時点で利用を終了することにより、多くの人が設備を活用することが好ましいと考えている。利用者に不利益を感じさせずに加算タイミングより前の利用終了を促すシステムとして、最大利用時間と実利用時間との差分を余剰時間として還元するものがある(特許文献1及び2)。
特許文献1には、料金精算装置において、最大利用時間から実利用時間を差し引いた時間を繰越時間(余剰時間)として記録媒体に記憶し、この繰越時間を次回の駐車利用に還元するものが開示されている。特許文献2には、駐車料金徴収装置として、出庫時に、駐車料金が加算されるまでの余剰時間を次回の駐車利用に還元したり、余剰時間を駐車場の提携店舗で利用可能なクーポンやポイント等に還元したりするものが開示されている。
特許文献1及び2の装置では、余剰時間を全て還元してしまうと、利用者が早期に利用を終了したものの、その後当該設備を使う利用者が発生しなかった場合、設備の回転率向上につながらない状態で利用者に還元することとなり、提供者が一方的に利益を喪失するという問題がある。
特開平9-282504号公報 特開2004-280234号公報
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、時間貸しの設備において、設備の回転率を向上させつつ、利用者及び提供者の不利益を改善する料金精算システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための料金精算システムは、利用者情報を記録する第1記憶装置と、設備の利用状況を記録する第2記憶装置と、最大利用可能日時内に他者の新規利用が開始された場合、最大利用可能日時と実際の利用日時とから算出した余剰時間において新規利用時間分を特典として利用者に付与する特典付与装置と、を備える。
上記料金精算システムによれば、設備の最大利用可能日時と実際の利用日時との差分のうち、他の利用者の新規利用時間分、すなわち他の利用者から実際に料金を徴収できた分についてのみ利用者に特典を付与することで、設備の回転率向上につながる場合のみ料金を還元し、設備の提供者が一方的に利益を喪失しないようにすることができる。
本発明の具体的な側面によれば、上記料金精算システムにおいて、特典付与装置は、直近の精算済の最大利用可能日時と新規利用時間とを比較し、特典に対応して別の機会の利用を許容する還元時間を算出する。この場合、還元時間を無料で利用できる時間として別の機会の利用に適用することで、特典付与の計算を容易にすることができる。特典としての還元時間は、時間を金額に換算した割引額として適用もよいし、同一利用料金で利用可能時間を増やすように延長時間として適用してもよい。
本発明の別の側面によれば、利用者の利用料金と、利用料金と同一料金で利用可能な最大利用可能日時と、余剰時間とを算出する料金算出装置を備える。この場合、料金算出装置が料金算出に必要なパラメータを算出することにより、計算を効率化することができる。
本発明のさらに別の側面によれば、利用者の利用料金と、利用料金と同一料金で利用可能な最大利用可能日時と、余剰時間とを算出する料金算出装置を備え、特典付与装置は、利用者の別の機会の利用において、料金算出までに料金算出装置に還元時間を送信する。この場合、システム側、すなわち特典付与装置が特典に関する情報を管理し、利用者の別の機会の利用時に特典を還元することができる。
本発明のさらに別の側面によれば、特典付与装置は、利用者情報の連絡先に還元時間を記録した割引情報を送付する。この場合、利用者が特典に関する情報を管理し、利用者の別の機会の利用時に特典として還元時間を還元することができる。
本発明のさらに別の側面によれば、第1記憶装置と第2記憶装置と特典付与装置とを有する管理装置と、料金算出装置を有する精算機と、を備える。この場合、管理装置が第1記憶装置、第2記憶装置、及び特典付与装置を有することにより、管理装置が設備を一括管理するシステムとなる。
本発明のさらに別の側面によれば、第1記憶装置と特典付与装置とを有する管理装置と、第2記憶装置と料金算出装置とを有する精算機と、を備える。この場合、精算機が第2記憶装置及び料金精算装置を有することにより、精算機が設備の利用状況を管理するシステムとなる。
第1実施形態の料金精算システムを説明する全体的な概念図である。 管理装置を説明する概念的なブロック図である。 (A)は、第1記憶装置に記録されるデータを説明する図であり、(B)は、第2記憶装置に記録されるデータを説明する図である。 精算機を説明する概念的なブロック図である。 利用者端末を説明する概念的なブロック図である。 (A)~(C)は、料金算出装置及び特典付与装置における各種パラメータの算出例について説明する図である。 精算機、管理装置、利用者端末等の間で行われる一連の動作を説明する図である。 第2実施形態の料金精算システムにおいて、精算機、管理装置、利用者端末等の間で行われる一連の動作を説明する図である。 (A)及び(B)は、第2実施形態の料金精算システムの管理装置及び精算機を説明する概念的なブロック図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明に係る料金精算システムの第1実施形態について説明する。本システムは、所定時間毎に利用料金が加算される時間貸しの設備に適用される。
図1に示す第1実施形態の料金精算システム100は、設備である駐車場PAの利用や利用料金の支払いの状況を管理する。また、料金精算システム100は、所定の条件を満たす利用者USに対して特典を付与する。具体的には、料金精算システム100は、駐車場PAの最大利用可能日時内に他者の新規利用が開始された場合、最大利用可能日時と実際の利用日時とから算出した余剰時間において新規利用時間分を特典として利用者USに付与する。
料金精算システム100は、駐車場PAに設置される精算機10と、精算機10から離れた場所に設置される管理装置20とを備える。説明の便宜上、図1では単一の駐車場PAを示しているが、本実施形態の料金精算システム100は、精算機10を備える複数の駐車場PAについて、一括して運用管理を行うことができる。料金精算システム100は、利用者USが所持する利用者端末30も備えるものであってもよい。利用者USは、利用者端末30を介して利用者USを特定する情報を管理装置20に登録する。
料金精算システム100において、管理装置20は、通信ネットワークNTを介して、精算機10、利用者端末30等と通信可能に接続される。この通信ネットワークNTは、具体的にはインターネットであり、精算機10、利用者端末30等からの接続を受け付ける。利用者端末30は、利用者USによって操作され、通信ネットワークNTを介して管理装置20に後述する利用者情報を送信し、駐車場PAの利用に関する手続きを行う。
管理装置20は、システム管理者の管理下で動作するコンピュータであり、駐車場PAの利用又は運用を管理する。管理装置20は、各駐車場PAに設置される精算機10から送信される駐車場PAの利用状況に関する情報を受信及び記録し、各利用者USの利用状況に応じて特典を付与する。管理装置20は、利用者端末30から送信された利用者情報を記録し、利用者USの別の機会において利用可能な特典についての情報を精算機10又は利用者USに提供する。
図2は、管理装置20を説明する概念的なブロック図である。図示のように、管理装置20は、制御装置21と記憶装置22と通信装置23とを有する。ここで、管理装置20は、特典付与装置21aを含む。管理装置20は、制御装置21により、記憶装置22に格納されたプログラムに基づいて動作する。つまり、制御装置21は、記憶装置22、通信装置23等の動作を制御する。管理装置20は、通信装置23により、図1に示す通信ネットワークNTを経由して精算機10、利用者端末30等と通信する。
記憶装置22には、管理装置20を動作させるプログラムが格納され、料金精算システム100の運用を可能にする。記憶装置22は、第1記憶装置22aと第2記憶装置22bとを有する。
図3(A)に示すように、第1記憶装置22aは、制御装置21の制御下で、利用者情報を記録する。管理装置20の制御装置21は、利用者端末30を介して利用者情報を取得する。利用者情報としては、例えば利用者ID、利用者USの氏名、メールアドレス等の利用者USを特定する情報や利用者USの連絡先が挙げられる。
第1記憶装置22aは、制御装置21の制御下で、特典に関する情報として還元時間を記録する。還元時間は、後述する特典付与装置21aとして機能する制御装置21によって精算機10から取得する駐車場PAの利用状況に基づいて算出される。還元時間は、利用者情報に紐づけて第1記憶装置22aに記録される。
図3(B)に示すように、第2記憶装置22bは、制御装置21の制御下で、駐車場PAの利用状況を記録する。駐車場PAの利用状況としては、例えば、駐車ID、利用開始日時、利用終了日時、最大利用可能日時、余剰時間、利用料金等が挙げられる。利用状況は、利用者情報、例えば利用者IDに紐づけて第2記憶装置22bに記録される。駐車IDは、駐車場PAや駐車場PAの車室を判別するものであり、具体的には、駐車場識別番号、車室識別番号等の情報を含む。最大利用可能日時は、利用開始日時から利用終了日時までの利用料金と同一の料金で利用できる最大の利用日時である。最大利用可能日時は、利用開始日時に対して利用料金に対応する最大利用時間を加算した日時である。余剰時間は、最大利用日時のうち実際の利用日時を引いた時間である。具体的には、利用者USが1時間単位で料金が加算される駐車場PAを12:00から12:40まで利用した場合、最大利用日時は12:00から13:00までであり、余剰時間は20分間である。なお、第2記憶装置22bにおいて、利用開始日時、利用終了日時、最大利用可能日時、実際の利用日時等は、日付と時間との組み合わせで記録してもよいし、時間のみを記録してもよい。
なお、図示を省略するが、記憶装置22は、第1及び第2記憶装置22a,22b以外にも、料金精算システム100の運用に必要なデータベースが格納されている。
制御装置21において、特典付与装置21aは、駐車場PAの利用状況に応じて別の機会に利用できる特典を付与するものである。特典付与装置21aは、対応するアプリケーションソフトにより動作する制御装置21の一機能である。特典付与装置21aは、最大利用可能日時内に他者の新規利用が開始された場合、余剰時間において新規利用時間分を特典として利用者USに付与する。管理装置20は、駐車場PAの利用において、前の利用者USが特典付与の適用を受ける対象である場合、新規の利用状況を特典付与に反映させ、特典に関する情報を第1記憶装置22aに記録する。特典付与の適用を受ける対象は、例えば管理装置20に利用者情報を登録した利用者USである。
特典付与装置21aは、直近の精算済の最大利用可能日時と新規利用時間とを比較し、特典に対応して別の機会の利用を許容する還元時間を算出する。これにより、還元時間を無料で利用できる時間として別の機会の利用に適用することで、特典付与の計算を容易にすることができる。還元時間の計算に用いられる直近の精算済の最大利用可能日時は、第2記憶装置22bから読み出す。新規利用時間は、前の利用者USの利用料金の精算後、次に設備の利用があった場合における新規利用者の実際の利用日時に対応するものである。
特典付与装置21aは、利用者USの別の機会の利用において、料金算出までに料金算出装置11aに還元時間を送信する。これにより、システム側、すなわち特典付与装置21aが特典に関する情報を管理し、利用者USの別の機会の利用時に特典を還元することができる。本実施形態では、管理装置20の制御装置21において、利用者端末30から利用者情報を受信した場合、駐車場PAの利用者USの照会を行い、前回の利用の際に特典が付与されていれば、精算時に特典に対応する還元時間を適用させる。本実施形態では、還元時間は、例えば5分単位、10分単位等のまとまった時間とする。なお、精算時において、還元時間が還元の適用に必要な時間に満たない場合、還元の適用が可能になるまで、利用毎に還元時間を積み立ててもよい。
以上のように、管理装置20が第1記憶装置22a、第2記憶装置22b、及び特典付与装置21aを有することにより、管理装置20が駐車場PAを一括管理するシステムとなる。
図1に示す精算機10は、駐車場PAの利用料金の精算処理を行う。精算機10は、駐車場PAに設置されている。
図4は、精算機10を説明する概念的なブロック図である。図示のように、精算機10は、制御装置11と記憶装置12と精算装置13と通信装置14とを有する。ここで、制御装置11は、料金算出装置11aを含む。精算機10は、制御装置11により、記憶装置12に格納されたプログラムに基づいて動作する。つまり、制御装置11は、記憶装置12、精算装置13、通信装置14等の動作を制御する。精算機10は、例えば駐車場PAに車両VE(図1参照)が入庫又は出庫した状況をセンサ等で取得した情報から把握しており、車室単位又は駐車場単位で車両VEの利用開始日時、利用終了日時等を駐車IDに紐づける。精算機10は、通信装置14により、図1に示す通信ネットワークNTを経由して管理装置20と通信する。
記憶装置12には、精算機10を動作させるプログラムが格納され、精算機10の動作を可能にする。
制御装置11において、料金算出装置11aは、利用開始日時と利用終了日時とに基づいて、駐車場PAの利用料金を算出する。料金算出装置11aは、対応するアプリケーションソフトにより動作する制御装置11の一機能である。利用開始日時については、通信装置14を介して管理装置20の第2記憶装置22bから読み出す。利用終了日時は、精算時の現在時刻又は現在時間に相当する。
料金算出装置11aは、最大利用可能日時と余剰時間とを算出する。料金算出装置11aが料金算出に必要なパラメータを算出することにより、計算を効率化することができる。
料金算出装置11aは、原則として最大利用可能日時に対応する基本料金を利用料金として算出する。料金算出装置11aは、精算時に利用できる特典としての還元時間を受信した場合、基本料金から還元時間相当額を減額する。例えば、料金算出装置11aは、利用料金の計算において、単位時間に対する還元時間の比率を単位時間の料金に乗算した額を減算する。具体的には、料金算出装置11aは、1時間単位で料金が加算され、還元時間が15分である場合、単位時間の料金に1/4を掛けた料金を基本料金から減額する。
精算装置13は、表示装置3a、操作キー3b、金銭処理装置3c等を有する。精算装置13は、表示装置3aを介して駐車場PAの利用者USに対して精算に関連する情報を提供するとともに、操作キー3bを介して利用者USの応答を操作信号として受け取る。精算に関連する情報は、利用料金、支払い方法の選択、利用者情報の登録指示等が挙げられる。精算装置13は、金銭処理装置3cを介して利用者USから硬貨や紙幣を受け取って種類や枚数を識別し、適切な種類及び枚数の硬貨や紙幣を返却する。なお、精算装置13は、プリペイドカードやクレジットカード等に対応したものでもよい。
図1に示す利用者端末30は、料金精算システム100の利用者USが所持し、駐車場PAの利用手続きに関する操作を行う際に用いるものである。利用者端末30としては、例えばスマートフォン、タブレットPC等を用いることができる。
利用者端末30は、URL情報に基づき管理装置20にアクセスしてもよいし、料金精算システム100のアプリケーションソフトを利用してアクセスしてもよい。
図5は、利用者端末30を説明する概念図である。図示のように、利用者端末30は、制御装置31と、表示装置32と、通信装置33とを有する。利用者端末30は、制御装置31により、不図示の記憶装置に格納されたプログラムに基づいて動作する。つまり、制御装置31は、表示装置32、通信装置33等の動作を制御する。
表示装置32は、利用者端末30のディスプレイ等の表示画面であり、利用手続きに関する操作画面を表示する。通信装置33は、図1に示す通信ネットワークNTを経由して管理装置20との通信を可能にする。
利用者端末30の制御装置31は、アプリケーションソフトや利用者USの操作に基づいて動作し、表示装置32に利用手続きのための操作画面を表示させる。利用者USは、表示装置32に表示された画面に従い、操作を行う。管理装置20から利用者端末30に送信されるデータには、駐車ID等の駐車場PAに関する情報が含まれる。利用手続きの際に、制御装置31は、管理装置20に対して駐車IDと紐づけて利用者情報を送信する。
以下、図6を参照しつつ、料金算出装置11a及び特典付与装置21aにおける各種パラメータの算出例について説明する。図6は、1時間毎に利用料金が加算され、還元可能な還元時間を5分単位とする例を示す。
料金算出装置11aにおいて、最大利用可能日時は、利用開始日時から料金加算の単位時間を加算した日時のうち利用終了日時又は実際の利用日時に最も近い日時を算出する。料金算出装置11aにおいて、実際の利用日時は、「利用終了日時-利用開始日時」で算出する。料金算出装置11aにおいて、余剰時間は、「最大利用可能日時-実際の利用日時」で算出する。特典付与装置21aにおいて、還元時間は、余剰時間のうち「余剰時間の開始日時及び終了日時-新規利用者の実際の利用日時」で算出する。余剰時間と還元時間との関係を以下に示す。
余剰時間≧還元時間
(新規利用時間が余剰時間を超え、還元時間が発生する場合)
図6(A)は、利用者Aの実際の利用日時が12:00から12:40までであり、利用者Bの実際の利用日時が12:45から13:30までである例を示す。利用者Aの利用料金の支払いに対する最大利用可能日時は、12:00から13:00までである。利用者Aについて、余剰時間は20分間である。還元時間は、余剰時間のうち利用者Bの利用時間のみ適用され、(12:40から13:00まで)-(12:45から13:30)=15分間である。
(新規利用時間が余剰時間以下であり、還元時間が発生する場合)
図6(B)は、利用者Aの実際の利用日時が12:00から12:35までであり、利用者Bの実際の利用日時が12:45から12:50までである例を示す。利用者Aの利用料金の支払いに対する最大利用可能日時は、12:00から13:00までである。利用者Aについて、余剰時間は25分間である。還元時間は、余剰時間のうち利用者Bの利用時間のみ適用され、(12:50から13:00まで)-(12:45から12:50まで)=5分間である。
(還元時間が発生しない場合)
図6(C)は、利用者Aの実際の利用日時が12:00から12:40までであり、利用者Bの実際の利用日時が13:05から13:40までである例を示す。利用者Aの利用料金の支払いに対する最大利用可能日時は、12:00から13:00までである。利用者Aについて、余剰時間は20分間である。利用者Bの利用日時は、利用者Aの最大利用可能日時外、すなわち余剰時間の範囲外であるため、還元時間は生じない。
図7を参照して、精算機10、管理装置20、利用者端末30等の間で行われる駐車場PAの利用及び精算に関する一連の動作について説明する。図7では、車室をフラップ板の動作によって管理するフラップ式の駐車場PAでの例を示す。
図7に示すように、駐車場PAの利用開始の場面SC1では、精算機10は、駐車場PAの利用開始を受け付ける(ステップS11)。具体的には、精算機10の制御装置11は、不図示のセンサが車両VEを検知した場合、駐車場利用状況として車両VEが駐車された車室の利用開始日時を駐車場情報(例えば車室情報を含む駐車ID等)とともに管理装置20に送信する。管理装置20の制御装置21は、精算機10から送信された利用開始日時等を第2記憶装置22bに記録する(ステップS12)。
駐車場PAの利用終了の場面SC2では、精算機10は、駐車場PAの利用終了を受け付ける(ステップS13)。具体的には、利用者USの操作によって、例えば精算機10の操作キー3bの利用終了ボタン等を押すことにより利用終了を受け付ける。次に、精算機10の制御装置11は、利用者USに対し、表示装置3aに指示等を表示することで利用者情報を要求する(ステップS14)。具体的には、精算装置13の表示装置3a等に利用者情報を登録するための案内コード(具体的には、二次元バーコード等)を表示する。利用者USの操作によって、利用者端末30の制御装置31は、不図示の読取装置を用いて案内コードを読み取って制御装置21が提供する入力画面にアクセスする(ステップS15)。管理装置20の制御装置21は、精算機10から利用者情報の要求があった場合であって、利用者端末30から入力画面へのアクセスがあった場合、利用者端末30に駐車ID等とともに必要な情報を送信する(ステップS16)。入力画面を用いた利用者USの操作によって、利用者端末30の制御装置31は、管理装置20に利用者情報を送信する(ステップS17)。なお、入力画面へのアクセスがない場合や、特典付与や割引適用の意思がない場合、ステップS23に進む。
管理装置20の制御装置21は、利用者端末30から受信した利用者情報を第1記憶装置22aに記録された利用者情報と照合する(ステップS18)。同一利用者情報がある場合(ステップS19のY)、制御装置21は、利用者情報に紐づく割引情報があるか否か判断する(ステップS20)。利用可能な特典である割引情報がある場合(ステップS20のY)、割引情報に対応する還元時間とともに料金算出命令を精算機10に送信する(ステップS21)。なお、同一利用者情報や割引情報がない場合(ステップS19のN、ステップS20のN)、そのまま精算機10に料金算出命令を送信する(ステップS22)。
精算機10の制御装置11は、管理装置20から料金算出命令を受信し、料金算出装置11aによって、利用料金を算出する(ステップS23)。割引情報に対応する還元時間がある場合、料金算出装置11aは、還元時間の分だけ料金を減額する。割引情報がない場合、料金算出装置11aは、通常の利用料金を算出する。
次に、精算機10の制御装置11は、精算処理を行う(ステップS24)。具体的には、制御装置11は、精算装置13の表示装置3aに利用料金を表示する。利用者USが金銭処理装置3cを介して所定の料金を支払うことにより、精算が完了する。料金精算後、精算機10の制御装置11は、利用状況に関する情報として駐車ID等に紐づけて利用終了日時、最大利用可能日時、余剰時間、利用料金等を管理装置20に送信する。管理装置20の制御装置21は、第2記憶装置22bに受信した利用状況に関する情報を記録する(ステップS25)。管理装置20の制御装置21は、特典付与装置21aにおいて、還元時間を算出し、記録する(ステップS26)。還元時間は、利用者USが別の機会に駐車場PAを利用した場合、ステップS18~S21により特典として還元される。なお、還元対象となる設備は、同一の駐車場PAでもよいし、料金精算システム100で管理する他の駐車場PAでもよい。
以上で説明した第1実施形態の料金精算システム100では、設備である駐車場PAの最大利用可能日時と実際の利用日時との差分のうち、他の利用者USの新規利用時間分、すなわち他の利用者USから実際に料金を徴収できた分についてのみ利用者USに特典を付与することで、駐車場PAの回転率向上につながる場合のみ料金を還元し、駐車場PAの提供者が一方的に利益を喪失しないようにすることができる。
〔第2実施形態〕
以下、図8を参照して、第1実施形態を変形した第2実施形態について説明する。本実施形態の料金精算システム100では、特典としての還元時間を利用者端末30に送信し、利用者USの操作によって特典を還元する。これにより、利用者USが特典に関する情報を管理し、利用者USの別の機会の利用時に特典を還元することができる。
図8は、精算機10、管理装置20、利用者端末30等の間で行われる駐車場PAの利用及び精算に関する一連の動作について説明する図である。
精算機10での利用終了受付後(ステップS13)、利用者USが前回の駐車場PAの利用において特典を付与されていた場合、精算機10の制御装置11は、割引情報を受け付ける(ステップS31)。具体的には、利用者USの操作によって、例えば精算機10の操作キー3bや不図示の読取装置等により特典に対応する割引情報を入力又は提示する。割引情報は、還元額を記録した表示コード(例えば、二次元バーコードや個別番号等)である。その後、第1実施形態の場合と同様に、利用者情報の登録を行う(ステップS13~S17)。なお、精算機10に入力された割引情報が有効であるか否かを管理装置20で判断してもよい。
精算機10の制御装置11は、料金算出装置11aによって、利用料金を算出する(ステップS23)。割引情報に対応する還元時間がある場合、料金算出装置11aは、還元時間の分だけ料金を減額する。割引情報がない場合、料金算出装置11aは、通常の利用料金を算出する。その後、精算機10の制御装置11は、算出された利用料金について精算処理を行う(ステップS24)。
利用状況の記録、及び還元時間の算出後(ステップS25、S26)、管理装置20の制御装置21は、特典付与装置21aによって、第1記憶装置22aに記録された利用者USの連絡先、具体的には利用者端末30に対し還元時間を記録した割引情報を送付する(ステップS32)。割引情報には、利用者ID等が紐づけられている。利用者端末30の制御装置31は、表示装置32に受信した割引情報を表示する(ステップS33)。利用者USは、別の機会の利用時の料金算出の前に割引情報である表示コードを精算機10に入力又は提示する。精算機10の制御装置11は、表示コードの入力や読み取りを受け付けることにより、料金算出時に還元時間を還元する。
〔第3実施形態〕
以下、図9を参照して、第1実施形態を変形した第3実施形態について説明する。本実施形態の料金精算システム100では、精算機10側で設備の利用状況を管理する。すなわち、図9(A)に示すように、管理装置20において、制御装置21は特典付与装置21aを含み、記憶装置22は第1記憶装置22aを含む。図9(B)に示すように、精算機10において、制御装置11は料金算出装置11aを含み、記憶装置12は第2記憶装置22bを含む。
なお、図示は省略するが、料金精算システム100において、設備に精算機10を設置しなくてもよい。すなわち、管理装置20において、制御装置21は特典付与装置21aと料金算出装置11aとを含み、記憶装置22は第1記憶装置22aと第2記憶装置22bとを含む。この場合、精算はオンライン電子決済で行う。また、料金精算システム100において、管理装置20を設けずに、設備の精算機10で全て処理してもよい。すなわち、精算機10において、制御装置11は特典付与装置21aと料金算出装置11aとを含み、記憶装置12は第1記憶装置22aと第2記憶装置22bとを含む。この場合、特典の還元は同一設備のみで有効となる。
この発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
上記実施形態において、料金算出装置11aが最大利用可能日時や余剰時間を算出したが、特典付与装置21aが最大利用可能日時や余剰時間を算出してもよい。
上記実施形態において、還元時間の算出において、余剰時間のうち新規利用者の利用時間のみを適用したが、新規利用があった時点で余剰時間の全てを還元時間としてもよい。
上記実施形態において、利用料金の精算は、精算機10の金銭処理装置3cを介して行う場合に限らず、利用者USが利用者端末30等を操作してオンライン電子決済を行ってもよい。
上記実施形態において、特典の管理又は還元に関して、(i)管理装置20が特典情報を記録し、別の機会の利用時に精算機10に特典情報を送信する方法と、(ii)管理装置20が利用者USの連絡先に特典情報を送信し、別の機会の利用の際に利用者USが精算機10に特典情報を入力する方法とのいずれかの方法を適用したが、両方の方法を適用可能にし、利用者USが利用終了受付時に両者のいずれかの方法を選択してもよい。
上記実施形態において、フラップ式の駐車場PAに適用する例を挙げたが、駐車場PAは、ゲート式やその他駐車場装置がないものでもよい。
上記実施形態において、利用者情報の登録を利用終了の手続き時に行ったが、利用開始のタイミングや料金算出までの他のタイミングで行ってもよい。また、精算機10で割引情報を受け付けるタイミングも適宜変更することができる。
上記実施形態において、利用者情報の登録については、利用者端末30を介して行う場合に限らず、利用者USが精算機10の操作キー3bを操作して精算機10から利用者情報を送信してもよい。
上記実施形態において、特典としての還元時間を割引額に換算して還元したが、還元時間に相当する時間分の利用料金を無料として、利用可能時間を増やしてもよい。例えば、還元時間が30分間である場合、1時間の利用料金で1時間30分利用できる。特典として利用時間の延長の適用を受ける場合、利用開始時に精算機10に利用者情報を入力等してもよい。また、利用料金が異なる駐車場PAに特典を適用する場合、還元率又は割引率を適宜変更することができる。
上記実施形態において、設備の別の機会の利用において精算時に利用できる還元時間を特典付与の内容としたが、余剰時間を提携店舗で利用可能なクーポンやポイントに換算して還元してもよい。
上記実施形態において、設備として駐車場PAを挙げたが、例えばコインロッカーやカラオケ店等、時間貸しの設備に適用してもよい。
上記実施形態において、料金精算システム100は、利用者端末30を省略してもよい。
3a…表示装置、3b…操作キー、3c…金銭処理装置、10…精算機、11…制御装置、11a…料金算出装置、12…記憶装置、13…精算装置、14…通信装置、20…管理装置、21…制御装置、21a…特典付与装置、22…記憶装置、22a…第1記憶装置、22b…第2記憶装置、23…通信装置、30…利用者端末、31…制御装置、32…表示装置、33…通信装置、100…料金精算システム、NT…通信ネットワーク、PA…駐車場、US…利用者、VE…車両

Claims (7)

  1. 利用者情報を記録する第1記憶装置と、
    設備の利用状況を記録する第2記憶装置と、
    最大利用可能日時内に他者の新規利用が開始された場合、前記最大利用可能日時と実際の利用日時とから算出した余剰時間において新規利用時間分を特典として利用者に付与する特典付与装置と、
    を備える料金精算システム。
  2. 前記特典付与装置は、直近の精算済の前記最大利用可能日時と前記新規利用時間とを比較し、前記特典に対応して別の機会の利用を許容する還元時間を算出する、請求項1に記載の料金精算システム。
  3. 前記利用者の利用料金と、前記利用料金と同一料金で利用可能な前記最大利用可能日時と、前記余剰時間とを算出する料金算出装置を備える、請求項1に記載の料金精算システム。
  4. 前記利用者の利用料金と、前記利用料金と同一料金で利用可能な前記最大利用可能日時と、前記余剰時間とを算出する料金算出装置を備え、
    前記特典付与装置は、前記利用者の前記別の機会の利用において、料金算出までに前記料金算出装置に前記還元時間を送信する、請求項2に記載の料金精算システム。
  5. 前記特典付与装置は、前記利用者情報の連絡先に前記還元時間を記録した割引情報を送付する、請求項2に記載の料金精算システム。
  6. 前記第1記憶装置と前記第2記憶装置と前記特典付与装置とを有する管理装置と、
    前記料金算出装置を有する精算機と、
    を備える、請求項1に記載の料金精算システム。
  7. 前記第1記憶装置と前記特典付与装置とを有する管理装置と、
    前記第2記憶装置と前記料金算出装置とを有する精算機と、
    を備える、請求項1に記載の料金精算システム。
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