JP2024077118A - 画像処理装置、撮像装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2024077118000001
【課題】 本発明は、画面全体における最大出力の測光値を基に測光するハイライト測光において、被写体以外の高輝度部の影響で暗く撮影してしまうことを抑制する。
【解決手段】 画像を取得する取得手段と、設定された測光モードに応じて、前記画像に対して測光を行う測光手段と、前記画像から被写体を検出する検出手段と、を有し、前記測光モードには少なくとも測光領域内で相対的に高い測光値をもつ領域について相対的に低い測光値の領域よりも重みを付けて露出を決定する第1の測光モードが含まれ、前記測光手段は、前記第1の測光モードが選択された状態で前記検出手段が前記画像にて被写体を検出した場合に、前記被写体の領域内を前記測光領域として前記第1の測光モードによる測光を行う画像処理装置。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置、制御方法およびプログラムに関する。
従来からデジタルカメラ等を用いた撮影において、AE(Auto Exposure)の機能を用いた自動の露出制御が行われている。この際、画面全体を適正露出とする制御が一般的である。しかし、画面が全体的に暗く、部分的に明るい領域が存在するような状況では暗所部分を含めた画面全体を適正露出とした結果、明るい領域が白飛びしてしまうという課題があった。この課題を解決するために、画面内で高輝度の領域を重点的に測光する「ハイライト測光」という方式が知られている。一般にハイライト測光では画面全体における最大出力の測光値を基に測光を行い、高輝度領域での白飛びを抑えるように露出設定が行われる。ただし、ハイライト測光時に画面内に極端に輝度の高い物体が存在すると、当該領域での白飛びを抑えるために他の領域が必要以上に暗くなるような露出設定になる可能性がある。そこで特許文献1では画面全体の平均輝度を基に、輝度値が極端に高い領域を判別し、その領域を測光演算に含めないことで、極端な高輝度領域の影響を抑える方式が提案されている。
特開2015-166767号公報
しかしながら、特許文献1の方式では極端な高輝度部しか除外することができず、例えば、人物の顔が被写体である場合に白い衣装を着ていると、高輝度な衣装の領域を重点的に測光されるため、顔は必要以上に暗く撮影されてしまうことになる。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、ハイライト測光時に高輝度領域の影響で、被写体がユーザの意図に反して暗く撮影されてしまうことを防ぐことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は画像を取得する取得手段と、設定された測光モードに応じて、前記画像に対して測光を行う測光手段と、前記画像から被写体を検出する検出手段と、を有し、前記測光モードには少なくとも測光領域内で相対的に高い測光値をもつ領域について相対的に低い測光値の領域よりも重みを付けて露出を決定する第1の測光モードが含まれ、前記測光手段は、前記第1の測光モードが選択された状態で前記検出手段が前記画像にて被写体を検出した場合に、前記被写体の領域内を前記測光領域として前記第1の測光モードによる測光を行うことを特徴とする。
本発明によれば、測光領域内の最大出力の測光値に基づいて露出を決定する測光方式において、被写体以外の高輝度部の影響でユーザが意図せず暗く撮影されてしまうことを防ぐことが可能な画像処理装置を提供することができる。
画面全体を適正露出とする測光方式とハイライト測光を用いたときの撮影画像のイメージ図。 図1の構図に高輝度体が含まれる場合のイメージ図。 本発明の実施例における撮像装置の構成を示すブロック図。 図2の構図における評価値のイメージ図。 本発明の各実施例における静止画撮影のフローチャート。 本発明の各実施例におけるハイライト測光のフローチャート。 図2の構図において、検出被写体が人物頭部の場合の検出被写体領域、および評価値のイメージ図。 検出被写体が乗り物の場合の検出被写体領域のイメージ図。 図8における評価値のイメージ図。 図9における被写体検出領域の最大評価値の時間変化、および平均化したときの最大評価値の時間変化の図。 検出被写体が空の場合の検出被写体領域、評価値、および太陽領域の最大評価値でハイライト測光を行った場合のイメージ図。 ハイライト測光の被写体選択におけるメニュー画面のイメージ図。 第3の実施例における、ハイライト測光のフローチャート。 図12のメニュー選択例に対応する被写体検出領域、および評価値のイメージ図。 AF機能における被写体選択のメニュー画面のイメージ図。 AF機能とハイライト測光における検出被写体枠表示のイメージ図。
[第1の実施形態]
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴が全て発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
まず、画面全体(画像全体、全域)を適正露出とする測光方式とハイライト測光の違いについて図1、2を用いて簡単に説明する。
暗所で人物のみが照明で照らされた場合に、画面全体を適正露出とする測光方式で撮影した場合のイメージ図を図1(a)に示す。図1(a)では、画面の大部分を占める背景領域11が暗く、人物領域12が明るい構図となっている。画面全体を適正露出とする測光方式では、大部分を占める背景11を適正露出に近づけるために露出が高く設定される。その結果として人物領域12は明るく撮影され、白飛びしてしまう可能性が高い。
次に、同条件の撮影でハイライト測光を用いた場合のイメージ図を図1(b)に示す。図1(a)と同じく背景領域13が暗く、人物領域14が明るい構図である。一般にハイライト測光では画面全体における最大出力の測光値を基に測光するため、最大測光値となる人物領域14が白飛びしないように、図1(a)の場合よりも露出を抑えた撮影ができる。このように、ハイライト測光を用いることで、画面全体を適正露出とする測光方式では被写体が白飛びしてしまうような構図でも、白飛びを抑制した撮影ができる。
ここで図1(a)(b)と同条件の構図で、さらに照明などの高輝度被写体が含まれる場合に、ハイライト測光を行ったときの撮影画像のイメージ図を図2に示す。図2では、高輝度被写体として照明領域22が構図に含まれている。ハイライト測光では画面全体における最大出力の測光値を基に測光するため、照明領域22の白飛びを抑えるように露出設定が行わる。そのため、照明領域22と比較して輝度値が低い人物領域22は図1(b)の人物領域14よりも暗い状態で撮影されることになってしまう。すなわち、ユーザが撮影したい被写体が人物領域21の場合は、必要以上に暗く撮影されてしまうことになる。
そこで、本実施形態では、ハイライト測光モードにおいて、検出された被写体の領域内で測光を行うことで、被写体領域外の高輝度領域の影響を受けにくくする。
図3は、本発明の実施形態における撮像装置の一例として、カメラの構成を説明するブロック図である。本実施形態のカメラは、カメラ本体1000とカメラ本体1000に対して取り外しができるレンズユニット2000によって構成されている。レンズユニット2000はカメラ本体1000に対応する光学系を構成している。なお、カメラ本体1000とレンズユニット2000が一体となっているような構成でもよい。以下、図3を参照して、カメラ本体1000にレンズユニット2000が取り付けられた状態のカメラの構成について説明する。
カメラシステム制御部1001は、カメラ本体1000の各部を統括的に制御する制御手段である。メモリ1002は、カメラシステム制御部1001に接続されているRAMやROM等のメモリである。撮像素子1003は、CMOS等の電荷蓄積型の撮像素子であり、光学系であるレンズユニット2000を介して撮像素子10003上に結像した被写体像を光電変換してアナログ画像データを出力する。シャッター1004は、カメラシステム制御部1001からの信号により駆動を制御する。シャッター1004は、レンズユニット2000を介して入射した光束から撮像素子1003を遮光する遮光状態、及び、レンズユニット2000を介して入射した被写体の光学像を撮像素子1003に導く退避状態となるように動作できる。
A/D変換部1005は、撮像素子1003から出力されるアナログ画像データをデジタル画像データに変換する変換手段であって、変換されたデジタル画像データはメモリ1002に記録される。
画像処理部1006は、A/D変換器1005からのデータ、または、メモリ制御部1007からのデータに対し画素補間処理や色変換処理等の各種処理を行う。他にもリサイズ処理や変換処理、飽和画素や黒潰れ画素などの画像信号の補正処理などを行う。処理して得られた画像データは、メモリ制御部1007を介して再びメモリ1002に保持される。
D/A変換部1008は、メモリ1002に記録されたデジタル画像データを表示用のアナログ画像信号に変換する。表示部1009は、TFT型LCD(薄膜トランジスタ駆動型液晶表示器)などで構成され、表示用のアナログ画像信号に基づいて画像を表示することができる。また、表示部1009は、撮像して得られた画像データをD/A変換部1008を介して逐次表示することで、ライブビュー表示を行うこともできる。なお、表示部1009には、取得した画像データ以外の種々の情報を表示することもできる。表示部1009にて表示する画像データや種々の情報はカメラシステム制御部1001によって表示制御することができる。
タイミングジェネレータ(以下、TGと称す)1010は、撮像素子1003の露光のタイミングやフレームレートの変更、シャッター1004による遮蔽のタイミングなど、カメラ内の動作に関わるタイミングをカメラの各部に送信する。
レリーズボタン1011、操作部1012は、ユーザがカメラシステム制御部1001に各種の動作指示を入力するための操作手段である。レリーズボタン1011は、撮像準備動作と撮像動作の開始を指示するための指示手段である。ユーザがレリーズボタンをSW1状態に変更(例えば、半押し)することで撮像準備動作の開始が指示され、測距演算処理、測光演算処理などが開始される。また、ユーザがレリーズボタンをSW2状態に変更(例えば、全押し)することで撮像動作の開始が指示され、被写体を撮像して画像を取得するまでの一連の処理が開始される。
操作部1012は、スイッチ、ボタン、ダイヤルなど、カメラ本体1000に対して、ユーザが各種の指示や設定を行うための操作部材からなり、電源スイッチやメニューボタン、方向指示ボタンなどが含まれる。なお、表示部1009が静電容量式のタッチパネルであって、表示部1009に表示されたUIを操作することで、操作部1012を操作した際と同様の情報入力ができるような構成であっても良い。
検出部1013では、画像処理部1006から得られた画像データを用いて、特定の被写体の検出処理を行う。検出部1013が実行する検出処理には公知の技術を利用すれば良い。例えば機械学習されたCNNや、サポートベクタマシンや決定木等の機械学習により生成される学習済みモデルが利用可能である。また、機械学習を用いない任意の被写体検出手法が適用されてもよい。
測光部1014では、画像処理部1006から得られた画像データを用いて、測光演算を行う。測光演算の詳細については後述するが、設定された測光方式に従って、画面内の所定の領域(測光枠)での輝度値(測光値)を算出し、露出制御値を決定する。測光方式としては、前述のハイライト測光のほか、設定された特定の位置で測光するスポット測光やシーンに応じてカメラが自動で測光枠の位置を決める評価測光、画面中央部に重点を置いて画面全体で平均的に測光する中央部重点平均測光等の測光方式を選択できる。
また、測距部1015では、画像処理部1006から得られた画像データを用いて、測距演算を行う。測距演算の方法としては、例えば像面位相差方式などが知られている。本構成では、カメラシステム制御部1001が画像処理部1006から得られる画像データを用いて、撮像素子1003にて取得される被写体像のずれ量を算出する。算出された被写体像のずれ量をもとに、後述するレンズシステム制御部2001がレンズユニット2000を制御することで被写体にピントを合わせ、測距(合焦処理)が完了する。なお、測距演算の方法はこれに限らず既存の方法を用いてもよい。
なお、上述した測距部1013、測光部1014は、カメラシステム制御部1001と一体的に設けられているような構成であってもよい。この場合、カメラシステム制御部1001が、上述した各種の処理を実行する。
レンズシステム制御部2001は、レンズユニット2000の動作を統括的に制御する制御手段である。なお、カメラ本体1000にレンズユニット2000が取り付けられている状態で、レンズシステム制御部2001とカメラシステム制御部1001と不図示のインターフェースを介して通信が可能である。例えば、カメラシステム制御部101からの指示に応じて、カメラ本体1000に取り付けられているレンズユニット2000に関する情報がカメラシステム制御部1001に出力される。撮影レンズ群2002は、光軸シフトレンズやズームレンズ、フォーカスレンズなどを含む複数のレンズからなるレンズ群である。絞り2003は、撮影レンズ群2002の内部を透過した光束の光量を調節するための光量調節部材であって、レンズシステム制御部2001によって駆動が制御される。なお、レンズユニット2000にレンズシステム制御部2001が設けられていない構成の場合は、カメラシステム制御部1001からの指示によって撮影レンズ群2002および絞り2003の動作が制御される。
記録媒体3000は、メモリ1002に記録された画像データの記録が可能なメモリーカードやハードディスクなどの記録媒体である。なお、記録媒体3000としては、カメラ本体1000に対して挿抜可能なメモリーカード等に限定されるものではなく、DVD-RWディスク等の光学ディスクやハードディスク等の磁気ディスクであってもよい。さらに、記録媒体3000が取り外し可能ではなく、予めカメラ本体1000に内蔵されているような構成であってもよい。
以上が、本実施形態のカメラの基本構成である。
続いて、図4を用いてハイライト測光方式の手法、およびハイライト測光方式以外の測光方式の例として平均測光方式の手法について説明する。まず、測光部1014は撮像素子1003から得られた画像データを用いて評価値を算出する。
図4は図2のような構図に対して測光部1014が評価値を演算する際のイメージ図である。測光部1014は図4(a)で示すように特定の大きさに分割された画像の、各領域内に含まれる画素の輝度値の平均値を評価値として算出する。図4(a)では例として10×10の領域に画像を分割した場合を示しているが、分割数や分割方法はこれに限られるものではない。また、図4(b)の41は画面全体の評価値領域を示しており、42は照明22が含まれる分割された1つの評価値領域である。この例では分割された領域のうち評価値領域42が画面内で最も明るく、評価値が最大の領域となっている。
次に、測光部1014は得られた評価値を用いて、各測光方式における測光値の演算を行う。ハイライト測光方式では、図4(b)の領域42のような画面内の最大評価値を基に測光部1014が測光演算を行い、最大評価値の領域42が適正な露出となるように露出設定が行われる。平均測光方式では、画面全体領域41の評価値の平均値を基に測光部1014が測光演算を行い、画面全体の平均的な明るさが適正となるように露出設定が行われる。
続いて、通常のライブビュー静止画撮影の流れについて図5を用いて説明する。図5は通常のライブビュー静止画撮影の測距、測光を表すフローチャートであり、カメラ1000が起動した状態で、ユーザがあらかじめ測光方式を設定した状態から開始されることを想定している。本フローチャートの各ステップは、カメラシステム制御部1001あるいはカメラシステム制御部1001の指示によりカメラ1000の各部が実行する。
初めに、S501では、あらかじめユーザによって設定された測光方式をカメラシステム制御部1001が判別する。測光方式は操作部1012等を介してユーザが設定できるような構成としてよい。また、ユーザは設定した測光方式を、表示部1009等を介して確認できるようにカメラシステム制御部1001が表示部1009の表示を制御してもよい。カメラシステム1001による測光方式の判別の結果、平均測光が設定されていた場合はS502に進み、測光部1014は画面全体の平均輝度を基にした測光を行う。一方、S501でハイライト測光が設定されていると判定された場合は、S503に進み、測光部1014は画面全体における最大輝度を基に測光(ハイライト測光)を行う。なお、本実施形態では最大輝度をもとに測光を行っているが、これに限らない。画面内で相対的に高い輝度値に基づいていれば本発明の課題は少なからず解決するので、画面内で相対的に高い輝度値(例えば輝度ヒストグラムを生成したときの上位5パーセントの平均輝度値)に基づいて測光を行ってもよい。
また、本実施形態では、ハイライト測光以外の測光方式として画面全体の輝度値に基づく平均測光を主として説明しているが、測光方式としてはこれに限らない。例えば、検出された特定の被写体の露出を優先的に適正になるように制御する被写体優先測光でもよい。被写体優先測光の場合、検出された被写体領域の輝度を他の領域の輝度に比べて重視した測光が行われる。すなわち、検出された被写体領域の平均輝度値と画面全体の平均輝度値を算出し、被写体領域の平均輝度値の方により大きい重みをつけて両者の重みづけ平均を算出し、得られた輝度値に基づいて測光を行う。
S504以降は測距から撮影までの流れがフローチャートとして記載されている。なお、S501からS504のループは所定の周期で回っており、前述したS502やS503の測光処理が繰り返されている。S504でレリーズボタン1011がSW1状態になると、S505に進み、測距部1015による測距(焦点検出)が開始される。
S506では測距部1015がS505における測距の結果判定を行う。検出部1013で検出された被写体や、焦点検出可能な範囲内で最もカメラに近い物体に対して合焦できなかった場合はS504に戻って再びSW1状態になるまで測光処理を繰り返しながら待機する。S506で合焦の判定がされた場合はS507に進み、レリーズボタン1011がSW2になるとS508で撮影処理が行われる。以上が、通常のライブビュー静止画撮影の一連の流れである。
次に、本発明の第1の実施例のハイライト測光の流れと手法について図6を用いて説明する。図6に、第1の実施例におけるハイライト測光の流れを示しており、これは図5のS503の処理内で行われるフローである。図5のS501で測光方式がハイライト測光であると判別された場合にS503に対応する図6のフローに入る。
まずS601において、検出部1013はいずれかの被写体が検出されたかどうかを判断する。いずれかの被写体というのは、検出部1013で検出可能な被写体のうちの一つ、または複数の被写体のことを表している。検出可能な被写体は例えば人物頭部、人物胴体、乗り物、空、などが挙げられるが、これらに限定されない。
S601で検出部1013が被写体を検出したと判断した場合はS602に進み、測光部1014が検出した被写体に対応する領域(検出被写体領域)内の輝度値のみを用いてハイライト測光を行う。
このときの検出被写体領域内のハイライト測光の手法について図7を用いて説明する。図7(a)は、図2と同様の構図において、検出被写体として人物頭部を検出している状態を示しており、71が検出被写体領域を示している。このときの評価値のイメージ図を図7(b)に示す。S602における検出被写体領域内のハイライト測光では、測光部1014が検出被写体領域を含む評価値の分割範囲72の範囲内のみの評価値を用いて測光演算を行う。72内における最大評価値が73だったとすると、73の評価値を基に測光演算を行い、73が適正な露出となるように露出設定が行われる。
S601にて検出部1013が被写体を検出していないと判定した場合は、S603において画面全体でハイライト測光を行う。S603では、図4を用いて上述したように、画面全体41の範囲内における最大の評価値領域を基に測光演算を行う。
以上が、第1の実施例におけるハイライト測光の流れと手法である。ここで、従来のハイライト測光では、図6のように検出被写体領域内でのハイライト測光は行わず、常に画面全体における最大評価値を基にハイライト測光が行われていた。そのため、例えば図2のような構図で、ユーザが人物21を被写体として撮影している場合でも被写体ではない照明22の明るさを適正にするような露出とり、人物21は暗く撮影されていた。これに対して、図6のように検出被写体領域内でのハイライト測光を行うと、人物21の領域内における最大評価値に対して明るさが適正になるような露出となる。
以上のように、第1の実施例によれば、ハイライト測光モードにおいて、検出された被写体領域内で測光を行うことで、被写体領域外の高輝度領域の影響で露出が暗くなりすぎることを防ぐことができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では検出した被写体によってはハイライト測光の結果が不安定となり、急激な露出の変動が起こることに鑑み、検出被写体領域内でハイライト測光を行うとき、検出した被写体の種別によって測光の処理を変更する。なお、第1の実施形態と同じ符号のものは第1の実施形態と同様の動作、処理を行うものとし、説明は省略する。
以下、図5、図6のフローチャートと図8を用いて本発明の第2の実施例の静止画撮影の流れについて説明する。本フローチャートの各ステップは、カメラシステム制御部1001あるいはカメラシステム制御部1001の指示によりカメラ1000の各部が実行する。
第2の実施例におけるライブビュー静止画撮影の流れは図5のフローチャートの通りであり第1の実施例と同一である。また、S501で測光方式がハイライト測光であると判別された場合に図6のフローに入る。これも第1の実施例と同一であるため、ここでは説明を省略する。
第2の実施例では、図6のフローチャートのS602において検出被写体領域内でハイライト測光を行うとき、検出被写体の種別によって測光の処理を変える。
一つ目の例として、検出部1013が検出した被写体が乗り物の場合を説明する。被写体が乗り物の場合、高速で動いていることが考えられる。例えば車が右方向へ動いており、車より手前に高輝度の障害物がある場合のイメージ図を図8に示す。なお、図8は(a)(b)(c)の順で時間の経過を表している。
まず図8(a)では、車81が右方向に進行しており、車を被写体として領域82が検出されている。また、車81よりも手前(撮影者側)に白い障害物や電灯など、高輝度な障害物が存在している。図8(b)では図8(a)の車81が右方向に進行して車84の位置に移動している。このとき、高輝度障害物86が検出被写体領域85に含まれている。図8(c)では図8(b)の車84がさらに進行して車87の位置に移動している。このとき、高輝度障害物89は検出被写体領域88には含まれていない。
このように乗物の移動に伴って構図が変化した場合に測光部1014にて算出される評価値の変化を図9に示す。図9の(a)~(c)は図8の(a)~(c)に対応しており、領域91、92、93は(a)~(c)における被写体検出領域を表している。図9(a)および(c)では被写体検出領域91、93内の評価値は、車81、87の領域に対応しているが、図9(b)では被写体検出領域92内には車84に加え高輝度障害物86の領域に対応する評価値が含まれている。
図9のような評価値において、被写体検出領域内の最大評価値の動きを図10(A)に示す。図10(A)の縦軸は被写体領域内の最大評価値、横軸は時間を表している。また、横軸の(a)~(c)は図8(a)~(c)が取得された時刻に対応する。図10(A)の時刻(a)から(b)の間に最大評価値が大きく変化した場合、ハイライト測光に基づいて急激に露出が変動する。その結果、取得する画像の明るさが急激に変化し、表示する画像のちらつきに繋がる。
このちらつきを防ぐため、被写体が乗り物の場合は露出の追従速度を遅くし、急激な露出変動を抑えるという手法が考えられる。具体的な最大評価値の計算例としては、過去n回分の最大評価値を保持しておき、その平均値を現在の最大評価値とする方法が考えられる。計算結果の最大評価値をMaverageとし、i回過去の最大評価値をMとすると以下の式となる。
Figure 2024077118000002
図10(A)に示した最大評価値に対応する、平均化した最大評価値の動きを図10(B)に示す。図10(B)の点線101は図10(A)と同様のグラフを示しており、実線102は平均化した最大評価値を示している。実線102のように、平均化を行うことで最大評価値の変化が小さくなる。その結果、露出の変動量が抑制され、急激な変動が抑えられるので、表示する画像の明るさの変化によるちらつきを抑えることができる。
なお、図8(b)のように、被写体である車84が高輝度障害物86に隠れている状態では、検出部1013による被写体の検出ができない場合がある。例えば図8において、図8(a)では検出部1013が車81を検出できているが、図8(b)では車84を検出できていない状態となり、図8(c)では車87が再検出される、という場合が考えられる。このとき、図8(b)では車84の検出がされないため画面全体でのハイライト測光となり、高輝度障害物86の評価値を基にした露出設定が行われてしまう。すなわち、図10(a)と同じような最大評価値の変化となってしまい、急激な露出変動の原因となる。このように被写体の検出が途中で途切れる状況は、上述のように、すぐに被写体の検出が復帰する場合もあるが、実際に被写体が画角外へ移動して、元の被写体を再検出できない場合も考えられる。そのため、被写体の検出が途中で途切れた場合は画面全体でのハイライト測光を行うが、そのときの露出の下げ量を制限する。例えば、露出の下げ量を-1段までとすることで、被写体が画角外へ移動して復帰しない場合を考慮して、画面全体のハイライト測光を行いつつ、すぐに被写体が再検出されるような場合も考慮して、画面のちらつきを抑制することができる。なお、ここでは被写体を乗り物(車)としたが、例えば被写体が移動する動物や鳥の場合でも同様の状況が発生しうる。
二つ目の例として、検出する被写体が「空」の場合を説明する。被写体が空の場合のイメージ図を図11に示す。図11は上部に空、下部に山がある状態のイメージ図を示しており、図11(a)の111は空の検出被写体領域を示している。図11(a)に対応する評価値を図11(b)に示しており、112は空の検出被写体領域に対応して評価値が算出されている領域である。112の中で最大評価値となる分割された評価値領域が太陽の位置に対応する113である。このとき、検出被写体領域内のハイライト測光では、最大評価値をもつ評価値領域113が適切な露出となるように露出設定を行うが、太陽が強い光源であるため、露出を下げていっても評価値領域113が適切な露出とならない場合がある。そのため、通常のハイライト測光のように最大評価値を持つ評価値領域113をもとに露出設定を行うと図11(c)のように、太陽の領域が白飛びしたまま、その他の領域が暗い状態で撮影されてしまうことになる。これを防ぐため、検出した被写体が空の場合は露出の下げ量に制限値を持たせる。例えば、画面全体から求めた平均測光値から-3段を制限値として、それ以上は露出を下げないようにする方法が考えられる。露出の下げ量を制限することで、検出した被写体の領域内の最大評価値を考慮しつつ、最大評価値を有する領域以外が極端に暗く撮影されてしまうことを抑制することができる。
以上のように、第2の実施例によれば、ハイライト測光の領域となる検出被写体の種別毎に測光の処理を変えることで、検出被写体の種別毎に生じる課題を抑制して撮影することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では検出した被写体がユーザの意図に沿っていない場合に、適切な露出制御が実行されない可能性があるという課題に鑑み、被写体検出領域内でハイライト測光を行う場合の被写体についてユーザが選択を行う。なお、第1の実施形態と同じ符号のものは第1の実施形態と同様の動作、処理を行うものとし、説明は省略する。
第3の実施例では、被写体検出領域内でハイライト測光を行う場合の被写体についてユーザが選択を行う。例えばカメラの表示部109にて表示されるメニュー設定画面等を通じて選択可能であるが、選択方法はこれに限らない。図12にメニュー設定画面で選択する場合のイメージ図を示す。図12では、被写体の選択肢として、人物頭部、人物胴体、乗り物、空がある場合を表している。選択肢の数は図12の例に限らず、検出部12で検出可能な被写体を表示することが好ましい。図12の121はユーザの被写体選択状態を示しており、チェックマークの付いている項目が選択されていることを表している。つまり、図12は人物頭部と乗り物が選択されている状態である。なお、被写体選択は図12のように複数を選択してもよいし、全て選択しないことも可能である。全て選択しない場合は画面全体でのハイライト測光を行うこととし、このときのフローは後述する。
第3の実施例におけるライブビュー静止画撮影の流れは図5のフローチャートの通りであり、第1の実施例と同一であるため説明を省略する。第3の実施例では、図5のS501で測光方式がハイライト測光であるとカメラシステム制御部1001が判別した場合に図13のフローに入る。図13は、第3の実施例におけるハイライト測光の流れを示している。本フローチャートの各ステップは、カメラシステム制御部1001あるいはカメラシステム制御部1001の指示によりカメラ1000の各部が実行する。
まずS1301において、カメラシステム制御部1001はあらかじめユーザが被写体を選択(設定)しているかどうかを判別している。S1301で被写体が選択されていた場合はS1302へ進み、被写体が選択されていなかった場合はS1304において画面全体でハイライト測光を行う。
S1302では検出部113がユーザに選択された被写体が検出されたかどうかを判定する。S1302でユーザが選択した被写体が検出されたと判定された場合は、S1303で測光部1014が検出被写体領域内の評価値のみを用いてハイライト測光を行う。一方、被写体が検出されていないと判定された場合はS1304において測光部1014が画面全体でハイライト測光を行う。
次に、図14を用いて図13のS1303における検出領域内でのハイライト測光について説明する。図14(a)は、図12に示したメニュー選択の例に対応するハイライト測光のイメージ図である。図14(a)の141は人物頭部の検出領域を示しており、142は乗り物の検出領域を示している。図14(a)に対応する評価値を図14(b)に示す。図14(b)の143、および144は、それぞれ人物頭部の検出領域、乗り物の検出領域に対応する評価値を表している。ここでS1301においてユーザが「人物頭部」および「乗り物」を選択していることが分かっている。そこでS1303における検出領域内でのハイライト測光では、測光部1014はユーザが選択した被写体に対応する評価値143と144を合わせた領域における最大評価値を基にしてハイライト測光を行う。
以上のように、第3の実施例によれば、測光領域内の最大出力の測光値に基づいて露出を決定するハイライト測光モードにおいて、ユーザが指定した被写体の領域内で測光を行う。これにより、ユーザが指定した被写体については白飛びが抑制されるような露出制御が実現され、ユーザの意図に沿った露出制御を行うことができる。
(第4の実施形態)
本実施形態では検出した被写体がユーザの意図に沿っていない場合に、適切な露出制御が実行されない可能性があるという課題に鑑みたものである。本実施形態ではユーザがハイライト測光領域となる被写体種別を選択するとき、他の機能で検出被写体を選択している場合は、ハイライト測光の被写体選択のデフォルト値を、他の機能で選択している被写体種別に合わせる。
以下、図5、図13のフローチャートと図15を用いて本発明の第4の実施例の静止画撮影の流れについて説明する。本フローチャートの各ステップは、カメラシステム制御部1001あるいはカメラシステム制御部1001の指示によりカメラ1000の各部が実行する。
第4の実施例におけるライブビュー静止画撮影の流れは図5のフローチャートの通りであり、図5のS501で測光方式がハイライト測光であると判別された場合に図13のフローに入る。これは、第3の実施例と同一のフローであるため説明を省略する。また、被写体検出領域内でハイライト測光を行う場合の被写体についてユーザが選択を行うが、これも第3の実施例と同様であるため説明を省略する。
第4の実施例では、ユーザがハイライト測光領域となる被写体種別を選択するとき、他の機能で検出被写体を選択している場合は、ハイライト測光の被写体選択のデフォルト値を、他の機能で選択している被写体種別に合わせる。例えば、カメラ側で自動的に焦点を合わせるAF(Auto Focus)機能において、焦点を合わせる被写体をユーザが事前に選択(設定)できるような仕様が。AF機能で人物頭部が選択されている場合のメニュー選択画面のイメージ図を図15(a)に示す。
図15(a)のようにユーザがAF対象とする被写体として人物頭部を選択した場合、ユーザが撮影しようとしている対象が人物頭部であると考えることができる。このときの、デフォルトのハイライト測光の被写体選択のメニュー画面を図15(b)に示す。図15(b)は、図15(a)のようにAF対象として人物頭部が選択されている場合に、ハイライト測光の被写体のデフォルト設定も人物頭部となることを表している。このように、第4の実施例では、ユーザが撮影しようとしている被写体にハイライト測光の被写体を合わせるため、ハイライト測光の被写体選択のデフォルト設定を他の機能で選択されている検出被写体種別に合わせる。
なお、ハイライト測光の被写体選択は、ユーザによってデフォルト設定から変更される場合があり、AF等の他の機能における被写体の選択(設定)と異なる被写体が選択(設定)されることも考えられる。図16にAFの検出対象の被写体を人物頭部に設定し、かつハイライト測光の検出被写体を空とした場合の検出枠表示のイメージ図を示す。図16の161はAF機能における検出枠を示しており、162はハイライト測光における検出枠を示している。図16のように、他の機能における検出被写体とハイライト測光の検出被写体が異なる場合、その検出枠を重畳表示してもよい。また、重畳する枠161および162はそれぞれ異なる色としてもよい。これにより、ユーザはAF等の他の機能で選択した被写体と、ハイライト測光用に選択した被写体の種別が異なることを確認することが可能となる。
以上のように、第4の実施例によれば、測光領域内の最大出力の測光値に基づいて露出を決定するハイライト測光モードにおいて、AFなど他機能で選択された検出被写体種別にハイライト測光の被写体選択のデフォルト設定を合わせる。これにより、ユーザの意図に沿った被写体の設定を容易に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してスステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1つ以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1000 撮像装置本体
1001 カメラシステム制御部
1002 メモリ
1003 撮像素子
1004 シャッター
1005 A/D変換部
1006 画像処理部
1007 メモリ制御部
1008 D/A変換部
1009 表示部
1010 TG
1011 レリーズボタン
1012 操作部
1013 検出部
1014 測光部
1015 測距部
2000 レンズユニット
2001 レンズシステム制御部
2002 レンズ群
2003 絞り
3000 記録媒体

Claims (18)

  1. 画像を取得する取得手段と、
    設定された測光モードに応じて、前記画像に対して測光を行う測光手段と、
    前記画像から被写体を検出する検出手段と、を有し、
    前記測光モードには少なくとも測光領域内で相対的に高い測光値をもつ領域について相対的に低い測光値の領域よりも重みを付けて露出を決定する第1の測光モードが含まれ、
    前記測光手段は、前記第1の測光モードが選択された状態で前記検出手段が前記画像にて被写体を検出した場合に、前記被写体の領域内を前記測光領域として前記第1の測光モードによる測光を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記測光手段は、前記検出手段が検出した前記被写体の種別に応じて測光処理を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記測光手段は、前記検出手段が乗り物を検出した場合に、第1の画像の測光値と前記第1の画像より後に取得された第2の画像の測光値および前記第1の画像より前に取得された1つ以上の画像の測光値の平均値を用いて露出を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記測光手段は、前記検出手段が空に対応する領域を検出した場合に、空に対応する領域を検出していない場合に比べて前記第1の測光モードに基づく測光による露出の下げ量を小さくすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の測光モードにおいて前記検出手段が第1の画像において被写体を検出し、前記第1の画像より後に取得された第2の画像にて前記被写体の検出できなかった場合に、前記測光手段は露出の変動量を制限することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記測光手段は前記第1の画像の測光値と前記第2の画像の測光値、および前記第1の画像より前に取得された1つ以上の画像の測光値の平均値を用いて露出を決定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記検出手段はユーザが選択した被写体種別に基づいて前記画像から前記被写体の検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記被写体種別はAFの対象として選択される被写体の種別であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像を表示する表示制御手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は前記検出手段が検出した前記被写体に対応する領域に検出枠を重畳した画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記測光モードには前記第1の測光モードとは異なる、第2の測光モードが含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 前記第2の測光モードは、前記画像全体の輝度値に基づいて前記画像の全体を適正露出とする測光を行う測光モードであることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記第2の測光モードは、前記検出手段により検出した被写体の領域内の平均の輝度値に、前記画像の他の領域の輝度値よりも大きな重みをつけて測光を行う測光モードであることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  13. 光学系を介して結像された被写体像を撮像する撮像手段と、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置と、を有することを特徴とする撮像装置。
  14. 画像を取得する取得工程と、
    設定された測光モードに応じて、前記画像に対して測光を行う測光工程と、
    前記画像から被写体を検出する検出工程と、を有し、
    前記測光モードには少なくとも測光領域内で相対的に高い測光値をもつ領域について相対的に低い測光値の領域よりも重みを付けて露出を決定する第1の測光モードが含まれ、
    前記測光工程は、前記第1の測光モードが選択された状態で、前記検出工程にて前記画像で被写体を検出した場合に、前記被写体の領域内を前記測光領域として前記第1の測光モードによる測光を行うことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  15. コンピュータを請求項1乃至12いずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  16. コンピュータに請求項14に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  17. 請求項15に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能なプログラム。
  18. 請求項16に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能なプログラム。
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