JP2024076625A - 衣類処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024076625000001
【課題】本実施形態は、槽内に風を送りながら紫外線を照射することにより槽内を除菌する除菌運転を実行可能に構成された衣類処理装置において、槽内あるいは槽外の温度や湿度に応じた除菌性能を発揮できるようにした構成を提供する。
【解決手段】衣類処理装置は、衣類が収容される衣類収容槽と、前記衣類収容槽内に風を送りながら紫外線を照射することにより当該衣類収容槽内を除菌する除菌運転を実行可能に構成されている除菌運転実行部と、前記衣類収容槽内および前記衣類収容槽外のうち少なくとも何れか一方の温度を検知する温度検知部と、前記衣類収容槽内および前記衣類収容槽外のうち少なくとも何れか一方の湿度を検知する湿度検知部と、を備え、前記除菌運転実行部は、前記温度検知部により検知された温度および前記湿度検知部により検知された湿度のうち少なくとも何れか一方に基づいて前記除菌運転の運転内容を変更する。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、衣類処理装置に関する。
例えば特許文献1に開示されているドラム式の洗濯乾燥機は、衣類を洗う洗い処理などを施す衣類処理装置の一例であり、雑菌類の繁殖を抑えるために、銀イオンが添加された銀イオンミストを槽内に供給可能に構成されている。しかしながら、例えば銀イオンなどといった除菌成分は、温度や湿度などといった環境の影響により十分に生成できなかったり、生成しても短期間で消滅してしまったりするおそれがある。そこで、近年では、例えば銀イオンなどといった除菌成分ではなく、槽内に風を送りながら紫外線を照射することにより槽内を除菌する除菌運転を実行可能にした構成が考えられている。
特開2010-88488号公報
ところで、上述した除菌運転は、現状では、その運転内容を変更できない構成となっている。つまり、現状の除菌運転は、予め定められた運転内容でしか実行できないものとなっている。しかしながら、除菌運転に求められる除菌性能は、槽内あるいは槽外の温度や湿度の影響を受けやすく、従って、予め定められた運転内容では、槽内あるいは槽外の温度や湿度に応じた除菌性能を発揮できない場合がある。
そこで、本実施形態は、槽内に風を送りながら紫外線を照射することにより槽内を除菌する除菌運転を実行可能に構成された衣類処理装置において、槽内あるいは槽外の温度や湿度に応じた除菌性能を発揮できるようにした構成を提供する。
本実施形態に係る衣類処理装置は、衣類が収容される衣類収容槽と、前記衣類収容槽内に風を送りながら紫外線を照射することにより当該衣類収容槽内を除菌する除菌運転を実行可能に構成されている除菌運転実行部と、前記衣類収容槽内および前記衣類収容槽外のうち少なくとも何れか一方の温度を検知する温度検知部と、前記衣類収容槽内および前記衣類収容槽外のうち少なくとも何れか一方の湿度を検知する湿度検知部と、を備え、前記除菌運転実行部は、前記温度検知部により検知された温度および前記湿度検知部により検知された湿度のうち少なくとも何れか一方に基づいて前記除菌運転の運転内容を変更する。
本実施形態に係る洗濯乾燥機の構成例を概略的に示す縦断側面図 本実施形態に係る循環風路の構成例を概略的に示す図 本実施形態に係る洗濯乾燥機の制御系の構成例を概略的に示すブロック図 本実施形態に係る除菌運転における運転内容を変更する制御例を概略的に示す図(その1) 本実施形態に係る除菌運転における運転内容を変更する制御例を概略的に示す図(その2) 本実施形態に係る除菌運転における運転内容を変更する制御例を概略的に示す図(その3) 本実施形態に係る除菌運転における運転内容を変更する制御例を概略的に示す図(その4) 本実施形態に係る除菌運転における運転内容を変更する制御例を概略的に示す図(その5) 本実施形態に係る除菌運転における運転内容を変更する制御例を概略的に示す図(その6) 本実施形態に係る除菌運転における運転内容を変更する制御例を概略的に示すフローチャート(その1) 本実施形態に係る除菌運転における運転内容を変更する制御例を概略的に示すフローチャート(その2)
以下、衣類処理装置に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する洗濯乾燥機1は、衣類に所定の処理、この場合、少なくとも、衣類を洗う洗い処理、衣類をすすぐすすぎ処理、衣類を脱水する脱水処理を施すことが可能な衣類処理装置の一例である。洗濯乾燥機1は、回転槽の回転中心軸が水平方向あるいは水平方向に対して傾斜する方向に延びる、いわゆるドラム式の洗濯乾燥機である。洗濯乾燥機1は、衣類を乾燥する乾燥処理を施すことが可能な衣類乾燥装置の一例でもある。
洗濯乾燥機1は、その外郭を構成する概ね矩形箱状の外箱2の内部に、衣類処理槽3を備えている。衣類処理槽3は、例えば洗い処理、すすぎ処理、脱水処理、乾燥処理などといった各種の処理の対象である図示しない衣類を収容可能に構成されている。外箱2は、装置本体部の一例であり、衣類処理槽3は、衣類収容槽の一例である。衣類処理槽3内には、回転槽の一例である図示しないドラムが回転可能に設けられている。ドラムの回転中心軸は、水平方向あるいは水平方向に対して傾斜する方向に延びている。ドラムは、衣類処理槽3の背面に設けられているドラムモータ3mにより回転する構成である。
衣類処理槽3の前面開口部3cは、外箱2の前面に設けられているドア4によって開閉可能に構成されている。使用者は、ドア4を開くことにより、衣類処理槽3の前面開口部3cを通して当該衣類処理槽3内に衣類を出し入れすることができる。衣類処理槽3は、衣類に乾燥処理を施す乾燥運転においては、衣類が収容される衣類収容槽として機能し、且つ、衣類を乾燥する衣類乾燥槽として機能する。
洗濯乾燥機1は、衣類処理槽3内に水を供給するための給水部5、および、衣類処理槽3内の水を機外に排出するための排水部6を備えている。給水部5は、例えば水道などといった図示しない水源から衣類処理槽3に延びる給水経路7の途中に、周知の給水弁8や注水ケース9などを備えた構成である。排水部6は、衣類処理槽3の底部から機外に延びる排水経路10の途中に、周知の排水弁11などを備えた構成である。排水弁11が閉じられた状態で給水部5から衣類処理槽3内に水が供給されることにより、衣類処理槽3内に所定量の水が溜められる。排水弁11が開かれることにより、衣類処理槽3内の水が排水経路10を介して機外に排出される。
排水経路10の途中には、排水弁11よりも上流側に周知の排水フィルター12が設けられている。排水フィルター12は、排水部6により衣類処理槽3内から排水経路10を介して機外に排出される水に含まれている異物を捕獲する。異物は、例えば衣類から発生した糸くずや塵埃などである。
洗濯乾燥機1は、循環風路14を備えている。循環風路14は、衣類処理槽3の外部において、衣類処理槽3の空気流出口3aと空気流入口3bとの間を接続している。この場合、空気流出口3aは、衣類処理槽3の上面の前部に設けられている。また、空気流入口3bは、衣類処理槽3の背面の上部に設けられている。
循環風路14の途中には、熱交換ダクト15が設けられている。熱交換ダクト15は、外箱2内の下部の後部において、当該外箱2の左右方向に沿うように設けられている。循環風路14の途中には、熱交換ダクト15よりも風上側に乾燥フィルター16が設けられている。循環風路14の途中部には乾燥フィルター収容部17が設けられている。乾燥フィルター16は、この乾燥フィルター収容部17内に着脱可能に設けられている。循環風路14において乾燥フィルター収容部17内に取り付けられた状態の乾燥フィルター16は、衣類処理槽3内の衣類を乾燥する乾燥運転時において、循環風路14内を流れる空気に含まれている異物を捕獲する。異物は、例えば衣類から発生した糸くずや塵埃などである。
循環風路14のうち乾燥フィルター収容部17よりも風下側の部分には、排気口18およびダンパー19が設けられている。排気口18は、循環風路14の内外を連通しており、衣類処理槽3内の空気を衣類処理槽3外に排気する排気部の一例として機能する。ダンパー19は、開閉部の一例であり、排気口18を開閉可能に構成されている。この場合、ダンパー19は、排気口18に対し上下方向に回動可能に構成されている。
さらに、洗濯乾燥機1は、例えば紫外線LEDなどといった紫外線光源を有する紫外線照射装置20を備えている。本実施形態では、紫外線照射装置20は、衣類処理槽3の前面開口部3c内の上部に配置されており、例えば波長が200nm~280nm程である紫外線を衣類処理槽3内に上方から照射可能に構成されている。なお、紫外線照射装置20から照射する紫外線の波長は、例えば200nm~380nmの範囲内において適宜変更して実施することができる。
また、紫外線照射装置20の配置位置は、衣類処理槽3内に紫外線を照射可能な位置であれば適宜変更して実施することができる。また、紫外線照射装置20の配置数は、1つであってもよいし、2つ以上の複数であってもよい。複数の紫外線照射装置20を備える場合、それぞれの紫外線照射装置20からの紫外線の照射方向を一致させるように配置してもよいし、異ならせるように配置してもよい。
また、紫外線照射装置20は、例えば青色や紫色などといった可視光も照射可能に構成してもよい。この構成例によれば、紫外線とともに可視光も照射することにより、紫外線が照射中であることを使用者に視覚的に認識しやすくすることができる。また、紫外線照射装置20は、例えば白色光などといった輝度や照度の高い光も照射可能に構成してもよい。この構成例によれば、例えば衣類の出し入れ時に衣類処理槽3内に白色光を照射することにより、紫外線照射装置20を照明装置として活用することができる。
図2に例示するように、洗濯乾燥機1は、ヒートポンプ機構21を備えている。ヒートポンプ機構21は、圧縮機22、凝縮器23、絞り器24、蒸発器25を冷媒管26によりサイクル接続した冷凍サイクルを構成している。このうち、熱交換器を構成する凝縮器23および蒸発器25は、循環風路14の一部を構成する熱交換ダクト15の内部に配置されている。
循環風路14には、循環送風機27が備えられている。循環送風機27は、風発生部あるいは風圧発生部の一例として機能するものであり、衣類処理槽3内の空気を、循環風路14を通して循環させるものである。この循環送風機27が駆動されることにより、図2に矢印Wで例示するように、衣類処理槽3内の空気は、空気流出口3aから循環風路14内に導入されて、空気流出口3a側である風上側から空気流入口3b側である風下側に向かって流れて、空気流入口3bから衣類処理槽3内に戻されるようになっている。即ち、循環送風機27が駆動されることにより、衣類処理槽3内の空気は、循環風路14を介して循環される。
蒸発器25は、熱交換ダクト15内において、衣類処理槽3の空気流出口3a側、つまり、循環風路14内の風上側に配置されている。一方、凝縮器23は、熱交換ダクト15内において、衣類処理槽3の空気流入口3b側、つまり、循環風路14内の風下側に配置されている。即ち、循環風路14内、より詳細には熱交換ダクト15内において、蒸発器25は、凝縮器23よりも風上側つまり風が流れる方向における上流側に配置されている。換言すれば、循環風路14内、より詳細には熱交換ダクト15内において、凝縮器23は、蒸発器25よりも風下側つまり風が流れる方向における下流側に配置されている。
蒸発器25は、除湿部の一例であり、循環風路14内を空気流出口3a側から空気流入口3b側、つまり、風上側から風下側に向かって流れる空気を冷却して除湿する除湿手段として機能する。一方、凝縮器23は、加熱部の一例であり、循環風路14内を空気流出口3a側から空気流入口3b側、つまり、風上側から風下側に向かって流れる空気を加熱する加熱手段として機能する。
これら蒸発器25および凝縮器23が循環風路14内に設けられていることにより、循環風路14内を風上側から風下側に向かって流れる空気は、蒸発器25によって除湿され、且つ、凝縮器23によって加熱され、所定温度の温風として衣類処理槽3内に戻される。これにより、衣類処理槽3内に収容されている衣類を温風によって乾燥することができる。
また、熱交換ダクト15のうち凝縮器23と蒸発器25の間の部分には、外気導入口28が設けられている。循環送風機27により循環風路14を通して衣類処理槽3内の空気を循環する循環動作時において、ダンパー19が排気口18を開いた状態では、循環送風機27により循環風路14内を流れる空気の一部は排気口18から外部に排出され、これに伴い、循環風路14外の空気が外気導入口28から循環風路14内に導入される。一方、循環動作時において、ダンパー19が排気口18を閉じた状態では、循環送風機27により循環風路14内を流れる空気は、排気口18から外部に排出されることなく循環風路14内を流れる。また、外気導入口28から循環風路14内への外気の導入は行われない。なお、洗濯乾燥機1は、外気導入口28にダンパーやフィルターを備える構成としてもよい。
次に、洗濯乾燥機1の制御系の構成例について詳細に説明する。図3に例示する制御装置30は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成されており、制御プログラムや各種の設定情報などに基づいて洗濯乾燥機1の動作全般を制御可能である。制御装置30には、上述した給水弁8、排水弁11、圧縮機22、循環送風機27などが接続されている。また、制御装置30には、上述したドラムモータ3m、ダンパー19、紫外線照射装置20が接続されている。制御装置30は、これら各種の駆動系の構成要素の動作を制御することにより、洗濯乾燥機1の動作全般を制御して各種の運転を実行することが可能である。
また、制御装置30には、温度センサー31および湿度センサー32が接続されている。温度センサー31は、温度検知部の一例であり、この場合、衣類処理槽3内および衣類処理槽3外にそれぞれ設けられている。衣類処理槽3内の温度センサー31は、衣類処理槽3内の温度を検知し、衣類処理槽3外の温度センサー31は、衣類処理槽3外の温度を検知する。湿度センサー32は、湿度検知部の一例であり、この場合、衣類処理槽3内および衣類処理槽3外にそれぞれ設けられている。衣類処理槽3内の湿度センサー32は、衣類処理槽3内の湿度を検知し、衣類処理槽3外の湿度センサー32は、衣類処理槽3外の湿度を検知する。
制御装置30は、制御プログラムを実行することにより、運転実行処理部33をソフトウェアにより仮想的に実現している。なお、運転実行処理部33は、ハードウェアにより構成されていてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより構成されていてもよい。
運転実行処理部33は、例えば給水弁8、排水弁11、ドラムモータ3mなどの動作を制御することにより、衣類を洗う洗い運転、衣類をすすぐすすぎ運転、衣類を脱水する脱水運転などといった各種の運転を実行可能である。運転実行処理部33は、例えば給水弁8、排水弁11、圧縮機22、循環送風機27、ドラムモータ3mなどの動作を制御することにより、衣類を乾燥する乾燥運転を実行可能である。
乾燥運転では、運転実行処理部33は、循環送風機27を駆動することにより循環風路14を介して衣類処理槽3内の空気を循環させるとともに、圧縮機22を駆動して蒸発器25を冷却および凝縮器23を加熱することにより循環風路14内を流れる空気を除湿および加熱して温風として衣類処理槽3内に供給する。これにより、運転実行処理部33は、衣類処理槽3内の衣類を乾燥する乾燥運転を実行する乾燥運転実行部として機能する。
運転実行処理部33は、例えば紫外線照射装置20および循環送風機27などの動作を制御することにより、衣類処理槽3内に風を送りながら紫外線を照射することにより当該衣類処理槽3内を除菌する除菌運転を実行可能である。即ち、運転実行処理部33は、除菌運転を実行する除菌運転実行部としても機能する。
運転実行処理部33は、温度センサー31により検知された温度および湿度センサー32により検知された湿度に基づいて除菌運転の運転内容を変更可能に構成されている。次に、この除菌運転における運転内容の変更制御例について詳細に説明する。
図4に例示する制御例においては、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「高温」かつ「多湿」である場合には、除菌運転の運転時間を初期設定の運転時間から変更せず、除菌運転における制御内容を初期設定の制御内容から変更する。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「高温」かつ「乾燥」である場合には、除菌運転の運転時間を初期設定の運転時間から変更せず、除菌運転における制御内容も初期設定の制御内容から変更しない。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「低温」かつ「多湿」である場合には、除菌運転の運転時間を初期設定の運転時間から変更し、除菌運転における制御内容も初期設定の制御内容から変更する。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「低温」かつ「乾燥」である場合には、除菌運転の運転時間を初期設定の運転時間から変更し、除菌運転における制御内容を初期設定の制御内容から変更しない。
なお、この制御例における「高温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度および衣類処理槽3外の温度の双方が所定温度を超える状態を示し、「低温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度および衣類処理槽3外の温度の双方が所定温度を越えない状態を示し、「多湿」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度および衣類処理槽3外の湿度の双方が所定湿度を超える状態を示し、「乾燥」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度および衣類処理槽3外の湿度の双方が所定湿度を越えない状態を示す。
温度センサー31による衣類処理槽3内の温度および衣類処理槽3外の温度の双方が所定温度である場合は、「高温」と判断してもよいし、「低温」と判断してもよい。また、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度および衣類処理槽3外の湿度の双方が所定湿度である場合は、「高温」と判断してもよいし、「低温」と判断してもよい。また、所定温度および所定湿度は、適宜変更して設定することができる。
なお、この制御例における「高温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度および衣類処理槽3外の温度のうち少なくとも何れか一方が所定温度を超える状態としてもよいし、「低温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度および衣類処理槽3外の温度のうち少なくとも何れか一方が所定温度を越えない状態としてもよいし、「多湿」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度および衣類処理槽3外の湿度のうち少なくとも何れか一方が所定湿度を超える状態としてもよいし、「乾燥」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度および衣類処理槽3外の湿度のうち少なくとも何れか一方が所定湿度を越えない状態としてもよい。
上述の制御例において検知結果が「高温」かつ「多湿」の場合に、除菌運転の運転時間を変更せず制御内容を変更する理由は、「多湿」の状態においては、例えばダンパー19の制御内容を変更して衣類処理槽3内外における空気の入れ換えを促進することにより、湿度が低下した状態つまり除菌効果が高められた状態を衣類処理槽3内に形成しやすいためである。
また、上述の制御例において検知結果が「高温」かつ「乾燥」の場合に、除菌運転の運転時間および制御内容の何れも変更しない理由は、「高温」かつ「乾燥」した状態は雑菌類が繁殖しにくい状態であり、従って、除菌運転の運転時間や制御内容を変更しなくとも、十分な除菌効果を発揮することができるためである。
また、上述の制御例において検知結果が「低温」かつ「多湿」の場合に、除菌運転の運転時間および制御内容の双方を変更する理由は、「低温」かつ「多湿」の状態は雑菌類が繁殖しやすい状態であり、従って、除菌運転の運転時間および制御内容の双方を変更することにより、除菌効果を効率良く高めることができるためである。
また、上述の制御例において検知結果が「低温」かつ「乾燥」の場合に、除菌運転の制御内容を変更せず運転時間を変更する理由は、「乾燥」した状態において例えばダンパー19の制御内容を変更して衣類処理槽3内外における空気の入れ換えを促進してしまうと、乾燥状態の衣類処理槽3内の湿度が上昇してしまうおそれがあり、従って、除菌運転の制御内容を変更しない方が乾燥状態つまり除菌に適した状態を維持しやすいからである。
図5に例示する制御例においては、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「高温」かつ「多湿」である場合には、除菌運転の運転時間を初期設定の運転時間から延長する。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「高温」かつ「乾燥」である場合には、除菌運転の運転時間を初期設定の運転時間から延長しない。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「低温」かつ「多湿」である場合には、除菌運転の運転時間を初期設定の運転時間から延長する。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「低温」かつ「乾燥」である場合には、除菌運転の運転時間を初期設定の運転時間から延長する。
なお、この制御例における「高温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度が所定温度を超える状態を示し、「低温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度が所定温度を越えない状態を示し、「多湿」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度が所定湿度を超える状態を示し、「乾燥」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度が所定湿度を越えない状態を示す。また、この制御例においても、所定温度および所定湿度は、適宜変更して設定することができる。
図5に例示する制御例においては、制御装置30は、除菌運転の初期設定の運転時間が例えば30分であるとすると、衣類処理槽3内の温度が所定温度を越えない場合あるいは衣類処理槽3内の湿度が所定湿度を超える場合には、除菌運転の運転時間を初期設定の運転時間よりも長い例えば35分や40分に自動で延長するように構成されている。
図6に例示する制御例においては、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「高温」かつ「多湿」である場合には、除菌運転におけるダンパー19の制御内容を初期設定の制御内容から変更して、検知後においてはダンパー19を常時閉じて除菌運転を実行する。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「高温」かつ「乾燥」である場合には、除菌運転におけるダンパー19の制御内容を初期設定の制御内容から変更して、検知後においてはダンパー19を常時開いて除菌運転を実行する。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「低温」かつ「多湿」である場合には、除菌運転におけるダンパー19の制御内容を初期設定の制御内容から変更して、検知後においてはダンパー19を常時閉じて除菌運転を実行する。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「低温」かつ「乾燥」である場合には、除菌運転におけるダンパー19の制御内容を初期設定の制御内容から変更して、検知後においてはダンパー19を常時閉じて除菌運転を実行する。
なお、この制御例における「高温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度および衣類処理槽3外の温度の双方が所定温度を超える状態を示し、「低温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度および衣類処理槽3外の温度の双方が所定温度を越えない状態を示し、「多湿」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度および衣類処理槽3外の湿度の双方が所定湿度を超える状態を示し、「乾燥」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度および衣類処理槽3外の湿度の双方が所定湿度を越えない状態を示す。
温度センサー31による衣類処理槽3内の温度および衣類処理槽3外の温度の双方が所定温度である場合は、「高温」と判断してもよいし、「低温」と判断してもよい。また、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度および衣類処理槽3外の湿度の双方が所定湿度である場合は、「高温」と判断してもよいし、「低温」と判断してもよい。また、所定温度および所定湿度は、適宜変更して設定することができる。
なお、この制御例における「高温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度および衣類処理槽3外の温度のうち少なくとも何れか一方が所定温度を超える状態としてもよいし、「低温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度および衣類処理槽3外の温度のうち少なくとも何れか一方が所定温度を越えない状態としてもよいし、「多湿」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度および衣類処理槽3外の湿度のうち少なくとも何れか一方が所定湿度を超える状態としてもよいし、「乾燥」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度および衣類処理槽3外の湿度のうち少なくとも何れか一方が所定湿度を越えない状態としてもよい。
除菌運転におけるダンパー19の初期設定の制御内容は、運転中に必要に応じて、例えば温度や湿度の変動に応じてダンパー19の開閉を適宜切り換えるという制御内容であるが、図6に例示する制御例においては、制御装置30は、衣類処理槽3内および衣類処理槽3外の温度が所定温度を越えない場合あるいは衣類処理槽3内の湿度が所定湿度を超える場合には、ダンパー19を常時閉じるという制御内容に変更するように構成されている。また、制御装置30は、衣類処理槽3内および衣類処理槽3外の温度が所定温度を超える場合、且つ、衣類処理槽3内の湿度が所定湿度を越えない場合には、ダンパー19を常時開くという制御内容に変更するように構成されている。
図7に例示する制御例においては、制御装置30は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度と衣類処理槽3外の温度との比較結果に基づきダンパー19の制御内容を変更する。即ち、制御装置30は、衣類処理槽3内の温度が衣類処理槽3外の温度よりも高い場合には、ダンパー19を常時閉じるように制御内容を変更する。また、制御装置30は、衣類処理槽3内の温度が衣類処理槽3外の温度よりも低い場合には、ダンパー19を常時開くように制御内容を変更する。
図8に例示する制御例においては、制御装置30は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度と衣類処理槽3外の湿度との比較結果に基づきダンパー19の制御内容を変更する。即ち、制御装置30は、衣類処理槽3内の湿度が衣類処理槽3外の湿度よりも高い場合には、ダンパー19を常時開くように制御内容を変更する。また、制御装置30は、衣類処理槽3内の湿度が衣類処理槽3外の湿度よりも低い場合には、ダンパー19を常時閉じるように制御内容を変更する。
図9に例示する制御例においては、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「高温」かつ「多湿」である場合には、除菌運転における循環送風機27の制御内容を変更して回転速度を上昇させ、衣類処理槽3内に送る風の風量を増加させる。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「高温」かつ「乾燥」である場合には、除菌運転における循環送風機27の制御内容を変更せず、初期設定の回転速度である5000rpmを維持する。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「低温」かつ「多湿」である場合には、除菌運転における循環送風機27の制御内容を変更して回転速度を上昇させ、衣類処理槽3内に送る風の風量を増加させる。
また、制御装置30は、温度センサー31および湿度センサー32による検知結果が「低温」かつ「乾燥」である場合には、除菌運転における循環送風機27の制御内容を変更して回転速度を上昇させ、衣類処理槽3内に送る風の風量を増加させる。
なお、この制御例における「高温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度が所定温度を超える状態を示し、「低温」は、温度センサー31による衣類処理槽3内の温度が所定温度を越えない状態を示し、「多湿」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度が所定湿度を超える状態を示し、「乾燥」は、湿度センサー32による衣類処理槽3内の湿度が所定湿度を越えない状態を示す。また、この制御例においても、所定温度および所定湿度は、適宜変更して設定することができる。
図9に例示する制御例においては、制御装置30は、除菌運転における循環送風機27の初期設定の回転速度が例えば5000rpmであるとすると、衣類処理槽3内の温度が所定温度を越えない場合あるいは衣類処理槽3内の湿度が所定湿度を超える場合には、除菌運転における循環送風機27の回転速度を初期設定の回転速度よりも速い例えば5500rpmに自動で上昇させるように構成されている。なお、初期設定の回転速度からの上昇量は、500rpmに限られず、適宜変更して実施することができる。
図10に例示する制御例においては、制御装置30は、衣類処理槽3内の衣類を洗い、すすぎ、脱水する一連の洗濯運転を終了すると(ステップA1:YES)、洗濯運転の終了から所定期間が経過したか否かを確認する(ステップA2)。洗濯運転終了からの経過期間は、例えば、制御装置30が備える図示しないタイマー回路により計時することができる。制御装置30は、所定期間が経過した場合(ステップA2:YES)には、この制御を終了する。
制御装置30は、洗濯運転終了から所定期間が経過するまでは(ステップA2:NO)、除菌運転の開始が入力されたか否かを確認する(ステップA3)。除菌運転の開始を指示するコマンドは、例えば、制御プログラムに従って自動的に入力される構成としてもよいし、使用者が図示しない操作部を操作することに応じて入力される構成としてもよい。
制御装置30は、除菌運転の開始が入力されない場合(ステップA3:NO)には、上述したステップA2に戻る。しかし、制御装置30は、除菌運転の開始が入力された場合(ステップA3:YES)には、温度センサー31により検知された温度および湿度センサー32により検知された湿度に関わらず除菌運転の運転内容を変更して(ステップA4)、この制御を終了する。そして、制御装置30は、変更後の運転内容により除菌運転を実行する。
除菌運転における運転内容の変更(ステップA4)には、例えば、運転時間を延長すること、ダンパー19を常時開放状態にすること、循環送風機27の回転速度を上昇させること、紫外線照射装置20による紫外線の照射出力を上昇させること、などが含まれる。即ち、図10の制御例における除菌運転における運転内容の変更(ステップA4)には、主として除菌効果を強める方向の変更が含まれる。
図10に例示する制御例によれば、制御装置30は、洗濯運転の終了後の所定期間において除菌運転を実行する場合には、温度センサー31により検知された温度および湿度センサー32により検知された湿度に関わらず、除菌運転の運転内容を、除菌効果が強められるように変更するように構成されている。
ここで、洗濯運転の終了後の所定期間は、当該洗濯運転の終了後において衣類処理槽3が濡れている状態となっている期間を想定しており、具体的には、例えば洗濯運転の終了後から所定の基準期間、例えば1~2時間程の期間を想定している。即ち、洗濯運転においては、衣類処理槽3内に多量の水が供給される。そのため、洗濯運転終了後の所定期間においては、衣類処理槽3は、乾燥しておらず、濡れている状態となっている。なお、所定の基準期間は、適宜変更して設定することができる。
洗濯運転終了後の衣類処理槽3が濡れている期間においては、当該衣類処理槽3内の温度が所定温度よりも低く、雑菌類の生育が抑制されるような高温状態とはなっていない。また、洗濯運転終了後の衣類処理槽3が濡れている期間においては、湿度が高くなっている。つまり、洗濯運転終了後の衣類処理槽3が濡れている期間においては、衣類処理槽3内は、雑菌類が繁殖しやすい状況となっている。そのため、洗濯運転の終了後においては、上述のように除菌運転の運転内容を、除菌効果を強める方向に変更することにより、衣類処理槽3内を雑菌類が繁殖しにくい環境にすることができ除菌効果を高めることができる。
図11に例示する制御例においては、制御装置30は、衣類処理槽3内の衣類を乾燥する乾燥運転を終了すると(ステップB1:YES)、乾燥運転の終了から所定期間が経過したか否かを確認する(ステップB2)。図10に例示した制御例と同様に、乾燥運転終了からの経過期間は、例えば、制御装置30が備える図示しないタイマー回路により計時することができる。制御装置30は、所定期間が経過した場合(ステップB2:YES)には、この制御を終了する。
制御装置30は、乾燥運転終了から所定期間が経過するまでは(ステップB2:NO)、除菌運転の開始が入力されたか否かを確認する(ステップB3)。図10に例示した制御例と同様に、除菌運転の開始を指示するコマンドは、例えば、制御プログラムに従って自動的に入力される構成としてもよいし、使用者が図示しない操作部を操作することに応じて入力される構成としてもよい。
制御装置30は、除菌運転の開始が入力されない場合(ステップB3:NO)には、上述したステップB2に戻る。しかし、制御装置30は、除菌運転の開始が入力された場合(ステップB3:YES)には、温度センサー31により検知された温度および湿度センサー32により検知された湿度に関わらず除菌運転の運転内容を変更して(ステップB4)、この制御を終了する。そして、制御装置30は、変更後の運転内容により除菌運転を実行する。
除菌運転における運転内容の変更(ステップB4)には、例えば、運転時間を短縮すること、ダンパー19を常時閉塞状態にすること、循環送風機27の回転速度を低下させること、紫外線照射装置20による紫外線の照射出力を低下させること、などが含まれる。即ち、図11の制御例における除菌運転における運転内容の変更(ステップB4)には、主として除菌効果を弱める方向の変更が含まれる。
図11に例示する制御例によれば、制御装置30は、乾燥運転の終了後の所定期間において除菌運転を実行する場合には、温度センサー31により検知された温度および湿度センサー32により検知された湿度に関わらず、除菌運転の運転内容を、、除菌効果が弱められるように変更するように構成されている。
ここで、乾燥運転の終了後の所定期間は、当該乾燥運転の終了後において衣類処理槽3が冷めていない状態となっている期間を想定しており、具体的には、例えば乾燥運転の終了後から所定の基準期間、例えば1~2時間程の期間を想定している。即ち、乾燥運転においては、衣類処理槽3内に例えば50~60度程の温風が供給されるため当該衣類処理槽3が加熱される。そのため、乾燥運転終了後の所定期間においては、衣類処理槽3は、熱を有し、冷めていない状態、つまり、雑菌類の生育が抑制されるような所定温度を超える高温状態となっている。なお、所定の基準期間は、適宜変更して設定することができる。
乾燥運転終了後の衣類処理槽3が冷めていない期間においては、当該衣類処理槽3内の温度が高く、且つ、湿度が低くなっており、雑菌類が繁殖しにくい状況となっている。そのため、乾燥運転の終了後においては、上述のように除菌運転の運転内容を、除菌効果を弱める方向に変更したとしても十分な除菌効果を発揮することができ、除菌運転に要する時間や消費電力を抑制することができる。
以上に例示した洗濯乾燥機1によれば、制御装置30は、温度センサー31により検知された温度および湿度センサー32により検知された湿度に基づいて除菌運転の運転内容を変更可能に構成されている。この構成例によれば、衣類処理槽3内に風を送りながら紫外線を照射することにより当該衣類処理槽3内を除菌する除菌運転を実行可能に構成された洗濯乾燥機1において、衣類処理槽3内あるいは衣類処理槽3外の温度や湿度に応じた除菌性能を発揮することができ、衣類処理槽3内の除菌を一層効果的に行うことができる。
洗濯乾燥機1によれば、制御装置30は、温度センサー31により検知された衣類処理槽3内の温度が所定温度を越えない場合には除菌運転の運転時間を延長するように構成するとよい。温度が低い状態では、雑菌類が死滅しにくく除菌効果が十分に発揮されない場合がある。そのため、温度が低い場合には、除菌運転の運転時間を延長することにより、衣類処理槽3内および衣類の除菌を十分に行うことができる。
洗濯乾燥機1によれば、制御装置30は、湿度センサー32により検知された衣類処理槽3内の湿度が所定湿度を超える場合には除菌運転の運転時間を延長するように構成するとよい。湿度が高い状態では、雑菌類が繁殖しやすく除菌効果が十分に発揮されない場合がある。そのため、湿度が高い場合には、除菌運転の運転時間を延長することにより、衣類処理槽3内および衣類の除菌を十分に行うことができる。
洗濯乾燥機1によれば、制御装置30は、少なくとも温度センサー31により検知された衣類処理槽3外の温度が所定温度を超える場合にはダンパー19により排気口18を開き、少なくとも温度センサー31により検知された衣類処理槽3外の温度が所定温度を超えない場合にはダンパー19により排気口18を閉じるように構成するとよい。この構成例によれば、衣類処理槽3外の温度が高い場合には、ダンパー19を開いて衣類処理槽3内の低温の空気を排気口18から排気し、これに伴い高温の外気を外気導入口28から衣類処理槽3内に導入して、衣類処理槽3内を高温にすることができ、一方、衣類処理槽3外の温度が低い場合には、ダンパー19を閉じて、低温の外気が外気導入口28から衣類処理槽3内に導入されないようにすることができる。従って、衣類処理槽3外の温度が高い場合においても低い場合においても、ダンパー19の開閉を適宜制御することにより、衣類処理槽3内を除菌に適した状態に維持することができる。
洗濯乾燥機1によれば、制御装置30は、少なくとも湿度センサー32により検知された衣類処理槽3外の湿度が所定湿度を超える場合にはダンパー19により排気口18を閉じ、少なくとも湿度センサー32により検知された衣類処理槽3外の湿度が所定湿度を超えない場合にはダンパー19により排気口18を開くように構成するとよい。この構成例によれば、衣類処理槽3外の湿度が高い場合には、ダンパー19を閉じて、高湿度の外気が外気導入口28から衣類処理槽3内に導入されないようにすることができ、一方、衣類処理槽3外の湿度が低い場合には、ダンパー19を開いて衣類処理槽3内の高湿度の空気を排気口18から排気し、これに伴い低湿度の外気を外気導入口28から衣類処理槽3内に導入して、衣類処理槽3内の湿度を低下させることができる。従って、衣類処理槽3外の湿度が高い場合においても低い場合においても、ダンパー19の開閉を適宜制御することにより、衣類処理槽3内を除菌に適した状態に維持することができる。
洗濯乾燥機1によれば、制御装置30は、温度センサー31により検知された衣類処理槽3内の温度が所定温度を越えない場合には除菌運転において衣類処理槽3内に送る風の風量を増加させるように構成するとよい。温度が低い状態では、雑菌類が死滅しにくく除菌効果が十分に発揮されない場合がある。そのため、温度が低い場合には、除菌運転において衣類処理槽3内に送る風の風量を増加させることにより、衣類処理槽3内および衣類の乾燥を促進して除菌効果を十分に高めることができる。
洗濯乾燥機1によれば、制御装置30は、湿度センサー32により検知された衣類処理槽3内の湿度が所定湿度を超える場合には除菌運転において衣類処理槽3内に送る風の風量を増加させるように構成するとよい。湿度が高い状態では、雑菌類が繁殖しやすく除菌効果が十分に発揮されない場合がある。そのため、湿度が高い場合には、除菌運転において衣類処理槽3内に送る風の風量を増加させることにより、衣類処理槽3内および衣類の乾燥を促進して除菌効果を十分に高めることができる。
洗濯乾燥機1によれば、制御装置30は、洗濯運転の終了後において衣類処理槽3が濡れている状態で除菌運転を実行する場合には、温度センサー31により検知された温度および湿度センサー32により検知された湿度に関わらず、除菌運転の運転内容を、除菌効果が強められるように変更する構成とするとよい。洗濯運転の終了後において衣類処理槽3が濡れている状態は、低温かつ多湿の状態であり、除菌に適していない環境となっている。そのため、洗濯運転の終了後において衣類処理槽3が濡れている状態で除菌運転を実行する場合には、検知される衣類処理槽3内外の温度や湿度に関わらず、除菌効果を強めるように除菌運転の運転内容を変更するとよい。
洗濯乾燥機1によれば、制御装置30は、乾燥運転の終了後において衣類処理槽3が冷めていない状態で除菌運転を実行する場合には、温度センサー31により検知された温度および湿度センサー32により検知された湿度に関わらず、除菌運転の運転内容を、除菌効果が弱められるように変更する構成とするとよい。乾燥運転の終了後において衣類処理槽3が冷めていない状態は、高温かつ乾燥の状態であり、除菌に適した環境となっている。そのため、乾燥運転の終了後において衣類処理槽3が冷めていない状態で除菌運転を実行する場合には、検知される衣類処理槽3内外の温度や湿度に関わらず、除菌効果を弱めるように除菌運転の運転内容を変更するとよい。
なお、本実施形態は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜、変更や拡張を行うことができる。例えば、上述した複数の制御例は、適宜選択して組み合わせて実施することができる。
洗濯乾燥機1は、衣類処理槽3内および衣類処理槽3外のうち少なくとも何れか一方に温度センサー31を備えた構成としてもよい。そして、洗濯乾燥機1は、衣類処理槽3内および衣類処理槽3外のうち少なくとも何れか一方に備えた温度センサー31による検知結果に基づき、衣類処理槽3内および衣類処理槽3外のうち温度センサー31が備えられていない側の温度を推定する構成としてもよい。
洗濯乾燥機1は、衣類処理槽3内および衣類処理槽3外のうち少なくとも何れか一方に湿度センサー32を備えた構成としてもよい。そして、洗濯乾燥機1は、衣類処理槽3内および衣類処理槽3外のうち少なくとも何れか一方に備えた湿度センサー32による検知結果に基づき、衣類処理槽3内および衣類処理槽3外のうち湿度センサー32が備えられていない側の湿度を推定する構成としてもよい。
運転実行処理部33は、温度センサー31により検知された温度および湿度センサー32により検知された湿度のうち少なくとも何れか一方に基づいて除菌運転の運転内容を変更可能に構成されていてもよい。
温度センサー31および湿度センサー32は、それぞれ独立した別個のセンサーであってもよいし、温度および湿度の双方を検知可能な一体型のセンサーであってもよい。
紫外線照射装置20は、例えば、所定時間連続して紫外線を照射した場合には自動的に紫外線の出力を弱めたり停止させたりする機能を備えてもよい。これにより、照射対象物である衣類処理槽3や衣類に必要以上に長時間をかけて紫外線が照射されてしまうことを回避することができ、紫外線による照射対象物の劣化や損傷などを抑制することができる。
制御装置30は、いわゆる学習機能や人工知能を備える構成としてもよい。これにより、除菌運転の運転内容の設定や変更、さらには、除菌運転の実行を、自動的に改良しながら高精度で行うことが可能となる。
開閉部は、排気口18に対し回動可能なダンパー19に限られず、例えば、排気口18に対しスライド移動可能な構成であってもよい。即ち、開閉部は、排気口18を開閉可能な構成であれば種々の構成を適用することができる。
洗濯乾燥機1は、除菌運転における運転内容の変更を、使用者による操作部の手動設定に基づいて変更可能に構成されていてもよい。また、洗濯乾燥機1は、外部端末と通信可能に接続できる構成とし、使用者による外部端末の操作に基づいて除菌運転における運転内容を変更可能に構成されていてもよい。また、洗濯乾燥機1は、温度センサー31により検知される温度および湿度センサー32により検知される湿度のうち少なくとも何れか一方の値に基づいて、現状の温度や湿度に応じたお勧めの運転内容となるように除菌運転における運転内容を変更可能に構成されていてもよい。また、洗濯乾燥機1は、現状の温度や湿度に応じたお勧めの運転内容を、洗濯乾燥機1が備える図示しない表示パネルや外部端末などにおいて報知し、使用者により承諾操作が入力されたことに応じて、除菌運転における運転内容を、お勧めの運転内容に変更する構成としてもよい。
本実施形態は、回転槽の回転軸が水平方向または傾斜方向に延びるいわゆるドラム式の洗濯乾燥機に限られるものではなく、回転槽の回転軸が垂直方向に延びる洗濯機、いわゆる縦軸型の洗濯乾燥機にも適用することができる。また、本実施形態は、乾燥機能を有しない洗濯機にも適用することができる。また、本実施形態は、洗濯機能を有しない純粋な衣類乾燥装置にも適用することができる。また、本実施形態は、例えば、衣類の消臭処理、脱臭処理、除菌処理、漂白処理など、衣類に対して何らかの処理を施す装置であれば、種々の衣類処理装置に適用することができる。
本実施形態は、あくまでも例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその均等の範囲に含まれる。
図面において、1は洗濯乾燥機(衣類処理装置)、3は衣類処理槽(衣類収容槽)、18は排気口(排気部)、19はダンパー(開閉部)、31は温度センサー(温度検知部)、32は湿度センサー(湿度検知部)、33は運転実行処理部(除菌運転実行部)を示す。

Claims (9)

  1. 衣類が収容される衣類収容槽と、
    前記衣類収容槽内に風を送りながら紫外線を照射することにより当該衣類収容槽内を除菌する除菌運転を実行可能に構成されている除菌運転実行部と、
    前記衣類収容槽内および前記衣類収容槽外のうち少なくとも何れか一方の温度を検知する温度検知部と、
    前記衣類収容槽内および前記衣類収容槽外のうち少なくとも何れか一方の湿度を検知する湿度検知部と、
    を備え、
    前記除菌運転実行部は、前記温度検知部により検知された温度および前記湿度検知部により検知された湿度のうち少なくとも何れか一方に基づいて前記除菌運転の運転内容を変更する衣類処理装置。
  2. 前記除菌運転実行部は、前記温度検知部により検知された前記衣類収容槽内の温度が所定温度を越えない場合には前記除菌運転の運転時間を延長する請求項1に記載の衣類処理装置。
  3. 前記除菌運転実行部は、前記湿度検知部により検知された前記衣類収容槽内の湿度が所定湿度を超える場合には前記除菌運転の運転時間を延長する請求項1に記載の衣類処理装置。
  4. 前記衣類収容槽内の空気を前記衣類収容槽外に排気する排気部と、
    前記排気部を開閉する開閉部と、
    を備え、
    前記除菌運転実行部は、前記温度検知部により検知された前記衣類収容槽外の温度が所定温度を超える場合には前記開閉部により前記排気部を開き、前記温度検知部により検知された前記衣類収容槽外の温度が所定温度を超えない場合には前記開閉部により前記排気部を閉じる請求項1に記載の衣類処理装置。
  5. 前記衣類収容槽内の空気を前記衣類収容槽外に排気する排気部と、
    前記排気部を開閉する開閉部と、
    を備え、
    前記除菌運転実行部は、前記湿度検知部により検知された前記衣類収容槽外の湿度が所定湿度を超える場合には前記開閉部により前記排気部を閉じ、前記湿度検知部により検知された前記衣類収容槽外の湿度が所定湿度を超えない場合には前記開閉部により前記排気部を開く請求項1に記載の衣類処理装置。
  6. 前記除菌運転実行部は、前記温度検知部により検知された前記衣類収容槽内の温度が所定温度を越えない場合には前記除菌運転において前記衣類収容槽内に送る風の風量を増加させる請求項1に記載の衣類処理装置。
  7. 前記除菌運転実行部は、前記湿度検知部により検知された前記衣類収容槽内の湿度が所定湿度を超える場合には前記除菌運転において前記衣類収容槽内に送る風の風量を増加させる請求項1に記載の衣類処理装置。
  8. 前記除菌運転実行部は、前記衣類収容槽内の衣類を洗う洗濯運転の終了後において前記衣類収容槽が濡れている状態で前記除菌運転を実行する場合には、前記温度検知部により検知された温度および前記湿度検知部により検知された湿度に関わらず前記除菌運転の運転内容を変更する請求項1に記載の衣類処理装置。
  9. 前記除菌運転実行部は、前記衣類収容槽内の衣類を乾燥する乾燥運転の終了後において前記衣類収容槽が冷めていない状態で前記除菌運転を実行する場合には、前記温度検知部により検知された温度および前記湿度検知部により検知された湿度に関わらず前記除菌運転の運転内容を変更する請求項1に記載の衣類処理装置。
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