JP2024073926A - アスファルトフィニッシャ - Google Patents

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Abstract

【課題】舗装面の品質の向上を実現する。【解決手段】アスファルトフィニッシャは、トラクタと、トラクタの前側に設置されたホッパと、ホッパ内の舗装材をトラクタの後側へ搬送するコンベアと、コンベアによって搬送されて路面上に撒かれた舗装材を車幅方向に敷き拡げるスクリュと、スクリュによって敷き拡げられた舗装材をスクリュの後側で敷き均すスクリード装置と、スクリード装置を振動させるバイブレータと、を備え、路面に舗装材を敷き均す施工が行われている間に、バイブレータを振動させる周波数を変更する制御を行うように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、アスファルトフィニッシャに関する。
従来、トラクタと、トラクタの前側に設置されて舗装材を受け入れるホッパと、ホッパ内の舗装材をトラクタの後側へ給送するコンベアと、コンベアにより給送された舗装材をトラクタの後側で敷き拡げるスクリュと、スクリュにより敷き拡げられた舗装材をスクリュの後側で敷き均すスクリードと、を備えたアスファルトフィニッシャが知られている。
アスファルトフィニッシャは、スクリードで路面に舗装材を敷き均す際に、当該舗装材に対する締固めを行う。例えば、特許文献1に記載された技術では、スクリードに設けられたタンパの振動数及びストロークを制御することで、締固め性能を調整する技術が提案されている。
特開2021-113490号公報
アスファルトフィニッシャのスクリードには、タンパの他にバイブレータが設けられている。アスファルトフィニッシャは、舗装材を締め固めのためにタンパのみならず、バイブレータを振動させる制御も行っている。バイブレータの強弱を決める周波数は、舗装材の厚さ等を考慮して、作業者によって手動で設定される傾向にあった。
このように、アスファルトフィニッシャにおいては、タンパの締固め性能は施工状況に応じて調整されているのに対して、バイブレータは、手動で設定された周波数で振動しているに留まっている。
上述に鑑み、アスファルトフィニッシャの施工状態に応じて、バイブレータを振動させる周波数を変更して、路面の舗装材に対して適切な締固めを行うことで、締固められた舗装面の品質の向上を実現する。
本発明の一態様に係るアスファルトフィニッシャは、トラクタと、トラクタの前側に設置されたホッパと、ホッパ内の舗装材をトラクタの後側へ搬送するコンベアと、コンベアによって搬送されて路面上に撒かれた舗装材を車幅方向に敷き拡げるスクリュと、スクリュによって敷き拡げられた舗装材をスクリュの後側で敷き均すスクリード装置と、スクリード装置を振動させるバイブレータと、を備え、路面に舗装材を敷き均す施工が行われている間に、バイブレータを振動させる周波数を変更する制御を行うように構成されている。
本発明の一態様によれば、締固められた舗装面の品質の向上を実現する。
図1は、実施形態に係る道路機械の一例であるアスファルトフィニッシャを示した図である。 図2は、実施形態に係るバイブレータの配置を例示した図である。 図3は、実施形態に係るコントローラ及びコントローラに接続されている機器の構成例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る新設舗装体の断面図である。 図5は、実施形態に係る基本回転数情報記憶部が保持する対応関係を概念的に示した図である。 図6は、実施形態に係る舗装材に用いられる砕石サイズ対応係数記憶部のテーブル構造を例示した図である。 図7は、実施形態に係る舗装材の温度対応係数記憶部のテーブル構造を例示した図である。 図8は、実施形態に係る舗装幅対応係数記憶部のテーブル構造を例示した図である。 図9は、実施形態に係る舗装速度対応係数記憶部のテーブル構造を例示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。
図1は、実施形態に係る道路機械の一例であるアスファルトフィニッシャ100を示した図である。具体的には、図1(A)は左側面図であり、図1(B)は上面図である。
アスファルトフィニッシャ100は、主に、トラクタ1、ホッパ2、及びスクリード3(スクリード装置の一例)で構成されている。以下では、トラクタ1から見たホッパ2の方向(+X方向)を前方とし、トラクタ1から見たスクリード3の方向(-X方向)を後方とする。道路機械は、ベースペーバ、タックペーバ、グースアスファルトペーバ、又はマルチアスファルトペーバ等であってもよい。本実施形態のアスファルトフィニッシャ100の後方には、さらに締固度計測器8が設けられている。
トラクタ1は、アスファルトフィニッシャ100を移動させるための機構である。本実施形態では、トラクタ1は、後輪走行用油圧モータを用いて後輪5を回転させ、且つ、前輪走行用油圧モータを用いて前輪6を回転させてアスファルトフィニッシャ100を移動させる。後輪走行用油圧モータ及び前輪走行用油圧モータは油圧ポンプから作動油の供給を受けて回転する。後輪5及び前輪6はクローラで置き換えられてもよい。走行用モータは、電動モータであってもよい。
ホッパ2は、舗装材を受け入れるための機構である。本実施形態では、ホッパ2は、トラクタ1の前側に設置され、ホッパシリンダによって車幅方向(Y軸方向)に開閉できるように構成されている。アスファルトフィニッシャ100は、通常、ホッパ2を全開状態にしてダンプトラックの荷台から舗装材(例えばアスファルト混合物である。)を受け入れる。ダンプトラックは、舗装材を運搬する運搬車両の一例である。図1はホッパ2が全開状態であることを示す。ホッパ2内の舗装材が減少するとホッパ2が閉じられ、ホッパ2の内壁付近にあった舗装材がホッパ2の中央部に集められる。ホッパ2の中央部にあるコンベアCVがトラクタ1の後側に舗装材を給送できるようにするためである。トラクタ1の後側に給送された舗装材は、スクリュSCによってトラクタ1の後側且つスクリード3の前側で車幅方向に敷き拡げられる。本実施形態では、スクリュSCは、エクステンションスクリュが左右に連結された状態にある。図1は、スクリュSCによって敷き拡げられた舗装材PVをドットパターンで示している。
スクリード3は、スクリュSCによって敷き拡げられた舗装材PVを敷き均すための機構である。本実施形態では、スクリード3は、図1(B)に示すように、メインスクリード30及び伸縮スクリード31を含む。メインスクリード30は、左メインスクリード30L及び右メインスクリード30Rを含む。伸縮スクリード31は、左伸縮スクリード31L及び右伸縮スクリード31Rを含む。スクリード3は、トラクタ1によって牽引される浮動スクリードであり、レベリングアーム3Aを介してトラクタ1に連結されている。
スクリード3は、スクリードリフトシリンダ24の伸縮によってレベリングアーム3Aと共に上下に動かされる。
レベリングシリンダ23は、舗装材の敷き均し厚さを調整するためにレベリングアーム3Aの前端部分を上下動させる油圧シリンダである。本実施形態では、レベリングシリンダ23は、シリンダ部がトラクタ1に連結され、ロッド部がレベリングアーム3Aのトラクタ1との連結部に連結されている。敷き均し厚さを増大させる場合、コントローラ50は、油圧ポンプが吐出する作動油をレベリングシリンダ23のロッド側油室内に流入させ、レベリングシリンダ23を収縮させてレベリングアーム3Aを上昇させる。一方、敷き均し厚さを低減させる場合、コントローラ50は、レベリングシリンダ23のロッド側油室内の作動油を流出させ、レベリングシリンダ23を伸張させてレベリングアーム3Aを下降させる。
スクリードリフトシリンダ24は、スクリード3を持ち上げるための油圧シリンダである。本実施形態では、スクリードリフトシリンダ24は、シリンダ部がトラクタ1に連結され、ロッド部がレベリングアーム3Aの後端部分に連結されている。スクリード3を持ち上げる場合、コントローラ50は、油圧ポンプが吐出する作動油をスクリードリフトシリンダ24のロッド側油室内に流入させる。その結果、スクリードリフトシリンダ24は収縮し、レベリングアーム3Aの後端部分が持ち上がりスクリード3が持ち上がる。一方、持ち上げられたスクリード3を下ろす場合、コントローラ50は、スクリードリフトシリンダ24のロッド側油室内の作動油を流出可能とする。その結果、スクリード3の重量によってスクリードリフトシリンダ24は伸張し、レベリングアーム3Aの後端部分が下降してスクリード3が下降する。
スクリード3の前部にはモールドボード43が取り付けられている。モールドボード43は、スクリード3の前方に滞留する舗装材PVの量を調整できるように構成されている。舗装材PVは、モールドボード43の下端と路盤BSとの間の隙間を通ってスクリード3の下に至る。
スクリード3には、左前側タンパ25L、右前側タンパ25R、左後側タンパ26L、右後側タンパ26Rが設けられている(以下、集合的に、タンパ25、26とも称する)。左メインスクリード30Lは、左前側タンパ25Lによって突き固められ転圧された舗装材に対して仕上げを行う。右メインスクリード30Rは、右前側タンパ25Rによって突き固められ転圧された舗装材に対して仕上げを行う。左伸縮スクリード31Lは、左後側タンパ26Lによって突き固められ転圧された舗装材に対して仕上げを行う。右伸縮スクリード31Rは、右後側タンパ26Rによって突き固められ転圧された舗装材に対して仕上げを行う。
伸縮スクリード31は、(図示しない)スクリード伸縮シリンダによって車幅方向に伸縮可能に構成されている。スクリード伸縮シリンダは、メインスクリード30の筐体の後面に固定されている支持部によって支持され、伸縮スクリード31を車幅方向(Y軸方向)に伸縮させることができるように構成されている。具体的には、スクリード伸縮シリンダは左スクリード伸縮シリンダ及び右スクリード伸縮シリンダを含む。左スクリード伸縮シリンダは、メインスクリード30に対して左伸縮スクリード31Lを車幅方向の左側に伸縮させることができる。右スクリード伸縮シリンダは、メインスクリード30に対して右伸縮スクリード31Rを車幅方向の右側に伸縮させることができる。
タンパ25、26は、スクリード3に設けられた(図示しない)モータの回転によって、一部が偏心している(図示しない)タンパシャフトを介して(図示しない)タンパエッジを上下動させる。これによって、タンパ25、26は、舗装材の突き固めを行う。
スクリード3には、タンパ25、26に加えて、バイブレータ27、28が設けられている。
図2は、本実施形態に係るバイブレータの配置を例示した図である。図2に示される配置例においては、タンパ25、26等については省略する。
図2に示されるように、メインスクリード30(左メインスクリード30L、右メインスクリード30R)、左伸縮スクリード31L、及び右伸縮スクリード31Rは、車長方向で重ならないように前後にずらして配置されている。本実施形態は、メインスクリード30の後側に左伸縮スクリード31Lが配置され、左伸縮スクリード31Lの後側に右伸縮スクリード31Rが配置された例とする。なお、メインスクリード30、左伸縮スクリード31L、及び右伸縮スクリード31Rは、本実施形態で示した配置に制限するものではない。つまり、メインスクリード30、左伸縮スクリード31L、及び右伸縮スクリード31Rは、路面の幅に応じて舗装材を敷き均す施工範囲を調整できれば、周知の配置態様を問わず、任意の配置態様でよい。
スクリード3には、左前側バイブレータ27L、右前側バイブレータ27R、左後側バイブレータ28L、右後側バイブレータ28Rが設けられている(以下、集合的に、バイブレータ27、28とも称する)。本実施形態では、左メインスクリード30L、及び右メインスクリード30Rの各々にバイブレータ27が1個設けられ、左伸縮スクリード31L、及び右伸縮スクリード31Rの各々にバイブレータ28が1個設けられた例を示している。本実施形態は、バイブレータ27、28の配置の一例を示したものであって、当該配置に制限するものではない。例えば、左メインスクリード30L、右メインスクリード30R、左伸縮スクリード31L、及び右伸縮スクリード31Rのいずれか一つ以上に複数個のバイブレータが設けられてもよい。
バイブレータ27、28は、舗装材を締め固めるための振動装置である。本実施形態ではバイブレータ27、28は、モータによって駆動される偏心バイブレータである。
例えば、右後側バイブレータ28Rは、ハウジング28R2とモータ28R1とが設けられている。モータ28R1の回転軸は、ハウジング28R2に設けられた(図示しない)キー穴に挿入されている。これにより、モータ28R1の回転軸が、ハウジング28R2内部の(図示しない)偏心シャフトに接続される。また、ハウジング28R2は、締結部28R3によって右伸縮スクリード31Rに対してボルト固定されている。そして、モータ28R1が偏心シャフトを回転させた場合に、右後側バイブレータ28Rで振動が発生する。ハウジング28R2と右伸縮スクリード31Rとの間でボルト固定されているので、右後側バイブレータ28Rは、右伸縮スクリード31R全体を振動させることができる。
また、左後側バイブレータ28Lは、ハウジング28L2とモータ28L1とが設けられている。モータ28L1の回転軸は、ハウジング28L2に設けられた(図示しない)キー穴に挿入されている。これにより、モータ28L1の回転軸が、ハウジング28L2内部の(図示しない)偏心シャフトに接続される。また、ハウジング28L2は、締結部28L3によって左伸縮スクリード31Lに対してボルト固定されている。そして、モータ28L1が偏心シャフトを回転させた場合に、左後側バイブレータ28Lで振動が発生する。ハウジング28L2と左伸縮スクリード31Lとの間でボルト固定されているので、左後側バイブレータ28Lは、左伸縮スクリード31L全体を振動させることができる。
例えば、右前側バイブレータ27Rは、ハウジング27R2とモータ27R1とが設けられている。モータ27R1の回転軸は、ハウジング27R2に設けられた(図示しない)キー穴に挿入されている。これにより、モータ27R1の回転軸が、ハウジング27R2内部の(図示しない)偏心シャフトに接続される。また、ハウジング27R2は、締結部27R3によって右メインスクリード30Rに対してボルト固定されている。そして、モータ27R1が偏心シャフトを回転させた場合に、右前側バイブレータ27Rで振動が発生する。ハウジング27R2と右メインスクリード30Rとの間でボルト固定されているので、右前側バイブレータ27Rは、右メインスクリード30R全体を振動させることができる。
また、左前側バイブレータ27Lは、ハウジング27L2とモータ27L1とが設けられている。モータ27L1の回転軸は、ハウジング27L2に設けられた(図示しない)キー穴に挿入されている。これにより、モータ27L1の回転軸が、ハウジング27L2内部の(図示しない)偏心シャフトに接続される。また、ハウジング27L2は、締結部27L3によって左メインスクリード30Lに対してボルト固定されている。そして、モータ27L1が偏心シャフトを回転させた場合に、左メインスクリード30Lで振動が発生する。ハウジング27L2と左メインスクリード30Lとの間でボルト固定されているので、左前側バイブレータ27Lは、左メインスクリード30L全体を振動させることができる。
バイブレータ27、28に用いられるモータ(例えばモータ27R1、27L1、28R1、28L1)は、油圧モータでも電動モータでもよい。さらには、バイブレータとして、リニアバイブレータを適用してもよい。
そして、左メインスクリード30Lは、左前側バイブレータ27Lによって振動させられ、右メインスクリード30Rは、右前側バイブレータ27Rによって振動させられる。左伸縮スクリード31Lは、左後側バイブレータ28Lによって振動させられ、右伸縮スクリード31Rは、右後側バイブレータ28Rによって振動させられる。
このように、本実施形態においては、バイブレータ27、28がスクリード3を振動させることで、舗装材の締固めを行う。なお、バイブレータ27、28を振動させる周波数については後述する。
図1に戻り、コントローラ50は、アスファルトフィニッシャ100を制御する制御装置である。本実施形態では、コントローラ50は、CPU、メモリ、及び不揮発性記憶装置等を含むマイクロコンピュータで構成され、トラクタ1に搭載されている。コントローラ50の各機能は、不揮発性記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することで実現される。但し、コントローラ50の各機能は、ハードウェア又はファームウェアで構成されていてもよい。
通信装置53は、アスファルトフィニッシャ100とアスファルトフィニッシャ100の外部にある機器との間の通信を制御できるように構成されている。本実施形態に係る通信装置53は、運転席1Sの前方に設置され、携帯電話通信網、近距離無線通信網、又は衛星通信網等を介した通信を制御する。
GPSモジュール54は、GNSS(Global Navigation Satellite System)モジュールの一例であり、GPS(Global Positioning System)による2次元測位(二次元測位)の結果を示した位置情報を受信する。位置情報は、アスファルトフィニッシャ100の位置を緯度及び経度で表した情報を含む。なお、本実施形態は、位置情報の取得手法として、GPSを用いるが、位置情報の取得手法を限定するものではなく、周知の他の手法を用いてもよい。
トラクタ1には、空間認識装置51が取り付けられている。空間認識装置51は、アスファルトフィニッシャ100周辺の空間に関する情報を取得し、取得した情報をコントローラ50に対して出力できるように構成されている。本実施形態に係る空間認識装置51は、前方監視装置51Fと、後方監視装置51Bと、右方監視装置51Rと、左方監視装置51Lと、を含んでいる。
前方監視装置51Fは、アスファルトフィニッシャ100の前方を監視できるように構成されている。本実施形態では、前方監視装置51Fは、トラクタ1の前方にある空間を監視範囲RFとするLIDARであり、トラクタ1の上面の前端中央部に取り付けられている。なお、前方監視装置51Fは、アスファルトフィニッシャ100の他の部位に取り付けられていてもよい。
後方監視装置51Bは、アスファルトフィニッシャ100の後方を監視できるように構成されている。本実施形態では、後方監視装置51Bは、スクリード3の後方にある空間を監視範囲RBとするLIDARであり、アスファルトフィニッシャ100の操作者のための手摺りとして機能するガイドレール1Gに取り付けられている。なお、後方監視装置51Bは、運転席1Sの下部に取り付けられていてもよく、アスファルトフィニッシャ100の他の部位に取り付けられていてもよい。
右方監視装置51Rは、アスファルトフィニッシャ100の右方を監視できるように構成されている。本実施形態では、右方監視装置51Rは、スクリード3の右方にある空間を監視範囲とするLIDARであり、後輪5よりも後側で、アスファルトフィニッシャ100の操作者のための手摺りとして機能するガイドレール1Gに取り付けられてもよい。
左方監視装置51Lは、アスファルトフィニッシャ100の左方を監視できるように構成されている。本実施形態では、左方監視装置51Lは、スクリード3の右方にある空間を監視するLIDARであり、後輪5よりも後側で、アスファルトフィニッシャ100の操作者のための手摺りとして機能するガイドレール1Gに取り付けられてもよい。
LIDARは、例えば、監視範囲内にある100万点以上の点とLIDARとの間の距離を測定する。但し、前方監視装置51F、後方監視装置51B、右方監視装置51R、及び左方監視装置51Lの少なくとも一方以上は、単眼カメラ、ステレオカメラ、ミリ波レーダ、レーザレーダ、レーザスキャナ、距離画像カメラ、又はレーザレンジファインダ等であってもよい。実施形態は、空間認識装置51の一例としてLIDARを用いた例について説明する。しかしながら、本実施形態は、空間認識装置51を、LIDARに制限するものではない。つまり、アスファルトフィニッシャ100を基準とした空間を認識可能な空間認識装置であればよい。
前方監視装置51Fの監視範囲RFは、舗装が行われる前の路盤BSを含む。側方監視装置の監視範囲についても同様である。本実施形態では、監視範囲RFは、路盤BSの幅より大きい幅を有する。
さらに、前方監視装置51Fの監視範囲RFには、ホッパ2の一部が含まれている。つまり、前方監視装置51Fは、ホッパ2に積載されている舗装材を監視できる。
後方監視装置51Bの監視範囲RBは、舗装が行われた後の新設舗装体NPを含む。本実施形態では、監視範囲RBは、新設舗装体NPの幅より大きい幅を有する。
右方監視装置51Rの監視範囲は、車幅方向に伸縮した位置にかかわらず、右伸縮スクリード31Rの遠端部を含むように設けられている。
左方監視装置51Lの監視範囲は、車幅方向に伸縮した位置にかかわらず、左伸縮スクリード31Lの遠端部を含むように設けられている。
本実施形態に係る空間認識装置51によって検知された測定情報は、コントローラ50に送信される。コントローラ50は、受信した測定情報に基づいて、アスファルトフィニッシャ100の自動操舵を行ってもよいし、運転者に対して警報等の通知を行ってもよい。
図3は、コントローラ50及びコントローラ50に接続されている機器の構成例を示すブロック図である。図3に示されるように、コントローラ50は、不揮発性の記憶媒体55を備えており、記憶媒体55に格納された情報の読み書き制御を可能としている。
記憶媒体55には、基本回転数情報記憶部55aと、砕石サイズ対応係数記憶部55bと、温度対応係数記憶部55cと、舗装幅対応係数記憶部55dと、舗装速度対応係数記憶部55eと、を備える。各記憶部が保持している情報については後述する。
コントローラ50には、サーマルカメラ56と、速度センサ57と、前方監視装置51Fと、後方監視装置51Bと、右方監視装置51Rと、左方監視装置51Lと、に接続されている。
サーマルカメラ56は、舗装材の温度を検出するためのカメラである。サーマルカメラ56は、物体の発する遠赤外線のエネルギーを検出することで、非接触での温度の計測を行う。サーマルカメラ56が設けられる位置は、舗装材の温度を検出可能であればよい。
例えば、サーマルカメラ56は、スクリード3によって路面に敷き均された後の舗装材の温度を検出可能に設置されてもよい。サーマルカメラ56が温度の検出対象は、スクリード3によって路面に敷き均された後の舗装材に制限するものではない。例えば、サーマルカメラ56は、スクリュSCによって敷き拡げられた舗装材の温度を検出してもよい。他の例としては、サーマルカメラ56は、ホッパ2に積載された舗装材の温度を検出してもよい。
また、本実施形態は、舗装材の温度を検出するためにサーマルカメラ56を用いる手法に制限するものではない。サーマルカメラ56の代わりに温度センサを設けてもよい。例えば、温度センサが、スクリュSCによって敷き拡げられた舗装材の温度を検出してもよいし、ホッパ2に積載されている舗装材の温度を検出してもよい。
速度センサ57は、アスファルトフィニッシャ100の走行速度を検出するように構成されている。速度センサ57は、後輪5を駆動する後輪走行用モータの回転軸の角速度を検出するエンコーダである。例えば、速度センサ57は、回転板に形成されたスリットを検知する近接スイッチ等で構成されていてもよい。
ところで、従来は、バイブレータ27、28を振動させる周波数は、作業者が手動で設定を行っていた。アスファルトフィニッシャ100で施工される舗装材の敷き均し厚さは、施工計画として設定されている舗装材の敷き均し厚さと比べて局所的に異なる場合も多い。このため、作業者が手動で振動する周波数を調整する場合、敷き均し厚さに対応する振動させる周波数の設定が難しかった。
これに対して、本実施形態では、コントローラ50は、施工している状況に応じて、バイブレータ27、28を振動させる周波数を変更する制御を可能としている。
このように、本実施形態に係るコントローラ50は、アスファルトフィニッシャ100によって路面に舗装材を敷き均す施工が行われている間に、バイブレータ27、28を振動させる周波数を変更する制御を行う。
本実施形態に係るコントローラ50は、バイブレータ27、28を振動させる周波数の変更制御を、アスファルトフィニッシャ100に設けられた各種センサ(例えば、サーマルカメラ56、速度センサ57、前方監視装置51F、後方監視装置51B、右方監視装置51R、及び左方監視装置51L)の検出結果等に応じて行う。つまり、本実施形態に係るコントローラ50は、各種センサの検出結果によって、舗装材又はアスファルトフィニッシャ100の状況を取得し、取得した状況に基づいて、バイブレータ27、28の周波数を変更する制御を行う。本実施形態に係るコントローラ50は、舗装材又はアスファルトフィニッシャ100の状況に応じて、バイブレータ27、28の周波数を変更する制御を行うことで、敷き均された舗装材に対して適切な締固めを行うことができる。したがって、敷き均された舗装材の品質を向上させることができる。
なお、本実施形態は、バイブレータ27、28を振動させる周波数の変更の一例を示したもので、バイブレータ27、28を振動させる周波数の変更を、各種センサの検出結果に応じて行う手法に制限するものではない。例えば、コントローラ50は、外部装置から受信したデータ等に応じて、バイブレータ27、28を振動させる周波数の変更を変更してもよい。
例えば、コントローラ50は、モータ27R1、27L1、28R1、28L1に対して回転数を変更するための信号を出力できる。このように、コントローラ50は、バイブレータ27、28を振動させる周波数を変更する制御として、バイブレータ27、28のモータ27R1、27L1、28R1、28L1の回転数を変更する制御を行う。
コントローラ50は、機能要素として、取得部50aと、厚さ算出部50bと、基礎回転数特定部50cと、係数特定部50dと、回転数算出部50eと、バイブレータ制御部50fと、を備えている。本実施形態は、上述した機能要素について、説明の便宜のために区別されて示されているが、物理的に区別されている必要はなく、全体的に或いは部分的に共通のソフトウェアコンポーネント若しくはハードウェアコンポーネントで構成されていてもよい。
取得部50aは、各種センサからの測定情報を取得する。例えば、取得部50aは、前方監視装置51F、後方監視装置51B、右方監視装置51R、及び左方監視装置51Lから測定情報を取得する。
さらに、取得部50aは、サーマルカメラ56からサーモグラフィ画像を取得する。さらに、取得部50aは、速度センサ57からアスファルトフィニッシャの走行速度を示した速度情報を取得する。
厚さ算出部50bは、路面の新設舗装体NPの敷き均し厚さを算出する。本実施形態に係る厚さ算出部50bは、前方監視装置51Fからの測定情報で示された、アスファルトフィニッシャ100を基準とした路盤BSの表面のZ軸方向の距離と、後方監視装置51Bからの測定情報で示された、アスファルトフィニッシャ100を基準とした新設舗装体NPの表面のZ軸方向の距離と、に基づいて、新設舗装体(敷き均された舗装材)NPの敷き均し厚さ(路盤BSの表面から新設舗装体NPの表面までの鉛直方向の距離)を算出する。
図4は、新設舗装体NPの断面図であり、図1の一点鎖線L1を含む鉛直断面を+X側から見たときの状態を示した図である。
本実施形態においては、前方監視装置51Fは、アスファルトフィニッシャ100によって形成される前の路盤BSの表面の形状を計測できるように構成されている。
一方、後方監視装置51Bは、アスファルトフィニッシャ100によって形成された後の新設舗装体NPの表面の出来形を測定できるように構成されている。
本実施形態に係る厚さ算出部50bは、前方監視装置51Fからの測定情報で示されている局所座標系における座標を、基準座標系における座標に変換することで、路盤LBの表面上の各点に対応する基準座標系における各座標を特定する。
本実施形態に係る厚さ算出部50bは、後方監視装置51Bからの測定情報で示されている局所座標系における座標を、基準座標系における座標に変換することで、新設舗装体NPの表面上の各点に対応する基準座標系における各座標を特定する。
まず、厚さ算出部50bは、路面の幅方向の外側にある地物AP上の点を基準点R1として設定する。
本実施形態では、基準点R1は、新設舗装体NPを区切るL字型の縁石の上端に設定される。但し、地物APは、新設舗装体NPを区切るために使用される型枠であってもよい。また、縁石の上端から所定高さだけ鉛直上方にある点等、地物AP上にない空中の点を基準点R1としてもよい。
具体的には、厚さ算出部50bは、前方監視装置51F及び後方監視装置51Bの出力に基づいて縁石を検出し、アスファルトフィニッシャ100の後端から-X方向に所定距離だけ離れた位置にある、その縁石の上端を基準点R1として設定する。
その後、厚さ算出部50bは、基準点R1を通る、新設舗装体NPの幅方向(Y軸方向)に平行な線を仮想的な水糸VSとして設定する。仮想的な水糸VSは、典型的には、基準点R1を通る水平線である。
その後、厚さ算出部50bは、仮想的な水糸VSと新設舗装体NPの表面との間の鉛直距離を導き出す。本実施形態では、厚さ算出部50bは、仮想的な水糸VS上に19個の点P1~P19を等間隔に設定する。
厚さ算出部50bは、前方監視装置51Fの測定情報に基づいて、点P1~P19のそれぞれの真下に存在する、路盤BSの表面上の点T1~T19を特定する。具体的には、厚さ算出部50bは、前方監視装置51Fが出力する、路盤BSの表面上の各点と前方監視装置51Fとの間の距離、及び、前方監視装置51Fの姿勢に基づいて点T1~T19を特定する。
その後、厚さ算出部50bは、点P1と点T1との間の距離Db1を算出する。本実施形態に係る厚さ算出部50bは、点P1と前方監視装置51Fとの間の距離、及び、点T1と前方監視装置51Fとの間の距離に基づいて距離Da1を算出する。距離Da2~Da19についても同様である。
厚さ算出部50bは、後方監視装置51Bの測定情報に基づいて、点P1~P19のそれぞれの真下に存在する、新設舗装体NPの表面上の点Q1~Q19を特定する。具体的には、厚さ算出部50bは、後方監視装置51Bが出力する、新設舗装体NPの表面上の各点と後方監視装置51Bとの間の距離、及び、後方監視装置51Bの姿勢に基づいて点Q1~Q19を特定する。
その後、厚さ算出部50bは、点P1と点Q1との間の距離Da1を算出する。本実施形態に係る厚さ算出部50bは、点P1と前方監視装置51Fとの間の距離、及び、点Q1と前方監視装置51Fとの間の距離に基づいて距離Da1を算出する。距離Da2~Da19についても同様である。
厚さ算出部50bは、距離Da1~Da19及び距離Db1~Db19に基づいて、新設舗装体NPの厚さD1~D19を算出する。
具体的には、厚さ算出部50bは、距離Da1から距離Db1を減算して、新設舗装体NPの厚さD1を算出する。厚さD1~D19についても同様である。
仮想的な水糸VS上に設定される点は、不等間隔に配置されてもよい。また、点の数は、19個未満であってもよく、20個以上であってもよい。
厚さ算出部50bは、厚さD1~D19に基づいて、新設舗装体NPの敷き均し厚さの平均値を算出する。また、厚さ算出部50bは、厚さD1~D19に基づいて、新設舗装体NPの表面の凹凸として算出してもよい。
本実施形態に係る厚さ算出部50bは、施工中、すなわち、アスファルトフィニッシャ100の前進中に、所定時間毎に、新設舗装体NPの敷き均し厚さの算出を行う。なお、所定時間は、実施対応に応じて定められれば良い。
本実施形態においては、前方監視装置51F及び後方監視装置51Bの測定情報に基づいて新設舗装体NPの形成前後に基づいて、新設舗装体NPの敷き均し厚さを算出する例について説明した。
しかしながら、本実施形態は、新設舗装体NPの敷き均し厚さの算出手法の一例を示したもので、他の手法を用いてもよい。例えば、空間認識装置51の代わりに、超音波センサを用いてもよい。変形例としては、複数の超音波センサを利用することが考えられる。
例えば、複数の超音波センサが設けられた板状部材を、アスファルトフィニッシャ100に設けてもよい。当該板状部材の長手方向は、アスファルトフィニッシャ100の進行方向に対応する。当該板状部材には、新設舗装体NPの形成前の路盤BSの表面までの距離を計測するための第1の超音波センサと、新設舗装体NPの形成後の新設舗装体NPの表面までの距離を計測するための第2の超音波センサと、を備える。
そして、変形例に係る厚さ算出部50bは、第1の超音波センサが計測した路盤BSの表面までの距離と、第2の超音波センサが計測した新設舗装体NPの表面までの距離と、に基づいて、新設舗装体NPの敷き均し厚さを算出する。
新設舗装体NPの敷き均し厚さを計測するための他の手法を用いてもよい。さらなる変形例としては、アスファルトフィニッシャ100には、新設舗装体NPの厚さ計測装置を備えてもよい。
変形例に係る新設舗装体NPの厚さ計測装置は、新設舗装体NPの表面で反射する超音波と、路盤BSの表面で反射する超音波と、を出力することで、新設舗装体NPの表面と路盤BSの表面との差を、新設舗装体NPの敷き均し厚さを算出してもよい。変形例に係る厚さ算出部50bは、厚さ計測装置からの情報によって、新設舗装体NPの敷き均し厚さを取得する。
基礎回転数特定部50cは、厚さ算出部50bによって算出された、新設舗装体NPの敷き均し厚さを取得し、新設舗装体NPの敷き均し厚さに基づいて、バイブレータ27、28内部のモータの基礎となる回転数(以下、基礎回転数と称する)を特定する。本実施形態では、基礎回転数を特定するために、基本回転数情報記憶部55aを用いる。
図5は、本実施形態に係る基本回転数情報記憶部55aが保持する対応関係を概念的に示した図である。図5に示される例では、横軸が舗装厚(新設舗装体NPの敷き均し厚さ)とし、縦軸が基礎回転数とする。図5で示される例では、舗装厚に対応する基礎回転数を線1501で示している。
図3に戻り、基礎回転数特定部50cは、基本回転数情報記憶部55aを参照して、取得した新設舗装体NPの敷き均し厚さに対応する、基礎回転数Rbを特定する。
係数特定部50dは、取得部50aが取得した各種センサからの測定情報に基づいて、基礎回転数を調整するための係数を算出する。
例えば、アスファルトフィニッシャ100が、新設舗装体NPとして形成される舗装材を締め固める際に、舗装材に含まれる砕石のサイズによって、バイブレータ27、28による締固めの度合いが変化する。そこで、コントローラ50は、砕石のサイズに基づいて、バイブレータ27、28内部のモータの回転数を変更する制御を行う。具体的には、係数特定部50dが、舗装材に含まれている砕石のサイズを取得し、取得したサイズに基づいて、基礎回転数を調整するための係数Ksを特定する。
本実施形態に係る係数特定部50dは、前方監視装置51Fの測定情報に基づいて、舗装材に含まれている砕石の最大サイズを特定する。つまり、係数特定部50dは、前方監視装置51Fの監視対象に存在する舗装材に含まれる砕石のうち最大サイズを特定する。
係数特定部50dは、砕石サイズ対応係数記憶部55bを参照して、特定された砕石の最大サイズに対応する係数Ksを特定する。
図6は、本実施形態に係る舗装材に用いられる砕石サイズ対応係数記憶部55bのテーブル構造を例示した図である。図6に示されるテーブル構造の例では、舗装材に含まれている砕石の最大サイズと、係数Ksと、の対応関係を保持していることを示している。例えば、砕石の最大サイズが"0~10"mmの場合に係数Ksが"0.9"になることを示し、最大サイズが"10~13"mmの場合に係数Ksが"1"になることを示し、最大サイズが"13~20"mmの場合に係数Ksが"1.1"になることを示し、最大サイズが"20~"mmの場合に係数Ksが"1.2"になることを示している。
なお、図6で示される砕石の最大サイズ、及び係数Ksの対応関係は一例を示したものであって、図6に示された例以外の対応関係で係数Ksを特定してもよい。また、本実施形態では、砕石のサイズに対応する係数の一例として、砕石の最大サイズに基づいて係数Ksを特定する例について説明した。しかしながら、本実施形態は、砕石のサイズに対応する係数を、砕石の最大サイズに対応する係数Ksに制限するものではない。つまり、砕石のサイズに基づいて特定される係数であれば、回転数の調整に用いてよく、舗装材に含まれている砕石の平均サイズに対応する係数を特定してもよい。
本実施形態では、前方監視装置51Fの測定情報に基づいて砕石のサイズを特定する例について説明した。しかしながら、本実施形態は、砕石のサイズの特定に用いる情報を測定情報に制限するものではない。例えば、アスファルトフィニッシャ100で利用される舗装材は、施工計画によって定められている。このため、係数特定部50dは、無線通信等を用いて、施工計画を管理している管理サーバ又はダンプトラック等から、舗装材に含まれている砕石のサイズに関する情報を取得してもよい。
アスファルトフィニッシャ100が舗装材を締め固める際に、舗装材の温度によって、バイブレータ27、28による締固めの度合いが変化する。そこで、本実施形態に係るコントローラ50は、舗装材の温度に基づいて、バイブレータ27、28内部のモータの回転数を変更する制御を行う。具体的には、係数特定部50dが、サーモグラフィ画像から舗装材の温度を取得し、取得した温度に基づいて、基礎回転数を調整するための係数Ktを特定する。
本実施形態に係る係数特定部50dは、サーマルカメラ56のサーモグラフィ画像に基づいて、舗装材の温度を特定する。特定される温度は、舗装材の平均温度でもよいし、舗装材の最大温度でもよい。
ところで、アスファルトフィニッシャ100に利用される舗装材は複数種類存在する。舗装材の種類は、例えば、舗装材(アスファルト)に含まれている添加剤の種類に違いがある。添加剤は、舗装材の粘度や硬さに関係している。このため、舗装材の種類によって、温度に対応する、舗装材の粘度又は硬さが異なる。そこで、本実施形態では、舗装材の種類ごとに、温度に対応する係数Ktを異ならせる。
そして、本実施形態に係る係数特定部50dは、舗装材の種類を取得する。舗装材の種類の取得手法は、どのような手法を用いてもよい。例えば、係数特定部50dが、無線通信等を用いて、施工計画を管理している管理サーバ又はダンプトラック等から、舗装材の種類に関する情報を取得してもよい。
そして、係数特定部50dは、温度対応係数記憶部55cを参照して、舗装材の種類、及び舗装材の温度に対応する、係数Ktを特定する。
図7は、本実施形態に係る舗装材の温度対応係数記憶部55cのテーブル構造を例示した図である。図7に示されるテーブル構造の例は、舗装材Aについて、舗装材の温度と、係数Ktとの対応関係を保持していることを示している。例えば、舗装材の温度が"100"℃以下の場合に係数Ktが"1.2"になることを示し、舗装材の温度が"100~120"℃の場合に係数Ktが"1.1"になることを示し、舗装材の温度が"120~140"℃の場合に係数Ktが"1"になることを示し、舗装材の温度が"140~160"℃の場合に係数Ktが"1"になることを示し、舗装材の温度が"160"℃以上の場合に係数Ktが"1"になることを示している。
温度対応係数記憶部55cには、アスファルトフィニッシャ100が利用する舗装材の種類(例えば、舗装材A、舗装材B、及び舗装材C)の各々について対応関係を記憶している。なお、舗装材A以外の対応関係は、温度に対応付けられた係数のみ異なるものとして説明を省略する。
また、アスファルトフィニッシャ100は舗装対象となる路面の幅に応じて伸縮スクリード31の伸縮制御が行われる。スクリード3の車幅方向の長さに応じて、締固めの度合いを調整するのが好ましい。そこで、本実施形態に係るコントローラ50は、スクリード3の車幅方向の長さに基づいて、バイブレータ27、28内部のモータの回転数を変更する制御を行う。具体的には、係数特定部50dが、右方監視装置51R、及び左方監視装置51Lの測定情報から、スクリード3の車幅方向の長さを取得し、取得した長さに基づいて、基礎回転数を調整するための係数Klを特定する。
本実施形態に係る係数特定部50dは、右方監視装置51R、及び左方監視装置51Lの測定情報に検出されている伸縮スクリード31の遠端部に基づいて、スクリード3の長さを特定する。右方監視装置51R、及び左方監視装置51Lの監視範囲には、伸縮スクリード31の遠端部が含まれている。このため、右方監視装置51R、及び左方監視装置51Lの計測情報には、右方監視装置51R、及び左方監視装置51Lの各々から、伸縮スクリード31の遠端部までの距離が含まれている。したがって、係数特定部50dは、伸縮スクリード31の長さを特定できる。
そして、係数特定部50dは、舗装幅対応係数記憶部55dを参照して、スクリード3の長さに対応する、係数Klを特定する。
図8は、本実施形態に係る舗装幅対応係数記憶部55dのテーブル構造を例示した図である。図8に示されるテーブル構造の例は、スクリード3の長さと、係数Klとの対応関係を保持していることを示している。例えば、スクリード3の基本幅~伸縮スクリード31の長さが伸長可能な長さのうち25%までの範囲内の場合に係数Klが"1"になることを示し、伸縮スクリード31の長さが伸長可能な長さのうち"25%~50%"の範囲内の場合に係数Klが"1.03"になることを示し、伸縮スクリード31の長さが伸長可能な長さのうち"50%~75%"の範囲内の場合に係数Klが"1.06"になることを示し、伸縮スクリード31の長さが伸長可能な長さのうち"75%~最大幅"の範囲内の場合に係数Klが"1.1"になることを示している。本実施形態は、スクリード3の長さを"%"で示した例について説明するが、スクリード3の実際の長さ(単位:メートル)等と係数との対応関係を保持してもよい。
なお、本実施形態は、右方監視装置51R、及び左方監視装置51Lの測定情報に検出されている伸縮スクリード31の遠端部に基づいて、スクリード3の長さを特定する例について説明した。本実施形態は、スクリード3の長さを特定する手法を、右方監視装置51R、及び左方監視装置51Lの検出結果を用いる手法に制限するものではない。例えば、伸縮スクリード31を伸縮させるスクリード伸縮シリンダに設けられた(図示しない)ストロークセンサの検出結果に基づいて、スクリード3の長さを特定してもよい。
他の例としては、伸縮スクリード31の遠端部にGPSモジュールを設置してもよい。そして、係数特定部50dは、伸縮スクリード31の遠端部のGPSモジュールから受信した位置情報に基づいて、スクリード3の長さを特定してもよい。さらには、伸縮スクリード31の遠端部にレーザセンサを設置してもよい。そして、レーザセンサが、路面の幅方向の外側にある地物APまでの距離を測定し、係数特定部50dは、路面の幅と、地物APまでの距離と、に基づいて、スクリード3の長さを特定してもよい。なお、スクリード3の長さを特定した後の係数Klの特定する手法は、同様とする。本実施形態においては、コントローラ50が、施工対象である路面の幅が変化した場合に、当該路面の幅に応じて調整されたスクリードの長さに応じて係数Klを調整する。したがって、路面の幅が変化した場合であっても、敷き均された舗装材に対して適切な締固めを行うことができる。したがって、敷き均された舗装材の品質を向上させることができる。
また、アスファルトフィニッシャ100は路面の状況等に基づいて移動速度の制御が行われる。アスファルトフィニッシャ100の移動速度が変化した場合には、移動速度に応じて、バイブレータ27、28が振動する周波数を変化させるのが好ましい。そこで、本実施形態に係るコントローラ50は、トラクタ1の移動速度に基づいて、バイブレータ27、28内部のモータの回転数を変更する制御を行う。具体的には、係数特定部50dが、速度センサ57からトラクタ1の移動速度を取得し、取得した移動速度に基づいて、基礎回転数を調整するための係数Kvを特定する。
本実施形態に係る係数特定部50dは、速度センサ57から、トラクタ1の移動速度を取得する。
そして、係数特定部50dは、舗装速度対応係数記憶部55eを参照して、移動速度に対応する、係数Kvを特定する。
図9は、本実施形態に係る舗装速度対応係数記憶部55eのテーブル構造を例示した図である。図9に示されるテーブル構造の例は、移動速度と、係数Kvとの対応関係を保持していることを示している。例えば、移動速度が"3.0"m/min以下の場合に係数Kvが"1"になることを示し、移動速度が"3.0~7.0"m/minの場合に係数Kvが"1.03"になることを示し、移動速度が"7.0~10.0"m/minの場合に係数Kvが"1.06"になることを示し、伸長"10"m/min以上の場合に係数Kvが"1.1"になることを示している。本実施形態においては、コントローラ50が、施工対象である路面の状況に応じてトラクタ1の移動速度が変化した場合に、移動速度に応じて係数Kvを調整する。したがって、路面の状況に応じてトラクタ1の移動速度が変化した場合であっても、敷き均された舗装材に対して適切な締固めを行うことができる。したがって、敷き均された舗装材の品質を向上させることができる。
回転数算出部50eは、基礎回転数特定部50cにより特定された基礎回転数Rbと、係数特定部50dにより特定された係数Ks、Kt、Kl、Kvと、に基づいて、バイブレータ27、28内部のモータの回転数Rを算出する。本実施形態では、以下に示す式(1)から算出する。
R=Rb×Ks×Kt×Kl×Kv……(1)
回転数算出部50eが回転数Rを算出する際に、係数Ks、Kt、Kl、Kvのうち少なくとも一つ以上について係数特定部50dによって特定できなかった場合、特定できなかった係数(係数Ks、Kt、Kl、又はKv)を"1"として、回転数Rを算出する。
また、厚さ算出部50bが舗装材の敷き均し厚さを算出できなかった場合、基礎回転数特定部50cも基礎回転数を特定できない。この場合、回転数算出部50eは、回転数R="2000"rpmと定める。なお、基礎回転数を特定できない場合の回転数Rは一例を示したものであって、任意の値に変更してもよい。また、舗装材の敷き均し厚さを算出できない場合に回転数Rを定める手法は一例として示したものであって、回転数Rの代わりに基礎回転数Rbを定めてもよい。
回転数算出部50eによる回転数Rの算出は、所定時間毎に行う。換言すれば、所定時間毎に、アスファルトフィニッシャ100が施工している状況に応じて、バイブレータ27、28を振動させる周波数が変更される。このため、回転数Rの算出に用いられる係数Ks、Kt、Kl、Kv及び基礎回転数Rbも所定時間毎に特定される。このように、本実施形態においては、バイブレータ27、28を振動させる周波数の変更を、所定時間毎に行うが、所定時間毎に行う手法に制限するものではなく、所定の間隔毎、例えば所定の距離ごとに行われてもよい。本実施形態では、所定の間隔毎に周波数の変更を行うことで、アスファルトフィニッシャ100、路面、及び舗装材のうち少なくとも一つ以上の状況に応じた締固めを実現できる。したがって、敷き均された舗装材の品質を向上させることができる。
なお、振動させる周波数を変更する所定の間隔(例えば所定の時間、所定の距離)は、操作者が設定可能としてもよい。操作者が所定の間隔を調整することで、路面等の状況に応じた、振動させる周波数の設定を容易に実現できる。
バイブレータ制御部50fは、回転数算出部50eにより算出された回転数Rで、内部のモータを回転させるよう、バイブレータ27、28を制御する。
(変形例)
上述した実施形態は、係数特定部50dにより特定される係数の一例を示したものであって、バイブレータ27、28を振動させるために、他の係数を用いてもよい。そこで、変形例では、舗装材に含まれている材料に基づいて、バイブレータ27、28を振動させる周波数を変更する例について説明する。
係数特定部50dは、上述した実施形態と同様に、係数Ks、Kl、Kvを特定する。さらに、本変形例に係る係数特定部50dは、係数Kkを特定する。また、本変形例に係る係数特定部50dは、上述した実施形態と異なる手法で、舗装材の温度に対応する係数Kt'を特定する。
アスファルトフィニッシャ100が舗装材を締め固める際に、舗装材の種類によって、バイブレータ27、28による締固めの度合いが変化する。そこで、本変形例に係るコントローラ50は、舗装材の種類に基づいて、バイブレータ27、28内部のモータの回転数を変更する制御を行う。具体的には、係数特定部50dが、舗装材の種類を取得し、取得した種類に基づいて、基礎回転数を調整するための係数Kkを特定する。
舗装材の種類とは、上述したような、舗装材(アスファルト)に含まれている添加剤の種類等の違いとする。
本変形例に係る係数特定部50dは、舗装材の種類を取得する。舗装材の種類の取得手法は、どのような手法を用いてもよい。例えば、係数特定部50dが、無線通信等を用いて、施工計画を管理している管理サーバ又はダンプトラック等から、舗装材の種類に関する情報を取得してもよい。
そして、係数特定部50dは、(図示しない)種類対応係数記憶部を参照して、舗装材の種類に対応する、係数Kkを特定する。種類対応係数記憶部は、舗装材の種類と、係数Kkを示す数値とが対応付けられている。
また、係数特定部50dは、サーマルカメラ56によるサーモグラフィ画像から舗装材の温度を取得し、取得した温度に基づいて、基礎回転数を調整するための係数Kt'を特定する。
本変形例に係る温度対応係数記憶部55cには、舗装材の温度と、係数Kt'との対応関係を保持している。本変形例に係る温度対応係数記憶部55cは、上述した実施形態のように、舗装材の種類ごとに対応関係を保持するのではなく、舗装材の種類に関係なく、舗装材の温度と、係数Kt'との対応関係を保持している。つまり、本変形例では、舗装材の種類に対応する回転数の調整は係数Kkで行うので、係数Kt'の特定では、舗装材の種類を考慮する必要がない。
回転数算出部50eは、基礎回転数特定部50cにより特定された基礎回転数Rbと、係数特定部50dにより特定された係数Ks、Kt、Kl、Kv、Kk、Kt'と、に基づいて、バイブレータ27、28内部のモータの回転数Rを算出する。本実施形態では、以下に示す式(2)から算出する。
R=Rb×Ks×Kk×Kt'×Kl×Kv……(2)
係数Ks、Kk、Kt、Kl、Kvのうち少なくとも一つ以上について係数特定部50dによって特定できなかった場合、及び厚さ算出部50bが舗装材の敷き均し厚さを算出できなかった場合に行われる処理は、上述した実施形態と同様とする。
上述した実施形態及び変形例では、バイブレータ27、28を振動させる周波数を調整するための係数の一例を示している。バイブレータ27、28を振動させる周波数を調整するために他の係数を用いてもよい。さらには、バイブレータ27、28を振動させる周波数を調整する際の係数として、上述した実施形態及び変形例で示した係数を全て用いる手法に制限するものではなく、少なくとも一つ以上の係数を用いればよい。
<作用>
上述した実施形態及び変形例に係るアスファルトフィニッシャ100においては、バイブレータ27、28が振動する周波数が、施工中の状況に応じて切り替えられる。したがって、操作者は、バイブレータ27、28が振動する周波数を切り替える必要がなくなるので、負担を軽減することができる。
さらには、バイブレータ27、28が振動する周波数が、施工中の状況に応じて切り替えられるので、路面の締固めを適切に行うことができる。したがって、バイブレータ27、28が振動する周波数を適切な周波数に調整する操作が不要となるので、仮に操作者の技術が未熟であったとしても、路面の施工を適切に行うことができる。
また、上述した実施形態及び変形例に係るアスファルトフィニッシャ100においては、施工中に変化する舗装厚、路面の幅、移動速度、舗装材の温度に対応して、バイブレータ27、28の振動する周波数を変更している。これにより、現在の状況に応じた、バイブレータ27、28の振動する周波数に応じた施工が行われるので、適切な締固めを実現できる。したがって、舗装材が均一な密度の路面を形成できる。
均一な密度で舗装材が敷き均されるので、アスファルトフィニッシャ100の後工程であるローラによる転圧作業が容易になる。換言すれば、路面に含まれる各領域について定められた回数を踏むという、各領域について均等に作業を行えばよいので、作業負担を軽減できる。
また、施工状況に応じてバイブレータ27、28を振動させる周波数を変更するので、舗装材が均一な密度で形成されるので、路面の進行方向及び車幅方向(横断方向)の各々において、平坦性を向上させることができる。さらには、路面の進行方向及び車幅方向(横断方向)の各々において、舗装材の密度のばらつきが抑制されるので、路面の品質の向上を実現できる。さらには、舗装面の長寿命化を実現できる。
さらには、上述した実施形態及び変形例に係るアスファルトフィニッシャ100においては、今回の施工で用いられる舗装材の種類、及び舗装材に含まれる砕石のサイズに対応して、バイブレータ27、28の振動する周波数が調整される。したがって、施工に用いられる舗装材に応じた締固めを実現できる。
以上、アスファルトフィニッシャの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態、及び変形例等に限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、および組み合わせが可能である。それらについても当然に本発明の技術的範囲に属する。
100 アスファルトフィニッシャ
27、28 バイブレータ
30 メインスクリード
31 伸縮スクリード
51F 前方監視装置
51B 後方監視装置
51R 右方監視装置
51L 左方監視装置
55 記憶媒体
55a 基本回転数情報記憶部
55b 砕石サイズ対応係数記憶部
55c 温度対応係数記憶部
55d 舗装幅対応係数記憶部
55e 舗装速度対応係数記憶部
56 サーマルカメラ
57 速度センサ
50 コントローラ
50a 取得部
50b 厚さ算出部
50c 基礎回転数特定部
50d 係数特定部
50e 回転数算出部
50f バイブレータ制御部

Claims (6)

  1. トラクタと、
    前記トラクタの前側に設置されたホッパと、
    前記ホッパ内の舗装材を前記トラクタの後側へ搬送するコンベアと、
    前記コンベアによって搬送されて路面上に撒かれた舗装材を車幅方向に敷き拡げるスクリュと、
    前記スクリュによって敷き拡げられた舗装材を前記スクリュの後側で敷き均すスクリード装置と、
    前記スクリード装置を振動させるバイブレータと、を備え、
    前記路面に前記舗装材を敷き均す施工が行われている間に、前記バイブレータを振動させる周波数を変更する制御を行うように構成されている、
    アスファルトフィニッシャ。
  2. 前記路面に敷き均された前記舗装材の状況を取得し、取得した前記状況に基づいて、前記周波数を変更する制御を行うように構成されている、
    請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
  3. 前記路面に敷き均された前記舗装材の前記状況として、前記舗装材の敷き均し厚さ、前記舗装材に含まれている砕石のサイズ、前記舗装材の温度、及び前記舗装材の種類のうち少なくとも一つ以上を取得するように構成されている、
    請求項2に記載のアスファルトフィニッシャ。
  4. 前記スクリード装置は、前記アスファルトフィニッシャの車幅方向に伸縮可能な伸縮スクリード装置を含み、
    前記伸縮スクリード装置を含む前記スクリード装置の車幅方向の長さを取得し、取得した前記長さに基づいて、前記周波数を変更する制御を行うように構成されている、
    請求項1又は2に記載のアスファルトフィニッシャ。
  5. 前記トラクタによる移動速度を取得し、取得した前記移動速度に基づいて、前記周波数を変更する制御を行うように構成されている、
    請求項1又は2に記載のアスファルトフィニッシャ。
  6. 前記バイブレータを振動させる前記周波数の変更は、前記路面に前記舗装材を敷き均す施工が行われている間に所定の間隔毎に行われる、
    請求項1又は2に記載のアスファルトフィニッシャ。
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