JP2024071823A - 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】追尾対象者を見失うことなく画角制御ができる情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置において、撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出手段と、前記画像に対して所定の領域および前記所定の領域よりも小さい退出判定領域を設定する設定手段と、前記対象物が前記退出判定領域から退出したか否かに基づき退出判定を行う判定手段と、前記判定手段によって判定された結果に応じて前記撮像手段の撮影範囲を制御する制御手段と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、追尾をするための情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラムに関するものである。
近年、リモートカメラにおいて、講義やスポーツシーンなど動きのあるシーンを自動撮影するニーズが高まっている。その自動撮影を実現する技術として追尾対象者の動きに合わせてパン・チルト・ズーム(以後、PTZと呼ぶ)操作を行う事で画角を調整し、追尾対象者を画角内に収める技術が知られている。
又、例えば講義のユースシーンでは板書やスライドを講師が説明しているときに、講師とともにそれら説明対象も画面内に収めたい場合がある。その際に講師の説明動作や立ち位置の移動に合わせて画角を制御すると背後の板書やスライドの文字が見えにくくなってしまう。
これを防ぐために、追尾対象者が特定領域に侵入したら画角を固定し、領域外に出たら構図設定(画面内のどの位置に対象を表示するか、画面内にどれくらいの大きさで対象を表示するかの設定)に従って画角制御することが考えられる。
特開2021-148646号公報
一方、特許文献1では、対象者の端末装置の位置の誤差範囲に応じて、誤差範囲とは異なる大きさの出判定領域を設定し、監視領域と出判定領域との重複関係によって監視領域に対する退出を判定する構成が記載されている。しかし、撮影画角全体において対象者の退出判定を行うと、対象者が画角から完全に出ないと退出判定ができない。よって、追尾対象者が特定領域に侵入したら画角を固定し、領域外に出たら構図設定に従って画角制御する場合、判定が完了する前に追尾対象が画面から見失われ追尾ができなくなるという問題がある。
本発明の目的の一つは、追尾対象者を見失うことなく画角制御ができる情報処理装置を提供することにある。
本発明の1つの側面の情報処理装置は、
撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出手段と、
前記画像に対して所定の領域および前記所定の領域よりも小さい退出判定領域を設定する設定手段と、
前記対象物が前記退出判定領域から退出したか否かに基づき退出判定を行う判定手段と、
前記判定手段によって判定された結果に応じて前記撮像手段の撮影範囲を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、追尾対象者を見失うことなく画角制御ができる情報処理装置を実現できる。
本発明の実施形態1に係る自動撮影システムの機能ブロック図である。 (A)、(B)は、本発明の実施形態1に係る構図設定を説明するための図である。 (A)~(D)は、追尾対象者が所定の領域へ侵入したときに画角を所定の領域へ移動して固定し、所定の領域から退出したときに固定画角を解除して、構図設定に従って画角制御を行う例を説明する図である。 (A)、(B)は、本発明の実施形態1に係る領域設定内の侵入判定領域と退出判定領域、構図設定について説明した図である。 本発明の実施形態1において、追尾対象者が領域設定内の侵入判定領域の内側に侵入した例を説明するための図である。 本発明の実施形態1において追尾対象者が領域設定内にとどまっていることを表す図である。 本発明の実施形態1において追尾対象者が領域設定内の退出判定領域の外側に出て退出した様子を表す図である。 本発明の実施形態1に係る自動撮影システムの処理手順を示すフローチャートである。 図8の続きの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る自動撮影システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態2において追尾対象者の顔が小さいときに退出判定領域と侵入判定領域の大きさを決める様子を表す図である。 本発明の実施形態2において追尾対象者の顔が大きいときに退出判定領域と侵入判定領域の大きさを決める様子を表す図である。 本発明の実施形態3に係る自動撮影システムの処理手順を示すフローチャートである。 図13の続きの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る自動撮影システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態3に係る領域設定が重なった領域を追尾対象者が移動した場合の領域内外判定の様子を説明する図である。 本発明の実施形態3に係る自動撮影システムの処理手順を示すフローチャートである。 図17の続きの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4に係る自動撮影システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態4に係る自動撮影システムの処理手順を示すフローチャートである。 図20の続きの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4に係る追尾対象者が領域から退出したと判定されたときに、領域侵入時に記録していたズーム倍率と構図設定に従って画角制御することを説明した図である。 撮像装置のハードウェア構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、各図において、同一の部材または要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る自動撮影システムA1000の構成例について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る自動撮影システムの機能ブロック図である。
尚、図1に示される機能ブロックの一部は、自動撮影システムに含まれる不図示のコンピュータとしてのCPU等に、不図示の記憶媒体としてのメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行させることによって実現されている。
しかし、それらの一部又は全部をハードウェアで実現するようにしても構わない。ハードウェアとしては、専用回路(ASIC)やプロセッサ(リコンフィギュラブルプロセッサ、DSP)などを用いることができる。
又、図1に示される夫々の機能ブロックは、同じ筐体に内蔵されていなくても良く、互いに信号路を介して接続された別々の装置により構成しても良い。尚、図1に関する上記の説明は、図10、図15、図19についても同様に当てはまる。
本実施形態の自動撮影システムA1000は、映像取得装置A1001、PTZ駆動装置A1003、情報処理装置A1004を含む撮像装置A1020、外部装置A1014を有している。
撮像装置A1020と外部装置A1014はネットワークを介して接続されていている。
また、撮像装置A1020と外部装置A1014はビデオインターフェースを介して接続されていてもよい。
本実施形態の撮像装置A1020は、映像取得装置A1001から取得した映像とユーザ入力取得部A1002から取得した追尾設定に基づいて所定の対象物の追尾処理を行う。そして、追尾対象を画角から外さないようにPTZ駆動装置A1003を用いて画角制御を行う。
尚、本実施形態においては、追尾を行うための所定の対象物は人体であり、特に人体の顔である。従って人体又は人体の顔を自動的に追尾する。しかし、追尾を行うための所定の対象物は人体に限定されず動物であっても良い。或いは対象物は自動車、飛行機、列車、船舶等の移動体であっても良く、本実施形態における対象物はそれらの動物その他の移動体を含む。
そして画角制御を行う際に、追尾対象が所定の領域(設定された領域)の内部にいるか否かの判定を行い、所定の領域内にいる時と所定の領域外にいる時とで画角制御を切り替える。又、撮影結果を外部装置A1014に表示する。尚、外部装置A1014は例えば液晶ディスプレー等の表示素子を含むPC端末等である。
映像取得装置A1001は、周囲を撮影して撮影映像を生成する装置であり、撮像手段としてのカメラ等により構成される。映像取得装置A1001は撮像された映像情報を情報処理装置A1004の顔検出部A1006と映像出力部A1013へ出力する。
ユーザ入力取得部A1002は、ユーザによる追尾設定を取得する部分である。ユーザ入力取得部A1002は、図示しないWebブラウザ等で動作するGUI(Graphical User Interface)等により構成される外部装置A1014から設定を取得する。ユーザ入力取得部A1002はユーザにより入力された追尾設定を追尾設定部A1007へ出力する。
尚、ユーザ入力取得部A1002は、画像に対して所定の領域や構図を設定する設定手段として機能している。ここで、構図とは、画面内に追尾対象者を表示する位置と表示するサイズを表す。即ち、ユーザ入力取得部A1002は、画像における対象物の表示位置と表示サイズ等の構図を設定可能である。
尚、設定手段はユーザが画像に対して所定の領域や構図を設定する例に限定されず、画像認識等により検出された被写体の特性(形状、大きさ、速度、加速度)等に応じて、或いは初期設定により所定の領域や構図を設定しても良い。又、設定手段は、画像に対して所定の領域や、所定の領域よりも小さい退出判定領域や、退出判定領域より小さい侵入判定領域を設定可能である。
PTZ駆動装置A1003は、画角を変更する装置であり、パン・チルト・ズーム制御を行うためのモーターなどの駆動装置により構成されと共に、画角操作部A1012から入力されたPTZ制御値に基づいてPTZ駆動する。尚、本実施形態におけるPTZ駆動装置A1003は、パン、チルト、ズームの3つの駆動のうちの少なくとも1つが可能であれば良い。
情報処理装置A1004は、画像解析処理や判定処理などを行う。情報処理装置A1004は、入力された映像を用いて検出した顔の座標と、ユーザにより入力された構図設定(画面内に追尾対象者を表示する位置と表示するサイズ等に関する設定)に基づいて追尾処理を行う。
又、ユーザにより入力された領域(所定の領域)の内部に追尾対象者がいる場合には、その領域に画角を移動した上で画角を固定し、所定の領域から退出すると構図設定に基づいた画角制御を行うように、追尾対象者の位置に応じて画角制御を切り替える。
即ち、対象物が、設定された所定の領域の外部に存在する(所定の領域の内部に存在しない)と判定した場合には、その対象物が、設定手段で設定した構図(画面内の表示位置及び表示サイズ等)となるようにPTZ駆動部を用いて撮影範囲(画角)を制御する。
情報処理装置A1004は、映像取得部A1005、顔検出部A1006、追尾設定部A1007、追尾設定記録部A1008、追尾処理部A1009、領域内外判定部A1010、画角操作計算部A1011有している。更に又、情報処理装置A1004は、画角操作部A1012、映像出力部A1013を有している。映像取得部A1005は取得した映像を顔検出部A1006と映像出力部A1013へ出力する。
顔検出部A1006は、映像取得部A1005を介して入力された映像情報に基づき画像認識をすることで、映像中の人体の顔検出処理を行う。尚、顔の検出処理はテンプレートマッチング法や意味的領域分割法等、顔が検出できるものであれば、どんな方法を用いても良い。
テンプレートマッチング法や意味的領域分割法については公知の技術であるため、詳細な説明は省略する。尚、顔検出部A1006は、撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出手段として機能している。又、前述のように、検出される対象物は人体やその顔に限定されず、動物やその顔や移動体であっても良い。顔検出部A1006は各映像情報から検出した顔の座標を追尾処理部A1009へ出力する。
追尾設定部A1007は、ユーザ入力取得部A1002から追尾設定を入力されたときに、その追尾設定を反映し、追尾設定記録部A1008へ出力する。本実施形態では追尾設定は、領域設定、構図設定の2種類とするが、それ以外にも追尾感度設定等を設定しても良い。構図設定について図2(A)、(B)を用いて説明する。
図2(A)、(B)は、本発明の実施形態1に係る構図設定を説明するための図である。構図設定とは、追尾対象者が画面内を移動しても特定の位置にとらえ続け、又、追尾対象者の画面内のサイズが変化した場合でも特定のサイズに維持し続けるようにするための画面内での位置とサイズ等を設定するものである。
図2(A)、(B)は、夫々異なる構図設定の例を示した図であり、D001とD002は夫々構図設定のイメージ図である。P001,P003は追尾対象を表示する位置を表し、P002、P004は追尾対象を表示するサイズを表している。D001では追尾対象が画面中心にくるような構図とし、サイズは追尾対象の上半身が画面に収まるような構図設定を表している。
D002では追尾対象が画面右上にくるような構図とし、サイズは追尾対象の全身が画面に収まるような構図設定を表している。領域設定と画角制御の切り替えについて図3を用いて説明する。
図3(A)~(D)は、追尾対象者が所定の領域へ侵入したときに画角を所定の領域へ移動して固定し、所定の領域から退出したときに固定画角を解除して、構図設定に従って画角制御を行う例を説明する図である。
画面D101、D102、D103は、所定の領域(ユーザが予め設定した領域)P103の内部に追尾対象者が侵入したときの画角の例を示している。画面D101では追尾対象者が位置P101から位置P102へ移動した状態を示しており、位置P102は所定の領域(ユーザが予め設定した領域)P103の内部にある。
このとき、画面D101の画角を所定の領域P103に合わせるように変更したものが画面D102である。追尾対象者が領域P103の内部に侵入している間は追尾対象者が領域P103の内部を移動しても画角を固定する。この様子を表しているのが画面D103である。この領域P103の内部で追尾対象者が位置P102から位置P104へ移動しても撮影方向は移動せず撮影サイズも変化しない。つまり、画角が変化しない。
このように、対象物としての追尾対象者が、設定された所定の領域の内部に存在する(侵入判定領域に侵入した)と判定した場合は撮影範囲に上記の所定の領域が含まれるように撮影範囲(撮影画角)をPTZ駆動装置により制御する。更に、その場合には、撮影範囲を上記の所定の領域に対応した位置及び大きさとなるように撮影範囲(撮影画角)をPTZ駆動装置により制御している。
追尾対象者が領域P103の外部へ退出すると画角の固定が解除され追尾対象者を捕捉するために画角を広げる。この様子を表しているのが画面D104である。追尾対象者が位置P104から領域P103の外部である位置P105へ移動したことによって、撮影画角が領域P103に対応する画角から広げられると共に、位置P105に合わせて移動し画面D104の状態に変化する。
追尾設定部A1007は、上記のような領域設定と構図設定を追尾設定として領域内外判定部A1010と画角操作計算部A1011へ出力する。追尾設定記録部A1008は、追尾設定部A1007から入力された追尾設定を記録する。また追尾設定部A1007に対して記録した追尾設定を出力する。
追尾処理部A1009は、顔検出部A1006から入力された顔情報をもとに追尾処理を行う。即ち、追尾処理が行われていなかった場合は、追尾対象を選択して追尾処理を開始し、既に追尾処理が行われていた場合は、検出した顔情報を入力して追尾処理を行う。追尾対象の選択方法としては、複数の顔情報の中から対象を一人選択できる方法であればどんな選択方法でも良い。
例えば、画面中心に一番近い顔を追尾対象とするようにしても良い。追尾処理としては、選択している追尾対象の前フレームでの位置情報と、入力した顔情報から現フレームでの追尾対象の位置情報とが分かる方法であればどんな方法でも良い。例えば、追尾対象の移動履歴から予測した位置と、検出された顔の位置とに基づき追尾をしても良い。追尾処理結果は領域内外判定部A1010へ出力される。
領域内外判定部A1010は、追尾処理部A1009から入力された追尾処理結果と、追尾設定部A1007から入力された領域設定に基づき、追尾対象が、所定の領域(設定された領域)の内部にいるか外部にいるかの判定を行う。
尚、領域内外判定部A1010は、対象物が所定の領域の内部に存在するか否かの判定を行う判定手段として機能している。又、判定手段は、対象物が退出判定領域から退出したか否かに基づき退出判定を行い、対象物が侵入判定領域に侵入したか否かに基づき侵入判定を行う。
入力される追尾設定の例について図4で説明する。図4(A)、(B)は、本発明の実施形態1に係る領域設定内の侵入判定領域と退出判定領域、構図設定について説明した図である。P201は所定の領域(設定された領域)を表しており、P202はP201の領域への侵入を判定するための侵入判定領域、P203はP201の領域からの退出を判定するための退出判定領域を表している。
P202とP203の大きさが同じだと追尾対象者が領域の境界に留まった場合に侵入と退出の判定を繰り返し行うようになってしまう。そのため、これらの各領域の大きさとして、P201>P203>P202の関係とする。この関係を保っていれば各領域の大きさは、どのようなものであっても良い。
D201は構図設定例を表す画面である。P204は追尾対象者を表示する位置、P205は追尾対象者のサイズを表している。次に領域内外判定部A1010における判定処理について説明する。先ず追尾対象者が既に所定の領域の内部に存在するかを確認する。所定の領域が複数設定されている場合は、追尾対象者がいずれかの所定の領域の内部に存在するかを確認する。
まだ所定の領域の内部に追尾対象者が存在していない場合は所定の領域外から所定の領域内へ侵入したかどうかを判定し、そうでない場合は所定の領域から退出しているかどうかを判定する。図5を用いて所定の領域外から所定の領域内への侵入の判定の例について説明する。
図5は、本発明の実施形態1において、追尾対象者が所定の領域(領域設定)内の侵入判定領域の内側に侵入した例を説明するための図である。D301は撮影画角を表わす画面である。P301は所定の領域、P302は侵入判定領域を表している。
追尾対象者が位置P303から位置P304へ移動したときに、追尾対象者の顔検出結果に基づき、顔枠P306の中心位置P305が侵入判定領域P302の内部に移動したことが検出された場合を想定する。その場合、領域内外判定部A1010は、追尾対象者が所定の領域(設定領域)P301に侵入したと判定する。
そして、判定結果と領域情報を画角操作計算部A1011へ出力する。即ち、対象物の顔枠の中心が侵入判定領域の内側に存在する場合に侵入と判定する。尚、顔の中心が侵入判定領域の内側に存在する場合に侵入と判定しても良く、本実施例においては、顔の中心とは顔枠の中心を含むものとする。
次に追尾対象者が所定の領域内に存在するときの判定の様子を図6、図7を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態1において追尾対象者が所定の領域(設定領域)内にとどまっていることを表す図であり、図7は、本発明の実施形態1において追尾対象者が所定の領域(設定領域)内の退出判定領域の外側に出て退出した様子を表す図である。
図6のD401、図7のD501は、図4における所定の領域P201に合わせて設定された画角を表している。図6では追尾対象者の位置P401は退出判定領域P402の内側に存在するため、所定の領域の内部に存在している判定となる。
図7では追尾対象者が位置P501から位置P502へと移動した結果、追尾対象者P502の顔検出結果である顔枠P504の中心の位置P503が退出判定領域P505の外側にあることが検出される。
その場合には、追尾対象者は、所定の領域から退出したと判定される。そして、判定結果を画角操作計算部A1011へ出力する。尚、顔の中心が退出判定領域の外側に存在する場合に退出と判定しても良く、前述のように顔の中心とは顔枠の中心を含むものとする。
このように、領域内外判定部A1010は、設定された所定の領域よりも小さな退出判定領域から対象物(追尾対象者)が退出したか否かに基づき退出判定を行い、退出判定領域より小さい侵入判定領域に対象物が侵入したか否かに基づき侵入判定を行っている。
画角操作計算部A1011は、領域内外判定部A1010から入力された判定結果と領域情報、及び追尾設定部A1007から入力された構図設定に基づいて制御する画角値を計算する。
所定の領域内部にとどまり続けているという判定結果が入力された場合は、現在の画角を固定(維持)するため、現在と同じ画角値を画角操作部A1012へ出力する。所定の領域外部から所定の領域内部へ侵入したという判定結果が入力された場合、侵入した所定の領域が画角となる画角値を画角操作部A1012へ出力する。
所定の領域内部から所定の領域外部へ退出した(退出判定領域から退出した)判定や所定の領域の外部に存在する判定がされた場合は、現在の追尾対象者の画面内の位置・サイズから構図設定で指定された位置・サイズになるような画角値を計算する。そしてその画角値を画角操作部A1012へ出力する。
画角操作部A1012は、画角操作計算部A1011から入力された画角値からPTZ制御値を算出する。PTZ制御値の算出については入力された画角値になる制御であればどんな方法でもよく、PTZ座標値を直接指定する方法でも良いし、パンやチルトの方向と速度を指定する方法でも良い。
算出したPTZ制御値をPTZ駆動装置A1003へ出力し、撮像装置の画角を制御する。ここで、画角操作計算部A1011、画角操作部A1012は、領域内外判定部A1010によって判定された結果に応じて撮像手段の撮影範囲を制御する制御手段として機能している。
映像出力部A1013は映像取得部A1005を介して入力された映像をPC端末等の外部装置A1014へ出力する。外部装置A1014は映像出力部A1013から入力された映像をモニタ表示する。
次に、図8、図9のフローチャートを参照しながら撮像装置の処理を行う手順について説明する。図8は、本発明の実施形態1に係る撮像装置の処理手順を示すフローチャートであり、図9は図8の続きの処理手順を示すフローチャートである。
尚、撮像装置内のコンピュータとしてのCPU等がメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図8、図9のフローチャートの各ステップの動作が行われる。
自動撮影システムA1000の撮像装置A1020がユーザ操作によって起動されると図8、図9のフローが開始される。初めにステップS001において、映像取得部A1005は、映像取得装置A1001から映像情報を取得し、顔検出部A1006と映像出力部A1013へ出力する。そして、ステップS002へ進む。
ステップS002において、ユーザ入力取得部A1002は、ユーザにより設定された領域情報と構図設定(画面内に追尾対象者を表示する位置と表示するサイズ等を表す設定)、追尾対象の自動選択設定を取得し、追尾設定部A1007へ出力する。追尾設定部A1007は、入力された領域情報と構図設定、追尾対象の自動選択設定を追尾設定記録部A1008へ出力し記録する。
そして、ステップS003へ進む。ここで、ステップS002は、画像に対して所定の領域を設定する設定ステップとして機能している。尚、設定ステップは、画像に対して所定の領域や、所定の領域よりも小さい退出判定領域や、退出判定領域より小さい侵入判定領域を設定可能である。
ステップS003において、顔検出部A1006は、入力された映像情報に基づき画像認識をして人体検出としての顔検出を行う。又、検出した顔情報と映像情報を追尾処理部A1009へ出力する。そして、ステップS004へ進む。ここで、ステップS003は、撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出ステップとして機能している。
ステップS004において、追尾設定部A1007は、入力された人体検出結果としての顔情報から追尾対象を選択し追尾処理を行う。又、追尾処理結果として追尾対象者の座標情報を領域内外判定部A1010へ出力する。そして、ステップS005へ進む。
ステップS005において、追尾設定部A1007は、人体(顔)の追尾処理が成功したかどうかを判定する。ステップS005でYesの場合、ステップS006へ進む。ステップS005でNoの場合、図8のCを介して図9のステップS012へ進む。
ステップS006において、領域内外判定部A1010は、追尾対象者が、所定の領域の内部に侵入しているかを判定する。この判定処理は、先ず追尾対象者が既に所定の領域の内部に存在するかを確認する処理である。なお、所定の領域が複数設定されている場合は、追尾対象者がいずれかの所定の領域の内部に存在するかを確認する。
ステップS006でYesの場合、すなわち、追尾対象者が所定の領域の内部に存在する場合、ステップS007へ進む。ステップS006でNoの場合、すなわち、追尾対象者が所定の領域の内部に存在しない場合、図8のAを介して図9のステップS008へ進む。
ステップS007において、領域内外判定部A1010は、追尾対象者の顔枠(又は顔)の中心が退出判定領域の外側に存在するかどうかを判定する。つまり、ステップS007においては、ステップS006で所定の領域の内部に存在する追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出したかを判定する。
ステップS007でYesの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出した場合、図8のBを介して図9のステップS010へ進む。ステップS007でNoの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出せず、所定の領域内にとどまり続けた場合、画角操作計算部A1011へその情報を出力し図8のCを介して図9のステップS012へ進む。
図9のステップS008において、領域内外判定部A1010は、追尾対象者の顔枠の中心がいずれかの侵入判定領域の内側に存在するかどうかを判定し、判定結果を画角操作計算部A1011へ出力する。つまり、ステップS008においては、ステップS006で所定の領域の内部に存在しなかった追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入したかを判定する。
ステップS008でYesの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入した場合、ステップS009へ進む。ステップS008でNoの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入しなかった場合、ステップS010へ進む。
ここでステップS006~ステップS008は、対象物が所定の領域の内部に存在するか否かの判定を行う判定ステップとして機能している。又、この判定ステップでは、所定の領域よりも小さな退出判定領域から対象物が退出したか否かに基づき退出判定を行い、退出判定領域より小さい侵入判定領域に対象物が侵入したか否かに基づき侵入判定を行っている。
ステップS009において、画角操作計算部A1011は、追尾対象が侵入した所定の領域へ画角を変更するための画角制御値を計算し画角操作部A1012へ出力し、PTZ制御命令を生成する。そして、ステップS011へ進む。
一方、ステップS010において、画角操作計算部A1011は、追尾対象者の予測位置と、追尾設定部A1007から取得した構図設定に従って追尾対象を画面内に映すための画角制御値を計算し画角操作部A1012へ出力し、PTZ制御命令を生成する。そして、ステップS011へ進む。
ステップS011において、画角操作部A1012は、画角操作計算部A1011から入力された画角制御値をもとにPTZ駆動装置A1003へPTZ制御命令を出力する。又、PTZ駆動装置A1003がPTZ駆動することで撮影画角を変更する。そして、ステップS012へ進む。ここでステップS011は、判定ステップによって判定された結果に応じて撮像手段の撮影範囲を制御する制御ステップとして機能している。
ステップS012において、映像出力部A1013は、入力された映像情報を外部装置A1014へ出力する。そして、ステップS013へ進む。
ステップS013において、ユーザ操作により撮像装置A1020をオフする停止操作が行われたかどうかを判別する。ステップS013でNoの場合は図9のDを介して図8のステップS001へ戻り、ステップS013でYesの場合は自動撮影処理を終了し図8,図9のフローを終了する。
以上の様に、実施形態1では、顔検出ベースで追尾処理を行う場合に、所定の領域の内側に大きさの異なる侵入判定領域と退出判定領域を持ち、侵入判定領域の内側に追尾対象者の顔枠(又は顔)の中心が入った時に侵入したと判定する。又、退出判定領域の外側に追尾対象者の顔枠(又は顔)の中心が出た時に退出したと判定する。それによって、退出判定時に顔を見失うことなく追尾を継続したまま画角制御をすることができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係る自動撮影システムB1000の構成例について、図10を参照して説明する。図10は、本発明の実施形態2に係る自動撮影システムの機能ブロック図である。実施形態2は、追尾対象者の画面内のサイズによって退出判定時に追尾対象者の顔が画面から見失われることを防ぐために、追尾対象者の顔のサイズに応じて動的に退出判定領域と侵入判定領域の大きさを変更する。
自動撮影システムB1000は、映像取得部A1005を介して取得した映像とユーザ入力取得部A1002から取得した追尾設定に基づいて追尾処理を行い、追尾対象を画角から外さないようにPTZ駆動装置A1003を用いて画角制御を行う。
その際に、追尾対象が所定の領域(設定された領域)の内部にいるか否かの判定を行い、所定の領域内にいる時と所定の領域外にいる時とで画角制御を切り替える。そして、撮影結果を外部装置A1014に表示する。自動撮影システムB1000は、映像取得装置A1001、PTZ駆動装置A1003、情報処理装置B1004を含む撮像装置B1020、外部装置A1014を有している。
撮像装置と外部装置A1014はネットワークを介して接続されている。また、撮像装置と外部装置A1014はビデオインターフェースを介して接続されていてもよい。
情報処理装置B1004は、画像解析処理や判定処理などを行う。情報処理装置B1004は、入力された映像を用いて検出した顔の座標と設定された構図設定に基づいて追尾処理を行う。また所定の領域(設定された領域)の内部に追尾対象者がいる場合には、所定の領域に画角を変更した上で画角を固定し、所定の領域から追尾対象者が退出すると構図設定に基づいた画角制御を行うように、追尾対象者の位置に応じて画角制御を切り替える。
情報処理装置B1004は、映像取得部A1005、顔検出部A1006、追尾設定部A1007、追尾設定記録部A1008、追尾処理部A1009、領域内外判定部B1010、画角操作計算部A1011を有している。更に又、情報処理装置B1004は、画角操作部A1012、映像出力部A1013を有している。
領域内外判定部B1010は、追尾処理部A1009から入力された追尾処理結果と追尾設定部から入力された領域設定をもとに、追尾対象が所定の領域の内部にいるか外部にいるかの判定を行う。
追尾対象者の画面内のサイズによって退出判定時に追尾対象者の顔が画面から見失われることを防ぐために、本実施形態では、追尾対象者の顔のサイズに応じて動的に退出判定領域と侵入判定領域の大きさを変更する。その様子を図11、図12で説明する。
図11は、本発明の実施形態2において追尾対象者の顔が小さいときに退出判定領域と侵入判定領域の大きさを決める様子を表す図である。又、図12は、本発明の実施形態2において追尾対象者の顔が大きいときに退出判定領域と侵入判定領域の大きさを決める様子を表す図である。
P601は所定の領域(設定された領域)、P604は追尾対象者、P605は追尾対象者の顔検出結果としての顔枠、P606は追尾対象者の顔枠の中心位置を表す。また、P602は侵入判定領域、P603は退出判定領域を表す。ここでは侵入判定領域及び退出判定領域の大きさをどのように決めるかを分かりやすくするために、追尾対象者が画面端にいる例を示しているが、この位置にいない場合でも領域の大きさを決めることはできる。
本実施形態では、図11で示すように、退出判定領域P603は、所定の領域(設定された領域)P601との大きさの差が、例えば追尾対象者P604の顔枠P605の辺の長さの半分の大きさよりも大きいサイズになるように設定する。
侵入判定領域P602は退出判定領域P603よりも小さく設定する。一方、図12のように追尾対象者のサイズが大きい場合でも、同様にして退出判定領域の大きさを動的に設定する。図12において、P701は所定の領域(設定された領域)、P704は追尾対象者、P705は追尾対象者の顔枠、P706は追尾対象者の顔枠の中心位置を表す。
退出判定領域P703は図11で示すように、所定の領域(設定された領域)P701との大きさの差が、例えば追尾対象者P704の顔枠P705の辺の長さの半分の大きさよりも大きいサイズになるように設定する。
侵入判定領域P702は退出判定領域P703よりも小さく設定する。領域内外判定部B1010におけるそれ以外の判定処理は領域内外判定部A1010と同様である。又、領域内外判定部B1010以外のブロックは実施形態1と同様なため、説明を省略する。
次に、図13、図14のフローチャートを参照しながら撮像装置の処理を行う手順について説明する。図13は、本発明の実施形態2に係る撮像装置の処理手順を示すフローチャートであり、図14は、図13の続きの処理手順を示すフローチャートである。尚、撮像装置内のコンピュータとしてのCPU等がメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図13、図14のフローチャートの各ステップの動作が行われる。
自動撮影システムB1000の撮像装置B1020がユーザ操作によって起動されると図13、図14のフローが開始される。初めにステップS001において、映像取得部A1005は映像取得装置A1001から映像情報を取得し、顔検出部A1006と映像出力部A1013へ出力する。そして、ステップS002へ進む。
ステップS002において、ユーザ入力取得部A1002は、ユーザにより設定された領域情報と構図設定(画面内に追尾対象者を表示する位置と表示するサイズ等を表す設定)、追尾対象の自動選択設定を取得し、追尾設定部A1007へ出力する。追尾設定部A1007は、入力された領域情報と構図設定、追尾対象の自動選択設定を追尾設定記録部A1008へ出力し記録する。そして、ステップS003へ進む。
ステップS003において、顔検出部A1006は、入力された映像情報に基づき画像認識をして人体検出としての顔検出を行う。検出した顔情報と映像情報を追尾処理部A1009へ出力する。そして、ステップS004へ進む。
ステップS004において、追尾設定部A1007は、入力された人体検出結果としての顔情報から追尾対象を選択し追尾処理を行う。又、追尾処理結果として追尾対象者の座標情報を領域内外判定部B1010へ出力する。そして、ステップS005へ進む。
ステップS005において、追尾設定部A1007は、人体(顔)の追尾処理が成功したかどうかを判定する。ステップS005でYesの場合、ステップS114へ進む。ステップS005でNoの場合、図13のCを介して図14のステップS012へ進む。
ステップS114において、領域内外判定部B1010は追尾対象者の顔のサイズに応じて設定領域の侵入判定領域及び退出判定領域の大きさを動的に決定する。そして、ステップS006へ進む。即ち、本実施形態においては、対象物の撮影範囲内での大きさに応じて侵入判定領域と退出判定領域の大きさを変更する。尚、対象物の撮影範囲内での大きさに応じて侵入判定領域と退出判定領域の少なくとも一方の大きさを変更しても良い。
ステップS006において、領域内外判定部B1010は、追尾対象者が、所定の領域の内部に侵入しているかを判定する。ステップS006でYesの場合、なわち、追尾対象者が所定の領域の内部に存在する場合、ステップS007へ進む。ステップS006でNoの場合、すなわち、追尾対象者が所定の領域の内部に存在しない場合、図13のAを介して図14のステップS007へ進む。
ステップS007において、領域内外判定部B1010は、追尾対象者の顔枠の中心が退出判定領域の外側に存在するかどうかを判定する。つまり、ステップS007においては、ステップS006で所定の領域の内部に存在する追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出したかを判定する。
ステップS007でYesの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出した場合、図13のBを介して図14のステップS010へ進む。ステップS007でNoの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出せず、所定の領域内にとどまり続けた場合、画角操作計算部A1011へその情報を出力し図13のCを介して図14のステップS012へ進む。
図14のステップS008において、領域内外判定部B1010は、追尾対象者の顔枠の中心がいずれかの侵入判定領域の内側に存在するかどうかを判定し、判定結果を画角操作計算部A1011へ出力する。つまり、ステップS008においては、ステップS006で所定の領域の内部に存在しなかった追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入したかを判定する。
ステップS008でYesの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入した場合、ステップS009へ進む。ステップS008でNoの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入しなかった場合、ステップS010へ進む。
ステップS009において、画角操作計算部A1011は、追尾対象が侵入した所定の領域へ画角を変更するための画角制御値を計算し画角操作部A1012へ出力し、PTZ制御命令を生成する。そして、ステップS011へ進む。
一方、ステップS010において、画角操作計算部A1011は、追尾対象者の予測位置と、追尾設定部A1007から取得した構図設定に従って追尾対象を画面内に映すための画角制御値を計算し画角操作部A1012へ出力し、PTZ制御命令を生成する。そして、ステップS011へ進む。
ステップS011において、画角操作部A1012は、画角操作計算部A1011から入力された画角制御値をもとにPTZ駆動装置A1003へPTZ制御命令を出力する。又、PTZ駆動装置A1003がPTZ駆動することで撮影画角を変更する。そして、ステップS012へ進む。
ステップS012において、映像出力部A1013は、入力された映像情報を外部装置A1014へ出力する。そして、ステップS013へ進む。
ステップS013において、ユーザ操作により撮像装置をオフする停止操作が行われたかどうかを判別する。ステップS013でNoの場合は図14のDを介して図13のステップS001へ戻り、ステップS013でYesの場合は自動撮影処理を終了し図13,図14のフローを終了する。
以上の様に、実施形態2では、顔検出ベースで追尾処理を行う場合に、侵入判定領域、退出判定領域は、所定の領域の内側に位置する追尾対象者の顔のサイズに応じて動的に大きさを変更される。
又、侵入判定領域の内側に追尾対象者の顔枠(又は顔)の中心が入った場合に侵入したと判定し、退出判定領域の外側に追尾対象者の顔枠(又は顔)の中心が出た場合に退出したと判定する。それによって、退出判定時に顔を見失うことなく追尾を継続したまま画角制御することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係る自動撮影システムC1000について、図15を参照して説明する。図15は、本発明の実施形態3に係る自動撮影システムC1000の機能ブロック図である。実施形態3は、複数の所定の領域が設定されており、複数の所定の領域が重なっている領域を追尾対象者が移動した場合に固定画角制御をシームレスに切り替えるための処理である。
本実施形態の自動撮影システムC1000は、映像取得装置A1001、PTZ駆動装置A1003、情報処理装置C1004を含む撮像装置C1020、外部装置A1014を有している。
撮像装置と外部装置A1014はネットワークを介して接続されていている。
また、撮像装置と外部装置A1014はビデオインターフェースを介して接続されていてもよい。
本実施形態の撮像装置は、映像取得装置A1001から取得した映像とユーザ入力取得部A1002から取得した追尾設定に基づいて追尾処理を行う。そして、追尾対象を画角から外さないようにPTZ駆動装置A1003を用いて画角制御を行う。
そして画角制御を行う際に、追尾対象が設定された所定の領域の内部にいるか否かの判定を行い、所定の領域内にいる時と所定の領域外にいる時とで画角制御を切り替える。そして、撮影結果を外部装置A1014に表示する。
情報処理装置C1004は、入力された映像を用いて検出した顔の座標と、ユーザにより入力された構図設定に基づいて追尾処理を行う。又、ユーザにより入力された領域の内部に追尾対象者がいる場合には、その領域に画角を移動した上で画角を固定し、所定の領域から退出すると構図設定に基づいた画角制御を行うように、追尾対象者の位置に応じて画角制御を切り替える。
情報処理装置C1004は、映像取得部A1005、顔検出部A1006、追尾設定部A1007、追尾設定記録部A1008、追尾処理部A1009、領域内外判定部C1010、画角操作計算部A1011を有している。更に又、情報処理装置C1004は、画角操作部A1012、映像出力部A1013を有している。
領域内外判定部C1010は、追尾処理部A1009から入力された追尾処理結果と追尾設定部から入力された領域設定をもとに、追尾対象が所定の領域の内部にいるか外部にいるかの判定を行う。
本実施形態3では、複数の所定の領域が重なっている領域を追尾対象者が移動した場合に固定画角制御をシームレスに切り替えるために、追尾対象者が所定の領域から退出した際に、他の所定の領域の侵入判定領域の内部にいるかどうかを判定する。その様子を図16で説明する。図16は、本発明の実施形態3に係る複数の所定の領域が重なった領域を追尾対象者が移動した場合の領域内外判定の様子を説明する図である。
1つ目の所定の領域P801と2つ目の所定の領域P804が重なって設定されている。所定の領域P801、P804の夫々の侵入判定領域がP802、P805、夫々の退出判定領域がP803、P806となっている。追尾対象者が位置P807から位置P808へと移動したとき、1つ目の所定の領域P801の内部に存在すると判定される。
次に位置P808から位置P809へと移動した際には、追尾対象者P809の顔枠P810の中心位置P811は、設定された1つ目の所定の領域P801の退出判定領域P803の外側に存在する。従って、1つ目の所定の領域P801外に退出したと判定される。
しかし、一方、中心位置P811は、2つ目の所定の領域P804の侵入判定領域P805の内側に存在しているため、2つ目の所定の領域P804に侵入したと判定される。このように本実施形態では、所定の領域が複数設定されている場合に、対象物が所定の領域を退出したと判定した後に、他の所定の領域へ侵入をしていないかを判定することで、シームレスに画角制御を切り替えられるようにしている。
これ以外の判定動作は領域内外判定部B1010の動作と同様なため、説明を省略する。又、これら以外のブロックの機能は実施形態1や実施形態2と同様なため、説明を省略する。
次に、図17、図18のフローチャートを参照しながら撮像装置の処理を行う手順について説明する。図17は、本発明の実施形態3に係る撮像装置の処理手順を示すフローチャートであり、図18は、図17の続きの処理手順を示すフローチャートである。尚、撮像装置内のコンピュータとしてのCPU等がメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図17、図18のフローチャートの各ステップの動作が行われる。
自動撮影システムC1000の撮像装置がユーザ操作によって起動されると図17、図18のフローが開始される。初めにステップS001において、映像取得部A1005は映像取得装置A1001から映像情報を取得し、顔検出部A1006と映像出力部A1013へ出力する。そして、ステップS002へ進む。
ステップS002において、ユーザ入力取得部A1002は、ユーザにより設定された領域情報と構図設定(画面内に追尾対象者を表示する位置と表示するサイズ等を表す設定)、追尾対象の自動選択設定を取得し、追尾設定部A1007へ出力する。追尾設定部A1007は、入力された領域情報と構図設定、追尾対象の自動選択設定を追尾設定記録部A1008へ出力し記録する。そして、ステップS003へ進む。
ステップS003において、顔検出部A1006は、入力された映像情報に基づき画像認識をして人体検出としての顔検出を行う。又、検出した顔情報と映像情報を追尾処理部A1009へ出力する。そして、ステップS004へ進む。
ステップS004において、追尾設定部A1007は入力された顔情報から追尾対象を選択し追尾処理を行う。又、追尾処理結果として追尾対象者の座標情報を領域内外判定部C1008へ出力する。そして、ステップS005へ進む。
ステップS005において、追尾設定部A1007は人体(顔)の追尾処理が成功したかどうかを判定する。ステップS005でYesの場合、ステップS114へ進む。ステップS005でNoの場合、図17のCを介して図18のステップS012へ進む。
ステップS114において、領域内外判定部C1008は追尾対象者の顔のサイズに応じて設定領域の侵入判定領域及び退出判定領域の大きさを動的に決定する。この処理は、実施形態2と同様である。なお、本実施形態において、本ステップはなくてもよい。そして、ステップS006へ進む。
ステップS006において、領域内外判定部C1008は、追尾対象者が、所定の領域の内部に侵入しているかを判定する。この判定処理は、先ず追尾対象者が既に所定の領域の内部に存在するかを確認する処理である。
なお、所定の領域が複数設定されている場合は、追尾対象者がいずれかの所定の領域の内部に存在するかを確認する。ステップS006でYesの場合、すなわち、追尾対象者が所定の領域の内部に存在する場合、ステップS007へ進む。ステップS006でNoの場合、すなわち、追尾対象者が所定の領域の内部に存在しない場合、図17のAを介して図18のステップS008へ進む。
ステップS007において、領域内外判定部C1008は、追尾対象者の顔枠(又は顔)の中心が退出判定領域の外側に存在するかどうかを判定する。つまり、ステップS007においては、ステップS006で所定の領域の内部に存在する追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出したかを判定する。
ステップS007でYesの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出した場合、図17のAを介して図18のステップS008へ進む。ステップS007でNoの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出せず、所定の領域内にとどまり続けた場合、画角操作計算部A1011へその情報を出力し図17のCを介して図18のステップS012へ進む。
図18のステップS008において、領域内外判定部C1008は、追尾対象者の顔枠(又は顔)の中心がいずれかの領域の侵入判定領域の内側に存在するかどうかを判定し、判定結果を画角操作計算部A1011へ出力する。つまり、ステップS008においては、ステップS006で所定の領域の内部に存在しなかった追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入したかを判定する。
ステップS008でYesの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入した場合、ステップS009へ進む。ステップS008でNoの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入しなかった場合、ステップS010へ進む。
ステップS009において、画角操作計算部A1011は追尾対象が侵入した所定の領域へ画角を変更するための画角制御値を計算し画角操作部A1012へ出力し、PTZ制御命令を生成する。そして、ステップS011へ進む。
一方、ステップS010において、画角操作計算部A1011は、追尾対象者の予測位置と、追尾設定部A1007から取得した構図設定に従って追尾対象を画面内に映すための画角制御値を計算し画角操作部A1012へ出力し、PTZ制御命令を生成する。そして、ステップS011へ進む。
ステップS011において、画角操作部A1012は画角操作計算部A1011から入力された画角制御値をもとにPTZ駆動装置A1003へPTZ制御命令を出力する。又、PTZ駆動装置A1003がPTZ駆動することで撮影画角を変更する。そして、ステップS012へ進む。
ステップS012において、映像出力部A1013は入力された映像情報を外部装置A1014へ出力する。そして、ステップS013へ進む。
ステップS013において、ユーザ操作により撮像装置をオフする停止操作が行われたかどうかを判別する。ステップS013でNoの場合は図18のDを介して図17のステップS001へ戻り、ステップS013でYesの場合は自動撮影処理を終了し図17,図18のフローを終了する。
以上の様に、実施形態3では、複数の所定領域が重なった領域を追尾対象者が移動した場合に、1つの所定の領域から退出した直後に、重なった他の所定の領域へ侵入したと判定することによってシームレスに画角制御を切り替えることができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4に係る自動撮影システムD1000について、図19を参照して説明する。図19は、本発明の実施形態4に係る自動撮影システムの機能ブロック図である。実施形態4では、追尾対象者が所定の領域への侵入する前と所定の領域からの退出後とでズーム倍率が略変わらないように制御する処理を行う。
本実施形態の自動撮影システムD1000は、映像取得装置A1001、PTZ駆動装置A1003および情報処理装置D1004を含む撮像装置D1020、外部装置A1014を有している。
撮像装置と外部装置A1014はネットワークを介して接続されていている。また、撮像装置と外部装置A1014はビデオインターフェースを介して接続されていてもよい。
本実施形態の撮像装置は、映像取得装置A1001から取得した映像とユーザ入力取得部A1002から取得した追尾設定に基づいて追尾処理を行う。そして、追尾対象を画角から外さないようにPTZ駆動装置A1003を用いて画角制御を行う。
そして画角制御を行う際に、追尾対象が設定された所定の領域の内部にいるか否かの判定を行い、所定の領域内にいる時と所定の領域外にいる時とで画角制御を切り替える。そして、撮影結果を外部装置A1014に表示する。
情報処理装置D1004は、画像解析処理や判定処理などを行う。情報処理装置D1004は、入力された映像を用いて検出した顔の座標と、ユーザにより入力された構図設定に基づいて追尾処理を行う。
又、ユーザにより入力された領域(所定の領域)の内部に追尾対象者がいる場合には、その領域に画角を変更した上で画角を固定し、所定の領域から退出すると構図設定に基づいた画角制御を行うように、追尾対象者の位置に応じて画角制御を切り替える。
情報処理装置D1004は、映像取得部A1005、顔検出部A1006、追尾設定部A1007、追尾設定記録部A1008、追尾処理部A1009、領域内外判定部D1010、ズーム倍率記録部D1015、ズーム倍率設定部D1016を有している。更に又、情報処理装置C1004は、画角操作計算部D1011、画角操作部A1012、映像出力部A1013を有している。
領域内外判定部D1010は、追尾処理部A1009から入力された追尾処理結果と追尾設定部から入力された領域設定と構図設定に基づき、追尾対象者が所定の領域の内部にいるか外部にいるかの判定を行う。尚、構図設定のうち、追尾対象者を画面内に表示するサイズの調整をオフにすることができる。
これは撮影開始時のズーム倍率を保持したまま撮影したいときなどに使用するものである。即ち、追尾対象者が所定の領域内に侵入して画角を維持する固定画角制御されたのちに所定の領域外へ退出して構図設定に基づいた画角制御がされると、所定の領域侵入前と所定の領域退出後とでズーム倍率が変わってしまう。
本実施形態では、所定の領域侵入前と所定の領域退出後とでズーム倍率が変わらないように制御するために、追尾対象者が所定の領域へ侵入した際に撮影画角のズーム倍率を記録しておく。
例えば、図5で示したように、追尾対象者がP303からP304へ移動して所定の領域内へ侵入したときに、所定の領域への侵入前の撮影画角であるD301のズーム倍率をズーム倍率記録部D1015に記録する。それ以外の領域判定動作は領域内外判定部B1010の動作と同様なため、説明を省略する。
ズーム倍率設定手段としてのズーム倍率記録部D1015は領域内外判定部D1010から入力されたズーム倍率を記録し、ズーム倍率設定部D1016へ出力する。ズーム倍率設定部D1016は、映像取得装置A1001のズーム倍率を、対象物が所定の領域に侵入する前のズーム倍率と略同じズーム倍率に設定する。ズーム倍率設定部D1016は、設定したズーム倍率を画角操作計算部D1011に出力する。
画角操作計算部D1011は、領域内外判定部D1010から入力された判定結果と領域情報、追尾設定部A1007から入力された構図設定、ズーム倍率設定部D1016から入力されたズーム倍率に基づいて制御する画角値を計算する。
追尾対象者が所定の領域内から所定の領域外へ退出したと判定されたときに、構図設定における追尾対象者を画面内に表示するサイズの自動調整がオフの場合を想定する。その場合には、ズーム倍率記録部D1015から読出したズーム倍率と追尾設定部A1007から入力された画面内の人体を表示する位置設定に基づいて画角制御値を計算する。
一方、サイズの自動調整がオフでない場合は追尾設定部A1007から入力された構図設定に基づいて画角制御値を計算する。これ以外の画角制御値の計算については画角操作計算部A1011と同様なため、説明を省略する。又、これら以外のブロックの機能も実施形態1と同様なため、説明を省略する。
図20は、本発明の実施形態4に係る撮像装置の処理手順を示すフローチャートであり、図21は、図20の続きの処理手順を示すフローチャートである。尚、撮像装置内のコンピュータとしてのCPU等がメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図20、図21のフローチャートの各ステップの動作が行われる。
自動撮影システムD1000の撮像装置D1020がユーザ操作によって起動されると図20、図21のフローが開始される。初めにステップS001において、映像取得部A1005は映像取得装置A1001から映像情報を取得し、顔検出部A1006と映像出力部A1013へ出力する。そして、ステップS002へ進む。
ステップS002において、ユーザ入力取得部A1002は、ユーザにより設定された領域情報と構図設定(画面内に追尾対象者を表示する位置と表示するサイズ等に関する設定)、追尾対象の自動選択設定を取得し、追尾設定部A1007へ出力する。追尾設定部A1007は入力された領域情報と構図設定、追尾対象の自動選択設定を追尾設定記録部A1008へ出力し記録する。そして、ステップS003へ進む。
ステップS003において、顔検出部A1006は、入力された映像情報に基づき画像認識をして人体検出としての顔検出を行う。検出した顔情報と映像情報を追尾処理部A1009へ出力する。そして、ステップS004へ進む。
ステップS004において、追尾設定部A1007は入力された顔情報から追尾対象を選択し追尾処理を行う。又、追尾処理結果として追尾対象者の座標情報を領域内外判定部D1008へ出力する。そして、ステップS005へ進む。
ステップS005において、追尾設定部A1007は人体(顔)の追尾処理が成功したかどうかを判定する。ステップS005でYesの場合、ステップS114へ進む。ステップS005でNoの場合、図20のCを介して図21のステップS012へ進む。
ステップS114において、領域内外判定部D1008は、追尾対象者の顔のサイズに応じて設定領域の侵入判定領域及び退出判定領域の大きさを動的に決定する。この処理は、実施形態2と同様である。なお、本実施形態において、本ステップはなくてもよい。そして、ステップS006へ進む。
ステップS006において、領域内外判定部D1008は追尾対象者が、所定の領域の内部に侵入しているかを判定する。この判定処理は、先ず追尾対象者が既に所定の領域の内部に存在するかを確認する処理である。なお、所定の領域が複数設定されている場合は、追尾対象者がいずれかの所定の領域の内部に存在するかを確認する。
ステップS006でYesの場合、すなわち、追尾対象者が所定の領域の内部に存在する場合、ステップS007へ進む。ステップS006でNoの場合、すなわち、追尾対象者が所定の領域の内部に存在しない場合、図20のAを介して図21のステップS008へ進む。
ステップS007において、領域内外判定部D1008は、追尾対象者の顔枠(又は顔)の中心が退出判定領域の外側に存在するかどうかを判定する。つまり、ステップS007においては、ステップS006で所定の領域の内部に存在する追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出したかを判定する。
ステップS007でYesの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出した場合、図20のAを介して図21のステップS008へ進む。ステップS007でNoの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の退出判定領域から退出せず、所定の領域内にとどまり続けた場合、画角操作計算部D1011へその情報を出力し図20のCを介して図21のステップS012へ進む。
図21のステップS008において、領域内外判定部D1008は追尾対象者の顔枠(又は顔)の中心が所定の領域の侵入判定領域の内側に存在するかどうかを判定し、判定結果を画角操作計算部D1011へ出力する。
つまり、ステップS008においては、ステップS006で所定の領域の内部に存在しなかった追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入したかを判定する。又は、S007において、退出判定領域内から退出した追尾対象者が、再び、所定の領域内の侵入判定領域に侵入したかを判定する。
ステップS008でYesの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入した場合、ステップS315へ進む。ステップS008でNoの場合、つまり、追尾対象者が、所定の領域内の侵入判定領域に侵入しなかった場合、ステップS316へ進む。
ステップS315において、領域内外判定部D1008は、現在のズーム倍率をズーム倍率記録部D1015へ出力して記録する。即ち、撮影範囲の大きさを変更する前の撮影範囲の大きさを記憶している。そして、ステップS009へ進む。
一方、ステップS316において、画角操作計算部D1011は、構図設定において追尾対象者を画面内に表示するサイズの調整設定がオフか判定する。ステップS316でNoの場合、ステップS010へ進む。ステップS316でYesの場合、ステップS317へ進む。
ステップS317において、画角操作計算部D1011は、追尾対象者の予測位置と、追尾設定部A1007から取得した画面内に追尾対象者を表示する位置設定と、ズーム倍率記録部D1015から取得したズーム倍率に基づき画角(制御値)を設定する。
即ち、所定の領域の外部に退出した際には、所定の侵入の際にステップS315で記憶された撮影範囲の大きさ(ズーム倍率)となるように制御される。そして、計算された画角制御値を画角操作部A1012へ出力し、PTZ制御命令を生成する。そして、ステップS011へ進む。
尚、図22は、本発明の実施形態4に係る追尾対象者が所定の領域から退出したと判定されたときに、所定の領域侵入時に記録していたズーム倍率と構図設定に従って画角制御することを説明した図である。図22に示す例では、追尾対象者の位置P901が侵入判定領域P906内に存在する場合には、画角は、所定の領域(設定された領域)に対応した画角となるように制御される。
しかし、追尾対象者が位置P902に移動し、顔枠P904の中心P903が退出判定領域905の外に出た場合には、所定の領域への侵入時にズーム倍率記録部D1015に記憶していたズーム倍率と構図設定に基づき画角がD902となるように制御される。
一方、ステップS009において、画角操作計算部D1011は、追尾対象が侵入した所定の領域へ画角を変更するための画角制御値を計算し画角操作部D1012へ出力し、PTZ制御命令を生成する。そして、ステップS011へ進む。
又、ステップS010において、画角操作計算部D1011は、追尾設定部A1007から取得した構図設定に従って追尾対象を画面内に映すための画角制御値を計算し画角操作部A1012へ出力し、PTZ制御命令を生成する。そして、ステップS011へ進む。
ステップS011において、画角操作部A1012は、画角操作計算部D1011から入力された画角制御値をもとにPTZ駆動装置A1003へPTZ制御命令を出力する。又、PTZ駆動装置A1003がPTZ駆動することで撮影画角を変更する。そして、ステップS012へ進む。ステップS012において、映像出力部A1013は入力された映像情報を外部装置A1014へ出力する。そして、ステップS013へ進む。
ステップS013において、ユーザ操作により撮像装置をオフする停止操作が行われたかどうかを判別する。ステップS013でNoの場合は図21のDを介して図20のステップS001へ戻り、ステップS013でYesの場合は自動撮影処理を終了し図20,図21のフローを終了する。
ここで、ステップS315で記録(記憶)されたズーム倍率は、次回において、ステップS317で読出されてステップS011で撮影範囲(ズーム倍率)を制御するのに使われている。
即ち、追尾対象者が所定の領域の内部に侵入する際に撮像手段の撮影範囲を変更すると共に、画角変更前の撮影範囲の大きさを記憶し、所定の領域の外部に退出する際に、記憶された撮影範囲の大きさとなるように撮影範囲を制御している。
以上のように、実施形態4では、構図設定としての追尾対象者を画面内に表示するサイズ設定がオフの場合に、追尾対象者が所定の領域へ侵入したときのズーム倍率を記録しておく。
そして、追尾対象者が所定の領域の内部から退出したと判定したときに、記録しておいたズーム倍率と、構図設定としての追尾対象者を画面内に表示する位置の設定に応じた画角制御を行う。それによって、所定の領域侵入前と所定の領域退出後とでズーム倍率が略変わらないように画角制御をすることができる。
即ち、実施形態4においては、所定の領域の内部に侵入する際に撮像手段の撮影範囲を変更すると共に、変更前(侵入する前)の撮影範囲の大きさ(ズーム倍率)を記憶している。そして、上記の所定の領域の内部から退出したと判定した場合、撮像手段のズーム倍率を、記憶された撮影範囲の大きさ(ズーム倍率)と同じズーム倍率に設定している。従って、所定の領域への侵入と退出が頻繁に発生した場合でも違和感のない撮影範囲の大きさで追尾を行うことができる。
尚、ステップS006~ステップS008,ステップS316等は、対象物が所定の領域の内部から退出したか否かの判定を行う判定ステップとして機能している。又、この判定ステップでは、所定の領域よりも小さな退出判定領域から対象物が退出したか否かに基づき退出判定を行っている。
又、ステップS317は、対象物が所定の領域の内部から退出したと判定された場合、撮像手段のズーム倍率を、対象物が所定の領域に侵入する前のズーム倍率と同じズーム倍率に設定するズーム倍率設定ステップとして機能している。尚、上記において、同じズーム倍率とは、全く同じズーム倍率に限定されず、略同じズーム倍率も含む。
尚、実施形態4では、所定の領域の内部に侵入する際には侵入判定領域を用いて侵入を判定し、所定の領域の外部に退出する際には侵入判定領域より大きい退出判定領域を用いて退出を判定している。しかし、実施形態4は侵入判定領域と退出判定領域とが同じ大きさの場合であっても適用でき、侵入判定領域と退出判定領域との大きさに限定されない。
尚、実施形態4の構成において、追尾対象者が所定の領域から退出したと判定され、構図設定とズーム倍率に応じた画角制御をする際には、記録したズーム倍率に戻しつつ構図設定に従ったPT制御を行うようにしても良い。
又、実施形態1~実施形態4の構成において、追尾対象者が所定の領域内に侵入している状態で追尾対象を見失ったときに、予め指定した画角へ移動し追尾対象者を探索するように構成しても良い。又、実施例1~4の構成において、追尾対象者が所定の領域内に侵入している状態で追尾対象が検出最小サイズを下回りそうになった時には、画角の固定を解除し、追尾対象者を見失わないようにズームアップするように構成しても良い。
(実施形態5)
次に、図23を参照して、撮像装置のハードウェア構成を説明する。撮像装置のハードウェア構成例について、図23のブロック図を用いて説明する。図23に示すように、撮像装置は、CPU2300、主記憶装置2301、補助記憶装置2302、PTZ駆動装置A1003、映像取得装置A1001を含んで構成することができる。なお、図23に示した構成は、撮像装置に適用可能な構成の一例に過ぎず、適宜変形/変更が可能である。
情報処理装置A1004としてのCPU2300は、主記憶装置212に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行する。これによりCPU211は、撮像装置全体の動作制御を行うと共に、撮像装置が実行する前述の各処理を実行若しくは制御する。
例えばCPU2300は、主記憶装置2301に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、図1、図10,図15,図19に示した情報処理装置A1004の各機能部の機能を実現する。
主記憶装置212は、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置である。主記憶装置2301は、補助記憶装置2302からロードされたコンピュータプログラムやデータを記憶する。又、映像取得装置A1001により取得された撮像画像、ネットワークI/F2303を通して外部装置A1014から受信した各種のデータ、を格納するためのエリアを有する。
さらに主記憶装置2301は、CPU2300が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。このように主記憶装置2301は、各種のエリアを適宜提供することができる。
補助記憶装置2302は、ハードディスクドライブ(HDD)、ROM(Read Only Memory)、SSD(Solid State Drive)等の大容量情報記憶装置である。
補助記憶装置2302には、OS(オペレーティングシステム)や、撮像装置が行うものとして前述した各処理をCPU2300に実行若しくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータが保存されている。また補助記憶装置2302には、ネットワークI/F2303を通して外部装置A1014から受信したデータ(例えば上記の撮像パラメータ)も保存される。
補助記憶装置2302に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU2300による制御に従って適宜主記憶装置2301にロードされ、CPU2300による処理対象となる。
PTZ駆動装置A1003は、上述したように、撮像装置の画角を変更する機能を有し、パン・チルト・ズーム制御の少なくとも1つを行うためのモーターなどの駆動装置により構成される。映像取得装置A1001は、上述したように、周囲を撮影して撮影映像を生成する部分であり、カメラ等により構成される。ネットワークI/F2303は、撮像装置がネットワークを通して外部装置A1014との間のデータ通信を行うために利用するインターフェースである。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。尚、上記実施形態は、以下の組み合わせを含む。
(構成1)撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出手段と、前記画像に対して所定の領域および前記所定の領域よりも小さい退出判定領域を設定する設定手段と、前記対象物が前記退出判定領域から退出したか否かに基づき退出判定を行う判定手段と、前記判定手段によって判定された結果に応じて前記撮像手段の撮影範囲を制御する制御手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
(構成2)前記設定手段は、前記退出判定領域より小さい侵入判定領域を設定し、記判定手段は、前記対象物が前記侵入判定領域に侵入したか否かに基づき侵入判定を行うことを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
(構成3)前記制御手段は、前記判定手段により、前記対象物が前記侵入判定領域に侵入したと判定した場合は前記撮影範囲に前記所定の領域が含まれるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする構成2に記載の情報処理装置。
(構成4)前記制御手段は、前記判定手段が、前記対象物が前記侵入判定領域に侵入したと判定した場合は前記撮影範囲を前記所定の領域に対応した位置及び大きさとなるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする構成3に記載の情報処理装置。
(構成5)前記設定手段は、前記画像における前記対象物の表示位置と表示サイズを設定可能であり、前記判定手段により、前記対象物が前記退出判定領域から退出したと判定した場合に、前記制御手段は、前記対象物が、前記設定手段で設定した前記表示位置及び前記表示サイズとなるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする構成1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(構成6)前記判定手段は、前記対象物の顔の中心が前記侵入判定領域の内側に存在する場合に侵入と判定することを特徴とする構成2~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(構成7)前記判定手段は、前記対象物の顔の中心が前記退出判定領域の外側に存在する場合に退出と判定することを特徴とする構成1~6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(構成8)前記判定手段は、前記対象物の前記撮影範囲内での大きさに応じて前記侵入判定領域及び前記退出判定領域の少なくとも一方の大きさを変更することを特徴とする構成2~4、又は構成6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(構成9)前記判定手段は、前記所定の領域が複数設定されている場合に、前記対象物が前記所定の領域を退出したと判定した後に、他の所定の領域へ侵入をしていないかを判定することを特徴とする構成1~8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(構成10)撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出手段と、前記画像に対して所定の領域を設定する設定手段と、前記対象物が前記所定の領域の内部に存在するか否かの判定を行う判定手段と、前記判定手段によって判定された結果に応じて前記撮像手段の撮影範囲を制御する制御手段と、を有し、前記判定手段は、前記所定の領域よりも小さな退出判定領域から前記対象物が退出したか否かに基づき退出判定を行い、前記退出判定領域より小さい侵入判定領域に前記対象物が侵入したか否かに基づき侵入判定を行うことを特徴とする情報処理装置。
(構成11)前記制御手段は、前記判定手段が、前記対象物が前記所定の領域の内部に存在すると判定した場合は前記撮影範囲に前記所定の領域が含まれるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする構成10に記載の情報処理装置。
(構成12)前記制御手段は、前記判定手段が、前記対象物が前記所定の領域の内部に存在すると判定した場合は前記撮影範囲を前記所定の領域に対応した位置及び大きさとなるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする構成11に記載の情報処理装置。
(構成13)前記設定手段は、前記画像における前記対象物の表示位置と表示サイズを設定可能であり、前記判定手段により、前記対象物が前記所定の領域の内部に存在しないと判定した場合に、前記制御手段は、前記対象物が、前記設定手段で設定した前記表示位置及び前記表示サイズとなるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする構成10~12のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(構成14)前記判定手段は、前記対象物の顔の中心が前記侵入判定領域の内側に存在する場合に侵入と判定することを特徴とする構成10~13のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(構成15)前記判定手段は、前記対象物の顔の中心が前記退出判定領域の外側に存在する場合に退出と判定することを特徴とする構成10~14のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(構成16)前記判定手段は、前記対象物の前記撮影範囲内での大きさに応じて前記侵入判定領域及び前記退出判定領域の少なくとも一方の大きさを変更することを特徴とする構成10~15のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(構成17)前記判定手段は、前記所定の領域が複数設定されている場合に、前記対象物が前記所定の領域を退出したと判定した後に、他の所定の領域へ侵入をしていないかを判定することを特徴とする構成10~16のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(方法1)撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出ステップと、前記画像に対して所定の領域および前記所定の領域よりも小さい退出判定領域を設定する設定ステップと、前記対象物が前記退出判定領域から退出したか否かに基づき退出判定を行う判定ステップと、前記判定ステップによって判定された結果に応じて前記撮像手段の撮影範囲を制御する制御ステップと、を有することを特徴とする情報処理方法。
(方法2)撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出ステップと、前記画像に対して所定の領域を設定する設定ステップと、前記対象物が前記所定の領域の内部に存在するか否かの判定を行う判定ステップと、前記判定ステップによって判定された結果に応じて前記撮像手段の撮影範囲を制御する制御ステップと、を有し、前記判定ステップは、前記所定の領域よりも小さな退出判定領域から前記対象物が退出したか否かに基づき退出判定を行い、前記退出判定領域より小さい侵入判定領域に前記対象物が侵入したか否かに基づき侵入判定を行うことを特徴とする情報処理方法。
(プログラム)構成1~17のいずれか1つに記載の情報処理装置の各手段をコンピュータにより制御するためのコンピュータプログラム。
尚、上記実施形態における制御の一部又は全部を実現するために、上述した実施形態の機能を実現するコンピュータプログラムをネットワーク又は各種記憶媒体を介して情報処理装置等に供給するようにしてもよい。そしてその情報処理装置等におけるコンピュータ(又はCPUやMPU等)がそのプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。その場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
A1000:自動撮影システム
A1001:映像取得装置
A1002:ユーザ入力取得部
A1003:PTZ駆動装置
A1004:情報処理装置
A1005:映像取得部
A1006:顔検出部
A1007:追尾設定部
A1008:追尾設定記録部
A1009:追尾処理部
A1010:領域内外判定部
A1011:画角操作計算部
A1012:画角操作部
A1013:映像出力部
A1014:外部装置

Claims (20)

  1. 撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出手段と、
    前記画像に対して所定の領域および前記所定の領域よりも小さい退出判定領域を設定する設定手段と、
    前記対象物が前記退出判定領域から退出したか否かに基づき退出判定を行う判定手段と、
    前記判定手段によって判定された結果に応じて前記撮像手段の撮影範囲を制御する制御手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記設定手段は、前記退出判定領域より小さい侵入判定領域を設定し、
    前記判定手段は、前記対象物が前記侵入判定領域に侵入したか否かに基づき侵入判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記判定手段により、前記対象物が前記侵入判定領域に侵入したと判定した場合は前記撮影範囲に前記所定の領域が含まれるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記判定手段が、前記対象物が前記侵入判定領域に侵入したと判定した場合は前記撮影範囲を前記所定の領域に対応した位置及び大きさとなるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定手段は、前記画像における前記対象物の表示位置と表示サイズを設定可能であり、
    前記判定手段により、前記対象物が前記退出判定領域から退出したと判定した場合に、
    前記制御手段は、前記対象物が、前記設定手段で設定した前記表示位置及び前記表示サイズとなるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記対象物の顔の中心が前記侵入判定領域の内側に存在する場合に侵入と判定することを特徴とする請求項2~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記対象物の顔の中心が前記退出判定領域の外側に存在する場合に退出と判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記判定手段は、前記対象物の前記撮影範囲内での大きさに応じて前記侵入判定領域及び前記退出判定領域の少なくとも一方の大きさを変更することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記判定手段は、前記所定の領域が複数設定されている場合に、前記対象物が前記所定の領域を退出したと判定した後に、他の所定の領域へ侵入をしていないかを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出手段と、
    前記画像に対して所定の領域を設定する設定手段と、
    前記対象物が前記所定の領域の内部に存在するか否かの判定を行う判定手段と、
    前記判定手段によって判定された結果に応じて前記撮像手段の撮影範囲を制御する制御手段と、を有し、
    前記判定手段は、前記所定の領域よりも小さな退出判定領域から前記対象物が退出したか否かに基づき退出判定を行い、前記退出判定領域より小さい侵入判定領域に前記対象物が侵入したか否かに基づき侵入判定を行うことを特徴とする情報処理装置。
  11. 前記制御手段は、前記判定手段が、前記対象物が前記所定の領域の内部に存在すると判定した場合は前記撮影範囲に前記所定の領域が含まれるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御手段は、前記判定手段が、前記対象物が前記所定の領域の内部に存在すると判定した場合は前記撮影範囲を前記所定の領域に対応した位置及び大きさとなるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記設定手段は、前記画像における前記対象物の表示位置と表示サイズを設定可能であり、
    前記判定手段により、前記対象物が前記所定の領域の内部に存在しないと判定した場合に、
    前記制御手段は、前記対象物が、前記設定手段で設定した前記表示位置及び前記表示サイズとなるように前記撮影範囲を制御することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  14. 前記判定手段は、前記対象物の顔の中心が前記侵入判定領域の内側に存在する場合に侵入と判定することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  15. 前記判定手段は、前記対象物の顔の中心が前記退出判定領域の外側に存在する場合に退出と判定することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  16. 前記判定手段は、前記対象物の前記撮影範囲内での大きさに応じて前記侵入判定領域及び前記退出判定領域の少なくとも一方の大きさを変更することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  17. 前記判定手段は、前記所定の領域が複数設定されている場合に、前記対象物が前記所定の領域を退出したと判定した後に、他の所定の領域へ侵入をしていないかを判定することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  18. 撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出ステップと、
    前記画像に対して所定の領域および前記所定の領域よりも小さい退出判定領域を設定する設定ステップと、
    前記対象物が前記退出判定領域から退出したか否かに基づき退出判定を行う判定ステップと、
    前記判定ステップによって判定された結果に応じて前記撮像手段の撮影範囲を制御する制御ステップと、を有することを特徴とする情報処理方法。
  19. 撮像手段により撮像された画像から所定の対象物を検出する検出ステップと、
    前記画像に対して所定の領域を設定する設定ステップと、
    前記対象物が前記所定の領域の内部に存在するか否かの判定を行う判定ステップと、
    前記判定ステップによって判定された結果に応じて前記撮像手段の撮影範囲を制御する制御ステップと、を有し、
    前記判定ステップは、前記所定の領域よりも小さな退出判定領域から前記対象物が退出したか否かに基づき退出判定を行い、前記退出判定領域より小さい侵入判定領域に前記対象物が侵入したか否かに基づき侵入判定を行うことを特徴とする情報処理方法。
  20. 請求項1~17のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段をコンピュータにより制御するためのコンピュータプログラム。
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