JP2017224981A - 動画再生装置とその制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

動画再生装置とその制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】動画撮影時の撮影方向が変化して動画に動きが生じても一定の方向の映像を簡単に視聴し続けることができる動画再生装置を提供する。【解決手段】動画再生装置300の制御部301は、動画を再生する際に動画の全撮影範囲の中から一部の領域の映像を切り出し、切り出した領域の映像を表示部306に表示する。制御部301は、動画再生中に動画における撮影方向の変化を検出し、表示部306に表示された領域での再生を続ける操作があったか否かを判定し、その操作があったと判定された場合には検出した撮影方向の変化に基づいて映像を切り出す方向を調整する。【選択図】図4

Description

本発明は、動画再生装置とその制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
複数台のカメラで360度の全方位を撮影し、カメラごとに撮影されて記憶された映像を表示する表示装置が知られている(特許文献1参照)。この表示装置は、ディスプレイの向きを変えることができ、ディスプレイの向きが変更されたときにディスプレイに表示される映像を変更後のディスプレイの向きに対応するカメラで撮影された映像に切り替えることができるように構成されている。
特開2004−325943号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された表示装置では、動画撮影時にカメラ自体が動くことで撮影方向が変わった場合の映像表示について考慮されていない。そのため、視聴中の映像を撮影しているカメラ自体の撮影方向が変わった場合に同じ方向の映像を視聴し続けるためには、ディスプレイの向きを調整する必要があり、手間が掛かる。また、視聴方向を変更する操作と映像そのものの動きとが重なったときには、視聴方向を変更する指示が行いにくいという問題がある。
本発明は、動画の視聴時にその動画を撮影した撮像装置の撮影方向が変化したことにより視聴中の動画に動きが生じても、一定の方向の映像を簡単に視聴し続けることができる技術を提供することを目的とする。また、本発明は、撮影方向を変えながら撮影された動画であっても、視聴方向を簡単な操作で変更することができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る動画再生装置は、動画を再生する際に前記動画の全撮影範囲の中から一部の領域の映像を切り出し、切り出した領域の映像を表示装置に表示する動画再生装置であって、前記動画を撮影した動画撮影装置の前記動画の撮影時における撮影方向を示す情報を前記動画の再生時に取得する取得手段と、前記動画の撮影時に前記動画撮影装置の撮影方向が変化した場合に、前記動画撮影装置の正面方向の映像を切り出し続けて前記表示装置に表示するモードと、前記動画の全撮影範囲のうち所定の方向の映像を切り出し続けて前記表示装置に表示するモードとを切り替える切り替え手段と、前記全撮影範囲から映像を切り出す方向を前記切り替え手段により設定されたモードに合わせて調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、動画の視聴時に動画に動きが生じても一定の方向の映像を簡単に視聴し続けることができ、また、撮影方向を変えながら撮影された動画であっても、視聴方向を簡単な操作で変更することができる。
動画を撮影する動画撮影装置の概略構成を示すブロック図である。 動画撮影装置の外観を示す正面図及び背面図である。 本発明の実施形態に係る動画再生装置の概略構成を示すブロック図である。 動画再生装置での第1の再生モードによる表示画面の例を示す図である。 動画再生装置による全天動画の第1の再生モードのフローチャートである。 ステップS503の処理のフローチャートである。 動画再生装置での第2の再生モードによる表示画面の例を示す図である。 動画再生装置による全天動画の第2の再生モードのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。最初に、本発明に係る動画再生装置で再生可能な動画を撮影する動画撮影装置について説明する。図1は、動画撮影装置100の概略構成を示すブロック図である。動画撮影装置100は、制御部101、ROM102、RAM103、外部記憶装置104、操作部105、撮像部106、方位センサ107及びシステムバス108を備える。
制御部101は、動画撮影装置100の全体制御を行うCPUを有する。ROM102は、制御部101が実行する、変更を必要としないプログラムやパラメータを格納する記憶手段である。RAM103は、外部記憶装置104や不図示の外部装置等から供給されるプログラムやデータを一時記憶し、また、制御部101のワークエリアとして用いられる記憶手段である。外部記憶装置104は、撮像部106により撮影された動画データ等を記憶する記憶媒体であり、動画撮影装置100に固定設置され又は着脱自在なハードディスク、フラッシュメモリ、DVD−RAM等の光ディスク、メモリカード等である。
操作部105は、動画の撮影指示等の使用者(ユーザ)の操作を受け付けるボタンやスイッチ等の操作手段である。
撮像部106は、動画を撮影するための撮像部であり、レンズ群と、レンズ群を通過した光の像をアナログ電気信号へ変換する撮像素子、撮像素子から出力されるアナログ電気信号をデジタル信号からなる画像データに変換するA/D変換器等を含む。また、撮像部106は、図2を参照して後述するように、画角が180度以上で撮影することができる広角レンズを2つ組み合わせることによって全方位を撮影することができる構成を有する。方位センサ107は、動画撮影装置100の正面(第1レンズ201)がどの方向を向いているかを検出する方位検出手段である。システムバス108は、動画撮影装置100を構成する各部を通信可能に接続する伝送路である。
図2(a),(b)はそれぞれ、動画撮影装置100の外観を示す側面図及び背面図である。動画撮影装置100の正面には、正面側の被写体からの光が入射する第1レンズ201が配置されており、動画撮影装置100の背面には、背面側の被写体からの光が入射する第2レンズ202が配置されている。このように、動画撮影装置100は、所謂、全天カメラとして構成されている。
動画撮影装置100の背面には電源ボタン203が設けられており、電源ボタン203が押下されると、動画撮影装置100が起動して動画撮影が開始される。動画撮影中に電源ボタン203が押下されると、動画撮影は終了する。制御部101は、第1レンズ201と第2レンズ202を通して撮影された映像を、正距円筒図法で2次元の1つのフレーム(全天フレーム)として連続的に記憶することで、全天動画の動画ファイルを作成する。全天動画の動画ファイルを作成する方法には、周知の技術を用いることができ、また、本発明の特徴ではないため、詳細な説明を省略する。なお、撮影した映像を正距円筒図法で2次元の1つのフレームとせずに、第1レンズ201と第2レンズ202ごとに映像とフレームとを関連付けて保存し、映像の再生時に全天動画として再現することができるようにしてもよい。
図3は、本発明の実施形態に係る動画再生装置300の概略構成を示すブロック図である。動画再生装置300は、制御部301、ROM302、RAM303、外部記憶装置304、操作部305、表示部306及びシステムバス307を備える。動画再生装置300は、具体的には、パーソナルコンピュータであるが、これに限定されるものではなく、例えば、動画再生を行う専用装置であってもよい。
制御部301は、動画再生装置300の全体制御を行うCPUを有する。制御部301は、動画再生装置300を構成する各部の処理の全部又は一部を論理回路により実現するASIC等の専用プロセッサであってもよい。ROM302は、制御部301が実行する、変更を必要としないプログラムやパラメータを格納する記憶手段である。ROM302には、動画再生プログラムや検索表示プログラム等の各種のプログラムが制御部301に読み取り可能なプログラムコードとして格納されている。制御部301は、これらのプログラムコードをROM302から読み出してRAM303に展開する。制御部301が動画再生プログラムを実行することにより、動画再生が開始される。また、制御部301が検索表示プログラムを実行することにより、全天動画の再生の際に、撮影時の動画撮影装置100の姿勢と向きを取得する機能と、撮影時の撮影方向で再生する機能と、再生される映像の方向を調整する機能の実現が可能となる。
RAM303は、外部記憶装置304や不図示の外部装置等から供給されるプログラムやデータを一時記憶し、また、制御部301のワークエリアとして用いられる記憶手段である。外部記憶装置304は、動画撮影装置100から供給された動画データ等を記憶する記憶媒体であり、動画再生装置300に固定設置され又は着脱自在なハードディスク、フラッシュメモリ、DVD−RAM等の光ディスク、メモリカード等である。操作部305は、動画を再生するためのソフトウェアを起動させる指示や動画再生中に各種の指示を制御部301に与えるキーボードやマウス、タッチパネル等の操作手段である。表示部306は、動画再生装置300の保持するデータや供給されたデータを表示するための表示手段であり、タッチパネルを備えていてもよい。システムバス307は、動画撮影装置100を構成する各部を通信可能に接続する伝送路である。なお、表示部306は、必ずしも動画再生装置300と一体である必要はなく、別体であっても構わない。つまり、動画データの再生を司る制御装置と、動画を再生表示する表示装置とによって、動画再生装置(システム)が構成されていてもよい。
<第1実施形態>
以下、動画再生装置300による全天動画の第1の再生モードについて説明する。まず、全天動画の第1の再生モードによる再生時に表示部306に表示される画面について説明する。図4は、第1の再生モードの実行により表示部306に表示される画面を説明する図である。
図4(a)は、動画撮影装置100で撮影された全天動画の再生開始時に表示部306に表示される画面である。表示部306には、全天動画の一部の領域を表示する再生画面401が表示されている。動画再生装置300で全天動画の再生が開始されると、動画撮影装置100の第1レンズ201を通して撮影された真正面の画角45度の領域(画角45度の正面映像)が表示部306に表示され、その後、同領域の映像の自動再生が始まる。なお、再生画面401に表示される画角は45度に限定されるものではなく、より狭い角度或いはより広い角度であってもよい。また、再生開始時に再生画面401に表示される映像の全天動画における方向を使用者が選択するための選択画面(UI)が表示され、選択画面で選択された方向の映像が表示されるようになっていてもよい。再生画面401に表示されている映像は、撮影開始時の映像であるため、動画撮影装置100にパン操作(第1レンズ201と第2レンズ202のそれぞれの光軸と直交する軸まわりの回転)が行われる前の映像である。
表示部306の画面には、全天動画の再生を開始する再生ボタン402と、全天動画の再生を停止する停止ボタン403と、全天動画の再生ポジションを表示するスライダバー404と、全天動画再生を終了する閉じるボタン406が表示される。また、スライダバー404上には、再生ポジションを示すスライダ405が表示される。
図4(b)は、図4(a)の再生画面401が全天動画のどの方向のどの位置の映像であるのかを説明するための図である。図4(b)に示す全天動画の全方位映像は、表示部306の画面に表示されるものではなく、後述する図4(d),図4(f)についても同様である。図4(b)は、全天動画の全方位映像である全天フレーム407に対して設定されたトリミング枠408から切り出した(トリミングした)映像が再生画面401に表示されていることを示している。トリミング枠408は、全天動画の真正面の画角45度の領域に設定されている。
図4(c)は、全天動画の再生中における表示部306の1画面である。表示部306には、全天動画の一部の領域を表示する再生画面411が表示されている。図4(d)は、図4(c)の再生画面411が全天動画のどの方向のどの位置の映像であるのかを説明するための図である。図4(c),(d)から、トリミング枠418の映像が再生画面411に表示されていることがわかる。図4(b),(d)を比較すると明らかなように、トリミング枠418は、トリミング枠408と同じ真正面の画角45度の領域に位置している。よって、再生画面411には、再生画面401と同様に画角45度の正面映像が表示されている。しかし、再生画面411に現れている被写体は、再生画面401に現れている被写体とは異なっており、このことから、動画撮影装置100に対するパン操作により動画撮影装置100の正面の向きが変わったことがわかる。
図4(e)は、全天動画の再生中における表示部306の別の1画面である。表示部306には、全天動画の一部の領域を表示する再生画面421が表示されている。図4(f)は、図4(e)の再生画面421が全天動画のどの方向のどの位置の映像であるのかを説明するための図である。図4(e),(f)から、トリミング枠428の映像が再生画面421に表示されていることを示している。再生画面421内には操作部305の1つであるマウスカーソル422が表示されており、操作者はマウスカーソル422を操作することにより、全天動画の全方位映像から映像を切り出すトリミング枠の位置を変えることができるようになっている。マウスカーソル422の操作は、操作者が操作部305の1つであるマウスを操作することで行うことができる。制御部101はマウスカーソル422の操作の有無を検知し、また全天動画から切り出すべき領域の指定及び変更の操作を検知する操作検知手段として機能し、受け付けた操作に基づき、切り出して表示する領域を変更する。図4(f)から、再生画面421に表示するために映像を切り出すトリミング枠428の位置は、全天動画全体の正面ではなく、右側へ変更されていることがわかる。
ここで、図4(c),(e)では、スライダ405の位置は同じとなっている。図4(c)の再生画面411は、図4(a)の再生画面401からマウスカーソル422が操作されることなく再生が進んだ状態を示している。一方、図4(e)の再生画面421は、再生画面401が表示された後にマウスカーソル422により、表示される領域を変えないようにドラッグ操作が行われたことで、動画撮影装置100の真正面からずれた位置の映像が表示された状態を示している。その結果、再生画面401,421では、ほぼ同じ映像となっている。
本実施形態では、再生画面に表示されたマウスカーソルをドラッグ操作することにより、全天動画の全方位映像から切り出して表示したい領域の位置を変更することができる。動画再生装置300では、全天動画の再生開始時には動画撮影装置100の正面側の映像が表示部306に表示されるが、マウスカーソル422によりトリミング枠の位置が調整された後には、調整後のトリミング枠で映像が切り出されて表示部306に表示される。その際、制御部301は、再生画面がドラッグ操作されている間は、動画撮影装置100のパン操作等によって動画撮影装置100の正面の向きが変わることによる映像の動きの影響を受けることなく、一定の方向の映像が表示され続けるように制御する。ここでのドラッグ操作とは、マウスを大きくは動かさずに、ドラッグ状態を保持する操作を指すものとする。次に、この制御の詳細について説明する。
図5は、動画再生装置300による全天動画の第1の再生モードでの処理を説明するフローチャートである。図5のフローチャートに示す各処理は、制御部301がROM302から読み出した動画再生プログラムや検索表示プログラム等のプログラムをRAM303に展開して、動画再生装置300を構成する各部の動作を制御することによって実現される。操作者が操作部305を操作して外部記憶装置304等に格納された全天動画を開くことによって全天動画を第1の再生モードで再生するためのソフトウェアが起動し、処理が開始される。
ステップS501において制御部301は、全天動画の動画ファイルから全天フレームの読み出しを行う。ステップS502において制御部301は、読み出した全天フレームから正面映像(真正面の画角45度の領域)を切り出して表示部306に表示する。これにより、図4の場合、全天フレーム407からトリミング枠408の領域が切り出されて再生画面401が表示される。ステップS503において制御部301は、全天動画の全撮影範囲の中から表示部306に再生画面として表示する映像を切り出すためのトリミング枠の方向と位置(以下「トリミング位置」という)を調整する。なお、ステップS503のトリミング位置の調整処理の詳細については、図6を参照して後述する。ステップS504において制御部301は、ステップS503で決定されたトリミング位置で映像を切り出し、切り出した映像を表示部306に表示する。ステップS505において制御部301は、最後まで全天動画を再生したか否かを判定する。制御部301は、全天動画を最後まで再生した場合(S505でYES)、本処理を終了させ、最後まで再生していない場合(S505でNO)、処理をステップS503へ戻す。
図6は、ステップS503の処理のフローチャートである。ステップS601において制御部301は、全天動画ファイルから次に表示する全天フレームを読み出す。ステップS602において制御部301は、ステップS601で読み出した全天フレームと表示部306に表示している映像(全天フレーム)との間にある動きを分析する。続くステップS603において制御部301は、全天動画に対するトリミング位置を調整する指示が行われたか否かを判定する。トリミング位置の調整指示が行われたか否かの判定は、操作者が操作部305のマウスを操作してマウスカーソルを動かすことで映像をドラッグする操作を行ったか否かを検出することにより行われる。ここでのドラッグ操作とは、マウスを大きくは動かさずに、ドラッグ状態を保持する操作を指す。制御部301は、トリミング位置の調整が指示されている場合(S603でYES)、処理をステップS604へ進め、トリミング位置の調整が指示されていない場合(S603でNO)、処理をステップS606へ進める。
ステップS604において制御部301は、ステップS602での分析結果に基づいて全天動画にパンする動きがあるか否かを判定する。ステップS604の判定は、例えば、2枚のフレームから複数の被写体について1又は複数の動きベクトルを抽出し、抽出した動きベクトルの殆どが同じ方向に動いている場合に、全天動画にパンする動きがあると判定する。動きベクトルの抽出や抽出した動きベクトルの分析方法には周知の技術を用いることができ、また、動画再生装置300の特徴ではないため、詳細な説明は省略する。制御部301は、全天動画にパンする動きがある場合(S604でYES)、処理をステップS605へ進め、全天動画にパンする動きがない場合(S604でNO)、処理をステップS607へ進める。
ステップS605において制御部301は、表示部306に表示される映像でのパンする動きをキャンセルする方向にトリミング位置を決定する。つまり、操作者のマウス操作によるトリミング位置の変更を妨げないように、全天動画がパンする動きをキャンセルする処理を行う。このキャンセル処理により、全天動画の撮影時に動画撮影装置100がパン操作されて正面方向が図4(b)から図4(f)へ遷移しても、図4(a)から図4(e)へと、表示部306に表示される映像が変化しないようすることができる。マウス操作でマウスカーソルが色々な方向に動かされた場合には、全天動画にパンの動きがある場合であっても、マウスカーソルの動きに追従して全天動画はトリミング枠で切り出されて表示部306に表示される。
ステップS603においてトリミング位置の調整指示がない場合に行われるステップS606において制御部301は、動画撮影装置100の正面方向(第1レンズ201による撮影方向(第1レンズ201の光軸方向))に合わせてトリミング位置を更新する。なお、図6のステップS606の欄には、動画撮影装置100を「カメラ」と記している。ステップS607において制御部301は、設定されたトリミング位置で映像を切り出す。即ち、トリミング位置の調整指示がある場合において、全天動画にパンする動きがない場合にはステップS603での調整指示に従って、全天動画にパンする動きがある場合にはステップS605での決定に従って、トリミング位置が変更されて映像を切り出される。また、トリミング位置の調整指示がない場合には、ステップS603でのトリミング位置の更新に従ってトリミング位置が変更されて映像を切り出される。これにより本処理は終了となり、ステップS607で切り出された領域がステップS504において表示部306の再生画面に表示される。
以上の処理によれば、全天動画におけるトリミング位置を調整する指示の最中に、映像がパンする動きによって表示部306に表示されている映像が変化してしまうのを抑制することができるため、トリミング位置の変更操作が行いやすくなる。ここでは、画角が180度以上で撮影可能な2つの広角レンズにより全方位を撮影する動画撮影装置100で撮影された全天動画を第1の再生モードで再生する処理について説明したが、第1の再生モードでの再生が可能な動画はこれに限定されるものではない。例えば、画角の広い動画や解像度の高い動画の全範囲から切り出した一部の領域を表示部306に表示する場合も、動画に収められている画角の範囲内で第1の再生モードでの再生が可能である。また、再生対象が全天動画である場合には、撮影時のレンズ数に制限はなく、全方位の映像であれば、上述の第1の再生モードを適用することができる。更に、ステップS602では、映像にパンする動きがあるかどうかを全天フレーム間の動きベクトルを分析することで検出したが、これに限らず、動画撮影装置100が動くことで発生する映像のボケを分析する方法を用いてもよい。
<第2実施形態>
動画再生装置300による全天動画の第2の再生モードについて説明する。第1実施形態と同様に、本実施形態でも、動画撮影装置100により撮影された全天動画を動画再生装置300で再生する場合について説明する。動画撮影装置100及び動画再生装置300の構成については既に説明済みであるため、ここでの説明を省略する。
動画撮影装置100に備えられた方位センサ107は、動画撮影装置100の正面方向(第1レンズ201の光軸方向)を検出しており、検出された正面方向は全天動画を構成する各全天フレームと関連付けられて全天動画の動画ファイルに記憶されている。そこで、第2の再生モードでは、全天動画の動画ファイルに記憶されている動画撮影装置100の正面方向を示す情報を用いて、表示部306に再生表示するために全天動画から映像を切り出す方向(以下「トリミング方向」という)を制御する。
まず、第2の再生モードによる全天動画の再生時に表示部306に表示される画面について説明する。図7は、第2の再生モードの実行により表示部306に表示される画面の例を説明する図である。図7(a),(c)は実際に表示部306に表示される画面であるが、図7(b),(d)はそれぞれ、図7(a),(c)の説明を補助する図である。
図7(a)は、動画撮影装置100で撮影された全天動画の再生開始時に表示部306に表示される画面である。表示部306には、全天動画の一部分を表示する再生画面701が表示されている。動画再生装置300で全天動画の再生が開始されると、第1の再生モードと同様に再生画面701に画角45度の正面映像が表示され、その後、同領域の映像の自動再生が始まる。なお、再生画面701に表示される画角は45度に限定されるものではなく、より狭い角度或いはより広い角度であってもよい。
表示部306の画面には、再生ボタン702、停止ボタン703、スライダバー704、スライダ705及び閉じるボタン708が表示されている。これらはそれぞれ、図4を参照して説明した再生ボタン402、停止ボタン403、スライダバー404、スライダ405、閉じるボタン406のそれぞれに対応しており、ここでの説明を省略する。
本実施形態では、全天動画の再生中に画面に対するドラッグ操作を行わないため、マウスカーソル422に対応するアイテムは表示部306には表示されない。一方、表示部306には、方向ロック用(方向固定用)のチェックボックス706と、映像方向表示用の矢印707が表示されている。チェックボックス706は、表示部306に表示する映像の方向をロックするか否かを設定するためのアイテムである。矢印707は、方位センサ107が検出した動画撮影装置100の正面方向を表示するアイテムであり、全天動画の再生開始時(全天動画の撮影開始時)の動画撮影装置100の正面方向を上向き矢印で示すものとする。
図7(b)は、図7(a)の再生画面701が全天動画のどの向きのどの位置の映像であるのかを説明するための図である。図7(b)の全天動画の全方位映像は、表示部306の画面に表示されるものではなく、図7(d)も同様である。図7(b)は、全天動画の全方位映像である全天フレーム709の一部を切り出したトリミング枠710の位置にある映像が再生画面701に表示されていることを示している。第1の再生モードと同様に、トリミング枠710は、正面側の画角45度の領域に位置している。図7(b)から、動画撮影装置100の正面(第1レンズ201の光軸)は北を向いていることがわかる。よって、トリミング枠710は北方向に設定されて、再生画面701には北向きの映像が表示されている。図7(a)に示される映像方向表示用の矢印707は、全天動画の再生開始時の動画撮影装置100の正面方向を示すため、上向き矢印となっている。図7(a)ではチェックボックス706にチェックが入っているため、動画の再生が進んだときに映像にパンする動作があっても、常に北方向の映像が表示部306に表示される。これについて、図7(c),(d)を参照して説明する。
図7(c)は、全天動画の再生中における表示部306の1画面である。表示部306には、全天動画の一部分を表示する再生画面711が表示されている。図7(d)は、図7(c)の再生画面711が全天動画のどの向きのどの位置の映像であるのかを説明するための図であり、トリミング枠720の映像が再生画面711に表示されていることを示している。図7(d)に示されるように動画撮影装置100の正面は北東の方向を向いていることから動画撮影装置100がパン操作されたことがわかり、これに対応して、図7(c)において矢印707は北東の向きに対応する方向を向いている。また、図7(a)においてチェックボックス706にチェックが入っているために、表示部306に表示される映像は北向きでロックされている。したがって、トリミング方向は北方向に設定されて、再生画面711には、図7(a)と同じく、北向きの映像が表示され続ける。このように、全天動画の第2の再生モードでは、表示部306に表示される映像が、全天動画の再生中に動画撮影装置100の正面の向きが変わることによる映像の動きの影響を受けないようにする。
図8は、動画再生装置300による全天動画の第2の再生モードでの処理を説明するフローチャートである。図8のフローチャートに示す各処理は、制御部301がROM302から読み出した動画再生プログラムや検索表示プログラム等のプログラムをRAM303に展開して、動画再生装置300を構成する各部の動作を制御することによって実現される。なお、図8の所定の処理にある「カメラ」とは、動画撮影装置100を指すものとする。また、動画撮影装置100による全天動画の撮影時に方位センサ107が検出した動画撮影装置100の正面方向を示す情報は、全天動画の各全天フレームに記憶されているものとする。更に、第2の再生モードでは、パン方向(水平方向)についてのみ、映像の向きの変化を抑制することができるものとする。チルト方向(鉛直方向)の動きは、動画撮影装置100の正面方向が極端に変化しない限りは、同じ方向を向いているものとする。
操作者が操作部305を操作して外部記憶装置304等に格納された全天動画を開くことによって全天動画を第2の再生モードで再生するためのソフトウェアが起動し、処理が開始される。なお、全天動画を開いた際に第1の再生モードと第2の再生モードのどちらの再生モードでの再生を開始するかの設定には、周知の技術を用いることができる。例えば、動画ファイルの再生処理に関連付けて予め設定する方法や、動画ファイルの再生開始時に再生モードを選択するための画面を表示し、使用者に選択させる等の方法を用いればよい。
ステップS801,S802の処理は、図5のフローチャートのステップS501,502の処理と同じであるため、ここでの説明を省略する。ステップS803において制御部301は、読み出した全天フレームから動画撮影装置100の正面方向を取得し、表示部306に矢印707で表示する。ステップS802,S803の処理により、表示部306は図7(a)に示した状態となるが、チェックボックス706にはチェックが入っていない場合もあり得る。ステップS804において制御部301は、トリミング方向(表示部306に表示している映像を切り出している方向)を設定する。ステップS805において制御部301は、全天動画に対するトリミング方向の固定設定を取得する。つまり、チェックボックス706にチェックが入っているか否かを確認し、その結果をRAM303等に記憶する。
ステップS806において制御部301は、次の全天フレームにおける動画撮影装置100の正面方向を取得する。ステップS807において制御部301は、表示部306に表示中の全天フレームと次に表示する全天フレームとの間で動画撮影装置100の正面方向に変化があるか否かを判定する。制御部301は、動画撮影装置100の正面方向に変化がある場合(S807でYES)、処理をステップS808へ進め、動画撮影装置100の正面方向に変化がない場合(S807でNO)、処理をステップS813へ進める。ステップS808において制御部301は、動画撮影装置100の正面方向の情報を更新すると共に矢印707の表示を更新する。なお、ステップS807の判定は、方位センサ107の情報は全天フレームごとに全ての全天フレームについて記憶されていることを前提としている。但し、これに限られず、方位センサ107の情報は、一定のフレーム間隔で記憶するか又は動画撮影装置100に動きがあったときにだけ記憶するようにしてもよい。なお、各フレームに対応付けて正面方向の情報を記憶するのであれば、記憶位置としてはこれに限らない。例えば、上記のように各フレーム内に正面方向の情報を記憶するだけでなく、別のファイルや別の記憶領域に、各フレームに対応付けて正面方向の情報を記憶してもよい。この対応付けは、フレームの番号に基づいてもよいし、撮影開始からの経過時間や絶対時間情報に基づいてもよいし、他の指標を用いて対応付けてもよい。
ステップS809において制御部301は、ステップS805で取得したトリミング方向の固定設定が有効か否かを判定する。制御部301は、トリミング方向の固定設定が有効である場合(S809でYES)、処理をステップS810へ進め、トリミング方向の固定設定が無効である場合(S809でNO)、処理をステップS811へ進める。ステップS810において制御部301は、トリミング方向を固定する。例えば、図7(a),(b)に示されるように、トリミング方向が北向きに固定されたとする。この場合、動画撮影装置100の正面方向が図7(d)の北東向きへ変化しても(全天動画にパンする動きが生じても)、後のステップS813では図7(c)の再生画面711のように、北向きの映像が表示される。つまり、ステップS810の処理により、全天動画のパンする動きによらず、常に同じ方向の映像を切り出すようにトリミング位置が調整される。
ステップS811において制御部301は、ステップS808で更新した動画撮影装置100の正面方向に基づき、表示中の映像の方向(表示中の映像が全天動画のどの方向から切り出されているか)を求める。ステップS812において制御部301は、ステップS811で算出した表示中の映像の方向を現在の映像のトリミング方向として更新する。ステップS812で更新されトリミング方向は、その直後のステップS805においてトリミング方向の固定設定が有効とされた場合のそれ以降のステップでのトリミング方向として固定される。ステップS813において制御部301は、トリミング位置の映像を表示部306に表示する。ステップS814において制御部301は、最後まで全天動画を再生したか否かを判定する。制御部301は、全天動画を最後まで再生した場合(S814でYES)、本処理を終了させ、最後まで再生していない場合(S814でNO)、処理をステップS805へ戻す。
以上の処理によって、全天動画の再生時に同じ方向の映像を視聴し続けたい場合に、全天動画の全方位から映像を切り出すトリミング方向を調整する手間を軽減することができる。本実施形態では、第2の再生モードではトリミング方向の調整を水平方向に限定して行うこととしたが、垂直方向についてのみ行うようにしてもよく、また、全方位について行うようにしてもよい。その場合、動画撮影装置100に6軸センサを設けて動画撮影装置100の姿勢変化に関する情報を取得し、取得した情報に基づいてトリミング方向が変化しないように制御すればよい。また、動画撮影装置100の正面方向を、撮影開始時を上向きとして矢印707で表示するようにしたが、方位センサ107で検出した動画撮影装置100の正面方向を絶対方位で表示部306に表示するようにしてもよい。例えば、矢印707の表示を、コンパスのように上が北、右が東、下が南、左が西を示すようにして、動画撮影装置100のパン動作を表示するようにしてもよい。更に、全天動画から映像を切り出すトリミング方向を固定しているときに、動画撮影装置100のパン動作に起因する動きによる映像のボケを軽減する処理を追加してもよい。また、第2の再生モードでは、方位センサ107により検出された情報に基づいて行ったが、全天動画の再生開始時における動画撮影装置100の正面方向を基準とし、映像の動きを分析してトリミング方向が変化しないように制御する構成としてもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。動画再生装置300の上述した各種の機能は、動画再生装置300を構成するハードウェアによる実現とソフトウェア(プログラム)による実現のいずれもが可能であり、また、ソフトウェアとハードウェアとの組み合せによって実現することも可能である。本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
301 制御部
304 外部記憶装置
305 操作部
306 表示部
401,411,421,701,711 再生画面
408,418,428,710,720 トリミング枠
422 マウスカーソル
706 チェックボックス
707 (映像方向表示用の)矢印

Claims (17)

  1. 動画を再生する際に前記動画の全撮影範囲の中から一部の領域の映像を切り出し、切り出した領域の映像を表示装置に表示する動画再生装置であって、
    前記動画を撮影した動画撮影装置の前記動画の撮影時における撮影方向を示す情報を前記動画の再生時に取得する取得手段と、
    前記動画の撮影時に前記動画撮影装置の撮影方向が変化した場合に、前記動画撮影装置の正面方向の映像を切り出し続けて前記表示装置に表示するモードと、前記動画の全撮影範囲のうち所定の方向の映像を切り出し続けて前記表示装置に表示するモードとを切り替える切り替え手段と、
    前記全撮影範囲から映像を切り出す方向を前記切り替え手段により設定されたモードに合わせて調整する調整手段と、を備えることを特徴とする動画再生装置。
  2. 前記取得手段は、前記動画の撮影時に前記動画を構成するフレームごとに記憶された情報であって前記動画を撮影した動画撮影装置の正面方向を示す情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の動画再生装置。
  3. 使用者による前記所定の方向の指定および変更の操作を検知する操作検知手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の動画再生装置。
  4. 動画を再生する際に前記動画の全撮影範囲の中から一部の領域の映像を切り出し、切り出した領域の映像を表示装置に表示する再生手段と、
    前記表示装置に表示された領域での再生を続ける操作を検知する操作検知手段と、
    前記再生手段による前記動画の再生時に、前記動画における撮影方向の変化を検出する検出手段と、
    前記操作検知手段が前記操作を検知した場合に、前記検出手段が検出した前記撮影方向の変化に基づいて前記映像を切り出す方向を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする動画再生装置。
  5. 前記操作検知手段は、前記動画の撮影方向に変化が生じたときの、前記表示装置に表示された領域を変更する操作手段が前記表示装置に表示される領域を変えないように操作されたことを検知することを特徴とする請求項4に記載の動画再生装置。
  6. 前記検出手段は、前記動画の撮影時に前記動画を構成するフレームごとに記憶された情報であって前記動画を撮影した動画撮影装置の正面方向を示す情報、前記動画を構成するフレームの間の動きを分析した結果、前記動画に発生しているボケを分析した結果、のいずれかに基づいて前記動画における撮影方向の変化を検出することを特徴とする請求項4又は5に記載の動画再生装置。
  7. 前記検出手段は、前記動画を構成するフレームごとに前記動画における撮影方向の変化を検出することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の動画再生装置。
  8. 動画を再生する際に前記動画の全撮影範囲の中から一部の領域の映像を切り出し、切り出した領域の映像を表示装置に表示する再生手段と、
    前記表示装置に表示するために前記全撮影範囲の中から切り出す領域の方向を所定の方向に固定する固定手段と、
    前記再生手段による前記動画の再生時に前記動画の正面方向を検出する検出手段と、
    前記固定手段により前記全撮影範囲の中から切り出す領域の方向が固定された場合に、前記検出手段が検出した前記動画の正面方向を基準として前記映像を切り出す方向を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする動画再生装置。
  9. 前記検出手段は、前記動画の撮影時に前記動画を構成するフレームごとに記憶された情報であって前記動画を撮影した動画撮影装置の正面方向を示す情報、前記動画を構成するフレームの間の動きを分析した結果、前記動画に発生しているボケを分析した結果、のいずれかに基づいて前記動画撮影装置の正面方向を検出することを特徴とする請求項8に記載の動画再生装置。
  10. 前記検出手段は、前記動画を構成するフレームごとに前記動画の正面方向を検出することを特徴とする請求項8又は9に記載の動画再生装置。
  11. 前記再生手段は、前記動画の正面方向または前記動画を撮影した動画撮影装置の動きを示すアイテムを前記表示装置に表示することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の動画再生装置。
  12. 前記調整手段は、前記映像を切り出す方向を水平方向に限定することを特徴とする請求項4乃至11のいずれか1項に記載の動画再生装置。
  13. 動画再生装置の制御方法であって、
    動画の全撮影範囲の中から一部の領域の映像を切り出し、切り出した領域の映像を表示装置に表示する再生ステップと、
    前記動画を撮影した動画撮影装置の前記動画の撮影時における撮影方向を示す情報を取得する取得ステップと、
    前記動画の撮影時に前記動画撮影装置の撮影方向が変化した場合に、前記動画撮影装置の正面方向の映像を切り出し続けて前記表示装置に表示するモードと、前記動画の全撮影範囲のうち所定の方向の映像を切り出し続けて前記表示装置に表示するモードとを切り替える切り替えステップと、
    前記全撮影範囲から映像を切り出す方向を前記切り替えステップで設定されたモードに合わせて調整する調整ステップと、を有することを特徴とする動画再生装置の制御方法。
  14. 動画再生装置の制御方法であって、
    動画の全撮影範囲の中から一部の領域の映像を切り出し、切り出した領域の映像を表示装置に表示する表示ステップと、
    前記動画における撮影方向の変化を検出する検出ステップと、
    前記表示装置に表示された領域での再生を続ける操作があったか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記操作があったと判定された場合に、前記検出ステップで検出された前記撮影方向の変化に基づいて前記映像を切り出す方向を調整する調整ステップと、を有することを特徴とする動画再生装置の制御方法。
  15. 動画再生装置の制御方法であって、
    動画の全撮影範囲の中から一部の領域の映像を切り出し、切り出した領域の映像を表示装置に表示する再生ステップと、
    前記再生ステップにおいて前記動画の正面方向を検出する検出ステップと、
    前記表示装置に表示するために前記全撮影範囲の中から切り出す領域の方向を所定の方向に固定する指示があるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記指示があると判定された場合に、前記検出ステップで検出された前記動画の正面方向を基準として前記映像を切り出す方向を調整する調整ステップと、を有することを特徴とする動画再生装置の制御方法。
  16. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された動画再生装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された動画再生装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019121858A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 キヤノン株式会社 電子機器及びその制御方法
CN115299033A (zh) * 2021-02-09 2022-11-04 Jvc建伍株式会社 拍摄装置和拍摄处理方法

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